JP2005018184A - コミュニケーションシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】属性設定手段、属性関係設定手段、属性情報付与手段、情報集約手段、投票手段、カード編集手段、属性カウント手段を備えることで、コミュニケーションの目的や状況に適した情報を抽出し表示編集できるようにする。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワーク上のコミュニケーションを支援するコミュニケーションシステムに係り、さらに詳しくは登録・蓄積された情報の抽出や整理、編集、表示等の制御を行うコミュニケーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークインフラの整備やPC・モバイル端末の普及が進む中、ネットワーク上のコミュニケーションシステムを利用する人が増えてきている。既存のコミュニケーションシステムとしては、メール、メーリングリスト、掲示板、チャット、電子会議システムなどがあり、このようなシステムの活用によりネットワークを媒体とした多様なコミュニティが生まれ、様々な活動の源になっている。
こうした状況の中で、コミュニティ内のコミュニケーションをいかに円滑に行ない、議論を集約するかに焦点が当てられている。
掲示板や電子会議システムを使った従来のコミュニケーションシステムでは、書込情報が時系列に表示されるにすぎないので、多くの情報が表示されるようになると、議論の対象としたい情報が見出しにくく、スムーズにコミュニケーションを図ることが難しいという課題があった。そこで、コミュニケーションの過程や内容を理解しやすくする事を目的に、情報単位を多層構造にし、一つの情報単位または複数の情報単位の組合せにより、情報を表示、集計するシステムが提供されている。
【0003】
また、コミュニケーションの経過や構造、内容を表す情報を抽出する技術も提案されており、特開平11−25099号公報に記載の電子会議システムにおいて、議題とその議論ツリーから派生している全結論を取り出して、引用などの不要部分を削除し、質疑応答を整理して、要約としてまとめる機能をもったシステムがある。
【特許文献1】
特開平11−25099号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これら従来の技術では、コミュニケーションの内容を目的に応じたフォーマットに並べ替える機能や、自由に要約する機能がなかった。
本発明の目的は、コミュニケーションの過程や内容が理解しやすいだけでなく、コミュニケーションの内容を理解しやすい形式に編集して表示し、コミュニケーション支援を行なうコミュニケーションシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明ではネットワークで接続された複数のクライアントを介して複数の利用者がカードを登録し、利用者が登録された情報を参照することのできるコミュニケーションシステムを前提とし、カードとリンク線並びにボードに対して、それらの関係性を表現する様々な属性を持たせる事ができる属性設定手段と属性関係設定手段と、前記手段を用いて設定した属性を利用して特定の表示や検索を可能とする情報集約手段を備える構成をもつことを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、コミュニケーションの目的や状況に応じて、適した情報を抽出し編集表示する目的を達成することができる。
以下に、個々の技術的手段がどのような働きをしているかを記載する。
まず、属性設定手段において、属性は複数設定でき属性それぞれの名称を入力する。ボード上の特定領域に属性を設定するためのテンプレートが予め用意されており、管理者はその中から好みのものを選択できる。
次に、属性関係設定手段において、カードを直接ボードに貼った場合、自動でカードに属性が付与されるように設定することができる。また、ある属性を持つカードに対して貼り付けたカードには、予め設定しておいた特定の属性しか付与されないようにすることができるなど属性同志の関係を設定することによって、利用者が属性を手入力する手間を省いたり、議論や会話の向きを一方向へ促すことができる。また、整理がしやすくなる効果もある。
【0007】
さらに、前記属性設定手段と前記属性関係設定手段を用いて設定した属性を利用する情報集約手段において、カード情報を抽出してリスト表示する場合、属性ごとに情報をまとめて表示したり、特定の属性をもつ情報のみ表示したりできる。
また、情報をまとめる際のバリエーションとして、このコミュニケーションシステムに投票手段、カード編集手段、属性カウント手段を備えても良い。
投票手段は、前記情報集約手段において表示した情報リストに投票機能を追加するもので、一度に複数の情報に対して投票することができ、票数を随時カウントアップして表示する。
