以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明に係る表示装置200の構成の一例を示すブロック図である。表示装置200は一例として、表示部204と、重要度算出部202と、格納部210とを備える。
格納部210は一例として、複数の画像を格納する。表示部204は一例として、格納部210が格納した前記画像を表示する。例えば、表示部204は、格納部210が格納した複数の前記画像のうち、使用者が指定した画像を表示する。
重要度算出部202は、表示部204が画像を表示した履歴に基づいて、画像の重要度を表す重要度係数を算出する。例えば、重要度算出部202は、表示部204が画像を表示した回数に基づいて、当該画像に対する重要度係数を算出してよい。つまり、重要度算出部202は、表示部204が表示した回数が多い画像を、使用者にとって重要な画像であるとして、当該画像に対する重要度係数を算出してよい。
また、重要度算出部202は、表示部204が画像を表示した時間に基づいて、当該画像に対する重要度係数を算出してよい。つまり、重要度算出部202は、表示部204が表示した時間が長い画像を、使用者にとって重要な画像であるとして、当該画像に対する重要度係数を算出してよい。
格納部210は、複数の画像と、重要度算出部202が算出した重要度係数とを対応づけて格納する。本例における表示装置200によれば、表示部204の表示の履歴に基づいて、使用者にとっての画像の重要度を算出することができる。例えば、使用者の嗜好等を反映した画像の重要度を算出することができる。
また、表示部204は、格納部210が格納した重要度係数に基づいて、格納部210が格納した画像を表示してよい。例えば、表示部204は、格納部210が格納した重要度係数が高い画像から順に、格納部210が格納した複数の画像を表示してよい。この場合、表示装置200は、通常の表示モードと、重要度係数の高い画像から順に表示するモードを有し、当該二つのモードを、使用者が選択する手段を有することが好ましい。本例における表示装置200によれば、使用者にとって重要な画像を順に表示することができる。
また、表示部204は、画像の全体又は一部を拡大表示する手段を有してよい。この場合、重要度算出部202は、表示部204が画像を拡大表示したか否かに基づいて、当該画像に対する重要度係数を算出することが好ましい。また、表示部204が画像の一部を拡大表示した場合に、格納部210は、表示部204が拡大表示した画像の領域を、画像と対応づけて格納することが好ましい。本例における表示装置200によれば、使用者の嗜好等を更に精度よく反映した画像の重要度を算出することができる。また、本例における表示装置200によれば、使用者にとって重要な画像の領域を格納し、容易に再生することができる。
図2は、本発明に係る表示装置200の構成の他の例を示すブロック図である。表示装置200は、表示部204、重要度算出部202、格納部210、画像検索装置208、及び被写体検出部206を備える。図2において、図1と同一の符号を付したものは、図1に関連して説明したものと同一又は同様の機能及び構成を有してよい。
重要度算出部202は、画像における被写体に基づいて、画像の重要度係数を算出してよい。例えば、重要度算出部202は、画像に人物が撮像されているか否かに基づいて、画像の重要度係数を算出してよい。被写体検出部206は、表示部204が表示した画像、又は格納部210が格納した画像から、予め定められた被写体を検出する。一例として、被写体検出部206は、予め定められた被写体を検出するための検出条件が与えられる。例えば、被写体検出部206は、被写体の形状、色、明るさ等についての検出条件が与えられる。重要度算出部202は、被写体検出部206における予め定められた被写体が撮像されているか否かの検出結果に基づいて、画像の重要度係数を算出してよい。例えば、被写体検出部206は、使用者本人、家族、友人、著名人等の、使用者にとって重要な人物を検出するための検出条件が与えられ、重要度算出部202は、画像に当該重要な人物が撮像されているか否かに基づいて、当該画像の重要度係数を算出してよい。
画像検索装置208は、格納部210が格納した重要度係数に基づいて、格納部210から所望の画像を検索する。例えば、画像検索装置208は、格納部210から、重要度係数が所定の値より大きい画像を検索してよい。また、画像検索装置208は、格納部210から、重要度係数が高い順に、所定の枚数の画像を検索してよい。
また、画像検索装置208は、所望の画像を検索するための検索条件が与えられ、検索条件に更に基づいて画像を検索してよい。例えば、画像検索装置208は、格納部210が格納した複数の画像のうち、重要度係数が予め与えられた値より大きい画像から、当該検索条件に適合する画像を検索してよい。また、画像検索装置208は、格納部210が格納した複数の画像のうち、重要度係数が高い順に選択された所定の枚数の画像から、当該検索条件に適合する画像を検索してよい。
