JP4932290B2 - 投影用ズームレンズおよび投写型表示装置 - Google Patents

投影用ズームレンズおよび投写型表示装置 Download PDF

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本発明は、投写型表示装置等に搭載される6群構成の投影用ズームレンズおよびその投影用ズームレンズを搭載した投写型表示装置に関し、特に、液晶表示装置やDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)表示装置等のライトバルブからの映像情報を担持した光束をスクリーン上に拡大投影する投影用ズームレンズおよび投写型表示装置に関するものである。
近年、液晶表示装置やDMD表示装置等のライトバルブを用いた投影プロジェクタ装置(投写型表示装置)が広く普及しており、このプロジェクタ装置に搭載される光学系に対してもより高度な要望がなされるようになってきている。
そのうち投影レンズに対しては、広い画角と、素子・プリズム等の光学部材を挿入するための長いバックフォーカス等が強く要望されており、また用途に応じ縮小側でのテレセントリック性が求められる場合も多い。さらに、技術の進展や市場の多様化に伴い、デバイスの高精細化に見合った解像力や色収差補正、および更なる小型化も要求されるようになっている。
一方、投影プロジェクタ装置が使用される投影スペースについても広狭様々となっており、投影スペースの広狭に応じて投影画像の拡大率を変更し得る(設置性を高めるための)ズーム機能を持たせたものも多く知られており、そのうち6群レンズ構成のものが、光学性能の向上を図り得る点やF値の変動を抑制し得る点等から注目されている。
上述した多くの要求をある程度満たすものとしては、下記特許文献1、2に記載されたものが知られている。
特開2005−84455号公報 特開2005−156805号公報
ところで、投影レンズにおいては、上述したように広い画角や長いバックフォーカスが要求されるため、負のレンズを先行させるネガティヴリード型が主流である。ズーム機能を有する場合にもネガティヴリード型の広角ズームレンズが多くを占め、上記特許文献1、2に記載のものも、いずれもネガティヴリード型の広角ズームレンズとされている。
すなわち、上記特許文献1記載のものは、拡大側から順に、負、正、正、正、負、正の6群構成とされ、画角2ωが47〜40度程度と広角とされており、一方、上記特許文献2記載のものは、拡大側から順に、負、正、正、正、正または負、正の6群構成とされ、画角2ωが47〜39度程度と広角とされている。
しかしながら、このようなネガティヴリード型の投影用ズームレンズにおいては、どうしても前玉径が大きくなるため、ズーム比を1.3〜2倍程度まで大きなものとすることは難しいとされていた。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、広画角および適正なバックフォーカス量を確保することができるとともに、高画質で1.3〜2倍程度の高変倍比を確保することができる投影用ズームレンズおよび投写型表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明の投影用ズームレンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、正または負の屈折力を有する第5レンズ群、および正の屈折力を有する第6レンズ群を配設してなり、
変倍時において、前記6つのレンズ群のうち少なくとも4つのレンズ群を移動するように構成されてなり、
下記条件式(1)、(2)を共に満足することを特徴とするものである。
0.10<|M3|/f3<0.50 (1)
0.20<|M4|/f4<1.00 (2)
ただし、
Mi:第iレンズ群の広角端から望遠端までのズーム移動量
fi:第iレンズ群の焦点距離
この場合、広角端から望遠端への変倍時において、全ての変倍時移動レンズ群が縮小側から拡大側へ移動するように構成することが好ましい。
また、前記第5レンズ群が、拡大側から順に、拡大側に凸面を向けたメニスカスレンズ、拡大側に凹面を向けた負レンズおよび縮小側に凸面を向けた正レンズを接合してなる接合レンズ、ならびに正レンズ、から構成されることが好ましい。
また、前記第4レンズ群に含まれる正レンズが、以下の条件式(3)を満たす硝材からなることが好ましい。
νd>55 (3)
ただし、
νd:d線に対するアッベ数
また、前記第2レンズ群が、正の単レンズよりなるとともに、以下の条件式(4)を満たす硝材からなることが好ましい。
Nd>1.70 (4)
ただし、
Nd:d線に対する屈折率
この場合において、前記単レンズが、以下の条件式(5)を満たす硝材からなることが好ましい。
