JP4925062B2 - 染色貼着システム - Google Patents
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Description
この染色装置と貼着装置とは別装置であるため、従来、染色装置で検体標本に染色が施されたスライドガラスは、人手によって貼着装置に供給されていた。
しかし、染色貼着の作業合理化等を図るため、一連の染色貼着の完全自動化が要請されている。
かかる要請に応えるべく、下記特許文献1には、貼着装置のケーシングの一部に、ケーシングが接触して設けられた染色装置に、染色液や洗浄液等が貯留された複数のタンクと、検体標本が貼付されたスライドガラス(以下、検体標本付スライドガラスと称することがある)を収容するラック(バスケット)と、染色装置に供給された検体標本付スライドガラスに対して所定の染色が施されるように、前記ラックを所定のタンクからタンクに搬送する搬送手段としてのロボットアームとを具備し、前記ロボットアームを、所定の染色を施した検体標本付スライドガラスを収容したラックを貼着装置内に移送する移送手段としても用いる染色貼着システムが提案されている。
ところで、染色液や洗浄液が貯留された複数のタンクを具備する染色装置では、通常、
検体標本付スライドガラスが収容された複数個のラックが異なるタンクの染色液等に浸漬されていることが多い。このため、検体標本付スライドガラスが収容された複数個のラックの各々を所定のタンクからタンクに搬送するロボットアーム等の搬送手段は、そのタクトタイムが短い。
この様に、タクトタイムの短い染色装置内のロボットアーム等の搬送手段を、貼着装置へのラックの移送手段にも用いることは、検体標本付スライドガラスが収容された複数個のラックの各々を所定のタンクからタンクに搬送する搬送時期に遅れたり、或いは所定の染色を施した検体標本付スライドガラスを収容したラックを貼着装置内に移送する移送時期に遅れることが懸念される。
このため、かかる懸念を解消すべく、染色装置内の搬送手段のタクトタイムを更に短縮することを要し、搬送速度が更に高速のロボットアーム等の搬送手段を採用することが必要となってくる。
しかしながら、搬送速度が高速の搬送手段を採用した染色装置は、一連の染色作業及び貼着作業の完全自動化を図る染色貼着システムの専用装置となる。このため、この染色貼着システムには、搬送速度が低速の従来の染色装置は用いることができない。
また、搬送速度を更に高速化した搬送手段は、その製造コストが高額となるため、この搬送手段を具備する染色貼着システムの製造コストも高額となる。しかも、搬送手段の搬送速度の高速化には、その限界が存在する。
更に、前掲の特許文献1に記載された染色貼着システムによれば、染色装置から貼着装置にラックを的確に移送するために染色装置と貼着装置との結合を正確に行うことが必要である。ところが、染色装置及び貼着装置は重く、両者の正確な位置出をするための微妙な位置調整は困難である。
そこで、本発明の課題は、スライドガラスに貼付した検体標本を染色する染色装置と、
染色した検体標本上にカバーフィルム又はカバーガラスを貼着する貼着装置とが近接して設けられた染色貼着システムであって、染色装置で染色された検体標本付スライドガラスを、染色装置のスライドガラスの搬送装置を用いることなく貼着装置に移送でき、染色装置と貼着装置とを容易に組み合すことのできる染色貼着システムを提供することにある。
本発明者等は、前記課題を解決すべく検討した結果、染色装置内のスライドガラスを貼着装置内に移送する移送手段を、貼着装置に内装することによって、染色装置のスライドガラスの搬送装置を用いることなく染色装置で染色終了した検体標本付スライドガラスを貼着装置に移送できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、薄切されてスライドガラスに貼付された検体標本に染色を施す染色装置と、前記染色装置で所望の染色が施されたスライドガラスの検体標本上にカバーフィルム又はカバーガラスを貼着する貼着装置とが近傍に配設された染色貼着システムであって、前記貼着装置内には、前記検体標本の染色が施されたスライドガラスを染色装置内から貼着装置内に移送する移送手段が内装されていることを特徴とする染色貼着システムにある。
かかる本発明において、検体標本の染色が施されたスライドガラスを染色装置から貼着装置内に移送する移送手段を、前記スライドガラスが収容されたバスケットを染色装置から貼着装置内に移送する移送手段とし、前記染色装置又は貼着装置には、前記貼着装置に移送されるバスケットが載置される染色装置内の載置位置を、前記染色装置内に設けられたバスケットの移送手段を制御する制御部又は前記貼着装置の移送手段を制御する制御部に設定する設定手段を設けることによって、染色装置と貼着装置との位置調整を更に一層容易に行うことができる。例えば、貼着装置に移送されるバスケットが出入する貼着装置のケーシングの開口部と染色装置のケーシングの開口部との間隔(バスケットの移送方向の間隔)が当初設定値と多少異なり、貼着装置に設けられた移送手段の移送距離が異なっても、貼着装置に移送するバスケットの染色装置内の載置位置を貼着装置の移送手段の移送距離に適合する位置に容易に変更できる。このため、染色装置と貼着装置との厳密な位置調整を緩和でき、両者の組み合わせを容易に行うことができる。
