JP4935467B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4935467B2
JP4935467B2 JP2007097328A JP2007097328A JP4935467B2 JP 4935467 B2 JP4935467 B2 JP 4935467B2 JP 2007097328 A JP2007097328 A JP 2007097328A JP 2007097328 A JP2007097328 A JP 2007097328A JP 4935467 B2 JP4935467 B2 JP 4935467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
information
additional information
amount
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007097328A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008258814A (ja
Inventor
和宏 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2007097328A priority Critical patent/JP4935467B2/ja
Publication of JP2008258814A publication Critical patent/JP2008258814A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4935467B2 publication Critical patent/JP4935467B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、所定の情報を表すパターン(地紋パターン)を、原稿画像に対して重畳的に合成し、当該原稿画像を出力する画像処理装置に関する。
従来、情報を所定の規約に従ってパターンに変換し、当該パターンを原稿画像に対して重畳的に合成し、当該情報が埋め込まれた原稿画像を出力する画像処理装置が利用されている。パターンには、地紋パターン、バーコード・パターン、等が利用される。
特許文献1は、原稿に、原稿識別情報といった付加情報を付加した原稿画像を出力する画像処理装置を開示する。当該文献の画像処理装置は、一般の利用者が外見上識別することができない程度のサイズで付加情報を表すパターンを原稿に付加し、当該付加情報の改竄を防止することによりセキュリティの向上を図っている。
特許文献2もまた、付加情報が埋め込まれた画像データを出力する画像形成装置を開示する。当該画像形成装置は、原稿画像に含まれる画像情報の一部を削除し、削除された白抜き領域に付加情報を記録する。当該白抜き領域は、付加情報の読み出し精度がよい点において、付加情報の埋め込みに有利である。しかしながら、原稿画像に含まれる情報を一部ではあるが欠損させてしまうといった不利点がある。
特開平06−022119号公報 特開平06−070134号公報
このように、付加情報を示す地紋パターンの原稿画像への埋め込みは、原稿のセキュリティ等の確保などを目的とした管理情報(セキュリティ情報等)を含めることができ、非常に有利である。しかし、一般に、地紋パターンとして原稿画像に埋め込み可能な付加情報の情報量は、原稿の面積に比例し、そのうち、埋め込んだ付加情報を精度よく読み出すことができる原稿内の領域は、原稿画像のうち、色の薄い領域、ならびに、色もしくは濃淡の変化が比較的乏しい領域に限られる。そのため、埋め込み可能な付加情報の情報量(精度よく読み出すことができる情報量)は、原稿毎に異なる。よって、利用者が埋め込みを望んだ付加情報の全てを、全ての原稿に対し、確実に埋め込むことはできない。そのため、確実に読み出されることが望まれる、とくに重要な付加情報であっても、その読み出しに失敗する例が多かった。そのため、原稿に埋め込まれた付加情報読み出しの信頼性の向上が望まれている。
だからといって特許文献2が開示する手法のように、原稿画像に含まれる情報の一部を欠損させてまで地紋パターンの示す付加情報の読み出し精度を向上させることは、ユーザのニーズに適うものとは言い難い。
本願発明は、上記問題点を鑑み、付加情報を、読み出し精度のよい状態で地紋パターンとして原稿画像に確実に埋め込むことができる画像処理装置を提供することを、解決すべき課題とするものである。
本発明は、その一態様において、入力された当初原稿画像に、付加情報を示す地紋パターンを合成し、付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置であって、当初原稿画像に含まれ、地紋パターンを埋め込み可能な領域を検出する情報埋込可能領域検出セクションと、検出された情報埋込可能領域の面積に基づいて埋め込み可能な付加情報の量である埋込可能付加情報量を導出する埋込可能情報量算出セクションと、付加情報を地紋パターンとして当初原稿画像に合成し付加情報埋込原稿画像を生成する画像合成部と、を有し、埋め込み可能な領域は、当該領域に埋め込まれた地紋パターンにかかる付加情報の読み出し成功確率が所定の第1確率以上の領域であり、かつ、当初原稿画像が、複数頁を有する原稿画像である場合、画像合成部は、当初原稿画像に含まれる一頁と他の一頁とで、地紋パターンとして埋め込まれる付加情報の内容を異ならせて地紋パターンの合成を行う、画像処理装置である。また、本発明の一態様においては、さらに、操作者が前記付加情報の一部である任意情報を入力するユーザ・インターフェースを有し、ユーザ・インターフェースは、付加情報の情報量と埋込可能付加情報量とに基づいて、操作者からの任意情報の入力を制限することが好ましい。
本発明の一態様においては、付加情報の情報量が埋込可能付加情報量に達した場合、ユーザ・インターフェースは、操作者からの任意情報の入力を禁止することが好ましい。
本発明の一態様においては、付加情報の情報量が埋込可能付加情報量を上回る場合、ユーザ・インターフェースは、操作者に警告メッセージを与えることが好ましい。
