JP4928901B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、風路を形成し、手動操作される連通管と、この連通管を取り付ける連通管取付部を有する掃除機本体とからなる電気掃除機に関する。
従来、連通管として風路を形成するホースを持ち、このホースを掃除機本体に取り付けた電気掃除機が知られている。この電気掃除機には、連通管に張力が加えられると閉じる機械的なスイッチと、このスイッチの閉成信号によりトリガーされて一定時間後にリセットされるワンショットマルチバイブレータとが設けられている。そして、ワンショットマルチバイブレータから出力される信号によって自走用の電動機を一定時間駆動する。すなわち、この電気掃除機は、連通管に張力が加わってスイッチが閉じると一定時間電動機が動作して掃除機本体が自走する(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−7929号公報
しかしながら、上記の電気掃除機では、機械的なスイッチを使用してホースに加えられる張力を検出するため、ホースに加えられる張力の方向や大きさが一定ではない場合に、張力を安定して検出することが困難である。また、機械的なスイッチを使用しているので寿命が短い。
そこで本発明では、連通管の手動操作によって加えられる張力を安定して検出できるとともに検出部の長寿命化を図ることができる電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明の一形態にかかる電気掃除機は、塵を吸い込む吸込口と連通する風路を形成する連通管と、吸引モータを有するとともに、前記連通管を前記吸引モータに連通するように支持する筒状の連通管取付部を有する掃除機本体と、を備え、前記掃除機本体は、前記連通管が操作されることによって前記連通管取付部の前記連通管を支持する支持部材に生じる歪みを検出するセンサと、前記掃除機本体を移動させる走行用の車輪を駆動する駆動手段と、前記センサの検出結果に基づいて前記駆動手段を制御する走行制御手段と、を備え、前記センサは、前記連通管の前記掃除機本体外部を上方かつ前方に引っ張るときに力が作用する前記支持部材の支持部分の外周面に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、連通管の手動操作によって加えられる張力を安定して検出できるとともに検出部の長寿命化を図ることができる。
[第1実施形態]
以下に本発明の一実施形態にかかる電気掃除機について、図1乃至図9を参照して説明する。なお、各図において適宜構成を拡大、縮小、省略して概略的に示している。各図中の矢印X、Y、Zは互いに直交する三方向を示している。Xは掃除機本体の走行方向前方を示し、Yは上方向を示している。
図1は電気掃除機の全体構成を示す斜視図である。電気掃除機は、手動操作される連通管1と、連通管1を取り付ける連通管取付部2を有する掃除機本体3とで構成される。
前記連通管1は、第1の延長管4と、第2の延長管5と、一端に操作部6が取り付けられたホース7とからなる。第1の延長管4の一端には、床面を摺動して塵を吸い込む吸込口8が設けられている。第1の延長管4の他端側には、第2の延長管5がスライド自在に嵌合している。吸込口8は、第1の延長管4に対して着脱自在になっている。前記各延長管4,5、及びホース7によって、吸込口8と前記掃除機本体3を連通する風路が形成されている。
前記操作部6は、図2に示すように、手で握る把持部9を備えている。把持部9の上面側に、電源のオン、オフ、及び吸込みの強弱等を選択する複数の操作ボタン9aが配置されている。また、把持部9のうち作業者の指がかかる下面側に、把持状態を検出する把持検出手段としてスイッチ9bが配置されている。操作部6から、ホース7が延出している。
図3に示すように、ホース7の接続端部7aは、円筒状に構成され、内部に風路を形成する。接続端部7aは連通管取付部2に着脱可能に取り付けられる。接続端部7aの外面における上端部分には、後述する係合孔部2bに係合する係合爪部7bが設けられている。さらに係合爪部7bの近傍には、係合爪部7bを操作することでホース7を着脱可能とする爪操作部7cが設けられている。
図3に示す連通管取付部2は、円筒状の支持部材2aを備え、この支持部材2aの軸方向が前後方向に沿うように前記掃除機本体の前面に設けられている。この支持部材2aの前後端部(支持部分)の内面(支持面)によって前記ホース7の接続端部7aの外面が支持される。支持部材2aの上端部には、前記係合爪部7bが係合可能な係合孔部2bが形成されている。
