JP4925734B2 - 生産支援方法、生産支援システム及び生産支援方法のプログラム - Google Patents

生産支援方法、生産支援システム及び生産支援方法のプログラム Download PDF

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Description

本発明は、製品、その構成部品等、物品の生産(製造)等を支援する生産支援方法、生産支援システム及び生産支援方法のプログラムに関するものである。
従来から製品又は部品の構成等を管理し、生産性向上等を図っている。このような製造情報技術管理を、例えば最終的な製品となるまでの中間品及び部品を含め、製品構成を部品表としてデータベース化したシステムがある。このシステムにおいて、データベース内のデータは、製品等の物品を親とし、その構成情報である製品等を子とする親子関係で表現される。一方、製品を製造するための個々の製造手順は、別に作成された製造手順表で表現している。
従来、独立した部品表と製造手順表のデータを関連づけて一体化し、データの冗長性を排し、管理するデータ量を抑えることができるシステムも提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−259664号公報
上記のシステムは、基本的には生産管理を行うためのシステムであるが、さらに製品の設計、生産、調達等におけるデータ共有にも対応できるようにしたいという要求がある。また、例えば、製品の設計、生産において実現される装置、オプション等の構成について、例えば、製品の販売、受注組立等を行う場合に、生産管理のデータを利用して構成の組み合わせ等を把握したいという要求もある。
そこで、例えば、製品に関して、設計、生産、調達、販売等においてデータを共有することができ、さらに高度な生産支援等を行えるような生産支援方法等を得ることを目的とする。
本発明にかかる生産支援方法は、物品を生産するために行われる作業について作業方法が設定され、各作業方法において作業を行うために適用する又は作業により生産される物品について、同種の物品における品種の違いを表す属性に対して属性値が定義され、各作業方法に関するデータ及び作業方法に関連づけられた属性値のデータが記憶装置に記憶されており、データを管理するためのデータ管理装置における管理手段は、選択されたある属性値が入力されると、記憶装置に記憶されたデータに基づいて、ある属性値を有する物品を生産するに到る各作業の作業方法を判断する工程と、判断した作業方法に対して属性値の組み合わせを探索する工程と、物品を生産するに到る作業毎及び属性毎に組み合わせ候補となる属性値を和集合により算出する工程と、作業方法への経路が存在するものだけを抽出するために、属性毎に作業間の積集合を算出して組み合わせの可否を判断し、ある属性値を有する物品において他の属性値も含めた組み合わせを出力する工程とを有する。
また、本発明にかかる生産支援方法は、各属性の属性値を、組み合わせが可能な属性値と不可能な属性値とを色分けして表示手段に表示する。
また、本発明にかかる生産支援方法は、記憶装置に属性値をデータとして記憶するとき、管理手段は、ある種類の物品の属性が他の種類の物品の属性と一定の関係に基づいて設定されているかどうかを判断する工程と、管理手段が一定の関係に基づいて設定されていると判断すると、演算手段が、他の種類の物品に定義された属性値及び一定の関係に基づいて、他の種類の物品の属性値を導き出して定義する工程とを有する。
また、本発明にかかる生産支援方法は、一定の関係がPACK関数に基づいて設定されている場合に、演算装置は、他の種類の物品の属性値及び物品の数に基づいて、ある種類の物品の属性値を演算して定義し、PACK関数と対となるPACK_UNIT関数に基づいてある種類の物品の数を決定する。
また、本発明にかかる生産支援方法は、記憶装置に属性値をデータとして記憶するとき、属性値が未定であることを示す記号による属性値の定義又は数値の範囲による属性値の定義を許容する。
また、本発明にかかる生産支援方法において、属性値が、未定であることを示す記号又は数値の範囲により定義がなされた場合、その物品に対する作業時間として、生産計画に基づく安全値を定義し、記憶装置に記憶する。
また、本発明にかかる生産支援方法は、記憶装置にデータを記憶するとき、属性値に加え、属性値を代替できる代替値も属性値とともに定義できる。
また、本発明にかかる生産支援方法は、記憶装置に属性値をデータとして記憶するとき、量に関する属性を設定した物品に対し、複数の物品をまとめて管理するために、複数の物品の量をまとめた属性値による定義を許容する。
また、本発明にかかる生産支援システムは、物品を生産するために行われる作業について作業方法が設定され、各作業方法において作業を行うために適用する又は作業により生産される物品について、同種の物品における品種の違いを表す属性に対して属性値が定義され、各作業方法に関するデータ及び作業方法に関連づけられた属性値のデータを記憶する記憶装置と、選択されたある属性値が入力されると、記憶装置に記憶されたデータに基づいて、ある属性値を有する物品を生産するに到る各作業の作業方法を判断し、判断した作業方法に対して属性値の組み合わせを探索し、物品を生産するに到る作業毎及び属性毎に、組み合わせ候補となる属性値を和集合により算出し、さらに、作業方法への経路が存在するものだけを抽出するために、属性毎に作業間の積集合を算出して組み合わせの可否を判断して、ある属性値を有する物品において他の属性値も含めた組み合わせを出力する管理手段を備えるデータ管理装置とを少なくとも有する。
また、本発明にかかる生産支援システムは、各属性の属性値を、組み合わせが可能な属性値と不可能な属性値とを色分けして表示する表示手段をさらに有する。
また、本発明にかかる生産支援システムは、記憶装置に属性値をデータとして記憶するとき、管理手段は、ある種類の物品の属性が他の種類の物品の属性との一定の関係に基づいて設定されていると管理手段が判断すると、他の種類の物品に定義された属性値及び一定の関係に基づいて、他の種類の物品の属性値を導き出して定義する演算手段をさらに備える。
また、本発明にかかる生産支援システムは、一定の関係がPACK関数に基づいて設定されている場合に、演算手段は、他の種類の物品の属性値及び物品の数に基づいて、ある種類の物品の属性値を演算して定義し、PACK関数と対となるPACK_UNIT関数に基づいてある種類の物品の数を決定する。
また、本発明にかかる生産支援システムは、記憶装置に属性値をデータとして記憶するとき、管理手段は、属性値が未定であることを示す記号による属性値の定義又は数値の範囲による属性値の定義を許容し、記憶装置に記憶する。
また、本発明にかかる生産支援システムは、属性値が、未定であることを示す記号又は数値の範囲により定義がなされた場合、その物品に対する作業時間として、生産計画に基づく安全値を定義し、記憶装置に記憶する。
また、本発明にかかる生産支援システムは、記憶装置に属性値をデータとして記憶するとき、管理手段は、属性値に加え、属性値を代替できる代替値のデータも属性値とともに記憶装置に記憶する。
また、本発明にかかる生産支援システムは、記憶装置に属性値をデータとして記憶するとき、管理手段は、量に関する属性を設定した物品に対し、複数の物品をまとめて管理するために、複数の物品の量をまとめた属性値の定義を許容し、記憶装置に記憶する。