また、染色装置及び貼着装置を、互いのケーシングの少なくとも一部が接触するように隣接して配設することによって、染色貼着システムを更に小型化できる。
更に、移送手段として、染色装置によって検体標本の染色が施されたスライドガラスを、前記検体標本を保護する保護溶液に浸漬した状態で染色装置内から貼着装置内に移送する移送手段を用いることによって、移送中の検体標本の損傷を避けることができる。
本発明に係る染色貼着システムでは、染色装置によって検体標本の染色が施されたスライドガラスを染色装置内から貼着装置内に移送する移送手段が、貼着装置に内装されている。
このため、染色装置のスライドガラスの搬送装置を用いることなく貼着装置に移送できる。
その結果、染色装置に設けられたスライドガラスの搬送装置のタクトタイムを心配せずに、染色貼着システムを設計でき、或いは従来からの染色装置を利用できる。
図1の染色貼着システムで用いる染色装置10は、その平面図である図2に示す様に、長方形のタンク収容容器16内に各種の染色液や洗浄液が貯留されたタンク18,18・・が配設されており、タンク18内には、検体標本が貼着された複数枚のスライドガラスを収容した三個のバスケット20,20,20が挿入されている。
通常、検体標本の染色には、複数種の染色液や洗浄液に浸漬することが必要である。このため、タンク18,18・・には、検体標本の染色に必要な染色液や洗浄液が貯留されており、所定の染色液や洗浄液が貯留されたタンク18にバスケット20を挿入し、スライドガラスに貼着された検体標本を所定の染色液や洗浄液に所定時間浸漬する。次いで、所定時間浸漬したバスケット20をタンク18から引き上げて、次に浸漬する染色液や洗浄液が貯留されたタンク18に移動して浸漬する。
かかるバスケット20の移動は、バスケット搬送手段22によって行う。このバスケット搬送手段22は、長方形のタンク収容容器16の短辺と平行に掛け渡されていると共に、タンク収容容器16の長辺に沿って移動可能に設けられている横軸部材22aと、横軸部材22aに対して直交する方向に設けられていると共に、横軸部材22aに添って移動可能に設けられている縦軸部材22bと、縦軸部材22bに沿って昇降可能に設けられた昇降部材22cとから構成されている。
かかる昇降部材22cには、染色装置10の部分断面側面図である図3に示す様に、ホルダ24が設けられている。このホルダ24は、バスケット20を吊るした状態で、昇降部材22cの昇降と共に昇降し、縦軸部材22bの横軸部材22aに沿っての移動と共に移動し、横軸部材22aのタンク収容容器16の長辺に沿っての移動と共に移動する。
かかるバスケット20は、図4B及び図4Cに示す様に、両側面に凹溝20d,20dが形成されたバスケット本体20aと、バスケット本体20aに回動可能に設けられ、バスケット本体20aを吊下げることのできるように回動可能に設けられた把手20bと、把手20bに設けられたバスケットフック20cとから成る。バスケットフック20cには、バスケット搬送手段22のホルダ24に引っ掛けられる孔20e[図4C〕が穿設されている。
このバスケット本体20aの側壁を形成する内壁面には、図4Aに示す様に、収容するスライドガラスと同一幅のガイド溝20f,20f・・が形成されており、図4Cに示す様に、スライドガラス25は、バスケット本体20aの底面部に対して略直角となるように挿入されて収容される。
図4に示すバスケット20に設けられたバスケットフック20cの孔20eがバスケット搬送手段22のホルダ24に引っ掛けられて、バスケット20が移動したとき、バスケット20は、図4A〜図4Cに示す矢印方向に揺れる。この様に、バスケット20が揺れると、タンク18から取り出したバスケット20を他のタンク18上を搬送する際に、バスケット20に付着した染色液等の液垂れが発生し易くなり、他の染色液等に混入するおそれや、所定のタンク18の上方に到達したバスケット20がタンク18の縁に接触して、バスケット20を破損するおそれもある。
このため、バスケット搬送手段22によるバスケット20の搬送の際に、バスケット20の揺れを可及的に防止すべく、図5に示す形状の孔20eが形成されたバスケットフック20c及び図6に示す形状のホルダ24を採用している。
図5に示すバスケットフック20cには、ホルダ24が挿入されて引っ掛けられる三角形状の孔20eが穿設されている。
更に、図6に示すホルダ24は、その正面図である図6A、側面図である図6B及び上面図である図6Cに示す様に、ホルダ24の先端方向[図6Aの矢印A方向]から見たホルダ24は、図6Bに示す様に、三角形状であって、その中央部が最細部24aに形成されており、最細部24aが溝状に形成されている。この最細部24aの幅tは、ホルダ24が挿入されるバスケットフック20cの厚さと略等しい。
かかる最細部24aの横断面形状は、図6Aに示す矢印B−Bでの断面図である図6Dに示す様に、三角形状であり、その頂角θは60°以下の鋭角(30°程度が好ましい)であって、バスケットフック20cに形成された三角形状の孔20eの頂角θと等しくなるように形成されている。
