JP4935478B2 - 印刷装置と印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷ヘッドをキャリッジにて主走査方向に駆動させつつ、その移動する印刷ヘッドにて印刷を行う印刷制御に関する。
通常、こうした印刷ヘッドは、いわゆるインクジェットプリンタに搭載されており、当該プリンタではインクの吐出素子をパルス状に励磁制御することで、インクをパルス状に吐出している(例えば、特許文献1)。
特開2001−187445号公報
こうしたインク吐出と相まって、印刷ヘッドの主走査方向移動については、吐出素子のパルス状のインク吐出の都度に所定の距離だけ移動するよう、キャリッジを駆動制御することが前提である。このため、通常、キャリッジの駆動制御に伴う印刷ヘッドの移動状況を例えばエンコーダ等の出力パルスの状況から判定し、このエンコーダ出力パルスに基づいて印刷ヘッドに印刷データを順次出力して、印刷データに基づいた印刷が実行されている。
印刷ヘッドが主走査方向に定速で正常に移動していれば、エンコーダの出力パルスのパルス周期は一定となり、当該周期はインクの吐出素子のパルス励磁の周期とも合致するので、印刷品質は安定する。ところが、印刷結果にいわゆるドット抜けと称される現象が報告されるに至った。図7はドット抜けの現象を説明する説明図である。
図示するように、印刷ヘッドが正常に移動している場合には、インク吐出によるドットは定ピッチで現れ、図中上段に示すように正常な印刷画像が得られる。しかしながら、下段に示すように、吐出素子のパルス励磁の1ドット分もしくは数ドット分の間に亘って吐出素子のパルス励磁が行われず、そのドット間隔分の未印刷領域が現れる。そして、この未印刷領域後に、未印刷領域前の印刷が続くので、印刷画像が分断されてズレたするような印刷結果となる。
こうした現象が生じる原因を精査したところ、次のような知見を得た。印刷ヘッドは、キャリッジに搭載され、このキャリッジごと主走査方向のシャフトを摺動して移動する。このため、埃等の異物がシャフトに付着したり、シャフト表面の滑り具合(摩擦状況)が変化したり、印刷中プリンタへの外部からの衝撃等が加わったりすると、印刷ヘッドの移動速度が上がってエンコーダの出力パルス間隔が印刷ヘッド正常移動時の場合より短くなることがある。こうして短くなったエンコード出力パルスに追従して印刷データに基づいた吐出素子のパルス励磁がなされれば、上記した現象は生じない。しかしながら、吐出素子の駆動特性上、所定以下の短周期のパルス励磁を行うことができないのが現状である。よって、エンコーダ出力パルスの間隔が短いときには、印刷データの印刷ヘッドへの順次出力並びに印刷データに基づいた吐出素子のパルス励磁を停止させていた。これにより、インク吐出を行わないまま印刷ヘッドがキャリッジと共に移動するので、上記したドット抜けが起きる。そして、その後にエンコーダ出力パルス周期が復帰すると、その時点以降から、停止前の印刷データの順次出力が継続されると共に、その印刷データに基づいた吐出素子のパルス励磁が行われるので、既述したような印刷画像が分断されてズレた印刷結果となり、ドット抜けと印刷ズレとにより違和感をユーザに与えてしまうことが判明した。
本発明は、キャリッジにて印刷ヘッドを主走査方向に駆動させつつ当該印刷ヘッドにて印刷を行う際の上記した問題点を解決するためになされ、ドット抜けに伴う印刷品質の改善を図ることをその目的とする。
かかる目的を達成するための本発明の印刷制御では、以下の構成を採用した。
[適用1:印刷装置]
印刷ヘッドと該印刷ヘッドを主走査方向に駆動するキャリッジとを備え、該キャリッジの駆動機構に駆動信号を出力して前記印刷ヘッドを前記主走査方向に移動させつつ、該移動する前記印刷ヘッドにて印刷を行う印刷装置であって、
前記キャリッジによる前記印刷ヘッドの前記主走査方向の移動状況を検出するヘッド移動検出手段と、
該検出した印刷ヘッドの移動状況に基づいて、前記印刷ヘッドへの前記印刷データの出力タイミングを生成するタイミング生成手段と、
該生成された印刷データの出力タイミングで、前記印刷ヘッドに、印刷に処すべき印刷データを順次出力するデータ出力手段と、
前記印刷データの出力タイミングの生成周期を、前記印刷ヘッドが前記主走査方向に沿って定速で移動しているとした場合のヘッド移動周期と対比し、前記生成周期が前記ヘッド移動周期より短周期である場合には、該短周期の前記生成周期の前記出力タイミングでの前記データ出力手段による前記印刷データの出力を停止する印刷データ出力停止手段とを備え、
前記データ出力手段は、
前記印刷データ出力停止手段により出力を停止した間において前記出力タイミングで出力すべきであった前記印刷データの出力を間引くと共に、前記印刷データ出力停止手段により出力を停止した後の前記出力タイミングにおいては、前記印刷データの出力を間引いた際の最後の印刷データの次の印刷データから印刷データを順次出力する
