JP4937375B2 - 受光回路および受光回路を備える電子機器 - Google Patents

受光回路および受光回路を備える電子機器 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、受光回路および受光回路を備える電子機器に関する。
一般に、赤外線リモコンの光信号を受信する電子機器に用いられるPD(フォトダイオード)は、所望赤外線信号以外に太陽光等の不要光も受信し、DC電流として出力する。PDにバイアス電圧を供給する回路は、このようなDC電流が流れている状態でもPDに正常なバイアス電圧を与え、PDからの入力信号を劣化させずにTIA(トランスインピーダンスアンプ)へ通過させる必要がある。このためPDにバイアス電圧を供給する回路は、高出力インピーダンスで広ダイナミックレンジにDC電流を供給できる必要がある。
従来方式としては、単純に電源とPDのカソード端子との間に負荷抵抗のみが接続される構成や、特許文献1の技術のように受光回路として、負荷抵抗と並列に、この負荷抵抗の電圧降下によって機能する低周波電流バイパス回路を設けたものもある。
特許第3437917号公報
しかしながら、単純に電源とPDのカソード端子間に抵抗のみが接続される構成の場合は、その抵抗の抵抗値は1MΩ程度必要であり、この負荷抵抗にDC電流が10uA流れると電圧降下が10Vとなって、PDへの正常なバイアス電圧を供給できない。また、このような単純な構成や特許文献1の技術のように、負荷抵抗などの特性にバラツキの大きい素子を用いてバイアス電圧を供給する構成では、この素子のバラツキによる特性の劣化や、出力インピーダンスの劣化といった問題や、PDへの正常なバイアス電圧を確保できないといった問題があった。
本発明は、受光回路における、素子のバラツキによる特性の劣化や、出力インピーダンスの劣化といった問題や、受光素子への正常なバイアス電圧を確保できないといった問題の、少なくとも1つを解決することができる受光回路およびこの受光回路を備える電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態の受光回路は、電流源回路とローパスフィルタと電流検知回路と高インピーダンス回路とを持つ。電流源回路は、受光素子に対し直流電流を供給する。ローパスフィルタは、使用する信号帯域をカットする。電流検知回路は、前記電流源回路と同一種類のデバイスであるトランジスタをダイオード接続し、該ダイオード接続したトランジスタにより前記電流源回路とカレントミラー回路を構成し、流入電流を検知し、該検知結果に応じて、前記ローパスフィルタを介し前記電流源回路を制御する。高インピーダンス回路は、受光素子側から見た電流検知回路側のインピーダンスを高める。
図1−1は、第1の実施形態の受光回路の一態様を説明するための図である。 図1−2は、第1の実施形態の受光回路の別態様を説明するための図である。 図1−3は、第1の実施形態の受光回路の別態様を説明するための図である。 図1−4は、第1の実施形態の受光回路の別態様を説明するための図である。 図2−1は、第1の実施形態における実装例1−1の一態様を説明するための図である。 図2−2は、第1の実施形態における実装例1−1の別態様を説明するための図である。 図3−1は、第1の実施形態における実装例1−2の一態様を説明するための図である。 図3−2は、第1の実施形態における実装例1−2の別態様を説明するための図である。 図4−1は、第1の実施形態における実装例1−3の一態様を説明するための図である。 図4−2は、第1の実施形態における実装例1−3の別態様を説明するための図である。 図5−1は、第1の実施形態における実装例1−4の一態様を説明するための図である。 図5−2は、第1の実施形態における実装例1−4の別態様を説明するための図である。 図6−1は、第2の実施形態の受光回路の一態様を説明するための図である。 図6−2は、第2の実施形態の受光回路の別態様を説明するための図である。 図6−3は、第2の実施形態の受光回路の別態様を説明するための図である。 図6−4は、第2の実施形態の受光回路の別態様を説明するための図である。 図6−5は、第2の実施形態の受光回路の別態様を説明するための図である。 図6−6は、第2の実施形態の受光回路の別態様を説明するための図である。 図7−1は、第2の実施形態における実装例2−1の一態様を説明するための図である。 図7−2は、第2の実施形態における実装例2−1の別態様を説明するための図である。 図8−1は、第2の実施形態における実装例2−2の一態様を説明するための図である。 図8−2は、第2の実施形態における実装例2−2の別態様を説明するための図である。 図9−1は、第2の実施形態における実装例2−3の一態様を説明するための図である。 図9−2は、第2の実施形態における実装例2−3の別態様を説明するための図である。 図10は、諸実施形態と従来例との光入射時のPDバイアス電圧の特性例を示す図である。 図11は、その他の実施形態としてのテレビジョン受像機とそのリモートコントローラの概略構成を示す図である。 図12は、その他の実施形態としてのテレビジョン受像機の主要な信号処理系を示すブロック図である。
