JP4929097B2 - ガスタービン翼 - Google Patents

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Description

本発明は内部冷却構造を有するガスタービン翼に関する。
近年、熱効率向上のためにガスタービンの作動ガスは高温化する傾向にあり、それにはガスタービン翼の冷却性能の向上が重要な課題である。例えば、内部に冷却構造を有するガスタービン翼では、翼内部に冷却空気を流通させて冷却空気との熱交換によりガスタービン翼を冷却するが、翼後縁部では冷却空気の通路高さが十分に確保できない。そこで、翼内部の後縁側ではピンフィン冷却構造を採用し、背側と腹側の被冷却面(翼の内壁面)の間にピンフィンを設けることが多い。ピンフィン冷却構造は、応力や振動に対する強度の確保の面でも効果的である。しかし、一般にピンフィン冷却は圧力損失の割に冷却効率が低いという憾みがある。
ピンフィン冷却構造の冷却性能を強化する技術としては、例えばピンフィンを備えた冷却通路に凹部(ディンプル)を設置し付加的な渦動により冷却性能の向上を狙ったものがある(特許文献1等参照)。
特開2005−147132号公報
通常、ガスタービン翼は圧縮機から抽気された空気で冷却されるため、冷却空気量の増加はガスタービン全体の熱効率を低下させる。また、一般に冷却効率の高い冷却構造は傾向として圧力損失が大きくなるが、ガスタービン翼内の冷却空気の流れは圧縮機抽気とタービン主流の圧力差によるため、冷却構造の圧力損失が過剰に大きくなると、冷却に要する空気流量をガスタービン翼へ供給することができなくなる。よって、ガスタービン翼の健全性を維持しながらガスタービンの熱効率を向上させるためには、少ない冷却空気量で十分な熱交換性能を発揮する必要がある。熱交換性能Kは、Nu:ヌセルト数、f:圧力損失係数としたとき、K=Nu/f1/3で表される。
しかしながら、前出の特許文献1に記載された技術等に見られる凹部による冷却促進を翼後縁のような薄肉部分に適用すると次のような問題が懸念される。
1つ目は、翼の内壁に凹部を設けることで翼壁が薄くなることから、翼壁の厚さ方向の温度勾配が大きくなり、熱応力の増大により健全性が低下することである。
2つ目は加工性に関することである。具体的には、翼後縁は空力性能の向上のために薄肉化されているから、強度上必要とされる翼壁の厚さと実際の翼壁の厚さの差(設計マージン)を多く採ることが難しい。一般にピンフィン通路は中子を用いた精密鋳造によって製作されるが、中子の位置決め精度は先の設計マージンにも左右されるため、翼壁に凹部を設けてさらに薄い部分を作るとより高い位置決め精度が要求され、翼製造時の歩留まりの低下を招く。
本発明は上記に鑑みなされたもので、ピンフィン冷却構造の圧力損失を抑えつつ冷却性能を向上させることができるガスタービン翼を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、ピンフィン冷却通路において、被冷却面と接する底面の頂角を上流側に向け、被冷却面から離れた頂点が冷却空気上流側へ偏っている三角錐状の渦発生体をピンフィンの上流側に配置する。
本発明によれば、ピンフィン冷却構造の圧力損失を抑えつつ冷却性能を向上させることができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明のガスタービン翼の第1の実施の形態の周方向断面図、図2はその径方向断面図である。図1の周方向断面図はガスタービンのロータと同心の円筒面で切断した断面を表しており、図2の径方向断面図はロータの回転中心を通り径方向に延びる面で切断した断面を表している。
ガスタービンは、圧縮機で圧縮された圧縮空気を燃焼器にて燃料とともに燃焼し、その燃焼ガスをタービンに導いてタービンの回転動力を得る。本発明は高温の燃焼ガスに晒されるタービンの静翼又は動翼に適用される。図1及び図2に示したガスタービン翼1は、本発明をタービン初段静翼に適用した冷却翼を例示している。ガスタービン翼1に供給される冷却媒体には、燃焼用の圧縮空気を生成する先の圧縮機から抽気した圧縮空気を利用することとするが、場合によっては系外に別途設けた圧縮機からの圧縮空気や空気以外のアンモニア等の冷媒を利用することもできる。