画像検索装置208は、例えば画像を検索するためのキーワードが与えられ、当該キーワードに基づいて画像を検索してよい。この場合、格納部210は、格納した画像に対応したキーワードを格納することが好ましい。また、画像検索装置208は、画像が与えられ、当該画像に類似した画像を検索してよい。本例における表示装置200によれば、画像の重要度係数に基づいて画像を検索するため、使用者にとって重要且つ有用な画像を効率よく検索することができる。また、画像検索装置208は、重要度係数が予め与えられた値より大きい画像に類似する画像を、格納部210から検索してよい。本例における表示装置200によれば、使用者にとって重要な画像と類似した画像を容易に検索することができる。
また、表示部204は、画像検索装置208が検索した画像を表示してよい。また、重要度算出部202は、表示部204が、検索画像を表示した履歴に基づいて、当該画像に対して新たに重要度係数を算出しよい。本例における表示装置200によれば、更に精度よく画像の重要度係数を算出することができる。
図1及び図2に関連して説明した重要度算出部202は、表示部204が画像を表示した回数、又は表示した時間の長さを、当該画像の重要度係数としてよい。格納部210は、表示部204が画像を表示した回数、又は表示した時間の長さを、当該画像の重要度係数として格納してよい。また、重要度算出部202は、表示部204が画像を表示した回数、又は表示した時間の長さ、拡大表示したか否か、又は画像の被写体のすくなくとも一つに基づいて、当該画像の重要度係数を算出してよい。また、重要度算出部202は、表示部204が予め定められた期間、画像を表示しなかった場合、当該画像の重要度を下げるように、当該画像の重要度係数を算出してよい。
図3は、本発明に係る表示装置200の他の例を示すブロック図である。本例における表示装置200は、図2に関連して説明した表示装置200と同一又は同様の機能及び構成を有してよい。表示装置200は、複数の画像を格納した画像データベース212とネットワーク214を介して接続される。例えば、表示装置200は、インターネットを介して、複数の画像データベース212と接続される。
表示部204は、画像データベース212が格納した画像を表示してよい。例えば、表示部204は、使用者が指定した画像データベース212の画像を表示してよい。重要度算出部202は、図2に関連して説明した重要度算出部202と同様に、表示部204が表示した画像データベース212の画像の重要度係数を算出してよい。
格納部210は、表示部204が表示した画像と、当該画像に対応した重要度係数を格納してよい。また、格納部210は、表示部204が表示した画像のネットワーク214における識別信号と、当該画像に対応した重要度係数を格納してよい。例えば、格納部210は、表示部204が表示した画像のネットワーク214におけるアドレスと、当該画像に対応した重要度を格納してよい。
画像検索装置208は、図2に関連して説明した画像検索装置208と同様に、格納部210が格納した重要度係数に基づいて、複数の画像データベース212から所望の画像を検索してよい。画像検索装置208は、図2に関連して説明した画像検索装置208と同様に、所望の画像を検索するための検索条件が与えられてよい。表示部204は、画像検索装置208が検索した画像を表示してよい。格納部210は、画像検索装置208が検索した画像を格納してよい。本例における表示装置200によれば、ネットワーク上に配置された複数の画像データベース212から、使用者にとって重要な画像を効率よく検索し、表示することができる。
図1から図3に関連して説明した表示装置200は、例えば表示部を備えたコンピュータであってよい。当該コンピュータはプログラムを格納するメモリを有してよい。この場合、当該プログラムは、表示装置200である当該コンピュータを、画像を表示する表示部204と、表示部204が画像を表示した履歴に基づいて、画像の重要度を表す重要度係数を算出する重要度算出部202として機能させる。また、当該プログラムは、当該コンピュータを、それぞれ図1から図3に関連して説明した表示装置200として機能させてよい。
図4は、本発明に係る撮像装置10の構成の一例を示すブロック図である。撮像装置10は、一例として、ディジタルカメラであってよい。以下、撮像装置10がディジタルカメラである場合について、説明する。撮像装置10は、主に撮像部20、撮像補助部38、撮像制御部40、処理部60、表示部100、及び操作部110を備える。
撮像部20は、撮影および結像に関する機構部材および電気部材を有する。撮像部20は、映像を取り込んで処理を施す光学系22、絞り24、シャッタ26、光学LPF(ローパスフィルタ)28、CCD(電荷結合素子イメージセンサー)30、および撮像信号処理部32を含む。光学系22は、フォーカスレンズ606やズームレンズ604等を有してよい。この構成により、被写体像がCCD30の受光面上に結像する。結像した被写体像の光量に応じ、CCD30の各センサエレメント(図示せず)に電荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄積電荷」という)。蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフトレジスタ(図示せず)に読み出され、レジスタ転送パルスによって電圧信号として順次読み出される。
