JP4936075B2 - 車両駆動用アクチュエータ - Google Patents

車両駆動用アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP4936075B2
JP4936075B2 JP2008106018A JP2008106018A JP4936075B2 JP 4936075 B2 JP4936075 B2 JP 4936075B2 JP 2008106018 A JP2008106018 A JP 2008106018A JP 2008106018 A JP2008106018 A JP 2008106018A JP 4936075 B2 JP4936075 B2 JP 4936075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle height
vehicle
suspension spring
movable end
stroke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008106018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009255691A (ja
Inventor
齋藤  友宏
哲也 永田
弘 岡田
宏行 宇佐美
朋範 今村
振一郎 越本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008106018A priority Critical patent/JP4936075B2/ja
Publication of JP2009255691A publication Critical patent/JP2009255691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4936075B2 publication Critical patent/JP4936075B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車両に搭載されて電動モータによって車輪を回転駆動する車両駆動用アクチュエータに関する。
自動車のサスペンション制御において、油圧源と油圧制御系とを含む油圧システムと駆動制御を実行するコントローラを備え、コントローラ出力に応動してアクチュエータに供給される作動油圧を制御するアクティブサスペンションの駆動制御が知られており(特許文献1、特開平6−135211号公報)、アクチュエータに対する作動媒体の給排を制御してバネ上上下運動を抑制するに当たり、予め設定された複数の、給排制御によるバネ上上下運動の減衰特性に適合した作動媒体給排量パターンに基づいてアクチュエータに関する給排制御を行うことが知られている(特許文献2、特開平6−135212)。
特開平6−135211号公報 特開平6−135212号公報
しかしながら、上述した特許文献1、2に記載された従来技術では、車体(バネ上)の上下振動に伴って搭乗者が感じるフワフワ感を抑制するための、スカイフックダンパ理論に基づく乗り心地制御が可能なアクティブサスペンション制御が実現できるという利点があるものの、予め設定されたバネ上上下運動の減衰特性に適合した作動媒体(油等)給排量を表す複数の制御パターンに基づいて上下運動の抑制が行われるため、例えば、外乱やアクチュエータの経時的な特性変化に対応できない等の改善の余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、車輪駆動用の電動モータの動力を利用して簡単な構成により車高調整を可能であると共に、リアルタイムに検知された車高位置情報に基づいて経時的な特性変化にも対応できる応答特性の優れた車両駆動用アクチュエータを提供することを目的とする。
車両駆動用アクチュエータは、電動モータと、懸架バネの可動端に接続され且つ電動モータの回転を車軸に伝達して車輪を回転駆動する車輪駆動ユニットと、車体側に接続された固定端と車輪駆動ユニット側に接続された可動端とを有する懸架バネとを備えた車両駆動用アクチュエータであって、車輪駆動ユニットは、電動モータからの動力を複数に分配可能な動力分配機構を備え、懸架バネの固定端と可動端との間のストロークを検知するストロークセンサが設けられると共に、ストロークセンサの出力値に基づいて、動力分配機構を介して分配された動力により、懸架バネの可動端を上下に駆動可能に構成されることを特徴とする。
このように、懸架バネの一端を車体側に固定させ他端を上下に駆動可能とした上で、固定された端部と可動な端部との間の離隔距離(ストローク)を検知するストロークセンサを配設し、このストロークセンサが検知するリアルタイムな離隔距離情報(センサ出力値)に基づいて車輪駆動ユニットの動力分配機構を介して懸架バネの可動端を駆動させることにより、アクチュエータの経時的な特性の変化にも対応できる車両駆動用アクチュエータが提供できる。さらに、動力分配機構を介した上で電動モータの動力を伝達しているため、積載荷重の変化に拘らずにアクチュエータの応答性を向上させた車両駆動用アクチュエータが提供できる。
本発明の好適な態様として、ストロークセンサの出力値に基づく車高位置と、前回車高調整完了時点での車高位置との差分を算出するストローク変位量算出手段と、車高位置とストローク変位量とに基づいて目標とする車高値を算出する目標車高値算出手段と、を備え、算出された目標車高値に基づいて生成された信号により、車輪駆動ユニットの駆動制御を行い、懸架バネの可動端を上下に駆動するように構成される、ことを特徴とする。
