JP4922623B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、特に、付加される電圧が互いに異なる3種類またはそれ以上の電界効果トランジスタ(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor:MISFET)を内蔵する半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
メモリLSI(Large Scale Integrated Circuit)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)論理LSIなどの半導体装置では内部回路と入出力回路とで電源電圧が異なる場合があり、例えば互いに異なる3つの電源電圧(例えば3.3V、1.8Vまたは1.2V)でそれぞれ駆動するMISFETを内蔵する半導体製品が提供されている。
互いに異なる3つの電源電圧でそれぞれ駆動するMISFETにおいては、例えばゲート絶縁膜の厚さ、ソース・ドレインの深さまたはソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さ等が互いに異なる3種類のMISFETを形成する、あるいは3.3V系回路用に適して設計されたMISFETを1.8V系回路に用いるなどの手段により、必要とされる性能が確保されている。
例えば低電圧MISFETのゲート長を高電圧MISFETのゲート長よりも短くして、ドレイン電流の流量の増大を図る伸長部とホットキャリア効果を抑制する第2不純物区域と第2不純物区域の拡散を規制する第3不純物区域とで低電圧MISFETのソース・ドレインの拡張領域を形成し、ホットキャリア効果を抑制する第1不純物区域で高電圧MISFETのソース・ドレインの拡張領域を形成する技術が開示されている(例えば特許文献1、2)。
特開2003−23093号公報(段落[0031]〜[0034]、図1(f)) 特開2003−249568号公報(段落[0020]〜[0023]、図1(f))
しかしながら、前述したように、ゲート絶縁膜の厚さまたはソース・ドレインの深さ等が互いに異なる3種類のMISFETを形成すると、製造過程における酸化工程、リソグラフィ工程またはイオン注入工程等が増加して製品の製造コストが高くなるという問題が生じる。さらに、3.3V系回路に用いるMISFETで1.8V系回路を駆動させた場合、所望する性能が得られないまたは余裕のある性能を確保することができないという課題も残されている。
本発明の目的は、所望する性能を有し、付加される電圧が互いに異なる3種類またはそれ以上のMISFETを内蔵する半導体装置を製造コストの増加を抑えて形成することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、第1電圧で駆動する第1ゲート長の第1ゲート電極を備える第1MISFETと、第1電圧よりも高い第2電圧で駆動し、第1ゲート長よりも長い第2ゲート長の第2ゲート電極を備える第2MISFETと、第2電圧よりも高い第3電圧で駆動し、第2ゲート長よりも長い第3ゲート長の第3ゲート電極を備える第3MISFETとを半導体基板の主面に有する半導体装置であって、第2MISFETのゲート絶縁膜の厚さおよびソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さをそれぞれ第3MISFETのゲート絶縁膜の厚さおよびソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さと同じとし、第1MISFETのゲート絶縁膜の厚さを第2および第3MISFETのゲート絶縁膜の厚さよりも薄くし、第1MISFETのソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さを第2および第3MISFETのソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さよりも浅くするものである。
本発明は、第1電圧で駆動する第1ゲート長の第1ゲート電極を備える第1MISFETと、第1電圧よりも高い第2電圧で駆動し、第1ゲート長よりも長い第2ゲート長の第2ゲート電極を備える第2MISFETと、第2電圧よりも高い第3電圧で駆動し、第2ゲート長よりも長い第3ゲート長の第3ゲート電極を備える第3MISFETとを半導体基板の主面に形成する半導体装置の製造方法であって、半導体基板の表面に第1厚さの第1ゲート絶縁膜と第1厚さよりも厚い第2厚さの第2ゲート絶縁膜とを形成する工程と、第1ゲート絶縁膜上に第1ゲート電極を形成し、第2ゲート絶縁膜上に第2ゲート電極および第3ゲート電極を形成する工程と、第1ゲート電極の両側の半導体基板に一対の拡張領域を形成し、第2および第3ゲート電極の両側の半導体基板に第1ゲート電極の両側の半導体基板に形成された一対の拡張領域よりも深く一対の拡張領域を形成する工程と、第1、第2および第3ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成する工程と、サイドウォールの両側の半導体基板にソース・ドレインを形成する工程とを有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
互いに異なる3つの電圧でそれぞれ駆動する3種類のMISFETを形成しても、製造工程数は2種類のMISFETを製造する場合と同じとすることができる。また、最も低い電圧で駆動する第1MISFETでは、その構成部分の構成条件を最適化することができ、さらに、ゲート長を除いた構成部分の構成条件を全て同じとする第2および第3MISFETでは、そのゲート長を調整することにより、所望する性能を得ることができる。従って、所望する性能を有し、付加される電圧が互いに異なる3種類のMISFETを内蔵する半導体装置を製造コストの増加を抑えて形成することができる。