図3及び図8(a)に示すように、支持部材2aの前方上部端に位置する第1接触部分2cに、歪みを検出するセンサとしての歪ゲージ22が配置されている。歪ゲージ22は、係合孔部2bの周辺における、支持部材2aの外周面(支持面と反対側の面)に管状部分の周方向の伸びを検出する方向で直接貼り付けられている。すなわち、歪ゲージ22は、連通管取付部2の支持部材2aのうち、掃除機本体3を前方に移動させるときに力が作用する方向である上方側であって、掃除機本体3の外部方向側となる前方側の端部において、支持面の裏側となる外周面に配置されている。この歪ゲージ22で、ホース7を上方に引っ張る操作によって連通管取付部2に生じる歪みが検出される。
この連通管取付部2に形成された孔部2eにホース7の接続端部7aが挿入され、かつ係合孔部2bに係合爪部7bが嵌合することにより、図1に示されるように、掃除機本体3の連通管取付部2に連通管1が、掃除機本体3の前面から外部側かつ前方に向かって延びるように接続される。
前記掃除機本体3は、図4及び図5に示すように、前記連通管取付部2の後端部に連通した集塵室10、フィルタ11及び吸引モータ12を有するクリーナ機構を内蔵している。
前記クリーナ機構は、吸引モータ12の駆動によって空気流を発生させ、図1に示す連通管1の吸込口8から空気を吸い込む。吸い込まれた塵と空気は、第1の延長管4、第2の延長管5、操作部6、ホース7を順次経由し、さらに、連通管取付部2を介して集塵室10に入り込む。そして、塵は、集塵室10に溜まり集められる。空気は、フィルタ11、吸引モータ12を経由して外部に排出される。
前記掃除機本体3に、後方の左右に床面13を走行する走行用の車輪14a,14bが取付けられている。また、掃除機本体3には、前記各車輪14a,14bを回転駆動する駆動手段16と、この駆動手段16の駆動源として走行用の走行モータ15とが設けられている。
前記駆動手段16は、複数のギヤからなる動力伝達部17及びディファレンシャルギア機構18を備えている。この前記駆動手段16は、前記走行モータ15の回転を、動力伝達部17を介してディファレンシャルギア機構18に伝達する。このディファレンシャルギア機構18は、回転を、車軸19a、19bを介して左右の車輪14a,14bに伝達するように構成されている。
図5に示すように、前記掃除機本体3の前方の中央底部には方向を自在に変更できるキャスタ車輪20が取り付けられている。さらに、前記掃除機本体3は、前記吸引モータ12、走行用の走行モータ15及び後述する走行制御手段としての制御回路を駆動するための電源となる充電可能な二次電池21を搭載している。二次電池21は、+E1電圧を出力する+E1電源と、+E2(>+E1)電源を出力するE2電源に、電力を供給する。
図6に示すように、前記ディファレンシャルギア機構18は車軸19a, 19bの周囲を回転する外輪ギヤ18aと、この外輪ギヤ18aの内側に固定された2個の遊星かさギヤ18b,18cと、この遊星かさギヤ18b,18cを介して前記外輪ギヤ18aの回転を、前記車軸19a、19bに伝達する2個のかさギヤ18e,18dによって構成されている。前記各遊星かさギヤ18b,18cは、左右の車輪14a,14bの回転差を吸収する機能を有し、これにより掃除機本体3は連通管1で引っ張られる方向にスムーズに向きを変えて走行することができる。
図7は前記走行用の走行モータ15を駆動制御する制御回路(制御手段)を示している。この制御回路は例えば回路基板上に実装され、前記掃除機本体3内に組み込まれている。
前記走行用の走行モータ15は、前記二次電池21からの+E2電源に、前記スイッチ9b及びPNP型の第1のトランジスタ31を直列に介して接続されている。そして、前記走行モータ15に、コンデンサ32が並列に接続されるとともに逆極性にしたダイオード33が並列に接続されている。
前記二次電池21からの+E1(<+E2)電源に、前記歪ゲージ22を一辺に接続し、他の3辺に抵抗を接続した抵抗ブリッジ回路34を接続している。前記抵抗ブリッジ回路34は、前記歪ゲージ22が歪みを受けてその抵抗が変化すると、出力端子間に歪みに応じた電圧を発生する。
