JP4934131B2 - 光学要素の支持装置 - Google Patents

光学要素の支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4934131B2
JP4934131B2 JP2008518735A JP2008518735A JP4934131B2 JP 4934131 B2 JP4934131 B2 JP 4934131B2 JP 2008518735 A JP2008518735 A JP 2008518735A JP 2008518735 A JP2008518735 A JP 2008518735A JP 4934131 B2 JP4934131 B2 JP 4934131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical element
force
elastic
optical
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008518735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008545152A5 (ja
JP2008545152A (ja
Inventor
シェッパッヒ,アーミン
ツェンゲリング,クリスチャン
Original Assignee
カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー filed Critical カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー
Publication of JP2008545152A publication Critical patent/JP2008545152A/ja
Publication of JP2008545152A5 publication Critical patent/JP2008545152A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4934131B2 publication Critical patent/JP4934131B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70808Construction details, e.g. housing, load-lock, seals or windows for passing light in or out of apparatus
    • G03F7/70825Mounting of individual elements, e.g. mounts, holders or supports
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/003Alignment of optical elements
    • G02B7/004Manual alignment, e.g. micromanipulators
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/023Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses permitting adjustment
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/18Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors
    • G02B7/182Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors for mirrors
    • G02B7/1822Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors for mirrors comprising means for aligning the optical axis
    • G02B7/1824Manual alignment

Description

本発明は、外周領域を有している光学要素を、特にレンズまたはミラーを、光学要素(18,21)の外周領域に配置されている少なくとも3つの被支持部位(17)を介して担持体(6)に対し相対的に支持するための装置に関するものである。
非特許文献1からは、光学要素をホールダに取り付けるための基準が知られている。これによれば、光学表面のひずみを最小限に抑えるため、ホールダは最低の力のみを光学要素に作用させねばならない。光学要素の嵌め込みを保証するため、且つ特に固有振動数を高めるため、ホールダは高強度を持っている必要がある。ホールダは不透熱でなければならない。すなわち温度変化が光学表面の形状を変化させてはならず、或いは、光学要素の位置に影響してはならない。材料の安定性とクリープ効果を考慮して、光学要素の位置を経時的に安定にすべきである。
特許文献1からは、光学要素とマウントとを備えたアッセンブリが知られている。光学要素はマウント内で多数の連結板を介して堅牢な中間リングと連結されている。中間リングは、アクチュエータまたはパッシブなデカップラーを介して、ケースおよび/または他のマウントに接続させるためのマウントと結合されている。この場合、光学要素の非常に高度なデカップリングが得られる。
特許文献2には、光学要素のための支持装置が記載されている。光学要素は、その光学要素を取り囲んでいるリングであって光学要素を光学系内部の所望の位置に固定させている前記リングからデカップリングされる。このため、リングの内部のスリットを通じてリングから成形されたフレキシブルフィンガーが用いられる。
特許文献3から知られている、光学要素用取り付け部材の取り付け面を方向調整する方法、特にマイクロリソグラフィー投影露光装置における前記方法では、取り付け部材および/またはその取り付け部材と結合される光学要素用支持部材を、レーザーによって発生させたレーザービームにより、取り付け面が少なくともほぼ共通の取り付け面へ指向するように成形する。
特許文献4に記載されているレンズ取り付け方法によれば、柔軟な取り付け構造を備えた装置が使用される。この装置は多数のシートを有しており、これらのシートは可撓性の口金、柔軟な柔らかい口金の装置、或いは可撓性の半径方向口金と柔らかい口金との組み合わせに取り付けられている。弾性要素は温度変化に応じてレンズを半径方向へ拡張、収縮させる。
特許文献5は、光学要素、特にミラーまたはレンズを、光学装置、特に投影露光装置内部で支持するための装置に関わり、光学要素の周部に配置される3つの被支持部位を備えている。これらの被支持部位にはそれぞれ支持装置が係合し、支持装置は被支持部位とは逆の側で外側の本体構造部と結合されている。支持装置は、光学要素に対し接線方向に配置される少なくとも1つの板ばね状の撓み部材と、光学要素に対し半径方向に配置される少なくとも1つの撓み部材とを有している。
