JP4928964B2 - 車両のスイングアーム式懸架装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のスイングアーム式懸架装置の改良に関するものである。
従来の車両のスイングアーム式懸架装置として、車体フレームに対して後輪を上下スイング自在に支持するスイングアームと車体フレーム下部との間にリンクと共に緩衝器としてのサスペンションユニットを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−291878公報
特許文献1の図2を以下に説明する。
車体フレームを構成するメインフレーム12の後部にピボット軸14を介してスイング自在にスイングアーム15が取付けられ、このスイングアーム15の上部にサスペンションユニット16の上端が取付けられ、サスペンションユニット16の下端が第1リンク62を介してメインフレーム12の下端に連結され、第1リンク62の中間部に第2リンク63を介してスイングアーム15の下部が連結されている。
サスペンションユニット16の上端とスイングアーム15の上部、サスペンションユニット16の下端と第1リンク62は、それぞれ球面滑り軸受を介して回転自在及びスイング自在に連結している。
サスペンションユニット16には、下端部に後方に延びるようにリザーバタンク72が取付けられている。
サスペンションアーム16の上端及び下端には球面滑り軸受が設けてあり、リザーバタンク77はサスペンションユニット16のシリンダ軸から離れているため、サスペンションユニット16が上下伸縮したときに、サスペンションユニット16の軸周りにリザーバタンク72が回転し、リザーバタンク72が車幅方向に大きく振れることがある。
リザーバタンク72の側方をロアカウルで覆った場合には、ロアカウルが車幅方向に振れるリザーバタンク72に干渉しないように左右に大きく張り出させる必要があり、車体の大型化を招く。
本発明の目的は、クッションユニットの車幅方向のスイング量をより小さく規制し、車両の車幅を小さくすることにある。
請求項1に係る発明は、スイングアームにクッションユニットの一端が取付けられ、このクッションユニットの他端がリンク機構を介して車体側に取付けられた車両のスイングアーム式懸架装置において、スイングアームに設けられたブラケットに球面継手を介してクッションユニットを取付ける際に、クッションユニットの一端の両側に隙間を介して設けられるブラケットの両端面では、それらの車幅方向の間隔よりも車体前後方向の寸法が大きいことを特徴とする。
作用として、ブラケット側の両端面の車幅方向の間隔よりも車体前後方向の寸法を大きくすることで、ブラケット側の両端面にクッションユニットの端部を当てて、クッションユニットの車幅方向の振れをより小さい角度に規制する。
請求項2に係る発明は、クッションユニットの上端に車体後方に延びるようにリザーバタンクが配置され、スイングアームの上面にリザーバタンクとの干渉を避ける凹部が設けられていることを特徴とする。
作用として、クッションユニットの車幅方向のスイング量がより小さく規制されるため、凹部の車幅方向の寸法を小さくすることが可能になり、スイングアームの横断面の面積が増す。また、スイングアームの断面積を一定断面積に確保する場合には、スイングアームの幅を小さくすることが可能になる。
請求項3に係る発明は、凹部が側面視でリザーバタンクとオーバーラップしていることを特徴とする。
作用として、凹部内にリザーバタンクが配置されたときに、凹部の車幅方向の寸法を小さくすることが可能になり、スイングアームの横断面の面積が増す。また、スイングアームの断面積を一定断面積に確保する場合には、スイングアームの幅を小さくすることが可能になる。
請求項4に係る発明は、クッションユニットの一端がブラケットの一方に当たったとき、リザーバタンクと凹部の内側壁との間に隙間が形成されるように、凹部の幅が設定されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、スイングアームとリヤクッションユニットとはボルトで連結したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、スイングアームに設けられたブラケットに球面継手を介してクッションユニットを取付ける際に、クッションユニットの一端の両側に隙間を介して設けられるブラケットの両端面では、それらの車幅方向の間隔よりも車体前後方向の寸法が大きいので、クッションユニットの車幅方向のスイング量をより小さく規制することができる。従って、車両の車幅を小さくすることができ、乗員の乗降を楽に行うことができる。
