JP4936761B2 - 切削工具 - Google Patents

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Description

本発明は切削工具に関し、特に耐塑性変形性に優れ、高靭性を有し、かつ耐摩耗性に優れた超硬合金からなる切削工具に関する。
従来から金属の切削加工に広く用いられている超硬合金は、炭化タングステンを主体とする硬質相と、コバルト等の鉄族金属の結合相からなるWC−Co系合金、もしくは上記WC−Co系に周期律表第4、5、6族金属の炭化物、窒化物、炭窒化物等の固溶相を分散せしめた系が知られている。これらの超硬合金は、切削工具として、主に炭素鋼、合金鋼等の切削加工に利用されている。近年、鍛造技術が向上し、被削材はニアネットシェイプ化が急速に進行し、さらに複雑形状の鍛造品も多く使用されてきている。そのような複雑形状の被削材は断続加工部を含むことが多い。さらに、加工コスト削減のために高能率加工が求められ、高速化が急速に進んでいる。そのため高速・強断続加工に対応する切削工具が要求されている。
例えば、特許文献1では、Co(コバルト)を4〜20重量%と、W(タングステン)を除く周期律表第4a、5a、6a族金属の炭化物を0.2〜20重量%と、WC(炭化タングステン)および不可避不純物からなる超硬合金における窒素含有量を0.005〜0.200重量%に低減するとともに酸素含有量を0.001〜0.200重量%に低減することによって、断続切削における耐欠損性を向上でき、かつ連続切削における耐摩耗性も向上できることが開示されている。
また、特許文献2では、板状晶WC含有超硬合金を製造するための原料粉末として、タングステン粉末とコバルト等の結合相形成粉末とともに、炭素源粉末と、周期律表第4a、5a、6a族金属の酸化物、炭酸化物、窒酸化物、炭窒酸化物およびこれらの相互固溶体の中の少なくとも1種からなる酸素含有化合物粉末を添加して焼成する方法が開示されている。この方法によれば、原料中の酸素含有化合物粉末が炭素と先に反応して炭酸化物が形成され、これが高温になるとこの炭酸化物の酸素が漸次炭素と反応しながら炭化物へと変化する一方、タングステン粉末は炭素とコバルトまたはニッケルとの複合炭化物を形成し、この複合炭化物は前記酸素含有化合物が炭素を消費するために炭素が供給されず高温まで安定に存在して、この多量の複合炭化物からアスペクト比の高い板状晶WCが多量に析出されることが開示されている。
さらに、特許文献3では、粒径が0.6〜1μmの炭化タングステン粉末(原料A)と、原料Aの2倍以上の粒径の炭化タングステン粉末(原料B)と、金属コバルト等の結合相形成金属粉末(原料C)と、平均粒径が0.01〜0.5μmの周期律表第4a、5a、6a族元素から選ばれた少なくとも1種の炭化物、窒化物、酸化物もしくはそれらの固溶相(炭化タングステン以外)粉末(原料D)とを原料粉末として用い、原料Dとして酸素を含む原料粉末を必須として添加し、成形して焼成した場合には、結晶粒の内部に、周期律表第4a、5a、6a族元素から選ばれた少なくとも1種の酸化物、炭酸化物、窒酸化物、炭窒酸化物もしくはそれらの固溶相からなる化合物が存在した板状のWC粒子を形成できることが開示されている。
特開平4−293749号公報 特開平11−36022号公報 特開平11−335769号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているように、単純に焼結体全体の酸素量と窒素量を低減させた超硬合金では、抗折力が向上して断続切削に用いた場合の耐欠損性および連続切削に用いた場合の耐摩耗性が向上するものの、高速加工の断続切削のような切刃が高温となりかつ強い衝撃を受ける切削加工では耐塑性変形性が不十分であり、切刃が変形して加工精度が低下したり、加工面が粗くなるという問題があった。
また、特許文献2のように、原料粉末中に酸素含有化合物粉末を添加して板状晶WCを析出させた超硬合金では、板状晶WCの存在によって硬さと靭性とを同時に改善できるものの、焼結体中のB1型固溶相に残存する酸素量を制御することができず、多量の酸素が残存してB1型固溶相が低硬度・低強度となり、高速・断続切削加工に要求される耐塑性変形性を満足するには不十分であった。
