JP4929786B2 - 光増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、波長の異なる複数の信号光を含んだ波長多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)光を増幅する光増幅器に関し、特に、直列に接続された複数の増幅部の段間に可変光減衰器を備えた光増幅器に関する。
マルチメディアネットワークの進展に伴い、通信トラフィックの需要は飛躍的に増大し、光増幅器を用いた光信号を多中継増幅するWDM伝送システムが、マルチメデア社会における通信システムの経済化を図る上で大きな役割を果たしている。
WDM伝送システムで想定する伝送損失は0〜30dB程度と非常に幅広いが、多品種の光増幅器でこの伝送損失を補償した場合、多品種の在庫所有によるコストアップ、および、光増幅器の品種選定に要する人件費および時間発生という問題があり、1品種の光増幅器で上記の伝送損失を補償することが望まれている。これは光増幅器の動作条件に置き換えると、広い入力ダイナミックレンジに対して、一定の出力パワー、平坦な利得波長特性、および、低い雑音指数(Noise Figure:NF)という3つの性能を実現することになる。
また、WDM伝送システムの最大波長数は、通信トラフィックの量に合わせて、例えば、2〜40波などのように幅広いが、これについても上記と同じ理由で、任意の波長数に対して、1品種の光増幅器で対応することが望まれる。この場合、光増幅器としては、波長数が少ないほど1波長あたりの増幅率は大きくできるため、波長数が少ないほど良好なNFを得ることができるようになる。これにより、最大波長数が小さいWDM伝送システムでは、中継数の拡大を図ることが可能となる。
上記のようなWDM伝送システムに用いられる光増幅器に要求される性能を実現するための従来技術としては、例えば、2段構成の光増幅器の前段増幅部と後段増幅部の間に、増幅とは一見相反する、可変光減衰器(Variable Optical Attenuator:VOA)を配置した構成が知られており、WDM伝送システムにおける光増幅器の標準的な構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の光増幅器では、入出力されるWDM光のトータルパワーをモニタして各増幅部における利得を一定に制御すると共に、信号光入力レベルの変動分に応じて段間に備えた可変光減衰器の減衰量を変化させることで、出力波長特性の平坦性を維持しつつ所定の信号光出力レベルを保つという制御方法が適用される。
特許第3551418号明細書
しかしながら、上記のような増幅部の段間に可変光減衰器を配置した従来の光増幅器については、信号光入力レベルの増加に対して可変光減衰器の減衰量を増大させる制御が行われるため、信号光入力レベルが高い領域においてNFが急峻に劣化してしまうという課題がある。
上記の課題に対して、本出願人は、段間の可変光減衰器に加えて、後段増幅部の出力側、さらには前段増幅部の入力側にも可変光減衰器を配置し、各増幅部を利得一定制御すると同時に、WDM光の1波長あたりの信号光入力レベルに応じて各可変光減衰器の減衰量を連動制御する構成を提案している(特願2005−252508号参照)。
具体的に、前段増幅部および後段増幅部の段間と出力側とに可変光減衰器を配置した構成においては、WDM光の1波長あたりの信号光入力レベルが予め設定した基点レベルよりも低いとき、入力ポートに入力されたWDM光は、利得一定制御された前段増幅部で増幅された後、減衰量が最小に設定された段間の可変光減衰器を通過し、利得一定制御された後段増幅部に送られて増幅され、さらに、信号光入力レベルに応じて減衰量の制御された出力側の可変光減衰器で減衰されて、信号光出力レベルが一定に制御されたWDM光が出力ポートから出力される。一方、信号光入力レベルが基点レベルよりも高いときには、前段増幅部で増幅されたWDM光が、信号光入力レベルに応じて減衰量の制御された段間の可変光減衰器で減衰され、さらに、後段増幅部で増幅されたWDM光が、信号光入力レベルに応じて減衰量の制御された出力側の可変光減衰器で減衰される。これにより、出力側の可変光減衰器の適用によって段間の可変光減衰器の所要減衰量が減少するため、信号光入力レベルが高い領域でのNFの劣化を抑圧することが可能になる。
なお、前段増幅部の入力側にも可変光減衰器を配置した構成にあっては、信号光入力レベルが段間および出力側の可変光減衰器で対応可能なレベルを超えるような場合でも、前段増幅部に与えられる信号光のパワーを入力側の可変光減衰器によって減衰させて一定のレベルとすることで、より広い入力ダイナミックレンジを実現している。
しかし、上記のような先願発明の光増幅器については、WDM光の波長数が多い状態(例えば40波など)では所望のNFが得られるものの、WDM光の波長数が少ない状態(例えば、2波など)では所望のNFが得られ難いという課題がある。すなわち、上記先願発明の構成では、前段増幅部および後段増幅部のそれぞれが利得一定制御されるため、WDM光の波長数に関係なく各増幅部の利得は同じ値に制御される。このため、WDM光の波長数が最大のときに所要の利得を得ることのできる性能を持った各増幅部を、波長数が少ない状態では本来の性能を余した状態で動作させていることになり、そのような各増幅部の動作状態を基にして、段間および出力側の可変光減衰器の減衰量の制御目標値が決められている。したがって、WDM光の1波長あたりの信号光入力レベルだけでなく波長数の増減までを考慮した場合、先願発明にはNFに関して改善の余地が残されている。