撮像装置10が、ディジタルカメラである場合、撮像装置10は、一般に電子シャッタ機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッタは必須ではない。この場合、電子シャッタ機能を実現するために、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレインが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲートの制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するための時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
CCD30から出力される電圧信号、すなわちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B成分に色分解され、まずホワイトバランスが調整される。つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、必要なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換(アナログ/ディジタル変換)し、その結果得られたディジタルの画像データ(以下単に「ディジタル画像データ」とよぶ)を処理部60へ出力する。
撮像補助部20は、ファインダ34とストロボ36を有する。ファインダ34には図示しないLCD(液晶ディスプレイ)を内装してもよく、その場合、後述のメインCPU(中央演算装置)62等からの各種情報をファインダ34内に表示できる。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄えられたエネルギが放電管36aに供給されたときそれが発光することで機能する。
撮像制御部40は、ズーム駆動部42、フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ駆動部48、それらを制御する撮像系CPU50、測距センサ52、および測光センサ54をもつ。ズーム駆動部42などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等の駆動手段を有する。後述のレリーズスイッチ114の押下に応じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定し、測光センサ54は被写体輝度を測定する。測定された距離のデータ(以下単に「測距データ」という)および被写体輝度のデータ(以下単に「測光データ」という)は撮像系CPU50へ送られる。撮像系CPU50は、ユーザから指示されたズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズーム駆動部42とフォーカス駆動部44を制御して光学系22のズームレンズ604及びフォーカスレンズ606を駆動し、ズーム倍率とピントの調整を行う。
撮像系CPU50は、1画像フレームのRGBのディジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づいて絞り値とシャッタスピードを決定する。決定された値にしたがい、絞り駆動部46とシャッタ駆動部48がそれぞれ絞り量の調整とシャッタ26の開閉を行う。
撮像系CPU50はまた、測光データに基づいてストロボ36の発光を制御し、同時に絞り24の絞り量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したとき、CCD30が電荷蓄積を開始し、測光データから計算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処理部32へ出力される。
処理部60は、撮像装置10全体、とくに処理部60自身を制御するメインCPU62と、これによって制御されるメモリ制御部64、YC処理部70、オプション装置制御部74、圧縮伸張処理部78、通信I/F部80、時間計測部216、被写体検出部206、及び重要度算出部202を有する。メインCPU62は、シリアル通信などにより、撮像系CPU50との間で必要な情報をやりとりする。メインCPU62の動作クロックは、クロック発生器88から与えられる。クロック発生器88は、撮像系CPU50、表示部100に対してもそれぞれ異なる周波数のクロックを提供する。
メインCPU62には、キャラクタ生成部84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
