JP2006021626A - 自動二輪車 - Google Patents

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宏明 松井
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Abstract

【課題】フートレストに振動が伝わるのを抑制して乗り心地を改善できる自動二輪車を提供する。
【解決手段】リヤアーム8はピボット軸12が前端の軸受部24bに挿通される左,右のアームヘッド部24a,25aを有し、該左,右のアームヘッド部24a,25aはリヤアーム枢支部3cの車幅方向外側に配置されており、該左,右のアームヘッド部24a,25aの車幅方向外側にブラケット50,51が配置されて上記ピボット軸12に固定されており、該ブラケット50,51に弾性部材57,68を介在させてフートレストアッシィ52が装着されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車体フレームと、該車体フレームによりピボット軸を介して上下揺動可能に枢支されたリヤアームとを備えた自動二輪車に関し、詳細にはフートレストの取付け構造に関する。
例えば、特許文献1に記載された自動二輪車では、左,右のフートレストブラケット32の一部をリヤアーム13の左,右のピボット部を挿通するピボット軸12によりセンタパイプ42に固定し、残りの一部を車体フレーム2のボス部67に固定し、上記左,右のフートレストブラケット32にフートレスト32aを取付けた構造が採用されている(図10,図11参照)。
特開平10−86873号公報
ところで、上記従来公報では、フートレストブラケット32をセンタパイプ42,車体フレーム2に直接固定する構造が採用されている。このため路面等からの振動がリヤアームや車体フレームを介してフートレスト32aに直接伝わり易く、乗り心地が良くないという問題がある。
ここで上記振動がフートレスト32aに伝わるのを回避するためには、上記フートレスブラケット32を弾性部材を介して車体フレームに取り付けるいわゆるフローティング構造とすることが考えられる。しかし上記従来構造では、フートレストブラケット32の一部をピボット軸12によりセンタパイプ42に固定する構造を採用しているので、このフートレストブラケット32をフローティング構造とすることは、その構造上ほとんど不可能である。
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、フートレストに振動が伝わるのを抑制して乗り心地を改善できる自動二輪車を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、車体フレームと、該車体フレームのリヤアーム枢支部によりピボット軸を介して上下揺動可能に枢支され、後端部で後輪を支持するリヤアームとを備え、上記リヤアームの枢支部近傍に部品取付けブラケットが配置され、該部品取付けブラケットの一部は上記ピボット軸に固定され、他の一部は車体フレームに固定されており、該部品取付けブラケットにフートレストを有するフートレストブラケットが弾性部材を介在させて装着されていることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1において、上記リヤアームは、上記ピボット軸が前端の軸受部に挿通される左,右のアームヘッド部を有し、該左,右のアームヘッド部は上記リヤアーム枢支部の車幅方向外側に配置されており、該左,右のアームヘッド部の車幅方向外側に上記部品取付けブラケットが配置されていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1において、上記部品取付ブラケットは、上記ピボット軸の外周面に装着されるボス部を有し、該ボス部を締結部材により締め付けることにより該部品取付ブラケットの一部が上記ピボット軸に固定されていることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3において、上記部品取付ブラケットの残りの一部は該部品取付ブラケットと別体の中間ブラケットを介して上記車体フレームに固定されていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1ないし4の何れかにおいて、上記弾性部材はフートレストブラケットにより外側から見えないように覆われていることを特徴としている。