請求項2に係る発明では、クッションユニットの上端に車体後方に延びるようにリザーバタンクが配置され、スイングアームの上面にリザーバタンクとの干渉を避ける凹部が設けられているので、クッションユニットの車幅方向のスイング量をより小さく規制することで、凹部の車幅方向の寸法を小さくすることができ、スイングアームの断面積が大きくなってスイングアームの剛性を容易に確保することができる。また、スイングアームの断面積を一定断面積に確保する場合には、スイングアームの車幅方向の寸法を小さくすることができ、車幅を小さくすることができる。
請求項3に係る発明では、凹部が側面視でリザーバタンクとオーバーラップしているので、凹部内に配置されたリザーバタンクの車幅方向のスイング量が小さくなることで、凹部の車幅方向の寸法を小さくすることができ、スイングアームの断面積が大きくなってスイングアームの剛性を確保することができる。また、スイングアームの断面積を一定断面積に確保する場合には、スイングアームの車幅方向の寸法を小さくすることができ、車幅を小さくすることができる。
請求項4に係る発明では、クッションユニットの一端がブラケットの一方に当たったとき、リザーバタンクと凹部の内側壁との間に隙間が形成されるように、凹部の幅が設定されているの。
請求項5に係る発明では、スイングアームとリヤクッションユニットとはボルトで連結した。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るスイングアーム式懸架装置を備えた車両の側面図であり、車両10は、メインフレーム11と、このメインフレーム11の前端部に設けられたヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12に操舵自在に取付けられたフロントフォーク13と、このフロントフォーク13の下端に取付けられた前輪14と、フロントフォーク13の上部に取付けられたハンドル15と、メインフレーム11の下部に取付けられたパワーユニット16と、このパワーユニット16の後部に取付けられたスイングアーム式懸架装置30と、このスイングアーム式懸架装置30で支持された後輪33と、メインフレーム11の上部に取付けられた燃料タンク17と、この燃料タンク17の後方に配置されたシート18,21とからなる自動二輪車である。なお、22はカウリング、23,24はメインフレーム11の後部から後方斜め上方に延びているシートフレーム及びサブフレーム、25は後輪車軸である。
スイングアーム式懸架装置30は、パワーユニット16の後部に設けられたピボット軸31と、このピボット軸31にスイング可能に取付けられて後端で後輪33を支持するスイングアーム32と、後輪33及びスイングアーム32を介して車体に衝撃が伝わらないように衝撃を吸収するためにスイングアーム32のピボット軸31近傍に上端が取付けられたクッションユニット34と、このクッションユニット34の下端をパワーユニット16の下部に連結するリンク機構(後で詳述する。)とからなる。
図2は本発明に係るスイングアーム式懸架装置を示す要部側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、スイングアーム32の前部を上下に貫通するようにクッションユニット34が配置され、スイングアーム32の上部に一体に設けられた上部ブラケット部32aにクッションユニット34の上端部34aがスイング自在に取付けられ、スイングアーム32の下部に一体に設けられた下部ブラケット部32bと、クッションユニット34の下端部34bとにリンク機構36が連結され、また、リンク機構36がパワーユニット16(図1参照)の下部に連結されている。
リンク機構36は、スイングアーム32の下部ブラケット部32b及びクッションユニット34の下端部34bにそれぞれ角部がスイング自在に連結された三角形状の第1リンク41と、この第1リンク41の残りの角部に一端がスイング自在に連結され、他端がパワーユニット16にスイング自在に連結された第2リンク42とからなる。
スイングアーム32の側方(手前側)には、パワーユニット16にサイドブラケット45を介して取付けられたマスタシリンダ46が配置されている。
