JP4920127B2 - 販売管理システム - Google Patents

販売管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4920127B2
JP4920127B2 JP2000363110A JP2000363110A JP4920127B2 JP 4920127 B2 JP4920127 B2 JP 4920127B2 JP 2000363110 A JP2000363110 A JP 2000363110A JP 2000363110 A JP2000363110 A JP 2000363110A JP 4920127 B2 JP4920127 B2 JP 4920127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shared object
sales
order data
data
search
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000363110A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002163725A (ja
Inventor
雅裕 紺野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000363110A priority Critical patent/JP4920127B2/ja
Publication of JP2002163725A publication Critical patent/JP2002163725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4920127B2 publication Critical patent/JP4920127B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば販売員によって、販売端末に入力された受注データを拠点装置を介して配送センター等の配送拠点に設置された集中装置に送信する販売管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
各地に支店を設置している大規模百貨店や大規模スーパマーケット等においては、各支店で受注した商品を配送する配送センターを設け、商品の配送の効率化を図るようにしている。このような構成の販売管理システムにおいては、配送センターに設置された集中装置において各支店で発生した贈答に関する受注データを一括管理するようにしている。
【0003】
この販売管理システムの具体的構成を説明する。
各支店における各売場の贈答受付カウンターには、贈答品の届け先や依頼主をも入力可能な、例えばPOS端末機能を有した、販売端末が配設されている。これらの各販売端末は支店装置に接続されている。支店装置内にはこの支店で販売する各商品の品名や単価等の商品情報を記憶する商品データベースが設けられている。さらに、この支店装置内には、各販売端末から入力された届け先や依頼主を指定した贈答品の受注データを一時記憶保持しておくための受注データファイルが設けられている。また、各支店装置は外部の通信回線を用いて配送センターに設置された集中装置に接続されている。
【0004】
このような販売管理システムにおいて、各売場の贈答受付カウンターの販売員が、客が記入した贈答申込書に記載された商品の商品コードを販売端末へキー入力すると、販売端末は、この商品コードを検索キーとして、支店装置へ送信する。支店装置は、受信した商品コードで商品データベースを検索して、この商品コードに対応する商品名、単価等の商品情報を検索してこの検索結果を問合せ先の販売端末へ返信する。販売端末は受信した商品情報を表示出力する。
【0005】
さらに、販売員が、客が記入した贈答申込書に記載された届け先住所氏名、依頼主住所氏名、商品等の受注データを販売端末へマニュアル操作でキー入力したり、OCRで読取らせることによって入力すると、販売端末は、これらの受注データを新たな受注データとして受注データファイルに書込む。
【0006】
そして、1日に1回、又は1日に2回、受注データファイルに書込まれている全部の受注データを編集して、一括して配送センターの集中装置へ送信するバッチ処理を実施する。各支店の支店装置から、1日の決まった時刻に一斉にバッチ処理による大量の受注データが送信されると、集中装置側の処理が追いつかないので、各支店装置から集中装置へ一括して受注データを送信するタイミングをずらせるようにしている。
【0007】
集中装置は受信した受注データで受注ファイルを更新する。配送センターに集中装置とともに組込まれた配送システムは、この更新された受注データに基づいて各商品の配送計画を立案し実行する。この配送計画は、例えば、1日に2回、1日に3回、又は、1日に4回等のように一定時間間隔で実行される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した販売管理システムにおいてもまだ解消すべき次のような課題があった。