このような、リアルタイムで検知されたストローク情報(車高位置)に基づいて前回の車高調整完了時のストローク情報(車高位置)からの差分を算出するストローク変位量算出手段と、このストローク変位量とリアルタイムで検知された車高位置とに基づいて目標車高値を算出する目標車高値算出手段とを備えることにより、例えば、乗車人員や積載荷重量が増加(減少)して懸架バネが収縮(伸長)する場合であっても、逐次、前回の車高調整完了時のストローク情報に反映させた車高位置(目標車高位置)が得られるため、この車高位置に基づいて生成された信号により車輪駆動ユニットの動力分配機構を制御することで、収縮(伸長)した懸架バネの可動端を下方(上方)へ駆動することによって増加(減少)前の車高と同等の高さを維持できる。つまり、乗車人員や積載荷重量の増加(減少)が生じても、これら積載荷重の変化に拘らずに変化前の良好な乗り心地を確保する車両駆動用アクチュエータが提供できるのである。尚、車高位置とは、懸架バネの固定端(車体固定)と車両に搭載したタイヤが接する路面との間の距離を示すものである。
本発明の好適な態様として、目標車高値に基づいて生成された信号は、時間的に変化する複数の増加傾斜若しくは減少傾斜を持つ、ことを特徴とする。このような構成を持たせることにより、例えば指数関数的、多段階的に懸架バネの可動端を上下方向に駆動させることが可能となるため、搭乗者に違和感を与えることのない、車高調整が実現できる。すなわち、より一層の良好な乗り心地を提供できるユーザビリティを向上させた車両駆動用アクチュエータが提供できる。
本発明の好適な態様として、車輪駆動ユニットの制御は、車高位置とストローク変位量と目標車高値とに基づいて車高位置偏差を算出する車高位置偏差算出手段と、懸架バネの可動端の上下駆動する速さを算出する車高速度指令演算手段とを有することを特徴とする。このような構成を持たせることにより、駆動アクチュエータの応答特性に基づく振動成分を抑えることが可能となるため、流暢な車高調整が実現でき、より一層の良好な乗り心地を提供できるユーザビリティを向上させた車両駆動用アクチュエータが提供できる。
本発明の好適な態様として、車輪駆動ユニットの制御は、車軸と懸架バネの可動端とが成す相対角度の時間変化を算出する回転角速度算出手段と、車高速度指令に基づいて懸架バネの可動端の上下駆動する速さを補正する回転角速度偏差算出手段と、を有する、ことを特徴とする。このような構成を持たせることにより、懸架バネの可動端の上下移動する速さを、動力分配機構を介して分配される動力に基づく速度変化として車輪駆動ユニットの制御に反映させることが可能となるため、駆動アクチュエータの応答特性に基づく振動をより直接的に制御することができる。つまり、より微小な振動成分を抑圧することができるため、より流暢な車高調整が実現できる、ユーザビリティを向上させた車両駆動用アクチュエータが提供できる。
本発明の好適な態様として、車輪駆動ユニットの制御は、回転角速度偏差を所定の時間に亘って加算した角速度偏差積分に基づいて補正する角度偏差積分補正手段を有する、ことを特徴とする。このような構成を持たせることにより、応答周期の短い振動成分を抑圧できると共に、不意の外乱にも対応できる車両駆動用アクチュエータが提供できる。
本発明の好適な態様として、車両駆動用アクチュエータは、車両搭乗者の特定の操作によって駆動制御が実行されるように構成される、ことを特徴とする。このような構成を持たせることにより、ユーザー(車両搭乗者)が最適と感ずる乗り心地を適宜選択して提供できる車両駆動用アクチュエータが実現できる。
図1には、本実施形態における車両駆動用アクチュエータA1を示す概略構成図が示されており、車両の左後輪に搭載された状態を前方から視た図面である。図2には、車両駆動用アクチュエータA1における駆動機構及び懸架バネ、ショックアブソーバ、ストロークセンサの関係を表す側面図が示されている。図3には、電磁クラッチ40とリングギア36との配置が示されている。尚、図1では、ショックアブソーバ4が図略されており、図2では電動モータ10が図略されている。
図1及び図2に示されるように、車両駆動用アクチュエータA1は、電動モータ10と、車輪駆動ユニット30と、懸架バネ3とショックアブソーバ4と、ストロークセンサ6とを備えて構成されている。
電源モータ10は、駆動動力源としての機能と発電機としての機能を併せ持つモータであって、径方向外側に三相電機子巻線をもつ電機子としてのモータステータ(図示せず)を、径方向内側に界磁磁石型回転子としてのモータロータ(図示せず)を有する内転型(インナーロータ型)回転電機である。
車輪駆動ユニット30は、ハブステイ31と、ハブステイ31の内部に収容される遊星ギア減速機構32とを備えている。遊星ギア減速機構32は、サンギア34とリングギア36とに噛み合う複数(図例にあっては4個)のプラネタリギア35がプラネタリキャリア37によって保持されたものであり、電源モータ10から伝達されたモータシャフト13の回転を減速して車軸シャフト33へ伝達すると共に動力を複数段に分配可能なギア減速機構である。ここで、遊星ギア減速機構32の中心に位置するサンギア34は、ハウジング14の車両側方側の面から突出するモータシャフト13の端部に固定されている。そして、各プラネタリギア35は、サンギア34の外周に噛合するように配置され、プラネタリキャリア37の径方向端部に固定された各遊星シャフト38によってそれぞれ軸支されている。プラネタリキャリア37の中心には車軸シャフト33が固定され、車軸シャフト33は、ハブステイ31に固定された軸受39によって回転可能に支持されている。