以下に、本発明にかかる実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を附している。
(第1の実施形態)
はじめに、第1の実施形態の受光回路について説明する。図1−1は、第1の実施形態の受光回路の一態様を示す図である。
受光素子であるPD(PhotoDiode)1のカソード端子は、電流源回路2、電流検知回路3およびTIA(Trans Impedance Amplifier)入力部のキャパシタ5に接続され、アノード端子は接地される(GNDに接続される)。ローパスフィルタ4は赤外線リモコンで使用する信号帯域(例えば、38kHz)の信号を通過させないためのフィルタ(例えば、カットオフ周波数30kHz)であり、電流検知回路3は、このローパスフィルタ4を介して電流源回路2に接続される。電流源回路2と電流検知回路3は、同一種類のデバイスによりカレントミラー回路を構成している。
PD1へ赤外線リモコンからの信号と太陽光等雑音光が同時に入力された場合、PD1からは信号電流とDC電流が同時に出力される。電流検知回路3は、そのDC電流の電流値を検出する。そして、電流検知回路3は、当該検出結果を基にローパスフィルタ4を介して電流源回路2を制御し、PD1で要するDC電流を供給する。信号電流はローパスフィルタ4を通過しないため、電流源回路2からは信号電流に相当する電流はPD1へ供給されない。このため、信号電流はTIA入力部のキャパシタ5へ伝達する。
図1−2に第1の実施形態の受光回路の別態様を示す。この態様では、電源およびGNDに対し、受光回路をなす、電流源回路2、電流検知回路3およびローパスフィルタ4と、PD1およびTIA入力部のキャパシタ5の配置が、上記態様とは逆になっている。この点を除いて、本態様における受光回路は、上記態様における受光回路と同様の機能を有する。
図1−3および図1−4に、第1の実施形態の受光回路のさらなる別態様を示す。図1−3に示す受光回路および(図1−3に示す受光回路の別態様である)図1−4に示す受光回路は、図1−1に示した受光回路に対し、電流検知回路3とPD1との間に直列に高インピーダンス回路6をさらに設けた構成としている。この構成により、PD1側から見た電流検知回路3側の出力インピーダンスを高めることができき、出力インピーダンスの劣化を抑えることができる。
本実施形態の上記2態様によれば、太陽光等雑音光の影響を極力排除し、赤外線リモコンからの信号を劣化させない受光回路を実現することができる。
続いて、第1の実施形態の受光回路の具体的な諸実装例について説明する。
(実装例1−1)
図2−1に、第1の実施形態の実装例1−1の一態様を示す。本実装例では、電流源回路2は、PチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)20(以下、FET20と記す)で構成され、電流検知回路3は、FET20と同一種類のPチャネルMOSFET30(以下、FET30と記す)で構成される。また、ローパスフィルタ4は、抵抗素子R2 41およびキャパシタ42で構成されるRCローパスフィルタである。本実装例において、FET20、FET30、R2 41、キャパシタ42の接続関係は以下のとおりである。
FET20のドレイン端子はPD1のカソード端子に接続され、ソース端子は電源VDD_Hに接続され、ゲート端子はR2 41の一端およびキャパシタ42の一端に接続される。キャパシタ42の他端は電源VDD_Hに接続される。一方、FET30のドレイン端子はPD1のカソード端子およびFET30のゲート端子に接続され、ゲート端子はさらにR2 41の他端に接続され、ソース端子は電源VDD_Hに接続される。
本実装例では、電流検知回路3としてのFET30のゲート端子および電流源回路2としてのFET20のゲート端子間に、リモコンの信号帯域を通過させないローパスフィルタ4としてRCローパスフィルタ(41、42)を設けている。DC電流はFET30のドレイン端子およびゲート端子間を経てRCローパスフィルタ(41、42)を通過するが、リモコンの信号帯域はカットされるので信号電流ではFET20はオンしない。電流検知回路3としてのFET30は、PD1からのDC電流の電流値を検知し、当該検知結果を基に電流源回路2としてのFET20を制御して、PD1で要するDC電流をFET20が供給する。
具体的には、PD1に太陽光等の雑音光があたると、PD1に電流が流れ、それに併せてFET30にも電流が流れることとなる。そうすると電流検知回路3としてのFET30がオンになる。このとき、RCローパスフィルタ(41、42)は、リモコンで使用する周波帯域をカットするようにフィルタリングをする。FET30がオンになると、FET20とFET30はカレントミラー回路を構成しているので、FET30に流れる電流と比例した電流がFET20に流れることになる。このように、電流検知回路3としてのFET30がDC電流を検知すると、それに併せて電流源回路2としてのFET20もオンとなり、電流源回路2はDC電流を流し始める。