【0009】
すなわち、販売端末は、受注データを送信する時と検索データを送信する時とでは、異なるフォーマットで支店装置へ送信する。支店装置は検索データと受注データとを異なる手法で受信し、受注データは受注データファイルに一旦書込んで、後からバッチ処理にて一括して集中装置へ送信する。
【0010】
すなわち、送受信されるデータの種類毎に、販売端末、支店装置、及び集中装置に組込まれる送受信タスク(送受信アプリケーション)が異なる。したがって、この支店装置の処理が多岐に亘り、処理内容も複雑になる。
【0011】
さらに、前述したように、各支店装置から集中装置に対して、それぞれ個別の時刻に受注データを送信するので、支店相互間でほぼ同一方向の届け先の受注データが発生した場合であっても、各支店装置の該当受注データの集中装置への送信タイミングが異なるために、両方の受注データが、配送システムにおいて同一の配送計画の範囲に入るとは限らない。このような事態になると、同一方向への配送を短期間に2回実施する必要がある。その結果、商品の配送処理効率が大幅に低下する。
【0012】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、販売端末と拠点装置相互間、及び拠点装置と集中装置相互間を送受信される各種のデータを、1種類の共通オブジェクトに組込むことにより、販売端末、拠点装置、集中装置に亘って、データ送受信を実行するための送受信タスク(送受信アプリケーション)を1種類に限定でき、販売端末、拠点装置、集中装置のデータ送受信に対する処理負担を大幅に軽減でき、かつ、リアルタイムで受注データを集中装置へ送信できるので、配送拠点における配送業務をより効率的に実施できる販売管理システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、各販売拠点に設置された拠点装置と、この各販売拠点における各売場に配設された複数の販売端末と、配送拠点に設置された集中装置とを備えた販売管理システムに適用される。
【0014】
そして、上記課題を解消するために、本発明の販売管理システムにおいては、各販売端末に対して、入力された商品の受注データ又は検索キーを組込んだ共有オブジェクトを生成する共有オブジェクト生成手段と、この生成した共有オブジェクトを自己が接続された拠点装置へ送信する共有オブジェクト送信手段とを付加している。
【0015】
また、各拠点装置に対して、自己に接続された各販売端末から受信した共有オブジェクトが検索キーのみを含む場合は、この検索キーで商品データベースに対して検索を実行し、検索結果を共有オブジェクトに組込んで検索元へ返信する検索処理手段と、受信した共有オブジェクトが受注データを含む場合は、この共有オブジェクトを集中装置へ転送する共有オブジェクト転送手段とを付加している。
【0016】
さらに、集中装置に対して、受信した共有オブジェクトが受注データを含む場合は、この受注データで受注ファイルを更新する受注処理手段を付加している。
【0017】
このように構成された販売管理システムにおいては、各販売端末と拠点装置との間及び各拠点装置と集中装置との間において、各データは共有オブジェクトに組込まれて送受信される。したがって、販売端末、拠点装置、集中装置に亘って、データ送受信を実行するための送受信タスク(送受信アプリケーション)を1種類に限定できる。
【0018】
また、拠点装置は販売端末から入力された共有オブジェクトに組込まれた受注データをリアルタイムでそのまま集中装置へ転送できるので、集中装置は大きな処理負担をかけることなく、各販売端末へ入力された受注データはリアルタイムで受信でき、受注ファイルを時間遅れなく更新できる。
【0019】
さらに、別の発明は上述した発明の販売管理システムにおける共有オブジェクトには、受注データ又は検索キーを構成する各要素がクラス構造で書込まれるようにしている。
【0020】
このように構成された販売管理システムにおいては、共有オブジェクトには各要素が予め定められたクラス構造で書込まれるので、操作者は送信データ(電文)のレイアウトを気にする必要はない。
【0021】
さらに、上述した発明の販売管理システムにおける受注データの共有オブジェクトには、贈答申込書に記載された商品の届け先を示すイメージが組込まれている。
【0022】
贈答申込書に記載された商品の届け先は、最終的に配送拠点(配送センター)で、配送伝票に印字出力すればよいので、途中で文字認識する必要がないので、販売端末から集中装置へ伝送される形態は、他の認識されたコードデータと同様に共有オブジェクトに組込んで送信できるので、文字認識誤り等を考慮する必要がない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は実施形態に係る販売管理システムの全体構成を示す模式図である。この実施形態システムは、例えば都道府県単位で支店を展開している百貨店等の大規模小売業に適用される。
