JP3912908B2 - プリンタ、プリント方法および記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像入出力システム、画像入力装置、画像出力装置および画像入出力方法、特に画像を撮影するディジタル・カメラ、撮影された画像を印刷するプリンタ、ディジタル・カメラおよびプリンタを備えた画像入出力システムおよび画像入出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディジタル・カメラで撮影した画像をプリンタで印刷するために、まずディジタル・カメラは電荷結合素子(Charge coupled Device : CCD)などにより入力した画像を内部のメモリに蓄積していた。次にこの蓄積された画像は1ずつプリンタに送信され、画像を受信したプリンタは、1個ずつ受信した画像を印刷用紙1枚に1個ずつ印刷していた。
【0003】
画像の送受信に関しては、ディジタル・カメラとプリンタとの間をシリアル・ケーブルで接続していた。一方、近年各種の装置を光空間通信で接続する技術が注目されている。IrDA(Infrared Data Association)は、赤外線光空間通信の規格化を進めている団体である。IrDAにより、115.2kbps、1.2Mbpsおよび4Mbpsの伝送速度をもつ物理レイヤの規格およびプロトコル(通信規約)が作成された。物理レイヤの規格として、“Serial Infrared (SIR) Physic Lalayer Link Specification ”がある。プロトコルとして、“Serial Infrared Link Access Protocol(IrLAP) ”、“Link Magagement Protco1(IrLMP) ”、“A Flow-Control Mechanism for Use with IrLMP (Tiny TP) ”および“Serial and Pararel Port Emulation over IR(IrCOMM) ”がある。これらの規格やプロトコルにしたがって赤外線光空間通信の方式をIrDAと呼ぶこともある。現在の規格では、通信距離は1m以内で、照射角は±15°である。
【0004】
最近、IrDAではディジタル・カメラで撮影した画像を転送する仕様の規格が進められている。この仕様は、IrTran−P(Infrared Transfer Picture)と呼ばれている。仕様IrTran−Pは、IrCOMMの上位にSCEP(Simple Command Execute Protocol) プロトコルとbFTP(binary File Transfer Protocol)プロトコルとを定義している。SCEPプロトコルは、接続管理、コマンド管理およびパケット組立分解を行う。bFTPプロトコルは、バイナリファイルの転送を行う。仕様IrTran−Pは、画像データの形式としてUPF(Uni Picture Format) を定義している。この仕様に従えば異なった機種間で赤外線光空間通信により画像の転送ができるが、一度には1個の画像しか転送できないという点では同じ問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の印刷方法では印刷用紙1枚に1個の画像しか印刷されず、印刷用紙が無駄になるという問題があった。ケーブルによる接続のための煩雑さやケーブルの分だけコストがかかるという問題を解決するために、赤外線光空間通信を用いたとしても、一度には1個の画像しか転送されないため、印刷用紙1枚に1個の画像しか印刷されず、印刷用紙が無駄になるという点では同じ問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は上記問題を解決するためになされたものであり、ディジタル・カメラ等の画像入力装置に入力された画像だけではなく、画像を出力する際のレイアウト等のデータもプリンタ等の画像出力装置に転送することにより、印刷用紙等に複数の画像を印刷して印刷用紙等を節約できる画像入出力システム、画像入力装置、画像出力装置および画像入出力方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、画像データ、及びレイアウト情報を含むサブデータを含む形式の画像形式データを1度に1個の画像しか転送できない通信方式を用いて受信する受信手段と、前記受信手段により受信した画像データをメモリに格納する処理を前記受信手段により受信したレイアウト情報に基づく回数実行し、メモリに格納された画像データを前記受信手段により受信したレイアウト情報に基づき編集する編集手段と、前記編集手段により編集された画像データを印刷する印刷手段とを有することを特徴とするプリンタである。
【0009】
請求項記載の発明は、請求項において、前記画像形式データはデジタルカメラから送信されることができる。
【0010】
請求項記載の発明は、請求項において、画像データの拡大縮小、及び回転処理を行うことができる。
【0012】
請求項記載の発明は、画像データ、及びレイアウト情報を含むサブデータを含む形式の画像形式データを1度に1個の画像しか転送できない通信方式で通信を行うプリンタにおけるプリント方法であって、受信した画像形式データにレイアウト情報があるか判別する判別ステップと、前記判別ステップによりレイアウト情報があると判別された場合、受信した画像データをメモリに格納する処理を受信したレイアウト情報に基づく回数実行し、メモリに格納された画像データを受信したレイアウト情報に基づき編集するステップと、前記編集ステップにより編集された画像データを印刷する印刷ステップとを有することを特徴とするプリント方法である。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項において、前記画像形式データはデジタルカメラから送信されることができる。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項において、前記編集ステップは、画像データの拡大縮小、及び回転処理を行うことができる。
【0016】
請求項記載の発明は、画像データ、及びレイアウト情報を含むサブデータを含む形式の画像形式データを1度に1個の画像しか転送できない通信方式で通信を行うプリンタで実行されるプログラムを記憶した記憶媒体であって、受信した画像形式データにレイアウト情報があるか判別する判別ステップと、前記判別ステップによりレイアウト情報があると判別された場合、受信した画像データをメモリに格納する処理を受信したレイアウト情報に基づく回数実行し、メモリに格納された画像データを受信したレイアウト情報に基づき編集するステップと、前記編集ステップにより編集された画像データを印刷する印刷ステップとをプリンタに実行させるプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