メモリ制御部64は、不揮発性メモリ66とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能なROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザによる設定情報や出荷時の調整値など、撮像装置10の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されている。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCPU62のブートプログラムやシステムプログラムなどが格納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にDRAMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成される。メインメモリ68は、撮像部20から出力されたデータを格納するフレームメモリとしての機能、各種プログラムをロードするシステムメモリとしての機能、その他ワークエリアとしての機能をもつ。不揮発性メモリ66とメインメモリ68は、処理部60内外の各部とメインバス82を介してデータのやりとりを行う。
YC処理部70は、ディジタル画像データにYC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮されたデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプション装置制御部74を介してオプション装置76の一種であるメモリカードへ書き込まれる。
処理部60はさらにエンコーダ72を有する。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介して圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエンコーダ72によってビデオ信号へ変換される。
オプション装置制御部74は、オプション装置76に認められる信号仕様およびメインバス82のバス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変換などを行う。撮像装置10は、オプション装置76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCMCIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよい。その場合、オプション装置制御部74は、PCMCIA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
通信I/F部80は、撮像装置10がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−232C、イーサネット(登録商標)などの仕様に応じたプロトコル変換等の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてドライバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネクタ92を介して通信する。そうした標準的な仕様のほかに、例えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部機器との間で独自のI/Fによるデータ授受を行う構成としてもよい。
時間計測部216は、画像を撮像するための撮影準備時間を計測する。例えば、時間計測部216は、画像を撮像するために撮像制御部40が撮像部20を制御する時間を計測する。また、時間計測部216は、画像を撮像する場合に使用者がレリーズスイッチ114に継続して接触している時間を計測してもよい。
被写体検出部206は、図2に関連して説明した被写体検出部206と同一又は同様の機能及び構成を有してよい。被写体検出部206は、撮像部20が撮像した画像の被写体を検出する。重要度算出部202は、図2に関連して説明した重要度算出部202と同一又は同様の機能及び構成を有してよい。重要度算出部202は、時間計測部が計測した撮影準備時間に基づいて、画像の重要度を表す重要度係数を算出する。
時間計測部216、被写体検出部206、及び重要度算出部202は、不揮発性メモリ66又はメインメモリ68に格納されたプログラムに基づいて動作する。また、メモリ制御部64は、通信I/F部80を介して、外部機器から画像処理部220を動作させるためのプログラムを受け取り、不揮発性メモリ66に格納してよい。また、メモリ制御部64は、オプション装置76から当該プログラムを受け取り、不揮発性メモリ66に格納してよい。不揮発性メモリ66又はメインメモリ68に格納されたプログラムは、一例として撮像装置10を、上述した撮像部20、時間計測部216、被写体検出部206、及び重要度算出部202として機能させる。また、当該プログラムは、例えばコンピュータ等の処理装置を、上述した機能動作させてもよい。当該プログラムが、撮像装置10に行わせる処理は、図5に関連して説明する撮像部20、被写体検出部206、時間計測部216、格納部210、及び重要度算出部202の機能及び動作と同一又は同様である。
表示部100は、液晶モニタ102とLCDパネル104を有する。それらはLCDドライバであるモニタドライバ106、パネルドライバ108によってそれぞれ制御される。液晶モニタ102は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けられ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体画像などを表示する。LCDパネル104は例えば小さな白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情報を簡易的に表示する。
