JP4923826B2 - 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体が供給される圧力室を圧電素子により加圧し、圧力室と連通されたノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッド、及び、その液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置に関する。
ピエゾ型のインクジェット記録ヘッド、特に圧力室の加圧方向とインク滴の噴射方向とが略同一となる構成のインクジェット記録ヘッドでは、圧電素子(ピエゾ)を駆動する駆動IC(駆動回路)を別体で形成するため、圧電素子から駆動ICまで電気配線を形成して電気的に接続している。この電気接続については、近年のノズルの高密度化に伴い配線密度を高める傾向にあるが、製造性の低下やコストアップの要因となり問題となっている。さらに、圧電素子から駆動ICまでの距離が長くなると、配線抵抗の増加で駆動波形になまりが生じ噴射特性に影響する、あるいは、配線間での電流リークなどが問題となる。
これに対し、圧電素子と駆動回路(IC)とを同一面に形成することにより、高密度配線による上記の弊害を低減する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−162794号公報
しかしながら、圧電素子と同一面に駆動回路を形成する上記技術の構成では、圧電素子及び駆動回路を形成する形成面の面積が大きくなるため、ヘッドチップ(流路形成部)の小型化が阻害されてしまい、1枚のウエハに対するヘッドチップの取り数が減少してコストが高くなる問題がある。
本発明は上記事実を考慮して、ノズルの高密度化及びヘッドの小型化を可能とした液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置を提供することを課題とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、液滴吐出ヘッドにおいて、振動板を有する圧力室プレートと、前記圧力室プレートとの間に圧力室を形成する流路プレートと、前記流路プレートによって形成され前記圧力室と連通する液体流路と、前記液体流路と連通され液滴が吐出されるノズルが形成されたノズルプレートと、前記振動板に設けられ画像情報に応じて印加された電圧により変形し圧力室を加圧して前記ノズルから液滴を吐出させる圧電素子と、前記流路プレートの前記ノズルプレート側に形成され、前記圧電素子を駆動する駆動回路と、前記圧力室プレート及び前記流路プレートを貫通し前記圧電素子と前記駆動回路とを電気的に接続する電気配線と、を備えていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、液滴吐出ヘッドが有する圧力室、液体流路、圧電素子、及び駆動回路が、積層された複数のプレートにより形成され、駆動回路と電気的に接続された圧電素子が駆動回路に駆動されて圧力室を加圧すると、圧力室に供給された液体は加圧され、圧力室と液体流路を介して接続されたノズルから液滴として吐出される。
上記の液滴吐出ヘッドにおいて、複数のプレートに含まれる、液体流路を形成する流路プレートに上記の駆動回路を形成することにより、駆動回路から圧電素子までの距離が短くされ、それらの間の電気接続の距離、例えば、駆動回路と圧電素子との間に形成する電気配線の配線距離、を短縮することができる。これにより、圧電素子と駆動回路の間に形成する長距離の高密度な電気接続が不要となり、ノズルの高密度化とヘッドの小型化が可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記圧電素子による前記圧力室の加圧方向と前記液滴の吐出方向とが略同一とされ、且つ、前記ノズルが形成されたノズル面への前記液体流路の投影面積が前記圧力室の投影面積よりも小さくされていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、圧電素子による圧力室の加圧方向と液滴の吐出方向とが略同一とされ、且つ、ノズルが形成されたノズル面への液体流路の投影面積が圧力室の投影面積よりも小さくされた構成の液滴吐出ヘッドに対し、ノズルの高密度化に及びヘッドの小型化が可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記圧力室に供給する液体が貯留される液体貯留室と、前記圧電素子と同一層に形成され前記液体貯留室と前記圧力室との間を接続する液体供給路と、を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、液体貯留室と圧力室との間を接続し、液体貯留室に貯留された液体を圧力室に供給するための液体供給路を、上記の積層された複数のプレートのうちの少なくとも何れか1つにより圧電素子と同一層に形成することにより、ノズルの高密度配置に対応できるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記流路プレートにおける前記圧電素子が配置された側の面とは反対側の面に、前記駆動回路が形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、流路プレートにおける圧電素子が配置された側の面とは反対側の面に、駆動回路を形成することにより、圧電素子と駆動回路の距離が短くされそれらの