【0017】
請求項記載の発明は、請求項において、前記画像形式データはデジタルカメラから送信されることができる。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項において、前記編集ステップは、画像データの拡大縮小、及び回転処理を行うことができる。
【0019】
請求項1記載の発明は、請求項において、前記編集手段は、受信した画像形式データにレイアウト情報がある場合、前記受信手段により受信した画像データをメモリに格納する処理を前記受信手段により受信したレイアウト情報に基づく回数実行し、受信した画像形式データにレイアウト情報がない場合、前記受信手段により受信した画像データをメモリに格納する処理を1回実行し、メモリに格納された画像データを前記受信手段により受信したレイアウト情報に基づき編集することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(概要)
最初に本発明の画像入出力システムの概要を説明する。
【0027】
本発明の画像入出力システムは画像入力装置と画像出力装置とを含む。まず、本発明の画像入力装置において入力したN(≧1)枚の画像間のレイアウトを選択する。次に、選択されたレイアウトに必要とされるM(≦N)枚分だけの画像を選択する。選択されたレイアウトと選択されたM枚分の画像とを画像出力装置へ送信する。最後に、本発明の画像出力装置は送信されたレイアウトにしたがってM枚の画像を印刷用紙(M枚以下)に出力する。
【0028】
本発明の画像入力装置では、レイアウトは例示的に3種類(レイアウト1からレイアウト3)示され、このうち1レイアウトを選択できる。
【0029】
図7は、画像k(1≦k≦N)のうち任意の1 枚(M=1)を表示するレイアウト画像703およびレイアウト画像703の全体701を示す。このようにレイアウト画像703を表示することにより、印刷時の画像のレイアウトを知ることができる。レイアウト画像703はレイアウト1の配置を表しており、本例では1枚の画像の配置が示されている。
【0030】
図8は、画像kのうち任意の2枚(M=2)を表示するレイアウト画像803およびレイアウト画像803の全体801を示す。レイアウト画像803はレイアウト2の配置を表しており、本例では2枚の画像の配置が示されている。
【0031】
図9は、画像kのうち任意の4枚(M=4)を表示するレイアウト画像903およびレイアウト画像903の全体901を示す。レイアウト画像903はレイアウト3の配置を表しており、本例では4枚の画像の配置が示されている。
【0032】
選択されたレイアウトとそのレイアウトに必要なM枚分の画像とが本発明の画像出力装置に送信されると、画像出力装置はレイアウト1〜3(図7〜図9)に応じて各々図3〜図5のように出力する。
【0033】
図3は、本発明におけるレイアウト1による印刷結果の一例を示す。
【0034】
図3において、一枚の印刷用紙301にレイアウト1による画像1(302)が印刷されている。レイアウト1による画像1(302)は、レイアウト画像703が90度回転されて、印刷用紙301に印字される。
【0035】
図4は、本発明におけるレイアウト2による印刷結果の一例を示す。
【0036】
図4において、一枚の印刷用紙401にレイアウト2による画像1(402)および画像2(403)の二つの画像が印刷されている。画像1(402)と画像2(403)はレイアウト画像803が回転されずに印刷用紙401に並べて印字される。
【0037】
図5は、本発明におけるレイアウト3による印刷結果の一例を示す。
【0038】
図5において、一枚の印刷用紙501にレイアウト3による画像1(502)、画像2(503)、画像3(504)および画像4(505)の四つの画像が印刷されている。画像502から画像505はレイアウト画像903が90度回転されて、印刷用紙に並べて印字される。
【0039】
以下、まず画像入出力システムの全体をブロック図で説明する。次に、画像入力装置におけるレイアウトの選択と画像の選択とをフローチャートとメモリ・マップ等を用いて説明する。次に、画像出力装置側の処理をフローチャートとメモリ・マップ等を用いて説明する。最後に、画像入力装置と画像出力装置との間の通信手順を説明する。
【0040】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0041】
図1は、本発明の画像入力装置の一実施の形態をブロック図で示す。以下では画像入力装置の一実施の形態として電子スチル・カメラ、特にディジタル・カメラを用いて説明するが、これはあくまでも例示のためであって、本発明の画像入力装置はディジタル・カメラに限定されるものではない。
【0042】
図1において、CPU101は、画像入力装置、例えばディジタル・カメラ全体を制御するプロセッサであり、ROM102は、CPU101で実行されるプログラムを格納する記憶装置、RAM103は、CPU101で使用されるデータを格納する記憶装置、操作部104は、ボタンやタッチパネルなどを有する外部からの操作を入力する操作部、画像入力部105は、CCD等からなる画像を入力するための入力部、画像表示部106は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)等を有し、画像入力部105が入力した画像や操作部104の操作結果等を表示する表示部、メモリカード108は、画像やデータを格納するコンパクト・フラッシュ・メモリ等の記憶装置であって、メモリカード制御部107と着脱可能に接続されている記憶装置、メモリカード制御部107は、メモリカード108を制御する制御部、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter) 109は、CPU101に対してシリアル・データ・チャネルを提供する汎用非同期送受信部、変調部110は、UART109から赤外線送信部112への信号を変換する変調部、復調部111は、赤外線受信部113からUART109への信号を変換する復調部、赤外線送信部112は、赤外線をプリンタ等の画像出力装置(図2参照)へ送信する発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)とそのドライバ等を有する送信部、赤外線受信部113は、赤外線をプリンタ等の画像出力装置(図2参照)から受信する光検出器(photo detector)とそのドライバ等を有する受信部、バス114は、上述のCPU101からメモリ・カード制御部107およびUART109を接続するバスである。画像やデータを格納するのはメモリカード108だけではなく、RAM103であってもよい。この場合はバス114に外部のコンピュータと接続するインタフェース(不図示)を取り付けて、RAM103から外部のコンピュータのハードディスク等へ画像やデータを転送して記録させることもできる。図1において、ディジタル・カメラは画像入力部105から画像を入力し、この入力した画像をバス114を介して接続されたRAM103に、またはメモリカード制御部107と着脱可能に接続されたメモリ・カード108に格納する。操作部104の操作にしたがって、入力した画像は画像表示部106に表示される。入力した画像を印刷する場合、RAM103またはメモリカード108に蓄積された画像は、UART109を通して変調部110で変調され赤外線送信部112からプリンタ等の画像出力装置(図2参照)へ送信される。プリンタ等の画像出力装置(図2参照)との間のコネクションの確立、切断等に必要な信号の受信は赤外線受信部212で行われ、この信号はさらに復調部210からUART208を通してCPU201で処理される。