図示したように、ガスタービン翼1は中空構造となっており、内部空間は隔壁2によって前縁側の空洞部(前室)と後縁側の空洞部(後室)の2室に分けられている。隔壁2には連通孔7が設けられており、前室と後室は連通孔7を介して接続している。前室と後室の内側には、インピンジ冷却用の前側コアプラグ3と後側コアプラグ4がそれぞれ挿入されている。これらコアプラグ3,4にはインピンジ孔28(図1参照)が穿設されている。コアプラグ3,4には、矢印9(図2参照)で示すように、翼根部側(図2中の上側)に設けた空気流入口5を経由して圧縮機から抽気された冷却空気が導かれる。コアプラグ3,4内の冷却空気は、それぞれインピンジ孔28から高速噴流となって噴き出し、ガスタービン翼1の互いに対向する内壁面、すなわち腹側被冷却面6bと背側被冷却面6aを衝突冷却する。
衝突冷却に使われた冷却空気のうち、一部は翼前縁部や腹側部分に設けたフィルム孔8(図1参照)からフィルム冷却空気としてガスパスに放出され、残りは後室の翼後縁側に設けたピンフィン通路10を通りガスタービン翼1の最後縁部からガスパスに放出される。ピンフィン通路10には、腹側冷却面6bから背側冷却面6aに渡された円柱状のピンフィン11が複数設けられている。最後縁部から放出される冷却空気は、矢印27に示したようにピンフィン通路10を流通し、ピンフィン11を冷却する。ピンフィン11は、ピンフィン通路10内の冷却空気の流通方向(本例ではコード方向、すなわち図2中の左から右向き)に直交する向き(本例ではスパン方向、すなわちタービン径方向)に並べられている。そして、このスパン方向に並んだピンフィン11の列がコード方向に複数列設置され、なおかつコード方向に隣接する列同士のピンフィン11がスパン方向に半ピッチずれた状態で配列されており、全体としてピンフィン11は周方向から見て千鳥状に配列されている(図2参照)。
なお、本実施の形態では翼後縁の冷却にのみピンフィン冷却を採用した場合を例に挙げているが、ピンフィンの設置場所を限定する趣旨ではなく、例えば動翼の内部冷却で一般に用いられるサーペンタイン冷却空気通路内に設置されることもある。また、各ピンフィン11の直径が等しい場合を図示しているが、これもピンフィン11の形状を限定する趣旨ではない。配置についても千鳥状の配置である必要は必ずしもない。
図3はピンフィン通路10付近を拡大して表す径方向断面図である。
ガスタービン翼1は空力性能の観点から最後縁部に近付くほど翼厚さが薄くなっているため、ピンフィン通路10の通路高さも後縁側ほど低くなる。本実施の形態では、ピンフィン通路10の腹側被冷却面6bと背側被冷却面6aに三角錐状の渦発生体14が突設されている。
図4はピンフィン通路10の俯瞰図、図5は平面図である。
図4及び図5に示すように、個々の渦発生体14は、対応付けられたピンフィン11の被冷却面との接面の中心(ピンフィン11の軸心)を原点Oとし、原点Oから冷却空気の流れ方向にx軸をとった場合、x軸の延長線上に位置し、対応付けられたピンフィン11に対して冷却空気の流れ方向の直上流位置に配置されている。また渦発生体14は、冷却空気の流れ方向の直下流側に位置する対応のピンフィン11の前列(冷却空気の流れ方向上流側に隣接する列)のピンフィン11に対してx軸方向に沿った占有面積(y軸方向から見た投影面積)が重ならないように、ピンフィン11の列間に設置されている。つまり、冷却空気の流れ方向と直交する方向から見た場合、ピンフィン11と渦発生体14の投影面積が重複しない配列としてあり、渦発生体14の設置によりピンフィン通路10の最小断面積が小さくならないように構成されている。
図6(a)は渦発生体14の俯瞰図、図6(b)は三面図である。