さらに、特許文献3に記載されているように、板状WCの内部に酸素を含む化合物粒子を存在せしめた超硬合金では、板状WCの結晶粒内に歪みが生じ、この歪みによって炭化タングステン(WC)結晶粒が強化されて超硬合金の強度ばらつきが小さく、かつ硬度および靭性に優れたものとなるが、炭化タングステン結晶粒を強化するだけでは、高速・断続切削加工におけるクラックの進展を抑制するには不十分であり、ナックルやピニオンギアなどの炭素鋼や合金鋼製の複雑な形状の鍛造の高速・断続切削加工のような切刃が高温となる高速・断続の切削加工に要求される耐塑性変形性が十分であるとは言えなかった。そのため、切刃が高温になり衝撃を受ける切削のような高速・断続切削加工においては切刃が塑性変形し、塑性変形からの異常摩耗および膜剥離が生じて工具寿命が短くなるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、高速かつ断続切削加工によって発生する塑性変形を抑えて、優れた耐摩耗性、耐欠損性を発揮することができる、長寿命な工具を提供することにある。
本発明は、上記課題に対し、超硬合金中の酸素含有量を0.01〜0.08質量%に制御し、かつ炭化タングステン粒子とともに硬質粒子として存在するいわゆるB1型固溶相について、M(CNO)またはM(CO)(ただし、Mはニオブを必須として含む周期律表第4、5、6族金属の群より選ばれた少なくとも1種)で表わされるとともに酸素を1〜4原子%の割合で含有するように所定量の酸素を含有せしめることが大きな特徴である。
ここで、B1型固溶相は炭化タングステン相よりも一般的に高硬度かつ高強度であるが、B1型固溶相に存在せしめた所定量の酸素原子によってB1型固溶相の結晶に歪みが与えられることによって、B1型固溶相がより高硬度かつ高強度となる。これによって、高速・断続切削加工のように切刃が高温となりかつ強い衝撃がかかる状況において、切刃から発生する脆性破壊に見られるクラック進展を効果的に抑制できる。しかも、超硬合金全体に含まれる酸素量は0.01〜0.08質量%と低く抑えられるために、炭化タングステン相および結合相の硬度や強度も高く、超硬合金が高温においても優れた耐塑性変形性を発揮する。
その結果、この超硬合金をナックルやピニオンギアなどの炭素鋼や合金鋼製の複雑な形状の鍛造品を加工する切削工具として用いた場合には、高温での衝撃における切刃の塑性変形を抑制し、切刃のダレや膜剥離を抑制できる。
すなわち、本発明の切削工具は、コバルトを5.0〜15.0質量%、周期律表第4、5および6族金属の群から選ばれる少なくとも1種の炭化物(炭化タングステンを除く。)、窒化物および炭窒化物のうちの少なくとも1種を0.5〜16.0質量%、酸素を0.01〜0.08質量%含有し、残部が炭化タングステンと不可避不純物にて構成され、炭化タングステン相と、M(CNO)またはM(CO)(ただし、Mはニオブを必須として含む周期律表第4、5、6族金属の群より選ばれた少なくとも1種)で表わされるとともに酸素を1〜4原子%の割合で含有するB1型固溶相とを、前記コバルトを主体とする結合相にて結合した超硬合金からなり、前記B1型固溶相が少なくともニオブとタンタルとを含有して、ニオブとタンタルとの含有比をNb/Taと表わしたとき、Nb/Taが3.0〜8.0の芯部の外周をNb/Taが0〜2.5の外周部で取り囲んだ有芯構造をなしていることを特徴とする。
ここで、前記超硬合金の組織観察において、前記炭化タングステン相の平均粒径をdとしたとき、縦30d×横30dの視野領域において、前記B1型固溶相が10〜40面積%の割合で存在することが、クラックの進展を抑制して耐塑性変形性を向上させるために望ましい。
また、前記B1型固溶相が少なくともニオブとタンタルとを含有して、ニオブとタンタルとの含有比をNb/Taと表わしたとき、Nb/Taが3.0〜8.0の芯部の外周をNb/Taが0〜2.5の外周部で取り囲んだ有芯構造をなしていることが、切削工具の耐塑性変形性をさらに向上させて耐摩耗性および耐欠損性を高めるために重要である