また、NFとは別の課題として、後段増幅部よりも出力側に可変光減衰器を配置した構成では、所望の信号光出力レベルを実現するために、後段増幅部においてより高い利得を得ることが求められるようになる。このため、後段増幅部に大出力の励起光源を適用する必要が生じてしまい、光増幅器の消費電力の増加や放熱性の悪化、製造コストの上昇などといった欠点もあった。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、WDM光の1波長あたりの信号光入力レベルおよび波長数に関係なく、平坦な出力波長特性と良好なNFを得ることのできる低コストの光増幅器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、波長の異なる複数の信号光を含んだ波長多重光を増幅する光増幅器において、入力ポートおよび出力ポートと、前記入力ポートおよび前記出力ポートの間に直列に接続された第1および第2の光増幅部と、前記入力ポートおよび前記第1の光増幅部の間に配置された第1の可変光減衰器と、前記第1の光増幅部および前記第2の光増幅部の間に配置された第2の可変光減衰器と、前記入力ポートに入力される波長多重光のパワーおよび前記出力ポートから出力される波長多重光のパワーをモニタし、該モニタ結果を基に算出した利得が一定となるように前記第1および第2の光増幅部を制御する光増幅制御部と、前記入力ポートに入力される波長多重光の1波長あたりの信号光入力パワーに応じて前記第1および第2の可変光減衰器の各減衰量の和の値を決定すると共に、前記第1および第2の可変光減衰器からそれぞれ出力される波長多重光の信号光パワーをモニタし、前記決定した各減衰量の和の値を一定に保ちながら、前記第1および第2の可変光減衰器の各出力パワーのモニタ値が同じ値に近づくように、前記第1および第2の可変光減衰器の各減衰量を制御する光減衰制御部と、を備えて構成されるものである。
このような構成の光増幅器では、入力ポートに入力された波長多重光は、第1の可変光減衰器で減衰された後に第1の光増幅部で増幅され、さらに、第2の可変光減衰器で減衰された後に第2の光増幅部で増幅されて出力ポートから出力される。このとき、第1および第2の光増幅部は、光増幅制御部により、波長多重光の入力状態に変化に関係なく本光増幅器全体の利得が一定となるように制御され、また、第1および第2の可変光減衰器は、光減衰制御部により、入力ポートに入力される波長多重光の1波長あたりの信号光入力パワーに応じて決定された各々の減衰量の和の値が一定となることを条件として、各可変光減衰器の出力パワーのモニタ値が同じ値に近づくように各々の減衰量が制御される。
上記のような本発明の光増幅器によれば、入力ポートに入力される波長多重光の波長数が少ない場合でも、各光増幅部において波長多重光を効率的に増幅することができると共に、NFに対する各可変光減衰器の影響を最小限に抑えることができるようになる。よって、波長多重光の1波長あたりの信号光入力レベルおよび波長数に関係なく、平坦な出力波長特性と良好なNFを得ることが可能になる。また、第2の光増幅部と出力ポートの間に可変光減衰器を配置していないため、第2の光増幅部に大出力の励起光源を適用しなくてもよくなり、低消費電力で放熱性にも優れた光増幅器を低コストで実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるWDM光増幅器の構成を示すブロック図である。
図1において、本光増幅器は、例えば、入力ポートINと出力ポートOUTの間に直列に接続された第1の光増幅部10および第2の光増幅部20と、入力ポートINおよび第1の光増幅部10の間に配置された第1の可変光減衰器(VOA)31と、第1および第2の光増幅部10,20の段間に配置された第2の可変光減衰器(VOA)32と、第1および第2の光増幅部10,20の各増幅動作を制御する光増幅制御部40と、第1および第2の可変光減衰器31,32の各減衰量を制御する光減衰制御部50と、を備えて構成される。
第1および第2の光増幅部10,20は、例えば、エルビウムドープファイバ(EDF)11,21に対して励起光源(LD)12,22から出力される励起光を合波器13,23を介して供給することによりWDM光を一括して増幅する一般的なエルビウムドープファイバ増幅器(EDFA)である。第1の光増幅部10は、光増幅制御部40の後述するAPC回路41からの制御信号に従って励起光源12が制御され、第2の光増幅部20は、光増幅制御部40の後述するAGC回路46からの制御信号に従って励起光源22が制御される。第1および第2の光増幅部10,20は、光増幅制御部40により、本光増幅器全体の利得が一定となるように自動制御されている。なお、ここでは第1および第2の光増幅部10,20としてEDFAを用いる一例を示したが、本発明はこれに限らず、エルビウム以外の希土類をドープしたファイバを増幅媒体として用いた光ファイバ増幅器を適用してもよく、さらには、希土類ドープファイバ増幅器以外でもWDM光を一括増幅可能な公知の光増幅器を適用することも可能である。
