JP4919933B2 - 呼制御装置 - Google Patents
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また、企業向けIP電話システムの対象は、固定IP電話機であったが、無線LAN対応のモバイルIP電話機(以下、モバイル電話機)などが普及したことにより、適用範囲がモバイル電話機にも拡張されている。
ここで、本明細書において、固定IP電話機とは、ハンドオーバーによりIPアドレスが変更されるモバイル電話機に対して、通信中にIPアドレスが変更されずに固定であり、グローバルな接続性を有するIP電話機を指している。
以下、その問題となる処理例を3つ簡単に説明する。
図18に示すように、モバイル電話機10は、IPアドレスAにて着信対象として固定IP電話機20に対して発信信号を送信し(ステップP101)、固定IP電話機が着信中(ステップP102)に、この発信中の状態にてIPアドレスがIPアドレスBに変更される(ステップP103)と、接続処理を継続させるため、新たに変更後のIPアドレスBにて再発信を行う(ステップP104)。
そして、固定IP電話機20がオフフック状態となり(ステップP107)、応答信号を送信する(ステップP108)が、固定IP電話機20は変更前のIPアドレスAに対して応答信号を送信して呼を確立する。このため、モバイル電話機10は応答信号を受信することができず、固定IP電話機20は無音状態となる。
このように発信中(呼が確立していない状態)において、モバイル電話機のIPアドレスが変更されると呼が確立しない。
図19に示すように、固定IP電話機20は、着信対象をモバイル電話機10として発信を行う(ステップP111)。
そして、モバイル電話機10は、上記発信信号に対応し、固定IP電話機20に対して呼出信号を発信する(ステップP112)。この呼出中の際、モバイル電話機10は、IPアドレスAであったが、ハンドオーバーが発生すると、IPアドレスBに変更される(ステップP113)、その後、モバイル電話機10がオフフック状態となり、固定IP電話機20に対して応答信号を送信し(ステップP114)、モバイル電話機10と固定IP電話機20との間に呼が確立する。
このとき、発側の固定IP電話機20は正常に動作しており、モバイル電話機10との通信動作としては問題が生じていない。
すなわち、セキュリティ装置60は、発側(固定IP電話機20)の送信先IPアドレス(IPアドレスA)と、着側(モバイル電話機10)の発信元IPアドレス(IPアドレスB)とが異なる場合、制御信号自体は通過させるが、それ以降の大量の音声パケットを不要なパケットとして遮断して通過させない。
このため、固定IP電話機20とモバイル電話機10とは呼が接続されたにもかかわらず、無音状態となってしまう。
図20に示すように、IPアドレスAの固定IP電話機20と、IPアドレスBの固定IP電話機21とが、同一代表電話番号のグループに属しており、この2台の固定IP電話機が、1台のモバイル電話機10に対して連続して発信する場合を説明する。
固定IP電話機20が発信すると呼出中となり(ステップP121)、モバイル電話機10が着信状態となる(ステップP122)
このとき、同一電話番号にてIPアドレスの異なる発信信号が送信されるため、モバイル電話機10はハンドオーバーの対処として、先に発信した固定IP電話機20の発信信号による呼を切断信号の送信無しに破棄し、後に発信された固定IP電話機21からの発信信号による呼に対して着信中となる(ステップP124)。
このため、モバイル電話機10に対し、先にかけた固定IP電話機20が優先されて接続される先がけ優先に対し、上述したように、後からかけた固定IP電話機21が優先される後がけ優先となり接続され、固定IP電話機20に対して切断信号が送信されないため、固定IP電話機20は呼出中のままとなってしまう。
また、同様に、1つのモバイル電話機に対して複数の固定IP電話から発信した際、モバイル電話機はハンドオーバーに対処する機能として、IPアドレスが変更されると、後にかけた電話機からの発信が優先される処理を有しているため、複数の固定IP電話から発信されると後がけ優先となる不具合が生じる。
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/document/foma/index.html、2007年08月24日検索、FOMAWLANデュアル端末に関する技術参考資料1.2版