【0025】
販売拠点としての各支店1a、1b内の各売場の贈答申込カウンターに設置されたPOS端末機能を有した販売端末2は、例えば社内LAN等の伝送路3を介して拠点装置としての支店装置4に接続されている。各支店1a、1bに配設された支店装置4は、社外の通信回線5を介して配送拠点としての配送センター6内に設置された集中装置7に接続される。
【0026】
この配送センター6内には、集中装置7以外にも配送システム8が組込まれている。配送システム8は、集中装置7で各支店1a、1bの支店装置4から収集された各受注データが指定する商品を同じく受注データが指定する届け先10へ配送する車両9の手配を含む配送計画の立案及び配送の実行指示を行う。
【0027】
図2は各支店1a、1bの各売場における贈答申込カウンターに配設されたPOS端末機能を有した販売端末2の概略構成図である。この販売端末2には、客が記入した贈答申込書11の記載事項を読取るOCR12、販売員が例えば商品コード等を入力するキーボード13、OCR読取結果や検索結果等を表示する表示器14等が組込まれている。さらに、この販売端末2には、共有オブジェクト17を作成する共有オブジェクト作成部15、クラス構造メモリ16、通信制御部18、通信タスク19、出力部20が組込まれている。
【0028】
このような構成の販売端末2における各部の詳細構成及び具体的動作を順番に説明していく。
【0029】
贈答申込書11には、図3に示すように、通し番号である申込書番号11aが予め印刷されている。そして、客が記入する商品コード又は商品名11b、単価11c、個数11d、届け先住所氏名11e、依頼主住所氏名11fの各欄が形成されている。
【0030】
クラス構造メモリ16内には、図4に示すように、共有オブジェクト17に組込まれて、販売端末2と支店装置4との間、及び各支店装置4と集中装置7との間で送受信される受注データや検索キー等の各種情報を構成する各要素のクラス構造が記憶されている。
【0031】
この販売管理システムにおいては、各要素16aを第1クラスから第5クラスまで5段階に分類している。例えば受注COMは第1クラスに、通常の受注は第2クラスに、贈答申込書11は第3クラスに、届け先及び依頼主は第4クラスに、商品、氏名、住所、作業指示、のし、保留等は第5クラスに分類されている。さらに、図5は、上述したクラス分けされた贈答申込書、受注、届け先、依頼主、商品、住所等の第1クラスから第5クラスまでの各要素16a相互間の関係を示す図である。
【0032】
図6は、この販売端末2の共有オブジェクト作成部15や支店装置7で作成される、各共有オブジェクト17のフォーマットを示す図である。図6(a)に受注データが組込まれた共有オブジェクト17aを示し、図6(b)に検索キーが組込まれた共有オブジェクト17bを示し、図6(c)に検索結果が組込まれた共有オブジェクト17cを示す。
【0033】
図示するように、この共有オブジェクト17(17a、17b、17c)は全て同一フォーマットであり、1行目及び2行目に複数のデータ領域21aが形成され、3行目に複数のイメージ領域21bが形成されている。そして、各要素毎に、共有オブジェクト17内の格納領域が予め定められている。
【0034】
OCR12は客が記入した図3に示す贈答申込書11に記載されている各イメージ情報を読取って、この各イメージ情報のうち、申込書番号11a、商品コード又は商品名11b、単価11c、個数11dの各要素を文字認識してデジタルデータの申込書番号11a、商品コード又は商品名11b、単価11c、個数11dに変換する。なお、届け先住所氏名11e、依頼主住所氏名11fの各要素は文字認識せずに、イメージデータのままとする。
【0035】
OCR12は贈答申込書11から読取った各要素を受注データとして表示器14に一覧表の形式で表示出力する。販売員は、届け先住所氏名11e、依頼主住所氏名11f以外の各データが正しく文字認識されたことを確認し、誤っていればキーボード13を用いて訂正する。そして、確認指示を入力する。すると、OCR12はこの修正済みの受注データを共有オブジェクト作成部15へ送信する。
【0036】
共有オブジェクト作成部15は、この修正済みの受注データを受領すると、この受注データの各要素の所属するクラスをクラス構造メモリ16から読取って、図6(a)の受注データを組込んだ共有オブジェクト17aを作成する。この受注データの共有オブジェクト17aの各データ領域21aには、この販売端末2側で発番した受注番号、OCR12から入力された申込書番号、商品コード、商品名、単価、個数、依頼主エリア番号、届け先エリア番号が書込まれている。また、各イメージ領域(エリア)21bには、OCR12から入力された届け先住所氏名、依頼主住所氏名がシリアル展開されたイメージの状態で書込まれる。
【0037】