νd>40 (5)
ただし、
νd:d線に対するアッベ数
さらに、前記第1レンズ群と前記第6レンズ群が変倍時に固定とされていることが好ましい。
また、本発明の投写型表示装置は、光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、上述したいずれかの投影用ズームレンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投影用ズームレンズによりスクリーンに投写することを特徴とするものである。
本発明の投影用ズームレンズは、第1レンズ群は負、それ以外のレンズ群の多くは正とされた、ネガティヴリード型のズームレンズであるため、広角化を図り、かつ適正なバックフォーカス量を得ることが容易である。また、レンズ系全体を6群に分け、変倍時に少なくとも4つのレンズ群を移動させることにより変倍機能を各群に分割しているので、高画質を確保できるとともに、変倍に伴うF値の変動を抑制することができる。
また、第3レンズ群および第4レンズ群の広角端から望遠端までのズーム移動量を条件式(1)(2)の範囲に設定することによって、高い変倍比を確保することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示す実施形態(実施例1のものの広角端における状態を代表させて示している)の投影用ズームレンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G、各々正の屈折力を有する第2レンズ群G〜第4レンズ群G、負の屈折力を有する第5レンズ群G、正の屈折力を有する第6レンズ群Gを備え、その後段には、カバーガラス(フィルタ部)2およびDMD1が配設される。なお、図中Xは光軸を表している。
ここで第1レンズ群Gは、拡大側から順に、正レンズよりなる第1レンズL、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第2レンズL、負レンズよりなる第3レンズL、および負レンズよりなる第4レンズLからなる。また、第2レンズ群Gは、正の単レンズよりなる第5レンズLからなる。また、第3レンズ群Gは、拡大側から順に、正のメニスカスレンズよりなる第6レンズLおよび負のメニスカスレンズよりなる第7レンズLからなる。また、第4レンズ群Gは、拡大側から順に、両凸レンズよりなる第8レンズLおよびメニスカスレンズよりなる第9レンズLからなる。また、第5レンズ群Gは、拡大側から順に、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第10レンズL10、拡大側に凹面を向けた負レンズよりなる第11レンズL11および縮小側に凸面を向けた正レンズよりなる第12レンズL12を接合してなる接合レンズ、ならびに正レンズよりなる第13レンズL13を配列してなる。さらに、第6レンズ群Gは、単一の正レンズよりなる第14レンズL14からなる。
なお、上記各レンズ群のレンズ構成は上記の構成に限られるものではなく、負レンズまたは正レンズを1枚以上増減させることが可能である。
また、上記第5レンズ群Gは、正の屈折力を有するように構成することも可能である。
本実施形態の投影用ズームレンズにおいては、上述したように、ネガティヴリード型のズームレンズとされているため、広角化を図り易く、また適正な長さのバックフォーカスを確保することが可能である。
また、本実施形態の投影用ズームレンズは、変倍時において、第2レンズ群G〜第5レンズ群Gの4つのレンズ群を移動させることにより、ズーム機能を有する構成とされている。すなわち、レンズ系全体を6群に分け、変倍時に4つのレンズ群を独立して移動させるようにして変倍機能を各群に分割しているので、光学性能を向上させることができるとともに、変倍に伴うF値の変動を抑制することができる。
また、広角端から望遠端への変倍に際し、第2レンズ群G〜第5レンズ群Gの4つのレンズ群は、いずれも拡大側に移動するように構成することが好ましい。ただし、これは、上記4つのレンズ群の各々について、広角端での位置よりも望遠端での位置の方が、より拡大側に設定されていることを意味しているのであって、中間領域において一旦縮小側に移動することを排除するものではない。本実施形態のものでは、このように構成することにより、より変倍比を大きく設定することが可能となる。
また、本実施形態に係る投影用ズームレンズは、下記条件式(1)〜(5)を満足するように構成されている。
0.10<|M3|/f3<0.50 (1)
0.20<|M4|/f4<1.00 (2)
νd>55 (3)
Nd>1.70 (4)
νd>40 (5)
ただし、
Mi:第iレンズ群の広角端から望遠端までのズーム移動量
