JP6108982B2 - タービン翼及びこれを備える回転機械 - Google Patents
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Description
本発明の一態様に係るタービン翼は、内部に流体が流通する冷却流路が形成された翼本体と、前記冷却流路の内面から突出して前記冷却流路の幅方向にわたって延びるタービュレータと、を備え、前記タービュレータは、前記幅方向の一方側から他方側に向かうに従って、前記内面との接触面積及び前記内面からの突出高さが漸次小さくなり、前記冷却流路は、前記流体の流通方向を反転させるリターン部を有し、前記タービュレータは、前記リターン部の上流側に前記リターン部の内側を前記一方側として配置され、前記リターン部の上流側に配置された場合に、前記一方側が前記他方側よりも前記流体の流通方向の上流側に配置されるように前記幅方向に対して傾斜して延びていることを特徴とする。
第一実施形態のタービン翼10は、例えば、翼根部が回転軸に固定されて回転軸とともに回転する回転機械であるガスタービン100に用いられる動翼である。
本実施形態のガスタービン100は、図1に示すように、空気を圧縮する圧縮機101と、圧縮機101で圧縮された空気中で燃料を燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器102と、高温高圧の燃焼ガスにより駆動するタービン103と、を備えている。
タービン103は、動翼であるタービン翼10や静翼11を有している。
冷却流路2は、翼本体1内に形成され、冷却媒体となる流体を流通させる流路である。冷却流路2は、断面矩形状をなして、翼本体1の内部で流体の流通方向を変えながら、翼本体1の翼根部側である下端側の流入口2aから対向する上端側の流出口2gまで連通している。
第一リターン部2c及び第二リターン部2eは、流体の流通方向を反転させるようU字状をなして形成されている。
このような第一実施形態のタービン翼10では、流入口2aから導入される冷却媒体である流体は、冷却流路2の内面を冷却しながら第一ストレート部2bを流通して第一リターン部2cに流入する。第一リターン部2cに流入する際に、流体は第一リターン部2cの上流側である第一ストレート部2bと第一リターン部2cとの接続部分で、タービュレータ3に衝突する。タービュレータ3に衝突すると、流体はタービュレータ3の側面に沿って流れた後に、三角形状をなすタービュレータ3の頂点付近でタービュレータ3の側面から剥離し、渦を巻くように流れて再び冷却流路2の内面に衝突する。そして、タービュレータ3が流体の流れを乱すことで、冷却媒体である流体によって冷却流路2の内面が冷却される。
その後、第二リターン部2eでも、上述した第一リターン部2cでの流れと同様の流れとなり、第三ストレート部2fを介して冷却媒体である流体は流出口2gから排出される。
第二実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を伏して詳細な説明を省略する。この第二実施形態のタービン翼10は、タービュレータ3の配置される位置が下流側である点が第一実施形態と相違する。
このような第二実施形態のタービン翼10では、図6に示すように、U字状をなす第一リターン部2cを流体が流通すると、内側を流れる流体は外側に寄るように流れて第二ストレート部2dに流入する。そして、第一リターン部2cから第二ストレート部2dに流入する流体は、第一リターン部2cの下流側である第一リターン部2cと第二ストレート部2dとの接続部分でタービュレータ3と衝突する。タービュレータ3に衝突した流体は、上流側に配置した第一実施形態と同様に、突出高さdによって三角形状をなすタービュレータ3の頂点付近でタービュレータ3の側面から剥離する量を一方側と他方側とで変化させて、渦を巻くように流れて再び冷却流路2の内面に衝突することで、冷却流路2の内面を冷却している。
これらに作用によって、第一リターン部2cの下流側では一方側の領域Aの方が他方側の領域Bよりもタービュレータ3による冷却効率が高くなり、より冷却されている。
その後、第二リターン部2eでも、上述した第一リターン部2cでの流れと同様の流れとなり、第三ストレート部2fを介して冷却媒体である流体は流出口2gから排出される。
第三実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を伏して詳細な説明を省略する。この第三実施形態のタービン翼10は、タービュレータ3の配置される位置が上流側と下流側の両方である点が第一実施形態と相違する。
このような第三実施形態のタービン翼10では、流入口2aから導入される冷却媒体である流体は、冷却流路2の内面を冷却しながら第一ストレート部2bを流通して第一リターン部2cに流入する。第一リターン部2cに流入する際に、第一実施形態と同様に、流体は第一リターン部2cの上流側である第一ストレート部2bと第一リターン部2cとの接続部分で、タービュレータ3に衝突する。
その後、第二リターン部2eでも、上述した第一リターン部2cでの流れと同様の流れとなり、第三ストレート部2fを介して冷却媒体である流体は流出口2gから排出される。
また、タービュレータ3の延在方向は冷却流路2の幅方向と完全に平行であることに限定されるものではなく、流体に流通方向に合わせて冷却流路2の幅方向に対して僅かに傾けて配置されても良い。
Claims (5)
- 内部に流体が流通する冷却流路が形成された翼本体と、
前記冷却流路の内面から突出して前記冷却流路の幅方向にわたって延びるタービュレータと、を備え、
前記タービュレータは、前記幅方向の一方側から他方側に向かうに従って、前記内面との接触面積及び前記内面からの突出高さが漸次小さくなり、
前記冷却流路は、前記流体の流通方向を反転させるリターン部を有し、
前記タービュレータは、前記リターン部の上流側に前記リターン部の内側を前記一方側として配置され、
前記リターン部の上流側に配置された場合に、前記一方側が前記他方側よりも前記流体の流通方向の上流側に配置されるように前記幅方向に対して傾斜して延びていることを特徴とするタービン翼。 - 前記タービュレータは、前記幅方向と交差する面における断面形状が三角形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のタービン翼。
- 前記冷却流路は、前記流体の流通方向を反転させるリターン部を有し、
前記タービュレータは、前記リターン部の下流側に前記リターン部の内側を前記一方側として配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタービン翼。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタービン翼を備えることを特徴とする回転機械。
- 内部に流体が流通する冷却流路が形成された翼本体と、
前記冷却流路の内面から突出して前記冷却流路の幅方向にわたって延びるタービュレータと、を備え、
前記タービュレータは、前記幅方向の一方側から他方側に向かうに従って、前記内面との接触面積及び前記内面からの突出高さが漸次小さくなり、
前記冷却流路は、前記流体の流通方向を反転させるリターン部を有し、
前記タービュレータは、前記リターン部の下流側に前記リターン部の内側を前記一方側として配置されることを特徴とすることを特徴とするタービン翼。
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JP2013136290A JP6108982B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | タービン翼及びこれを備える回転機械 |
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