JP4937882B2 - 検査ソケット - Google Patents

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Description

本発明は、ICデバイス等の被検査体の試験に用いる検査ソケットに関する。
検査ソケットは、ICデバイス等を載置することで、このICデバイス等の電極とテスターに接続された配線基板の電極を電気的に接続させて検査を行う装置である。このような検査ソケットとしては、特許文献1のようなものがある。この検査ソケット(電気的接続装置)を図2に示す。図中の検査ソケット1は主に、被検査体2が挿入される案内開口3を備えたガイド板4と、被検査体2の電極5と後述の配線基板8とを電気的に接続する接触子6と、接触子6を回動可能に支持するハウジング7と、接触子6を介して被検査体2と試験用の電気信号及び検出信号をやり取りする配線基板8とを備えて構成されている。ICデバイス等の被検査体2はガイド板4の案内開口3に挿入され、この被検査体2の電極と接触子6とが互いに接触することで、電気信号が被検査体2に送信されて試験が行われる。このような構成の検査ソケット1は、被検査体の端辺部に電極を配置したICデバイス等に対応しているが、ボールグリッドアレー(BGA)のように電極がマトリックス状に配置されたICデバイス等には対応できない。
このため、ボールグリッドアレーを用いたICデバイス等の被検査体2に対応できる検査ソケットが提案されている。この例を図3に示す。図中の検査ソケット11は主に、被検査体12が挿入される案内開口13を備えたガイド板14と、被検査体12のバンプ電極15と後述の配線基板18とを電気的に接続するポゴピン16と、ポゴピン16を支持するハウジング17と、ポゴピン16を介して被検査体12と試験用の電気信号及び検出信号をやり取りする配線基板18とを備えて構成されている。配線基板18の上側面には、ポゴピン16と接触するポゴピン座19及びGNDベタ20が設けられている。前記ガイド板14とハウジング17は金属材料で作られている。これら前記ガイド板14とハウジング17は配線基板18のGNDベタ20に接続されてGND電位に保たれている。
ICデバイス等の被検査体12はガイド板14の案内開口13に挿入され、この被検査体12のバンプ電極15とポゴピン16とが互いに接触することで、電気信号が被検査体12に送信されて試験が行われる。
近年のICデバイス等の高集積化、高密度化によってポゴピン16の高密度化が進み、1本のポゴピン16の直径が0.3mm程度まで細くなっている。さらに、ハウジング17の上側には上側コンタクトプレート17Bが、下側には下側コンタクトプレート17Cが設けられている。
特開2006−351474号公報
上記従来の検査ソケットにおいては、ポゴピン16が挿入されるハウジング17のポゴピン穴17Aには、その内壁に絶縁被膜層を形成するメッキまたはコーティングが施される。
この場合において、ポゴピン16の直径が大きいときは特に問題にならないが、上述のように直径が0.3mm程度まで細くなってくると、絶縁被膜層を施すのが難しくなってくる。即ち、0.3mm程度の細い穴の内壁に絶縁被膜層を均一に施して、ポゴピン16が挿入できる内径を確保するのが難しくなる。これは、穴が細くなってメッキ液またはコーティング材が入りづらくなるためである。
このため、ポゴピン16の直径が細くなっても、ポゴピン16が挿入され得る状態を確保してハウジング17の穴の内壁に確実に絶縁被膜層を施すことができる対策が望まれている。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたもので、被検査体を載置することで、この被検査体の電極とポゴピンとが電気的に接続されて検査を行う検査ソケットであって、前記ポゴピンを互いに摺り合うことなく支持するハウジングを備え、前記ハウジングが上側コンタクトプレートと、下側コンタクトプレートと、これの間に設けられた少なくとも2枚のハウジング部とを重ね合わせて構成されると共に、この複数の板材を貫通して前記ポゴピンを支持する微細な支持穴が設けられ、当該支持穴が、互いに向き合う方向に開いた対をなすテーパを前記複数のハウジング部の両端側に設けて、中央部分を膨らませて構成されたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、ポゴピンを支持するハウジングの板材の貫通穴にテーパを設けたことで、メッキまたはコーティングを施すことが容易になり確実に絶縁被膜層を形成することができる。