したがって、データ領域21aの依頼主エリア番号は依頼主住所氏名のイメージが書込まれたイメージ領域21bを特定する領域(エリア)番号を示す。また、データ領域21aの届け先エリア番号は届け先主住所氏名のイメージが書込まれたイメージ領域21bを特定する領域(エリア)番号を示す。
【0038】
また、この共有オブジェクト作成部15は、キーボード13から検索キーとして商品コードが入力すると、図6(b)に示すように、この商品コードをこの商品コードの要素に対して割付けられたデータ領域21aに書込んだ検索キーの共有オブジェクト17bを作成する。この場合、各イメージ領域21bにイメージは書込まれない。
【0039】
共有オブジェクト作成部15は、作成された共有オブジェクト17(17a、17b)を通信制御部18へ送出する。通信制御部18は、共有オブジェクト作成部15から入力された同一フォーマットの共有オブジェクト17(17a、17b)の種別を判断して、受注データと検索キーの共有オブジェクト17(17a、17b)の場合は、この共有オブジェクト17(17a、17b)をそのまま通信タスク19へ送出する。
【0040】
通信タスク19は、入力された同一フォーマットの共有オブジェクト17(17a、17b)をオブジェクトの種別判定することなく、1種類の通信プロトコルを用いてLANの伝送路3を介して支店装置4へ送信する。
【0041】
また、この通信タスク19は、支店装置4から同一フォーマットの共有オブジェクト17(17c)を伝送路3を介して受信すると、この受信した共有オブジェクト17(17c)をそのまま通信制御部18へ転送する。通信制御部18は、支店装置4から受信した共有オブジェクト17(17c)内に、図6(c)示す商品コード、商品名、単価のみが含まれる場合、検索結果の共有オブジェクト17cと判定して、この共有オブジェクト17cを出力部20へ転送する、
検索結果の共有オブジェクト17cを受領した出力部20は、この共有オブジェクト17c内に含まれる商品コード、商品名、単価の各要素を該当商品の商品情報として表示器14の表示画面に表示出力する。
【0042】
次に、各支店1a、1bに配設された支店装置4の構成及び動作を説明する。
【0043】
図7は支店装置4の概略構成を示すブロック図である。この支店装置4内には、各売場の贈答申込カウンターに設置された販売端末2に対してLANの伝送路3を介して共有オブジェクト17(17a、17b、17c)を送受信する通タスク22、通信制御部23、外部の通信回線5を介して配送センター6の集中装置7へ受注データの共有オブジェクト17aを送信する送信タスク24が設けられている。
【0044】
さらに、このこの支店装置4内には、検索部25、この支店1a、1bで販売する各商品の商品コード、商品名、単価等の商品情報を記憶する商品データベース26、共有オブジェクト作成部27、各販売端末2のクラス構造メモリ16と同一構成のクラス構造メモリ28等が設けられている。
【0045】
このように構成された支店装置4の各部の詳細構成及び詳細動作を順番に説明していく。
【0046】
通信タスク22は、各販売端末2から送信されてきた共有オブジェクト17(17a、17b)を受信して、そのまま通信制御部23へ送信する。通信制御部23は、受信した共有オブジェクト17(17a、17b)の各データ領域21aの要素を調べて、この共有オブジェクト17(17a、17b)の種類を調べる。そして、この共有オブジェクト17が図6(a)に示す受注データの共有オブジェクト17aの場合は、この共有オブジェクト17aをそのまま通信タスク24へ転送する。通信タスク24はこの共有オブジェクト17aをそのまま外部の通信回線5を介して配送センター6の集中装置7へ送信する。
【0047】
通信制御部23は、受信した共有オブジェクト17が図6(b)に示す検索キーの共有オブジェクト17bの場合は、この共有オブジェクト17bを検索部25へ転送する。検索部25は、入力された図6(b)に示す検索キーの共有オブジェクト17bにおける3番目のデータ領域21aの商品コードを抽出して、この抽出された商品コードを検索キーとして商品データベース26を検索して、この商品コードに対応する商品名、単価等の商品情報を読出す。検索部25は、商品コードと読出した商品名、単価等の商品情報を共有オブジェクト作成部27へ送出する。
【0048】
共有オブジェクト作成部27は、商品コード、商品名、単価のクラスをクラス構造メモリ28から判定して、図6(c)に示す、この商品コード、商品名、単価が各データ領域21aに組込んだ検索結果の共有オブジェクト17cを作成する。
【0049】
共有オブジェクト作成部27は、この作成した検索結果の共有オブジェクト17cを通信制御部23へ送出する。通信制御部23はこの共有オブジェクト17cを検索結果の共有オブジェクト17cと判定して、この同一のフォーマットを有した共有オブジェクト17cを通信タスク22へ送出する。通信タスク22はこの共有オブジェクト17cをLANの伝送路3を介して検索要求元の販売端末2へ返信する。
【0050】
