JP2005172583A - 標本作製装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの駆動部により駆動することにより駆動機構を簡素化することが可能なカセット停止機構部を含む標本作製装置を提供する。
【解決手段】血液塗抹標本作製装置100は、スライドガラス10を収納するカセット3を搬送する搬送ベルト7bと、搬送されたカセット3を停止するカセット停止機構部20とを備えている。そして、カセット停止機構部20は、搬送されたカセット3を第1停止位置51で停止させて保持する保持部材25と、保持部材25を支持する支持部材21と、支持部材21を上下駆動させるためのエアシリンダ24と、第1停止位置51よりも搬送方向手前側の第2停止位置52でカセット3を停止させる係止位置とカセット3を第1停止位置51側に移動させる退避位置との間で移動されるストッパ部材26とを含む。そして、支持部材21が下降することによりストッパ部材26が押圧されて退避位置に移動される。
【選択図】図7

Description

本発明は、標本作製装置に関し、特に、標本を収納するカセットを含む標本作製装置に関する。
従来、標本を収納するカセットを含む標本作製装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、スライドガラスへの血液の塗抹から染色工程までを自動的に行う血液塗抹標本作製装置が開示されている。この特許文献1に開示された血液塗抹標本作製装置は、血液塗抹標本となるスライドガラスを収納するカセットを染色処理部で停止させる機構として、搬送方向前方に配置されたカセット停止用ストッパと、搬送方向後方に配置されたカセット切り離し用ストッパとの2つのストッパを用いるカセット停止機構部を含んでいる。このカセット停止機構部では、まず、カセットを搬送方向前方の染色処理部で停止させるために、前方のカセット停止用ストッパが上方に突出するとともに、後方のカセット切り離し用ストッパが下方に引っ込む。そして、染色処理の終了したカセットを先に送るために、前方のカセット停止用ストッパが下方に引っ込むとともに、後方のカセット切り離し用ストッパが上方に突出して次のカセットを停止する。つまり、この特許文献1のカセット停止機構部では、カセット停止用ストッパと、カセット切り離し用ストッパとが互いに逆の突出動作および引っ込み動作を行う。そして、上記した動作を順次繰り返すことによって、カセットは停止されて染色処理された後、1つずつ先に送られる。
特開平8−271390号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたカセット停止機構部では、上記のように、カセット停止用ストッパと、カセット切り離し用ストッパとが互いに逆の突出動作および引っ込み動作を行うので、カセット停止用ストッパを駆動するための駆動部と、カセット切り離し用ストッパを駆動するための駆動部とをそれぞれ別個に設ける必要がある。このため、カセット停止機構部の駆動機構が複雑であった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、1つの駆動部により駆動することにより駆動機構を簡素化することが可能なカセット停止機構部を含む標本作製装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面による標本作製装置は、標本を収納するカセットを搬送する搬送部と、搬送されたカセットを停止するカセット停止機構部とを備えている。そして、カセット停止機構部は、搬送されたカセットを第1停止位置で停止させて保持する保持部材と、保持部材を支持する支持部材と、支持部材を上下駆動させるための駆動部と、第1停止位置よりも搬送方向手前側の第2停止位置でカセットを停止させる係止位置とカセットを第1停止位置側に移動させる退避位置との間で移動されるストッパ部材とを含む。そして、支持部材が下降することによりストッパ部材が押圧されて退避位置に移動される。
この一の局面による標本作製装置では、上記のように、カセットを第1停止位置で停止させて保持する保持部材を支持する支持部材を上下駆動させるための駆動部を設けるとともに、支持部材が下降することにより第2停止位置でカセットを停止するストッパ部材が押圧されて退避位置に移動されるように構成することによって、1つの駆動部により、カセットを第1停止位置で停止させて保持する保持部材と、カセットを第2停止位置で停止するためのストッパ部材とを駆動することができる。これにより、カセット停止機構部の駆動機構を簡素化することができる。
上記一の局面による標本作製装置において、好ましくは、支持部材は、ストッパ部材に当接するストッパ当接部を含み、ストッパ当接部は、支持部材が下降すると、ストッパ部材に当接することによりストッパ部材を押圧して退避位置に移動させるとともに、支持部材が上昇すると、ストッパ部材に対する当接を解除することによりストッパ部材を係止位置に移動させる。このように構成すれば、ストッパ当接部により、別途駆動手段を設けることなく、ストッパ部材を駆動することができるので、ストッパ当接部を含む支持部を駆動する駆動部のみにより、容易に、カセット停止機構部を駆動することができる。
上記ストッパ当接部を含む標本作製装置において、好ましくは、ストッパ部材を係止位置の方向に付勢するための付勢手段をさらに備える。このように構成すれば、支持部材のストッパ当接部が上昇することによりストッパ部材に対するストッパ当接部の当接が解除された時に、付勢手段の付勢力により自動的にストッパ部材を係止位置に移動させることができる。
