JP4921094B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、図柄の変動表示を停止させようとする遊技者が操作するストップボタンを備えたスロットマシンに関する。
従来より、例えば、スロットマシンとしては、図柄の変動表示を開始させるためのスタートレバーと、図柄の変動表示を停止させるためのストップボタンとを備えたものがある。そして、このようなスロットマシンとしては、ストップボタンの押下げ操作中、遊技の進行が一時的に停止(フリーズ)するという制御仕様のものがある。
このスロットマシンでは、例えば、ボーナス役の図柄が入賞ライン上に揃った状態でストップボタンを押し続けると、ボーナス役入賞に後続するボーナスゲームへの移行や入賞演出の実施等、遊技の進行を一時的に停止させることができる。このようなスロットマシンによれば、遊技の進行を一時停止させることでボーナス役の図柄が揃った状態を友人等に見せて自慢でき、その後の入賞演出やボーナスゲーム等を友人等と一緒に楽しむことが可能である。
しかしながら、上記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、スロットマシンにおける遊技の進行を一時停止させるには、ストップボタンを押し続けなければならず、遊技者がスロットマシンから離れることができないおそれがあるという問題がある。それ故、友人等が別の遊技島で遊技しているような場合では、スロットマシンにおける遊技の進行の一時停止状態を維持したまま友人等を呼びに行くことができない。一方、例えば、ボーナス役の図柄が揃った状態等で一時停止させずに遊技者がスロットマシンを離れると上記一時停止状態が解除されてしまい、ボーナス役入賞を報知する遊技演出の大音響が出力されたまま放置されることになり、近隣の他の遊技者に不快感を与えるおそれがあるという問題がある。
特開2002−320713号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技進行の一時停止状態を活用して遊技者の利便性を向上し、他の遊技者への迷惑を未然に抑制しながら遊技者が感じ得る遊技の興趣を向上した優れた特性のスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、ゲームの開始に応じて複数種類の図柄を入賞ライン上で変動表示する図柄変動表示手段と、上記図柄の変動表示を停止させようとする遊技者の操作に応じて押下げ位置に変位する変位部材を含む図柄停止操作手段と、上記入賞ラインに停止した上記図柄の組み合わせに基づいて入賞役を判定する入賞役判定手段とを備え、この入賞役判定手段により判定された入賞役がBIGボーナス役である場合に、BIGボーナスゲームの種類を抽選により決定するためのBIG種別決定処理を実行し、その決定結果を表示してからBIGボーナスゲームを実行するように構成され、上記入賞ラインにBIGボーナス役の図柄が停止している状態で上記図柄停止操作手段の上記変位部材が上記押下げ位置にあるとき、上記BIG種別決定処理の実行を一時的に停止するスロットマシンにおいて、
上記変位部材を上記押下げ位置に固定し得るように構成した位置固定手段と、
上記図柄変動表示手段において上記BIGボーナス役の図柄が停止表示された場合にのみ、上記位置固定手段に対して上記変位部材を上記押下げ位置に固定可能な動作状態を設定するように構成した動作状態設定手段とを備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンは、上記図柄停止操作手段の上記変位部材が上記押下げ位置にあるとき、遊技の進行を一時的に停止するという制御仕様のものである。そして、上記スロットマシンは、上記変位部材を上記押下げ位置に固定するための上記位置固定手段を備えている。
この位置固定手段により上記変位部材を上記押下げ位置に固定すれば、上記スロットマシンにおける遊技の進行を確実性高く一時停止させておくことができる。それ故、上記スロットマシンによれば、例えば、ボーナス役の図柄が揃った等、特定の遊技状況が現れた状態で遊技の進行を一時停止させることにより、上記特定の遊技状況を長く、一層、積極的に楽しむことができる。
上記位置固定手段を利用して上記変位部材を上記押下げ位置に固定した状態であれば、遊技者が上記スロットマシンから離れることが容易になる。例えば、別の遊技島で遊技する友人等を呼びに行き、上記のような特定の遊技状況を一緒に楽しむことが可能になる。そして、上記のごとくスロットマシンにおける遊技の進行を一時停止させておけば、上記のような特定の遊技状況に後続する遊技演出等についても併せて停止させておくことができる。そのため、例えば、遊技者が不在であるのに大音量の遊技演出が延々と継続される等による他の遊技者に対して発生するおそれがある迷惑を、未然に回避することができる。
以上のように、本発明のスロットマシンは、他の遊技者に迷惑を与えるおそれを抑制しながら、遊技進行中に現れる特定の遊技状況を一層、積極的に楽しむことができるという優れた特性を有するものである。
本発明のスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、上記変位部材を上記押下げ位置に固定可能な動作状態を、上記位置固定手段に対して設定する動作状態設定手段を備え、
該動作状態設定手段は、上記図柄変動表示手段において所定の上記図柄が停止表示された場合にのみ、上記位置固定手段に対して上記動作状態を設定するように構成してある
この場合には、上記特定の図柄が停止表示された場合にのみ、上記スロットマシンにおける遊技進行の一時停止が可能な上記動作状態を設定し得る。それ故、上記スロットマシンにおける遊技の進行が安易に一時停止されるおそれを抑制して、上記スロットマシンにおける遊技が遅延するおそれを未然に回避することができる。