請求項1の発明に係る自動二輪車によれば、リヤアーム枢支部近傍に部品取付ブラケットを配置固定し、該部品取付けブラケットのさらに外側にフートレストブラケットを弾性部材を介在させて装着したので、部品取付けブラケットの一部をピボット軸に固定しながら上述のフローティング構造を実現でき、路面等からの振動を弾性部材により吸収することができ、フートレストに振動が伝わるのを抑制できる。その結果、乗り心地を向上できる。
請求項2の発明では、リヤアームのアームヘッド部をリヤアーム枢支部の外側に配置し、該枢支部に挿通されたピボット軸の外側に部品取付けブラケットの一部を固定し、他の一部を車体フレームに固定したので、リヤアームの枢支部回りの剛性を高めることができる。
請求項3の発明では、部品取付けブラケットはピボット軸の外周面に装着されるボス部を有し、該ボス部を締結部材で締め付けることにより部品取付ブラケットの一部がピボット軸に固定されている。このため部品取付ブラケットやフートレストのメンテナンスや取り換えを行う場合には、締結部材を弛めるだけで部品取付けブラケットひいてはフートレスをピボット軸から取り外すことができ、作業が容易である。即ち、上記従来公報のようにブラケットをリヤアームとともに車体フレームにピボット軸により共締め固定する場合には、ピボット軸を車体フレーム及びリヤアームから外さなければならず、手間のかかる作業となる。
また請求項4の発明では、部品取付けブラケットの残りの一部を中間ブラケットを介して車体フレームに固定したので、部品取付ブラケットを鍛造や鋳造で製作する場合の金型構造が簡素ですむ。
また中間ブラケットを介在させたので、車体フレームに部品取付ブラケットを取り付けるためのボス部を設ける必要がなく、車体フレームをダイキャスト製とした場合のダイキャスト表面を平滑に仕上げる際の作業が容易に行われる。即ち、車体フレームとしてダイキャスト製フレームを採用した場合には、その製法からして金型の耐久性に起因して表面が荒れ易くなる傾向にある。このためフレーム表面をサンダー等により平滑に仕上げる必要がある。このような平滑仕上げを行う場合に、リヤアーム枢支部に凹凸部があると仕上げ作業が困難となることから、できるだけ凹凸部を有しない表面性状とするのが好ましい。
請求項5の発明では、弾性部材はフートレストブラケットにより外側から覆われているので、弾性部材が外方から見えることによる外観の悪化を回避できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図16は、本発明の一実施形態による自動二輪車を説明するための図であり、図1,図2は自動二輪車の側面図,平面図、図3はリヤアームの左側面図、図4はリヤアームのピボット軸の断面図(図3のIV-IV 線断面図) 、図5はリヤアームの平面図、図6はリヤアームの右側面図、図7は図3のVII-VII 線断面図、図8は図6のVIII-VIII 線断面図、図9は図8のIX-IX 線断面図、図10は左側フートレストブラケットの左側面図、図11は図10のXI-XI 線断面図、図12は図10のXII-XII 線断面図、図13は図10のXIII-XIII 線断面図、図14は右側フートレストブラケットの右側面図、図15は図14のXV-XV 線断面図、図16は図14のXVI-XVI 線断面図である。なお、本実施形態でいう前後,左右とはシートに着座した状態での前後,左右を意味する。
図において、1は自動二輪車を示しており、該自動二輪車1は以下の構造を有している。ヘッドパイプ2から車両後方に延びる車体フレーム3内にエンジン4が搭載され、上記ヘッドパイプ2により前輪5を支持するフロントフォーク6が左右操向可能に枢支され、上記車体フレーム3のリヤアームブラケット部3bにより後輪7を支持するリヤアーム8がピボット軸12を介して上下揺動可能に支持され、さらにリヤアーム8と車体側固定部(エンジン)との間に後輪懸架装置16が配設されている。上記車体フレーム3上には燃料タンク9及びシート10が配設されている。さらにまた上記エンジン4には車両後方に延びる排気装置22が接続されている。
上記車体フレーム3は、ダイキャスト鋳造品からなる左,右のフレーム部材をボルト締めにより結合してなる組立式のものである。この左,右のフレーム部材はヘッドパイプ2から左右外側に拡開しつつ後方に延びた後,内側に狭まりつつ斜め下方に延びる左,右のメインフレーム部3a,3aと、該左,右のメインフレーム部3a,3aの後端から略鉛直下方に延びる左,右のリヤアームブラケット部3b,3bとを一体形成した構造を有している。
