JP4918524B2 - プレゼンテーションシステム及びプレゼンテーション方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プレゼンテーション中に寄せられた質問の優先順位を決定するプレゼンテーションシステム及びプレゼンテーション方法の技術に関する。
現在、パソコンを用いたプレゼンテーション(以下、「プレゼン」と呼称する場合もある)が盛んに行われている。これは、プレゼン資料をパソコンで作成する場合、静止画,動画,作図,グラフ,文字テキスト等を自由且つ容易に配置/再配置可能であることや、電子化によりプレゼン資料の印刷や共有、異なるユーザ間で繰り返して同一プレゼン資料を容易に再利用可能になったことに起因している。
プレゼンの発表者は、一般に、作成した多数のページに亘る資料を使って、一定時間内に多数の聴衆に対して講義形式で説明を行う。聴衆は、発表者による説明の終了後若しくは説明の途中に割り込む形式で質問を行うことにより、発表者から回答を得ることができる。また、発表者は、聴衆から質問を受けることにより、自分の主張に対する聴衆の理解度や、プレゼンに対する聴衆の疑問点等を把握することができる。説明終了後に個別アンケートを実施することで、聴衆の理解状況を調査することも可能である。
ところが、場合によっては説明中に質問を受けにくい状況が存在する。例えば、不特定多数の市民が参加する講義形式の講座である。市民は、一定のテーマに対して何らかの知識を得るために講座に参加しているが、夫々の知識・教養レベルは様々で、一様な知識背景を持つことなく参加している場合が殆どである。このような場合、プレゼン資料でわからない事項や興味を持った事項があったとしても、聴衆は、「質問することは知識が無い人間と思われて恥ずかしい」、或いは「もし回答をじっくり聞こうと思うと説明時間に影響し、他の聴衆に迷惑をかけてしまう」等と考えてしまうことが多い。結果として、聴衆は、自分が確認したい事項を明確に理解することなく説明時間を終えてしまうか、説明終了後に発表者を捕まえて質問や意見を主張することになる。この場合、発表者にとっては質問を受けられないことにより自分のプレゼンが聴衆に対して十分であったか不足していたかを把握することができない可能性が非常に高くなる。また、説明終了後の個別質問によって時間を拘束されたり、類似の質問に何度も回答することになったり、或いは重要な質問に対する回答が聴衆全体で共有できないことにより、プレゼンを機会とする相互コミュニケーションを発展させることができない。
また、例えば、新商品説明会のようなプレゼンにおいては、聴衆が興味を持つことがマーケティングに繋がるため、説明に興味を持った聴衆の個人情報や属性を取得したい場合がある。このような場合には、聴衆全体に一様に個人情報の提示を求めることは強制的で嫌忌されやすく、また、前述のように興味や質問があっても説明時間内に質問を行うことが忌避され、説明者としては説明に興味を持った人物が誰であるかを特定し、その後のマーケティングに活かすことができない。
次に、聴衆の中でプレゼンの内容について質問を所望する質問者の立場で考えてみる。質問者は、発表時間の途中でプレゼン内容に興味や疑問を持ち、発表者に回答を求めたいと考えている。ここで、興味や疑問に思う事項を細かくメモしておくことが備忘のために必要となる。メモ用紙などを携えておいて要点を書き止めておけば解決するが、発表者のどの発言で、或いはプレゼン資料のどの部分でそう思ったかをマークしておかないと、何に対しての質問やコメントかを忘れてしまう。
更に、発表者の立場で考えてみると、限られた発表時間や質問時間内で十分な質疑応答を所望するものの、質問者が発表者に投げかける質問がプレゼンの本質に的確ではなく、重要でない周辺部分への質問であるかもしれない。また、そのような質問が無為な時間を要する可能性もある。すなわち、どのような質問かを事前に知り、発表者の立場で回答の優先順位を決めたい場合もある。しかしながら、現在のような講義形式で一方的に発表するだけでは解決が困難であり、発表者は質問の重要性を把握することなく、質問者の顔を見て質問事項を選択することになる。また、もしプレゼン資料のある特定ページの記述に対して多くの聴衆から質問を受けるケースが明確にあるとすれば、発表者はそのページの説明を補強するなどの対策をとってプレゼン資料を再利用することができるが、やはり聴衆からの反響を蓄積することが重要なポイントとなる。
また、プレゼンを運営する組織・団体の立場で考えてみる。プレゼンを行う際の聴衆数はプレゼン内容によって様々であるが、大人数になるほど会場が大きくなり、質問者へ手渡すマイクロホンとその配給する配給者や回収者を手配しなければならない。また、マイクロホンはぞんざいに扱われ、不潔で故障し易いのも実情である。これがもし聴衆が個々に持っている端末を利用して通話が可能であるならば、その準備は不要となり上述した準備を削減することができる。また、プレゼン後のアンケートを実施する場合でも、プレゼン内容に対する好意的・否定的な双方の意見を拾い上げることは重要であるが、アンケートを提出することに意味を感じない聴衆の意見まで拾い上げた場合には、情報としての価値が希薄し、回収や集計の稼働も増加する。運営する組織・団体としては、主張した人の意見を濃く取り込むことが重要である。
非特許文献1及び特許文献1には、プレゼンテーションに関する技術が開示されている。非特許文献1では、発表者の端末とは別に各参加者が端末を持ち、プレゼン資料の任意のページを発表の流れにかかわらずに見ることができる。そして、プレゼン資料の中で疑問や興味を持った箇所に対して、チャットウィンドウを作成して参加者同士で議論することが可能となっている。また、チャットに参加していなくても、チャットウィンドウをクリックすることで、プレゼンの内容に対して納得や同意を行う投票をすることが可能となっている。
また、特許文献1では、非特許文献1と同様に、各参加者の端末を使って、プレゼン資料の任意のページを見ることが可能となっている。このとき、発表者が発表しているページの位置(ページ番号)と参加者が見ているページの位置の相対的な差を取得し、プレゼン資料に対する参加者の理解度としている。また、参加者があるページでメモしたことを集約し、参加者全体におけるプレゼン資料のページごとに興味の度合いを算出する。これらによって、参加者は操作を意識することなく、発表に対する理解や興味を発表者にフィードバックすることが可能となっている。
西田健志、外1名、「Lock−on−Chat:複数の話題に分散した会話を促進するチャットシステム」、第13回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2005)、日本ソフトウェア科学会ISS研究会、2005年、p.117-120 特許第3598460号公報 特開平9−330404号公報
しかしながら、前述の発明では、参加者は、プレゼン資料を各自で見ることが可能なコンピュータ端末を必要とするため、参加人数が多い発表の場ではそのような端末を準備することが困難であるという問題がある。また、聴衆が誰であるかが明確でない市民フォーラムのような発表の場で、マイクロホンを使って直接発表者と質疑を交わす際の支援は考慮されていない。更に、プレゼンの内容に対する参加者の興味や理解を集約することは可能であるが、集約された内容が発表者にとって重要な箇所であるとは限らないという問題もある。プレゼンの質疑応答では、発表者がより濃く説明を所望する箇所と参加者が興味を持った箇所とについて優先的に質疑を進めることが望ましいと言える。
このような点を鑑みると、不特定多数の比較的大人数を対象としたプレゼンを想定し、発表者と聴衆(特に質問者)との相互コミュニケーションを考慮した場合においては、次に説明する点について改良を見出す必要がある。