上記ストッパ当接部を含む標本作製装置において、好ましくは、支持部材が下降すると、ストッパ当接部によりストッパ部が退避位置に移動されることによって、カセットが搬送部により第1停止位置に移動されて保持部材により保持された状態になり、支持部材が上昇すると、保持部材からカセットが離脱して搬送部により移動されるとともに、ストッパ部材が係止位置に移動して次のカセットを第2停止位置で停止させる。このように構成すれば、支持部材の上下の駆動により、容易に、第1停止位置でのカセットの保持および離脱と、第2停止位置でのカセットの停止とを行うことができる。
上記一の局面による標本作製装置において、好ましくは、搬送部は、搬送ベルトを含む。このように構成すれば、搬送ベルトにより、容易に、カセットを第2停止位置から第1停止位置に搬送することができる。
上記一の局面による標本作製装置において、好ましくは、カセットは、所定の位置に設置され、磁石に吸着可能な材料からなる磁石吸着部材を含み、保持部材は、カセットの磁石吸着部材に対応する位置に設置された磁石を含む。このように構成すれば、容易に、保持部材の磁石の吸引力によりカセットを保持することができる。また、磁石による吸引力を調整すれば、保持部材を含む支持部材が上昇した時に、カセットの自重により保持部材からカセットを容易に離脱させることができる。
上記一の局面による標本作製装置において、好ましくは、カセットが第1停止位置で保持部材に保持されたことを検出するための第1検出手段をさらに備え、第1検出手段は、支持部材に移動可能に取り付けられ、カセットに押圧されて移動されるとともに、カセットが保持部材に保持された状態での第1位置とカセットが保持部材に保持されない状態での第2位置との間を移動可能な検出片を有する保持検出部材と、検出片が第1位置に到達したことを検出するセンサとを含む。このように構成すれば、保持検出部材の機械的な動きにより、カセットが第1停止位置で保持部材に保持されたことを検出することができるので、より確実な検出を行うことができる。
上記一の局面による標本作製装置において、好ましくは、支持部材が下端位置に下降したことを検出するための第2検出手段をさらに備える。このように構成すれば、容易に、支持部材が下端位置に下降してストッパ部材が退避位置に移動されたことを検出することができる。
上記一の局面による標本作製装置において、好ましくは、駆動部は、1つのエアシリンダを含む。このように構成すれば、容易に、1つのエアシリンダにより、カセット停止機構部を駆動することができる。
上記一の局面による標本作製装置において、好ましくは、第1停止位置で保持部材により保持されたカセットに収納された標本に対して染色処理を施す染色処理部をさらに備える。このように構成すれば、第1停止位置で停止されたカセットに収納された標本に対して染色処理を施すことができる。
この場合、染色処理部は、上下方向に移動可能な処理部材を含み、支持部材が下降して保持部材により第1停止位置でカセットが保持された状態で、処理部材が下降および上昇することによって、カセットに収納された標本に対して染色処理を行う。このように構成すれば、容易に、第1停止位置で、カセットに収納された標本に対して、染色液の供給、吸引またはスライドガラスの乾燥などの染色処理を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による血液塗抹標本作製装置および搬送装置の全体構成を示した斜視図であり、図2は、図1に示した一実施形態による血液塗抹標本作製装置の内部構造を示した平面図である。また、図3および図4は、図2に示した血液塗抹標本作製装置に用いるカセットおよびスライドガラスを示した斜視図である。また、図5〜図10は、図2に示した一実施形態による血液塗抹標本作製装置のカセット停止機構部の詳細構造を示した図である。まず、図1〜図4を参照して、本実施形態による血液塗抹標本作製装置および搬送装置の全体構成について説明する。なお、本実施形態では、本発明の標本作製装置を血液塗抹標本作製装置に適用した例について説明する。
本実施形態では、図1に示すように、血液塗抹標本作製装置100の前面に、搬送装置200が設置されている。この搬送装置200は、血液(試料)が収容された試験管151を収納する検体ラック150を血液塗抹標本作製装置100に自動的に搬送するために設けられている。また、血液塗抹標本作製装置100は、タッチパネルからなる表示操作部101と、起動スイッチ102と、電源スイッチ103と、カバー104とを含んでいる。また、血液塗抹標本作製装置100には、血液が収容された試験管151を搬送装置200側から血液塗抹標本作製装置100側に搬送するためのハンド部材160が設けられている。血液が収容された試験管151には、ゴム栓151aが装着されている。
また、血液塗抹標本作製装置100は、図2に示すように、吸引分注機構部1と、塗抹部2と、樹脂製のカセット3と、カセット搬入部4と、カセット搬送部5と、スライドガラス挿入部6と、染色部7と、保管部8とを備えている。吸引分注機構部1は、ハンド部材160(図1参照)によって血液塗抹標本作製装置100側に搬送された試験管151から血液を吸引するとともに、吸引した血液をスライドガラス10に滴下する機能を有する。この吸引分注機構部1は、試験管151から血液を吸引するためのピアサ(吸引針)1aと、吸引した血液をスライドガラス10に分注するためのピペット1bと、ピアサ1aおよびピペット1bに接続されるシリンジポンプ1cと、ピアサ1aとシリンジポンプ1cとの間の流路を開閉するためのバルブ1dと、ピペット1bとシリンジポンプ1cとの間の流路を開閉するためのバルブ1eとを含んでいる。
