JP4936737B2 - 結晶性l−カルノシン亜鉛錯体の製造方法 - Google Patents

結晶性l−カルノシン亜鉛錯体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の粗体に含まれる塩を、亜鉛とL−カルノシンの比率を変化させることなく低減する結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の製造方法に関する。
L−カルノシン亜鉛錯体は、従来胃潰瘍治療剤として用いられており、その結晶形態には、結晶性のものとアモルファスのものとが存在することが知られている。アモルファス状態のL−カルノシン亜鉛錯体は、種々のキレートが混合したキレート混合物であるため結晶性が悪く、その精製は困難である。また、アモルファス状態のL−カルノシン亜鉛錯体は、亜鉛とL−カルノシンの比がその製造条件等により左右され、常に一定とすることは困難である。一方、結晶性のL−カルノシン亜鉛錯体は下記式(1)で表されることが明らかとなっており、亜鉛とL−カルノシンはモル比でほぼ1:1の割合で含まれる。
Figure 0004936737
(式(1)中、nは整数を示す。)
結晶性L−カルノシン亜鉛錯体は、結晶性が高いことからろ過性が良好で、精製もアモルファス状態のものと比較すれば容易である。さらに、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体は、アモルファス状態のものと比較すると、強い抗潰瘍作用を示す。そのため、医薬品には主として結晶性L−カルノシン亜鉛錯体が使用されている。
結晶性L−カルノシン亜鉛錯体は、例えば、下記反応式(2)に従って製造される。即ち、L−カルノシンに、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属化合物の存在下、酢酸亜鉛等の亜鉛塩を反応させることにより製造される(特許文献1参照)。
Figure 0004936737
(式(2)中に示すnは式(1)と同様である。)
特公平7−116160号公報(請求項6、実施例1及び2)
上記の方法により製造される結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の粗体は、L−カルノシンと亜鉛塩との間で錯体が形成される際に副生する塩が10質量%以上取り込まれた包晶である。該包晶に取り込まれる塩は、反応に用いるアルカリ金属化合物及び亜鉛塩の種類によって異なり、例えば前記した反応式(2)の反応においては酢酸ナトリウムとなる。
上記特許文献1には、ろ別したL−カルノシン亜鉛錯体の結晶をフィルタ上でろ過洗浄する精製方法が開示されている。この方法は、効率の点で工業的に多量のL−カルノシン亜鉛錯体を製造する場合の精製方法としては不適である。
更に、前述のように、塩は粗体の結晶内に封じ込められているため、ろ過操作では、結晶内に封じ込められている塩を十分に除去できないことが本発明者らの検討で明らかになった。
一般に、多量の結晶を精製する場合には、適当な溶媒中に結晶を懸濁させて不純物を溶解除去する方法が用いられる。この方法を結晶性L−カルノシン亜鉛錯体に適用しようとする場合、次の点が問題となる。
結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を水に懸濁させると、微量の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体が水に対して溶解する。水に溶解した結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の少なくとも一部はL−カルノシンと水酸化亜鉛に分解するが、L−カルノシンは水に溶解したままであるのに対し、水酸化亜鉛は水に溶解し難いことから結晶の一部となって析出する。そのため、見掛け上、結晶に含まれる亜鉛の含有量が多くなる現象が起こり、亜鉛とL−カルノシンの比が変化する。その結果、得られる結晶に含まれる亜鉛とL−カルノシンの組成比が常に一定とはならず、医薬品に所定量の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を配合しても一定の効果が得られない虞がある。
また、恐らく多量に析出した水酸化亜鉛が原因と思われるが、水温等の条件によっては結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の溶解度が上昇してゲル化してしまい、塩の除去を十分に行えなくなる。
このように、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を水に懸濁させて内包される塩を溶解除去する精製方法は、結晶に含まれる亜鉛とL−カルノシンの比が変化したり、ゲルが水中に生じたりするので、適用が困難となっている。
本発明者は、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の製造方法について検討を行った結果、粗体を水に分散させて撹拌する操作を所定の条件で行うことにより、亜鉛とL−カルノシンの比を維持したまま、結晶に内包される塩を除去できることを見出し、本発明を完成するに至った。
上記課題を解決する本発明は、以下に記載するものである。
〔1〕 不純物として塩を10質量%以上含有する結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の粗体から塩を除去して、塩の含有量が0.5質量%以下であり、且つ精製後のL−カルノシンと亜鉛とのモル比が精製前の前記粗体におけるL−カルノシンと亜鉛とのモル比の±1%以内にある結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を製造する方法であって、
塩を除去する方法が、粗体1質量部を1〜30℃の水5〜30質量部に分散させた分散液を、水温を1〜30℃に維持しながら2時間以上撹拌することにより前記塩を選択的に溶解させる工程を含むことを特徴とする結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の製造方法。
〔2〕 亜鉛の含有量が22.35〜22.81質量%である結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を製造する上記〔1〕に記載の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の製造方法。
本発明によれば、亜鉛とL−カルノシンとのモル比がおよそ1:1に保持された状態で、分散液中にゲルを生じることなく、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の粗体に10質量%以上含まれる塩を0.5質量%以下に低減させることができる。本発明の製造方法を用いて得られるL−カルノシン亜鉛錯体は、塩の含有量が0.5質量%以下で、亜鉛とL−カルノシン亜鉛錯体のモル比が常に一定の範囲内であるので、医薬品として好適に使用できる。