まず、個々の聴衆からの質問やコメントが、他の聴衆に知られない形で発表者や運営団体に伝わる仕組みが必要である。そして、質問者からの質問がプレゼン資料のどのページの提示時点で生じたか、また、その質問の内容は何であるかを含めて記録し、発表者が事前に把握できる仕組みが必要となる。また、質疑応答の時間前に、発表者が質問者からの質問を予め知ることができ、発表の重要性と質問者の数に応じて質問対応順番を決定できる仕組みが必要である。また更に、発表者が質問者に内容を直接ヒアリングしたい場合に、マイクロホンを手渡さずに質問者が所持している通信機器で対応できる仕組みも必要となる。そして、興味や質問を持っていることをアピールした聴衆をプレゼン内容に興味を持ったマーケティング対象者として、連絡先のメールアドレスなどの個人情報を取得する仕組みが必要である。最後に、興味や質問を持っていることをアピールした質問者を対象として、電子的なアンケートを可能とする仕組みも必要となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、主に、聴衆にとって関心が高く発表者にとって重要性の高い順番で質問者から寄せられた質問を順位付けが可能なプレゼンテーションシステム及びプレゼンテーション方法を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、プレゼンテーションの発表者が用いる発表者端末と、前記発表者端末に通信ネットワークを介して接続されると共に質問者が用いる質問者端末から送信された質問を管理する管理サーバと、を備えたプレゼンテーションシステムであって、前記発表者端末は、プレゼンテーションに用いる複数のスライド画像と当該複数のスライド画像を夫々識別可能な複数のスライド番号とを関連付けてスライド画像蓄積手段に蓄積しておく手段と、マイクロフォンで収音された前記発表者の音声から音声パワーを抽出し、抽出された当該音声パワーの時系列データを前記管理サーバに送信する手段と、表示中のスライド画像を識別すると共に現在表示されているスライド画像から次のスライド画像への切り替えの発生を検出し、切替後のスライド画像に対応するスライド番号を前記スライド画像蓄積手段から読み出して、切替後の当該スライド番号と切替時刻とを関連付けて前記管理サーバに送信する手段と、少なくともスライド番号と当該スライド番号に対する質問重要度とを含む質疑応答リストを前記管理サーバから受信し、当該質問重要度の高い順番で前記スライド番号を並び替える手段と、を有し、前記管理サーバは、前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記音声パワーの時系列データを音声特徴量記憶手段に記憶する手段と、前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記切替後のスライド番号及び前記切替時刻を関連付けてスライド操作記憶手段に記憶する手段と、少なくとも前記質問者が疑問時に表示されていたスライド画像の全体又は一部を撮影したスナップ画像と当該スナップ画像が撮影されたスナップ時刻とを含む前記質問を前記質問者端末から受信して質問リスト記憶手段に記憶する手段と、前記スライド操作記憶手段に記憶された前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を用いて前記音声特徴量記憶手段に記憶された前記音声パワーの時系列データを各スライド番号に夫々対応する複数のスライド区間に分割し、全スライド区間の平均音声パワーに対する各スライド区間の平均音声パワーの割合を当該各スライド番号に夫々対応する各スライド重要度として算出する手段と、前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を前記スライド操作記憶手段から読み出して、当該切替時刻と前記質問リスト記憶手段に記憶された前記スナップ時刻とを照合し、当該切替後のスライド番号を用いて当該スナップ時刻の時に表示されていたスライド番号を特定する手段と、特定された当該スライド番号に対応する前記スライド重要度と、特定された当該スライド番号と同じスライド番号に対して寄せられた前記質問の数とを用いて、特定された当該スライド番号に対する質問重要度を算出する手段と、少なくとも当該スライド番号と当該スライド番号に対する前記質問重要度とを含む前記質疑応答リストを前記発表者端末に送信する手段と、を有することを要旨とする。
本発明にあっては、管理サーバが、発表者の音声から抽出された音声パワーの時系列データを記憶し、現在表示されているスライド画像から次のスライド画像へ切り替えされた切替後のスライド番号及び切替時刻を関連付けて記憶し、少なくとも質問者が疑問時に表示されていたスライド画像の全体又は一部を撮影したスナップ画像と該スナップ画像が撮影されたスナップ時刻とを含む質問を質問者端末から受信して記憶する。そして、管理サーバは、切替時刻及び切替後のスライド番号を用いて音声パワーの時系列データを各スライド番号に夫々対応する複数のスライド区間に分割し、全スライド区間の平均音声パワーに対する各スライド区間の平均音声パワーの割合を該各スライド番号に夫々対応する各スライド重要度として算出する。続いて、管理サーバは、切替時刻とスナップ時刻とを照合し、切替後のスライド番号を用いて該スナップ時刻の時に表示されていたスライド番号を特定する。その後、管理サーバは、特定されたスライド番号に対応するスライド重要度と、特定されたスライド番号と同じスライド番号に対して寄せられた質問の数とを用いて、特定されたスライド番号に対する質問重要度を算出し、少なくとも該スライド番号と該スライド番号に対する質問重要度と含む質疑応答リストを発表者端末に送信する。一方、発表者端末は、質疑応答リストを受信し、質問重要度の高い順番でスライド番号を並び替えるため、聴衆にとって関心が高く発表者にとって重要性の高い順番で質問者から寄せられた質問を順位付けることが可能となる。従って、発表者は、質問者及び発表者の双方にとって重要と思われる質問を優先して質疑応答を行うことが可能となる。
また、管理サーバから送信される質疑応答リストには、スライド番号と該スライド番号に対する質問重要度とが含まれるため、どのスライド画像に対して質問が寄せられたかを確実に把握することが可能となる。
更に、管理サーバが質問者端末から送信された質問を受信して記憶するため、発表者のプレゼンテーションに対する質問を一元的に集約することが可能となる。
請求項2に記載の本発明は、前記発表者端末が、前記複数のスライド画像及び前記複数のスライド番号を前記スライド画像蓄積手段から読み出して、前記管理サーバに送信する手段を更に有し、前記管理サーバは、前記通信ネットワークを介して当該発表者端末から送信された前記複数のスライド画像及び前記複数のスライド番号を関連付けてスライド画像記憶手段に記憶しておく手段と、前記特定されたスライド番号に対応する前記スライド画像を前記スライド画像記憶手段から読み出して、前記質問リスト記憶手段に記憶されている前記スナップ画像が当該スライド画像の全部又は一部に一致するか否かを判定し、一致する場合に、当該スライド画像に対する当該スナップ画像の座標情報を特定する手段と、を更に有し、前記質疑応答リストには、特定された当該座標情報が更に含まれることを要旨とする。
請求項3に記載の本発明は、前記質問者端末が、前記質問者が所有する電子メール機能及び撮影機能を備えた携帯電話であって、前記質問は、当該電子メール機能を用いて前記管理サーバに送信されることを要旨とする。
本発明にあっては、質問者端末が、質問者が所有する電子メール機能及び撮影機能を備えた携帯電話であるため、質問を行う際に必要となるマイクを事前に準備する手間を省き、この準備に係る費用を削減することが可能となる。また、質問者へマイクを手渡しする必要性を取り除くことが可能となる。更に、プレゼンテーション中に質問をしたいと思った時点で、その箇所を記録し、質問を送信することが可能となる。また更に、電子メール機能を用いて質問が管理サーバに送信されるため、質問者のメールアドレスからなる個人情報を収集すると共に該質問者をマーケティング対象者として収集することが可能となる。