本実装例では、信号電流はRCローパスフィルタ(41、42)を通過しないため、電流源回路2からは信号電流に相当する電流はPD1へ供給されない。このため、信号電流はTIA入力部のキャパシタ42へ伝達する。
図2−2に、実装例1−1の受光回路の別態様を示す。この態様では、電源およびGNDに対し、受光回路をなす、電流源回路2としてのFET20、電流検知回路3としてのFET30およびローパスフィルタ4としてのRCローパスフィルタ(41、42)と、PD1およびTIA入力部のキャパシタ5の配置が、上記態様とは逆になっており、さらにFET20、FET30およびRCローパスフィルタ(41、42)からなる受光回路の電源およびGNDに対する接続の向きが逆向きとなっている。この点を除いて、本態様における受光回路は、上記態様における受光回路と同様の機能を有する。
本実装例の上記2態様では、負荷抵抗を用いず、電流検知トランジスタ30と、RCローパスフィルタ(41、42)と、電流検知トランジスタ30と同一種類の電流源トランジスタ20とで受光回路を構成している。これにより素子バラツキの影響を極力排除でき、また負荷抵抗が無いため負荷抵抗による電圧降下も抑制できる。
(実装例1−2)
図3−1に、第1の実施形態の実装例1−2の一態様を示す。本実装例と上記実装例1−1と異なる点は、電流源回路2として、PD1とFET20との間に直列に、第3のトランジスタであるPチャネルMOSFETのFET21をさらに設け、FET20とFET21をカスコード接続した点である。FET21にはゲートバイアス電圧Vbが印加されている。本実装例では、負荷抵抗が無いため負荷抵抗による電圧降下抑制できる。
図3−2に、実装例1−2の受光回路の別態様を示す。この態様では、電源およびGNDに対し、受光回路をなす、電流源回路2としてのFET20およびFET21、電流検知回路3としてのFET30およびローパスフィルタ4としてのRCローパスフィルタ(41、42)と、PD1およびTIA入力部のキャパシタ5の配置が、上記態様とは逆になっており、さらにFET20、FET21、FET30およびRCローパスフィルタ(41、42)からなる受光回路の電源およびGNDに対する接続の向きが逆向きとなっている。この点を除いて、本態様における受光回路は、上記態様における受光回路と同様の機能および効果を有する。
(実装例1−3)
図4−1に、第1の実施形態の実装例1−3の一態様を示す。本実装例と前述の実装例1−1と異なる点は、PD1とFET30間に直列に接続した抵抗素子R3 60をさらに設けた点と、さらに図4にて図示していないが電流源回路2としてのFET20のサイズを電流検知回路3としてのFET30のサイズのn倍(nは2以上の整数)としている点である。なお、本明細書で言う“サイズ”とは、FETを並列接続した場合の個数または、アスペクト比W/Lである。また、このFET20のサイズは(後述の実装例1−4、および第2の実施形態における実装例2−2、2−3においても)、抵抗素子R3 60の特性のバラツキを無視できる程度に、この抵抗素子R3 60に流れる電流が少なくなるように設定することが好ましい(例えば、nは、少なくとも2以上とすることが好ましい)。
図4−2に、実装例1−3の受光回路の別態様を示す。この態様では、電源およびGNDに対し、受光回路をなす、電流源回路2としてのFET20、電流検知回路3としてのFET30、ローパスフィルタ4としてのRCローパスフィルタ(41、42)および抵抗素子R3 60と、PD1およびTIA入力部のキャパシタ5の配置が、上記態様とは逆になっており、さらにFET20、FET30、RCローパスフィルタ(41、42)および抵抗素子R3 60からなる受光回路の電源およびGNDに対する接続の向きが逆向きとなっている。この点を除いて、本態様における受光回路は、上記態様における受光回路と同様の機能を有する。
本実装例の上記2態様では、電流検知回路3側に抵抗素子R3 60のインピーダンスが加わることになり、PD1側から見た電流検知回路3側の出力インピーダンスを高めることができ、出力インピーダンスの劣化を抑えることができる。一方、電流源回路2としてのFET20のサイズを電流検知回路3としてのFET30のサイズのn倍(nは2以上の整数)としたことで、FET30側に流れる電流は1/nとなって抵抗素子R3 60に流れる電流は微小なものとなる。したがって、抵抗素子R3を用いるものの、抵抗素子R3を用いることによる素子バラツキ等の影響は実質的に無視できるものとなっている。
(実装例1−4)
図5−1に、第1の実施形態の実装例1−4の一態様を示す。本実装例と前述の実装例1−2と異なる点は、PD1とFET30間に直列に抵抗素子R3 60をさらに設けた点、さらに図5にて図示していないが電流源回路2としてのFET20のサイズを電流検知回路3としてのFET30のサイズのn倍(nは2以上の整数)としている点である。本実装例では、電流検知回路3側に抵抗素子R3 60のインピーダンスが加わることになり、PD1側から見た電流検知回路3の出力インピーダンスを高めることができ、出力インピーダンスの劣化を抑えることができる。上記実装例1−3と同様に、本実装例でも、抵抗素子R3を用いるものの、抵抗素子R3に流れる電流は微小であり、抵抗素子R3を用いることによる素子バラツキ等の影響は実質的に無視できるものとなっている。