また、塗抹部2は、スライドガラス10を分注・塗抹位置90に供給するとともに、スライドガラス10に滴下された血液を塗抹して乾燥し、かつ、スライドガラス10に印字を行うために設けられている。この塗抹部2には、スライドガラス供給部2aと、スライドガラス収納部2bと、引きガラス2cと、送りベルト2dおよび2eと、ファン2fと、移動片2gおよび2iと、印字部2hとが設けられている。
スライドガラス供給部2aは、2つのスライドガラス収納部2bに収納されたスライドガラス10を、図示しない取出機構および送りベルト2dを用いて、送りベルト2e上に供給する機能を有する。送りベルト2eは、スライドガラス10を分注・塗抹位置90および乾燥位置91aおよび91bに搬送するように構成されている。引きガラス2cは、分注・塗抹位置90でスライドガラス10に分注された血液を塗抹することができるように、スライドガラス10に当接する位置に移動可能で、かつ、スライドガラス10の長手方向に移動可能に構成されている。ファン2fは、乾燥位置91aおよび91bに搬送されたスライドガラス10の塗抹された血液を乾燥するために設けられている。移動片2gは、スライドガラス10を乾燥位置91bから印字部2hに移動させるために設けられている。印字部2hは、プリンタからなり、スライドガラス10のフロスト部10aに、検体番号、日付、受付番号、氏名などを印字するために設けられている。移動片2iは、印字後のスライドガラス10をスライドガラス挿入部6側に移動させて、カセット3に挿入するために設けられている。
また、樹脂製のカセット3は、塗抹が施されたスライドガラス10および染色工程で用いる液体(染色液)を収容することが可能なように構成されている。具体的には、カセット3は、図3および図4に示すように、スライドガラス収納孔3aと、染色液吸引分注孔3bと、仕切部3cおよび3dと、スライドガラス支持部3eと、磁石に吸着可能な金属製の2つの磁石吸着部材3fと、搬送ベルト係合部3gと、側面部3hとを含んでいる。スライドガラス収納孔3aと、染色液吸引分注孔3bとは、内部で繋がっている。これにより、染色液吸引分注孔3bに注入された染色液はスライドガラス収納孔3a側にも充填される。
また、図2に示すように、カセット搬入部4は、カセット3を搬入するために設けられており、送り込みベルト4aを含んでいる。また、カセット搬入部4には、カセット搬入部4の待機位置92のカセット3の数量が所定の数量(たとえば、10個)以下になることを検出するためのセンサ4bが設けられている。
カセット搬送部5は、カセット搬入部4から搬入されたカセット3をスライドガラス挿入部6および染色部7に搬送するために設けられている。このカセット搬送部5は、水平方向に移動可能なカセット搬送部材5aと、カセット搬送部材5aを水平方向に移動させるための駆動ベルト5bとを含んでいる。カセット搬送部材5aは、駆動ベルト5bと一体的に移動されるように、駆動ベルト5bに取り付けられている。なお、駆動ベルト5bは、図示しない駆動モータにより駆動される。また、カセット搬送部材5aには、カセット3の側面部3h(図3参照)を押しながら搬送する搬送爪5c(図2参照)が設けられている。
スライドガラス挿入部6は、塗抹および印字が施されたスライドガラス10をカセット3のスライドガラス収納孔3aに収納するために設けられている。このスライドガラス挿入部6には、カセット3を水平方向に配置してスライドガラス10を挿入可能な状態にするためのカセット方向移動部材6aと、スライドガラス挿入部6に位置するカセット3にスライドガラス10が収納されているか否かを検出するためのセンサ6bとが設けられている。カセット方向移動部材6aは、所定の方向に回動することにより水平方向位置と垂直方向位置とに移動可能に構成されている。
染色部7は、カセット搬送部材5aにより搬送されたカセット3の染色液吸引分注孔3bに対して染色液の供給および排出を行うとともに、カセット3に収納されたスライドガラス10を持ち上げて乾燥することにより、塗抹済みのスライドガラス10に染色処理を施すために設けられている。この染色部7は、カセット搬送部材5aにより搬送されたカセット3を染色部7に送り込むための送り込み部材7aと、送り込み部材7aから送り込まれたカセット3を搬送するための搬送ベルト7bと、カセット3に対して染色液の供給および排出などを行うための第1〜第5吸引排出部7c〜7gと、染色済のスライドガラス10を乾燥するためのファン7hと、カセット3を搬送ベルト7bから保管部8の搬送ベルト8a側へ送り出すための送り出し機構部7iと、第2吸引排出部7dにおいてスライドガラス10を乾燥するためのファン7jとを含んでいる。なお、搬送ベルト7bは、本発明の「搬送部」の一例であり、第2〜第5吸引排出部7d〜7gは、本発明の「染色処理部」の一例である。