本発明の一態様においては、付加情報の情報量が埋込可能付加情報量を上回る場合、付加情報に含まれる情報群の各情報に設定した優先度に基づいて、付加情報の一部を付加情報から除外することが好ましい。
本発明の一態様においては、画像合成部は、付加情報の情報量と埋込可能付加情報量とに基づいて、1パターンあたりの面積が異なる複数種の地紋パターンを選択的に用いて地紋パターンの埋込を実行することが好ましい。
本発明は、別の一態様において、入力された当初原稿画像に、付加情報を示す地紋パターンを合成し、付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置であって、当初原稿画像に含まれ、地紋パターンを埋め込み可能な領域を検出する情報埋込可能領域検出セクションと、検出された情報埋込可能領域の面積に基づいて埋め込み可能な付加情報の量である埋込可能付加情報量を導出する埋込可能情報量算出セクションと、操作者が付加情報の一部である任意情報を入力するユーザ・インターフェースと、付加情報を地紋パターンとして当初原稿画像に合成し付加情報埋込原稿画像を生成する画像合成部と、当初原稿画像に画像補正処理を行い、画像合成部に画像補正された当初原稿画像を出力する画像補正部と、を有し、埋め込み可能な領域は、当該領域に埋め込まれた地紋パターンにかかる付加情報の読み出し成功確率が所定の第1確率以上の領域であり、画像補正部は、付加情報の情報量と埋込可能付加情報量とに基づいて、当初原稿画像に対して画像補正処理を行い当初原稿画像の情報埋込可能領域が拡大された画像補正された当初原稿画像を画像合成部に出力する、画像処理装置である。
本発明の別の一態様においては、画像補正処理は、画像縮小処理であることが好ましい。
本発明の別の一態様においては、画像補正処理は、画像濃度調整処理であることが好ましい。
本発明の別の一態様においては、画像補正処理は、スムージング処理であることが好ましい。
本発明の別の一態様においては、画像補正処理は、画像下地色除去処理であることが好ましい。
本発明の別の一態様においては、当初原稿画像が、複数頁を有する原稿画像である場合、画像合成部は、当初原稿画像に含まれる一頁と他の一頁とで、地紋パターンとして埋め込まれる付加情報の内容を異ならせて地紋パターンの合成を行うことが好ましい。
本願発明は、原稿画像に含まれる情報を欠損させることなく、読み出し精度よく付加情報を地紋パターンとして原稿画像に埋め込むことができる画像処理装置を提供することができる。
本願発明にかかる画像処理装置は、原稿に対し、付加情報を地紋パターンとして埋め込み可能な画像処理装置である。本願発明にかかる画像処理装置においては、埋め込むことができる付加情報の情報量を予め算定し、算定した情報量に基づいて、複数種の地紋パターンから適した地紋パターンを選択し、地紋パターンの埋め込み処理(合成処理)を実行する。
先述のごとく、一般に高精度に読み取ることができる情報量は原稿毎に異なるものであり、また、その情報量が極めて少ないこともある。しかし、本願発明にかかる画像処理装置によれば、予め高精度に読み取ることができる情報量を、原稿画像の特性に基づいて算定する。そうすることによって、付加情報の埋め込みを確実に実行しており、埋め込まれた付加情報の読み出し精度も向上される。
本願発明にかかる画像処理装置は、例えば、コピー機能を備えた複合機である。
本願発明にかかる付加情報は、例えば、操作者が任意に追加する任意情報である。また、付加情報には、画像処理装置が自動的に生成するセキュリティ情報等を含んでもよい。
本願発明にかかる原稿は、画像処理装置が光学的に読み取った紙原稿、または、電子的に入力された画像データでよい。
以下、本明細書において、付加情報を示す地紋パターンが埋め込まれる前の原稿を、「当初原稿」と称する。そして当初原稿に含まれる画像を「当初原稿画像」と称する。また、地紋パターンが埋め込まれた後の原稿を、「埋込原稿」と称し、そして埋込原稿の画像を「埋込原稿画像」と称する。
当初原稿画像における「付加情報埋込可能領域」とは、その領域に地紋パターンを埋め込んだ場合における付加情報読み出し成功確率が所定の第1確率以上の領域を指す。また、当初原稿画像における「付加情報埋込容易領域」とは、その領域に地紋パターンを埋め込んだ場合における付加情報読み出し成功確率が、第1確率よりも高い所定の第2確率以上の領域を指す。よって、付加情報埋込可能領域は、当初原稿の全領域以下の所定の領域であって、当初原稿画像の状態で決定される領域である。付加情報埋込容易領域は、付加情報埋込可能領域と完全に一致する場合を含み、付加情報埋込可能領域に包含される領域であって、当初原稿画像の状態で決定される領域である。
図1は、本願発明にかかる画像処理装置(複合機)1の構成の概略を示すブロック図である。複合機1は、複合機1を制御する中央処理装置2を備え、中央処理装置2は、図示しない記憶装置に記憶されたプログラムを実行し、複合機1の動作を制御する。
中央処理装置2は、第1スキャナ画像処理回路3、第2スキャナ画像処理回路4、セキュリティ地紋検出回路5、コントローラ回路6、プリンタ画像処理回路7、および、入出力部8と接続され、各部および各回路を制御可能である。
第1スキャナ画像処理回路3は、RGB画像データを入力し、RGB画像データに対し、シェーディング補正、ライン間補正、色収差補正といった補正処理を行い、補正後のRGB画像データを第2スキャナ画像処理回路4、および、セキュリティ地紋検出回路5に対し出力する。このRGB画像データは、光学的に複合機1が読み取った原稿画像データであってよい。また、電子的に入力された原稿画像データでもよい。
第2スキャナ画像処理回路4は、RGB画像データを入力し、当該画像データの解像度の変換、画像データに含まれる下地色の除去、YMCK画像データへの変換、原稿に含まれる文字のエッジ部の補正、原稿に含まれる階調表現等の誤差拡散処理等を行い、YMCK画像データをコントローラ回路6に対し出力する。
セキュリティ地紋検出回路5は、RGB画像データを入力し、当該画像データに含まれる地紋パターンの検出を行う。セキュリティ地紋検出回路5は、画像データの解像度を変換し、所定の前処理を行い、特定のパターンの検出(地紋パターンの検出)をし、地紋パターンを復号し付加情報を取得する。