以下、本発明の実施形態に係る検査ソケットについて、添付図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
以下に、第1実施形態に係る検査ソケットについて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る検査ソケットの要部を示す断面図、図4は本発明の第1実施形態に係る検査ソケットを示す斜視図、図5は本発明の第1実施形態に係る検査ソケットを示す平面図、図6は本発明の第1実施形態に係る検査ソケットを示す一部破断斜視図、図7は本発明の第1実施形態に係る検査ソケットを示す側面断面図、図8は本発明の第1実施形態に係る検査ソケットの要部を示す部分断面図である。
本実施形態の検査ソケットを図4〜図7に基づいて説明する。本実施形態の検査ソケット21の全体構成は、上述した検査ソケットとほぼ同様である。即ち、本実施形態の検査ソケット21は主に、被検査体22が挿入される案内開口23を備えたガイド板24と、被検査体22のバンプ電極25と後述の配線基板28とを電気的に接続するポゴピン26と、ポゴピン26を支持するハウジング27と、ポゴピン26を介して被検査体22と試験用の電気信号及び検出信号をやり取りするテスターに接続された配線基板28とを備えて構成されている。
ICデバイス等の被検査体22はガイド板24の案内開口23に挿入され、この被検査体22のバンプ電極25とポゴピン26とが互いに接触することで、電気信号が被検査体22に送信されて試験が行われる。
ガイド板24は、肉厚のほぼ正方形状に形成されている。このガイド板24はアルミニウムで作られている。ガイド板24の四隅には固定ネジ31が設けられ、この4つの固定ネジ31で、ガイド板24と他の部材とが一体的に固定されている。ガイド板24の中央部には、ほぼ正方形状の案内開口23が形成されている。この案内開口23は、その上部にテーパ32が形成されて、案内開口23の上方の寸法が広げられて形成されている。このテーパ32は、被検査体22を案内開口23内に容易に挿入できるようにするための斜面である。
ポゴピン26は、被検査体22のバンプ電極25に電気的に接触して電気信号及び検出信号をやり取りするための部材である。ポゴピン26は、内部のスプリング34によって伸縮可能に形成され、バンプ電極25に弾性的に接触して電気的に確実に接続されるようになっている。ポゴピン26は、被検査体22のバンプ電極25に対応した位置にバンプ電極25の数だけ、ハウジング27に装着されている。
ハウジング27は、各ポゴピン26を設定位置で支持するための板材である。このハウジング27には、各ポゴピン26を1つずつ挿入して支持するための支持穴35が、被検査体22のバンプ電極25の数だけ設けられている。さらに、各支持穴35は、被検査体22のバンプ電極25に対応する位置に設けられている。ハウジング27は、肉厚の板状に形成されている。ハウジング27の厚さは、ポゴピン26の全長よりも少し短い寸法に設定されている。これにより、支持穴35に挿入されたポゴピン26がハウジング27の上下から僅かに突出するようになっている。ハウジング27は、ガイド板24と重ねられて固定ネジ31で配線基板28と共に一体的に固定される。
さらに、ハウジング27は、上下2枚の板材を重ね合わせて構成されている。即ち、ハウジング27は、図1、6〜8に示すように、上側ハウジング部37と、上側コンタクトプレート38と、下側ハウジング部39と、下側コンタクトプレート40とから構成されている。上側ハウジング部37と下側ハウジング部39はアルミニウムで作られている。前記支持穴35は、2枚の板材(上側ハウジング部37と下側ハウジング部39)を貫通して設けられている。この支持穴35は、上側ハウジング部37と下側ハウジング部39とで上下に2分割されている。即ち、支持穴35は、上側ハウジング部37に位置する上側支持穴部35Aと、下側ハウジング部39に位置する下側支持穴部35Bとに分割されている。
そして、上側ハウジング部37と下側ハウジング部39の各支持穴(上側支持穴部35A及び下側支持穴部35B)にそれぞれテーパが設けられている。上側ハウジング部37の上側支持穴部35Aは、ポゴピン26の上部を覆う穴部である。上側支持穴部35Aは、下方へ向けて広がるようにテーパを設けて円錐状に形成されている。この上側支持穴部35Aを円錐状に形成するのは、絶縁するためにメッキやコーティングを施す際に、処理をしやすくするためである。ポゴピン26の直径が0.3mm程度、あるいはそれよりも小さくなると、支持穴35もそれに応じて小さくなり、支持穴35の内壁にメッキやコーティングを施すのが難しくなる。これを解消するために、上側支持穴部35Aにテーパを設けて円錐状に形成している。これにより、ポゴピン26の上側先端付近又はその近傍と、上側支持穴部35Aの最奥付近(上端付近)又はその近傍とが接触する構成になっている。これにより、ポゴピン26と上側支持穴部35Aとの接触部分が円環状の線接触Aになるように構成されている。これにより、絶縁被覆層の厚さに多少むらがあっても、そのむらを吸収して、ポゴピン26を上側支持穴部35Aに確実に挿入できて、確実に接触できるようになっている。
