JP4265945B2 - 移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法および移動体ネットワーク - Google Patents

移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法および移動体ネットワーク Download PDF

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Description

この発明は、移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法および移動体ネットワークに関するものである。
次世代移動通信システムの仕様作成に携わる国際標準化機関3GPP(Third Generation Partnership Project)では、現在、音声やビデオストリームといったリアルタイム系のマルチメディアサービスを提供するためのネットワーク機能IMS(IP Multimedia Subsystem)の標準化が進められている(非特許文献1)。
また、インターネット技術特別調査委員会(IETF:Internet Engineering Task Force)では、IPネットワークを介して端末間でのリアルタイムストリーム伝送を実現するために、端末間のリアルタイムストリームに関する情報(セッション情報)を交換するための信号手順(制御プロトコル)であるセッション・イニシエーション・プロトコル(Session Initiation Protocol:以下「SIP」という)を標準化している(非特許文献2)。
図11は、3GPPのIMSで規定されるSIPサーバの基本構成を示したシステム図である。図11において、端末121,122は、エッジルータ(Edge Router:ER)であるGGSN(Gateway GPRS Support Node)123,124、図示していないGGSN間に存在するルータを経由して通信を行う。
なお、GPRS(General Packet Radio Service)は、GSM(Global System for Mobile Communication)方式の携帯端末ネットワーク上で使用されるデータ通信手順として開発され、第3世代の移動体通信システムにおいても適用されている。
端末121、122は、セッションの確立に先立ち、それぞれアドレスサーバ128−1、128−2から、その端末が使用するIPアドレスを取得する。端末121,122間のセッションS1の確立は、P−CSCF(Proxy Call Session Control Function)125,S−CSCF(Serving Call Session Control Function)126,P−CSCF127を介して行われる。
S−CSCF126は、IPコアネットワークの中央に位置するSIPサーバであり、各種のサービス(アクセス制御機能等)を提供する。P−CSCF125,127は、IPコアネットワークのエッジに位置するSIPサーバであり、S−CSCF126にSIPメッセージを転送する。また、P−CSCF125,127は、S−CSCF126と連携してエッジルータであるGGSN123,124に対してQoS(Quality of Service:通信品質保証)ポリシー制御を行う機構(PCF:Policy Control Function)を持っている。
すなわち、端末121,122間のセッションS1を確立する場合には、SIPのセッション制御に関する端末121から端末122に向かうメッセージ(セッション制御情報)は、P−CSCF125→S−CSCF126→P−CSCF127のように転送される。また、SIPのセッション制御に関する端末122から端末121に向かうメッセージ(セッション制御情報)は、逆に、P−CSCF127→S−CSCF126→P−CSCF125のように転送される。その際に、P−CSCF125,127は、必要があれば、GGSN123,124に対してセッションS1に関するQoSポリシー(QoSや経路付け等)を設定する。
なお、セッション制御情報には、セッションを識別するためのセッション識別子等も含まれ、さらにSIP手順によるセッションのストリームを転送するトランスポートプロトコルに関する情報、符号化方法などの情報が含まれている。ここで、セッション識別子は、SIPのCall IDと発呼端末上の発呼ユーザの組とで識別される。
但し、先に述べた3GPP仕様では、P−CSCF125,127からエッジルータであるGGSN123,124に対してQoSポリシー制御を行う旨の規定はあるが、具体的な内容については、触れていない。そこで、QoSポリシー制御の内容として、SIPサーバがネットワークにおけるセッションのリソースを確保するためのQoSポリシー情報は、この明細書では、Contextと称し、次のように規定することとしている。すなわち、Contextは、ストリームを転送するためのフィルタ条件と、転送するインタフェースと、このインタフェースでセッションのために確保されるリソース量とが含まれる。
図12は、図11に示したシステムにおいてQoSポリシー情報(Context)を設定するとした場合の帯域制御方法を説明するシステム図である。なお、図12では、図11に示したGGSN123,124に代えてER131,132としている。
図12において、端末121,122間のセッションS1を確立する場合に、P−CSCF125では、ER131からER132に向かうストリームのためのContextC1をER131に設定する。また、P−CSCF127では、ER132からER131に向かうストリームのためのContextC2をER132に設定する。その結果、ER131,132は、フィルタ条件にマッチしたストリーム(セッションのストリーム)を各々のインタフェース上で各々のリソースによって転送することになる。
TS23.228V5.7.0 RFC2543
ここで、図13は、3GPPのIMSを移動体ネットワークに適用した場合の帯域制御方法を説明するシステム図である。図13では、移動端末である端末121が、ER131−1からER131−nに移動する場合が示されている。移動元のER131−1側には、P−CSCF125−1が存在し、移動先であるER131−n側には、P−CSCF125−nが存在するとしている。また、移動先のER131−nには、アドレスサーバ128−nが接続されている。
3GPPやIETFでは、SIPセッション設定中に、P−CSCFとER(3GPPではGGSN)が変更になるような端末の移動を考慮していない。つまり、端末121が、ER131−1からER131−nに移動した場合は、P−CSCF125−nは、セッション制御情報とContextとの対応関係を認識する機構を備えていないので、端末122から端末121に向かうセッション解放メッセージが受信できず、どのContextを解放すべきか判断できないことが生ずる。
また、端末121のアドレスはER131−1が属するサブネット内のアドレスサーバ128−1が割り当てるので、端末121がER131−nの配下に移動すると、端末121宛のシグナリングは、ER131−1に送信されるため、端末121が移動後に接続されているER131−nには届かず、結果として端末121はシグナリングを受信できない。
これを回避する方策としては、IETFで規格化されているモバイルIP(Mobile IP(RFC3344))を用いる方法がある。図14は、図13に示すシステムにモバイルIPで記述されている位置管理機構を加えた図である。すなわち、図14では、ホームエージェント(HA:Home Agent)129−1〜129−nが追加されている。
図14において、端末121は、ER131−1からER131−nに移動した際、ER131−nの配下において一時的に使用する気付けアドレスを取得し、HA129−1に対し取得した気付けアドレスと自端末121のアドレスとを含む位置登録メッセージを送信する。位置登録メッセージを受信したHA129−1は、端末121のアドレスと気付けアドレスとの対応テーブルを作成する。
その後、S−CSCF126から端末121宛のシグナリングメッセージを受信したP−CSCF125−1は、端末121に向けてそのシグナリングメッセージを送信するが、HA129−1が端末121の代わりにそのシグナリングメッセージを受信する。そして、HA129−1は、受信したシグナリングメッセージにカプセルヘッダを付加し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに端末121のアドレスに対応する気付けアドレスを設定して端末121に向けて送信する。このカプセル化されたメッセージは、ER131−nが存在するサブネットのネットワークプレフィクスを持つので、移動先のER131−nに転送され、移動した端末121に届けられる。