なお、上記所定の図柄が停止した状態としては、例えば、ボーナス役の図柄が入賞ラインに沿って揃った状態等を設定することができる。
また、上記位置固定手段は、上記スロットマシンにおける遊技の進行を一時的に停止させようとする遊技者が操作するためのロックボタンを備えていることが好ましい(請求項)。
この場合には、遊技者による上記ロックボタンの操作に応じて、上記スロットマシンにおける遊技の進行を一時的に停止させることができるようになる。
(実施例1)
本例は、遊技進行を一時停止し得るスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図12を用いて説明する。
本例のスロットマシン1は、図1〜図3に示すごとく、ゲームの開始に応じて複数種類の図柄20を入賞ライン211〜215上で変動表示する図柄変動表示手段2(本例では、リール。以下、リール2という。)と、図柄20の変動表示を停止させようとする遊技者の操作に応じて押下げ位置に変位する変位部材610(本例では、ストップボタン。以下、ストップボタン610という。)を含む図柄停止操作手段61と、入賞ライン211〜215に停止した図柄20の組み合わせに基づいて入賞役を判定する入賞役判定手段49とを備えたものである。このスロットマシン1は、図柄停止操作手段61のストップボタン610が押下げ位置にあるとき、遊技の進行を一時的に停止するように構成してある。
このスロットマシン1は、ストップボタン610(本例では、右ストップボタン610R。)を上記押下げ位置に固定し得るように構成した位置固定手段57を備えている。
以下に、この内容について詳しく説明する。
まず、本例のスロットマシン1の動作仕様の一部について説明する。このスロットマシン1は、図1及び図2に示すごとく、ストップボタン610が押下げ位置に位置しているとき、遊技進行を一時停止するように構成したものである。そして、スロットマシン1は、BIGボーナス役の図柄20が入賞ライン上に揃った場合に、右ストップボタン610Rを押下げ位置(図5(B)に示す位置。)で固定可能なように構成してある。スロットマシン1の遊技者は、例えば、BIGボーナス役の図柄20が揃った状態で右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定すれば遊技進行を一時停止させることができ、その状態を家族や友人等に見せて自慢することができる。それ故、スロットマシン1によれば、BIGボーナス役入賞後の入賞演出やBIGボーナスゲーム等を、家族や友人等と一緒に楽しむことが可能である。
このスロットマシン1の役、内部当選役、入賞役について、図1〜図3を用いて説明する。本例のスロットマシン1は、BIGボーナス、REGボーナス、15枚役等の小役等を含む9種類の役を有している。図3では、左列にそれぞれの役の名称を、中列にそれぞれの図柄の組み合わせを、右列に賞品として払い出すメダル枚数を示してある。スロットマシン1では、内部抽選手段42により内部当選した役が内部当選役になる。そして、この内部当選役を構成する図柄20が役図柄である。さらに、入賞ライン211〜215上に役図柄が並んだとき、その役が入賞役となる。
また、本例では、各役に対応して1ビット(ゼロか1の2値。)の内部当選フラグを設定してある。内部当選役に対応する内部当選フラグに1をセットすることで、その内部当選役が入賞し得る状態(オン状態)を設定している。ボーナス役が入賞し得るボーナス確定状態については、上記内部当選フラグのひとつであるボーナスフラグにより管理している。ボーナスフラグに1をセットした状態(オン状態)がボーナス確定状態であり、ボーナスフラグにゼロをセットした状態(オフ状態)がボーナス未確定状態である。
本例のスロットマシン1は、図2に示すごとく外観的な構成を有している。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の鉛直方向上側に、液晶表示部53及び左右一対のスピーカ520を配設してなる。そして、鉛直方向下側にスロットマシン1の基部をなすベース部100を有している。
ベース部100は、図2に示すごとく、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して、遊技者に向けて相対的に張り出すように形成してある。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、下端部にメダルを払い出すメダル受け皿15を有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、図1及び図2に示すごとく、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダルを賭けるためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、遊技に賭けるメダルを投入するメダル投入口630と、右ストップボタン610Rを押下げ位置で固定するためのロックボタン572とを配設してある。操作パネル13には、リール2の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62と、図柄変動を停止させるためのストップボタン610L、C、Rとを配設してある。
ロックボタン572は、図1及び図2に示すごとく、スロットマシン1における遊技進行を一時停止させようとする遊技者が操作するための操作ボタンであり、上記位置固定手段57を構成する部材である。ロックボタン572は、押下げ操作する毎にスイッチ状態が切り替わるスイッチである。つまり、ロックボタン572は、オン状態で押下げ操作すればオフに切り替わり、オフ状態で押下げ操作すればオンに切り替わる。そして、ロックボタン572は、オン状態にあるとき、位置固定手段57の制御信号であるロック信号を出力するように構成してある。
