JP2001173403A - 冷却部材 - Google Patents
冷却部材Info
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- JP2001173403A JP2001173403A JP2000356118A JP2000356118A JP2001173403A JP 2001173403 A JP2001173403 A JP 2001173403A JP 2000356118 A JP2000356118 A JP 2000356118A JP 2000356118 A JP2000356118 A JP 2000356118A JP 2001173403 A JP2001173403 A JP 2001173403A
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- cooling
- cooling medium
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- ribs
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷却媒体の流れの中に配置されて冷却媒体を
乱流状態にしながら、より良好な対流冷却効果が得られ
る冷却部材を提供する。 【解決手段】 流通する冷却媒体中に配置された被冷却
体の表面に突出部を形成するようにリブ94を設け、こ
のリブ94に冷却媒体の流通方向Xの下流に向けて両側
に所定の角度を設け拡開するようにした少なくとも1つ
の切り欠き部分96が備えるようにし、これにより冷却
媒体を乱流状態にして熱伝達率を増大させ、被冷却体を
効率的に冷却をする。
乱流状態にしながら、より良好な対流冷却効果が得られ
る冷却部材を提供する。 【解決手段】 流通する冷却媒体中に配置された被冷却
体の表面に突出部を形成するようにリブ94を設け、こ
のリブ94に冷却媒体の流通方向Xの下流に向けて両側
に所定の角度を設け拡開するようにした少なくとも1つ
の切り欠き部分96が備えるようにし、これにより冷却
媒体を乱流状態にして熱伝達率を増大させ、被冷却体を
効率的に冷却をする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却部材に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、ガスタービンエンジンで
は、燃焼ガスにより駆動されるタービン自体が燃焼器へ
空気を供給する送風機または圧縮機を駆動するようにし
た自力的駆動方式が採用されている。このような方式を
採用しているものでのタービン出力効率を高める有効な
方法としては、タービン入口における燃焼ガス温度を高
めることである。
は、燃焼ガスにより駆動されるタービン自体が燃焼器へ
空気を供給する送風機または圧縮機を駆動するようにし
た自力的駆動方式が採用されている。このような方式を
採用しているものでのタービン出力効率を高める有効な
方法としては、タービン入口における燃焼ガス温度を高
めることである。
【0003】しかし、この燃焼ガス温度は、タービンの
翼を構成する材料の耐熱応力性等により上限がある。そ
こで従来から翼を冷却して用いることでガス温度を上げ
てタービンの運転が行われている。一方、小形高機能化
が進み稠密化してきている半導体装置等においては、装
置内での発熱量が大きくなって最近ではタービン翼と同
等の熱流束を持つようになり、タービン翼の内部表面を
冷却媒体を用いて強制的に冷却するのと同様の冷却手段
が必要になってきている。
翼を構成する材料の耐熱応力性等により上限がある。そ
こで従来から翼を冷却して用いることでガス温度を上げ
てタービンの運転が行われている。一方、小形高機能化
が進み稠密化してきている半導体装置等においては、装
置内での発熱量が大きくなって最近ではタービン翼と同
等の熱流束を持つようになり、タービン翼の内部表面を
冷却媒体を用いて強制的に冷却するのと同様の冷却手段
が必要になってきている。
【0004】このような状況のもと、例えばガスタービ
ンでは冷却翼内の冷却流路に冷却部材を設け、この冷却
流路を流れる冷却媒体を乱流状態にし、その乱れ度を増
大させて対流冷却を強化することが行われている。こう
した乱れ度を増大させる乱流促進リブ等の冷却部材に係
る従来技術を図20及び図21により説明する。図20
はタービン冷却翼の縦断面図であり、図21はタービン
冷却翼の横断面図である。
ンでは冷却翼内の冷却流路に冷却部材を設け、この冷却
流路を流れる冷却媒体を乱流状態にし、その乱れ度を増
大させて対流冷却を強化することが行われている。こう
した乱れ度を増大させる乱流促進リブ等の冷却部材に係
る従来技術を図20及び図21により説明する。図20
はタービン冷却翼の縦断面図であり、図21はタービン
冷却翼の横断面図である。
【0005】図20及び図21において、21はガスタ
ービンのタービン冷却翼で、ルート部21aと翼部21
bからなっている。また翼21の内部には冷却流路22
が複数本形成されており、冷却媒体が冷媒入口部23よ
り供給され、冷却流路22をリターン部24を経由しな
がら流れ、翼部21bを冷却してから翼端部25あるい
は翼後縁部26から主流ガス中に放出される。
ービンのタービン冷却翼で、ルート部21aと翼部21
bからなっている。また翼21の内部には冷却流路22
が複数本形成されており、冷却媒体が冷媒入口部23よ
り供給され、冷却流路22をリターン部24を経由しな
がら流れ、翼部21bを冷却してから翼端部25あるい
は翼後縁部26から主流ガス中に放出される。
【0006】そして、冷却流路22の表面には乱流促進
リブ27が冷却媒体の流れ方向に交差するように設けら
れていて、冷却流路22内の冷却媒体に強い乱れを作り
出すようになっている。このため、乱流促進リブ27に
よる冷却媒体の強い乱れによって冷却効果を増大させて
いる。なお、28は翼21内部に冷却流路22形成する
よう仕切る隔壁であり、29は翼後部に多数設けられた
ピンフィンである。
リブ27が冷却媒体の流れ方向に交差するように設けら
れていて、冷却流路22内の冷却媒体に強い乱れを作り
出すようになっている。このため、乱流促進リブ27に
よる冷却媒体の強い乱れによって冷却効果を増大させて
いる。なお、28は翼21内部に冷却流路22形成する
よう仕切る隔壁であり、29は翼後部に多数設けられた
ピンフィンである。
【0007】また他に、特開昭60−101202号公
報には冷却流路に対してリブを斜めに設置する例が開示
されており、冷却流路に対して直角方向に設置した場合
よりも更に高い冷却伝熱性能を得られ、またリブの周囲
にゴミが溜まることが抑制でき伝熱性能の低下が図れる
とされている。さらには「への字型」「ハの字型」の乱
流促進リブによる3次元的乱流渦の発生を利用した対流
冷却強化の手段が特開平5−10101号公報に開示さ
れている。
報には冷却流路に対してリブを斜めに設置する例が開示