特許文献6によれば、光学要素は、少なくとも3つのホールダがほぼ120゜の間隔で光学要素に取り付けられていることにより、ケース内部に固定されている。各ホールダは、リングまたはスリーブの内側に配置されている球面のディスクを有している。各ディスクは光学要素に境を接してこれを担持している。ケースに作用するいかなる荷重もディスクをホールダに対し滑動または回転運動させ、この種の荷重が光学要素に伝達されないようになっている。軸線方向および接線方向において確動的な結合が提供される。
特許文献7には、光学要素、たとえばレンズを支持するための支持装置が記載されている。この支持装置の場合、レンズのための位置固定の取り付け面が担持体本体の内面に配置されているとともに、片側を担持体本体で支持される弾性板片がレンズの重量の一部を吸収して、重力のためにレンズが大きく変形したり締め付け過負荷にならないようになっている。したがって、光学要素とマウントとの間に、弾性力を利用する、非確動的な結合機構が使用される。しかしながら、この結合機構には、強制自由度を阻害し、コントロールが困難な不十分な数量のカップリング部位が設けられている。特に、球状の表面とその球状の表面を受容している円錐状の支持部との間で接触を実現させる場合にコントロールが困難である。またクランプ装置も設けられており、前記表面を支持部で保持し、運動学的支持、すなわち静力学的支持を実現するようになっている。前記カップリング部位には取り付け時に滑り摩擦が発生するが、この滑り摩擦は支持部で光学要素を新たに位置調整する際の再現性を悪化させる。
特許文献8には、光学要素のフランジ領域を保持するためのリング状の保持部分を備えた保持装置が記載されている。保持装置の保持領域はブロックを含んでおり、これらブロック上に前記フランジ領域が載置される。ブロックは担持体機構を介して光学要素の接線方向軸線のまわりに回転可能に支持されている。
特許文献9は、クランプ力を減少させた運動学的(静力学的)レンズホールダに関わる。このホールダはホールダ機構と3つのクランプユニットとを有し、3つのクランプユニットはそれぞれ、ホールダ機構に装着された柔軟なベースと、弾性要素を備えた弾性装置とを含んでいる。光学要素は軸線方向でのみエッジをクランプされる。接線方向においては摩擦により保持される。
特許文献10からは、取り付け部を周部に配分したレンズを保持するための運動学的装置が知られている。この装置では、硬い取り付け要素と弾性的な取り付け点との組み合わせが設けられている。弾性的な取り付け点は、レンズをその周部において取り囲んでいる担持体本体を介して好ましくは回転対称に分配され、軸線方向においてのみ、すなわち光の放射方向においてのみわずかな剛性を持っている。これは、レンズを高締め付け力に曝して変形させずに、レンズの重量荷重を均等にワッシャーに分配させるためである。弾性的な取り付け要素のそれぞれは予め荷重されているので、レンズに作用する力は硬い取り付け要素と弾性的な取り付け要素のすべてを介して均等に配分される。
このように、結合技術および支持技術の例として多数の解決手段が知られている。支持技術としては、たとえば前記特許文献2に開示されているような運動学的(静力学的)解決手段、或いは、たとえば特許文献11に開示されているような準運動学的解決手段が知られている。
光学要素のための結合技術としては、確動的な解決手段、非確動的な解決手段、摩擦による解決手段、素材間結合による解決手段が知られている。確動的な解決手段は前記特許文献6に開示されている。部分的な摩擦による解決手段は前記特許文献5に記載されている。光学要素をねじ力またはくさび力により保持させる、摩擦による解決手段には、ショック荷重を吸収させるため、摩擦係数が必要なねじ力、すなわち法線方向の力を静止摩擦係数の逆数ぶんだけ上昇させる欠点がある。さらに、緊張状態にある装置部材のクリープ効果と弛緩効果は経時的に変形、ずれを生じさせる。前記特許文献11と特許文献12には、素材間結合による解決手段が記載されている。これらの原理を組み合わせると、多数の解決手段の可能性が生じる。運動学的解決手段と準運動学的解決手段の利点および欠点は文献に記載されており、たとえば冒頭で引用した前記非特許文献に記載されている。
独国特許出願公開第19825716A1号明細書 米国特許第5428482号明細書 独国特許出願公開第19957398A1号明細書 欧州特許出願公開第1081521A1号明細書 欧州特許出願公開第1245982A2号明細書 米国特許第4268123号明細書 米国特許第6400516B1号明細書 米国特許出願公開第2002/0163741A1号明細書 国際公開第2004/001478A1号パンフレット 米国特許第6239924B1号明細書 米国特許第6229657B1号明細書 米国特許第6366412B1号明細書 D. Vukobratovich著の論文"Flexure mounts for high-resolution optical elements"、Proc. of SPIE第0959巻、R. J. Bieringer, K. G. Harding編(1988年1月)
本発明の課題は、光学要素、特にレンズの公知の支持装置を改善することである。
この課題は、本発明によれば、冒頭で述べた種類の装置において、光学要素が被支持部位を介して少なくとも1つの方向で伸縮性弾性要素による荷重に基づく接触により保持され、各被支持部位ごとに伸縮性弾性要素が担持体本体を備えた支持装置内にあり、支持装置が光学要素を担持体で静力学的に保持していることによって解決される。
ミラーまたはレンズのような光学要素はその形状が変形しやすいものであるが、本発明はこのような光学要素のために、ガラスまたは同種の材料から成っている光学要素とその光学要素を少なくとも3箇所で保持するマウントとの間の結合技術を提示するものである。運動学的支持技術に関して言えば、これら3箇所に、有利にはそれぞれ2つの保持力を持った2つのカップリング部位が適用される。この場合、接線力との関連でスラスト力が適用されるか、或いは、光軸に対し垂直な面内における任意の方向の力との関連でスラスト力が適用されるかのいずれかである。なお、これらの力の作用線は原理的に1点で交わってはならない。「軸線方向」、「半径方向」、「接線方向」という概念は光学要素の光軸に関するものであり、光軸に垂直な面に投影した光学要素の外側輪郭に関するものである。
本発明によれば、カップリング部位でのクリープ効果、緊張状態にある部材の締め付け力の弛緩を十分に回避できる。それ故、接触部位の数量も最小限に制限される。光学要素を保持するためにもっぱら荷重に基づく接触の結合のみが実現され、摩擦による結合は必要ない。緊張力は最小の弾性力を使用することにより最小限に抑えられる。
本発明の思想によれば、摩擦による結合の代わりに荷重に基づく接触の結合が適用される。この種の結合の利点を以下に詳細に説明する。