ベットボタン64は、図1及び図2に示すごとく、遊技賭け数としてマックスベット数である3ベットを指定するためのボタンである。このベットボタン64は、遊技賭け数3を表す3ベット信号を発生するように構成してある。ただし、残りのクレジットが2又は1である場合には、2ベット信号又は1ベット信号を発生し、クレジットがゼロの場合は、ベット信号を発生しない。
3ベット専用機であるスロットマシン1では、メダルを直接投入するか、ベットボタン64の操作により3枚のメダルが賭けられたとき、スタートレバー62が有効な状態に設定される。なお、遊技(ゲーム)毎に3枚のメダルを賭ける、いわゆる3ベット専用機である本例のスロットマシン1に代えて、遊技者の好みにより遊技賭け数を選択的に設定可能なタイプのスロットマシンとしても良い。この場合には、上記ベットボタン64としては、3ベット信号を発生するマックスベットボタンのほか、シングルベット信号を発生するシングルベットボタンを設けるのが良い。
スタートレバー62は、図1及び図2に示すごとく、リール2の制御信号である変動開始信号を遊技者が操作したタイミングで発生するように構成してある。
ストップボタン610L、C、Rは、図柄20の変動表示を停止させようとする遊技者の操作ボタンであり、上記図柄停止操作手段61を構成する上記変位部材である。左ストップボタン610L、中ストップボタン610C及び右ストップボタン610Rは、それぞれ、左リール2L、中リール2C、右リール2Rに対応している。なお、ストップボタン610の詳しい構成については、図柄停止操作手段61の説明と共に後述する。
本例のスロットマシン1では、右ストップボタン610Rの押下げ位置を固定し得るように構成してある。なお、本例に代えて、全てのストップボタン610について、押下げ位置を固定し得るように構成しておくこともできる。この場合には、3つのリール2のうち、最後に停止させるリールに対応するストップボタン610についてのみ、押下げ位置を固定するか否か遊技者が選択できるように設定しておくことも良い。
図柄表示窓11は、図2に示すごとく、3行3列の2次元マトリクス状に配置された9個の図柄20を表示し得るように形成してある。前面枠体10における図柄表示窓11に当たる部分は、遊技者側から図柄20が見えるように透明な樹脂プレートにより形成してある。上記2次元マトリクス状の9個の図柄20に対しては、入賞の対象となる図柄の並び方向である入賞ライン211〜215を設定してある。入賞ラインとしては、水平方向3本の入賞ライン211〜213と、対角方向2本の入賞ライン214、215とがある。
リール2は、図1、図2及び図4に示すごとく、左リール2Lと、中リール2Cと、右リール2Rとよりなる。各リール2L、C、Rは、略円柱形状をなし、その外周面に略一定の間隔を設けて7種類21個の図柄20を配置した回転式のリールである。各リール2L、C、Rは、その回転方向における1カ所の基準位置に基準位置片(図示略)を有している。この基準位置片は、後述する基準位置検知部66が検知する被検知片としての部材である。なお、リール2としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
左リール2Lは、図1、図2及び図4に示すごとく、図柄表示窓11に表示する3行×3列の2次元マトリクスにおける左端の一列をなす。右リール2Rは、2次元マトリクスにおける右端の一列をなす。中リール2Cは、2次元マトリクスにおける中央の一列をなしている。なお、本例では、図4に示すごとく、各リール2L、C、R毎に、7種類の図柄20の配置序列を変更してある。
液晶表示部53は、図1及び図2に示すごとく液晶ディスプレイよりなる。本例の液晶表示部53は、図6〜図8に示すごとく、ボタンロックメッセージ画面531(図6参照。)、BIGボーナス役入賞画面532(図7参照。)、BIGボーナス開始画面533(図8参照。)等を表示する。さらに、液晶表示部53は、上記のような表示画面のほか、遊技を演出する様々な演出画面(図示略)を表示する。
ここで、上記各画面531〜533について説明しておく。ボタンロックメッセージ画面531は、図6に示すごとく、右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定可能である旨を表示する画面である。
BIGボーナス役入賞画面532は、図7に示すごとく、BIGボーナス役が入賞した旨を表す表示欄532aと、BIGボーナスゲームの種類を抽選により決定するためのBIG種別決定処理の進行状況を表示する表示欄532bとよりなる。
BIGボーナス役入賞画面532の表示欄532bは、図7に示すごとく、1列状に配置した略円形状のマークを利用してBIG種別決定処理の決定結果を表示するものである。表示欄532bでは、BIG種別決定処理の開始と共に左端のマークから右端のマークへ向かってルーレットのように点灯位置が移動表示され、これを数回繰り返した後、最終的にいずれか1箇所のマークの点灯状態で停止する。右側4箇所のマークのいずれかの点灯状態で停止した表示欄532bは、スーパーBIGボーナスが当選したことを示し、左側4箇所のいずれかの点灯状態で停止した表示欄532bは、ノーマルBIGボーナスの当選を示している。
BIGボーナス開始画面533は、図8に示すごとく、上記BIG種別決定処理の結果を表示すると共に、抽選により決定した種類のBIGボーナスゲームを開始する旨を表示するものである。
次に、本例のスロットマシン1は、図1に示すごとく、機械的な構成を備えている。