ここで、本実施形態では、染色部7に、第2〜第5吸引排出部7d〜7gにおいて吸引排出処理を行う際に、搬送ベルト7bにより搬送されるカセット3を停止するためのカセット停止機構部20が設けられている。なお、本実施形態では、第2吸引排出部7dに用いられるカセット停止機構部20を例にとって説明する。次に、図5〜図7および図10を参照して、カセット停止機構部20および第2吸引排出部7dの構造について詳細に説明する。本実施形態のカセット停止機構部20では、図5および図6に示すように、板金からなる支持部材21が、直動ガイド22を介して、ベース部材23に対して上下方向に移動可能に取り付けられている。支持部材21には、図6に示すように、後述するストッパ部材26に当接するストッパ当接部21aと、支持部材21の下端位置を検出するための検出片21bとが一体的に設けられている。また、図5に示すように、ベース部材23には、支持部材21を上下方向に駆動するためのエアシリンダ24が取り付けられている。なお、このエアシリンダ24は、本発明の「駆動部」の一例である。
また、支持部材21の前面側には、カセット3を保持するための2つの保持部材25が所定の間隔を隔てて取り付けられている。この保持部材25は、図7に示すように、カセット3を第1停止位置51で停止させて保持する機能を有する。この2つの保持部材25には、図5に示すように、カセット3の2つの磁石吸着部材3f(図3参照)に対応する位置に配置された磁石25aと、磁石25aを部分的に覆うとともに、カセット3に当接するように形成された磁石保護部25bとが設けられている。これにより、カセット3を磁石25aの吸引力により保持することが可能になる。
また、一対の搬送ベルト7b(図7参照)が装着される搬送路23aには、図6、図7および図10に示すように、カセット3を第1停止位置51(図7参照)よりも搬送方向手前側の第2停止位置52(図10参照)で停止させるための停止片26aを含む一対のストッパ部材26が設けられている。このストッパ部材26は、支点26bの回りに回動可能に設置されている。これにより、ストッパ部材26の停止片26aは、第2停止位置52でカセット3を停止させる係止位置(図6および図10参照)と、カセット3を第1停止位置51側に移動させる退避位置(図5および図7参照)との間で移動可能なように構成されている。また、ストッパ部材26は、引張りコイルバネ27により係止位置方向に付勢されている。この引張りコイルバネ27は、本発明の「付勢手段」の一例である。
また、図5に示すように、支持部材21の前面の開口部21cからカセット3の保持位置側に突出するように、保持検出部材28が配置されている。この保持検出部材28は、支持部材21に移動可能に取り付けられており、カセット3に押圧されて移動される。そして、保持検出部材28は、支持部材21の背面側に配置されるとともに、カセット3が保持部材25に保持された状態での第1位置(図7参照)とカセット3が保持部材25に保持されない状態での第2位置(図10参照)との間を移動可能な検出片28aを有する。また、支持部材21の背面には、図7に示すように、検出片28aが第1位置に到達したことを検出する光透過型センサ29が取り付けられている。なお、保持検出部材28および光透過型センサ29は、本発明の「第1検出手段」の一例である。また、ベース部材23には、図6に示すように、支持部材21の検出片21bが下端位置に到達することを検出するための透過型センサ30が取り付けられている。なお、この検出片21bおよび透過型センサ30は、本発明の「第2検出手段」の一例である。
また、第2吸引排出部7dは、図5に示すように、ピペット71a、71bおよび71cと、ピペット71a〜71cを支持するピペット支持部72と、ピペット支持部72が取り付けられる取付部73aと、取付部73aが取り付けられる上下動部材73bと、上下動部材73bが直動ガイド74を介して取り付けられる板金からなるフレーム75と、フレーム75に垂直方向に所定の間隔を隔てて取り付けられた一対のプーリ76aおよび76bと、一対のプーリ76aおよび76bに装着される駆動ベルト77と、駆動ベルト77と上下動部材73bとを連結するための連結部材78と、プーリ76bを回転駆動するためのモータ79とを含んでいる。また、第2吸引排出部7dの上下動部材73bには、取付板80を介してエアチャック81が取り付けられている。エアチャック81のチャック部81aには、スライドガラス10を把持して持ち上げるためのチャック部材82が取り付けられている。なお、第1吸引排出部7cは、基本的に、上記した第2吸引排出部7dと同様の構造を有しており、第3吸引排出部7e〜第5吸引排出部7gは、上記した第2吸引排出部7dから取付板80、エアチャック81およびチャック部材82を取り除いた構造を有している。なお、ピペット71a〜71c、エアチャック81およびチャック部材82は、本発明の「染色処理部の処理部材」の一例である。
また、図2に示すように、保管部8は、染色部7により染色されたスライドガラス10が収納されたカセット3を保管するために設けられている。この保管部8には、送り出し機構部7iにより染色部7の搬送ベルト7bから送り出されたカセット3を保管部8の搬送ベルト8bに送り込むための送り込み部材8aと、送り込み部材8aから送り込まれたカセット3を搬送するための搬送ベルト8bとが設けられている。