また、本発明にかかる生産支援方法のプログラムは、物品を生産するために行われる作業について作業方法が設定され、各作業方法において作業を行うために適用する又は作業により生産される物品について、同種の物品における品種の違いを表す属性に対して属性値が定義され、各作業方法に関するデータ及び作業方法に関連づけられた属性値のデータが記憶装置に記憶されており、入力装置からの入力により、ある属性値が選択されると、記憶装置に記憶されたデータに基づいて、ある属性値を有する物品を生産するに到る各作業の作業方法を判断する工程と、判断した作業方法に対して属性値の組み合わせを探索する工程と、物品を生産するに到る作業毎及び属性毎に組み合わせ候補となる属性値を和集合により算出する工程と、作業方法への経路が存在するものだけを抽出するために、属性毎に作業間の積集合を算出して組み合わせの可否を判断し、ある属性値を有する物品において他の属性値も含めた組み合わせを出力する工程とをコンピュータに行わせる。
また、本発明にかかる生産支援方法のプログラムは、各属性の属性値を、組み合わせが可能な属性値と不可能な属性値とを色分けして表示手段に表示させることをコンピュータに行わせる。
本発明によれば、管理装置が属性値のとり得る組み合わせを探索して組み合わせを決定し、属性値の組み合わせの可否を判断し、組み合わせの可否によって属性値を区別して表示装置に表示するようにしたので、物品において、属性の異なる品種に対し、その組み合わせを容易に例えば製品構成例を客に提供し、コンフィグレーションを実現することができる。特に物品を生産するに至る作業方法との関連において組み合わせを決めることができるので、作業を行わない組み合わせにしてしまうことなく、間違いのない組み合わせを行うことができる。また、生産、調達部門等だけでなく、営業部門とのデータ共有も行える。特に、あらかじめ作業方法に対して属性値が定められており、物品の製造における作業経路によりその属性値の組み合わせが限定されるため、全ての属性値の掛け合わせによる組み合わせを判断することなく、高速に属性値の取り得る組み合わせの検索処理を図ることができる。
また、本発明によれば、演算装置が、ある種類の物品の属性と一定の関係と他の種類の物品の属性値を導き出して定義するようにしたので、他の種類の物品についてあらかじめ属性値を記憶しておく必要がなく、記憶手段に記憶させるデータ量を少なくすることができる。
また、本発明によれば、一定の関係がPACK関数に基づいて設定されている場合に、他の種類の物品の属性値及び物品の数に基づいて、物品をまとめるようにある種類の物品の属性値を演算して定義し、PACK関数と対となるPACK_UNIT関数に基づいてある種類の物品の数を決定するようにしたので、たとえば製品を生産する際に必要となる材料となる物品をまとめて数量による発注等を行うことができる。
また、本発明によれば、属性値が未定であることを示す記号による属性値の定義又は数値の範囲による属性値の定義を許容するようにしたので、たとえば属性値が確定していない箇所を後に回して、生産計画をたてたり、所要量展開を行ったりすることができる。その際、その物品に対する加工等の作業時間として、生産計画に基づく安全値を定義するようにしておけば、納期遅れ等を防ぐことができる。
また、本発明によれば、代替値も属性値とともに定義できるようにしたので、品種を別にして、あらためて属性値を定義することなく、記憶手段に記憶させるデータ量を少なくすることができる。また、代替値を定義できれば、在庫引当等の場合に、代わりの物品を探す場合に都合がよい。
また、本発明によれば、量に関する属性を設定した物品に対し、複数の物品の量をまとめた属性値による定義を許容し、複数の物品をまとめて管理することができる。このため、在庫引当等において、個別の物品では引き当てられない在庫についてもまとめて引当を行うことができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る生産支援方法を実現するための生産支援システムの構成を表す図である。図1において、生産支援システムは、データ管理装置1、技術情報用データベース2、表示装置3及び入力装置4で構成される。
データ管理装置1は、少なくとも管理手段1A及び演算手段1Bで構成され、技術情報用データベース2(以下、データベース2という)に記憶されているデータの管理等を行う。管理手段1Aはデータベース2にデータとして記憶されている技術情報の管理を行う手段である。また、演算手段1Bは、技術情報のデータに基づく演算を行って新たなデータの生成を行う。
データ管理装置1に関して、これを機器(ハードウェア)だけで構成することもできるが、一般的には、例えば、CPU(Central Processing Unit )を中心とする演算制御手段(コンピュータ)でハードウェアを構成し、データ管理装置1の各部が行う処理手順をあらかじめプログラム化してソフトウェア、ファームウェア等とする。そして、演算制御手段がプログラムを実行することにより、各手段の処理を行う。
データベース2は、ハードウェアとしては例えばハードディスク、半導体メモリ等の記憶手段で構成され、製品、部品等の生産に関する技術情報、在庫等の各種データをデータ管理装置1による管理の下で記憶する。ここで、データベース2は、データの内容に基づいて、さらに品目記憶部2A、作業方法記憶部2Bで構成されるものとする。品目記憶部2A及び作業方法記憶部2Bは、それぞれ、技術情報となる品目データ、作業方法データを記憶する(品目データ、作業方法データについては後述する)。なお、ここでは、便宜的に品目データと作業方法データとに分けているが、これらのデータは従来の部品表のデータと製造手順表のデータとの関係以上に密接に関係付けられている。表示装置3は、例えばディスプレイであり、データ管理装置1から送信される表示信号に基づいて、例えばオペレータに対して表示を行う。また、入力装置4は、例えばキーボード等であり、オペレータから入力された指示、データ等を入力信号に含み、データ管理装置1に送信する。
図2はデータ管理装置1により管理され、データベース2に記憶されるデータ構成を表す図である。まず、品目記憶部2Aに記憶される品目データについて主として説明する。図2に示す例では油圧シリンダを製品とする場合について説明する。製品(図2では油圧シリンダ)は、その製品を構成する部品(図2ではシリンダ、ロッド等)、その部品を生産等するための材料(図2ではロッド材)等の物品で構成される。
同種の物品においては、それぞれ共通の属性(仕様。用途、使用条件等によっても規定される)がある。その一方で、同じ物品であっても、例えば、色、材料、大きさ、強度等、その用途、使用条件等の違いによって様々なバリエーション(異なる仕様)が存在し、それに合わせて物品(製品)を生産しなければならない場合もある。そこで、同種の物品において、ある物品の品種と別の品種とを区別する属性を、本実施の形態では用途・使用条件種として設定し、その値を用途・使用条件値として定義する。本実施の形態のシステムにおいては、特にその物品を生産等するために行う作業により属性に違いが生じる用途・使用条件種を設定し、用途・使用条件値を定義する。
このようにして、入力装置4を介してオペレータから入力された各物品の用途・使用条件値をデータ管理装置1の管理手段1Aが管理処理する。各物品の用途・使用条件値は品目データとして品目記憶部2Aに記憶される。また、管理手段1Aは同種の物品の品目データを品目群として管理する。これにより、物品が有する全ての属性のデータを物品毎に管理しなくてもよく、作業方法の違いに基づく用途・使用条件値をデータとして品目記憶部2Aに記憶しておけばよいのでデータの冗長性を排除することができる。そのため、記憶するデータ量の抑制を図ることができる。