【0043】
図2は、本発明の画像出力装置の一実施の形態をブロック図で示す。以下では画像出力装置の一実施の形態としてプリンタを用いて説明するが、これはあくまでも例示のためであって、本発明の画像出力装置はプリンタに限定されるものではない。
【0044】
図2において、CPU201は、画像出力装置、例えばプリンタ全体を制御するプロセッサであり、ROM202は、CPU201で実行されるプログラムを格納する記憶装置、RAM203は、CPU201で使用されるデータを格納する記憶装置、操作部204は、ボタンやLCDなどを有する外部からの操作を入力する操作部、搬送部205は、印刷用紙を搬送するためのモータ等を有する搬送部、印字部206は、印刷用紙に印字するためのインクヘッドおよびインクヘッドを駆動するためのモータ等を有する印字部、パラレル・インタフェース207は、例えばセントロニクス規格のインタフェース、UART208は、CPU201に対してシリアル・データ・チャネルを提供する汎用非同期送受信部、変調部209は、UART209から赤外線送信部211への信号を変換する変調部、復調部210は、赤外線受信部212からUART208への信号を変換する復調部、赤外線送信部211は、赤外線をディジタル・カメラ等の画像入力装置(図1参照)へ送信するLEDとそのドライバ等を有する送信部、赤外線受信部212は、赤外線をディジタル・カメラ等の画像入力装置(図1参照)から受信する光検出器とそのドライバ等を有する受信部、バス213は、上述のCPU201からUART208を接続するバスである。
【0045】
図2において、プリンタは赤外線受信部212から画像(信号)を受信して、復調部210で画像(信号)を変換し、UART208を介してバス213に接続されたRAM203に画像を格納する。格納された画像は印字部206に出力されて印字される。プリンタの印字方式としては、インクジェット方式を使用している。図2に示されるプリンタは、パラレル・インタフェース207を介してパーソナル・コンピュータ(PC)と接続して、PCから受信した印刷データを印字することもできる。ディジタル・カメラとの間のコネクションの確立、切断等に必要な信号の送信は、CPU201の制御によりUART208から変調部209を介して赤外線送信部211で行われる。
【0046】
図18は、操作部104のタッチ・パネルの一実施の形態を示す。
【0047】
図18において、画面全体1801は操作部104のタッチパネルの画面の全体であり、レイアウト表示部1802は現在選択されているレイアウトを表示する表示部であり、レイアウト番号表示部1803は現在選択されているレイアウトの識別子、例えばレイアウト番号を表示する表示部であり、前レイアウト・ボタン1804は現レイアウトの識別子より1つ前の識別子を有するレイアウトを選択するボタン、次レイアウト・ボタン1805は現レイアウトの識別子より1つ次の識別子を有するレイアウトを選択するボタン、送信ボタン1806は、画像とレイアウトとを赤外線送信部112から画像出力装置へ送信するボタンである。表示切換ボタン1807は本図18に示されるレイアウトの選択表示から、図6(後述)に示される画像の選択表示へ表示を切り換えるボタンである。
【0048】
図6は、本発明におけるディジタル・カメラの操作部104のタッチパネルの画面である。
【0049】
図6において、画面全体601は操作部104のタッチパネルの画面の全体であり、画像表示部602は現画像を表示する表示部であり、レイアウト番号表示部603は現在選択されているレイアウトの識別子、例えばレイアウト番号を表示する表示部であり、画像番号表示部608は現画像の識別子、例えば画像番号を表示する表示部であり、前画像ボタン604は現画像の識別子より1つ前の識別子を有する画像を表示するボタン、次画像ボタン605は現画像の識別子より1つ次の識別子を有する画像を表示するボタン、画像選択ボタン606は現画像を選択して、現在選択されているレイアウト中の1つの画像とするボタン、クリア・ボタン609は最後に選択された画像を選択されなかった状態に戻すボタン、表示切換ボタン1807は本図6に示される画像の選択表示から、図18(上述)に示されるレイアウトの選択表示へ表示を切り換えるボタンである。レイアウト番号表示部603には、レイアウト番号表示部1803と同じ値が表示されている。さらに、このレイアウト番号表示部603中には、そのレイアウトで選択する必要がある画像の枚数の残数も表示されている。
【0050】
表示される複数の画像は、図1のディジタル・カメラのRAM103またはメモリカード108に格納される。格納されている画像の一つが画像表示部602の位置に表示される。格納されている画像は前画像ボタン604および次画像ボタン605で表示することができる。操作部104には、上述のタッチパネルの他にシャッター・ボタンのような図示していないボタンもある。
【0051】
上述の図7は、操作部104のタッチパネル上のレイアウト表示部1802(図18参照)に表示されるレイアウトを表すレイアウト画像703を示す。実際には、レイアウト表示部1802上にレイアウト画像703の全体701が重なるように表示される。レイアウト画像703は、表示されるレイアウト、例えばレイアウト1に対応するレイアウト制御データに含まれている。レイアウト制御データには、レイアウト画像703の他にレイアウトの識別子であるレイアウトID、例えば1も含まれる。レイアウト制御データは、あらかじめ本発明のディジタル・カメラのROM101に格納されている。また、メモリカード108で供給することもできる。
【0052】
上述の図8は、操作部104のタッチパネル上のレイアウト表示部1802に表示されるレイアウトを表すレイアウト画像803およびレイアウト画像803の全体801を示す。実際には、レイアウト表示部1802上にレイアウト画像803の全体801が重なるように表示される。
【0053】