上側ハウジング部37の上側面には、上側コンタクトプレート38と同じ大きさ及び同じ深さ(厚さ)の凹部37Aが形成されている。なお、上側ハウジング部37は、その上側面と下側面とを除く他の部分に絶縁メッキ等が施される。
上側コンタクトプレート38は、上側ハウジング部37の上側面を覆うシート状の絶縁樹脂材である。この上側コンタクトプレート38は、上側ハウジング部37の上側面の凹部37Aに嵌合して、上側ハウジング部37の上側支持穴部35Aを覆う。上側コンタクトプレート38には、上側ハウジング部37の各上側支持穴部35Aに対応する位置に貫通穴38Aがそれぞれ設けられている。各ポゴピン26は、その上部接触ピンが各貫通穴38Aから突出して設けられ、被検査体22のバンプ電極25とそれぞれ接触するようになっている。
下側ハウジング部39の下側支持穴部35Bは、ポゴピン26の下部を覆う穴部である。下側支持穴部35Bは、上方へ向けて広がるようにテーパを設けて円錐状に形成されている。下側支持穴部35Bを円錐状に形成するのは、前記上側支持穴部35Aと同様に、絶縁するためにメッキやコーティングを施す際に、処理をしやすくするためである。即ち、支持穴35の径が小さくなってその内壁にメッキ等を施すのが難しくなるため、これを解消するために、下側支持穴部35Bにテーパを設けて円錐状に形成している。これにより、ポゴピン26の下側先端付近又はその近傍と、下側支持穴部35Bの最奥付近(下端付近)又はその近傍とが接触して、円環状の線接触になるように構成されている。これにより、絶縁被覆層の厚さに多少むらがあっても、そのむらを吸収して、ポゴピン26を下側支持穴部35Bに確実に挿入できて、確実に接触できるようになっている。
このように、ポゴピン26の端部付近が、上側支持穴部35A及び下側支持穴部35Bに確実に接触されることにより、ポゴピン26が支持穴35に確実に支持される。また、ポゴピン26と支持穴35との間は通常は絶縁被覆層で絶縁されるが、接地用(GND)ポゴピンのように通電される場合もある。この場合は、ポゴピン26の端部付近と上側支持穴部35A及び下側支持穴部35Bとが確実に接触されるため、電気的に確実に接続することができる。
下側ハウジング部39の下側面には、下側コンタクトプレート40と同じ大きさ及び同じ深さ(厚さ)の凹部39Aが形成されている。なお、下側ハウジング部39は、その上側面と下側面とを除く他の部分に絶縁被覆層が施される。
下側コンタクトプレート40は、下側ハウジング部39の下側面を覆うシート状の絶縁樹脂材である。この下側コンタクトプレート40は、下側ハウジング部39の下側面の凹部39Aに嵌合して、下側ハウジング部39の下側支持穴部35Bを覆う。下側コンタクトプレート40には、下側ハウジング部39の各下側支持穴部35Bに対応する位置に貫通穴40Aがそれぞれ設けられている。各ポゴピン26は、その下部接触ピンが各貫通穴40Aから突出して設けられ、後述する配線基板28のポゴピン座42とそれぞれ接触するようになっている。
配線基板28は、ポゴピン26を介して被検査体22と試験用の電気信号及び検出信号をやり取りして処理するテスターに接続された配線基板である。この配線基板28は、上述した従来の検査ソケットと同様に、その上側面に、ポゴピン26と接触するポゴピン座42及びGNDベタ43が設けられている。前記ガイド板24とハウジング27は前記GNDベタ43に接続されてGND電位に保たれている。これにより、ガイド板24とハウジング27の部分が電気的に安定して良好な試験を行うことができる。
以上のように構成された検査ソケット21の使用態様は、前記従来の検査ソケットと同様である。
そして、本実施形態の検査ソケット21では、ハウジング27の材料はアルミニウムで、絶縁被膜は硬質アルマイトメッキである。ハウジング27の支持穴35に硬質アルマイトメッキを施す場合は、上側ハウジング部37と下側ハウジング部39に別々に施される。このとき、上側ハウジング部37の上側支持穴部35A及び下側ハウジング部39の下側支持穴部35Bには共にテーパが施されているため、メッキ液が容易にテーパには入り込むから確実にメッキ層を形成することができる。