ここで、リングギア36は、内周部のギア歯面(内歯)が各プラネタリギア35の外周に噛合するように配置されており、図3に示されるように、リングギア36の外周部には、摩擦板としての複数のプレート部36aがリング状に突設されている。さらに、リングギア36の車幅方向中央側側面には丸棒状のピン7が突設されている。
図3に示すように、リングギア36の径方向外側には、電磁クラッチ40が配置されており、電磁クラッチ40の内周部には、摩擦板としての複数のプレート部40aがリング状に突設されている。電磁クラッチ40の各プレート部40aとリングギア36の各プレート部36aとは交互に重ね合わせて配置されている。そして、電磁クラッチ40は、非通電状態において、図示しないバネによって軸方向一方側へ付勢されており、各プレート部40aがリングギア36の各プレート部36aを押圧することによりリングギア36を固定している。一方、電磁クラッチ40が通電されると、軸方向他方側へ駆動されるため、各プレート部40aが各プレート部36aから離れることにより、リングギア36が解放されて回転可能となる。
懸架バネ3は、公知のコイルバネであって、上側座面3aは車体1に固定され、下側座面3bはスライダ5に固定されている。
スライダ5は、平板状の水平部5aと、水平部5aの一端から直角に立設された鉛直部5bとを有している。水平部5aの上面には、懸架バネ3の下側座面3bが固定される。鉛直部5bには、水平方向且つ車両前後方向に長い長穴5cが形成されている。長穴5cは、リングギア36の車幅方向中央側側面に突設されたピン7が挿入されて係合する穴であって、上下幅がピン7の直径よりも僅かに大きく設定されている。従って、ピン7は、スライダ5の長穴5cに挿入された状態で、スライダ5に対して水平方向に相対移動可能である。
図2に戻り、ショックアブソーバ4は、車体1と車輪駆動ユニット30との間に設けられて、懸架バネ3による車体1と車輪駆動ユニット30との間の相対振動を吸収して車体1を安定させる働きを有する。ショックアブソーバ4は、例えば、筒体4aの内部が、オイルが満たされたオイル室と高圧のガスが充填されたガス室に分けられ(図示せず)、ピストンロッド4bの先端に設けられ筒体4a内を上下に移動可能なピストンによって仕切られた構造を有している。ピストンロッド4bは、その上端が車体1に固定され、筒体4aは、その下端がハブステイ31に固定されている。
ストロークセンサ6は、一端が車体1に固定され、他端はスライダ5を構成する平板状の水平部5aに固定される。そして、スライダ5の上下移動に合わせて、圧縮及び伸長を行い、車体1とスライダ5との間の離間距離を検知する機能を有する。ストロークセンサ6は、例えば筐体内部にスライダ5の上下移動に合わせて摺動可能なピストンを設け、この相対的な上下移動位置を差動変圧器等で検知するよう構成された磁気センサのように接触型のセンサであっても良いし、車体1側に固定された光学式センサで構成し、スライダ5の水平部5aの表面を検出面とする、光伝搬時間に基づいた距離検出を行う非接触型のセンサであっても良い。
このような構成を有する車両駆動用アクチュエータA1を搭載した車体1は、走行時には、電磁クラッチ40が通電されず、電磁クラッチ40の各プレート部40aとリングギア36の各プレート部36aとの摩擦によってリングギア36が固定されている。電動モータ10が通電駆動されると、モータロータが回転することによってモータシャフト13を介してサンギア34が回転する。サンギア34の回転によって各プラネタリギア35が公転するので、減速された回転がプラネタリキャリア37を介して車軸シャフト33に伝達され、車輪が回転することにより車両が走行する。
一方、車両停車時では電磁クラッチ40が通電されるため、電磁クラッチ40の各プレート部40aとリングギア36の各プレート部36aは離間して開放状態となるため車軸シャフト33には電動モータ10の動力は伝達されない。
本実施形態の車両駆動用アクチュエータA1による、車高調整制御は前述した車両停車時において実行させるものである。図4〜図6に示されたフローチャートを参照にしつつ以下に動作を説明する。
図4〜6に示されたフローチャートは、本実施形態の車両駆動用アクチュエータA1の制御手順を表すものであり、車高調整指令を起動として実行される(図4、START)。本実施形態では、イグニッションキーの操作(通電時)を起動とするものである。尚、車両駆動用アクチュエータA1を作動させて車高調整を実行しているか否かを示す車高調整フラグFは、初期値として“0”が設定されている。従って、初回調整時は必ずF=0のステータス状態にある。
先ず、ステップS1においては、ステップS1実行時における車両の状態を確認する。本実施形態では、車両駆動用アクチュエータA1を搭載する車体1の速度情報V(km/h)、ブレーキ情報B(ON:1/OFF:0)、ストロークセンサ6の検知したストローク情報L(mm)、リングギア36の回転駆動によって上下移動を行うスライダ5へのリフト軸回転角情報θ(rad)、の各情報の収集を行う。ここで、リフト軸回転角情報θは、図2に示すように、車軸シャフト33と懸架バネ3の可動端(下側座面3bが固定されるスライダ5側にリングギア36側から突設されたピン7)とが成す相対角度θを表す。尚、これらの車両状態に関する情報は、懸架バネ3のストロークを検知するストロークセンサ6を始めとし、車体1に設置された各種センサから取得する。