ここでは、渦発生体14の各部について説明する。
まず、三角錐状の渦発生体14の被冷却面6a又は6bと接する面15を底面とする。この底面15は概略二等辺三角形に形成されている。底面15の頂角(両斜辺24の挟角)に対向する(底角に挟まれた)辺を底辺17とする。この底辺17は対応のピンフィン11の冷却空気流れ方向の直上流位置にあり、底面15の頂角は冷却空気の流れ方向の上流側を向いている。また、渦発生体14の被冷却面(言い換えれば底面15)から離間した頂点16は、底面15の重心よりも冷却媒体の流れ方向の上流側に偏った形状をしており、本実施の形態では、底面15の頂角と頂点16を含む両側面32がほぼ直角三角形に形成されている。頂点16が渦発生体14の最高部である。側面32の3つの角のうち、底面15の頂角に接する角がほぼ直角になっている。また、両側面32の間の面は、頂点16から冷却空気の流れ方向に向かうにつれて被冷却面に向かって(底辺17に向かって)直線的に下る斜面33になっている。この斜面33も概略二等辺三角形に形成されており、その頂角19が頂点16に接している。斜面33と被冷却面(言い換えれば底面15)とがなす角を迎え角18とする。
本実施の形態では、薄発生体14の設置により、ピンフィン通路10にピンフィン11のみを設置した場合に比べ、ピンフィン通路10の圧力損失の増加を抑えつつ被冷却面16a,16bの冷却効率を向上させることができる。また、作動ガス(燃焼ガス)の高温化により冷却空気と作動ガスの温度差が大きくなると、翼後縁の腹側と背側での温度差が大きくなる。それに伴い翼後縁には過大な熱応力が発生する恐れがあるが、本実施の形態によってガスタービン翼の腹側と背側で生じる温度差を低減し熱応力を緩和することもできる。次にその原理について説明する。
図7は渦発生体14の周囲の冷却空気の流れを表すモデル図である。
まず、熱伝達率の向上には、冷却空気の流れに被冷却面に垂直な速度成分を与えて熱の輸送を活発にすることが有利である。渦発生体14は、側面32に沿って左右に偏向する流れと、斜面33に沿って被冷却面に向かう下向きの速度成分を持つ流れを作り出す。この2つの流れの境界面にて剪断作用によって縦渦21が作り出される。渦発生体14の両側で発生する縦渦21は互いに逆回転し、縦渦21,21の間では被冷却面に向かう下降流22が、縦渦21の外側(両縦渦21,21の互いに遠い側)では上昇流23が誘起される。こうした流れ22,23の発生により、ピンフィン通路10の中央部付近にある被冷却面近傍の流体よりも低温の流体が被冷却面近傍に移動し、ピンフィン11や被冷却面6a,6bの冷却性能が向上する。さらに、縦渦21は冷却空気を被冷却面に押し付け、押し付けた冷却空気を被冷却面に沿って下流へ移動させるように作用するので、被冷却面6a,6bの広範囲に渡って冷却性能の向上が期待できる。ピンフィン11は単独でも冷却空気に縦渦を発生させる作用があるが、渦発生体14をピンフィン11の上流側に設置することにより、渦発生体14の作り出す縦渦とピンフィン11の近傍の流れが干渉し縦渦の効果が強められる。
また、冷却空気の流れの圧力損失は、被冷却面との摩擦による摩擦損失と局所損失とに大別される。ここで言う局所損失とは、被冷却面からの流れの剥離により生じる圧力損失を意味する。局所損失は摩擦損失に比べ大きくなり易く、流れ場に剥離領域が現れると圧力損失が急激に増加する。渦発生体14は冷却空気の流れ方向に垂直な面を持たず、渦発生体14の近傍において流れの剥離が起こり難い。そのため、圧力損失の増加が抑制される。さらに、渦発生体14の両側に発生した2つの縦渦21は、互いに干渉し被冷却面に押し付け合うので、対向側の被冷却面近傍の流れに与える影響は少ない。したがって、被冷却面6a,6bにそれぞれ設ける渦発生体14の形状や数を変えれば、被冷却面6a,6bの冷却効率をそれぞれ調整することができ、被冷却面6a,6bの冷却効率に差をつけ、ガスタービン翼の腹側と背側で生じる温度差を調整し熱応力を緩和することもできる。