カード編集手段は、コミュニケーションの過程で意見を集約する機能を備え、複数のカードを選択し内容を編集してまとめ、発言者を管理者などに変更して新たなカードやボードをつくる。
属性カウント手段は、ホードまたはカードごとにそこに関連付けられているカードの数を属性として取り込む機能を備え、コミュニケーションの内容や経過に応じてカードの属性が変化する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態の一例を説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0009】
<<コミュニケーションシステムの構成と処理概要>>
図1は、本実施例のコミュニケーションシステムの概略構成を示したものである。本実施例のコミュニケーションシステムは、コミュニケーションシステムを管理するコミュニティ管理者100と、コミュニケーションシステムを利用する利用者1101〜110n(以下、単に利用者110とも称する)と、任意のコミュニティにおけるコミュニケーションの場となるコミュニケーションシステムのボードを管理するボード管理者1201〜120n(以下、単にボード管理者120とも称する)とが利用するシステムである。なお、ここでコミュニティとは特定の目的や条件にもとづいて集まる個人あるいは組織の集合を称し、例えば、地域コミュニティとは、自治体職員、住民、地元事業者、学生、NPOなどのある地域に属するメンバーの集合を指す。
【0010】
図1に示すように、管理サーバ101と、利用者端末1111〜111n(以下、単に利用者端末111とも称する)と、ボード管理者端末1211〜121n(以下、単にボード管理者端末121ともいう)とが、インターネットやイントラネットなどの通信網130を介して、互いに接続されて構成されている。なお、コミュニティ管理者100とは異なるコミュニケーションシステム提供者がコミュニケーションシステム管理サーバを用いてコミュニティ管理者100にコミュニケーションシステムを提供してもよい。また通信網130を介さずに、無線を用いてもよい。
【0011】
管理サーバ101は、コミュニティ管理者100が管理する、コミュニケーションシステムの運用や管理を行うサーバである。利用者110からの要求に応じてカードまたはボードの編集や表示を行い、またカードデータ、ボードデータ、ユーザデータの管理を行う。利用者端末111は利用者110が利用する端末である。利用者110は利用者端末111を用いて、コミュニケーションシステムの利用者登録、参照、ログイン、カード編集などの要求を管理サーバ101に送信する。また、画面例112は利用者端末111を用いて利用者110が本実施例のコミュニケーションシステムを利用する際の画面イメージ例である。ここで、『立体交差化事業について』の内容が一つのコミュニケーションの前提情報、すなわち、ボードに該当する。それに対して、「提案 Aさん/駅周辺を整備するなら・・・」がそのボードに対するコメントを示すカードである。ボードとカードの間には小さな矩形をボード上にもつリンク線が張られる。その小さな矩形がコメントの対象となるボード上の個所を示す。また、カード間の矢印がそれぞれの関連付けを示すリンク線である。カード及びリンク線を追加することにより、既存のボード又はカードの内容に対してコメントを行い、それを複数のユーザ(利用者又はボード管理者)が積み重ねていくことでコミュニケーションを形成する。
【0012】
ボード管理者端末121はボード管理者120が利用する端末である。ボード管理者120はボード管理者端末121を用いて、ボードの登録やボード管理情報の更新や削除などの要求を管理サーバ101に送信する。
【0013】
次に、図2を参照して、管理サーバの構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る管理サーバのブロック構成図である。図2に示すように、管理サーバ101はコミュニケーション全般を実現する為の構成単位群と、コミュニケーション情報の編集機能を担う為の構成単位群から構成されている。まず、コミュニケーション全般を実現する管理サーバ101は、データ送受信部200、コミュニケーション制御部210、ユーザー管理部211、ボード表示・管理部213、カード編集表示・管理部215、テンプレート表示・管理部217から主として構成されており、従来のコミュニケーションシステムと同様の構成になっている。これに加えて本発明では、コミュニケーション情報の編集機能を実現する為に、情報の属性表示・管理部219、情報の編集表示・管理部221、情報の集計表示・管理部223を追加した構成とし、データ送受信部200及びコミュニケーション制御部210を除く各部はそれぞれが取り扱うデータの格納手段(例えば、ユーザ管理部211であれば、ユーザデータベース212が該当する)を備えている。
【0014】
<コミュニケーション全般を実現する為の構成>
