JP4920636B2 - X線画像撮影装置 - Google Patents
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Images
Description
、被検体の周りに所定角度範囲にわたって往復回転動させながら、マスク画像とコントラ
スト画像とを撮影することにより、回転サブトラクション画像を収集するX線画像撮影装
置に関する。
ction Angiography)画像が収集される。このDSA画像を収集する手
順は、まず、造影剤を注入する前にマスク画像を撮影してこれをメモリに一旦保存する。
次に、被検体に造影剤を注入してコントラスト画像を撮影して、これもメモリに保存する
。そして、被検体の同位置におけるマスク画像とコントラスト画像とをメモリから読み出
して、両画像をサブトラクション処理することによって、骨などの背景が除去されて、造
影剤の注入された血管像のみが残ったDSA画像を得る。
法として、回転DSA撮影が知られている。これは、例えばC字形状に形成されたアーム
の両端に、X線管とX線検出器とを対向するように支持させ、このX線管とX線検出器と
の間に静止させた被検体の周りに、アームを回転させることにより、連続的にX線画像を
撮影するものである。このような回転撮影において、造影剤注入前のマスク画像と、造影
剤注入後のコントラスト画像とを同一角度で撮影し、両画像をサブトラクション処理する
ことによって、造影血管などを表示するものであり、立体的な形状を把握し易くしてより
診断に適した画像を提供することができる。
図で示してある。
このX線を検出するX線検出器2、これらX線管1とX線検出器2とを対向するように支
持する例えばC字形状に形成されたアーム3、アーム3を保持するとともにその保持軸を
中心として回転させるアーム駆動部4、アーム3の回転角度を検出する角度検出器5を備
えている。また、X線検出器2から出力される画像信号をデジタル信号に変換するA/D
変換器6、A/D変換器6を介してデジタル信号に変換された画像信号を記録する画像メ
モリ7、画像メモリ7から読み出した複数の画像信号を減算処理する減算処理装置8、減
算処理装置8で減算処理されて得られる画像信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
9、D/A変換器9の出力を表示するモニタ10、X線管1からのX線の照射、アーム駆
動部4によるアーム3の回転制御、画像メモリ7への画像信号の取り込みと読み出しおよ
び減算処理装置8での画像信号の減算処理などを有機的に制御する演算装置(CPU)や
メモリを有するシステム制御器11、操作者がシステム制御器11に対して適宜設定値な
どを入力するためのキーボードやマウス、トラックボールなどを有する操作部12を備え
ている。さらに、天板に載せた被検体をX線管1とX線検出器2との間に位置させる寝台
13を備えている。
Intensifier:以下、I.I.と略称する。)により可視光像に変換し、I.
I.の出力蛍光面に形成された可視光像の透過量を制御する光学系を介して前記可視光像
をテレビカメラで撮影する形式のものが一般に使用されるが、近時実用に供されるように
なった、例えばガラス基板上に形成されるスイッチング素子や容量を、X線を電荷などに
変換する光導電膜などで覆うようにした半導体アレイで形成されるフラットパネル型放射
線検出器(Flat Panel Detector:以下、FPDと略称する。)であ
ってもよい。このFPDの出力はデジタル信号なので、FPDを使用するときは、A/D
変換器6は不要である。
りである。
に横たわっている被検体の周りを、予め登録されている角度範囲にわたってアーム3を回
転動作させながら、X線管1からX線を照射してX線撮影を行い、X線検出器2で検出さ
れた画像を画像メモリ7に格納する。このとき、アーム3の同じ角度範囲において、造影
剤注入前と注入後で上記の画像収集を行う。その結果、角度位置毎にマスク画像とコント
ラスト画像とが得られる。次に、減算処理装置8において、コントラスト画像とこのコン
トラスト画像と同一角度で収集されたマスク画像とをサブトラクション処理する。この処
理を各角度で連続的に行い、その結果をモニタ10に表示することによって、回転DSA
画像の再生が実現する。
の回転方向の組み合わせにより、図9に示すような4種類の代表的なパターンに分けられ
る。
ーケンスによってマスク画像を収集し、続いて、アーム3を回転終了位置から回転開始位
置まで折り返させ、その間に、コントラスト・シーケンスによってコントラスト画像を収
集するパターンを示したものであり、このパターンをMCモードと称している。