このとき、上側支持穴部35A及び下側支持穴部35Bにテーパが設けられているため、メッキ層に厚みむらがあっても、ポゴピン26を支持穴35に容易にかつ確実に装着することができる。
支持穴35の中間部分は膨らんでいて、ポゴピン26と接触していないため、確実に絶縁することができる。一方、電気的に接続したい場合も、ポゴピン26の上下端部付近で支持穴35と円環状に確実に接触するため、電気的に確実に接続することができる。
上側ハウジング部37と下側ハウジング部39の材料は導電性を有するアルミニウムであるため、ポゴピン26の小型化に対応して、細いポゴピン26を確実に支持できる微細な支持穴35を形成できる。また、上側ハウジング部37と下側ハウジング部39を導電性を有するアルミニウムで形成して、これら上側ハウジング部37と下側ハウジング部39が配線基板28のグランドパターンと接続されてGND電位に保たれているため、ポゴピン26を直接GND電位に接続したい場合は上側ハウジング部37及び下側ハウジング部39の一方又は両方とポゴピン26とを直接接触させることで、確実にGND電位に保つことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る検査ソケットについて、添付図面を参照しながら説明する。図9は本発明の第2実施形態に係る検査ソケットの要部を示す断面図、図10は本発明の第2実施形態に係る検査ソケットの要部を示す部分断面図である。
本実施形態の検査ソケットの全体構成は前記第1実施形態の検査ソケット21と同様であり、ハウジングの部分が相違する。このため、ここでは両者の相違点であるハウジングについて説明する。
本実施形態の検査ソケットは、ハウジングを3分割にしたものである。前記第1実施形態では、検査ソケット21のハウジング27を、上側ハウジング部37と、下側ハウジング部39とに2分割したが、本実施形態では図9、10に示すように、ハウジング45を、上側ハウジング部46と、中間ハウジング部47と、下側ハウジング部48とに3分割した。即ち、ハウジング45を、3枚の板材(上側ハウジング部46、中間ハウジング部47、下側ハウジング部48)を重ね合わせて構成している。上側ハウジング部46と下側ハウジング部48はアルミニウムで作られている。中間ハウジング部47は、上側ハウジング部46及び下側ハウジング部48と同様に、アルミニウムで作ってもよく、合成樹脂で作ってもよい。
支持穴49は、3枚の板材(上側ハウジング部46、中間ハウジング部47、下側ハウジング部48)を貫通して形成されている。これにより、支持穴49は、上側ハウジング部46と、中間ハウジング部47と、下側ハウジング部48とで3分割されている。即ち、支持穴49は、上側ハウジング部46に位置する上側支持穴部49Aと、中間ハウジング部47に位置する中間支持穴部49Bと、下側ハウジング部48に位置する下側支持穴部49Cに3分割されている。
上側ハウジング部46の上側支持穴部49Aは、第1実施形態の上側ハウジング部37の上側支持穴部35Aと同様に、下方へ向けて広がるようにテーパを設けて円錐状に形成されている。
中間ハウジング部47の中間支持穴部49Bは、その内径が、前記ポゴピン26の外径よりも大きく設定されている。即ち、上下端部の板材である上側ハウジング部46及び下側ハウジング部48を除く他の板材である中間ハウジング部47の中間支持穴部49Bの内径が、前記ポゴピン26の外径よりも大きく設定されている。具体的には、中間支持穴部49Bの内径を、上側ハウジング部46及び下側ハウジング部48のテーパを設けた上側支持穴部49A及び下側支持穴部49Cの大きい方の径(上側支持穴部49Aの下端部の径及び下側支持穴部49Cの上端部の径)と同等またはそれより大きな径に設定されている。これにより、上側支持穴部49Aと中間支持穴部49Bと下側支持穴部49Cとで構成される支持穴49がその中央部分を膨らませて構成されている。なお、中間支持穴部49Bの内径とポゴピン26の外径との隙間が十分にある場合は、中間支持穴部49Bの内径を、下側支持穴部49Cの大きい方の径より小さな径に設定してもよい。
メッキ層は、少なくとも、テーパを備えた上側支持穴部49Aと下側支持穴部49Cとに施す。中間支持穴部49Bは、ポゴピン26と接触しないため、メッキ層は形成してもしなくてもよい。
この場合も前記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
さらに、本実施形態では、中間支持穴部49Bにはメッキ層を形成しなくてもよいため、中間支持穴部49Bへのメッキ層の形成を省略することで、メッキ処理作業を省略でき、コスト低減を図ることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る検査ソケットについて、添付図面を参照しながら説明する。図11は本発明の第3実施形態に係る検査ソケットの要部を示す断面図、図12は本発明の第3実施形態に係る検査ソケットの要部を示す部分断面図である。