データ送受信部200は、利用者端末111やボード管理者端末121からの要求を受信したり、要求に応じた処理内容を利用者端末111やボード管理者端末121に送信するものである。
コミュニケーション制御部210はデータ送受信部200から送られた利用者端末111やボード管理者端末121からの要求に応じて適切な処理部に処理を依頼することにより、コミュニケーションシステム全体の流れを制御する。
ユーザ管理部211はユーザID、パスワードなどのユーザ情報を格納するユーザデータベース212を管理し、利用者端末111から利用者登録要求、ユーザー情報更新要求、ログイン要求等に対応する処理を行なう。
【0015】
ボード表示・管理部213は、ボードデータとしてボードID、ボードタイトル、ボード管理者IDなどを格納するボードデータベース214を管理し、利用者端末111からボード一覧表示要求や、個別のボードの参照要求に応じた処理を行なう。
テンプレート表示・管理部217は、ボード背景とカード機能のセットであるテンプレートデータを格納するテンプレートデータベース218を管理し、ボード管理者端末121からテンプレートメニュー要求やテンプレート利用要求などに応じた処理を行なう。
【0016】
<コミュニケーション情報の編集機能を担う為の構成>
情報の属性表示・管理部219は、カード情報やボード情報の属性情報を格納する属性データベース220を管理し、利用者端末111から属性情報表示要求や、属性情報更新要求に対応する処理を行なう。
情報の編集表示・管理部221は、カード情報やボード情報の編集情報を格納する編集データベース222を管理し、コミュニティ管理者100やボード管理者120からの編集要求に対応する。
情報の集計表示・管理部223は、カード情報やボード情報の集計結果情報を格納する集計データベース224を管理し、コミュニティ管理者100やボード管理者120からの編集要求に対応する。
【0017】
<<コミュニケーション情報の編集における属性の役割>>
コミュニケーションを整理する場合、「提案」「意見」「賛成」「反対」など発言の内容でまとめたり、一連のやり取りをまとめたり、発言者ごとにまとめたリ、様々な方法がある。そこで、発言に属性を付与しておけば、属性をキーにしてコミュニケーションを自由にまとめることができる。
例えば、会議での発言をまとめて議事録を作成することができる。また、多数の意見をまとめたものに対して利用者が投票する機能を追加すれば、これは議論をサポートし結論を導くシステムといえる。
本発明では、利用者はカードを移動させるだけで簡単に属性が付与できるので、ボードとカードとリンク線を使ったコミュニケーションの妨げにはならないというメリットもある。
このように、コミュニケーション情報を編集する場合、属性を付与しておくことは意味があり、非常に重要である。以下、属性設定をはじめ、属性に関する処理の流れを説明する。
【0018】
<属性設定処理>
図3は、本実施形態における属性を設定する場合の属性設定フローの一例を示す図である。
管理者端末121は、ボード管理者120により選択された属性設定メニューを管理サーバ101に送信すると(s301)、管理サーバ101では属性設定画面を生成し(s302)、管理者端末121に送信する(s303)。管理者端末121は属性設定画面を受信し表示する(s304)。管理者端末121はボード管理者120によって入力された属性を管理サーバ101に送信する(s305)。管理サーバ101は属性を受信し属性データベースに追加する(s306)。
【0019】
<属性関係設定処理>
また、管理サーバ101は属性を送信する際、属性関係設定画面を送信する(s307)。管理者端末121は属性関係設定画面を表示し(s308)、設定された属性関係を管理サーバ101に送信する(s309)。管理サーバ101は設定された属性関係を属性データに追加する(s310)。
図4は、本実施形態における属性設定画面の一例を示す図である。
ボード管理者120は属性設定入力領域400において、カードやボード、リンク線に付与する属性の名称410を入力する。例として図4では「提案」「意見」「賛成」「反対」の4つ入力されているが、数を増減するにはシステムの設定を変更すればよい。
【0020】
図5、図6は、本実施形態における属性関係設定画面の一例を示す図である。ボード管理者120は属性関係設定領域500、501、502において、属性設定処理(0016)で設定済みの属性とボードやカード、リンク線を関係付ける設定を行なう。ボード画面の特定領域と属性とを関連付ける際には、図5の属性関係設定領域500を表示し、領域を四角形にする場合は始点と終点の座標を入力ボックス510に入力する。また、領域を円形にするには中心座標と半径を入力ボックス520に入力する。座標を入力する手間を省く為、図6(a)のように予め特定領域を属性付与領域530に設定したテンプレート525を用意しても良い。各領域に設定する属性は属性選択領域540で選択する。ここで表示される選択肢は(0017)で設定したものである。図6(b)のように、属性付与領域550を重ねて指定した場合、重ねた部分に貼付したカード560には複数の属性が付与されることになる。