上述の図9は、操作部104のタッチパネル上のレイアウト表示部1802に表示されるレイアウトを表すレイアウト画像903およびレイアウト画像903の全体901を示す。実際には、レイアウト表示部1802上にレイアウト画像903の全体901が重なるように表示される。
【0054】
以下、図15および図19を用いてレイアウトの選択、画像の選択およびレイアウトと画像の送信を説明する。
【0055】
図15は、レイアウトの選択を示すフローチャートである。
【0056】
図15において、レイアウト識別子(レイアウトID)に初期値として1が設定される(ステップS1501)。レイアウト番号表示部1803にレイアウトID(すなわち1)が表示され、レイアウト表示部1802に、レイアウトIDが1に対応するレイアウト701が表示される(ステップS1503)。
【0057】
終了ボタン(不図示)が押されるか、または電源がオフにされると終了する(ステップS1505)。
【0058】
終了ではない場合は、押下されたボタンの種類を判断する(ステップS1507)。押下されたボタンが前レイアウト・ボタン1804の場合はステップS1510へ、次レイアウト・ボタン1805の場合はステップS1520へ、表示切換ボタン1807の場合はステップS1530へ、送信ボタン1806の場合はステップS1540へ各々分岐する。
【0059】
ステップS1510では、一般に表示されている現レイアウトがレイアウトjの場合、レイアウト表示部1802にはレイアウトj−1が表示される。最大レイアウト数が3の場合、レイアウト1の前レイアウトはレイアウト3である。詳細には、レイアウトIDから1減じたものを新たにレイアウトIDとし(ステップS1510)、この新たなレイアウトIDが1より小さいか否かを判断して(ステップS1510)、1より小さい場合はレイアウトIDを最大レイアウト数、例えば3に設定する(ステップS1514)。次に、レイアウト番号表示部1803に新たなレイアウトIDが表示され、レイアウト表示部1802に、新たなレイアウトIDに対応するレイアウトが表示される(ステップS1550)。ステップS1512において新たなレイアウトIDが1以上であると判断された場合は、直接ステップS1550に分岐する。ステップS1550の次は終了判断(ステップS1505)に戻る。
【0060】
ステップS1520では、一般に表示されている現レイアウトがレイアウトjの場合、レイアウト表示部1802にはレイアウトj+1が表示される。最大レイアウト数が3の場合、レイアウト3の次レイアウトはレイアウト1である。詳細には、レイアウトIDに1加えたものを新たにレイアウトIDとし(ステップS1520)、この新たなレイアウトIDが最大レイアウト数より大きいか否かを判断して(ステップS1522)、最大レイアウト数より大きい場合はレイアウトIDを1に設定する(ステップS1524)。次にステップS1550に分岐する。ステップS1522において新たなレイアウトIDが最大レイアウト数以下であると判断された場合は、直接ステップS1550に分岐する。ステップS1550の次は終了判断(ステップS1505)に戻る。
【0061】
ステップS1530では、画像選択処理に切り替える。詳細は図19において説明する。ステップS1530の次は終了判断(ステップS1505)に戻る。ステップS1540では、選択されたレイアウトと選択された画像とが画像出力装置へ送られる。ステップS1540の次は終了判断(ステップS1505)に戻る。
【0062】
図19は、図15における画像選択処理(ステップS1530)の詳細なフローチャートを示す。タッチパネルの表示はレイアウト選択の表示(図18)から画像番号選択の表示(図6)へ切り替わる。
【0063】
図19において、画像の総数nが0より大きくないと判断された場合は(ステップS1901)、画像表示部602に「画像なし」を表示する(ステップS1960)。このとき、タッチパネル内の画像番号表示部608には何も表示しない。この後は画像選択処理を終了し、図15のステップS1530の次に戻る。nが0より大きいと判断された場合は、iに初期画像の識別子、例えば画像番号1を設定する(ステップS1903)。これは、図12(後述)のメモリマップ中のi(1201)に初期値として1が格納されているためであり、この初期値を変更すれば他の識別子を有する画像を初期画像とすることが出来る。画像選択処理が開始された時のレイアウトで、選択する必要がある画像の枚数の残数RMに画像総数nを設定する(ステップS1905)。レイアウト番号表示部603にレイアウトIDおよび残数RMが表示され、画像番号表示部608に画像番号iが表示され、画像表示部602に画像番号iに対応する画像image[i]が表示される(ステップS1907)。image[i]はRAM103またはメモリカード108中に記録された画像番号iに対応する画像データであり、詳細は後述する。
【0064】
以下のステップS1910、S1920、S1930、S1940またはS1950は、順次押下されたボタンが前画像ボタン604、次画像ボタン605、画像選択ボタン606、クリア・ボタン609または表示切換ボタン607の場合の処理を示している。
【0065】
ステップS1910で前画像ボタン604が押下されたと判断されると、一般に表示されている現画像の画像番号がiの場合、画像表示部602には画像番号i−1の画像が表示される。画像総数がnの場合、画像番号1の前画像は画像番号nの画像である。詳細には、画像番号iが1より大きいか否かを判断して(ステップS1912)、1より大きい場合は画像番号iから1減じたものを新たに画像番号iとし(ステップS1914)、1以下の場合は画像番号iを画像総数nに設定する(ステップS1913)。いずれの場合も次に、画像番号表示部608に新たな画像番号iが表示され、画像表示部602に新たな画像番号iに対応するimage[i]が表示される(ステップS1916)。ステップS1916の次は押下されたボタンの判断(ステップS1910)に戻る。
【0066】
ステップS1920で次画像ボタン605が押下されたと判断されると、一般に表示されている現画像の画像番号がiの場合、画像表示部602には画像番号i+1の画像が表示される。画像総数がnの場合、画像番号nの次画像は画像番号1の画像である。詳細には、画像番号iがnより小さいか否かを判断して(ステップS1922)、nより小さい場合は画像番号iに1加えたものを新たに画像番号iとし(ステップS1924)、n以上の場合は画像番号iを1に設定する(ステップS1923)。いずれの場合も次に、画像番号表示部608に新たな画像番号iが表示され、画像表示部602に新たな画像番号iに対応するimage[i]が表示される(ステップS1926)。ステップS1926の次は押下されたボタンの判断(ステップS1910)に戻る。
【0067】