ここで、例えば色を用途・使用条件種として設定しているものの、クライアントの指示待ちにより、まだ色が確定していない等、用途・使用条件値が未定の場合がある。この場合、例えば「未定」という文字の入力を許容する等、未定であることを他の用途・使用条件値と区別できるような用途・使用条件値の定義(設定)を行い、この用途・使用条件値として扱うものとする。「未定」であることを示す用途・使用条件値は、本来、数値を定義しなければならない用途・使用条件種に対しても適用することができる。この「未定」を示す用途・使用条件値は、システムにおいて品目、作業方法等の名称には用いることができないようにしておくのが望ましい。
また、例えば、長さを用途・使用条件種としており、その範囲だけが決まっている場合は「10_20」等、範囲による定義も行えるものとする。後に用途・使用条件値が確定した際に変更を行うことができる。このように、確定していない用途・使用条件値に対しても何らかの定義を行えるようにしておくことで、例えば「未定」と定義された用途・使用条件値に直接関連しない品目(物品)の用途・使用条件種の定義、作業の進行や、購買内示、発注、引当を先行して行える等、例えば開発における仕様確定等の工程を遅らせることなく、定義を行うことができる。
ここで、用途・使用条件値はひとまず確定したが、例えば、生産計画を立てた又は所要量展開を行った際に、指定した用途・使用条件値を満たす物品が存在しない場合がある(在庫がない場合、本来的にその用途・使用条件値の物品がない等を含む)。この場合に、例えば、設計において代替品を定めておくこともあるがシステムに反映されず、欠品を多発してラインを停止したり、現場管理に無用の混乱を招いたりすることもある。そこで、本実施の形態のシステムでは、代替となる物品の用途・使用条件値を定めておくこともできる。例えば、物品の長さを用途・使用条件種とし、用途・使用条件値として100mmと定義したものとする。そして、以下に示すように、通常であれば用途・使用条件値が異なる物品を代替品目として設定することができるようにする(このとき、用途・使用条件値として定めた100mmはそれらの代表値となる)。このように代替品目として扱う物品をあらためて設定して別の品目データとすることなく、1つの品目データにおいて設定できるようにしておけば、欠品対策等、生産管理、在庫管理等上、都合がよく、また、データ量を少なくすることができる。
(1)110mmでも代替できる場合は、例えば100[110]として単一値で指定することができる。
(2)90mmから110mmの間で代替できる場合は、例えば100[90_110]として範囲で指定することができる。
(3)100mmより小さく90mmまでなら代替できる場合は、例えば100[>90]として大小関係で指定することができる。
(4)120mm、140mmでも代替できる場合は、例えば100[120,140]として複数値で指定することができる。
図2の例において、ある油圧シリンダと別の油圧シリンダとを区別するための用途・使用条件種は、圧力、荷重及び金具オプションの有無(構成部品の違い)であるものとする。圧力、荷重及び金具オプションの有無のうち、用途・使用条件値が1つでも異なる油圧シリンダは、油圧シリンダ群内において別の物品となる。各品目群において、どの仕様を用途・使用条件種とするかについては、任意に定義することができる。
品目群:油圧シリンダには、その部品となる、品目群:シリンダ、品目群:ロッドがさらに関連づけられている。これらについても用途・使用条件種が設定されており、品目群内の各品目(物品)に関して用途・使用条件値が定義されている。図2の品目:油圧シリンダに対し、品目:シリンダ、品目:ロッドのような関係は、従来の部品表のように物品(上位)と、その構成部品等(下位)という関係である。
ただ、本実施の形態のシステムでは、後述するように、作業を介して品目間の関係を見ており、このような観点から、ある作業の投入品目(物品)と成果品目(物品)という関係とみることができる(成果品目が他の作業との関係においては投入品目となることもある)。したがって、例えば作業の内容によって品目が変化しない関係もあり得る(例えば品目:ロープを切断加工しても品目:ロープとなる。また、研磨加工した場合にも品目は変化しない。用途・使用条件値は異なる)。ここで、以後、2以上の品目群(物品)間の関係において、相対的に製品に近い物品(下流工程の物品)を上位品目といい、そうでない品目(上流工程の物品)を下位品目ということにする。
ここで、ある品目(物品)の用途・使用条件種と別の品目(物品)の用途・使用条件種、例えば上位品目の用途・使用条件種と下位品目の用途・使用条件種との間に一定の関係があることがある(同じ用途・使用条件値を共有する場合も含む)。場合によっては、さらに上流工程の作業に対する上位品目の用途・使用条件種、下位品目の用途・使用条件種との間において関係がある場合もある。例えば、製品の色を統一する場合、部品等の色は、製品に確定した色の制限を受ける。また、図2のような油圧シリンダにおいて、ロッドの内径が以下のような関係となる場合もある。品目:ロッドの品目群における用途・使用条件種は、内径、長さ及び金具の有無である。
内径(mm)=4×荷重/3.14×圧力 …(1)
品目群:ロッドの用途・使用条件種である内径が、(1)式のような関係を満たすことがわかっていれば、品目:ロッドの品目群内の各物品に対応した内径の用途・使用条件値をデータとして記憶しておかなくても、品目:油圧シリンダの用途・使用条件種である荷重及び圧力の用途・使用条件値から算出することができる。そこで、例えば(1)式のように、上位品目の用途・使用条件種の名称を変数とした関係式を設定しておく。そして、例えば所要量展開時等の際、演算手段1Bが上位品目の用途・使用条件値を関係式に代入して下位品目の用途・使用条件値の算出を行って展開をし、例えば、表示装置3に用途・使用条件値を表示させる。これにより、データベース2に記憶するデータ量を抑えることができる。また、関係をあらかじめ明確にしておくことで、品目間の用途・使用条件種の関係を容易に把握することができる。また、例えば、その関係に変更があった場合でも、その関係についてだけ変更を行えばよく、各用途・使用条件値の修正を行わなくてもよいので、修正を容易に行うことができる。
また、例えば条件等を設定した場合も同様である。例えば、ある品目に設定した用途・使用条件種の用途・使用条件値がx以上であれば、別の品目に設定した用途・使用条件種の用途・使用条件値をyとし、xより小さければzとするという、例えばif〜then等の論理式を用いた条件設定を行ってもよい。この場合においても、下位品目の用途・使用条件値を個々に記憶する必要がないので、記憶するデータ量を少なくすることができる。
図3は品目間の用途・使用条件値の関係をテーブル形式で表した図である。図3では、例えば、ロッドテーブルという2次元のテーブルにおける、v、wから導き出される値を用途・使用条件値aとすることを示している。図3のように、例えば、ある品目に設定した2以上の用途・使用条件種の用途・使用条件値をテーブル形式でデータ化する。そして、該当する部分の値を、別の品目に設定した用途・使用条件種の用途・使用条件値とするというように設定しても、上述した式や条件と同様に、データ量の削減、容易な関係把握等を行うことができる。上述のように、例えばある上位品目において、用途・使用条件値に「未定」等定義されている場合は、関係する下位品目の用途・使用条件値も「未定」として定義する。
次に作業方法記憶部2Bに記憶される作業方法データについて説明する。本実施の形態のシステムにおいては、作業方法による作業を行って実現される用途・使用条件値が定義されている。これにより、従来、独立して管理していた、製品の部品構成と製品を生産等するに到る作業(工程)とを関連づけ、一体化して扱うことができる。