また、ピンフィン通路10内の上流部分には助走区間(一般にピンフィン通路10のうちの上流から1〜4列目のピンフィンが設置されたあたりの領域を言う)と呼ばれる低熱伝達率の領域がある。この助走領域は、冷却空気の流れがピンフィン通路10に流入して十分に乱れるのに要する区間であり、冷却空気が乱流化しつつある領域である。渦発生体14は乱流促進の効果があるので、渦発生体14の設置により助走区間が短縮され、十分に乱流化された領域を広く確保することができ、冷却性能をさらに向上させることができる。
なお、渦発生体14の迎え角18を大きくすると縦渦21の作用は強くなり、頂角19を大きく、底辺17を長くすると2つの縦渦21の間隔が広がる。迎え角18、頂角19のいずれも大きい方が冷却性能の向上が期待されるが、これらの値の組み合わせによっては渦発生体14の近傍で流れが剥離し、渦の生成が妨げられるとともに圧力損失の増大が懸念される。
そこで、本願発明者等は、渦発生体14による伝熱促進効果をモデル試験により検討した。モデル試験ではピンフィン11が千鳥状に配置されたピンフィン通路10において、対向する2面の被冷却面のうちの片側にのみ渦発生体14を設置した。渦発生体14の高さ26(図6(b)参照)はピンフィン通路10の高さ(ピンフィン11の高さ)の約半分に設定し、表1のように形状の異なる渦発生体A〜Dについて、ピンフィン通路10での圧力損失係数、ヌセルト数を測定した。ピンフィン11の配置、すなわちピッチ29,30のとり方は図5と同じ態様とした。また、ピンフィン11及び対応の渦発生体14の間の冷却空気の流れ方向(x軸方向)にとった距離31は、隣り合うピンフィン11の列の間の距離(ピンフィンのx軸方向ピッチ)29の半分以下に設定されている。
Figure 0004929097
図8〜図12はモデル試験の試験結果を表したグラフである。図8〜図12とも、横軸にピンフィン径に基づくレイノルズ数をとっている。
図8及び図9は、渦発生体設置時のヌセルト数と非設置時(ピンフィンのみ)のヌセルト数の比を縦軸に採ったもので、ピンフィン11の直上流側に渦発生体14を設置したときの結果である。図8は渦発生体14を設置した被冷却面上のヌセルト数、図9はその対向面(渦発生体非設置面)上のヌセルト数をそれぞれ示している。これら図8及び図9のグラフでは、同じ横軸の値で縦軸の値が大きいほど冷却性能が高いことを意味する。
図10は渦発生体設置時と非設置時の圧力損失係数の比を縦軸に採ったもので、ピンフィン11の直上流側に渦発生体14を設置したときの結果である。図10のグラフでは、同じ横軸の値で縦軸の値が小さいほど圧力損失が小さく望ましい構造であることを意味する。
図11及び図12は渦発生体設置時の熱交換性能と非設置時の熱交換性能の比を縦軸に採ったもので、図11はピンフィン11の斜め上流側に渦発生体を設置した場合、図12はピンフィン11の直上流側に設置した場合の結果である。これら図11及び図12のグラフでは縦軸の値が大きいほど冷却性能が良いことを意味する。次に表1に示した渦発生体記号(A,B,C,D)に対する各試験結果について考察する。
<熱交換性能>
まず、渦発生体14と熱交換性能の関係を検討する。図12に示すようにピンフィン11の直上流側に渦発生体14を設置した場合、ガスタービン定格運転時の条件に相当するレイノルズ数5.0×10〜7.0×10の間の値を見ると、モデルBの熱交換性能に約7%の向上が見られた。モデルCでは約4%、モデルA,Dでは2%の熱交換性能の向上が見られた。
それに対し、ピンフィン11の斜め上流側に渦発生体14を設置した場合、図11に示されているように、各モデルとも熱交換性能の多少の向上は見られるものの、向上幅は最大で2%程度に留まっている。
このようにピンフィン11の上流側に渦発生体14を設置することにより熱交換性能が向上し、特に渦発生体14をピンフィン11の直上流側に設置した場合に高い効果が確認された。
<冷却性能>