前記抵抗ブリッジ回路34の出力を差動増幅器35で増幅し、その増幅した出力を抵抗36及びコンデンサ37を直列に介して反転増幅器38に供給している。前記コンデンサ37は微分手段を構成し、増幅した出力を微分して前記反転増幅器38に供給している。前記反転増幅器38の出力をコンパレータ39の非反転入力端子(+)に供給している。前記コンパレータ39の反転入力端子(−)には閾値設定器40から閾値電圧が入力されている。
前記コンパレータ39は、反転増幅器38の出力が閾値電圧を超えると、出力をハイレベルからローレベルに反転し、これにより、PNP型の第2のトランジスタ41をオン動作するようになっている。すなわち、前記第2のトランジスタ41のベースはコンパレータ39の出力端子に接続されている。
第2のトランジスタ41は、エミッタを、抵抗42を介して第1のトランジスタ31のベースに接続し、コレクタは接地されている。第1のトランジスタ31のコレクタは走行モータ15、コンデンサ32、ダイオード33の並列回路を介して接地されている。
次に本実施形態にかかる電気掃除機の動作について説明する。まず、上記構成の電気掃除機において、作業者が、図2に示される連通管1の把持部9を手で握ると、指でスイッチ9bが押圧され、スイッチ9bがオン状態となる。この状態で、把持部9にある操作ボタン9aを操作すると、図4に示す吸引モータ12が動作し、クリーナ機構が駆動する。これにより、図1に示す吸込口8から吸い込まれた塵は第1の延長管4、第2の延長管5、操作部6、ホース7を順次経由して掃除機本体3の集塵室10に集められる。
作業者は連通管1を例えば前後に動かしながら少しずつ前方に移動して掃除を開始する。そして、作業者が連通管1を前方に動かすと、ホース7が上方かつ前方に引っ張られる。ホース7の接続端部7aは、掃除機本体3の連通管取付部2に接続されているため、連通管取付部2はホース7によって前方に引っ張られる。これにより歪ゲージ22に引っ張り方向の張力が作用し、歪みが生じる。
図8は、連通管取付部2とホースの接続端部7aの位置関係の変化を示したものである。図8(b)に示すように、掃除動作において、ホース7は水平よりも上の方向へ引っ張られると、ホース7の接続端部7aの前方が上方に位置するように上向きに傾く。ここで、ホース7が一定量以上引っ張られると、係合爪部7bと、連通管取付部2の係合孔部2bの周縁が接触する。一方で、連通管取付部2の下端後部と接続端部7aの後方側の部分とが接触する。このため、前方上端の第1接触部分2c及び後方下端の第2接触部分2dで、大きな歪みが生じる。
ここで、係合爪部7bの配置や寸法構成によっては、図8(c)に示されるように、係合爪部7bと係合孔部2bよりも先に、接続端部7aの前端部分と連通管取付部2の前端部が先に接触する場合がある。また一方で、連通管取付部2の下端後部とホース7の後方側の部分とが接触する。この場合も、上記と同様に前記第1接触部分2c及び第2接触部分2dで大きな歪みが生じる。
連通管取付部2に加えられた張力が歪ゲージ22によって検知され、図7に示す抵抗ブリッジ回路34の出力端子に歪みに応じた電圧信号が発生する。この電圧信号は差動増幅器35によって増幅される。そして、増幅された電圧信号がコンデンサ37によって微分され、その微分された電圧信号がコンパレータ39に入力される。
図9は、第1接触部分2cにおいて連通管1を引っ張る方向、すなわち操作方向別に測定された歪みを示したグラフである。連通管1による引っ張り方向が異なると、連通管取付部2に加わる力も異なる。連通管取付部2を作業者が手前側、すなわち前方に引っ張った場合を基準とした場合、引っ張り方向が上方になるほど、連通管取付部2に加わる力が大きくなる。したがって、歪ゲージ22は、連通管1が引っ張られる方向毎に異なる大きさの歪みを検出し、連通管1による引っ張り方向が真上であった場合には、通常の前方への引っ張り操作に比べて大きな歪みを検出することとなる。
ここで、歪ゲージ22に加えられた張力がある程度大きく、微分された電圧信号が予め設定された閾値電圧を超えると、図7に示すコンパレータ39は微分された電圧信号が閾値電圧を超えている期間だけ出力をローレベルに反転する。
これにより、第1、第2のトランジスタ31、41がオン状態となり、走行モータ15への通電が開始され、走行モータ15が回転動作する。この走行モータ15の回転が、図4に示す動力伝達部17、ディファレンシャルギア機構18、車軸19a、19bを介して左右の車輪14a,14bに伝達され、掃除機本体3は前方に走行し、移動する。
微分された電圧信号が閾値電圧を超えている期間は短いので走行モータ15の回転は長時間連続して動作することはなく、すぐに停止される。