電気接続の距離を短縮することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記流路プレートの圧力室形成面とは反対側の面に前記駆動回路が形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、流路プレートにおける圧力室形成面とは反対側の面に、駆動回路を形成することにより、圧電素子と駆動回路の距離が短くされそれらの電気接続の距離を短縮することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記流路プレートの前記圧力室形成面に、前記液体の温度を調整する温度調整手段が設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明では、流路プレートの圧力室形成面に設けた温度調整手段(加熱手段)により、圧力室内の液体の温度調整(加熱)が可能となる。この温度調整手段を、上記の駆動回路が形成された圧力室形成面に設けることにより、温度調整手段を制御するための電気接続が容易となり、温度調整手段を圧力室内に簡単に配置することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記流路プレートの前記圧力室形成面に、前記液体の温度を検出する温度検出手段が設けられていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明では、流路プレートの圧力室形成面に設けた温度検出手段により、圧力室内の液体の温度検出が可能となる。この温度検出手段を、上記の駆動回路が形成された圧力室形成面に設けることにより、温度検出手段を制御するための電気接続が容易となり、温度検出手段を圧力室内に簡単に配置することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項5記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記流路プレートの前記圧力室形成面に、前記圧力室内の圧力を検出する圧力検出手段が設けられていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明では、流路プレートの圧力室形成面に設けた圧力検出手段により、圧力室内の圧力(液圧)検出が可能となる。この圧力検出手段を、上記の駆動回路が形成された圧力室形成面に設けることにより、圧力検出手段を制御するための電気接続が容易となり、圧力検出手段を圧力室内に簡単に配置することができる。
また、請求項1〜請求項8の何れか1項記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記ノズルが前記流路プレートにより形成されていてもよい
この場合、流路プレートによりノズルを形成することで、ノズルを形成するための専用のプレート(ノズルプレート)が不要となり、プレート数の削減によるプレート接合工程の簡略化とコストダウンが可能となる。また、流路プレートによって形成される液体流路等とノズルとの位置ずれを低減することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8の何れか1項記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記圧電素子と前記駆動回路との間に配置された少なくとも前記圧力室プレート及び前記流路プレートに、電気配線を設けるための貫通孔が形成されていることを特徴としている。
請求項9に記載の発明では、複数のプレートのうちの少なくとも圧電素子と駆動回路との間に配置されたプレートに貫通孔を形成し、この貫通孔を通して電気配線を設ける。このような簡単な構成で、圧電素子と駆動回路の間の電気接続が可能となる。また、この貫通孔を例えば最外層のプレートまで貫通させることにより、外部から駆動回路に対する電力供給及び制御を行う制御部との電気接続も可能となる。
請求項10に記載の発明は、請求項9記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記電気配線が前記貫通孔に設けられた導電性部材により形成されていることを特徴としている。
請求項10に記載の発明では、貫通孔に導電性部材を設けて電気配線を形成することにより、経時の接続不良等を防止できる安定した電気接続を簡単な構成で実現できる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記ノズルプレートの前記電気配線に対向する位置に前記貫通孔の断面積よりも大きな断面積を有し、前記導電性部材が充填された凹部が形成されていることを特徴としている。
請求項12に記載の発明における液滴吐出装置は、請求項1〜請求項11の何れか1項記載の液滴吐出ヘッドを備えることを特徴としている。
請求項12に記載の発明では、ノズルの高密度化及びヘッドの小型化を実現できる液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置が得られる。
本発明の液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置によれば、ノズルの高密度化及びヘッドの小型化が可能となる。
(第1の実施形態)