本実施形態の場合、表示部100は、さらに照明部156,158を含む。先に説明したように、本実施形態の照明部156、158は、液晶モニタ102の光源を利用して照明を行うからである。なお、照明部156,158は、独自の光源を有する、液晶モニタ102から独立した構成要素として撮像装置10に備えてもよい。
操作部110は、ユーザが撮像装置10の動作やそのモードなどを設定または指示するために必要な機構および電気部材を含む。パワースイッチ112は、撮像装置10の電源のオンオフを決める。レリーズスイッチ114は、半押しと全押しの二段階押し込み構造になっている。一例として、半押しでAFおよびAEがロックし、全押しで撮影画像の取込が行われ、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メインメモリ68、オプション装置76等に記録される。操作部110はこれらのスイッチの他、回転式のモードダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けてもよく、それらは図1において機能設定部116と総称されている。操作部110で指定できる動作または機能の例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効果」、「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等がある。ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決める。
以上の構成による主な動作は以下のとおりである。まず、撮像装置10のパワースイッチ112がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メインCPU62は、機能設定部116の状態を読み込むことで、撮像装置10が撮影モードにあるか再生モードにあるかを判断する。
次に、メインCPU62はレリーズスイッチ114の半押し状態を監視する。スタンドが閉じた位置にある場合、メインCPU62は、半押し状態を検出すると、測光センサ54および測距センサ52からそれぞれ測光データと測距データを得る。得られたデータに基づいて撮像制御部40が動作し、光学系22のピント、絞りなどの調整が行われる。メインCPU62は、半押し状態を検出すると、測光センサ54のみから測光データを得る。そして、撮像制御部40は、光学系22の絞りを調整する。
調整が完了すると、LCDモニタ102に「スタンバイ」などの文字を表示してユーザにその旨を伝え、つづいてレリーズスイッチ114の全押し状態を監視する。レリーズスイッチ114が全押しされると、所定のシャッタ時間をおいてシャッタ26が閉じられ、CCD30の蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き出される。撮像信号処理部32による処理の結果生成されたディジタル画像データはメインバス82へ出力される。
ディジタル画像データは一旦メインメモリ68へ格納され、この後、画像処理部220、YC処理部70、及び圧縮伸張処理部78で処理を受け、オプション装置制御部74を経由してオプション装置76へ記録される。記録された画像は、フリーズされた状態でしばらくLCDモニタ102に表示され、ユーザは撮影画像を知ることができる。以上で一連の撮影動作が完了する。
一方、撮像装置10が再生モードの場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介してメインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、これを表示部100のLCDモニタ102へ表示する。この状態でユーザが機能設定部116にて「順送り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している画像の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモニタ102へ表示される。時間計測部216は、撮像部20が撮像した画像の撮影準備時間を計測する。被写体検出部206は、撮像部20が撮像した画像の被写体を検出する。重要度算出部202は、撮像部20が撮像した画像の撮影準備時間、及び/又は画像の被写体に基づいて、当該画像の重要度係数を算出する。メインメモリ68は、撮像部20が撮像した画像と、重要度算出部202が算出した重要度係数とを対応づけて格納する。次に、画像の重要度を算出する機能についてブロック図を用いて説明する。
図5は、撮像装置10の構成の一例を示すブロック図である。撮像装置10は、撮像部20、被写体検出部206、時間計測部216、格納部210、及び重要度算出部202を備える。図5において図4と同一の符号を付したものは、図4に関連して説明したものと同一又は同様の機能及び構成を有してよい。
撮像部20は、被写体の画像を撮像する。撮像部20は一例として、ズームレンズ及びフォーカスレンズを有する。ズーム駆動部42(図4参照)及びフォーカス駆動部44(図4参照)は、ズームレンズ及びフォーカスレンズの位置を制御する。