この様な図5に示すバスケットフック20cの孔20eに、図6に示すホルダ24が挿入されて引き上げられたとき、バスケットフック20cの孔20eは、ホルダ24に形成された傾斜面に案内されてホルダ24の最細部に形成された溝状の最細部24aに至り、最細部24aと係止する。かかるバスケットフック20cは、ホルダ24の最細部24aの幅tと略等しい厚さに形成されていると共に、孔20eの頂角θは最細部24aの頂角θと略等しく形成されている。このため、ホルダ24の最細部24aに孔20eが係止されたバスケットフック20cは、バスケット搬送手段22によるバスケット20の搬送の際に、バスケット20の揺れを可及的に防止できる。
図1〜図3に示す染色装置10を構成するタンク収容容器16の貼着装置12側の隅には、貼着装置12と染色装置10とを出入する移送槽26が設けられている。この移送槽26には、所定の染色が施された検体標本を保護する保護溶液が貯留されており、所定の染色が施された検体標本が貼付されたスライドガラス(以下、染色検体標本付きスライドガラスと称することがある)が挿入されたバスケット20を浸漬した状態で、移送槽26を染色装置10のケーシングの開口部から貼着装置12のケーシングの開口部内に移送する。この染色装置10のケーシングの開口部は、後述する様に、移送槽26の横幅方向の位置調整ができるように、移送槽26の横幅よりも幅広に形成されている。
かかる移送槽26に、染色検体標本付きスライドガラス入りバスケット20を挿入する際には、先ず、検体標本に所定の染色を施した染色検体標本付きスライドガラス入りバスケット20を収容するタンク18の上方の位置に、バスケット搬送手段22の横軸部材22a及び縦軸部材22bを駆動し、昇降部材22cに設けられているホルダ24を位置決めする。
更に、タンク18に収容されているバスケット20に設けられたバスケットフック20cの孔20eに、図3に示す様に、昇降部材22cを降下してホルダ24を引っ掛けた後、昇降部材22cを上昇させてバスケット20を、タンク18の上方に上昇させる。
次いで、横軸部材22a及び縦軸部材22bを駆動し、ホルダ24に引っ掛けているバスケット20を移送槽26の上方に移動した後、昇降部材22cを降下してバスケット20を移送槽26内に挿入する。
図1〜3に示す染色装置10には、染色検体標本付きスライドガラスが収容されたバスケットを染色装置10内の移送槽26に載置する位置を、図2に示す様に、バスケット搬送手段22を制御する制御部に設定する設定手段が設けられている。
尚、移送槽26に搬送するバスケット20が挿入されたタンク18としては、図2に示す様に、人手等によって所定の染色が施された染色検体標本付きスライドガラス入りバスケット20が収容されたタンク18と差し換えてもよく、移送槽26に直接染色検体標本付きスライドガラス入りバスケット20を挿入してもよい。
図1〜図3に示す染色装置10に隣接して設けられている貼着装置12を図7に示す。図7に示す貼着装置12は、一面側に接着剤がコートされたカバーフィルムを、スライドガラスに貼付された検体標本に貼着する貼着装置12である。
かかる貼着装置12には、染色検体標本付きスライドガラス入りバスケット20が標本検体の保護溶液に浸漬された状態で移送槽26が、染色装置10との間で出入自在に設けられている。
この移送槽26が移送されてセットされる移送槽セット部28と、移送槽26から取り出して待機位置まで搬送したバスケット20に収容された各スライドガラスの検体標本に、カバーフィルムの一面側にコートされた接着剤を溶解するキシレン等の溶剤を滴下して所定長に切断されたカバーフィルム片を貼着する本体部30と、所定長に切断されてカバーフィルム片にされる長尺のカバーフィルムが巻回された巻回体をセットするカバーフィルムセット部32と、各スライドガラスの検体標本に滴下する溶剤が貯留された貯留瓶等がセットされる瓶セット部34と、収容されたスライドガラスの検体標本の各々にカバーフィルム片が貼着されたバスケットを収容するバスケット収容部36とを具備する。
尚、図7に示す貼着装置12には、その種々の機能の起動スイッチ等が設けられた操作パネル38が設けられている。
図7に示す貼着装置12の内部構造の概略を図8に示す。図8に示す移送槽セット部28の移送槽26は、図9に示す様に、モータやシリンダ装置等の移動手段によって、染色装置10と貼着装置12との間を移動可能に設けられている。
かかる移送槽26内には、図9に示す様に、バスケット20を載置する載置部40が、移送槽26の一端側壁面に近接して固定されおり、この載置部40の壁部40aの近傍に、短冊状部材42が、その中間部近傍に位置する回動軸42aを中心にして回動可能に設けられている。
かかる壁部40aの上端部と短冊状部材42の一端との間には、短冊状部材42の一端を壁部40a側に付勢する付勢部材としてのバネ44が設けられており、短冊状部材42の他端は、壁部40aから離れる方向、つまり載置部40に載置されたバスケット20の方向に回動し、バスケット20に当接する。
かかるバスケット20としては、収容されるスライドガラスの枚数によってサイズが異なるものが使用される。このため、短冊状部材42が設けられた移送槽26の上方には、短冊状部材42の一端を検知する検出センサ46a,46bが、移送槽26の移動方向に所定距離を置いて設けられている。検出センサ46bは、検出センサ46aよりも貼着装置12の内方側に設けられている。