されており、冷却流路に対して直角方向に設置した場合
よりも更に高い冷却伝熱性能を得られ、またリブの周囲
にゴミが溜まることが抑制でき伝熱性能の低下が図れる
とされている。さらには「への字型」「ハの字型」の乱
流促進リブによる3次元的乱流渦の発生を利用した対流
冷却強化の手段が特開平5−10101号公報に開示さ
れている。
【0008】以上、対流冷却強化のため様々な乱流促進
リブが考えられているが、乱流促進リブの設置は対流強
化をもたらす半面、冷却流体の流路抵抗を増大すること
にもなるため、より効果的な冷却が行える乱流促進体で
ある冷却部材の実現が望まれている。
リブが考えられているが、乱流促進リブの設置は対流強
化をもたらす半面、冷却流体の流路抵抗を増大すること
にもなるため、より効果的な冷却が行える乱流促進体で
ある冷却部材の実現が望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところ
は、冷却媒体の流れの中に配置されて冷却媒体を乱流状
態にしながら、より良好な対流冷却効果が得られる冷却
部材を提供することにある。
みて本発明はなされたもので、その目的とするところ
は、冷却媒体の流れの中に配置されて冷却媒体を乱流状
態にしながら、より良好な対流冷却効果が得られる冷却
部材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却部材は、流
通する冷却媒体中に配置された被冷却体の表面に突出部
を形成するようにして設けられると共に、突出部に冷却
媒体の流れの下流方向に向けて両側に所定の角度を設け
拡開するようにした少なくとも1つの切り欠き部位が備
えられて、冷却媒体を乱流状態にして被冷却体の冷却を
するようにしたことを特徴とするものであり、また、流
通する冷却媒体中に配置された被冷却体の表面に突出部
を形成するようにして設けられると共に、突出部に冷却
媒体の流れ方向に対し所定の角度を有するように設けら
れ且つ冷却媒体の流れ方向と平行な方向を軸方向に持つ
縦渦を主として発生せしめる縁部が備えられて、冷却媒
体を乱流状態にして被冷却体の冷却をするようにしたこ
とを特徴とするものである。
通する冷却媒体中に配置された被冷却体の表面に突出部
を形成するようにして設けられると共に、突出部に冷却
媒体の流れの下流方向に向けて両側に所定の角度を設け
拡開するようにした少なくとも1つの切り欠き部位が備
えられて、冷却媒体を乱流状態にして被冷却体の冷却を
するようにしたことを特徴とするものであり、また、流
通する冷却媒体中に配置された被冷却体の表面に突出部
を形成するようにして設けられると共に、突出部に冷却
媒体の流れ方向に対し所定の角度を有するように設けら
れ且つ冷却媒体の流れ方向と平行な方向を軸方向に持つ
縦渦を主として発生せしめる縁部が備えられて、冷却媒
体を乱流状態にして被冷却体の冷却をするようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0011】そして、上記のように冷却部材が、冷却媒
体の乱流促進体として冷却媒体の流通方向に対し所定の
角度で設けられた少なくとも1つ以上の切り欠き部分、
あるいは主として縦渦を発生させる縁を有するように形
成して突出させたもので、切り欠き部分の縁や縦渦を発
生させる縁からは冷却媒体の流れの中に主流方向に軸を
持つ縦渦が放出されることで冷却媒体が強い乱流状態に
なり、熱伝達率が増大して被冷却部材の冷却が効率的に
行える。
体の乱流促進体として冷却媒体の流通方向に対し所定の
角度で設けられた少なくとも1つ以上の切り欠き部分、
あるいは主として縦渦を発生させる縁を有するように形
成して突出させたもので、切り欠き部分の縁や縦渦を発
生させる縁からは冷却媒体の流れの中に主流方向に軸を
持つ縦渦が放出されることで冷却媒体が強い乱流状態に
なり、熱伝達率が増大して被冷却部材の冷却が効率的に
行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0013】先ず、タービン冷却翼に適用した第1の実
施形態を図1及び図2により説明する。図1はタービン
冷却翼の縦断面図であり、図2は乱流促進体部分の拡大
斜視図である。
施形態を図1及び図2により説明する。図1はタービン
冷却翼の縦断面図であり、図2は乱流促進体部分の拡大
斜視図である。
【0014】図1及び図2において、タービン冷却翼8
1は翼前縁部82で翼根元部83から供給される冷却媒
体が、翼スパン方向に伸びる冷却通路84に導かれて翼
前縁85内壁面をインピンジメント冷却する。また、翼
前縁85にはシャワーヘッド86が形成されフィルム冷
却を行う。
1は翼前縁部82で翼根元部83から供給される冷却媒
体が、翼スパン方向に伸びる冷却通路84に導かれて翼
前縁85内壁面をインピンジメント冷却する。また、翼
前縁85にはシャワーヘッド86が形成されフィルム冷
却を行う。
【0015】さらに翼の中間から後縁にかけては、リタ
ーンフロー流路87、ピンフィン88による強制対流冷
却が行われる。つまり冷却媒体が翼スパン方向に伸びる
冷却通路89に導かれ、さらに冷却通路89と平行して
翼後縁側に形成されたリターンフロー流路87を順次通
過する。
ーンフロー流路87、ピンフィン88による強制対流冷
却が行われる。つまり冷却媒体が翼スパン方向に伸びる
冷却通路89に導かれ、さらに冷却通路89と平行して
翼後縁側に形成されたリターンフロー流路87を順次通
過する。
【0016】その後、最終流路90の壁面に形成されて
いるオリフィス孔91を通過して、ピンフィン88が設
けられた翼後縁部92に流入する。翼後縁部92に流入
した冷却媒体はさらにピンフィン88において対流冷却
をした後、翼後縁端93から吹き出される。
いるオリフィス孔91を通過して、ピンフィン88が設
けられた翼後縁部92に流入する。翼後縁部92に流入
した冷却媒体はさらにピンフィン88において対流冷却
をした後、翼後縁端93から吹き出される。
【0017】そして翼前縁部82の冷却通路84、翼の
中間から後縁にかけてのリターンフロー流路87及び冷
却通路89、最終流路90の翼内壁面には、冷却部材で
ある乱流促進体のリブ94,95が冷却媒体の流通方向
Xに直交するよう突出し、さらに流通方向Xに所定間隔
を設けるように配列されている。これらのリブ94,9
5は流通方向Xに長方形の断面を持つもので、リブ後
部、すなわち下流側から切り込むように形成された切り
欠き形状が3角柱状の略V字状の切り欠き部分96を設
けている。
中間から後縁にかけてのリターンフロー流路87及び冷
却通路89、最終流路90の翼内壁面には、冷却部材で
ある乱流促進体のリブ94,95が冷却媒体の流通方向
Xに直交するよう突出し、さらに流通方向Xに所定間隔
を設けるように配列されている。これらのリブ94,9
5は流通方向Xに長方形の断面を持つもので、リブ後
部、すなわち下流側から切り込むように形成された切り
欠き形状が3角柱状の略V字状の切り欠き部分96を設