本発明は、所定の条件下で結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の分散液を調製し、撹拌することにより結晶に内包される塩の溶解除去を行う。従って、煩雑な操作を行うことなく多量の結晶を容易に精製することができ、工業的に結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を製造する製造方法として好適である。
本製造方法の出発物質である、塩が10質量%以上含まれる結晶性L−カルノシン亜鉛錯体(粗体)は、いずれの方法で製造されたものであっても良い。
結晶性L−カルノシン亜鉛錯体は、一般に、無水又は含水極性溶媒中、アルカリ金属化合物の存在下、L−カルノシンと亜鉛塩とを反応させることにより製造する。この製造方法自体は公知である(特公平7−116160号)。
極性溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、アセトン等を挙げることができる。L−カルノシン亜鉛錯体の製造に使用する極性溶媒は、50質量%以下の水を含んでいてもよい。
アルカリ金属化合物としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムアルコラート、カリウムアルコラート等が挙げられるが、反応で得られる塩の水への溶解度、毒性などを考慮すると、特に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムアルコラート、カリウムアルコラート等が好適に使用できる。
亜鉛塩としては、酢酸亜鉛、酢酸亜鉛・2水和物、ハロゲン化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、過塩素酸亜鉛等の無機塩や、アセチルアセトン亜鉛等が使用できるが、得られる塩の水への溶解度、毒性などを考慮すると、特に酢酸亜鉛、酢酸亜鉛・2水和物、及び塩化亜鉛、臭化亜鉛などのハロゲン化亜鉛を使用するのが好適である。これらの亜鉛塩を添加する際には、溶媒に溶解させて添加することが望ましい。
各試薬の使用量は、原料のL−カルノシン1モルに対して亜鉛塩を0.8〜1.2モル、アルカリ金属化合物を1.6〜2.4モルとすることが好ましい。また、上記反応は、反応温度を0〜60℃とすることが好ましい。
上記製造方法等により、亜鉛とL−カルノシンのモル比が亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=99:100〜101:100の範囲である結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を含む粗体を得ることができる。上記粗体には、通常塩が10質量%以上含まれているので、この塩の含有量を低減させるために、本発明においては以下の精製を行う。
まず、L−カルノシン亜鉛錯体の粗体を、温度1〜30℃の水に分散させた分散液を調製する。L−カルノシン亜鉛錯体を分散させる水の量は、L−カルノシン亜鉛錯体の粗体(乾質量)1質量部に対し5〜30質量部とするが、好ましくは7〜28質量部、より好ましくは9〜25質量部である。水の量が5質量部未満では、塩の水への溶出が不十分となる。30質量部を超えると、水に溶解するL−カルノシン亜鉛錯体が増加するため、亜鉛とL−カルノシンとのモル比が変化してしまう。ここで、使用する水の量の基準となる粗体の乾燥質量とは、被精製物である粗体の湿体(未乾燥状態のもの)の一部(通常1g程度)を大気中で150℃3時間乾燥させたときの乾燥体の質量に基づいて計算により求めた被精製物全体の乾燥質量を意味する。該乾燥質量は、必ずしも粗体に含まれる「真のL−カルノシン亜鉛錯体及び不純物塩の合計質量」と一致するものではないが、精製時に使用する水の量を決定する基準値としては有効なものである。
次いで、水温を1〜30℃に保ちながら、L−カルノシン亜鉛錯体を分散させた分散液の撹拌を行う。撹拌を行わない場合は、粗体同士が凝集して塊となり、塩の溶出速度が極端に低下する。撹拌強度は、粗体が水中で分散状態を保つ程度で足りる。
分散液の水温は1〜30℃とするが、好ましくは5〜28℃、より好ましくは10〜28℃である。分散液の水温が30℃を超えると、L−カルノシン亜鉛錯体の溶解度が上昇するため、亜鉛とL−カルノシンとのモル比が変化するばかりでなく、ゲル化が起こり易くなるため錯体の精製自体が困難となる。1℃未満では水が凝固して操作性が低下することがあるばかりでなく、水に溶出する塩の溶出速度が小さくなり、精製に長時間を要する。
撹拌時間は、L−カルノシン亜鉛錯体に内包される塩を十分に水に溶出させるため2時間以上とする必要がある。理由は定かではないが、塩の除去率は撹拌時間の長さに比例するのではなく、ある誘導期間を経過すると除去率は急激に高まり、それ以降は徐々に増加して飽和する。この誘導期間は、水温や撹拌強度にもよるが、ほぼどのような条件でも撹拌を開始してから2時間を経過すると高い除去率が得られる。撹拌時間には特に上限はないが、実用上14時間以下の撹拌で充分である。
その後、分散液からろ過、遠心分離等の常法に従ってL−カルノシン亜鉛錯体の結晶を回収した後、雰囲気温度30〜90℃で結晶を常圧、または減圧乾燥させることによりL−カルノシン亜鉛錯体の結晶を得る。
上記方法により精製して得られる結晶性L−カルノシン亜鉛錯体は、塩の含有量が0.5質量%以下であって、亜鉛とL−カルノシンのモル比{亜鉛(モル)/L−カルノシン(モル)}が精製前の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体(粗体)における当該モル比と実質的に同一である。ここで、実質的に同一とは、分析装置の精度を考慮して、精製後のモル比が精製前モル比の±1%以内、好ましくは±0.8%以内であることを意味し、このことは、精製中にL−カルノシン亜鉛錯体の分解が殆ど起こっていないか、仮に分解が起こったとしてもその分解物、特に水酸化亜鉛のような亜鉛化合物が不純物として精製品中に残存し難いことを意味する。即ち、本発明の方法によれば、塩の含有量が0.5質量%以下、好ましくは0.3質量%以下であり、且つ亜鉛含有量が22.35〜22.81質量%(亜鉛とL−カルノシン亜鉛錯体のモル比で表すと、亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=99:100〜101:100)である結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を効率よく得ることができる。
なお、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の精製は、水に分散させて撹拌した後に水から結晶を回収する上記操作を1回行うことにより塩の含有量を0.5質量%以下とすることが可能であるが、目的に応じてこの操作を2回以上繰り返し行ってもよい。また、精製後の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体には、通常、問題となるレベルの塩以外の不純物は含まれない。
実施例1