第1および第2の可変光減衰器31,32は、減衰量を変化させることのできる周知の光デバイスであり、各々の減衰量が光減衰制御部50の後述するVOA制御回路55から出力される制御信号C1,C2に従って自動制御される。ここでは、第1の可変光減衰器31の減衰量をATT1とし、第2の可変光減衰器32の減衰量をATT2とする。なお、上記の各可変光減衰器31,32としては、減衰量に波長依存性を持たない一般的な可変光減衰器を用いてもよく、或いは、各光増幅部の利得の波長依存性を打ち消すような減衰量の波長依存性を持った可変光減衰器(可変光フィルタ)を用いることも可能である。
光増幅制御部40は、例えば、APC回路41と、入力モニタとしての光分岐カプラ42および光検出器(PD)43と、出力モニタとしての光分岐カプラ44および光検出器(PD)45と、AGC回路46と、を有する。APC回路41は、第1の光増幅部10の励起光源12から出力される励起光のパワーを図示しない励起光モニタで検出し、該検出パワーが予め設定したレベルで一定となるように、励起光源12の駆動状態を自動制御する(Automatic Power Control:APC)。光分岐カプラ42は、入力ポートINに入力されるWDM光の一部を分岐して光検出器43に送る。光検出器43は、光分岐カプラ42からの分岐光を受光してパワーを検出し、その検出結果を示す信号P0をAGC回路46に出力する。光分岐カプラ44は、第2の光増幅部20のEDF21から出力されるWDM光の一部を分岐して光検出器45に送る。光検出器45は、光分岐カプラ44からの分岐光を受光してパワーを検出し、その検出結果を示す信号P3をAGC回路46に出力する。AGC回路46は、各光検出器43,45からの各出力信号P0,P3を基に本光増幅器全体の利得を算出し、該利得がWDM光の入力状態の変化に関係なく一定となるように、第2の光増幅部20の励起光源22の駆動状態を自動制御する(Automatic Gain Control:AGC)。
光減衰制御部50は、例えば、光分岐カプラ51,53と、光検出器52,54と、VOA制御回路55と、を有する。光分岐カプラ51は、第1の可変光減衰器31から出力されるWDM光の一部を分岐して光検出器52に送る。光検出器52は、光分岐カプラ51からの分岐光を受光してパワーを検出し、その検出結果を示す信号P1をVOA制御回路55に出力する。光分岐カプラ53は、第2の可変光減衰器32から出力されるWDM光の一部を分岐して光検出器54に送る。光検出器54は、光分岐カプラ53からの分岐光を受光してパワーを検出し、その検出結果を示す信号P2をVOA制御回路55に出力する。VOA制御回路55は、外部から与えられる信号光入力情報および各光検出器43,45からの各出力信号P1,P2を基に、第1および第2の可変光減衰器31,32からそれぞれ出力されるWDM光の信号光パワーを求め、第1および第2の可変光減衰器31,32の各出力パワーが可能な限り同じレベルに近づくように、各々の減衰量ATT1,ATT2を制御する。
図2は、上記VOA制御回路55の具体的な回路構成の一例を示すブロック図である。この構成例において、VOA制御回路55は、減衰量和決定回路55A、VOA出力差分算出回路55Bおよび減衰量決定回路55Cから構成される。減衰量和決定回路55Aは、外部から与えられる信号光入力パワー情報に基づいて第1および第2の可変光減衰器31,32の各減衰量の和(ATT1+ATT2)を決定する。具体的には、本光増幅器に入力され得るWDM光の1波長あたりの信号光入力パワーの最小値PIN(MIN)を基準として、実際に入力されるWDM光の1波長あたりの信号光入力パワーPINの差分を求め、その差分の値が第1および第2の可変光減衰器31,32の各減衰量の和(ATT1+ATT2)となる、すなわち、次の(1)式の関係に従って第1および第2の可変光減衰器31,32の各減衰量の和の値を決定する。
ATT1+ATT2=PIN−PIN(MIN) …(1)
VOA出力差分算出回路55Bは、各光検出器43,45からの各出力信号P1,P2より、第1および第2の可変光減衰器31,32からそれぞれ出力されるWDM光の信号光パワーPVOA1,PVOA2を求め、その差分(PVOA1−PVOA2)を算出する。減衰量決定回路55Cは、減衰量和決定回路55Aで決定された各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)が一定に保たれることを条件として、VOA出力差分算出回路55Bで算出された各可変光減衰器31,32の出力の差分(PVOA1−PVOA2)の絶対値を最も小さくすることが可能な各可変光減衰器31,32の減衰量ATT1,ATT2の値を決定する。そして、決定した減衰量ATT1,ATT2を示す制御信号C1,C2を各可変光減衰器31,32にそれぞれ出力する。
次に、本実施形態の動作について説明する。