図5−2に、実装例1−4の受光回路の別態様を示す。この態様では、電源およびGNDに対し、受光回路をなす、電流源回路2としてのFET20およびFET21、電流検知回路3としてのFET30、ローパスフィルタ4としてのRCローパスフィルタ(41、42)および抵抗素子R3 60と、PD1およびTIA入力部のキャパシタ5の配置が、上記態様とは逆になっており、さらにFET20、FET21、FET30、RCローパスフィルタ(41、42)および抵抗素子R3 60からなる受光回路の電源およびGNDに対する接続の向きが逆向きとなっている。この点を除いて、本態様における受光回路は、上記態様における受光回路と同様の機能および効果を有する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態の受光回路について説明する。図6−1は、第2の実施形態の受光回路の一態様を示す図である。
受光素子PD1のカソード端子は、電流源回路2、信号帯域を通過させないローパスフィルタ7、およびTIA入力部のキャパシタ5に接続され、アノード端子は接地される(GNDに接続される)。ローパスフィルタ7は赤外線リモコンで使用する信号帯域(例えば、38kHz)の信号を通過させないためのフィルタ(例えば、カットオフ周波数30kHz)であり、電流検知回路3にも接続される。電流検知回路3はまた電流源回路2とも接続され、カレントミラー回路を構成している。
PD1へ赤外線リモコンからの信号と太陽光等雑音光が同時に入力された場合、PD1からは信号電流とDC電流を同時に出力する。PD1からのDC電流はローパスフィルタ7を通過し、電流検知回路3でその電流値を検知する。そして、電流検知回路3は、当該検知結果を基に電流源回路2を制御し、PD1で要するDC電流を供給する。一方、PD1からの信号電流はローパスフィルタ7を通過しないため電流源回路2からは信号電流に相当する電流はPD1へ供給されない。このため、信号電流はTIA入力部のキャパシタ5へ伝達する。
図6−2に第2の実施形態の受光回路の別態様を示す。この態様では、電源およびGNDに対し、受光回路をなす、電流源回路2、電流検知回路3およびローパスフィルタ7と、PD1およびTIA入力部のキャパシタ5の配置が、上記態様とは逆になっている。この点を除いて、本態様における受光回路は、上記態様における受光回路と同様の機能を有する。
図6−3から図6−6に、第1の実施形態の受光回路のさらなる別態様を示す。図6−3に示す受光回路および(図6−3に示す受光回路の別態様である)図6−4に示す受光回路は、図6−1に示した受光回路に対し、電流検知回路3とローパスフィルタ7との間に直列に高インピーダンス回路6をさらに設けた構成としている。一方、図6−5に示す受光回路および(図6−5に示す受光回路の別態様である)図6−6に示す受光回路は、ローパスフィルタ7とPD1との間に直列に高インピーダンス回路6をさらに設けた構成としている。これらの構成をとることにより、PD1側から見た電流検知回路3側の出力インピーダンスを高めることができ、出力インピーダンスの劣化を抑えることができる。
本実施形態の上記2態様によっても、第1の実施形態と同様に、太陽光等雑音光の影響を極力排除し、赤外線リモコンからの信号を劣化させない受光回路を実現することができる。
続いて、第2の実施形態の受光回路の具体的な諸実装例について説明する。
(実装例2−1)
図7−1に、第2の実施形態の実装例2−1の一態様を示す。本実装例では、電流源回路2は、PチャネルMOSFETであるFET20で構成され、電流検知回路3はFET20と同一種類のPチャネルMOSFETであるFET30で構成され、ローパスフィルタ7は、抵抗素子R2 71とキャパシタ72とnチャネルMOSFETであるFET73とで構成される。FET20、FET30、R2 71、キャパシタ72およびFET73の接続関係は以下のとおりである。
FET20のドレイン端子はPD1のカソード端子に接続され、ソース端子は電源VDD_Hに接続され、ゲート端子はFET30のゲート端子およびFET73のソース端子に接続される。一方、FET30のドレイン端子はFET73のソース端子に接続され、ソース端子は電源VDD_Hに接続される。FET73のゲート端子は抵抗素子R2 71の一端およびキャパシタ72の一端に接続され、ドレイン端子はキャパシタ72の他端およびPD1のカソード端子に接続される。抵抗素子R2 71の他端には、FET73に対するゲートバイアス電圧Vbが印加されている。
本実装例では、ローパスフィルタ7は、FET30とカスコード回路を構成するFET73と、そのゲート端子およびソース端子間に信号帯域を通過させないRCローパスフィルタ(71,72)を設ける構成としている。PD1からのDC電流はローパスフィルタ7を通過し、電流検知回路3としてのFET30がその電流値を検知する。そしてFET30が当該検知結果を基に電流源回路2としてのFET20を制御し、PD1で要するDC電流を供給する。このときのFET20およびFET30の具体的な動作は前述の第1の実施形態の場合と同様である。一方、信号電流はローパスフィルタ7を通過しないため電流源回路2としてのFET20からは信号電流に相当する電流は供給されない。このため、信号電流はTIA入力部のキャパシタ5へ伝達する。