けている。
【0018】このため、流通する冷却媒体中に設けられ
たリブ94,95では、冷却媒体が先ずリブ前縁で剥離
する。さらにリブ後部に設けられた切り欠き部分96の
上縁から剥離した流れが縦渦となって放出され、リブ前
縁からの剥離流と縦渦が干渉して強い乱れを冷却媒体に
生じさせる。この結果、各冷却通路84,89及び各流
路87,90内部の熱伝達率が向上したものとなり、リ
ブ94,95が設けられた翼内壁面の冷却が効率的に行
われる。
たリブ94,95では、冷却媒体が先ずリブ前縁で剥離
する。さらにリブ後部に設けられた切り欠き部分96の
上縁から剥離した流れが縦渦となって放出され、リブ前
縁からの剥離流と縦渦が干渉して強い乱れを冷却媒体に
生じさせる。この結果、各冷却通路84,89及び各流
路87,90内部の熱伝達率が向上したものとなり、リ
ブ94,95が設けられた翼内壁面の冷却が効率的に行
われる。
【0019】またリブ94,95は、冷却媒体の流通方
向Xに沿って隣接するリブ94とリブ95の切り欠き部
分96が千鳥配置されている。これにより、切り欠き部
分96の上縁から発生する縦渦が幅方向により分散され
て放出されることとなって、さらに各冷却通路84,8
9及び各流路87,90内部のほぼ全域にわたって熱伝
達率を高めることが可能となり、リブ94,95が設け
られた翼内壁面の冷却がより効率的に行われる。
向Xに沿って隣接するリブ94とリブ95の切り欠き部
分96が千鳥配置されている。これにより、切り欠き部
分96の上縁から発生する縦渦が幅方向により分散され
て放出されることとなって、さらに各冷却通路84,8
9及び各流路87,90内部のほぼ全域にわたって熱伝
達率を高めることが可能となり、リブ94,95が設け
られた翼内壁面の冷却がより効率的に行われる。
【0020】なお、本実施形態では切り欠き部分96が
1つのリブ94,95に対し1つ、または2つ設けてい
るが、切り欠き部分96の個数、また切り欠きの大きさ
形状は図示のものに限られたものではない。さらに冷却
媒体の主流方向下流に切り欠き部分96を設けている
が、切り欠き部分96を冷却媒体主流の上流側に設けて
も同様に縦渦が発生されることになるため、上流側を切
り込むように設けてもよい。
1つのリブ94,95に対し1つ、または2つ設けてい
るが、切り欠き部分96の個数、また切り欠きの大きさ
形状は図示のものに限られたものではない。さらに冷却
媒体の主流方向下流に切り欠き部分96を設けている
が、切り欠き部分96を冷却媒体主流の上流側に設けて
も同様に縦渦が発生されることになるため、上流側を切
り込むように設けてもよい。
【0021】次に、第2の実施形態を図3により説明す
る。図3は斜視図であり、図3において、冷却部材であ
る乱流促進体のリブ97は冷却媒体の流通方向Xの断面
形状が台形状となっていて、第1の実施形態と同様の切
り欠き形状が3角柱状の切り欠き部分98を上流側から
切り込むようにして設け、流通方向Xに所定間隔を有す
るように配列している。
る。図3は斜視図であり、図3において、冷却部材であ
る乱流促進体のリブ97は冷却媒体の流通方向Xの断面
形状が台形状となっていて、第1の実施形態と同様の切
り欠き形状が3角柱状の切り欠き部分98を上流側から
切り込むようにして設け、流通方向Xに所定間隔を有す
るように配列している。
【0022】これにより、切り欠き部分98はその上縁
部分が流れに対して迎え角を持って設置されるため、効
果的に切り欠き部分98の縁から多くの縦渦が放出され
ることになるので、強い対流冷却効果が得られ、リブ9
7が設けられた図示しない被冷却部材、例えば冷却媒体
の流路に設けられたタービン冷却翼の冷却が効率的に行
える。
部分が流れに対して迎え角を持って設置されるため、効
果的に切り欠き部分98の縁から多くの縦渦が放出され
ることになるので、強い対流冷却効果が得られ、リブ9
7が設けられた図示しない被冷却部材、例えば冷却媒体
の流路に設けられたタービン冷却翼の冷却が効率的に行
える。
【0023】さらに被冷却部材に複数個のリブ97を設
けるに際し、切り欠き部分98を冷却媒体の流通方向X
に対して千鳥状に配置することで、さらに効果的に冷却
を行うことができる。なお、リブ97の高さは図示のよ
うに流通方向Xに一定高さで並べる必要はなく、また切
り欠き部分98の大きさや形状も図示のものに限られた
ものではない。
けるに際し、切り欠き部分98を冷却媒体の流通方向X
に対して千鳥状に配置することで、さらに効果的に冷却
を行うことができる。なお、リブ97の高さは図示のよ
うに流通方向Xに一定高さで並べる必要はなく、また切
り欠き部分98の大きさや形状も図示のものに限られた
ものではない。
【0024】次に、第3の実施形態を図4及び図5によ
り説明する。図4は斜視図であり、図5は変形形態の設
置状況を示す斜視図である。
り説明する。図4は斜視図であり、図5は変形形態の設
置状況を示す斜視図である。
【0025】図4において、冷却部材である乱流促進体
のリブ99は第1の実施形態と同様に冷却媒体の流通方
向Xに長方形断面を持ち、下流側から切り込むように設
けた3角柱状の切り欠き部分100を2つ有するもので
ある。そして本実施形態のリブ99は、冷却媒体の流通
方向Xに対し両端部101が所定の角度を持つよう斜め
に切り落とした形状となっている。
のリブ99は第1の実施形態と同様に冷却媒体の流通方
向Xに長方形断面を持ち、下流側から切り込むように設
けた3角柱状の切り欠き部分100を2つ有するもので
ある。そして本実施形態のリブ99は、冷却媒体の流通
方向Xに対し両端部101が所定の角度を持つよう斜め
に切り落とした形状となっている。
【0026】そして被冷却部材、例えばタービン冷却翼
の冷却媒体の流路102の中に設置する際、両端部10
1と流路壁103との間に下流側が狭くなった隙間10
4を設けることにより、切り欠き部分100の上縁から
剥離した流れが縦渦となって放出され、リブ前縁からの
剥離流と縦渦が干渉して強い乱れを冷却媒体に生じさせ
る。さらに両端部分101からも縦渦を発生せしめるこ
とに加え冷却媒体を加速流とすることができ、冷却媒体
の流路102内部の対流冷却効果をさらに高めることが
でき、タービン冷却翼の冷却が効率的に行える。
の冷却媒体の流路102の中に設置する際、両端部10
1と流路壁103との間に下流側が狭くなった隙間10
4を設けることにより、切り欠き部分100の上縁から
剥離した流れが縦渦となって放出され、リブ前縁からの
剥離流と縦渦が干渉して強い乱れを冷却媒体に生じさせ
る。さらに両端部分101からも縦渦を発生せしめるこ
とに加え冷却媒体を加速流とすることができ、冷却媒体
の流路102内部の対流冷却効果をさらに高めることが
でき、タービン冷却翼の冷却が効率的に行える。
【0027】また、図5に示すようにリブ99と同様の
3角柱状の切り欠き部分100を3つ有するリブ105
と切り欠き部分を持たないリブ106を流路102を横
断するように各リブ105,106間に隙間107を設