請求項4に記載の本発明は、プレゼンテーションの発表者が用いる発表者端末と、前記発表者端末に通信ネットワークを介して接続されると共に質問者が用いる質問者端末から送信された質問を管理する管理サーバと、を備えたプレゼンテーションシステムで処理するプレゼンテーション方法であって、前記発表者端末により、プレゼンテーションに用いる複数のスライド画像と当該複数のスライド画像を夫々識別可能な複数のスライド番号とを関連付けてスライド画像蓄積手段に蓄積しておくステップと、マイクロフォンで収音された前記発表者の音声から音声パワーを抽出し、抽出された当該音声パワーの時系列データを前記管理サーバに送信するステップと、表示中のスライド画像を識別すると共に現在表示されているスライド画像から次のスライド画像への切り替えの発生を検出し、切替後のスライド画像に対応するスライド番号を前記スライド画像蓄積手段から読み出して、切替後の当該スライド番号と切替時刻とを関連付けて前記管理サーバに送信するステップと、を有し、前記管理サーバにより、前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記音声パワーの時系列データを音声特徴量記憶手段に記憶するステップと、前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記切替後のスライド番号及び前記切替時刻を関連付けてスライド操作記憶手段に記憶するステップと、少なくとも前記質問者が疑問時に表示されていたスライド画像の全体又は一部を撮影したスナップ画像と当該スナップ画像が撮影されたスナップ時刻とを含む前記質問を前記質問者端末から受信して質問リスト記憶手段に記憶するステップと、前記スライド操作記憶手段に記憶された前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を用いて前記音声特徴量記憶手段に記憶された前記音声パワーの時系列データを各スライド番号に夫々対応する複数のスライド区間に分割し、全スライド区間の平均音声パワーに対する各スライド区間の平均音声パワーの割合を当該各スライド番号に夫々対応する各スライド重要度として算出するステップと、前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を前記スライド操作記憶手段から読み出して、当該切替時刻と前記質問リスト記憶手段に記憶された前記スナップ時刻とを照合し、当該切替後のスライド番号を用いて当該スナップ時刻の時に表示されていたスライド番号を特定するステップと、特定された当該スライド番号に対応する前記スライド重要度と、特定された当該スライド番号と同じスライド番号に対して寄せられた前記質問の数とを用いて、特定された当該スライド番号に対する質問重要度を算出するステップと、少なくとも当該スライド番号と当該スライド番号に対する前記質問重要度と含む質疑応答リストを前記発表者端末に送信するステップと、を有し、前記発表者端末により、前記質疑応答リストを前記管理サーバから受信し、当該質問重要度の高い順番で前記スライド番号を並び替えるステップと、を有することを要旨とする。
請求項5に記載の本発明は、プレゼンテーションの発表者が用いる発表者端末と、前記発表者端末に通信ネットワークを介して接続されると共に質問者が用いる質問者端末から送信された質問を管理する管理サーバと、を備えたプレゼンテーションシステムで処理するプレゼンテーション方法であって、前記発表者端末により、プレゼンテーションに用いる複数のスライド画像と当該複数のスライド画像を夫々識別可能な複数のスライド番号とを関連付けてスライド画像蓄積手段に蓄積しておくステップと、前記複数のスライド画像及び前記複数のスライド番号を前記スライド画像蓄積手段から読み出して、前記管理サーバに送信するステップと、マイクロフォンで収音された前記発表者の音声から音声パワーを抽出し、抽出された当該音声パワーの時系列データを前記管理サーバに送信するステップと、表示中のスライド画像を識別すると共に現在表示されているスライド画像から次のスライド画像への切り替えの発生を検出し、切替後のスライド画像に対応するスライド番号を前記スライド画像蓄積手段から読み出して、切替後の当該スライド番号と切替時刻とを関連付けて前記管理サーバに送信するステップと、を有し、前記管理サーバにより、前記通信ネットワークを介して当該発表者端末から送信された前記複数のスライド画像及び前記複数のスライド番号を関連付けてスライド画像記憶手段に記憶しておくステップと、前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記音声パワーの時系列データを音声特徴量記憶手段に記憶するステップと、前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記切替後のスライド番号及び前記切替時刻を関連付けてスライド操作記憶手段に記憶するステップと、少なくとも前記質問者が疑問時に表示されていたスライド画像の全体又は一部を撮影したスナップ画像と当該スナップ画像が撮影されたスナップ時刻とを含む前記質問を前記質問者端末から受信して質問リスト記憶手段に記憶するステップと、前記スライド操作記憶手段に記憶された前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を用いて前記音声特徴量記憶手段に記憶された前記音声パワーの時系列データを各スライド番号に夫々対応する複数のスライド区間に分割し、全スライド区間の平均音声パワーに対する各スライド区間の平均音声パワーの割合を当該各スライド番号に夫々対応する各スライド重要度として算出するステップと、前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を前記スライド操作記憶手段から読み出して、当該切替時刻と前記質問リスト記憶手段に記憶された前記スナップ時刻とを照合し、当該切替後のスライド番号を用いて当該スナップ時刻の時に表示されていたスライド番号を特定するステップと、特定された当該スライド番号に対応する前記スライド画像を前記スライド画像記憶手段から読み出して、前記質問リスト記憶手段に記憶されている前記スナップ画像が当該スライド画像の全部又は一部に一致するか否かを判定し、一致する場合に、当該スライド画像に対する当該スナップ画像の座標情報を特定するステップと、特定された前記スライド番号に対応する前記スライド重要度と、特定された当該スライド番号と同じスライド番号に対して寄せられた前記質問の数とを用いて、特定された当該スライド番号に対する質問重要度を算出するステップと、少なくとも当該スライド番号と当該スライド番号に対する前記質問重要度と当該スライド番号に対する前記座標情報とを含む質疑応答リストを前記発表者端末に送信するステップと、を有し、前記発表者端末により、前記質疑応答リストを前記管理サーバから受信し、当該質問重要度の高い順番で前記スライド番号を並び替えるステップと、を有することを要旨とする。
本発明によれば、聴衆にとって関心が高く発表者にとって重要性の高い順番で質問者から寄せられた質問を順位付けが可能なプレゼンテーションシステム及びプレゼンテーション方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
最初に、本実施の形態に係るプレゼンテーションシステムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るプレゼンテーションシステムにおける全体の接続構成を示すシステム構成図である。このプレゼンテーションシステム10は、プレゼンテーションの発表者が用いる発表者端末100と、プレゼンテーションの聴衆が質問時に用いる質問者端末200と、通信ネットワーク20を介して発表者端末100及び質問者端末200に接続され、質問者端末200から送信された質問を管理する管理サーバ300とを備えた構成である。
