JP4935581B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

この発明は、X線を被検者に照射するX線管等のX線照射手段と、X線照射手段から照射されるX線を受けるフラットパネル型X線検出器等のX線二次元検出手段とから成るX線撮影手段を備え、そのX線撮影手段で得られた画像データに基づいて三次元再構成データを得るように構成したX線診断装置に関する。
この種のX線診断装置としては、次のようなものが知られている。
Cアーム構造の保持装置に、患者(被検者)にX線を曝射するX線管と、患者を透過した透過X線を検出するX線検出部とを備え、X線管およびX線検出部を患者の周りに回転機構によって回転できるように構成されている。
また、患者を載置する患者天板と、患者の患部に挿入するカテーテルに対して造影剤を供給するインジェクタとが備えられている。
更に、X線検出部から出力される画像信号を取り込んで二次元の画像データとして収集する二次元画像収集手段と、この二次元画像収集手段で収集した二次元画像データを表示するモニタと、二次元画像収集手段から入力される二次元画像データのうち対応する投影角度どうしの二次元画像データの差分をとるサブトラクション処理を行い、差分画像の二次元画像データを生成する画像処理手段と、二次元画像収集手段で収集した二次元画像データを基に投影角度情報を用いた三次元再構成を行い、三次元画像データを生成する三次元再構成手段と、この三次元再構成手段で生成した三次元画像データを記憶したり三次元画像として表示する三次元ワークステーションとが備えられている。
上記構成により、透視を行ってモニタに表示される透視像を見ながら患者の頚部にカテーテルを侵入する。このとき、二次元画像収集手段により、マスク像を二次元画像データとして収集する。次いで、カテーテルを通して造影剤を注入し、二次元画像収集手段により、動脈層を含むコントラスト像を収集する。それらのマスク像の二次元画像データとコントラスト像の二次元画像データとで対応する投影角度どうしのサブトラクション処理を行い、処理済みの二次元画像データを三次元再構成手段に送り、三次元画像データを取得するようになっている(特許文献1参照)。
また、造影剤の総注入量の減少と検査時間の短縮を目的として、同一患部に対して同位相で2方向から同時に撮影を行えるように構成したもの、すなわち、X線管とX線検出部(X線受像部など)をC型アームの両端に対向して取り付けた装置を2台用いるように構成したものもあった(特許文献2および3参照)。
特開2006−34952号公報 特開2004−181115号公報 特開2005−131001号公報
しかしながら、上述従来例の場合、次のような課題があった。
被検者の体軸方向に長い三次元画像データを得ようとする場合、X線管とX線検出部を被検者の体軸方向に移動させるとともに同じ操作を2回繰り替えさなければならず、三次元画像データの取得に手間を要し、術者のみならず、被検者に多大な負担を強いる不都合があった。
これを回避するために、X線検出部を大きいもので構成することが考えられるが、様々な投影角での透視、撮影を行うために投影角を深くとろうとするといったように、そのような大きいX線検出部を被検者に対して斜め方向に配置して透視や撮影を行う場合、X線検出部が被検者に接触しやすくなり、その回転操作を極めて行いづらく、画像データの取得に手間を要し、従来同様に、術者のみならず、被検者に多大な負担を強いる不都合は解消されないものであった。
また、血管撮影などのように造影剤を注入した状態で被検者の体軸方向に幅広い範囲にわたって撮影する場合にあっては、造影剤を注入しない状態での撮影に加えて造影剤を注入した状態での撮影を行うため、術者のみならず、被検者に一層多大な負担を強いる不都合があり、造影剤を注入しない状態での撮影時間を短縮することが望まれる。
更に、このような造影剤を注入した状態での撮影に際しては、造影剤の注入量が増加するに伴って被検者の負担が大きくなる不都合があった。
この発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであって、被検者との接触を避けやすくて取り扱いやすいものでありながら、被検者の体軸方向に長い三次元画像データを取得できるようにすることを目的とする。