まず、図1を用いてインクジェット記録装置70の概要を説明する。なお、記録媒体は記録紙Pとして説明する。また図1では、インクジェット記録装置70における記録紙Pの搬送方向を副走査方向として矢印Sで表し、その搬送方向と直交する方向を主走査方向として矢印Mで表す。
図1に示すように、本実施形態のインクジェット記録装置70は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各インクジェット記録ユニット72を搭載するキャリッジ76を備えている。キャリッジ76は、記録紙Pの搬送方向上流側に一対のブラケット78が突設されており(図2参照)、この一対のブラケット78にそれぞれ形成された円形孔78Aには、主走査方向に架設されたシャフト80が挿通されている。
キャリッジ76に対し主走査方向の両端側には、主走査機構82を構成する駆動プーリー84と従動プーリー86が配設されており、これらの駆動プーリー84と従動プーリー86にはタイミングベルト88が巻回されている。上記のキャリッジ76は、このタイミングベルト88の一部に固定されており、駆動プーリー84の回転駆動によってタイミングベルト88が主走査方向に走行すると、一対のブラケット78がシャフト80にガイドされて主走査方向に往復移動する。
キャリッジ76及びシャフト80の下方には、搬送ローラー90及び排出ローラー92からなる副走査機構94が設けられている。副走査機構94は、画像記録前の記録紙Pを束にして載置する給紙トレイ96から1枚ずつ給紙された記録紙Pを所定のピッチで副走査方向へ搬送する。
インクジェット記録装置70に搭載される各色のインクジェット記録ユニット72は、図2に示すように、インクジェット記録ヘッド74と、インクジェット記録ヘッド74にインクを供給するインクタンク98とが一体に構成されたものであり、インクジェット記録ヘッド74の下面に形成された複数のノズル22(図3参照)が、記録紙Pと対向するようにキャリッジ76上に搭載されている。
これにより、画像を記録する際には、インクジェット記録ヘッド74が主走査機構82(図1参照)に駆動されて主走査方向(例えば往路方向)へ移動しながら、記録紙Pに対してノズル22から選択的にインク滴を吐出することにより、記録紙P上における所定のバンド領域BEに、画像データに基づく画像の一部が記録される。
この主走査方向への1回の移動が終了すると、記録紙Pは、副走査機構94(図1参照)によって副走査方向に所定ピッチ搬送され、続いてインクジェット記録ヘッド74(インクジェット記録ユニット72)が主走査方向における上記方向とは反対方向(例えば復路方向)へ移動しながら、次のバンド領域に対して画像データに基づく画像の一部が記録される。この画像記録動作を複数回繰り返すことによって、記録紙Pに画像データに基づく全体画像がフルカラーで記録される。
インクジェット記録装置70は以上の構成とされており、次に、上記のインクジェット記録装置70に搭載されたインクジェット記録ヘッド74について詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、本実施形態のインクジェット記録ヘッド74は、ヘッドチップを構成する積層流路板100を備えている。積層流路板100は、ノズルプレート10、流路プレート12、圧力室プレート14、供給路プレート16、及びインクプールプレート18の合計5枚のプレートを位置合わせして積層し、接着剤等の接合手段によって接合することにより形成されている。また、積層流路板100におけるインクプールプレート18の上面にインクプール部材20を位置合わせして積層し、接着剤等の接合手段によって接合することにより、インクプールプレート18の上側に、インクタンク98から送られたインクが貯留される共通液室としてのインクプール40が設けられたインクジェット記録ヘッド74が構成されている。
ノズルプレート10には、インク滴が吐出(噴射)される複数のノズル22が所定の間隔で貫通形成されており、流路プレート12には、各ノズル22と対応する位置に、インク流路24がそれぞれ貫通形成されている。
圧力室プレート14には、各インク流路24と対応する位置に、上面部分が略閉塞された開口26がそれぞれ形成されている。この圧力室プレート14の開口26と、開口26の下面側を塞ぐ流路プレート12の上面12Aとによって、各ノズル22に対応する圧力室28がそれぞれ形成されており、流路プレート12においては、上面12Aが圧力室形成面とされている。また、圧力室28に対するインク流路24の大きさについては、ノズル22が形成されたノズルプレート10のノズル面10Aへのインク流路24の投影面積が圧力室28の投影面積よりも小さくなる構成とされている。
圧力室28の上壁部(天井部)を形成する圧力室プレート14の上面部分は薄肉とされており、この薄肉の上面部分によって各圧力室28に対応する振動板30がそれぞれ形成されている。各振動板30を含む圧力室プレート14の上面部分には、圧電素子32がそれぞれ設けられており、各圧電素子32は、圧力室プレート14と供給路プレート(隔壁プレート)16との間に介在している。この振動板30及び圧電素子32によって、圧力室28に対応した単板型の圧電アクチュエータ(ピエゾアクチュエータ)が構成されており、ノズル22、圧力室28、及び圧電アクチュエータによって、イジェクタが構成されている。