図2は、発表者端末の機能ブロックを示す機能ブロック図である。本実施の形態に係る発表者端末100は、発表者の音声を収音するマイク(マイクロフォン)101と、発表者の操作を受け付ける入力装置102と、プレゼンの発表中及び質疑応答時にプレゼン画像を画面に出力する出力装置103と、通信ネットワーク20を介して管理サーバ300と通信を行う通信装置104と、マイク101と入力装置102と出力装置103と通信装置104とを制御する制御部105と、発表者によるスライドの切り替えを検出するプレゼン操作検出部106と、マイク101から入力された発表者の音声を解析する音声処理部107と、プレゼンテーションに用いるスライド画像が蓄積されたスライド画像蓄積部108とを備えている。
本実施の形態における発表者端末100は、一般的なパソコンを想定している。発表者は、入力装置102を介してスライド画像の切り替えを行い、プレゼンテーションを行う。マイク101は、プレゼンテーション中や質疑応答時に発表者が発する音声を収音する機能を有し、発表者端末100に内蔵されていてもよいし外部接続されていてもよい。入力装置102は、発表者がスライド画像を切り替える等の指示を発表者端末100に入力する機能を有し、例えば、マウス,キーボード,ペンタブレット等が考えられる。出力装置103は、発表中のスライド画像や質疑応答画面を表示し、例えば、パソコンのディスプレイや、発表者端末100に接続されてプレゼンテーションに参加した聴衆が見ることが可能な大型モニタやプロジェクタ等が考えられる。
制御部105は、複数のスライド画像及び複数のスライド番号をスライド画像蓄積部108から読み出して管理サーバ300に送信する機能や、管理サーバ300から送信された質疑応答リストを受信し、この質疑応答リストに含まれている質問のうち、質問重要度の高い順番でスライド番号や質問番号等を並び替える機能を有する。なお、質疑応答リストについては後述にて詳細に説明する。
プレゼン操作検出部106は、出力装置103で表示中のスライド画像を識別すると共に、現在表示されているスライド画像から次のスライド画像への切り替えの発生を検出し、切替後のスライド画像に対応するスライド番号をスライド画像蓄積部108から読み出して、切替後のスライド番号と切替時刻とを関連付けて管理サーバ300に送信する機能を有する。
音声処理部107は、マイク101で収音された発表者の音声から音声パワーを抽出し、抽出された音声パワーの時系列データ(音声パワーと収音時刻との組)を管理サーバ300に送信する機能を有する。
スライド画像蓄積部108は、プレゼンテーションに用いる複数のスライド画像と、これら複数のスライド画像を夫々識別可能な複数のスライド番号とを関連付けて蓄積する機能を有する。
図3は、質問者端末の機能ブロックを示す機能ブロック図である。本実施の形態に係る質問者端末200は、質問者の操作を受け付ける入力装置201と、質問者が質問作成画面を確認する際に用いる出力装置202と、通信ネットワーク20を介して管理サーバ300と通信を行う通信装置203と、通話を行うための通話装置204と、静止画の撮影を行うカメラ205と、入力装置201と出力装置202と通信装置203と通話装置204とカメラ205とを制御する制御部206と、質問者がプレゼンテーションに対する質問を作成することを支援する質問作成部207とを備えている。なお、本実施の形態における質問者端末200は、電子メール機能や撮影機能を具備した携帯電話を想定している。具体的には、NTTドコモ(株)から発売されている905iや705iシリーズの携帯電話を用いることができる。
図4は、管理サーバの機能ブロックを示す機能ブロック図である。図5は、管理サーバの質疑応答リスト作成部が備える機能ブロックを示す機能ブロック図である。本実施の形態に係る管理サーバ300は、通信ネットワーク20を介して発表者端末100及び質問者端末200と通信を行う通信装置301と、質問者端末200から送信された質問者の音声を聴衆に対して出力する音声出力装置302と、質疑応答の際に発表者へ提示する質疑応答リストを作成する質疑応答リスト作成部303と、質疑応答の際に質問者と発表者との間の通話を制御する通話制御部304と、発表者が発表するプレゼンテーションのスライド画像を記憶するスライド画像記憶部305と、発表者端末100の音声処理部107で解析された音声特徴量を記憶する音声特徴量記憶部306と、発表者端末100で行われたスライド操作の情報を記憶するスライド操作記憶部307と、質問者端末200から送信される質問リスト(質問)を集約して記憶する質問リスト記憶部308と、質疑応答リスト作成部303で作成された質疑応答リストを記憶する質疑応答リスト記憶部309と、通信装置301と音声出力装置302と質疑応答リスト作成部303と通話制御部304とスライド画像記憶部305と音声特徴量記憶部306とスライド操作記憶部307と質問リスト記憶部308と質疑応答リスト記憶部309とを制御する制御部310とを備えている。
制御部310は、質疑応答リスト作成部303で作成された質疑応答リストを質疑応答リスト記憶部309から読み出して、通信装置301を介して発表者端末100に送信する機能を有する。
スライド画像記憶部305は、通信ネットワーク20を介して発表者端末100から送信された複数のスライド画像及び複数のスライド番号を関連付けて記憶しておく機能を有する。
音声特徴量記憶部306は、通信ネットワーク20を介して発表者端末100から送信された音声パワーの時系列データを記憶する機能を有する。
スライド操作記憶部307は、通信ネットワーク20を介して発表者端末100から送信された切替後のスライド番号及び切替時刻を関連付けて記憶する機能を有する。
質問リスト記憶部308は、質問者が疑問時に表示されていたスライド画像の全体又は一部を撮影したスナップ画像や、スナップ画像が撮影されたスナップ時刻等を含む質問リストを質問者端末から受信して記憶する機能を有する。
また、質疑応答リスト作成部303は、図5に示すように、スライド重要度算出部303aと、質問スライドマッチング部303bと、ハイライト領域作成部303cと、質問重要度算出部303dとを備えている。
スライド重要度算出部303aは、スライド操作記憶部307に記憶された切替時刻及び切替後のスライド番号を用いて、音声特徴量記憶部306に記憶された音声パワーの時系列データを各スライド番号に夫々対応する複数のスライド区間に分割し、全スライド区間の平均音声パワーに対する各スライド区間の平均音声パワーの割合を各スライド番号に夫々対応する各スライド重要度として算出する機能を有する。
質問スライドマッチング部303bは、切替時刻及び切替後のスライド番号をスライド操作記憶部307から読み出して、この切替時刻と質問リスト記憶部308に記憶されたスナップ時刻とを照合し、この切替後のスライド番号を用いてこのスナップ時刻の時に表示されていたスライド番号を特定する機能を有する。
ハイライト領域作成部303cは、質問スライドマッチング部303bで特定されたスライド番号に対応するスライド画像をスライド画像記憶部305から読み出して、質問リスト記憶部308に記憶されているスナップ画像がスライド画像記憶部305から読み出したスライド画像の全部又は一部に一致するか否かを判定し、一致する場合に、スライド画像に対するスナップ画像の座標情報を特定する機能を有する。
質問重要度算出部303dは、質問スライドマッチング部303bで特定されたスライド番号に対応するスライド重要度と、質問スライドマッチング部303bで特定されたスライド番号と同じスライド番号に対して寄せられた質問の数とを用いて、質問スライドマッチング部303bで特定されたスライド番号に対する質問重要度を算出し、質疑応答リストを作成する機能を有する。
なお、発表者端末100、質問者端末200、管理サーバ300の夫々は、コンピュータで構成され、各機能ブロックの各処理はプログラムで実行されるようになっている。