図7−2に、実装例2−1の受光回路の別態様を示す。この態様では、電源およびGNDに対し、受光回路をなす、電流源回路2としてのFET20、電流検知回路3としてのFET30、およびローパスフィルタ7としてのRCローパスフィルタ(71、72)、FET73と、PD1およびTIA入力部のキャパシタ5の配置が、上記態様とは逆になっており、さらにFET20、FET30、RCローパスフィルタ(71、72)およびFET73からなる受光回路の電源およびGNDに対する接続の向きが逆向きとなっている。この点を除いて、本態様における受光回路は、上記態様における受光回路と同様の機能を有する。
本実装例の上記2態様では、負荷抵抗を用いず、電流検知トランジスタ30と、電流検知トランジスタ30と同一種類の電流源トランジスタ20と、RCローパスフィルタ(71,72)およびFET73とで受光回路を構成している。これによりバイアス電圧の供給に関して素子バラツキの影響を極力排除でき、また負荷抵抗が無いため負荷抵抗による電圧降下も抑制できる。また、PD1にかかるバイアス電圧は、VbからのFET73のゲート・ソース間の電圧降下分のみであることから、本実装例によりPD1のバイアス電圧を安定に確保した状態で、PD1で要するDC電流を供給し、信号を劣化させない受光回路を実現できる。
(実装例2−2)
図8−1に、第2の実施形態の実装例2−2の一態様を示す。本実装例と上記実装例2−1と異なる点の1つは、FET73と電流検知回路3のFET30との間に抵抗素子R3 60を直列接続した点である。具体的には、抵抗素子60の一端をFET73のソース端子に接続し、他端をFET30のドレイン端子およびゲート端子に接続した構成となる。また、もう1つの異なる点は、図8にて図示していないが電流源回路2としてのFET20のサイズを電流検知回路3としてのFET30のサイズのn倍(nは2以上の整数)としている点である。
本実装例では、電流検知回路3側に抵抗素子R3 60の出力インピーダンスが加わることになり、PD1側から見た電流検知回路3側の出力インピーダンスを高めることができ、出力インピーダンスの劣化を抑えることができる。本実装例では、抵抗素子R3を用いるものの、前述の実装例1−3と同様に、抵抗素子R3に流れる電流は微小となり、抵抗素子R3を用いることによる素子バラツキ等の影響は実質的に無視できるものとなっている。
図8−2に、上記実装例2−2の受光回路の別態様を示す。この態様では、電源およびGNDに対し、受光回路をなす、電流源回路2としてのFET20、電流検知回路3としてのFET30、ローパスフィルタ7としてのRCローパスフィルタ(71、72)、FET73、および抵抗素子R3 60と、PD1およびTIA入力部のキャパシタ5の配置が、上記態様とは逆になっており、さらにFET20、FET30、RCローパスフィルタ(71、72)、FET73および抵抗素子R3 60からなる受光回路の電源およびGNDに対する接続の向きが逆向きとなっている。この点を除いて、本態様における受光回路は、上記態様における受光回路と同様の機能および効果を有する。
(実装例2−3)
図9−1に、第2の実施形態の実装例2−3の一態様を示す。本実装例と上記実装例2−1と異なる点の1つは、FET73のドレイン端子およびキャパシタ72の一端とPD1のカソード端子との間で抵抗素子R3 60を直列接続した点である。また、もう1つの異なる点は、図8にて図示していないが電流源回路2としてのFET20のサイズを電流検知回路3としてのFET30のサイズのn倍(nは2以上の整数)としている点である。
本実装例でも、抵抗素子R3 60の出力インピーダンスが加わることで、PD1側から見た電流検知回路3側の出力インピーダンスを高めることができ、出力インピーダンスの劣化を抑えることができる。また、抵抗素子R3を用いるものの、抵抗素子R3に流れる電流は微小となり、抵抗素子R3を用いることによる素子バラツキ等の影響は実質的に無視できるものとなっている。
図9−2に、上記実装例2−3の受光回路の別態様を示す。この態様では、電源およびGNDに対し、受光回路をなす、電流源回路2としてのFET20、電流検知回路3としてのFET30、ローパスフィルタ7としてのRCローパスフィルタ(71、72)、FET73、および抵抗素子R3 60と、PD1およびTIA入力部のキャパシタ5の配置が、上記態様とは逆になっており、さらにFET20、FET30、RCローパスフィルタ(71、72)、FET73および抵抗素子R3 60からなる受光回路の電源およびGNDに対する接続の向きが逆向きとなっている。この点を除いて、本態様における受光回路は、上記態様における受光回路と同様の機能および効果を有する。