けて分割し、流通方向Xに所定間隔を有するように設置
してある。そしてリブ105,106は、冷却媒体の流
通方向Xに対し両端部101が所定の角度を持つよう斜
めに切り落とした形状となっており、隙間107は下流
側が狭くなったものとなっている。
3角柱状の切り欠き部分100を3つ有するリブ105
と切り欠き部分を持たないリブ106を流路102を横
断するように各リブ105,106間に隙間107を設
けて分割し、流通方向Xに所定間隔を有するように設置
してある。そしてリブ105,106は、冷却媒体の流
通方向Xに対し両端部101が所定の角度を持つよう斜
めに切り落とした形状となっており、隙間107は下流
側が狭くなったものとなっている。
【0028】このように分割配置したリブ105,10
6間の隙間107を冷却媒体の流通方向Xに対し狭まる
ようにしているので、リブ105,106の両端部10
1から縦渦を発生せしめることに加え、リブ105,1
06間の隙間107を通過する冷却媒体を加速すること
により効果的な対流冷却を行うことができ、流路102
を形成している被冷却体のタービン冷却翼の冷却が効率
的に行える。さらに切り込み部分100を冷却媒体の流
通方向Xに千鳥配置としているので、より効果的な対流
冷却を行うことができる。
6間の隙間107を冷却媒体の流通方向Xに対し狭まる
ようにしているので、リブ105,106の両端部10
1から縦渦を発生せしめることに加え、リブ105,1
06間の隙間107を通過する冷却媒体を加速すること
により効果的な対流冷却を行うことができ、流路102
を形成している被冷却体のタービン冷却翼の冷却が効率
的に行える。さらに切り込み部分100を冷却媒体の流
通方向Xに千鳥配置としているので、より効果的な対流
冷却を行うことができる。
【0029】次に、第4の実施形態を図6により説明す
る。図6は斜視図であり、図6において、冷却部材であ
る乱流促進体のリブ108は冷却媒体の流通方向Xに長
方形断面を持ち、リブ後部に鋸刃状の切り欠き部分10
9を有するものである。
る。図6は斜視図であり、図6において、冷却部材であ
る乱流促進体のリブ108は冷却媒体の流通方向Xに長
方形断面を持ち、リブ後部に鋸刃状の切り欠き部分10
9を有するものである。
【0030】こうした形状の切り欠き部分109を有す
るため、冷却媒体が流れる流路102の中に設置される
と第1の実施形態と同様に切り欠き部分109の縁から
多くの縦渦が放出され、冷却媒体の流れに強い乱れを発
生する。これにより熱伝達率を向上させることができ
る。なお、リブ108の切り欠き部分109は上流側に
設けても良く、また切り込み角度や大きさも図示のもの
に限られたものではない。
るため、冷却媒体が流れる流路102の中に設置される
と第1の実施形態と同様に切り欠き部分109の縁から
多くの縦渦が放出され、冷却媒体の流れに強い乱れを発
生する。これにより熱伝達率を向上させることができ
る。なお、リブ108の切り欠き部分109は上流側に
設けても良く、また切り込み角度や大きさも図示のもの
に限られたものではない。
【0031】次に、第5の実施形態を図7により説明す
る。図7は斜視図であり、図7において、冷却部材であ
る乱流促進体のリブ110は冷却媒体の流通方向Xに長
方形断面を持ち、リブ後部に3角錐状の切り欠き部分1
11を有するものである。
る。図7は斜視図であり、図7において、冷却部材であ
る乱流促進体のリブ110は冷却媒体の流通方向Xに長
方形断面を持ち、リブ後部に3角錐状の切り欠き部分1
11を有するものである。
【0032】こうした形状の切り欠き部分111を有す
るため、冷却媒体が流れる流路102の中に設置される
と第4の実施形態と同様に切り欠き部分111の縁から
多くの縦渦が放出され、冷却媒体の流れに強い乱れを発
生する。このため本実施形態でも第4の実施形態と同様
の作用・効果が得られる。なお、リブ110の切り欠き
部分111は上流側に設けても良く、また切り欠き部分
111の数や大きさも図示のものに限られたものではな
い。
るため、冷却媒体が流れる流路102の中に設置される
と第4の実施形態と同様に切り欠き部分111の縁から
多くの縦渦が放出され、冷却媒体の流れに強い乱れを発
生する。このため本実施形態でも第4の実施形態と同様
の作用・効果が得られる。なお、リブ110の切り欠き
部分111は上流側に設けても良く、また切り欠き部分
111の数や大きさも図示のものに限られたものではな
い。
【0033】次に、第6の実施形態を図8により説明す
る。図8は斜視図であり、図8において、冷却部材であ
る乱流促進体のリブ112は冷却媒体の流通方向Xに長
方形断面を持ち、リブ後部に台形柱状の切り欠き部分1
13を有するものである。
る。図8は斜視図であり、図8において、冷却部材であ
る乱流促進体のリブ112は冷却媒体の流通方向Xに長
方形断面を持ち、リブ後部に台形柱状の切り欠き部分1
13を有するものである。
【0034】こうした形状の切り欠き部分113を有す
るため、冷却媒体が流れる流路102の中に設置される
と第4の実施形態と同様に切り欠き部分113の縁から
多くの縦渦が放出され、冷却媒体の流れに強い乱れを発
生する。このため本実施形態でも第4の実施形態と同様
の作用・効果が得られる。なお、リブ112の切り欠き
部分113は上流側に設けても良く、また切り欠き部分
113の数や大きさも図示のものに限られたものではな
い。
るため、冷却媒体が流れる流路102の中に設置される
と第4の実施形態と同様に切り欠き部分113の縁から
多くの縦渦が放出され、冷却媒体の流れに強い乱れを発
生する。このため本実施形態でも第4の実施形態と同様
の作用・効果が得られる。なお、リブ112の切り欠き
部分113は上流側に設けても良く、また切り欠き部分
113の数や大きさも図示のものに限られたものではな
い。
【0035】次に、第7の実施形態を図9により説明す
る。図9は斜視図であり、図9において、冷却部材であ
る乱流促進体のリブ114は冷却媒体の流通方向Xの断
面形状が3角形をなし、リブ後部を3角柱状に切り込ん
だ切り欠き部分115を有するものである。
る。図9は斜視図であり、図9において、冷却部材であ
る乱流促進体のリブ114は冷却媒体の流通方向Xの断
面形状が3角形をなし、リブ後部を3角柱状に切り込ん
だ切り欠き部分115を有するものである。
【0036】こうした形状の切り欠き部分115を有す
るため、冷却媒体が流れる流路102の中に流通方向X
に対しリブ114の先端(3角形の頂角方向)を上流側
とするように設置されると、リブ114の前方に淀み領
域が形成されることがなく、冷却媒体の圧力損失を低減
することができる。
るため、冷却媒体が流れる流路102の中に流通方向X
に対しリブ114の先端(3角形の頂角方向)を上流側
とするように設置されると、リブ114の前方に淀み領
域が形成されることがなく、冷却媒体の圧力損失を低減
することができる。
【0037】そして、淀み領域が低減できるためリブ1
14周辺のゴミの堆積を低減することができ、被冷却部