次に、図1〜図11を参照して、本実施形態による血液塗抹標本作製装置100の動作について説明する。まず、図2に示したカセット搬入部4によるカセット3の搬入動作と、カセット搬送部5によるスライドガラス挿入部6へのカセット3の搬送動作とが行われる。具体的には、まず、図2に示すように、カセット搬入部4にカセット3をセットする。これにより、カセット3の搬送ベルト係合部3g(図3参照)がカセット搬入部4の送り込みベルト4aに係合された状態でカセット3が搬送されて、カセット待機位置92に送り込まれる。なお、カセット搬入部4のカセット待機位置92のカセット3の数量が所定の数量(たとえば、10個)以下になった場合には、センサ4bにより検出されて表示操作部101(図1参照)に、「カセットを補充してください」などの表示が行われる。カセット待機位置92のカセット3は、1つずつカセット搬送部5によりスライドガラス挿入部6に搬送される。すなわち、カセット搬送部5を構成するカセット搬送部材5aが、その搬送爪5bによりカセット3の側面部3hを押しながら移動することによって、カセット3はスライドガラス挿入部6に搬送される。カセット搬送部材5aの移動は、図示しない駆動モータにより駆動ベルト5bを移動させることにより行う。
スライドガラス挿入部6では、まず、カセット3のスライドガラス収納孔3aにスライドガラス10が収納されているか否かがセンサ6bにより判断される。そして、カセット3にスライドガラス10が収納されていると判断された場合には、そのまま、カセット3を染色部7に移動させるとともに、染色処理を行わずに保管部8に移動させる。そして、スライドガラス10が収納されていないと判断された場合には、以下の吸引分注動作を開始する。
吸引分注動作としては、まず、図1に示すように、起動スイッチ102が押されて血液塗抹標本作製装置100が起動した状態で、血液検体が収容された試験管151が収納された検体ラック150を搬送装置200の搬入部201にセットする。そして、表示操作部101に表示された自動吸引のスタートスイッチを押す。これにより、検体ラック150は、搬送装置200の取り出し部202に搬送される。この後、血液塗抹標本作製装置100のハンド部材160が、検体ラック150の血液が収容された試験管151を把持する。そして、ハンド部材160を上昇させることにより試験管151を持ち上げるとともに、ハンド部材160を回動させることにより試験管151を撹拌した後、図2に示す吸引分注機構部1に試験管151を配置する。そして、ピアサ1aを試験管151のゴム栓151aに突き刺して血液を吸引する。この吸引動作の際には、バルブ1dを開放状態(オン状態)にするとともに、バルブ1eを遮断状態(オフ状態)にする。血液の吸引動作を終了した後、バルブ1dを遮断状態(オフ状態)にするとともに、バルブ1eを開放状態(オン状態)にする。この後、ピペット1bを図2に示した分注・塗抹位置90に移動させた後、スライドガラス10に血液をピペット1bから滴下(分注)する。
上記した吸引分注機構部1による吸引分注動作と並行して、または、吸引分注動作の後、塗抹部2による塗抹動作が行われる。この塗抹部2では、スライドガラス10を分注・塗抹位置90に供給するとともに、スライドガラス10に滴下された血液を塗抹して乾燥し、かつ、スライドガラス10に印字を行う。具体的には、スライドガラス供給部2aの2つのスライドガラス収納部2bに収納されたスライドガラス10が、図示しない取り出し機構および送りベルト2dにより、送りベルト2e上に供給される。そして、送りベルト2eにより、スライドガラス10が分注・塗抹位置90に搬送される。なお、このスライドガラス10を分注・塗抹位置90に搬送する動作は、上記した吸引分注動作の前に行われている。この状態で、スライドガラス10にピペット1bを用いて血液の滴下(分注)が行われる。
その後、引きガラス2cが、スライドガラス10に当接するように移動されるとともに、スライドガラス10の長手方向に往復移動されることにより、分注・塗抹位置90でスライドガラス10に滴下された血液が塗抹される。この後、塗抹されたスライドガラス10は、送りベルト2eにより乾燥位置91aに搬送される。そして、乾燥位置91aにおいて、ファン2fにより、スライドガラス10の塗抹された血液が冷風乾燥される。このスライドガラス10の冷風乾燥は、隣接する2つの乾燥位置91aおよび91bで2回行われる。その後、移動片2gにより、塗抹済みのスライドガラス10が印字部2hに移動される。そして、印字部2hにおいて、スライドガラス10のフロスト部10aに、検体番号、日付、受付番号、氏名などが印字される。その後、移動片2iにより、印字後のスライドガラス10がスライドガラス挿入部6側に移動される。
上記した吸引分注動作および塗抹動作が終了した後、カセット3へのスライドガラス10の挿入動作が行われる。具体的には、カセット方向移動部材6aを所定の方向に回動させることにより、カセット3を垂直方向位置から水平方向位置(図2の2点鎖線の位置)に移動させてスライドガラス10を挿入可能な状態にする。この状態で、塗抹部2の移動片2iを前進移動させることにより、塗抹済みのスライドガラス10をカセット3のスライドガラス収納孔3a(図3参照)に挿入する。これにより、カセット3に、塗抹済みのスライドガラス10が収納される。この後、カセット方向移動部材6aを上記所定の方向とは逆方向に回動させることにより、カセット3を元の垂直方向位置に戻す。そして、塗抹済みのスライドガラス10が収納されたカセット3が、カセット搬送部材5aにより染色部7に搬送される。