質量Mの光学要素が1つの方向xに(たとえば接線方向に)たとえばショックが付加された結果運動したとすると、換言すれば加速度Aを受けたとすると、接線方向に(一般的には加速度の方向に)光学要素に対し力FT=M・Aの変化が作用する。この力の変化に対しては、光学要素を摩擦で保持する場合(たとえばばね板または皿ばねを用いて保持する場合)、少なくともFRS=M・A/μの大きさの保持力が必要である。柔軟なばね、好ましくは平坦な弾性特性曲線を持ったばねを用いて荷重に基づく接触により保持する場合、光学要素の位置を保持するには、力はΔFKS=M・Aだけ変化すればよい。この例の場合、力FRSは光学要素の取り付け面に対し垂直に作用し、すなわち光学要素が接線方向に加速度を受けたとすると、この力はほぼ軸線方向に作用する(Faxial)。なお、μは静止摩擦係数であり、取り付け面を精密に加工する必要がある場合、ほぼ0.1ないし0.2の範囲にある。静止摩擦係数が小さいため、光学要素を保持するには、光学要素を荷重に基づく接触により保持して加速度力を直接たとえば弾性要素により吸収する場合よりもかなり大きなスラスト力Faxialを適用しなければならない。上記の例が示すように、光学要素を荷重に基づく接触により保持する場合のΔFKSの値はFRS(光学要素を摩擦で保持する場合)の値よりも非常に小さい。これは、総じて光学要素が曝される機械的締め付け力がより小さいからである。弾性手段を用いた過重に基づく接触による結合の場合、弾性力は、或いは、弾性手段の変形によって生じる、加速度に反作用する力は、光学要素を再びホームポジションへ戻し、他方摩擦による結合の場合には、たとえば静止摩擦による光学要素の固定が短時間保証されていなければ、光学要素はあいまいな振舞いをすることがある。さらに、光学要素を摩擦で保持する場合、摩擦結合を生じさせる大きな力を光学要素に対し常時作用させねばならず、他方光学要素を荷重に基づく接触により保持する場合には、光学要素が上記加速度Aを受けた場合にのみ、或いは、光学要素がショックを受けた場合にのみ、光学要素は、荷重に基づく接触の結合を提供している弾性要素の弾性特性に依存する、摩擦による結合に比べて著しく小さな力に曝される(以下の図1に対する説明を参照)。それ故、光学要素を荷重に基づく接触により保持することは、光学要素を摩擦で保持する場合よりも締め付け力が極めて小さな保持態様である。
図1は、光学要素を荷重に基づく接触により保持するケースにおいて、保持力に関し予め緊張せしめられていない弾性要素を用いて光学要素を保持する場合に、位置x(たとえばx軸上の2つの点のうちの一方の点によって特定される位置で、xは一般的には空間座標である)において光学要素に作用する力FT(たとえば接線方向の力)を示している。力積が作用している間、或いは、光学要素を加速させることにより、力ΔFKSが発生すると、この力は光学要素を変位量Δxだけ変位させる。この変位量Δxは光学要素を保持している弾性要素によって決定される。力ΔFKSの作用が終了すると、光学要素は再びそのホームポジションへ戻る。同様の挙動は、弾性要素が所定の力で予め緊張せしめられるケースにおいて、力ΔFKSが所定の予緊張力を上回った場合に生じる。弾性要素が予め緊張せしめられるケースにおいて、力ΔFKSが所定の予緊張力よりも小さければ、光学要素はその本来の位置に留まり、すなわち変位量はゼロである(Δx=0)。FKSは、光学要素を適当な位置xで保持するために光学要素にもたらされるべき、光学要素に作用する力である。すなわちFKSは、光学要素を前記位置で保持するために弾性(伸縮性)要素によってもたらされる、光学要素を荷重に基づく接触により保持する方向での最小力である。
摩擦による結合の場合には、光学要素がその本来の位置に留まるよう保証されねばならない。この場合、力積によって光学要素に作用する力が静止摩擦力を越えてはならない。すなわち、力積の範囲内で、前述の荷重に基づく接触の結合の場合と同じ力ΔFKSが作用した場合、もし光学要素と保持要素との間に力FRSが静止摩擦を提供している面に対し垂直に作用すれば、光学要素はその位置を変化させない。すなわち光学要素は確実に保持される。前記力FRSと静止摩擦係数μとの積は、力積によって生じる前記力ΔFKSよりも大きく、すなわちFRSμ>ΔFKSである。なお、この場合、力積の力は静止摩擦を提供している面の方向に指向しているものと仮定した。このようなケースでない場合には、前記ΔFSの代わりに、この方向に指向する力成分を使用する。この力成分はレゾルバーによって検出できる。前記条件FRSμ>ΔFKSが損なわれると、光学要素がその本来の位置から離間して新たな位置を占める恐れがある。力の作用が終了した後、すなわち力積が終了した後、光学要素はこの新たな位置に留まる。
上述したように、光学要素を摩擦により保持する場合の静止摩擦係数が小さな値であるため、保持力は、力積により光学要素に作用すると予想される最大力または光学要素の加速度により予想される最大力のほぼ5倍ないし10倍の大きさでなければならない。この点を図1においてFRSで示した。これにより光学要素は荷重に基づく接触により保持する場合よりも強い締め付けに曝される。しかしながら、荷重に基づく接触による保持で(光学要素を摩擦で保持する場合と同様の)この強い締め付けが許容されると、光学要素の許容変位量Δx(図1を参照)が同じである場合、一般的には、可能な力積に対しより大きな力ΔFRSを保持システムにより吸収することができる。なお、図1では、簡単にするため、光学要素用保持装置用の、予め緊張せしめられない弾性要素は、位置xにおいて力FRSを生じさせるものと仮定した。
本発明の他の有利な構成は従属項、以下の説明、図面から明らかである。
有利な実施態様では、光学要素に複数個の突起が形成されている。突起は光学要素自身によって形成されるのが有利である。これとは択一的に、光学要素にたとえば押し込みばめ、接着により取り付けられる口金、ブラケット、またはブロックにより形成してもよい。
さらに、突起にそれぞれ2つのカップリング部位が設けられ、そのカップリング部位に対し、担持体本体内で光学要素を保持するためのそれぞれ2つの保持力が作用するのが有利であることが判明した。
この種の配置構成では、カップリング位置においてそれぞれスラスト力と接線力の双方が光学要素に作用するのが有利である。
これとは択一的に、カップリング部位において、それぞれ1つのスラスト力と、光学要素の光軸に対し垂直な任意の方向に指向するそれぞれ1つの力とが作用し、任意の方向に指向する前記力はただ1つの点で交わらない作用線を持っているのも有利である。
突起をもっぱら荷重に基づく接触により保持する装置が有利である。
本発明によれば、光学要素を保持するために最小弾性力を投入することにより光学要素の締め付けを最小限に抑えるので有利である。
有利には、弾性要素を少なくとも部分的に取り囲む保持装置内に弾性要素が配置されることである。
弾性要素を、予め緊張せしめられる圧縮ばねにより形成するのが有利である。
他の有利な装置では、圧縮ばねは軸線方向と接線方向において突起を保持する。この場合、接線方向に1つまたは2つの圧縮ばねが配置され、軸線方向に1つまたは2つの圧縮ばねが配置されるように装置が構成されているのがよい。
有利には、圧縮ばねを、光学要素の搬送時に生じるショック荷重を吸収することができる限りにおいてのみ予め緊張させることである。