ンスによってマスク画像を収集した後、アーム3を回転終了位置から回転開始位置まで折
り返すリターン動作を行い、この間X線を照射せず(撮影動作をしない)、続いて、再度
アーム3を回転開始位置から折り返させて、アーム3が回転開始位置から回転終了位置に
達する間に、コントラスト・シーケンスによってコントラスト画像を収集するパターンを
示したものであり、このパターンをMRCモードと称している。
度毎にX線を照射してマスク画像とコントラスト画像とを収集し、それぞれ同じ角度位置
で撮影された画像同士をサブトラクション処理することによって回転DSA画像を得てい
る。
にトリガーを発してX線を照射するので、一定時間毎に発生するパルスをトリガーとする
ものよりも画像ずれ(ミスレジストレーション)が低減される。
まで、マスク・シーケンスによってマスク画像を収集し、続いて、アーム3が回転終了位
置から回転開始位置まで折り返す間に、コントラスト・シーケンスによってコントラスト
画像を収集し(第1コントラスト・シーケンス)、加えて、アーム3を再度回転開始位置
から回転終了位置へ折り返させることによって、その間に、再度コントラスト・シーケン
スによってコントラスト画像を収集する(第2コントラスト・シーケンス)パターンを示
したものであり、このパターンをMCCモードと称している。
位置まで、マスク・シーケンスによってマスク画像を収集した後、アーム3を回転終了位
置から回転開始位置まで折り返すリターン動作を行い、この間X線を照射せず(撮影動作
をしない)、続いて、再度アーム3を回転開始位置から折り返させて、アーム3が回転開
始位置から回転終了位置へ達する間に、コントラスト・シーケンスによってコントラスト
画像を収集し(第1コントラスト・シーケンス)、加えて、アーム3を再度回転終了位置
から回転開始位置へ折り返させることによって、その間に、再度コントラスト・シーケン
スによってコントラスト画像を収集する(第2コントラスト・シーケンス)パターンを示
したものであり、このパターンをMRCCモードと称している。
ドと同様に、画像ずれ(ミスレジストレーション)が低減される他、第2コントラスト・
シーケンスによって第2のコントラスト画像を収集するので、第2のコントラスト画像に
よるDSA画像も得ることができ、注入した造影剤の静脈相における血流の具合を観察す
るのに特に有効となる特徴を有している。
サブトラクション処理との関係について説明する。
ある。すなわち、アーム3は角度Aと角度Bとの間を往復して回転するものとすると、角
度Aと角度A´の間は、アーム3の回転速度を加速したり減速したりする領域であり、角
度B´角度Bとの間も、回転速度を減速したり加速したりする領域であり、これらの領域
を加減速領域と称している。そして、角度A´角度B´の間は、アーム3の回転速度が一
定となる定速領域である。よってアーム3が、角度Aから回転を開始(起動)するものと
すると、アーム3は領域R1で加速し、領域R2では一定速度で回転し、さらに領域R3
で減速して角度Bに達すると瞬間的に停止した後、回転方向を反転させて角度Bから領域
R4で加速する動作を繰り返して、往復回転動作を行うことになる。
R1(加速)と定速領域R2および加減速領域R3(減速)においてマスク画像を収集し
、加減速領域R4(加速)と定速領域R5および加減速領域R6(減速)において第1コ
ントラスト画像を収集し、さらに、加減速領域R7(加速)と定速領域R8および加減速
領域R9(減速)において第2コントラスト画像を収集する。そして、加減速領域R1(
加速)で収集したマスク画像を、加減速領域R6(減速)で収集した第1コントラスト画
像および加減速領域R7(加速)で収集した第2コントラスト画像とそれぞれ減算処理し
、定速領域R2で収集したマスク画像を、同じく定速領域R5、R8で収集した第1、第
2のコントラスト画像とそれぞれ減算処理し、さらに、加減速領域R3(減速)で収集し
たマスク画像を、加減速領域R4(加速)で収集した第1コントラスト画像および加減速
領域R9(減速)で収集した第2コントラスト画像とそれぞれ減算処理することによって
回転DSA画像を得るものである。
模式図であり、アーム3は角度Aと角度Bとの間を往復して回転し、角度Aと角度A´の
間および角度B´角度Bとの間は加減速領域であり、角度A´角度B´の間は、定速領域
である。この場合マスク画像の収集は、MCCモードと同様に、加減速領域R1(加速)
と定速領域R2および加減速領域R3(減速)において行うが、加減速領域R4、定速領
域R5、加減速領域R6はアーム3のリターン動作のみ行い撮影動作は行われない。そし
て、第1コントラスト画像の収集を加減速領域R7(加速)、定速領域R8、加減速領域