ことを要旨とする。
[適用2:印刷方法]
印刷ヘッドと該印刷ヘッドを主走査方向に駆動するキャリッジとを備え、該キャリッジの駆動機構に駆動信号を出力して前記印刷ヘッドを前記主走査方向に移動させつつ、該移動する前記印刷ヘッドにて印刷を行う印刷方法であって、
前記キャリッジによる前記印刷ヘッドの前記主走査方向の移動状況を検出し、
該検出した印刷ヘッドの移動状況に基づいて、前記印刷ヘッドへの前記印刷データの出力タイミングを生成し、
該生成された印刷データの出力タイミングで、前記印刷ヘッドに、印刷に処すべき印刷データを順次出力して前記印刷ヘッドにて印刷を行うに当たり、
前記印刷データの出力タイミングの生成周期を、前記印刷ヘッドが前記主走査方向に沿って定速で移動しているとした場合のヘッド移動周期と対比し、前記生成周期が前記ヘッド移動周期より短周期である場合には、該短周期の前記生成周期の前記出力タイミングでの前記印刷データの出力を停止して、該出力を停止した間において前記出力タイミングで出力すべきであった前記印刷データの出力を間引き、
前記出力を停止した後の前記出力タイミングにおいては、前記印刷データの出力を間引いた際の最後の印刷データの次の印刷データから印刷データを順次出力する
ことを要旨とする。
上記した本発明の印刷装置と印刷方法での印刷は、次のようになされる。
本発明では、キャリッジによる印刷ヘッドの主走査方向の移動状況を検出して、その検出した印刷ヘッドの移動状況に基づいて、印刷ヘッドへの印刷データの出力タイミングを生成する。そして、この生成された印刷データの出力タイミングで、印刷ヘッドに、印刷に処すべき印刷データを順次出力して印刷ヘッドにて印刷を行う。よって、印刷ヘッドの移動状況が定速である限りにおいては、印字データの出力タイミングの生成周期は一定となるので、この出力タイミングでの印刷データの順次出力による印刷にはドット抜けは生じない。ところが、何らかの原因で印刷ヘッドの移動状況に変異が起き、印刷ヘッドの移動状況に基づいた印刷データの出力タイミングの生成周期が短くなると、本発明での印刷動作は次のようになる。
本発明では、上記したように印刷ヘッドの移動状況に応じた印字データの出力タイミングの生成並びにこの出力タイミングでの印刷データの順次出力を行いつつ、この印刷データの出力タイミングの生成周期を、印刷ヘッドが主走査方向に沿って定速で移動しているとした場合のヘッド移動周期と対比する。そして、何らかの原因で印刷ヘッドの移動速度が速まり印刷データの出力タイミングの生成周期が定速移動時のヘッド移動周期より短周期となると、短周期の生成周期の出力タイミングでの印刷データの出力を停止して、この出力停止の間においては出力タイミングで出力すべきであった印刷データの出力を間引く。これにより、印刷ヘッドは、印刷データの出力を受けないことから、この印刷データの出力停止の分だけ印刷をせずに主走査方向に移動するので、この印刷データの出力を間引いた分のドット抜けを起こす。
こうしたドット抜け後において、印刷データの出力停止後の出力タイミングでの印刷データを出力するに当たり、本発明の印刷制御では、印刷データ出力停止の間の印刷データの出力を間引いているので、この間引いた際の最後の印刷データの次の印刷データから印刷データを順次出力する。従って、ドット抜け後に再開される印刷データに基づいた印刷は、ドット抜けを起こした範囲に本来印刷されているはずの印刷に連続したものとなり、印刷結果においてズレが生じるようなことを回避できる。こうように印刷結果のズレが見られないことから、ユーザが印刷物全体を見た際の印象を、ドット抜けに起因する違和感のみにとどめることができるので、印刷品質を改善できる。
上記した本発明の印刷装置は、次のような態様とすることができる。つまり、データ出力手段を、前記印刷データを出力順にシリアル展開しつつ、前記出力タイミングで前記印刷データを順次出力するものとし、その上で、印刷データの出力数をカウントするカウンタをカウントアップして該カウントアップしたカウンタ値に対応する前記印刷データを順次出力する。そして、前記印刷データ出力停止手段により前記印刷データの出力を停止する間においては、前記カウンタのカウンタアップのみを前記出力タイミングごとに行い、該カウントアップしたカウンタ値に対応する前記印刷データの出力を間引く。こうすれば、印刷データの出力数をカウントするカウンタのカウンタアップとそのカウンタ値に対応する印字データの順次出力を行う既存装置の簡単な改良で、印刷結果のズレを回避してユーザの印象をドット抜けに起因した違和感のみにとどめることができ、好ましい。
以下、上述した本発明の作用・効果を一層明らかにするため、本発明の実施の形態を実施例に基づき次の順序で説明する。
A:プリンタの構成;
B:要部回路構成;
C:印刷データ出力処理;
A:プリンタの構成;