図1及び図2を用いて、スロットマシン1の全体動作を制御する制御基板3、及びこの制御基板3に電気的に接続された各部について説明する。制御基板3に対しては、上記の構成のほか、ストップボタン610を含む図柄停止操作手段61と、遊技媒体として投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63と、リール2を回転駆動するリール駆動部51と、リール2の回転位置を検知する基準位置検知部66と、メダルを払い出すメダル払出部54と、遊技を演出するための各種表示部55と、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定する設定値操作部68と、スピーカ520を制御する音声出力部52と、右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定する位置固定手段57と、を電気的に接続してある。
まず、上記図柄停止操作手段61は、図1、図2及び図5に示すごとく、遊技者によるストップボタン610の押下げ操作に応じて、リール2の制御信号である変動停止信号を発生する手段である。図柄停止操作手段61は、樹脂成形品であるストップボタン610と、ストップボタン610の押下げ操作を検知する検知スイッチ619と、ストップボタン610を遊技者側(図5中の右方向)に向けて付勢する付勢スプリング614とを含んでいる。なお、図5は、右ストップボタン610Rを例にして図柄停止操作手段61を説明する図面である。同図は、位置固定手段57を含めて図示する図である。
図柄停止操作手段61では、図1、図2及び図5に示すごとく、上記操作パネル13に対面するように内部側に配設された支持プレート131と操作パネル13との間隙に、ストップボタン610が進退可能な状態で配置されている。そして、支持プレート131の裏面側(操作パネル13の反対側)には、ストップボタン610の延長軸上に位置するように検知スイッチ619を固定してある。
ストップボタン610は、図1、図2及び図5に示すごとく、有底略円筒形状を呈し、軸方向の1箇所に大径つば状のつば部612を設けてなる。ストップボタン610の外表面のうち底面613側の端面が、遊技者が指で触れる操作面618を形成している。ストップボタン610は、底面613の略中心から軸方向に沿って立設する軸状の押圧ピン611を有している。この押圧ピン611は、略円筒形状を形成する外周壁部616の軸方向の端部を越えて突出している。ストップボタン610においては、押圧ピン611と外周壁部616との間隙である略円環状の空間が付勢スプリング614を収容する収容部615を形成している。
検知スイッチ619は、図1、図2及び図5に示すごとく、ブロック状を呈する本体部619Bと、この本体部619Bにより回動支持された検知片619Pとを有している。検知片619Pは、本体部619Bに収容された図示しない電気的な接点を開閉させるための部材である。図柄停止操作手段61における検知片619Pは、ストップボタン610側に変位するように付勢され、押圧ピン611の先端との当接により回動する。検知スイッチ619は、検知片619Pがストップボタン610側に変位したときに上記電気的な接点を開け、押圧ピン611との当接により検知片619Pが本体部619B側に変位したときに上記電気的な接点を閉じるように構成してある。
図柄停止操作手段61では、図1、図2及び図5に示すごとく、操作パネル13に穿孔した貫通孔130を外周壁部616が貫通すると共に、支持プレート131に穿孔した貫通孔132を押圧ピン611が貫通する状態で、ストップボタン610が軸方向に進退可能な状態で支持されている。操作パネル13の貫通孔130は、ストップボタン610の外周壁部616よりもわずかに大径であって、かつ、つば部612よりも小径のものである。また、支持プレート131の貫通孔132は、押圧ピン611よりもわずかに大径であって、かつ、外周壁部616の外径よりも小径のものである。そして、ストップボタン610の収容部615に圧縮状態で配置した付勢スプリング614は、一方の端部が底面613に当接し、他方の端部が支持プレート131の表面に当接している。
図柄停止操作手段61では、図1、図2及び図5に示すごとく、操作力が作用しない状態のストップボタン610は、付勢スプリング614の付勢力に応じて操作パネル13の裏面につば部612が当接する状態となる。この状態がストップボタン610の非操作位置(図5(A)に示す位置。)である。一方、付勢スプリング614の付勢力に対抗する押圧力を作用した状態のストップボタン610は、外周壁部616の軸方向の端部が支持プレート131の表面に当接する状態となる。この状態が、ストップボタン610の押下げ状態であり、このときのストップボタン610の位置が上記押下げ位置(図5(B)に示す位置。)である。図柄停止操作手段61では、ストップボタン610が押下げ位置に位置したとき、押圧ピン611により検知片619Pが押し込まれて検知スイッチ619が電気的に閉じられ、上記変動停止信号が出力される。本例の図柄停止操作手段61は、検知スイッチ619が電気的に閉じられている間、変動停止信号を出力するように構成してある。
位置固定手段57は、図1、図2及び図5に示すごとく、上記したように遊技進行を一時停止させようとする遊技者の操作に応じてロック信号を発生するロックボタン572と、右ストップボタン610Rの押下げ位置を保持するロック用ソレノイド570とを有している。ロック用ソレノイド570は、断面略矩形状を呈する軸状のロックバー571と、図示しない電磁コイル部とを備えている。ロック用ソレノイド570は、電磁コイル部への通電により励磁されロックバー571を軸方向に前進させる一方、通電停止により消磁されるとロックバー571を軸方向に後退させるように構成してある。