取得した各種情報(V,B,L,θ)から、車高調整実行への許可判定(ステップS2)を行う。本実施形態では、車両停止状態にあって車高調整を実行するのであるから、車体1の速度情報Vが“0”(km/h)であり且つブレーキ情報Bが“ON”状態であると確認(判定)された場合に車高調整実行への許可状態であると判断する(ステップS2、“Yes”)。車高調整への実行許可状態でない、と判断された場合(ステップS2、“No”)には、車高調整フラグFをF=0の状態に維持したまま(ステップS7)、ステップS3〜S6に至る演算ステップを省略してステップS8に移行する。
車両の状態が、車高調整実行への許可状態である、と判断された場合(ステップS2、“Yes”)には、ステップS1で収集されたストロークセンサ6の検知したストローク情報に基づいて、今回出力(L(mm))と前回出力(L´(mm))との差分を、ストローク変位量(ΔL(mm))として算出する(ステップS3)。ここで、前回出力とは、前回の車高調整実行時に完了した車高位置に基づくストローク情報である。尚、初回調整実行時には、工場出荷時の調整データに基づくストローク情報が初期値として設定されている。
ストローク変位量ΔL(mm)が算出されたら、現時点で車高調整が実行中であるかを、車高調整フラグFのステータスにより判断し(ステップS4)、車高調整実行中(車高調整フラグF=“1”)の場合(ステップS4、“Yes”)には、ステップS5〜S6に至る演算ステップを省略してステップS8に移行する。
尚、このステップS3に示されたストローク変位量ΔLの算出演算が、本発明のストローク変位量算出手段として機能するものである。
車高調整フラグFのステータスが“0”の場合には(ステップS4、“No”)、ステップS3で算出されたストローク変位量ΔLが車高調整を要する状態であるか否か、を調整実行判定閾値Lsと比較することにより判断(ステップS5)する。ストローク変位量ΔLが、調整実行判定閾値Lsより小さい場合(ステップS5、“No”)には、車高調整を要せず、と判断(ステップS6の演算処理を省略)してステップS8に移行する。
ストローク変位量ΔLが、調整実行判定閾値Ls以上の場合(ステップS5、“Yes”)には、このストローク変位量ΔLを調整初期バネストローク変位量ΔLrに設定すると共に、車高調整フラグFのステータスを“1”に設定し、ステップS1で収集されたストローク情報に基づいて、以下に示す、調整初期車高位置H0(mm)及び目標車高値Hr(mm)の算出演算((1)、(2))を実行(ステップS6)する。
H0=R+r×sinθ+L ・・・(1)
Hr=H0+ΔLr ・・・(2)
R :タイヤ半径(mm)
r :リフト軸回転半径(mm)
θ :リフト軸回転角(rad)
L :バネストローク(mm)
ΔL:調整初期バネストローク変位量(mm)
尚、このステップS6に示された目標とする車高値Hrを算出する算出演算が、本発明の目標車高値算出手段として機能するものである。
図5に示されたフローチャートに進み、ステップS6で算出された調整初期車高位置H0及び目標車高値Hrに基づいて、車高調整の実行状態(車高調整完了判定)を判断する(ステップS8)。すなわち、車高調整フラグFのステータスが“1”状態であり、且つ車高調整フラグFのステータス“1”の状態成立時間が所定の調整時間tc(sec)以上であり、且つ目標車高値Hrと調整初期車高位置H0との差分の絶対値が調整実行判定閾値Ls以上であれば(ステップS8、“Yes”)、車高調整が完了したと判断し、車高調整フラグFのステータスを“0”とし、今回の車高調整で検知したストローク情報Lを前回の車高調整完了時のストローク情報L´に設定(ステップS14)する。ここで、調整時間tcとは、車両駆動用アクチュエータの応答特性に基づいて定まる調整時間である。
車高調整の実行状態が調整完了の状態ではない、と判断された場合(ステップS8、“No”)には、再度、車高調整フラグFのステータスに基づいて実行状態を判断(ステップS9)し、車高調整許可状態にない場合(ステップS2、“No”)や車高調整が完了したと判断された場合(ステップS8、“Yes”)は、車両駆動用アクチュエータA1の駆動トルクTをT=0とし、プラネタリギア35とサンギア34とを内包するリングギア36の電磁クラッチ40の制御フラグCを締結(C=0)状態とする(ステップS15)。
車高調整フラグFのステータスが“1”の場合(ステップS9“Yes”)には、目標車高値Hrへの到達時間(調整時間)を反映させた目標車高値信号を生成(ステップS10)し、生成された車高値信号に基づいて車両駆動用アクチュエータA1を制御するために、電磁クラッチ40の制御フラグCを開放(C=1)状態とする(ステップS10)。
目標車高値信号を生成し、リングギア36の電磁クラッチ40の制御を開放(制御フラグC=1)したら、ステップS3で算出されたストローク変位量ΔLと目標車高値Hrとに基づいて、以下に示す、目標車高補正値Hr´の算出演算(3)を実行(ステップS12)する。
Hr´=Hr−ΔL ・・・(3)
Hr:目標車高値(mm)
ΔL:ストローク変位量(mm)
算出された目標車高補正値Hr´に基づいて、以下に示す、車高位置偏差ΔHの算出演算(4)を実行(ステップS13)する。尚、車高位置偏差ΔHは、前回調整完了時の車高からの変位量を表している。
ΔH=Hr´−R+r×sinθ+L ・・・(4)
Hr´:目標車高補正値(mm)
R:タイヤ半径(mm)
r:リフト軸回転半径(mm)
θ:リフト軸回転角(rad)
L:バネストローク(mm)