攪拌装置と温度計を備えた10,000mlの4つ口フラスコにメタノール3,800ml、水酸化ナトリウム122g(3.05mol)を加え、攪拌溶解した。溶解後、5℃以下まで冷却し、L−カルノシン345g(1.52mol)を加え溶解した。その後、酢酸亜鉛・2水和物335g(1.52mol)のメタノール溶液5,020mlを30分かけて滴下し、2時間熟成した。1夜放置後、結晶を遠心ろ過して分離し、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の粗体2050gを得た。H−NMRにより、粗体に含まれる酢酸ナトリウムの含有量を測定したところ、18.9質量%であった。また、0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により粗体に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、18.32質量%(酢酸ナトリウム量を除くと22.59質量%)、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.000:1.000)であった。
得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体400g(乾質量83g、乾燥減量測定により)を2,000mlの4つ口フラスコに仕込み、水1,600ml(粗体1質量部に対し19.3質量部)を添加した。その後、25℃一定で12hr攪拌し、遠心ろ過して分離した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定したところ、0.19質量%であった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶84gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.61質量%(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.001:1.000)であった。
実施例2
実施例1と同様の操作により粗体を合成し、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の粗体2,044gを得た。H−NMRにより酢酸ナトリウムの含有量を測定したところ、19.3質量%であった。また、0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により粗体に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、18.22質量%(酢酸ナトリウム量を除くと22.63質量%)、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.002:1.000)であった。
得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体400g(乾質量80g)を2,000mlの4つ口フラスコに仕込み、水1,600ml(粗体1質量部に対し20質量部)を添加した。その後、15℃一定で2.5hr攪拌し、遠心ろ過して分離した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定すると0.47質量%であった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶81gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.62質量%(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.002:1.000)であった。
実施例3
実施例2で得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体400g(乾質量80g)を2,000mlの4つ口フラスコに仕込み、水1,600ml(粗体1質量部に対し20質量部)を添加した。その後、5℃一定で12hr攪拌し、遠心ろ過して分離した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定すると、0.44質量%であった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶81gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.72質量%(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.006:1.000)であった。
実施例4
実施例2で得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体400g(乾質量80g)を3,000mlの4つ口フラスコに仕込み、水2,240ml(粗体1質量部に対し28質量部)を添加した。その後、25℃一定で12hr攪拌し、遠心ろ過して分離した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定すると、0.23質量%であった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶81gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.75質量%(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.008:1.000)であった。
実施例5
実施例2で得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体400g(乾質量80g)を2,000mlの4つ口フラスコに仕込み、水640ml(粗体1質量部に対し8質量部)を添加した。その後、25℃一定で12hr攪拌し、遠心ろ過して分離した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定すると、0.48質量%であった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶81gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.71質量%(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.006:1.000)であった。
実施例6
実施例1と同様に攪拌装置と温度計を備えた10,000mlの4つ口フラスコにメタノール3,800ml、水酸化カリウム171.1g(3.05mol)加え、攪拌溶解した。溶解後、5℃以下まで冷却し、L-カルノシン345g(1.52mol)を加え溶解した。その後、酢酸亜鉛・2水和物335g(1.52mol)のメタノール溶液5,020mlを30分かけて滴下し、2時間熟成した。1夜放置後、結晶を遠心ろ過して分離し、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を2,055g得た。H−NMRにより、酢酸カリウムの含有量を測定したところ、15.6質量%であった。また、0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により粗体に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、19.02質量%(酢酸カリウム量を除くと22.53質量%)、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=0.998:1.000)であった。