上記左,右のメインフレーム部3a,3aの前端部は上記ヘッドパイプを挟持するように配置されボルトにより締め付け固定されている。また上記左右のリヤアームブラケット部3b,3bの下端部同士は車幅方向中心位置にて互いに当接しており、該当接部分がリヤアーム枢支部3cとなっている。この左,右リヤアーム枢支部3cの表面はサンダー等により仕上げられており、これにより凹凸部のない平滑な表面を有している。また上記左,右のメインフレーム部3aの後端部には斜め上向きに延びるシートレール(不図示)の前端部が結合されている。この左,右のメインフレーム部3a及びリヤアームブラケット部3bの下側部分同士に架け渡すように上記エンジン4がボルト締め固定されており、該エンジン4は車体フレーム3の一部を構成する強度部品となっている。
上記リヤアーム8は、横断面略角筒状の左,右のリヤアーム本体24,25と、該各リヤアーム本体24,25の後輪7より前側直近部分同士を接続するクロス部材26とを有している。この左,右リヤアーム本体24,25の後端部間に上記後輪7が配置されている。リヤアーム本体24,25の上記クロス部材26より前側部分が左,右のアームヘッド部24a,25aとなっており、これらの前端には上記ピボット軸12が挿通される円筒状の軸受部24b,25bが形成されている。
上記左,右のリヤアーム本体24,25の下面には略く字状をなす補強部24c,25cが下方に凸をなすよう一体形成されており、側方から見ると、全体として概ね逆三角形状をなしている。
上記左,右のアームヘッド部24a,25aとクロス部材26及びピボット軸12とで囲まれた部分がアームヘッド部空間8aとなっている(図5参照)。このアームヘッド部空間8a内には上記エンジン4に接続された排気管19の立ち上がり部19aがピボット軸12の下側から上側に向かって立ち上がっている。この立ち上がり部19aの上端部には上記シート10の左,右下縁に沿って斜め上向きに配置された左,右のマフラ20,23が接続されている。
上記左,右のアームヘッド部24a,25aは、図4に示すように、上記車体フレーム3の左,右のリヤアーム枢支部3c,3cの車幅方向外側に配置されている。上記左,右のリヤアーム枢支部3c,3cは、上記ピボット軸12により左,右の軸受部24b,25bを介して締め付けることにより実質的に単独のフレームとなっている。
上記左,右のリヤアーム枢支部3c,3cには車幅方向に貫通して延びるピボット孔3d,3dが形成されている。このピボット孔3d内には、リヤアーム枢支部3cの外端面に当接して内側への移動が規制された円筒状のストッパ部材45,45が挿着されている。
上記ピボット軸12の右側のストッパ部材45の外端面には円筒状のカラー部材46が当接しており、該カラー部材46はピボット軸12の段差部12aに係合して軸方向外側への移動が規制されている。このカラー部材46の外周部にはニードル軸受47を介して上記右アームヘッド部25aの軸受部25bが装着されている。
また上記ピボット軸12の左側のストッパ部材45の外端面には該ピボット軸12に装着されたニードル軸受48のカラー部材48a,ボール軸受48b,カラー部材48cが順に当接している。そしてピボット軸12の左端部に螺装されたナット49を締め付けることにより、左,右のリヤアーム枢支部3cは各ストッパ部材45,カラー部材46,48a,48c及び軸受48bを介して互いに挟持結合されている。
上記左,右のアームヘッド部24a,25aの車幅方向外側にはそれぞれ部品取付けブラケット50,51が配置されている。この左,右の部品取付けブラケット50,51はアルミニューム合金のダイキャスト鋳造品である。また各部品取付けブラケット50,51は、上記ピボット軸12の軸方向外端面と大略面一となっており、該各部品取付けブラケット50,51の車外側にはそれぞれ左,右のフートレストアッシィ52,53が配設されている。
上記左側の部品取付けブラケット50は、主として、図3,図10〜図13に示すように、ピボット軸12が挿入される挿通孔50aを有するボス部50bに締め付けスリット50cを有するボルト螺挿部50dを一体形成し、上記ボス部50bに下方に延びる前辺部50eと、後方に延びる後辺部50fと、該後辺部50fと前辺部50eとを連結する下辺部50gとを一体形成した構造を有している。
上記左側のフートレストアッシィ52は、上記後辺部50f及び下辺部50gの外側面を覆うように形成された概ね二股形状をなすフートレスブラケット部52aと、該ブラケット部52aからライダーの足首部分に臨むように斜め上方に延びる菱形状のプロテクタ部52bとを一体形成し、上記フートレストブラケット部52aの後端部にフートレスト55及びシフトペダル56を装着した構造を有している。