R9(減速)で行い、引き続き第2コントラスト画像の収集を、加減速領域R10(加速
)、定速領域R11、加減速領域R12(減速)で行う。
像を、加減速領域R7(加速)で収集した第1コントラスト画像および加減速領域R12
(減速)で収集した第2コントラスト画像とそれぞれ減算処理し、定速領域R2で収集し
たマスク画像を、同じく定速領域R8、R11で収集した第1、第2のコントラスト画像
とそれぞれ減算処理し、さらに、加減速領域R3(減速)で収集したマスク画像を、加減
速領域R9(減速)で収集した第1コントラスト画像および加減速領域R10(加速)で
収集した第2コントラスト画像とそれぞれ減算処理している。
R7からR9までの撮影がない)であり、MRCモードは、MRCCモードにおいて第2
コントラスト画像を撮影しない場合(R10からR12までの撮影がない)なので、これ
らのパターンに関するサブトラクション処理については、上記の説明から容易に推察でき
るためその説明は省略する。
、アーム3の回転速度が一定とはならない加減速領域が必ず存在する。さらに、MRCモ
ードを除く上記の各パターンにあっては、マスク画像とコントラスト画像とをサブトラク
ション処理する場合、特に加減速領域においてアーム3の回転方向の一致しないデータを
減算処理することになる場合がある。すなわち、MCCモードおよびMCモードにおける
、R1とR6およびR3とR4、MRCCモードにおけるR1とR12およびR3とR1
0などである。このような加減速領域では、アーム3の状態や往復動作時におけるアーム
3の折り返し点における空間的位置などの条件により、加速時と減速時におけるアーム3
の振動状態が一致しないため、同一角度で収集されたマスク画像とコントラスト画像とを
サブトラクション処理しても、画像ずれすなわちミスレジストレーションが発生し、DS
A画像にアーチファクトを生じてしまうことがあった。
射する方式であっても、加減速領域での画像データの収集レートは、回転速度が一定の定
速領域での収集レートに比べて低下することになる。そのため、撮影した画像を再生する
と、加減速領域での画像再生スピードが相対的に速くなるように観察されてしまうという
不都合があった。さらに、実時間に合わせて再生した場合でも、画像データが無いためコ
マ抜けした不自然な画像として再生されることになっていた。このように、加減速領域で
は、実際の血管造影の様子を時間軸方向に正しく表現することができなかった。
収集を行うことも考えられるが、これをMCCモードやMRCCモードのような、コント
ラスト・シーケンスの折り返しのある画像収集シーケンスに適用すると、折り返し領域で
撮影が一時中断されるため、時間的な不連続が生じてしまい、造影剤の流れ具合を観察す
るには適さないものであった。
るミスレジストレーションが排除され、ひいてはDSA画像へのアーチファクトの発生を
防止することができる。
て詳細に説明する。
に係るX線画像撮影装置の構成は、図8に示した従来のX線画像撮影装置に対して、X線
照射タイミング決定部20が追加されたものであり、その他の構成は従来のものと概略的
に同様である。また各部の動作も従来のものと同様であり、よって、図1には、図8と同
一部分には同一符号を付して示し、その部分の説明は省略する。
られる情報に基づきX線の照射タイミングを決定し、ここで決定されたタイミングでX線
管1を駆動するように、システム制御器11が動作する。そして、X線照射タイミング決
定部20は、アーム3の加減速領域と定速領域とではX線の照射タイミングを異なるよう
に決定している。
で示した模式図である。これは図10および図11に示したものと同様に、アーム3は角
度Aと角度Bとの間を往復して回転し、角度Aと角度A´の間および角度B´角度Bとの
間は、アーム3の回転速度を加速したり減速したりする加減速領域である。また、角度A
´角度B´の間は、アーム3の回転速度が一定となる定速領域である。そして、加減速領
域R1(加速)と定速領域R2および加減速領域R3(減速)においてマスク画像の収集
を行い、加減速領域R4、定速領域R5、加減速領域R6はアーム3のリターン動作のみ
を行い撮影動作は行わず、加減速領域R7(加速)、定速領域R8、加減速領域R9(減
速)でコントラスト画像の収集を行う。このような撮影タイミングは、X線照射タイミン
グ決定部20によって決定され、その信号をシステム制御器11へ供給することによって
実行される。
イミングをある角度に設定するものとすれば、アーム3が加速または減速する加減速領域
では、アーム3の回転速度に応じて、X線照射タイミングを定速領域よりも小さい角度に
段階的に細かく設定するものである。そして、このような設定をX線照射タイミング決定