上記のような構成の光増幅器では、入力ポートINに入力されるWDM光の波長数や1波長あたりの信号光入力パワーに関する情報が、WDM伝送システムの監視制御信号などを利用してVOA制御回路55に予め与えられており、当該情報を受けたVOA制御回路55では、減衰量和決定回路55Aにおいて、入力ポートINに入力されるWDM光の1波長あたりの信号光入力パワーに応じて、各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)が上記の(1)式に従って決定され、その結果が減衰量決定回路55Cに伝えられる。減衰量決定回路55Cでは、減衰量和決定回路55Aからの減衰量の和(ATT1+ATT2)に対応させて、各可変光減衰器31,32の減衰量ATT1,ATT2の初期値が決定され、該初期値を示す制御信号C1,C2が各可変光減衰器31,32に出力される。なお、減衰量の和(ATT1+ATT2)に対応した各減衰量ATT1,ATT2の初期値は減衰量決定回路55Cに予め記憶されているものとする。また、第1および第2の光増幅部10,20の各励起光源12,22も予め設定された初期状態で駆動され、各々から出力される励起光が合波器13,23を介してEDF11,12にそれぞれ供給される。
上記のような初期状態にある光増幅器の入力ポートINにWDM光が入力されると、そのWDM光は、光分岐カプラ42で一部が分岐された後に第1の可変光減衰器31に与えられ、さらに、第1の可変光減衰器31から出力されるWDM光の一部が光分岐カプラ51で分岐された後にAPC動作する第1の光増幅部10に与えられる。第1の光増幅部10のEDF11を伝搬して増幅されたWDM光は、第2の可変光減衰器32に与えられ、該可変光減衰器32から出力されるWDM光の一部が光分岐カプラ53で分岐された後にAGC動作する第2の光増幅部20に与えられる。第2の光増幅部20のEDF21を伝搬して増幅されたWDM光は、その一部が光分岐カプラ44で分岐された後に出力ポートOUTから外部に出力される。
上記のような各可変光減衰器31,32および各光増幅部10,20によるWDM光の一連の処理において、本光増幅器全体の利得としては、入力ポートINに入力されるWDM光の波長数および1波長あたりの信号光入力パワーの変化に関係なく一定となるように自動制御される。具体的に本実施形態においては、WDM光の入力状態に関係なく、第1の光増幅部10で最も効率的にWDM光が増幅されるよう励起光源12から出力される励起光パワーが一定に制御される。これにより、WDM光の波長が例えば2波のように少数の場合でも、第1の光増幅部10の性能を最大限に活かしてWDM光が増幅されるようになる。この第1の光増幅部10のAPC動作に対して、第2の光増幅部20は、AGC回路46からの制御信号に従って励起光源22の駆動状態が制御されることによりAGC動作する。具体的にAGC回路46では、入力端の光分岐カプラ42および出力端の光分岐カプラ45でそれぞれ分岐されたWDM光の一部のパワーを示す各光検出器43,45からの出力信号P0,P3を基に本光増幅器全体の利得が算出され、当該利得が予め設定した目標利得で一定となるように励起光源22の駆動状態を制御する信号が生成され、該制御信号が励起光源22に出力される。これにより、入力ポートINに入力されるWDM光の波長数や1波長あたりの信号光入力パワーが変化しても、出力ポートOUTから出力される各波長の信号光パワーの波長依存性が抑えられ、平坦な出力波長特性が維持されるようになる。
上記のような各光増幅部10,20の制御と同時に、各可変光減衰器31,32の減衰量が光減衰制御部50から出力される制御信号C1,C2に従って制御される。光減衰制御部50による各可変光減衰器31,32の制御動作は、各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)について上記(1)式の成立を条件として、各可変光減衰器31,32から出力される信号パワーが可能な限り同じレベルに近づくように、具体的には、VOA出力差分算出回路55Bで算出される各可変光減衰器31,32の出力の差分(PVOA1−PVOA2)の絶対値が最も小さくなるように、各可変光減衰器31,32の減衰量ATT1,ATT2が最適化される。
このような光減衰制御部50による各可変光減衰器31,32の制御動作において、上記(1)式が成立を条件とする理由は、平坦な出力波長特性を得るためである。また、各可変光減衰器31,32の出力パワーを可能な限り同じレベルに近づけるようにする理由は、本光増幅器のNFに与える各可変光減衰器31,32の影響を最小限に抑えるためである。すなわち、本光増幅器のNFは、下記の(2)式で表すことができ、この関係式より、可変光減衰器31の出力レベルPVOA1および可変光減衰器32の出力レベルPVOA2のうちでレベルの低い方がNFの支配的要因になることが分かる。このため、良好なNFを得るには各可変光減衰器31,32の出力レベル差を0に近づけること重要となる。
Figure 0004929786
ここで、上記のような光減衰制御部50による各可変光減衰器31,32の制御動作の具体例として、WDM光の波長数が40波の場合と2波の場合とに分けて詳しく説明する。なお、以下の説明では、本光増幅器に入力されるWDM光の1波長あたりの信号光入力パワーの範囲(入力ダイナミックレンジ)として、下限が−30dBm/chおよび上限が0dBm/chを想定する。また、本光増幅器から出力されるWDM光の1波長あたりの信号光入力パワーは+3dBm/chで一定となるようにする。