しかし、作業者が連通管1を前後に動かして掃除を行っているときには歪ゲージ22に引っ張り方向の張力が繰り返し頻繁に生じるので、コンデンサ37で微分された電圧信号も間欠的ではあるが頻繁に発生する。従って、コンパレータ39の出力は頻繁にローレベルを繰り返し、これにより、第2、第1のトランジスタ41、31が繰り返しオン動作し、走行モータ15への通電が繰り返し行われる。こうして、走行モータ15は動作と停止を頻繁に繰り返すようになる。
電気的には走行モータ15は動作と停止を頻繁に繰り返しても、連通管1の動きは走行モータ15の間欠動作に比べてゆっくりである。したがって、作業者は走行モータ15の停止を繰り返しても気にならない。また、このような走行モータ15の動作によって掃除機本体3は連通管1の前方への動きに追従してスムーズに走行するようになる。
作業者が連通管1の手動操作を止めると、歪ゲージ22に引っ張り方向の張力が作用しなくなるので、走行モータ15は直ちに動作を停止し、掃除機本体3の走行が停止される。
また、作業者が把持部9から手を離せば、スイッチ9bがオフするので、このときには走行モータ15の動作は強制的に停止される。
本実施形態にかかる電気掃除機は以下に掲げる効果を奏する。すなわち、連通管1の手動操作による連通管1の動きに合わせて掃除機本体3を自走させるため、電気掃除機の利便性を向上できる。しかも、連通管1の手動操作によるホース7の引っ張りを歪ゲージ22によって検出するため、機械的なスイッチを使用するものに比べて繰り返し動作に対する耐久性が高く、検出部の長寿命化を図ることができる。
連通管1が操作された際に歪みが生じやすい第1接触部分2cに歪ゲージ22を設けたことにより、高い検出精度を得ることができる。また、第1接触部分2cは、応力集中しやすい係合孔部2bの周辺としたことにより、小さな歪みも確実に検知することができる。さらに、支持面の反対側である外周面に歪ゲージ22を取り付けたため、ホース7の着脱等による損傷を防ぐことができる。この結果、歪みに応じた走行制御を適切に行うことが可能となる。
また、作業者が把持部9から手を離すと、スイッチ9bにより走行モータ15の動作が強制的に停止されることとしたため、作業者が連通管1の手動操作を止めている間は、歪ゲージ22が歪みを検知しても走行モータ15が動作することは無い。したがって、安全性を向上できる。
さらに、差動増幅器35によって増幅された電圧信号をコンデンサ37で微分し、この微分した電圧信号をコンパレータ39で閾値電圧と比較し、電圧信号が閾値電圧を超えている期間だけ走行モータ15を動作する制御を行っているので、抵抗ブリッジ回路34で吸収しきれない温度特性等の緩慢な変化については上記処理によってキャンセルすることができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る電気掃除機について図10を参照して説明する。なお、歪ゲージ23以外については上記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態においては、図10(a)〜(c)に示すように、支持部材2aの後方下かつ下方の端部に位置する第2接触部分2dに、歪ゲージ23が配置されている。歪ゲージ23は、支持部材2aの外周面に管状部分の周方向の伸びを検出する方向で直接貼り付けられている。すなわち、歪ゲージ23は、連通管取付部2の支持部材2aのうち、掃除機本体3を前方に移動させるときに力が作用する方向と反対側である下方側の端部であって、掃除機本体3の内部方向側となる後方側の端部において、支持面の裏側となる外周面に配置されている。歪ゲージ23は、上記第1実施形態における歪ゲージ22と同様に、ホース7を上方向に引っ張る操作によって連通管取付部2に生じる歪みを検出する。
図11は、第2接触部分2dにおいて連通管1を引っ張る方向、すなわち操作方向別に、歪みゲージ23で測定された歪みを示したグラフである。第1実施形態と同様に、連通管1による引っ張り方向が異なると、連通管取付部2に加わる力も異なる。連通管取付部2を作業者が手前側、すなわち前方に引っ張った場合を基準とした場合、引っ張り方向が上方になるほど、連通管取付部2に加わる力が大きくなる。
本実施形態においても上記第1実施形態と同様の効果を得られる。すなわち、連通管1が操作された際に歪みが生じやすい第2接触部分2dに歪ゲージ23を設けたことにより、高い検出精度を得ることができる。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係る電気掃除機について図12を参照して説明する。なお、連通管取付部2に突起部2fが形成されている点以外については上記第21実施形態と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