本実施形態の検査ソケットの全体構成は前記第1実施形態の検査ソケット21と同様であり、ハウジングの部分が相違する。このため、ここでは前記第2実施形態と同様に、両者の相違点であるハウジングについて説明する。
本実施形態の検査ソケットは、ハウジングを4分割にしたものである。前記第1実施形態では、検査ソケット21のハウジング27を、上側ハウジング部37と、下側ハウジング部39とに2分割し、前記第2実施形態では、ハウジング45を、上側ハウジング部46と、中間ハウジング部47と、下側ハウジング部48とに3分割したが、本実施形態では図11、12に示すように、ハウジング51を、上側ハウジング部52と、中間上側ハウジング部53と、中間下側ハウジング部54と、下側ハウジング部55とに4分割した。即ち、ハウジング51を、4枚の板材(上側ハウジング部52、中間上側ハウジング部53、中間下側ハウジング部54、下側ハウジング部55)を重ね合わせて構成している。上側ハウジング部52と下側ハウジング部55はアルミニウムで作られている。中間上側ハウジング部53と中間下側ハウジング部54は、上側ハウジング部52及び下側ハウジング部55と同様に、アルミニウムで作ってもよく、合成樹脂で作ってもよい。
支持穴56は、前記4枚の板材を貫通して形成されている。これにより、支持穴56は、上側ハウジング部52と、中間上側ハウジング部53と、中間下側ハウジング部54と、下側ハウジング部55とで4分割されている。即ち、支持穴56は、上側ハウジング部52に位置する上側支持穴部56Aと、中間上側ハウジング部53に位置する中間上側支持穴部56Bと、中間下側ハウジング部54に位置する中間下側支持穴部56Cと、下側ハウジング部55に位置する下側支持穴部56Dとに4分割されている。
上側ハウジング部52の上側支持穴部56Aは、第1実施形態の上側ハウジング部37の上側支持穴部35Aと同様に、下方へ向けて広がるようにテーパを設けて円錐状に形成されている。
中間上側ハウジング部53に位置する中間上側支持穴部56B及び中間下側ハウジング部54に位置する中間下側支持穴部56Cは共に、その内径が、前記ポゴピン26の外径よりも大きく設定されている。即ち、上下端部の板材である上側ハウジング部52及び下側ハウジング部55を除く他の板材である中間上側ハウジング部53に位置する中間上側支持穴部56B及び中間下側ハウジング部54に位置する中間下側支持穴部56Cの内径が、前記ポゴピン26の外径よりも大きく設定されている。具体的には、中間上側支持穴部56B及び中間下側支持穴部56Cの内径を、上側ハウジング部52及び下側ハウジング部55のテーパを設けた上側支持穴部56A及び下側支持穴部56Dの大きい方の径(上側支持穴部56Aの下端部の径及び下側支持穴部56Dの上端部の径)と同等またはそれより大きな径に設定されている。これにより、上側支持穴部56Aと、中間上側支持穴部56Bと、中間下側支持穴部56Cと、下側支持穴部56Dとで構成される支持穴56がその中央部分を膨らませて構成されている。なお、中間上側支持穴部56B及び中間下側支持穴部56Cの内径とポゴピン26の外径との隙間が十分にある場合は、中間上側支持穴部56B及び中間下側支持穴部56Cの内径を、上側支持穴部56A及び下側支持穴部56Dの大きい方の径より小さな径に設定してもよい。
メッキ層は、少なくとも、テーパを備えた上側支持穴部49Aと下側支持穴部49Cとに施す。中間支持穴部49Bは、ポゴピン26と接触しないため、メッキ層は形成してもしなくてもよい。
メッキ層は、少なくとも、テーパを備えた上側支持穴部56Aと下側支持穴部56Dとに施す。中間上側支持穴部56B及び中間下側支持穴部56Cは、ポゴピン26と接触しないため、メッキ層は形成してもしなくてもよい。
この場合も前記第2実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