また、本発明は血管撮影などのように造影剤を注入した状態で被検者の体軸方向に幅広い範囲にわたって撮影するときに術者および被検者の負担を軽減することを目的とし、更に、血管撮影などのように造影剤を注入した状態での撮影時に、造影剤の注入量を少なくして被検者の負担を一層軽減できるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、上述のような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、X線を被検者に照射する第1のX線照射手段と前記第1のX線照射手段から照射されるX線を受ける第1のX線二次元検出手段とを備えるとともに前記第1のX線照射手段および第1のX線二次元検出手段を被検者の体軸周りで回転可能に構成した第1のX線撮影手段と、前記第1のX線撮影手段とは被検者の体軸方向に撮影領域が連なるように配置されてX線を被検者に照射する第2のX線照射手段と前記第2のX線照射手段から照射されるX線を受ける第2のX線二次元検出手段とを備えるとともに前記第2のX線照射手段および第2のX線二次元検出手段を被検者の体軸周りで回転可能に構成した第2のX線撮影手段と、前記第1のX線撮影手段で得られる画像データと前記第2のX線撮影手段で得られる画像データとに基づいて被検者の体軸方向に連なる三次元再構成データを取得する三次元再構成データ取得手段と、を備え、第1のX線撮影手段および第2のX線撮影手段による撮影が造影剤の注入状態で行うものであり、第1のX線撮影手段および第2のX線撮影手段のうちの造影剤の注入開始側に位置するX線撮影手段による撮影をその撮影領域に造影剤が注入されるに至る時間経過後に開始し、次いで、他方のX線撮影手段による撮影領域に造影剤が注入されるに至る時間経過後に他方のX線撮影手段による撮影を開始する撮影制御手段をさらに備えたことを特徴としている。
(作用・効果)
請求項1に係る発明のX線診断装置の構成によれば、第1のX線撮影手段と第2のX線撮影手段とにより、第1および第2のX線照射手段と第1および第2のX線二次元検出手段とを被検者の体軸周りに回転させながら、第1のX線撮影手段と第2のX線撮影手段それぞれで画像データを取得し、それらの画像データに基づいて、被検者の体軸方向に連なる三次元再構成データ、すなわち、被検者の体軸方向に長い三次元画像データを取得することができる。
したがって、短時間で被検者の体軸方向に長い三次元画像データを取得できるから、術者はもちろんのこと被検者の負担を軽減できる。
しかも、第1および第2のX線二次元検出手段それぞれとしては、従来同様に小型のもので構成できるから、被検者の体軸方向に傾斜した斜入撮影など、心血管検査のように、深い傾斜角での透視、撮影が必要な場合にも支障なく対応できる。
また、第1のX線撮影手段と第2のX線撮影手段とを合理的に設けることにより、被検者の体軸方向に長いX線二次元検出手段を用いず、被検者との接触を避けやすくて取り扱いやすいものでありながら、被検者の体軸方向に長い三次元画像データを取得すること
ができる。
また、血管撮影などのように造影剤を注入した状態で被検者の体軸方向に幅広い範囲にわたって撮影するときに、ひとつのX線撮影手段で被検者の体軸方向に移動させて撮影を2回繰り返す場合に比べて撮影時間を短縮でき、術者はもちろんのこと被検者の負担を軽減できる。
また、注入開始側に位置するX線撮影手段による撮影をその撮影領域に造影剤が注入された時点で行い、その注入された造影剤が他方のX線撮影手段の撮影領域に流入した時点で他方のX線撮影手段による撮影を行うことができるから、被検者の体軸方向に広い範囲にわたって造影剤を流入させてから第1および第2のX線撮影手段によって撮影する場合に比べ、造影剤の注入量を少なくでき、被検者の負担を軽減できる。
また、請求項2に係る発明は、
請求項1に記載のX線診断装置において、
第1のX線撮影手段と第2のX線撮影手段による撮影位相を同調させる撮影位相同調手段を備えて構成する。
(作用・効果)
請求項2に係る発明のX線診断装置の構成によれば、第1のX線撮影手段で得られる画像データと第2のX線撮影手段で得られる画像データとに基づいて被検者の体軸方向に連なる三次元再構成データを取得する場合に、第1のX線撮影手段と第2のX線撮影手段による撮影位相差分を考慮するだけで済むから、三次元再構成データの取得を容易に行うことができる。
また、請求項3に係る発明は、
請求項1または2に記載のX線診断装置において、
第1のX線撮影手段で得られる画像データと第2のX線撮影手段で得られる画像データそれぞれに、被検者の体軸方向で重複する画像データが含まれるように構成する。
(作用・効果)
請求項3に係る発明のX線診断装置の構成によれば、第1のX線撮影手段で得られる画像データと第2のX線撮影手段で得られる画像データそれぞれにおいて、互いに隣り合う側の端部の画像データから重複した特定の画像データ分(例えば、重複幅の中心箇所を境界線にしてその境界線から端縁までの部分など)を除去して繋ぎ合わせることにより、一連の長い画像データを取得できる。
したがって、端部に生じがちな不鮮明な画像部分を除去でき、良好な三次元再構成データを取得できる。
この発明のX線診断装置の構成によれば、第1のX線撮影手段と第2のX線撮影手段とにより、第1および第2のX線照射手段と第1および第2のX線二次元検出手段とを被検者の体軸周りに回転させながら、第1のX線撮影手段と第2のX線撮影手段それぞれで画像データを取得し、それらの画像データに基づいて、被検者の体軸方向に連なる三次元再構成データ、すなわち、被検者の体軸方向に長い三次元画像データを取得することができる。