各作業方法の設定については、まず、その作業方法によって作業が可能な(作業方法を選択することができる)投入品目の用途・使用条件値の条件(適合条件)をパラメータとしてすべて定義する。例えば、同じ用途・使用条件種の場合はOR条件となり、異なる用途・使用条件種との間はAND条件となる。条件を定義する際に、適用できる物品の用途・使用条件値を定義するだけでいいので、パラメータ作成、変更等が容易に行える。また、例えば、投入品目の個数(必要数又は在庫数)、加工手段、作業者、サイクル時間等のパラメータが定義され、作業方法データとして作業方法記憶部2Bに記憶される。管理手段1Aは、同種の作業方法データの集まりを作業として管理する。品目群との関係においては作業を作業の順序に並べ替えた順序付き集合となる。
ここで、例えば用途・使用条件値において「未定」等が定義されている場合、生産計画を進めることができないことがある。このような場合、作業方法データのパラメータとして適当な値を定義し、生産計画を進める場合がある。このような定義は後に定義し直され、これに伴い作業方法のパラメータも変更されるが、この差を大きく定義してまうと計画に大きなずれが生じる。また、サイクル時間等のずれが大きいと、納期割れ等の事態が生じることも想定される。そこで、変更による差を小さくするために、例えば、以下のような方法でパラメータの設定を選択できる(場合によってはパラメータ毎に選択できる)ようにしておき、データ管理装置1の演算手段1Bは、未定により設定できないパラメータを自動的に演算して設定し、計画の実現性を向上させるようにする。
(1)その作業において、最も多く選択し直される先の作業方法のパラメータ値と同じ値に設定する。
(2)最も安全と考えられる値(安全値)を演算手段1Bの演算により設定する(特に時間に関する設定)。
以上のような定義を行いながら、上位から下位方向に段階的に物品の製造方法を導出し、そこに投入される品目に対して、再帰的に導出を繰り返すことにより所要量展開等を行う。
以上のように、実施の形態1によれば、上位の品目群の用途・使用条件種(用途・使用条件値)と下位の品目群の用途・使用条件種(用途・使用条件値)との間に一定の関係がある場合、その関係に基づいて、データ管理装置1の演算手段1Bが上位の品目群の用途・使用条件値から上位の品目群の用途・使用条件値を導き出すようにしたので、下位の品目群の用途・使用条件値を品目データとして記憶させておかなくてもよく、記憶させるデータ量を抑制することができる。例えば、本システムのデータベース2において記憶すべき、物品の構成に関するデータ量は、従来の部品表におけるデータ量に比べ、1/20〜1/100程度に抑えることができるようになった。また、例えば用途・使用条件値が確定していない場合に、「未定」を示す文字等、数値範囲による定義を許容するようにしたので、例えば用途・使用条件値が定まっていない段階で用途・使用条件種を設定しておくことができる。また、確定していない用途・使用条件値と関連する作業方法、投入品目等の部品展開等を行うこともできる。さらに、代替品目として扱う物品を、1つの品目データにおいて設定できるようにしておけば、あらためて設定して別の品目データとすることなく、生産管理、在庫管理等上、都合がよい。また、データ量を少なくすることができる。
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2に係る生産支援方法を実現するための生産支援システムの構成を表す図である。図4において、図1と同じ符号を付しているものは、実施の形態1で説明したことと同様の動作を行うので説明を省略する。構成ルール適用手段1Cは、データベース2に記憶されている技術情報(データ)に基づいて構成ルール(条件)の組み合わせのデータを生成し、データベース2の構成ルール組み合わせ記憶部2Cに記憶させる。そして、入力装置4から入力されたデータに基づく処理を行い、表示装置4に表示信号を送信して処理結果を表示させる。ここで、構成ルールとは、製品(物品)が構成可能な用途・使用条件値を定めたものである。本システムにおいては、製品(物品)の品種定義は用途・使用条件値により行うことができる。したがって、用途・使用条件値の組み合わせがあればその品種は存在し、なければ存在しないことになる。そして、本実施の形態のシステムにおいては、組み合わせができるか否かは、製品(物品)を生産するための作業方法によって決まる。
上述の実施の形態において、作業方法のパラメータ定義について説明したが、作業方法による作業を行う際、作業方法が適用できる物品(投入品目)の用途・使用条件値が、例えば各作業方法によって異なる。作業方法データには、その作業方法を適用することができる用途・使用条件値がパラメータとして定義されている。本実施の形態では、このパラメータを構成ルールとして用いる。したがって、例えば製品が生産されるに到るまでの作業について、行われる作業方法の工程経路を探索し、これらを連鎖させれば、生産可能な製品に定義されている用途・使用条件値の組み合わせを決定することができる(逆に存在しない用途・使用条件値の組み合わせは作業(製品生産)をすることができない)。これをすべての作業方法に対してたどることにより、製品構成の組み合わせを探索し、パターンを生成することができ、製品の販売、受注組立等を行う場合に、例えば、装置、オプション等の組み合わせを一定のルール下で構成する適用業務(コンフィグレーション)に用いることができる。本実施の形態では、構成ルール適用手段1Cが、パラメータに基づいて、製品(物品)を生産するに至る作業方法をたどってこれらを連鎖し、構成ルール組み合わせ(物品の作り方)のデータを生成して、構成ルール組み合わせ記憶部2Cに記憶させる。そして、例えば入力装置4によりオペレータに選択された用途・使用条件値について、その用途・使用条件値を含めた組み合わせを構成ルール組み合わせ記憶部2Cから探して、表示装置3に表示させる。
図5は実施の形態2で説明する用途・使用条件種と用途・使用条件値の関係を表す図である。本実施の形態では、品目:システムバスを例として説明する。品目群:システムバスは、グレード、設置階、浴室サイズ及び断熱仕様の4つの用途・使用条件種を有している。用途・使用条件種:グレードの用途・使用条件値はクラスA、クラスB、クラスC、未定である。また、用途・使用条件種:設置階の用途・使用条件値は1階用、階上用、未定となっている。そして、用途・使用条件種:浴室サイズの用途・使用条件値は、1200、1500、1800、未定である。さらに、用途・使用条件種:断熱仕様の用途・使用条件値は、一般仕様、断熱仕様である。ここで、前述のように「未定」についても、定義がなされれれば、他の数値による定義と同様の用途・使用条件値となる。
図6は品目群:システムバスを生産するに到るまでの作業とその作業方法データ及び作業方法に定義されたパラメータを表す図である。作業:グレードにおいて、作業方法:Aグレードによる作業は、用途・使用条件種:グレードの用途・使用条件値:クラスAである物品に適用できる。同様に、作業方法:Bグレードによる作業には用途・使用条件値:クラスBである物品が、作業方法:Cグレードによる作業には用途・使用条件値:クラスCである物品が適用できる。
また、作業:設置階において、作業方法:1階用による作業は、用途・使用条件種:グレードの、用途・使用条件値:クラスA、クラスB及び未定、用途・使用条件種:設置階の用途・使用条件値:1階用、未定で、かつ用途・使用条件種:浴室の用途・使用条件値:1200、1500及び1800である物品が適用できる。また、作業方法:階上用は、用途・使用条件種:グレードの用途・使用条件値:クラスC、用途・使用条件種:設置階の用途・使用条件値:階上用に適用でき、かつ用途・使用条件種:浴室サイズの用途・使用条件値:1500に適用できる。