上記シフトペダル56にはシフトロッド56aが連結され、該シフトロッド56aは上記ユニットケース4c内の変速機構に連結されている。また上記フートレスト55の下面先端部にはバンク角センサ55aが突出形成されている。さらに上記プロテクタ部52bの外側面には外観の向上を図るための意匠プレート54 が取付けられている。
上記フートレストアッシィ52のフートレストブラケット部52aは3つのゴム製弾性部材57,57,57を介在させて上記部品取付けブラケット50により支持されている。該部品取付けブラケット50の後辺部50f,下辺部50g,及び両辺部50f,50gの接続部50hにはそれぞれ挿着孔50jが形成されている。この各挿着孔50jには上記弾性部材57が挿入され、車内側から弾性部材57の軸芯部に挿入されたボルト58を上記フートレストブラケット部52aに締め付けることにより、フートレストアッシィ52は部品取付けブラケット50に固定されている。
これにより上記各弾性部材57及びボルト58はフートレストアッシィ52のフートレストブラケット部52aにより車両外方から見えないように覆われている。
上記右側の部品取付けブラケット51は、主として、図6,図14〜図16に示すように、該ピボット軸12が挿入される挿通孔51aを有するボス部51bに、締め付けスリット51cを有するボルト螺挿部51dを一体形成し、上記ボス部51bに下方に大略扇状に延びる拡開部51eを一体形成した構造を有している。
上記右側のフートレストアッシィ53は、上記拡開部51eの後縦辺部51fの外側面を覆うように形成された概ね二股形状をなすフートレストブラケット部53aに、該ブラケット部53aから、上方に延びるシリンダブラケット部53cと、ライダーの足首部分に臨むように斜め上方に延びる菱形状のプロテクタ部53bとを一体形成し、上記フートレストブラケット部53aの後端部にフートレスト60及びブレーキペダル61を取り付けた構造を有している。なお、54は意匠プレート,60aはバンク角センサである。
上記シリンダブラケット部53cにはマスタシリンダ62が取付けられており、該マスタシリンダ62のピストンロッド62aに上記ブレーキペダル61が連結されている。また上記マスタシリンダ62には、リザーブホース63及びブレーキホース65が接続されており、リザーブホース63は不図示のリザーブタンクに接続され、ブレーキホース65は後輪7のディスクブレーキ用キャリパ64に接続されている。なお、66はブレーキペダル復帰ばねであり、67はブレーキランプスイッチである。
上記フートレストアッシィ53のフートレストブラケット部53aは3つのゴム製弾性部材68,68,68を介在させて上記部品取付けブラケット51により支持されている。この取付けブラケット51の後縦辺部51eにはそれぞれの中心を結ぶ線が三角形をなすように所定間隔をあけて挿着孔51jが形成されている。この各挿着孔51jには弾性部材68が挿入され、車内側から弾性部材68の軸芯部に挿入されたボルト69を上記フートレストブラケット部53aに締め付けることにより、フートレストアッシィ53は部品取付けブラケット51に固定されている。
これにより上記各弾性部材68及びボルト69はフートレストアッシィ53のフートレストブラケット部53aにより車両外方から見えないように覆われている。
上記左側の部品取付けブラケット50のボス部50bは挿通孔50aを上記ピボット軸12のナット49の外周面に装着し、ボルト螺挿部50dに螺挿された締結ボルト (締結部材) 70を締め付けることによりピボット軸12に固定されている。
また上記部品取付けブラケット50の前辺部50eの下端部50e′は、図3,図7に示すように、該取付けブラケット50とは別体のスタンドブラケット(中間ブラケット)73を介在させて車外側から螺挿された2本のボルト74,74により車体フレーム3のリヤアーム枢支部3cに共締め固定されている。
上記スタンドブラケット73は、上記部品取付けブラケット50とは異なりアルミニューム合金の鍛造品である。このスタンドブラケット73は、締結部73aと該締結部73aから下方に延びる延長部73bとを有しており、該延長部73bにサイドスタンド75が使用位置と格納位置との間で回動可能に支持されている。
上記右側の部品取付けブラケット51のボス部51bは、挿通孔51aを上記ピボット軸12の外周面に装着し、ボルト螺挿部51dに螺挿された締結ボルト (締結部材) 71を締め付けることによりピボット軸12に固定されている。