装置の他の有利な構成では、圧縮ばねが担持体本体を受容しているクランプユニット内に配置され、そのクランプユニットは担持体本体をモノリシックソリッドリンクにより保持する。
これに加えて、有利には、前記ソリッドリンクを2つのロッドを用いたバイポッドとして構成することである。
同様に、光学要素の突起に、または、光学要素自身に、特にそのエッジ領域に、軸線方向の、好ましくは接線方向および/または半径方向の切欠きまたは溝が支持装置の伸縮性弾性要素との結合のために延びているのが有利である。
有利には、圧縮ばねが前記切欠きまたは溝で受容されるように構成するのがよい。圧縮ばねとたとえばV字状の溝との間には、中間設置されるスペーサを設けてもよい。
本発明の他の構成では、光学要素の突起が弾性要素を介して、特に圧縮ばねを介して、支持装置に属するクランプで保持される。
力を減少させた圧縮ばねを使用することにより(光学要素を摩擦で締め付け固定する装置とは異なる)、圧縮ばねのばね定数を適宜小さく選定すれば、締め付け力と弛緩効果またはクリープ効果によるカップリング部位のずれ、変形が少なくなる(図1を参照)。
ソリッドリンクを介しての運動学的デカップリングは接触部位を減少させ、公知の方法を用いて静力学的に且つ動力学的に最適化可能な支持を生じさせる。3つのバイポッドを外側の支持リングに固定することにより、或いは、バイポッド自身のなかに一体的に組み込むことにより、圧電型または電磁型駆動手段を介してのアクティブな位置調整を実現させることができる。
本発明は、それぞれ1つの光学要素を備えた2つの装置を含み、光学要素が上述のように構成されている設備にも関する。この設備では、光学要素は、複数個のクランプ要素または支持装置を交互に吊り下げ配置および立設配置することにより、ただ1つの支持リングに配置されている。
次に、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
バイポッドとも呼ばれるクランプ要素1(図2;以下では支持装置とも記す)は本体すなわち担持体本体2を有している。本体すなわち担持体本体2は、中央の繰り抜き部3と、たとえばリング6(図3)として形成された担持体(6)で支持されている2つの側方の足部4,5とを備えている。足部4,5は、その構成原理に関してはたとえば欧州特許出願公開第1245982A2号明細書(特許文献5)から知られており、その構成に関しては当該公開明細書の内容を指摘しておく。足部4,5は、前記欧州特許出願公開第1245982A2号明細書に記載の支持装置から知られているように、板ばね状の撓み部材7および/またはソリッドリンクを有している。
繰り抜き部3には、保持板8,9,10(図2)とねじ11,12とを介して本体2と結合されている担持体13が挿着されている。担持体13は3つの圧縮ばね14,15,16を受容しており、これらの圧縮ばねは光学要素、たとえばレンズ18の突起17を保持している。光学要素は接線方向においては2つの圧縮ばね14,15を介して固持され、軸線方向においては圧縮ばね16を介して固持されている。
レンズ18は、クランプ要素(支持装置)1以外にも他の2つの支持装置(クランプ要素)19,20によって保持され、この場合、予め緊張せしめられた圧縮ばね14,15,16はレンズ18をこれら圧縮ばねの間に挿入された突起17により固持する。
概略図(図4)は、突起22を備えた光学要素21において任意の力が当該光学要素21に対しいかに作用するかを示している。突起22に作用する力F1とF2は、光学要素21によって張られる面の内側において軸線方向または任意の方向に作用する。この面は、通常は、光軸zに対し垂直である。力F3とF4は軸線方向または光学要素21の円形周部に対し接線方向に作用する。この場合、軸線方向の力F1とF3は図1、図3の支持装置により圧縮ばね16を通じて吸収される。圧縮ばね16は、一般的には、軸線方向に弾性があるように形成された固定要素である。接線方向の力F4は図3の配置構成の図1の支持装置内部で圧縮ばね14と15を通じて吸収される。同様に、これらのばねの代わりに、一般的には、接線方向に弾性があるように形成された固定要素を使用してもよい。
光学要素に設けた突起23(図5)には、軸線方向に作用する力F5のためのカップリング部位と接線方向に作用する力F6のためのカップリング部位とが用意されている。この場合、これらカップリング部位は、それぞれ上記力に対し垂直な面であるのが有利である。これは、これらの面が上記力に対し垂直でない場合のように、上記力の成分を軸線方向または接線方向とは異なる方向へ転向させないようにするためである。このようにすると、軸線方向の力と接線方向の力を、保持装置1内に軸線方向または接線方向に取り付けられ且つこれらの方向にそれぞれ伸縮性があるように形成される固定要素(たとえば図2に図示した圧縮ばね14,15,16)によって直接吸収することができるという利点がある。
図2の光学要素を支持するために使用できるような、クランプ要素1(支持装置1)の内部で突起17を保持するための実施形態(図6)では、突起17の下面と垂直面に伸縮要素24,25,26が装着されている。これらの伸縮要素24,25,26はたとえば緊張せしめたコイルばねまたは皿ばねとして形成されている。下面とは反対側の上面には剛体要素27,28が配置されている。突起17は前記垂直面とは反対側の垂直面に膨隆部29を備えており、膨隆部29はシリンダピン30に面し、すなわちシリンダピンに当接する。したがって、突起17は特定の機械的負荷または荷重に対し荷重に基づく接触により保持される。このように荷重に基づく接触により保持されるのは、光学要素の機械的負荷が下方に作用する力積の場合である。このような力積は、たとえば光学要素を取り囲んでいるユニット(たとえばリソグラフィー装置の光学部材)の搬送または組み立ての場合に発生するような衝撃(またはショック)から生じる。物理学では通常、力積とは作用力を時間で積分したものである。力積は、一般に、インパルスの変化によって表わすことができ、或いは別の表現をすれば、時間的に制限された加速度によって発生させることができ、或いは簡単には、時間的に制限された力によって発生させることができる。力積によって生じる、光学要素の下向きの加速度は、伸縮要素24と25によって吸収され、或いは、ばねを予め適当に緊張させておけばこの加速度は阻止される。なお、ばね24と25を予め緊張させる場合には、この予緊張力はたとえば予想される力積で発生する最大力に対応するように選定される。このようにして、突起17が剛体要素27と28の当接面から解離または離間するのが阻止される。予緊張力をこれよりも小さく選定すると、予想される力積が最大である場合、光学要素の突起17は短時間で剛体要素27と28から離間する。しかしこのとき、ばね24と25により力が減衰するに伴ってこれらばねによって突起17は再び剛体要素27と28に当接する。したがって、(衝撃またはショックによる)下向きの力積が作用した後、光学要素は剛体要素27と28によって設定される所望の位置を再び占める。