図7は構成ルールの組み合わせを表す図である。以上のようにして、さらに、作業:浴室サイズ、作業:断熱仕様についてもたどっていくと、構成ルールを用いた物品(製品)の作り方(構成)は図7のように決定される。図7では3つの組み合わせを探索することができる。
図8は構成が適用できる組み合わせの検索を行う図である。例えば入力装置4を介して検索用の設定データが入力される。例えば、図8(a)のように、グレード:クラスAが選択された場合(選択された欄(用途・使用条件値)は■となっている)には、図7におけるパターン1が適用されるため、グレード:クラスB、C、未定、設置階:階上用及び浴室サイズ:1200、1500、未定と構成を組み合わせることはできない。そこで、適用できる欄とできない欄とを区別するための表示(例えば適用できない欄は背景をグレーにする等)を行い、検索結果を表示装置3にわかりやすく表示させるようにすればよい。ここで、用途・使用条件値「未定」についても、他の数値等の用途・使用条件値と同じ扱いを受けるので、適用、不適用の判断がなされる。
図9は各作業の各作業方法と用途・使用条件値との関係を表した図である。構成ルール適用手段1Cは、入力装置4を介して、欄が選択される度に、選択された用途・使用条件値に対して、以下のような検索を行い、適用できる用途・使用条件値とできない用途・使用条件値とを判断し、その欄を区別して表示等を行う。ここで、各作業の各作業方法について、適用される用途・使用条件値の関係をテーブル形式で表すと図9のようになる。
図10は図8(a)の選択における構成ルール適用手段1Cによる検索過程を表す図である。まず、選択された欄の用途・使用条件値に基づいて適用(作業)可能な作業方法とそうでない作業方法とを判断する。ここでは、用途・使用条件値として、用途・使用条件種:グレードのクラスAが選択されているので、用途・使用条件値:クラスAを含み、適用(作業)可能な作業方法とそうでない作業方法とを分けることになる。例えば、作業:グレードにおいて、作業方法:Aグレードは、用途・使用条件値:クラスAを含んでいるが、作業方法:Bグレード及びCグレードは含んでいない。また、作業:設置階において、作業方法:1階用は用途・使用条件値:クラスAを含んでいるが、作業方法:階上用は含んでいない。同様に、作業:浴室サイズにおいて、作業方法:Aグレードは、用途・使用条件値:クラスAを含んでいるが、作業方法:Bグレード及びCグレードは含んでいない。作業:断熱仕様では、用途使用条件種:グレードが設定されておらず、用途・使用条件値:クラスAであるかどうかは問われないので、どちらの作業方法も適用可能とする。図9のテーブルについて、適用(作業)可能な作業方法とそうでない作業方法とを区別したものが図10(a)のようになる。
判断した作業方法に基づいて、作業毎、用途・使用属性種毎に適用(作業)可能な作業方法の用途・使用属性値を収集する。さらに、適用可能な作業方法における用途・使用属性値に対し、作業毎に和集合をとる(算出する)。これにより、各作業で適用可能な用途・使用属性値をすべて抽出する。そして、和集合の結果について、作業間の積集合をとり、各作業に共通する用途・使用条件値だけを抽出する。ここで、積集合によって抽出される用途・使用条件値が存在するということは、その用途・使用条件値を有する製品の作業方法が存在することを意味する。この結果として得られた用途使用条件値が、選択された用途・使用条件値に対して組み合わせることができる用途・使用条件値となる(図10(b))。一方、全ての用途・使用条件値と適用可能な用途・使用条件値との差集合をとり、抽出される用途・使用条件値を適用できない用途・使用条件値として、適用可能な用途・使用条件値と色分けして区別し、図8(a)のような検索結果を表示装置3に表示させる。
図11は図8(b)の選択における構成ルール適用手段1Cによる検索過程を表す図である。図8(b)のように、グレード:クラスA、クラスBが選択された場合は、パターン1及び2が適用できる。まず、選択された欄の用途・使用条件値に基づいて適用(作業)可能な作業方法とそうでない作業方法とを判断する。ここでは、用途・使用条件値としてクラスA、クラスBが選択されているので、用途・使用条件値:クラスA、クラスBを含み、適用(作業)可能な作業方法とそうでない作業方法とを分けることになる。例えば、作業:グレードにおいて、作業方法:Aグレード、Bグレードは、それぞれ用途・使用条件値:クラスA、クラスBを含んでいるが、作業方法:Cグレードは含んでいない。作業:設置階においては、作業方法:1階用はクラスA、B、未定を含んでおり、作業方法:階上用はクラスA、クラスBは含んでいない。同様に、作業:浴室サイズにおいて、作業方法:Aグレード、Bグレードは、用途・使用条件値:クラスA、クラスBを含んでいるが、作業方法:Cグレードは含んでいない。作業:断熱仕様では、どちらの作業方法も適用可能とする。これらの結果を区別したものが図11(a)のようになる。
判断した作業方法に基づいて、作業毎、用途・使用属性種毎に適用(作業)可能な作業方法の用途・使用属性値を収集する。さらに、適用可能な作業方法における用途・使用属性値に対し、作業毎に和集合をとる。そして、和集合の結果について、作業間の積集合をとり、各作業に共通する用途使用条件値だけを抽出する。この結果として得られた用途使用条件値が、選択された用途・使用条件値に対して組み合わせることができる用途・使用条件値となる(図11(b))。ここでは、各作業間の積集合に対してそれぞれ少なくとも1つ用途・使用条件値が存在したが、選択された欄(用途・使用条件値)の組み合わせによっては、例えば空集合となる場合も考えられる。これは、作業方法が設定されておらず、選択された欄の組み合わせで最終的な製品を製造するまでの作業がどこかで途絶えてしまうことを意味する。そのため、構成の組み合わせが存在し得ず、全てが適用できない用途・使用条件値となる。
一方、全ての用途・使用条件値と適用可能な用途・使用条件値との差集合をとり、抽出される用途・使用条件値を適用できない用途・使用条件値として、適用可能な用途・使用条件値と色分けして区別し、図8(b)のような検索結果を表示装置3に表示させる。この結果は、クラスA、クラスBがそれぞれ選択された場合の検索結果を和集合した結果とも一致する。そのため、クラスAの欄が選択された後にクラスBの欄が選択されても、クラスBの欄が選択された後にクラスAの欄が選択されても同じ結果となる。
図12は図8(c)の選択における構成ルール適用手段1Cによる検索過程を表す図である。図8(c)のように、グレード:クラスC及び設置階:階上用が選択された場合は、パターン3が適用できる。まず、選択された欄の用途・使用条件値に基づいて適用(作業)可能な作業方法とそうでない作業方法とを判断する。ここでは、用途・使用条件種:グレードの用途・使用条件値:クラスC、用途・使用条件種:設置階の用途・使用条件値:階上用が選択されているので、用途・使用条件値:クラスC、階上用を含み、適用(作業)可能な作業方法とそうでない作業方法とを分けることになる。例えば、作業:グレードにおいて、作業方法:Cグレードは用途・使用条件値:クラスCを含んでいるが、作業方法:Aグレード及び作業方法:Bグレードは含んでいない。また、作業:設置階において、作業方法:階上用は用途・使用条件値:階上用を含んでおり、作業方法:1階用は含んでいない。同様に、作業:浴室サイズにおいて、作業方法:CグレードはクラスCを含んでいるが、作業方法:Aグレード及び作業方法:Bグレードは含んでいない。また、作業方法:一般仕様は階上用を含んでいるが、作業方法:断熱仕様は含んでいない。これらの結果を区別したものが図12(a)のようになる。