まず、WDM光の波長数が40波の場合の制御動作について図3および図4を参照しながら説明する。
WDM光の1波長あたりの信号光入力パワーが下限の−30dBm/chであるとき、減衰量和決定回路55Aでは、上記(1)式に従って、各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)が0dBに決定され、その結果が減衰量決定回路55Cに伝えられることで、各可変光減衰器31,32の減衰量ATT1,ATT2の初期値として0dB(ただし、挿入損失を除く)が決定される。このような初期状態において、入力ポートINに入力されたWDM光は、図3上段のレベルダイヤに示すように、第1の可変光減衰器31で挿入損失分(例えば1dB程度)だけ僅かに減衰された後に、第1の光増幅部10において高い利得で増幅され、さらに、第2の可変光減衰器32で挿入損失分だけ僅かに減衰された後に、第2の光増幅部20で増幅されて出力ポートOUTから出力される。なお、第2の光増幅部20におけるWDM光の増幅動作は、AGCの目標利得を超えるような高利得で第1の光増幅部10が動作している場合、負の利得(減衰)となる。
このとき、VOA出力差分算出回路55Bで算出される各可変光減衰器31,32の出力の差分(PVOA1−PVOA2)は、図3の下段に示すように、第1の光増幅部10の利得に対応した絶対値の大きな値となり、それが減衰量決定回路55Cに伝えられる。減衰量決定回路55Cでは、(PVOA1−PVOA2)の絶対値ができるだけ小さくなるよう各可変光減衰器31,32の減衰量ATT1,ATT2の最適化を図るが、ここではATT1+ATT2=0dBを維持する必要があるため、図4の上段に示すように、各可変光減衰器31,32の減衰量ATT1,ATT2は0dBのままとされる。このような制御状態における本光増幅器のNFは、図4の下段に示すように約4dBとなる。ただし、ここでは各励起光源12,22の波長を0.98μm、APC動作する励起光源12の出力パワーを100mW、各光増幅部10,20の変換効率を60%、NF10,NF20を3.0dBとしている。
WDM光の1波長あたりの信号光入力パワーが−20dBm/chに増大すると、各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)が10dBとされ、可変光減衰器31の減衰量ATT1が0dB、可変光減衰器32の減衰量ATT2が10dBに最適化される(図4上段)。これにより、各可変光減衰器31,32の出力の差分(PVOA1−PVOA2)の絶対値が約17dBまで小さくなる(図3下段)。この状態で得られる本光増幅器のNFは、−30dBm/chの場合とほぼ同じ約4.1dBとなる(図4下段)。
WDM光の1波長あたりの信号光入力パワーが−10dBm/chにさらに増大すると、各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)が20dBとされ、可変光減衰器31の減衰量ATT1が0.4dB、可変光減衰器32の減衰量ATT2が19.6dBに最適化される(図4上段)。これにより、各可変光減衰器31,32の出力の差分(PVOA1−PVOA2)の絶対値が略零(図3下段)、すなわち、各可変光減衰器31,32の出力レベルが略同じレベルになる(図3上段)。この状態で得られる本光増幅器のNFは、約7.4dBとなる(図4下段)。
WDM光の1波長あたりの信号光入力パワーが上限の−0dBm/chに達すると、各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)が30dBとされ、可変光減衰器31の減衰量ATT1が9.4dB、可変光減衰器32の減衰量ATT2が20.6dBに最適化される(図4上段)。これにより、各可変光減衰器31,32の出力レベルが略同じレベルになる(図3上段)。この状態で得られる本光増幅器のNFは、約16.4dBとなる(図4下段)。
なお、上記のようなWDM光の波長数が40波の場合に得られるNFの特性は、上述した先願発明(特願2005−252508号)の光増幅器について、前段および後段の光増幅部の制御を各段で独立したAGCではなく、本実施形態のような光増幅器全体でのAGCとした場合に得られるNFの特性と同様となる。すなわち、WDM光の波長数が多いときには、本発明の1つの特徴である前述したような各可変光減衰器31,32の制御を適用することによるNFの改善効果はそれ程大きくはなく、この後に説明するWDM光の波長数が少ないときに上記NFの改善効果は顕著になる。
次に、WDM光の波長数が2波の場合の制御動作について図5および図6を参照しながら説明する。なお、本実施形態と比較するために、先願発明の光増幅器について、前段および後段の光増幅部の制御を光増幅器全体でのAGCに変更し、各段の可変光減衰器の制御は従前とした場合(以下、先願発明のVOA制御を適用した場合とする)における、上記の図5および図6に対応した各グラフを図7および図8に示しておく。
