JP4925527B2 - ダミーボトル、およびダミーボトルに用いられるカバー部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、飲料の容器としてのボトルを模したダミーボトル、およびダミーボトルに用いられるカバー部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ジュース等の飲料用の自動販売機内に陳列される、その飲料の容器となるボトルを模したダミー体に関する先行技術として、特願2001−028863号に示されるダミーボトルがある。このダミーボトルは、光透過体からなるダミーボトル本体と、そのダミーボトル本体の中央部分から下部部分までを覆うようにして、ダミーボトル本体に取り付けられる見本表示ラベルとから構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記ダミーボトルにあっては、ダミーボトル本体は、その中央部分から下部部分までが、見本表示ラベルによって覆われるものの、上部部分は、ダミーボトル本体そのものが露出していた。そして、このダミーボトル本体の露出した部分には、飲料のボトルの、そのボトルを通して見える飲料の色が表われるとは限らず、ダミーとしての完全性に欠けていた。
【0004】
そこで、本発明者は、飲料の色に合わせた種々の色のダミーボトル本体を用意することを考えたが、ダミーボトル本体の種類が増えて生産性が悪くなる虞があった。また、このように、ダミーボトル本体を飲料の色に合わせると、見本表示ラベルに、ダミーボトル本体の色が透けて見えたり、ダミーボトル本体の内側から見本表示ラベルを照明した場合には、ダミーボトル本体の色が浮き出たりすることがあり、好ましくなかった。
【0005】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、容器としてのボトルを通して見える飲料の色を、簡単に表わすことができる、ダミーボトル、およびダミーボトルに用いられるカバー部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るダミーボトル、およびダミーボトルに用いられるカバー部材は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係るダミーボトルは、飲料の容器としてのボトルを模したダミーボトルであって、中空状のダミーボトル本体と、そのダミーボトル本体に着脱可能に取り付けられるカバー部材とを有する。ここで、前記ダミーボトル本体は、本体部と、その本体部から上方に延びるとともに上方に向かうに連れて径小となる傾斜部とを備える。また、前記カバー部材は、前記ダミーボトル本体の前記傾斜部の外周を覆うカバー本体部を備える。そして、そのカバー本体部は、前記ボトルを通して見える前記飲料の色を模した色が表わされているとともに、前記傾斜部の前面側を覆う前部部分と、その前部部分の左右の各側からそれぞれ延設されて前記傾斜部の背面側に回り込む左右の端部部分とを備えており、かつ、弾性限界内で可撓性を有しており、また、前記カバー部材は、前記カバー本体部の前記端部部分間を広げることで、前記傾斜部に嵌められ、嵌めた後には、前記カバー本体部の弾性により、前記端部部分間の広がりが元に戻るとともに、その端部部分が前記傾斜部の背面側に掛かる。
【0007】
こうして、カバー部材における、ダミーボトル本体の傾斜部の外周を覆うカバー本体部が、容器としてのボトルを通して見える飲料の色を模した色が表わされることで、このダミーボトルに、飲料の色が表現される。そして、このカバー本体部を備えるカバー部材は、ダミーボトル本体とは別体であって、種々の色のカバー部材に対して、同一種類のダミーボトル本体を共通に用いることが可能となる。また、カバー部材は、ダミーボトル本体に着脱可能に取り付けられるため、ダミーボトル本体に対して、種々の色のカバー部材を取り替え交換することで、このダミーボトルは、様々な飲料のボトルに対応することができる。