判断した作業方法に基づいて、作業毎、用途・使用属性種毎に適用(作業)可能な作業方法の用途・使用属性値を収集する。さらに、適用可能な作業方法における用途・使用属性値に対し、作業毎に和集合をとる。そして、和集合の結果について、作業間の積集合をとり、各作業に共通する用途使用条件値だけを抽出する。この結果として得られた用途使用条件値が、選択された用途・使用条件値に対して組み合わせることができる用途・使用条件値となる(図12(b))。一方、全ての用途・使用条件値と適用可能な用途・使用条件値との差集合をとり、抽出される用途・使用条件値を適用できない用途・使用条件値として、適用可能な用途・使用条件値と色分けして区別し、図8(c)のような検索結果を表示装置3に表示させる。この結果は、クラスC、階上用がそれぞれ選択された場合の検索結果を和集合した結果とも一致する。そのため、クラスCの欄が選択された後に階上用の欄が選択されても、階上用の欄が選択された後にクラスCの欄が選択されても同じ結果となる。
以上のように、実施の形態2によれば、作業方法データに記憶されたパラメータに基づいて、品目データとして記憶されている物品の用途・使用条件値に対し、構成ルール適用手段1Cがその用途・使用条件値の組み合わせを探索して、組み合わせパターンを生成し、そのパターンに基づいて、製品構成の検索を容易に間違いなく行えるようにしたので、本システムを物品の生産管理だけでなく、例えば製品構成例を客に提供し、コンフィグレーション実施する際のシステムとして用いることができる。
あらかじめ作業方法等によって、用途・使用条件値の組み合わせが規定されており、選択した欄(用途・使用条件値)を含む作業方法により適用(作業)可能な用途・使用条件値の組み合わせパターンを検索することで全ての用途・使用条件値の掛け合わせによる組み合わせを判断することなく、高速に属性値の取り得る組み合わせの検索処理を図ることができる。
実施の形態3.
在庫管理等においては、通常、物品を個数で管理することが多い。しかしながら、例えばロープ、紙のような物品では、個数だけでなく、長さ、重さ等、その量(サイズ)によっても管理する方がよい場合がある。例えば、ワイヤからロープを製造し、そのロープを切断して、同じ又は別々の長さのロープを製品とするような場合、品目:ロープの用途・使用条件種として長さ(単位としてはmとする。以下同じ)を設定し、複数本分の長さを用途・使用条件値とするロープを1つの品目(物品)として管理した方が、長さ毎に品目を設定するよりも、生産計画を立てたり、所要量展開を行う等の場合においては都合がよい。
そこで、本実施の形態においては、量を表す用途・使用条件値に対し、例えば、品目:ロープにおいて、次のような定義を許容する。
長さ={100,200,200}
これは、用途・使用条件種:長さについて、100、200、200の長さを有している。つまり、100、200、200の長さを有する3本のロープで構成されていることを示している。これにより、量と個数とを同時に管理することができる(このような用途・使用条件値を個品量属性値ということにする)。また、次のような定義もできる。
長さ=500{100,200,200}
この場合は、全体量が500であることを示す。ここで、個数は作業方法データにパラメータとして定義することができるが、ここで定義される個数は、物品としての個数を表す(つまり、長さ={100,200}と定義された品目:ロープの個数が2だとすると、100のロープが2本、200のロープが2本ずつ(4本)となる)。
個数と量とを管理すると都合がよい場面には次のようなものがある。
(1)作業における投入品目、成果品目の量
例えば、投入品目に対し、切断の作業を行う場合、作業によって長さだけが異なる複数の成果品目について、それぞれを独立した品目として設定することなく管理を行うことができる。これにより、切断という作業をシステムで実現できる。また、品目データのメンテナンスも容易に行うことができる。これは作業への部品の投入数および次に説明する生産量、生産座席へのオーダー量のアサイン並びに在庫アロケーションにも適用できる。
(2)座席のアサイン(顧客注文から生産計画への紐付け)
顧客注文の製品(品目)を、量だけが異なる製品の生産計画に紐付けることができる。この場合、生産計画の製品が、顧客注文の製品の量より大きければ、紐付け可能となる。つまり、用途・使用条件値が全く同じでなくても、少し大きい量の製品に基づく生産計画が受注時にあった場合、その生産計画を流用することができる。これによって、まったく同じサイズのものでなくても、同じ仕様の製品が生産計画(製品在庫)にあれば、その都度、注文に合わせ、あらためて生産等の作業をしなくてもよくなる。そして、流用可能な生産計画(製品在庫)に紐付けることで、製品在庫の増大を抑え、受注リードタイムを短縮することができる。例えば、各品目として個別に設定してしまうと、生産計画に全く該当しないものが、まとめて管理することにより、適用できる可能性がある。
(3)在庫のアロケーション(引当て)
在庫引当てを行いたい物品を、長さ等の量だけが異なる物品の在庫に引き当てることができる。この場合、在庫品目が、必要な在庫品目のサイズより大きければ引当て可能となる。つまり、サイズがまったく同じでなくても、サイズの大きい在庫品目を引き当てて、切り出す等の対応が可能となる。これによって、まったく同じサイズのものでなくても、在庫を利用することで、例えば、上流工程にある物品をまとめて調達・製造等しておくことができ、製造リードタイムを短縮することができる。また、まとめて調達・製造等し、さまざまサイズの部材を用意しておくことで、部材の余剰在庫を抱えることができる。
図13は作業:切断を表す図である。図13は品目群:ロープを投入して作業:切断のうち、作業方法:切断1を行って、品目群:ロープを成果品目とする例について説明している。品目群:ロープには、長さという量を表す用途・使用条件種を設定し、用途・使用条件値を定義する。投入品目の品目群:ロープの用途・使用条件値には、次式(2)のような用途・使用条件値を定義する。これは、長さが、成果品目のロープの長さ(this.長さ)から1000mまでの範囲のロープを投入することを表している。成果品目の用途・使用条件値が{}で定義されている場合は、その和を成果品目のロープの長さとする。
長さ=this.長さ_1000 …(2)
投入個数については、上流工程にある作業:ロープ製造による品目の個数、在庫数に依存する。作業方法:切断1について、切断指示の指定長さから1000までの長さのロープを投入されているかどうかを評価する。ここで、例えば切断により余ったロープを、品目群:ロープとし、副産物として管理する。副産物となるロープの個数は、演算手段1Bが演算により判断する。
図14は作業:切断の具体例を表す図である。図14は成果品目である品目:ロープ1について、用途・使用条件種:長さを次式(3)のように表している。これは70mずつ5本に切断したロープが生産されることを表している。また、例えば70mずつ5本、30mずつ2本に切断したロープが生産される場合は、次式(4)のように表すこともできる。
長さ={70,70,70,70,70} …(3)
長さ={70*5,30*2} …(4)
(3)式における長さの和は350であるので、this.長さ は350となる。ここで、在庫がない場合は、投入品目として必要な長さ350を用途・使用条件値とする品目:ロープ2の製造オーダを生成する。一方、在庫がある場合、例えば、長さ350以上で、最も近い長さの在庫、日付が古い在庫を優先させて在庫引当てを行う。図10では、用途・使用条件値が500の品目:ロープ3が存在する。この場合は、切断によって用途・使用条件値が150の品目:ロープ4が副産物として産出される。