したがって、短時間で被検者の体軸方向に長い三次元画像データを取得できるから、術者はもちろんのこと被検者の負担を軽減できる。
しかも、第1および第2のX線二次元検出手段それぞれとしては、従来同様に小型のもので構成できるから、被検者の体軸方向に傾斜した斜入撮影など、心血管検査のように、深い傾斜角での透視、撮影が必要な場合にも支障なく対応できる。
また、第1のX線撮影手段と第2のX線撮影手段とを合理的に設けることにより、被検者の体軸方向に長いX線二次元検出手段を用いず、被検者との接触を避けやすくて取り扱いやすいものでありながら、被検者の体軸方向に長い三次元画像データを取得することができる。
また、血管撮影などのように造影剤を注入した状態で被検者の体軸方向に幅広い範囲にわたって撮影するときに、ひとつのX線撮影手段で被検者の体軸方向に移動させて撮影を2回繰り返す場合に比べて撮影時間を短縮でき、術者はもちろんのこと被検者の負担を軽減できる。
また、注入開始側に位置するX線撮影手段による撮影をその撮影領域に造影剤が注入された時点で行い、その注入された造影剤が他方のX線撮影手段の撮影領域に流入した時点で他方のX線撮影手段による撮影を行うことができるから、被検者の体軸方向に広い範囲にわたって造影剤を流入させてから第1および第2のX線撮影手段によって撮影する場合に比べ、造影剤の注入量を少なくでき、被検者の負担を軽減できる。
次に、この発明の実施例について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明に係るX線診断装置の実施例を示す全体概略斜視図であり、基台1に被検者Hを載せる検診台2が設けられている。
天井に設けたレール3に第1のX線撮影手段4aが設けられ、一方、検診台2の被検者Hの頭部よりも身体側に第2のX線撮影手段4bが設けられている。
第1のX線撮影手段4aは次のように構成されている。
すなわち、レール3に水平方向に移動可能に第1の保持部材5aが設けられ、その第1の保持部材5aに、水平方向の軸心(被検者Hの体軸)周りで回転可能にリング状の第1のアーム6aが設けられている。第1のアーム6aには、X線を被検者Hに照射する第1のX線照射手段としての第1のX線管7aと、第1のX線管7aから照射されるX線を受ける第1のX線二次元検出手段としての第1のフラットパネル型X線検出器8aとが取り付けられ、第1のアーム6aの回転により、第1のX線管7aおよび第1のフラットパネル型X線検出器8aを被検者Hの体軸周りで回転できるように構成されている。
第2のX線撮影手段4bは次のように構成されている。
すなわち、基台9に水平方向の軸心(被検者Hの体軸)周りで回転可能に第2の保持部材5bが設けられ、その第2の保持部材5bに、被検者Hの体軸に直交する水平方向の軸心周りで回転可能にC形の第2のアーム6bが設けられている。第2のアーム6bには、X線を被検者Hに照射する第2のX線照射手段としての第2のX線管7bと、第2のX線管7bから照射されるX線を受ける第2のX線二次元検出手段としての第2のフラットパネル型X線検出器8bとが取り付けられ、第2の保持部材5bの回転により、第2のX線管7bおよび第2のフラットパネル型X線検出器8bを被検者Hの体軸周りで回転できるように構成されている。
図2の回転範囲の説明に供する摸式図に示すように、第1のX線撮影手段4aにおいて、その第1のフラットパネル型X線検出器8aが、時計回り方向で水平位置よりも約60°下方の位置SA1を始点とし、反時計回り方向で水平位置よりも約5°下方の位置SA3を終点とするように回転させられるように構成されている。その回転範囲内で、時計回り方向で水平位置よりも約5°下方の位置SA2から終点SA3に回転する間で撮影を行って画像データを収集するように構成されている。
一方、第2のX線撮影手段4bにおいては、図2に示すように、その第2のフラットパネル型X線検出器8bが、時計回り方向で水平位置よりも約5°下方の位置SB1を始点とし、反時計回り方向で水平位置よりも約60°下方の位置SB3を終点とするように回転させられるように構成されている。その回転範囲内で、始点SB1から反時計回り方向で水平位置よりも約5°下方の位置SB2に回転する間で撮影を行って画像データを収集するように構成されている。
すなわち、第1および第2のフラットパネル型X線検出器8a,8bが同一軌跡を回転移動しながら、第1および第2のX線撮影手段4a,4bが、被検者Hに対して同一範囲内の画像データを収集するように構成されている。