前画像ボタン604または次画像ボタン605が押下された場合は、メモリマップ中のi(1201)は、新たなi−1またはi+1に更新される。
【0068】
ステップS1930で画像選択ボタン606が押下されたと判断されると、画像番号iに対応するimage[i]が選択されて選択画像に追加される(ステップS1932)。レイアウト番号表示部603中の残数RMは1だけ減少され(ステップS1934)、新たなRMが表示される(ステップS1936)。残数RMが1より大きいか否か判断され(ステップS1938)、大きければ押下されたボタンの判断(ステップS1910)に戻り、1以下ならば画像選択処理を終了し、図15のステップS1530の次に戻る。
【0069】
ステップS1940でクリア・ボタン609が押下されたと判断されると、選択画像から直前に選択された画像を削除して、選択されなかった状態に戻す(ステップS1942)。残数RMは1だけ増加させ(ステップS1944)、残数RMを表示する(ステップS1944)。次に、押下されたボタンの判断(ステップS1910)に戻る。
【0070】
ステップS1950で表示切換ボタン607が押下されたと判断されると、画像選択処理を終了し、レイアウト選択処理(図15)のステップS1530の次に戻る。残数RMが0になる前に表示切換えボタン607を押すと、レイアウトの選択から繰り返すことができる。
【0071】
画像選択後、レイアウト選択(図15)の処理において送信ボタン1806を押下すると、選択されたレイアウトIDに対応するレイアウト制御データと選択された画像とを含む画像形式データが送信される。画像形式データにはさらにレイアウトID、画像番号等の識別子を含めてもよい。上述のようにレイアウトと画像とを選択した後、両者を送信するだけではなく、まずレイアウトを選択してレイアウト制御データのみを含む画像形式データを送信し、次に画像を選択して画像データ、画像番号等を含む画像形式データを送信することもできる。例えば、図4のレイアウト2の形式で印刷したいときは、まず図8のレイアウトを選択して送信ボタン1806を押す。その後に、印刷したい画像を選択してから送信ボタン1806を押下して画像データを送信することが出来る。この場合、印刷した一番目の画像を選択して送信ボタン606を押し、印刷したい二番目の画像を選択して送信ボタン606を押すというように、画像の選択も1枚ずつ行って1枚ずつ送信することもできる。送信は、image[i]等を赤外線送信部112から送信する。送信されるデータの形式は図10と図11の形式に従う。通信手順は、図14の手順に従う。以下順に説明していく。
【0072】
図10および図11は本発明におけるレイアウト制御データの形式であり、図11は図10中のエントリ・データ領域(エントリ・データ−1からエントリ・データ−4)を詳細に示している。本発明のレイアウト制御データの形式は、IrTran−PのUPF形式に従っているが、レイアウトID等のサブ・データを格納するエントリ・データ−3(1006)領域を設けた点等が異なる。
【0073】
図10において、ヘッダ領域はファイル・ヘッダ1001およびエントリ領域1002であり、データ領域はテーブル等を格納するテーブル・データ領域1003、画像データを縮小したインデックス画像データを格納するエントリ・データ−1(1004)、画像データを格納するエントリ・データ−2(1005)、レイアウトID等のサブ・データを格納するエントリ・データ−3(1006)および他のサブ・データを格納するエントリ・データ−4(1007)である。
【0074】
図11は、本発明におけるレイアウト制御データのエントリ・データ領域の詳細である。
【0075】
図11において、エントリ1はエントリ1101からエントリ1105を有し、エントリ2はエントリ1106からエントリ1110を有し、エントリ3はエントリ1111からエントリ1115を有し、エントリ4はエントリ1116からエントリ1120を有している。
【0076】
エントリ1のエントリ1101にはインデックス画像データ開始番地、つまりエントリ1105の先頭アドレスが格納され、エントリ1102にはインデックス画像データ・サイズ、つまりエントリ1105全体のサイズが格納され、エントリ1103にはインデックス画像データのデータ・タイプIDが格納されている。エントリ1104は予約領域(予約1)であり、エントリ1105にはインデックス画像情報データ、つまり縮小された画像データが1枚分格納されている。
【0077】
エントリ2のエントリ1106には画像(情報)データ開始番地、つまりエントリ1110の先頭アドレスが格納され、エントリ1107には画像データ・サイズ、つまりエントリ1110全体のサイズが格納され、エントリ1108には画像のデータ・タイプIDが格納されている。エントリ1109は予約領域(予約2)であり、エントリ1110には画像情報データそのものが格納されている。
【0078】
エントリ3のエントリ1111にはサブ・データ1情報データの開始番地、つまりエントリ1115の先頭アドレスが格納され、エントリ1112にはサブ・データ1サイズ、つまりエントリ1115全体のサイズが格納され、エントリ1113には、サブ・データ1のデータ・タイプIDが格納されている。エントリ1114は予約領域(予約3)である。エントリ1115にはサブ・データ1情報データが格納され、レイアウトID1121と未使用領域1122とに分けられている。通常の画像データの場合、データ・タイプID1113として「データが存在しない」を表す値00hが指定され、レイアウトID1121と未使用1122は使用しない。レイアウト制御データの場合、データ・タイプID1113として「レイアウト制御データ」を表す値20hが指定され、レイアウトID1121にはレイアウトIDが格納される。レイアウトIDの値が1のときはレイアウト1、レイアウトIDの値が2のときはレイアウト2、レイアウトIDの値が3のときはレイアウト3を表す。
【0079】
エントリ4のエントリ1116にはサブ・データ2情報データの開始番地、つまりエントリ1120の先頭アドレスが格納され、エントリ1117にはサブ・データ2サイズ、つまりエントリ1120全体のサイズが格納され、エントリ1118には、サブ・データ2のデータ・タイプIDが格納されている。エントリ1119は予約領域(予約4)である。エントリ1120にはサブ・データ2情報データが格納されている。
【0080】
図12は、本発明におけるディジタル・カメラのRAM102の中のメモリ・マップである。
【0081】
図12において、メモリ1201には選択されている画像番号を示す変数iが格納され、初期値は1である。メモリ1202には選択された画像総数を示す変数nが格納されている。nの初期値は0であり、最大値は入力した画像の数Nである。メモリ1203からメモリ1207は、画像番号iの画像のサイズを格納する配列size[i]である。メモリ1208からメモリ1212は、画像番号iの画像データを格納する配列image[i]である。配列sizeと配列imageは、N個分が確保されている。