染色部7では、まず、第1吸引排出部7cにより、カセット3のスライドガラス収納孔3aから塗抹済みのスライドガラス10を持ち上げるとともに、カセット3の染色液吸引分注孔3bにメイグリュンワルド液(主成分はメタノールで99%)を分注する。そして、塗抹済みのスライドガラス10をカセット3に戻した後、塗抹済みのスライドガラス10が収納されたカセット3が1つずつ、送り込み部材7aにより搬送ベルト7bに載せられる。そして、搬送ベルト7bにより、カセット3が第2吸引排出部7dに搬送される。第2吸引排出部7dでは、カセット3のスライドガラス収納孔3aから塗抹済みのスライドガラス10を持ち上げるとともに、スライドガラス10の塗抹面にファン7jによる送風を約1秒〜約60秒間当てて塗抹面上の液体成分を蒸発させることによって乾燥させる。なお、第1吸引排出部7cにより塗抹済みのスライドガラス10がメイグリュンワルド液に浸漬されてから第2吸引排出部7dによりスライドガラス10が持ち上げられるまでの時間(浸漬時間)は、約1秒〜約60秒である。
次に、染色処理(メイグリュンワルド・ギムザ2重染色処理)が施される。まず、第2吸引排出部7dにおいて、カセット3のスライドガラス収納孔3aにスライドガラス10を戻すことによって、塗抹済みのスライドガラス10を再びメイグリュンワルド液に浸漬する。これにより、メイグリュンワルド・ギムザ2重染色処理が開始される。そして、カセット3が搬送ベルト7bにより搬送されながら、塗抹済みのスライドガラス10は、約1分〜約5分間、染色処理として、メイグリュンワルド液に浸漬される。そして、第3吸引排出部7eにより、カセット3の染色液吸引分注孔3bからメイグリュンワルド液が吸引されて排出された後、カセット3の染色液吸引分注孔3bにメイグリュンワルド希釈液が分注される。そして、カセット3が搬送ベルト7bにより搬送されながら、塗抹済みのスライドガラス10は、約1分〜約5分間、メイグリュンワルド希釈液に浸漬される。そして、第4吸引排出部7fにより、カセット3の染色液吸引分注孔3bからメイグリュンワルド希釈液が吸引されて排出された後、カセット3の染色液吸引分注孔3bにギムザ液が分注される。そして、カセット3が搬送ベルト7bにより搬送されながら、塗抹済みのスライドガラス10は、約1分〜約20分間、ギムザ液に浸漬される。
次に、第5吸引排出部7gにより、カセット3の染色液吸引分注孔3bからギムザ液が吸引されて排出された後、カセット3の染色液吸引分注孔3bに対して洗浄液が分注および吸引されて染色済みのスライドガラス10が水洗される。その後、染色済みのスライドガラス10は、ファン7hにより乾燥される。
ここで、図5〜図11を参照して、上記した第2吸引排出部7dにおいて染色処理を行う際に、搬送ベルト7bにより搬送されるカセット3を停止するためのカセット停止機構部20の動作について詳細に説明する。まず、図11のフローチャートのステップS1において、図5および図7に示すように、支持部材21が下降した状態で、カセット3が搬送ベルト7bにより移動されて、第1停止位置51で保持部材25によりカセット3が保持される。なお、この状態では、支持部材21のストッパ当接部21aが下降してストッパ部材26を下方に押圧しているので、ストッパ部材26の停止片26aは、引張りコイルバネ27の付勢力に抗して退避位置に移動されている。したがって、図7に示すように、カセット3は、停止片26aにより停止されずに、第1停止位置51まで搬送されて保持部材25により保持される。この場合、カセット3の磁石吸着部材3fは、直接磁石25aに接触せずに、保持部材25の磁石保護部25bに当接した状態で磁石25aにより吸引されることによって、カセット3が保持部材25に保持される。この状態で、ステップS2において、上記した第2吸引排出部7dによる染色処理が行われる。具体的には、まず、図8に示すように、モータ79が回転駆動されることにより、上下動部材73bが下降されてチャック部材82が下降される。そして、エアチャック81を用いてチャック部材82によりスライドガラス10が把持された後、チャック部材82(スライドガラス10)の上昇、スライドガラス10の乾燥およびチャック部材82(スライドガラス10)の下降が順次行われることにより、上記した第2吸引排出部7dによる染色処理が行われる。
この第2吸引排出部7dによる染色処理の終了後、ステップS3において、図9および図10に示すように、エアシリンダ24を用いて支持部材21(保持部材25)が上昇されることにより、保持部材25からカセット3が離脱される。すなわち、保持部材25が上昇すると、磁石25aによる吸引力により保持されていたカセット3が自重により保持部材25から離脱する。そして、カセット3は、搬送ベルト7bにより次の第3吸引排出部7eに搬送される。また、ステップS4において、支持部材21(保持部材25)が上昇すると、図10に示すように、ストッパ部材26に当接していた支持部材21のストッパ当接部21aも上昇するので、ストッパ部材26の停止片26aが引張りコイルバネ27の付勢力により係止位置に移動される。これにより、カセット3が第2停止位置52で停止される。
この後、ステップS5において、エアシリンダ24を用いて支持部材21(保持部材25)が下降されることによって、図7に示すように、支持部材21のストッパ当接部21aによりストッパ部材26が下方に押圧されるので、ストッパ部材26の停止片26aは、引張りコイルバネ27の付勢力に抗して退避位置に移動される。なお、支持部材21が下端位置に下降すると、支持部材21の検出片21bが光透過型センサ30により検出される。これにより、容易に、支持部材21が下端位置に下降してストッパ部材26が退避位置に移動されたことを検出することが可能となる。