次に、渦発生体14の形状と冷却性能の関係について検討する。図8は設置した渦発生体14の形状によるヌセルト数の増加を表している。図8はピンフィンの直上流側に渦発生体を設置した場合の結果であるが、モデルAで12%、モデルBで7〜8%ほどヌセルト数が向上している。渦発生体14の迎え角18が小さく、かつ頂角19が大きいものほどヌセルト数の向上効果が大きくなる。また、頂角40°のモデルC,Dではヌセルト数の向上効果が十分に認められないため、渦発生体14の頂角が40°未満では効果が期待できない。したがって、頂角は40°以上であることが望ましい。
<圧力損失>
図10に示す圧力損失係数は、レイノルズ数5.0×10〜7.0×10の領域で、モデルAの圧力損失係数が25%増加しており、他のモデルB〜Dに対し圧力損失係数の増加が顕著である。モデルAではヌセルト数が12%向上したにも関わらず、圧力損失の増加のために熱交換性能の向上は2%程度に止まった(図12参照)。一方、他のモデルB〜Dについては設置/非設置で圧力損失係数の大きな変化が見られず、非設置の場合に対して3%程度の増加に抑えられている。
以上の通り、モデルA〜Dを比較する限りにおいては、頂角19は40°以上であることが望ましい。その一方で、渦発生体14の頂角19は80°以上、迎え角18は15°以下の条件で圧力損失係数が急増する結果となった。頂角19が80°で迎え角18が15°の場合、ピンフィン通路10の通路高さをh(渦発生体14の高さが約h/2)とすると、渦発生体14を上流から見た投影断面積は約0.8hとなる。モデルの上流からの投影面積の増加とともにヌセルト数と圧力損失係数は増加するが、0.8h付近を境に圧力損失係数の増加がヌセルト数の増加を上回り、熱交換性能が悪くなると考えられるので、モデルの上流からの投影面積が0.8h以下となるようにすることが望ましい。以上の結果、渦発生体14は、頂角19が40°以上、迎え角18が15°以上、上流からの投影断面積が0.8h以下の条件を満たす形状とすることが望ましい。
なお、渦発生体14は鋳造等によってガスタービン翼1と一体成形されるが、意図せずして角部に丸みを帯びたり被冷却面との接触部に段差が生じたりすることがある。本願明細書に言う渦発生体14の概略三角錐形状とは、こうした製造誤差等に起因する形状のバラツキは許容され、発明の範疇に含まれる。さらに、意図的に角部を面取り加工したり斜面33や側面32等を曲面に変更したりすることも考えられる。
また、ガスタービン翼の熱応力の抑制や冷却空気量の削減のためには翼表面温度を一様に保つことが望ましい。しかし、ガスタービン翼の各部が晒される作動ガス(燃焼ガス)や冷却空気の熱的状態は異なるので、温度一様化のためには両者の熱的条件に合わせて冷却構造の配置・種類を変化させなければならない。この場合、渦発生体14の形状パラメータをコード方向位置やスパン方向位置によって変化させることでメタル温度の均一化を図ることができる。具体的には、熱伝達率の低いピンフィン通路入口側や、熱負荷の高い翼スパン方向中央部付近で縦渦が強くなるよう、渦発生体の高さ26、頂角19、迎え角18の大きさを変えることが挙げられる。
<第2の実施の形態>
図13(a)は本発明のガスタービン翼の第2の実施の形態の径方向断面図、図13(b)は図13(a)の矢印XIIIb方向から見た部分破断図である。図13(a)の図示は図3に対応している。図13(b)では破線が背側被冷却面6aに接する構造物(本例ではピンフィン11のみ)、実線が腹側被冷却面6bに接する構造物(本例ではピンフィン11と渦発生体14)の配置を表している。図13(a)は図13(b)のXIIIa−XIIIa断面による断面を表している。渦発生体14の概形、ピンフィン11との位置関係等は第1の実施の形態と同様であるが、渦発生体14をガスタービン翼の腹側被冷却面6bにのみ設置した点が第1の実施の形態と異なる。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