本実施の形態において、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、本実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、本実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、本実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態においては、MISFETをMISと略し、nチャネル型のMISFETをnMISと略し、pチャネル型のMISFETをpMISと略す。また、本実施の形態において、ウエハと言うときは、シリコン単結晶ウエハを主とするが、それのみではなく、SOI(Silicon On Insulator)ウエハ、集積回路をその上に形成するための絶縁膜基板等を指すものとする。その形も円形またはほぼ円形のみでなく、正方形、長方形等も含むものとする。
また、本実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1に、本実施の形態1による互いに異なる3つの電源電圧でそれぞれ駆動する3種類のnMISの構造を示し、図2に、これらnMISの構造上の特徴等をまとめる。また、図3に、nMISの飽和状態におけるしきい値電圧とゲート長との関係を示すグラフ図を示す。
図1中、A領域は1.2Vの電源電圧が供給されるnMIS(以下、1.2V系nMISと記す)、B領域は1.8Vの電源電圧が供給されるnMIS(以下、1.8V系nMISと記す)、C領域は3.3Vの電源電圧が供給されるnMIS(以下、3.3V系nMISと記す)が形成される領域である。また、上記3種類のnMISは同一の半導体基板1の主面に形成され、それぞれが素子分離部2に囲まれた活性領域のpウエル3内に形成されている。なお、1.2V系nMISは半導体装置において最も低い電源電圧で駆動するnMISであり、他のnMISとの間において基準となるnMISである。
上記3種類のnMISに用いるゲート絶縁膜の厚さは2つとする。本実施の形態1では、基準となる1.2V系nMISのゲート絶縁膜に相対的に薄い絶縁膜(酸化シリコン膜6)を用い、その他の2種類の1.8V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート絶縁膜に同じ厚さの相対的に厚い絶縁膜(酸化シリコン膜4)を用いる。
相対的に薄い絶縁膜をゲート絶縁膜に用いた1.2V系nMISでは、最適性能が得られるように、そのゲート絶縁膜の厚さ、ゲート電極7のゲート長およびソース・ドレイン14の内側に伸びる一対のn型拡張領域11の深さ等の構成部分の各構成条件は最適化されている。
一方、相対的に厚い絶縁膜をゲート絶縁膜に用いた1.8V系nMISおよび3.3V系nMISでは、互いにゲート長の異なるゲート電極7が形成されており、相対的に電源電圧が低いnMIS(1.8V系nMIS)に相対的に短いゲート長を用い、相対的に電源電圧が高いnMIS(3.3V系nMIS)に相対的に長いゲート長を用いる。しかし、1.8V系nMISと3.3V系nMISとにおいてn型拡張領域9の深さは同じとし、またソース・ドレイン14の深さも同じとする。すなわち、1.8V系nMISおよび3.3V系nMISではそれぞれの電源電圧に対してゲート電極7のゲート長のみを最適化し、その他の構成部分の構成条件、例えばゲート絶縁膜の厚さおよびn型拡張領域9の深さ等は電源電圧が低い1.8V系nMISを基準として設計される。しかし、ゲート電極7のゲート長を除いた構成部分の構成条件を全て同じとしても、図3に示すように、3.3V系nMISではそのゲート長を調整することにより所望する飽和領域のしきい値電圧を得ることが可能である。従って、3.3V系nMISにおいても所望する性能を得ることができる。
次に、本実施の形態1による互いに異なる3つの電源電圧でそれぞれ駆動するnチャネル型のMISFET(1.2V系nMIS、1.8V系nMISおよび3.3V系nMIS)の製造方法を図4〜図12を用いて工程順に説明する。
まず、図4に示すように、比抵抗が10Ωcm程度のシリコン単結晶で構成される半導体基板1を用意する。次に、この半導体基板1の主面に浅溝を形成した後、浅溝の内部を含む半導体基板1の主面に酸化シリコン膜を形成する。続いて浅溝の内部を含む半導体基板1の主面に絶縁膜として、例えば、酸化シリコン膜を堆積して浅溝の内部を埋め込んだ後、酸化シリコン膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により研磨して浅溝の内部に酸化シリコン膜を残すことによって素子分離部2を形成する。
次に、半導体基板1の主面にp型の導電型を示す不純物、例えばボロンをイオン注入してpウエル3を形成する。この後、pウエル3にnMISのしきい値電圧を制御するための不純物をイオン注入してもよい。
次に、半導体基板1の表面をフッ酸系の水溶液を用いて洗浄した後、例えば熱酸化法または熱CVD(Chemical Vapor Deposition)法により半導体基板1の表面に酸化シリコン膜4を形成する。その厚さは例えば6〜7nmであり、酸化シリコン膜4は1.8V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート絶縁膜を構成する。
次に、図5に示すように、半導体基板1の主面にレジスト膜を塗布した後、露光および現像処理を施すことによりレジスト膜をパターニングしてレジストパターン5をB領域およびC領域の半導体基板1の主面に形成する。続いて、レジストパターン5をマスクとしたエッチングによって酸化シリコン膜4を除去し、A領域の半導体基板1(pウエル3)の表面を露出させる。