本発明の第1実施形態に係る検査ソケットの要部を示す断面図である。 従来の検査ソケットを示す側面断面図である。 従来の検査ソケットを示す側面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る検査ソケットを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る検査ソケットを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る検査ソケットを示す一部破断斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る検査ソケットを示す側面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る検査ソケットの要部を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係る検査ソケットの要部を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る検査ソケットの要部を示す部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る検査ソケットの要部を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る検査ソケットの要部を示す部分断面図である。
符号の説明
21:検査ソケット、22:被検査体、23:案内開口、24:ガイド板、25:バンプ電極、26:ポゴピン、27:ハウジング、28:配線基板、31:固定ネジ、32:テーパ、34:スプリング、35:支持穴、35A:上側支持穴部、35B:下側支持穴部、37:上側ハウジング部、38:上側コンタクトプレート、39:下側ハウジング部、40:下側コンタクトプレート、45:ハウジング、46:上側ハウジング部、47:中間ハウジング部、48:下側ハウジング部、49:支持穴、49A:上側支持穴部、49B:中間支持穴部、49C:下側支持穴部、51:ハウジング、52:上側ハウジング部、53:中間上側ハウジング部、54:中間下側ハウジング部、55:下側ハウジング部、56:支持穴、56A:上側支持穴部、56B:中間上側支持穴部、56C:中間下側支持穴部、56D:下側支持穴部。

Claims (7)

  1. 被検査体を載置することで、この被検査体の電極とポゴピンとが電気的に接続されて検査を行う検査ソケットであって、
    前記ポゴピンを互いに摺り合うことなく支持するハウジングを備え、
    前記ハウジングが上側コンタクトプレートと、下側コンタクトプレートと、これの間に設けられた少なくとも2枚のハウジング部とを重ね合わせて構成されると共に、この複数の板材を貫通して前記ポゴピンを支持する微細な支持穴が設けられ、
    当該支持穴が、互いに向き合う方向に開いた対をなすテーパを前記複数のハウジング部の両端側に設けて、中央部分を膨らませて構成されたことを特徴とする検査ソケット。
  2. 請求項1に記載の検査ソケットにおいて、
    前記複数の板材のうちの上下端部を除く他の板材の支持穴部の内径が、上下端部のテーパを設けた支持穴の大きい方の径と同等またはそれより大きな径であることを特徴とする検査ソケット。
  3. 請求項1に記載の検査ソケットにおいて、
    前記ハウジングの複数の板材の材料は金属であることを特徴とする検査ソケット。
  4. 請求項1に記載の検査ソケットにおいて、
    前記ハウジングの複数の板材に設けられた支持穴部の内壁には絶縁処理が施されていることを特徴とする検査ソケット。
  5. 請求項1に記載の検査ソケットにおいて、
    前記ハウジングの複数の板材のうち、上下端部の板材の材料は金属であり、他の板材は絶縁体であることを特徴とする検査ソケット。
  6. 請求項1に記載の検査ソケットにおいて、
    前記ハウジングの板材は、配線基板のグランドパターンと接続されGND電位に保たれていることを特徴とする検査ソケット。
  7. 被検査体を載置することで、この被検査体の電極とポゴピンとが電気的に接続されて検査を行う検査ソケットであって、
    前記被検査体が挿入される案内開口を備えたガイド板と、
    前記被検査体の電極と前記配線基板の電極とを電気的に接続するポゴピンと、
    当該ポゴピンを互いに摺り合うことなく支持するハウジングと、
    前記ポゴピンを介して前記被検査体と試験用の電気信号及び検出信号をやり取りする配線基板とを備え、
    前記ハウジングが上側コンタクトプレートと、下側コンタクトプレートと、これの間に設けられた少なくとも2枚のハウジング部とを重ね合わせて構成されると共に、この複数の板材を貫通して前記ポゴピンを支持する微細な支持穴が設けられ、
    当該支持穴が、互いに向き合う方向に開いた対をなすテーパを前記複数のハウジング部の両端側に設けて、中央部分を膨らませて構成されたことを特徴とする検査ソケット。
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