しかも、カバー部材における端部部分間を広げることで、このカバー部材を、ダミーボトル本体の傾斜部に容易に取り付けることができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明に係るダミーボトルのように、請求項1に記載のダミーボトルにおいて、前記ダミーボトル本体は、掛止部を備え、その掛止部は、前記傾斜部の背面側の左右の各側に、窪むようにして設けられ、前記カバー部材は、前記掛止部に掛け止められる被掛止部を備え、その被掛止部は、前記端部部分に形成されてもよい。こうして、カバー部材は、その被掛止部が、ダミーボトル本体の掛止部に掛け止められ、ダミーボトル本体に確実に取り付けられる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明に係るダミーボトルのように、請求項1または2に記載のダミーボトルにおいて、前記ダミーボトル本体に着脱可能に取り付けられる見本表示ラベルを有し、前記見本表示ラベルは、そのラベル本体部が前記本体部の外周を覆うように配置されてもよい。これにより、ダミーボトル本体に対して、種々の色のカバー部材だけでなく、種々の見本表示ラベルを取り替え交換することで、このダミーボトルは、より一層様々な飲料のボトルに対応することができる。
【0010】
【0011】
【0012】
また、請求項4に記載の発明に係る、ダミーボトルに用いられるカバー部材は、飲料の容器としてのボトルを模したダミーボトルにおける、中空状のダミーボトル本体に着脱可能に取り付けられるカバー部材である。このカバー部材は、本体部と、その本体部から上方に延びるとともに上方に向かうに連れて径小となる傾斜部とを備えた前記ダミーボトル本体の、前記傾斜部の外周を覆う、カバー本体部を備える。そして、そのカバー本体部は、前記ボトルを通して見える前記飲料の色を模した色が表わされているとともに、前記傾斜部の前面側を覆う前部部分と、その前部部分の左右の各側からそれぞれ延設されて前記傾斜部の背面側に回り込む左右の端部部分とを備えており、かつ、弾性限界内で可撓性を有しており、前記カバー本体部の前記端部部分間を広げることで、前記傾斜部に嵌められ、嵌めた後には、前記カバー本体部の弾性により、前記端部部分間の広がりが元に戻るとともに、その端部部分が前記傾斜部の背面側に掛かる。
【0013】
こうして、ダミーボトル本体の傾斜部の外周を覆うカバー本体部が、容器としてのボトルを通して見える飲料の色を模した色が表わされることで、このダミーボトルに、飲料の色が表現される。そして、このカバー本体部を備えるカバー部材は、ダミーボトル本体とは別体であって、種々の色のカバー部材に対して、同一種類のダミーボトル本体を共通に用いることが可能となる。また、カバー部材は、ダミーボトル本体に着脱可能に取り付けられるため、ダミーボトル本体に対して、種々の色のカバー部材を取り替え交換することで、ダミーボトルが、様々な飲料のボトルに対応することができる。しかも、カバー部材における端部部分間を広げることで、このカバー部材を、ダミーボトル本体の傾斜部に容易に取り付けることができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
また、請求項5に記載の発明に係る、ダミーボトルに用いられるカバー部材のように、請求項4に記載のカバー部材において、前記ダミーボトル本体に備わる、前記傾斜部の背面側の左右の各側に窪むようにして設けられた掛止部に掛け止められる被掛止部を備え、その被掛止部は、前記端部部分に形成されてもよい。こうして、このカバー部材は、その被掛止部が、ダミーボトル本体の掛止部に掛け止められ、ダミーボトル本体に確実に取り付けられる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るダミーボトル、およびダミーボトルに用いられるカバー部材の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1ないし図6は、本発明に係るダミーボトル、およびダミーボトルに用いられるカバー部材の一実施の形態を示す。図中符号1は、自動販売機内に陳列される、飲料の容器としてのPETボトルを模した、ダミーボトルである。このダミーボトル1は、中空状のダミーボトル本体2と、そのダミーボトル本体2に取り付けられるカバー部材3と、同じくダミーボトル本体2に取り付けられる見本表示ラベル4とを有している。
【0020】