ばね24と25および剛体要素27と28に対応して、ばね26は接線方向に力積が作用したときに(力積の力成分はシリンダピン30からばね26のほうへ指向している)、シリンダピン30と協働する。ばね26も同様に予め緊張させられていてよく、この場合の予緊張力は、予想される力積で生じる最大力にほぼ対応しているのが好ましい。このようにして、突起17がシリンダピン30の当接面から解離すること、或いは、この当接面から離間することが阻止される。ばね24と25の場合と同様に、ばね26の予緊張力は力積で予想される最大力よりも小さく選定してもよい。この場合には、光学要素の突起17は短時間でシリンダピン30の当接面から離間する。その後、力が減衰するにしたがって突起17はばね26により再びシリンダピン30に当接する。これにより、光学要素は接線方向の力成分をもった力積(たとえば衝撃またはショックにより発生する)が作用した後に、シリンダピン30により予め設定された所望の位置を占める。一般的には、図6に図示したばねの代わりに弾性手段を使用してもよい。完全を期すために述べておくと、図6に図示した支持装置の実施形態を用いて光学要素を保持する場合、剛体要素27,28の方向に力成分を持った力積の場合および/またはシリンダピン30の方向に力成分を持った力積が作用する場合、光学要素は摩擦でも保持される。この場合、ホールダのサイズが適宜なサイズであれば、摩擦による保持力は荷重に基づく接触による保持力も小さい。これに対して、力積の力作用が正確に剛体要素27,28の方向またはシリンダピン30の方向に指向していれば、光学要素は突起17により図6の支持装置で確動的に保持される。
他の構成(図7)では、光学要素21を保持するために、突起17の下面にも両垂直面にも伸縮性弾性要素31,32,33,34が配置されている。一般的に伸縮要素が予緊張力をも有することのできる弾性要素であってもよいこの種の支持装置の実施形態が選定されるのは、下向きの任意の方向の力積が予想される場合、および、その際に光学要素を荷重に基づく接触により保持すべき場合である。一般的に言って、上向きの任意の方向の力積が予想される場合には、図7に図示した、突起17に上から作用する剛体要素の代わりに、場合によっては予め緊張せしめられる伸縮要素または弾性要素を使用してよい。
他の実施形態(図8)では、突起17はそれぞれ2面で弾性要素35,36によって保持され、他の2面で剛体要素37,38によって保持される。各方向に対し、剛体要素37,38の間隔または伸縮要素37,38の長手方向の拡がりを変化させるための少なくとも1つの位置調整手段39,40,41が設けられ、その結果総じて弾性力(要素35,36を突起17に対し押圧させる)、すなわち伸縮要素または弾性要素の予緊張力或いは光学要素の位置を調整可能であり、且つ変更可能であり、しかも突起17の位置を調整可能である。したがって、突起17の位置を少なくとも1つの自由度で弾性要素35,36の予緊張力とは独立に調整することができる。一般的には、剛体要素37と38の代わりに弾性要素を使用してもよいが、その弾性要素(これら弾性要素の少なくとも1つ)にも位置調整手段41を備えさせて、その位置を変化させる。これにより突起17をその位置に関し2つの自由度で(少なくとも1つの自由度で)調整することができ、この場合さらに、突起17の位置とは関係なく弾性要素の予緊張力を調整することができるので、弾性要素は所望の予緊張力で光学要素またはその突起に作用する。光学要素をたとえば3つの突起17を用いて、すなわち、3つの被支持部位17を用いて保持し、その際それぞれの被支持部位17をその位置に関し2つの自由度で調整可能であるようにすると、光学要素は全部で6つの自由度まで調整可能であり、この場合には各被支持部位において(少なくとも1つの被支持部位において)、前記要素35,36を突起17に対し押圧させるためのその被支持部位17の予緊張力を当該被支持部位17の位置に関係なく設定でき、よって光学要素の位置に関係なく設定できる。
本発明の他の構成(図9)では、光学要素に1つの突起42が設けられている。突起42は、圧縮ばね43によって取り囲まれているねじ44を介して、絶縁性の(静力学的な)支持要素46のヘッド要素45と結合されている。支持要素は2つの足部47,48によって形成されるバイポッドを介して担持要素に対し支持されており、且つ固定されている。突起42は、接線方向において、圧縮ばね49によって取り囲まれているねじ50を介して弾性支持されている。支持要素46はその上面にクランプ51を有しており、クランプ51は板ばね52を有している。板ばね52はヘッド要素45とクランプ51との間の領域に突起42を差し込むのを容易にさせる。板ばね52に装着されている接続部材53にはソリッドリンク54が一体に組み込まれており、その結果ねじ50による接線方向での突起42の弾性支持が支援される。接続部材53は位置調整要素60を用いて接線方向に位置調整でき、これにより突起42をこの方向で位置調整できる。ねじ50を後調整することにより、突起52を再び所望の予緊張力で、または予緊張力なしで保持することができる。したがって、光学要素をその位置に関し1つの自由度で調整することが可能であり、且つ突起42を備えた光学要素の位置に関係なく、突起42に作用する予緊張力を場合によっては調整することが可能である。一般的に、光学要素18,21の被支持部位17,42はその被支持部位の位置に関し少なくとも1つの自由度で調整でき、この場合補助的に、光学要素18,21は被支持部位17、42を介して少なくとも1つの方向で少なくとも1つの弾性要素または少なくとも1つの伸縮性弾性要素14、15、16、49による荷重に基づく接触により保持され、且つ場合によっては、伸縮性弾性要素または弾性要素により生じる保持力を、操作位置とは独立に、よって光学要素の位置とは独立に調整できる。他の実施形態では、たとえば位置調整要素60の代わりに、ねじ50と同等の装置を用いてもよく、或いは、この種のねじを用いてもよい。この種のねじも圧縮ばね49によって取り囲まれているのが好ましい。
荷重に基づく接触による結合の場合の力を示す図である。 支持装置とともに示したクランプ要素の平面図である。 クランプ要素を備えた3つの支持装置を介して担持体本体で支持されている光学要素とともに図示した装置の斜視図である。 装置内での光学要素の保持態様を図示した概略図である。 装置内での光学要素の保持態様を図示した概略図である。 装置内での光学要素の保持態様を図示した概略図である。 装置内での光学要素の保持態様を図示した概略図である。 装置内での光学要素の保持態様を図示した概略図である。 光学要素をクランプを用いて保持するための固定装置の図である。

Claims (23)

  1. 外周領域を有している光学要素(18,21)を、特にレンズまたはミラーを、光学要素(18,21)の外周領域に配置されている少なくとも3つの被支持部位(17)を介して担持体(6)に対し相対的に支持するための装置において、
    光学要素(18,21)が被支持部位(17)を介して少なくとも1つの方向で伸縮性弾性要素(14,15,16)による荷重に基づく接触により保持され、