本発明の超硬合金は、超硬合金中の酸素含有量を0.01〜0.08質量%に制御することによって合金の抗折力が向上するとともに、B1型固溶相として、その組成が、M(CNO)、M(CO)(ただし、Mはニオブを必須として含む周期律表第4、5、6族金属の群より選ばれた少なくとも1種)で表わされるとともに1〜4原子%の微量の酸素を含有せしめることによって、B1型固溶相の結晶格子にひずみを与えて炭化タングステン相よりも高硬度・高強度なB1型固溶相をより高硬度・高強度とできる。このことから、切削時に切刃に大きな衝撃が加わり、超硬合金中の炭化タングステン相が粒内破壊し、この破壊を起点にクラックが進展して超硬合金が塑性変形しそうになっても、高強度なB1型固溶相がクラックの進展を抑制して超硬合金の変形を抑制できる結果、超硬合金の耐塑性変形性を向上できる。その結果、高速・強断続加工における高負荷状態で、衝撃の加わるような過酷な切削条件でも、切刃は塑性変形することがないため切刃のダレが生じず、優れた切削加工が可能となる。
なお、B1型固溶相中に含有されるニオブは酸素量の微量な制御を可能にする成分であり、例えば表面に所定量の吸着酸素を有する炭化ニオブ粉末を用いることによりB1型固溶相中の酸素含有量を調製することが可能となる。また、耐塑性変形性を向上する効果もある。
さらに、前記超硬合金の組織観察において、縦30d×横30dの視野領域において前記B1型固溶相を10〜40面積%の割合で存在せしめることによって、超硬合金に大きな衝撃が加わり炭化タングステン相が破壊してクラックが進展してきた場合であっても、B1型固溶相が最も効率よくクラックの進展を抑制して、耐塑性変形性が向上する。
すなわち、B1型固溶相の含有比率が超硬合金に対して10面積%以上であると炭化タングステン相が粒内破壊した際、この破壊を起点にクラックが進展して超硬合金が塑性変形しそうになっても、B1型固溶相がクラックの進展を抑制する効果が大きく、また、B1型固溶相の含有比率が超硬合金に対して40面積%以下であれば、靭性が低下することがなく強度が低下することを抑制することができて耐塑性変形性と高強度の両面が優れた超硬合金となるため好ましい。
さらには、前記B1型固溶相が少なくともニオブとタンタルとを含有して、ニオブとタンタルとの含有比率をNb/Taと表わしたとき、Nb/Taが3.0〜8.0の芯部の外周をNb/Taが0〜2.5の外周部で取り囲んだ有芯構造とすれば、ニオブが多く含まれて高温硬度に優れる芯部の外周を、タンタルが多く含まれて耐酸化性に優れる外周部により覆った構造となることから、切削時に切刃が高温となった場合でも耐酸化性に優れる外周部によってB1型固溶相が酸化されることなく高温硬度に優れる芯部が劣化することを抑制することができて、B1型固溶相の高温における耐塑性変形性をより向上させることができる。
本発明の切削工具について、切削工具を構成する超硬合金の一例についての断面における研磨鏡面の走査型電子顕微鏡(SEM)観察像を図1に示す。
図1に示す超硬合金1は、炭化タングステン相2、結合相3、B1型固溶相4から形成されている。ここで、本発明によれば、超硬合金1中に不可避不純物として含まれる酸素含有量が0.01〜0.08質量%であり、かつB1型固溶相4として、M(CNO)またはM(CO)(ただし、Mはニオブを必須として含む周期律表第4、5、6族金属の群より選ばれた少なくとも1種)で表わされるとともに酸素を1〜4原子%の割合で含有する組成となっていることが大きな特徴である。