次に、図6に示すように、例えば熱酸化法によりA領域の半導体基板1の表面に酸化シリコン膜6を形成する。その厚さは例えば2〜3nmであり、酸化シリコン膜6は1.2V系nMISのゲート絶縁膜を構成する。すなわち、A領域には1.2V系nMISの相対的に薄いゲート絶縁膜が形成され、B領域およびC領域には1.8V系nMISおよび3.3V系nMISの相対的に厚いゲート絶縁膜が形成される。
次に、図7に示すように、例えばCVD法により半導体基板1の主面に多結晶シリコン膜を堆積した後、レジストパターンをマスクとしたエッチングにより多結晶シリコン膜を加工して、ゲート電極7を形成する。各nMISのゲート電極7は、それぞれの性能を満たすために最適なゲート長を有して形成される。例えばA領域に形成される1.2V系nMISのゲート長は0.09μm、B領域に形成される1.8V系nMISのゲート長は0.34μm、C領域に形成される3.3V系nMISのゲート長は0.40μmである。
次に、図8に示すように、A領域をレジストパターン8で覆った後、1.8V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート電極7をマスクとしてB領域およびC領域のpウエル3にn型の導電型を示す不純物、例えばヒ素またはリンをイオン注入し、1.8V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート電極7の両側のpウエル3にn型拡張領域9を形成する。
次に、図9に示すように、B領域およびC領域をレジストパターン10で覆った後、1.2V系nMISのゲート電極7をマスクとしてA領域のpウエル3にn型の導電型を示す不純物、例えばヒ素またはリンをイオン注入し、1.2V系nMISのゲート電極7の両側のpウエル3にn型拡張領域11を形成する。
なお、図10に示すように、上記n型の導電型を示す不純物のイオン注入に続いて、1.2V系nMISのゲート電極7をマスクとしてA領域のpウエル3にp型の導電型を示す不純物、例えばボロンをイオン注入し、1.2V系nMISのn型拡張領域11の周囲を覆うようにp型ハロー(halo)領域12を形成してもよい。p型ハロー領域12を形成することにより1.2V系nMISの動作時に、n型拡張領域11からの空乏層の伸びが抑えられて短チャネル効果を抑制することができる。また、1.8V系および3.3V系nMISのn型拡張領域9の周囲を覆うようにp型ハロー領域を形成してもよく、これにより、1.8V系および3.3V系nMISの短チャネル効果を抑制することができる。
次に、図11に示すように、半導体基板1の主面に絶縁膜として、例えばCVD法により酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜を異方性エッチングすることにより、各nMISのゲート電極7の側壁にサイドウォール13を形成する。その後、pウエル3にn型の導電型を示す不純物、例えばヒ素またはリンをイオン注入して、各nMISの両側のpウエル3にn型拡散領域を形成する。このn型拡散領域は、ゲート電極7およびサイドウォール13に対して自己整合的に形成され、各nMISのソース・ドレイン14として機能する。また、図示はしないが、各nMISのゲート電極7上およびソース・ドレイン14上に、金属シリサイド層を形成してもよい。金属シリサイド層を形成することで、後述のプラグ17と、ゲート電極7およびソース・ドレイン14との接触抵抗を低減することがきる。このような金属シリサイド層としては、コバルトシリサイド、または、ニッケルシリサイド等の高融点金属をシリコンと反応させたものが挙げられる。
次に、図12に示すように、半導体基板1の主面に酸化シリコン膜15を形成した後、その酸化シリコン膜15を、例えばCMP法で研磨することによって表面を平坦化する。酸化シリコン膜15は、例えばTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate:Si(OC))とオゾン(O)とをソースガスに用いたプラズマCVD法で堆積されたTEOS酸化膜で構成される。
次に、レジストパターンをマスクとしたエッチングにより酸化シリコン膜15に接続孔16を形成する。この接続孔16はソース・ドレイン14上などの必要部分に形成される。さらに、接続孔16の内部を含む半導体基板1の主面に窒化チタン膜を、例えばCVD法で堆積し、さらに接続孔16を埋め込むタングステン膜を、例えばCVD法で堆積する。その後、接続孔16以外の領域の窒化チタン膜およびタングステン膜を、例えばCMP法により除去して接続孔16の内部にプラグ17を形成する。
次に、半導体基板1の主面に金属膜、例えばアルミニウム合金膜またはタングステン膜を堆積した後、レジストパターンをマスクとしたエッチングによって金属膜を加工し、配線18を形成する。さらに上層の配線を形成した後、パッシべーション膜により半導体基板1の全面を覆うことにより、1.2V系nMIS、1.8V系nMISおよび3.3V系nMISが略完成する。
なお、前述した実施の形態1では、互いに異なる3つの電源電圧でそれぞれ駆動する3種類のnMISについて説明したが、互いに異なる4つ以上の電源電圧でそれぞれ駆動する4種類以上のnMISにも同様に適用することができる。以下に、本実施の形態1の他の例である4つの電源電圧でそれぞれ駆動する4種類のnMISの構造について説明する。
図13に、本実施の形態1による互いに異なる4つの電源電圧でそれぞれ駆動する4種類のnMISの構造を示し、図14に、これらnMISの構造上の特徴等をまとめる。
図13中、A領域は1.2V系nMIS、B領域は1.8V系nMIS、C領域は2.5V系nMISおよびD領域は3.3V系nMISが形成される領域である。4種類のnMISに用いるゲート絶縁膜の厚さは2つとし、1.2V系nMISのゲート絶縁膜に相対的に薄い絶縁膜(酸化シリコン膜6)を用い、その他の1.8V系nMIS、2.5V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート絶縁膜に同じ厚さの相対的に厚い絶縁膜(酸化シリコン膜4)を用いる。