fi:第iレンズ群の焦点距離
νd:d線に対するアッベ数
Nd:d線に対する屈折率
ここで、上述した条件式(1)〜(5)の技術的意義について説明する。
上記条件式(1)は、第3レンズ群Gの、広角端から望遠端までのズーム移動量を規定するものであり、また上記条件式(2)は、第4レンズ群Gの、広角端から望遠端までのズーム移動量を規定するものであり、これら2つの条件式を満足することによって、高い変倍比を確保することが可能となる。なお、このような趣旨から、条件式(2)に替えて下記条件式(2´)を満足することが、より好ましい。
0.25<|M4|/f4<0.80 (2´)
また、上記条件式(3)は、第4レンズ群G中の正レンズ(以下の各実施例では第8レンズL)のd線に対するアッベ数νdを規定したものであり、条件式(3)の下限を下回ると軸上色収差の補正が困難となる。なお、このような趣旨から、条件式(3)に替えて下記条件式(3´)を満足することが、より好ましい。
νd>60 (3´)
また、上記条件式(4)は、第2レンズ群Gを構成する正レンズ(以下の各実施例では第5レンズL)のd線に対する屈折率Ndを規定したものであり、条件式(4)の下限を下回ると像面の補正が困難となる。なお、このような趣旨から、条件式(4)に替えて下記条件式(4´)を満足することが、より好ましい。
Nd>1.75 (4´)
また、上記条件式(5)は、第2レンズ群Gを構成する正レンズ(以下の各実施例では第5レンズL)のd線に対するアッベ数νdを規定したものであり、条件式(5)の下限を下回ると倍率色収差の補正が困難となる。
次に、本発明に係る投写型表示装置の実施形態について簡単に説明しておく。図10は本実施形態に係る投写型表示装置の概略構成図である。
図10に示すように、光源101より出射された光束は、光軸に垂直な断面における光束の光量分布の均一化を図るロッドインテグレータ102を通過した後、カラーホイール106によって、3原色光(R、G、B)の各光に時系列的に選択変換され、TIRプリズム107の中間境界面において反射されてDMD103に照射される。このDMD103においては、入射光の色の切り替わりに応じて、その色光用への変調切替が行われ、DMD103により適宜変調された投影光は、TIRプリズム107の中間境界面を透過して投影用ズームレンズ104に入射し、最終的にはスクリーン105に到達する。
なお、図10に示す投写型表示装置は、本発明の一実施形態を示すものであって、種々の態様の変更が可能である。例えば、単板のDMDを設ける替わりに、単板の液晶表示素子(透過型および反射型の両者を含む)を設けてもよいし、各色光に応じた3枚のDMDや3枚の液晶表示素子(透過型および反射型の両者を含む)を設けてRGB各色の変調を同時に行うようにしても良い。この場合投影用ズームレンズ104とDMD103との間に図示しない色分離/合成プリズムが配置される。
以下、具体的な実施例を用いて、本発明の投影用ズームレンズをさらに説明する。
<実施例1>
実施例1に係る投影用ズームレンズの概略構成を図1に示す。この投影用ズームレンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G、各々正の屈折力を有する第2レンズ群G〜第4レンズ群G、負の屈折力を有する第5レンズ群G、正の屈折力を有する第6レンズ群Gを備えてなる。
ここで第1レンズ群Gは、拡大側から順に、両凸レンズよりなる第1レンズL、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第2レンズL、両凹レンズよりなる第3レンズL、および両凹レンズよりなる第4レンズLからなる。また、第2レンズ群Gは、両凸レンズよりなる第5レンズLからなる。また、第3レンズ群Gは、拡大側から順に、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第6レンズLおよび拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第7レンズLからなる。また、第4レンズ群Gは、拡大側から順に、両凸レンズよりなる第8レンズLおよび縮小側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第9レンズLからなる。また、第5レンズ群Gは、拡大側から順に、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第10レンズL10、拡大側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなる第11レンズL11および縮小側に強い曲率の面を向けた両凸レンズよりなる第12レンズL12を接合してなる接合レンズ、ならびに両凸レンズよりなる第13レンズL13を配列してなる。さらに、第6レンズ群Gは、両凸レンズよりなる第14レンズL14からなる。