また、図3の撮影領域の説明に供する摸式図〔(a)は第1および第2のフラットパネル型X線検出器の配置構成を概略的に示す模式図、(b)はX線の照射状態を概略的に示す模式図〕、および、図4の収集される画像データの説明に供する摸式図に示すように、第1のフラットパネル型X線検出器8aによる撮影領域DAと第2のフラットパネル型X線検出器8bによる撮影領域DBとが、被検者Hの体軸方向で隣接され、かつ、その隣り合う部分において、互いに所定面積部分DTが重複するように設定されている。画像処理においては、この重複箇所DTの幅の中心を境界線Lにして、その境界線Lからそれぞれの端縁までの部分の画像DA1,DA2が除去されて繋ぎ合わされる。
第1のX線撮影手段4aには、図5の画像処理構成のブロック図に示すように、種々の情報および命令を入力する操作部10と、これら入力された情報および命令に基づいてX線撮影および画像処理を制御する主制御部11と、この主制御部11により制御されながら第1のX線管7aおよび第1のフラットパネル型X線検出器8aを回転させる回転駆動機構12と、第1のフラットパネル型X線検出器8aで検出された画像データに基づいて被検者Hの関心領域の三次元再構成データを生成する画像再構成を行ない、その生成した三次元再構成データを取得する三次元再構成データ取得手段としてのデータ処理部13とが備えられている。第2のX線撮影手段4bも同様に構成されている。
第1のX線撮影手段4aを例にして説明するが、図6〔(a)はX線管とフラットパネル型X線検出器との一走査形態を示す概略側面図、(b)は(a)の概略斜視図である〕に示すように、被検者Hの周りの円周軌道上に被検者Hを挟んで2つの円弧軌道を対向して設定し、両円弧軌道のいずれか一方の円弧軌道上に第1のX線管7aを移動させるのと同期して、他方の円弧軌道上に第1のフラットパネル型X線検出器8aを第1のX線管7aとの間隔が一定になるように移動させる円弧走査を行うとともに、被検者Hの特定の断層面上の任意の点が第1のフラットパネル型X線検出器8aの検出面上で常に同じ位置になるように、第1のX線管7aの被検者HへのX線照射角度θを変えながら断続的な撮影を行なう。なお、X線照射角度θは、任意の角度範囲内に設定できるが、ここでは例えば、+θmax (+95°)〜−θmax (−95°)の範囲内とする。
操作部10からは、被検者Hの関心領域を撮影する前に、図2に示す第1のX線管7aから第1のフラットパネル型X線検出器8aまでの距離や、第1のX線管7aおよび第1のフラットパネル型X線検出器8aを円弧移動させる間にどの程度のピッチで撮影を行なうかというビュー数(所望の枚数に設定できるが、ここでは例えば190枚とする)などが予め設定入力される。なお、この操作部10としては、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置が用いられる。
主制御部11には、操作部10と、回転駆動機構12およびデータ処理部13とが接続されている。主制御部11は、操作部10より設定入力された各情報に基づいて、回転駆動機構12とデータ処理部13とをそれぞれ制御している。制御内容については、各部にて後述する。
回転駆動機構12は、図2に示すように、被検者Hの周りの円周軌道上に被検者Hを挟んで2つの円弧軌道を対向して設定し、両円弧軌道のいずれか一方の円弧軌道上に第1のX線管7aを移動させるのと同期して、他方の円弧軌道上に第1のフラットパネル型X線検出器8aを第1のX線管7aとの間隔が一定になるように移動させる円弧走査を行うものである。このとき、被検者Hに向けて第1のX線管7aから照射されるコーンビーム状のX線の中心点が、常に、回転中心軸C上の特定の点でもある、被検者Hの特定断層面の中心点O(図2(b)参照)を透過して、第1のフラットパネル型X線検出器8aの検出面の中心点に垂直に入射されるように、第1のX線管7aと第1のフラットパネル型X線検出器8aとを対向させている。
データ処理部13には、第1のフラットパネル型X線検出器8aにより走査各位置で検出された投影データ(検出信号)に基づいて、関心領域の三次元再構成データを生成する画像再構成を行なう画像処理部14と、この画像処理部14で画像再構成された関心領域の三次元再構成データを記憶する三次元画像メモリ15とが備えられている。以下に、画像処理部14と三次元画像メモリ15の具体的な機能について説明する。
次に、フェルドカンプ(Feldkamp)法による、関心領域の三次元再構成データを生成する画像再構成の一連の処理手順について、図5,図6を参照しながら概説する。
先ず、図6に示すように、被検者Hの関心領域のほぼ中心に設定される回転中心軸C周りの円周軌道上に被検者Hを挟んで2つの円弧軌道を対向して設定し、両円弧軌道のいずれか一方の円弧軌道上に第1のX線管7aを移動させるのと同期して、他方の円弧軌道上に第1のフラットパネル型X線検出器8aを第1のX線管7aとの間隔が一定になるように移動させる円弧走査を行うことで、被検者Hの関心領域についての撮影を行ない、走査各位置で検出された、被検者Hの関心領域についての一群の投影データを取得する。次に、この一群の投影データを個別に、後述する所定の第1の重み付け処理を行なう。