なお、上記第1の実施形態および第2の実施形態における諸実装例では、受光回路の電流源トランジスタおよび電流検知トランジスタとしてPチャネルMOSFETを用いて説明したが、電流源トランジスタおよび電流検知トランジスタとしてその他の等価回路を用いて構成してもよい。また、第2の実施形態におけるローパスフィルタ7に設けているnチャネルMOSFETについても同様である。また、高インピーダンス回路として抵抗素子を用いて説明しているが、抵抗素子に限らず、高インピーダンス回路として機能するものであればその他の等価回路等を用いて構成することもできる。また、各ローパスフィルタを構成する回路としてRCローパスフィルタを例示したが、使用する信号帯域をカットするものであれば、その他のローパスフィルタを用いてもよい。
ここで、光入射時のPD1のバイアス電圧の特性に関して、前述した諸実施形態(諸実装例)の回路による特性と、従来の回路による特性例を比較する。図10は、前述の諸実施形態と従来例との光入射時のPDバイアス電圧の特性例を示す。図10に示すPD入射光は太陽光等雑音光である。従来例の場合、PD入射光が増加するとPDバイアス電圧が急激に下がる。また特性のバラツキも、異種素子(例えば、トランジスタと負荷抵抗)で電流を制御するため、製造バラツキによる影響が大きい。一方、前述の諸実施形態に示した回路では、PD入射光が増大してもPDバイアス電圧の減少が抑えられ、DC雑音光に強いことが解かる。また、前述の諸実施形態では電流源回路2と電流検知回路3に同種素子を用いて電流を制御するため、製造バラツキに強く、特性バラツキが抑えられていることが解かる。このように、第1の実施形態および第2の実施形態の受光回路を用いることで、素子のバラツキによる特性の劣化を防ぐことができる。また、受光素子へ正常なバイアス電圧を供給することができる。
(その他の実施形態)
次に、その他の実施形態として、前述の受光回路を備えたテレビジョン受像機について説明する。図11は、本実施形態のテレビジョン受像機と、当該テレビジョン受像機を操作するリモートコントローラとの概略構成を示した図である。図11に示すように、リモートコントローラ300は、テレビジョン受像機100を制御する赤外線信号を出力する。そして、テレビジョン受像機100が備える受光部200が、リモートコントローラ300から出力された赤外線信号を受ける。受光部200内部には、前述のPD1が内蔵されており、このPD1がリモートコントローラ300からの赤外線信号を受信する。これにより、テレビジョン受像機100は、リモートコントローラ300で行われた操作に応じてリモートコントローラ300から出力された赤外線信号に従った制御を行う。
リモートコントローラ300が出力する赤外線信号の変調方式はPPM(パルス位置変調)方式とする。PPM方式は、パルスの時間間隔で“1”と“0”を区別する方式である。リモートコントローラ300が出力した赤外線信号は、パルスの時間間隔に、電源オン、オフ、チャンネル切替え等のコードが含まれている。また、各パルス列は副搬送波で振幅変調されている。なお、本実施の形態では、副搬送波の周波数を、38kHzとするが、この周波数以外でも良い。
次に、テレビジョン受像機100の信号処理系について説明する。図12は、本実施形態のテレビジョン受像機100の主要な信号処理系を示すブロック図である。ここでは、テレビジョン受像機100は、地上デジタル放送対応の受像機であるものとする。
地上波放送受信用のアンテナ101で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子102を介して地上デジタル放送用のチューナ103に供給される。
チューナ103は、制御部113からの制御信号により所望のチャネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号を復調器104に出力する。
復調器104は、制御部113からの制御信号により、チューナ103で選局された放送信号を復調し、所望の番組のトランスポートストリームを得て、TS復号器105に出力する。
TS復号器105は、制御部113からの制御信号によりトランスポートストリーム(TS)多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号及び音声信号をデパケットすることにより得たPES(Packetized Elementary Stream)を信号処理部106内のSTDバッファへ出力する。また、TS復号器105は、地上デジタル放送により送られているセクション情報を信号処理部106内のセクション処理部へ出力する。
ここで、上記信号処理部106は、テレビ視聴時には、TS復号器105から供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部109及び音声処理部107に出力している。
また、制御部113は、マイコン(microcomputer)131を備える。マイコン131は、受光回路115から出力されるリモコンコード信号に応じて、テレビジョン受像機100の制御を行う。この制御としては、例えば、テレビジョン受像機100の電源オン/オフ、チャンネルの変更、音量の変更など、リモートコントローラ300で行える操作に対応するあらゆる制御を行う。