図15はPACK関数等を適用した場合のデータ構成を表す図である。図15は投入品目をワイヤ、産出品目をロープとし、ロープ製造を作業(作業方法)とするものである。データ構成を実現し、記憶するためのシステムについては、図1のシステムを用いるものとする。上記のような定義を許容した場合、例えば、PACK関数等を適用した所要量展開(生産計画)を行うことができる。PACKの論理は、例えば、入れ物の狭い順に詰めていくとして定義する。PACK関数、PACK_UNIT関数を用いて、例えば複数サイズの製品をまとめて産出することができる。PACK関数は、産出品目の個品量属性値及び個数に基づいて、投入品目の個品量属性値を決定するための関数である。一方、PACK_UNIT関数は、PACK関数に基づいて決定された投入品目のセット数(個数)を決定するための関数である。PACK関数、PACK_UNIT関数に基づく演算は演算手段1Bが行う。
作業:ロープ製造により、品目群:ロープを産出品目とする。その際、投入品目として品目群:ワイヤを2種類投入する。ここでは、わかりやすくするため、品目群:ワイヤ1、ワイヤ2とする。品目群:ワイヤ1の用途・使用条件種(個品量属性種):ワイヤ長さに対し、産出品目の用途・使用条件種:長さを1.1倍した値と産出数とに基づいて、4000から4500の範囲で投入品目の長さを決定する。以上を次式(4)で示す。
ワイヤ長さ=PACK(長さ*1.1,4000_4500) …(4)
また、10本のワイヤをよってロープを製造するため、ワイヤ10本をセットとして投入する個数を決定する。以上を次式(5)で示す。
投入数=PACK_UNIT(10) …(5)
同様にして、次式(6)のように品目群:ワイヤ2の用途・使用条件種(個品量属性種):ワイヤ長さに対し、産出品目の用途・使用条件種:長さを1.066倍した値と個数とに基づいて、4000から4500の範囲で投入品目の長さを決定する。また、次式(7)のように、5本のワイヤをよってロープを製造するため、ワイヤ5本をセットとして投入する数を決定する。
ワイヤ長さ=PACK(長さ*1.066,4000_4500) …(6)
投入数=PACK_UNIT(5) …(7)
図16はPACK関数等を適用した場合の所要量展開の具体例を表す図である。例えば、長さが680m、650mのロープをそれぞれ6本注文されたとする。このとき、品目:ロープの用途・使用条件値を{650,680}とする。このとき、4000から4500の範囲で最も効率がよい詰め方を演算手段1Bが演算して見つけだす。ここでは、650と680を6つずつ詰め、{4488,4290}にすればよい。そこで、品目:ワイヤ1の用途・使用条件種:長さの用途・使用条件値を{4488,4290}とする。ここで、詰め方の演算は演算手段1Bが行う。
{650,680}を6本産出するためにはワイヤ1を1セット必要とする。PACK_UNIT関数で定義したように、ワイヤ1は1セットに対して10本必要なので、ワイヤ1を10本投入することとなる。
同様にして、品目:ワイヤ2の用途・使用条件種:長さの用途・使用条件値を{4350,4158}とし、投入する個数を5本として計算する。以上のようにして、演算手段1BがPACK関数及びPACK_UNIT関数に基づいて演算を行い、ワイヤ1、ワイヤ2の長さの用途・使用条件値とその個数が決定したので、品目:ワイヤ1、品目:ワイヤ2について発注を行うことができる。
以上のように、実施の形態3によれば、量(サイズ)に関する用途・使用条件種が設定されている場合に、2以上の物品の量をまとめた値を用途・使用条件値として定義できるようにしたので、個別に品目データを作成することなくまとめて管理を行うことができる。これによりデータベース2に記憶するデータ量を抑えることができる。また、例えばまとめた量において、例えば類似する生産計画が存在する場合は、その生産計画に紐付けすることができたり、在庫の引当等を行うことができ、生産計画、所要量展開において、適用の幅を拡げることができる。
さらに、量に基づく用途・使用条件種を有している場合に、下位品目の用途・使用条件値にPACK関数に基づく設定をしておき、上位品目に定義された用途・使用条件値に基づいて、演算手段1Bが下位品目の用途・使用条件値を決定し、さらに、PACK_UNIT関数に基づいて、上位品目の用途・使用条件値、個数及び下位品目の用途・使用条件値から下位品目の個数を演算するようにしたので、まとめた量の品目について、発注を行ったり、在庫引き当てを行ったりすることができる。
上述の実施の形態では、工業製品の生産支援を行うシステムとして説明したが、本発明のシステムは、工業製品の管理だけでなく、他の分野の物品、例えば建築物の設計、建築、資材調達、コンフィグレーションにも適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る生産支援方法を実現するための生産支援システムの構成を表す図である。 データ管理装置1により管理され、データベース2に記憶されるデータ構成を表す図である。 品目間の用途・使用条件値の関係をテーブル形式で表した図である。 本発明の実施の形態3に係る生産支援方法を実現するための生産支援システムの構成を表す図である。 実施の形態2で説明する用途・使用条件種と用途・使用条件値の関係を表す図である。 品目群:システムバスを生産するに到るまでの作業とその作業方法データ及び作業方法に定義されたパラメータを表す図である。 構成ルールの組み合わせパターンを表す図である。 構成が適用できる組み合わせの検索を行う図である。 各作業の各作業方法と用途・使用条件値との関係を表した図である。 図8(a)の選択における構成ルール適用手段1Cによる検索過程を表す図である。 図8(b)の選択における構成ルール適用手段1Cによる検索過程を表す図である。 図8(c)の選択における構成ルール適用手段1Cによる検索過程を表す図である。 作業:切断を表す図である。 作業:切断の具体例を表す図である。 PACK関数等を適用した場合のデータ構成を表す図である。 PACK関数等を適用した場合の所要量展開の具体例を表す図である。
符号の説明
1 データ管理装置
1A 管理手段
1B 演算手段
1C 構成ルール適用手段
2 データベース
2A 品目記憶部
2B 作業方法記憶部
2C 構成ルール組み合わせ記憶部
3 表示装置
4 入力装置

Claims (18)

  1. 物品を生産するために行われる作業について作業方法が設定され、各作業方法において作業を行うために適用する又は作業により生産される物品について、同種の物品における品種の違いを表す属性に対して属性値が定義され、各作業方法に関するデータ及び前記作業方法に関連づけられた前記属性値のデータが記憶装置に記憶されており、
    前記データを管理するためのデータ管理装置における管理手段は、
    選択されたある属性値が入力されると、前記記憶装置に記憶されたデータに基づいて、前記ある属性値を有する物品を生産するに到る各作業の前記作業方法を判断する工程と、
    判断した前記作業方法に対して前記属性値の組み合わせを探索する工程と、
    前記物品を生産するに到る前記作業毎及び前記属性毎に組み合わせ候補となる属性値を和集合により算出する工程と、
    前記作業方法への経路が存在するものだけを抽出するために、前記属性毎に前記作業間の積集合を算出して組み合わせの可否を判断し、前記ある属性値を有する物品において他の属性値も含めた組み合わせを出力する工程と