尚、このステップS13に示された車高位置偏差ΔHの算出演算が、本発明の車高位置偏差算出手段として機能するものである。
図6に示されたフローチャートに進み、算出された車高位置偏差ΔHに基づいて、以下に示す、車高速度指令Vrの算出演算(5)を実行(ステップS16)する。ここで、車高速度とは、懸架バネ3の可動端が固定されるリフト5の鉛直方向への移動速度を表す。
Vr=Kp×ΔH ・・・(5)
Kp:比例制御係数
ΔH:車高位置偏差(mm)
尚、このステップS16に示された車高速度指令Vrの算出演算が、本発明の車高速度指令演算手段として機能するものである。
さらに、算出された車高速度指令Vrに基づいて、以下に示す、リフト軸回転角速度指令ωrの算出演算(6)を実行(ステップS17)する。ここで、リフト軸回転角速度は懸架バネ3の可動端が固定されるリフト5にピン7で連結されたリングギア36の回転角速度を表す。
ωr=Vr/cosθ ・・・(6)
Vr:車高速度指令
θ :リフト軸回転角(rad)
ここで、リングギア36の回転駆動に伴うリフト軸回転角情報θ(rad)に基づいて、以下に示す、単位時間当たりのリング回転角速度ωの算出演算(7)を実行(ステップS18)する。尚、単位時間とは1演算周期を表し、調整開始時では、未だ車両駆動用アクチュエータA1が作動していないため、算出値はω=0である。
ω=(θ(n)−θ(n−1))/ts ・・・(7)
θ(n) :n番目のリフト軸回転角(rad)
θ(n−1):n−1番目のリフト軸回転角(rad)
ts:演算周期(s)
尚、このステップS18に示されたリング回転角速度ωの算出演算が、本発明の回転角速度算出手段として機能するものである。
そして、算出されたリフト軸回転角速度指令ωrとリング回転角速度ωとに基づいて、以下に示す、リング回転角速度偏差Δωの算出演算(8)を実行(ステップS19)する。尚、調整開始時では、未だ車両駆動用アクチュエータA1が作動していないため、算出値Δω=ωrである。
Δω=ωr−ω ・・・(8)
ωr:リフト軸回転角速度指令
ω :リング回転角速度
尚、このステップS19に示されたリング回転角速度偏差Δωの算出演算が、本発明の回転角速度偏差算出手段として機能するものである。
以上、算出されたリング回転角速度偏差Δωに基づいて車両駆動用アクチュエータA1へのアクチュエータ駆動力指令Tの算出演算(9)を実行(ステップS20)することにより、車両駆動用アクチュエータA1の車高調整制御(ステップS21)が実現できる。尚、このステップS20に示されたリング回転角速度偏差Δωを所定の時間に亘って積分制御係数を掛け合わせて
T=Kp×Δω+Ki×∫Δω ・・・(9)
Kp:比例制御係数
Δω:リング回転角速度偏差
Ki:積分制御係数
尚、このステップS20に示された演算式の第2項の、リング回転角速度偏差Δωを所定の時間に亘って加算した角速度偏差積分に積分制御係数Kiを掛け合わせたものを足し合わせる補正が、本発明の角度偏差積分補正手段として機能するものである。
ここで、図4〜6のフローチャートに示された車高調整制御は、目標車高値Hrに達するまで継続されるものであり、ステップ8に示された車高調整完了判定により、車高調整実行手順が終了する。
ステップ21で算出されたアクチュエータ駆動力指令Tが車両駆動用アクチュエータA1に出力されると、電動モータ10が通電駆動される。尚、電磁クラッチ40は開放状態(クラッチ制御C=1)である。ここで、モータロータが反時計回りに回転することによって、モータシャフト13を介してサンギア34が反時計回りに回転する。この時、プラネタリキャリア37は固定されているため、各プラネタリギア35は時計回りに自転し、各プラネタリギア35に噛合するリングギア36が時計回りに回転する。
そして、ピン7はリングギア36の回転に伴って上方へ移動し、長穴5cを介してピン7に係合するスライダ5が上方へ移動するので、スライダ5の水平部5aに固定された懸架バネ3の下側座面3bが上方へ駆動されることによって車体1が上昇していくと共に、ストロークセンサの検知値(L)も追随して変化する。尚、リングギア36の回転に伴ってピン7の水平位置も変化するが、ピン7は長穴5c内を水平に移動可能であるので、懸架バネ3及びストロークセンサ6は、ピン7の水平位置に拘ることなく鉛直姿勢を保つことができる。
同様に、モータロータが時計回りに回転することによって、モータシャフト13を介してサンギア34が時計回りに回転するため、各プラネタリギア35は反時計回りに自転し、噛合するリングギア36は反時計回りに回転する。そして、ピン7はリングギア36の回転に伴って下方へ移動し、長穴5cを介してピン7に係合するスライダ5が下方へ移動するので、スライダ5の水平部5aに固定された懸架バネ3の下側座面3bが下方へ駆動されることによって車体1が下降すると共に、ストロークセンサの検知値(L)も追随して変化する。
そして、ストロークセンサ6からの出力信号に基づいて車高位置が目標車高値Hrに達したと判定された場合(ステップ8)には、車高調整完了判定により所定の処理(ステップ14)を経由して、車両駆動用アクチュエータA1の駆動トルクTをT=0(電動モータのモータロータの回転を停止)とし、リングギア36の電磁クラッチ40の制御フラグCを締結状態(電磁クラッチ40への通電停止)にする。