ここで、ダミーボトル本体2は、例えば、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂製であって、ブロー成形によって形成された無色透明体である。そして、ダミーボトル本体2は、柱状、例えば略角柱状に形成された本体部2aと、その本体部2aから上方に延びるとともに上方に向かうに連れて径小となる傾斜部2bとを備えている。また、ダミーボトル本体2は、カバー部材3の後述する被掛止部3b、3bを掛け止めるための掛止部2c、2cを備えている。この掛止部2cは、傾斜部2bの下端部分であって、背面側の左右の各側に、窪むようにして設けられている。さらに、ダミーボトル本体2は、略角柱状に形成されたうちの、背面側の平面部2dであって、見本表示ラベル4の後述する被掛止片4b、4bと対応する位置に、円形状の掛止孔2eを備えており、この掛止孔2eは、被掛止片4b、4bの両方が差し入れられる共通の孔となっている。
【0021】
また、図3に示すように、ダミーボトル本体2は、上端部分に、飲み口部2fを備えている。ここで、ダミーボトル1は、キャップ5を有しており、そのキャップ5は、ダミーボトル本体2の前記飲み口部2fに、螺合するようにして、着脱可能に取り付けられる。また、ダミーボトル本体2の下部には、このダミーボトル本体2、つまりはダミーボトル1を、自動販売機内のステージに固定するための、円形状の突底部2gが設けられている。
【0022】
カバー部材3は、例えばポリカーボネート樹脂等の合成樹脂製であって、ダミーボトル本体2に着脱可能に取り付けられる。このカバー部材3は、ダミーボトル本体2の外周を覆うカバー本体部3aと、ダミーボトル本体2の掛止部2c、2cに掛け止められる被掛止部3b、3bを備えている。そして、このカバー本体部3a(図示実施の形態においては被掛止部3b、3bを含むカバー部材3全体)は、容器としてのPETボトルを通して見える飲料の色、例えば、オレンジ色、黄色、茶色、白色等を模した色が表わされている。詳細には、このカバー部材3は、カバー本体部3aが、ダミーボトル本体2の傾斜部2bの外周を覆うように配置される。そして、カバー本体部3aは、ダミーボトル本体2の傾斜部2bの前面側を覆う前部部分3cと、その前部部分3cの左右の各側からそれぞれ延設されて前記傾斜部2bの背面側に回り込む左右の端部部分3d、3dとからなり、弾性限界内で可撓性を有している。また、被掛止部3bは、ダミーボトル本体2の掛止部2cと係合するよう、端部部分3dの下部側端から内側に向かって突出して形成されている。
【0023】
見本表示ラベル4は、湾曲あるいは屈曲可能であって、例えば、ポリエステルフィルム等の樹脂フィルム等からなり、表面もしくは裏面に、飲料の容器としてのPETボトルと同様の文字や模様(図示省略)が印刷されている。また、この見本表示ラベル4は、ダミーボトル本体2における本体部2aの外周を覆うように配置されるラベル本体部4aと、そのラベル本体部4aの各側端側に形成された被掛止片4b、4bとを備えている。このとき、ラベル本体部4aには、予め、略角柱状となった本体部2aのその形状に合わせて、すじ押し(罫線加工)による折り目4c、4cが付けられている。そして、被掛止片4b、4bは、ダミーボトル本体2の掛止孔2eに外側から差し入れられて、掛止孔2eの周縁部に掛け止められる。このとき、被掛止片4b、4bは、側方先端部分が、互いに重なるようにして、掛止孔2eに差し入れられている(図2、図3参照)。
【0024】
次に、以上の構成からなる、カバー部材3を含むダミーボトル1の作用効果について説明する。このダミーボトル1によると、ダミーボトル本体2の外周を覆うカバー本体部3aが、容器としてのPETボトルを通して見える飲料の色を模した色が表わされることで、このダミーボトル1に、飲料の色が表現される。したがって、ダミーボトル本体2に取り付けられるカバー部材3によって、PETボトルを通して見える飲料の色を、簡単に表わすことができる。しかも、このカバー本体部3aを備えるカバー部材3は、ダミーボトル本体2とは別体であって、PETボトルを通して見える飲料の色を模した、種々の色のカバー部材3、3に対して、同一種類のダミーボトル本体2、2を共通に用いることが可能となる。
【0025】