図1は本発明の実施例としてのプリンタ100の外観を示す説明図である。プリンタ100は、複合機タイプのプリンタであり、光学的に画像を読み込むスキャナ110や、画像データの記録されたメモリカードMCを挿入するためのメモリカードスロット120、デジタルカメラ等の機器を接続するUSBインタフェース130等を備えている。プリンタ100は、スキャナ110によって取り込んだ画像や、メモリカードMCから読み込んだ画像、USBインタフェース130を介してデジタルカメラから読み込んだ画像等を印刷用紙Pに印刷することができる。また、プリンタ100は、プリンタケーブル等によって接続された図示していないパーソナルコンピュータから入力した画像の印刷も行うことができる。
プリンタ100は、印刷対象の画像の選択や、印刷用紙の種類、用紙サイズの設定など、印刷に関する種々の設定操作を行うための操作パネル140を備えている。操作パネル140の中央部には、液晶モニタ145が備えられている。液晶モニタ145には、メモリカードMC等から入力した画像の一覧や種々のグラフィカルインタフェース(GUI)が表示される。
図2はプリンタ100の内部構成を機能的に示す説明図である。図示するように、プリンタ100は、印刷用紙Pに印刷を行う機構として、インクカートリッジ212を搭載したキャリッジ210や、キャリッジ210を主走査方向に駆動するキャリッジモータ220、印刷用紙Pを副走査方向に搬送する紙送りモータ230を備えている。
キャリッジ210には、シアン(C)、ライトシアン(Lc)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(Lm)、イエロ(Y)、ブラック(K)、の各インクが収容されたインクカートリッジ212が搭載されている。キャリッジ210は、それぞれ印刷ヘッドを備え、各カートリッジの色に対応して計6種類のインクヘッド211が装着されている。インクカートリッジ212からインクヘッド211に供給されたインクは、図示しないピエゾ素子を駆動することで印刷用紙Pに吐出される。
プリンタ100は、制御ユニット150によってインクヘッド211のピエゾ素子に印加する電圧波形を制御することにより、印刷用紙Pに4種類のサイズのドットを形成する。以下では、4種類のサイズのドットを、ドットの形成されない場合も含め、サイズの小さい順に、「ドット無し」、「Sドット」、「Mドット」、「Lドット」というものとする。各サイズのドットは、1ドット当たり、それぞれ、1.5pl(ピコリットル)、3pl、7plのインク量によって表現される。なお、本実施例では、4種類のドットを形成可能であるものとしたが、2種類や3種類、あるいは5種類以上のドットを形成可能としてもよい。
キャリッジ210は、プラテン270の軸方向と並行に設置された摺動軸280に移動自在に保持されている。キャリッジモータ220は、制御ユニット150からの指令に応じて駆動ベルト260を回転させることで、プラテン270の軸方向と平行に、すなわち、主走査方向にキャリッジ210をそれぞれのインクヘッド211と共に往復運動させる。そして、このインクヘッド211の主走査方向の移動状況を検出するため、プリンタ100は、キャリッジモータ220の回転に伴ってパルス状の信号を発するエンコーダ222を備える。紙送りモータ230は、制御ユニット150からの指令に応じてプラテン270を回転させることで、プラテン270の軸方向と垂直に印刷用紙Pを搬送する。
プリンタ100は、上述したインクヘッド211やキャリッジモータ220、紙送りモータ230の動作を制御するための制御ユニット150を備えている。制御ユニット150には、図1に示したスキャナ110やメモリカードスロット120、USBインタフェース130、操作パネル140、液晶モニタ145が接続されている。
制御ユニット150は、CPU151とRAM152とROM153と画像処理ASIC155とを備えている。
ROM153には、プリンタ100の動作を全般的に制御するための制御プログラムが記憶されている。CPU151はプリンタ100の電源投入時に、この制御プログラムをRAM152に読み出して実行する。CPU151は、この制御プログラムの実行により、印刷処理や初期化処理等を行う。
ROM153には、制御プログラムの他、初期化処理時に使用されるディザマトリックスデータDMやドット発生量テーブルDGTが記憶されている。RAM152には、この初期化処理によって生成される種々のテーブルが記憶される。なお、CPU151にて行われる種々の印刷処理や初期化処理等は、本発明の要旨とは直接関係しないので、これらの説明については省略する。