以上説明したことから明らかなように、本実施形態によれば、車両駆動用アクチュエータA1は、電動モータ10と、懸架バネ3の可動端(下側座面3b)に接続され且つ電動モータ10の回転を車軸シャフト33に伝達して車輪を回転駆動する車輪駆動ユニット30と、車体1側に接続された固定端(上側座面3a)と車輪駆動ユニット30側に接続された可動端(下側座面3b)とを有する懸架バネ3とを備え、車両駆動ユニット30は、電動モータ10からの動力を複数に分配可能な動力分配機構としての遊星ギア減速機構32を備えており、懸架バネ3の下側座面3bと下側座面3bとの間のストロークを検知するストロークセンサ6が設けられると共に、ストロークセンサ6の出力値に基づいて、遊星ギア減速機構32を介して分配された動力により、懸架バネ3の下側座面3bを上下に駆動可能に構成される。
このような構成を備えるため、ストロークセンサ6が検知するリアルタイムな離隔距離情報(センサ出力値)に基づいて車輪駆動ユニット30の遊星ギア減速機構32を介して懸架バネ3の下側座面3bを駆動させることが可能となる。つまり、車両駆動用アクチュエータA1の経時的な特性の変化にも対応できる車両駆動用アクチュエータA1の提供が実現できる。さらに、遊星ギア減速機構32を介した上で電動モータ10の動力を伝達しているため、積載荷重の変化に拘らずに応答特性を向上させた車両駆動用アクチュエータA1の提供が実現できる。
特に、懸架バネ3の車体1側に固定された上側座面3aと、リングギア36の回転に伴って上下駆動するスライダ5との間に設けられたストロークセンサ6の出力値と、前回車高調整完了時点での車高位置L´との差分を算出するストローク変位量ΔL算出演算(ステップS3)と、車高位置Lとストローク変位量ΔLとに基づいて目標とする車高値を算出する目標車高値Hr算出手段(ステップS6、(2))と、を備え、算出された目標車高値Hrに基づいて生成された信号(ステップS10)により、懸架バネ3の下側座面3bが固定されるスライダ5を上下に駆動可能とするように車輪駆動ユニット30を制御することにより、リアルタイムで検知されたストローク情報Lに基づいた車両駆動用アクチュエータA1の提供が実現できる。
つまり、乗車人員や積載荷重量が増加(減少)して懸架バネ3が収縮(伸長)する場合であっても、逐次、前回の車高調整完了時のストローク情報L´に反映させた車高位置(目標車高位置Hr)が得られるため、この目標車高位置Hrに基づいて生成された信号により車輪駆動ユニット30の遊星ギア減速機構32を制御することで、収縮(伸長)した懸架バネ3の下側座面3bが固定されるスライダ5を下方(上方)へ駆動することによって増加(減少)前の車高位置L´と同等の高さを維持できる。すなわち、乗車人員や積載荷重量の増加(減少)が生じても、これら積載荷重の変化に拘らずに変化前の良好な乗り心地を確保する車両駆動用アクチュエータA1が提供できるのである。
さらに、車輪駆動ユニット30への制御は、車高位置Lと算出されたストローク変位量ΔLと目標車高値Hrとに基づいて車高位置偏差ΔHを算出する車高位置偏差算出手段(ステップ13)と、懸架バネ3の下側座面3bが固定されるスライダ5の上下駆動する速さを算出する車高速度指令Vr演算手段(ステップS16)と、を有することにより、車輪駆動用アクチュエータA1の応答特性に基づく振動成分を抑えることが可能となるため、流暢な車高調整が実現でき、より一層の良好な乗り心地を提供できるユーザビリティを向上させた車両駆動用アクチュエータA1が提供できる。
また、車輪駆動ユニット30の制御は、車軸シャフト33と懸架バネ3の下側座面3bが固定されるスライダ5側にリングギア36側から突設されたピン7とが成す相対角度θの時間変化を算出するリング回転角速度ω算出手段(ステップS18)と、車高速度指令Vrに基づいて懸架バネ3の下側座面3bが固定されるスライダ5の上下駆動する速さを補正する回転角速度偏差Δω算出手段(ステップS19)と、を有することにより、懸架バネ3の下側座面3bが固定されるスライダ5の上下駆動する速さを、遊星ギア減速機構32を介して分配される動力によるリングギア36の速度変化として車輪駆動ユニット30の制御に反映させることが可能となるため、車両駆動用アクチュエータA1の応答特性に基づく振動をより直接的に制御することができる。つまり、振幅値がより微小な振動成分を抑圧することができるため、より流暢な車高調整が実現できる。結果、ユーザビリティを向上させた車両駆動用アクチュエータの提供が実現できる。
また、車輪駆動ユニット30の制御は、回転角速度偏差Δωを所定の時間に亘って加算した角速度偏差積分に基づいて補正する角速度偏差積分補正手段(ステップS20)を有することにより、応答周期の短い振動成分を抑圧できると共に、不意の外乱にも対応できる車両駆動用アクチュエータA1の提供が実現できる。
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能であることは云うまでもない。
以下、本発明の各変形例について説明する。例えば、上記実施形態では算出された目標車高値Hrに基づいて生成された信号により懸架バネ3の下側座面3bが固定されるスライダ5を上下に駆動可能とするように車輪駆動ユニット30を制御するとしているが、ステップS10で生成される信号は、時間的に変化する複数の増加傾斜若しくは減少傾斜を持つようにしても良い。目標車高値Hrに到達するまでの増加(減少)特性として、例えば、指数関数的、多段階的に懸架バネ3の下側座面3bが固定されるスライダ5を上下方向に駆動させることが可能となるため、搭乗者に違和感を与えることがない、車高調整が実現できる。