すなわち、B1型固溶相4に共有結合半径が炭素や窒素よりも小さい酸素を1〜4原子%の割合で含ませることで、B1型固溶相4の結晶に歪みを与えることができる。なお、基本的に炭化物または炭窒化物の結晶構造からなるB1型固溶相4に所定量の酸素を固溶せしめると、炭素の共有結合半径は0.077nm、窒素の共有結合半径は0.075nm、酸素の共有結合半径は0.072nmであること、すなわち、酸素原子の周りの結合半径が炭素や窒素原子の周りの結合半径よりも小さいことから、炭化物または炭窒化物構造の結晶にひずみを与えることができる。この結果、B1型固溶相4の内部にひずみエネルギーが蓄積されて、高温で衝撃が加わった時にB1型固溶相4よりも硬度が低い炭化タングステン相2で発生したクラックがB1型固溶相4に突き当たって転位が発生しようとする際に、B1型固溶相4の内部にも転位が発生するのを抑制してクラックがさらに進展するのを抑える効果を発揮できる。つまり、切削時に超硬合金1に強い衝撃が与えられた場合、B1型固溶相4より硬度が低い炭化タングステン相2が破壊されこれを起点としてクラックが進展するが、高硬度で高強度なB1型固溶相4によってクラックの進展が抑制される結果、超硬合金1全体の変形が抑制されて耐塑性変形性が向上する。
これによって、高速・強断続加工における高負荷状態で、衝撃の加わるような過酷な切削条件でも切削工具の切刃は塑性変形することがないため、切刃のダレが生じず、優れた切削加工が可能となる。
このとき、B1型固溶相4に含まれる酸素が1原子%より少ないと結晶格子にひずみを与える効果が少ないために、炭化タングステン粒子2の破壊によって生じたクラックの進展を抑制することができず、B1型固溶相4も破壊が生じて耐塑性変形性は向上しない。一方、B1型固溶相4に含まれる酸素が4原子%より多い場合は、B1型固溶相4の構成成分であるチタン、ニオブ、タンタル、タングステン、ジルコニウム等と過剰の酸素が結合して酸化物が一部生成してしまうために、B1型固溶相4の強度および硬度が低下し、耐塑性変形性が低下する。
さらに、超硬合金1の全体に含まれる酸素量が0.01質量%よりも少ない場合は、B1型固溶相4に含まれる酸素量が不足してB1型固溶相4を強化することができず、超硬合金1の全体に含まれる酸素量が0.08質量%よりも多い場合は、超硬合金1の抗折強度が低下して耐摩耗性が低下する。
なお、本発明の超硬合金1のB1型固溶相4に含まれる酸素量を測定する際には、オージェ電子分光法(AES)、または透過型電子顕微鏡(TEM)による元素分析を用いて、1つのB1型固溶相4において任意3箇所における点分析を行い、その平均値を各B1型固溶相4の酸素量とする。さらに、任意5つのB1型固溶相4の酸素量を同様に分析し、その平均値を超硬合金1のB1型固溶相4に含まれる酸素量として算出する。また、超硬合金1の全体に含まれる酸素量は、赤外線吸収法により超硬合金1を粉砕した粉末から任意で3回測定分の粉末試料を作製し、3回測定した平均値をその超硬合金の酸素量とする。そして、同様に測定した3つの超硬合金試料の平均値を超硬合金1の酸素量として算出する。
また、超硬合金1の組織観察において、B1型固溶相4が10〜40面積%の割合で存在することが炭化タングステン相2の破壊によって生じたクラックが確実に突き当たって、クラックの進展を止めることができ、超硬合金1の耐塑性変形性を向上させるのに好ましい。なお、B1型固溶相4が10面積%以上であればB1型固溶相4の存在する割合が高くなり、炭化タングステン相2の破壊によって生じたクラックがB1型固溶相4に突き当たる可能性が高くなって確実にクラックの進展を止めることができる。また、B1型固溶相4が40面積%以下である場合、超硬合金1の靭性が低下してしまう。
さらに、B1型固溶相4が少なくともニオブとタンタルとを含有して、ニオブとタンタルとの含有比をNb/Taと表わしたとき、Nb/Taが3.0〜8.0の芯部4aの外周をNb/Taが0〜2.5の外周部4bで取り囲んだ有芯構造とした場合には、ニオブが多く含まれて高温硬度に優れる芯部4aの外周をタンタルが多く含まれる耐酸化性に優れる外周部4bにより覆った構造となることから、高温における硬度が高く、かつ耐酸化性に優れるB1型固溶相4になり、切削時に切刃が高温となってもB1型固溶相4が酸化されることを耐酸化性に優れる外周部4bが抑制することができることから、高温硬度に優れる芯部4aが劣化することなく、B1型固溶相4の高温における耐塑性変形性をより向上させることができるため重要である