本例の位置固定手段57におけるロック用ソレノイド570は、図5に示すごとく、操作パネル13の裏面、貫通孔130の外周側に固定してある。ロック用ソレノイド570は、操作パネル13の裏面に沿うよう、貫通孔130に向けてロックバー571を前進させ得る状態で配置されている。位置固定手段57におけるロックバー571は、上記ロックボタン572のロック信号に応じて前進し得る。前進したロックバー571は、押下げ位置のストップボタン610R(図5(B)参照。)のつば部612と操作パネル13との間隙に挿入され、ストップボタン610Rの押下げ位置を固定し得る。なお、ロックバー571とつば部612との干渉を未然に回避できるよう、ストップボタン610Rが押下げ位置にあるときのみ、ロックバー571が前進し得るように構成してある。
上記投入メダル検知部63は、図1及び図2に示すごとく、メダル投入口630からメダルが投入されるごとに、インサート信号を出力するように構成してある。3回のインサート信号が上記3ベット信号に相当している。なお、3ベット専用機である本例のスロットマシン1では、3枚のメダルを投入するか、ベットボタン64を押すとスタートレバー62が有効な状態に設定される。
上記リール駆動部51は、図1に示すごとく、ステップ単位で制御し得るステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール2を回転駆動するように構成してある。ステッピングモータは、制御基板3から制御パルスを取り込む毎に、1ステップずつ回転する。リール駆動部51は、上記変動開始信号を取り込んでリール2の回転を開始すると共に、上記変動停止信号を取り込んでリール2を停止するように構成してある。
上記基準位置検知部66は、図1に示すごとく、各リール2L、C、Rの上記基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力するセンサを有している。詳しくは後述するが、本例の基準位置検知部66は、上記検知信号の発生後に、制御基板3が発生した制御パルス数、すなわち、上記基準位置片の通過後にステッピングモータが回転したステップ数に基づいて、各リール2L、C、Rが現在表示している図柄(入賞ライン上に位置する図柄。)を計算する。
上記メダル払出部54は、制御基板3の制御により所定枚数のメダルをメダル受け皿15に払い出すように構成してある。
上記設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役の当選確率を6段階に設定する設定値を変更するためのものである。
上記制御基板3は、図1及び図2に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32とを有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、乱数を発生する乱数発生手段48、入賞役を判定する入賞役判定手段49、リール駆動部51を制御する表示制御手段45、内部当選役を抽選し、内部当選役に対応する内部当選フラグをセットする内部抽選手段42、位置固定手段57の動作状態を設定する動作状態設定手段40の各機能を実現するように構成してある。
メモリ手段としてのROM33は、図1に示すごとく、内部抽選手段42が内部当選役の抽選に用いる当選乱数テーブル(図示略)を記憶している。当選乱数テーブルは、各内部当選役が当選するための乱数の範囲を規定したものである。
乱数発生手段48は、図1及び図2に示すごとく、CPU31の内部演算により乱数を抽出する手段である。本例の乱数発生手段48は、スタートレバー62の変動開始信号をトリガー信号として乱数を抽出し、内部抽選手段42に入力するように構成してある。
内部抽選手段42は、図1に示すごとく、乱数発生手段48が抽出した乱数に基づいて内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグをオン状態に設定するものである。本例の内部抽選手段42が抽選する内部当選役は、図3に示すごとく、BIGボーナス、REGボーナス、15枚役、10枚役、3枚役「スター」、3枚役「チェリー」、リプレイ役の7種類の役である。
本例のスロットマシン1では、小役等の内部当選フラグは入賞の有無に関わらず1ゲーム終了時に消滅する。一方、ボーナス役の内部当選フラグは、入賞するまで次のゲームへ持ち越しされる。したがって、小役等が内部当選したゲームで入賞しなかった場合は、いわゆる取りこぼしとなる。一方、ボーナス役は一度内部当選すれば、入賞するまでボーナス確定状態が保持される。
表示制御手段45は、図1及び図2に示すごとく、上記変動開始信号に応じてリール2の図柄変動を開始すると共に、上記変動停止信号に応じてリール2の図柄変動を停止させるための手段である。表示制御手段45は、リール駆動部51をなすステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させる。この表示制御手段45は、リール駆動部51に入力した制御パルス数、すなわち、ステッピングモータが回転したステップ数をカウントする。特に、本例では、各リール2の上記基準位置片の検知信号を取り込むごとに上記ステップ数をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じた上記ステップ数をカウントしている。
表示制御手段45は、図1に示すごとく、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実施するように構成してある。具体的には、表示制御手段45は、上記変動停止信号をトリガー信号としてリール駆動部51に入力した制御パルス数、すなわち、ステッピングモータのステップ数を取り込む。そして、このステップ数に基づいて入賞ライン211〜215上に瞬間的に位置する図柄20であるビタ図柄を計算し、当該ビタ図柄を先頭にして後続する4つの図柄20を上記所定の引込範囲内の図柄として設定する。