次いで、第1の重み付け処理後の各投影データに対して、後述する所定のコンボリューション処理を施す。次に、コンボリューション処理後の各投影データに対して、後述する所定の第2の重み付け処理を行なう。次に、第2の重み付け処理した後の投影データを個別に、後述する所定の逆投影(バックプロジェクション:BP)処理してBP像(三次元再構成データ)を生成する。このようにして、関心領域の三次元再構成データを生成する画像再構成が行なわれる。なお、オペレータは、この三次元再構成データから任意の断層面の画像を選択することで、選択した断層画像(X軸方向から見た断層画像)が見られる。
また、上述のフェルドカンプ(Feldkamp)のアルゴリズムは、次に示す式(1)〜式(3)として表される。異なる角度からの複数の投影データPΦ に基づいて、立方体f(r)を再構成するのである(図7のフェルドカンプアルゴリズムを説明するための模式図参照)。
Figure 0004935581
ただし、f(r)は、再構成される立方体(三次元再構成データ)の位置rでの画素データである。Y(vr),Z(vr)は、位置rの画素が第1のフラットパネル型X線検出器8aの検出面上に投影される点の座標であり、前記の小文字のvは「ベクトル」を意味しており、以下、適宜に小文字の「v」でもってベクトルを表すものとする。PΦ は、投影角度Φでの第1のフラットパネル型X線検出器8aの検出面上の投影データである。gy は、Filtered Back Projectionのフィルタ関数と呼ばれ、後述する|ω|(絶対値オメガ)フィルタ関数である。W1 ,W2 は、ビームの広がりの影響を補正するための係数であり、W1 は、後述する第1の重み付け処理に関する係数であり、W2 は、後述する第2の重み付け処理に関する係数である。
画像処理部14には、図5に示すように、撮影により得られた一群の投影データを個別に所定の第1の重み付け処理を行なう第1の重み付け処理部16と、この第1の重み付け処理後の各投影データに対して所定のコンボリューション処理を施すコンボリューション処理部17と、このコンボリューション処理後の各投影データに対して所定の第2の重み付け処理を行なう第2の重み付け処理部18と、この第2の重み付け処理した後の投影データを個別に所定の逆投影(バックプロジェクション:BP)処理してBP像(三次元再構成データ)を生成する逆投影処理部19とが備えられている。
第1の重み付け処理部16は、撮影により得られた一群の投影データを個別に所定の第1の重み付け処理を行なう。具体的には、図8の第1の重み付け処理部による余弦補正を説明するための模式図に示すように、走査各位置で第1のフラットパネル型X線検出器8aで検出された各投影データに対して、第1のフラットパネル型X線検出器8aの各画素行iごとにビュー方向の画素検出レベル変動を補正する。なお、図8に示すように、被検者Hに向けて第1のX線管7aから照射されるコーンビーム状のX線の中心点が、常に、被検者Hの特定断層面の中心点O(回転中心軸C上の点でもある)を透過して、第1のフラットパネル型X線検出器8aの検出面の中心点に垂直に入射されるようになっている。
続いて、第1の重み付け処理部16は、図8に示すように、投影データに対して、次に示す式(4)に基づく重み付け処理を行なう。
cos θ=SID/(SID2 +Yj2 +Zj2 )1/2 …… (4)
つまり、各画素に式(4)のcos θをかけて重み付け処理を行なう。例えば、画素Dijは、Yj ・cos θとすることで、重み付け処理後の画素値が求められる。これはビューによらず一定であるので、重み付け処理として予め作られている。このようにして、第1の重み付け処理後の投影データを算出する(図9のコンボリューション部での一連の処理を説明するための模式図には、「第1の重み付け処理後投影像:SC(i,j)」として図示している)。
コンボリューション処理部17は、第1の重み付け処理後の各投影データ、すなわち、第1の重み付け処理後投影像:SC(i,j)に対して所定のコンボリューション処理を施す。実空間で行なうコンボリューション処理は、フーリエ空間で行なうフィルタリング処理と同等であるので、ここでは説明の便宜上、上述の所定コンボリューション処理を、フーリエ空間で行なうフィルタリング処理(図9に示す|ω|(絶対値オメガ)フィルタリング処理)として説明するものとする。なお、以下にコンボリューション処理部17での|ω|フィルタリング処理について説明する。
コンボリューション処理部17は、第1のフラットパネル型X線検出器8aのi行ごとに横方向に1次元フーリエ変換を行ない、フーリエ面像SCF(i,ω)を生成する1次元フーリエ変換部と、1次元フーリエ変換したフーリエ面像SCF(i,ω)に対して|ω|フィルタリングを施すフィルタリング部と、このフィルタリング部でフィルタリングした後のフーリエ面像SCF´(i,ω)を1次元逆フーリエ変換して実空間データに戻す1次元逆フーリエ変換部とを備えている。