次に、配送センター6に配設された集中装置7の構成及び動作を説明する。 図8は集中装置7の概略構成を示すブロック図である。この集中装置7内には、各支店1a、1bに設置された各支店装置4に対して通信回線5を介して共有オブジェクト17(17a)を送受信する通信タスク29、通信制御部30、ファイル更新部31、及び受注ファイル32が設けられている。
【0051】
受注ファイル32内には、各支店1a、1bの各売場における各販売端末2から入力された各贈答申込書11の記載内容が、各贈答申込書11毎に、時系列的に累積されていく。具体的には、受注番号、贈答申込書番号、商品コード、商品名、単価、届け先住所氏名、依頼人住所氏名である。なお、受注番号、贈答申込書番号、商品コード、商品名、単価はデジタルデータであるが、届け先住所氏名、依頼人住所氏名はイメージデータのままである。
【0052】
このように構成された集中装置7の各部の詳細構成及び詳細動作を順番に説明していく。
【0053】
通信タスク29は、各支店1a、1bから送信されてきた共有オブジェクト17(17a)を受信して、そのまま通信制御部30へ送信する。通信制御部30は、受信した共有オブジェクト17の各データ領域21aに書込まれた各要素から、当該共有オブジェクト17が受信データの共有オブジェクト17aであることを確認ののち、この受信データの共有オブジェクト17aをファイル更新部31へ送出する。
【0054】
ファイル更新部31は入力された図6(a)に示す受信データの共有オブジェクト17aの各データ領域21aに書込まれている受注番号、贈答申込書番号、商品コード、商品名、単価の各デジタルデータ、及びを共有オブジェクト17aの各イメージ領域21bに書込まれている届け先住所氏名と依頼主住所氏名との各イメージデータを読出して、受注ファイル32内に、共有オブジェクト17a毎、すなわち、各贈答申込書11毎に累積記憶する。
【0055】
前述したように、配送システム8は、この受注ファイル32内に記憶された各贈答申込書11毎の受注データを、例えば、1日に2回や3回等の予め決まった時刻に読出して、受注番号、贈答申込書番号、商品コード、商品名、単価の各デジタルデータ及び届け先住所氏名と依頼主住所氏名との各イメージデータを各商品に添付する帳票に印字出力する。さらに、この配送システム8は、各商品を届け先10へ効率的に配送する車両9の手配を含む配送計画の立案及び配送の実行指示を行う。
【0056】
このように構成された販売管理システムにおいては、各支店1a、1bにおけ各売場の贈答申込カウンターに設置された各販売端末2と支店装置4との間、及び各支店装置4と配送センター6の集中装置7との間においては受注データや検索データ(検索キー)や検索結果のデータは、全て同一フォーマットを有した共有オブジェクト17(17a、17b、17c)に組込まれて送受信される。
【0057】
したがって、各販売端末2、支店装置4、集中装置7に亘って、共有オブジェクト17(17a、17b、17c)の送受信を実行するための送受信タスク19、22、24、29の仕様やプロトコルを共通化できるので、販売管理システム全体の構成を簡素化でき、さらに、システム全体のソフト的構成も簡素化できるので、販売管理システム全体の処理効率を向上できる。
【0058】
さらに、各販売端末2、支店装置4、集中装置7に亘って、共有オブジェクト17(17a、17b、17c)の送受信を実行しているために、たとえ、各販売端末2から最終の集中装置7に至る共有オブジェクト17の伝送経路に支店装置4以外の他の装置(サーバ)が加わった場合においても、特に販売管理システムの全体設計をやり直す必要はない。
【0059】
さらに、各支店1a、1bの支店装置4は各販売端末2から入力された受注データの共有オブジェクト17aに組込まれた受注番号、贈答申込書番号、商品コード、商品名、単価の各デジタルデータ及び届け先住所氏名と依頼主住所氏名のイメージデータからなる受注データをリアルタイムでそのまま配送センター6の集中装置7へ転送している。したがって、配送センター6の集中装置7は、大きな処理負担を受けることなく、各販売端末2へ入力された贈答申込書11に記載された受注データをほぼリアルタイムで受信でき、受注ファイル32の記憶内容を時間遅れなく更新できる。
【0060】
さらに、共有オブジェクト17には、図6(a)(b)(c)に示すように受注番号、贈答申込書番号、商品コード、商品名、単価の各デジタルデータを書込むための複数のデータ領域21aと、届け先住所氏名と依頼主住所氏名等のイメージデータを書込むためのイメージ領域21bとが形成されている。
【0061】
すなわち、贈答申込書11に記載された各要素のうち、必ず文字認識してデジタルデータに変換する必要のある商品コード、商品名、単価と、最後までイメージデータのままでよい届け先住所氏名と依頼主住所氏名とを混在して1つの共有オブジェクト17に組込むことが可能である。
【0062】
よって、届け先住所氏名と依頼主住所氏名を文字認識する必要がないので、OCR12における文字認識誤り等を考慮する必要がほとんどない。
【0063】