WDM光の1波長あたりの信号光入力パワーが下限の−30dBm/chであるとき、本光増幅器では、前述した40波の場合と同様にして、各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)が0dB、各可変光減衰器31,32の減衰量ATT1,ATT2が0dB(ただし、挿入損失を除く)とされる。入力ポートINに入力されたWDM光は、図5上段のレベルダイヤに示すように、第1の可変光減衰器31で挿入損失分だけ僅かに減衰された後に、第1の光増幅部10において高い利得で増幅され、さらに、第2の可変光減衰器32で挿入損失分だけ僅かに減衰された後に、第2の光増幅部20で増幅(ここでは負の利得となるため減衰)されて出力ポートOUTから出力される。このような制御状態における本光増幅器のNFは、図6の下段に示すように約4dBとなる。
ここで、上記信号光入力パワーが−30dBm/chのときに本光増幅器で得られるNF(図6下段)と、先願発明のVOA制御を適用した場合に得られるNF(図8下段)とを比較すると、−30dBm/chの入力条件では両者の間に有意な差はまだ生じていない。
WDM光の1波長あたりの信号光入力パワーが−10dBm/chに増大すると、各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)が20dBとされ、可変光減衰器31の減衰量ATT1が0dB、可変光減衰器32の減衰量ATT2が20dBに最適化される(図6上段)。これにより、各可変光減衰器31,32の出力の差分(PVOA1−PVOA2)の絶対値が約12dBまで小さくなり(図5下段)、この状態で得られる本光増幅器のNFは、約4.3dBとなる(図6下段)。一方、先願発明のVOA制御を適用した場合について、信号光入力パワーが−10dBm/chのときに得られるNFは、約4.6dBとなる(図8下段)。したがって、本発明のVOA制御を適用することにより、約0.3dBのNF改善効果が得られている。
WDM光の1波長あたりの信号光入力パワーが−5dBm/chにさらに増大すると、各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)が25dBとされ、可変光減衰器31の減衰量ATT1が0dB、可変光減衰器32の減衰量ATT2が25dBに最適化される(図6上段)。これにより、各可変光減衰器31,32の出力の差分(PVOA1−PVOA2)の絶対値が約3dBまで小さくなり(図5下段)、この状態で得られる本光増幅器のNFは、約5.7dBとなる(図6下段)。一方、先願発明のVOA制御を適用した場合について、信号光入力パワーが−5dBm/chのときに得られるNFは、約9.1dBとなる(図8下段)。したがって、本発明のVOA制御を適用することにより、約3.4dBのNF改善効果が得られている。
WDM光の1波長あたりの信号光入力パワーが上限の−0dBm/chに達すると、各可変光減衰器31,32の減衰量の和(ATT1+ATT2)が30dBとされ、可変光減衰器31の減衰量ATT1が2.9dB、可変光減衰器32の減衰量ATT2が27.1dBに最適化される(図6上段)。これにより、各可変光減衰器31,32の出力の差分(PVOA1−PVOA2)の絶対値が略零(図5下段)、すなわち、各可変光減衰器31,32の出力レベルが略同じレベルになる(図5上段)。この状態で得られる本光増幅器のNFは、約9.9dBとなる(図6下段)。一方、先願発明のVOA制御を適用した場合について、信号光入力パワーが−0dBm/chのときに得られるNFは、約13.6dBとなる(図8下段)。したがって、本発明のVOA制御を適用することにより、約3.7dBのNF改善効果が得られている。
このように本光増幅器によれば、WDM光の波長数が少なく、かつ、1波長あたりの信号光入力パワーが−10dBm/ch以上となる場合にNFの改善効果が顕著になる。よって、WDM光の1波長あたりの信号光入力レベルおよび波長数に関係なく、平坦な出力波長特性と良好なNFを得ることが可能になる。また、先願発明の構成とは異なり、第2の光増幅部20と出力ポートOUTの間に可変光減衰器を配置していないため、第2の光増幅部20に大出力の励起光源を適用しなくてもよくなり、低消費電力で放熱性にも優れた光増幅器を低コストで実現することが可能になる。
なお、上記の実施形態では、第1の光増幅部10をAPC動作させ、第2の光増幅部20をAGC動作させることで光増幅器全体の利得を一定に制御する構成例を示したが、本発明はこれに限らず、例えば、入力モニタおよび出力モニタのモニタ結果を基に算出した利得に応じて、第1の光増幅部10の励起光パワーと第2の光増幅部20の励起光パワーとを予め設定した比率(例えば、3:1など)に従って制御することで、光増幅器全体の利得を一定に制御するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、入力段および段間に可変光減衰器が配置された2段構成の光増幅器について説明したが、3段以上の構成の光増幅器についても上記実施形態と同様にして本発明を適用することが可能である。例えば、第1〜第3の光増幅器を備えた3段構成の光増幅器の場合、入力段と、第1および第2光増幅部の段間と、第2および第3光増幅部の段間とに第1〜第3の可変光減衰器をそれぞれ配置し、光増幅制御部は、光増幅器全体の利得を一定に制御し、光減衰制御部は、第1〜第3の可変光減衰器の減衰量の和が信号光入力パワーに応じた値で一定に保たれることを条件として、各可変光減衰器の出力パワーが可能な限り同じレベルとなるように、各可変光減衰器の減衰量を最適化すればよい。
以上、本明細書で開示した主な発明について以下にまとめる。
(付記1) 波長の異なる複数の信号光を含んだ波長多重光を増幅する光増幅器において、
入力ポートおよび出力ポートと、
前記入力ポートおよび前記出力ポートの間に直列に接続された第1および第2の光増幅部と、
前記入力ポートおよび前記第1の光増幅部の間に配置された第1の可変光減衰器と、
前記第1の光増幅部および前記第2の光増幅部の間に配置された第2の可変光減衰器と、
前記入力ポートに入力される波長多重光のパワーおよび前記出力ポートから出力される波長多重光のパワーをモニタし、該モニタ結果を基に算出した利得が一定となるように前記第1および第2の光増幅部を制御する光増幅制御部と、
前記入力ポートに入力される波長多重光の1波長あたりの信号光入力パワーに応じて前記第1および第2の可変光減衰器の各減衰量の和の値を決定すると共に、前記第1および第2の可変光減衰器からそれぞれ出力される波長多重光の信号光パワーをモニタし、前記決定した各減衰量の和の値を一定に保ちながら、前記第1および第2の可変光減衰器の各出力パワーのモニタ値が同じ値に近づくように、前記第1および第2の可変光減衰器の各減衰量を制御する光減衰制御部と、を備えて構成されたことを特徴とする光増幅器。
(付記2) 付記1に記載の光増幅器であって、
前記第1および第2の光増幅部は、希土類ドープファイバと、該希土類ドープファイバを励起する励起光を発生する励起光源と、該励起光源から出力される励起光を波長多重光と合波して前記希土類ドープファイバに供給する合波器と、をそれぞれ備えたことを特徴とする光増幅器。
(付記3) 付記2に記載の光増幅器であって、
前記光増幅制御部は、前記入力ポートに入力される波長多重光のパワーをモニタする入力モニタと、前記出力ポートから出力される波長多重光のパワーをモニタする出力モニタと、前記第1の光増幅部について、前記希土類ドープファイバに供給される励起光のパワーが一定となるように前記励起光源を制御するAPC回路と、前記第2の光増幅部について、前記入力モニタおよび前記出力モニタのモニタ結果を基に算出した利得が一定となるように前記励起光源を制御するAGC回路と、を備えたことを特徴とする光増幅器。
(付記4) 付記2に記載の光増幅器であって、
前記光増幅制御部は、前記入力ポートに入力される波長多重光のパワーをモニタする入力モニタと、前記出力ポートから出力される波長多重光のパワーをモニタする出力モニタと、前記入力モニタおよび前記出力モニタのモニタ結果を基に算出した利得が一定となるように、前記第1の光増幅部の励起光パワーと前記第2の光増幅部の励起光パワーとを予め設定した比率に従って制御するAGC回路と、を備えたことを特徴とする光増幅器。
(付記5) 付記1に記載の光増幅器であって、
前記光減衰制御部は、前記第1および第2の可変光減衰器からそれぞれ出力される波長多重光の信号光パワーをモニタする可変光減衰器出力モニタと、前記入力ポートに入力される波長多重光の1波長あたりの信号光入力パワーに関する情報が与えられ、当該情報を基に前記第1および第2の可変光減衰器の各減衰量の和の値を決定する減衰量和決定回路と、前記可変光減衰器出力モニタのモニタ結果を基に前記第1および第2の可変光減衰器の出力パワーの差分を算出する可変光減衰器出力差分算出回路と、前記減衰量和決定回路で決定された各減衰量の和の値を一定に保ちながら、前記可変光減衰器出力差分算出回路で算出された差分の絶対値を最も零に近づけることのできる前記第1および第2の可変光減衰器の各減衰量を決定し、該各減衰量に従って前記第1および第2の可変光減衰器を制御する制御信号を出力する減衰量決定回路と、を備えたことを特徴とする光増幅器。
(付記6) 付記1に記載の光増幅器であって、
前記第2の光増幅部および前記出力ポートの間に接続された第3の光増幅部と、
前記第2および第3の光増幅部の間に配置された第3の可変光減衰器と、を備え、
前記光増幅制御部は、前記モニタ結果を基に算出した利得が一定となるように前記第1〜第3の光増幅部を制御し、
前記光減衰制御部は、前記入力ポートに入力される波長多重光の1波長あたりの信号光入力パワーに応じて前記第1〜第3の可変光減衰器の各減衰量の和の値を決定すると共に、前記第1〜第3の可変光減衰器からそれぞれ出力される波長多重光の信号光パワーをモニタし、前記決定した各減衰量の和の値を一定に保ちながら、前記第1〜第3の可変光減衰器の各出力パワーのモニタ値が同じ値に近づくように、前記第1〜第3の可変光減衰器の各減衰量を制御することを特徴とする光増幅器。
(付記7) 付記7に記載の光増幅器であって、
前記第3の光増幅部および前記第3の可変光減衰器を1つのユニットとし、前記第2の光増幅部と前記出力ポートの間に複数の前記ユニットを多段接続したことを特徴とする光増幅器。