この投影用ズームレンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称して軸上面間隔という)D(mm)、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を表1に示す。なお、表中の数字は、拡大側からの順番を表すものである(以下の表2、3において同じ)。また、表1の上段には、焦点距離f(mm)、バックフォーカスの距離bf(mm)、FNo、画角2ω(度)の値が示されている。
なお、表1中の数値において、3つの数値が段階的に記載されているものは、左端の数値が広角端の値を示し、中央の数値が中間域の値を示し、右端の数値が望遠端の値を示す(以下の表2、3において同じ)。
Figure 0004932290
また、実施例1の投影用ズームレンズによれば、表4に示すように、条件式(1)〜(5)および(2´)、(3´)(4´)は全て満足されている。
また、図2は、実施例1の投影用ズームレンズにおける、変倍時のレンズ移動軌跡を示すものである。
さらに、図7は実施例1の投影用ズームレンズの球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差を示す収差図である。なお、非点収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている。
これらの収差図から明らかなように、実施例1の投影用ズームレンズによれば、各収差、特に軸上色収差、倍率色収差およびディストーションを極めて良好に補正することができる。
また、実施例1の投影用ズームレンズによれば、光学性能を良好なものとしつつ、変倍比を1.33倍程度と、1.3倍以上のものとすることができる。
<実施例2>
実施例2に係る投影用ズームレンズの概略構成を図3に示す。本実施例において、実施例1と重複する説明については省略する。
実施例2に係る投影用ズームレンズのレンズ構成は、実施例1のものと略同様である。
この投影用ズームレンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの軸上面間隔D(mm)、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を表2に示す。また、表2の上段には、焦点距離f(mm)、バックフォーカスの距離bf(mm)、FNo、画角2ω(度)の値が示されている。
Figure 0004932290
また、実施例2の投影用ズームレンズによれば、表4に示すように、条件式(1)〜(5)および(2´)、(3´)(4´)は全て満足されている。
また、図4は、実施例2の投影用ズームレンズにおける、変倍時のレンズ移動軌跡を示すものである。
さらに、図8は実施例2の投影用ズームレンズの球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差を示す収差図である。なお、非点収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている。
これらの収差図から明らかなように、実施例2の投影用ズームレンズによれば、各収差、特に軸上色収差、倍率色収差およびディストーションを極めて良好に補正することができ、る。
また、実施例2の投影用ズームレンズによれば、光学性能を良好なものとしつつ、変倍比を1.50倍程度と、1.3倍以上のものとすることができる。
<実施例3>
実施例3に係る投影用ズームレンズの概略構成を図5に示す。本実施例において、実施例1と重複する説明については省略する。
実施例3に係る投影用ズームレンズのレンズ構成は、実施例1のものと比較すると略同様とされているが、第5レンズ群G中の接合レンズを構成する第11レンズL11と第12レンズL12の接合面が平面とされている点で相違している。
この投影用ズームレンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの軸上面間隔D(mm)、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を表3に示す。また、表3の上段には、焦点距離f(mm)、バックフォーカスの距離bf(mm)、FNo、画角2ω(度)の値が示されている。
Figure 0004932290
また、実施例3の投影用ズームレンズによれば、表4に示すように、条件式(1)〜(4)および(2´)、(3´)(4´)は全て満足されている。