ガスタービン翼は背側に比べて腹側の熱負荷が高いため、メタル温度を均一にするためには腹側6aの冷却性能を背側6bに比べて強化する必要がある。しかしながら、被冷却面6a,6bはほぼ対称な形状であるため互いの熱伝達率はほぼ等しくなる。そこで、本実施の形態のように、渦発生体14を被冷却面6a,6bのうち腹側被冷却面6bのみに配置することで、腹側被冷却面6bの熱伝達率を向上させ背側被冷却面6aに対して腹側被冷却面6bの冷却性能を強化することができる。これは、渦発生体14が生じさせた縦渦21により腹側被冷却面6bに冷却空気が押し付けられ、腹側被冷却面6bの冷却効果が向上することによる。このように渦発生体14を対向する2つの被冷却面の一方にのみ配置することで、腹側被冷却面6aと背側被冷却面6bの両面の温度を均一化し、熱応力を低く抑え,ガスタービン翼の健全性を向上させることができる。
前出の図8の渦発生体設置面側のヌセルト数と図9の渦発生体非設置面側の結果を比較すると、非設置面側の方がモデル変更に伴うヌセルト数の変化が小さいことが判る。これは、モデルA〜Dの設置による影響が渦発生体設置面の対向面側に及んでいないことを示している。このように渦発生体14を用いることでピンフィン通路10のように通路高さが低い通路であっても、腹側被冷却面6bと背側被冷却面6aの冷却を選択的に強化することができる。
<第3の実施の形態>
図14(a)は本発明のガスタービン翼の第3の実施の形態の径方向断面図、図14(b)は図14(a)の矢印XIVb方向から見た部分破断図である。図14(a)の図示は第1の実施の形態の図3に対応している。図14(b)では破線が背側被冷却面6aに接する構造物(ピンフィン11と渦発生体14’)、実線が腹側被冷却面6bに接する構造物(ピンフィン11と渦発生体14)の配置を表している。図14(a)は図14(b)のXIVa−XIVa断面による断面を表している。渦発生体14の概形、ピンフィン11との位置関係等は第1の実施の形態と同様であるが、背側被冷却面6bに設置した渦発生体14’が腹側被冷却面6bに設置した渦発生体14よりも小さい点が第1の実施の形態と異なる。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、腹側被冷却面6bに設置した渦発生体14の高さが背側被冷却面6aに設置した渦発生体14’に比べ大きくしているので、渦発生体14’による縦渦に比べて渦発生体14による縦渦が強く、腹側被冷却面6bの冷却作用が強い。これにより、背側被冷却面6aに比べて熱負荷が高い腹側被冷却面6bの冷却効果を高めることができるため、被冷却面6a,6bの温度差を抑制することができる。したがって、被冷却面6a,6b間のメタル温度を均一化し、熱応力を低く抑え、ガスタービン翼の健全性を向上させることができる。
<第4の実施の形態>
図15(a)は本発明のガスタービン翼の第4の実施の形態の径方向断面図、図15(b)は図15(a)の矢印XVb方向から見た部分破断図である。図15(a)の図示は第1の実施の形態の図3に対応している。図15(b)では破線が背側被冷却面6aに接する構造物(ピンフィン11と渦発生体14)、実線が腹側被冷却面6bに接する構造物(ピンフィン11と渦発生体14)の配置を表している。図15(a)は図15(b)のXVa−XVa断面による断面を表している。渦発生体14の概形、ピンフィン11との位置関係等は第1の実施の形態と同様であるが、背側被冷却面6bよりも腹側被冷却面6bに渦発生体14を多く設置した点が第1の実施の形態と異なる。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、両被冷却面6a,6bにおいて上流側に渦発生体14を設置したピンフィン11の列50と、腹側被冷却面6bのみに上流側に渦発生体14を設置したピンフィン11の列51を、冷却空気の流れ方向に交互に配置することで、腹側被冷却面6bに設置した渦発生体14を背側被冷却面6aに設置した渦発生体14に対して多くした場合を例示している。これにより、背側被冷却面6aに比べて熱負荷が高い腹側被冷却面6bの冷却効果を高めることができるため、被冷却面6a,6bの温度差を抑制することができる。したがって、被冷却面6a,6b間のメタル温度を均一化し、熱応力を低く抑え、ガスタービン翼の健全性を向上させることができる。