また、特許文献1はハンドオーバーにおいて、モバイル電話機のIPアドレスの変更に対して対応できるが、代表電話番号が同一で異なるIPアドレスの複数の固定IP電話機から、モバイル電話機に対する発信における問題を解決するものではない。
以下、本発明の第1の実施形態による呼制御装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態による呼制御装置を用いたIP電話システムの概要を示すブロック図である。
この図において、IP電話システムは、モバイル電話機10と、アクセスポイント11と、LANなどのネットワーク12と、呼制御装置50と、固定IP電話機20とを有している。
モバイル電話機10は、アクセスポイント11を介してネットワーク12へ接続され、呼制御装置50の呼制御により、固定IP電話20と通信可能に接続、あるいは切断が行われる。IPネットワークは、無線回線交換網及びパケット通信網などから構成され、通話やデータ通信を行うモバイル電話機、固定IP電話機など複数接続される。
呼制御種別判定部51は、モバイル電話機10あるいは固定IP電話機20から入力される呼制御信号が、発信元が発呼する際に発信先に送信する発信信号、発信元が発呼を取り消す際に発信する取消信号、送信先が発呼が着信したことを発信元に通知する呼出信号、送信先がオフフックしたことを発信元に通知する応答信号のうちのいずれの種別であるかを判定し、その種別情報を呼制御部53へ出力する。
まず、図4に示すように、モバイル電話機10あるいは固定IP電話機20が電源の投入により、自身の呼制御装置50への登録処理としてREGISTERをモバイル電話機判定部52へ送信する。そして、モバイル電話機判定部52は、入力されるREGISTERから登録要求している電話機がモバイル電話機10または固定IP電話機20のいずれかであるかの判定を行う(ステップS100)。
一方、モバイル電話機判定部52は、登録処理を要求している電話機が固定IP電話機20であると判定した場合(モバイル電話機以外の場合)、通常のSIPプロトコルに基づく登録処理のみを行う(ステップS102)。
そして、図5において、呼制御種別判定部51は、入力される呼制御信号が発信信号であることを検出すると(ステップS110)、処理をステップS111へ進める。
次に、モバイル電話機判定部52は、受信した発信信号に含まれる発番号が第1の記憶部55の第1の管理テーブルに記憶されているか否かの検出を、この発信信号に含まれる発番号と、記憶部55の第1の管理テーブルに記憶された発番号とを比較することにより行い(ステップS111)、第1の記憶部55の第1の管理テーブルに記憶されていないことが検出された(不一致)場合、処理をステップS112へ進め、一方、第1の記憶部55の第1の管理テーブルに記憶されていることが検出された(一致)場合、発信中にモバイル電話機10のIPアドレスが変更されたとして、処理をステップS114へ進める。
そして、呼制御部53は、受信した発信信号による呼に対応するモバイル電話機10に対して切断信号を送信し(ステップS115)、信号受信待ちの状態に移行する。
また、ステップS115において、呼制御部53は、受信した発信信号に対応する呼も切断するのではなく、この受信した発信信号に対応する呼を継続する構成でも良い。この場合、モバイル電話機判定部52は、発信元のモバイル電話機10の電話番号を発番号として、このモバイル電話機10の呼情報に対応させて、第1の記憶部55の第1の管理テーブルに記憶させ、信号受信待ちの状態に移行する。
そして、呼制御部53は、ステップS117において、応答信号が発信されるまで、モバイル電話機のIPアドレスが変更されなかったとして、この呼情報に対応する呼を継続して確立するとともに、第1の記憶部55の第1の管理テーブルから、上記呼情報と、この呼情報に対応する発番号を削除する(ステップS117)。
そして、呼制御部53は、取消信号に含まれる電話番号と、この電話番号に対応する呼情報とを、第1の記憶部55の第1の管理テーブルから削除するとともに、この呼情報に対応する呼を切断する切断信号を固定IP電話機20に対して送信する(ステップS118)。
処理P1において、モバイル電話機10から発信元がIPアドレスAの発信信号が呼制御装置50に発信される。ここで、上述したステップS111〜S113の処理が行われて、第1の記憶部55の第1の管理テーブルに、発番号(モバイル電話機10の電話番号)と、呼情報とが対応付けて記憶され、処理P2として呼制御装置50から固定IP電話機20に対して発信信号が送信される。この処理P1における呼は、モバイル電話機10がIPアドレスAを付与されていた期間においてされたものである。