さらに、相対的に厚い絶縁膜をゲート絶縁膜に用いた3種類の1.8V系nMIS、2.5V系nMISおよび3.3V系nMISにおいてn型拡張領域9の深さは同じとし、またソース・ドレイン14の深さも同じとする。しかし、互いにゲート長の異なるゲート電極7を形成し、例えば1.8V系nMIS、2.5V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート長は、それぞれ0.34μm、0.37μmおよび0.40μmとする。これにより、高性能が得られるとはいかないまでも、これら3種類のnMISにおいて所望する性能を得ることができる。
短チャネル効果を抑制するために、1.2V系nMISのn型拡張領域11の下面を覆うようにp型ハロー領域を形成してもよく、これに加えて、さらに1.8V系nMISおよび2.5V系nMISのn型拡張領域9の下面を覆うようにp型ハロー領域を形成してもよい。
このように、互いに異なる3つの電源電圧でそれぞれ駆動する3種類のnMISを、互いに厚さの異なる2つのゲート絶縁膜と互いに深さの異なる2つのn型拡張領域で構成することができる。また、互いに異なる4つの電源電圧でそれぞれ駆動する4種類のnMISを、互いに厚さの異なる2つのゲート絶縁膜と互いに深さの異なる2つのn型拡張領域で構成することができる。すなわち、本実施の形態1によれば、互いに異なる3つまたは4つの電源電圧でそれぞれ駆動する3種類または4種類のnMISを形成しても、製造工程数は2種類のnMISを製造する場合と同じとすることができるので、ゲート絶縁膜の厚さが全て互いに異なり、n型拡張領域の深さが全て互いに異なる3種類または4種類のnMISよりも製造コストを低減することができる。
また、1.2V系nMISではその構成部分の構成条件は最適化される。これに対して1.8V系nMISおよび1.8Vよりも高い電源電圧で駆動するnMISでは、ゲート長を除いた構成部分の構成条件は全て同じとし、この同じ構成部分の構成条件については最も高い電圧で駆動するnMISを基準として設計される。しかし、ゲート電極のゲート長を調整することにより、1.8Vよりも高い電源電圧で駆動するnMISにおいて所望する性能を得ることができる。
(実施の形態2)
図15に、本実施の形態2による互いに異なる4つの電源電圧でそれぞれ駆動する4種類のnMISの構造を示し、図16に、これらnMISの構造上の特徴等をまとめる。
図15中、A領域は1.2V系nMIS、B領域は1.8V系nMIS、C領域は2.5V系nMISおよびD領域は3.3V系nMISが形成される領域である。また、これら4種類のnMISは同一の半導体基板1の主面に形成され、それぞれが素子分離部2に囲まれた活性領域のpウエル3内に形成されている。なお、前述した実施の形態1と同様に、1.2V系nMISは半導体装置において最も低い電源電圧で駆動するnMISであり、他のnMISとの間において基準となるnMISである。
上記4種類のnMISに用いるゲート絶縁膜の厚さは3つとする。本実施の形態2では、基準となる1.2V系nMISに最も薄いゲート絶縁膜(酸化シリコン膜6)を用い、1.5V系nMISおよび2.5系MISに1.2V系nMISのゲート絶縁膜よりも厚く、3.3V系nMISのゲート絶縁膜よりも薄いゲート絶縁膜(酸化シリコン膜4a)を用い、3.3V系nMISに最も厚いゲート絶縁膜(酸化シリコン膜4b)を用いる。例えば1.2V系nMIS、1.8V系nMIS、2.5V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート絶縁膜の厚さは、それぞれ2nm、5nm、5nmおよび7nmである。また、4種類のnMISのゲート電極7のゲート長は全て互いに異なり、電源電圧が高くなるに従いnMISのゲート長は長くなる。例えば1.2V系nMIS、1.8V系nMIS、2.5V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート電極7のゲート長は、それぞれ0.09μm、0.20μm、0.34μmおよび0.40μmである。ソース・ドレイン14の深さは4種類のnMISにおいて全て同じである。
1.2V系nMISでは最適性能が得られるように、そのゲート絶縁膜の厚さ、ゲート電極7のゲート長およびn型拡張領域11の深さ等の構成部分の各構成条件は最適化されている。さらに短チャネル効果を抑えるために、n型拡張領域11の下面を覆うようにp型ハロー領域を形成することができる。
1.8V系nMISおよび2.5V系nMISのn型拡張領域9aの深さは同じとする。しかし、1.8V系nMISおよび2.5V系nMISでは、互いにゲート長の異なるゲート電極7が形成されており、1.8V系nMISに相対的に短いゲート長を用い、2.5V系nMISに相対的に長いゲート長を用いる。すなわち、1.8V系nMISおよび2.5V系nMISではそれぞれの電源電圧に対してゲート電極7のゲート長のみを最適化し、その他の構成部分の構成条件、例えばゲート絶縁膜の厚さおよびn型拡張領域9aの深さは電源電圧が低い1.8V系nMISを基準として設計される。2.5V系nMISでは、そのゲート長を調整することによって所望する性能を得ることができる。さらに短チャネル効果を抑えるために、1.8V系nMISおよび2.5V系nMISの拡張領域の下面を覆うようにp型ハロー領域12を形成することができる。
3.3V系nMISでは最適性能が得られるように、そのゲート絶縁膜の厚さ、ゲート電極7のゲート長およびn型拡張領域9bの深さ等の構成部分の構成条件は最適化されている。
なお、前述した実施の形態2では、互いに異なる4つの電源電圧でそれぞれ駆動する4種類のnMISについて説明したが、互いに異なる5つ以上の電源電圧でそれぞれ駆動する5種類以上のnMISにも同様に適用することができる。以下に、本実施の形態2の他の例である5つの電源電圧でそれぞれ駆動する5種類のnMIS(1.2V系nMIS、1.8V系nMIS、2.5V系nMIS、3.3V系nMISおよび4.0V系nMIS)について説明する。図17に、これらnMISの構造上の特徴等をまとめる。