制御部113には、信号処理部106から、信号処理部106内のセクション処理部にて処理された番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報、番組属性情報(番組ジャンル等)、映像、音声、字幕情報等(サービス情報、SI(Service Information))が入力されている。そして、入力された電子番組ガイド(EPG)情報、番組属性情報(番組ジャンル等)は、不揮発性メモリ132に随時格納、更新される。この不揮発性メモリ132に格納された情報は、番組表の表示や、番組の検索などに用いられる。
制御部113は、これら入力された情報からEPG、字幕を表示する場合には、そのための画像生成処理を行い、この生成したEPG、字幕の画像情報をグラフィック処理部109へ出力する。
信号処理部106内のセクション処理部は、TS復号器105から入力されたセクション情報の中から、番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報、番組属性情報(番組ジャンル等)、字幕情報等(サービス情報、SIやPSI)を制御部113へ出力する。
グラフィック処理部109は、(1)信号処理部106内のAVデコーダ(図示せず)から供給されるデジタルの映像信号と、(2)OSD(On Screen Display)信号生成部110で生成されるOSD信号と、(3)データ放送による画像データと、(4)制御部113により生成されたEPG及び字幕信号と、を合成して映像処理部111へ出力する機能を有する。
また、グラフィック処理部109は、字幕放送による字幕を表示するとき、グラフィック処理部109は、制御部113からの制御による字幕情報に基づき、映像信号上に字幕情報を重畳する処理を行う。
グラフィック処理部109から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部111に供給される。この映像処理部111は、入力されたデジタルの映像信号を、表示部112で表示可能な映像信号に変換した後、表示部112に出力して映像表示させる。
表示部112は、バックライト121と、インバータ回路122と、液晶表示パネル123とを備えている。液晶表示パネル123は、入力された映像信号の映像表示を行う。
バックライト121は、液晶表示パネル123の裏面に配置された光源であり、液晶表示パネル123の映像表示に対して、後ろから光を照射する。インバータ回路122は、予め定められた駆動周波数で、バックライト121の駆動制御を行う。当該駆動周波数のオン/オフにより、バックライト121の調光制御が行われることになる。
また、音声処理部107は、入力されたデジタルの音声信号を、スピーカ108で再生可能な音声信号に変換した後、スピーカ108に出力して音声を再生させる。
ここで、このテレビジョン受像機100は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部113によって統括的に制御されている。
例えば、受光回路115が、リモートコントローラ300等から送出された操作情報を、PD1を備える受光部200を介して受信した場合に、制御部113のマイコン131が、その操作内容(例えば、チャネル切換操作など)が反映されるように各部をそれぞれ制御する。
また、上記制御部113は、操作部114と接続されており、操作部114からのテレビジョン受像機100に対する操作も受け付ける。
本実施形態のテレビジョン受像機100は、前述した受光回路を備えるので、リモートコントローラ300によるリモコン操作時に、太陽光等雑音光の影響を極力排除することができる。なお、その他の実施形態としてテレビジョン受像機100を例示したが、いわゆるリモコンを利用する、テレビジョン放送録画装置や、オーディオ機器や、その他の家電など、任意の電子機器に前述の受光回路を備えることで、同様の効果を得ることができる。
以上説明した諸実施形態によれば、受光回路における、素子のバラツキによる特性の劣化や、出力インピーダンスの劣化といった問題や、受光素子への正常なバイアス電圧を確保できないといった問題の、少なくとも1つを解決することができる。
1…PD、2…、電流源回路、3…電流検知回路、4…ローパスフィルタ、5…キャパシタ、7…ローパスフィルタ、20…FET(電流源トランジスタ)、21…FET(第3のトランジスタ)、30…FET(電流検知トランジスタ)、41…抵抗素子、42…キャパシタ、60…抵抗素子、71…抵抗素子、72…キャパシタ、73…FET(第4のトランジスタ)

Claims (14)

  1. 受光素子に対し直流電流を供給する電流源回路と、
    使用する信号帯域をカットするローパスフィルタと、
    前記電流源回路と同一種類のデバイスであるトランジスタをダイオード接続し、該ダイオード接続したトランジスタにより前記電流源回路とカレントミラー回路を構成し、流入電流を検知し、該検知結果に応じて、前記ローパスフィルタを介し前記電流源回路を制御する電流検知回路と
    前記受光素子側から見た前記電流検知回路側のインピーダンスを高めるための高インピーダンス回路と
    を具備することを特徴とする受光回路。