画像処理ASIC155は、メモリカードMC等から入力した画像データに対して、色変換処理やハーフトーン処理を施す集積回路であり、印刷制御ユニット160を備える。画像処理ASIC155内の論理回路は、色変換等に必要な機能を実現するためのプログラムが所定のハードウェア記述言語によって記述されることで設計されている。印刷制御ユニット160は、キャリッジモータ220および紙送りモータ230等の印刷機器の駆動制御を経て紙送りやキャリッジ送りを行いつつ、インクカートリッジ212のそれぞれのインクヘッド211のインク吐出アクチュエータ(圧電素子)の駆動信号生成および駆動制御等を行うため、ヘッド移動検出部161、タイミング生成部162、データ出力部163およびデータ出力停止部164等の機能を果たすよう構成されている。ヘッド移動検出部161等の機能部は、画像処理ASIC155を構成する後述のヘッドコントロールユニット(HCU)31の各種回路で構成され、ヘッド移動検出部161は、インクヘッド211の主走査方向の移動状況をエンコーダ222の出力信号により検出する。タイミング生成部162は、ヘッド移動検出部161が検出したインクヘッド211の移動状況に基づいて、インクヘッド211への印刷データの出力タイミングを生成する。データ出力部163は、この生成された印刷データの出力タイミングで、インクヘッド211に、印刷に処すべき印刷データを順次出力し、データ出力停止部164は、印刷データの出力タイミングの生成周期が定常のヘッド移動周期より短周期である場合には、その短周期の生成周期での出力タイミングの際の印刷データの出力を停止する。そして、このように印刷データの出力を停止の間においては、データ出力部163は、印刷データ出力停止の間において出力タイミングで出力すべきであった印刷データの出力を間引き、出力停止の後の出力タイミングにおいては、印刷データの出力を間引いた際の最後の印刷データの次の印刷データから印刷データを順次出力する。
B:要部回路構成;
図3は印刷制御ユニット160の回路構成を例示するブロック図である。図示するように、印刷制御ユニット160は、印刷ヘッドの統括的な制御を行うHCU31を備え、このHCU31の内蔵メモリに制御ユニット150が画像印刷用に取り込んだイメージデータを逐次読み込み、このイメージデータを印刷データとしてインクカートリッジ212のそれぞれのインクヘッド211に供給する。この場合、印刷データの供給と共に、インクヘッド211には、その圧電素子の駆動用に生成したいわゆる台形波の駆動信号も供給される。そして、印刷制御ユニット160は、キャリッジモータ220や紙送りモータ230を駆動制御してインクヘッド211をキャリッジ210ごと主走査方向に往復移動させつつ、インクドットの吐出の有無および吐出するインクドットの量(ドットの大きさ)を制御した各色のインクドットをその色に対応したノズルから吐出させる。
図3に示す本実施のHCU31は、制御ユニット150が有する図示しない第2のSDRAM(イメージバッファ)に格納されている各色のイメージデータをHCU31の内蔵メモリに転送することが可能である。しかもHCU31は、インクヘッド211の1走査分の印字処理に必要なイメージデータを転送するにあたっては、その転送過程で制御ユニット150のCPU151の制御を介在させることなくデータ転送を行うことができる。勿論HCU31は、こうしたデータ転送をCPU151の制御のもとで実行することも可能である。また、本実施の形態のHCU31は、印刷ヘッドに形成されている各色ノズル列間のヘッドギャップに応じてヌルデータをHCU31内部で自動生成し、該生成したヌルデータをイメージデータに付与してインクヘッド211へ転送する機能も有しているが、本願の要旨とは直接関与しないのでその説明については省略する。
図3に示すように、HCU31は、アドレスデコード部32と、共通レジスタ部33と、書き込み制御部34と、ヘッド送信制御部35と、転送制御部としての制御信号調停部36と、内蔵メモリを構成する第1RAM37(第1のメモリ)および第2RAM38(第2のメモリ)と、データセレクト部39と、ヘッド励磁回路40と、コマンドセレクト部41と、割り込み管理部42と、信号処理部43とを備えている。なお、第1RAM37および第2RAM38は、本実施の形態においてはSRAM(Static RAM)にて構成されている。
アドレスデコード部32は、CPU151が共通レジスタ部33や、書き込み制御部34、制御信号調停部36および割り込み管理部42の各内部レジスタをアクセスする際に該CPU151から出力されるアドレスをデコードし、それら各レジスタについての選択信号をアサートする。
共通レジスタ部33は、HCU31の各種動作設定を行うために設けられる共通レジスタ群であって、これには例えばHCU31の初期設定を行うための初期化レジスタやモード設定を行うためのモード設定レジスタ等が含まれる。ここで、モード設定について簡単に説明すると、本実施の形態のHCU31は、プリンタ100が使用可能なインクヘッド211の種類(ノズル数やノズル配列等)にそれぞれ対応したデータ転送を行う。即ち、インクヘッド211には、各色に対応したノズル列をヘッドの横方向(主走査方向)にそれぞれ色数分有してなるものや、図示は省略するが複数色分のノズル列がヘッドの縦方向(副走査方向)に沿って配列されてなるものなど、ノズル列数やノズル数等の異なる様々な種類がある。モード設定レジスタには、これらの各種印刷ヘッドのうち、プリンタ100がどの印刷ヘッド(インクヘッド)を使用して印刷を行うのか、その種類が書き込まれており、HCU31は、このモード設定レジスタの設定値に基づいて各印刷ヘッドに対応したデータ転送を行う。