そして、処理P2の発信信号を受信し、固定IP電話機20は、発信信号が着信したことを通知するため、呼出信号を呼制御装置50に対して送信するとともに、着信を着信者に通知するために着信音を鳴動する。このとき、呼制御装置50は、ステップS116の処理を行う。
これにより、処理P4において、モバイル電話機10は変更後のIPアドレスBを発信元とした発信信号を、呼制御装置50を介して固定IP電話機20に対して再発信する。
これにより、呼制御装置50において、ステップS114の処理が行われ、IPアドレスが変更され、この変更に伴って同一のモバイル電話機10から再度発信が行われたことが検出され、第1の記憶部55の第1の管理テーブルから、発信元の電話番号からIPアドレスAの時点における呼が特定され、処理P5において切断信号が固定IP電話機20に対して送信することで、特定された呼(IPアドレスAに対応した呼)が切断される。
あるいは、処理P6’におけるように、呼制御装置50は、モバイル電話機10の発番号と、呼情報(IPアドレスBに対応する)とを対応付けて第1の記憶部55の第1の管理テーブルに記憶させるとともに、発信元がIPアドレスBの発信信号を、固定IP電話機20に対して送信する構成としてもよい。
以下、本発明の第2の実施形態による呼制御装置を図面を参照して説明する。図7は同実施形態による呼制御装置を用いたIP電話システムの概要を示すブロック図である。
この図7において、第1の実施形態と同様な構成に対しては同一の符号を付し、以下、異なる構成及び動作のみ説明する。
第2の実施形態による呼制御装置50は、第1の実施形態の第1の記憶部55に変え、第2の管理テーブルが記憶された第2の記憶部56を有している。
モバイル電話機判定部52は、発信信号がモバイル電話機10に対してであった場合、すなわち発信信号の着信先がモバイル電話機10であった場合、発信信号に含まれる上記着番号と、送信先情報とを対応付けて、第2の記憶部56の第2の管理テーブルに記憶する。
まず、第1の実施形態と同様に、図4に示すように、モバイル電話機10あるいは固定IP電話機20の登録処理を行う。
登録処理の後、固IP定電話機20は、ユーザがモバイル電話機10に電話をかける操作により、発信信号を送信する。
そして、図9において、呼制御種別判定部51は、入力される呼制御信号が発信信号であることを検出すると(ステップS120)、処理をステップS121へ進める。
そして、モバイル電話機判定部52は、上記着番号と、送信先情報とを対応付けて、第2の記憶部56の第2の管理テーブルに記憶させ、処理をステップS200に戻し(ステップS122)、信号受信待ちの状態に移行する。
そして、モバイル電話機判定部52は、上記呼出信号に含まれる着番号から、呼出信号の発信元がモバイル電話機10でものであるか否かを、モバイル電話機記憶部54にこの着番号に一致する電話番号が記憶されているか否かにより判定し(ステップS123)、モバイル電話機記憶部54に着番号と同一の電話番号が記載されていた(一致)場合、モバイル電話機であるため、処理をステップS124へ進め、一方、モバイル電話機記憶部54に着番号と同一の電話番号が記載されていない(不一致)場合、モバイル電話機ではないため、信号受信待ちの状態に移行する。
次に、呼制御部53は、上記モバイル電話機10と、このモバイル電話機10に発信信号を送信した固定IP電話機20とに対し、呼を切断する切断信号を送信するとともに、第2の記憶部56の第2の管理テーブルから、発信信号に含まれる着番号と、送信先情報とを削除する(ステップS125)。
モバイル電話機判定部52は、上記応答信号に含まれる着番号から、応答信号の発信元がモバイル電話機10であるか否かを、モバイル電話機記憶部54にこの着番号に一致する電話番号が記憶されているか否かにより判定し(ステップS126)、モバイル電話機記憶部54に着番号と同一の電話番号が記載されていた(一致)場合、モバイル電話機であるため、処理をステップS127へ進め、一方、モバイル電話機記憶部54に着番号と同一の電話番号が記載されていない(不一致)場合、モバイル電話機ではないため、処理をステップS129へ進める。
また、ステップS127において、上記送信先情報と発信元情報とが一致していないことが検出されると、呼制御部53は、上記モバイル電話機10と、このモバイル電話機10に発信信号を送信した固定IP電話機20とに対し、呼を切断する切断信号を送信するとともに、第2の記憶部56の第2の管理テーブルから、発信信号に含まれる着番号と、送信先情報とを削除する(ステップS130)。