次に、本実施の形態に係るプレゼンテーションシステムの処理フローについて説明する。図6は、本実施の形態に係るプレゼンテーションシステムの処理フローを示すシーケンス図である。図7は、プレゼン終了後における質疑応答リスト作成部の処理フローを示すシーケンス図である。
プレゼンテーションを開始する前、発表者端末100の制御部105は、プレゼンテーションに用いる複数のスライド画像と、この複数のスライド画像を夫々識別可能な複数のスライド番号とが関連付けられたスライド画像テーブルをスライド画像蓄積部108から読み出して、管理サーバ300に送信する(ステップS101)。
管理サーバ300の制御部310は、通信ネットワーク20を介して送信されたスライド画像テーブルを受信し、スライド画像記憶部305に記憶する(ステップS102)。なお、図8は、スライド画像テーブルの記録形式の一例を示す図である。
続いて、プレゼンテーションが行われている間、発表者端末100の制御部105は、マイク101で収音された発表者の音声を音声処理部107に送信し、音声処理部107は、受信した音声を解析して特に音声パワー(音声量)を抽出し、抽出された音声パワーの時系列データ(即ち、音声パワーと収音時刻との組)を管理サーバ300に送信する(ステップS103)。
管理サーバ300の制御部310は、通信ネットワーク20を介して送信された音声パワーの時系列データを受信し、音声特徴量記憶部306に記憶する(ステップS104)。
発表者端末100のプレゼン操作検出部106は、発表者による入力装置102への入力操作を監視し、発表者がスライド画像を切り替えた時にスライド画像の切り替えの発生を検出し、切替後のスライド画像に対応するスライド番号をスライド画像蓄積部108から読み出して、読み出したスライド番号と操作が行われた切替時刻とを関連付けて管理サーバ300に送信する(ステップS105)。
管理サーバ300の制御部310は、通信ネットワーク20を介して送信された切替後のスライド画像と切替時刻とを関連付けてスライド操作記憶部307のスライド操作記録テーブルに記憶する(ステップS106)。
ここで、スライド操作記録テーブルは、スライド番号と、該当するスライド画像の開始又は終了を示す開始・終了フラグと、操作が行われた切替時刻とで構成されている。このスライド操作記録テーブルに発表者端末100から送信された各データを記録する際に、直前のデータの開始・終了フラグが開始である場合には、直前のデータのスライド番号と終了を示すフラグと受信した切替時刻とをスライド記録テーブルに記録する。そして、受信したスライド番号と開始を示すフラグと受信した切替時刻とを次行に記録する。なお、最初のデータを記録する場合の開始・終了フラグは、開始を示すフラグが記録されるようになっている。なお、図9は、スライド操作記録テーブルの記録形式の一例を示す図である。
一方、質問者は、プレゼンテーション中に発表者端末100の出力装置103に表示されているスライド画像に対して後の質疑応答時間で質問をしたいと思ったときに、質問者端末200のカメラ205を用いてスライド画像を撮影する。このとき、スライド画像の全体を撮影してもよいし、カメラ205のズーム機能を用いてスライド画像の中で特に質問したい一部分を撮影してもよい。質問者は、入力装置201を用いて制御部206にカメラ205の起動及び撮影を指示する。カメラ205は撮影したスナップ画像と撮影時のスナップ時刻とを制御部206に送信する。制御部206は、送信されたスナップ画像及びスナップ時刻とを質問作成部207に送信する。
ここで、質問メールの内容について説明する。図10は、質問メール作成画面の一例を示す図である。質問メールは、管理サーバ300のメールアドレスを送信先に設定すると共に、質問者端末200のメールアドレスを送信元に設定する。また、スナップ画像を添付ファイルとし、メールの本文には、スナップ時刻と質問者端末200の電話番号とを入力する。本文には、質問者が質問したい内容をメモとして含めることもできる。なお、本文中の内容は、管理サーバ300が区別可能な記述形式とする。例えば、スナップ時刻と電話番号とメモとを行区切りとし、スナップ時刻には行頭に「Time=」,電話番号には行頭に「Tel=」,メモには行頭に「Memo=」という識別文字列を設定する。
質問者端末200の質問作成部207は、入力装置201を介して入力された上記入力内容を用いて質問メールを作成し、管理サーバ300に電子メール機能を用いて送信する(ステップS107)。なお、質問としてのメモが無い場合には、質問メール作成画面を表示して入力を待つことなく、予め登録しているテンプレートを管理サーバ300に送信することも可能である。
近年の携帯電話においては、単純な通話のほかに具備されたカメラで被写体を撮影することが可能であり、更に撮影された画像を添付して電子メールで送信することも可能となっている。そこで、プレゼンテーション中に表示されているスライド画像を撮影した時刻を質問者が質問を思いついた時刻と定義すれば、その画像及び撮影された時刻情報と必要であれば簡単な質問文とを発表者に送信することで、どの時点の説明に対する質問かを会場内の他の聴衆に知られることなく送付することができる。
管理サーバ300の制御部310は、通信ネットワーク20を介して送信された複数の質問者からの複数の質問メールを受信し、質問リスト記憶部308に質問リストとして集約して記憶する(ステップS108)。多数の質問者からの質問メールを受信して記憶しておくことにより、どのページのプレゼン資料に対して質問が寄せられたかを確認し、統計的に分析することが可能となる。なお、制御部310は、質問リストを質問リスト記憶部308に登録する際、それぞれの質問を区別するための質問IDを付与するものとする。即ち、質問リストに登録される内容は、図11に示すように、質問ID,質問者のメールアドレス,質問者の電話番号,スナップ時刻,スナップ画像で構成されている。図11は、質問リストの一例を示す図である。
プレゼンテーション終了後、管理サーバ300は、質疑応答リスト作成部303を用いて、質問者から集約した質問リストをもとに、発表者端末100に提示するための質疑応答リストを作成し、発表者端末100に送信する(ステップS109)。なお、管理サーバ300は、質疑応答リストを送信すると共に質問リストを発表者端末100に送信することも可能である。以下、図7に示す処理フローを用いて質疑応答リスト作成部の具体的な処理フローについて説明する。
最初に、スライド重要度算出部303aが、スライド操作記憶部307に記憶されているスライド操作記録テーブルの開始・終了フラグに対応する切替時刻(開始時刻,終了時刻)を用いて、音声特徴量記憶部306に記憶されている音声パワーの時系列データを、プレゼンテーションにおいて夫々のスライドが表示されていたスライド区間に分割する(ステップS109−1)。
次に、スライド重要度算出部303aは、スライド区間毎に音声パワーの時間平均(平均音声パワー)を算出すると共に、全スライド区間の平均音声パワーを算出する(ステップS109−2)。このとき、音声パワーのしきい値を予め設定しておき、この閾値を超えた音声パワーの区間を有声区間とし、有声区間の平均音声パワーを算出するものとする。図12は、音声パワーの時系列データとスライド区間との関係を模式的に示した模式図である。iはスライド番号,jは有声区間の番号を表している。
そして、スライド重要度算出部303aは、全スライド区間の平均音声パワーに対する各スライド区間の平均音声パワーの割合をスライド重要度とし、各スライド区間のスライド番号とスライド重要度との組を質問重要度算出部303dに送信する(ステップS109−3)。
一方、質問スライドマッチング部303bは、スライド操作記憶部307に記憶されているスライド操作記録テーブルの開始・終了フラグに対応する切替時刻(開始時刻,終了時刻)と、質問リスト記憶部308に記憶されている質問リストのスナップ時刻とをマッチング(照合)して、どのスライド画像が表示されている時の質問であるかを特定し、質問リストの各データに質問対象となるスライド画像のスライド番号を追記して、追記後の質問リストをハイライト領域作成部303cに送信する(ステップS109−4)。