フィルタリング部は、図9に示すように、1次元フーリエ変換したフーリエ面像SCF(i,ω)のi行方向に等方的に高周波領域を低減して高周波ノイズ分を抑制するフィルタとデータ収集走査形態に依存するフィルタとにより構成される|ω|フィルタリング部を備えている。なお、上述のデータ収集走査形態に依存するフィルタは、フィルタリング後のフーリエ面像SCF´(i,ω)を1次元逆フーリエ変換する際に、直流成分が強調されて生成されるのを抑制しており、直流成分が強調されることに起因する偽像を低減しているのである。
ここで、1次元フーリエ空間でフィルタリング処理を行なうことの意味合いについて説明する。1次元フーリエ空間でフィルタリング処理を行なうことは、数学的には次に示す式(5)で示される。なお、SCF´(i,ω)はフィルタリング処理された後の1次元フーリエ面像であり、M(ωi )は上述したフィルタリング部のフィルタ特性を示す関数である。
SCF´(i,ω)=SCF(i,ω)×M(ωi ) … (5)
なお、M(ωi )は、前述の2個のフィルタ特性を表す関数の積として次に示す式(6)のように表される。
M(ωi )=Mi(ωi )・Mω(ωi) … (6)
式(6)に示した各フィルタ関数系の典型例について、以下に示す。
Mi(ωi )は、図10の(a)のフィルタリング部の各フィルタ関数を示す特性図に示すようなフィルタ特性を有しており、次に示す式(7)〜(9)で表される。
Mi(ωi )=1 (ωi <CFR−WFR/2である場合) … (7)
Mi(ωi )={1−sin((ωi −CFR)・π/WFR)}/2
(CFR−WFR/2<ωi <CFR+WFR/2である場合)
… (8)
Mi(ωi )=0 (CFR+WFR/2<ωi である場合) … (9)
ただし、高周波成分が図10の(a)に示すように滑らかに減衰する正弦波状関数型にした。CFRはカットオフ周波数であり、WFRはフィルタ強度の遷移全周波数幅である〔図10の(a)参照〕。このMi(ωi )は、1次元フーリエ空間での高周波成分を削除するものである。
Mω(ωi)は、図10の(b)のフィルタリング部の各フィルタ関数を示す特性図に示すようなフィルタ特性を有しており、次に示す式(10)で表される。
Mω(ωi)=|ωi| … (10)
なお、図10の(a),(b)には、横軸のプラス方向の特性のみを図示しているが、横軸のマイナス方向の特性は、縦軸を中心に横軸のプラス方向の特性を線対称させたものと同じであるので、図示省略している。
図9に戻って、1次元逆フーリエ変換部は、|ω|フィルタリング部で|ω|フィルタリングした後のフーリエ面像SCF´(i,ω)を1次元逆フーリエ変換して実空間データに戻して、コンボリューション後の投影像SC´(i,j)を生成する。
第2の重み付け処理部18は、走査各位置におけるコンボリューション処理後の投影データSC´(i,j)に対して所定の第2の重み付け処理を行なう。具体的には、次に示す式(11)に従って、被検者Hの固定座標系での三次元画素ポイント:P(l,m,n)の重み関数W(l,m,n)を計算する(図11のコンボリューション処理後の投影データを仮想の三次元格子群に逆投影処理することを説明するための模式図参照)。ただし、Hは、画素ポイントP(l,m,n)からX軸に下ろした垂線の位置である。
W(l,m,n)=RO2 /(RO+OH)2 … (11)
続いて、第2の重み付け処理部18は、図12のコンボリューション処理後の投影データを仮想の三次元格子群に逆投影処理することを説明するための模式図に示すように、三次元画素ポイント:P(l,m,n)の投影像SC´(i,j)上での座標(I,J)と重み用の仮数(az ,ay )とを求める。このようにして、第2の重み付け処理を行なう。
次に、逆投影処理部19は、第2の重み付け処理後の投影データを個別に所定の逆投影(バックプロジェクション:BP)処理してBP像(三次元再構成データ)を生成する。具体的には、図12に示すように、走査各位置で検出された、被検者Hの関心領域についての一群の第2の重み付け処理後の投影データを、撮影された被検者Hの関心領域に仮想的に設定される三次元格子群Kの所定の格子点に逆投影して、関心領域の三次元再構成データを生成する画像再構成を行う、すなわち、上述の単純BP像を生成する。
具体的には、次に示す式(12)に従って、線型補間演算とバックプロジェクションとを行なう。なお、バックプロジェクション蓄積量をIn (l,m,n)とし、前回までのバックプロジェクション蓄積量をIn−1 (l,m,n)とする。
In (l,m,n )=In−1 (l,m,n )+W(l,m,n )×{W11・SC´(I,