図12(a)に示すように、本実施形態における連通管取付部2の第2接触部分2dには突起部2fが形成されている。この突起部2fあるいは突起部2f付近に、前記連通管1の引っ張りによって生じる歪みを検出するためのセンサである歪ゲージ23が、支持部材2aの外周面に管状部分の周方向の伸びを検出する方向で、直接貼り付けられている。本実施形態においては、ホース7の接続端部7aの下部は、連通管取付部2の突起部2fと接触することにより支持されている。
本実施形態においても、上記第1実施形態にと同様に、掃除動作において、ホース7は前方、かつ、水平よりも上の方向へ引っ張られる。これにより、図12(b)及び図10(c)に示すように、ホース7の接続端部7aは、前方が上方に位置するように上向きに傾く。このとき、いずれの場合にも、連通管取付部2のうち、接続端部7aの下方側を支持する支持部分が、突起部2fの先端となっている。このため、操作に応じて連通管取付部2にかかる力が突起部2fに集中する。
本実施形態においても上記第2実施形態と同様の効果を得られる。すなわち、連通管1が操作された際に歪みが生じやすい第2接触部分2dに歪ゲージ23を設けたことにより、高い検出精度を得ることができる。さらに、本実施形態にかかる電気掃除機によれば、突起部2fの先端に応力が集中することにより、操作に応じて生じる歪みを検知しやすくなる。したがって、より高い検知精度が得られる。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態に係る電気掃除機について図13を参照して説明する。なお、ホース7に突起部7fが形成されている点以外については上記第2実施形態と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
図13(a)に示すように、本実施形態における第2接触部分2dにおけるホース7の接続端部7aにおける外周面に、突起部7fが形成されている。この突起部7fが連通管取付部2に当接する当接部分の近傍に、前記連通管1の引っ張りによって生じる歪みを検出するためのセンサである歪ゲージ23が直接貼り付けられている。本実施形態においては、図13(b)及び図13(c)に示すように、連通管1を引っ張ると、突起部7fの先端が支持部分となる。このため、連通管1の操作に応じて連通管取付部2にかかる力は突起部7fに集中する。
本実施形態においても上記第3実施形態と同様の効果を得られる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明を実施するにあたり、各構成部材の具体的な形状など、本発明の構成要素を発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更して実施できることは言うまでもない。
例えば上述した例では、ホース7が掃除機本体3の前面から前方に延出する場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば上面から上方へ延出する場合などにも適用可能である。すなわち、他の方向に向いている場合には、第1接触部分及び第2接触部分の位置を、掃除機本体3を前方に移動させる際に力がかかる方向及び連通管1の延出方向に応じて適宜変更することにより、上記と同様の効果を得ることができる。
本発明の構成をとることによって、スイッチ等を含みホース取り付け部の歪検出に特殊な機構を用いることなく、基本的に存在する部材の形状に影響を与えない検出部を得ることが出来る。したがって、複雑な機構部材を増やすことなく機能を実装できるとともに、デザインの自由度を確保し、本機能を搭載しない機種との部品の共通化も可能になるため、コストアップ分が極小に抑えられるという効果もある。
上記各実施形態においては、歪ゲージ22または23を設けた場合について例示したが、これに限られるものではなく、これら2つの歪みゲージ22,23を両方とも連通管取付部2に取り付けることも可能である。
また、上記各実施形態では把持状態を検出する把持検出手段としてスイッチ9bを使用したが、これに限定されるものではなく、例えば、2枚の金属板を離して配置したものを使用し、指がその2枚の金属板に接することで流れる電流を検知して把持検出するものであってもよい。さらに、指がその2枚の金属板に接することで2枚の金属板間の静電容量の変化を検知して把持検出するものであってもよい。