材の冷却性能低下を防ぐことができる。また、切り欠き
部分115が設けてあるので切り欠き部分115の縁か
ら多くの縦渦が放出され、第4の実施形態と同様に冷却
媒体の流れに強い乱れを発生する。このため本実施形態
でも第4の実施形態と同様の作用・効果が得られる。
14周辺のゴミの堆積を低減することができ、被冷却部
材の冷却性能低下を防ぐことができる。また、切り欠き
部分115が設けてあるので切り欠き部分115の縁か
ら多くの縦渦が放出され、第4の実施形態と同様に冷却
媒体の流れに強い乱れを発生する。このため本実施形態
でも第4の実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【0038】なお、リブ114の切り欠き部分115は
圧損の増加やリブ114周辺のゴミの堆積が大きな問題
とならない場合には上流側に設けても良く、また切り欠
き部分115の数や大きさも図示のものに限られたもの
ではない。
圧損の増加やリブ114周辺のゴミの堆積が大きな問題
とならない場合には上流側に設けても良く、また切り欠
き部分115の数や大きさも図示のものに限られたもの
ではない。
【0039】次に、第8の実施形態を図10により説明
する。図10は斜視図であり、図10において、冷却部
材である乱流促進体のリブ116は冷却媒体の流通方向
Xの断面形状が3角形をなし、リブ後部を大きさが異な
る3角柱状に切り込んだ切り欠き部分117,118を
有するものである。
する。図10は斜視図であり、図10において、冷却部
材である乱流促進体のリブ116は冷却媒体の流通方向
Xの断面形状が3角形をなし、リブ後部を大きさが異な
る3角柱状に切り込んだ切り欠き部分117,118を
有するものである。
【0040】こうしたリブ116に対する切り込み深さ
を変え大きさが異なった形状の切り欠き部分117,1
18を有するため、冷却媒体が流れる流路102の中に
設置されると切り欠き部分117,118の縁から発生
する縦渦の冷却媒体の流通断面の高さ方向に対する発生
位置を操作でき、幅方向に加え高さ方向にも縦渦による
強い乱れを生じさせることができ、対流冷却効果を高め
ることができる。
を変え大きさが異なった形状の切り欠き部分117,1
18を有するため、冷却媒体が流れる流路102の中に
設置されると切り欠き部分117,118の縁から発生
する縦渦の冷却媒体の流通断面の高さ方向に対する発生
位置を操作でき、幅方向に加え高さ方向にも縦渦による
強い乱れを生じさせることができ、対流冷却効果を高め
ることができる。
【0041】なお、リブ116の切り欠き部分117,
118は圧損の増加やリブ116周辺のゴミの堆積が大
きな問題とならない場合には上流側に設けても良く、ま
た切り欠き部分117,118の数や大きさも図示のも
のに限られたものではない。
118は圧損の増加やリブ116周辺のゴミの堆積が大
きな問題とならない場合には上流側に設けても良く、ま
た切り欠き部分117,118の数や大きさも図示のも
のに限られたものではない。
【0042】次に、第9の実施形態を図11により説明
する。図11は斜視図であり、図11において、冷却部
材である乱流促進体のリブ119は形状が3角柱状をな
し、冷却媒体が流れる流路102の中に隙間120を設
け、3角形の頂点が上流側になるように複数突出させて
設置される。
する。図11は斜視図であり、図11において、冷却部
材である乱流促進体のリブ119は形状が3角柱状をな
し、冷却媒体が流れる流路102の中に隙間120を設
け、3角形の頂点が上流側になるように複数突出させて
設置される。
【0043】こうした3角柱状のリブ119にあっては
冷却媒体がリブ119の縁から剥離し、剥離した流れが
縦渦となって冷却媒体中に多く放出され、強い乱れを冷
却媒体に生じさせる。これにより流路102内部の熱伝
達率を高めることができる。またリブ119間の隙間1
20を冷却媒体の流通方向Xの下流方向に狭まるように
して設置しているので、リブ119間を通過する冷却媒
体を加速することにより、さらに効果的な対流冷却を行
うことができる。
冷却媒体がリブ119の縁から剥離し、剥離した流れが
縦渦となって冷却媒体中に多く放出され、強い乱れを冷
却媒体に生じさせる。これにより流路102内部の熱伝
達率を高めることができる。またリブ119間の隙間1
20を冷却媒体の流通方向Xの下流方向に狭まるように
して設置しているので、リブ119間を通過する冷却媒
体を加速することにより、さらに効果的な対流冷却を行
うことができる。
【0044】さらにこうした形状のリブ119にあって
は、リブ119前方の淀み領域を低減することができる
ので、冷却媒体の圧力損失を低減することができ、流路
102内の淀み部分を低減できるためリブ119周辺の
ゴミの堆積を低減することができ、部材の冷却性能低下
を防ぐことができる。
は、リブ119前方の淀み領域を低減することができる
ので、冷却媒体の圧力損失を低減することができ、流路
102内の淀み部分を低減できるためリブ119周辺の
ゴミの堆積を低減することができ、部材の冷却性能低下
を防ぐことができる。
【0045】なお、図11においては3角柱状のリブ1
19を1列に並べた場合を示しているが、リブ119を
冷却媒体の流れ方向に千鳥状に配置するとさらに効果的
である。また3角柱状のリブ119の大きさ・形状は図
示したものに限定されるものではなく、大きさが異なる
リブを組み合わせても良い。また3角柱を斜めに切り落
とした形状にしてもよく、この場合はさらに効果的に縦
渦が放出されるために流路102でのより一層の熱伝達
向上が行える。
19を1列に並べた場合を示しているが、リブ119を
冷却媒体の流れ方向に千鳥状に配置するとさらに効果的
である。また3角柱状のリブ119の大きさ・形状は図
示したものに限定されるものではなく、大きさが異なる
リブを組み合わせても良い。また3角柱を斜めに切り落
とした形状にしてもよく、この場合はさらに効果的に縦
渦が放出されるために流路102でのより一層の熱伝達
向上が行える。
【0046】次に、第10の実施形態を図12により説
明する。図12は斜視図であり、図12において、冷却
部材である乱流促進体のリブ121は形状が3角楔状を
なし、冷却媒体が流れる流路102の中に隙間120を
設け、3角形の頂点が上流側になるように複数突出させ
て設置される。このように構成することで第9の実施形
態と同様の作用・効果が得られる。
明する。図12は斜視図であり、図12において、冷却
部材である乱流促進体のリブ121は形状が3角楔状を
なし、冷却媒体が流れる流路102の中に隙間120を
設け、3角形の頂点が上流側になるように複数突出させ
て設置される。このように構成することで第9の実施形
態と同様の作用・効果が得られる。
【0047】次に、第11の実施形態を図13により説
明する。図13は斜視図であり、図13において、冷却
部材である乱流促進体のリブ122は形状が4角楔状を
なし、冷却媒体が流れる流路102の中に隙間120を