コントローラ回路6は、YMCK画像データを入力し、当該画像データに対し圧縮・伸張処理を行い、プリンタ画像処理回路7に対しYMCK画像データを出力する。
プリンタ画像処理回路7は、YMCK画像データを入力し、当該画像データに対し必要に応じて所定の画像補正等を行い、図示しない複合機1のプリンタ部へ画像データを出力し、画像データの印刷を実行する。プリンタ画像処理回路7は、画像補正部71および画像合成部72を備える。画像補正部71は、YMCK画像データに対し後述の画像補正処理を行う。そして、画像合成部72は、画像補正処理を受けたYMCK画像データに対して地紋パターンの合成を行う。つまり、画像補正部71は、YMCK画像データ(当初原稿画像のデータ)を入力し、画像補正された当初原稿画像のデータを出力することができる。画像合成部72は、画像補正された当初原稿画像のデータを入力し、地紋パターンが埋め込まれたYMCK画像データ(埋込原稿画像のデータ)を出力することができる。
入出力部8は、所謂、ユーザ・インターフェースである。入出力部8は、操作者に対して情報を提示する出力部(表示部)81、および、操作者が複合機1に対して情報を入力する入力部83を備える。入出力部8の具体的形態は、周知の構成でよい。
図2は、画像補正部71および画像合成部72の詳細を示すブロック図である。本図において、破線矢印は画像データの流れを示し、実線矢印は、制御信号等その他の信号の流れを示す。
画像補正部71は、当初原稿画像データを入力し、当該データに画像補正処理を施し、画像補正された当初原稿画像データを出力する。
画像補正部71は、画像の縮小処理を行う縮小処理部711、画像の濃度調整処理を行う濃度調整処理部713、画像のスムージング処理を行うスムージング処理部715、および、画像の下地色の除去処理を行う下地色除去処理部717、ならびに、当該4つの処理部(711、713、715、717)によって画像補正された画像データを受けてその一を選択的に画像合成部72へ出力するセレクタ部719を有する。4つの処理部(711、713、715、717)の行う処理の詳細については後述する。画像補正された画像データは中央処理装置2にも送られ、中央処理装置2は画像補正された画像データを解析し、解析結果に基づいてセレクタ部719へ選択的出力指示を送る。セレクタ部719は、選択的出力指示に基づいて上記選択的出力処理を実行する。中央処理装置2の行う解析の詳細については後述する。
画像合成部72は、画像補正され、セレクタ部719から出力された当初原稿画像データを入力し、埋込原稿画像データを出力する。
画像合成部72に入力された画像補正された当初原稿画像データは、情報埋込可能領域検出部721a、情報埋込容易領域検出部723a、地紋合成部725へ送られる。
情報埋込可能領域検出部721aは、画像補正された当初原稿画像データを受け、画像補正された当初原稿画像データを解析する。情報埋込可能領域検出部721aは、画像補正された当初原稿画像に含まれる領域であって、その領域に地紋パターンを埋め込んだ場合における付加情報読み出し成功確率が所定の第1確率以上の領域を検出する。検出された領域の情報は、埋込可能情報量算出部721bへ送られる。埋込可能情報量算出部721bは、受けた情報に基づき、地紋パターンとして埋込可能な情報量(埋込可能情報量)を導出する。埋込可能情報量は、中央処理装置2へ送られる。ここでは、埋込可能情報量は、検出された情報埋込可能領域の面積に比例するものとしている。ただし、比例関係以外の所定の関係性を想定してもよい。埋込可能情報量は、情報埋込可能領域の面積から導出可能であればよい。
情報埋込容易領域検出部723aは、画像補正された当初原稿画像データを受け、画像補正された当初原稿画像データを解析する。情報埋込容易領域検出部723aは、画像補正された当初原稿画像に含まれる領域であって、その領域に地紋パターンを埋め込んだ場合における付加情報読み出し成功確率が、第1確率よりも高い所定の第2確率以上の領域を検出する。検出された領域の情報は、埋込容易情報量算出部723bへ送られる。埋込容易情報量算出部723bは、受けた情報に基づき、地紋パターンとして埋込容易な情報量(埋込容易情報量)を導出する。埋込容易情報量もまた、中央処理装置2へ送られる。ここでは、埋込容易情報量は、検出された情報埋込容易領域の面積に比例するものとしている。ただし、比例関係以外の所定の関係性を想定してもよい。埋込容易情報量は、情報埋込容易領域の面積から導出可能であればよい。
情報埋込可能領域および情報埋込容易領域は、その領域における画像補正された当初原稿画像の特性に依存して定まる読み出し成功確率に基づいて決定される。例えば、その領域が、白色の下地色であれば、そこに埋め込まれた地紋パターンの読み出しは極めて高精度に行われる。よって、その領域に対する読み出し成功確率値は極めて高い値とされる。このような領域は、埋込容易領域といえる。逆に、その領域が、濃い色のベタ画像であれば、そこに埋め込まれた地紋パターンの読み出しは極めて困難である。よって、その領域に対する読み出し成功確率値は極めて低い値とされる。このような領域は、埋込が不可能な領域といえる。網点が配された領域や、文字が稠密に記載された領域は、埋込可能領域であるが、さほど読み出し成功確率が高い領域とはいえない。一般に、薄い色の部分が多く含まれ、急峻な色(または濃淡)の変化が含まれない領域は、読み出し成功確率値が高くなり、逆に、濃い色の部分が多く含まれ、急峻な色(または濃淡)の変化が含まれる領域は、読み出し成功確率値が低くなる。
次に、地紋パターンの生成および当初原稿画像データへの合成について説明する。図3(a)は、第1地紋パターン生成部727aが生成する第1地紋パターン91aの例を示す。また、図3(b)は、第2地紋パターン生成部727bが生成する第2地紋パターン91bの例を示す。