時間計測部216は、画像の撮像時におけるズームレンズの駆動時間に基づいて、当該画像を撮像するための撮影準備時間を計測してよい。例えば、時間計測部216は、当該画像を撮像する場合に、ズーム駆動部42がズームレンズを駆動した時間の長さに基づいて、当該撮影準備時間を計測してよい。また、時間計測部216は、画像の撮像時におけるズームレンズの駆動開始から、撮像部20が画像を撮像するまでの時間の長さに基づいて、当該撮影準備時間を計測してよい。
また、時間計測部216は、画像の撮像時におけるフォーカスレンズの駆動時間に基づいて、当該画像を撮像するための撮影準備時間を計測してよい。例えば、時間計測部216は、当該画像を撮像する場合に、フォーカス駆動部44がフォーカスレンズを駆動した時間の長さに基づいて、当該撮影準備時間を計測してよい。また、時間計測部216は、画像の撮像時におけるフォーカスレンズの駆動開始から、撮像部20が画像を撮像するまでの時間の長さに基づいて、当該撮影準備時間を計測してよい。
また、時間計測部216は、使用者がレリーズスイッチ114(図4参照)に接触しているか否かを判定する手段を有してよい。この場合、時間計測部216は、画像の撮像時における、使用者がレリーズスイッチに接触している時間の長さに基づいて、当該画像の撮影準備時間を計測してよい。また、時間計測部216は、使用者が画像を撮像するために、レリーズスイッチ114押すまで、使用者がレリーズスイッチ114に継続して接触している時間の長さに基づいて、当該画像の撮影準備時間を計測してよい。また、時間計測部216は、レリーズスイッチ114が半押し状態にされてから、レリーズスイッチ114が全押し状態にされるまでの時間の長さに基づいて、当該画像の撮影準備時間を計測してよい。
重要度算出部202は、時間計測部216が計測した撮影準備時間に基づいて、当該画像の重要度を表す重要度係数を算出する。つまり、重要度算出部202は、撮影準備時間が長い画像に対して、重要度が高いことを表す重要度係数を算出する。
被写体検出部206は、図2に関連して説明した被写体検出部206と同一又は同様の機能及び構成を有する。被写体検出部206は、予め定められた被写体を検出する。図2に関連して説明したように、重要度算出部202は、画像における被写体に更に基づいて、当該画像の重要度係数を算出してよい。また、被写体検出部206は、格納部210が格納した複数の画像から、類似した被写体を撮像した画像を検出してよい。この場合、重要度算出部202は、類似した画像が多い画像に対して、重要度が高いことを表す重要度係数を算出してよい。
格納部210は、重要度算出部202が算出した重要度係数を、画像と対応づけて格納する。本例において説明した撮像装置10によれば、撮像した画像に対する使用者の重要度を容易に算出することができる。
図6は、本発明に係る画像検索装置250の構成の一例を示すブロック図である。画像検索装置250は一例として、検索部222と、重要度格納部218とを備える。画像検索装置250は、複数の画像を格納した画像データベース212から画像を検索する。本例において、画像検索装置250は、ネットワーク214を介して画像データベース212と接続されている場合について説明する。他の例では、画像検索装置250は、図2に関連して説明した格納部210を有し、格納部210から画像を検索してもよい。
重要度格納部218は、画像データベースが格納した画像の重要度を表す重要度係数を格納する。本例において、重要度格納部218は、図1から図5に関連して説明した重要度係数を格納してよい。検索部222は、重要度格納部218が格納した重要度係数に基づいて、画像データベースから所望の画像を検索する。例えば、検索部222は、所望の画像を検索するための検索条件が与えられ、重要度係数が所定の値以上である画像を検索する。検索部222は、図2に関連して説明した画像検索装置208と同一又は同様の機能及び構成を有してよい。また、重要度格納部218は、画像の撮像時における撮影準備時間に基づいた重要度係数を格納してよい。
また、本例において、重要度格納部218が画像の重要度係数を格納したが、他の例においては、画像データベース212が画像と、当該画像に対応した重要度係数を格納してよい。この場合、検索部222は、画像データベース212が格納した重要度係数に基づいて、画像を検索する。
また、画像検索装置250は、検索部222が検索した画像を格納する格納部を更に備えてよい。当該格納部は、図2に関連して説明した格納部210と同一又は同様の機能及び構成を有してよい。また、画像検索装置250は、検索部222が検索した画像を表示する表示部を更に備えてよい。当該表示部は、図2に関連して説明した表示部204と同一又は同様の機能及び構成を有してよい。
本例における画像検索装置250によれば、使用者にとって重要な画像、関心の有る画像等を効率良く検索することができる。また、本例において説明した画像検索装置250は、一例としてコンピュータであってよい。当該コンピュータはプログラムを格納するメモリを有する。当該プログラムは、画像検索装置250である当該コンピュータを、画像の重要度を表す重要度係数を格納する重要度格納部218と、重要度係数に基づいて、画像データベース212から所望の画像を検索する検索部222として機能させてよい。また、図1から図3に関連して説明した表示装置200は、画像検索装置208として、図6に関連して説明した画像検索装置250を備えてよい。