属性間の関係を設定する際は、図6(c)の属性関係設定領域501において、チェックボックス570をチェックすることで設定する。例では「提案」に対して「意見」が選択されている。「提案」属性をもつカードに対して貼られたカードには「意見」属性が付与される。
属性関係設定領域502において、属性とリンク線の関係を設定する(580)。例では「等価」に対して「=」が選択されているが、これはリンク線(=)で結ばれたカード2枚がお互いに等価であることを表す。
【0021】
<<属性情報取得処理>>
上記処理において設定した属性は、利用者が貼付するカードに対して付与するが、属性情報の取得方法には、特性のボード領域を選択する方法と、カードを選択する方法があり、処理が異なる。以下に、本実施形態における属性情報取得フローの一例を示す。ただし、リンク線を選択する方法もあるがここでは説明しない。
【0022】
<ボード領域を利用した属性付与方法>
図7は、本実施形態における属性情報取得フローの一例を示す図である。
利用者端末111は利用者110によって選択されたカードの位置を認識し、送信する(s603)。管理サーバ101は受信した位置に付与すべき属性を、属性データ650から取得し送信する(s606)。また、ボードデータ660から取得したコメント入力画面を送信する(s607)。利用者端末111はコメント入力画面を受信し(s608)、利用者110に入力されたコメントを送信する(s609)。管理サーバ101は、入力されたカード内容と付与された属性をカードデータ670に保存する(s610)。また、新規カードデータを送信する(s611)。利用者端末111は新規カードを貼付したボードを表示する(s612)。
【0023】
図8は、本実施形態における属性付与方法(ボード領域を利用)の一例を示す図である。
利用者端末111は、ボード情報表示領域701と属性付与領域702で構成される基本カード表示画面を表示する。
ここでは、行政が住民からの情報を集め、『まちづくり』をすすめる場合を例にあげて説明する。
コミュニケーションするうえで前提となる『まちづくり』に関するボード情報は上部に表示する。
下部には、予めボード管理者が設定した属性と属性付与領域を表示する。図8の例では、幅広く意見を出してもらうために4つのジャンル「人口」「土地利用」「都市施設」「防災」を属性として設定する。ここで、利用者110が属性付与領域702にカード703を貼付すると、カードの属性は土地利用になる。カードを移動した場合、移動後の位置に関連付けられた属性が付与されるので、思いついたものをどんどん貼った後で好みのジャンルを付与することもできる。
属性付与領域に表示された属性名704をクリックすると、その属性をもつカードのみ基本表示画面に表示する。もしくは一覧で表示する。詳細は情報集約処理に記述する。
【0024】
<カードを利用した属性付与方法>
図9は、本実施形態における属性情報取得フローの一例を示す図である。
利用者端末111は利用者110によって選択されたカードを認識し(s801)、カードIDを送信する(s803)。管理サーバ101は受信したカードに付与することができる属性を属性データ850から取得する(s806)。また、コメント入力画面と付与可能な属性とを利用者端末111に送信する(s807)。利用者110によって入力されたコメントと選択された属性を送信する(s809)。管理サーバ101は、入力されたコメントを新規データとしてカードデータ870に追加し、属性データ850に属性を追加する(s810)。また、新規カードデータを送信する(s811)。利用者端末111は新規カードを貼付したボードを表示する(s812)。
【0025】
図10は、本実施形態における属性付与方法(カードを利用)の一例を示す図である。
利用者端末111は、コミュニケーションするうえで共有したい情報をボード背景として表示しておき、利用者111はボード上にカードを貼付して意見交換をする(900)。図9のボードでは4つの属性「提案」「意見」「賛成」「反対」を設定し、属性関係を設定することで「提案」に対しては「意見」、「意見」に対しては「賛成」もしくは「反対」を付与するようになっている。
この例では、行政が『まちづくり』をすすめる場合を想定しており、まず「土地利用」に関する住民の意見を行政が簡単にまとめてボードにし、次にボードに対して住民が提案し、回答し、その回答に対して賛成反対の意見を出すという流れをつくることができる。つまり、会話の方向付けをすることができる。また、表にまとめる時も便利になる。
【0026】
<<コミュニティ情報の編集処理>>
<情報集約処理>