J)+W12・SC´(I,J+1)+W21・SC´(I+
1,J)+W22・SC´(I+1,J+1)} …(12)
なお、投影像の画素間隔を1に規格化して、次に示す式(13)〜(16)のような乗算重み付け方式の場合の重み関数を示す。
W11=(1−az )・(1−ay ) …(13)
W12=(1−az )・ay …(14)
W21=az ・(1−ay ) …(15)
W22=az ・ay …(16)
三次元格子群Kの残りの所定の格子点についても、前記と同様にして逆投影を行ない、さらに、走査各位置ごと、すなわち、+θmax (+95°)〜−θmax (−95°)の範囲にわたって、これと同様の逆投影を行なうことで、BP像(三次元再構成データ)が生成される。
この逆投影処理部19で生成された三次元再構成データは三次元画像メモリ15に記憶される。
図13の画像処理構成のブロック図に示すように、第1のX線撮影手段4a側の三次元画像メモリ15と第2のX線撮影手段4b側の三次元画像メモリ15とに繋ぎ合わせ処理部20が接続され、その繋ぎ合わせ処理部20にモニタ21が接続されている。
繋ぎ合わせ処理部20では、両三次元画像メモリ15,15に記憶された三次元再構成データを位置を合わせた状態で繋ぎ合わせ、被検者Hの体軸方向に連なる三次元再構成データを取得するようになっている。この繋ぎ合わせ処理部20も三次元再構成データ取得手段を構成する。
モニタ21では、繋ぎ合わせ処理部20で取得された被検者Hの体軸方向に連なる三次元再構成データ、すなわち、被検者Hの体軸方向に長い三次元画像データに基づく三次元画像を表示するようになっている。また、操作部10からの操作により、任意の方向からの三次元画像データをモニタ21に出力させて表示できるようになっている。
また、第1および第2のX線撮影手段4a,4bに対する回転駆動機構12,12それぞれと主制御部11との間には撮影位相同調手段22が介装されている。
撮影位相同調手段22では、第1および第2のフラットパネル型X線検出器8a,8bそれぞれを回転させるときに、一定の角度差を維持しながら回転し、かつ、それぞれの回転範囲のうち、互いに同じ位相の範囲内で撮影と画像データの取得とを行わせるようになっている。
次に、上記X線診断装置による操作手順の一例につき、図14のフローチャートを用いて説明する。
先ず、第1および第2のX線撮影手段4a,4bによって透視画像を取得し(S1)、その透視画像を見ながらカテーテルを侵入させ(S2)、所定位置において造影剤を注入する(S3)。
次いで、造影剤の注入状態で、第1および第2のX線撮影手段4a,4bによる撮影を行い(S4)、しかる後に、前述の画像処理を経て三次元画像を取得する(S5)。
上記透視画像の取得は、予め取得しておいた透視画像を用いるようにしても良い。
図15は、上記X線診断装置による別の操作手順に供するブロック図であり、撮影部位設定手段23に撮影制御手段24が接続されるとともに、その撮影制御手段24に第1および第2のX線撮影手段4a,4bが接続されている。
撮影制御手段24には、駆動時間設定手段25、撮影部位―駆動時間相関テーブル26、第1および第2の駆動制御手段27,28が備えられている。
撮影部位設定手段23は、例えば、モニタ21に頭部や胸部などの撮影部位をメニュー表示するように構成されている。
撮影部位―駆動時間相関テーブル26では、予め、撮影部位それぞれに対応させて、造影剤注入開始後第1のX線撮影手段4aによる撮影開始までの時間(駆動時間)、ならびに、造影剤注入開始後第2のX線撮影手段4bによる撮影開始までの時間(駆動時間)が入力記憶されている。
上記撮影開始時間は、造影剤の注入開始後、第1および第2のX線撮影手段4a,4bそれぞれによる撮影領域に造影剤が注入されるに至る時間に基づいて設定されている。したがって、撮影部位に応じて、第1および第2のX線撮影手段4a,4bのいずれか一方が先行して駆動される。
駆動時間設定手段25では、撮影部位設定手段23から入力される撮影部位に応じて、対応する第1および第2のX線撮影手段4a,4bの撮影開始時間を抽出するようになっている。
第1の駆動制御手段27では、駆動時間設定手段25で抽出された第1のX線撮影手段4aの撮影開始時間が入力され、その撮影開始時間になったときに第1のX線撮影手段4aに駆動信号を出力し、第1のX線撮影手段4aを駆動するようになっている。
第2の駆動制御手段28では、駆動時間設定手段25で抽出された第2のX線撮影手段4bの撮影開始時間が入力され、その撮影開始時間になったときに第2のX線撮影手段4bに駆動信号を出力し、第2のX線撮影手段4bを駆動するようになっている。
次に、上記構成による別の操作手順をにつき、図16のフローチャートを用いて説明する。ここでは、第1のX線撮影手段4aの方が造影剤の注入開始側に位置しているものとする。