しかしながら、このようなシグナリング転送方法では、シグナリングメッセージが冗長な経路を通るため、呼接続あるいは解放に要する遅延が増大する。加えて、図14に示す例で言えば、P−CSCF125−1は、端末121が既にその管理対象としているER131−1の配下に存在しなくなっても、端末121のセッション制御情報を覚えておき、端末121にメッセージを転送する必要があるので、P−CSCF125−1の処理負荷が増えるという問題もある。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、端末が移動する場合も、移動先において、SIPセッションのセッション制御情報とQoSポリシー情報(Context)との対応関係が維持できるとともに、端末が動的にアドレスを取得する場合に、取得したアドレスのサブネットを越えて移動した場合でも、端末に冗長経路を通ることなくシグナリングが転送可能な移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法および移動体ネットワークを得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法は、複数のエッジルータと、前記エッジルータにアクセスする移動端末を含む端末相互間のセッション制御処理を相互に連携して行うサーバであって、ネットワークの中央に配置される1以上のコアサーバおよびネットワークのエッジに配置される複数のエッジサーバと、前記端末にアドレスを割り当てるアドレスサーバとを備える移動体ネットワークにおいて、前記移動端末が、アクセスするエッジルータから当該エッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを取得し、他の端末とのセッションを確立するために、取得したアドレスの前記エッジサーバを介して前記コアサーバに対して登録要求メッセージを送信する工程と、前記移動端末と他の端末との間で送受信されるセッション確立のためのメッセージを中継する過程で、前記移動端末側のエッジルータを収容するエッジサーバと前記他の端末側のエッジルータを収容するエッジサーバとが、それぞれ、対応するエッジルータに対してセッション制御情報を設定する工程と、前記移動端末が、他のエッジルータの配下に移動した場合に、前記他のエッジルータから当該他のエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを取得し、取得したアドレスの前記エッジサーバを介して前記コアサーバに対して登録要求メッセージを送信する工程と、前記他のエッジルータを収容するエッジサーバが、受信した前記登録要求メッセージに含まれる前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに対して前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を前記他のエッジルータに設定する工程とを含むことを特徴とする。
この発明によれば、移動前の移動端末と他の端末との間で送受信されるセッション確立のためのメッセージをエッジサーバおよびコアサーバが中継転送する過程では、移動端末側のエッジルータを収容するエッジサーバと他の端末側のエッジルータを収容するエッジサーバとが、それぞれ、対応するエッジルータに対してセッション制御情報を設定し、
その後、移動端末が他のエッジルータの配下に移動した場合には、当該他のエッジルータを収容するエッジサーバが移動端末についてのセッション制御情報を取得して前記他のエッジルータに設定する。これによって、移動後の移動端末宛てのシグナリングは、移動端末の移動先である前記他のエッジルータを収容するエッジサーバから直接送ることができるようになる。
この発明によれば、移動端末が他のエッジルータの配下に移動した場合には、当該他のエッジルータを収容するエッジサーバが前記他のエッジルータに対して移動してきた移動端末のセッション制御情報を設定するので、移動先において、SIPセッションのセッション制御情報とQoSポリシー情報(Context)との対応関係が維持できるとともに、端末が動的にアドレスを取得する場合に、取得したアドレスのサブネットを越えて移動した場合でも、端末に冗長経路を通ることなくシグナリングが転送できる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるおよび移動体ネットワークの好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の移動体ネットワークの構成を示すブロック図である。図1において、端末1は、移動端末であり、端末2は、移動端末または固定端末である。但し、この明細書では、説明の便宜から、端末2も移動端末であるとしている。端末1,2は、エッジルータ(Edge Router:以下「ER」と記す)3−1とER4を介して、または、端末1が移動していってER3−nとER4を介して通信を行うとしている。
そして、端末1と端末2との間のSIP手順によるセッションの確立・解放を司るSIPサーバとして、IPコアネットワークの中央に位置するSIPサーバであるS−CSCF6と、IPコアネットワークのエッジに位置するSIPサーバであるP−CSCF5−1〜P−CSCF5−nとP−CSCF7とが示され、さらに端末にアドレスを割り当てるアドレスサーバ8−1〜8−nが示されている。
P−CSCF5−1〜P−CSCF5−nは、ER3−1〜ER3−nと1対1対応で存在している。P−CSCF7は、ER4に対応して存在している。また、アドレスサーバ8−1〜8−nは、ER3−1〜ER3−n,ER4と1対1対応で存在している。なお、中央に位置するSIPサーバ(S−CSCF)は、図1では、1つが示されているが、2以上が配置される場合もある。
図1において、この発明の移動体ネットワークでは、端末1と端末2間のセッションS1を確立する場合に、P−CSCF5−1では、ER3−1からER4に向かうストリームのためのContextC1−1をER3−1に設定する。また、P−CSCF7では、ER4からER3−1に向かうストリームのためのContextC2−1をER4に設定する。その際に、P−CSCF5−1は、セッション制御情報とContextC1−1との対応関係が保持でき、P−CSCF7は、セッション制御情報とContextC2−1との対応関係が保持できるようになっている。その結果、ER3−1,ER4は、フィルタ条件にマッチしたストリーム(セッションのストリーム)を各々のインタフェース上で各々のリソースによって転送することになる。
また、移動端末である端末1が、ER3−1からER3−nに移動する場合は、P−CSCF5−nでは、ER3−nからER4に向かうストリームのためのContextC1−nをER3−nに設定する。また、P−CSCF7では、ER4からER3−nに向かうストリームのためのContextC2−nをER4に設定する。その際に、P−CSCF5−nは、セッション制御情報とContextC1−nとの対応関係が保持でき、P−CSCF7は、セッション制御情報とContextC2−nとの対応関係が保持できるようになっている。その結果、ER3−n,ER4は、フィルタ条件にマッチしたストリーム(セッションのストリーム)を各々のインタフェース上で各々のリソースによって転送することになる。
そして、この発明では、移動端末が動的にアドレスを取得する場合において、その取得したアドレスのサブネットを越えて移動する場合でも、その移動した移動端末に対するシグナリングの転送が、冗長経路を通ることなく、かつP−CSCFの処理負荷を増大させることなく、行えるようになっている。これには、各種の態様があるので、それぞれを実施の形態1〜7として分けて説明する。
さて、図1〜図3を参照して、実施の形態1によるシグナリング転送方法を説明する。なお、図2は、図1に示す移動体ネットワークにおいて実施されるシグナリング方法を説明するメッセージシーケンス図である(その1)。図3は、図1に示す移動体ネットワークにおいて実施されるシグナリング方法を説明するメッセージシーケンス図である(その2)。
まず、端末1と端末2との間のセッション確立時の動作について説明する。図2において、各ERは、対応するP−CSCFのアドレスを含むメッセージを周期的に広告している。そこで、端末1と端末2は、電源投入後にネットワークに初めて接続する際、それぞれER3−1、ER4が送信するP−CSCF5−1、P−CSCF7のアドレスを格納したP−CSCFアドレス広告を受信し、現在アクセス可能なP−CSCFのアドレスを取得する(手順T1−1,T1−2)。なお、端末2が固定端末である場合は、手順T1−2は存在しない。
そして、図2では示していないが、端末1と端末2は、アドレスサーバ8−1,8−2から自端末のアドレスを取得する。アドレス取得方法は、ここでは特に指定しないが、例えばIETFで規定されるDHCPプロトコル(Dynamic Host Configuration Protocol)を用いる方法などがある。
端末1と端末2は、アドレス取得後、それぞれP−CSCF5−1、P−CSCF7に対してSIPプロトコルで規定された登録要求メッセージを送信する(手順T2−1,T2−2)。P−CSCF5−1、P−CSCF7は、登録要求メッセージをS−CSCF6に転送する。S−CSCF6は、端末1と端末2それぞれのアドレスとP−CSCF5−1、P−CSCF7のアドレスとの端末・サーバ対応表(以降、単に「対応表」と記す)を作成し(手順T3)、登録応答メッセージを送信する(手順T4)。P−CSCF5−1、P−CSCF7は、受信した登録応答メッセージを端末1と端末2とにそれぞれ転送する(手順T5−1,T5−2)。