また、カバー部材3は、ダミーボトル本体2に着脱可能に取り付けられるので、ダミーボトル本体2に対して、種々の色のカバー部材3、3を取り替え交換することで、このダミーボトル1は、様々な飲料のPETボトルに対応することができる。さらに、見本表示ラベル4は、ダミーボトル本体2に着脱可能に取り付けられるので、ダミーボトル本体2に対して、種々の色のカバー部材3、3だけでなく、種々の見本表示ラベル4、4を取り替え交換することで、このダミーボトル1は、より一層様々な飲料のPETボトルに対応することができる。
【0026】
また、カバー部材3は、カバー本体部3aが弾性限界内で可撓性を有しており、そのカバー本体部3aの端部部分3d、3d間を広げることで、ダミーボトル本体2の傾斜部2bに嵌められる。そして、嵌めた後には、カバー本体部3aの弾性により、端部部分3d、3d間の広がりは元に戻るとともに、その端部部分3d、3dが、傾斜部2bの背面側に掛かる。こうして、このカバー部材3は、ダミーボトル本体2の傾斜部2bに取り付けられる。そして、このように、カバー部材3における端部部分3d、3d間を広げることで、このカバー部材3を、ダミーボトル本体2の傾斜部2bに容易に取り付けることができる。しかも、カバー部材3は、被掛止部3b、3bを備えており、その被掛止部3b、3bを、ダミーボトル本体2の掛止部2c、2cに掛け止めることで、このカバー部材3を、ダミーボトル本体2に確実に取り付けることができる。
【0027】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、ダミーの対象となる、飲料の容器としてのボトルは、PETボトルでなくとも、内部の飲料が見えるものであれば、その他の材質、形状のボトルであってもよい。
【0028】
また、参考例ではあるが、カバー部材3は、ダミーボトル本体2に、着脱可能に取り付けられなくとも、例えば接着等により、取外し不能に取り付けられてもよい。
【0029】
また、カバー部材3の色は、容器としてのPETボトルを通して見える飲料の色を模したものであれば、透明色、半透明色あるいは不透明色であってもよく、また、カバー部材3の材料固有の色そのものであってもよい。
【0030】
また、カバー部材3は、そのカバー本体部3aが、ダミーボトル本体2の傾斜部2bの外周を覆っているが、この覆いは、傾斜部2bの一部を覆うものであってもよく、また、傾斜部2bを越えて、例えば本体部2aに架かって覆うものであってもよい。
【0031】
また、ダミーボトル本体2は、必ずしも無色透明体に限られるものでなく、有色透明体、あるいは透明体でなくとも光が透過できる光透過体、さらには光が透過できない光不透過体からなるものであってもよい。そして、ダミーボトル本体2が光不透過体からなる場合等においては、見本表示ラベル4をダミーボトル本体2の内側から照明する等のために、ダミーボトル本体2の柱状に形成された本体部2aには、例えば、その前面側の大部分をくり貫いた孔が設けられていてもよい。
【0032】
また、ダミーボトル本体2は、一体に形成されなくとも、二つの分割部材、あるいは三つ以上の分割部材から構成されていてもよい。さらに、これら分割部材が、上下方向の相対位置が調整可能となるよう組み付けられることで、このダミーボトル本体2の高さ、つまりはダミーボトル1の高さが調整できるようになっていてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係るダミーボトル、およびダミーボトルに用いられるカバー部材によれば、次の効果がある。
【0034】
請求項1に記載されたダミーボトル、または、請求項4に記載された、ダミーボトルに用いられるカバー部材によれば、ダミーボトル本体に取り付けられるカバー部材によって、容器としてのボトルを通して見える飲料の色を、簡単に表わすことができる。しかも、カバー部材は、ダミーボトル本体とは別体であるので、種々の色のカバー部材に対して、同一種類のダミーボトル本体を共通に用いることができる。また、カバー部材は、ダミーボトル本体に着脱可能に取り付けられるため、ダミーボトル本体に対して、種々の色のカバー部材を取り替え交換することで、ダミーボトルは、様々な飲料のボトルに対応することができる。しかも、カバー部材における、端部部分間を広げることで、このカバー部材を、ダミーボトル本体の傾斜部に容易に取り付けることができる。
【0035】