マスタシリンダ46は、後輪用ブレーキ装置50を構成する部品であり、後輪用ブレーキ装置50は、サイドブラケット45に取付けられた支軸48にスイング自在に取付けられたブレーキペダル51と、このブレーキペダル51の後部に取付けられたマスタシリンダ46と、このマスタシリンダ46からスイングアーム32の上面に沿うように後方に延びるブレーキ配管52と、このブレーキ配管52の後端に接続されたディスクブレーキ装置55とからなる。
ブレーキディスク装置55は、後輪33に一体的に取付けられたブレーキディスク57と、このブレーキディスク57を制動するためにスイングアーム32及び後輪車軸25に取付けられたブレーキキャリパ58とからなる。
図3は本発明に係るスイングアーム式懸架装置及び後輪用ブレーキ装置を示す要部側面図であり、スイングアーム32は、前部に上下に貫通する穴部32cが設けられ、この穴部32cの後方で且つ穴部32cに臨むように上面32dに凹部32eが設けられ、クッションユニット32の大部分が穴部32c内に上下に延びるように配置され、クッションユニット32のリザーバタンク66の下部が凹部32e内に配置されている。即ち、側面視でリザーバタンク66と凹部32eがオーバーラップしている。
クッションユニット34は、シリンダ部61と、このシリンダ部61内に移動自在に挿入されたピストン62と、このピストン62に取付けられたピストンロッド63と、このピストンロッド63の先端に取付けられたロッド端部材64と、シリンダ部61に車両後方に延びるように一体に設けられたリザーバタンク66と、シリンダ部61の上部及びロッド端部材64のそれぞれの間に介在する圧縮コイルばね67とからなり、シリンダ部61に設けられた上端部34aがスイングアーム32に取付けられ、ロッド端部材64に設けられた下端部34bが第1リンク41に取付けられている。
ここで、71はスイングアーム32の上部ブラケット部32aとクッションユニット34の上端部34aとの連結部となるボルト、72はクッションユニット34の下端部34bと第1リンク41との連結部となるボルト、73はスイングアーム32の下部ブラケット部32bと第1リンク41との連結部となるボルト、74は第1リンク41と第2リンク42との連結部となるボルトである。
マスタシリンダ46は、リザーバタンク(不図示)が一体に設けられたシリンダ本体81と、このシリンダ本体81内に移動自在に挿入されたピストン(不図示)と、このピストンに連結されたプッシュロッド部材83とからなり、シリンダ本体81はサイドブラケット45にボルト85,85で取付けられ、プッシュロッド部材83はブレーキペダル51の後端にボルト86でスイング自在に取付けられている。
図4は本発明に係るスイングアーム式懸架装置を示す要部平面図であり、スイングアーム32は、ピボット軸31に回転自在に取付けられた筒部材91と、この筒部材91に取付けられたアーム本体92とからなり、アーム本体92は、左アーム93及び右アーム94と、これらの左アーム93及び右アーム94のそれぞれを連結する連結部96とからなる。
左アーム93及び右アーム94は、後端部で後輪車軸25を支持している。
連結部96は、クッションユニット34の上端を支持する上部ブラケット部32aを一体に備え、クッションユニット34との干渉を避けるための凹部32eが上面32dに形成されている。なお、98はボルト71の端部にねじ込まれたナットである。
右アーム94の前部、即ち、後輪用ブレーキ装置50のマスタシリンダ46が配置されている側の右アーム94の側面94aには、マスタシリンダ46を避けるように凹部94bが形成されている。これにより、マスタシリンダ46及びマスタシリンダ46を支持するサイドブラケット45の側方への突出量を小さくすることができ、車幅が大きくなるのを防止している。なお、101,102はブレーキ配管52の中間部を右アーム94に固定する固定具及びボルト、103,103はステップを取付けるためにサイドブラケット45に設けられたステップ支持部、104,106はスイングアーム32を取付けるためにパワーユニット16に設けられた後方突出部である。
従来のスイングアーム、例えば、特開2003−291878の図2に示されたスイングアーム15では、スイングアーム15を構成する左アーム又は右アームの側面には、特に、後輪用ブレーキ装置に備えるマスタシリンダとの干渉を避けるための凹部が形成されていないため、上記マスタシリンダを左アーム又は右アームの側方に配置した場合には、車幅が大きくなるおそれがあった。