表示制御手段45は、図1に示すごとく、上記所定の引込範囲内に内部当選役の役図柄があれば、その役図柄を入賞ライン上に停止させるという、いわゆる引き込み制御を実施する。一方、上記所定の引込範囲内に役図柄がない場合には、表示制御手段45は、内部当選してない他の役の入賞を回避するよう、ハズレ図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させる。なお、表示制御手段45による引込制御としては、上記のようなコントロール方式のほか、停止パターンテーブルを採用した他の制御方式を採用することもできる。
上記入賞役判定手段49は、図1及び図2に示すごとく、各リール2L、C、Rが停止した後、各リール2L、C、Rに対応する各ステッピングモータ(リール駆動部51)について、表示制御手段45がカウントした上記ステップ数を取り込む。入賞役判定手段49は、このステップ数を基にして入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組み合わせについて入賞役が成立するか否かを判定する。
上記動作状態設定手段40は、図1及び図2に示すごとく、位置固定手段57の動作状態と非動作状態とを切り換えて設定する手段である。動作状態設定手段40では、位置固定手段57の動作状態及び非動作状態を切り換え設定するためのフラグとしてボタンロック可フラグを設定してある。ボタンロック可フラグ1(オン状態)が右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定可能な動作状態に対応している。ボタンロック可フラグゼロ(オフ状態)が右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定できない非動作状態に対応している。動作状態設定手段40は、上記入賞役判定手段49を介して各リール2L、C、Rの停止図柄を検知し、BIGボーナス役の図柄20が入賞ライン211〜215のいずれかに沿って揃ったときにボタンロック可フラグに1(オン状態)をセットする。
次に、以上のように構成した本例のスロットマシン1の動作について、図9〜図12に示すフローチャートに沿って説明する。図9は、BIGボーナス役図柄が揃ったときのボタンロックメッセージ処理の流れを示している。図10は、BIGボーナス役図柄が揃った後の遊技進行を一時的に停止させるためのボタンロック処理の流れを示している。図11は、BIGボーナスゲームに移行するためのボタンロック解除処理の流れを示している。図12は、BIGボーナスゲーム開始処理の流れを示している。以下、各処理の内容について詳しく説明する。
まず、BIGボーナス役図柄が揃ったときのボタンロックメッセージ処理の流れについて、図9を用いて説明する。ここでは、まず、ステップS101のごとく最後に操作する右ストップボタン610Rの操作を判断する。右ストップボタン610Rが操作された場合には、ステップS102のごとく入賞ライン211〜215のいずれかに沿ってBIGボーナス役の図柄20が揃ったか否かを判断する。BIGボーナス役の図柄20が入賞ライン上に揃った場合には、右ストップボタン610Rの操作継続時間を計測するタイマを始動し(ステップS103)、その後、当該操作継続時間が2秒経過した否かを判断する(ステップS104)。
操作継続時間が2秒を経過した場合は、ステップS105のごとく液晶表示部53にボタンロックメッセージ画面531(図6)を表示する。その後、位置固定手段57の動作状態、すなわち右ストップボタン610Rの固定が可能な状態を表すボタンロック可フラグをオン状態に設定(S106)し、タイマで計測した上記操作継続時間をリセットする(ステップS107)。
一方、タイマの計測時間が2秒に達する前(ステップS104)に右ストップボタン610Rの操作が終了した場合(ステップS115)には、ボタンロックメッセージ画面531を表示せずにタイマをリセット(ステップS107)する。
次に、BIGボーナス役の図柄が揃った後で遊技の進行を停止するためのボタンロック処理の流れについて、図10を用いて説明する。ここでは、まず、ステップS201のごとくボタンロック可フラグのフラグ状態を判断する。ボタンロック可フラグがオン状態である場合には、ステップS202のごとくロックボタン572の操作を判断する。
ロックボタン572が操作された場合は、上記ロック信号に応じてロック用ソレノイド570を励磁し、右ストップボタン610Rを押下げ位置で固定(ステップS203)する。そして、ステップS204のごとく、図示しないボタンロック中メッセージを液晶表示部53に表示する。
一方、ロックボタン572が操作されず(ステップS202)、右ストップボタン61Rの操作が終了した場合(ステップS213)は、ステップS214のごとくボタンロック可フラグをオフ状態に設定する。
次に、BIGボーナスゲームに移行するためのボタンロック解除処理の流れについて、図11を用いて説明する。ここでは、まず、ステップS301のごとく右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定中(ボタンロック中)であるか否かを判断する。ボタンロック中である場合には、ステップS302のごとくロックボタン572のスイッチ状態を判断する。ロックボタン572がオフに切り替えられた場合には、ステップS303のごとくロック用ソレノイド570を消磁し右ストップボタン610Rの固定を解除すると共に液晶表示部53のボタンロック中メッセージ(図示略)を消去(ステップS304)する。