先ず、第1および第2のX線撮影手段4a,4bによって透視画像を取得し(T1)、その透視画像を見ながらカテーテルを侵入させ(T2)、所定位置において造影剤を注入する(T3)。ここまでは、前述の処理手順の場合と同じである。
次いで、第1の設定時間t1が経過したかどうか、すなわち、第1のX線撮影手段4aの撮影開始時間になったかどうかを判断し(T4)、その撮影時間になった時点で、第1のX線撮影手段4aによる撮影を行う(T5)。
その後、第2の設定時間t2が経過したかどうか、すなわち、第2のX線撮影手段4bの撮影開始時間になったかどうかを判断し(T6)、その撮影時間になった時点で、第2のX線撮影手段4bによる撮影を行う(T7)。
第1および第2のX線撮影手段4a,4bによる撮影終了後には、前述の画像処理を経て三次元画像を取得する(T8)。
X線二次元検出手段としては、第1および第2のフラットパネル型X線検出器8a,8bに限らず、イメージインテンシファイアを用いるものでも良い。
また、三次元画像メモリ15に記憶される三次元再構成データを得る手法としては、上述のようなフェルドカンプ法によるものに限定されず、各種の手法が適用できる。
この発明に係るX線診断装置の実施例を示す全体概略斜視図である。 回転範囲の説明に供する摸式図である。 撮影領域の説明に供する摸式図であり、(a)は第1および第2のフラットパネル型X線検出器の配置構成を概略的に示す模式図、(b)はX線の照射状態を概略的に示す模式図である。 収集される画像データの説明に供する摸式図である。 画像処理構成を示すブロック図である。 (a)はX線管とフラットパネル型X線検出器との一走査形態を示す概略側面図、(b)は(a)の概略斜視図である。 フェルドカンプアルゴリズムを説明するための模式図である。 第1の重み付け処理部による余弦補正を説明するための模式図である。 コンボリューション部での一連の処理を説明するための模式図である。 フィルタリング部の各フィルタ関数を示す特性図である。 コンボリューション処理後の投影データを仮想の三次元格子群に逆投影処理することを説明するための模式図である。 コンボリューション処理後の投影データを仮想の三次元格子群に逆投影処理することを説明するための模式図である。 画像処理構成を示すブロック図である。 X線診断装置による操作手順の一例を示すフローチャートである。 X線診断装置による別の操作手順に供するブロック図である。 X線診断装置による別の操作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
4a…第1のX線撮影手段
4b…第2のX線撮影手段
7a…第1のX線管(第1のX線照射手段)
7b…第2のX線管(第2のX線照射手段)
8a…第1のフラットパネル型X線検出器(第1のX線二次元検出手段)
8b…第2のフラットパネル型X線検出器(第2のX線二次元検出手段)
13…データ処理部(三次元再構成データ取得手段)
24…撮影制御手段
H…被検者

Claims (3)

  1. X線を被検者に照射する第1のX線照射手段と前記第1のX線照射手段から照射されるX線を受ける第1のX線二次元検出手段とを備えるとともに前記第1のX線照射手段および第1のX線二次元検出手段を被検者の体軸周りで回転可能に構成した第1のX線撮影手段と、前記第1のX線撮影手段とは被検者の体軸方向に撮影領域が連なるように配置されてX線を被検者に照射する第2のX線照射手段と前記第2のX線照射手段から照射されるX線を受ける第2のX線二次元検出手段とを備えるとともに前記第2のX線照射手段および第2のX線二次元検出手段を被検者の体軸周りで回転可能に構成した第2のX線撮影手段と、前記第1のX線撮影手段で得られる画像データと前記第2のX線撮影手段で得られる画像データとに基づいて被検者の体軸方向に連なる三次元再構成データを取得する三次元再構成データ取得手段と、を備え、第1のX線撮影手段および第2のX線撮影手段による撮影が造影剤の注入状態で行うものであり、第1のX線撮影手段および第2のX線撮影手段のうちの造影剤の注入開始側に位置するX線撮影手段による撮影をその撮影領域に造影剤が注入されるに至る時間経過後に開始し、次いで、他方のX線撮影手段による撮影領域に造影剤が注入されるに至る時間経過後に他方のX線撮影手段による撮影を開始する撮影制御手段をさらに備えたことを特徴とするX線診断装置。
  2. 請求項1に記載のX線診断装置において、
    第1のX線撮影手段と第2のX線撮影手段による撮影位相を同調させる撮影位相同調手段を備えているX線診断装置。
  3. 請求項1または2に記載のX線診断装置において、
    第1のX線撮影手段で得られる画像データと第2のX線撮影手段で得られる画像データそれぞれに、被検者の体軸方向で重複する画像データが含まれるように構成してあるX線診断装置。
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