その後、端末1は、自端末の端末識別子を含むセッション設定要求メッセージを送信する(手順T6)。端末識別子は、ネットワーク内で端末を一意に特定するために端末に予め設定されている識別子である。このセッション設定要求メッセージは、P−CSCF5−1, S−CSCF6、P−CSCF7を経由して端末2に転送される。
端末2は、端末1からセッション設定要求メッセージを受けて、P−CSCF7に対してセッション設定受付メッセージを送信する(手順T7)。P−CSCF7は、端末2から受信した設定受付メッセージから、セッション情報(宛先、送信元IPアドレス、送受信ポート番号、帯域情報等)を取得し、P−CSCF7内に設定されているポリシー情報から経路を選択し(手順T8)、エッジルータER4に対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T9)。並行して、P−CSCF7は、端末2から受信した設定受付メッセージをS−CSCF6を経由してP−CSCF5−1に向けて送信する(手順T10)。
S−CSCF6を経由しP−CSCF7から設定受付メッセージを受信したP−CSCF5−1は、エッジルータER3−1に対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T11)。並行して、P−CSCF5−1は、端末1に対してセッション設定受付メッセージを送信する(手順T12)。これによって、端末1と端末2との間のセッションが確立し、ER3−1とER4とを経由した相互間での通信が可能な状態となる。
次に、端末1がハンドオーバし、ER3−nの配下に移動した場合。ER3−nは、上記のようにP−CSCF5−nのアドレスを格納したP−CSCFアドレス広告を周期的に送信している(手順T14)。端末1は、そのP−CSCFアドレス広告からER3−nを収容するP−CSCF5−nのアドレスを取得し、P−CSCF5−nに対して、登録要求メッセージを送信する(手順T15)。P−CSCF5−nは、受信した登録要求メッセージをS−CSCF6に転送する。S−CSCF6は、端末1のアドレスとP−CSCFとのアドレスの対応表を「端末1⇔ P−CSCF5−1」から「端末1⇔ P−CSCF5−n」に更新し(手順T16)、登録応答メッセージを送信する(手順T17)。P−CSCF5−nは、受信した登録応答メッセージを端末1に転送する。これによって、S−CSCF6が発行する端末1宛のシグナリングメッセージは、P−CSCF5−nを経由して端末1に送られるようになる。
一方、P−CSCF5−nは、端末1から登録要求(手順T15)を受信すると、それに含まれる端末1の端末識別子を検索キーとして、周辺のP−CSCFに対して端末1のセッション制御情報を問い合わせる(手順T18)。今の例では、端末1のセッション制御情報を保持しているP−CSCF5−1がP−CSCF5−nに対して端末1のセッション制御情報を含む応答メッセージを送信する(手順T19)。これによって、P−CSCF5−1は、端末1のセッション制御情報を保持する必要がなくなる。P−CSCF5−nは、取得した端末1のセッション制御情報を基にP−CSCF7内に設定されているポリシー情報から経路を選択し(手順T20)、ER3−nに対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T21)。その結果、端末1は、ER3−nとER4とを介して端末2と通信できるようになる。
このように、実施の形態1によれば、端末1が移動した場合でも、移動先において、SIPセッションのセッション制御情報とQoSポリシー情報(Context)との対応関係を維持することができる。そして、移動後においても冗長経路を経ることなく移動した端末に対してシグナリングを転送することが可能になるので、シグナリングの転送遅延を抑えることができる。
なお、端末が対応するP−CSCFのアドレスを取得する方法として、図2では、ERが周期的に送信するP−CSCFアドレス広告を受信する場合を示したが、端末が対応するERに対してP−CSCFアドレス広告を要請するP−CSCFアドレス要求メッセージを送信し、それに対する応答として受信したP−CSCFアドレス広告から、現在アクセス可能なP−CSCFアドレスを取得する方法も可能である。
すなわち、図3に示すように、ネットワークに初めて接続する端末1と端末2がER3−1、ER4に対してP−CSCFアドレス要求メッセージを送信し(手順T25−1,T25−2)、それに対する応答としてP−CSCFアドレス広告を受信する(手順T26−1,T26−2)。また、端末1が移動した先のER3−nに対してP−CSCFアドレス要求メッセージを送信し(手順T27)、それに対する応答としてP−CSCFアドレス広告を受信する(手順T28)。
この方法によれば、端末は、対応するP−CSCFのアドレスを格納したP−CSCFアドレス広告の受信を待つ必要がないので、より迅速にセッションの確立手順に移行することができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である。この実施の形態2では、実施の形態1にて説明した手順でセッションが確立した後に、端末1の移動に伴い、現行のER3−1との接続無線回線の品質が劣化し、あるいは他のER3−nとの接続無線回線の品質が現行のER3−1との接続無線回線の品質を上回るなどして、他のER(図示例ではER3−n)への移動が必要となった場合のシグナリング転送方法が示されている。
図4において、端末1は、ER3−nへの移動が必要であると予測すると、現在接続されているER3−1を介して移動先候補であるER3−nに対して、移動先でのP−CSCFアドレスを問い合わせる移動先P−CSCFアドレス要求メッセージを送信する(手順T30)。受信したER3−nは、P−CSCF5−nのアドレスを含む移動先P−CSCFアドレス応答メッセージを端末1に送信する(手順T31)。端末1は、送信した移動先P−CSCFアドレス要求に対する応答からP−CSCF5−nのアドレスを取得すると、P−CSCF5−nに対して、自端末の端末識別子、アドレスを含む仮登録要求メッセージを送信する(手順T32)。P−CSCF5−nは、仮登録応答メッセージを端末1に送信する(手順T33)。
そして、P−CSCF5−nは、並行して、受信した仮登録要求から取得した端末1の端末識別子を検索キーとして周辺のP−CSCFに対してセッション制御情報の問い合わせを行う(手順T34)。今の例では、端末1のセッション制御情報を保持するP−CSCF5−1が応答メッセージをP−CSCF5−nに対して送信する(手順T35)。これによって、P−CSCF5−1は、端末1のセッション制御情報を保持する必要がなくなる。P−CSCF5−nは、取得したセッション制御情報を基にP−CSCF7内に設定されているポリシー情報から経路を選択し(手順T36)、ER3−nに対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T37)。
次に、端末1は、ハンドオーバーしてER3−nの配下に移動し、ER3−nからアドレス広告を受信し(手順T38)、それに含まれるP−CSCF5−nのアドレスを取得し、P−CSCF5−nに対して、登録要求メッセージを送信する(手順T39)。P−CSCF5−nは、受信した登録要求メッセージをS−CSCF6に転送する。
S−CSCF6は、端末1のアドレスとP−CSCFのアドレスとの対応表を「端末1⇔ P−CSCF5−1」から「端末1⇔ P−CSCF5−n」に更新し(手順T40)、端末1向けに登録応答メッセージを送信する(手順T41)。P−CSCF5−nは、登録応答メッセージを端末1に転送する。これによって、S−CSCF6が発行する端末1宛のシグナリングメッセージは、P−CSCF5−nを経由して端末1に送られることになる。
このように、実施の形態2によれば、端末が移動先を予測する場合、端末の移動に先立ち、予め移動先において、SIPセッションのセッション制御情報とQoSポリシー情報(Context)との対応関係を移動先のERに設定することができるので、移動後直ちに移動前と同じ通信品質を保証することができる。そして、移動後においても冗長経路を経ることなく移動した端末に対してシグナリングを転送することが可能になるので、シグナリングの転送遅延を抑えることができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である。この実施の形態3では、端末が使用するアドレスとして、実施の形態1,2にて説明したP−CSCFアドレスの他に、端末のアドレスとは別に移動先のネットワークにおいて端末の位置を特定し、該当端末へのパケットルーティングのために使用する気付けアドレスも用いる場合のシグナリング転送方法が示されている。
まず、端末1と端末2との間のセッション確立時の動作について説明する。図5において、各ERは、対応するP−CSCFのアドレスと端末が使用可能な気付けアドレスとを含むメッセージを周期的に広告している。そこで、端末1と端末2は、電源投入後にネットワークに初めて接続する際、それぞれER3−1、ER4が送信するP−CSCF5−1、P−CSCF7のアドレス、および端末が使用可能な気付けアドレスを格納したP−CSCFアドレス・気付けアドレス広告を受信し、現在アクセス可能なP−CSCFアドレス、および使用可能な気付けアドレスを取得する(手順T45−1,T45−2)。