次に、右ストップボタン610Rの固定が解除された後のBIGボーナスゲーム開始処理の流れについて、図12を用いて説明する。ここでは、まず、ステップS401のごとく、入賞ライン211〜215のいずれかに沿ってBIGボーナス役の図柄20が揃っているか否かを判断する。BIGボーナス役の図柄20が入賞ライン上に揃っている場合、ステップS402のごとく全てのストップボタン610がオフ状態(非操作位置にある状態。図5(A)参照。)であるか否かを判断する。全てのストップボタン610がオフ状態である場合は、ステップS403のごとくボタンロック可フラグがオン状態(1)であるか否かを判断する。ボタンロック可フラグがオン状態である場合は、ステップS404のごとくボタンロック可フラグをオフ状態(ゼロ)に設定し、BIGボーナス入賞画面532(図7)を液晶表示部53に表示する。
続くステップS405では、BIGボーナスゲームとして、有利度の高いスーパーBIGを実施するか通常のノーマルBIGを実施するかを抽選により決定するBIG種別決定処理を行う。BIGボーナスゲームの種別の決定後、ステップS406のごとくBIGボーナスフラグをオン状態に設定し、このあと実施するBIGボーナスゲームの種別表示を含むBIGボーナス開始画面533(図8)を液晶表示部53に表示する。
以上のように、本例のスロットマシン1によれば、BIGボーナス役入賞の際、遊技者はロックボタン572を操作することにより、右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定させることができる。すなわち、本例のスロットマシン1では、BIGボーナス役の図柄20が揃った状態のまま、ボーナスゲームへの移行を停止させることができる。
したがって、遊技者は、BIGボーナス役の図柄20が入賞ライン上に揃ったことを友人等に見せて自慢することができる。その後、遊技者の好きなタイミングでBIGボーナスゲームを開始させ、友人等と一緒に楽しむことができるので、遊技者の喜びは一層大きなものとなり得る。また、右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定し遊技の進行を停止させた状態では、遊技を演出する効果音等の出力も停止できるため、そのまま席を離れて友人等を呼びに行ったとしても、近隣遊技者の迷惑となるおそれが少ない。
なお、本例では、右ストップボタン610Rを固定できるよう、当該右ストップボタン610Rに対応する位置固定手段57を設けたが、全てのストップボタン610に対して、それぞれ、位置固定手段57を設けることも良い。この場合には、最後に停止するリール2に対応するストップボタン610の位置固定手段57について、当該ストップボタン610の操作時に上記動作状態を設定するのが良い。
なお、本例では、ロックボタン572のオン、オフの切り換えを1つのボタンで行ったが、ボタンロック解除用のロック解除ボタンを別途、設置することもよい。
またなお、本例では、ボーナス役の図柄20が揃った場合に右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定できるようにしたが、ボーナス役の図柄20に限らず特定の図柄20、例えば、リーチ目に相当する図柄が揃った場合等に右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定できるようにしてもよい。
(実施例2)
本例は、実施例1のスロットマシンを基にして、動作状態設定手段を省略すると共に位置固定手段57を全て機械的な構成により実現した2つの例である。この内容について、図13〜図15を用いて説明する。
本例のうちの第1の例は、図13に示すごとく、操作パネル13に設けたスライドスイッチ573の操作により右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定する位置固定手段57の例である。第2の例は、図14及び図15に示すごとく、右ストップボタン610Rの回転操作に応じて、当該ストップボタン610Rを押下げ位置に固定する位置固定手段57の例である。
上記第1例の位置固定手段57は、図13に示すごとく、実施例1のロック用ソレノイド(図5における符号570。)に代えて、スライドスイッチ573を有している。このスライドスイッチ573は、ロック用ソレノイドと同様のロックレバー571、遊技者が操作する略平板状のスライダプレート575、及びロックレバー571とスライダプレート575とが操作パネル13を介して相互に対面するように両者を連結するジョイント部574を有している。
上記第1の例のスロットマシン1では、図13に示すごとく、右ストップボタン610Rを押下げ操作した状態で、スライダプレート575を操作することによりつば部612と操作パネル13との間隙にロックレバー571を挿入できる。そしてこれにより、実施例1と同様、右ストップボタン610Rをその押下げ位置に固定させることができる。
次に、本例のうちの第2の例の位置固定手段57の右ストップボタン610Rは、図14及び図15に示すごとく、実施例1の右ストップボタン(図5参照。)を基にして、周方向に180度離隔する2箇所のロック片578を残して、つば部(図5中の符号612。)の大部分を除去したような形状を呈するものである。
同図に示すごとく、第2の例のスロットマシンの操作パネル13の裏面のうち、右ストップボタン610Rを貫通配置する貫通孔130の周囲には、他の部分よりも板厚が厚い土手部576を形成してある。この土手部576は、貫通孔130の外周側、周方向に180度離隔した2箇所の欠損部579を含む不完全な略円環状を呈するものである。2箇所の欠損部579は、土手部576よりも板厚が薄い部分であって、かつ、上記右ストップボタン610Rのロック片578よりも幅広に形成してある。