5種類のnMISで用いるゲート絶縁膜の厚さは3つであり、例えば1.2V系nMIS、1.8V系nMIS、2.5V系nMIS、3.3V系nMISおよび4.0V系nMISのゲート絶縁膜の厚さは、それぞれ2nm、5nm、5nm、7nmおよび7nmである。また、5種類のnMISのゲート電極7のゲート長は全て互いに異なり、例えば1.2V系nMIS、1.8V系nMIS、2.5V系nMIS、3.3V系nMISおよび4.0V系nMISのゲート長は、それぞれ0.09μm、0.20μm、0.24μm、0.40μmおよび0.50μmである。また、1.8V系nMISと2.5V系nMISとのn型拡張領域の深さを同じとし、3.3V系nMISと4.0V系nMISとのn型拡張領域の深さを同じとする。ソース・ドレインの深さは5種類のnMISにおいて全て同じである。
1.8V系nMISおよび2.5V系nMISでは、1.8V系nMISを基準としてこれらnMISのゲート絶縁膜の厚さおよびn型拡張領域の深さが設計され、2.5V系nMISでは、そのゲート長を調整することによって所望する性能を得ることができる。同様に、3.3V系nMISおよび4.0V系nMISでは、3.3V系nMISを基準としてこれらnMISのゲート絶縁膜の厚さおよびn型拡張領域の深さが設計され、4.0V系nMISでは、そのゲート長を調整することによって所望する性能を得ることができる。
このように、互いに異なる4つの電源電圧でそれぞれ駆動する4種類のnMISを、互いに厚さの異なる3つのゲート絶縁膜と互いに深さの異なる3つのn型拡張領域で構成することができる。また、互いに異なる5つの電源電圧でそれぞれ駆動する5種類のnMISを、互いに厚さの異なる3つのゲート絶縁膜と互いに深さの異なる3つのn型拡張領域で構成することができる。すなわち、本実施の形態2によれば、互いに異なる4つまたは5つの電源電圧でそれぞれ駆動する4種類または5種類のnMISを形成しても、製造工程数は3種類のnMISを製造する場合と同じとすることができるので、ゲート絶縁膜の厚さが全て互いに異なり、n型拡張領域の深さが全て互いに異なる4種類または5種類のnMISよりも製造コストを低減することができる。
また、1.2V系nMISではその構成部分の構成条件は最適化される。これに対して1.8V系nMISおよび2.5V系nMISでは、ゲート長を除いた構成部分の構成条件は全て同じとし、この同じ構成部分の構成条件については2.5V系nMISを基準として設計される。しかし、ゲート電極のゲート長を調整することによって1.8V系nMISにおいても所望する性能を得ることができる。同様に、3.3V系nMISおよび4.0V系nMISでは、ゲート長を除いた構成部分の構成条件は全て同じとし、この同じ構成部分の構成条件については4.0V系nMISを基準として設計される。しかし、ゲート電極のゲート長を調整することによって3.3V系nMISにおいても所望する性能を得ることができる。
(実施の形態3)
図18に、本実施の形態3による互いに異なる3つの電源電圧でそれぞれ駆動する3種類のnMISの構造を示し、図19に、これらnMISの構造上の特徴等をまとめる。
図18中、A領域は1.2V系nMIS、B領域は1.8V系nMISおよびC領域は3.3V系nMISが形成される領域である。また、これら3種類のnMISは同一の半導体基板1の主面に形成され、それぞれが素子分離部2に囲まれた活性領域のpウエル3内に形成されている。なお、前述した実施の形態1と同様に、1.2V系nMISは半導体装置において最も低い電源電圧で駆動するnMISであり、他のnMISとの間において基準となるnMISである。
上記3種類のnMISに用いるゲート絶縁膜の厚さおよびゲート電極7のゲート長は、それぞれのnMISについて最適化される。例えば1.2V系nMIS、1.8V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート絶縁膜(酸化シリコン膜6、4aおよび4b)の厚さは、それぞれ2m、3nmおよび7nmであり、ゲート電極7のゲート長は、それぞれ0.09μm、0.18μmおよび0.40μmである。
1.2V系nMISでは最適性能が得られるように、そのゲート絶縁膜の厚さ、ゲート電極7のゲート長およびn型拡張領域11の深さ等の構成部分の各構成条件は最適化されている。さらに短チャネル効果を抑えるために、n型拡張領域11の下面を覆うようにp型ハロー領域を形成することができる。
1.8V系nMISおよび3.3V系nMISのn型拡張領域9の深さは同じとする。従って、n型拡張領域9の深さも最適化した1.8V系nMISまたは3.3V系nMISと比較すると性能的には劣ると考えられるが、ゲート絶縁膜の厚さおよびゲート電極7のゲート長を最適化していることから、所望する性能を得ることができる。
なお、前述した実施の形態3では、互いに異なる3つの電源電圧でそれぞれ駆動する3種類のnMISについて説明したが、互いに異なる4つ以上の電源電圧でそれぞれ駆動する4種類以上のnMISにも同様に適用することができる。以下に、本実施の形態3の他の例である4つの電源電圧でそれぞれ駆動する4種類のnMIS(1.2V系nMIS、1.8V系nMIS、2.5V系nMISおよび3.3V系nMIS)について説明する。図20に、これらnMISの構造上の特徴等をまとめる。
4種類のnMISで用いるゲート絶縁膜の厚さは4つであり、例えば1.2V系nMIS、1.8V系nMIS、2.5V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート絶縁膜の厚さは、それぞれ2nm、3nm、5nmおよび7nmである。また、4種類のnMISのゲート電極7のゲート長は全て互いに異なり、例えば1.2V系nMIS、1.8V系nMIS、2.5V系nMISおよび3.3V系nMISのゲート長は、それぞれ0.09μm、0.20μm、0.34μmおよび0.40μmである。