図5は本発明に係るスイングアームへのクッションユニットの取付状態を示す要部平面図(一部断面図)であり、スイングアーム32の上部ブラケット部32aは、左ブラケット部32g及び右ブラケット32hから構成され、これらの左ブラケット部32g及び右ブラケット32hにそれぞれボルト挿通穴32jが開けられている。
左ブラケット部32g及び右ブラケット32hのそれぞれの端面32kの直径はD、左ブラケット部32gの端面32kと右ブラケット32hの端面32kとの間隔をSとすると、D>Sとなる。
また、クッションユニット34の上端部34aの車幅方向の寸法、即ち、幅をW1とすると、S>W1となり、2つの端面32k,32kと上端部34aとの間には隙間が存在する。
従って、リザーバタンク66は、車幅方向にスイング可能で、リザーバタンク66が車幅方向にスイングしたときには、上端部34aが端面32k,32kに当たってスイングが規制され、止まる。即ち、リザーバタンク66の車幅方向のスイング量は、端面32k,32kの直径D、間隔S及び上端部34aの幅W1で決まる。
クッションユニット34の上端部34aは、シリンダ部61のシリンダ軸(紙面に垂直な軸である。)に直交するように開けられた段付き穴部34dに嵌合する外輪111と、この外輪111に形成された球面状の内面111aに滑り自在に嵌合する球面状の外面112aが形成された内輪112と、これらの外輪111及び内輪112の摺動部にダストが入り込まないように摺動部を挟むように配置されたシール部材113,114と、外輪111の抜けを防止するために段付き穴部34dに嵌められた止め輪116とを備える。
上記の外輪111及び内輪112は、球面継手(即ち、球面滑り軸受)118を構成する部品である。
図中のW2はスイングアーム32の凹部32eの車幅方向の最小寸法、即ち、最小幅である。
図6は図4の6−6線断面図であり、左アーム93及び右アーム94の上部にそれぞれ左ブラケット部32g、右ブラケット32hが一体に形成され、これらの左ブラケット部32g及び右ブラケット32hにボルト71及びナット98でクッションユニット34の上端部34aが取付けられている。
以上に述べた上部ブラケット部32aの作用を次に説明する。
図7は本発明に係る上部ブラケット部の作用を示す作用図である。
スイングアーム32が上下にスイングしたときには、クッションユニット34は、伸縮動するとともに、上端部34a及び下端部34b(図3参照)が球面滑り軸受でそれぞれ支持されているため、クッションユニット34のリザーバタンク66は、車幅方向にスイングすることがある。
リザーバタンク66の最大スイング角は、上部ブラケット部32aの端面32k,32kの直径D(図5参照)、間隔S(図5参照)及びクッションユニット34の上端部34aの幅W1(図5参照)によって規制され、上端部34aが端面32k,32kに当たったときに最大スイング角が発生する。ここでは最大スイング角はαとなる。
従来は、D≦Sとしていたが、本発明では、D>Sとすることで、リザーバタンク66の最大スイング角を抑えることができ、従って、スイングアーム32の凹部32eの最小幅W2(図5参照)を小さくすることができる。これにより、スイングアーム32の断面積を小さくすることができ、スイングアーム32の剛性を大きくすることができる。また、スイングアーム32の断面積を一定に確保する場合には、スイングアーム32の車幅方向の寸法を小さくすることができ、車幅をより小さくすることが可能になる。
以上の図3、図5に示したように、本発明は第1に、スイングアーム32にクッションユニット34の一端が取付けられ、このクッションユニット34の他端がリンク機構36を介して車体側に取付けられた車両10(図1参照)のスイングアーム式懸架装置30において、スイングアーム32に設けられたブラケットとしての上部ブラケット部32aに球面継手118を介してクッションユニット34を取付ける際に、クッションユニット34の一端の両側に隙間を介して設けられる上部ブラケット部32aの両端面32k,32kでは、それらの車幅方向の間隔Sよりも車体前後方向の寸法(即ち、端面32kの直径D)が大きいことを特徴とする。
これにより、クッションユニット34の車幅方向のスイング量をより小さく規制することができる。従って、車両10の車幅を小さくすることができ、乗員の乗降を楽に行うことができる。
本発明は第2に、クッションユニット34の上端に車体後方に延びるようにリザーバタンク66が配置され、スイングアーム32の上面32dにリザーバタンク66との干渉を避ける凹部32eが設けられていることを特徴とする。