  2. 前記電流源回路は、そのドレイン端子が前記受光素子であるフォトダイオードに接続され、そのソース端子が電源またはGNDに接続され、そのゲート端子が前記ローパスフィルタに接続される電流源トランジスタを具備することを特徴とする請求項1に記載の受光回路。
  3. 前記電流検知回路は、そのゲート端子が前記ローパスフィルタを介して前記電流源トランジスタのゲート端子に接続され、そのソース端子が電源またはGNDに接続され、そのドレイン端子がゲート端子および前記フォトダイオードに接続される、前記電流源トランジスタと同一種類の電流検知トランジスタを具備することを特徴とする請求項に記載の受光回路。
  4. 前記電流源回路は、そのソース端子が前記電流源トランジスタのドレイン端子に接続され、そのドレイン端子が前記フォトダイオードに接続され、そのゲート端子にゲートバイアス電圧が供給される第3のトランジスタをさらに具備することを特徴とする請求項に記載の受光回路。
  5. 前記電流検知回路は、前記電流検知トランジスタのドレイン端子にその一端が接続され、その他端が前記フォトダイオードに接続された抵抗素子をさらに具備し、
    前記電流源回路は、前記電流源トランジスタを、前記電流検知トランジスタの個数のn倍(ただし、nは2以上の整数)以上の個数の並列接続としたことを特徴とする請求項または請求項に記載の受光回路。
  6. 前記電流検知回路は、前記電流検知トランジスタのドレイン端子にその一端が接続され、その他端が前記フォトダイオードに接続された抵抗素子をさらに具備し、
    前記電流源回路は、前記電流源トランジスタのアスペクト比W/Lを、前記電流検知トランジスタのアスペクト比W/Lのn倍(ただし、nは2以上の整数)としたことを特徴とする請求項または請求項に記載の受光回路。
  7. 受光素子に対し直流電流を供給する電流源回路と、
    前記電流源回路と同一種類のデバイスであるトランジスタをダイオード接続し、該ダイオード接続したトランジスタにより前記電流源回路とカレントミラー回路を構成し、流入電流を検知して、該検知結果に応じて前記電流源回路を制御する電流検知回路と、
    前記電流検知回路と前記受光素子間に直列に設けられ、使用する信号帯域をカットするローパスフィルタと、
    前記受光素子側から見た前記電流検知回路側のインピーダンスを高めるための高インピーダンス回路と
    を具備することを特徴とする受光回路。
  8. 前記電流源回路は、そのドレイン端子が前記受光素子であるフォトダイオードに接続され、そのソース端子が電源またはGNDに接続され、そのゲート端子が前記電流検知回路に接続される電流源トランジスタを具備することを特徴とする請求項に記載の受光回路。
  9. 前記電流検知回路は、そのゲート端子が前記電流源トランジスタのゲート端子に接続され、そのソース端子が電源またはGNDに接続され、そのドレイン端子がゲート端子および前記ローパスフィルタに接続される、前記電流源トランジスタと同一種類の電流検知トランジスタを具備することを特徴とする請求項に記載の受光回路。
  10. 前記ローパスフィルタは、そのソース端子が前記電流検知トランジスタのドレイン端子およびゲート端子に接続され、そのドレイン端子が前記フォトダイオードに接続される第4のトランジスタと、その一端が前記第4のトランジスタのゲート端子に接続されその他端にゲートバイアス電圧が供給される抵抗素子と、その一端が前記第4のトランジスタのドレイン端子に接続されその他端が前記第4のトランジスタのゲート端子に接続されるキャパシタとで構成され、使用する信号帯域をカットすることを特徴とする請求項に記載の受光回路。
  11. 前記電流検知回路は、前記電流検知トランジスタのドレイン端子およびゲート端子と前記第4のトランジスタのソース端子との間に直列に接続される抵抗素子をさらに具備し、
    前記電流源回路は、前記電流源トランジスタを、前記電流検知トランジスタの個数のn倍(ただし、nは2以上の整数)以上の個数の並列接続としたことを特徴とする請求項または請求項10に記載の受光回路。
  12. 前記ローパスフィルタは、前記第4のトランジスタのゲート端子および該ゲート端子に接続される前記キャパシタの一端と前記フォトダイオードとの間に直列に接続される抵抗素子をさらに具備し、
    前記電流源回路は、前記電流源トランジスタのアスペクト比W/Lを、前記電流検知トランジスタのアスペクト比W/Lのn倍(ただし、nは2以上の整数)としたことを特徴とする請求項10に記載の受光回路。
  13. 前記受光素子としてのフォトダイオードをさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の受光回路。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の受光回路と、
    受光素子と、
    前記受光素子が受ける信号に応答して所定の制御を実行する制御部と
    を具備することを特徴とする電子機器。
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