    各被支持部位(17)ごとに伸縮性弾性要素が担持体本体(2)を備えた支持装置(1)内にあり、
    支持装置(1)が光学要素を担持体(6)で静力学的に保持し
    被支持部位(17)にそれぞれ少なくとも2つのカップリング部位が設けられ、そのカップリング部位に対し、担持体本体(2)で光学要素(18,21)を保持するためのそれぞれ2つの保持力が作用し、
    カップリング部位を介してそれぞれ1つのスラスト力(F 1 ,F 3 ,F 5 )と1つの接線方向の力(F 2 ,F 4 ,F 6 )の双方が光学要素(18,21)に作用する
    ことを特徴とする装置。
  2. 光学要素(18,21)が伸縮性弾性要素(14,15,16)によってもたらされる最小力による荷重に基づく接触保持方向において保持されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 光学要素(18,21)が軸線方向および/または接線方向において荷重に基づく接触により保持されることを特徴とする、上記請求項のいずれか1項に記載の装置。
  4. 光学要素(18,21)に、被支持部位(17)を形成する突起(17)が配置されていることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に記載の装置。
  5. 被支持部位(17)が光学要素(18,21)自身により形成されていることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に記載の装置。
  6. カップリング部位において、それぞれ1つのスラスト力と、光学要素(18,21)の光軸に対し垂直な方向に指向するそれぞれ1つの力とが前記光学要素(18,21)に作用し、任意の方向に指向する前記力はただ1つの点で交わらない作用線を持っていることを特徴とする請求項からまでのいずれか1項に記載の装置。
  7. 被支持部位(17)がもっぱら荷重に基づく接触により保持されることを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載の装置。
  8. 弾性要素が担持体本体(2)により少なくとも部分的に取り囲まれていることを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載の装置。
  9. 弾性要素が予め緊張せしめられる圧縮ばね(24,25,26;31,33,34;35,36)によって形成されることを特徴とする請求項に記載の装置。
  10. 圧縮ばね(24,25,26;31,33,34;35,36)が突起(17)を軸線方向と接線方向において保持していることを特徴とする請求項に記載の装置。
  11. 接線方向に1つまたは2つの圧縮ばね(24,25;33,34;36)が配置されていること、軸線方向に1つまたは2つの圧縮ばね(26;31;35)が配置されていることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 圧縮ばね(24,25,26;31,33,34;35,36)が光学要素(18,21)の搬送時に生じるショック荷重を吸収することができる限りにおいてのみ予め緊張せしめられていることを特徴とする請求項から11までのいずれか1項に記載の装置。
  13. 圧縮ばね(24,25,26;31,33,34;35,36)が支持装置(1)の担持体本体(2)内に配置され、担持体本体(2)がモノリシックソリッドリンク(7)によって保持されることを特徴とする請求項から12までのいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記ソリッドリンクが2つのロッドまたは足部(4,5)を用いたバイポッドとして構成されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 被支持部位(17)に、または、光学要素(18,21)自身に、特にそのエッジ領域に、軸線方向および/または接線方向および/または半径方向の切欠きまたは溝が支持装置(1)の伸縮性弾性要素との結合のために形成されていることを特徴とする請求項1から14までのいずれか1項に記載の装置。
  16. 圧縮ばねが前記切欠きまたは溝によって受容されることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 被支持部位(17)が弾性要素を介して、特に圧縮ばねを介して、支持装置に属するクランプ(51)で保持されることを特徴とする請求項15または16に記載の装置。
  18. 光学要素(18,21)が圧電型または電磁型駆動手段により、特にローレンツアクチュエータにより、少なくとも1つの自由度で位置調整可能であり、前記駆動手段は支持装置(1)の内部および/または支持装置(1)と担持体(6)との間および/または光学要素(18,21)と支持装置(1)との間に配置されていることを特徴とする請求項1から17までのいずれか1項に記載の装置。
  19. 請求項1から18までのいずれか1項に記載の2つの装置から成る設備において、前記2つの装置の光学要素(18,21)が、複数個の支持装置(1)を交互に吊り下げ配置および立設配置することにより、ただ1つの担持体(6)に、特に支持リングに配置されていることを特徴とする設備。
  20. 外周領域を有し、前記外周領域に配置される少なくとも3つの被支持部位を有する光学要素と、
    前記被支持部位それぞれに対して設けられ、少なくとも1つが担持本体を有する支持装置と、
    少なくとも1つの前記支持装置の前記担持本体内に配置される伸縮性弾性要素と、
    前記支持装置それぞれを支持する担持体とを備え、
    少なくとも1つの前記支持装置において、前記伸縮性弾性要素を用いた荷重に基づく接触によって、向合う2方向から前記光学要素が保持される
    ことを特徴とする装置。
  21. 前記支持装置は、前記担持体で静力学的に前記光学要素を保持することを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 前記伸縮性弾性要素は、前記光学要素に対して第1接線方向および前記第1の接線方向と向合う第2の接線方向から荷重に基づく接触によって、前記光学要素を保持することを特徴とする請求項20に記載の装置。
  23. 前記伸縮性弾性要素は、前記光学要素の光軸に対して平行な軸線方向に、荷重に基づく接触によって、前記光学要素を保持することを特徴とする請求項22に記載の装置。
JP2008518735A 2005-07-01 2006-06-30 光学要素の支持装置 Active JP4934131B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US69643205P 2005-07-01 2005-07-01
US60/696,432 2005-07-01
PCT/EP2006/006353 WO2007017013A2 (de) 2005-07-01 2006-06-30 Anordnung zur lagerung eines optischen bauelements