このスロットマシンの位置固定手段57では、図14及び図15に示すごとく、ロック片578が欠損部579に位置する状態(図15(A)参照。)において、右ストップボタン610Rの押下げ操作が可能であり、かつ、押下げ操作された右ストップボタン610Rが付勢スプリング614の付勢力により元の位置に復帰し得る。
位置固定手段57では、図14及び図15に示すごとく、右ストップボタン610Rが非操作位置にあるとき、一対のロック片578がそれぞれ欠損部579に収容されている(図15(A)参照。)。非操作位置の右ストップボタン610Rは、欠損部579とロック片578との係合により回り止めされている。一方、右ストップボタン610Rが押下げ位置にあるとき、土手部576の突出高さを超える位置にロック片578が位置し得る(図14に示す状態。)。この状態では、欠損部579とロック片578とが係合しなくなるため、右ストップボタン610Rが回転可能な状態となる。
同図に示すごとく、上記押下げ位置の右ストップボタン610Rを回転させるとロック片578が回動し、土手部576の真上に位置するようになる(図15(B)参照。)。この状態で右ストップボタン610Rの操作力を開放しても、ロック片578と土手部576との当接により右ストップボタン610Rが元の位置に復帰できなくなり、そのまま押下げ位置に保持される。
このように、上記第2の例の位置固定手段57では、図14及び図15に示すごとく、押下げ位置の右ストップボタン610Rを回転させてロック片578及び欠損部579の周方向位置をずらすことにより、右ストップボタン610Rを押下げ位置に固定することができる。その後、右ストップボタン610Rを回転させてロック片578及び欠損部579の周方向位置を一致させれば、右ストップボタン610Rを非操作位置に復帰させることができる。
なお、上記第1及び上記第2の例のその他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
実施例1における、スロットマシンの構成を示すブロック図。 実施例1における、スロットマシンを示す正面図。 実施例1における、スロットマシンの役、当選図柄、払出メダル枚数を示す説明図。 実施例1における、リールにおける図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例1における、ストップボタン及び位置固定手段の断面構造を示す断面図(図2におけるA−A線矢視断面図。(A)は非操作位置のとき。(B)は押下げ操作位置のとき。)。 実施例1における、ボタンロックメッセージ画面を示す正面図。 実施例1における、BIGボーナス役入賞画面を示す正面図。 実施例1における、BIGボーナス開始画面を示す正面図。 実施例1における、ボタンロックメッセージ処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、ボタンロック処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、ボタンロック解除処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、BIGボーナス開始処理の流れを示すフロー図。 実施例2における、ストップボタン及び位置固定手段の断面構造を示す断面図。 実施例2における、ストップボタン及び位置固定手段の断面構造を示す断面図。 実施例2における、ストップボタンの位置固定動作を説明する説明図(図14におけるB−B線矢視断面図。)。
符号の説明
1 スロットマシン
10 前面枠体
2 図柄変動表示手段(リール)
20 図柄
3 制御基板
40 動作状態設定手段
42 内部抽選手段
45 表示制御手段
48 乱数発生手段
49 入賞役判定手段
53 液晶表示部
57 位置固定手段
570 ロック用ソレノイド
571 ロックレバー
572 ロックボタン
61 図柄停止操作手段
610 変位部材(ストップボタン)
610R 右ストップボタン
62 スタートレバー

Claims (2)

  1. ゲームの開始に応じて複数種類の図柄を入賞ライン上で変動表示する図柄変動表示手段と、上記図柄の変動表示を停止させようとする遊技者の操作に応じて押下げ位置に変位する変位部材を含む図柄停止操作手段と、上記入賞ラインに停止した上記図柄の組み合わせに基づいて入賞役を判定する入賞役判定手段とを備え、この入賞役判定手段により判定された入賞役がBIGボーナス役である場合に、BIGボーナスゲームの種類を抽選により決定するためのBIG種別決定処理を実行し、その決定結果を表示してからBIGボーナスゲームを実行するように構成され、上記入賞ラインにBIGボーナス役の図柄が停止している状態で上記図柄停止操作手段の上記変位部材が上記押下げ位置にあるとき、上記BIG種別決定処理の実行を一時的に停止するスロットマシンにおいて、
    上記変位部材を上記押下げ位置に固定し得るように構成した位置固定手段と、
    上記図柄変動表示手段において上記BIGボーナス役の図柄が停止表示された場合にのみ、上記位置固定手段に対して上記変位部材を上記押下げ位置に固定可能な動作状態を設定するように構成した動作状態設定手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項において、上記位置固定手段は、上記スロットマシンにおける遊技の進行を一時的に停止させようとする遊技者が操作するためのロックボタンを備えていることを特徴とするスロットマシン。
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