本発明のガスタービン翼の第1の実施の形態の周方向断面図である。 本発明のガスタービン翼の第1の実施の形態の径方向断面図である。 ピンフィン通路付近を拡大して表す径方向断面図である。 ピンフィン通路の俯瞰図である。 ピンフィン通路の平面図である。 渦発生体の俯瞰図および三面図である 渦発生体の周囲の冷却空気の流れを表すモデル図である。 伝熱特性の実験結果を表す特性図である。 伝熱特性の実験結果を表す特性図である。 伝熱特性の実験結果を表す特性図である。 伝熱特性の実験結果を表す特性図である。 伝熱特性の実験結果を表す特性図である。 本発明のガスタービン翼の第2の実施の形態の径方向断面図及び部分破断図である。 本発明のガスタービン翼の第3の実施の形態の径方向断面図及び部分破断図である。 本発明のガスタービン翼の第4の実施の形態の径方向断面図及び部分破断図である。
符号の説明
1 ガスタービン翼
6a 背側被冷却面
6b 腹側被冷却面
10 ピンフィン冷却通路
11 ピンフィン
14 渦発生体
15 底面
16 頂点
17 底辺
18 迎え角
19 頂角
21 縦渦
24 斜辺
26 高さ
29 ピンフィンのピッチ
31 ピンフィンと渦発生体の距離
32 側面
33 斜面
h 被冷却面間の距離
O 原点

Claims (7)

  1. 背側及び腹側の対向する2つの被冷却面によって構成される冷却通路を内部に有するガスタービン翼において、
    前記2つの被冷却面間に渡したピンフィンと、
    少なくとも腹側の前記被冷却面に突設した三角錐状の渦発生体とを備え、
    前記渦発生体は、前記被冷却面に接する底面の1つの角を冷却媒体の流れ方向の上流側に向けて配置され、前記被冷却面から離間した頂点が冷却媒体の流れ方向の上流側に偏った形状をしており、前記ピンフィンに対して冷却媒体の流れ方向の上流側に配置され
    前記渦発生体の作り出す縦渦が前記ピンフィンの近傍の流れに干渉し強化されるように構成されていることを特徴とするガスタービン翼。
  2. 請求項1のガスタービン翼において、
    前記渦発生体は、対応付けられたピンフィンの前記被冷却面との接面の中心を原点とし、原点から冷却媒体の流れ方向にx軸をとった場合、x軸の延長線上に位置し、対応のピンフィンに対して冷却媒体の流れ方向の直上流位置に配置されていることを特徴とするガスタービン翼。
  3. 請求項2のガスタービン翼において、
    冷却媒体の流れ方向に直交する向きに並んだ前記ピンフィンの列が冷却媒体の流れ方向に複数列設置され、前記ピンフィン及び対応の渦発生体の間の前記x軸方向にとった距離が、隣り合うピンフィンの列の間の距離の半分以下であることを特徴とするガスタービン翼。
  4. 請求項1のガスタービン翼において、
    前記渦発生体は、前記頂点から冷却媒体の流れ方向に向かうにつれて被冷却面に向かって下る斜面が被冷却面との間になす角が15°以上、前記斜面の前記頂点をなす頂角が40°以上に設定されていることを特徴とするガスタービン翼。
  5. 請求項4のガスタービン翼において、
    前記2つの被冷却面間の距離をhとしたとき、冷却空気の流れ方向上流側から見た前記渦発生体の投影面積が0.8h以下であることを特徴とするガスタービン翼。
  6. 請求項1のガスタービン翼において、
    背側の被冷却面に対し、腹側の被冷却面に前記渦発生体を多く配置したことを特徴とするガスタービン翼。
  7. 請求項1のガスタービン翼において、
    背側の被冷却面に設けた渦発生体に対し、腹側の被冷却面に設けた渦発生体の高さを高くしたことを特徴とするガスタービン翼。
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