得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体2,055g(乾質量415g)を水8,000ml(粗体1質量部に対し19.3質量部)に分散させて25℃一定で12hr撹拌することにより洗浄した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸カリウムの含有量を測定すると、0.19質量%であった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶417gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.55質量%(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=0.999:1.000)であった。
実施例7
実施例1と同様に攪拌装置と温度計を備えた10,000mlの4つ口フラスコにメタノール3,800ml、水酸化ナトリウム122g(3.05mol)を加え、攪拌溶解した。溶解後、5℃以下まで冷却し、L-カルノシン345g(1.52mol)を加え溶解した。その後、塩化亜鉛335g(1.52mol)のメタノール溶液5,020mlを30分かけて滴下し、2時間熟成した。1夜放置後、結晶を遠心ろ過して分離し、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を2055g得た。ICP発光法により、塩化ナトリウムの含有量を測定したところ、26.6質量%であった。また、0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により粗体に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、16.63質量%(塩化ナトリウム量を除くと22.53質量%)、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.004:1.000)であった。
得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体2055g(乾質量417g)を水8,000ml(粗体1質量部に対し19.2質量部)に分散させて25℃一定で12hr撹拌することにより洗浄した。ICP発光法により、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の塩化ナトリウムの含有量を測定すると、0.09質量%であった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶415gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.65質量%(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.003:1.000)であった。
比較例1
実施例1で得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体400g(乾質量83g)を2,000mlの4つ口フラスコに仕込み、水1,600ml(粗体1質量部に対し19.2質量部)を添加した。その後、25℃一定で0.5hr攪拌し、遠心ろ過して分離した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定すると、2.20質量%であり、十分除去できなかった。一方、80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶83gを得、0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.22質量%(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=0.984:1.000)であったが、酢酸ナトリウム量を除くと22.72質量%、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.006:1.000)であり、モル比に変化はなかった。
比較例2
実施例1で得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体400g(乾質量83g)を2000mlの4つ口フラスコに仕込み、水1,600ml(粗体1質量部に対し19.2質量部)を添加した。その後、45℃一定で5hr攪拌すると、粘度が増加した。これを遠心ろ過して分離したが、非常にろ過性が悪かった。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定したところ、0.19質量%であった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶84gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、23.52質量%(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.042:1.000)であり、モル比が大きく変化した。
比較例3
実施例1で得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体400g(乾質量83g)を1,0000mlの4つ口フラスコに仕込み、水8,500ml(粗体1質量部に対し102.4質量部)を添加した。その後、25℃一定で12hr攪拌し、遠心ろ過して分離した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定したところ、0.12質量%であった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶83gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、23.14質量%(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.025:1.000)であり、モル比が大きく変化した。
比較例4