そして、呼制御部53は、上記モバイル電話機10と、このモバイル電話機10に発信信号を送信した固定IP電話機20とに対し、呼を切断する切断信号を送信するとともに、第2の記憶部56の第2の管理テーブルから、発信信号に含まれる着番号と、送信先情報とを削除する(ステップS131)。
処理P11において、固定IP電話機20は、送信先情報としてIPアドレスAを含む発信信号を、呼制御装置50介してモバイル電話機10に対して発信する。ここで、上述したステップS122の処理が行われ、第2の記憶部56の第2の管理テーブルに、着番号(モバイル電話機10の電話番号)と、この送信先情報(モバイル電話機10のIPアドレスA)とが対応付けて記憶され、処理P12として呼制御装置50からモバイル電話機10に対して発信信号(送信先情報がIPアドレスA)が送信される。この処理P11における固定IP電話機20からの発呼は、モバイル電話機10がIPアドレスAを付与されていた期間においてされたものである。
そして、処理P13において、モバイル電話機10は、発信信号の着信を通知するため、呼出信号を呼制御装置50に対して送信するとともに、着信を着信者に通知するために着信音を鳴動する。このとき、呼制御装置50は、ステップS123及びS124の処理を行い、一致したとして、処理P14において呼出信号(発信元情報がIPアドレスA)を固定IP電話機20に対して送信する。
これにより、処理P16において、モバイル電話機10はオフフック状態となると、変更後のIPアドレスBを発信元とした応答信号を、呼制御装置50を介して固定IP電話機20に対して再発信する。
これにより、呼制御装置50において、ステップS126,S127及びS130の処理が行われ、モバイル電話機10のIPアドレスが変更され、この変更に伴って同一の着信中にモバイル電話機10のIPアドレスが変更されたことが検出される。そして、呼制御装置50は、第2の記憶部56の第2の管理テーブルから、着番号及び送信先情報が削除するとともに、処理P17において切断信号を固定IP電話機20及びモバイル電話機10に対して送信することで、固定IP電話機20の発信信号に対応する呼を切断する。
以下、本発明の第3の実施形態による呼制御装置を図面を参照して説明する。図11は同実施形態による呼制御装置を用いたIP電話システムの概要を示すブロック図である。
この図11において、第1の実施形態と同様な構成に対しては同一の符号を付し、以下、異なる構成及び動作のみ説明する。
第3の実施形態による呼制御装置50は、第1の実施形態の第1の記憶部55に変え、第3の管理テーブルが記憶された第3の記憶部57を有している。
モバイル電話機判定部52は、発信信号がモバイル電話機10に対してであった場合、すなわち発信信号の着信先がモバイル電話機10であった場合、発信信号における上記着番号を、第3の記憶部57の第3の管理テーブルに記憶する。
まず、第1の実施形態と同様に、図4に示すように、モバイル電話機10あるいは固定IP電話機20、21の登録処理を行う。ここで、固定IP電話機20及び21は、同一代表電話番号のグループに属し、IPアドレスがそれぞれAとBである。
登録処理の後、固定IP電話機20は、ユーザがモバイル電話機10に電話をかける操作により、発信信号を送信する。
そして、図13において、呼制御種別判定部51は、入力される呼制御信号が発信信号であることを検出すると(ステップS140)、処理をステップS141へ進める。
そして、呼制御部53は、発信番号に対応する呼を切断するため、後から発信信号を発信した他の固定IP電話機に対して切断信号を送信し(ステップS142)、信号受信待ちの状態に移行する。
一方、モバイル電話機判定部52は、同一の着番号が第3の管理テーブルに記憶されていない(不一致)場合、処理をステップS143へ進める。
そして、モバイル電話機判定部52は、上記発信信号に含まれる着番号を、第3の記憶部57の第3の管理テーブルに記憶させ(ステップS144)、信号受信待ちの状態に移行する。
一方、モバイル電話機判定部52は、モバイル電話機記憶部54に発番号と同一の電話番号が記載されていない(不一致)場合、モバイル電話機ではないため、信号受信待ちの状態に移行する。
そして、呼制御部53は、呼制御の処理を継続し(ステップS145)、信号受信待ちの状態に移行する。
