JP2010537528A - ハンドオーバを実行する方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、第1のレイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワーク(1)から同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)へのユーザ機器(4)とコア・ネットワーク(3)との間の無線パケットベースの接続のハンドオーバ(1424)を実行する方法に関する。ユーザ機器(4)内で、2つの無線インタフェース(41、42)が提供され、一方のインタフェース(41)が、ソース無線アクセス・ネットワーク(1)とのソース無線インタフェースとして働き、他方のインタフェース(42)が、ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)とのターゲット無線インタフェースとして働く。ユーザ機器(4)とソース無線アクセス・ネットワーク(1)との間の無線接続(14)を解放する前に、ユーザ機器(4)とターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)との間の無線接続(24)が、確立される。2つの無線接続(14、24)の並列存在の時間期間中に2つの無線インタフェース(41、42)のそれぞれで同一のIPアドレスが構成される。ハンドオーバ・プロセス(1424)が、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによって実行され、ユーザ機器(4)内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティ(40、100、200)ならびにソースおよびターゲット無線ネットワーク(1、2)によって制御される。
Description
本発明は、第1のレイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワークから同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワークへのユーザ機器とコア・ネットワークとの間で確立された無線パケットベース接続のハンドオーバを実行する方法であって、ソース無線アクセス・ネットワークおよびターゲット無線アクセス・ネットワークが両方ともコア・ネットワークに接続される、方法に関する。本発明は、前記方法の実行のための、対応するユーザ機器、ソース無線アクセス・ネットワークのネットワーク・ユニット、ターゲット無線アクセス・ネットワークのネットワーク・ユニット、およびコア・ネットワークのネットワーク・ユニットにも関する。
将来には、異なる無線アクセス・ネットワーク(=RAN)が、異種モバイル・ネットワークに組み合わされる。そのような異種ネットワークは、ユーザとネットワークのオペレータの両方に関して利益を有する。ユーザは、必ず、彼の無線接続を最も適切なアクセス・システムにステアリングすることによって、最もよく接続され得る。オペレータは、ネットワーク性能およびネットワーク利用度を最適化するために、ロードシェアリングを行うことができる。
各RANは、それに固有のレイヤ2(=L2)モビリティ機能を有するので、これらのネットワークの間での端末モビリティをL2で達成することはできない(L2は、OSIモデルによればデータ・リンク・レイヤであり、OSI=Open Systems Interconnection Basic Reference Model(開放型システム相互接続基本参照モデル)である)。さらに、各RANは、少なくともそれ自体のIPサブネットである(IP=インターネット・プロトコル)。これは、RANの変化が、IPアドレスの変化を意味し、レイヤ3(=L3)またはその上位のモビリティ機構を必要とすることを意味する(L3は、OSIモデルによればネットワーク・レイヤである)。
Mobile IPは、パーマネントIPアドレスを維持しながらモバイル・デバイスがネットワークの間でローミングすることを可能にする、Internet Engineering Task Force(=IETF)標準通信L3モビリティ・プロトコルである。Mobile IPv4(C.Perkins、IP Mobility Support for IPv4. RFC 3344、IETF、2002年8月、Standards Trackを参照されたい)およびMobile IPv6(D.Johnson、C.Perkins、およびJ.Arkko、Mobility Support in IPv6. RFC 3775、IETF、2004年6月、Standards Trackを参照されたい)は、2つのIPアドレスすなわち、絶対に変化しないパーマネント識別子としてのプライマリ・アドレス(=ホーム・アドレス)および可変ロケータとしてのすなわち訪問されたネットワークに関連するセカンダリIPアドレス(=ケアオブ・アドレス、COA)を使用することによって、異なるL3サブネットの間でのモビリティをサポートする。
Mobile IPによれば、モバイル・デバイスまたはフォーリン・エージェント(Mobile IPv4のみ)は、モバイル・デバイスの位置をホーム・エージェントとして知られるルーティング・アンカ(routing anchor)にシグナリングする機能を有する。ホーム・エージェントは、そのパーマネント・アドレスがホーム・エージェントのネットワーク内にあるモバイル・デバイスに関する情報を格納する。フォーリン・エージェントは、そのネットワークを訪問するモバイル・デバイスに関する情報を格納する。これらのMobile IPプロトコルのうちの1つおよびメイク・ビフォア・ブレーク(Make−Before−Break)(=MBB)ハンドオーバ・シーケンスを使用することによって、シームレスなロスレス・ハンドオーバが可能である。ホーム・エージェントがMobile IPプロトコルおよびMBBハンドオーバ・シーケンスを使用してロスレス・ハンドオーバを可能にするための要件は、新しいロケータの登録後の特定の時間の間に古いロケータからのアップリンク・パケットを受け入れることである。メイク・ビフォア・ブレーク原理は、ターゲット無線リンクが、ソース無線リンクが解放される前に接続されることを意味する。
しかし、これらのプロトコルを使用すると、次の問題のうちの1つまたは複数が生じる場合がある。
(a)すべてのユーザ機器(=UE)が、少なくともこれらのL3モビリティ・プロトコルのうちの1つを備えなければならない。
(b)L3モビリティ関連シグナリングが、帯域幅制限された無線インタフェースを介して要求される。
(c)両方向トンネル・モードが、帯域幅制限された無線インタフェースを介してトンネル・オーバーヘッドを生成する。
(d)ルート最適化モード(IPv6のみ)の場合に、UEのモビリティは、通信パートナから隠蔽されない。
(e)L2およびL3のハンドオーバ実行制御が、UE内に配置される。
(f)L3モビリティ・プロトコルが、UEとネットワークとの間のセキュリティ相互作用を必要とする。
(g)L3モビリティ・プロトコルが、L2およびL3の接続性の分裂を伴うブレーク・ビフォア・メイク(Break−Before−Make)(=BBM)ハンドオーバ・シーケンスだけを記述する。
(a)すべてのユーザ機器(=UE)が、少なくともこれらのL3モビリティ・プロトコルのうちの1つを備えなければならない。
(b)L3モビリティ関連シグナリングが、帯域幅制限された無線インタフェースを介して要求される。
(c)両方向トンネル・モードが、帯域幅制限された無線インタフェースを介してトンネル・オーバーヘッドを生成する。
(d)ルート最適化モード(IPv6のみ)の場合に、UEのモビリティは、通信パートナから隠蔽されない。
(e)L2およびL3のハンドオーバ実行制御が、UE内に配置される。
(f)L3モビリティ・プロトコルが、UEとネットワークとの間のセキュリティ相互作用を必要とする。
(g)L3モビリティ・プロトコルが、L2およびL3の接続性の分裂を伴うブレーク・ビフォア・メイク(Break−Before−Make)(=BBM)ハンドオーバ・シーケンスだけを記述する。
Mobile IPクライアント機能性を有しない多数のIPデバイスがあり、将来にも存在するので、ある他のエンティティがモビリティ非対応IPデバイスの代わりにモビリティ・サポートを提供することを可能にする解決策が開発された。Proxy Mobile IPv4(K.Leung、G.Dommety、P.Yegani、およびK.Chowdhury、WiMAX Forum/3GPP2 Proxy Mobile IPv4. http://www.ietf.org/internet−drafts/draft−leung−mip4−proxy−mode−03、2007年7月を参照されたい)およびProxy Mobile IPv6(S.Gundavelli、K.Leung、V.Devarapalli、K.Chowdhury、およびB.Patil、Proxy Mobile IPv6. http://www.ietf.org/intemet−drafts/draft−ietf−netlmm−proxymip6−01.txt、2007年6月を参照されたい)は、標準Mobile IPの不利益を回避するためのL3モビリティ・プロトコルとして提案された。具体的に言うと、Proxy Mobile IPは、UE内で1つの無線インタフェースを使用する水平L3ハンドオーバに関して、上で述べた不利益(a)〜(g)のほとんどを回避する。Proxy Mobile IP方式は、Mobile IPシグナリングを拡張し、ネットワーク内のモビリティ・アクセス・ゲートウェイを介してホーム・エージェントを再利用する。ネットワーク内のモビリティ・アクセス・ゲートウェイは、シグナリングを実行し、モバイル・ノードの代わりにモビリティ管理を行う。ホーム・エージェントは、Proxy Mobile IP対応になるためにローカル・モビリティ・アンカ機能を伴って拡張される必要がある。
しかし、Proxy Mobile IPが、垂直ハンドオーバ・プロセスでまたはUE内の2つの無線インタフェースを使用するプロセスで一般にどのように働くかの説明は、これまでに与えられなかった。「水平」ハンドオーバは、同一タイプのすなわち同一テクノロジに基づくアクセス・ネットワーク(たとえば、無線アクセス・ポイント、セルなど)の間のハンドオーバを指す。「垂直」ハンドオーバは、あるテクノロジのアクセス・ネットワークから異なるテクノロジのアクセス・ネットワークへの変更を指す。
C.Perkins、IP Mobility Support for IPv4. RFC 3344、IETF、2002年8月、Standards Track
D.Johnson、C.Perkins、およびJ.Arkko、Mobility Support in IPv6. RFC 3775、IETF、2004年6月、Standards Track
K.Leung、G.Dommety、P.Yegani、およびK.Chowdhury、WiMAX Forum/3GPP2 Proxy Mobile IPv4. http://www.ietf.org/internet−drafts/draft−leung−mip4−proxy−mode−03、2007年7月