上記部品取付けブラケット51の拡開部51eの下辺部51e′は、図6,図8,図9に示すように、該取付けブラケット51とは別体の排気管支持ブラケット(中間ブラケット)77を介在させて車外側から螺挿された2本のボルト78,78により上記車体フレーム3のリヤアーム枢支部3cに共締め固定されている。
上記排気管支持ブラケット77はアルミニューム合金のダイキャスト鋳造品である。この排気管支持ブラケット77は、締結部77aと該締結部77aから下方に延びる筒体部77bとを有しており、該筒体部77b内に装着されたゴムダンパ79を介在させて排気管19が支持されている。
本実施形態によれば、左,右のアームヘッド部24a,25aの車外側に配置されてピボット軸12に固定された左,右の部品取付けブラケット50,51に各弾性部材57,68を介在させてフートレストアッシィ52,53が取付けられている。このように構成したので、路面等からの振動が弾性部材57,68により吸収されることとなり、左,右のフートレスト55,60に振動が伝わるのを抑制できる。その結果、乗り心地を向上することができる。
また上記各弾性部材57,68及びボルト58,69はフートレストアッシィ52,53のフートレストブラケット部52a,53aにより外側から覆われているので、弾性部材57,68及びボルト58,69が外方から見えることによる外観の悪化を回避できる。
本実施形態では、左,右のリヤアーム枢支部3cは凹凸部を有しないので、車体フレーム3をダイキャスト製とした場合の表面の平滑仕上げ作業が容易である。即ち、車体フレーム3の軽量化や外観の向上を図る観点から、ダイキャスト製フレームを採用した場合には、その製法からして金型の耐久性に起因して表面が荒れ易くなる傾向にある。このためフレーム表面をサンダー等により平滑に仕上げる必要がある。このような平滑仕上げを行う場合に、リヤアーム枢支部3cに凹凸部があると仕上げ作業性が阻害されるという問題がある。
本実施形態では、左,右の部品取付けブラケット50,51の一部はピボット軸12の外周面に装着されるボス部50b,51bを有し、該ボス部50b,51bを締結ボルト70,71により締め付けることによりピボット軸12に固定されている。このため部品取付けブラケット50,51やフートレスト55,60のメンテナンスや取り換えを行う場合には、締結ボルト70,71及び車体フレームへの固定ボルト74,78を弛めるだけで部品取付けブラケット50,51をピボット軸12から取り外すことができ、またピボット軸12に装着する際の位置決めが容易であり、部品交換等の作業が容易である。即ち、上記従来公報のようにブラケットをリヤアームとともに車体フレームにピボット軸により共締め固定する場合には、ピボット軸を車体フレーム及びリヤアームから外さなければならず、手間のかかる作業となる。
本実施形態によれば、左,右の部品取付けブラケット50,51のボス部50b,51bはピボット軸12に固定され、左,右の下辺部50e′,51e′はそれぞれ別体のスタンドブラケット73,排気管支持ブラケット77を介在させて車体フレーム3の左,右のリヤアーム枢支部3cに固定されている。このように構成したので、各部品取付けブラケット50,51をリヤアーム枢支部3cに固定するためのボス部等の凹凸部が不要となり、リヤアーム枢支部3cの平滑表面処理を容易に行うことができる。
また上記各部品取付けブラケット50,51はそれぞれ別部品であるスタンドブラケット73,排気管支持ブラケット77を介在させてリヤアーム枢支部3cに固定されているので、各部品取付けブラケット50,51及びスタンドブラケット73,排気管支持ブラケット77に要求される剛性,強度に応じた形状,材質,製造方法等の選択が可能である。その結果必要な剛性,強度を確保しつつ軽量化、コストダウンを図ることができる。
また上記ピボット軸12を車体フレーム3の左,右のリヤアーム枢支部3cに固定し、該ピボット軸12の外側に部品取付けブラケット50,51を固定し、また該ブラケット50,51と車体フレームとの間にはスタンドブラケット73,排気管支持ブラケット77を介在させたので、リヤアーム枢支部3c周りの剛性を高めることができる。
本実施形態では、上記スタンドブラケット73,部品取付けブラケット50を別部品としたので、それぞれをアルミニューム合金の鍛造品,ダイカスト鋳造品とすることができ、スタンドブラケット73に要求される車体を支持するための剛性,強度を確保できるとともに、形状の自由度を高めることができ、またコストダウンを図ることができる。。