また、移送槽26の近傍には、図9及び図10に示すL字状部48a,48bから成り、後端部近傍の回動軸50を中心として図8に示すように回動するアーム48が設けられている。かかるアーム48の先端部には、二股状の爪部52a,52bが装着されている。この爪部52a,52bは、図10に示す様に、バスケット20が挿入される間隙Lを介して設けられており、図9に示す様に、爪部52a,52bの幅Wは、バスケット20の凹溝20d,20dに挿入される幅である。
かかるアーム48のモータ等の回動手段及び移送槽26の移送手段は、検出センサ46a,46bからの信号を受信する移送制御部によって制御されている。
図7及び図8に示す移送槽セット部28内に、移送手段によって染色装置12から移送槽26を移送した後、図9に示す様に、アーム48を回動して爪部52a,52bを移送槽26の載置部40に載置されているバスケット20の凹溝20d,20dに挿入できる位置とする。
次いで、移送槽26を移送手段によって爪部52a,52bの方向に移動し、バスケット20を爪部52a,52bの間に挿入して、バスケット20の移動のみを停止する。
この様に、アーム48の爪部52a,52bによって移送槽26の移動に伴って、移動が停止したバスケット20は、移送槽26と共に移動する短冊状部材42の他端を、バネ44の付勢力の方向と反対方向に押圧する。このため、短冊状部材42はバネ44の付勢力に抗して回動して、短冊状部材42の一端は検出センサ46aに近接し、検出センサ46aから検出信号が移送制御部に発信される。
検出センサ46aからの信号を受信した移送制御部では、用いられているバスケット20は検出センサ46bで検出されるバスケット20よりも大きなサイズのものであると判断し、その後の動作を規制する。
尚、検出センサ46a,46bのいずれにおいても、短冊状部材42の一端が検出されない場合、移送制御部では、移送槽26にバスケット20が挿入されていないと判断し、以後の動作を中止する。
図11に示す様に、移送槽26の載置部40に載置された、把手20bが回動可能に設けられているバスケット20の凹溝20d,20d内に爪部52a,52bが挿入され、短冊状部材42の一端が検知されたとき、移送制御部から回動手段を駆動する信号が発せられ、図8に示す様に、アーム48が回動を開始する。
アーム48の回動に伴って、爪部52a,52bに保持されているバスケット20は、移送槽26から取り出され、収容されているスライドガラス25,25・・が水平位置となるまで回動される。
かかる回動の際に、回動動作が途中で一旦停止して、図8に示す把手倒し54を、図8の紙面に対して直角方向に移動し、バスケット20の把手20bを倒す。この様に、把手20bを倒すことによって、バスケット20に収容されているスライドガラス25,25・・の取り出し及び/又は再収容の際に、把手20bが邪魔とならないようにできる。
把手20bが倒されたバスケット20は、収容されているスライドガラス25,25・・が水平位置となるまで回動され、上下方向に昇降する昇降台56に載置されて待機位置まで上昇される。
待機位置に到達したバスケット20のスライドガラス25,25・・の各々は、貼着装置12の本体部30に設けられた移動手段58によって、図12に示す様に、水平テーブル60上に取り出される。水平テーブル60上に取り出されたスライドガラス25は、移動手段58によって水平テーブル60の所定位置まで移送し、この所定位置から待機位置のバスケット20の同一収容箇所に再収容される。
かかる移動手段58としては、図13に示す移動装置を用いる。図13に示す移動装置において、ガイド部材62にスライド可能に設けられたスライダ64a,64bには、板状部材66a,66bの一端部側が固着されており、この一端部側には、検知板69a,69bが設けられている。かかる板状部材66a,66bの他端部には、バスケット20の所定位置に収容されているスライドガラス25を、水平テーブル60上に押出して所定位置まで押出す押出エジェクタ68bと、押出エジェクタ68bによって所定位置まで押出されたスライドガラス25をバスケット20の元の位置に戻す戻しエジェクタ68aとが設けられている。
この板状部材66bの一端部側から引き出された部材67には、プーリ79a,79bに掛け渡されたベルト77が固着具65bによって固着されており、プーリ79aは移動制御部によって制御されている正逆方向に回転可能のモータ73によって駆動される。このため、板状部材66bは、モータ73の駆動によって、ガイド部材62に沿って移動し、押出エジェクタ68bもガイド部材62に沿って移動する。
他方、板状部材66aは、プーリ72a,72bに掛け渡されて、板状部材66aの一端部側に設けられた検知板69aに設けられた固着具65aによって固着されたワイヤ74と、プーリ72a側のワイヤ74の端部に吊下げられているバランサ76とによって移動する。