実施例1で得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体400g(乾質量83g)を5,000mlの4つ口フラスコに仕込み、水3,150ml(粗体1質量部に対し38.0質量部)を添加した。その後、25℃一定で12hr攪拌し、遠心ろ過して分離した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定すると、0.19質量%であった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶82gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.99質量%であり、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.018:1.000)であり、モル比が変化した。
比較例5
実施例1と同様に300mlの4つ口フラスコにメタノール100ml、水酸化ナトリウム3.51g(0.088mol)加え、攪拌溶解した。溶解後、5℃以下まで冷却し、L-カルノシン9.96g(0.044mol)を加え溶解した。その後、酢酸亜鉛・2水和物9.67g(0.044mol)のメタノール溶液145mlを30分かけ滴下し、2時間熟成した。1夜放置後、結晶を吸引ろ過し、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を得た。H−NMRにより、酢酸ナトリウムの含有量を測定したところ、23.3質量%であった。また、0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により粗体に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、17.38質量%(酢酸ナトリウム量を除くと22.66質量%)、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.004:1.000)であった。
得られたろ過機上の粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体61g(乾質量12g)を水240ml(粗体1質量部に対し20質量部)を使用して、25℃の雰囲気下、ろ過機上で洗浄した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定したところ、6.89質量%であり、十分に除去できなかった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶12.8gを得、0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、21.08質量%、(酢酸ナトリウム量を除くと22.64質量%)、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.003:1.000)であり、モル比に変化はなかった。
比較例6
実施例2で得られた粗体の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の湿体400g(乾質量80g)を1,000mlの4つ口フラスコに仕込み、水280ml(粗体1質量部に対し3.5質量部)を添加した。その後、25℃一定で12hr攪拌したが、かなりのスラリー濃度のため攪拌動力に大きな負荷がかかった。その後、遠心ろ過して分離した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定すると、1.42質量%であり、十分除去できなかった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶81gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.37質量%(酢酸ナトリウム量を除くと22.69質量%)、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.005:1.000)であり、モル比に変化はなかった。
比較例7
実施例1と同様に攪拌装置と温度計を備えた10,000mlの4つ口フラスコにメタノール3,800ml、水酸化ナトリウム122g(3.05mol)加え、攪拌溶解した。溶解後、5℃以下まで冷却し、L-カルノシン345g(1.52mol)を加え溶解した。その後、酢酸亜鉛・2水和物335g(1.52mol)のメタノール溶液5,020mlを30分かけて滴下し、2時間熟成した。1夜放置後、結晶を遠心ろ過して分離し、結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を得た。H−NMRにより、酢酸ナトリウムの含有量を測定したところ、18.1質量%であった。また、0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により粗体に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、18.61質量%(酢酸ナトリウム量を除くと22.72質量%)、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.006:1.000)であった。
得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の粗体(湿体)(乾燥質量417g)を遠心分離機上に留めたまま、引き続き25℃の水8,000ml(粗体1質量部に対し19.2質量部)を用いて流水洗浄した。H−NMRにより、得られた結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の酢酸ナトリウムの含有量を測定すると、1.61質量%であり、十分除去できなかった。80℃で5時間風乾後、白色粉末状結晶418gを得た。0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液によるキレート滴定により結晶に含まれる亜鉛の定量を行ったところ、22.34質量%(酢酸ナトリウム量を除くと22.71質量%)、(亜鉛(モル):L−カルノシン(モル)=1.006:1.000)であり、モル比に変化はなかった。

Claims (2)

  1. 不純物として塩を10質量%以上含有する結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の粗体から塩を除去して、塩の含有量が0.5質量%以下であり、且つ精製後のL−カルノシンと亜鉛とのモル比が精製前の前記粗体におけるL−カルノシンと亜鉛とのモル比の±1%以内にある結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を製造する方法であって、
    塩を除去する方法が、粗体1質量部を1〜30℃の水5〜30質量部に分散させた分散液を、水温を1〜30℃に維持しながら2時間以上撹拌することにより前記塩を選択的に溶解させる工程を含むことを特徴とする結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の製造方法。
  2. 亜鉛の含有量が22.35〜22.81質量%である結晶性L−カルノシン亜鉛錯体を製造する請求項1に記載の結晶性L−カルノシン亜鉛錯体の製造方法。
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