部20で行っている。この様子を図3に模式図で示してある。すなわち、図3は、一例と
して図2における定速領域R8と加減速領域R9でのX線照射タイミングを示したもので
ある。
としている。そして、加減速領域R9を例えばR91、R92、R93の3領域に区分し
、この内、定速領域R8に続く約1/2の加減速領域R91では、回転角0.5度毎に撮
影を行い、その後のさらに約1/2の加減速領域R92では、回転角0.25度毎に撮影
を行い、さらに、残りの加減速領域R93では、回転角0.1度毎に撮影を行うようにし
ている。
、逐次検出したアーム3の回転速度から定めても良い。いずれの場合でも、収集した画像
の時系列的な間隔が、定速領域での角度間隔(例えば、1.0度毎)で収集する画像の収
集レートTrとほぼ同等となるようにX線照射タイミングを決定する。また、図3に示す
加減速領域R9での角度Bにおいて、アーム3が停止した時刻Te以後も、操作者の指示
により角度B(アーム3の停止位置)においてX線照射を継続する場合は、上述の収集レ
ートTrをX線照射タイミングとする。
域における一定の角度間隔で画像を収集するときの時間間隔Trと同等の収集レートで画
像を収集するようにしてもよい。例えば、アーム3の回転速度が30度/秒であり、定速
領域における画像収集の角度間隔を2.0度/フレームだとすると、定速領域における画
像収集レートは15フレーム/秒相当となる。従って、加減速領域では、1秒間に15回
のパルスをトリガーとしてX線を照射することにより、加減速領域でも15フレーム/秒
の収集レートで画像を収集することができ、定速領域と同等のレートでの画像収集が達成
される。
ついて、定速領域R8と加減速領域R9とについて説明したが、その他の定速領域および
加減速領域についても同様であることは言うまでも無い。さらに、MRCモードについて
説明したが、その他のMCモード、MCCモード、MRCCモードについても同様である
。
同じにすることにより、実時間でDSA画像を再生したときに自然な画像として観察する
ことができる。
に起因する画像ずれを軽減するための実施の形態について説明する。
模式図であり、従来例として示した図10と対比して参照すると本実施の形態の理解が容
易となる。
定速領域R2および加減速領域R3(減速)においてマスク画像を収集し、加減速領域R
4(加速)と定速領域R5および加減速領域R6(減速)において第1コントラスト画像
を収集し、さらに、加減速領域R7(加速)と定速領域R8および加減速領域R9(減速
)において第2コントラスト画像を収集するという流れで、アーム3は角度Aと角度Bと
の間で加速、定速、減速を繰り返して往復回転する。
って、アーム3を1ストローク前からスタートさせる。すなわち、従来角度Aが回転開始
位置であれば、本実施の形態では図4に示すように、角度Bを回転開始位置とし、加減速
領域R01(加速)と加減速領域R03(減速)においてマスク画像を追加して収集し、
以後従来と同様にR1からR9の間でマスク画像と第1および第2のコントラスト画像を
収集する。なお、定速領域R02では画像の収集は行わない。
ション処理は、図5に図表で示すように、各加減速領域について、角度A付近の加速領域
と角度A付近の減速領域、および角度B付近の加速領域と角度B付近の減速領域、さらに
定速領域毎にそれぞれ対応させて行う。すなわち、領域R01のマスク画像は領域R4の
コントラスト画像とサブトラクション処理し、また、領域R2のマスク画像は領域R5の
コントラスト画像とサブトラクション処理し、さらに、領域R03のマスク画像は領域R
6のコントラスト画像とサブトラクション処理する(以下省略)という具合に対応つけら
れる。
角度A付近の加速領域R01とR4、角度A付近の減速領域R03とR6、角度B付近の
加速領域R1とR7、角度B付近の減速領域R3とR9は、それぞれアーム3の回転方向
が同じであることがわかる。このように、本発明では、特に加減速領域におけるサブトラ
クション処理に際して、マスク画像とコントラスト画像とを、必ずアーム3の回転方向の
一致したデータ同士を減算するようにしたものである。よって、加速時と減速時において
アームの振動状態が一致していないとしても、その影響を受けることがないので、サブト
ラクション処理によって、画像ずれすなわちミスレジストレーションを起こすことはない
。
それはほとんど無いので、被検体のX線被曝を低減するためからも、追加した定速領域R
02でのマスク画像の収集は行わず、定速領域R2で得たマスク画像を、第1および第2
コントラスト画像とのサブトラクション処理に利用する。
中の加減速領域R4(加速)と加減速領域R6(減速)においてもマスク画像を収集する
ようにする。