なお、気付けアドレスは、IPv6の場合は、ネットワークプレフィックスと読み替える。また、IPv4の場合、気付けアドレス広告には、気付けアドレスとして使用可能なアドレスリストが含まれる。
次に、端末1と端末2は、IPv4端末である場合には、選択した気付けアドレスを通知するために気付けアドレス選択通知をER3−1、ER4に送信する。また、端末1と端末2は、IPv6端末である場合には、ネットワークプレフィックスと端末自端末のMACアドレスからアドレスを自動生成するので、アドレスの重複チェックを行うため、IETFのRFC2463で規定されたNeighbor SolicitationをER3−1、ER4に送信する(手順T46−1,T46−2)。
ここで、ER3−1、ER4に接続された他の端末が該当アドレスを使用している場合には、Neighbor Advertisementが他の端末から返送されるので、アドレスが重複していることが検出できる。アドレスの重複が検出された場合は、図5では示していないが、端末1と端末2は、アドレスサーバ8−1,8−2からアドレスを取得するようになっている。
端末1と端末2は、アドレス取得後、それぞれP−CSCF5−1、P−CSCF7に対して登録要求メッセージを送信する(手順T47−1,T47−2)。登録要求には、端末識別子、端末のアドレス、気付けアドレスおよび電話番号が含まれている。
P−CSCF5−1、P−CSCF7は、端末1、端末2からの登録要求から気付けアドレスを取り除き、S−CSCF6に転送する(手順T48−1,T48−2)。そして、S−CSCF6は、端末1と端末2それぞれのアドレスとP−CSCF5−1、P−CSCF7のアドレスとの対応表を作成する(手順T49)。その後に行われる登録応答、セッション設定の動作は、実施の形態1(図2)に示した手順と同じであるので、説明を省略する。
次に、端末1がハンドオーバし、ER3−nの配下に移動した場合。端末1は、ER3−nが送信するP−CSCFアドレス・気付けアドレス広告を受信し、現在アクセス可能なP−CSCFアドレス、および使用可能な気付けアドレスを取得する(手順T50)。
そして、端末1は、IPv4端末である場合には選択した気付けアドレスを通知するために気付けアドレス選択通知をER3−nに送信する。また、端末1は、IPv6端末である場合にはネットワークプレフィックスと端末自端末のMACアドレスとからアドレスを自動生成するので、アドレスの重複チェックを行うため、IETFのRFC2463で規定されたNeighbor SolicitationをER3−nに送信する(手順T51)。
ここで、ER3−nに接続された他の端末が該当アドレスを使用している場合には、Neighbor Advertisementが他の端末から返送されるので、アドレスが重複していることが検出できる。アドレスの重複が検出されなかった場合、端末1は、P−CSCF5−nに対して自端末の端末識別子と気付けアドレスとを含む登録要求メッセージを送信する(手順T52)。
P−CSCF5−nは、受信した登録要求に含まれる端末1の端末識別子と気付けアドレスとを取り出し、端末1のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する(手順T53)。このように、P−CSCF5−nは、ER3−nの配下に属する端末から登録要求メッセージを受信して端末のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成することを行っている。
並行して、P−CSCF5−nは、受信した登録要求から気付けアドレスを削除してS−CSCF6に転送する。S−CSCF6は、端末1のアドレスとP−CSCFのアドレスとの対応表を「端末1⇔ P−CSCF5−1」から「端末1⇔ P−CSCF5−n」に更新し(手順T54)、端末1向けに登録応答メッセージを送信する(手順T55)。P−CSCF5−nは、登録応答メッセージを端末1に転送する。
また、P−CSCF5−nは、実施の形態1にて説明したように、近隣のP−CSCFにセッション制御情報の問い合わせを行い(手順T18)、ER3−nに対して端末1についてのセッション制御情報設定指示を送信する(手順T21)。
その後、P−CSCF5−nは、S−CSCF6から端末1宛のシグナリングメッセージを受信すると、手順T53にて作成したアドレス対応表を検索し、その受信したシグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに端末1の気付けアドレスを設定し、端末1に転送することになる(手順T56)。
このように、実施の形態3によれば、端末が移動した場合でも、移動先において、SIPセッションのセッション制御情報とQoSポリシー情報(Context)との対応関係を維持することができる。そして、移動後においても冗長経路を経ることなく移動した端末に対してシグナリングを転送することが可能になるので、シグナリングの転送遅延を抑えることができる。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である。この実施の形態4では、実施の形態3にて説明した手順でセッションを確立した後に、端末1の移動に伴い、現行のER3−1との接続無線回線の品質が劣化し、あるいは他のER3−nとの接続無線回線の品質が現行のER3−1との接続無線回線の品質を上回るなどして、他のER(図示例ではER3−n)への移動が必要となった場合のシグナリング転送方法が示されている。
図6において、端末1は、接続先ERの変更が必要と予測した場合、現在接続されているER3−1を介して移動先候補であるER3−nに対して、移動先でのP−CSCFアドレス、および気付けアドレスを問い合わせる移動先P−CSCFアドレス要求メッセージを送信する(手順T60)。受信したER3−nは、P−CSCF5−nのアドレス、および気付けアドレス情報を含む移動先P−CSCFアドレス応答メッセージを端末1に送信する(手順T61)。なお、気付けアドレス情報は、IPv4端末に対しては気付けアドレスのリストを含み、IPv6端末に対してはネットワークプレフィックスを含んでいる。
端末1は、取得したアドレスを用いてP−CSCF5−nに対して、自端末の端末識別子、アドレス、気付けアドレスを含む仮登録要求メッセージを送信する(手順T62)。P−CSCF5−nは、仮登録応答メッセージを端末1に送信する(手順T63)。P−CSCF5−nは、並行して、端末1の端末識別子を検索キーとして周辺のP−CSCFに対してセッション制御情報の問い合わせを行う(手順T64)。今の例では、端末1のセッション制御情報を保持するP−CSCF5−1が応答メッセージをP−CSCF5−nに対して送信する(手順T65)。
P−CSCF5−nは、取得したセッション制御情報を基にP−CSCF7内に設定されているポリシー情報から経路を選択し(手順T66)、ER3−nに対してセッション制御情報設定指示を送信する。このとき、P−CSCF5−nは、端末1のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成し、一時的に保持しておく(手順T67)。
次に、端末1が実際にER3−nの配下に移動した場合。端末1は、ER3−nが送信するP−CSCF・気付けアドレス広告を受信し(手順T68)、アドレスを取得したP−CSCF5−nに対して、自端末1の端末識別子および気付けアドレスを含む正式の登録要求メッセージを送信する(手順T69)。
P−CSCF5−nは、受信した登録要求に含まれる端末1の端末識別子と気付けアドレスとを取り出し、端末1のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する(手順T70)。このように、P−CSCF5−nは、ER3−nの配下に属する端末から登録要求メッセージを受信して端末のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成することを行っている。ここで、手順T67にて一時保持した端末1のアドレス対応表を有効化する。
並行して、P−CSCF5−nは、受信した登録要求から気付けアドレスを削除してS−CSCF6に転送する。S−CSCF6は、端末1のアドレスとP−CSCFのアドレスとの対応表を「端末1⇔ P−CSCF5−1」から「端末1⇔ P−CSCF5−n」に更新し(手順T71)、端末1向けに登録応答メッセージを送信する(手順T72)。P−CSCF5−nは、登録応答メッセージを端末1に転送する。
その後、P−CSCF5−nは、S−CSCF6から端末1宛のシグナリングメッセージを受信すると、手順T70にて作成したアドレス対応表を検索し、その受信したシグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに端末1の気付けアドレスを設定し、端末1に転送することになる(手順T73)。
このように、実施の形態4によれば、端末の移動先が事前にわかる場合には、端末の移動に先立ち、予め移動先において、SIPセッションのセッション制御情報とQoSポリシー情報(Context)との対応関係を移動先のERに設定することができるので、移動後直ちに移動前と同じ通信品質を保証することができる。そして、移動後においても冗長経路を経ることなく移動した端末に対してシグナリングを転送することが可能になるので、シグナリングの転送遅延を抑えることができる。
実施の形態5.