また、図6は、実施例2の投影用ズームレンズにおける、変倍時のレンズ移動軌跡を示すものである。
さらに、図9は実施例3の投影用ズームレンズの球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差を示す収差図である。なお、非点収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている。
これらの収差図から明らかなように、実施例3の投影用ズームレンズによれば、各収差、特に軸上色収差、倍率色収差およびディストーションを極めて良好に補正することができ、る。
また、実施例3の投影用ズームレンズによれば、光学性能を良好なものとしつつ、変倍比を1.90倍程度と、2倍近くのものとすることができる。
Figure 0004932290
本発明の実施例1に係る投影用ズームレンズの構成を示す概略図 実施例1の投影用ズームレンズにおける、変倍時のレンズ移動軌跡を示す概略図 本発明の実施例2に係る投影用ズームレンズの構成を示す概略図 実施例2の投影用ズームレンズにおける、変倍時のレンズ移動軌跡を示す概略図 本発明の実施例3に係る投影用ズームレンズの構成を示す概略図 実施例3の投影用ズームレンズにおける、変倍時のレンズ移動軌跡を示す概略図 実施例1の投影用ズームレンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図 実施例2の投影用ズームレンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図 実施例3の投影用ズームレンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図 本発明の一実施形態に係る投写型表示装置の概略構成図
符号の説明
〜L14 レンズ
〜G レンズ群
X 光軸
1、103 DMD
2 カバーガラス(フィルタ部)
101 光源
102 ロッドインテグレータ
104 投影用ズームレンズ
105 スクリーン
106 カラーホイール
107 TIRプリズム

Claims (6)

  1. 拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、正または負の屈折力を有する第5レンズ群、および正の屈折力を有する第6レンズ群を配設してなり、
    変倍時において、前記6つのレンズ群のうち少なくとも4つのレンズ群を移動するように構成されてなり、
    下記条件式(1)、(2)を共に満足するとともに、
    前記第5レンズ群が、拡大側から順に、拡大側に凸面を向けたメニスカスレンズ、拡大側に凹面を向けた負レンズおよび縮小側に凸面を向けた正レンズを接合してなる接合レンズ、ならびに正レンズ、から構成されてなり、
    前記第4レンズ群に含まれる正レンズが、以下の条件式(3)を満たす硝材からなることを特徴とする投影用ズームレンズ。
    0.10<|M3|/f3<0.50 (1)
    0.20<|M4|/f4<1.00 (2)
    νd>55 (3)
    ただし、
    Mi:第iレンズ群の広角端から望遠端までのズーム移動量
    fi:第iレンズ群の焦点距離
    νd:d線に対するアッベ数
  2. 広角端から望遠端への変倍時において、全ての変倍時移動レンズ群が縮小側から拡大側へ移動するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の投影用ズームレンズ。
  3. 前記第2レンズ群が、正の単レンズよりなるとともに、以下の条件式(4)を満たす硝材からなることを特徴とする請求項1または2記載の投影用ズームレンズ。
    Nd>1.70 (4)
    ただし、
    Nd:d線に対する屈折率
  4. 前記単レンズが、以下の条件式(5)を満たす硝材からなることを特徴とする請求項3記載の投影用ズームレンズ。
    νd>40 (5)
    ただし、
    νd:d線に対するアッベ数
  5. 前記第1レンズ群と前記第6レンズ群が変倍時に固定とされていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載の投影用ズームレンズ。
  6. 光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、請求項1〜5のうちいずれか1項記載の投影用ズームレンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投影用ズームレンズによりスクリーンに投写することを特徴とする投写型表示装置。
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