また、実施形態ではステップS20に示されるアクチュエータ駆動力指令Tの算出演算において角速度偏差積分補正を行っているが、ステップS16に示される車高速度指令Vrの算出演算に該角速度偏差積分補正を行っても良い。車高速度指令Vrの算出段階において、応答周期の短い振動成分の抑圧及び外乱を反映させることができる。
尚、ステップ1における車両状態の確認において、車体1の速度情報Vとブレーキ情報Bとを取得して、車高調整実行への許可判定(ステップS2)を実行しているが、これらの情報(V,B)の代わりに、例えば“P(パーキング)”の様にドライビングステータスを示すギアレンジ信号を利用しても良い。車両の停止状態をギアレンジ信号によって確認できる。
さらに、車両駆動用アクチュエータA1は、例えば、コンソールパネル等に設けられた車高調整実施ボタンの押下のように、車両搭乗者の特定の操作によって駆動制御が実行されるものであっても良い。ユーザー(車両搭乗者)が最適と感ずる乗り心地を適宜提供することができる車両駆動用アクチュエータA1が実現できる。
本実施形態における車両駆動用アクチュエータA1を示す概略構成図が示されており、車両の左後輪に搭載された状態を前方から視た図面である。 車両駆動用アクチュエータA1における駆動機構及び懸架バネ、ショックアブソーバ、ストロークセンサの関係を表す側面図が示されている。 電磁クラッチ40とリングギア36との配置が示されている。 実施形態の車両駆動用アクチュエータA1の制御手順を示すフローチャートである。 実施形態の車両駆動用アクチュエータA1の制御手順を示すフローチャートである。 実施形態の車両駆動用アクチュエータA1の制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
A1 車両駆動用アクチュエータ(実施の形態)
1 車体
3 懸架バネ
3a 上側座面(懸架バネの固定端)
3b 下側座面(懸架バネの可動端)
4 ショックアブソーバ(懸架装置)
5 スライダ(座面支持部材)
6 ストロークセンサ
7 ピン
10 電動モータ
30 車輪駆動ユニット
32 遊星ギア減速機構(遊星ギア機構、動力分配機構)
33 車軸シャフト(車軸)
34 サンギア
35 プラネタリギア
36 リングギア
37 プラネタリキャリア
40 電磁クラッチ(切換え機構、動力分配機構)

Claims (7)

  1. 電動モータと、懸架バネの可動端に接続され且つ前記電動モータの回転を車軸に伝達して車輪を回転駆動する車輪駆動ユニットと、車体側に接続された固定端と前記車輪駆動ユニット側に接続された可動端とを有する前記懸架バネとを備えた車両駆動用アクチュエータであって、
    前記車輪駆動ユニットは、前記電動モータからの動力を複数に分配可能な動力分配機構を備え、
    前記懸架バネの固定端と可動端との間のストロークを検知するストロークセンサが設けられると共に、前記ストロークセンサの出力値に基づいて、前記動力分配機構を介して分配された動力により、前記懸架バネの前記可動端を上下に駆動可能に構成される、
    ことを特徴とする車両駆動用アクチュエータ。
  2. 前記ストロークセンサの出力値に基づく車高位置と前回車高調整完了時点での車高位置との差分を算出するストローク変位量算出手段と、
    前記車高位置と前記ストローク変位量とに基づいて目標とする車高値を算出する目標車高値算出手段と、を備え、
    前記算出された目標車高値に基づいて生成された信号により、前記車輪駆動ユニットの駆動制御を行い、前記懸架バネの可動端を上下に駆動するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両駆動用アクチュエータ。
  3. 前記目標車高値に基づいて生成された信号は、時間的に変化する複数の増加傾斜若しくは減少傾斜を持つ、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両駆動用アクチュエータ。
  4. 前記車輪駆動ユニットの制御は、前記車高位置と前記ストローク変位量と前記目標車高値とに基づいて車高位置偏差を算出する車高位置偏差算出手段と、
    前記懸架バネの可動端の上下駆動する速さを算出する車高速度指令演算手段と、を有する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の車両駆動用アクチュエータ。
  5. 前記車輪駆動ユニットの制御は、前記車軸と前記懸架バネの可動端とが成す相対角度の時間変化を算出する回転角速度算出手段と、
    前記車高速度指令に基づいて前記懸架バネの可動端の上下駆動する速さを補正する回転角速度偏差算出手段と、を有する、ことを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の車両駆動用アクチュエータ。
  6. 前記車輪駆動ユニットの制御は、前記回転角速度偏差を所定の時間に亘って加算した角速度偏差積分に基づいて補正する角度偏差積分補正手段を有する、ことを特徴とする請求項5に記載の車両駆動用アクチュエータ。
  7. 車両搭乗者の特定の操作によって駆動制御が実行されるように構成される、ことを特徴とする請求項2〜6の何れか一項に記載の車両駆動用アクチュエータ。