【0082】
以下では、本発明の画像出力装置、特にプリンタについてメモリ・マップおよびフローチャートを用いて説明する。
【0083】
図13は、本発明におけるプリンタにおけるRAM203の中のメモリマップである。
【0084】
図13において、メモリ1301にはレイアウトIDを格納する変数layoutが格納されている。メモリ1302には画像総数を示す変数nが格納されている。本実施の形態では例示的に、まずレイアウト制御データが送信されて、次に画像が適宜送信される例を示す。したがってnの初期値は0であり、画像が送信されるたびに1ずつ加算されていく。メモリ1303からメモリ1306は、画像番号iの画像のサイズを格納する配列size[i]である。メモリ1307からメモリ1310は、画像番号iの画像を格納する配列image[i]である。本実施の形態では、送信されてくる画像データはnの値に応じて配列image[i]にiが0から順次nまで格納されていく。メモリ1311は、印刷イメージのデータを格納するprint_imageである。配列sizeと配列imageは、最大4個確保されている。これは本実施の形態において、例示的にレイアウトIDが最大3であり同時に印刷される画像の数が4枚であることによるものである。同時に印刷される画像の枚数は4枚に限定されるものではないことは言うまでもない。
【0085】
図16および図17は、本発明のプリンタのROM202に格納されたプログラムの内、赤外線受信部212に画像データまたはレイアウト制御データを受信したときに起動されるフローチャートを示す。
【0086】
図16において、nに1を加算する(ステップS1601)。上述のようにnの値の初期値は0であり、画像データは順次送信されてくるためである。
【0087】
nの値が1に等しいか否かを判断し(ステップS1602)、nが1ならステップS1603に進む。そうでないなら、図17のステップS1701に進む。
【0088】
ステップS1603では、受信したデータにレイアウトID1121が存在するか否か判断し、存在する場合はステップS1607に進む。存在しない場合は受信した画像データ中の画像をimage[1]1307に格納する(ステップS1604)。image[1]1307に格納された画像を搬送部205と印字部206により印刷する(ステップS1605)。nに0をセットして終了する(ステップS1606)。
【0089】
ステップS1607では、受信したレイアウト制御データ中のレイアウトID1121の値をメモリ1301のlayoutにセットする。layoutが1に等しいか否かを判断し(ステップS1608)、等しくなければステップS1614に進む。1に等しい場合は、受信したレイアウト制御データ中の画像をimage[1]1307に格納する(ステップS1609)。image[1]1307に格納された画像を90度回転する(ステップS1610)。image[1]1307に格納された画像を画像1(302)の大きさに拡大/縮小する(ステップS1611)。image[1]1307に格納された画像を搬送部205と印字部206により印刷する(ステップS1612)。nに0をセットして終了する(ステップS1613)。
【0090】
ステップS1614で、layoutが2に等しくなければステップS1618に進む。2に等しい場合は、受信したレイアウト制御データ中の画像をimage[1]1307に格納する(ステップS1615)。image[1]1307に格納された画像を画像1(402)の大きさに拡大/縮小する(ステップS1616)。image[1]1307に格納された画像をprint image中の画像1(402)に対応する位置に展開して終了する(ステップS1617)。このステップS1615からステップS1617の処理は、レイアウトIDは2であるため画像は2枚送信されてくるが、画像がまとめて送信されずにまず1枚だけ送信されてきた場合に対応する処理である。
【0091】
ステップS1618では、受信したレイアウト制御データ中の画像をimage[1]1307に格納する。image[1]1307に格納された画像を90度回転する(ステップS1619)。image[1]1307に格納された画像を画像1(502)の大きさに拡大/縮小する(ステップS1620)。image[1]1307に格納された画像をprint image中の画像1(502)に対応する位置に展開して終了する(ステップS1621)。このステップS1618からステップS1621の処理は、レイアウトIDは3であるため画像は4枚送信されてくるが、画像がまとめて送信されずに1枚ずつ送信されてきた場合に対応する処理である。なお、送信されてくるレイアウトID等のデータにはエラーはないものとするが、エラー処理を適宜含めることができることは言うまでもない。これは図15、図16および図17の処理においても同様である。
【0092】
図17は、図16の続きをフローチャートで示す。
【0093】
図17において、nが2でないならステップS1712に進む(ステップS1701)。nが2ならば、layoutが2か否か判断し(ステップS1702)、layoutが2でないならステップS1708に進む。layoutが2の場合、受信したレイアウト制御データ中の画像をimage[2]1308に格納する(ステップS1703)。image[2]1308に格納された画像を、画像2(403)の大きさに拡大/縮小する(ステップS1704)。image[2]1308に格納された画像をprint image中の画像2(403)に対応する位置に展開する(ステップS1705)。print imageに格納された画像を搬送部205と印字部206により印刷する(ステップS1706)。nに0をセットして終了する(ステップS1707)。ステップS1703からステップS1707の処理は、レイアウトIDが2であり、2枚目の画像が送信されてきた場合の処理を示す。
【0094】
ステップS1708では、受信したレイアウト制御データ中の画像をimage[2]1308に格納する(ステップS1708)。image[2]1308に格納された画像を90度回転する(ステップS1709)。image[2]1308に格納された画像を、画像2(403)の大きさに拡大/縮小する(ステップS1710)。image[2]1308に格納された画像をprint_image中の画像2(403)に対応する位置に展開して(ステップS1711)、終了する。ステップS1708からステップS1711の処理は、レイアウトIDが3であり、2枚目の画像が送信されてきた場合の処理を示す。
【0095】