書き込み制御部34は、制御ユニット150が有する図示しない第2のSDRAMからのイメージデータの読み出しに必要な読み出し制御信号を制御信号調停部36からの読み出し要求(図示略)に基づいて生成して出力する。この読み出し制御信号により、第1RAM37や第2RAM38の1面分に格納するイメージデータが上記の第2のSDRAMから読み出される。書き込み制御部34は、この読み出されたデータを受け取り、それを制御信号調停部36へ転送する。
また、書き込み制御部34は、このように読み出されたイメージデータを制御信号調停部36により第1RAM37や第2RAM38へ書き込むために必要な書き込み制御信号を生成する。なお、第1RAM37と第2RAM38とには、印刷ヘッドの主走査方向の移動にしたがって、その走査順にイメージデータが交互に書き込まれる。
ヘッド送信制御部35は、第1RAM37や第2RAM38に順次転送されたイメージデータを制御信号調停部36により印刷ヘッドの主走査方向の移動にしたがってそれぞれノズル数分ずつ読み出すための読み出し制御信号を生成する。この読み出し制御信号は、上記駆動信号(台形波)に同期して信号処理部43により発生されるトリガ信号axtrg(出力タイミング信号PTS)に基づいて生成される。
制御信号調停部36は、書き込み制御部34より受け取った書き込み制御信号と、ヘッド送信制御部35より受け取った読み出し制御信号とをRAMの選択状態にしたがって調停し、これら各制御信号をもとに第1RAM37および第2RAM38にアクセス(書き込み/読み出し)する。制御信号調停部36は、第1RAM37および第2RAM38へのイメージデータの書き込みを交互に行う。言い換えれば、制御信号調停部36は、第1RAM37および第2RAM38からのイメージデータの読み出しを交互に行い、選択状態にあるRAMからの1面分のイメージデータの読み出しが終了したら、そのRAMに次に格納すべき1面分のイメージデータを書き込み制御部34を介して受け取り、書き込みを行う。そして、この制御信号調停部36は、受け取ったイメージデータ(印刷データ)を後述のデータセレクト部39およびヘッド励磁回路40を経てインクヘッド211に転送出力するに当たり、この印刷データをシリアル化し、内蔵する転送カウンタのカウントアップと並行して印刷データを順次出力する。つまり、制御信号調停部36は、印刷データの出力数をカウントする転送カウンタをカウントアップして、シリアル化された印刷データのうちそのカウントアップしたカウンタ値に対応する印刷データを出力し、これを繰り返すことで、シリアル化済みの印刷データを順次出力する。
なお、このような制御信号調停部36は、色毎に設けられる第1RAM37と第2RAM38との2つのRAMに対してそれぞれ1つずつ割り当てられている。即ち、本実施の形態においてはプリンタ100は8色印刷を行うものであるため、これに対応してHCU31にはそれぞれ8つずつの制御信号調停部36a〜36hと第1RAM37a〜37hと第2RAM38a〜38hとが設けられている。なお、制御信号調停部36a〜36hは、それぞれの色に対応した第1RAM37a〜37hと第2RAM38a〜38hとを使用しながらそれぞれ同様な動作を色毎に独立して行うようになっている。したがって、以下の説明では、煩雑さを避ける為に、特に明記しない限りはこれらの色を区別せずにそれぞれ「制御信号調停部36」、「第1RAM37」、「第2RAM38」として記載し、この場合には各色について同様な構成ならびに作用を有するものとする。
コマンドセレクト部41は、印刷ヘッドの種類に対応した該ヘッド制御用のコマンドデータをヘッド送信制御部35からの制御信号に基づいて選択出力する。具体的には、このコマンドセレクト部41には、例えば1つのノズル列に複数色分のノズル列が縦配列されたヘッド形態等の種々のヘッド形態に対応したコマンドデータが、上述した第1RAM37および第2RAM38にイメージデータとともに記憶されている。
データセレクト部39は、インクカートリッジ212が有するインクヘッド211の種類にしたがって、それぞれの同ヘッドへ送信するコマンドデータを第1RAM37や第2RAM38から読み出されたコマンドデータと上記コマンドセレクト部41から出力されるコマンドデータとのうちいずれとするかを選択し、ヘッド励磁回路40へ出力する。なお、コマンドデータは、制御信号調停部36により読み出されたイメージデータに付与されてヘッド励磁回路40へ出力される。