第1および第2地紋パターン91aおよび91bは、微小なドットの濃淡およびその配列関係に従って所定の情報を示す文様である点で同様であるが、同時に、第1および第2地紋パターン91aおよび91bは、単位面積当たりに含めることができる情報量において相違する。第1地紋パターン91aは、第2地紋パターン91bとの比較において、大きな(疎な)パターンである。そのため、地紋パターンの示す付加情報を読み出す処理において、第2地紋パターン91bよりも安定的に読み出される。しかし同時に、単位面積あたりの情報量は第2地紋パターン91bとの比較において少ない。他方、第2地紋パターン91bは、第1地紋パターン91aとの比較において、小さな(密な)パターンである。そのため、地紋パターンの示す付加情報を読み出す処理において、第1地紋パターン91aよりも安定性を欠くが、単位面積あたりの情報量は第1地紋パターン91aとの比較において多い。
また、第1地紋パターン91aの1パターン単位に含めることができる情報量を奇数バイト(例えば、7バイト)とし、第2地紋パターン91bの1パターン単位に含めることができる情報量を偶数バイト(例えば、2バイト)とすることもできる。そうすることで、埋め込まれるべき付加情報の情報量に応じて適切に地紋パターンを使い分け、埋め込むべき情報量に対して使用する地紋パターンを最適化し、付加情報の情報量と付加情報の読み出し精度とを高いレベルでバランスさせることができる。また、第1および第2地紋パターン91aおよび91bの1パターン単位が、共に偶数(または奇数)バイトの情報を含めることが可能であってもよい。
これら第1および第2地紋パターン91aおよび91bは、以下のような付加情報を含めることが可能である。先ず、第1には、複合機1が自動的に生成するセキュリティ情報等である。このセキュリティ情報等は、セキュリティ地紋検出回路5が読み出した当初原稿画像に含まれる地紋パターンの示す付加情報や、操作者のユーザ情報、といった、原稿の複写にかかるセキュリティ管理の情報を含めることが可能である。第2には、操作者が複合機1に入力した任意の情報を示す任意情報である。この任意情報は、操作者がセキュリティ情報を補完するために入力する情報や、操作者の利用上の利便性向上を図るために操作者が入力する情報を含めることが可能である。
中央処理装置2は、埋め込むべき情報の量、埋込可能情報量、埋込容易情報量等に基づき、第1および第2地紋パターン生成部727aおよび727bのいずれかに対し、第1または第2地紋パターン91aまたは91bの生成を指示し、また、地紋合成部725に対し、画像補正された当初原稿画像データ内の埋込可能領域または埋込容易領域へ地紋パターンを埋め込むこと指示する。例えば、中央処理装置2は、埋込容易領域に対しては、第2地紋パターン91bを優先的に利用するように、埋込可能領域に対しては、第1地紋パターン91aを優先的に利用するように指示してもよい。加えて、例えば、中央処理装置2は、埋め込むべき情報量の多寡に応じて、使用する第1および第2地紋パターン91aおよび91bの比率を最適化するように、第1および第2地紋パターン生成部727aおよび727bならびに地紋合成部725に対し指示してもよい。そうすることによって、後述する最大埋込可能情報量と、付加情報の読み出し精度とを高いレベルでバランスさせることも可能である。
次に、画像補正部71において行われる画像補正処理と、画像補正処理された当初原稿画像データに対する中央処理装置2の解析処理と、中央処理装置2が当該解析処理に基づいてセレクタ部719に対して行う選択的出力指示の詳細について説明する。
図4Aは、縮小処理部711の行う画像縮小処理、および、当該縮小処理によって拡大される付加情報埋込可能領域および付加情報埋込容易領域の例を示す図である。当初原稿画像データ93は、縮小処理部711により、その画像が所定の比率で縮小される(画像補正された当初原稿画像データ93a参照。)。この縮小処理により、当該画像データの余白領域が拡張され、付加情報埋込可能領域および付加情報埋込容易領域を拡大することができる。本図右は、当該画像データ93aに対し地紋パターン合成処理を行った場合における、埋込原稿画像データ93aiを例示的に示す図である。
図4Bは、濃度調整部713の行う画像濃度調整処理、および、当該濃度調整処理によって拡大される付加情報埋込可能領域および付加情報埋込容易領域の例を示す図である。当初原稿画像データ93は、濃度調整処理部713により、その画像の濃度が所定のレベルだけ薄く(または濃く)される(画像補正された当初原稿画像データ93b参照。)。この濃度調整処理により、当該画像データの付加情報埋込可能領域および、特に、付加情報埋込容易領域を拡大することができる。本図右は、当該画像データ93bに対し地紋パターン合成処理を行った場合における、埋込原稿画像データ93biを例示的に示す図である。
図4Cは、スムージング処理部715の行う画像スムージング処理、および、当該スムージング処理によって拡大される付加情報埋込可能領域および付加情報埋込容易領域の例を示す図である。当初原稿画像データ93は、スムージング処理部715により、その画像の濃淡表現が平滑化され、階調変化の緩やかな領域が拡張される(画像補正された当初原稿画像データ93c参照。)。この濃度調整処理により、当該画像データの付加情報埋込可能領域および、特に、付加情報埋込容易領域を拡大することができる。本図右は、当該画像データ93cに対し地紋パターン合成処理を行った場合における、埋込原稿画像データ93ciを例示的に示す図である。
図4Dは、下地色除去処理部717の行う下地色除去処理、および、当該下地色除去処理によって拡大される付加情報埋込可能領域および付加情報埋込容易領域の例を示す図である。当初原稿画像データ93は、下地色除去処理部713により、その画像の下地色が除去される(画像補正された当初原稿画像データ93d参照。)。この下地色除去処理により、当該画像データの付加情報埋込可能領域および、特に、付加情報埋込容易領域を拡大することができる。本図右は、当該画像データ93dに対し地紋パターン合成処理を行った場合における、埋込原稿画像データ93diを例示的に示す図である。
縮小処理部711、濃度調整処理部713、スムージング処理部715、および、下地色除去処理部717は、それぞれ、画像補正後の当初原稿画像データ(93a、93b、93c、および、93d)を、中央処理装置2へ送る。
他方、中央処理装置2は、操作者が入出力部8を介して入力する任意情報や、複合機1が自動的に生成するセキュリティ情報等で構成される埋め込まれるべき情報(付加情報)の情報量を算出することができる。