本実施形態では、排気管支持ブラケット77及び部品取付ブラケット51の両方をアルミニューム合金のダイキャスト鋳造品としたので、鍛造品により構成する場合に比べて低コストとしながら排気管19を支持するのに必要な剛性,強度を確保できる。
また上記排気管支持ブラケット77と部品取付けブラケット51とを別部品としたので、該部品取付けブラケット51,排気管支持ブラケット77の一方を鋳造品とし、他方をダイキャスト鋳造品とすることも可能である等、製法上の自由度が高く、従ってコストを低減できる製法の選択が可能である。
本発明の一実施形態による自動二輪車の側面図である。 上記自動二輪車の平面図である。 上記自動二輪車のリヤアームの左側面図である。 上記リヤアームのピボット軸の断面図(図3のIV-IV 線断面図) である。 上記リヤアームの平面図である。 上記リヤアームの右側面図である。 図3のVII-VII 線断面図である。 図6のVIII-VIII 線断面図である。 図8のIX-IX 線断面図である。 本実施形態の部品取付けブラケットの左側面図である。 図10のXI-XI 線断面図である。 図10のXII-XII 線断面図である。 図10のXIII-XIII 線断面図である。 本実施形態の部品取付けブラケットの右側面図である。 図14のXV-XV 線断面図である。 図14のXVI-XVI 線断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
3 車体フレーム
3c リヤアーム枢支部
7 後輪
8 リヤアーム
12 ピボット軸
24a,25a アームヘッド部
24b,25b 軸受部
50,51 部品取付けブラケット
50b,51b ボス部
52a,53a 取付け部
57,68 弾性部材
55,60 フートレスト
70,71 締結ボルト (締結部材)

Claims (5)

  1. 車体フレームと、該車体フレームのリヤアーム枢支部によりピボット軸を介して上下揺動可能に枢支され、後端部で後輪を支持するリヤアームとを備え、上記リヤアームの枢支部近傍に部品取付けブラケットが配置され、該部品取付けブラケットの一部は上記ピボット軸に固定され、他の一部は車体フレームに固定されており、該部品取付けブラケットにフートレストを有するフートレストブラケットが弾性部材を介在させて装着されていることを特徴とする自動二輪車。
  2. 請求項1において、上記リヤアームは、上記ピボット軸が前端の軸受部に挿通される左,右のアームヘッド部を有し、該左,右のアームヘッド部は上記リヤアーム枢支部の車幅方向外側に配置されており、該左,右のアームヘッド部の車幅方向外側に上記部品取付けブラケットが配置されていることを特徴とする自動二輪車。
  3. 請求項1において、上記部品取付ブラケットは、上記ピボット軸の外周面に装着されるボス部を有し、該ボス部を締結部材により締め付けることにより該部品取付ブラケットの一部が上記ピボット軸に固定されていることを特徴とする自動二輪車。
  4. 請求項3において、上記部品取付ブラケットの残りの一部は該部品取付ブラケットと別体の中間ブラケットを介して上記車体フレームに固定されていることを特徴とする自動二輪車。
  5. 請求項1ないし4の何れかにおいて、上記弾性部材はフートレストブラケットにより外側から見えないように覆われていることを特徴とする自動二輪車。
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JP2010058762A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両
JP2012192898A (ja) * 2011-03-18 2012-10-11 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両の前輪懸架装置
CN105270522A (zh) * 2015-10-22 2016-01-27 力帆实业(集团)股份有限公司 摩托车的搁脚支架结构
JP2020163920A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両
JP2021154877A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 本田技研工業株式会社 ステップ取付構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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