ハイライト領域作成部330cは、質問リストの各質問について、追記されたスライド番号をキーとしてスライド画像記憶部305からスライド画像を取得し、質問のスナップ画像をクエリ画像とすると共に取得したスライド画像を元画像としてテンプレートマッチングを行う(ステップS109−5)。なお、テンプレートマッチングの方法としては、例えば、特許文献2(特開平9−330404号公報)に記載のアクティブ探索法を用いることが考えられる。
ハイライト領域作成部330cは、テンプレートマッチングの結果、クエリ画像が元画像の全部又は一部の領域と一致した場合、マッチした矩形領域の座標情報をハイライト領域として質問リストに更に追記し、追記後の質問リストを質問重要度算出部303dに送信する(ステップS109−6)。なお、テンプレートマッチングの結果が得られない場合には、ハイライト領域は無いものとする。図13は、スライド画像に対するハイライト領域を模式的に示した模式図である。
最後に、質問重要度算出部303dは、スライド重要度算出部303aから送信されたスライド番号とスライド重要度との組と、ハイライト領域作成部303cから送信された質問リストとを用いて、質問重要度を算出する(ステップS109−7)。ここで、各質問に対する質問重要度は、(対象となるスライド画像のスライド重要度)×(同じスライド画像を対象とする質問の数/全質問の数)とする。発表者の音声パワーに基づいて算出された任意のスライド画像に対するスライド重要度と、該スライド画像に対する質問数の割合とを用いるため、発表者の側で注力して説明したスライド画像と、質問が多数寄せられたスライド画像との間での聴衆の関心の違いを確認することができる。
そして、質問重要度算出部303dは、質問IDと,質問重要度と、スライド番号(スライドID)と、ハイライト領域とを組とした質疑応答リストを作成して質疑応答リスト記憶部309に記憶する(ステップS109−8)。
ステップS109の処理に基づいて質問を事前に取り寄せることにより、発表者は、自分が回答をしたい事項を予め知ることが可能となる。また、管理サーバ300が質問リストも発表者端末100に送信する場合には、質問を発した相手にメールを介して電話番号を通知し、相手がその電話番号に通話を行えば、後述するように会場内のスピーカーを介して対話を行うことが可能となる。更に、質問を寄せた聴衆のメールアドレスを入手することが可能となることから、後にアンケートなどに誘導することも可能となる。
図6に戻り、発表者端末100の制御部105は、通信ネットワーク20を介して質疑応答リストを受信した後に、この質疑応答リストを質問重要度の高い順番にソートする。次に、同じスライドIDに対する質問は、質問IDの昇順にソートする。そして、ソートした質疑応答リストを出力装置103に出力する(ステップS110)。なお、発表者は、入力装置102を用いて、質疑応答リストをスライド番号順にソートすることも可能である。図14は、発表者端末で表示されるソート後の質疑応答リストの表示例を示す図である。
そして、発表者により、入力装置102を介して質疑応答を行いたい質問が質疑応答リストから選択された場合に、発表者端末100の制御部105は、選択された質問の質問IDを管理サーバ300に送信する(ステップS111)。
管理サーバ300の制御部310は、通信ネットワーク20を介して送信された質問IDを受信し、質問リスト記憶部308に記憶されている質問リストを用いて送信された質問IDに対応する質問者の電話番号を取得する(ステップS112)。
その後、通話制御部304は、取得した電話番号に対して通話要求を発信する(ステップS113)。
質問者端末200の通話装置204は、管理サーバ300からの通話要求を受け付けて、質問者に対して着信するか拒否するかを選択させる。質問者が通話要求を受け付けて着信した場合(ステップS114)、管理サーバ300と質問者端末200との間で通話が確立し、管理サーバ300は、この通話が確立したことを受けて発表者端末100に質問IDに対するスライド番号とハイライト領域を送信する(ステップS115)。
発表者端末100の制御部105は、スライド番号とハイライト領域とを受信し、受信したスライド番号に対応するスライド画像をスライド画像蓄積部108から読み出して、ハイライト領域と重畳させて出力装置103に提示する(ステップS116)。
通話が確立している間、質問者は、質問者端末200の通話装置204を通じて発表者に質問することが可能となる。このとき、管理サーバ300の制御部310は、質問者端末200から送信されてきた質問者の音声信号を音声出力装置302から出力する(ステップS117)。この音声出力装置302とは、例えば管理サーバ300の外部に接続され、会場内の所定の位置に設置されているスピーカー等を用いることができる。
発表者が質問に答えるとき、発表者端末100は、マイク101から発表者の音声を収録し、管理サーバ300に送信する(ステップS118)。管理サーバ300の通話制御部304は、受信した音声を質問者端末200の通話装置204に送信してもよい(ステップS119)。
ステップS110〜ステップS119によれば、発表者が質疑応答リストから質問を選択することにより、電話(質問者端末200の通話装置204)やスピーカー(管理サーバ300の音声出力装置302)を介して発表者と質問者との間で直接質疑応答されるので、わざわざマイク等を手渡す作業をすることなく、発表者は質問者とシームレスな質疑応答をすることが可能となる。
質問者は、自身の質疑応答が終わったとき、通話を切断することによって質疑応答が終了する。管理サーバ300は、通話が終了したことを受けて、発表者端末100に質疑応答終了を示す終了信号を送信する。発表者端末100は、その終了信号を受信し、出力装置103にその旨を表示する。ここで、発表者は別の質問を選択することができる。
なお、ステップS114において質問者が通話要求を拒否した場合には、管理サーバ300は、通話が拒否されたことを受けて発表者端末100に質疑応答終了を示す終了信号を送信する。発表者端末100は、その終了信号を受信し、出力装置103にその旨を表示する。ここで、発表者は別の質問を選択することができる。
本実施の形態によれば、管理サーバ300が、発表者の音声から抽出された音声パワーの時系列データを記憶し、現在表示されているスライド画像から次のスライド画像へ切り替えされた切替後のスライド番号及び切替時刻を関連付けて記憶し、少なくとも質問者が疑問時に表示されていたスライド画像の全体又は一部を撮影したスナップ画像と該スナップ画像が撮影されたスナップ時刻とを含む質問を質問者端末から受信して記憶する。そして、管理サーバ300は、切替時刻及び切替後のスライド番号を用いて音声パワーの時系列データを各スライド番号に夫々対応する複数のスライド区間に分割し、全スライド区間の平均音声パワーに対する各スライド区間の平均音声パワーの割合を該各スライド番号に夫々対応する各スライド重要度として算出する。続いて、管理サーバ300は、切替時刻とスナップ時刻とを照合し、切替後のスライド番号を用いて該スナップ時刻の時に表示されていたスライド番号を特定する。その後、管理サーバ300は、特定されたスライド番号に対応するスライド重要度と、特定されたスライド番号と同じスライド番号に対して寄せられた質問の数とを用いて、特定されたスライド番号に対する質問重要度を算出し、少なくとも該スライド番号と該スライド番号に対する質問重要度と含む質疑応答リストを発表者端末に送信する。一方、発表者端末100は、質疑応答リストを受信し、質問重要度の高い順番でスライド番号を並び替えるので、聴衆にとって関心が高く発表者にとって重要性の高い順番で質問者から寄せられた質問を順位付けることが可能となる。従って、発表者は、質問者及び発表者の双方にとって重要と思われる質問を優先して質疑応答を行うことが可能となる。