また、中央処理装置2は、画像合成部72の情報埋込可能領域検出部721a、埋込可能情報量算出部721b、情報埋込容易領域検出部723a、埋込容易情報量算出部723bと同等の処理を、画像補正後の当初原稿画像データ(93a、93b、93c、および、93d)のそれぞれに対して実行する情報埋込可能領域検出セクション、埋込可能情報量算出セクション、情報埋込容易領域検出セクション、埋込容易情報量算出セクションを有し、各画像補正後の当初原稿画像データ(93a、93b、93c、または、93d)がそれぞれ埋込可能な情報量を導出し、それら導出された埋込可能な情報量を互いに比較し、最も大きな情報量を有する画像補正後の当初原稿画像データ(93a、93b、93c、または、93d)、および、その他の画像補整後の当初原稿データの付加情報埋込可能情報量を決定する。そして、所定のルールに従って、中央処理装置2は、セレクタ部719に対し、画像補正後の当初原稿画像データ(93a、93b、93c、および、93d)のいずれを画像合成部72に対して出力するか、選択的出力指示を送る。このルールは、最も大きな付加情報埋込可能情報量(最大埋込可能情報量)を有する画像補正後の当初原稿画像データがセレクタ部719から出力されるように定めてもよい。また、埋め込まれるべき情報(付加情報)の情報量との比較により、当該情報量よりも多い付加情報埋込可能情報量を有する画像補正後の当初原稿画像データをピックアップし、それらから操作者が一を選択するようにしてもよい。
なお、セレクタ部719に対し、画像補正を行っていない当初原稿画像データも入力し、画像補正を行っていない当初原稿画像データも、画像合成部72に場合に応じて出力可能としてもよい。この場合、埋め込まれるべき情報(付加情報)の情報量が、画像補正を行わずとも当初原稿画像データに埋込可能もしくは容易であるような場合には、画像補正を行っていない当初原稿画像データを画像合成部72に出力することができ、原稿画像の品質保持の点でより有利である。
なお、中央処理装置2の行う埋込可能領域検出処理、埋込容易領域検出処理、埋込可能情報量算出処理、埋込容易情報量算出処理は、画像合成部72の行う同じ処理と比較して、簡略化されたものであってもよい。中央処理装置2においては、画像補正後の当初原稿画像データ(93a、93b、93c、および、93d)の付加情報埋込可能情報量の多寡関係が正確に把握できればよい。また、ここでいう付加情報埋込可能情報量には、付加情報埋込容易情報量が当然に含まれる。
図5は、複合機1の地紋パターン埋め込みにかかる処理のフローチャートである。
ステップS101において、中央処理装置2は、画像補正処理を受けていない当初原稿画像データ、および、4通りの画像補正処理を受けた後当初原稿画像データにおける付加情報埋込可能領域を検出する。
ステップS103において、中央処理装置2は、画像補正処理を受けていない当初原稿画像データ、および、4通りの画像補正処理を受けた後当初原稿画像データの付加情報埋込可能領域に地紋パターンとして埋め込み可能な情報量(付加情報埋込可能情報量)を導出する。そして、5通りの付加情報埋込可能情報量の最大値を、最大埋込可能情報量とする。
ステップS105において、中央処理装置2は、画像補正処理を受けていない当初原稿画像データ、および、4通りの画像補正処理を受けた後当初原稿画像データにおける情報埋込容易領域を検出する。
ステップS107において、中央処理装置2は、画像補正処理を受けていない当初原稿画像データ、および、4通りの画像補正処理を受けた後当初原稿画像データの情報埋込容易領域に地紋パターンとして埋め込み可能な情報量(付加情報埋込容易情報量)を導出する。
ステップS109において、中央処理装置2は、操作者による入出力部8を用いた任意情報の入力を受け付け、操作者が任意情報を入力したか否か、を判定する。入力された任意情報が存在する場合(ステップS109におけるYES)、ステップS111に進み、入力された任意情報が存在しない場合(ステップS109におけるNO)、ステップS115に進む。当該任意情報の入力に際し、中央処理装置2は、任意情報の文字数(バイト数)とセキュリティ情報等の情報量との和(付加情報の総情報量)が上記最大埋込可能情報量を上回らないように、付加情報の総情報量が上記最大埋込可能情報量に達した時点でそれ以上の任意情報を操作者が入力できないように入出力部8を構成することもできる。
なお、図6は、任意情報の入力にかかる入出力部8の構成を示す概略図である。入出力部8は、出力部(表示部)81および入力部83を備える。出力部81は、例えば液晶ディスプレイである。入力部83は、ハードキーおよび表示部81の有するソフトキーで構成される。出力部81には、操作者に対して任意情報の入力を促す表示がなされ、操作者は、ハードキーおよびソフトキーを用いて任意情報を複合機1に対して入力することができる。
ステップS111において、中央処理装置2は、当初原稿に対して地紋パターンとして埋め込むべき情報(付加情報)(セキュリティ情報、および、任意情報)を決定(抽出)し、その総情報量を算定する。なお、操作者による任意情報の入力がなかった場合、中央処理装置2は、自らが生成するセキュリティ情報等の情報量が総情報量として扱われる。
ステップS113において、中央処理装置2の最大埋込可能情報量判定部21は、埋め込むべき情報(付加情報)の総情報量と、画像補正処理を受けていない当初原稿画像データの付加情報埋込可能領域および付加情報埋込容易領域に地紋パターンとして埋め込み可能な情報量(付加情報埋込可能情報量)とを比較し、総情報量が、当該情報量を上回る場合(ステップS113におけるNO)、ステップS115に進み、総情報量が、当該情報量以下の場合(ステップS113におけるYES)、ステップS121に進む。
ステップS115において、中央処理装置2は、出力部81を介して操作者に対し、全ての情報が埋め込めない可能性があることを、警告する。
また、ステップS115に加えて、あるいは、代えて、中央処理装置2は、優先度の低い情報を付加情報から除外してもよい。ここで、優先度は、複合機1が自動的に生成して埋め込むセキュリティ情報等と、操作者が入力した任意情報との間で重複している情報の優先度を低くするように設定してよい。また、複合機1が自動的に生成して埋め込むセキュリティ情報等のうち、機械番号といった情報や、予め操作者が優先度を低くした情報の優先度を低く設定してよい。