このプーリ72a,72bに掛け渡されているワイヤ74は、図14に示す様に、プーリ72a側の一端にバランサ76が吊下げられ、プーリ72b側の他端が検知板69aに設けられた固着具65aに固着されている。このため、板状部材66a及び戻しエジェクタ68aには、プーリ72b側の方向に移動する力が作用する。
したがって、待機位置のバスケット20に収容されたスライドガラス25は、図15に示す様に、戻しエジェクタ68aと押出エジェクタ68bとに挟まれた状態で水平テーブル60上に取り出されて所定方向に移送される。
この様に、スライドガラス25は、戻しエジェクタ68aと押出エジェクタ68bとに挟まれた状態で移送されるため、バランサ76の重量を、その移送途中でロック状態となってもスライドガラス25を破損しない重量とすることが好ましい。
図13に示す板状部材66a,66bの一端部側に設けられた検知板69a,69bには、戻しエジェクタ68aの先端が待機位置のバスケット20の直近に到達したとき、検知板69aを検知するセンサ70が設けられている。
更に、検知板69bを検知するセンサとして、右センサ71aと左センサ71bとが設けられており、右センサ71aは、押出エジェクタ68bの先端が、図13に示す様に、待機位置のバスケット20の直近に位置するとき、検知板69bを検知する位置に設けられている。一方、左センサ71bは、スライダ64a,64bが、図13に示す位置64a′,64b′に到達したとき、検知板69bを検知する位置に設けられている。左センサ71bが検知板69bを検知したときは、図15に示す様に、押出エジェクタ68bはバスケット20を通過し、水平テーブル60の所定箇所まで押出している状態にある。
かかるセンサ70、71a,71bの検知信号は、移動制御部に発信され、モータ73を駆動又は停止する信号が移動制御部から発信される。
この移動制御部では、待機位置のバスケット20に収容されているスライドガラス25をバスケット20から水平テーブル60上に取り出す際には、移動制御部の駆動信号によってモータ73を正回転して押出エジェクタ68bの先端をバスケット20内のスライドガラス25の一端に当接し、バスケット20から水平テーブル60上に押し出す方向にスライドガラス25を押圧する。
押出エジェクタ68bによって押圧されバスケット20から押し出されたスライドガラス25は、その他端が戻しエジェクタ68aの先端に当接することによって加えられるバランサ76の力に抗しつつ、押出エジェクタ68bによってバスケット20から離れる方向に移送される。この際に、板状部材66bは左センサ71bの方向に移動し、検知板69bを検知していた右センサ71aからの移動制御部への検知信号はOFFとなると共に、板状部材66aの検知板69aも移動し、検知板69aを検知していたセンサ70からの移動制御部からの検知信号もOFFとなる。
次いで、板状部材66bの検知板69bが左センサ71bによって検知される位置に到達したとき、押出エジェクタ68bによって移送されたスライドガラス25は、図12に示す様に、水平テーブル60の所定位置まで押し出されている状態である。この左センサ71bからの検知板69bの検知信号を受信した移動制御部では、モータ73の駆動停止信号を発信し、逆回転する信号を発信する。
このため、押出エジェクタ68bは、その先端が戻しエジェクタ68aによって押されるスライドガラス25に当接しつつ、バスケット20の方向に移動する。
押出エジェクタ68bは、バスケット20を通過し、バスケット20の元の位置にスライドガラス25を再収容した後、右センサ71aからの検知板69bの検知信号を受信した移動制御部は、モータ73の逆回転を停止する停止信号を発信する。
ここで、待機位置のバスケット20の所定箇所にスライドガラス25が収容されていない場合には、板状部材66bの検知板69bが右センサ71aで検知されなくなっても、板状部材66aの検知板69aがセンサ70で検知される。このため、右センサ71aからの検知信号がOFFとなっても、センサ70からの検知信号がONであるときは、移動制御部では、バスケット20の所定箇所にスライドガラス25が収容されていないと判断し、バスケット20に収容されている次のスライドガラス25の移送に移る。
移動手段58によって、バスケット20の所定箇所から水平テーブル60上に取り出されたスライドガラス25は、水平テーブル60の所定位置まで移送され、この所定位置から待機位置のバスケット20の同一収容箇所に再収用されるまでの間に、スライドガラス25に貼付された染色検体標本に対して、図12に示す様に、金属製のノズル78から封入剤が滴下されると共に、カバーフィルム片が貼着される。
金属製のノズル78には、図16に示す滴下手段が接続されている。かかる滴下手段には、図8に示す貼着装置12の瓶セット部34に載置された貯留瓶80に貯留されている封入剤を金属製のノズル78に送液する透明な送液配管82が設けられており、この送液配管82には、貯留瓶80側からポンプ84、電磁弁86及び気泡検出センサ88が、この順序で設けられている。
このポンプ84及び電磁弁86は、滴下制御部によって制御されており、気泡検出センサ88によって送液配管82中に気泡が検出されたとき、その気泡検知信号は滴下制御部に発せられる。
貯留瓶80内に挿入された送液配管82の先端部には、フィルター90が装着されており、貯留瓶80を交換等した際に、貯留瓶80内に混入したゴミ等が送液配管82内に吸い込まれることを防止できる。