しかし、1.8V系nMIS、2.5V系nMISおよび3.3V系nMISのn型拡張領域の深さを同じとする。従って、n型拡張領域9の深さも最適化した1.8V系nMIS、2.5V系nMISまたは3.3V系nMISと比較すると性能的には劣ると考えられるが、ゲート絶縁膜の厚さおよびゲート電極7のゲート長を最適化していることから、所望する性能を得ることができる。
このように、互いに異なる3つの電源電圧でそれぞれ駆動する3種類のnMISでは、互いに厚さの異なる3つのゲート絶縁膜と互いにゲート長の異なる3つのゲート電極とでそれぞれ構成するが、2種類のnMISのn型拡張領域を同時に形成することができる。また、互いに異なる4つの電源電圧でそれぞれ駆動する4種類のnMISでは、互いに厚さの異なる4つのゲート絶縁膜と互いにゲート長の異なる4つのゲート電極とでそれぞれ構成するが、3種類のnMISのn型拡張領域を同時に形成することができる。すなわち、本実施の形態3によれば、n型拡張領域の深さが全て互いに異なる3種類または4種類のnMISと比較すると、n型拡張領域の製造工程を減らすことができるので、製造コストを低減することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば前記実施の形態では、nMISに適用した場合について説明したが、pMISにも適用することができる。
本発明の半導体装置およびその製造方法は、電源電圧が互いに異なる3種類またはそれ以上のMISFETを内蔵する半導体装置に適用することができる。
本発明の実施の形態1による電源電圧が互いに異なる3種類のnチャネル型MISFETを示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1による電源電圧が互いに異なる3種類のnチャネル型MISFETの構造上の特徴等をまとめた図である。 1.8V系nMISおよび3.3V系nMISの飽和領域におけるしきい値電圧とゲート長との関係を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態1による電源電圧が互いに異なる3種類のnチャネル型MISFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図4に続く半導体装置の製造工程中の図4と同じ箇所の要部断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程中の図4と同じ箇所の要部断面図である。 図6に続く半導体装置の製造工程中の図4と同じ箇所の要部断面図である。 図7に続く半導体装置の製造工程中の図4と同じ箇所の要部断面図である。 図8に続く半導体装置の製造工程中の図4と同じ箇所の要部断面図である。 図9に続く半導体装置の製造工程中の図4と同じ箇所の要部断面図である。 図10に続く半導体装置の製造工程中の図4と同じ箇所の要部断面図である。 図11に続く半導体装置の製造工程中の図4と同じ箇所の要部断面図である。 本発明の実施の形態1による電源電圧が互いに異なる4種類のnチャネル型MISFETを示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1による電源電圧が互いに異なる4種類のnチャネル型MISFETの構造上の特徴等をまとめた図である。 本発明の実施の形態2による電源電圧が互いに異なる4種類のnチャネル型MISFETを示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2による電源電圧が互いに異なる4種類のnチャネル型MISFETの構造上の特徴等をまとめた図である。 本発明の実施の形態2による電源電圧が互いに異なる5種類のnチャネル型MISFETの構造上の特徴等をまとめた図である。 本発明の実施の形態3による電源電圧が互いに異なる3種類のnチャネル型MISFETを示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3による電源電圧が互いに異なる3種類のnチャネル型MISFETの構造上の特徴等をまとめた図である。 本発明の実施の形態3による電源電圧が互いに異なる3種類のnチャネル型MISFETの構造上の特徴等をまとめた図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 素子分離部
3 pウエル
4,4a,4b 酸化シリコン膜
5 レジストパターン
6 酸化シリコン膜
7 ゲート電極
8 レジストパターン
9,9a,9b n型拡張領域
10 レジストパターン
11 n型拡張領域
12 p型ハロー領域
13 サイドウォール
14 ソース・ドレイン
15 酸化シリコン膜
16 接続孔
17 プラグ
18 配線

Claims (12)

  1. 第1電圧で駆動する第1ゲート長の第1ゲート電極を備える第1導電型の第1電界効果トランジスタと、
    前記第1電圧よりも高い第2電圧で駆動し、前記第1ゲート長よりも長い第2ゲート長の第2ゲート電極を備える第1導電型の第2電界効果トランジスタと、
    前記第2電圧よりも高い第3電圧で駆動し、前記第2ゲート長よりも長い第3ゲート長の第3ゲート電極を備える第1導電型の第3電界効果トランジスタとを半導体基板の主面に有する半導体装置であって、
    前記第2電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の厚さ、ソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さおよび前記ソース・ドレインの深さは、それぞれ前記第3電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の厚さ、ソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さおよび前記ソース・ドレインの深さと同じであり、