ステップS1712で、nが3でないならステップS1717に進む。nが3の場合、受信したレイアウト制御データ中の画像をimage[3]1309に格納する(ステップS1713)。image[3]1309に格納された画像を90度回転する(ステップS1714)。image[3]1309に格納された画像を、画像3(504)の大きさに拡大/縮小する(ステップS1715)。image[3]1309に格納された画像をprint image中の画像3(504)に対応する位置に展開して(ステップS1716)、終了する。ステップS1713からステップS1716の処理は、レイアウトIDが3であり、3枚目の画像が送信されてきた場合の処理を示す。
【0096】
ステップS1717では、受信したレイアウト制御データ中の画像をimage[4]1310に格納する。image[4]1310に格納された画像を90度回転する(ステップS1718)。image[4]1310に格納された画像を、画像4(505)の大きさに拡大/縮小する(ステップS1719)。image[4]1308に格納された画像をprint_image中の画像4(505)に対応する位置に展開する(ステップS1720)。print imageに格納された画像を搬送部205と印字部206により印刷する(ステップS1721)。nに0をセットして終了する(ステップS1722)。ステップS1717からステップS1722の処理は、レイアウトIDが3であり、4枚目の画像が送信されてきた場合の処理を示す。
【0097】
図14は、本発明におけるディジタル・カメラとプリンタとの間の通信手順を示す。図14の通信手順は、IrTran−Pのプロトコルに従っている。転送される画像データは図10と図11の形式である。
【0098】
図14において、まずディジタル・カメラはConPDUを送信し(1401)、プリンタはCackPDUを送信する(1402)。これにより、ディジタル・カメラとプリンタとの間にコネクションが確立する。
【0099】
次にディジタル・カメラはRqsPDU(Query ReqPDU)を送信し(1403)、プリンタはRpsPDU(Query RplPDU)を送信する(1404)。これにより、ディジタル・カメラはプリンタの処理能力を知ることができる。
【0100】
次にディジタル・カメラはReqPDU(Put ReqPDU)(1405)、IntPDU(Put ReqPDU)(1406から1408)およびTrmPDU(Put ReqPDU)を送信し(1409)、プリンタはRpsPDU(Put_RplPDU)を送信する(1410)。これにより、ディジタル・カメラからプリンタへ画像データが転送される。転送される画像データが複数ある場合は、1405から1410の手順が画像データの数だけ繰り返される。
【0101】
最後に、ディジタル・カメラはDisPDUを送信する(1411)。これにより、コネクションが切断される。
【0102】
(その他の実施の形態)
第1の実施例では光空間通信方式としてIrDAを使用しているが、本発明はASK(Amplitude Shift Keying)方式などの他の光空間通信方式でも実施できる。
【0103】
第1の実施例ではディジタル・カメラとプリンタとの間の接続に光空間通信方式を使用しているが、本発明はスペクトラム拡散方式などの電磁波による無線通信方式でも実施できる。
【0104】
第1の実施例ではディジタル・カメラとプリンタとの間の接続に光空間通信方式を使用しているが、本発明はセントロニクスまたはIEEE1284のような双方向セントロニクスでも容易に実施できる。また、RS−232CまたはIEEE1394のようなシリアルI/Fでも容易に実施できる。
【0105】
第1の実施例では画像入力装置としてディジタル・カメラを使用しているが、本発明は静止画撮影機能をもったビデオ・カメラでも実施でき、さらにスキャナでも実施できる。
【0106】
第1の実施例では1枚の印刷用紙に1個、2個および4個の画像を印刷しているが、本発明は他の画像数でも実施できる。例えば、1枚の印刷用紙に8個の画像を印刷するように実施することもできる。
【0107】
第1の実施例ではメモリ・カードにコンパクト・フラッシュ・メモリを使用しているが、本発明はスマート・メディアやPCMCIAカードを使用することができる。
【0108】
第1の実施例ではプリンタの印字方式としてインクジェット方式を使用しているが、本発明は電子写真方式、熱転写式、昇華型など他の印字方式でも実施できる。
【0109】
第1の実施例では画像出力装置としてプリンタを使用しているが、本発明はCRTディスプレイまたは液晶ディスプレイのような表示装置でも実施できる。
【0110】
以上のように、前述した実施の形態の機能を実現するコンピュータ・プログラムを記録した記録媒体を画像表示装置に供給し、その画像表示装置のコンピュータが記録媒体に格納されたコンピュータ・プログラムを読み取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0111】
この場合、記録媒体から読み取られたコンピュータ・プログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのコンピュータ・プログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0112】
コンピュータ・プログラムを記録した記録媒体としては、例えば、CD−ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、ROM、メモリカード、光ディスク等を用いることができる。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像入出力システム、画像入力装置、画像出力装置および画像入出力方法によれば、ディジタル・カメラ等の画像入力装置に入力された画像だけではなく、画像を出力する際のレイアウト等のデータもプリンタ等の画像出力装置に転送することにより、印刷用紙等に複数の画像を印刷して印刷用紙等を節約できる画像入出力システム、画像入力装置、画像出力装置および画像入出力方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像入力装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像出力装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図3】本発明におけるレイアウト1による印刷結果の一例を示す図である。
【図4】本発明におけるレイアウト2による印刷結果の他の例を示す図である。
【図5】本発明におけるレイアウト3による印刷結果の他の例を示す図である。
【図6】本発明におけるディジタル・カメラの操作部のタッチパネルの画面を示す図である。