JP2008106018A 2008-04-15 2008-04-15 車両駆動用アクチュエータ Expired - Fee Related JP4936075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008106018A JP4936075B2 (ja) 2008-04-15 2008-04-15 車両駆動用アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008106018A JP4936075B2 (ja) 2008-04-15 2008-04-15 車両駆動用アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009255691A JP2009255691A (ja) 2009-11-05
JP4936075B2 true JP4936075B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=41383688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008106018A Expired - Fee Related JP4936075B2 (ja) 2008-04-15 2008-04-15 車両駆動用アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4936075B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107416106A (zh) * 2016-03-31 2017-12-01 株式会社昭和 车辆高度调整装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015008586B4 (de) 2015-07-02 2018-08-30 Audi Ag Verfahren und Vorrichtung zur Dämpfung eines Radhubs bei einer Fahrzeugrad-Antriebseinrichtung
JP6657490B1 (ja) 2019-07-17 2020-03-04 株式会社ショーワ 緩衝器
JPWO2021009877A1 (ja) * 2019-07-17 2021-09-13 株式会社ショーワ 緩衝器
CN112854765B (zh) * 2021-01-08 2023-07-18 中国一冶集团有限公司 一种半自动布料机

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60197418A (ja) * 1984-03-21 1985-10-05 Mazda Motor Corp 自動車の車高調整装置
JP2005119548A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Nissan Motor Co Ltd 電気自動車のサスペンション装置
JP2006207644A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Toyota Motor Corp 車両用サスペンション装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107416106A (zh) * 2016-03-31 2017-12-01 株式会社昭和 车辆高度调整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009255691A (ja) 2009-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4839778B2 (ja) 車両の制御装置
EP2681061B1 (en) A suspension control system
JP4936075B2 (ja) 車両駆動用アクチュエータ
CN102958717B (zh) 车辆减振控制装置
JP2009273275A (ja) 車両の制御装置
JP2005119548A (ja) 電気自動車のサスペンション装置
WO2008032562A1 (fr) Système de suspension pour véhicule
JP4557157B2 (ja) 電気自動車の車両制御装置
JP2009173089A (ja) 車両の制御装置
JP2010000989A (ja) 二輪自動車
JP6299572B2 (ja) 車両の制御装置
JP2007216932A (ja) インホイールモータ駆動装置
JP5029917B2 (ja) 車両駆動用アクチュエータ及び車両
JP4539564B2 (ja) 車両および車両の制御装置
JP4507768B2 (ja) 各輪独立駆動車両
US20220314725A1 (en) Vehicle control device
JP4367641B2 (ja) 電気自動車の車両制御装置
JP4321339B2 (ja) 車両駆動力制御装置
JP5598233B2 (ja) サスペンション装置
JP2008100539A (ja) 車両用サスペンションシステム
JP5354249B2 (ja) 車両駆動用アクチュエータ
JP5151420B2 (ja) 電動車両の歯車打音軽減装置
KR20120138095A (ko) 인휠 모터 구동 전기자동차의 롤 운동 제어장치
JP5527175B2 (ja) 車両のサスペンション装置
JP4078290B2 (ja) 車両懸架装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120126

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees