JP4929563B2 - リチウムイオン二次電池パックの過充電保護方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池パックの過充電保護方法 Download PDF

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池およびその電池パックに関し、特に、好適な電流遮断機構と復帰型安全素子により過充電時の電池を保護する方法および装置に関する。
近年、AV機器やパソコン等、電子機器のコードレス化やポータブル化に伴って、非水電解質を備える高エネルギー密度のリチウムイオン二次電池やアルカリ電解質を備えるアルカリ蓄電池などの小型二次電池が多く採用されている。これら機器の高性能化、高機能化が進むのに伴い、高容量かつ安全な電池が望まれている。
リチウムイオン二次電池やリチウムポリマー電池などの非水系二次電池の場合、電解液に有機溶媒を使用していることもあり、充電器の故障などにより過充電状態になって電池の温度が上昇するのを温度ヒューズ、サーモスタット、Positive Temperture Coefficient(PTC)素子などの温度保護素子を使用して、ある一定温度以下に制限させている。
または封口板内に電池の内圧を検出して電流を遮断させる電流遮断機構を設けある一定温度以下に制限させている。
温度ヒューズは一度異常充電され所定の温度まで上昇すると非復帰となるため、このような異常状態を経験した電池が再び使用されないようにするメリットがある。しかしながら高温下での保存、わずかな外部短絡による誤作動の懸念がある。
PTC素子は復帰型のため温度ヒューズのような誤作動の心配はないが、逆に一般的な充電電流値、例えば、1時間で電池の設計容量に達する電流値(1C)程度の充電電流での過充電において、所定の温度でトリップしても100mA程度の電流が流れ続け、より電池として危険な高電圧状態となってしまう。また20Vのような高電圧での連続充電によりPTC素子が故障する懸念がある。
また、このPTC素子は、耐圧を超えてショートモードになるような電圧に対しては、ヒューズでバックアップすることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
従来から封口板の電流遮断機構と復帰型安全素子であるPTC素子の組合せはあるが、1C程度の充電電流での過充電時に作動するのは電流遮断機構であり、PTC素子は、もっぱら短絡などでの過大な電流が電池に流れるのを防止するもので、過充電時には作動しにくい設計となっている。
特開2002−150918号公報
しかしながら近年、電池の安全性を高めるために電池のガス発生を少なくする開発が進んでいる。例えば、より安定な溶媒であるγブチロラクトン(GBL)などの電解液からなる電池では、GBLの特性上、過充電状態でのガス発生が少なく、前述の電流遮断機構で過充電を止めるのは難しい。
本発明はこれらの課題を解決するもので、過充電でのガス発生が少ない電池であっても復帰型安全素子であるPTC素子またはサーモスタットの作動温度と電流遮断機構作動圧を最適化することで安くて信頼性の高い非復帰型素子を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は電池の内圧上昇時に破断する安全弁膜を備えた非復帰の電流遮断機構を有しているリチウムイオン二次電池と、この電池表面に密着させる形で取付けられている電池の温度上昇時にトリップして電流を減衰させる復帰型安全素子とからなるリチウムイオン二次電池パックの過充電保護方法であって、過充電時に、まず、前記復帰型安全素子が作動して電流値を減衰させ、さらに減衰した電流で充電を続けることで電池内圧を上昇させて前記電流遮断機構を作動させて過充電による発火を防止するものである。
以上の述べたように、本発明は過充電において、復帰型安全素子であるPTC素子またはサーモスタットが作動して電流を減衰させた後、封口板に内蔵された電流遮断機構を作動させることで、温度ヒューズのような非復帰型の課題であった高温保存での誤作動、わずかな外部短絡によって作動し使用できなくなるようなことを防止することが可能で、信頼性の高いリチウムイオン二次電池及びその電池パックを提供することができる。
以下、図を用いて本発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1において、1は扁平な角形の電池パックで、リチウムイオン二次電池からなる電池2を備えている。そして、電池2の一端部が端子ユニット13にて覆われている。この端子ユニット13は、絶縁性樹脂から成る絶縁カバーと第1の外部接続端子15と第2の外部接続端子16とがインサート成形により一体化されている構成である。第1の外部接続端子15は断面形状が略門型で、その両側の接続脚部17が電池ケース3の一端部外面に重なるように端子ユニット13から下方に延出されている。また、端子ユニット13の端面には第1と第2の外部接続端子15、16を外部に露出させる窓部19が開口されている。そして、第1の外部接続端子15の接続脚部17は電池ケース3の外面に溶接24にて接続されている。
以下、ここで、好ましい実施の形態を、図1の電池パックを基に説明する。
図2は、図1のA−A断面図で、封口板内に復帰型安全素子と電流遮断機構を有する過
充電保護機能を備えた角形電池と、この電池を用いた電池パックである。
図2において、電池2は、電池ケース3内に正極板と負極板とをセパレータを介して積層した極板群と電解液からなる発電要素4を収容して構成されている。電池ケース3の一端開口は、突起部5を備えたキャップ6を有する封口板7にて絶縁ガスケット8を介して封口されており、キャップ6が一方の極性の接続電極、電池ケース3が他方の極性の接続電極を構成している。封口板7は、フィルタ9内にインナーガスケット10を介して安全弁機構11と復帰型安全素子12とキャップ6を収容配置して構成され、フィルタ9が発電要素4に接続され、フィルタ9とキャップ6が安全弁機構11と復帰型安全素子12を介して接続されている。
また、端子ユニット13の下面外周部には環状突部(図示せず)が突設されて内部にリード板22を収容配置する収容空間が形成されている。環状突部と電池ケース3の開口端のかしめ部との間には、弾性体23を介在させている。弾性体23としては、耐電解液性を有する発泡ポリエチレンやブチルゴムなどが好適に用いられる。
図1でも述べたように、第1の外部接続端子15の接続脚部17は電池ケース3の外面に溶接24にて接続されている。この接続脚部17と電池ケース3の溶接24は、図2に示すように、電池ケース3の一端部の補強板27の配置位置に配置されている。また、第2の外部接続端子16とリード板22の一端が溶接(図示せず)にて接続され、リード板22の他端が封口板のキャップ6の突起部5に溶接25bにて接続されている。
これに対して、図3は図1のA−A断面図で、封口板内に電流遮断機構を有しているリチウムイオン二次電池と、この電池表面に密着させる形で取付けられている電池の温度上昇時にトリップして電流を減衰させる復帰型安全素子とからなるリチウムイオン二次電池パックである。
これに対し、図3において、電池内部にはステンレス製のスペーサ14を設け、復帰型安全素子を設けない代わりに、第1リード板22aと第2リード板22bの間に復帰型安全素子26を介装して構成され、所定温度以上になるとリード板22の抵抗が急激に高くなって電流を遮断する機能を有しているリード板22を、電池表面に密着させる形で取付けられている。
このように封口板の電流遮断機構と封口板内もしくは電池表面の外側に密着させる形で取付けた復帰型安全素子であるPTC素子またはサーモスタットからなる復帰型素子は、非復帰型素子である温度ヒューズの課題であった高温保存での誤作動、わずかな外部短絡によって作動し使用できなくなるようなことを防止することが可能である。
またPTC素子やサーモスタットは、1ItA電流での過充電で動作した後も、PTC素子の場合は100mA程度の電流が流れ続け、サーモスタットでは動作後電池温度が低下すると復帰して再充電され、より電池として危険な高電圧状態となってしまうといった課題がある。
このような課題を改善すべくサーモスタットとPTC素子を組合せ、PTC素子の発熱を利用して充電中はサーモスタットが復帰しないようにした保持機能付サーモスタットが開発されているが、当然のことながらPTC素子とサーモスタットを使用しており高価な部品となっている。また小型化が難しいといった課題を有している。
本発明の場合、PTC素子と封口板内に組み込まれた2枚の溶接された金属箔からなる電流遮断機構であり、バイメタルを用いたサーモスタットと比較した場合、格段に安い材料で製造することが可能である。
またGBLのような過充電状態でのガス発生が少ない溶媒を主成分とする電解液を使用した場合、従来のような最初に電流遮断機構で過充電をとめる方式では、SOC=140%〜180%での内部圧力が重要であり、遮断のタイミングが遅れると発火に到る可能性があった。そのため遮断圧を非常に低く設計し、さらに高い精度が求められ、ものづくりが難しい。
本発明の場合、最初にPTC素子を作動させて電流を減衰させて電池の温度上昇を抑制させた後、減衰した電流で過充電を続けることで電解液を分解し、ガス発生させるため、遮断のタイミングは従来ほど重要でない。従って過充電でのガス発生量の少ない電池に適している。
従って、復帰型安全素子であるPTC素子またはサーモスタットの作動温度は、電池の熱暴走開始温度に至らない温度であり、異常充電時の電池表面の最高温度(火傷の懸念)を鑑みて100℃以下が、また高温での放電特性から70℃以上が望ましい。
また、電流遮断機構は、高温保存での誤作動、生産性から0.4MPa以上が、また過充電での確実な作動から1.6MPa以下が望ましい。
以下に本発明の実施例および参考例について角形リチウムイオン二次電池を用いたパックを用いて詳細に説明する。
正極板には、正極活物質としてコバルト酸リチウムを用い、これに導電性付与剤としてアセチレンブラック、結着剤としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、増粘剤としてCMCを混合し、水を分散媒としてスラリー状の正極用合剤を作製した。集電体にはアルミニウム箔を用い、上記正極用合剤を塗布して正極板用シートを作製、乾燥後、所定の厚さに圧延成形し、正極板を作製した。上記極板には目的に応じてタブ式リードを超音波で溶接した。
負極板には、活物質として黒鉛化メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、結着剤としてスチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、増粘剤としてCMCを混合し、水を分散媒としてスラリー状の負極用合剤を作製した。集電体として銅箔を用い、上記集電体の両面に負極用合剤を塗布して負極板用シートを作製した。つぎに上記負極板用シートを乾燥し、所定の厚さに圧延し、所定の寸法に裁断して負極板を作製した。上記負極板の一部にはニッケル製のタブ式リードを超音波で溶着した。
上記の正極板と負極板を、ポリエチレンの微多孔膜であるセパレータを介して巻回して極板群を作製した。
上記極板群をケースに挿入し、非水電解液を注入した。電解液にはエチレンカーボネートとγブチロラクトン(GBL)とを体積比で2:3の割合で混合した溶媒に六フッ化燐酸リチウム1.0mol/lを溶解させた非水電解質溶液を用いた。正極のタブ式リードはケースの内壁に導接した。負極のタブ式リードは封口板の端子部に接続し、封口板を用いて封口し、活性化充放電を数サイクル実施し、電池容量850mAhの角形リチウムイオン二次電池を作製した。
封口板には、充電電流850mA(1ItA(It:時間、A:電流))の場合、それぞれ60℃、70℃、80℃、100℃、 110℃で作動するPTC素子と1.0MPaの電池内圧を検知して電流を遮断する機能を備えたものを用いて作製した電池を、それぞれ比較例1、参考例1、 参考例2、参考例3、比較例2の電池とする。
そして、封口板に、充電電流1ItAの場合、80℃で作動するPTC素子のみを備えた以外は上記と同様にして、比較例3の電池とする。
これら参考例1〜参考例3、比較例1〜比較例3の角形リチウムイオン電池各10セルを用いて、連続過充電試験と高温保存試験を行なった結果を表1に示す。
なお、連続過充電試験は、3.0Vの終止電圧まで0.85A(1.0ItA)の定電流で残存放電した後、充電電圧20V、充電電流0.85A(1ItA相当)で連続過充電試験を120時間行ったときの発火の有無を確認した。
また、高温保存試験は、3.0Vの終止電圧まで0.85A(1.0ItA)の定電流で残存放電した後、電池電圧が4.2Vに達するまでは1400mA(0.7ItA)の定電流充電を行い、その後、電流値が減衰して100mA(0.05ItA)になるまで充電した満充電の電池を、電池を60℃の環境下で20日間保存したときの電流遮断機構の誤動作の有無を確認した。

表1より明らかなように、参考例の電池は、PTC素子が作動して充電電流は0.1Aまで減衰し、その状態での過充電が続き、24h時間〜30時間後には電池内圧が上昇して電流遮断機構が作動して充電できない状態となった。つまり過充電のような異常な状態となった場合でも、非復帰となり電池としてそれ以上使用されることを防止できることがわかった。
一方、比較例1の場合、60℃で高温保存すると、PTC素子が誤動作して、放電できない不具合が発生した。また、比較例2の場合、PTCの作動温度が110℃と高く、電池の熱暴走領域まで温度が上昇して、発火に至るものが発生した。
また、比較例3の場合、参考例2と同様にPTC素子が80℃で作動して充電電流は0.1Aまで減衰し、その状態での充電が続き、5日後に突然充電電流値が0.85Aまで復帰し、その後発火に到った。電流値が0.85Aに復帰したのはおそらく20Vでの長時間の充電によりPTC素子の耐電圧が限界に達し、破壊したものと推定される。このようにPTC素子のみの場合、20Vのような高電圧、長時間充電でPTC素子が故障し、発火に至る場合がある。
次に、封口板に、充電電流1ItAの場合、80℃で作動するPTC素子と、それぞれ0.2MPa、0.4MPa、1.6MPa、2.0MPaの電池内圧を検知して電流を遮断する機能を備えたものを用いて作製した電池を、それぞれ比較例4、参考例4、参考例5、比較例5の電池とする。
これら参考例4〜参考例5、比較例4〜比較例5の角形リチウムイオン電池を用いて、連続過充電試験と、高温保存試験を行なった結果を表2に示す。

表2より明らかなように、参考例の電池は、PTC素子が作動して充電電流は0.1Aまで減衰し、その状態での過充電が続き、24h時間〜30時間後には電池内圧が上昇して電流遮断機構が作動して充電できない状態となった。つまり過充電のような異常な状態となった場合でも、非復帰となり電池としてそれ以上使用されることを防止できることがわかった。
一方、比較例4の場合、60℃で高温保存すると、電池内圧が0.2MPaに達するものがあり、電流遮断機構が誤動作して、電池として機能しなくなる不具合が発生した。また、比較例5の場合、電流遮断機構が作動する電池内圧に達しないので、充電電流が流れ続け、局部的な正負極間の短絡により、発火に至るものが発生した。
さらに、PTC素子を電池パック内に取付けた実施例を説明する。図3において、正極板、負極板、セパレータを上記と同様の方法で極板群とし、ケースに挿入し、電解液を注入した。封口板には、1.0MPaの電池内圧を検知して電流を遮断する電流遮断機構のみを装備したものを使用した以外は参考例2と同様な方法で角形リチウムイオン電池を作製した。
この電池表面の外側に、80℃で作動するPTC素子を密着させる形で取付けてパックとした電池パックを実施例6の電池パック、110℃で作動するPTC素子を取付けた電池パックを比較例6の電池パックとする。
これらの電池パックを上記と同様な方法で連続過充電試験、高温保存試験を行なった結果を表3に示す。

電池内部の封口板に1.0MPaの電池内圧を検知して電流を遮断する電流遮断機構と、電池表面の外側に密着させて80℃で作動するPTC素子を取付けた実施例6の電池パックの場合、表1に示す封口板に、80℃で作動するPTC素子と、1.0MPaの電池内圧を検知して電流を遮断する機能を備えた参考例2と同様に、PTC素子が作動して充電電流は0.1Aまで減衰し、その状態での過充電が続き、24h時間〜26時間後には電池内圧が上昇して電流遮断機構が作動して充電できない状態となった。
電池内部の封口板に1.0MPaの電池内圧を検知して電流を遮断する電流遮断機構と、電池表面の外側に密着させて110℃で作動するPTC素子を取付けた比較例6の電池パックの場合、PTCの作動温度が110℃と高く、電池の熱暴走領域まで温度が上昇して、発火に至るものが発生した。
つまり本発明はPTC素子を電池表面の外側に密着させる構造でも同様な効果を発揮できることがわかり、PTCの代わりにサーモスタットを用いても同様の結果が得られる。
以上、本発明は過充電において、復帰型安全素子であるPTC素子またはサーモスタットが作動して電流を減衰させた後、封口板に内蔵された電流遮断機構を作動させることで、温度ヒューズのような非復帰型の課題であった高温保存での誤作動、わずかな外部短絡によって作動し使用できなくなるようなことを防止することが可能で、信頼性の高いリチウムイオン二次電池及びその電池パックを提供することができる。
本発明のリチウムイオン二次電池およびその電池パックは、安全性の優れたポータブル用電源等として有用である。
本発明の一実施形態の電池パックを示した斜視図 参考例の電池の図1のA−A矢視概略縦断面図 本発明の電池パックの図1のA−A矢視概略縦断面図
符号の説明
1 電池パック
2 電池
3 電池ケース(接続電極)
5 キャップの突起部(接続電極)
6 キャップ
13 端子ユニット
15 第1の外部接続端子
16 第2の外部接続端子
17 接続脚部
22 リード板
23 弾性体
24 溶接
26 復帰型安全素子
27 補強板

Claims (1)

  1. 電池の内圧上昇時に破断する安全弁膜を備えた非復帰の電流遮断機構を有しているリチウムイオン二次電池と、この電池表面に密着させる形で取付けられている電池の温度上昇時にトリップして電流を減衰させる復帰型安全素子とからなるリチウムイオン二次電池パックの過充電保護方法であって、
    過充電時に、まず、前記復帰型安全素子が作動して電流値を減衰させ、さらに減衰した電流で充電を続けることで電池内圧を上昇させて前記電流遮断機構を作動させて過充電による発火を防止するリチウムイオン二次電池パックの過充電保護方法。
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