ヘッド励磁回路40は、それぞれのインクカートリッジ212のインクヘッド211の圧電素子を例示する台形波の駆動信号を、後述の信号処理部43が生成するデータ出力タイミングに応じて生成すると共に、当該タイミングで台形波駆動信号をインクヘッド211に印可して圧電素子を例示させ、インク吐出を実行させる。この場合、データセレクト部39を通じて出力されるデータに生じる組み合わせ遅延に起因したノイズ(グリッチ)の解消が図られる。このヘッド励磁回路40を介して出力されるデータが、印刷データhso1〜hso8として上記クロック信号HSOCLKとともにインクカートリッジ212のそれぞれのインクヘッド211へ供給される。この場合、印刷データhso1〜hso8は、制御信号調停部36によりシリアル化された上でそれぞれのインクヘッド211に供給され、このデータ供給と相まって、各インクヘッド211へは、既述したように台形波の駆動信号も送られる。
信号処理部43は、エンコーダ222からの出力を入力する。通常、キャリッジ210を介したインクヘッド211の主走査方向の移動は定速で行われるので、エンコーダ222のエンコーダ出力は一定周期のパルス出力となる。よって、信号処理部43は、インクヘッド211の移動状況を当該移動状況が反映したエンコーダ出力にて検出し、その検出したインクヘッド211の移動状況、具体的にはエンコーダのパルス出力に基づいて、印刷データの出力タイミング(即ち、上記したトリガ信号axtrg/出力タイミング信号PTS)を生成し、これをヘッド送信制御部35に出力する。
この信号処理部43は、上記した出力タイミングの生成の他、エンコーダ出力が定常であるかの判定を行うエラー検出部44を備える。キャリッジ210は摺動軸280を摺動することから、その摺動面への埃等の異物付着、摺動生の低下、外部からの衝撃等と云った現象が起きると、キャリッジ210の移動速度、延いてはインクヘッド211の移動速度が速まり、エンコーダのパルス出力が短周期となることがある。エラー検出部44は、エンコーダのパルス出力の周期をキャリッジ210が主走査方向に沿って定速で移動しているとした場合のヘッド移動周期と対比し、このエンコーダのパルス出力周期、即ち印刷データの出力タイミングの生成周期がヘッド移動周期より短周期であるとエラー信号を生成する。生成されたエラー信号は、ヘッド送信制御部35を経て制御信号調停部36に出力されると共に、データセレクト部39とヘッド励磁回路40に出力される。ここで、印刷データの出力タイミング(出力タイミング信号PTS)と、インクヘッド211の駆動のための台形波生成、および印刷データの出力の関係について説明する。図4は信号処理部43やヘッド送信制御部35および制御信号調停部36にて協働して実行される印刷データ転送の様子を示すフローチャート、図5はエンコーダ出力と印刷データの出力タイミング(出力タイミング信号PTS)生成並びにデータ転送との関係を示すタイミングチャートである。
C:印刷データ出力処理;
図4に示すデータ転送処理は、所定時間ごとに繰り返されて実行され、まず、エンコーダ222からの出力有無を判定し(ステップS100)、エンコーダ出力がなければ何の処理を行うことなく一旦終了する。一方、エンコーダ出力があれば、そのエンコーダ出力(パルス出力)の周期が上記した所定のヘッド移動周期より短周期であるか否かを判定する(ステップS110)。
このステップS110で否定判定すれば、エンコーダのパルス出力の出力周期は定常であるとして、既述した制御信号調停部36におけるデータ転送カウンタのカウントアップとそのカウント値に対応した印刷データを順次出力して(ステップS120)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS110で肯定判定すれば、エンコーダのパルス出力の出力周期は短周期であるとして、既述した制御信号調停部36におけるデータ転送カウンタのカウントアップのみを行い、そのカウント値に対応した印刷データについてはその出力を停止して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。
ステップS110における肯定判定(短周期判定)がなされたときは、信号処理部43のエラー検出部44にてエラー信号が生成され、既述したように当該エラー信号が出力される。そして、このエラー信号を受けたヘッド励磁回路40は、この短周期での圧電素子励磁は素子の正常動作確保の上からは不適切であるとして、エラー信号入力時におけるインクヘッド211の圧電素子励磁を取り止め、エンコーダ出力周期が定常の場合には、信号処理部43の生成したデータ出力タイミングに合致したタイミングでインクヘッド211の圧電素子を励磁する。