ステップS117において、中央処理装置2は、当初原稿画像データに対し画像補正を行い、地紋パターンとして埋め込み可能な情報量(付加情報埋込可能情報量)を拡大するか否か、について決定する。本ステップにおける決定は、付加情報の情報量と、地紋パターンとして埋め込み可能な情報量(付加情報埋込可能情報量)との多寡関係の他、予め操作者が設定するモード(画質優先モード、埋込情報量優先モード)に基づいて決定してよい。
画質優先モードにおいては、画像補正処理は行われない。
埋込情報量優先モードにおいては、画像補正処理を行い、可能な限り埋め込み可能な情報量を拡大する。ステップS117において、画像補正処理を実施しないと決定された場合(ステップS117におけるNO)、ステップS125に進み、画像補正処理を実施すると決定された場合(ステップS117におけるYES)、ステップS119に進む。
ステップS119において、中央処理装置2は、埋込情報の情報量を参考に、4通りの画像補正処理のうち、いずれの画像補正処理を受けた当初原稿画像データをセレクタ部719から画像合成部72に対して出力するか、を決定し、セレクタ部719に対して選択および出力指示を送る。
ステップS121において、画像合成部72は、情報埋込可能領域検出部721aにおいて入力された当初原稿画像データに含まれる付加情報埋込可能領域を検出し、埋込可能情報量算出部721bにおいて付加情報埋込可能領域に埋め込み可能な情報量を導出し、中央処理装置2へ出力する。また、情報埋込容易領域検出部723aにおいては、入力された当初原稿画像データに含まれる付加情報埋込容易領域を検出し、埋込容易情報量算出部723bにおいて付加情報埋込容易領域に埋め込み可能な情報量を導出し、中央処理装置2へ出力する。
中央処理装置2は、当該情報量に関する入力に基づき、使用する地紋パターン(91aまたは91b)およびその地紋パターンを埋め込む領域を決定し、第1地紋パターン生成部727aおよび第2地紋パターン生成部727bならびに地紋合成部725に対し指示を送る。
ステップS123において、当該指示を受けた第1地紋パターン生成部727aおよび第2地紋パターン生成部727bならびに地紋合成部725は、当該指示に基づいて、当初原稿画像データに地紋パターンを合成し、埋込原稿画像データとして出力する。
ステップS125において、中央処理装置2は、情報の埋め込みを中止したことを認識し、処理を完了する。
このように画像処理装置を構成することで、埋め込まれるべき付加情報の情報量が多い場合には、適宜画像補正処理を行って、付加情報を埋め込む領域を拡大することにより、埋め込まれない付加情報の発生を抑制することができる。また、埋め込まれた付加情報は、常に、所定の確率以上の精度で読み出されるため、付加情報の読み出しに対する信頼性を高めることができる。また、付加情報を埋め込む領域を拡大するための画像補正処理において、当初原稿画像に含まれる情報が欠損されるような処理は行われないため、当初原稿画像に含まれる情報を全て保持した状態で、全ての付加情報を含んだ埋込原稿を出力することができる。
(複数頁原稿に対する処理)
図7は、当初原稿が複数頁からなる場合における処理を付加した複合機1の地紋パターン埋め込みにかかる処理のフローチャートである。図5におけるステップと同様の処理については、同じ参照数字を付し、説明を省略する。
一般に、複数頁からなる原稿は、当該複数頁を単位として取り扱われることが多く、各頁が個別的に取り扱われることは希である。
そこで、本発明にかかる画像処理装置においては、付加情報の情報量が頁毎の埋め込み可能な情報量(付加情報埋込可能情報量)を上回る場合、付加情報を適宜分割し、頁毎に互いにことなる付加情報を埋め込み、原稿全体として、全ての付加情報を埋め込むようにする。
ステップS113において、中央処理装置2の最大埋込可能情報量判定部21は、埋め込むべき情報(付加情報)の総情報量と、画像補正処理を受けていない当初原稿画像データの付加情報埋込可能領域および付加情報埋込容易領域に地紋パターンとして埋め込み可能な情報量(付加情報埋込可能情報量)とを比較し、総情報量が、当該情報量を上回る場合(ステップS113におけるNO)、ステップS115に進む。
ステップS115における警告表示を行い、ステップS201において、中央処理装置2は、当初原稿が複数頁を有するものであるか否か、を判定する。当初原稿が複数頁を有するものであると判定された場合(ステップS201におけるYES)、ステップS203に進み、当初原稿が単一頁からなるものであると判定された場合(ステップS201におけるNO)、ステップS117に進む。ステップS117以下のステップにおける処理は、既に説明したとおりであるため、省略する。
ステップS203において、中央処理装置2は、例えば、当初原稿の各頁における付加情報埋込可能領域および付加情報埋込容易領域の大きさに基づき、付加情報を複数のサブグループに分割する処理を行う。同時に中央処理装置2は、サブグループと当初原稿の各頁との対応関係を設定し、記憶しておく。以下のステップにおいて、中央処理装置2は、各サブグループを、対応付けされた各頁に埋め込むように処理を行う。
このように画像処理装置を構成することにより、当初原稿が複数頁からなる場合、さらに、埋め込むことができる付加情報の情報量を拡大することができ、同時に、画像補正処理の必要性を低減することができ、埋め込まれた付加情報の読み出しに対する信頼性、および、画質の劣化の防止に資することができる。
本願発明にかかる画像処理装置は、セキュリティ情報を地紋パターンとして当初原稿の画像に埋め込むことができる画像処理装置であって、複合機等、画像処理装置分野において有用である。
本発明にかかる実施形態による複合機のブロック図 本発明にかかる実施形態による画像補正部および画像合成部のブロック図 第1地紋パターン(a)および第2地紋パターン(b)の例 縮小処理の例を示す図 濃度調整処理の例を示す図 スムージング処理の例を示す図 下地色除去処理の例を示す図 本発明にかかる実施形態による複合機の処理のフローチャート 任意情報入力にかかる入出力部8の構成例 複数頁原稿に対する処理を付加した複合機の処理のフローチャート