また、管理サーバ300から送信される質疑応答リストには、スライド番号と該スライド番号に対する質問重要度とが含まれるので、どのスライド画像に対して質問が寄せられたかを確実に把握することが可能となる。
更に、管理サーバ300が質問者端末200から送信された質問を受信して記憶するので、発表者のプレゼンテーションに対する質問を一元的に集約することが可能となる。
本実施の形態によれば、質問者端末200が、質問者が所有する電子メール機能及び撮影機能を備えた携帯電話であるため、質問を行う際に必要となるマイクを事前に準備する手間を省き、この準備に係る費用を削減することが可能となる。また、質問者へマイクを手渡しする必要性を取り除くことが可能となる。更に、プレゼンテーション中に質問をしたいと思った時点で、その箇所を記録し、質問を送信することが可能となる。また更に、電子メール機能を用いて質問が管理サーバ300に送信されるため、質問者のメールアドレスからなる個人情報を収集すると共に該質問者をマーケティング対象者として収集することが可能となる。
なお、本実施の形態で説明した発表者端末100,質問者端末200,管理サーバ300の各動作をプログラムとして例えばCD(Compact Disk)やFD(Floppy(登録商標) Disk)等の記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータに組み込んだり、若しくは記録媒体に記録されたプログラムを、任意の通信回線を介してコンピュータにダウンロードしたり、又は記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータを動作させることにより、上述した各動作を発表者端末100,質問者端末200,管理サーバ300として機能させることができるのは勿論である。また、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることが可能となることも付言しておく。
本実施の形態に係るプレゼンテーションシステムにおける全体の接続構成を示すシステム構成図である。 発表者端末の機能ブロックを示す機能ブロック図である。 質問者端末の機能ブロックを示す機能ブロック図である。 管理サーバの機能ブロックを示す機能ブロック図である。 管理サーバの質疑応答リスト作成部が備える機能ブロックを示す機能ブロック図である。 本実施の形態に係るプレゼンテーションシステムの処理フローを示すシーケンス図である。 プレゼン終了後における質疑応答リスト作成部の処理フローを示すシーケンス図である。 スライド画像テーブルの記録形式の一例を示す図である。 スライド操作記録テーブルの記録形式の一例を示す図である。 質問メール作成画面の一例を示す図である。 質問リストの一例を示す図である。 音声パワーの時系列データとスライド区間との関係を模式的に示した模式図である。 スライド画像に対するハイライト領域を模式的に示した模式図である。 発表者端末で表示されるソート後の質疑応答リストの表示例を示す図である。
符号の説明
10…プレゼンテーションシステム
20…通信ネットワーク
100…発表者端末
101…マイク
102…入力装置
103…出力装置
104…通信装置
105…制御部
106…プレゼン操作検出部
107…音声処理部
108…スライド画像蓄積部
200…質問者端末
201…入力装置
202…出力装置
203…通信装置
204…通話装置
205…カメラ
206…制御部
207…質問作成部
300…管理サーバ
301…通信装置
302…音声出力装置
303…質疑応答リスト作成部
303a…スライド重要度算出部
303b…質問スライドマッチング部
303c…ハイライト領域作成部
303d…質問重要度算出部
304…通話制御部
305…スライド画像記憶部
306…音声特徴量記憶部
307…スライド操作記憶部
308…質問リスト記憶部
309…質疑応答リスト記憶部
310…制御部
S101〜S119,S109−1〜S109−8…ステップ

Claims (5)

  1. プレゼンテーションの発表者が用いる発表者端末と、前記発表者端末に通信ネットワークを介して接続されると共に質問者が用いる質問者端末から送信された質問を管理する管理サーバと、を備えたプレゼンテーションシステムであって、
    前記発表者端末は、
    プレゼンテーションに用いる複数のスライド画像と当該複数のスライド画像を夫々識別可能な複数のスライド番号とを関連付けてスライド画像蓄積手段に蓄積しておく手段と、
    マイクロフォンで収音された前記発表者の音声から音声パワーを抽出し、抽出された当該音声パワーの時系列データを前記管理サーバに送信する手段と、
    表示中のスライド画像を識別すると共に現在表示されているスライド画像から次のスライド画像への切り替えの発生を検出し、切替後のスライド画像に対応するスライド番号を前記スライド画像蓄積手段から読み出して、切替後の当該スライド番号と切替時刻とを関連付けて前記管理サーバに送信する手段と、
    少なくともスライド番号と当該スライド番号に対する質問重要度とを含む質疑応答リストを前記管理サーバから受信し、当該質問重要度の高い順番で前記スライド番号を並び替える手段と、を有し、
    前記管理サーバは、
    前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記音声パワーの時系列データを音声特徴量記憶手段に記憶する手段と、
    前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記切替後のスライド番号及び前記切替時刻を関連付けてスライド操作記憶手段に記憶する手段と、
    少なくとも前記質問者が疑問時に表示されていたスライド画像の全体又は一部を撮影したスナップ画像と当該スナップ画像が撮影されたスナップ時刻とを含む前記質問を前記質問者端末から受信して質問リスト記憶手段に記憶する手段と、
    前記スライド操作記憶手段に記憶された前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を用いて前記音声特徴量記憶手段に記憶された前記音声パワーの時系列データを各スライド番号に夫々対応する複数のスライド区間に分割し、全スライド区間の平均音声パワーに対する各スライド区間の平均音声パワーの割合を当該各スライド番号に夫々対応する各スライド重要度として算出する手段と、
    前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を前記スライド操作記憶手段から読み出して、当該切替時刻と前記質問リスト記憶手段に記憶された前記スナップ時刻とを照合し、当該切替後のスライド番号を用いて当該スナップ時刻の時に表示されていたスライド番号を特定する手段と、
    特定された当該スライド番号に対応する前記スライド重要度と、特定された当該スライド番号と同じスライド番号に対して寄せられた前記質問の数とを用いて、特定された当該スライド番号に対する質問重要度を算出する手段と、
    少なくとも当該スライド番号と当該スライド番号に対する前記質問重要度とを含む前記質疑応答リストを前記発表者端末に送信する手段と、
    を有することを特徴とするプレゼンテーションシステム。
  2. 前記発表者端末は、
    前記複数のスライド画像及び前記複数のスライド番号を前記スライド画像蓄積手段から読み出して、前記管理サーバに送信する手段を更に有し、
    前記管理サーバは、
    前記通信ネットワークを介して当該発表者端末から送信された前記複数のスライド画像及び前記複数のスライド番号を関連付けてスライド画像記憶手段に記憶しておく手段と、
    前記特定されたスライド番号に対応する前記スライド画像を前記スライド画像記憶手段から読み出して、前記質問リスト記憶手段に記憶されている前記スナップ画像が当該スライド画像の全部又は一部に一致するか否かを判定し、一致する場合に、当該スライド画像に対する当該スナップ画像の座標情報を特定する手段と、を更に有し、