図7および図8は、この発明の実施の形態5である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である(その1,その2)。この実施の形態5では、図1において、端末1が、端末2との通信に先立ち、ER3−1との間に第1セッション(そのセッションで指定された無線区間のチャネル、およびER3−1の装置内の論理チャネルの組)を設定し、そのセッションの中を端末2とのエンド・エンド間の第2セッションが設定される場合のシグナリング転送方法が示されている。
図7において、端末1がER3−1に対して第1セッションを設定する要求メッセージを送信し(手順T75)、ER3−1が応答メッセージを返す(手順T76)ことで、ER3−1との間に第1セッションが設定される。端末1は、このように設定した第1セッション上で、ER3−1が送信するP−CSCFアドレス広告を受信し、それに含まれるP−CSCF5−1のアドレスを取得する(手順T77)。
そして、端末1は、アドレスサーバ8−1からアドレスを取得し、P−CSCF5−1に対して登録要求メッセージを送信する(手順T78)。P−CSCF5−1は、受信した登録要求メッセージをS−CSCF6に転送する。S−CSCF6は、端末1のアドレスとP−CSCF5−1のアドレスとの対応表を作成し(手順T78)、登録応答メッセージを送信する(手順T80)。P−CSCF5−1は、受信した登録応答メッセージを端末1に転送する。
端末1は、端末2との間に第2セッションを設定する場合、セッション設定要求メッセージに自端末の端末識別子を含めてP−CSCF5−1に送信する(手順T81)。セッション設定要求メッセージは、P−CSCF5−1, S−CSCF6を経由してP−CSCF7に転送される。P−CSCF7は、受信したセッション設定要求メッセージを端末2に転送する(手順T82)。
端末2は、端末1からのセッション設定要求メッセージを受けてER4との間で第1セッションを設定し(手順T83,T84)、その後、セッション設定受付けメッセージをP−CSCF7に送信する(手順T85)。なお、端末2がER4と第1セッションを設定する際に交換する情報は、端末1がER3−1との間に第1セッションを設定する際の情報と同一である。
P−CSCF7は、受け取ったセッション設定受付けメッセージの内容からセッション情報を取得し、P−CSCF7内に設定されているポリシー情報から経路を選択し(手順T86)、ER4に対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T87)。
並行して、P−CSCF7は、受け取ったセッション設定受付けメッセージをS−CSCF6に送信する。セッション設定受付けメッセージは、S−CSCF6、P−CSCF5−1を介して端末1に転送される(手順T88)。また、S−CSCF6を経由しP−CSCF7から設定受付メッセージを受信したP−CSCF5−1は、ER3−1に対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T89)。
次いで、端末1は、ハンドオーバし、ER3−nの配下に移動した場合、ER3−nとの間に第1セッションを設定する(手順T90,T91)。この場合、端末1は、ER3−nに対し、自端末1の端末識別子とアドレスとを通知するようになっている。その後、端末1は、第1のセッション上で、ER3−nが送信するP−CSCFのアドレスを格納したP−CSCFアドレス広告を受信すると(手順T92)、それに含まれるP−CSCF5−nのアドレスを取得し、後にSIPセッションを解放するときに用いるので保持する。
ER3−nは、端末1が配下に属したので、P−CSCF5−nに対して端末1の端末識別子とアドレスとを送信する(手順T93)。P−CSCF5−nは、ER3−nから端末1の端末識別子とアドレスとを受け取ると、端末1に代わって、登録要求メッセージを作成しS−CSCF6に対して送信する(手順T94)。S−CSCF6は、端末1のアドレスとP−CSCFのアドレスの対応表を「端末1⇔ P−CSCF5−1」から「端末1⇔ P−CSCF5−n」に更新し、登録応答メッセージを送信する(手順T95)。P−CSCF5−nは、受信した登録応答メッセージを端末1に転送する。
また、P−CSCF5−nは、ER3−nから受信した登録要求に含まれる端末1の端末識別子を検索キーとして、周辺のP−CSCFに対してセッション制御情報を問い合わせる(手順T96)。今の例では、端末1のセッション制御情報を保持しているP−CSCF5−1がP−CSCF5−nに対してセッション制御情報を含む応答メッセージを送信する(手順T97)。P−CSCF5−nは、取得した端末1のセッション制御情報を基にP−CSCF5−n内に設定されているポリシー情報から経路を選択し(手順T98)、ER3−nに対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T98)。これによって、S−CSCF6が発行する端末1宛のシグナリングメッセージは、P−CSCF5−nを経由して端末1に送られるようになる。
このように、実施の形態5によれば、端末が移動した場合でも、SIPセッションのセッション制御情報とQoSポリシー情報(Context)との対応関係を保持することができる。そして、移動後においても冗長経路を経ることなく移動した端末に対してシグナリングを転送することが可能になるので、シグナリングの転送遅延を抑えることができる。
なお、端末が対応するP−CSCFのアドレスを取得する方法として、図7では、ERが周期的に送信するP−CSCFアドレス広告を受信する場合を示したが、第1セッションの設定時に取得できるようにしてもよい。すなわち、図8に示すように、ER3−1は返送する第1セッション設定応答にP−CSCFのアドレスを含める(手順T102)。同様に、ER3−nは返送する第1セッション設定応答にP−CSCFのアドレスを含める(手順T103)。この方法によれば、端末1は、対応するP−CSCFのアドレスを格納したP−CSCFアドレス広告の受信を待つ必要がないので、より迅速に第2セッションの確立手順に移行することができる。
実施の形態6.
図9は、この発明の実施の形態6である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である。この実施の形態6では、実施の形態5にて説明した、端末1がER3−1との間に第1セッションを設定するために送信する第1セッション設定要求メッセージに、端末1の端末識別子、アドレス(割当てられている場合)を含めて送信する場合のシグナリング転送方法が示されている。
図9において、端末1は、ER3−1との間に第1セッションを設定するために、自端末1の端末識別子、アドレス(割当てられている場合)を含む第1セッション設定要求メッセージを送信する(手順T110)。ER3−1は、第1セッション設定応答に、P−CSCF5−1のアドレス、および気付けアドレス、またアドレスが未割り当ての場合には、アドレスを含めて端末1に送信する(手順T111)。
次に、ER3−1は、P−CSCF5−1に端末1の端末識別子、アドレス、および気付けアドレスを含む登録設定要求メッセージを送信する(手順T112)。P−CSCF5−1は、受信した登録要求メッセージをS−CSCF6に対して送信するとともに、端末1のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する(手順T113)。S−CSCF6は、端末1のアドレスとP−CSCF5−1のアドレスとの対応表を作成した後、ER3−1に向けて登録応答メッセージを送信する(手順T114)。
P−CSCF5−1は、受信した登録応答メッセージをER3−1に転送する(手順T115)。一方、端末2は、P−CSCF7に対して、自端末2の端末アドレス、気付けアドレスおよび電話番号を含む登録要求メッセージを送信する(手順T116)。
端末1は、端末2との間の第2セッションを設定する場合、セッション設定要求メッセージに自端末1の端末識別子を含めてP−CSCF5−1に送信する(手順T117)。セッション設定要求メッセージは、P−CSCF5−1, S−CSCF6、P−CSCF7を経由して端末2に転送される。端末2は、ER4との間で第1セッションを設定する(手順T118,T119)。
ER4は、P−CSCF7に対して端末2の端末識別子、アドレス、および気付けアドレスを含む登録設定要求メッセージを送信する(手順T120)。P−CSCF7は、受信した登録要求メッセージをS−CSCF6に対して送信するとともに、端末2のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する(手順T121)。S−CSCF6は、端末2のアドレスとP−CSCF7のアドレスとの対応表を作成した後、登録応答メッセージを送信する(手順T122)。P−CSCF7は、受信した登録応答メッセージをER4に転送する。
端末2は、第1セッションを設定した後、セッション設定受付けメッセージをP−CSCF7に送信する(手順T123)。なお、端末2がER4と第1セッションを設定する際に交換する情報は、端末1がER3−1との間に第1セッションを設定する際の情報と同一である。
P−CSCF7は、受信したセッション設定受付けメッセージの内容からセッション情報を取得し、P−CSCF7内に設定されているポリシー情報から経路を選択し(手順T124)、ER4に対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T125)。
また、P−CSCF7は、受信した設定受付メッセージをS−CSCF6を経由しP−CSCF5−1に送信する(手順T126)。セッション設定受付メッセージを受信したP−CSCF5−1は、ER3−1に対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T127)。P−CSCF5−1は、並行して、端末1に対してセッション設定受付メッセージを送信する(手順T128)。
次に、端末1は、ハンドオーバし、ER3−nの配下に移動した場合、ER3−nとの間に第1セッションを設定する。すなわち、端末1は、ER3−nに対して自端末1の端末識別子、アドレスを含めた第1セッション設定要求メッセージを送信する(手順T130)。ER3−nは、第1セッション設定応答に、P−CSCF5−nのアドレス、および気付けアドレスを含めて送信する(手順T131)。
その後、ER3−nは、P−CSCF5−nに対して、端末1の端末識別子、アドレス、気付けアドレスを含む登録設定要求メッセージを送信する(手順T132)。P−CSCF5−nは、端末1のアドレスと気付けアドレスのアドレス対応表を作成するとともに、気付けアドレスを削除した登録設定要求メッセージをS−CSCF6に対して送信する(手順T133)。S−CSCF6は、端末1のアドレスとP−CSCFのアドレスの対応表を「端末1⇔ P−CSCF5−1」から「端末1⇔ P−CSCF5−n」に更新した後、登録応答メッセージを送信する(手順T134)。P−CSCF5−nは、受信した登録応答メッセージをER3−nに転送する(手順T135)。
次に、P−CSCF5−nは、端末1の端末識別子を検索キーとして周辺のP−CSCFに対してセッション制御情報を問い合わせる(手順T136)。今の例では、端末1のセッション制御情報を保持しているP−CSCF5−1がP−CSCF5−nに対しセッション制御情報を含む応答メッセージを送信する(手順T137)。P−CSCF5−nは、取得したセッション制御情報を基にP−CSCF5−n内に設定されているポリシー情報から経路を選択し、ER3−nに対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T138)。
その後、P−CSCF5−nは、S−CSCF6から端末1宛のシグナリングメッセージを受信すると、手順T133にて作成したアドレス対応表を検索し、その受信したシグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに端末1の気付けアドレスを設定し、端末1に転送することになる(手順T139)。
このように、実施の形態6によれば、端末が移動した場合でも、移動先において、SIPセッションのセッション制御情報とQoSポリシー情報(Context)の対応関係を維持することができる。そして、移動後においても冗長経路を経ることなく移動した端末に対してシグナリングを転送することが可能になるので、シグナリングの転送遅延を抑えることができる。
実施の形態7.
図10は、この発明の実施の形態7である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である。この実施の形態7では、実施の形態5,6にて説明した手順でセッションを確立した後に、端末1の移動に伴い、現行のER3−1との接続無線回線の品質が劣化し、あるいは他のER3−nとの接続無線回線の品質が現行のER3−1との接続無線回線の品質を上回るなどして、他のER(図示例ではER3−n)への移動が必要となった場合のシグナリング転送方法が示されている。
図10において、端末1は、接続するERの変更先をER3−nと予測した場合、ER3−1に端末1の端末識別子、アドレスを含めた第1セッション設定要求メッセージを送信する(手順T140)。なお、端末1の代わりにER3−1がER3−nへの接続先変更を予測する場合もあり、その場合はER3−1に手順T140相当の情報が転送される。ER3−1は、第1セッション設定応答に、P−CSCF5−nのアドレス、および気付けアドレスを含めて端末1に送信する(手順T141)。
次に、ER3−1は、P−CSCF5−nに端末1の端末識別子、アドレス、および気付けアドレスを含む仮登録設定要求メッセージを送信する(手順T142)。P−CSCF5−nは、端末1のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成するとともに、S−CSCF6に対して登録要求メッセージを送信する(手順T143)。S−CSCF6は、端末1のアドレスとP−CSCF5−nのアドレスとの対応を仮登録した後、応答メッセージを返す(手順T144)。P−CSCF5−nは、S−CSCF6から登録応答メッセージを受けて)、ER3−1に対して仮登録設定応答メッセージを送信する(手順T145)。
次に、P−CSCF5−nは、端末1の端末識別子を検索キーとして周辺のP−CSCFに対してセッション制御情報を問い合わせる(手順T146)。今の例では、端末1のセッション制御情報を保持しているP−CSCF5−1がP−CSCF5−nにセッション制御情報を含む応答メッセージを送信する(手順T147)。P−CSCF5−nは、取得したセッション制御情報を基にP−CSCF5−n内に設定されているポリシー情報から経路を選択し、ER3−nに対してセッション制御情報設定指示を送信する(手順T148)。
その後、端末1がER3−nの配下に実際に移動した場合、ER3−nは、無線のチャネル設定状態から移動完了を検出すると、端末1の端末識別子を含む移動完了通知をP−CSCF5−nに送信する(手順T149)。P−CSCF5−nは、端末1のアドレスを含む登録要求メッセージをS−CSCF6に送信するととも、先に作成した端末1のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を有効にする(手順T150)。S−CSCF6は、先に仮登録した端末1のアドレスとP−CSCF5−nのアドレスとの対応を有効化し、応答メッセージを返す(手順T151)。
その後、P−CSCF5−nは、S−CSCF6から端末1宛のシグナリングメッセージを受信すると、手順T150にて作成したアドレス対応表を検索し、その受信したシグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに端末1の気付けアドレスを設定し、端末1に転送することになる(手順T152)。
このように、実施の形態7によれば、端末の移動先が事前にわかる場合には、端末の移動に先立ち、予め移動先において、SIPセッションのセッション制御情報とQoSポリシー情報(Context)との対応関係を移動先のERに設定することができるので、移動後直ちに移動前と同じ通信品質を保証することができる。そして、移動後においても、冗長経路を経ることなく移動した端末に対してシグナリングを転送することが可能になるので、シグナリングの転送遅延を抑えることができる。
この発明は、端末が移動する場合も、移動先において、SIPセッションのセッション制御情報とQoSポリシー情報(Context)との対応関係が維持できるとともに、端末が動的にアドレスを取得する場合に、取得したアドレスのサブネットを越えて移動した場合でも、端末に冗長経路を通ることなくシグナリングが転送できるので、複数のエッジルータと、前記エッジルータにアクセスする移動端末を含む端末相互間のセッション制御処理を相互に連携して行うサーバであって、ネットワークの中央に配置される1以上のコアサーバおよびネットワークのエッジに配置される複数のエッジサーバと、前記端末にアドレスを割り当てるアドレスサーバとを備える移動体ネットワークにおけるシグナリングの転送に好適である。
この発明の移動体ネットワークの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1である移動体ネットワークにおけるシグナリング方法を説明するメッセージシーケンス図である(その1)。 この発明の実施の形態1である移動体ネットワークシグナリング方法を説明するメッセージシーケンス図である(その2)。 この発明の実施の形態2である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である。 この発明の実施の形態3である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である。 この発明の実施の形態4である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である。 この発明の実施の形態5である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である(その1)。 この発明の実施の形態5である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である(その2)。 この発明の実施の形態6である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である。 この発明の実施の形態7である移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法を説明するメッセージシーケンス図である。 3GPPのIMSにおけるSIPサーバの基本構成を説明するシステム図である。 図11に示すシステムにおいてQoSポリシー情報(Context)を設定するとした場合の帯域制御方法を説明するシステム図である。 3GPPのIMSを移動体ネットワークに適用した場合の帯域制御方法を説明するシステム図である。 図13に示す移動体ネットワークにMobile IPで記述されている位置管理機構を加えて実現されるシグナリング転送方法を説明する図である。
符号の説明
1 端末(移動端末)
2 端末(移動端末または固定端末)
3−1〜3−n
4 ER(ER)
5−1〜5−n
7 P−CSCF(エッジに位置するSIPサーバ:エッジサーバ)
6 S−CSCF(中央に位置するSIPサーバ:コアサーバ)
8−1〜8−n アドレスサーバ
C1−1,C2−1,C1−n,C2−n QoSポリシー情報(Context)
S1 セッション

Claims (15)

  1. 複数のエッジルータと、前記エッジルータにアクセスする移動端末を含む端末相互間のセッション制御処理を相互に連携して行うサーバであって、ネットワークの中央に配置される1以上のコアサーバおよびネットワークのエッジに配置される複数のエッジサーバと、前記端末にアドレスを割り当てるアドレスサーバとを備える移動体ネットワークにおいて、
    前記移動端末が、アクセスするエッジルータから当該エッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを取得し、他の端末とのセッションを確立するために、取得したアドレスの前記エッジサーバを介して前記コアサーバに対して登録要求メッセージを送信する工程と、
    前記移動端末と他の端末との間で送受信されるセッション確立のためのメッセージを中継する過程で、前記移動端末側のエッジルータを収容するエッジサーバと前記他の端末側のエッジルータを収容するエッジサーバとが、それぞれ、対応するエッジルータに対してセッション制御情報を設定する工程と、
    前記移動端末が、他のエッジルータの配下に移動した場合に、前記他のエッジルータから当該他のエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを取得し、取得したアドレスの前記エッジサーバを介して前記コアサーバに対して登録要求メッセージを送信する工程と、
    前記他のエッジルータを収容するエッジサーバが、受信した前記登録要求メッセージに含まれる前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに対して前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を前記他のエッジルータに設定する工程と、
    を含むことを特徴とする移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法。
  2. 複数のエッジルータと、前記エッジルータにアクセスする移動端末を含む端末相互間のセッション制御処理を相互に連携して行うサーバであって、ネットワークの中央に配置される1以上のコアサーバおよびネットワークのエッジに配置される複数のエッジサーバからなるサーバと、前記端末にアドレスを割り当てるアドレスサーバとを備える移動体ネットワークにおいて、
    前記移動端末が、通信開始に先立ち、アクセスするエッジルータとの間に当該セッションで指定された無線区間のチャネルを含む第1セッションを設定し、前記第1セッションを設定した前記エッジルータから当該エッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを取得し、他の端末とのセッションを確立するために、取得したアドレスの前記エッジサーバを介して前記コアサーバに対して登録要求メッセージを送信する工程と、
    前記移動端末と他の端末との間で送受信されるセッション確立のためのメッセージを中継する過程で、前記移動端末側のエッジルータを収容するエッジサーバと前記他の端末側のエッジルータを収容するエッジサーバとが、それぞれ、対応するエッジルータに対してセッション制御情報を設定する工程と、
    前記移動端末が他のエッジルータの配下に移動した場合に、前記他のエッジルータが、前記移動端末との間に当該セッションで指定された無線区間のチャネルを含む第1セッションを設定する際に、前記移動端末の端末識別子とアドレスとを取得して前記移動端末に代わって登録要求メッセージを作成し、自エッジルータを収容するエッジサーバを介して前記コアサーバに送信する工程と、
    前記他のエッジルータを収容する前記エッジサーバが、受信した前記登録要求メッセージに含まれる前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに対して前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を前記他のエッジルータに設定する工程と、
    を含むことを特徴とする移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法。
  3. 前記移動端末が、他のエッジルータの配下への移動を予測した場合に、前記他のエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを問い合わせるメッセージを現行のエッジルータを介して前記他のエッジルータに送信し、取得したアドレスの前記エッジサーバに対し自端末の端末識別子を含む仮登録メッセージを送信する工程と、
    前記仮登録メッセージを受信した前記エッジサーバが、前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を前記他のエッジルータに設定する工程と、
    前記移動端末が、他のエッジルータの配下に移動し、前記他のエッジルータを収容するエッジサーバの管理下に入ったことを検出した場合に、自端末の端末識別子を含む正式登録要求メッセージを前記他のエッジルータを収容する前記エッジサーバを介して前記コアサーバに送信する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法。
  4. 前記移動端末が、他のエッジルータの配下に移動した場合に、前記他のエッジルータから当該他のエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスおよび移動先で使用する気付けアドレスを取得し、取得した前記エッジサーバに自端末の端末識別子と取得した気付けアドレスとを含む登録要求メッセージを送信する工程と、
    前記他のエッジルータを収容するエッジサーバが、受信した前記登録要求メッセージをそれに含まれる気付けアドレスを削除して前記コアサーバに転送するとともに、前記他のエッジルータの配下に属する前記移動端末を含む端末のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する工程と、
    その後、前記他のエッジルータを収容するエッジサーバが、前記移動端末宛のシグナリングメッセージを受信したとき、前記アドレス対応表を検索し、受信した前記シグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに気付けアドレスを付与して転送する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法。
  5. 前記移動端末が、他のエッジルータの配下への移動を予測した場合に、前記他のエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスと移動先で使用する気付けアドレスとを問い合わせるメッセージを現行のエッジルータを介して前記他のエッジルータに送信し、取得したアドレスの前記エッジサーバに対し自端末の端末識別子を含む仮登録要求メッセージを送信する工程と、
    前記仮登録要求メッセージを受信した前記エッジサーバが、前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに対して前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を前記他のエッジルータに設定する工程と、
    前記移動端末が、前記他のエッジルータの配下に移動し、前記他のエッジルータを収容する前記エッジサーバの管理下に入ったことを検出した場合に、自端末の端末識別子と気付けアドレスとを含む正式登録メッセージを前記エッジサーバに送信する工程と、
    前記他のエッジルータを収容するエッジサーバが、受信した前記正式登録メッセージをそれに含まれる気付けアドレスを削除して前記コアサーバに転送するとともに、前記他のエッジルータの配下に属する前記移動端末を含む端末のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する工程と、
    その後、前記他のエッジルータを収容するエッジサーバが、前記移動端末宛のシグナリングメッセージを受信したとき、前記アドレス対応表を検索し、受信した前記シグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに気付けアドレスを付与して転送する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法。
  6. 前記移動端末が、他のエッジルータの配下に移動した場合に、前記他のエッジルータとの間に当該セッションで指定された無線区間のチャネルを含む第1セッションを設定する際に、前記他のエッジルータに対して自端末の端末識別子とアドレスとを通知し、前記他のエッジルータから前記他のエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスと移動先で使用する気付けアドレスとを取得する工程と、
    前記他のエッジルータが、前記移動端末の端末識別子およびアドレスと前記移動端末に通知した気付けアドレスと含む登録要求メッセージを作成して収容する前記エッジサーバに対し送信する工程と、
    前記他のエッジルータから前記登録要求メッセージ受信したエッジサーバが、その受信した前記登録要求メッセージをそれに含まれる気付けアドレスを削除して前記コアサーバに転送するとともに、前記他のエッジルータの配下に属する前記移動端末を含む端末のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する工程と、
    その後、前記他のエッジルータを収容する前記エッジサーバが、前記移動端末宛のシグナリングメッセージを受信したとき、前記アドレス対応表を検索し、受信した前記シグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに気付けアドレスを付与して転送する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法。
  7. 前記移動端末が、他のエッジルータの配下への移動を予測した場合に、前記他のエッジルータとの間に当該セッションで指定された無線区間のチャネルを含む第1セッションを設定する際に、前記他のエッジルータに対して自端末の端末識別子とアドレスとを通知し、前記他のエッジルータから前記他のエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスと移動先で使用する気付けアドレスとを取得する工程と、
    前記他のエッジルータが、自エッジルータを収容する前記エッジサーバに対し前記移動端末の端末識別子およびアドレスと前記移動端末に通知した気付けアドレスとを送信する工程と、
    前記他のエッジルータを収容する前記エッジサーバが、前記他のエッジルータから受け取った前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに対して前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を前記他のエッジルータに設定する工程と、
    前記他のエッジルータが、前記移動端末の移動完了を検出したとき自エッジルータを収容する前記エッジサーバに移動完了通知を送信し、移動完了通知を受信した前記エッジサーバが、前記他のエッジルータから受け取った移動端末の端末識別子を含む登録要求メッセージを作成して前記コアサーバに対して送信するとともに、前記他のエッジルータの配下に属する前記移動端末を含む端末のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する工程と、
    その後、前記他のエッジルータを収容する前記エッジサーバが、前記移動端末宛のシグナリングメッセージを受信したとき、前記アドレス対応表を検索し、受信した前記シグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに気付けアドレスを付与して転送する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法。
  8. 前記移動端末は、アクセスするエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを、前記エッジルータが周期的に広告する当該エッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを含むメッセージを受信して取得する、または、前記エッジルータに対して当該エッジルータを収容するエッジサーバのアドレス送信を要請して取得することを特徴とする請求項1または2に記載の移動体ネットワークにおけるシグナリング転送方法。
  9. 複数のエッジルータと、前記エッジルータにアクセスする移動端末を含む端末相互間のセッション制御処理を相互に連携して行うサーバであって、ネットワークの中央に配置される1以上のコアサーバおよびネットワークのエッジに配置される複数のエッジサーバと、前記端末にアドレスを割り当てるアドレスサーバとを備える移動体ネットワークにおいて、
    前記移動端末は、
    自端末の端末識別子を含む登録要求メッセージを送信する場合に、アクセスするエッジルータが周期的に広告する当該エッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを含むメッセージを受信して、または、アクセスするエッジルータに対して当該エッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを含むメッセージの送信を要請して、前記登録要求メッセージを送信するエッジサーバのアドレスを取得する手段、を備え、
    前記エッジサーバは、
    前記移動端末と他の端末との間で送受信されるセッション確立のためのメッセージを中継する過程で、収容するエッジルータに対しセッション制御情報を設定する手段と、
    前記セッション確立が行われた後に前記移動端末が送信する登録要求メッセージを受信したとき、その受信した前記登録要求メッセージに含まれる前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに対して前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を管理下のエッジルータに設定する手段と、
    を備えることを特徴とする移動体ネットワーク。
  10. 複数のエッジルータと、前記エッジルータにアクセスする移動端末を含む端末相互間のセッション制御処理を相互に連携して行うサーバであって、ネットワークの中央に配置される1以上のコアサーバおよびネットワークのエッジに配置される複数のエッジサーバからなるサーバと、前記端末にアドレスを割り当てるアドレスサーバとを備える移動体ネットワークにおいて、
    前記移動端末は、
    通信開始に先立ち、アクセスするエッジルータとの間に当該セッションで指定された無線区間のチャネルを含む第1セッションを設定する手段と、
    他の端末とのセッションを確立する場合に、アクセスするエッジルータが周期的に広告する当該エッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを含むメッセージを受信して、または、アクセスするエッジルータに対して当該エッジルータを収容するするエッジサーバのアドレスを含むメッセージの送信を要請して、自端末の端末識別子を含む登録要求メッセージを送信するエッジサーバのアドレスを取得する手段と、を備え、
    前記エッジルータは、
    前記第1セッションの設定相手が移動してきた移動端末である場合に、当該移動端末から取得した端末識別子とアドレスとを含めた登録要求メッセージを作成し当該エッジルータを収容するエッジサーバに送信する手段、を備え、
    前記エッジサーバは、
    前記移動端末と他の端末との間で送受信されるセッション確立のためのメッセージを中継する過程で、管理下のエッジルータに対しセッション制御情報を設定する手段と、
    管理下のエッジルータから受信した前記登録要求メッセージを前記コアサーバに対して中継送信するとともに、前記登録要求メッセージに含まれる前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに対して前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を管理下の前記エッジルータに設定する手段
    と、
    を備えたことを特徴とする移動体ネットワーク。
  11. 前記移動端末は、
    他のエッジルータへの移動を予測した場合に、現行のエッジルータを介して前記他のエッジルータに対し当該他のエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスを問い合わせ、取得したアドレスのエッジサーバに対し自端末の端末識別子を含む仮登録メッセージを送信する手段と、
    前記他のエッジルータの配下に移動し、前記他のエッジルータを収容するエッジサーバの管理下に入ったことを検出したとき、自端末の端末識別子を含む正式登録要求メッセージを前記他のエッジルータを収容するエッジサーバを介してコアサーバに送信する手段
    と、を備え、
    前記エッジサーバは、
    前記仮登録メッセージを受信したとき、それに含まれる前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を管理下の前記他のエッジルータに設定する手段、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の移動体ネットワーク。
  12. 前記移動端末は、
    前記他のエッジルータの配下に移動した場合に、前記他のエッジルータから前記他のエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスと移動先で使用する気付けアドレスとを取得し、取得したアドレスのエッジサーバに対して自端末の端末識別子と取得した気付けアドレスとを含む登録要求メッセージを送信する手段、を備え、
    前記エッジサーバは、
    受信した前記登録要求メッセージをそれに含まれる気付けアドレスを削除して前記コアサーバに転送するとともに、前記他のエッジルータの配下に属する前記移動端末を含む端末のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する手段と、
    前記移動端末宛のシグナリングメッセージを受信したとき、前記アドレス対応表を検索し、受信した前記シグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに気付けアドレスを付与して転送する手段と、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の移動体ネットワーク。
  13. 前記移動端末は、
    他のエッジルータへの移動を予測した場合に、現行のエッジルータを介して前記他のエッジルータに対し当該他のエッジルータを収容するエッジサーバのアドレスと移動先で使用する気付けアドレスとを問い合わせ、取得したアドレスの前記エッジサーバに対し自端末の端末識別子を含む仮登録メッセージを送信する手段と、
    前記他のエッジルータの配下に移動し、前記他のエッジルータを収容する前記エッジサーバの管理下に入ったことを検出したとき、自端末の端末識別子と気付けアドレスを含む正式登録要求メッセージを前記他のエッジルータを収容するエッジサーバに送信する手段と、を備え、
    前記エッジサーバは、
    前記仮登録メッセージを受信したとき、それに含まれる前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を管理下の前記他のエッジルータに設定する手段と、
    受信した前記正式登録要求メッセージをそれに含まれる気付けアドレスを削除して前記コアサーバに転送するとともに、管理下の前記他のエッジルータの配下に属する前記移動端末を含む端末のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する手段と、
    前記移動端末宛のシグナリングメッセージを受信したとき、前記アドレス対応表を検索し、受信した前記シグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに気付けアドレスを付与して転送する手段と、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の移動体ネットワーク。
  14. 前記移動端末は、
    他のエッジルータの配下に移動した場合に、前記他のエッジルータとの間に当該セッションで指定された無線区間のチャネルを含む第1セッションを設定する際に、前記他のエッジルータから当該エッジルータを収容するエッジサーバのアドレスと移動先で使用する気付けアドレスとを取得する手段、を備え、
    前記エッジルータは、
    前記第1セッションの設定相手が移動してきた移動端末である場合に、当該移動端末から取得した端末識別子およびアドレスと前記移動端末に通知した気付けアドレスとを含めた登録要求メッセージを作成し収容するエッジサーバに送信する手段、を備え、
    前記エッジサーバは、
    受信した前記登録要求メッセージをそれに含まれる気付けアドレスを削除して前記コアサーバに転送するとともに、前記エッジルータの配下に属する前記移動端末を含む端末のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する手段と、
    前記移動端末宛のシグナリングメッセージを受信したとき、前記アドレス対応表を検索し、受信した前記シグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに気付けアドレスを付与して転送する手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載の移動体ネットワーク。
  15. 前記移動端末は、
    他のエッジルータの配下への移動を予測した場合に、前記他のエッジルータとの間に当該セッションで指定された無線区間のチャネルを含む第1セッションを設定し、その際に、前記他のエッジルータから当該エッジルータを収容するエッジサーバのアドレスと移動先で使用する気付けアドレスとを取得する手段、を備え、
    前記エッジルータは、
    前記第1セッションの設定相手が移動を予定している移動端末である場合に、当該移動端末から取得した端末識別子およびアドレスと前記移動端末に通知した気付けアドレスとを自エッジルータを収容するエッジサーバに送信する手段と、
    前記移動端末の移動完了を検出したとき自エッジルータを収容するエッジサーバに移動完了通知を送信する手段と、を備え、
    前記エッジサーバは、
    管理下のエッジルータから受け取った前記移動端末の端末識別子に基づき近隣のエッジサーバに対して前記移動端末のセッション制御情報を問い合わせ、取得した前記移動端末のセッション制御情報を管理下のエッジルータに設定する手段と、
    管理下のエッジルータから前記移動完了通知を受信したとき、管理下の前記エッジルータから受け取った移動端末の端末識別子を含む登録要求メッセージを作成して前記コアサーバに対し送信するとともに、管理下の前記エッジルータの配下に属する前記移動端末を含む端末のアドレスと気付けアドレスとのアドレス対応表を作成する手段と、
    前記移動端末宛のシグナリングメッセージを受信したとき、前記アドレス対応表を検索し、受信した前記シグナリングメッセージをカプセル化し、そのカプセルヘッダの宛先アドレスに気付けアドレスを付与して転送する手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載の移動体ネットワーク。
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