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008545152A JP2008545152A (ja) 2008-12-11
JP2008545152A5 JP2008545152A5 (ja) 2012-01-12
JP4934131B2 true JP4934131B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=37592570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008518735A Active JP4934131B2 (ja) 2005-07-01 2006-06-30 光学要素の支持装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US20080144199A1 (ja)
EP (1) EP1899756A2 (ja)
JP (1) JP4934131B2 (ja)
WO (1) WO2007017013A2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009024192A1 (en) 2007-08-23 2009-02-26 Carl Zeiss Smt Ag Optical element module with minimized parasitic loads
DE102007047109A1 (de) 2007-10-01 2009-04-09 Carl Zeiss Smt Ag Optisches System, insbesondere Projektionsobjektiv der Mikrolithographie
DE102007063305A1 (de) * 2007-12-27 2009-07-02 Carl Zeiss Smt Ag Optische Einrichtung mit einer Federeinrichtung mit einem Bereich konstanter Federkraft
US8036502B2 (en) * 2008-04-17 2011-10-11 Jds Uniphase Corporation Stress free mounting of optical bench for WSS
DE102008036574A1 (de) * 2008-07-31 2010-02-04 Carl Zeiss Laser Optics Gmbh Vorrichtung zum Lagern eines optischen Elements
DE102009037133B4 (de) 2009-07-31 2013-01-31 Carl Zeiss Laser Optics Gmbh Haltevorrichtung für ein optisches Element
DE102009037135B4 (de) 2009-07-31 2013-07-04 Carl Zeiss Laser Optics Gmbh Haltevorrichtung für ein optisches Element
DE102010028941B4 (de) * 2010-05-12 2012-03-22 Carl Zeiss Smt Gmbh Vorrichtung für eine optische Anordnung und Verfahren zum Positionieren eines optischen Elements einer optischen Anordnung
WO2012041462A2 (en) * 2010-09-29 2012-04-05 Carl Zeiss Smt Gmbh Systems for aligning an optical element and method therefor
US9314980B2 (en) * 2013-03-19 2016-04-19 Goodrich Corporation High correctability deformable mirror
JP5848470B2 (ja) * 2015-02-05 2016-01-27 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 寄生負荷最小化光学素子モジュール
US11056803B2 (en) * 2017-09-12 2021-07-06 Lumentum Operations Llc Spring clamp for optics
DE102021200131A1 (de) 2021-01-11 2022-07-14 Carl Zeiss Smt Gmbh Baugruppe mit einem Entkopplungsgelenk zur mechanischen Lagerung eines Elements

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001074991A (ja) * 1999-08-31 2001-03-23 Nikon Corp 分散支持体および半径方向屈曲部を備えた運動学的レンズ取付機構及びレンズを保持するための構造体の組立方法
JP2002350699A (ja) * 2001-03-30 2002-12-04 Carl Zeiss Semiconductor Manufacturing Technologies Ag 光学部材を光学システムに取り付けるための装置
JP2003241049A (ja) * 2002-02-22 2003-08-27 Nikon Corp 光学素子保持方法、光学素子研磨加工方法及び光学素子成膜方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2937571A (en) * 1957-10-08 1960-05-24 Ernest B Thompson Optical lens mount
US4268123A (en) * 1979-02-26 1981-05-19 Hughes Aircraft Company Kinematic mount
US4929054A (en) * 1986-04-28 1990-05-29 The Perkin-Elmer Corporation Mounting for high resolution projection lenses
US5428482A (en) * 1991-11-04 1995-06-27 General Signal Corporation Decoupled mount for optical element and stacked annuli assembly
DE19825716A1 (de) 1998-06-09 1999-12-16 Zeiss Carl Fa Baugruppe aus optischem Element und Fassung