設け、楔の頂点が上流側になるように複数突出させて設
置される。このように構成することでも第9の実施形態
と同様の作用・効果が得られる。
明する。図13は斜視図であり、図13において、冷却
部材である乱流促進体のリブ122は形状が4角楔状を
なし、冷却媒体が流れる流路102の中に隙間120を
設け、楔の頂点が上流側になるように複数突出させて設
置される。このように構成することでも第9の実施形態
と同様の作用・効果が得られる。
【0048】次に、第12の実施形態を図14により説
明する。図14は斜視図であり、図14において、冷却
部材である乱流促進体のリブ123は形状が3角錘状を
なし、冷却媒体が流れる流路102の中に隙間120を
設けて複数突出させたものである。このように構成する
ことで第9の実施形態と同様の作用・効果が得られる。
また図示のごとくリブ123を冷却媒体の流通方向Xに
所定間隔を有するようにして千鳥状に配置しているの
で、さらに効果的な対流冷却を行うことができる。
明する。図14は斜視図であり、図14において、冷却
部材である乱流促進体のリブ123は形状が3角錘状を
なし、冷却媒体が流れる流路102の中に隙間120を
設けて複数突出させたものである。このように構成する
ことで第9の実施形態と同様の作用・効果が得られる。
また図示のごとくリブ123を冷却媒体の流通方向Xに
所定間隔を有するようにして千鳥状に配置しているの
で、さらに効果的な対流冷却を行うことができる。
【0049】次に、第13の実施形態を図15により説
明する。図15は斜視図であり、図15において、冷却
部材である乱流促進体のリブ124は形状が3角楔状を
なし、冷却媒体が流れる流路102の中に隙間120を
設け、3角形の頂点が上流側になるように複数突出させ
て設置させたもので、リブ後部に3角錘状の切り欠き部
分125を有するものである。このように構成すること
でも第9の実施形態と同様の作用・効果が得られる。な
お、リブ124は3角楔状の突起としこれに切り欠き部
分125を設けたが、3角楔状の突起に限るものではな
く第9、第10、第11の実施形態に示されるような形
状を持つ突起でも良い。
明する。図15は斜視図であり、図15において、冷却
部材である乱流促進体のリブ124は形状が3角楔状を
なし、冷却媒体が流れる流路102の中に隙間120を
設け、3角形の頂点が上流側になるように複数突出させ
て設置させたもので、リブ後部に3角錘状の切り欠き部
分125を有するものである。このように構成すること
でも第9の実施形態と同様の作用・効果が得られる。な
お、リブ124は3角楔状の突起としこれに切り欠き部
分125を設けたが、3角楔状の突起に限るものではな
く第9、第10、第11の実施形態に示されるような形
状を持つ突起でも良い。
【0050】次に、第14の実施形態を図16により説
明する。図16は斜視図であり、図16において、冷却
部材である乱流促進体のリブ126は冷却媒体の流通方
向Xに翼形状の流線形断面を持つように形成されてい
る。
明する。図16は斜視図であり、図16において、冷却
部材である乱流促進体のリブ126は冷却媒体の流通方
向Xに翼形状の流線形断面を持つように形成されてい
る。
【0051】こうした形状を有するため、冷却媒体が流
れる流路102の中に設置されると翼形面に沿って多く
の縦渦が放出され、冷却媒体の流れに強い乱れを発生す
る。このため本実施形態でも第4の実施形態と同様の作
用・効果が得られる。
れる流路102の中に設置されると翼形面に沿って多く
の縦渦が放出され、冷却媒体の流れに強い乱れを発生す
る。このため本実施形態でも第4の実施形態と同様の作
用・効果が得られる。
【0052】次に、第15の実施形態を図17により説
明する。図17は斜視図であり、図17において、冷却
部材である乱流促進体のリブ127は冷却媒体の流通方
向Xに翼形状の流線形断面を持ち、リブ後部に3角柱状
に切り込んだ切り欠き部分128を有するものである。
明する。図17は斜視図であり、図17において、冷却
部材である乱流促進体のリブ127は冷却媒体の流通方
向Xに翼形状の流線形断面を持ち、リブ後部に3角柱状
に切り込んだ切り欠き部分128を有するものである。
【0053】こうした形状の切り欠き部分128を有す
るため、冷却媒体が流れる流路102の中に設置される
と翼形面に沿って、また第4の実施形態と同様に切り欠
き部分128の縁から多くの縦渦が放出され、冷却媒体
の流れに強い乱れを発生する。このため本実施形態でも
第4の実施形態と同様の作用・効果が得られる。
るため、冷却媒体が流れる流路102の中に設置される
と翼形面に沿って、また第4の実施形態と同様に切り欠
き部分128の縁から多くの縦渦が放出され、冷却媒体
の流れに強い乱れを発生する。このため本実施形態でも
第4の実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【0054】次に、第16の実施形態を図18により説
明する。図18は斜視図であり、図18において、12
9は大集積回路(LSI)等の発熱量が大きい半導体装
置で、そのパッケージ130の外表面には冷却部材であ
る乱流促進体のリブ131,132が設けられている。
明する。図18は斜視図であり、図18において、12
9は大集積回路(LSI)等の発熱量が大きい半導体装
置で、そのパッケージ130の外表面には冷却部材であ
る乱流促進体のリブ131,132が設けられている。
【0055】リブ131,132は配列方向の断面形状
が3角形をなし、高さが高い側から3角柱状に切り込ん
だ切り欠き部分133を有するもので、リブ131には
2つの切り欠き部分133が形成されており、リブ13
2には1つの切り欠き部分133が形成されている。ま
たリブ131,132は切り欠き部分133が配列方向
に千鳥状に所定間隔を有するよう配列されて設けられて
いる。なお、134はアウターリードである。
が3角形をなし、高さが高い側から3角柱状に切り込ん
だ切り欠き部分133を有するもので、リブ131には
2つの切り欠き部分133が形成されており、リブ13
2には1つの切り欠き部分133が形成されている。ま
たリブ131,132は切り欠き部分133が配列方向
に千鳥状に所定間隔を有するよう配列されて設けられて
いる。なお、134はアウターリードである。
【0056】そして半導体装置129は図示しない電子
機器に基板に実装されて組み込まれ、電子機器内を流通
する冷却媒体によって冷却されながら所定の動作を行
う。また半導体装置129は、電子機器内に配列方向と
冷却媒体の流通方向Xとが一致するよう、すなわち流通
方向Xに対しリブ131,132の先端(3角形の頂角
方向)が上流側となるように組み込まれる。
機器に基板に実装されて組み込まれ、電子機器内を流通
する冷却媒体によって冷却されながら所定の動作を行
う。また半導体装置129は、電子機器内に配列方向と
冷却媒体の流通方向Xとが一致するよう、すなわち流通
方向Xに対しリブ131,132の先端(3角形の頂角