符号の説明
1 ・・・ 複合機
2 ・・・ 中央処理装置
3 ・・・ 第1スキャナ画像処理回路
4 ・・・ 第2スキャナ画像処理回路
5 ・・・ セキュリティ地紋検出回路
6 ・・・ コントローラ回路
7 ・・・ プリンタ画像処理回路
8 ・・・ 入出力部
21 ・・・ 最大埋込可能情報量判定部
71 ・・・ 画像補正部
72 ・・・ 画像合成部
81 ・・・ 出力部(表示部)
83 ・・・ 入力部
721a・・・ 情報埋込可能領域検出部
721b・・・ 埋込可能情報量算出部
723a・・・ 情報埋込容易領域検出部
723b・・・ 埋込容易情報量算出部
725 ・・・ 地紋合成部
727 ・・・ 地紋パターン生成部

Claims (12)

  1. 入力された当初原稿画像に、付加情報を示す地紋パターンを合成し、付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置であって、
    前記当初原稿画像に含まれ、前記地紋パターンを埋め込み可能な領域を検出する情報埋込可能領域検出セクションと、
    検出された前記情報埋込可能領域の面積に基づいて埋め込み可能な付加情報の量である埋込可能付加情報量を導出する埋込可能情報量算出セクションと、
    前記付加情報を地紋パターンとして前記当初原稿画像に合成し前記付加情報埋込原稿画像を生成する画像合成部と、を有し、
    前記埋め込み可能な領域は、当該領域に埋め込まれた地紋パターンにかかる付加情報の読み出し成功確率が所定の第1確率以上の領域であり、かつ、
    前記当初原稿画像が、複数頁を有する原稿画像である場合、前記画像合成部は、前記当初原稿画像に含まれる一頁と他の一頁とで、地紋パターンとして埋め込まれる付加情報の内容を異ならせて地紋パターンの合成を行う、画像処理装置。
  2. さらに、操作者が前記付加情報の一部である任意情報を入力するユーザ・インターフェースを有し、
    前記ユーザ・インターフェースは、前記付加情報の情報量と前記埋込可能付加情報量とに基づいて、操作者からの前記任意情報の入力を制限する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記付加情報の情報量が前記埋込可能付加情報量に達した場合、前記ユーザ・インターフェースは、操作者からの任意情報の入力を禁止する、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記付加情報の情報量が前記埋込可能付加情報量を上回る場合、前記ユーザ・インターフェースは、操作者に警告メッセージを与える、請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記付加情報の情報量が前記埋込可能付加情報量を上回る場合、前記付加情報に含まれる情報群の各情報に設定した優先度に基づいて、前記付加情報の一部を前記付加情報から除外する、請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像合成部は、前記付加情報の情報量と前記埋込可能付加情報量とに基づいて、1パターンあたりの面積が異なる複数種の地紋パターンを選択的に用いて地紋パターンの埋込を実行する、請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 入力された当初原稿画像に、付加情報を示す地紋パターンを合成し、付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置であって、
    前記当初原稿画像に含まれ、前記地紋パターンを埋め込み可能な領域を検出する情報埋込可能領域検出セクションと、
    検出された前記情報埋込可能領域の面積に基づいて埋め込み可能な付加情報の量である埋込可能付加情報量を導出する埋込可能情報量算出セクションと、
    操作者が前記付加情報の一部である任意情報を入力するユーザ・インターフェースと、
    前記付加情報を地紋パターンとして前記当初原稿画像に合成し前記付加情報埋込原稿画像を生成する画像合成部と、
    前記当初原稿画像に画像補正処理を行い、前記画像合成部に画像補正された前記当初原稿画像を出力する画像補正部と、を有し、
    前記埋め込み可能な領域は、当該領域に埋め込まれた地紋パターンにかかる付加情報の読み出し成功確率が所定の第1確率以上の領域であり、
    前記画像補正部は、前記付加情報の情報量と前記埋込可能付加情報量とに基づいて、前記当初原稿画像に対して画像補正処理を行い前記当初原稿画像の情報埋込可能領域が拡大された前記画像補正された当初原稿画像を前記画像合成部に出力する、画像処理装置。
  8. 前記画像補正処理は、画像縮小処理である、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像補正処理は、画像濃度調整処理である、請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像補正処理は、スムージング処理である、請求項7に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像補正処理は、画像下地色除去処理である、請求項7に記載の画像処理装置。
  12. 前記当初原稿画像が、複数頁を有する原稿画像である場合、前記画像合成部は、前記当初原稿画像に含まれる一頁と他の一頁とで、地紋パターンとして埋め込まれる付加情報の内容を異ならせて地紋パターンの合成を行う、請求項7に記載の画像処理装置。
JP2007097328A 2007-04-03 2007-04-03 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4935467B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007097328A JP4935467B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007097328A JP4935467B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008258814A JP2008258814A (ja) 2008-10-23