Cモードと同様に、加減速領域R1(加速)と定速領域R2および加減速領域R3(減速
)において行い、続く加減速領域R4、定速領域R5、加減速領域R6はアーム3のリタ
ーン動作のみ行い撮影動作は行わなかったが、本発明では、図6に示すように、リターン
動作中の加減速領域R4(加速)と加減速領域R6(減速)においてもマスク画像を収集
する。ただし、定速領域R5では、図4に示したMCCモードの場合の定速領域R02と
同様の理由からマスク画像の収集は行わない。
ブトラクション処理は、図7に図表で示すように、各加減速領域について、角度A付近の
加速領域と角度A付近の減速領域、および角度B付近の加速領域と角度B付近の減速領域
、さらに定速領域毎にそれぞれ対応させて行う。すなわち、領域R1のマスク画像は領域
R7のコントラスト画像とサブトラクション処理し、また、領域R2のマスク画像は領域
R8のコントラスト画像とサブトラクション処理し、さらに、領域R3のマスク画像は領
域R9のコントラスト画像とサブトラクション処理する(以下省略)という具合に対応つ
けられる。
ション処理のために対応つけられている、角度A付近の加速領域R1とR7、角度A付近
の減速領域R3とR9、角度B付近の加速領域R4とR10、角度B付近の減速領域R6
とR12は、それぞれアーム3の回転方向が同じであることがわかり、このアーム3の回
転方向が同じ領域のマスク画像とコントラスト画像とをサブトラクション処理するように
したものである。よってこの場合も、加速時と減速時においてアームの振動状態が一致し
ていないとしても、その影響を受けることがなく、サブトラクション処理による画像ずれ
、すなわちミスレジストレーションを起こすことはない。
画像との角度ずれに起因するミスレジストレーションが低減されるとともに、実時間でD
SA画像を再生したときに違和感のない自然な画像として観察することができる。
除され、ひいてはDSA画像へのアーチファクトの発生を防止することができる。
2 X線検出器
3 アーム
4 アーム駆動部
5 角度検出器
6 A/D変換器
7 画像メモリ
8 減算処理装置
9 D/A変換器
10 モニタ
11 システム制御器
12 操作部
13 寝台
20 X線照射タイミング決定部
Claims (4)
- 被検体を間にしてX線管とX線検出器とを対向するように支持するアームを、所定角度範囲にわたって往復回転動させながら、前記アームの所定回転角度毎にX線を照射してマスク画像とコントラスト画像とを撮影し、対応する両画像をサブトラクション処理するX線画像撮影装置において、
前記アームが、起動・停止する加減速領域と略一定速度で回転動する定速領域とを経て前記所定角度範囲を移動して第1のマスク画像を撮影し、この第1のマスク画像を撮影した前記所定角度範囲の移動とは異なるタイミングの前記所定角度範囲の移動によって第1のコントラスト画像を撮影し、少なくとも前記加減速領域で撮影した前記第1のマスク画像と前記第1のコントラスト画像とのサブトラクション処理に際しては、前記アームの回転方向および回転角度が同じときに撮影した前記第1のマスク画像と前記第1のコントラスト画像とを用いることを特徴とするX線画像撮影装置。 - 前記アームが、起動・停止する加減速領域と略一定速度で回転動する定速領域とを経て前記所定角度範囲を1往復して第2のマスク画像を撮影し、この第2のマスク画像を撮影した前記所定角度範囲の往復とは異なるタイミングの前記所定角度範囲の1往復によって第2のコントラスト画像を撮影し、少なくとも前記加減速領域で撮影した前記第2のマスク画像と前記第2のコントラスト画像とのサブトラクション処理に際しては、前記アームの回転方向および回転角度が同じときに撮影した前記第2のマスク画像と前記第2のコントラスト画像とを用いることを特徴とする請求項1記載のX線画像撮影装置。
- 前記所定角度範囲を1往復することによって形成される2度の前記定速領域で撮影した第3のマスク画像と、前記第3のマスク画像とは異なるタイミングで前記所定角度範囲を1往復することによって形成される2度の前記定速領域で撮影した第3のコントラスト画像とのサブトラクション処理に際しては、前記アームが1往復する間に2度形成される前記定速領域のうち、一方の定速領域で撮影した前記第3のマスク画像を用いることを特徴とする請求項2に記載のX線画像撮影装置。
- 前記アームが1往復する間に2度形成される定速領域のうち一方の定速領域では、前記マスク画像を撮影しないようにX線の照射を停止させることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれか1項に記載のX線画像撮影装置。
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