次に情報集約処理を説明する。投票処理やカード編集処理、そして属性カウント処理は情報を編集する上でのバリエーション機能になる。
図11は、実施形態における情報を集約するための情報集約処理フローの一例を示す図である。
利用者端末111は基本表示画面を表示し、利用者110が選択した位置座標を送信する(s1002)。管理サーバ101は受信した座標と関連付けられている属性を属性データ1100から取得する(s1003)。また、受信した属性と関連付けられているカードを、カードデータ1200から取得する(s1004)。また、ボード情報はボードデータ1300から取得する(s1005)。取得したボードとカードの情報を送信する(s1006)。利用者端末111は受信したボード情報とカード情報を表示する(s1007)。利用者110は好みに応じて受信したボード情報やカード情報をソートして表示することができる(s1008)。
【0027】
図12は、本実施形態における情報集約処理の一例を示す図である。図10のように、基本表示画面上に属性を付与したカードが表示されている場合、利用者110によって画面上の情報集約ボタン910が押されると、情報集約処理により属性を生かした表示に切り替わり、切り替えた後の画面が図12の情報集約画面1100になる。属性間のつながりをツリー構造で表示したり、属性ごとにソートして表示したり、カードに付与された属性をキーにして自由にカード内容を表示することができる。
画面上部にはボードタイトル1101とボード情報1102が表示され、画面下部にはボードに貼られていた全てのカードに関する情報が表示される。カードに付与されている属性1103、発言者1104、コメント内容全文1105、投票機能1106を表示する。属性関係が設定されている場合は、属性欄にツリーを表示することができる。また、利用者111が基本表示画面で特定の属性ボタンを押した場合は、選択した属性をもつカードしか表示されない。
発言者で並べ替えるなど、ソートすることもできる。
【0028】
<投票処理>
各カードに一人一票投票できるボタン1108や投票結果が即時反映される結果欄1107など、投票機能1106を設けると、基本表示画面と比較して一画面で把握できる情報が増える。そのため、他のカードと比較したうえでカードに投票することが容易になる。
<カード編集処理>
図13は、本実施形態における情報編集処理フローの一例を示す図である。
利用者端末111は、選択された複数のカードを認識し(s1201)、カードIDを送信する(s1202)。管理サーバ101は、受信したIDのカード情報をカードデータから取得する(s1203)。取得したカード情報と、カード編集画面を送信する(s1204)。利用者端末111は、受信したカード情報をカード編集画面に表示し(s1205)、利用者110によって入力された編集内容を送信する(s1206)。管理サーバ101は受信したカード編集内容を、新規カードとしてカードデータに追加する(s1207)。もしくは、新規ボードとしてボードデータに追加する。管理サーバ101は新規に登録された情報を利用者端末111に送信する(s1208)。利用者端末111は、新規カードを貼付する(s1209)、もしくは新規ボードを立ち上げる。
【0029】
図14の例ではカードを2つ選択しており、図15(a)に示したカード編集画面1350を表示する。
図14、15は、本実施形態における情報編集画面の一例を示す図である。
図14は、カード編集処理は主として管理者端末121でボード管理者120が行なう。利用者110でログインした場合、情報集約画面1300には投票ボタンが表示されていたが、ボード管理者120がログインして表示すると、カード情報が複数選択できるように選択用チェックボックスを表示する。ボード管理者120がカードを選択し「編集ボタン」1302を押すと、管理サーバ101は図15(a)のカード編集画面1350を管理者端末111に表示する。画面上部には選択したコメントの情報1303を表示し、画面下部には編集用の入力スペース1304や1305を用意する。ボード管理者120が編集後「ボードを作成する」ボタン1307を押した場合、編集内容をもとにボード1309を生成し基本表示画面1308を表示する。また、「カードを生成する」ボタン1306を押した場合、一枚のカード1310を生成し表示する。属性は編集1311に変更し、発言者名は管理者1312に変更し表示する。
【0030】
<属性カウント処理>
図16は、本実施形態における属性カウント画面の一例を示す図である。
図16では、基本表示画面に提案属性を持ったカード1404が表示されている。これに対して、賛成の属性領域に貼付されているカード1401、1402とリンク線で関連付けられた場合、カード1404の属性も同じく賛成に変化する。