かかる貯留瓶80は、貯留瓶80の風袋及び貯留瓶80に貯留される溶剤量の合計重量と等しい重り92によって上向きの力が加えられている台94に載置されている。この台94は、貯留瓶80に貯留されている溶剤量によって上下動するため、台94の位置を測定することによって、貯留瓶80に貯留される溶剤量を知ることができる。このため、貯留瓶80内に貯留されている溶剤量が設置量以下となり、台94の位置が所定位置まで上昇したとき、滴下制御部に向けて検知信号を発信する検知センサ96が設けられている。この検知センサ96からの信号を受信した滴下制御部からは、新たなバスケット20を移送槽26からの取出しを中止する中止信号が移送制御部(図9)に向けて発せられる。
ところで、貯留瓶80の交換等の際に、空気が送液配管82中に吸い込まれて、送液配管82中に空気溜り等の気泡が形成されることがある。かかる送液配管82内の気泡は、スライドガラス25に滴下する溶剤量を変動させる。このため、滴下制御部が気泡検出センサ88からの気泡検知信号を受信したとき、滴下制御部は、送液配管82内の全溶剤をノズル78から吐出するようにポンプ84を駆動すると共に、電磁弁86を開く信号を発信する。ノズル78から吐出された溶剤は、瓶セット部34に載置されている廃液瓶81(図8)に収容される。送液配管82内の全溶剤が吐出されたとき、滴下制御部は、ポンプ84を停止すると共に、電磁弁86を閉じる信号を発信する。
また、図16に示す滴下手段には、気泡検出センサ88からノズル78までの長さを、待機位置に到達したバスケット20に収容される最高枚数の全スライドガラス25に溶剤を滴下し得る溶剤量を確保できる長さとすることが好ましい。この様に、待機位置に到達したバスケット20に収容される全スライドガラス25に対して滴下できる溶剤量を確保することによって、待機位置のバスケット20に収容されているスライドガラス25の一部に、溶剤を滴下できなくなってカバーフィルムを貼着できなくなる事態を防止できる。
尚、台94、重り92及び検知センサ96を設けなくても気泡検出センサ88を設けておけば、貯留瓶80の溶剤が少なくなって送液配管82内に気泡が入ると、気泡検出センサ88から気泡検知信号が発信されるため、貯留瓶80の交換時期であることを知ることができる。
図16に示す滴下手段によって溶剤が滴下されたスライドガラス25には、図12に示す貼着手段100によってカバーフィルム片を押し付けて貼着する。
かかる貼着手段100には、図12に示す様に、長尺のカバーフィルム96を一対の送りローラ98と一対のカバーローラ102とによってスライドガラス25に送り込み、一対の送りローラ98と一対のカバーローラ102との間に設けられたカッター104によってカバーフィルム96を切断し、図12に示す様に、所定長のカバーフィルム片105とする。このカバーフィルム片105は、スライドガラス25に貼着ローラ106によって押圧されて貼着される。貼着ローラ106の回転軸は、付勢部材としてのバネ108によって所定の力で水平テーブル60の方向に付勢されており、スライドガラス25に対するカバーフィルム片105の押圧力を一定にできる。
図12に示す貼着手段100では、切断手段としてのカッター104は、操作パネル38(図7)で設定された長さのカバーフィルム片105が得られる様に、一対の送りローラ98の送り開始から所定のタイミングで駆動されたカバーフィルム96を切断する。従って、一対の送りローラ98の送り開始からカッター104の駆動タイミングを早くするほど、カバーフィルム片105の長さは短くなる。
また、得られたカバーフィルム片105のスライドガラス25に対する貼着開始点は、一対のカバーローラ102の駆動開始によって調整できる。すなわち、水平テーブル60上を移送されるスライドガラス25に対して、一対のカバーローラ102の駆動開始を早くするほど、スライドガラス25の一端側に近接してカバーフィルム片105を貼着できる。このため、操作パネル38に、スライドガラス25の端面からのカバーフィルム片105の貼着開始位置を設定することによって、所定位置にカバーフィルム片105を貼着できる。
図12に示す貼着手段100では、待機位置のバスケット20の所定位置に収容されていたスライドガラス25を、戻しエジェクタ68aと押出エジェクタ68bとの間に挟みつつ、押出エジェクタ68bによって水平テーブル60上に押し出した後、押出エジェクタ68bによってスライドガラス25をバスケット20から離れる方向に移動し、ノズル78を通過してから押出エジェクタ68bによるスライドガラス25の移動を停止する。
次いで、戻しエジェクタ68aによってスライドガラス25をバスケット20の方向に移動し、ノズル78がスライドガラス25の一端縁から所定位置に到達したとき、ノズル78から溶剤を滴下した後、一対の送りローラ98と一対のカバーローラ102とが駆動され、所定のタイミングでカッター104が駆動されて所定長さのカバーフィルム片105の先端がスライドガラス25の所定位置に供給される。スライドガラス25の所定位置に供給されたカバーフィルム片105は貼着ローラ106によって押圧され、スライドガラス25に貼着される。