    前記質疑応答リストには、特定された当該座標情報が更に含まれることを特徴とする請求項1に記載のプレゼンテーションシステム。
  3. 前記質問者端末は、前記質問者が所有する電子メール機能及び撮影機能を備えた携帯電話であって、
    前記質問は、当該電子メール機能を用いて前記管理サーバに送信されることを特徴とする請求項1又は2に記載のプレゼンテーションシステム。
  4. プレゼンテーションの発表者が用いる発表者端末と、前記発表者端末に通信ネットワークを介して接続されると共に質問者が用いる質問者端末から送信された質問を管理する管理サーバと、を備えたプレゼンテーションシステムで処理するプレゼンテーション方法であって、
    前記発表者端末により、
    プレゼンテーションに用いる複数のスライド画像と当該複数のスライド画像を夫々識別可能な複数のスライド番号とを関連付けてスライド画像蓄積手段に蓄積しておくステップと、
    マイクロフォンで収音された前記発表者の音声から音声パワーを抽出し、抽出された当該音声パワーの時系列データを前記管理サーバに送信するステップと、
    表示中のスライド画像を識別すると共に現在表示されているスライド画像から次のスライド画像への切り替えの発生を検出し、切替後のスライド画像に対応するスライド番号を前記スライド画像蓄積手段から読み出して、切替後の当該スライド番号と切替時刻とを関連付けて前記管理サーバに送信するステップと、を有し、
    前記管理サーバにより、
    前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記音声パワーの時系列データを音声特徴量記憶手段に記憶するステップと、
    前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記切替後のスライド番号及び前記切替時刻を関連付けてスライド操作記憶手段に記憶するステップと、
    少なくとも前記質問者が疑問時に表示されていたスライド画像の全体又は一部を撮影したスナップ画像と当該スナップ画像が撮影されたスナップ時刻とを含む前記質問を前記質問者端末から受信して質問リスト記憶手段に記憶するステップと、
    前記スライド操作記憶手段に記憶された前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を用いて前記音声特徴量記憶手段に記憶された前記音声パワーの時系列データを各スライド番号に夫々対応する複数のスライド区間に分割し、全スライド区間の平均音声パワーに対する各スライド区間の平均音声パワーの割合を当該各スライド番号に夫々対応する各スライド重要度として算出するステップと、
    前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を前記スライド操作記憶手段から読み出して、当該切替時刻と前記質問リスト記憶手段に記憶された前記スナップ時刻とを照合し、当該切替後のスライド番号を用いて当該スナップ時刻の時に表示されていたスライド番号を特定するステップと、
    特定された当該スライド番号に対応する前記スライド重要度と、特定された当該スライド番号と同じスライド番号に対して寄せられた前記質問の数とを用いて、特定された当該スライド番号に対する質問重要度を算出するステップと、
    少なくとも当該スライド番号と当該スライド番号に対する前記質問重要度と含む質疑応答リストを前記発表者端末に送信するステップと、を有し、
    前記発表者端末により、
    前記質疑応答リストを前記管理サーバから受信し、当該質問重要度の高い順番で前記スライド番号を並び替えるステップと、
    を有することを特徴とするプレゼンテーション方法。
  5. プレゼンテーションの発表者が用いる発表者端末と、前記発表者端末に通信ネットワークを介して接続されると共に質問者が用いる質問者端末から送信された質問を管理する管理サーバと、を備えたプレゼンテーションシステムで処理するプレゼンテーション方法であって、
    前記発表者端末により、
    プレゼンテーションに用いる複数のスライド画像と当該複数のスライド画像を夫々識別可能な複数のスライド番号とを関連付けてスライド画像蓄積手段に蓄積しておくステップと、
    前記複数のスライド画像及び前記複数のスライド番号を前記スライド画像蓄積手段から読み出して、前記管理サーバに送信するステップと、
    マイクロフォンで収音された前記発表者の音声から音声パワーを抽出し、抽出された当該音声パワーの時系列データを前記管理サーバに送信するステップと、
    表示中のスライド画像を識別すると共に現在表示されているスライド画像から次のスライド画像への切り替えの発生を検出し、切替後のスライド画像に対応するスライド番号を前記スライド画像蓄積手段から読み出して、切替後の当該スライド番号と切替時刻とを関連付けて前記管理サーバに送信するステップと、を有し、
    前記管理サーバにより、
    前記通信ネットワークを介して当該発表者端末から送信された前記複数のスライド画像及び前記複数のスライド番号を関連付けてスライド画像記憶手段に記憶しておくステップと、
    前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記音声パワーの時系列データを音声特徴量記憶手段に記憶するステップと、
    前記通信ネットワークを介して前記発表者端末から送信された前記切替後のスライド番号及び前記切替時刻を関連付けてスライド操作記憶手段に記憶するステップと、
    少なくとも前記質問者が疑問時に表示されていたスライド画像の全体又は一部を撮影したスナップ画像と当該スナップ画像が撮影されたスナップ時刻とを含む前記質問を前記質問者端末から受信して質問リスト記憶手段に記憶するステップと、
    前記スライド操作記憶手段に記憶された前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を用いて前記音声特徴量記憶手段に記憶された前記音声パワーの時系列データを各スライド番号に夫々対応する複数のスライド区間に分割し、全スライド区間の平均音声パワーに対する各スライド区間の平均音声パワーの割合を当該各スライド番号に夫々対応する各スライド重要度として算出するステップと、
    前記切替時刻及び前記切替後のスライド番号を前記スライド操作記憶手段から読み出して、当該切替時刻と前記質問リスト記憶手段に記憶された前記スナップ時刻とを照合し、当該切替後のスライド番号を用いて当該スナップ時刻の時に表示されていたスライド番号を特定するステップと、
    特定された当該スライド番号に対応する前記スライド画像を前記スライド画像記憶手段から読み出して、前記質問リスト記憶手段に記憶されている前記スナップ画像が当該スライド画像の全部又は一部に一致するか否かを判定し、一致する場合に、当該スライド画像に対する当該スナップ画像の座標情報を特定するステップと、
    特定された前記スライド番号に対応する前記スライド重要度と、特定された当該スライド番号と同じスライド番号に対して寄せられた前記質問の数とを用いて、特定された当該スライド番号に対する質問重要度を算出するステップと、
    少なくとも当該スライド番号と当該スライド番号に対する前記質問重要度と当該スライド番号に対する前記座標情報とを含む質疑応答リストを前記発表者端末に送信するステップと、を有し、
    前記発表者端末により、
    前記質疑応答リストを前記管理サーバから受信し、当該質問重要度の高い順番で前記スライド番号を並び替えるステップと、
    を有することを特徴とするプレゼンテーション方法。
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