DE19957398A1 (de) 1999-11-29 2001-05-31 Zeiss Carl Verfahren zum Richten der Auflageflächen von Auflagegliedern für optische Elemente
JP2002048962A (ja) * 2000-06-17 2002-02-15 Carl-Zeiss-Stiftung Trading As Carl Zeiss 光学素子装着装置
US6400516B1 (en) * 2000-08-10 2002-06-04 Nikon Corporation Kinematic optical mounting
EP1312965B1 (en) * 2000-08-18 2007-01-17 Nikon Corporation Optical element holding device
CN1471650A (zh) * 2000-08-25 2004-01-28 ������������ʽ���� 光学元件固定装置
US6873478B2 (en) 2002-06-21 2005-03-29 Nikon Corporation Kinematic lens mount with reduced clamping force
JP4565261B2 (ja) * 2002-06-24 2010-10-20 株式会社ニコン 光学素子保持機構、光学系鏡筒及び露光装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001074991A (ja) * 1999-08-31 2001-03-23 Nikon Corp 分散支持体および半径方向屈曲部を備えた運動学的レンズ取付機構及びレンズを保持するための構造体の組立方法
JP2002350699A (ja) * 2001-03-30 2002-12-04 Carl Zeiss Semiconductor Manufacturing Technologies Ag 光学部材を光学システムに取り付けるための装置
JP2003241049A (ja) * 2002-02-22 2003-08-27 Nikon Corp 光学素子保持方法、光学素子研磨加工方法及び光学素子成膜方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20090284849A1 (en) 2009-11-19
EP1899756A2 (de) 2008-03-19
WO2007017013A3 (de) 2008-05-02
WO2007017013A2 (de) 2007-02-15
US7920344B2 (en) 2011-04-05
US20080144199A1 (en) 2008-06-19
JP2008545152A (ja) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4934131B2 (ja) 光学要素の支持装置
JP2008545152A5 (ja)
US6859337B2 (en) Optical-element mountings exhibiting reduced deformation of optical elements held thereby
JP4622058B2 (ja) 分散支持体および半径方向屈曲部を備えた運動学的レンズ取付機構及びレンズを保持するための構造体の組立方法
US9513452B2 (en) Damping device
JP3493682B2 (ja) 鏡筒支持装置及び露光装置
JP5199068B2 (ja) 光学エレメント調整組立体
KR102110789B1 (ko) 측면 수직 거울 군 및 이의 설치 방법
US7859641B2 (en) Optical element module
US8416386B2 (en) Conforming seats for clamps used in mounting an optical element, and optical systems comprising same
US20080024885A1 (en) Acceleration Clamp Assist
KR102501002B1 (ko) 운송 잠금 장치를 갖는 광학 장치, 특히 리소그래피 시스템
US6536736B2 (en) Optomechanical mount for precisely steering/positioning a light beam
USRE46564E1 (en) Kinematic optical device mount
US20210389681A1 (en) Actuator device and method for aligning an optical element, optical assembly and projection exposure apparatus
US10775615B2 (en) Device for variably influencing the wavefront of a beam, said device comprising a planar optical element deformable via its peripheral surface
JP2006319047A (ja) 微動装置及び光学素子調整装置
CN107422608B (zh) 保持装置、光刻设备和制品制造方法
KR20220007052A (ko) 광학 요소 지지
MXPA06010211A (en) Video processor alignment clamping spring
JP2004170491A (ja) 光学装置
JP2003075697A (ja) 光学機械式システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080919

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080919

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110817

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110818

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110824

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110825

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20111117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4934131

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250