ボード管理者120は、予め属性を指定し、変更のタイミングとなる枚数を設定しておく。この例では、「賛成」属性をもつカードが2枚貼られたら属性を変更するように設定している。属性変更後は、「賛成」の属性領域に表示する。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、コミュニケーションの過程や内容が理解しやすいだけでなく、コミュニケーションの途中に内容を整理したり、コミュニケーションの方向付けを行ったりすることで、意見をまとめたり、投票したりすることが容易になるので、議論をサポートしながら結論に導く効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施形態のブロック構成例を示す図である。
【図3】本実施形態における属性を設定する場合の属性設定フローの一例を示す図である。
【図4】本実施形態における属性設定画面の一例を示す図である。
【図5】本実施形態における属性関係設定画面の一例を示す図である。
【図6】図5の属性関係設定画面を説明するための図である。
【図7】本実施形態における属性情報取得フローの一例を示す図である。
【図8】本実施形態における属性付与方法(ボード領域を利用)の一例を示す図である。
【図9】本実施形態における属性情報取得フローの一例を示す図である。
【図10】本実施形態における属性付与方法(カードを利用)の一例を示す図である。
【図11】実施形態における情報を集約するための情報集約処理フローの一例を示す図である。
【図12】本実施形態における情報集約処理の一例を示す図である。
【図13】本実施形態における情報編集処理フローの一例を示す図である。
【図14】本実施形態における情報集約画面の一例を示す図である。
【図15】カード編集画面を説明するための図である。
【図16】本実施形態における属性カウント画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
101…管理サーバ、111 1〜n…利用者端末、121 1〜n…ボード管理者端末、130…通信網
Claims (8)
- 端末装置の画面にコミュニケーションの前提情報となる第一のデジタルデータを表示し、データ表示の上にユーザからのコミュニケーションの内容を示す第二のデジタルデータを少なくとも一つ表示し、第一のデジタルデータと第二のデジタルデータとの間、及び第二のデジタルデータ間の関連付けを示す線分を表示し、複数のコミュニケーションを同時に表示するコミュニケーション方法を実現するシステムであって、第一のデジタルデータ、第二のデジタルデータ、及び前記関連付けを示す線分に係る属性を設定する手段を備え、該手段により設定した属性を用いてコミュニケーションの内容を整理して表示する手段をもつことを特徴とするコミュニケーションシステム。
- 請求項1に記載のコミュニケーションシステムにおいて、第一のデジタルデータの一部の領域に対応付けて属性を設定する手段を備え、画面上に示す該領域上に第二のデジタルデータを対応付ける手段を備え、前記対応付けによって第二のデジタルデータに第一のデジタルデータの一部の領域の属性を付与する手段を備えたことを特徴とするコミュニケーションシステム。
- 請求項1、2のいずれか一つに記載のコミュニケーションシステムにおいて、上記画面上に示す第二のデジタルデータ上に別の第二のデジタルデータを対応付ける手段を備え、前記対応付けによって前記別の第二のデジタルデータに第二のデジタルデータの属性を付与する手段を備えたことを特徴とするコミュニケーションシステム。
- 請求項1、2、3のいずれかに一つに記載のコミュニケーションシステムにおいて、デジタルデータ間の属性の関連付けおよび第一のデジタルデータ座標と属性の関連付けを予め設定する手段を備えたことを特徴とするコミュニケーションシステム。
- 請求項1、2、3、4のいずれか一つに記載のコミュニケーションシステムにおいて、属性情報表示手段として属性に応じた表示方法を設定する手段を備えたことを特徴とするコミュニケーションシステム。
- 請求項1、2、3、4、5のいずれか一つに記載のコミュニケーションシステムにおいて、投票及び集計手段を備え、二のデジタルデータに対して投票する機能と投票を集計する手段を備え、また各々の集計結果を個別に表示する手段を備えたことを特徴とするコミュニケーションシステム。
- 請求項1、2、3、4、5のいずれか一つに記載のコミュニケーションシステムにおいて、第二のデジタルデータを属性に応じて編集する手段を備え、複数の第二のデジタルデータを選択し、該内容を連結または変更することにより新たな第一のデジタルデータとして登録をする手段を備えたことを特徴とするコミュニケーションシステム。
- 請求項1、2、3、4、5、6のいずれか一つに記載のコミュニケーションシステムにおいて、第一のデジタルデータまたは第二のデジタルデータに対し、該データに関連付けられた第二のデジタルデータの数を属性として設定する手段を備えたことを特徴とするコミュニケーションシステム。
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