供給路プレート16における各圧電素子32と対応する位置には、圧電素子32を変形可能とするための開口34がそれぞれ形成されている。また、各圧電素子32を駆動する駆動IC(駆動回路)42は、ノズルプレート10に接合された流路プレート12の下面12Bに形成されている。圧電素子32は、駆動IC42から電圧が印加されると下方へ撓み変形して圧力室28内を加圧し、圧力室28内に充填されたインクに吐出エネルギーを付与してノズル22からインク滴を吐出させる。この圧電素子32による圧力室28の加圧方向(図4の矢印F方向)と、ノズル22からのインク滴の吐出方向(図4の矢印I方向)とは略同一となるよう構成されている(フェイスシュート型ヘッド)。
圧力室プレート14に設けられた振動板30、圧電素子32、及び供給路プレート16におけるインク流路24とは反対側には、供給路プレート16、圧電素子32、及び振動板30を貫通して圧力室28へ開通する貫通孔によって構成されたインク供給路36が形成されている。インクプール部材20におけるインク供給路36と対応する位置には、インク供給路36よりも断面積(開口面積)が大きくされた個別供給路38が貫通形成されており、この個別供給路38によって、各インク供給路36がインクプール40に連通されている。また、複数(計5枚)のプレートが積層されて構成された本実施形態のインクジェット記録ユニット72では、インク供給路36が圧電素子32と同一層に形成された構成、換言すると、インク供給路36が圧電素子32の形成層を含んで設けられた構成とされている(背面プール構造)。
各インク供給路36及び個別供給路38と、各インク流路24との間には、インクプール部材20、インクプールプレート18、圧電素子32、圧力室プレート14(振動板30、及び流路プレート12を貫通する貫通孔(連通孔)44が形成されている。この貫通孔44は、インクプール部材20では大径とされ、供給路プレート16では中径とされ、圧電素子32、圧力室プレート14、及び流路プレート12では小径とされた段付き状に形成されている。
ノズルプレート10には、ノズル面10Aとの反対面となる流路プレート12との接合面(上面)における各貫通孔44と対応する位置に、貫通孔44よりも断面積(開口面積)が大きくされた凹部46がそれぞれ形成されている。これらの凹部46と貫通孔44の内部には、導電ペースト48が充填され所定の温度で焼き固められて固化されており、この導電ペースト48によって圧電素子32と駆動IC42とを電気的に接続する電気配線が形成されている。また、流路プレート12の下面12Bにおける一端部には、駆動IC42と接続された電気配線の配線接続部43が設けられており、配線接続部43には、フレキシブル配線基板(FPC)50の配線接続部50Aが電気的及び機械的に接続されている。このフレキシブル配線基板50を通して、インクジェット記録装置70の図示しないヘッド制御部から電気信号(制御信号)が駆動IC42へ入力され、駆動IC42はその入力信号に基づいて圧電素子32を駆動制御する。
また、このインクジェット記録ヘッド74の製造方法については、図12に示すように、先ず、ヘッドチップ(積層流路板100)の下部側を構成するノズルプレート10及び下面12Bに駆動IC42を形成した流路プレート12を、ウエハ52に所定数形成し、ヘッドチップの上部側を構成する圧力室プレート14、圧電素子32、供給路プレート16、及びインクプールプレート18を形成した流路プレート12を、ウエハ54に所定数形成し、(A)の接合工程で、ウエハ52とウエハ54を位置決めして積層し接合する。次に、ウエハ52、54の接合で連通された貫通孔44及び凹部46に導電ペースト48を充填し、所定温度で加熱し焼き固める。最後に、(B)の切断工程で、接合されたウエハ52、54をダイサー56によって切断し、図12(C)に示すように、ヘッドチップ(積層流路板100)を得る。
このように、ヘッドチップを構成する各プレートを、一括でウエハ52、54に形成し、積層及び接合後に切断してヘッドチップを製造することにより、ヘッドチップ及びインクジェット記録ヘッド74の製造コストを低減することができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態のインクジェット記録ヘッド74では、インクタンク98(図2参照)からインクジェット記録ヘッド74へ送られてきたインクは、インクプール40に貯留され、個別供給路38及びインク供給路36を通って圧力室28内に供給され充填される。
そして、インクジェット記録装置70による画像記録では、ヘッド制御部からフレキシブル配線基板50を通して駆動IC42へ画像情報に応じた電気信号(制御信号)が入力され、駆動IC42はその入力信号に基づいて、導電ペースト48を通し圧電素子32に電圧を印加して圧電素子32を駆動制御する。この電圧印加により、圧電素子32が撓み変形して振動板30を介し圧力室28内を加圧し、圧力室28内に充填されたインクに吐出エネルギーが付与されて、圧力室28とインク流路24を介して接続されたノズル22からインク滴が吐出される。
上記のインクジェット記録ヘッド74においては、積層流路板100に含まれる、インク流路24を形成する流路プレート12に、圧電素子32を駆動するための駆動IC42を形成していることにより、駆動IC42から圧電素子32までの距離が短くされ、それらの間の電気接続の距離、本実施形態においては、駆動IC42と圧電素子32との間に形成した導電ペースト48からなる電気配線の配線距離を短縮することができる。これにより、圧電素子32と駆動IC42の間に形成する長距離の高密度な電気接続が不要となり、ノズル22の高密度化が可能となる。特に本実施形態では、インクプール40から圧力室28へインクを供給するためのインク供給路36を圧電素子32と同一層に形成していることにより、ノズルの高密度配置に対応できるようになる。