S.Gundavelli、K.Leung、V.Devarapalli、K.Chowdhury、およびB.Patil、Proxy Mobile IPv6. http://www.ietf.org/intemet−drafts/draft−ietf−netlmm−proxymip6−01.txt、2007年6月
3GPP Technical report TR 23.882 V1.11.0(2007−07):3GPP System Architecture Evolution:Report on Technical Options and Conclusions,Release 7
Draft IEEE Standard for Local and Metropolitan Area Networks: Media Independent Handover Services. IEEE P802.21/D05.02、2007年6月
本発明の目的は、無線パケットベースの接続の改善されたハンドオーバの方法を提供することである。
本発明の目的は、第1のレイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワークから同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワークへのユーザ機器とコア・ネットワークとの間で確立される無線パケットベースの接続のハンドオーバを実行する方法によって達成され、これによって、この方法は、ユーザ機器内で2つの無線インタフェースを提供するステップであって、2つの無線インタフェースの一方が、ソース無線アクセス・ネットワークとのソース無線インタフェースとして働き、2つの無線インタフェースの他方が、ターゲット無線アクセス・ネットワークとのターゲット無線インタフェースとして働く、ステップと、ユーザ機器とソース無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続を解放する前に、ユーザ機器とターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続を確立するステップと、ターゲット無線アクセス・ネットワークとソース無線アクセス・ネットワークとの両方に対して確立された2つの無線接続の並列存在の時間期間中に2つの無線インタフェースのそれぞれで同一のIPアドレスをユーザ機器で構成するステップと、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによってハンドオーバ・プロセスを実行するステップと、ユーザ機器内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティならびにソースおよびターゲット無線ネットワークまたはコア・ネットワークによってハンドオーバ・プロセスを制御するステップとを含む。さらに、本発明の目的は、第1のレイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワークから同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワークへのユーザ機器とコア・ネットワークとの間で確立される無線パケットベースの接続のハンドオーバに使用されるユーザ機器によって達成され、これによって、ユーザ機器が、ユーザ機器内で2つの無線インタフェースを提供するように適合され、2つの無線インタフェースの一方が、ソース無線アクセス・ネットワークとのソース無線インタフェースとして働き、2つの無線インタフェースの他方が、ターゲット無線アクセス・ネットワークとのターゲット無線インタフェースとして働き、ユーザ機器が、ソース無線アクセス・ネットワークとの無線接続を解放する前に、ターゲット無線アクセス・ネットワークとの無線接続を確立するように適合され、ターゲット無線アクセス・ネットワークとソース無線アクセス・ネットワークとの両方に対して確立された2つの無線接続の並列存在の時間期間中に2つの無線インタフェースのそれぞれで同一のIPアドレスをユーザ機器で構成するように適合され、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによってハンドオーバ・プロセスを実行するように適合され、ユーザ機器内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティによってハンドオーバ・プロセスを制御するように適合される。さらに、本発明の目的は、ソース無線アクセス・ネットワークのネットワーク・ユニットであって、ネットワーク・ユニットが、第1のレイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワークから同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワークへのユーザ機器とコア・ネットワークとの間で確立される無線パケットベースの接続のハンドオーバをサポートする、ネットワーク・ユニットによって達成され、これによって、ネットワーク・ユニットが、ユーザ機器内で提供される2つの無線インタフェースのうちの1つを介してユーザ機器をインタフェースするように適合され、2つの無線インタフェースの一方が、ソース無線アクセス・ネットワークとのソース無線インタフェースとして働き、2つの無線インタフェースの他方が、ターゲット無線アクセス・ネットワークとのターゲット無線インタフェースとして働き、ネットワーク・ユニットが、ユーザ機器とターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の確立の後にユーザ機器との無線接続を解放し、ターゲット無線アクセス・ネットワークとソース無線アクセス・ネットワークとの両方に対して確立された2つの無線接続の並列存在の時間期間中に2つの無線インタフェースのそれぞれのユーザ機器で構成されるIPアドレスを用いてソース無線インタフェースをアドレッシングし、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによってハンドオーバ・プロセスを実行し、ソース無線アクセス・ネットワーク内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティによってハンドオーバ・プロセスを制御するように適合される。また、本発明の目的は、ターゲット無線アクセス・ネットワークのネットワーク・ユニットであって、第1レイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワークから同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワークへのユーザ機器とコア・ネットワークとの間で確立される無線パケットベース接続のハンドオーバをサポートするネットワーク・ユニットによって達成され、これによって、ネットワーク・ユニットが、ユーザ機器内で提供される2つの無線インタフェースのうちの1つを介してユーザ機器にインタフェースするように適合され、2つの無線インタフェースの1つが、ソース無線アクセス・ネットワークとのソース無線インタフェースとして働き、2つの無線インタフェースの他方の1つが、ターゲット無線アクセス・ネットワークとのターゲット無線インタフェースとして働き、ネットワーク・ユニットが、ユーザ機器とソース無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の解放の前にユーザ機器への無線接続を確立し、ターゲット無線アクセス・ネットワークとソース無線アクセス・ネットワークとの両方に対して確立された2つの無線接続の並列存在の時間期間中に2つの無線インタフェースのそれぞれでユーザ機器で構成されるIPアドレスを用いてターゲット無線インタフェースをアドレッシングし、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによってハンドオーバ・プロセスを実行し、ターゲット無線ネットワーク内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティによってハンドオーバ・プロセスを制御するように適合される。さらに、本発明の目的は、コア・ネットワークのネットワーク・ユニットであって、ネットワーク・ユニットが、第1レイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワークから同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワークへのユーザ機器とコア・ネットワークとの間で確立される無線パケットベース接続のハンドオーバをサポートする、ネットワーク・ユニットによって達成され、これによって、ネットワーク・ユニットが、ユーザ機器内で提供される2つの無線インタフェースを介してユーザ機器とインタフェースし、2つの無線インタフェースのうちの1つが、ターゲット無線アクセス・ネットワークとのターゲット無線インタフェースとして働き、2つの無線インタフェースのうちの他方の1つが、ソース無線アクセス・ネットワークとのソース無線インタフェースとして働き、ネットワーク・ユニットが、ユーザ機器とソース無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の解放の前に、ユーザ機器とターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の確立をトリガし、ターゲット無線アクセス・ネットワークおよびソース無線アクセス・ネットワークに対して確立された2つの無線接続の並列存在の時間期間中に2つの無線インタフェースのそれぞれでユーザ機器で構成されるIPアドレスを用いてソース無線インタフェースおよびターゲット無線インタフェースをアドレッシングし、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによってハンドオーバ・プロセスを実行し、コア・ネットワーク内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティによってハンドオーバ・プロセスを制御するように適合される。
ターゲット無線アクセス・ネットワークおよびソース無線アクセス・ネットワークは、コア・ネットワークを介してオペレータのIPサービスまたはインターネットへのアクセスを提供する無線アクセス・ネットワークとすることができる。無線アクセス・ネットワークのそれぞれは、隣接ネットワーク・エリアと部分的にオーバーラップする異なる地理的エリアをカバーし、異なるネットワーク・オペレータによって運営され得る。ターゲット無線アクセス・ネットワークおよびソース無線アクセス・ネットワークは、同一のまたは異なるテクノロジ、たとえば、UMTS=Universal Mobile Telecommunications System、HSDPA=High Speed Downlink Data Access、WCDMA=Wide−band Code Division Multiple Access、WiMAX=Worldwide Interoperability for Microwave Access、LTE=Long Term Evolutionに基づくものとすることができる。
一方はソース無線インタフェース、もう一方はターゲット無線インタフェースとしてのUEの2つの無線インタフェースが、PMIPハンドオーバ・プロセス(PMIP=Proxy Mobile IP)で用いられる。この方法は、メイク・ビフォア・ブレーク原理を適用し、ここで、UEとターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続は、UEとソース無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続が解放される前に確立される。したがって、短い持続時間の間に、同一IPアドレスが、UE内で動作する2つの無線インタフェースで使用される。ハンドオーバ・プロセスは、UEおよびネットワーク内のMxMMエンティティによって制御される(MxMM=Multi−standard Mobility Management)。
本発明は、1つの無線アクセス・テクノロジ内の水平L3ハンドオーバについて標準化されているProxy Mobile IPの応用範囲を、異種モバイル・ネットワーク内の垂直L3ハンドオーバに広げる。
さらに、提案される方法は、MBBハンドオーバ・シーケンスを使用するUEに加わる2つの無線インタフェースと共に使用される機能強化されたProxy Mobile IPを説明する。
この方法を使用すると、標準Mobile IPおよびProxy Mobile IPの現在の標準化状態の不利益を回避しながら、同種および異種のモバイル・ネットワークでのロスレスでシームレスなハンドオーバ・プロセスを実行することが可能である。
本発明は、将来の異種モバイル・ネットワークでのモビリティがIP機構に基づく可能性が最も高いことの推定に応答するものである(3GPP Technical report TR 23.882 V1.11.0(2007−07):3GPP System Architecture Evolution:Report on Technical Options and Conclusions,Release 7を参照されたい)。本発明は、ネットワーク・オペレータが標準mobile IP機構よりもproxy mobile IP機構を好む可能性が最も高いことの推定にも応答するものである。
提案される発明を使用することによって、PMIPのすべての利益を、垂直L3ハンドオーバに使用することができる。また、提案される発明を、UE内の2つの無線インタフェースを使用する1つの無線アクセス・テクノロジ内での水平L3ハンドオーバに使用することもできる。
さらなる利益は、従属請求項によって示される本発明の実施形態によって達成される。
本発明の好ましい実施形態によれば、UE内ならびにソース無線ネットワークおよびターゲット無線ネットワークのネットワーク・ユニット内またはコア・ネットワーク内で提供されるMxMMエンティティは、ハンドオーバ・プロセスの処理全体の責任を負う。具体的に言うと、UEは、UE内で2つの無線インタフェースを動作させ、ソース無線アクセス・ネットワークとの無線接続の解放を開始する前にターゲット無線アクセス・ネットワークとの無線接続の確立を開始し、2つの無線接続の並列存在の時間期間中に2つの無線インタフェースのそれぞれで同一のIPアドレスを構成し、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによってハンドオーバ・プロセスを実行し、ハンドオーバ・プロセスを制御するように適合されたMxMMエンティティを含む。
同様に、ソース無線アクセス・ネットワークのネットワーク・ユニットは、UEへのインタフェースを動作させ、UEとターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の確立を開始した後にUEとの無線接続の解放を開始し、2つの無線接続の並列存在の時間期間中に2つの無線インタフェースのそれぞれでUEで構成されるIPアドレスを用いてUEのソース無線インタフェースをアドレッシングし、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによってハンドオーバ・プロセスを実行し、ハンドオーバ・プロセスを制御するように適合されたMxMMエンティティを含む。
好ましくは、ターゲット無線アクセス・ネットワークのネットワーク・ユニットは、ソース無線アクセス・ネットワークのネットワーク・ユニットに類似して動作するように適合された、すなわち、UEへのインタフェースを動作させ、UEの間の無線接続の解放を開始する前にUEへの無線接続の確立を開始し、2つの無線接続の並列存在の時間期間中に2つの無線インタフェースのそれぞれでUEで構成されるIPアドレスを用いてターゲット無線インタフェースをアドレッシングし、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによってハンドオーバ・プロセスを実行し、ハンドオーバ・プロセスを制御するように適合されたMxMMエンティティを含む。
好ましくは、コア・ネットワークのネットワーク・ユニットは、ソース無線アクセス・ネットワークのネットワーク・ユニットおよびターゲット無線アクセス・ネットワークのネットワーク・ユニットに類似して動作するように適合された、すなわち、ユーザ機器内で提供される2つの無線インタフェースを介してユーザ機器とインタフェースし、ユーザ機器とソース無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の解放の前にユーザ機器とターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の確立をトリガし、ターゲット無線アクセス・ネットワークおよびソース無線アクセス・ネットワークに対して確立される2つの無線接続の並列存在の時間期間中に2つの無線インタフェースのそれぞれでユーザ機器で構成されるIPアドレスを用いてソース無線インタフェースおよびターゲット無線インタフェースをアドレッシングし、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによってハンドオーバ・プロセスを実行し、ハンドオーバ・プロセスを制御するように適合されたMxMMエンティティを含む。
本発明の好ましい実施形態によれば、ハンドオーバは、ハンドオーバ・ポリシ機能のハンドオーバ判断によってトリガされる。ハンドオーバ・ポリシ機能は、ネットワーク内で、たとえば、ソース無線アクセス・ネットワーク内でまたはターゲット無線アクセス・ネットワークとソース無線アクセス・ネットワークとの両方に接続されたコア・ネットワーク内で、実施することができる。ハンドオーバ・ポリシ機能を、UE内で実施することもでき、この機能は、UEのユーザによって手動でトリガされ、または、減少する信号強度に応答して自動的にトリガされる。ハンドオーバ判断によってトリガされて、リソース予約およびコンテキスト転送手順が、ターゲット無線アクセス・ネットワーク内のリソースを要求するため、ソース無線アクセス・ネットワークからターゲット無線アクセス・ネットワークへMxMM関連データを転送するため、および、ターゲット無線アクセス・ネットワークからソース無線アクセス・ネットワークへターゲット無線データを転送するために、実行される。転送されたMxMM関連データは、UE能力情報、UE識別子、ならびに認証、許可、およびポリシに関する情報を含むことができる。転送されるターゲット無線データは、無線周波数および特定のテクノロジに依存して使用されるコードに関するコード情報を含むことができる。
本発明のもう1つの好ましい実施形態によれば、UEのアップリンクは、UEとターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の確立の後に、ソース無線アクセス・ネットワークからターゲット無線アクセス・ネットワークに切り替えられる。アップリンクは、ユーザ機器から発し、IPパケット・トラフィックのパケット内で指定されるソースIPアドレスとしてIPアドレスを含むIPパケット・トラフィックのリンクを表す。アップリンクの切替の後に、ソース無線アクセス・ネットワークとユーザ機器との間のダウンリンクは、所定の時間期間の間に維持され、これによって、ダウンリンクは、ユーザ機器宛の、宛先アドレスとしてIPアドレスを含むIPパケット・トラフィックのリンクを表す。ダウンリンクは、まだソース無線アクセス・ネットワークを介してUEへの途上のパケットがUEに到着することを可能にするために、オープンされたままに保たれる。ダウンリンクが、あまりにも早くクローズされ、ソース無線アクセス・ネットワークとターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の転送機構が使用されない場合には、いくつかのIPパケットが、UEに絶対に到着せず、したがって、復号およびUEのユーザへの提示に使用可能にならないはずである。所定の時間期間が経過した後に、ユーザ機器とソース無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続が、解放される。
本発明のもう1つの好ましい実施形態によれば、所定の時間期間は、次の問題のうちの少なくとも1つに関して選択される。ソース無線アクセス・ネットワークのタイプは、そのソース無線アクセス・ネットワークを介してパケットをUEにどれほど速くルーティングできるかに関して判定することができる。UEとUEのホーム・エージェントとの間の接続の物理的距離が長ければ長いほど、パケットをホーム・エージェントからUEまでルーティングするのに要する時間が長くなる。ソース無線アクセス・ネットワークが高トラフィック負荷に対処しなければならない場合に、UEへのパケットの送信が遅延される可能性がある。さらに、あるパケット・タイプをUEに送信することまたはこれらをUEから受信することが、別のパケット・タイプより時間がかかるか重要である場合がある。たとえば、リアルタイム・トラフィックは、非リアルタイム・トラフィックより高い伝送優先順位を受け取る。
好ましい実施形態では、Proxy Mobile IP方式によるバインディング更新が、ユーザ機器とターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の確立の後に、ターゲット無線アクセス・ネットワークからUEのホーム・エージェントに送信される。バインディング更新を、対応するPMIP手順とすることができる。ホーム・エージェントがバインディング更新を受信する時に、そのバインディング更新は、ホーム・エージェントがユーザ機器に割り当てられたIPアドレス宛のIPパケットのルーティングの変更を開始するためのトリガとして働く。ルーティング変更に従って、これらのIPパケットは、もはや、ソース無線アクセス・ネットワークを介してルーティングされるのではなく、ターゲット無線アクセス・ネットワークを介してルーティングされる。
必要なアップリンク・パケットの消失を避けるために、ホーム・エージェントは、ターゲット無線アクセス・ネットワークから送信されたバインディング更新の処理の後の特定の時間の間、ソース無線アクセス・ネットワークから来るアップリンク・パケットを受け入れる。というのは、ダウンリンク・ルーティングがホーム・エージェントで変化した後に、UEが、さらに、ソース無線アクセス・ネットワークを介してアップリンク・パケットを送信するからである。
本発明のもう1つの好ましい実施形態によれば、ユーザ機器宛のパケットのダウンリンク・ルートがソース無線アクセス・ネットワークからターゲット無線アクセス・ネットワークに切り替えられることの表示が、UEに提供される。この表示は、ユーザ機器とターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の確立の後に提供される。UEに提供される表示は、ターゲット無線インタフェースでUEによって受信されるダウンリンク・パケットによって構成されるものとすることができる。UEは、UEがソース無線インタフェースでのパケットの受信を期待するので、ターゲット無線インタフェースでのパケットの受信を、切替に関連する表示として分類する。この期待されない形のパケット受信によって、UEは、切替をシグナリングされる。代替案では、UEに提供される表示を、UEによって受信されるダウンリンク切替イベントによって構成することができ、これによって、ダウンリンク切替イベントが、ターゲット無線アクセス・ネットワークから発する。
Proxy Mobile IPv6について、自発的ルータ広告(unsolicited router advertisement)をUEに送信することができ、これによって、ルータ広告は、UEのソース無線アクセス・ネットワーク内でアクセス・ルータがもはや使用不能であることをUEに示す。この自発的ルータ広告は、UEとターゲット無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続の確立の後に送信される。UEがこのルータ広告を受信する時に、ルータ広告は、UEがユーザ機器とソース無線アクセス・ネットワークとの間の無線接続を解放するリンク・デタッチ手順を実行するトリガとしても働くことができる。
好ましい実施形態では、ユーザ機器のアップリンクは、UEのインタフェースに優先順位を割り当てることによって、ソース無線アクセス・ネットワークからターゲット無線アクセス・ネットワークに切り替えられる。その後、アップリンク・データは、ユーザ機器の優先順位を与えられたインタフェースすなわち、ターゲット無線インタフェースを介して送信される。UEで動作するユーザ・アプリケーションが、IPv6の実施態様によって構成されるIPアドレスを使用する場合には、IPレイヤは、インタフェースすなわちソース無線インタフェースおよびターゲット無線インタフェースのうちのどれにアップリンク・データを送らなければならないのかを「知っている」機構を使用する。これは、優先順位分類を介して簡単に行うことができる。データは、より高い優先順位を割り当てられたインタフェースを介して送信される。優先順位分類は、UEのMxMMエンティティによって管理される。寿命を0にセットすることによって「古い」インタフェース(ソース無線インタフェース)上の今までのデフォルト・ルータを非アクティブ化するIPv6ルータ広告がある場合には、IPレイヤは、他方のインタフェース(ターゲット無線インタフェース)に自動的に切り替える。
本発明の上記ならびにさらなる特徴および利益は、添付図面と共に解釈される現在好ましい例示的実施形態の次の詳細な説明を読むことによって、よりよく了解されるであろう。
図1に、IPベースのパケット・トランスポートに使用可能な遠隔通信コア・ネットワーク3を示す。UMTSなどのセルラ・モバイル無線通信システムの場合に、コア・ネットワーク3は、グローバル・インターネットを含むのではなく、モバイル無線ネットワークのネットワーク・ノードSGSNおよびGGSNを含むことができる(SGSN=Serving GPRS Support Node、GGSN=Gateway GPRS Support Node、GPRS=General Packet Radio Service)。将来の標準規格LTE/SAEの場合には、コア・ネットワークは、本質的に、PDNゲートウェイを含む(SAE=System Architecture Evolution、PDN=Packet Data Network)。コア・ネットワークは、オペレータのIPサービスおよびグローバル・インターネットに「上向きに」接続される。「下向き」には、コア・ネットワークは、GSM/GPRSまたはUMTSなどのモバイル無線アクセス・ネットワークに接続される(GSM=Global System for Mobile Communications)。
コア・ネットワーク3は、第1無線アクセス・ネットワーク1および第2無線アクセス・ネットワーク2に接続される。無線アクセス・ネットワーク1、2は、ユーザ機器4に、コア・ネットワーク3を介するオペレータのIPサービスまたはインターネットへの無線アクセスを与える。たとえば、無線アクセス・ネットワーク1、2は、UE 4とのエア・インタフェース接続14、24用のトランシーバである基地局を含む。
UE 4は、まず、下でソースRAN 1と呼ばれる第1無線アクセス・ネットワーク1に、無線接続14を介して接続される。無線接続14は、パケットがUE 4からソースRAN 1に送信されるアップリンク14uと、パケットがソースRAN 1からUE 4に送信されるダウンリンク14dとを含む。アップリンク14uで送信されるパケットは、ソース・アドレスとしてUE 4のIPアドレスを含む。ダウンリンク14dで送信されるパケットは、宛先アドレスとしてUE 4のIPアドレスを含む。
次に、UE 4は、ソースRAN 1からターゲットRANすなわち第2無線アクセス・ネットワーク2へのハンドオーバ1424を実行する。したがって、UE 4は、より後の時点に、無線接続24を介してターゲットRAN 2に接続される。無線接続24は、パケットがUE 4からターゲットRAN 2に送信されるアップリンク24uと、パケットがターゲットRAN 2からUE 4に送信されるダウンリンク24dとを含む。アップリンク24uで送信されるパケットは、ソース・アドレスとしてUE 4のIPアドレスを含む。ダウンリンク24dで送信されるパケットは、宛先アドレスとしてUE 4のIPアドレスを含む。
ソースRAN 1は、制御ユニット100を有するネットワーク・ユニット10に接続されたメモリ101を含む。ネットワーク・ユニット10は、さらに、MxMMエンティティを含む。好ましくは、MxMMエンティティの機能性が、制御ユニット100によって提供されることも可能である。ネットワーク・ユニット10のMxMMエンティティが制御ユニット100を表すことも可能である。ターゲットRAN 2は、制御ユニット200を有するネットワーク・ユニット20に接続されたメモリ201を含む。ネットワーク・ユニット20は、さらに、MxMMエンティティを含む。好ましくは、MxMMエンティティの機能性が、制御ユニット200によって提供されることも可能である。ネットワーク・ユニット20のMxMMエンティティが、制御ユニット200を表すことも可能である。
ネットワーク・ユニット10およびネットワーク・ユニット20のそれぞれは、1つまたは複数のインターリンクされたコンピュータ、すなわち、ハードウェア・プラットフォーム、ハードウェア・プラットフォームに基づくソフトウェア・プラットフォーム、ならびにソフトウェア・プラットフォームおよびハードウェア・プラットフォームによって形成されるシステム・プラットフォームによって実行される複数のアプリケーション・プログラムからなる。ネットワーク・ユニット10およびネットワーク・ユニット20の機能性は、これらのアプリケーション・プログラムの実行によって提供される。アプリケーション・プログラムまたはこれらのアプリケーション・プログラムの選択された部分は、システム・プラットフォーム上で実行される時に、次で説明するハンドオーバ・サービスを提供するコンピュータ・ソフトウェア製品を構成する。さらに、そのようなコンピュータ・ソフトウェア製品は、これらのアプリケーション・プログラムまたはアプリケーション・プログラムの前記選択された部分を格納する、記憶媒体すなわちメモリ101および201によって構成される。
UE 4は、携帯電話機、PDA、またはラップトップ機などのモバイル端末である(PDA=Private Digital Assistant(携帯情報端末))。UE 4は、制御ユニット40、メモリ401、ソース無線インタフェース41、およびターゲット無線インタフェース42を含む。UE 4が、さらに、MxMMエンティティを含むことが可能である。MxMMエンティティの機能性が、制御ユニット40によって提供されることも可能である。しかし、MxMMエンティティが、制御ユニット40を表すことも可能である。ソース無線インタフェース41を介して、UE 4は、ソースRAN 1にパケットを送信し、ソースRAN 1からパケットを受信する。ターゲット無線インタフェース42を介して、UE 4は、ターゲットRAN 2にパケットを送信し、ターゲットRAN 2からパケットを受信する。
機能的観点から、UE 4は、1つまたは複数のインターリンクされたコンピュータすなわち、ハードウェア・プラットフォーム、ハードウェア・プラットフォームに基づくソフトウェア・プラットフォーム、ならびにソフトウェア・プラットフォームおよびハードウェア・プラットフォームによって形成されるシステム・プラットフォームによって実行される複数のアプリケーション・プログラムからなる。UE 4の機能性は、これらのアプリケーション・プログラムの実行によって提供される。アプリケーション・プログラムまたはこれらのアプリケーション・プログラムの選択された部分は、システム・プラットフォーム上で実行される時に、次で説明するハンドオーバ・サービスを提供するコンピュータ・ソフトウェア製品を構成する。さらに、そのようなコンピュータ・ソフトウェア製品は、これらのアプリケーション・プログラムまたはアプリケーション・プログラムの前記選択された部分を格納する、記憶媒体すなわちメモリ401によって構成される。
UE 4に供給するホーム・エージェント5は、コア・ネットワーク3に接続される。
図2に、図1に示されたハンドオーバのメッセージ・フロー図を示す。UE 4は、L3レイヤ上の処理エンティティ/インタフェース413、L2レイヤ上のソースRAN 1へのソース無線インタフェース41(=L2(S))、およびL2レイヤ上のターゲットRAN 2へのターゲット無線インタフェース42(=L2(T))と共にMxMM/TEエンティティ40を含む。ソースRAN 1のネットワーク・ユニット10は、L2レイヤ上の処理エンティティ/インタフェース112、L3レイヤ上の処理エンティティ/インタフェース113、およびMxMM/NETエンティティ100を含む。ソースRAN 2のネットワーク・ユニット20は、L2レイヤ上の処理エンティティ/インタフェース212、L3レイヤ上の処理エンティティ/インタフェース213、およびMxMM/NETエンティティ200を含む。図2は、UE 4のホーム・エージェント5をも示す。
UE 4が既存無線接続14をソース無線アクセス・ネットワーク1からターゲット無線アクセス・ネットワーク2にハンドオーバするためのL3ハンドオーバ判断は、ハンドオーバ・ポリシ機能によって行われ、このハンドオーバ・ポリシ機能は、ソース無線アクセス・ネットワーク1またはコア・ネットワーク3内で実施することができる。ハンドオーバを実行する判断は、最も適切なアクセス・システムに必ず接続されていることのユーザの望みによってもたらすことができる。UE 4のソースRAN 1への接続が、UE 4と共にユーザが高速道路に沿って移動し、ソースRAN 1のカバレッジ・エリアから出る時に、劣化しつつあることが可能である。この高速道路は、UE 4をターゲットRAN 2のカバレッジ・エリアに導く。したがって、ターゲットRAN 2への接続のハンドオーバを実行することが有利である。
このハンドオーバ判断は、ソースRAN 1のMulti−Standard Mobility Managementエンティティ100(=MxMM/NET、NET=Network)によってメッセージ501として受信される。受信されたハンドオーバ判断によってトリガされて、ソースRAN 1のネットワーク・ユニット10すなわちMxMM/NETエンティティ100は、一方では、ターゲットRAN 2すなわちMxMM/NETエンティティ200とのリソース予約およびコンテキスト転送手順502を実行する。リソース予約は、ターゲット無線アクセス・ネットワークでのアドミッション・コントロールのために必要である。コンテキスト転送は、ノード・ベースのモビリティに関するよりよいサポートを可能にし、その結果、モバイル・ノードで動作するアプリケーションが、最小限の分裂を伴って動作できるようになる。主要な目的は、待ち時間およびパケット消失を減らすことと、モバイル・ノードすなわちUE 4との間の時間のかかる認証手順および許可手順のシグナリングの再開始を避けることである。
リソース予約およびコンテキスト転送手順では、ソースRAN 1が、UE能力情報、UE識別子、ならびに認証、許可、およびポリシに関する情報などの接続関連データをターゲットRAN 2に送信する。逆方向では、ターゲットRAN 2が、たとえばあるコードがUMTSと共に使用されなければならないことの指定など、無線関連情報をソースRAN 1に送信する。
その一方で、ソースRAN 1(MxMM/NETエンティティ100)は、UE 4内のMxMMエンティティ40(=MxMM/TE、TE=Terminal Equipment)にハンドオーバ・コマンド503を送信する。これおよび他のコマンドに関して、現在開発中のIEEE 802.21標準規格のMedia Independent Command Service(=MICS)を使用することができる(Draft IEEE Standard for Local and Metropolitan Area Networks: Media Independent Handover Services. IEEE P802.21/D05.02、2007年6月を参照されたい)。
次に、MxMM/TEエンティティ40は、ターゲットRAN 2のターゲット無線インタフェース42(=L2(T))およびL2インタフェース212を含むLink Attach手順505をトリガするためにUE 4のL2(T)42にLink Attachコマンド504を送信することによって、ハンドオーバ実行のUE部分を開始する。Link Attach手順505では、UE 4とターゲットRAN 2との間のL2(T)インタフェース42を介する接続24が、UE 4とソースRAN 1との間のL2(S)インタフェース41を介する既存の接続14と同時に確立される。
UE 4とターゲットRAN 2との間のターゲット無線リンク24がセット・アップされる時に、Link Attachイベント506が、逆方向でL2(T)42からUE 4のMxMM/TEエンティティ40へ送信される。同様に、Link Attachイベント507が、ターゲットRAN 2のL2インタフェース212からターゲットRAN 2のMxMM/NETエンティティ200に送信される。このイベントおよび他のイベントについて、IEEE 802.21のMedia Independent Event Service(=MIES)を使用することができる。
UE 4の既存の接続が中断されてはならない場合には、L2(S)41で使用されるIPアドレスをL2(T)42でも使用しなければならない。したがって、UE 4は、ソース無線インタフェースL2(S)41上と同一のIPアドレスをターゲット無線インタフェースL2(T)42上で構成する。この構成は、Link Attachイベント506の後で行うことができる。同一のIPアドレスを用いて構成された2つのインタフェースL2(S)41およびL2(T)42の並列動作は、対応するソフトウェア・ドライバの変更によって実現することができる。同一のIPアドレスの構成を、UE 4によって受信されるデータの対応する処理に基づいてUE内部で行うことができる。同一のIPアドレスを用いる2つのインタフェースの並列動作は、L3アドレス衝突を引き起こさない。というのは、無線インタフェースL2(S)41とL2(T)42との両方が、異なるL2リンクおよびL3リンク上で操作されるからである。ソースRAN 1およびターゲットRAN 2は、2つの異なるサブネットワークを表す。さらに、同一のIPアドレスを用いて構成された2つのインタフェースL2(S)41およびL2(T)42の並列動作を、主に冗長性およびスループットを高めるのに使用される、複数のインタフェースを組み合わせるための周知のチャネル・ボンディングまたはリンク集約機構に基づくものとすることができる。
その一方で、ターゲットRAN 2(MxMM/NETエンティティ200)は、ターゲットRAN 2のL3処理エンティティ/インタフェース213すなわちゲートウェイ・アクセス・ルータにMIP(=Mobile IP)Registrationコマンド508を送信して、K.Leung他(上で引用)またはS.Gundavelli他(上で引用)によって標準化されたPMIP手順509を開始する。Link Attachイベント507およびMIP Registrationコマンド508の代わりに、Link Attachイベント507*をL3処理エンティティ/インタフェースに直接に送信して、PMIP手順509をトリガすることができる。PMIP手順509は、ターゲットRAN 2のL3処理エンティティ/インタフェース213とUE 4に関連するホーム・エージェント5との間で実行される。PMIP手順509が終了した後に、MIP Registrationイベント510が、L3処理エンティティ/インタフェース213からターゲットRAN 2のMxMM/NETエンティティ200に送信される。
その後、UE 4は、L3ダウンリンク・ルートがソースRAN 1からターゲットRAN 2に切り替えられることをトリガする必要がある。この指示は、ターゲット無線インタフェースL2(T)42を介するUE 4でのダウンリンク・トラフィックの受信とすることができ、この受信は、通常、UE 4のソース無線インタフェースL2(S)41で期待される。第2の解決策は、ターゲットRAN 2からUE 4に送信されるL3 Downlink Switchイベント511とすることができる。Proxy Mobile IPv6の場合には、第3の解決策として、自発的ルータ広告510*を、UE 4のL3レイヤの処理エンティティ/インタフェースに直接に送信し、MIP Registrationイベント510、L3 Downlink Switchイベント511、およびInterface Preference Changeコマンド512を置換することができる(上で引用したGundavelli他を参照されたい)。
ダウンリンク切替トリガの受信の後に、レイヤ3の処理エンティティ/インタフェース413は、MxMM/TEエンティティ40からL3処理エンティティ/インタフェース413に送信されるInterface Preference Changeコマンド512によってまたはターゲット無線インタフェースでダウンリンク・トラフィックを受信することによってまたは自発的ルータ広告510*を受信することによってのいずれかで、L3アップリンク・トラフィック用の無線インタフェースを切り替える。L3処理エンティティ/インタフェース413からMxMM/TEエンティティ40に送信される、対応するInterface Preference Changeイベント513が、逆方向で受信される時に、Link Detachコマンド514が、MxMM/TEエンティティ40からL2(S)インタフェース41に送信される。コマンド514によってトリガされて、ソース無線リンク41(=L2(S))のLink Detach手順515を実行することができ、あるいは、単純にL2(S)が非アクティブ化される。Link Detach手順515またはL2(S)の非アクティブ化は、UE 4とソースRAN 1との間の接続をクローズする。
Link Detach手順515が終了した後に、Link Detachイベント・メッセージ516、517が、UE 4のL2(S)インタフェース41からUE 4のMxMM/TEエンティティ40に、およびソースRAN 1のL2インタフェース112からソースRAN 1のMxMM/NETエンティティ100に送信される。
図3は、図1に似て、IPベースのパケット・トランスポートに使用可能な遠隔通信コア・ネットワーク3を示す。コア・ネットワーク3は、第1無線アクセス・ネットワーク1および第2無線アクセス・ネットワーク2に接続される。無線アクセス・ネットワーク1、2は、ユーザ機器4に、コア・ネットワーク3を介するオペレータのIPサービスまたはインターネットへの無線アクセスを与える。たとえば、無線アクセス・ネットワーク1、2は、UE 4とのエア・インタフェース接続14、24用のトランシーバである基地局を含む。
UE 4は、まず、下でソースRAN 1と呼ばれる第1無線アクセス・ネットワーク1に、無線接続14を介して接続される。無線接続14は、パケットがUE 4からソースRAN 1に送信されるアップリンク14uと、パケットがソースRAN 1からUE 4に送信されるダウンリンク14dとを含む。アップリンク14uで送信されるパケットは、ソース・アドレスとしてUE 4のIPアドレスを含む。ダウンリンク14dで送信されるパケットは、宛先アドレスとしてUE 4のIPアドレスを含む。
次に、UE 4は、ソースRAN 1からターゲットRANすなわち第2無線アクセス・ネットワーク2へのハンドオーバ1424を実行する。したがって、UE 4は、より後の時点に、無線接続24を介してターゲットRAN 2に接続される。無線接続24は、パケットがUE 4からターゲットRAN 2に送信されるアップリンク24uと、パケットがターゲットRAN 2からUE 4に送信されるダウンリンク24dとを含む。アップリンク24uで送信されるパケットは、ソース・アドレスとしてUE 4のIPアドレスを含む。ダウンリンク24dで送信されるパケットは、宛先アドレスとしてUE 4のIPアドレスを含む。
ソースRAN 1は、RAN制御ユニット100”を有するネットワーク・ユニット10”に接続されたメモリ101”を含む。ターゲットRAN 2は、RAN制御ユニット200”を有するネットワーク・ユニット20”に接続されたメモリ201”を含む。
ネットワーク・ユニット10”およびネットワーク・ユニット20”のそれぞれは、1つまたは複数のインターリンクされたコンピュータ、すなわち、ハードウェア・プラットフォーム、ハードウェア・プラットフォームに基づくソフトウェア・プラットフォーム、ならびにソフトウェア・プラットフォームおよびハードウェア・プラットフォームによって形成されるシステム・プラットフォームによって実行される複数のアプリケーション・プログラムからなる。ネットワーク・ユニット10”およびネットワーク・ユニット20”の機能性は、これらのアプリケーション・プログラムの実行によって提供される。アプリケーション・プログラムまたはこれらのアプリケーション・プログラムの選択された部分は、システム・プラットフォーム上で実行される時に、次で説明するハンドオーバ・サービスを提供するコンピュータ・ソフトウェア製品を構成する。さらに、そのようなコンピュータ・ソフトウェア製品は、これらのアプリケーション・プログラムまたはアプリケーション・プログラムの前記選択された部分を格納する、記憶媒体すなわちメモリ101”および201”によって構成される。
UE 4は、携帯電話機、PDA、またはラップトップ機などのモバイル端末である。UE 4は、制御ユニット40、メモリ401、ソース無線インタフェース41、およびターゲット無線インタフェース42を含む。UE 4が、さらに、MxMMエンティティを含むことが可能である。MxMMエンティティの機能性が、制御ユニット40によって提供されることも可能である。しかし、MxMMエンティティが、制御ユニット40を表すことも可能である。ソース無線インタフェース41を介して、UE 4は、ソースRAN 1にパケットを送信し、ソースRAN 1からパケットを受信する。ターゲット無線インタフェース42を介して、UE 4は、ターゲットRAN 2にパケットを送信し、ターゲットRAN 2からパケットを受信する。
機能的観点から、UE 4は、1つまたは複数のインターリンクされたコンピュータすなわち、ハードウェア・プラットフォーム、ハードウェア・プラットフォームに基づくソフトウェア・プラットフォーム、ならびにソフトウェア・プラットフォームおよびハードウェア・プラットフォームによって形成されるシステム・プラットフォームによって実行される複数のアプリケーション・プログラムからなる。UE 4の機能性は、これらのアプリケーション・プログラムの実行によって提供される。アプリケーション・プログラムまたはこれらのアプリケーション・プログラムの選択された部分は、システム・プラットフォーム上で実行される時に、次で説明するハンドオーバ・サービスを提供するコンピュータ・ソフトウェア製品を構成する。さらに、そのようなコンピュータ・ソフトウェア製品は、これらのアプリケーション・プログラムまたはアプリケーション・プログラムの前記選択された部分を格納する、記憶媒体すなわちメモリ401によって構成される。
コア・ネットワーク3は、制御ユニット300と共にネットワーク・ユニット30に接続されたメモリ301を含む。ネットワーク・ユニット30は、さらに、MxMMエンティティを含む。好ましくは、MxMMエンティティの機能性が、制御ユニット300によって提供されることも可能である。ネットワーク・ユニット30のMxMMエンティティが、制御ユニット300を表すことも可能である。
ネットワーク・ユニット30は、1つまたは複数のインターリンクされたコンピュータ、すなわち、ハードウェア・プラットフォーム、ハードウェア・プラットフォームに基づくソフトウェア・プラットフォーム、ならびにソフトウェア・プラットフォームおよびハードウェア・プラットフォームによって形成されるシステム・プラットフォームによって実行される複数のアプリケーション・プログラムからなる。ネットワーク・ユニット30の機能性は、これらのアプリケーション・プログラムの実行によって提供される。アプリケーション・プログラムまたはこれらのアプリケーション・プログラムの選択された部分は、システム・プラットフォーム上で実行される時に、次で説明するハンドオーバ・サービスを提供するコンピュータ・ソフトウェア製品を構成する。さらに、そのようなコンピュータ・ソフトウェア製品は、これらのアプリケーション・プログラムまたはアプリケーション・プログラムの前記選択された部分を格納する、記憶媒体すなわちメモリ301によって構成される。
UE 4に供給するホーム・エージェント5は、コア・ネットワーク3に接続される。
図4に、図3に示されたハンドオーバのメッセージ・フロー図を示す。UE 4は、L3レイヤ上の処理エンティティ/インタフェース413、L2レイヤ上のソースRAN 1へのソース無線インタフェース41(=L2(S))、およびL2レイヤ上のターゲットRAN 2へのターゲット無線インタフェース42(=L2(T))と共にMxMM/TEエンティティ40を含む。ソースRAN 1のネットワーク・ユニット10は、L2レイヤ上の処理エンティティ/インタフェース112、L3レイヤ上の処理エンティティ/インタフェース113、およびRAN制御エンティティ100”を含む。ソースRAN 2のネットワーク・ユニット20は、L2レイヤ上の処理エンティティ/インタフェース212、L3レイヤ上の処理エンティティ/インタフェース213、およびRAN制御エンティティ200”を含む。コア・ネットワーク3のネットワーク・ユニット30は、MxMM/NETエンティティ300を含む。図4は、UE 4のホーム・エージェント5をも示す。
UE 4がソース無線アクセス・ネットワーク1からターゲット無線アクセス・ネットワーク2への既存無線接続14をハンドオーバするためのL3ハンドオーバ判断は、コア・ネットワーク3のMulti−Standard Mobility Managementエンティティ300によってメッセージ501”として受信される。受信されたハンドオーバ判断によってトリガされて、コア・ネットワーク3のネットワーク・ユニット30すなわち、MxMM/NETエンティティ300は、一方では、リソース予約およびコンテキスト転送手順502”を、ターゲットRAN 2すなわちRAN制御エンティティ200”と共に実行する。
その一方で、コア・ネットワーク3(MxMM/NETエンティティ300)は、UE 4のMxMMエンティティ40(=MxMM/TE)にハンドオーバ・コマンド503”を送信する。このコマンドおよび他のコマンドに関して、現在開発されているIEEE 802.21標準規格のMICSを使用することができる(Draft IEEE Standard for Local and Metropolitan Area Networks:Media Independent Handover Services. IEEE P802.21/D05.02、2007年6月を参照されたい)。
次に、MxMM/TEエンティティ40は、ターゲットRAN 2のL2(T)42およびL2インタフェース212を伴うLink Attach手順505をトリガするためにUE 4のターゲット無線インタフェース42(=L2(T))にLink Attachコマンド504を送信することによって、ハンドオーバ実行のUE部分を開始する。Link Attach手順505では、UE 4とターゲットRAN 2との間のL2(T)インタフェース42を介する接続24が、UE 4とソースRAN 1との間のL2(S)インタフェース41を介する既存接続14と同時に、確立される。
UE 4とターゲットRAN 2との間のターゲット無線リンク24がセット・アップされる時に、Link Attachイベント506が、逆方向でL2(T)42からUE 4のMxMM/TEエンティティ40に送信される。同様に、Link Attachイベント507”が、ターゲットRAN 2のL2インタフェース212からコア・ネットワーク3のMxMM/NETエンティティ300に送信される。このイベントおよび他のイベントに関して、IEEE 802.21のMIESを使用することができる。
UE 4の既存接続が中断されてはならない場合には、L2(S)41で使用されるIPアドレスを、L2(T)42でも使用しなければならない。したがって、UE 4は、ソース無線インタフェースL2(S)41上と同一のIPアドレスをターゲット無線インタフェースL2(T)42上で構成する。この構成は、Link Attachイベント506の後で行うことができる。同一のIPアドレスを用いて構成された2つのインタフェースL2(S)41およびL2(T)42の並列動作は、対応するソフトウェア・ドライバの変更によって実現することができる。同一のIPアドレスの構成を、UE 4によって受信されるデータの対応する処理に基づいてUE内部で行うことができる。同一のIPアドレスを用いる2つのインタフェースの並列動作は、L3アドレス衝突を引き起こさない。というのは、無線インタフェースL2(S)41とL2(T)42との両方が、異なるL2リンクおよびL3リンク上で操作されるからである。ソースRAN 1およびターゲットRAN 2は、2つの異なるサブネットワークを表す。さらに、同一のIPアドレスを用いて構成された2つのインタフェースL2(S)41およびL2(T)42の並列動作を、主に冗長性およびスループットを高めるのに使用される、複数のインタフェースを組み合わせるための周知のチャネル・ボンディングまたはリンク集約機構に基づくものとすることができる。
その一方で、コア・ネットワーク3(MxMM/NETエンティティ300)は、ターゲットRAN 2のL3処理エンティティ/インタフェース213すなわちゲートウェイ・アクセス・ルータにMIP Registrationコマンド508”を送信して、K.Leung他(上で引用)またはS.Gundavelli他(上で引用)によって標準化されたPMIP手順509を開始する。Link Attachイベント507”およびMIP Registrationコマンド508”の代わりに、Link Attachイベント507*をL3処理エンティティ/インタフェースに直接に送信して、PMIP手順509をトリガすることができる。PMIP手順509は、ターゲットRAN 2のL3処理エンティティ/インタフェース213とUE 4に関連するホーム・エージェント5との間で実行される。PMIP手順509が終了した後に、MIP Registrationイベント510”が、L3処理エンティティ/インタフェース213からコア・ネットワーク3のMxMM/NETエンティティ300に送信される。
その後、UE 4は、L3ダウンリンク・ルートがソースRAN 1からターゲットRAN 2に切り替えられることをトリガする必要がある。この指示は、ターゲット無線インタフェースL2(T)42を介するUE 4でのダウンリンク・トラフィックの受信とすることができ、この受信は、通常、UE 4のソース無線インタフェースL2(S)41で期待される。第2の解決策は、コア・ネットワーク3からUE 4に送信されるL3 Downlink Switchイベント511”とすることができる。Proxy Mobile IPv6の場合には、第3の解決策として、自発的ルータ広告510*を、UE 4のL3レイヤの処理エンティティ/インタフェースに直接に送信し、MIP Registrationイベント510”、L3 Downlink Switchイベント511”、およびInterface Preference Changeコマンド512を置換することができる(上で引用したGundavelli他を参照されたい)。
ダウンリンク切替トリガの受信の後に、レイヤ3の処理エンティティ/インタフェース413は、MxMM/TEエンティティ40からL3処理エンティティ/インタフェース413に送信されるInterface Preference Changeコマンド512によってまたはターゲット無線インタフェースでダウンリンク・トラフィックを受信することによってまたは自発的ルータ広告510*を受信することによってのいずれかで、L3アップリンク・トラフィック用の無線インタフェースを切り替える。L3処理エンティティ/インタフェース413からMxMM/TEエンティティ40に送信される、対応するInterface Preference Changeイベント513が、逆方向で受信される時に、Link Detachコマンド514が、MxMM/TEエンティティ40からL2(S)インタフェース41に送信される。コマンド514によってトリガされて、ソース無線リンク41(=L2(S))のLink Detach手順515を実行することができ、あるいは、単純にL2(S)が非アクティブ化される。Link Detach手順515またはL2(S)の非アクティブ化は、UE 4とソースRAN 1との間の接続をクローズする。
Link Detach手順515が終了した後に、Link Detachイベント・メッセージ516、517”が、UE 4のL2(S)インタフェース41からUE 4のMxMM/TEエンティティ40に、およびソースRAN 1のL2インタフェース112からソースRAN 1のRAN制御エンティティ100に送信される。
ホーム・エージェント5でのダウンリンクの切替(ソースRAN 1−UE 4からターゲットRAN 2−UE 4への切替)は、UE 4でのアップリンクの切替(UE 4−ソースRAN 1からUE 4−ターゲットRAN 2への切替)より以前に実行される。
ホーム・エージェント5でのダウンリンクの切替の後に、「古い」アップリンクおよび「新しい」アップリンクが、事前に決定されるタイム・インターバルの間にホーム・エージェント5で同時に動作しなければならない。というのは、ダウンリンクの切替の後に、UEが、さらに、ソース無線アクセス・ネットワークを介してアップリンク・パケットを送信するからである。タイマの満了の後にのみ、「新しい」アップリンクが、ホーム・エージェント5によってさらに使用される。
UE 4でのアップリンクの切替の後に、「古い」ダウンリンクおよび「新しい」ダウンリンクは、事前に決定されるタイム・インターバルの間に同時に動作する。「古い」ダウンリンクは、ソースRAN 1を介するUE 4へのダウンリンクを意味し、「新しい」ダウンリンクは、ターゲットRAN 1を介する UE 4へのダウンリンクを意味する。この2つのダウンリンク接続の同時動作は、メイク・ビフォア・ブレーク原理に従う。
好ましい実施形態では、「古い」ダウンリンクおよび「新しい」ダウンリンクは、1秒未満の間、特に好ましい実施形態では100ms未満の間、同時に動作する。このタイム・インターバルは、「古い」ダウンリンクでまだ送信されているIPパケットに、「古い」ダウンリンクがクローズされる前にUE 4に到達するのに十分な時間を与えるために必須である。楽観的モードなしの重複アドレス検出(=DAD)が、「新しい」リンク上で要求される場合には、両方のリンクを、DAD手順のタイマが満了するまで同時に動作させなければならない。事前に決定されるタイム・インターバルが満了した後に、「古い」ダウンリンクは、クローズ/解放され、「新しい」ダウンリンクだけが、動作状態に保たれる。
その一方で、2つのダウンリンクの同時動作のタイム・インターバルは、長すぎないように、好ましくは1秒より長くならないように選択されなければならない。というのは、2つの並列インタフェースの同時維持が、一方では大量の電気エネルギを消費し、これがUE 4のバッテリの最終的な消耗につながる可能性があるからである。その一方で、無線リソース(たとえば、UMTS内の専用チャネル)の二重使用は、最小化されなければならない。したがって、アップリンク切替およびダウンリンク切替のタイミングは、適当に調整されなければならない。
ソースRAN 1およびターゲットRAN 2を介するダウンリンクでのIPパケットのランタイムは、異なるものとすることができる。このランタイムの相違は、同一のIPアドレスを用いる2つのインタフェースL2(S)41およびL2(T)42の同時動作の時間期間を判定する時に考慮することができる。
Claims (10)
- 第1のレイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワーク(1)から同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)へのユーザ機器(4)とコア・ネットワーク(3)との間の無線パケットベースの接続のハンドオーバ(1424)を実行する方法であって、
前記ユーザ機器(4)内で2つの無線インタフェース(41、42)を提供するステップを含み、前記2つの無線インタフェース(41、42)の一方(41)が、前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)とのソース無線インタフェースとして働き、前記2つの無線インタフェース(41、42)の他方(42)が、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)とのターゲット無線インタフェースとして働き、さらに、
前記ユーザ機器(4)と前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)との間の無線接続(14)を解放する前に、前記ユーザ機器(4)と前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)との間の無線接続(24)を確立するステップと、
前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)および前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)に対して確立された前記2つの無線接続(14、24)の並列存在の時間期間中に前記2つの無線インタフェース(41、42)のそれぞれで同一のIPアドレスを前記ユーザ機器(4)で構成するステップと、
Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによって前記ハンドオーバ・プロセス(1424)を実行するステップと、
前記ユーザ機器(4)内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティ(40、100、200、300)ならびにソースおよびターゲット無線ネットワーク(1、2)またはコア・ネットワーク(3)によって前記ハンドオーバ・プロセス(1424)を制御するステップと、を含むことを特徴とする方法。 - ハンドオーバ・ポリシ機能のハンドオーバ判断(501、501”)によって前記ハンドオーバ(1424)を開始するステップと、
前記ハンドオーバ判断(501、501”)によってトリガされて、UE関連マルチスタンダード・データを前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)から前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)に転送し、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)でアドミッション・コントロールを行い、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)から前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)に無線パラメータを転送するためにリソース予約およびコンテキスト転送手順(502、502”)を実行するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 前記ユーザ機器(4)と前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)との間の前記無線接続(24)を確立した後に、前記ユーザ機器(4)のアップリンク(14u、24u)を前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)から前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)に切り替えるステップをさらに含み、これによって、前記アップリンク(14u、24u)が、前記ユーザ機器(4)から発しソースIPアドレスとして前記IPアドレスを含むIPパケット・トラフィックのリンクを表し、さらに、
前記アップリンク(14u、24u)の前記切替の後に、前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)と前記ユーザ機器(4)との間のダウンリンク(14d)を事前定義の時間期間の間に維持するステップをさらに含み、これによって、前記ダウンリンク(14d)が、前記ユーザ機器(4)宛の、宛先アドレスとして前記IPアドレスを含むIPパケット・トラフィックのリンクを表し、さらに、
前記時間期間の経過の後に、前記ユーザ機器(4)と前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)との間の前記無線接続(14)を解放するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)のタイプ、前記ユーザ機器(4)と前記ユーザ機器(4)のホーム・エージェント(5)との間の接続の物理的距離、前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)の負荷、前記ユーザ機器(4)へ/から送信されるパケット・トラフィックのタイプ、具体的にはリアルタイム・トラフィックまたは非リアルタイム・トラフィックという要因のうちの少なくとも1つに依存して前記時間期間を判定するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
- 前記ユーザ機器(4)と前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)との間で前記無線接続(24)を確立した後に、前記ユーザ機器(4)宛のパケットのダウンリンク・ルート(14d、24d)が、前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)から前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)に切り替えられることを前記ユーザ機器(4)に示すステップと、
前記ターゲット無線インタフェース(42)上でダウンリンク・パケットを受信することまたは前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)からダウンリンク切替イベント(511、511”)を受信することによって、前記表示を前記ユーザ機器(4)によって受信するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 前記ユーザ機器(4)と前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)との間の前記無線接続(24)を確立した後に、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)または前記コア・ネットワーク(3)から前記ユーザ機器(4)に、アップリンク切替が発生しなければならないことを示すステップと、
この表示によってトリガされて、前記ユーザ機器(4)と前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)との間の前記無線接続(14)を解放するリンク・デタッチ手順(515)を実行するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 第1のレイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワーク(1)から同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)へのユーザ機器(4)とコア・ネットワーク(3)との間の無線パケットベースの接続のハンドオーバ(1424)に使用されるユーザ機器(4)であって、
ユーザ機器(4)が、ユーザ機器(4)内で2つの無線インタフェース(41、42)を提供するように適合され、前記2つの無線インタフェース(41、42)の一方(41)が、前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)とのソース無線インタフェースとして働き、前記2つの無線インタフェース(41、42)の他方(42)が、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)とのターゲット無線インタフェースとして働き、ユーザ機器(4)が、前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)との無線接続(14)を解放する前に、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)との無線接続(24)を確立するように適合され、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)および前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)に対して確立された前記2つの無線接続(14、24)の並列存在の時間期間中に前記2つの無線インタフェース(41、42)のそれぞれで同一のIPアドレスをユーザ機器(4)で構成するように適合され、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによって前記ハンドオーバ・プロセス(1424)を実行するように適合され、ユーザ機器(4)内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティ(40)によって前記ハンドオーバ・プロセス(1424)を制御するように適合される、ことを特徴とするユーザ機器(4)。 - ソース無線アクセス・ネットワーク(1)のネットワーク・ユニット(10)であって、ネットワーク・ユニット(10)が、第1のレイヤ2テクノロジを有する前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)から同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)へのユーザ機器(4)とコア・ネットワーク(3)との間の無線パケットベースの接続のハンドオーバ(1424)をサポートし、
ネットワーク・ユニット(10)が、前記ユーザ機器(4)内で提供される2つの無線インタフェース(41、42)のうちの1つ(41)を介して前記ユーザ機器(4)をインタフェースするように適合され、前記2つの無線インタフェース(41、42)の一方(41)が、前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)とのソース無線インタフェースとして働き、前記2つの無線インタフェース(41、42)の他方(42)が、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)とのターゲット無線インタフェースとして働き、ネットワーク・ユニット(10)が、前記ユーザ機器(4)との無線接続(14)の解放の前に前記ユーザ機器(4)と前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)との間の無線接続(24)の確立をトリガし、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)および前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)に対して確立された前記2つの無線接続(14、24)の並列存在の時間期間中に前記2つの無線インタフェース(41、42)のそれぞれの前記ユーザ機器(4)で構成されるIPアドレスを用いて前記ソース無線インタフェース(41)をアドレッシングし、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによって前記ハンドオーバ・プロセス(1424)を実行し、前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティ(100)によって前記ハンドオーバ・プロセス(1424)を制御するように適合される、ことを特徴とする、ネットワーク・ユニット(10)。 - ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)のネットワーク・ユニット(20)であって、第1レイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワーク(1)から同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有する前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)へのユーザ機器(4)とコア・ネットワーク(3)との間の無線パケットベース接続のハンドオーバ(1424)をサポートし、
ネットワーク・ユニット(20)が、前記ユーザ機器(4)内で提供される2つの無線インタフェース(41、42)のうちの1つ(42)を介して前記ユーザ機器(4)にインタフェースするように適合され、前記2つの無線インタフェース(41、42)の前記1つ(42)が、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)とのターゲット無線インタフェースとして働き、前記2つの無線インタフェース(41、42)の他方の1つ(41)が、前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)とのソース無線インタフェースとして働き、ネットワーク・ユニット(20)が、前記ユーザ機器(4)と前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)との間の無線接続(14)の解放の前に前記ユーザ機器(4)への無線接続(24)を確立し、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)および前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)に対して確立された前記2つの無線接続(14、24)の並列存在の時間期間中に前記2つの無線インタフェース(41、42)のそれぞれで前記ユーザ機器(4)で構成されるIPアドレスを用いて前記ターゲット無線インタフェース(42)をアドレッシングし、Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによって前記ハンドオーバ・プロセス(1424)を実行し、前記ターゲット無線ネットワーク(2)内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティ(200)によって前記ハンドオーバ・プロセス(1424)を制御するように適合される、ことを特徴とするネットワーク・ユニット(20)。 - コア・ネットワーク(3)のネットワーク・ユニット(30)であって、ネットワーク・ユニット(30)が、第1レイヤ2テクノロジを有するソース無線アクセス・ネットワーク(1)から同一のまたは異なるレイヤ2テクノロジを有するターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)へのユーザ機器(4)と前記コア・ネットワーク(3)との間の無線パケットベース接続のハンドオーバ(1424)をサポートし、
ネットワーク・ユニット(30)が、
前記ユーザ機器(4)内で提供される2つの無線インタフェース(41、42)を介して前記ユーザ機器(4)とインタフェースし、前記2つの無線インタフェース(41、42)のうちの1つ(42)が、前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)とのターゲット無線インタフェースとして働き、前記2つの無線インタフェース(41、42)のうちの他方の1つ(41)が、前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)とのソース無線インタフェースとして働き、
前記ユーザ機器(4)と前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)との間の無線接続(14)の解放の前に、前記ユーザ機器(4)と前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)との間の無線接続(24)の確立をトリガし、
前記ターゲット無線アクセス・ネットワーク(2)および前記ソース無線アクセス・ネットワーク(1)に対して確立された前記2つの無線接続(14、24)の並列存在の時間期間中に前記2つの無線インタフェース(41、42)のそれぞれで前記ユーザ機器(4)で構成されるIPアドレスを用いて前記ソース無線インタフェース(41)および前記ターゲット無線インタフェース(42)をアドレッシングし、
Proxy Mobile IPレイヤ3ハンドオーバ・プロセスを使用することによって前記ハンドオーバ・プロセス(1424)を実行し、
前記コア・ネットワーク(3)内で提供されるmulti−standard mobility managementエンティティ(300)によって前記ハンドオーバ・プロセス(1424)を制御する、ように適合されることを特徴とするネットワーク・ユニット(30)。
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