ここで、戻しエジェクタ68aによってスライドガラス25をバスケット20の方向に移動する際に、スライドガラス25の戻し速度の調整は、スライドガラス25に当接している押出エジェクタ68bの戻り速度をモータ73の逆回転速度を調整することによって可能である。
図12に示す長尺のカバーフィルム96は、図7に示すカバーフィルムセット部32のカバーフィルム供給手段から供給されている。
かかるカバーフィルム供給手段では、図17に示す様に、カバーフィルム96が巻回された巻回体110から引き出されたカバーフィルム96は、引出ローラ112から引き出されてカバーフィルム96の終点を検出する検出センサ114を通過し、巻回体110の周囲に配設されたガイドローラ116a〜116dを引き回され、一対の送りローラ98に供給されている。
この検出センサ114から一対の送りローラ98までのカバーフィルム96の長さは、待機位置に位置するバスケット20内に収容され得る最大枚数の全スライドガラス25にカバーフィルム片105を貼着できる長さである。この様に、巻回体110の周囲に配設されたガイドローラ116a〜116dから成るカバーフィルム長確保手段を設けることによって、待機位置のバスケット20に収容されているスライドガラス25の処理中に、カバーフィルム96の終点を検出する検出センサ114から検知信号が発せられても、待機位置のバスケット20に収容されているスライドガラス25の全てにカバーフィルム片105を貼着できる。
尚、検出センサ114からの検知信号は、移送制御部(図9)に向けて発せられ、新たなバスケット20を移送槽26からの取出し、及び染色装置10からの移送槽26の移送は行なわれない。
この様にしてカバーフィルム片105が貼着されたスライドガラス25は、待機位置に位置するバスケット20の元の位置に再収容される。バスケット20に収容されているスライドガラス25の全てにカバーフィルム片105が貼着されたとき、バスケット20は昇降台56によって待機位置よりも上方に設けられたバスケット収容部36(図7)に収容される。バスケット収容部36内では、複数個のバスケット20を収容できるように、回転可能に設けられたバスケット収容部材が配設されている。
この様に、移送槽26に収容されていたバスケット20を、カバーフィルム片105が貼着されたスライドガラス25を収容してバスケット収容部36に収容されるため、バスケット20は、染色装置10から貼着装置12への一方方向の移動で済む。このため、染色装置10には移送槽26のみを返送することで足りることから、移送槽26の移送手段を簡単化できる。
図17に示すカバーフィルム長確保手段は、巻回体110の周囲に配設したガイドローラ116a〜116dにカバーフィルム96を引きまわすことによって、カバーフィルム96の長さを確保しているため、貼着装置12内に所定のスペースを確保することを要する。このため、巻回体110に巻回されたカバーフィルム96の終端から所定長さの箇所、つまり待機位置に位置するバスケット20内に収容され得る最大枚数の全スライドガラス25にカバーフィルム片105を貼着できる長さの箇所にマークを予め形成しておき、このマークを、図18に示す様に、一対の送りローラ98の直前に設置した検出センサ114で検出するようにしてもよい。
更に、移送槽26に、複数個のバスケット20,20・・を並列収容できる大きさとすることもできる。この場合、移送槽26には、短冊状部材42も並列に設けることが必要である。
ここで、図1に示す様に、図2〜図6に示す染色装置10と図7〜図18に示す貼着装置12とを組み合わせる際には、移送槽26が出入する貼着装置12のケーシングの開口部と染色装置10のケーシングの開口部との間隔(移送槽26の移送方向の間隔)が当初設定値と多少異なり、貼着装置12に設けられた後述する移送槽26の移送手段の移送距離が異なる場合が発生する。この場合、バスケットを染色装置10内の移送槽26に載置する位置を貼着装置12の移送手段の移送距離に適合する位置に変更することによって容易に対応できる。この際に、変更後の染色装置10内における移送槽26の載置位置を、図2に示すバスケット搬送手段22を制御する制御部に設定手段から入力する。
かかる場合には、染色装置10内における移送槽26の載置位置を変更することなく、貼着装置12の移送手段による移送槽26の移送距離を変更しても対応できる。この移送手段の移送距離の変更は、貼着装置12の移送制御部の設定手段に、変更後の移送距離を入力することによって行うことができる。
また、移送槽26が出入する貼着装置12のケーシングの開口部の中心と染色装置10のケーシングの開口部の中心とが多少ずれても、染色装置10のケーシングの開口部が移送槽26の横幅よりも幅広に形成されているため、染色装置内の移送槽26に載置する位置を変更することによって容易に対応できる。この場合も、変更後の染色装置10内における移送槽26の載置位置を、バスケット搬送手段22を制御する制御部に設定手段から入力する。
この様に、図2〜図6に示す染色装置10と図7〜図18に示す貼着装置12とを組み合す際に、染色装置10と貼着装置12との厳密な位置調整を緩和でき、両者の組み合わせを容易に行うことができる。