このように、本実施形態のインクジェット記録ヘッド74では、圧電素子32及び駆動IC42を異なる面に形成していることで、圧電素子と駆動回路を同一面に形成する従来の構成に比べて、ヘッドチップ(流路形成部)の小型化が可能であり、1枚のウエハに対するヘッドチップの取り数を増加させてコストを抑制することができる。
また、本実施形態では、積層流路板100を構成する各プレートに貫通孔44及び凹部46を形成し、この貫通孔44及び凹部46を用いて電気配線を設けている。このような簡単な構成で、圧力室プレート14の上面部(振動板30)に設けた圧電素子32と、流路プレート12の下面12Bに形成した駆動IC42との間の電気接続が可能となる。また、この電気接続を行うために、駆動IC42の形成面である流路プレート12の下面12Bに形成されるのは、貫通孔44のみであるため、駆動IC42の実装スペースの拡大化とヘッドサイズの小型化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、貫通孔44及び凹部46に導電ペースト48を充填・固化して電気配線を形成していることにより、各プレートに跨って形成する配線パターン等に比べて、経時での接続不良等が起こりにくい安定した電気接続を簡単な構成で実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図5及び図6を用いて説明する。なお、図5及び図6に示した第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッド110に関する以下の説明では、上述した第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッド74と同一構成又は同一機能部については同一符号を付してその説明を省略する。
図5及び図6に示すように、本実施形態のインクジェット記録ヘッド110は、圧電素子32を駆動する駆動IC42が、圧力室プレート14に接合された流路プレート12の上面12Aに形成されている。また、導電ペースト48を設けるための貫通孔102は、インクプール部材20、インクプールプレート18、圧電素子32、及び圧力室プレート14を貫通して形成されており、この貫通孔102に、第1の実施形態と同様に導電ペースト48が充填され、所定の温度で焼き固められて固化されることにより、圧力室プレート14の振動板30上に設けられた圧電素子32と、流路プレート12の上面12Aに形成された駆動IC42とを電気的に接続する電気配線が形成されている。また、インクプールプレート18の上面における一端部には、その一端部に位置する導電ペースト48の上端部と接続された配線パターン104が形成されており、この配線パターン104及び導電ペースト48を通して、ヘッド制御部から駆動IC42へ電気信号が入力される。
以上の構成とされた本実施形態のインクジェット記録ヘッド110では、上述した第1実施形態のインクジェット記録ヘッド74を同様の効果が得られる。また、特に本実施形態では、流路プレート12における圧電素子32が配置された側の面(上面12A)に駆動IC42を形成していることにより、換言すれば、圧力室28を形成している流路プレート12のその圧力室形成面(上面12A)に駆動IC42を形成していることにより、第1実施形態に比べて、圧電素子32と駆動IC42の距離をより短くすることができる。これにより、圧電素子32と駆動IC42の電気接続の距離を更に短縮することができるとともに、電気接続構造を簡素化することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図7及び図8を用いて説明する。第3の実施形態は、上述した第2の実施形態における電気接続構造の変形例であり、図7及び図8に示した第3の実施形態に係るインクジェット記録ヘッド120に関する以下の説明では、第1及び第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッド74、110と同一構成又は同一機能部については同一符号を付してその説明を省略する。
図7及び図8(A)、(B)に示すように、本実施形態のインクジェット記録ヘッド120では、導電ペースト48を設けるために一端部に配置された貫通孔122が、インクプール部材20、インクプールプレート18、圧電素子32、圧力室プレート14、及び流路プレート12を貫通して形成されており、この貫通孔122に設けられた導電ペースト48は、下端部が流路プレート12の下面12Bから露出している。また、インクプール部材20の下面における一端部には、ヘッド制御部と接続されたフレキシブル配線基板50の配線接続部50A側が固着されており、配線接続部50Aと上記の導電ペースト48の下端部は、ボンディングワイヤ124によって電気的に接続され、ボンディングワイヤ124はエポキシ樹脂等の樹脂封止材126によって樹脂封止されている。
以上の構成とされた本実施形態のインクジェット記録ヘッド120においても、上述した第1及び第2実施形態のインクジェット記録ヘッド74、110と同様の効果が得られる。また、特に本実施形態では、フレキシブル配線基板50と電気的に接続する導電ペースト48を、積層流路板100とインクプール部材20の接合領域に配置できるため、第2実施形態の電気接続構造に比べて、ヘッドチップサイズを小型化することができ、低コスト化が可能となる。