    前記第1電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の厚さは前記第2および第3電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の厚さよりも薄く、
    前記第1電界効果トランジスタのソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さは前記第2および第3電界効果トランジスタのソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さよりも浅く、
    前記第1電界効果トランジスタのソース・ドレインの深さは前記第2および第3電界効果トランジスタのソース・ドレインの深さと同じであることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1電界効果トランジスタのソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の周囲に第1導電型とは異なる第2導電型のハロー領域が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2記載の半導体装置において、前記第2電界効果トランジスタのソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の周囲に第2導電型のハロー領域が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置において、前記第3電圧よりも高い第4電圧で駆動し、前記第3ゲート長よりも長い第4ゲート長の第4ゲート電極を備える第1導電型の第4電界効果トランジスタを前記半導体基板の主面にさらに有し、
    前記第4電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の厚さは前記第2および第3電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の厚さよりも厚く、
    前記第4電界効果トランジスタのソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さは前記第2および第3電界効果トランジスタのソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の深さよりも深く、
    前記第4電界効果トランジスタのソース・ドレインの深さは前記第2および第3電界効果トランジスタのソース・ドレインの深さと同じであることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、前記第1電界効果トランジスタのソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の周囲に第1導電型とは異なる第2導電型のハロー領域が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項5記載の半導体装置において、前記第2および第3電界効果トランジスタのソース・ドレインの内側に伸びる一対の拡張領域の周囲に第2導電型のハロー領域が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 第1電圧で駆動する第1ゲート長の第1ゲート電極を備える第1導電型の第1電界効果トランジスタと、
    前記第1電圧よりも高い第2電圧で駆動し、前記第1ゲート長よりも長い第2ゲート長の第2ゲート電極を備える第1導電型の第2電界効果トランジスタと、
    前記第2電圧よりも高い第3電圧で駆動し、前記第2ゲート長よりも長い第3ゲート長の第3ゲート電極を備える第1導電型の第3電界効果トランジスタとを半導体基板の主面に形成する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板の第1領域の表面に、前記第1電界効果トランジスタの第1厚さの第1ゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (b)前記半導体基板の第2および第3領域の表面に、前記第2および第3電界効果トランジスタの前記第1厚さよりも厚い第2厚さの第2ゲート絶縁膜をそれぞれ形成する工程と、
    (c)前記第1領域の前記第1ゲート絶縁膜上に前記第1電界効果トランジスタの第1ゲート電極、前記第2領域の前記第2ゲート絶縁膜上に前記第2電界効果トランジスタの第2ゲート電極および前記第3領域の前記第2ゲート絶縁膜上に前記第3電界効果トランジスタの第3ゲート電極を形成する工程と、
    (d)前記第1ゲート電極をマスクとして、前記第1領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、前記第1ゲート電極の両側の前記半導体基板に前記第1電界効果トランジスタの一対の拡張領域を形成する工程と、
    (e)前記第2および第3ゲート電極をマスクとして、前記第2および第3領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、前記第2および第3ゲート電極の両側の前記半導体基板に、前記第1領域の前記半導体基板に形成された一対の拡張領域よりも深く、前記第2および第3電界効果トランジスタの一対の拡張領域をそれぞれ形成する工程と、
    (f)前記第1、第2および第3ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成する工程と、