これにより、クッションユニット34の車幅方向のスイング量をより小さく規制することで、凹部32eの車幅方向の寸法を小さくすることができ、スイングアーム32の断面積が大きくなってスイングアーム32の剛性を容易に確保することができる。また、スイングアーム32の断面積を一定断面積に確保する場合には、スイングアーム32の車幅方向の寸法を小さくすることができ、車幅を小さくすることができる。
本発明は第3に、凹部32eが側面視でリザーバタンク66とオーバーラップしていることを特徴とする。
これにより、凹部32e内に配置されたリザーバタンク66の車幅方向のスイング量が小さくなることで、凹部32eの車幅方向の寸法を小さくすることができ、スイングアーム32の断面積が大きくなってスイングアーム32の剛性を確保することができる。また、スイングアーム32の断面積を一定断面積に確保する場合には、スイングアーム32の車幅方向の寸法を小さくすることができ、車幅を小さくすることができる。
尚、本実施形態では、図5に示したように、左ブラケット部32g及び右ブラケット32hのそれぞれの端面32kを、直径Dの円形形状としたが、これに限らず、端面32kを、矩形、長円形、楕円形あるいはこれに類似した形状、更にはこれら以外の形状にしてもよく、要は端面32kの車体前後方向の寸法がDであればよい。
本発明のスイングアーム式懸架装置は、二輪車に好適である。
本発明に係るスイングアーム式懸架装置を備えた車両の側面図である。 本発明に係るスイングアーム式懸架装置を示す要部側面図である。 本発明に係るスイングアーム式懸架装置及び後輪用ブレーキ装置を示す要部側面図である。 本発明に係るスイングアーム式懸架装置を示す要部平面図である。 本発明に係るスイングアームへのクッションユニットの取付状態を示す要部平面図である。 図4の6−6線断面図である。 本発明に係る上部ブラケット部の作用を示す作用図である。
符号の説明
10…車両、30…スイングアーム式懸架装置、32…スイングアーム、32a…ブラケット(上部ブラケット部)、32d…上面、32e…凹部、32k…ブラケットの端面、34…クッションユニット、36…リンク機構、50…後輪用ブレーキ装置、66…リザーバタンク、71…ボルト、118…球面継手、D…ブラケットの端面の車体前後方向の寸法(端面の直径)、S…ブラケット端面の車幅方向の間隔、W2…凹部の幅

Claims (5)

  1. スイングアーム(32)にクッションユニット(34)の一端が取付けられ、このクッションユニット(34)の他端がリンク機構(36)を介して車体側に取付けられた車両のスイングアーム式懸架装置において、
    前記スイングアーム(32)に設けられたブラケット(32a)に球面継手(118)を介して前記クッションユニット(34)を取付ける際に、前記クッションユニット(34)の一端の両側に隙間を介して設けられる前記ブラケット(32a,32a)の両端面(32k、32k)は、それらの車幅方向の間隔(S)よりも車体前後方向の寸法(D)が大きいことを特徴とする車両のスイングアーム式懸架装置。
  2. 前記クッションユニット(34)の上端に車体後方に延びるようにリザーバタンク(66)が配置され、前記スイングアーム(32)の上面に前記リザーバタンク(66)との干渉を避ける凹部(32e)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両のスイングアーム式懸架装置。
  3. 前記凹部(32e)が側面視で前記リザーバタンク(66)とオーバーラップしていることを特徴とする請求項2記載の車両のスイングアーム式懸架装置。
  4. 前記クッションユニット(34)の一端が前記ブラケット(32a,32a)の一方に当たったとき、前記リザーバタンク(66)と前記凹部(32e)の内側壁との間に隙間が形成されるように、前記凹部(32e)の幅(W2)が設定されていることを特徴とする請求項2記載の車両のスイングアーム式懸架装置。
  5. 前記スイングアーム(32)と前記リヤクッションユニット(34)とはボルト(71)で連結したことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両のスイングアーム式懸架装置。
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