なお、フレキシブル配線基板50等の配線部材を用いてインクジェット記録ヘッドを電気接続する構造においては、例えば、フレキシブル配線基板50の配線接続部50A側を流路プレート12の下面12Bに固着し、上記のボンディングワイヤ124等を用いることなく、配線接続部50Aを導電ペースト48の下端部に直接接続するよう構成してもよく、その場合は、フレキシブル配線基板50と導電ペースト48の間の電気接続構造を簡素化することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図9を用いて説明する。第4の実施形態は、上述した第2の実施形態における積層流路板の構成の変形例であり、図9に示した第4の実施形態に係るインクジェット記録ヘッド130に関する以下の説明では、第1及び第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッド74、110と同一構成又は同一機能部については同一符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態のインクジェット記録ヘッド130は、上述したノズルプレート10が流路プレート12に一体化され、下面13A側に、インク流路24と連通するノズル22が形成された構成の流路プレート13を備えており、このインクジェット記録ヘッド130における積層流路板101は、流路プレート13、圧力室プレート14、供給路プレート16、及びインクプールプレート18の合計4枚のプレートを積層して接合することにより形成されている。
以上の構成とされた本実施形態のインクジェット記録ヘッド130においても、上述した第1及び第2実施形態のインクジェット記録ヘッド74、110と同様の効果が得られる。また、特に本実施形態では、流路プレート13にノズル22を形成していることで、ノズル22を形成するための専用のプレート、例えば、上述したようなノズルプレート10等が不要となり、プレート数の削減によるプレート接合工程の簡略化とコストダウンが可能となる。また、流路プレート12によって形成されるインク流路24と、ノズル22との位置ずれを低減することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について、図10を用いて説明する。第5の実施形態は、上述した第2の実施形態における変形例であり、図10に示した第5の実施形態に係るインクジェット記録ヘッド140に関する以下の説明では、第1及び第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッド74、110と同一構成又は同一機能部については同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態のインクジェット記録ヘッド140では、ノズルプレート10、2枚の流路プレート11、12、圧力室プレート15、隔壁プレート17、及び上部プレート19の合計6枚のプレートを備えており、各プレートを積層し接合して積層流路板141が形成されている。
この積層流路板141では、圧力室プレート15の開口26及び流路プレート12の上面12Aによって形成された圧力室28と、ノズルプレート10に形成されたノズル22との間を接続するインク流路は、流路プレート11に形成されたインク流路23に、流路プレート12に形成されたインク流路24が接続されて構成されている。
流路プレート11、12における圧力室28に下部には、流路プレート11、12にそれぞれ形成された開口と、ノズルプレート10の上面とよって、個別液室としてのインクプール41が形成されており、このインクプール41には、インクタンク98から送られたインクが貯留される。
圧力室28におけるインク流路23、24とは反対側には、流路プレート12を貫通してインクプール41へ開通する貫通孔によって構成されたインク供給路36が形成されている。インクプール41に貯留されたインクは、このインク供給路36を通って圧力室28内に供給され充填される。
また、本実施形態のインクジェット記録ヘッド140では、第2実施形態と同じく、流路プレート12の上面12Aに、圧電素子32を駆動する駆動IC42が形成されており、圧力室28の底壁部を構成するこの上面12Aには更に、ヒータ142が形成されている。ヒータ142は、圧力室28内におけるインク供給路36とインク流路23、24の間に配置されており、駆動IC42と電気的に接続されて駆動IC42により制御される。
以上の構成とされた本実施形態のインクジェット記録ヘッド140においても、上述した第1及び第2実施形態のインクジェット記録ヘッド74、110と同様の効果が得られる。また、本実施形態では、流路プレート12の圧力室形成面である上面12Aに設けたヒータ142により、圧力室28内のインクの加熱による温度調整が可能となる。このように、ヒータ142を駆動IC42が形成された上記の圧力室形成面に設けることにより、ヒータ142を制御するための電気接続が容易となり、ヒータ142を圧力室28内に簡単に配置することができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について、図11を用いて説明する。第6の実施形態は、上述した第5の実施形態におけるヒータ142を各種センサに置き換えた変形例であり、図11(A)、(B)に示した第6の実施形態に係る2種類のインクジェット記録ヘッド150、160に関する以下の説明では、第1、第2、及び第5の実施形態に係るインクジェット記録ヘッド74、110、140と同一構成又は同一機能部については同一符号を付してその説明を省略する。