呼制御部53は、応答信号(オフフック状態となる)までモバイル電話機10のIPアドレスが変更されないとして、このモバイル電話機10に対する呼の処理を継続して呼の確立を行うとともに、第3の記憶部57の第3の管理テーブルから、上記モバイル電話機10の電話番号である着番号を削除する(ステップS146)。これにより、確立された呼により、モバイル電話機10と固定IP電話機20とのパケット送信が正常に行われる。
呼制御部53は、固定IP電話機20に対して切断信号を送信し、この固定IP電話機20の発信信号に対応する呼を切断するとともに、第3の記憶部57の第3の管理テーブルから、上記モバイル電話機10の電話番号である着番号を削除する(ステップS147)。
処理P21において、固定IP電話機20は、送信先の着番号を含む発信信号を、呼制御装置50介してモバイル電話機10に対して発信する。ここで、上述したステップS141、S143及びS144の処理が行われ、第3の記憶部57の第3の管理テーブルに、着番号(モバイル電話機10の電話番号)が記憶され、処理P22として呼制御装置50からモバイル電話機10に対して発信信号が送信される。
これにより、処理P24において、上述したステップS142の処理が行われ、呼制御装置50は固定IP電話機20に対して、後の時刻に発信信号を発信した固定IP電話機21に対応した呼を切断するため、固定IP電話機21に対して切断信号を送信する。
次に、処理P25において、モバイル電話機10がオフフック状態となり、モバイル電話機10から応答信号が発信されると、ステップS146の処理が行われ、呼制御装置50は、固定IP電話機20とモバイル電話機10との呼を確立する。これにより、固定IP電話機20とモバイル電話機10との間にて通話が開始される。
以下、本発明の第4の実施形態による呼制御装置を図面を参照して説明する。図15は同実施形態による呼制御装置を用いたIP電話システムの概要を示すブロック図である。
この図15において、第1の実施形態と同様な構成に対しては同一の符号を付し、以下、異なる構成及び動作のみ説明する。
第4の実施形態による呼制御装置50は、第1の実施形態の第1の記憶部55に加え、第2の実施形態における第2の管理テーブルが記憶された第2の記憶部56と、第3の実施形態における第3の管理テーブルが記憶された第3の記憶部57を有している。
まず、第1の実施形態と同様に、図4に示すように、モバイル電話機10あるいは固定IP電話機20、21の登録処理を行う。
登録処理の後、固IP定電話機20は、ユーザがモバイル電話機10に電話をかける操作により、発信信号を送信する。
そして、図16において、呼制御種別判定部51は、入力される呼制御信号が発信信号であることを検出すると(ステップS200)、処理をステップS201へ進める。
そして、呼制御部53は、受信した発信信号による呼に対応するモバイル電話機10に対して切断信号を送信し(ステップS205)、信号受信待ちの状態に移行する。
あるいは、ステップS205において、呼制御部53は、受信した発信信号に対応する呼も切断するのではなく、この受信した発信信号に対応する呼を継続する構成でも良い。この場合、モバイル電話機判定部52は、発信元のモバイル電話機10の電話番号を発番号として、このモバイル電話機10の呼情報に対応させて、第1の記憶部55の第1の管理テーブルに記憶させ、信号受信待ちの状態に移行する。
次に、モバイル電話機判定部52は、上記着番号を第3の記憶部57の第3の管理テーブルへ記憶させ(ステップS210)、信号受信待ちの状態に移行する。
そして、モバイル電話機判定部52は、上記呼出信号に含まれる着番号から、呼出信号の発信元がモバイル電話機10であるか否かを、モバイル電話機記憶部54にこの着番号に一致する電話番号が記憶されているか否かにより判定し(ステップS211)、モバイル電話機記憶部54に着番号と同一の電話番号が記載されていた(一致)場合、モバイル電話機であるため、処理をステップS212へ進め、一方、モバイル電話機記憶部54に着番号と同一の電話番号が記載されていない(不一致)場合、モバイル電話機ではないため、信号受信待ちの状態に移行する。
モバイル電話機判定部52は、上記応答信号に含まれる着番号から、応答信号の発信元がモバイル電話機10であるか否かを、モバイル電話機記憶部54にこの着番号に一致する電話番号が記憶されているか否かにより判定し(ステップS214)、モバイル電話機記憶部54に着番号と同一の電話番号が記載されていた(一致)場合、モバイル電話機であるため、処理をステップS215へ進め、一方、モバイル電話機記憶部54に発番号と同一の電話番号が記載されていない(不一致)場合、モバイル電話機ではないため、処理をステップS217へ進める。