    を有することを特徴とする生産支援方法。
  2. 各属性の属性値を、組み合わせが可能な属性値と不可能な属性値とを色分けして表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の生産支援方法。
  3. 前記記憶装置に前記属性値をデータとして記憶するとき、
    前記管理手段は、ある種類の物品の属性が他の種類の物品の属性と一定の関係に基づいて設定されているかどうかを判断する工程と、
    前記管理手段が一定の関係に基づいて設定されていると判断すると、演算手段が、前記他の種類の物品に定義された属性値及び前記一定の関係に基づいて、前記他の種類の物品の属性値を導き出して定義する工程と
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の生産支援方法。
  4. 前記一定の関係がPACK関数に基づいて設定されている場合に、前記演算手段は、前記他の種類の物品の属性値及び前記物品の数に基づいて、前記ある種類の物品の属性値を演算して定義し、前記PACK関数と対となるPACK_UNIT関数に基づいて前記ある種類の物品の数を決定することを特徴とする請求項記載の生産支援方法。
  5. 前記記憶装置に前記属性値をデータとして記憶するとき、
    前記属性値が未定であることを示す記号による前記属性値の定義又は前記数値の範囲による前記属性値の定義を許容することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の生産支援方法。
  6. 前記属性値が、未定であることを示す記号又は前記数値の範囲により定義がなされた場合、その物品に対する作業時間として、生産計画に基づく安全値を定義し、前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項記載の生産支援方法。
  7. 前記記憶装置に前記属性値をデータとして記憶するとき、
    前記属性値に加え、前記属性値を代替できる代替値も前記属性値とともに定義できることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の生産支援方法。
  8. 前記記憶装置に前記属性値をデータとして記憶するとき、
    量に関する属性を設定した前記物品に対し、複数の物品をまとめて管理するために、複数の物品の量をまとめた属性値による定義を許容することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の生産支援方法。
  9. 物品を生産するために行われる作業について作業方法が設定され、各作業方法において作業を行うために適用する又は作業により生産される物品について、同種の物品における品種の違いを表す属性に対して属性値が定義され、各作業方法に関するデータ及び前記作業方法に関連づけられた前記属性値のデータを記憶する記憶装置と、
    選択されたある属性値が入力されると、前記記憶装置に記憶されたデータに基づいて、前記ある属性値を有する物品を生産するに到る各作業の前記作業方法を判断し、
    判断した前記作業方法に対して前記属性値の組み合わせを探索し、前記物品を生産するに到る前記作業毎及び前記属性毎に、組み合わせ候補となる属性値を和集合により算出し、さらに、前記作業方法への経路が存在するものだけを抽出するために、前記属性毎に前記作業間の積集合を算出して組み合わせの可否を判断して、前記ある属性値を有する物品において他の属性値も含めた組み合わせを出力する管理手段を備えるデータ管理装置と
    を少なくとも有することを特徴とする生産支援システム。
  10. 各属性の属性値を、組み合わせが可能な属性値と不可能な属性値とを色分けして表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項9記載の生産支援システム。
  11. 前記記憶装置に前記属性値をデータとして記憶するとき、
    前記データ管理装置は、ある種類の物品の属性が他の種類の物品の属性との一定の関係に基づいて設定されていると前記管理手段が判断すると、前記他の種類の物品に定義された属性値及び前記一定の関係に基づいて、前記他の種類の物品の属性値を導き出して定義する演算手段をさらに備えることを特徴とする請求項9又は10記載の生産支援システム。
  12. 前記一定の関係がPACK関数に基づいて設定されている場合に、前記演算手段は、前記他の種類の物品の属性値及び前記物品の数に基づいて、前記ある種類の物品の属性値を演算して定義し、前記PACK関数と対となるPACK_UNIT関数に基づいて前記ある種類の物品の数を決定することを特徴とする請求項11記載の生産支援システム。
  13. 前記記憶装置に前記属性値をデータとして記憶するとき、
    前記管理手段は、前記属性値が未定であることを示す記号による前記属性値の定義又は前記数値の範囲による前記属性値の定義を許容し、前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の生産支援システム。
  14. 前記属性値が、未定であることを示す記号又は前記数値の範囲により定義がなされた場合、その物品に対する作業時間として、生産計画に基づく安全値を定義し、前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項13記載の生産支援システム。
  15. 前記記憶装置に前記属性値をデータとして記憶するとき、
    前記管理手段は、前記属性値に加え、前記属性値を代替できる代替値のデータも前記属性値とともに前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の生産支援システム。
  16. 前記記憶装置に前記属性値をデータとして記憶するとき、
    前記管理手段は、量に関する属性を設定した前記物品に対し、複数の物品をまとめて管理するために、複数の物品の量をまとめた属性値の定義を許容し、前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項9〜15のいずれかに記載の生産支援システム。
  17. 物品を生産するために行われる作業について作業方法が設定され、各作業方法において作業を行うために適用する又は作業により生産される物品について、同種の物品における品種の違いを表す属性に対して属性値が定義され、各作業方法に関するデータ及び前記作業方法に関連づけられた前記属性値のデータが記憶装置に記憶されており、
    選択されたある属性値が入力されると、前記記憶装置に記憶されたデータに基づいて、前記ある属性値を有する物品を生産するに到る各作業の前記作業方法を判断する工程と、
    判断した前記作業方法に対して前記属性値の組み合わせを探索する工程と、
    前記物品を生産するに到る前記作業毎及び前記属性毎に組み合わせ候補となる属性値を和集合により算出する工程と、
    前記作業方法への経路が存在するものだけを抽出するために、前記属性毎に前記作業間の積集合を算出して組み合わせの可否を判断し、前記ある属性値を有する物品において他の属性値も含めた組み合わせを出力する工程と
    をコンピュータに行わせることを特徴とする生産支援方法のプログラム。
  18. 各属性の属性値を、組み合わせが可能な属性値と不可能な属性値とを色分けして表示手段に表示させることをコンピュータに行わせることを特徴とする請求項17記載の生産支援方法のプログラム。
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