図7は、画像検索装置250のハードウェア構成の一例を示す。画像検索装置250は、CPU700と、ROM702と、RAM704と、通信インターフェース706と、ハードディスクドライブ710と、フレキシブルディスクドライブ712と、CD−ROMドライブ716とを備える。CPU700は、ROM702及びRAM704に格納されたプログラムに基づいて動作する。通信インターフェース706は、インターネット10を介して外部と通信する。本例において、通信インターフェースは、画像データベース212(図6参照)と通信する。格納装置の一例としてのハードディスクドライブ710は、CPU700が動作するプログラムを格納する。当該プログラムは、図6に関連して説明したプログラムと同一又は同様である。本例において、ハードディスクドライブ710は、図6に関連して説明した重要度格納部218と同様に、画像データベース212が格納した画像の重要度を格納してよい。
フレキシブルディスクドライブ712はフレキシブルディスク714からデータまたはプログラムを読み取りCPU700に提供する。CD−ROMドライブ716はCD−ROM718からデータまたはプログラムを読み取りCPU700に提供する。通信インターフェース706は、インターネット10に接続してデータを送受信する。
CPU700が実行するプログラムは、フレキシブルディスク714またはCD−ROM718等の記録媒体に格納されて利用者に提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であっても良い。プログラムは記録媒体からハードディスクドライブ710にインストールされ、RAM704に読み出されてCPU700により実行される。
記録媒体に格納されて提供されるプログラム、即ちハードディスクドライブ710にインストールされるプログラムは、図6に関連して説明したプログラムと同一又は同様の機能構成を有する。当該プログラムが、コンピュータに働きかけて、CPU700に行わせる処理は、それぞれ本発明の実施の各形態における各構成要素と同一又は同様であってよい。
図6に示した、記録媒体の一例としてのフレキシブルディスク714またはCD−ROM718には、本出願で説明する全ての実施形態における表示装置200、撮像装置10、及び画像検索装置250の動作の一部または全ての機能を格納することができる。
これらのプログラムは記録媒体から直接RAMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスクドライブにインストールされた後にRAMに読み出されて実行されても良い。更に、上記プログラムは単一の記録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されても良い。また記録媒体に格納されるモジュールは、オペレーティングシステムとの共同によってそれぞれの機能を提供してもよい。例えば機能の一部または全部を行うことをオペレーティングシステムに依頼し、オペレーティングシステムからの応答に基づいて機能を提供するものであってもよい。
記録媒体としては、フレキシブルディスク、CD−ROMの他にも、DVD等の光学記録媒体、MD等の磁気記録媒体、PD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアーカードなどの半導体メモリー等を用いることができる。又、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の格納装置を記録媒体として使用し、通信網を介してプログラムを画像検索装置250に提供してもよい。
このような記録媒体は、画像検索装置250を製造するためのみに使用されるものであり、そのような記録媒体の業としての製造および販売等が本出願に基づく特許権の侵害を構成することは明らかである。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
上記説明から明らかなように、本発明に係る表示装置200、撮像装置10、画像検索装置250、及びプログラムによれば、使用者にとっての重要度を反映して画像を表示、又は/及び検索することができる。
10・・・撮像装置、20・・・撮像部、40・・・撮像制御部、50・・・撮像系CPU、100・・・表示部、110・・・操作部、114・・・レリーズスイッチ、200・・・表示装置、202・・・重要度算出部、204・・・表示部、206・・・被写体検出部、208・・・画像検索装置、210・・・格納部、212・・・画像データベース、214・・・ネットワーク、216・・・時間計測部、218・・・重要度格納部、222・・・検索部、250・・・画像検索装置、700・・・CPU、702・・・ROM、704・・・RAM、706・・・通信インターフェース、710・・・ハードディスクドライブ、712・・・FDドライブ、716・・・CD−ROMドライブ