そして、呼制御部53は、取消信号に含まれる電話番号と、この電話番号に対応する呼情報とを、第1の記憶部55の第1の管理テーブルから削除するとともに、この電話番号と同一の着番号とこの着番号に対応する送信先情報とを第2の記憶部56の第2の管理テーブルから削除し、上記着番号を第3の記憶部57の第3の管理テーブルから削除し、上記呼情報に対応する呼を切断する切断信号を固定IP電話機20に対して送信する(ステップS219)。
上述した第4の実施形態による呼制御装置により、第1、第2及び第3の実施形態における効果を得ることができる。
11…アクセスポイント
20、21…固定IP電話機
12…ネットワーク
50…呼制御装置
51…呼制御種別判定部
52…モバイル電話機判定部
53…呼制御部
54…モバイル電話機記憶部
55…第1の記憶部
56…第2の記憶部
57…第3の記憶部
Claims (3)
- IPアドレスが通信中に変更されない固定IP電話機と、ハンドオーバーによりIPアドレスが変更されるモバイル電話機との間の呼制御信号を制御する呼制御装置であり、
入力される呼制御信号の種別を判定して種別情報を出力する呼制御種別判定部と、
前記モバイル電話機が発側または着側のいずれかであるかを判定して判定情報を出力す るモバイル電話機判定部と、
前記種別情報及び前記判定情報の組合せに対応して設定されている呼制御シーケンスにより、前記入力される呼制御信号に対応した呼を確立あるいは切断する呼制御部と、
発信中の前記モバイル電話機の電話番号と呼を特定する呼情報との対応付けを示す第1の管理テーブルが記憶された第1の記憶部と
を有し、
前記呼制御部が前記種別情報及び前記判定情報により、発側がモバイル電話機であり、呼制御情報の種別が発信信号であることを検出すると、この発信信号に含まれる発信元の電話番号と同一の電話番号の有無を、前記第1の管理テーブルを参照して検出し、同一の電話番号が検出されない場合、新たに前記発信信号に含まれる電話番号と呼情報とを第1の管理テーブルに書き込み、一方、同一の電話番号が検出された場合、検出された呼と直前の呼との双方を切断するか、あるいは前記発信信号に対応する呼を確立し、前記第1の管理テーブルの電話番号に対応する呼情報の呼を切断する呼制御を行うことを特徴とする呼制御装置。 - IPアドレスが通信中に変更されない固定IP電話機と、ハンドオーバーによりIPアドレスが変更されるモバイル電話機との間の呼制御信号を制御する呼制御装置であり、
入力される呼制御信号の種別を判定して種別情報を出力する呼制御種別判定部と、
前記モバイル電話機が発側または着側のいずれかであるかを判定して判定情報を出力す るモバイル電話機判定部と、
前記種別情報及び前記判定情報の組合せに対応して設定されている呼制御シーケンスにより、前記入力される呼制御信号に対応した呼を確立あるいは切断する呼制御部と、
発信中の発信信号に含まれる着側の電話番号と送信先情報との対応付けを示す第2の管理テーブルが記憶された第2の記憶部と
前記呼制御部が前記種別情報及び前記判定情報により、着側が前記モバイル電話機であり、呼制御情報が発信信号であることを検出すると、前記固定IP電話機の発信信号における前記着番号及び送信先情報とを前記第2の管理テーブルに書き込み、前記発信信号に対応する前記モバイル電話機から応答信号が入力されると、該応答信号にある着番号と同一の着番号を前記第2の管理テーブルから検索し、その着番号に対応する送信先情報と、応答信号の発信元情報とを比較して、一致していないことを検出した場合、前記発信信号及び応答信号に対応する呼を切断する呼制御を行うことを特徴とする呼制御装置。 - 発信中の発信信号に含まれる着側の電話番号が示された第3の管理テーブルが記憶された第3の記憶部をさらに有し、
前記呼制御部が前記種別情報及び前記判定情報により、着側が前記モバイル電話機であり、呼制御情報が発信信号であることを検出すると、前記固定IP電話機の発信信号における着番号が第3の記憶部に有るか否かの検出を行い、前記着番号が検出されない場合、該第3の管理テーブルに前記着番号を書き込み、一方、前記着番号が検出された場合、前記発信信号に対応する呼を切断することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の呼制御装置。
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