そして、ステップS6において、保持部材25によりカセット3が保持されているか否かが判断される。この判断は、保持検出部材28および光透過型センサ29を用いて行われる。具体的には、保持部材25によりカセット3が保持されている場合には、図7に示すように、カセット3により保持検出部材28が押圧されて検出片28aが光透過型センサ29により検出される。したがって、検出片28aが光透過型センサ29により検出されたか否かによって保持部材25によりカセット3が保持されているか否かが判断される。そして、ステップS6において、保持部材25にカセット3が保持されていると判断された場合には、上記したステップS2〜ステップS5の処理が繰り返される。なお、保持部材25にカセット3が保持されていないと判断された場合には、終了する。
なお、第3〜第5吸引排出部7e〜7gのカセット停止機構部20においても、上記した第2吸引排出部7dのカセット停止機構部20と同様の動作が行われる。
次に、上記した第1〜第5吸引排出部7c〜7gによる染色処理およびファン7hによる乾燥が行われた染色済みのスライドガラス10が収納されたカセット3は、図2に示した送り出し機構部7iにより、搬送ベルト7bから保管部8の搬送ベルト8a側へ順次送り出される。そして、保管部8の送り込み部材8aにより、カセット3を保管部8の搬送ベルト8bに送り込む。これにより、送り込み部材8aから送り込まれたカセット3は、搬送ベルト8bにより保管部8に搬送されて保管される。
本実施形態では、上記のように、カセット3を第1停止位置51で停止させて保持する保持部材25を支持する支持部材21を上下駆動させるための1つのエアシリンダ24を設けるとともに、支持部材21が下降することにより第2停止位置52でカセット3を停止するストッパ部材26が押圧されて退避位置に移動されるように構成することによって、1つのエアシリンダ24により、カセット3を第1停止位置51で停止させて保持する保持部材25と、カセット3を第2停止位置52で停止するためのストッパ部材26とを駆動することができる。これにより、カセット停止機構部20の駆動機構を簡素化することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ストッパ部材26を係止位置の方向に付勢するための引張りコイルバネ27を設けることによって、支持部材21が上昇することによりストッパ当接部21aによるストッパ部材26に対する当接が解除された時に、引張りコイルバネ27の付勢力により自動的にストッパ部材26を係止位置に移動させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、カセット3に押圧されて移動されるとともに、カセット3が保持部材25に保持された状態での第1位置とカセットが保持部材25に保持されない状態での第2位置との間を移動可能な検出片28aを有する保持検出部材28と、検出片28aが第1位置に到達したことを検出する光透過型センサ29とを設けることによって、保持検出部材28の機械的な動きにより、カセット3が第1停止位置51で保持部材25に保持されたことを検出することができるので、より確実な検出を行うことができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明の標本作製装置を、血液塗抹標本作製装置に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、血液塗抹標本作製装置以外の標本作製装置に適用してもよい。
また、本発明では、標本作製装置のカセット停止機構部を、血液塗抹標本作製装置の染色部における吸引排出部のカセット停止機構部として用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、カセットを停止させる機構が必要な処理部であれば、血液塗抹標本作製装置の吸引排出部以外の処理部にも用いることが可能である。
本発明の一実施形態による血液塗抹標本作製装置および搬送装置の全体構成を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態による血液塗抹標本作製装置の内部構造を示した平面図である。 図2に示した一実施形態による血液塗抹標本作製装置に用いるカセットおよびスライドガラスを示した斜視図である。 図2に示した一実施形態による血液塗抹標本作製装置に用いるカセットおよびスライドガラスを示した斜視図である。 図2に示した一実施形態による血液塗抹標本作製装置のカセット停止機構部の支持部材が下降した状態でのカセット停止機構部および吸引排出部を示した斜視図である。 図2に示した一実施形態による血液塗抹標本作製装置のカセット停止機構部の支持部材が上昇した状態でのカセット停止機構部および吸引排出部を示した斜視図である。 図2に示した一実施形態によるカセット停止機構部の支持部材が下降した状態でのカセット停止機構部の側面図である。 図2に示した一実施形態によるカセット停止機構部の支持部材が下降し、かつ、吸引排出部のピペットおよびチャック部材が下降した状態でのカセット停止機構部および吸引排出部を示した正面図である。 図2に示した一実施形態によるカセット停止機構部の支持部が上昇した状態でのカセット停止機構部および吸引排出部を示した正面図である。 図9に示した一実施形態によるカセット停止機構部の側面図である。 図5に示した一実施形態によるカセット停止機構部の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 吸引分注機構部
2 塗抹部
3 カセット
3f 磁石吸着部材
4 カセット搬入部
5 カセット搬送部