なお、芯部4aのNb/Taが3.0以上であれば、高温硬度が高く、芯部4aのNb/Taが8.0以下であれば、芯部4aと周辺部4bにおけるタンタルの存在比率が極端に異なることなく、優れた高温硬度と耐酸化性とをバランスよく備えることができるため重要である。また、周辺部4bのNb/Taが2.5以下である場合には、タンタルが周辺部4bに多く存在するために周辺部4bの耐酸化性が向上して、高温切削時の酸化作用により高温硬度に優れた芯部4aが酸化してB1型固溶相4の硬度が低下することを抑制するため重要である
本発明の超硬合金1のB1型固溶相4について有芯構造であるか否かを確認するには、走査型電子顕微鏡(SEM)の反射電子像(BEI)で鏡面加工された超硬合金1の断面組織を観察し、観察される各B1型固溶相4について均一な色調であるかどうかを確認することにより芯部4aと外周部4bとからなる有芯構造をなしているかどうかを確認できる。ここで、芯部4aは外周部4bよりも黒く見えるが、その理由は、芯部4aを構成する元素の質量が外周部4bを構成する元素の質量よりも小さいためである。また、有芯構造である場合の芯部4aと周辺部4bとにおけるNb/Taを算出するには、オージェ電子分光法(AES)による点分析により、ニオブ(Nb)元素とタンタル(Ta)元素の存在比率を測定することによって算出できる。
(製造方法)
上述した本発明の切削工具を構成する超硬合金の製造方法の一例について説明する。まず、炭化タングステン(WC)粉末に対して、金属コバルト(Co)粉末を5.0〜15.0質量%と、B1型固溶相を形成するための化合物粉末として、炭化ニオブ粉末を0.8〜4.5質量%、炭化タンタル粉末を0.5〜1.5質量%、他のB1型固溶相を形成するための化合物粉末を14.0質量%以下の比率で調合する。このとき、B1型固溶相を形成するための化合物原料粉末である炭化ニオブ粉末の平均粒径を0.4〜0.7μmとする。
この調合した粉末に溶媒を加えて、所定時間混合・粉砕してスラリーとした後、このスラリーにバインダを添加してさらに混合し、スプレードライヤー等を用いてスラリーを乾燥しながら混合粉末の造粒を行う。次に、造粒された顆粒を用いてプレス成形により切削工具形状に成形を行う。その後、焼成炉にて脱脂を行った後、焼成炉を1100℃〜1250℃の温度に上げて、この1100℃〜1250℃の温度で1〜2時間保持する。そして、さらに焼成炉の温度を1450〜1550℃の焼成温度に上げて、この1450〜1550℃で1〜1.5時間焼成して超硬合金を作製することができる。
ここで、上記工程において、原料として用いる炭化ニオブ粉末の一次原料の粒径が0.4μmよりも小さいと、単位体積当たりの表面積が増加し、吸着する酸素量が増加する結果、B1型固溶相中に含まれる酸素量が多くなる傾向にある。また、炭化ニオブ粉末の一次原料の粒径が0.7μmよりも大きいと、B1型固溶相中に酸素量が低くなる傾向にある。いずれの場合にもB1型固溶相中に含まれる酸素量を1〜4原子%に制御することができない。
さらに、焼成時に1100〜1300℃で1〜2時間保持することによって、炭化ニオブ粉末に吸着している酸素をB1型固溶相の内部に1〜4原子%の割合で酸素を含有せしめることが可能である。このとき、1100〜1300℃での保持を行わないと、炭化ニオブに吸着している酸素が結合酸素に変化できず、B1型固溶相中の酸素含有量が1質量%より少なくなる。さらに、保持温度が1100℃以下であると、吸着している酸素がB1型固溶相中に結合することなく一酸化炭素として排出される。また、保持温度が1250℃以上であると、超硬合金の焼結が始まってしまい、B1型固溶相中に所定量の酸素を含有せしめることができず、吸着酸素はカーボンと反応して一酸化炭素として排出される。したがって、吸着酸素をB1型固溶相中に含有せしめるためには保持温度1100℃〜1250℃が最も良好である。
さらに、上述の1100〜1300℃の温度で1時間以下の保持では吸着酸素が十分に結合酸素に変化できず、B1型固溶相に所定量の酸素を含有させることが困難である。また、保持時間が2時間以上では吸着酸素の焼結体中への含有量が多くなりすぎてしまい、B1型固溶相に含まれる酸素量が4原子%を超えやすくなる。したがって、B1型固溶相に酸素を1〜4原子%含有させるには保持時間1〜2時間が最も優れる。