    (g)前記第1、第2および第3ゲート電極、ならびに前記サイドウォールをマスクとして、前記第1、第2および第3領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、前記サイドウォールの両側の前記半導体基板に、前記第1、第2および第3電界効果トランジスタのソース・ドレインを形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(d)の後、さらに以下の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (h)前記第1ゲート電極をマスクとして、前記第1領域に第1導電型とは異なる第2導電型の不純物をイオン注入して、前記第1電界効果トランジスタの一対の拡張領域の周囲を覆うハロー領域を形成する工程。
  9. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(e)の後、さらに以下の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (i)前記第2ゲート電極をマスクとして、前記第2領域に第2導電型の不純物をイオン注入して、前記第2電界効果トランジスタの一対の拡張領域の周囲を覆うハロー領域を形成する工程。
  10. 第1電圧で駆動する第1ゲート長の第1ゲート電極を備える第1導電型の第1電界効果トランジスタと、
    前記第1電圧よりも高い第2電圧で駆動し、前記第1ゲート長よりも長い第2ゲート長の第2ゲート電極を備える第1導電型の第2電界効果トランジスタと、
    前記第2電圧よりも高い第3電圧で駆動し、前記第2ゲート長よりも長い第3ゲート長の第3ゲート電極を備える第1導電型の第3電界効果トランジスタと、
    前記第3電圧よりも高い第4電圧で駆動し、前記第3ゲート長よりも長い第4ゲート長の第4ゲート電極を備える第1導電型の第4電界効果トランジスタとを半導体基板の主面に形成する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板の第1領域の表面に、前記第1電界効果トランジスタの第1厚さの第1ゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (b)前記半導体基板の第2および第3領域の表面に、前記第2および第3電界効果トランジスタの前記第1厚さよりも厚い第2厚さの第2ゲート絶縁膜をそれぞれ形成する工程と、
    (c)前記半導体基板の第4領域の表面に、前記第4電界効果トランジスタの前記第2厚さよりも厚い第3厚さの第3ゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記第1領域の前記第1ゲート絶縁膜上に前記第1電界効果トランジスタの第1ゲート電極、前記第2領域の前記第2ゲート絶縁膜上に前記第2電界効果トランジスタの第2ゲート電極、前記第3領域の前記第2ゲート絶縁膜上に前記第3電界効果トランジスタの第3ゲート電極、および前記第4領域の前記第3ゲート絶縁膜上に前記第4電界効果トランジスタの第4ゲート電極を形成する工程と、
    (e)前記第1ゲート電極をマスクとして、前記第1領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、前記第1ゲート電極の両側の前記半導体基板に前記第1電界効果トランジスタの一対の拡張領域を形成する工程と、
    (f)前記第2および第3ゲート電極をマスクとして、前記第2および第3領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、前記第2および第3ゲート電極の両側の前記半導体基板に、前記第1領域の前記半導体基板に形成された一対の拡張領域よりも深く、前記第2および第3電界効果トランジスタの一対の拡張領域をそれぞれ形成する工程と、
    (g)前記第4ゲート電極をマスクとして、前記第4領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、前記第4ゲート電極の両側の前記半導体基板に、前記第2および第3領域の前記半導体基板に形成された一対の拡張領域よりも深く、前記第4電界効果トランジスタの一対の拡張領域を形成する工程と、
    (h)前記第1、第2、第3および第4ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成する工程と、
    (i)前記第1、第2、第3および第4ゲート電極、ならびに前記サイドウォールをマスクとして、前記第1、第2、第3および第4領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、前記サイドウォールの両側の前記半導体基板に、前記第1、第2、第3および第4電界効果トランジスタのソース・ドレインを形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項10記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(e)の後、さらに以下の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (j)前記第1ゲート電極をマスクとして、前記第1領域に第1導電型とは異なる第2導電型の不純物をイオン注入して、前記第1電界効果トランジスタの一対の拡張領域の周囲を覆うハロー領域を形成する工程。
  12. 請求項11記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(f)の後、さらに以下の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (k)前記第2および第3ゲート電極をマスクとして、前記第2および第3領域に第2導電型の不純物をイオン注入して、前記第2および第3電界効果トランジスタの一対の拡張領域の周囲を覆うハロー領域をそれぞれ形成する工程。
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