さらに、共有オブジェクト17には、受注データ又は検索キーを構成する各要素がクラス構造メモリ16内に設定されたクラス構造に基づいて書込まれるようにしている。したがって、共有オブジェクト17には各要素が予め定められたクラス構造で書込まれるので、操作者は共有オブジェクト17のレイアウトを気にする必要はない。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の販売管理システムにおいては、販売端末と拠点装置相互間、及び拠点装置と集中装置相互間を送受信される各種のデータを、1種類の共通オブジェクトに組込むようにしている。
【0065】
したがって、販売端末、拠点装置、集中装置に亘って、データ送受信を実行するための送受信タスク(送受信アプリケーション)を1種類に限定でき、販売端末、拠点装置、集中装置のデータ送受信に対する処理負担を大幅に軽減でき、かつ、リアルタイムで受注データを集中装置へ送信できるので、配送拠点における配送業務をより効率的に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる販売管理システムの概略構成を示す模式図
【図2】同実施形態の販売管理システムに組込まれた販売端末の概略構成を示すブロック図
【図3】同実施形態の販売管理システムで採用される贈答申込書の記載フォーマットを示す図
【図4】同実施形態の販売管理システムに組込まれた販売端末のクラス構造メモリ内に記憶されたクラス構造を示す図
【図5】同クラス構造における各要素相互間の関係を示す図
【図6】同実施形態の販売管理システムで採用される共有オブジェクトのデータ構成を示す図
【図7】同実施形態の販売管理システムに組込まれた支店装置の概略構成を示すブロック図
【図8】同実施形態の販売管理システムに組込まれた集中装置の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
1a,、1b…支店
2…販売端末
4…支店装置
6…配送センター
7…集中端末
8…配送システム
10…届け先
11…贈答申込書
12…OCR
13…キーボード
14…表示器
15、27…共有オブジェクト作成部
16、28…クラス構造メモリ
17…共有オブジェクト
18、23、30…通信制御部
19、22、24、29…通信タスク
25…検索部
26…商品データベース
31…ファイル更新部
32…受注ファイル

Claims (2)

  1. 各販売拠点に設置された拠点装置と、この各販売拠点における各売場に配設された複数の販売端末と、配送拠点に設置された集中装置とを備えた販売管理システムにおいて、
    前記各販売端末は、入力された商品の受注データ又は検索キーを組込んだ共有オブジェクトを生成する共有オブジェクト生成手段と、この生成した共有オブジェクトを自己が接続された拠点装置へ送信する共有オブジェクト送信手段とを有し、
    前記各拠点装置は、自己に接続された各販売端末から受信した共有オブジェクトが検索キーのみを含む場合は、この検索キーで商品データベースに対して検索を実行し、検索結果を共有オブジェクトに組込んで検索元へ返信する検索処理手段と、前記受信した共有オブジェクトが受注データを含む場合は、この共有オブジェクトを前記集中装置へ転送する共有オブジェクト転送手段とを有し、
    前記集中装置は、受信した共有オブジェクトが受注データを含む場合は、この受注データで受注ファイルを更新する受注処理手段を有したことを特徴とする販売管理システム。
  2. 前記共有オブジェクトには、前記受注データ又は検索キーを構成する各要素がクラス構造で書込まれ、
    前記受注データの共有オブジェクトには、贈答申込書に記載された商品の届け先を示すイメージが組込まれていることを特徴とする請求項記載の販売管理システム。
JP2000363110A 2000-11-29 2000-11-29 販売管理システム Expired - Lifetime JP4920127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000363110A JP4920127B2 (ja) 2000-11-29 2000-11-29 販売管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000363110A JP4920127B2 (ja) 2000-11-29 2000-11-29 販売管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002163725A JP2002163725A (ja) 2002-06-07