方向)が上流側となるように組み込まれる。
【0057】このように組み込まれているので、流通す
る冷却媒体中ではリブ131,132の切り欠き部分1
33の縁から多くの縦渦が放出され、冷却媒体の流れに
強い乱れが発生して強い対流冷却効果が得られ、これに
より熱伝達率を向上して半導体装置129の冷却が効率
的に行われる。
る冷却媒体中ではリブ131,132の切り欠き部分1
33の縁から多くの縦渦が放出され、冷却媒体の流れに
強い乱れが発生して強い対流冷却効果が得られ、これに
より熱伝達率を向上して半導体装置129の冷却が効率
的に行われる。
【0058】また、リブ131,132の前方には淀み
領域が形成されることがなく、冷却媒体の圧力損失を低
減することができる。このためリブ131,132周辺
のゴミの堆積を低減することができ、冷却性能低下を防
ぐことができる。
領域が形成されることがなく、冷却媒体の圧力損失を低
減することができる。このためリブ131,132周辺
のゴミの堆積を低減することができ、冷却性能低下を防
ぐことができる。
【0059】なお、リブ131,132の切り欠き部分
133は圧損の増加やリブリブ131,132周辺のゴ
ミの堆積が大きな問題とならない場合には上流側に設け
ても良く、また切り欠き部分133の数や大きさも図示
のものに限られたものではない。
133は圧損の増加やリブリブ131,132周辺のゴ
ミの堆積が大きな問題とならない場合には上流側に設け
ても良く、また切り欠き部分133の数や大きさも図示
のものに限られたものではない。
【0060】次に、第17の実施形態を図19により説
明する。図19は斜視図であり、図19において、13
5は大集積回路(LSI)等の発熱量が大きい半導体装
置で、そのパッケージ136の外表面には複数の冷却部
材である乱流促進体のリブ137が突出するように設置
されている。
明する。図19は斜視図であり、図19において、13
5は大集積回路(LSI)等の発熱量が大きい半導体装
置で、そのパッケージ136の外表面には複数の冷却部
材である乱流促進体のリブ137が突出するように設置
されている。
【0061】リブ137は形状が3角柱状をなすもの
で、3角形の頂点が同一方向を向くように設けられると
共に、隣接するものとの間に隙間138を設けて横並び
となるように設置され、さらに横並びのリブ137が千
鳥状に配列されるよう縦方向に所定間隔を設けて配列さ
れる。
で、3角形の頂点が同一方向を向くように設けられると
共に、隣接するものとの間に隙間138を設けて横並び
となるように設置され、さらに横並びのリブ137が千
鳥状に配列されるよう縦方向に所定間隔を設けて配列さ
れる。
【0062】そして半導体装置135は図示しない電子
機器に基板に実装されて組み込まれ、電子機器内を流通
する冷却媒体によって冷却されながら所定の動作を行
う。また半導体装置135は、電子機器内に冷却媒体の
流通方向Xとリブ137が千鳥状に配列されている縦方
向と一致するよう、すなわち流通方向Xに対しリブ13
7の3角形の頂点が上流側となるように組み込まれる。
機器に基板に実装されて組み込まれ、電子機器内を流通
する冷却媒体によって冷却されながら所定の動作を行
う。また半導体装置135は、電子機器内に冷却媒体の
流通方向Xとリブ137が千鳥状に配列されている縦方
向と一致するよう、すなわち流通方向Xに対しリブ13
7の3角形の頂点が上流側となるように組み込まれる。
【0063】このように組み込まれているので、流通す
る冷却媒体中ではリブ137にあってはリブ137の縁
から冷却媒体が剥離し、剥離した流れが縦渦となって多
く放出され、冷却媒体の流れに強い乱れが発生して強い
対流冷却効果が得られ、これにより熱伝達率を向上す
る。またリブ137間の隙間138を冷却媒体の流通方
向Xの下流方向に狭まるようにして設置しているので、
リブ137間を通過する冷却媒体を加速することによ
り、さらに効果的な対流冷却を行うことができて半導体
装置135の冷却が効率的に行われる。
る冷却媒体中ではリブ137にあってはリブ137の縁
から冷却媒体が剥離し、剥離した流れが縦渦となって多
く放出され、冷却媒体の流れに強い乱れが発生して強い
対流冷却効果が得られ、これにより熱伝達率を向上す
る。またリブ137間の隙間138を冷却媒体の流通方
向Xの下流方向に狭まるようにして設置しているので、
リブ137間を通過する冷却媒体を加速することによ
り、さらに効果的な対流冷却を行うことができて半導体
装置135の冷却が効率的に行われる。
【0064】また、リブ137の前方の淀み領域を低減
することができるので、冷却媒体の圧力損失を低減する
ことができ、淀み部分を低減できることからリブ137
周辺のゴミの堆積を低減することができ、冷却性能低下
を防ぐことができる。
することができるので、冷却媒体の圧力損失を低減する
ことができ、淀み部分を低減できることからリブ137
周辺のゴミの堆積を低減することができ、冷却性能低下
を防ぐことができる。
【0065】なお、リブ137は大きさ・形状は図示し
たものに限定されるものではなく、大きさが異なるリブ
を組み合わせても良い。また3角柱を斜めに切り落とし
た形状にしてもよく、この場合はさらに効果的に縦渦が
放出されるためにより一層の熱伝達向上が行える。
たものに限定されるものではなく、大きさが異なるリブ
を組み合わせても良い。また3角柱を斜めに切り落とし
た形状にしてもよく、この場合はさらに効果的に縦渦が
放出されるためにより一層の熱伝達向上が行える。
【0066】以上、種々の実施形態を示したが、本発明
は上記の各実施形態のみに限定されるものではなく、そ
れぞれを組み合わせて使用することも可能であり、要旨
を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
は上記の各実施形態のみに限定されるものではなく、そ
れぞれを組み合わせて使用することも可能であり、要旨
を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、冷却媒体の流れの中に多くの縦渦を放出し冷
却媒体を乱流状態にすることで対流冷却効果を増大さ
せ、少ない冷却媒体で被冷却部材の冷却を効率的に行う
ことができる。
によれば、冷却媒体の流れの中に多くの縦渦を放出し冷
却媒体を乱流状態にすることで対流冷却効果を増大さ
せ、少ない冷却媒体で被冷却部材の冷却を効率的に行う
ことができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るタービン冷却翼
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る変形形態の設置
状況を示す斜視図である。
状況を示す斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第5の実施形態を示す斜視図である。
【図8】本発明の第6の実施形態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第7の実施形態を示す斜視図である。