6 スライドガラス挿入部
7 染色部
7b 搬送ベルト(搬送部)
7d 第2吸引排出部(染色処理部)
7e 第3吸引排出部(染色処理部)
7f 第4吸引排出部(染色処理部)
7g 第5吸引排出部(染色処理部)
8 保管部
10 スライドガラス(標本)
20 カセット停止機構部
21 支持部材
21a ストッパ当接部
21b 検出片(第2検出手段)
22 直動ガイド
23 ベース部材
24 エアシリンダ(駆動部)
25 保持部材
25a 磁石
26 ストッパ部材
26a 停止片
26b 支点
27 引張りコイルバネ(付勢手段)
28 保持検出部材(第1検出手段)
28a 検出片(第1検出手段)
29 光透過型センサ(第1検出手段、センサ)
30 光透過型センサ(第2検出手段)
71a ピペット(染色処理部の処理部材)
71b ピペット(染色処理部の処理部材)
71c ピペット(染色処理部の処理部材)
81 エアチャック(染色処理部の処理部材)
82 チャック部材(染色処理部の処理部材)
100 血液塗抹標本作製装置
200 搬送装置

Claims (11)

  1. 標本を収納するカセットを搬送する搬送部と、
    搬送された前記カセットを停止するカセット停止機構部とを備え、
    前記カセット停止機構部は、
    前記搬送されたカセットを第1停止位置で停止させて保持する保持部材と、
    前記保持部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材を上下駆動させるための駆動部と、
    前記第1停止位置よりも搬送方向手前側の第2停止位置で前記カセットを停止させる係止位置と前記カセットを前記第1停止位置側に移動させる退避位置との間で移動されるストッパ部材とを含み、
    前記支持部材が下降することにより前記ストッパ部材が押圧されて前記退避位置に移動される、標本作製装置。
  2. 前記支持部材は、前記ストッパ部材に当接するストッパ当接部を含み、
    前記ストッパ当接部は、前記支持部材が下降すると、前記ストッパ部材に当接することにより前記ストッパ部材を押圧して前記退避位置に移動させるとともに、前記支持部材が上昇すると、前記ストッパ部材に対する当接を解除することにより前記ストッパ部材を前記係止位置に移動させる、請求項1に記載の標本作製装置。
  3. 前記ストッパ部材を前記係止位置の方向に付勢するための付勢手段をさらに備える、請求項2に記載の標本作製装置。
  4. 前記支持部材が下降すると、前記ストッパ当接部により前記ストッパ部が前記退避位置に移動されることによって、前記カセットが前記搬送部により前記第1停止位置に移動されて前記保持部材により保持された状態になり、
    前記支持部材が上昇すると、前記保持部材から前記カセットが離脱して前記搬送部により移動されるとともに、前記ストッパ部材が前記係止位置に移動して次の前記カセットを前記第2停止位置で停止させる、請求項2または3に記載の標本作製装置。
  5. 前記搬送部は、搬送ベルトを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の標本作製装置。
  6. 前記カセットは、所定の位置に設置され、磁石に吸着可能な材料からなる磁石吸着部材を含み、
    前記保持部材は、前記カセットの磁石吸着部材に対応する位置に設置された磁石を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の標本作製装置。
  7. 前記カセットが前記第1停止位置で前記保持部材に保持されたことを検出するための第1検出手段をさらに備え、
    前記第1検出手段は、
    前記支持部材に移動可能に取り付けられ、前記カセットに押圧されて移動されるとともに、前記カセットが前記保持部材に保持された状態での第1位置と前記カセットが前記保持部材に保持されない状態での第2位置との間を移動可能な検出片を有する保持検出部材と、
    前記検出片が前記第1位置に到達したことを検出するセンサとを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の標本作製装置。
  8. 前記支持部材が下端位置に下降したことを検出するための第2検出手段をさらに備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の標本作製装置。
  9. 前記駆動部は、1つのエアシリンダを含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の標本作製装置。
  10. 前記第1停止位置で前記保持部材により保持された前記カセットに収納された前記標本に対して染色処理を施す染色処理部をさらに備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の標本作製装置。
  11. 前記染色処理部は、上下方向に移動可能な処理部材を含み、
    前記支持部材が下降して前記保持部材により前記第1停止位置で前記カセットが保持された状態で、前記処理部材が下降および上昇することによって、前記カセットに収納された前記標本に対して前記染色処理を行う、請求項10に記載の標本作製装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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