なお、焼成前の1100〜1300℃で1〜2時間保持する際に、成形体中に存在している酸素がニオブと結合する以外にカーボンと反応して一酸化炭素や二酸化炭素のガスとして排出されるために、超硬合金全体に含まれる酸素量を0.01〜0.08質量%と低減することが可能である。
また、B1型固溶相を形成するための原料粉末の調合割合を、炭化チタン(TiC):0.2〜4.0質量%、炭化タンタル(TaC):0.5〜1.5質量%、炭化ジルコニウム(ZrC):0.1〜0.6質量%、炭化ニオブ(NbC):0.8〜4.5質量%の組成で調合する場合には、確実にB1型固溶相を有芯構造にすることが可能である。特に、調合時のNbCとTaCの比率をNbC/TaCとした場合、0.8<NbC/TaC<10.0の範囲である場合に、有芯構造を形成する可能性が高い。0.8<NbC/TaC<10.0の範囲であるとNbCとTaCの添加量が適切となり、B1型固溶相が有芯構造となる。詳細は明らかでないが、B1型固溶相の形成過程は、焼成において結合相を形成するコバルトが液相に変化し、B1型固溶相を形成するための化合物粉末が液化した結合相に溶解して再析出する際に固溶相を形成することから、再析出時における溶解した化合物粉末の溶解度の変化が影響していると考えられる。すなわち、液化した結合相に溶解しているNbCおよびTaCの濃度が、芯部形成時と周辺部形成時とで異なっているため、芯部形成時はNbCの濃度が高いために芯部には周辺部よりもNbが多く存在し、周辺部形成時はTaの濃度が高いために周辺部には芯部よりもTaが多く存在すると考えられる。
そして、作製された超硬合金について、所望によって超硬合金の表面を研磨加工したり、切刃部にホーニング加工を施す。
さらに、所望によって、超硬合金の表面に化学気相蒸着(CVD)法や、物理気相蒸着(PVD)法によって、公知の硬質被覆層を成膜して切削工具としてもよい。特にCVD法によって成膜した場合には、超硬合金からなる基体に塑性変形が生じることがないので、硬質被覆層が超硬合金からなる基体の塑性変形量に追従できずに超硬合金と硬質被覆層との界面から剥離してしまうこともなく、耐摩耗性・耐欠損性とも優れるものとなる。
表1に示す平均粒径の炭化タングステン(WC)粉末、金属コバルト(Co)粉末および表1に示す化合物粉末を表1に示す比率で調合して、これに水を加えて混合・粉砕した後、保形剤を添加してさらに混合し、できたスラリーをスプレードライヤーに投入して造粒粉末を作製した。次に、この造粒粉末を用いて、プレス成形により切削工具形状(CNMG120408)に成形を行い、焼成炉にて450℃で1時間脱脂を行った後、表1に示す温度および時間で保持して焼成前の熱処理を行い、その後に表1に示す条件で焼成して超硬合金を作製した。なお、試料No.11については水素中で焼成を行った。
そして、上記CNMG120408の略平板形状の超硬合金の表面に対して、両主面を研磨加工し、さらに切刃部にホーニング加工を施した。さらに、この加工した超硬合金の表面に化学気相蒸着(CVD)法によって、0.5μmの窒化チタン(TiN)膜、5.0μmの柱状の結晶構造をなす炭窒化チタン(TiCN)膜、2.0μmのα型酸化アルミニウム(Al)膜、1.0μmの窒化チタン(TiN)膜を順次成膜した。
得られた工具について、焼結体中の酸素量を赤外線吸収法により、1つの焼結体について3回ずつ3つの焼結体について測定してその焼結体の酸素量とし、3つの焼結体の平均値を超硬合金の酸素量として算出した。また、オージェ電子分光分析(AES)に付随の走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて鏡面研磨加工した超硬合金のミクロな組織状態を観察し、またオージェ電子分光分析(AES)によってB1型固溶相に含まれる酸素量を測定した。さらに、鏡面加工された超硬合金1の断面組織を走査型電子顕微鏡(SEM)の反射電子像(BEI)で観察し、観察される各B1型固溶相について均一な色調であるかどうかを確認することにより芯部と外周部との有芯構造をなしているかどうかを確認した。そして、B1型固溶相が有芯構造であった試料については、オージェ電子分光分析によって芯部の任意3箇所および周辺部の任意3箇所を測定し、有芯構造を有しない場合はB1型固溶相の任意3箇所を測定した。なお、任意の5つのB1型固溶相を測定して平均値とした。