図11(A)に示すように、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド150では、圧力室28内における流路プレート12の上面12A(圧力室形成面)に、第5の実施形態で説明したヒータ142に換えて温度センサ152が形成されており、この温度センサ152は、流路プレート12の上面12Aに形成された駆動IC42と電気的に接続されて駆動IC42により制御される。
また、図11(B)に示すように、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド160では、圧力室28内における流路プレート12の上面12Aに、上記のヒータ142に換えて圧力センサ162が形成されており、この圧力センサ162は、上記の駆動IC42と電気的に接続されて駆動IC42により制御される。
このように、圧力室28内に温度センサ152を設けた構成のインクジェット記録ヘッド150では、圧力室28内のインクの温度検出が可能となり、圧力室28内に圧力センサ162を設けた構成のインクジェット記録ヘッド160では、圧力室28内の圧力(液圧)検出が可能となる。そして、これらの温度センサ152や圧力センサ162を流路プレート12の上面12A(圧力室形成面)に設けた本実施形態の場合も、第5実施形態と同様に、各センサと駆動IC42の間の電気接続が容易となり、各センサを圧力室28内に簡単に配置することができる。
以上、本発明を上述した第1〜第6の実施形態により詳細に説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の形態が実施可能である。
例えば、上記の実施形態では、記録紙P上に着色インクの液滴(インク滴)を吐出して文字や画像などの記録を行うインクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置を例に説明したが、本発明の液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置としては、このようなインクジェット記録、すなわち、記録用紙上への文字や画像の記録に用いられるものに限定されない。また、記録媒体は紙に限定されるわけではなく、吐出する液体も着色インクに限定されるわけではない。「記録媒体」としては、液滴吐出ヘッドによって液滴を吐出する対象物であればよく、同様に、「画像」あるいは「記録画像」としても、液滴が記録媒体上に付着されることで得られる記録媒体上のドットのパターンであれば、すべて含まれる。したがって、「記録媒体」には、記録用紙やOHPシートなどが含まれるのはもちろんであるが、これら以外にも、たとえば基板、ガラス板などが含まれる。また、「画像」あるいは「記録画像」には、一般的な画像(文字、絵、写真など)のみならず、基板上の配線パターンや3次元物体、有機薄膜などが含まれる。例えば、高分子フィルムやガラス上に着色インクを吐出して行うディスプレイ用のカラーフィルターの作製、溶融状態のハンダを基板上に吐出して行う部品実装用のバンプの形成、有機EL溶液を基板上に吐出させて行うELディスプレイパネルの形成、溶融状態のハンダを基板上に吐出して行う電気実装用のバンプの形成など、様々な工業的用途を対象とした液滴噴射装置一般に対して、本発明の液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置を適用することも可能である。
また、液滴吐出装置として、上記では液滴吐出ヘッドをキャリッジによって移動させながら液滴吐出を行う形態としたが、インク吐出口としてのノズルを記録媒体の全幅にわたって配置したライン型の液滴吐出ヘッド(長尺ヘッド)を用い、このライン型ヘッドを固定して、記録媒体のみを搬送しながら記録を行う(この場合は主走査のみとなる)など、別の装置形態に本発明を適用することも可能である。
本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドが適用されたインクジェット記録ユニットを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す縦断面図である。 図3のインクジェット記録ヘッドにおける要部を拡大して示す拡大縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す縦断面図である。 図5のインクジェット記録ヘッドにおける要部を拡大して示す拡大縦断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す縦断面図である。 図7のインクジェット記録ヘッドにおける要部を拡大して示す拡大縦断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す縦断面図である。 本発明の第5の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す縦断面図である。 (A)、(B)は本発明の第6の実施形態に係る2種類のインクジェット記録ヘッドを示す縦断面図である。 本発明の第7の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す縦断面図である。