JP4935467B2 true JP4935467B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=39981971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007097328A Expired - Fee Related JP4935467B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4935467B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6160269B2 (ja) * 2013-06-05 2017-07-12 株式会社リコー 情報処理システム、プログラムおよび方法
JP7102128B2 (ja) * 2017-11-10 2022-07-19 キヤノン株式会社 プログラム、画像処理装置、および画像処理方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3336132B2 (ja) * 1994-09-27 2002-10-21 株式会社リコー 画像形成装置
JP3599593B2 (ja) * 1999-03-30 2004-12-08 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその方法
JP4155213B2 (ja) * 2004-03-10 2008-09-24 沖電気工業株式会社 電子透かし埋め込み装置,電子透かし検出装置,電子透かし埋め込み方法,および電子透かし検出方法
JP2006108922A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Ricoh Co Ltd 電子透かし埋込装置、電子透かし検出装置、電子透かし埋込方法、電子透かし検出方法及びこれらの方法をコンピュータで実行させるプログラム
JP2007194997A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Sharp Corp 画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008258814A (ja) 2008-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4881902B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム
JP2009182512A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
US8891132B2 (en) Image processing apparatus for printing a copy forgery inhibited pattern using different values when in a color saving mode
JP2006262481A (ja) 画像処理装置
JP2008199080A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2006303784A (ja) 画像読取装置及び方法
JP4416016B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JP4935467B2 (ja) 画像処理装置
US20070008586A1 (en) Image Forming Apparatus And Method
JP2006303728A (ja) 透かし情報埋め込み装置,透かし情報埋め込み方法およびコンピュータプログラム
US9077914B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof printing image data having M tones under infrared light
US8681384B2 (en) Image processing apparatus, image processing method and image processing program
JP2008229912A (ja) 画像形成装置、及び画像形成方法
JP5689090B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP4935466B2 (ja) 画像処理装置
JP2006121430A (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム
JP2008205559A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラム
JP4367291B2 (ja) ドキュメント処理装置
JP2010251956A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム
JP2005026848A (ja) 電子透かしパラメータ設定装置、電子透かしパラメータ設定方法及び電子透かしパラメータ設定プログラム
JP2006074093A (ja) 画像形成装置
JP2010213209A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム
JP2007166510A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2007129427A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP6260144B2 (ja) 画像処理装置およびコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees