JP5000548B2 - 呼制御システム及び呼制御方法 - Google Patents

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本発明は、移動中の通信端末に対する着信処理を実行する呼制御システム及び呼制御方法に関するものである。
最近、移動体通信網のコアネットワーク技術としてIMS(IP Multimedia Subsystem)ネットワークが整備されようとしている。IMSネットワークは、SIP(Session Initiated Protocol)という通信プロトコルを用い、データ通信だけでなく音声や動画のリアルタイム通信を実現するマルチメディアサービスを提供できるネットワークである。下記特許文献1には、IMSネットワークを備える移動通信システムが記載されている。
IMSネットワークでは、CSCF(Call/Session Control Function)と呼ばれる呼制御装置、AS(Application Server)と呼ばれるサービス制御装置、及びCS−GW(Circuit Switched Gateway)と呼ばれるゲートウェイノードの協働により呼制御が実行される。また、IMSネットワークでは、移動通信端末の呼制御を実行するCSCF、AS及びCS−GWの情報(加入者情報)がHLR(Home Location Register)又はHSS(Home Subscriber Server)という加入者データベースに記憶される。IMSネットワークにおいても、加入者情報は移動通信端末の現在位置を示す位置情報に基づいて登録及び更新される(Registration処理)。
特開2007−60181号公報
IMSネットワークでは、上記Registration処理と着信処理(Paging処理)とが別個独立に実行される。そのため、移動中の通信端末に対して着信処理を実行すると、場合によっては、移動前のエリアを管理するCSCFにより着信処理が実行され、その処理に対して通信端末が応答しないために、呼損が発生する可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、呼制御装置が管理するエリアを跨いで移動した通信端末に対して、呼損を生じることなく着信処理を実行することが可能な呼制御システム及び呼制御方法を提供することを目的とする。
本発明の呼制御システムは、通信端末を示す端末識別情報と、該通信端末と通信可能な呼制御装置を示す装置識別情報とを関連付けて記憶するデータベースと、発信端末と着信端末との間の呼の確立を要求する呼確立要求信号を発信端末から受信する発側呼制御装置と、発側呼制御装置から受信した呼確立要求信号に基づいて管理エリア内の着信端末を呼び出すことが可能な複数の着側呼制御装置とを備える呼制御システムであって、データベースが、着信端末が在圏するエリアを示す位置情報に基づいて、該着信端末に対応する装置識別情報を、該着信端末が在圏するエリアを管理する着側呼制御装置を示す新たな装置識別情報に更新する更新手段と、更新手段により装置識別情報が更新されたことを示す更新通知を、更新手段により更新される前の装置識別情報で示される着側呼制御装置に送信する更新通知送信手段と、を備え、発側呼制御装置が、呼確立要求信号に含まれる着信端末の端末識別情報と関連付けられている装置識別情報をデータベースから取得し、取得した装置識別情報で示される一の着側呼制御装置に該呼確立要求信号を送信する信号送信手段と、信号送信手段により送信された呼確立要求信号を受信した一の着側呼制御装置から、着信端末が他のエリアに移動したことを示す移動通知を受信する移動通知受信手段と、移動通知受信手段により移動通知が受信された場合に、着信端末の端末識別情報に対応する装置識別情報をデータベースから再度取得し、取得した装置識別情報で示される別の着側呼制御装置に呼確立要求信号を再送信する信号再送信手段と、を備え、着側呼制御装置が、発側呼制御装置から受信した呼確立要求信号に基づいて着信端末を呼び出す呼出手段と、呼出手段により着信端末を呼び出しているときにデータベースから更新通知を受信した場合に、該着信端末の呼出を中止し、移動通知を発側呼制御装置に送信する移動通知送信手段と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明の呼制御方法は、通信端末を示す端末識別情報と、該通信端末と通信可能な呼制御装置を示す装置識別情報とを関連付けて記憶するデータベースと、発信端末と着信端末との間の呼の確立を要求する呼確立要求信号を発信端末から受信する発側呼制御装置と、発側呼制御装置から受信した呼確立要求信号に基づいて管理エリア内の着信端末を呼び出すことが可能な複数の着側呼制御装置とを備える呼制御システム、における呼制御方法であって、発側呼制御装置が、呼確立要求信号に含まれる着信端末の端末識別情報と関連付けられている装置識別情報をデータベースから取得し、取得した装置識別情報で示される一の着側呼制御装置に該呼確立要求信号を送信する信号送信ステップと、一の着側呼制御装置が、信号送信ステップにおいて送信された呼確立要求信号に基づいて着信端末を呼び出す呼出ステップと、データベースが、一の着側呼制御装置の管理エリアから移動した着信端末が在圏するエリアを示す位置情報に基づいて、該着信端末に対応する装置識別情報を、該着信端末が在圏するエリアを管理する着側呼制御装置を示す新たな装置識別情報に更新する更新ステップと、データベースが、更新ステップにおいて装置識別情報が更新されたことを示す更新通知を、更新ステップにおいて更新される前の装置識別情報で示される一の着側呼制御装置に送信する更新通知送信ステップと、一の着側呼制御装置が、呼出ステップにおいて着信端末を呼び出しているときに更新通知送信ステップにおいて送信された更新通知を受信した場合に、該着信端末の呼出を中止し、該着信端末が他のエリアに移動したことを示す移動通知を発側呼制御装置に送信する移動通知送信ステップと、発側呼制御装置が、移動通知送信ステップにおいて送信された移動通知を受信する移動通知受信ステップと、発側呼制御装置が、移動通知受信ステップにおいて移動通知が受信された場合に、着信端末の端末識別情報に対応する装置識別情報をデータベースから再度取得し、取得した装置識別情報で示される別の着側呼制御装置に呼確立要求信号を再送信する信号再送信ステップと、を含むことを特徴とする。
このような呼制御システム及び呼制御方法によれば、一の着側呼制御装置が着信端末を呼び出している最中にその着信端末が該一の着側呼制御装置の管理エリアから別の着側呼制御装置の管理エリアに移動すると、データベースに記憶されている着信端末に対応する装置識別情報が、該別の着側呼制御装置を示す新たな装置識別情報に更新される。続いて、その更新を示す更新通知が、呼出処理を実行中の一の着側呼制御装置に送信され、その更新通知に基づいて該一の着側呼制御装置における呼出処理が中止され、着信端末が移動したことを示す移動通知が該一の着側呼制御装置から発側呼制御装置に送信される。そして、その移動通知に基づいて、着信端末に対応する装置識別情報が再度取得され、新たな装置識別情報で示される別の着側呼制御装置に呼確立要求信号が再送信される。これにより、着信処理(呼出処理)中に着信端末が移動した場合には、移動先のエリアを管理する着側呼制御装置によりその着信処理が引き継がれるので、呼制御装置が管理するエリアを跨いで移動した通信端末に対して、呼損を生じることなく着信処理を実行できる。
本発明の呼制御システムでは、更新通知送信手段が、着信端末が在圏するエリアを管理するコアネットワークの種類を示す在圏情報を含む更新通知を送信し、移動通知送信手段が、更新通知送信手段により送信された更新通知から抽出した在圏情報を含む移動通知を送信し、信号再送信手段が、移動通知送信手段により送信された移動通知に含まれる在圏情報に基づいて、呼確立要求信号に基づく呼出処理をどのコアネットワークを介して実行するかを決定し、決定結果に基づいて、着信端末の端末識別情報に対応する装置識別情報をデータベースから再度取得することが好ましい。
この場合、更新通知及び移動通知に、着信端末の移動先のエリアを管理するコアネットワークの種類を示す在圏情報が含まれる。そして、発側呼制御装置において、どのコアネットワークを介して着信端末を再度呼び出すかが決定され、その決定結果に基づいて装置識別情報が再度取得される。これにより、呼制御システムが複数種類のコアネットワークを備えている場合でも、呼損を生じることなく着信処理を実行できる。
このような呼制御システム及び呼制御方法によれば、着信端末に対応する装置識別情報が更新されたことが着信処理中の着側呼制御装置に通知され、その着側呼制御装置から発側呼制御装置に着信端末が移動したことが通知され、その発側呼制御装置において、更新後の装置識別情報で示される別の着側呼制御装置に呼確立要求信号が送信される。したがって、呼制御装置が管理するエリアを跨いで移動した通信端末に対して、呼損を生じることなく着信処理を実行できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、図1及び2を用いて、第1実施形態に係る呼制御システム1の全体構成を説明する。図1は呼制御システム1の全体構成を示す図である。図2は、その呼制御システム1の詳細な構成を示す図である。
呼制御システム1は、発信端末(携帯電話機)MSと、発信端末MSが在圏する発側ネットワークNSと、着信端末(携帯電話機)MRと、着信端末MRが在圏する着側ネットワークNRと、発側ネットワークNSと着側ネットワークNRとを接続するコアネットワークNCとを備えている。発側ネットワークNS及び着側ネットワークNRは、共に第三世代無線ネットワークである。もっとも、アクセスネットワークの構成は限定されるものではない。
コアネットワークNCはIMSネットワークであり、発側CSCF(発側呼制御装置)10、HSSで構成される加入者データベース20、複数の着側CSCF(着側呼制御装置)30及び複数の着側CS−GW40を含んで構成されている。
発側CSCF10は、発信端末MSと着信端末MRとを通信接続するために呼制御を実行する呼制御装置である。発側CSCF10は、発信端末MSから送信され、発側ネットワークNSとコアネットワークNCとを接続する発側CS−GW(図示せず)を経由して伝送されてきたINVITEメッセージ(呼確立要求信号)を受信し、その信号から着信端末MRのユーザ識別子を抽出する。続いて、発側CSCF10は抽出したユーザ識別子を含むLIR(Location Information Request)メッセージを加入者データベース20に送信し、そのLIRメッセージに応じて加入者データベース20から送信されたLIA(Location Information Answer)メッセージを取得する。このLIAメッセージは、送信したユーザ識別子に対応するCSCFアドレス(後述)を含む信号である。続いて、発側CSCF10は取得したCSCFアドレスに基づいて、INVITEメッセージを着側CSCF(例えば着側CSCF30a)に送信する。
加入者データベース20は、携帯電話機のユーザ識別子と、その携帯電話機の呼制御を実行するCS−GW、CSCF及び図示しないASをそれぞれ識別するGWアドレス、CSCFアドレス、及びASアドレスとが関連付けられた加入者情報(プロファイル)を記憶するデータベースサーバである。ユーザ識別子は、携帯電話機を示す端末識別情報であり、CSCFアドレスは、その携帯電話機と通信可能なCSCFを示す装置識別情報である。GWアドレス、CSCFアドレス及びASアドレスは、携帯電話機があるエリアから他のエリアに移動する度に、その携帯電話機の在圏エリアを示す位置情報に基づいて更新される。なお、加入者情報には、ユーザ識別子、GWアドレス、CSCFアドレス、及びASアドレス以外にも、呼制御を実行するための各種情報(例えば暗証番号や認証情報など)が含まれるが、他の情報については説明を省略する。
着側CSCF30は、発信端末MSと着信端末MRとを通信接続するために呼制御を実行する呼制御装置である。着側CSCF30は、所定のエリア単位(例えば都道府県単位)で設置されており、自装置が管理するエリア(管理エリア)内に在圏する携帯電話機に対する着信処理(呼出処理)を実行することが可能である。着側CSCF30は、発側CSCF10からINVITEメッセージを受信すると、自装置の管理エリア内に在圏する着信端末MRを呼び出す。具体的には、着側CSCF30は受信したINVITEメッセージを着側CS−GW40に転送し、着側CS−GW40を介して着信端末MRを呼び出す。
着側CS−GW40は、着側ネットワークNRと接続する通信制御装置である。着側CS−GW40は着側CSCF30からINVITEメッセージを受信し、そのINVITEメッセージに基づいて着信端末MRを呼び出す。これにより、通常は、着信端末MRに対する着信処理が完了する。
なお、以下では、エリアAaを管理する着側CSCF30及び着側CS−GW40をそれぞれ着側CSCF30a、着側CS−GW40aともいい、エリアAbを管理する着側CSCF30及び着側CS−GW40をそれぞれ着側CSCF30b及び着側CS−GW40bともいう。
続いて、図3及び4を用いて、図2に示す発側CSCF10の機能構成を説明する。図3は発側CSCF10の機能構成を示す図である。図4は発側CSCF10のハードウェア構成を示す図である。
発側CSCF10は、機能的構成要素として加入者情報管理部11、ルーティング制御部12及び着信制御部13(信号送信手段、移動通知受信手段、信号再送信手段)を備えている。
発側CSCF10は、図4に示すように、CPU101と、ROMやRAMで構成される主記憶部102と、ハードディスクなどで構成される補助記憶部103と、着側CSCF30などの他の通信装置との間で信号の送受信を行うための通信インタフェース104と、キーやスイッチなどで構成される入力部105と、モニタなどで構成される出力部106とを備えている。図3に示す発側CSCF10の各機能は、CPU101又は主記憶部102上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませ、CPU101の制御の下で通信インタフェース104、入力部105及び出力部106を動作させるとともに、主記憶部102又は補助記憶部103に対してデータの読み出し又は書き込みを行うことで実現される。
加入者情報管理部11は、携帯電話機(通信端末)の加入者情報を記憶するデータベースである。加入者情報管理部11は、後述する加入者データベース20に記憶されている加入者情報の一部(CSCFアドレスなど)のコピーを記憶している。
ルーティング制御部12は、INVITEメッセージを着側CSCF30に送信するために必要なルーティング情報を生成する手段である。後述するように着信制御部13からCSCFアドレスが入力されると、ルーティング制御部12はそのCSCFアドレスに基づいてINVITEメッセージを送信する経路を決定し、決定した経路を示すルーティング情報を着信制御部13に出力する。
着信制御部13は、他の呼制御装置や通信制御装置との間の通信を実行する手段であり、いくつかの機能を有する。
まず、着信制御部13は、INVITEメッセージに含まれる着信端末MRのユーザ識別子と関連付けられているCSCFアドレスをデータベースから取得し、取得したCSCFアドレスで示される着側CSCF30にそのINVITEメッセージを送信する手段である。
着信制御部13は、INVITEメッセージから着信端末MRのユーザ識別子を抽出し、そのユーザ識別子に関連付けられるCSCFアドレスを加入者情報管理部11から取得する。続いて、着信制御部13は、取得したCSCFアドレスをルーティング制御部12に出力し、その出力に応じてルーティング制御部12から入力されたルーティング情報を取得する。続いて、着信制御部13はそのルーティング情報に基づいてINVITEメッセージを着側CSCF30に送信する。
また、着信制御部13は、INVITEメッセージの送信先である着側CSCF30から、着信端末MRが他のエリアに移動したことを示す移動通知(SIP_4xxメッセージ)を受信した場合に、着信端末MRに対応するCSCFアドレスをデータベースから再度取得し、取得したCSCFアドレスで示される別の着側CSCF30にINVITEメッセージを再送信する手段である。
着信制御部13は、着側CSCF30から移動通知を受信すると、着信端末MRのユーザ識別子を加入者データベース20に送信し、この送信に応じて加入者データベース20から送信されてきたCSCFアドレスを取得する。続いて、着信制御部13はそのCSCFアドレスをルーティング制御部12に出力することでルーティング情報を取得し、取得したルーティング情報に基づいてINVITEメッセージを、取得したCSCFアドレスで示される着側CSCF30に再送信する。
続いて、図5を用いて、図2に示す加入者データベース20の機能構成を説明する。図5は加入者データベース20の機能構成を示す図である。
加入者データベース20は、機能的構成要素として加入者情報管理部21、ルーティング制御部22、着信制御部23及びRegistration処理部(更新手段、更新通知送信手段)24を備えている。
加入者データベース20のハードウェイ構成は図4に示す発側CSCF10と同様であり、加入者データベース20の各機能がハードウェア上でどのように実現されるかも、発側CSCF10について説明したことと同様である。
加入者情報管理部21は、携帯電話機の加入者情報を記憶するデータベースである。加入者情報管理部21は、携帯電話機が在圏するアクセスネットワークから受信した位置情報に基づいて、その携帯電話機の加入者情報を更新する。ここで、位置情報は後述するRegistration処理部24から入力され、その位置情報に基づく更新は携帯電話機がエリア間を移動する度に実行される。例えば、着信端末MRが、着側CSCF30aが管理するエリアAaから着側CSCF30bが管理するエリアAbに移動した場合、加入者情報管理部21は、着信端末MRの加入者情報を、エリアAbを管理する着側CSCF30bのCSCFアドレスを含む新たな加入者情報で更新する。
ルーティング制御部22は、各種情報を他の通信機器に送信するためのルーティング情報を生成する手段である。
着信制御部23は、発側CSCF10が着側CSCF30にINVITEメッセージを送信する際に必要なCSCFアドレスを発側CSCF10に提供する手段である。着信制御部23は、発側CSCF10から着信端末MRのユーザ識別子を受信すると、そのユーザ識別子に関連付けられているCSCFアドレスを加入者情報管理部21から取得して発側CSCF10に送信する。
Registration処理部24は、携帯電話機の位置情報に基づいてその携帯電話機の加入者情報を更新し、その更新を示す更新通知を、更新前のCSCFアドレスで示される着側CSCF30に送信する手段である。
Registration処理部24の処理を、着信端末MRがエリアAaからエリアAbに移動した場合を例に説明する。着信端末MRがエリアAbに移動すると、着信端末MRからの要求に基づいて、着信端末MRの現在位置を示す位置情報が着側アクセスネットワークNR内において登録される。その後、その位置情報を含む位置登録要求が着側CS−GW40b、着側CSCF30b及びエリアAbのAS(図示せず)を介して加入者データベース20に送信される。この時点で、位置登録要求には、着側CS−GW40bのGWアドレス、着側CSCF30bのCSCFアドレス、及びエリアAbのASのASアドレスが付加される。
Registration処理部24は、このように送信されてきた位置登録要求に含まれるGWアドレス、CSCFアドレス及びASアドレスを着信端末MRのユーザ識別子と関連付けて加入者情報管理部21に記憶する。これにより、加入者情報が更新される。続いて、Registration処理部24は、位置登録要求に基づいて加入者情報が更新されたことを示す位置登録応答を生成し、エリアAbのASを介して着側CSCF30bに送信する。この際、Registration処理部24は着側CSCF30bに関するルーティング情報をルーティング制御部22から取得する。
また、Registration処理部24は、加入者情報を更新すると、着信端末MRの加入者情報が更新されたことを着側CSCF30aに通知すると共にその着側CSCF30aに対して着信端末MRの加入者情報を削除することを指示するための更新通知を生成する。すなわち、更新通知はプロファイル削除指示でもある。更新通知は、着信端末MRのユーザ識別子と、着信端末MRがIMSコアネットワークにより管理されるエリア内に移動したことを示す在圏情報「IMS在圏」とを含む。Registration処理部24は、生成した更新通知を、エリアAaのAS(図示せず)を介して、更新前のCSCFアドレスで示される着側CSCF30aに送信する。この際、Registration処理部24は着側CSCF30aに関するルーティング情報をルーティング制御部22から取得する。
続いて、図6を用いて、図2に示す着側CSCF30の機能構成を説明する。図6は着側CSCF30の機能構成を示す図である。
着側CSCF30は、機能的構成要素として加入者情報管理部31、ルーティング制御部32、着信制御部(呼出手段)33及びRegistration処理部(移動通知送信手段)34を備えている。
着側CSCF30のハードウェイ構成は図4に示す発側CSCF10と同様であり、着側CSCF30の各機能がハードウェア上でどのように実現されるかも、発側CSCF10について説明したことと同様である。
加入者情報管理部31は、携帯電話機の加入者情報を記憶するデータベースである加入者情報管理部31は、加入者データベース20に記憶されている加入者情報の一部(GWアドレスなど)のコピーを記憶している。
ルーティング制御部32は、INVITEメッセージを着側CS−CW40に送信するために必要なルーティング情報を生成する手段である。後述するように着信制御部33からGWアドレスが入力されると、ルーティング制御部32はそのGWアドレスに基づいてINVITEメッセージを送信する経路を決定し、決定した経路を示すルーティング情報を着信制御部33に出力する。
着信制御部33は、発側CSCF10から受信したINVITEメッセージに基づいて着信端末MRを呼び出す手段である。この呼出は、着側CS−GW40を介して実行される。
着信制御部33は、INVITEメッセージから着信端末MRのユーザ識別子を抽出し、そのユーザ識別子に関連付けられるGWアドレスを加入者情報管理部31から取得する。続いて、着信制御部33は、取得したGWアドレスをルーティング制御部32に出力し、その出力に応じてルーティング制御部32から入力されたルーティング情報を取得する。続いて、着信制御部33はそのルーティング情報に基づいてINVITEメッセージを着側CS−GW40に送信する。
また、着信制御部33は、移動通知を着側CS−GW40から受信し発側CSCF10に送信(転送)する。この移動通知は、後述するように、着信端末MRが他のエリアに移動したことを示す情報である。
Registration処理部34は、着信端末MRを呼び出しているときに加入者データベース20から更新通知(プロファイル削除指示)を受信した場合に、着信端末MRの呼出を中止する手段である。
Registration処理部34は、加入者データベース20から送信された更新通知を、図示しないASを介して受信する。続いて、Registration処理部34はその更新通知から着信端末MRのユーザ識別子を抽出し、そのユーザ識別子に対応する加入者情報を加入者情報管理部31から削除する。続いて、Registration処理部34は、着信端末MRの加入者情報が更新されたこと示す更新通知(NOTIFYメッセージ)を着側CS−GW40に送信する。この更新通知は、着信端末MRのユーザ識別子と、着信端末MRがIMSコアネットワークにより管理されるエリア内に移動したことを示す在圏情報「IMS在圏」とを含む。Registration処理部34は、更新通知を着側CS−GW40に送信することにより、着信制御部33から着側CS−GW40に送信されたINVITEメッセージに基づく呼出処理を中止する。
また、Registration処理部34は、管理エリア内に移動してきた着信端末MRについての位置登録要求(後述)を着側CS−GW40から取得し、取得した位置登録要求に着側CS−GW40のアドレスを付加する。続いて、Registration処理部34はその位置登録要求をAS(図示せず)を介して加入者データベース20に送信する。その後、Registration処理部34は、その位置登録要求に応じて加入者データベース20から送信された位置登録応答に基づいて、着信端末MRの加入者情報を加入者情報管理部31に記憶し、位置登録応答を着側CS−GW40に転送する。
続いて、図7を用いて、図2に示す着側CS−GW40の機能構成を説明する。図7は着側CS−GW40の機能構成を示す図である。
着側CS−GW40は、機能的構成要素として信号受信部41、着信処理部42及びRegistration処理部43を備えている。
着側CS−GW40のハードウェイ構成は図4に示す発側CSCF10と同様であり、着側CS−GW40の各機能がハードウェア上でどのように実現されるかも、発側CSCF10について説明したことと同様である。
信号受信部41は、INVITEメッセージ又は更新通知(NOTIFYメッセージ)を着側CSCF30から受信する手段である。INVITEメッセージを受信した場合、信号受信部41はそのメッセージを着信処理部42に出力する。更新通知を受信した場合、信号受信部41はその通知をRegistration処理部43に出力する。
着信処理部42は、着側CSCF30から受信したINVITEメッセージに基づいて着信端末MRを呼び出す手段である。信号受信部41からINVITEメッセージが入力されると、着信処理部42はそのメッセージに基づいて着信端末MRに対する着信処理(ページング処理)を実行する。この着信処理を実行する際には、着信処理部42は必要に応じて所定の信号解析処理やプロトコル変換処理を実行する。
着信処理部42は、この呼出処理を実行中にRegistration処理部43から中止信号が入力されると、その呼出処理を中止する。続いて、着信処理部42は、着信端末MRが別のエリアに移動したこと及びその移動によりその着信端末MRを呼び出せないことを示す移動通知(SIP_4xxメッセージ)を生成し、その通知をINVITEメッセージの送信元である着側CSCF30に送信する。この移動通知は、着信端末MRのユーザ識別子と、信号受信部41により受信された更新通知に含まれている在圏情報「IMS在圏」とを含む。
Registration処理部43は、着信端末MRを呼び出しているときに着側CSCF30から更新通知(NOTIFYメッセージ)を受信した場合に、着信端末MRの呼出を中止する手段である。信号受信部41から更新通知が入力されると、Registration処理部43は、着信端末MRの呼出しを中止するための中止信号を生成して着信処理部42に出力する。
また、Registration処理部43は、管理エリア内に移動してきた着信端末MRの位置情報を着側アクセスネットワークNRから取得し、取得した位置情報と、着側CS−GW40のGWアドレスとを含む位置登録要求を生成する。続いて、Registration処理部43は、生成した位置登録要求を、INVITEメッセージの送信元である着側CSCF30に送信する。その後、Registration処理部43は、位置登録要求に応じて加入者データベース20から送信され着側CSCF30を経由して転送されてきた位置登録応答を着信端末MRに送信する。
次に、図8を用いて、図1に示す呼制御システム1の処理を説明するとともに第1実施形態に係る呼制御方法について説明する。図8は、呼制御システム1の処理を示すシーケンス図である。ここでは、着信処理と、着信端末MRのエリアAaからエリアAbへの移動とがほぼ同時に行われたために、INVITEメッセージの再送信処理が実行される場合を例に説明する。
まず、発信端末MSの発信処理に基づいて、INVITEメッセージが発側CSCF10から着側CSCF30aを経由して着側CS−GW40aに送信され(ステップS11、信号送信ステップ)、そのINVITEメッセージに基づいて着信端末MRが呼び出される(ステップS12、呼出ステップ)。しかし、この着信処理の直前に着信端末MRがエリアAaからエリアAbに移動したために(ステップS13)、その着信処理は失敗する。
着信端末MRがエリアAbに移動すると(ステップS13)、その着信端末MRの要求に基づいて位置登録要求が着側CS−GW40bから着側CSCF30b及びエリアAbのAS(図示せず)を経由して加入者データベース20に送信される(ステップS14)。続いて、加入者データベース20において着信端末MRの加入者情報が更新され(ステップS15、更新ステップ)、位置登録応答がエリアAbのAS(図示せず)を介して着側CSCF30b、着側CS−GW40b、着信端末MRに順次送信される(ステップS16)。
また、加入者データベース20において着信端末MRの加入者情報が更新されると(ステップS15、更新ステップ)、その更新を示す更新通知が加入者データベース20から着側CSCF30a及び着側CS−GW40aに順次送信される(ステップS17、更新通知送信ステップ)。続いて、着側CS−GW40aにおいて、既にエリアAaに存在しない着信端末MRを呼び出す処理が中止される(ステップS18、移動通知送信ステップ)。続いて、着信端末MRが別のエリアに移動したこと及びその移動によりその着信端末MRを呼び出せないことを示す移動通知が着側CS−GW40aから着側CSCF30aを経由して発側CSCF10に送信される(ステップS19、移動通知送信ステップ及び移動通知受信ステップ)。
続いて、発側CSCF10から加入者データベース20に対して着信端末MRの更新後のCSCFアドレスが要求され(ステップS20)、その要求に応じて加入者データベース20から発側CSCF10に更新後のCSCFアドレス、すなわち着側CSCF30bのアドレスが送信される(ステップS21)。続いて、着信端末MRの呼出処理を継続するために、INVITEメッセージが発側CSCF10から着側CSCF30bに再送信され(ステップS22、信号再送信ステップ)、更に着側CS−GW40bに転送される(ステップS23)。そして、そのINVITEメッセージに基づいて、エリアAbに在圏する着信端末MRが呼び出される(ステップS24)。
以上説明したように、第1実施形態によれば、着信処理中に着信端末MRがエリアAaからエリアAbに移動した場合には、エリアAbを管理する着側CSCF30bによりその着信処理が引き継がれるので、CSCFが管理するエリアを跨いで移動した着信端末MRに対して、呼損を生じることなく着信処理を実行できる。
(第2実施形態)
次に、図9を用いて、第2実施形態に係る呼制御システム2を説明する。図9は、呼制御システム2の構成を示す図である。以下では、第1実施形態と同様の部分についての説明を省略する。
呼制御システム2は、第1実施形態におけるコアネットワークNCに代えてコアネットワークNC2を備えている。コアネットワークNC2は、IMSコアネットワークNaと第三世代コアネットワーク(以下では「3Gコアネットワーク」という)Nbとを含んで構成されている。IMSコアネットワークNa内には、発側CSCF50、着側CSCF70及び着側CS−GW80が設置されている。3GコアネットワークNb内には着側MSC/VLR(Mobile Switching Center/Visitor Location Register)(着側呼制御装置)90が設置されている。加入者データベース60は、IMSコアネットワークNa及び3GコアネットワークNbにより使用される。
続いて、図10を用いて、図9に示す発側CSCF50の機能構成を説明する。図10は発側CSCF50の機能構成を示す図である。
発側CSCF50は、機能的構成要素として加入者情報管理部51、ルーティング制御部52及び着信制御部53を備えている。発側CSCF50は、INVITEメッセージを着側CSCF70に送信する他に、AS(図示せず)及び加入者データベース60経由でMAPプロトコルに基づくSRI(Send Routing Information)/PRN(Provide Routing Number)メッセージ(呼確立要求信号)を着側MSC/VLR90に送信することが可能である。加入者情報管理部51及びルーティング制御部52の機能は、第1実施形態における加入者情報管理部11及びルーティング制御部12の機能と同様である。
発側CSCF50から着側MSC/VLR90へのSRI/PRNメッセージの送信は、実際には二つのステップに大きく分けられる。その最初のステップは、発側CSCF50がAS(図示せず)を経由して加入者データベース60にSRIメッセージを送信する処理であり、二番目のステップは、SRIメッセージを受信した加入者データベース60が着側MSC/VLR90にPRNメッセージを送信する処理である。以下では、これらの処理をまとめてSRI/PRNメッセージの送信ともいう。
着信制御部53は、第1実施形態における着信制御部13の機能に加えて以下に示す機能を有する。着信制御部53は、INVITEメッセージの送信先である着側CSCF70、又はSRI/PRNメッセージの送信先である着側MSC/VLR90から移動通知を受信した場合に、受信したメッセージから在圏情報(「IMS在圏」又は「3G在圏」)を抽出する。
在圏情報「IMS在圏」を抽出した場合には、着信制御部53はIMSコアネットワークNaを介して着信端末MRを呼び出すことを決定する。続いて、着信制御部53は、着信端末MRのユーザ識別子を加入者データベース60に送信し、この送信に応じて加入者データベース60から送信されてきたCSCFアドレスを取得する。続いて、着信制御部53はそのCSCFアドレスで示される着側CSCF70にINVITEメッセージを再送信する。
一方、在圏情報「3G在圏」を抽出した場合には、着信制御部53は3GコアネットワークNbを介して着信端末MRを呼び出すことを決定する。続いて、着信制御部53は、着信端末MRのユーザ識別子を含むSRIメッセージを加入者データベース60に送信する。このSRIメッセージの送信を契機とするSRI/PRNメッセージ送信処理が、着側MSC/VLR90への呼確立要求信号の再送信に当たる。
続いて、図11を用いて、図9に示す加入者データベース60の機能構成を説明する。図11は加入者データベース60の機能構成を示す図である。
加入者データベース60は、機能的構成要素として加入者情報管理部61、ルーティング制御部62、着信制御部63及びRegistration処理部64を備えている。
加入者情報管理部61は、携帯電話機の加入者情報を記憶するデータベースであり、HSS部61aとHLR部61bとを備えている。HSS部61aは、携帯電話機のユーザ識別子、GWアドレス、CSCFアドレス及びASアドレスが関連付けられた加入者情報を記憶する。HLR部61bは、携帯電話機のユーザ識別子と、3GコアネットワークNbにおいて携帯電話機の呼制御を実行するMSC/VLRを識別するVLRアドレスとが関連付けられた加入者情報を記憶する。
ルーティング制御部62の機能は、第1実施形態におけるルーティング制御部22と同様である。
着信制御部63は、発側CSCF50にCSCFアドレスを提供する手段である。着信制御部63は、発側CSCF50から着信端末MRのユーザ識別子を受信すると、そのユーザ識別子に関連付けられているCSCFアドレスをHSS部61aから取得し発側CSCF50に送信する。また、着信制御部63は、発側CSCF50からのSRIメッセージに基づいて着側MSC/VLR90にPRNメッセージを送信する手段である。着信制御部63は、SRIメッセージに含まれているユーザ識別子に関連付けられているVLRアドレスをHLR部61bから取得し、そのVLRアドレスで示される着側MSC/VLR90にPRNメッセージを送信する。
Registration処理部64は、携帯電話機の位置情報に基づいてその携帯電話機の加入者情報を更新し、その更新を示す更新通知を、更新前のCSCFアドレスで示される着側CSCF70又は更新前のVLRアドレスで示される着側MSC/VLR90に送信する手段である。
Registration処理部64は、受信した位置登録応答に基づいて着信端末MRの加入者情報を更新する。着側CSCF70から図示しないASを経由して位置登録応答を受信した場合には、Registration処理部64はHSS部61aに加入者情報を記憶する。このとき、着信端末MRの加入者情報(移動前の情報)がHLR部61bに記憶されている場合には、Registration処理部64は、HLR部61bから着信端末MRの加入者情報を削除する。これに対して、着側MSC/VLR90から位置登録応答を受信した場合には、Registration処理部64はHLR部61bに加入者情報を記憶する。このとき、着信端末MRの加入者情報(移動前の情報)がHSS部61aに記憶されている場合には、Registration処理部64は、HSS部61aから着信端末MRの加入者情報を削除する。
Registration処理部64は、加入者情報を更新すると、その更新を示す位置登録応答を生成し、着側CSCF70又は着側MSC/VLR90に送信する。また、Registration処理部64は、IMSコアネットワークNaが管理するエリアと3GコアネットワークNbが管理するエリアとのうちどちらに着信端末MRが移動したかを更新結果に基づいて判定する。
着信端末MRの移動先がIMSコアネットワークNa管理下のエリアである場合、Registration処理部64は、着信端末MRのユーザ識別子と在圏情報「IMS在圏」とを含む更新通知(プロファイル削除指示)を生成し、着信処理中の着側CSCF70又は着側MSC/VLR90にその通知を送信する。ここで、在圏情報「IMS在圏」とは、着信端末MRがIMSコアネットワークNaにより管理されるエリア内に移動したことを示す情報である。
これに対して、着信端末MRの移動先が3GコアネットワークNb管理下のエリアである場合、Registration処理部64は、着信端末MRのユーザ識別子と在圏情報「3G在圏」とを含む更新通知(プロファイル削除指示)を生成し、着信処理中の着側CSCF70又は着側MSC/VLR90にその通知を送信する。ここで、在圏情報「3G在圏」とは、着信端末MRが3GコアネットワークNbにより管理されるエリア内に移動したことを示す情報である。したがって、在圏情報は、着信端末MRが在圏するエリアを管理するコアネットワークの種類を示す情報であるといえる。
着側CSCF70及び着側CS−GW80の機能は、第1実施形態における着側CSCF30及び着側CS−GW40の機能と同様であるので、説明を省略する。
続いて、図12を用いて、図9に示す着側MSC/VLR90の機能構成を説明する。図9は着側MSC/VLR90の機能構成を示す図である。
着側MSC/VLR90は、機能的構成要素として信号受信部91、着信処理部(呼出手段)92及びRegistration処理部(移動通知送信手段)93を備えている。
着側MSC/VLR90のハードウェイ構成は図4に示す発側CSCF10と同様であり、着側MSC/VLR90の各機能がハードウェア上でどのように実現されるかも、発側CSCF10について説明したことと同様である。
信号受信部91は、加入者データベース60により送信されたPRNメッセージ又は更新通知を受信する手段である。PRNメッセージを受信した場合、信号受信部91はそのメッセージを着信処理部92に出力する。更新通知を受信した場合、信号受信部91はその通知をRegistration処理部93に出力する。
着信処理部92は、加入者データベース60から受信したPRNメッセージに基づいて着信端末MRを呼び出す手段である。着信処理部92は、呼出処理を実行中にRegistration処理部93から中止信号が入力されると、その呼出処理を中止する。続いて、着信処理部92は、着信端末MRが別のエリアに移動したこと及びその移動によりその着信端末MRを呼び出せないことを示す移動通知を生成し、その通知を、加入者データベース60経由で、SRI/PRNメッセージの送信元である発側CSCF50に送信する。この移動通知は、着信端末MRのユーザ識別子と、更新通知から抽出した在圏情報とを含む。移動通知は、着側MSC/VLR90から加入者データベース60まではPRNメッセージのエラー応答として送信され、加入者データベース60から発側CSCF50まではSRIメッセージのエラー応答として送信される。
Registration処理部93は、着信端末MRを呼び出しているときに加入者データベース60から更新通知を受信した場合に、着信端末MRの呼出を中止する手段である。信号受信部91から更新通知が入力されると、Registration処理部93は、着信端末MRの呼出しを中止するための中止信号を生成して着信処理部92に出力する。
また、Registration処理部93は、管理エリア内に移動してきた着信端末MRの位置情報を着側アクセスネットワークNRから取得し、取得した位置情報と、着側MSC/VLR90のVLRアドレスとを含む位置登録要求を生成する。続いて、Registration処理部93は、生成した位置登録要求を加入者データベース60に送信する。その後、Registration処理部93は、位置登録要求に応じて加入者データベース60から送信された位置登録応答を受信し、着信端末MRに転送する。
次に、図13を用いて、図9に示す呼制御システム2の処理を説明するとともに第2実施形態に係る呼制御方法について説明する。図13は、呼制御システム2の処理を示すシーケンス図である。図13は、IMSコアネットワークNaが管理するエリアAcから3GコアネットワークNbが管理するエリアAdへ着信端末MRが移動する場合の処理を示している。
ステップS31〜S39の処理は、第1実施形態におけるステップS11〜S19の処理と略同様である。第1実施形態と異なるのは、ステップS34及びS36において、位置登録要求及び位置登録応答が着側MSC/VLR90(3GコアネットワークNb)を経由して伝送される点である。
その後、発側CSCF50により受信された移動通知に含まれる在圏情報に基づいて、3GコアネットワークNbを介して呼出処理を実行することが決定される(ステップS40)。続いて、発側CSCF50から加入者データベース60に対してSRIメッセージが送信され(ステップS41、信号再送信ステップ)、この送信に応じて加入者データベース60から着側MSC/VLR90にPRNメッセージが送信される(ステップS42、信号再送信ステップ)。そして、このPRNメッセージに基づいて、エリアAdに在圏する着信端末MRが呼び出される(ステップS43)。
呼制御システム2の処理について、更に図14を用いて説明する。図14は、3GコアネットワークNbが管理するエリアAdからIMSコアネットワークNaが管理するエリアAcへ着信端末MRが移動する場合の処理を示している。
ステップS51a〜S59bの処理は、第1実施形態におけるステップS11〜S19の処理と略同様である。ここでは、最初に着側MSC/VLR90により呼出処理が実行されるため、発側CSCF50から着側MSC/VLR90までのメッセージの流れ(ステップS51a及びS51b)、更新通知の送信先(ステップS57)、呼出処理を中止する呼制御装置(ステップS58)、移動通知の流れ(ステップS59a及びS59b)などが第1実施形態とは異なる。
その後、発側CSCF50により受信された移動通知に含まれる在圏情報に基づいて、IMSコアネットワークNaを介して呼出処理を実行することが決定される(ステップS60)。その後に続くステップS61〜S65の処理は、第1実施形態におけるステップS20〜S24の処理と同様である。
以上説明したように、第2実施形態によれば、着信処理中に着信端末MRがエリア間を移動した場合には、移動先のエリアを管理する呼制御装置(着側CSCF70又は着側MSC/VLR90)によりその着信処理が引き継がれるので、CSCF又はMSC/VLRが管理するエリアを跨いで移動した着信端末MRに対して、呼損を生じることなく着信処理を実行できる。
また、第2実施形態によれば、複数種類のコアネットワークNa,Nbを備える呼制御システム2でも、呼損を生じることなく着信処理を実行できる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。
上記第2実施形態では、加入者データベース60がHSSとHLRの双方の機能を備えていたが、HSSとHLRとが互いに別のサーバに搭載されていてもよい。この場合、在圏情報が「IMS在圏」であれば、着信制御部53はHSSに着信端末MRのユーザ識別子を送信することでCSCFアドレスを取得する。これに対して、在圏情報が「3G在圏」であれば、着信制御部53はHLRにSRIメッセージを送信する。
上記各実施形態では、更新通知及び移動通知が在圏情報を含んでいたが、上記第1実施形態のようにコアネットワークが一種類のみの場合には、これらの通知に在圏情報を含めなくてもよい。
上記各実施形態では、通信端末として携帯電話機を採用したが、他のPDA(Personal Digital Assistant)などの他の種類の移動通信端末や、パーソナルコンピュータなどの固定端末を通信端末としてもよい。
第1実施形態に係る呼制御システムの全体構成を示す図である。 図1に示す呼制御システムの構成を示す図である。 図2に示す発側CSCFの機能構成を示す図である。 図2に示す発側CSCFのハードウェア構成を示す図である。 図2に示す加入者データベースの機能構成を示す図である。 図2に示す着側CSCFの機能構成を示す図である。 図2に示す着側CS−GWの機能構成を示す図である。 図1に示す呼制御システムの処理を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る呼制御システムの構成を示す図である。 図9に示す発側CSCFの機能構成を示す図である。 図9に示す加入者データベースの機能構成を示す図である。 図9に示す着側MSC/VLRの機能構成を示す図である。 図9に示す呼制御システムの処理を示すシーケンス図である。 図9に示す呼制御システムの処理を示すシーケンス図である。
符号の説明
1,2…呼制御システム、10,50…発側CSCF(発側呼制御装置)、11,51…加入者情報管理部、12,52…ルーティング制御部、13,53…着信制御部(信号送信手段、移動通知受信手段、信号再送信手段)、20,60…加入者データベース、21,61…加入者情報管理部、22,62…ルーティング制御部、23,63…着信制御部、24,64…Registration処理部(更新手段、更新通知送信手段)、30,70…着側CSCF(着側呼制御装置)、31…加入者情報管理部、32…ルーティング制御部、33…着信制御部(呼出手段)、34…Registration処理部(移動通知送信手段)、40,80…着側CS−GW、41…信号受信部、42…着信処理部、43…Registration処理部、61a…HSS部、61b…HLR部、90…着側MSC/VLR(着側呼制御装置)、91…信号受信部、92…着信処理部(呼出手段)、93…Registration処理部(移動通知送信手段)、NC,NC2…コアネットワーク、Na…IMSコアネットワーク、Nb…3Gコアネットワーク

Claims (3)

  1. 通信端末を示す端末識別情報と、該通信端末と通信可能な呼制御装置を示す装置識別情報とを関連付けて記憶するデータベースと、発信端末と着信端末との間の呼の確立を要求する呼確立要求信号を発信端末から受信する発側呼制御装置と、前記発側呼制御装置から受信した前記呼確立要求信号に基づいて管理エリア内の着信端末を呼び出すことが可能な複数の着側呼制御装置とを備える呼制御システムであって、
    前記データベースが、
    前記着信端末が在圏するエリアを示す位置情報に基づいて、該着信端末に対応する前記装置識別情報を、該着信端末が在圏するエリアを管理する着側呼制御装置を示す新たな装置識別情報に更新する更新手段と、
    前記更新手段により前記装置識別情報が更新されたことを示す更新通知を、前記更新手段により更新される前の装置識別情報で示される着側呼制御装置に送信する更新通知送信手段と、
    を備え、
    前記発側呼制御装置が、
    前記呼確立要求信号に含まれる前記着信端末の端末識別情報と関連付けられている装置識別情報を前記データベースから取得し、取得した装置識別情報で示される一の前記着側呼制御装置に該呼確立要求信号を送信する信号送信手段と、
    前記信号送信手段により送信された呼確立要求信号を受信した前記一の着側呼制御装置から、前記着信端末が他のエリアに移動したことを示す移動通知を受信する移動通知受信手段と、
    前記移動通知受信手段により移動通知が受信された場合に、前記着信端末の端末識別情報に対応する前記装置識別情報を前記データベースから再度取得し、取得した装置識別情報で示される別の前記着側呼制御装置に前記呼確立要求信号を再送信する信号再送信手段と、
    を備え、
    前記着側呼制御装置が、
    前記発側呼制御装置から受信した呼確立要求信号に基づいて前記着信端末を呼び出す呼出手段と、
    前記呼出手段により前記着信端末を呼び出しているときに前記データベースから前記更新通知を受信した場合に、該着信端末の呼出を中止し、前記移動通知を前記発側呼制御装置に送信する移動通知送信手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする呼制御システム。
  2. 前記更新通知送信手段が、前記着信端末が在圏するエリアを管理するコアネットワークの種類を示す在圏情報を含む更新通知を送信し、
    前記移動通知送信手段が、前記更新通知送信手段により送信された更新通知から抽出した在圏情報を含む前記移動通知を送信し、
    前記信号再送信手段が、前記移動通知送信手段により送信された移動通知に含まれる在圏情報に基づいて、前記呼確立要求信号に基づく呼出処理をどのコアネットワークを介して実行するかを決定し、決定結果に基づいて、前記着信端末の端末識別情報に対応する前記装置識別情報を前記データベースから再度取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の呼制御システム。
  3. 通信端末を示す端末識別情報と、該通信端末と通信可能な呼制御装置を示す装置識別情報とを関連付けて記憶するデータベースと、発信端末と着信端末との間の呼の確立を要求する呼確立要求信号を発信端末から受信する発側呼制御装置と、前記発側呼制御装置から受信した前記呼確立要求信号に基づいて管理エリア内の着信端末を呼び出すことが可能な複数の着側呼制御装置とを備える呼制御システム、における呼制御方法であって、
    前記発側呼制御装置が、前記呼確立要求信号に含まれる前記着信端末の端末識別情報と関連付けられている装置識別情報を前記データベースから取得し、取得した装置識別情報で示される一の前記着側呼制御装置に該呼確立要求信号を送信する信号送信ステップと、
    前記一の着側呼制御装置が、前記信号送信ステップにおいて送信された呼確立要求信号に基づいて前記着信端末を呼び出す呼出ステップと、
    前記データベースが、前記一の着側呼制御装置の管理エリアから移動した前記着信端末が在圏するエリアを示す位置情報に基づいて、該着信端末に対応する前記装置識別情報を、該着信端末が在圏するエリアを管理する着側呼制御装置を示す新たな装置識別情報に更新する更新ステップと、
    前記データベースが、前記更新ステップにおいて前記装置識別情報が更新されたことを示す更新通知を、前記更新ステップにおいて更新される前の装置識別情報で示される前記一の着側呼制御装置に送信する更新通知送信ステップと、
    前記一の着側呼制御装置が、前記呼出ステップにおいて前記着信端末を呼び出しているときに前記更新通知送信ステップにおいて送信された更新通知を受信した場合に、該着信端末の呼出を中止し、該着信端末が他のエリアに移動したことを示す移動通知を前記発側呼制御装置に送信する移動通知送信ステップと、
    前記発側呼制御装置が、前記移動通知送信ステップにおいて送信された移動通知を受信する移動通知受信ステップと、
    前記発側呼制御装置が、前記移動通知受信ステップにおいて移動通知が受信された場合に、前記着信端末の端末識別情報に対応する前記装置識別情報を前記データベースから再度取得し、取得した装置識別情報で示される別の前記着側呼制御装置に前記呼確立要求信号を再送信する信号再送信ステップと、
    を含むことを特徴とする呼制御方法。
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