【図10】本発明の第8の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】本発明の第9の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図12】本発明の第10の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図13】本発明の第11の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図14】本発明の第12の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図15】本発明の第13の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図16】本発明の第14の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図17】本発明の第15の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図18】本発明の第16の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図19】本発明の第17の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図20】従来技術を示すタービン冷却翼の縦断面図で
ある。
ある。
【図21】従来技術を示すタービン冷却翼の横断面図で
ある。
ある。
94…リブ 96…切り欠き部分 X…流通方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福山 佳孝 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 大友 文雄 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 中田 裕二 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 野本 秀雄 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内
Claims (2)
- 【請求項1】 流通する冷却媒体中に配置された被冷却
体の表面に突出部を形成するようにして設けられると共
に、前記突出部に前記冷却媒体の流れの下流方向に向け
て両側に所定の角度を設け拡開するようにした少なくと
も1つの切り欠き部位が備えられて、前記冷却媒体を乱
流状態にして前記被冷却体の冷却をするようにしたこと
を特徴とする冷却部材。 - 【請求項2】 流通する冷却媒体中に配置された被冷却
体の表面に突出部を形成するようにして設けられると共
に、前記突出部に前記冷却媒体の流れ方向に対し所定の
角度を有するように設けられ且つ前記冷却媒体の流れ方
向と平行な方向を軸方向に持つ縦渦を主として発生せし
める縁部が備えられて、前記冷却媒体を乱流状態にして
前記被冷却体の冷却をするようにしたことを特徴とする
冷却部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000356118A JP2001173403A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 冷却部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000356118A JP2001173403A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 冷却部材 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33545793A Division JP3192854B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | タービン冷却翼 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=18828422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000356118A Pending JP2001173403A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 冷却部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001173403A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006312931A (ja) * | 2005-04-04 | 2006-11-16 | Hitachi Ltd | 内部に冷却通路を有する部材 |
JP2009041433A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Hitachi Ltd | ガスタービン翼 |
US8292578B2 (en) | 2006-02-09 | 2012-10-23 | Hitachi, Ltd. | Material having internal cooling passage and method for cooling material having internal cooling passage |
KR101797370B1 (ko) * | 2016-07-04 | 2017-12-12 | 두산중공업 주식회사 | 가스터빈 블레이드 |
-
2000
- 2000-11-22 JP JP2000356118A patent/JP2001173403A/ja active Pending
Cited By (7)
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US20180003062A1 (en) * | 2016-07-04 | 2018-01-04 | Doosan Heavy Industries Construction Co., Ltd. | Gas turbine blade |
WO2018008813A1 (ko) * | 2016-07-04 | 2018-01-11 | 두산중공업 주식회사 | 가스터빈 블레이드 |
US10837289B2 (en) * | 2016-07-04 | 2020-11-17 | Doosan Heavy Industries Construction Co., Ltd. | Gas turbine blade |
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