本発明の一実施形態によるWDM光増幅器の構成を示すブロック図である。 上記実施形態におけるVOA制御回路の具体的な回路構成の一例を示すブロック図である。 上記実施形態について波長数が40波の場合のレベルダイヤおよびVOA出力差分を示す図である。 上記実施形態について波長数が40波の場合のVOA減衰量およびNFを示す図である。 上記実施形態について波長数が2波の場合のレベルダイヤおよびVOA出力差分を示す図である。 上記実施形態について波長数が2波の場合のVOA減衰量およびNFを示す図である。 先願発明のVOAを適用した光増幅器について波長数が2波の場合のレベルダイヤおよびVOA出力差分を示す図である。 先願発明のVOAを適用した光増幅器について波長数が2波の場合のVOA減衰量およびNFを示す図である。
符号の説明
10…第1の光増幅部
20…第2の光増幅部
11,21…エルビウムドープファイバ(EDF)
12,22…励起光源(LD)
13,23…合波器
31…第1の可変光減衰器(VOA)
32…第2の可変光減衰器(VOA)
40…光増幅制御部
41…APC回路
42,44,51,53…光分岐カプラ
43,45,52,54…光検出器(PD)
46…AGC回路
50…光減衰制御部
55…VOA制御回路
55A…減衰量和決定回路
55B…VOA出力差分算出回路
55C…減衰量決定回路
IN…入力ポート
OUT…出力ポート

Claims (5)

  1. 波長の異なる複数の信号光を含んだ波長多重光を増幅する光増幅器において、
    入力ポートおよび出力ポートと、
    前記入力ポートおよび前記出力ポートの間に直列に接続された第1および第2の光増幅部と、
    前記入力ポートおよび前記第1の光増幅部の間に配置された第1の可変光減衰器と、
    前記第1の光増幅部および前記第2の光増幅部の間に配置された第2の可変光減衰器と、
    前記入力ポートに入力される波長多重光のパワーおよび前記出力ポートから出力される波長多重光のパワーをモニタし、該モニタ結果を基に算出した利得が一定となるように前記第1および第2の光増幅部を制御する光増幅制御部と、
    前記入力ポートに入力される波長多重光の1波長あたりの信号光入力パワーに応じて前記第1および第2の可変光減衰器の各減衰量の和の値を決定すると共に、前記第1および第2の可変光減衰器からそれぞれ出力される波長多重光の信号光パワーをモニタし、前記決定した各減衰量の和の値を一定に保ちながら、前記第1および第2の可変光減衰器の各出力パワーのモニタ値が同じ値に近づくように、前記第1および第2の可変光減衰器の各減衰量を制御する光減衰制御部と、を備えて構成されたことを特徴とする光増幅器。
  2. 請求項1に記載の光増幅器であって、
    前記第1および第2の光増幅部は、希土類ドープファイバと、該希土類ドープファイバを励起する励起光を発生する励起光源と、該励起光源から出力される励起光を波長多重光と合波して前記希土類ドープファイバに供給する合波器と、をそれぞれ備えたことを特徴とする光増幅器。
  3. 請求項2に記載の光増幅器であって、
    前記光増幅制御部は、前記入力ポートに入力される波長多重光のパワーをモニタする入力モニタと、前記出力ポートから出力される波長多重光のパワーをモニタする出力モニタと、前記第1の光増幅部について、前記希土類ドープファイバに供給される励起光のパワーが一定となるように前記励起光源を制御するAPC回路と、前記第2の光増幅部について、前記入力モニタおよび前記出力モニタのモニタ結果を基に算出した利得が一定となるように前記励起光源を制御するAGC回路と、を備えたことを特徴とする光増幅器。
  4. 請求項1に記載の光増幅器であって、
    前記光減衰制御部は、前記第1および第2の可変光減衰器からそれぞれ出力される波長多重光の信号光パワーをモニタする可変光減衰器出力モニタと、前記入力ポートに入力される波長多重光の1波長あたりの信号光入力パワーに関する情報が与えられ、当該情報を基に前記第1および第2の可変光減衰器の各減衰量の和の値を決定する減衰量和決定回路と、前記可変光減衰器出力モニタのモニタ結果を基に前記第1および第2の可変光減衰器の出力パワーの差分を算出する可変光減衰器出力差分算出回路と、前記減衰量和決定回路で決定された各減衰量の和の値を一定に保ちながら、前記可変光減衰器出力差分算出回路で算出された差分の絶対値を最も零に近づけることのできる前記第1および第2の可変光減衰器の各減衰量を決定し、該各減衰量に従って前記第1および第2の可変光減衰器を制御する制御信号を出力する減衰量決定回路と、を備えたことを特徴とする光増幅器。
  5. 請求項1に記載の光増幅器であって、
    前記第2の光増幅部および前記出力ポートの間に接続された第3の光増幅部と、
    前記第2および第3の光増幅部の間に配置された第3の可変光減衰器と、を備え、
    前記光増幅制御部は、前記モニタ結果を基に算出した利得が一定となるように前記第1〜第3の光増幅部を制御し、
    前記光減衰制御部は、前記入力ポートに入力される波長多重光の信号光入力パワーに応じて前記第1〜第3の可変光減衰器の各減衰量の和の値を決定すると共に、前記第1〜第3の可変光減衰器からそれぞれ出力される波長多重光の1波長あたりの信号光パワーをモニタし、前記決定した各減衰量の和の値を一定に保ちながら、前記第1〜第3の可変光減衰器の各出力パワーのモニタ値が同じ値に近づくように、前記第1〜第3の可変光減衰器の各減衰量を制御することを特徴とする光増幅器。
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