【図7】本発明におけるディジタル・カメラの操作部のタッチパネルに表示されるレイアウト1に対応するレイアウト制御データによる画像を示す図である。
【図8】本発明におけるディジタル・カメラの操作のタッチパネルに表示されるレイアウト2に対応するレイアウト制御データによる画像を示す図である。
【図9】本発明におけるディジタル・カメラの操作部のタッチパネルに表示されるレイアウト3に対応するレイアウト制御データによる画像を示す図である。
【図10】本発明におけるレイアウト制御データの形式を示す図である。
【図11】本発明におけるレイアウト制御データのエントリ・データ領域の詳細を示す図である。
【図12】本発明におけるディジタル・カメラのRAMの中のメモリマップを示す図である。
【図13】本発明におけるプリンタのRAMの中のメモリマップを示す図である。
【図14】本発明におけるディジタル・カメラとプリンタとの間の通信手順を示す図である。
【図15】本発明の画像入出力方法におけるレイアウトの選択を示すフローチャートである。
【図16】本発明のプリンタのROMに格納されたプログラムの内、赤外線受信部に画像データまたはレイアウト制御データを受信したときに起動されるフローチャートである。
【図17】図16の続きを示すフローチャートである。
【図18】本発明におけるディジタル・カメラの操作部のタッチパネルの画面を示す図である。
【図19】図15における画像選択処理の詳細なフローチャートである。
【符号の説明】
101、201 CPU
102、202 ROM
103、203 RAM
104、204 操作部
105 画像入力部
106 画像表示部
107 メモリ・カード制御部
108 メモリ・カード
109、208 UART
110、209 変調部
111、210 復調部
112、211 赤外線送信部
113、212 赤外線受信部
114、213 バス
205 搬送部
206 印字部
207 パラレル・インタフェース
301、401、501 一枚の印刷用紙
302 レイアウト1による画像
402、403 レイアウト2による画像
502、503、504、505 レイアウト3による画像
601、1801 タッチパネルの全体
602 タッチパネルにおける画像表示部
603 タッチパネルにおけるレイアウト番号表示部
604 タッチパネルにおける前画像ボタン
605 タッチパネルにおける次画像ボタン
606 タッチパネルにおける画像選択ボタン
607、1807 タッチパネルにおける表示切換ボタン
608 タッチパネルにおける画像番号表示部
609 タッチパネルにおけるクリア・ボタン
701、801、901 レイアウト画像の全体
703 レイアウト1によるレイアウト画像
803 レイアウト2によるレイアウト画像
903 レイアウト3によるレイアウト画像
1802 タッチパネルにおけるレイアウト表示部
1803 タッチパネルにおけるレイアウト番号表示部
1804 タッチパネルにおける前レイアウトボタン
1805 タッチパネルにおける次レイアウトボタン
1806 タッチパネルにおける送信ボタン

Claims (10)

  1. 画像データ、及びレイアウト情報を含むサブデータを含む形式の画像形式データを1度に1個の画像しか転送できない通信方式を用いて受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した画像データをメモリに格納する処理を前記受信手段により受信したレイアウト情報に基づく回数実行し、メモリに格納された画像データを前記受信手段により受信したレイアウト情報に基づき編集する編集手段と、
    前記編集手段により編集された画像データを印刷する印刷手段とを有することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記画像形式データはデジタルカメラから送信されることを特徴とする請求項記載のプリンタ。
  3. 前記編集手段は、画像データの拡大縮小、及び回転処理を行うことを特徴とする請求項記載のプリンタ。
  4. 画像データ、及びレイアウト情報を含むサブデータを含む形式の画像形式データを1度に1個の画像しか転送できない通信方式で通信を行うプリンタにおけるプリント方法であって、
    受信した画像形式データにレイアウト情報があるか判別する判別ステップと、
    前記判別ステップによりレイアウト情報があると判別された場合、受信した画像データをメモリに格納する処理を受信したレイアウト情報に基づく回数実行し、メモリに格納された画像データを受信したレイアウト情報に基づき編集するステップと、
    前記編集ステップにより編集された画像データを印刷する印刷ステップとを有することを特徴とするプリント方法。
  5. 前記画像形式データはデジタルカメラから送信されることを特徴とする請求項記載のプリント方法。
  6. 前記編集ステップは、画像データの拡大縮小、及び回転処理を行うことを特徴とする請求項記載のプリント方法。
  7. 画像データ、及びレイアウト情報を含むサブデータを含む形式の画像形式データを1度に1個の画像しか転送できない通信方式で通信を行うプリンタで実行されるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    受信した画像形式データにレイアウト情報があるか判別する判別ステップと、
    前記判別ステップによりレイアウト情報があると判別された場合、受信した画像データをメモリに格納する処理を受信したレイアウト情報に基づく回数実行し、メモリに格納された画像データを受信したレイアウト情報に基づき編集するステップと、
    前記編集ステップにより編集された画像データを印刷する印刷ステップとをプリンタに実行させるプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  8. 前記画像形式データはデジタルカメラから送信されることを特徴とする請求項記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  9. 前記編集ステップは、画像データの拡大縮小、及び回転処理を行うことを特徴とする請求項記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  10. 前記編集手段は、受信した画像形式データにレイアウト情報がある場合、前記受信手段により受信した画像データをメモリに格納する処理を前記受信手段により受信したレイアウト情報に基づく回数実行し、受信した画像形式データにレイアウト情報がない場合、前記受信手段により受信した画像データをメモリに格納する処理を1回実行し、メモリに格納された画像データを前記受信手段により受信したレイアウト情報に基づき編集することを特徴とする請求項記載のプリンタ。
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