JP4920127B2 true JP4920127B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=18834270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000363110A Expired - Lifetime JP4920127B2 (ja) 2000-11-29 2000-11-29 販売管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4920127B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6895101B2 (ja) * 2015-12-22 2021-06-30 カシオ計算機株式会社 表示モジュール、表示装置及びその制御方法、制御プログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63288362A (ja) * 1987-05-20 1988-11-25 Fujitsu Ltd 業務処理システムの集計処理方式
JPH05101078A (ja) * 1991-03-15 1993-04-23 Hitachi Inf & Control Syst Inc 商品受注配送管理システム
JPH06149690A (ja) * 1992-10-30 1994-05-31 N S Karukonpu Kk 通信制御装置
JPH09233187A (ja) * 1996-02-23 1997-09-05 Toshiba Corp 交換システム
JP3912908B2 (ja) * 1998-07-31 2007-05-09 キヤノン株式会社 プリンタ、プリント方法および記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002163725A (ja) 2002-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH091782A (ja) 情報伝送システム
US7472083B2 (en) Document exchange
JP2001202572A (ja) 店舗間の入出庫処理方法と商品の入出庫処理管理システム
JP4920127B2 (ja) 販売管理システム
US8015066B2 (en) POS system, POS server, local terminal, method of dealing management, and recording medium
EP0784836B1 (en) Data communication system
JP2002259768A (ja) 印刷物受発注システム
JP3557482B2 (ja) データ出力装置
JP5130141B2 (ja) 匿名配送管理システム
JPH11195023A (ja) チラシ・カタログ類の作成システム
JP2000242718A (ja) 商品配送システム、配送センタ、受付端末及び記録媒体
JP4593750B2 (ja) Posサーバ、店端末、posシステム及び記録媒体
JPH1153438A (ja) ギフト申込・受付システム
JP2006309374A (ja) 贈呈品選定システム
JP3143931B2 (ja) データ処理装置
JP2003346044A (ja) 資料配布管理方法、資料配布管理システム及び資料配布管理用プログラム
JP2000076550A (ja) Pluファイル更新管理システム
JP2001344324A (ja) 流通業界情報交換相互支援システム
JPH079661B2 (ja) 取引処理装置
JP2001160014A (ja) データ量を削減するキューイング送信方法
JPH10124590A (ja) 配送伝票持ち戻り処理方式
JPH04253269A (ja) データ処理装置
JP2005100074A (ja) 中間データベースを利用した企業間リアルタイムデータ連携装置及び方法
JP2007149134A (ja) 贈呈品選定システム
JPS6356577B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100720

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100728

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111124

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111125

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111205

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120201

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4920127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

EXPY Cancellation because of completion of term