本実施例のプリンタ100では、このようにしたエンコーダ出力に基づいた印刷データの出力タイミングの生成、その出力タイミングでの印刷データの順次出力(シリアル出力)、エラー信号の生成・出力、インクヘッド211の圧電素子励磁を行うことから、次の利点がある。図5に示すように、信号処理部43は、インクヘッド211の移動状況を反映したエンコーダ出力を入力するごとに、印刷データの出力タイミング信号PTSを生成する。HCU31のヘッド励磁回路40は、ヘッド送信制御部35等を経たこの出力タイミング信号PTSの入力を受けてインクヘッド211の圧電素子励磁用の台形波生成と出力を行おうとするが、エンコーダ出力の周期が所定のヘッド移動周期より短い場合(NGの場合)に信号処理部43から入力を受けたエラー信号の生成タイミングでは、台形波生成とその出力を停止する。これにより、インクヘッド211の圧電素子を不用意に短期間で励磁制御しないようにできるので、当該素子の機能確保を図ることができる。
その一方、印刷データの出力を図る制御信号調停部36では、信号処理部43からの出力タイミング信号PTSで印刷データを順次出力するが、エンコーダ出力の周期が所定のヘッド移動周期より短いために生成されたエラー信号の生成タイミングでは、上記した台形波の生成・出力停止と相まって、印刷データの出力を停止する。つまり、インクヘッド211は、エンコーダ出力の周期が所定のヘッド移動周期より短いままで主走査方向に沿って移動するが、この際には、印刷データの出力の停止を受けて何の印刷を行うことなく移動することになる。つまり、印刷データがA〜Gまでシリアル化されている場合、AとBの印刷データは、移動しつつあるインクヘッド211に、このデータの並びの順で出力タイミング信号PTSのたびに出力されて印刷用紙に印字結果を残すが、上記したエラー信号の生成タイミングでの出力対象となる印刷データCは、移動しつつあるインクヘッド211へのデータ出力停止によりその出力が間引かれるので、印字結果としては得られない。そして、この印刷データCの次の印刷データD以降の各印刷データは、移動しつつあるインクヘッド211に、そのデータの並びの順で出力タイミング信号PTSのたびに出力されて診察要旨に印字結果を残す。図6はインクヘッド211の移動状況を反映したエンコーダ出力の周期が所定のヘッド移動周期より短い場合の印刷データの間引きにより得られる印刷結果の様子を示す説明図である。
本実施例のプリンタ100では、既述したようにエンコーダ出力の周期が所定のヘッド移動周期より短い場合に印刷データの出力を間引くことから、この出力が間引かれた箇所においては、従来と同様にドット抜けをもたらす。しかしながら、ドット抜け後においては、データ出力を間引いた後の印刷データ出力を、ドット抜け後の印刷データの出力タイミング信号PTSごとに、ドット抜け対象であった印刷データ(印刷データC)の次の印刷データ(印刷データD)からの順次出力を再開する。よって、こうして得られた印刷結果は、図6に示すように、ドット抜けを起こした範囲に本来印刷されているはずの印刷に連続したものとなり、印刷結果においてズレを生じないようにできる。この結果、本実施例のプリンタ100によれば、インクヘッド211が短時間に移動してしまうようなヘッド移動の異常が起きたためにドット抜け生じたとしても、印刷結果から受けるユーザの印象を、ドット抜けに起因する違和感のみにとどめることができるので、印刷品質を改善できる。
また、本実施例では、印刷データをシリアル化した上で出力タイミング信号PTSごとに順次出力する際、既存のプリンタで一般的に採用されているカウンタとそのカウンタアップ後のカウンタ値に応じたシリアルデータの転送出力を図るという構成に対して、印刷データの出力停止という簡単な対処を行うだけで済む。よって、既存プリンタに対して簡単な改造で、印刷結果から受けるユーザの印象を、ドット抜けに起因する違和感のみにとどめるようにできる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記の実施例ではインクジェットタイプのプリンタを例に上げて説明したが、熱転写方式のプリンタにあっても適用できる。
本発明の実施例としてのプリンタ100の外観を示す説明図である。 プリンタ100の内部構成を機能的に示す説明図である。 印刷制御ユニット160の回路構成を例示するブロック図である。 信号処理部43やヘッド送信制御部35および制御信号調停部36にて協働して実行される印刷データ転送の様子を示すフローチャートである。 エンコーダ出力と印刷データの出力タイミング(出力タイミング信号PTS)生成並びにデータ転送との関係を示すタイミングチャートである。 インクヘッド211の移動状況を反映したエンコーダ出力の周期が所定のヘッド移動周期より短い場合の印刷データの間引きにより得られる印刷結果の様子を示す説明図である。 ドット抜けの現象を説明する説明図である。
符号の説明
31…ヘッドコントロールユニット(HCU)
32…アドレスデコード部
33…共通レジスタ部
34…書き込み制御部
35…ヘッド送信制御部
36…制御信号調停部
37…第1RAM
38…第2RAM
39…データセレクト部
40…ヘッド励磁回路
41…コマンドセレクト部