符号の説明
10 ノズルプレート
10A ノズル面
11 流路プレート
12 流路プレート
12B 下面
12A 上面(圧力室形成面)
13 流路プレート
13A 下面
14 圧力室プレート
15 圧力室プレート
16 供給路プレート
17 隔壁プレート
18 インクプールプレート
19 上部プレート
20 インクプール部材
22 ノズル
23 インク流路(液体流路)
24 インク流路(液体流路)
28 圧力室
32 圧電素子
36 インク供給路(液体供給路)
40 インクプール(液体貯留室)
41 インクプール(液体貯留室)
42 駆動IC(駆動回路)
44 貫通孔
46 凹部
48 導電ペースト(導電性部材)
70 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
72 インクジェット記録ユニット
74 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
100 積層流路板
101 積層流路板
102 貫通孔
110 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
120 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
122 貫通孔
130 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
140 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
141 積層流路板
142 ヒータ(温度調整手段)
150 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
152 温度センサ(温度検出手段)
160 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
162 圧力センサ(圧力検出手段)
F 加圧方向
I 吐出方向

Claims (12)

  1. 振動板を有する圧力室プレートと、
    前記圧力室プレートとの間に圧力室を形成する流路プレートと、
    前記流路プレートによって形成され前記圧力室と連通する液体流路と、
    前記液体流路と連通され液滴が吐出されるノズルが形成されたノズルプレートと、
    前記振動板に設けられ画像情報に応じて印加された電圧により変形し圧力室を加圧して前記ノズルから液滴を吐出させる圧電素子と、
    前記流路プレートの前記ノズルプレート側に形成され、前記圧電素子を駆動する駆動回路と、
    前記圧力室プレート及び前記流路プレートを貫通し前記圧電素子と前記駆動回路とを電気的に接続する電気配線と、
    を備えたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 前記圧電素子による前記圧力室の加圧方向と前記液滴の吐出方向とが略同一とされ、且つ、前記ノズルが形成されたノズル面への前記液体流路の投影面積が前記圧力室の投影面積よりも小さくされていることを特徴とする請求項1記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記圧力室に供給する液体が貯留される液体貯留室と、
    記圧電素子と同一層に形成され前記液体貯留室と前記圧力室との間を接続する液体供給路と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 前記流路プレートにおける前記圧電素子が配置された側の面とは反対側の面に、前記駆動回路が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の液滴吐出ヘッド。
  5. 記流路プレートの圧力室形成面とは反対側の面に前記駆動回路が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の液滴吐出ヘッド。
  6. 前記流路プレートの前記圧力室形成面に、前記液体の温度を調整する温度調整手段が設けられていることを特徴とする請求項5記載の液滴吐出ヘッド。
  7. 前記流路プレートの前記圧力室形成面に、前記液体の温度を検出する温度検出手段が設けられていることを特徴とする請求項5記載の液滴吐出ヘッド。
  8. 前記流路プレートの前記圧力室形成面に、前記圧力室内の圧力を検出する圧力検出手段が設けられていることを特徴とする請求項5記載の液滴吐出ヘッド。
  9. 前記圧電素子と前記駆動回路との間に配置された少なくとも前記圧力室プレート及び前記流路プレートに、前記電気配線を設けるための貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項記載の液滴吐出ヘッド。
  10. 前記電気配線が前記貫通孔に設けられた導電性部材により形成されていることを特徴とする請求項9記載の液滴吐出ヘッド。
  11. 前記ノズルプレートの前記電気配線に対向する位置に前記貫通孔の断面積よりも大きな断面積を有し、前記導電性部材が充填された凹部が形成されていることを特徴とする請求項10記載の液滴吐出ヘッド。
  12. 請求項1〜請求項11の何れか1項記載の液滴吐出ヘッドを備えることを特徴とする液滴吐出装置。
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