また、超硬合金の鏡面研磨加工面について走査型電子顕微鏡による3000倍写真を撮影し、これをルーゼックスにより画像解析することによって、B1型固溶相の面積%を算出した。なお、任意の3箇所の平均値を超硬合金に含まれるB1型固溶相の面積%とした。結果は表2に示した。
Figure 0004936761
Figure 0004936761
そして、この工具を用いて下記の条件により、連続切削試験および強断続切削試験を行い、耐摩耗性および耐欠損性を評価した。
(切込変動切削条件)
被削材 :SCM435
工具形状:CNMG120408
切削速度:300m/分
送り速度:0.3mm/rev
切り込み:1.0〜3.0mm(3秒切削毎に切込み変動)
切削時間:35分
切削液 :エマルジョン15%+水85%混合液
評価項目:顕微鏡にて切刃を観察し、フランク摩耗量・先端摩耗量を測定
(強断続切削条件)
被削材 :SCM440 4本溝入材
工具形状:CNMG120408
切削速度:300m/分
送り速度:0.40mm/rev
切り込み:2mm
切削液 :エマルジョン15%+水85%混合液
評価項目:欠損に至る衝撃回数
衝撃回数1000回時点で顕微鏡にて切刃の状態を観察
結果は表3に示した。
Figure 0004936761
表1〜3に示す結果より、B1型固溶相の酸素含有量が1原子%より少ない試料No.8、9、11では塑性変形が発生して耐摩耗性および耐欠損性に劣るものであった。また、B1型固溶相の酸素含有量が4原子%を超える試料No.10では耐摩耗性が非常に劣り、耐欠損性も劣る結果であった。
これに対して、超硬合金中の酸素含有量が0.01〜0.08質量%で、B1型固溶相の酸素含有量が1〜4原子%の試料No.1〜7では、切込変動切削においても、高速強断続切削においても塑性変形は発生せず、長寿命であり、硬質被覆層の剥離や欠損も発生せず耐摩耗性および耐欠損性とも優れた切削性能を有するものであった。
本発明の切削工具を構成する超硬合金の一例についての断面における研磨鏡面の走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。
符号の説明
1:超硬合金
2:炭化タングステン相
3:結合相
4:B1型固溶相
4a:B1型固溶相の芯部
4b:B1型固溶相の周辺部

Claims (2)

  1. コバルトを5.0〜15.0質量%、ニオブを炭化物換算量で0.8〜4.5質量%、ニオブを除く周期律表第4、5および6族金属の群から選ばれる少なくとも1種の炭化物(炭化タングステンを除く)、窒化物および炭窒化物のうちの少なくとも1種を0.5〜16.0質量%、酸素を0.01〜0.08質量%の割合で含有し、残部が炭化タングステンと不可避不純物にて構成され、炭化タングステン相と、M(CNO)またはM(CO)(ただし、Mはニオブを必須として含む周期律表第4、5、6族金属の群より選ばれた少なくとも1種)で表わされるとともに酸素を1〜4原子%の割合で含有するB1型固溶相とを、前記コバルトを主体とする結合相にて結合した超硬合金からなり、前記B1型固溶相が少なくともニオブとタンタルとを含有して、ニオブとタンタルとの含有比をNb/Taと表わしたとき、Nb/Taが3.0〜8.0の芯部の外周をNb/Taが0〜2.5の外周部で取り囲んだ有芯構造をなしていることを特徴とする切削工具。
  2. 前記超硬合金の組織観察において、前記炭化タングステン相の平均粒径をdとしたとき、縦30d×横30dの視野領域において前記B1型固溶相が10〜40面積%の割合で存在することを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
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