42…割り込み管理部
43…信号処理部
44…エラー検出部
100…プリンタ
110…スキャナ
120…メモリカードスロット
140…操作パネル
145…液晶モニタ
150…制御ユニット
151…CPU
160…印刷制御ユニット
161…ヘッド移動検出部
162…タイミング生成部
163…データ出力部
164…データ出力停止部
210…キャリッジ
211…インクヘッド
212…インクカートリッジ
220…キャリッジモータ
222…エンコーダ
230…紙送りモータ
260…駆動ベルト
270…プラテン
280…摺動軸
P…印刷用紙
155…画像処理ASIC
MC…メモリカード
PTS…出力タイミング信号

Claims (4)

  1. 印刷ヘッドと該印刷ヘッドを主走査方向に駆動するキャリッジとを備え、該キャリッジの駆動機構に駆動信号を出力して前記印刷ヘッドを前記主走査方向に移動させつつ、該移動する前記印刷ヘッドにて印刷を行う印刷装置であって、
    前記キャリッジによる前記印刷ヘッドの前記主走査方向の移動状況を検出するヘッド移動検出手段と、
    該検出した印刷ヘッドの移動状況に基づいて、前記印刷ヘッドへの前記印刷データの出力タイミングを生成するタイミング生成手段と、
    該生成された印刷データの出力タイミングで、前記印刷ヘッドに、印刷に処すべき印刷データを順次出力するデータ出力手段と、
    前記印刷データの出力タイミングの生成周期を、前記印刷ヘッドが前記主走査方向に沿って定速で移動しているとした場合のヘッド移動周期と対比し、前記生成周期が前記ヘッド移動周期より短周期である場合には、該短周期の前記生成周期の前記出力タイミングでの前記データ出力手段による前記印刷データの出力を停止する印刷データ出力停止手段とを備え、
    前記データ出力手段は、
    前記印刷データ出力停止手段により出力を停止した間において前記出力タイミングで出力すべきであった前記印刷データの出力を間引くと共に、前記印刷データ出力停止手段により出力を停止した後の前記出力タイミングにおいては、前記印刷データの出力を間引いた際の最後の印刷データの次の印刷データから印刷データを順次出力する
    印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記データ出力手段は、
    前記印刷データを出力順にシリアル展開する手段と、前記印刷データの出力数をカウントするカウンタとを備え、該カウンタをカウントアップして該カウントアップしたカウンタ値に対応する前記シリアル展開済みの前記印刷データを順次出力し、前記印刷データ出力停止手段により前記印刷データの出力を停止する間においては、前記カウンタのカウンタアップのみを前記出力タイミングごとに行いつつ、前記カウントアップしたカウンタ値に対応する前記印刷データの出力を間引く、
    印刷装置。
  3. 印刷ヘッドと該印刷ヘッドを主走査方向に駆動するキャリッジとを備え、該キャリッジの駆動機構に駆動信号を出力して前記印刷ヘッドを前記主走査方向に移動させつつ、該移動する前記印刷ヘッドにて印刷を行う印刷方法であって、
    前記キャリッジによる前記印刷ヘッドの前記主走査方向の移動状況を検出し、
    該検出した印刷ヘッドの移動状況に基づいて、前記印刷ヘッドへの前記印刷データの出力タイミングを生成し、
    該生成された印刷データの出力タイミングで、前記印刷ヘッドに、印刷に処すべき印刷データを順次出力して前記印刷ヘッドにて印刷を行うに当たり、
    前記印刷データの出力タイミングの生成周期を、前記印刷ヘッドが前記主走査方向に沿って定速で移動しているとした場合のヘッド移動周期と対比し、前記生成周期が前記ヘッド移動周期より短周期である場合には、該短周期の前記生成周期の前記出力タイミングでの前記印刷データの出力を停止して、該出力を停止した間において前記出力タイミングで出力すべきであった前記印刷データの出力を間引き、
    前記出力を停止した後の前記出力タイミングにおいては、前記印刷データの出力を間引いた際の最後の印刷データの次の印刷データから印刷データを順次出力する
    印刷方法。
  4. 請求項3に記載の印刷方法であって、
    前記生成された印刷データの出力タイミングでの前記印刷ヘッドへの印刷データ出力に際しては、前記印刷データを出力順にシリアル展開しつつ、前記印刷データの出力数をカウントするカウンタをカウントアップして該カウントアップしたカウンタ値に対応する前記シリアル展開済みの前記印刷データを順次出力し、
    前記生成周期が前記ヘッド移動周期より短周期である場合には、前記カウンタのカウンタアップのみを前記出力タイミングごとに行いつつ、前記カウントアップしたカウンタ値に対応する前記印刷データの出力を間引く、
    印刷方法。
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