JP3072970U - 缶飲料自動販売機用ダミー缶の発光台座 - Google Patents

缶飲料自動販売機用ダミー缶の発光台座

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JP3072970U
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light
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敏晴 大薮
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株式会社ブッシュデザイン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】缶飲料自動販売機におけるダミー缶のディスプ
レイ効果や美観を別個の光源を用いることなく一層向上
させる。 【解決手段】缶飲料自動販売機用ダミー缶の支持台の上
板に設けられた取付用貫通孔に下側が、該ダミー缶の底
部に上側が、装着できる略円盤状体を透光性樹脂で形成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は缶飲料の自動販売機にサンプルディスプレイとして設置するダミー 缶の底部に取り付けるディスプレイ用発光台座に関する。
【0002】
【従来の技術】
缶飲料の自動販売機には、買手が望む缶飲料を一目で選べるように、本物そっ くりのダミー缶1がサンプルディスプレイとしていくつか横並びに取り付けられ ているのは周知の通りである。このダミー缶1は、内部に蛍光灯2を収めた中空 の支持台3の上板に設けられた取付用貫通孔4に嵌合する支持枠5と、本物そっ くりに印刷された缶胴部を表す透光性湾曲シート6とから成っており、支持台3 に取り付けられたダミー缶1は、取付用貫通孔4を通して入ってくる蛍光灯2の 光を受けて透光性湾曲シート6の印刷面を内側より照らすことによってこれを明 瞭に表示している。このダミー缶1は支持枠5、湾曲シート6ともにプラスチッ ク製であって、通常、支持枠5は、略円盤ないし円輪状の天板と底板を背柱で繋 いだ形態をしており、その底部には取付用貫通孔4に嵌合するような取付爪が通 常形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような自動販売機のダミー缶はよく見慣れたものであり、暗いところでも 美しく明瞭に表示できるものであるが、現在あまりにも数が多くありふれたもの となっているため、装飾ないしディスプレイとしての表現力には物足りない面が あった。本考案はかかる問題点を解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
缶飲料自動販売機用のダミー缶1の支持台3の上板に設けられた取付用貫通孔 4に下側が、該ダミー缶1の底部に上側が、装着できる略円盤状体を透光性樹脂 7で形成して、本考案の発光台座Aとする。
【0005】 現状の該支持台3の上板には前記のように略円形の取付用貫通孔4がいくつか 並べて形成されているが、そのいずれにもダミー缶1の底部に設けられた取付爪 に嵌合するような凹み8が設けられているから、本考案の透光性樹脂7からなる 発光台座Aも、その下側(下面)は自ずからダミー缶1の底部(底面)と同様の 形態になり、同様の取付爪9を形成することによって装着することになる。但し 装着手段はこのような方法によらなくてはならない訳ではなく、要は安定的にダ ミー缶1が支持台3の取付用貫通孔4上に載置できればよい。
【0006】 また本考案の発光台座Aの上側はダミー缶1の底部に装着することになるが、 これも現状では、ダミー缶1の底部は光を通すために貫通孔が設けられているか ら、発光台座Aの上側に設ける取付爪9aはその内径に強制的に入り込めるよう な2枚の垂立弾性板の形をとることによって装着に適したものとなる。この他、 装着手段は公知のいかなる手段でもよい。
【0007】 このように本考案の発光台座Aには様々な取付爪や貫通孔、リブ等が形成され るものの、基本的には缶飲料(のダミー)の底に所定の厚みをもって敷かれるも のであり、これを総称して略円盤状と表現する。この際、周囲の輪郭は必ずしも 真円形に限らず、多角形やギザ等が形成されている場合も含むものとする。
【0008】 なおこのような本考案の形態をなす透光性樹脂8は、樹脂自体に透明性があり 遮光性の顔料等を大量に混合しないのであれば、ほとんどのものが該当する。特 に好ましいのは、靭性があり透明性や屈折率等に優れたものである。
【0009】
【作用】
本考案はこのような構成であるから、これを先ずダミー缶1の底部の下に装着 した後、缶飲料自動販売機における支持台3の取付用貫通孔4の上に装着する。 すると本考案の発光台座Aはダミー缶1と支持台3に挟まった形となって、その 周辺部が外部に露出する。そこで電源が入り支持台3の中の蛍光灯2が点灯する と、その光は取付用貫通孔4を通り抜けた後、透光性樹脂7の中に入り込んで、 一部は全反射により周囲の縁部から外方に放出する。その結果、それ自体は光源 を持たないにもかかわらず、あたかも周辺が自ら発光しているかのごとくに美し く発光する。また蛍光灯2の光はほぼ白色であるから、透光性樹脂7をその透光 性を妨げない程度に着色すれば、その周囲部もその色に発光する。
【0010】
【考案の実施の形態】
直径70mm、厚さ5mmの円板状着色透明ABS樹脂において、下面に直径 45mm、高さ4mmの円板状突出部を形成し、該突出部の周縁において2箇所 、支持台の貫通孔に勘合する取付爪を形成する。この取付爪は幅4mm、長さ1 5mmであって外側に高さ2mmのV状突起を有し、若干撓むように内側に入り 込み状空隙を設ける。上面には既成のダミー管の底部に設けられた直径32mm の貫通孔の内径に接触するように、幅16mm、高さ10mm、厚さ1〜2mm の取付爪を2枚、約32mmを隔てて対向位置に垂立形成する。その他、中央部 に円孔を穿ったり溝、細孔、リブ等をより有利なように適宜形成して、発光台座 の製品とする。なお本考案はこのような例に限定されるものではない。
【0011】
【考案の効果】
このように本考案によれば、缶飲料自動販売機において見本として展示される ダミー缶が、別個の光源を要することなく、その下部に装着された透光性樹脂が 屈折と全反射によりカラフルに光ることにより顧客の注目度を高め、美観や宣伝 効果を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一例の見取図
【図2】ダミー缶とその支持台の見取図
【図3】本考案を取付けた缶飲料自動販売機の部分正面
【符号の説明】 1……ダミー缶 2……蛍光灯 3……支持台 4……取付用貫通孔 5……支持枠 6……透光性湾曲シート 7……透光性樹脂 8……凹み 9……取付爪 9a……発光台座の上側に設ける取付爪 A……発光台座

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶飲料自動販売機用ダミー缶の支持台の上
    板に設けられた取付用貫通孔に下側が、該ダミー缶の底
    部に上側が、装着できる略円盤状体を透光性樹脂で形成
    したことを特徴とする缶飲料自動販売機用ダミー缶の発
    光台座。
JP2000003967U 2000-05-02 2000-05-02 缶飲料自動販売機用ダミー缶の発光台座 Expired - Fee Related JP3072970U (ja)

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