また、請求項2に記載されたダミーボトル、または、請求項5に記載された、ダミーボトルに用いられるカバー部材によれば、加えて、カバー部材における、被掛止部を、ダミーボトル本体の掛止部に掛け止めることで、このカバー部材を、ダミーボトル本体に確実に取り付けることができる。
【0036】
また、請求項3に記載されたダミーボトルによれば、加えて、ダミーボトル本体に対して、種々の色のカバー部材だけでなく、種々の見本表示ラベルを取り替え交換することで、このダミーボトルは、より一層様々な飲料のボトルに対応することができる。
【0037】
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るダミーボトル、およびダミーボトルに用いられるカバー部材の一実施の形態の、正面図である。
【図2】 同じく、背面図である。
【図3】 同じく、図1におけるA−A線による断面図である。
【図4】 同じく、図1におけるB−B線による拡大端面図である。
【図5】 同じく、カバー部材の正面図である。
【図6】 同じく、カバー部材の底面図である。
【符号の説明】
1 ダミーボトル 2 ダミーボトル本体
2a 本体部 2b 傾斜部
2c 掛止部 3 カバー部材
3a カバー本体部 3b 被掛止部
3c 前部部分 3d 端部部分
4 見本表示ラベル 4a ラベル本体部
Claims (5)
- 飲料の容器としてのボトルを模したダミーボトルであって、
中空状のダミーボトル本体と、そのダミーボトル本体に着脱可能に取り付けられるカバー部材とを有し、
前記ダミーボトル本体は、本体部と、その本体部から上方に延びるとともに上方に向かうに連れて径小となる傾斜部とを備え、
前記カバー部材は、前記ダミーボトル本体の前記傾斜部の外周を覆うカバー本体部を備え、
そのカバー本体部は、前記ボトルを通して見える前記飲料の色を模した色が表わされているとともに、前記傾斜部の前面側を覆う前部部分と、その前部部分の左右の各側からそれぞれ延設されて前記傾斜部の背面側に回り込む左右の端部部分とを備えており、かつ、弾性限界内で可撓性を有しており、
前記カバー部材は、前記カバー本体部の前記端部部分間を広げることで、前記傾斜部に嵌められ、嵌めた後には、前記カバー本体部の弾性により、前記端部部分間の広がりが元に戻るとともに、その端部部分が前記傾斜部の背面側に掛かることを特徴とするダミーボトル。 - 請求項1に記載のダミーボトルにおいて、
前記ダミーボトル本体は、掛止部を備え、その掛止部は、前記傾斜部の背面側の左右の各側に、窪むようにして設けられ、
前記カバー部材は、前記掛止部に掛け止められる被掛止部を備え、その被掛止部は、前記端部部分に形成されていることを特徴とするダミーボトル。 - 請求項1または2に記載のダミーボトルにおいて、
前記ダミーボトル本体に着脱可能に取り付けられる見本表示ラベルを有し、
前記見本表示ラベルは、そのラベル本体部が前記本体部の外周を覆うように配置されることを特徴とするダミーボトル。 - 飲料の容器としてのボトルを模したダミーボトルにおける、中空状のダミーボトル本体に着脱可能に取り付けられるカバー部材であって、
本体部と、その本体部から上方に延びるとともに上方に向かうに連れて径小となる傾斜部とを備えた前記ダミーボトル本体の、前記傾斜部の外周を覆う、カバー本体部を備え、
そのカバー本体部は、前記ボトルを通して見える前記飲料の色を模した色が表わされているとともに、前記傾斜部の前面側を覆う前部部分と、その前部部分の左右の各側からそれぞれ延設されて前記傾斜部の背面側に回り込む左右の端部部分とを備えており、かつ、弾性限界内で可撓性を有しており、
前記カバー本体部の前記端部部分間を広げることで、前記傾斜部に嵌められ、嵌めた後には、前記カバー本体部の弾性により、前記端部部分間の広がりが元に戻るとともに、その端部部分が前記傾斜部の背面側に掛かることを特徴とする、ダミーボトルに用いられるカバー部材。 - 請求項4に記載のカバー部材において、
前記ダミーボトル本体に備わる、前記傾斜部の背面側の左右の各側に窪むようにして設けられた掛止部に掛け止められる被掛止部を備え、
その被掛止部は、前記端部部分に形成されていることを特徴とする、ダミーボトルに用いられるカバー部材。
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