本実施例では歪ゲージを貼り付けていたが、あらかじめ抵抗線を埋め込んで成型する等の方法も考えられ必ずしも貼り付け構造に縛られるものではない。
また、回路についても増幅された出力をA/D変換してマイコンで閾値等を制御することによっても同様の動作を実現することは言うまでも無い。
この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の外観を示す斜視図。 同実施形態における連通管の操作部の構成を拡大して示す側面図。 同実施形態における連通管取付部及び接続端部を示す斜視図。 同実施の形態における掃除機本体の内部構成を概略的に示す平面図。 同実施形態における掃除機本体内の構成を概略的に示す側面図。 同実施形態におけるディファレンシャルギア機構を示す断面図。 同実施形態における走行用モータを駆動する制御回路を示す回路図。 同実施形態における連通管取付部とホースの接続端部の位置関係を示す概略図。 同実施形態における連通管の操作方向別に測定された歪みを示したグラフ。 本発明の第2実施形態における連通管取付部とホースの接続端部の位置関係を示す概略図。 同実施形態における連通管の操作方向別に測定された歪みを示したグラフ。 本発明の第3実施形態における連通管取付部とホースの接続端部の位置関係を示す概略図。 本発明の第4実施形態における連通管取付部とホースの接続端部の位置関係を示す概略図。
符号の説明
1…連通管、2…連通管取付部、2b…係合孔部、2a…支持部材、2c…第1接触部分、2d…第2接触部分、2e…孔部、2f…突起部、3…掃除機本体、7…ホース、7a…接続端部、7b…係合爪部、7f…突起部、8…吸込口、12…吸引モータ、15…走行モータ、16…駆動手段、22、23…歪ゲージ。

Claims (6)

  1. 塵を吸い込む吸込口と連通する風路を形成する連通管と、
    吸引モータを有するとともに、前記連通管を前記吸引モータに連通するように支持する筒状の連通管取付部を有する掃除機本体と、を備え、
    前記掃除機本体は、
    前記連通管が操作されることによって前記連通管取付部の前記連通管を支持する支持部材に生じる歪みを検出するセンサと、
    前記掃除機本体を移動させる走行用の車輪を駆動する駆動手段と、
    前記センサの検出結果に基づいて前記駆動手段を制御する走行制御手段と、
    を備え、
    前記センサは、前記連通管の前記掃除機本体外部を上方かつ前方に引っ張るときに力が作用する前記支持部材の支持部分の外周面に取り付けられていることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記筒状の連通管取付部は、軸方向が前後方向に沿うように前記掃除機本体の前面に設けられ、
    前記センサは、前記支持部材の前方上端に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 前記筒状の連通管取付部は、軸方向が前後方向に沿うように前記掃除機本体の前面に設けられ、
    前記センサは、前記支持部材の後方下端に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  4. 前記連通管は、前記連通管取付部の前記支持部材に係合可能な爪部を有するとともに、
    前記連通管取付部の前記支持部材は前記爪部と係合する孔部を有し、
    前記センサは、前記孔部の周辺に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  5. 前記連通管取付部は、前記連通管を支持する支持面に、前記連通管側に突出する突起部を有し、
    前記センサは、前記突起部先端の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  6. 前記連通管は、その外面に、前記連通管取付部側に突出する突起部を有し、
    前記センサは、前記連通管取付部の前記支持部材の、前記突起部先端が当接する当接部分の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
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