この染色装置10内の移送槽26にバスケットを載置する位置の設定は、キーボードから手動で入力してもよく、バスケットを染色装置10内の所定位置に載置された移送槽26に挿入してその載置位置を検出することでも可能である。
また、染色装置10内の移送槽26にバスケットを載置する位置の検出はセンサ等を用いて行ってもよい。
図7〜図18に示す貼着装置12は、所定長さに切断されたカバーフィルム片105をスライドガラス25の染色検体標本に貼着するものであったが、カバーフィルム片105に代えてカバーガラスをスライドガラス25の染色検体標本に貼着する貼着装置12であってもよい。
カバーガラスをスライドガラスに貼着する貼着装置12としては、特開2001−2731号公報に記載された図19に示す貼着装置12を用いることができる。
図19に示す貼着装置12には、その本体部120に透明カバー122が開閉自在に設けられており、本体部120に操作パネル124が設けられている。更に、本体部120には、封入剤が入った容器126が挿入されている。
かかる本体部120には、染色装置10との間で移送槽26が移送できるように設けられている。この移送槽26の移送手段は、図20に示す様に、本体部120内に設けられたモータ140と、モータ140によって駆動されるワイヤ142とから構成され、ワイヤ142の先端部が染色装置10内まで延出されている。
また、図7〜図18に示す貼着装置12では、図2に示す様に、緊急に貼着を行うことが必要となった染色終了した検体標本付スライドが存在する場合には、この検体標本スライドが収納されたバスケット20を挿入した移送槽26を、図2に示す様に、手動によって供給してもよい。
ところで、図1〜図20に示す染色貼着システムでは、染色装置10と貼着装置12とがケーシングの少なくとも一部が接触するように配設されているが、貼着装置12のケーシングと染色装置10のケーシングとの間に隙間を設けてもよい。この様に隙間を設けることによって、図7〜図18に示す貼着装置12と使用できる染色装置10の種類を広げることができる。
この様に、図7〜図18に示す貼着装置12と染色装置10との間に隙間を設けることによって、種々の設計の自由度を得ることができる。例えば、図7〜図18に示す貼着装置12は、その貼着能力が優れているため、複数の染色装置と併用使用することも可能である。
或いは、図7〜図18に示す貼着装置12と染色装置10との設置レイアウトについても、種々の自由度を得ることができる。
この様に、複数の染色装置と併用使用する場合或いは貼着装置12と染色装置10との設置レイアウトを変更する場合にも、移送槽26が出入する貼着装置12のケーシングの開口部と染色装置10のケーシングの開口部との間隔や開口部の相互の中心の横ずれが発生し易い。この場合でも、バスケットを染色装置10内の移送槽26に載置する位置を変更し、変更した移送槽26の載置位置を、バスケット搬送手段22を制御する制御部に設定手段から入力することによって対応できる。
ここで、貼着装置12の移送槽26の移送手段が、染色装置10内の移送槽26が載置される位置に応じて移動できる位置調整手段が設けられている場合には、この位置調整手段を制御する制御部に、染色装置10内の移送槽26が載置される位置を設定する設定手段を設けることによって、染色装置10内の移送槽26を載置する位置に合わせて貼着装置12の移送手段の位置を変更できるようにしてもよい。
尚、染色装置10と貼着装置12との間を移動する移送槽26には、標本検体の保護溶液が貯留されているが、染色装置10でスライドガラスに貼付された検体標本の染色が終了後に直ちに貼着装置12によってカバーフィルム片又はカバーガラスが貼着される場合には、移送槽26に保護溶液を貯留しなくてもよい。
Claims (4)
- 薄切されてスライドガラスに貼付された検体標本に染色を施す染色装置と、前記染色装置で所望の染色が施されたスライドガラスの検体標本上にカバーフィルム又はカバーガラスを貼着する貼着装置とが近傍に配設された染色貼着システムであって、
前記貼着装置内には、前記検体標本の染色が施されたスライドガラスを染色装置から貼着装置内に移送する移送手段が内装されていることを特徴とする染色貼着システム。 - 検体標本の染色が施されたスライドガラスを染色装置から貼着装置内に移送する移送手段が、前記スライドガラスが収容されたバスケットを染色装置から貼着装置内に移送する移送手段であって、
前記染色装置又は貼着装置には、前記貼着装置に移送されるバスケットが載置される染色装置内の載置位置を、前記染色装置内に設けられたスライドガラスの搬送手段を制御する制御部又は前記貼着装置の移送手段を制御する制御部に設定する設定手段が設けられている請求項1記載の染色貼着システム。 - 染色装置及び貼着装置が、互いのケーシングの少なくとも一部が接触するように隣接して配設されている請求項1記載の染色貼着システム。
- 移送手段として、染色装置によって検体標本の染色が施されたスライドガラスを、前記検体標本を保護する保護溶液に浸漬した状態で染色装置内から貼着装置内に移送する移送手段が用いられている請求項1又は請求項2記載の染色貼着システム。
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