JP2019121272A - 画像を用いた情報伝達活動の評価支援システム - Google Patents

画像を用いた情報伝達活動の評価支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】 視覚的なツールを用いた情報伝達において、情報を伝達する側(発信者)及び情報を受け取る側(受信者)の双方にとって有益な、情報伝達の達成度の評価を支援するシステムを提供する。【解決手段】 発信者が伝達しようとするキーワードを含む画像資料中の領域を伝達ポイントとして設定する伝達ポイント設定画像を、情報伝達に用いた画像資料に重ねて表示して、受信者に記憶している伝達ポイントを指定させるために受信者の端末装置に表示させ、受信者が記憶しているとして指定した伝達ポイントを記憶ポイントとして管理して、情報伝達活動の評価に利用することを特徴とする。【選択図】 図8

Description

本発明は、情報伝達活動の評価を支援するシステムに関する。ここでいう「情報伝達活動」とは、情報を一方的に伝える活動のみならず、情報を共有したり情報を交換したりする場合も含む、情報の発信者と受信者との間で行われる情報に関する行動を広く含むものとする。例えば、学習指導活動(学校教育における授業・指導・演習や、社会人向けの研修や講座など、高度の専門教育も含む広い分野での学習指導活動全般を指すものとする)が代表的であるが、学習指導活動のみならず、会議・会合などにおいて、情報を複数の者に提供したり、複数の者と情報を交換する場合なども広く含むものである。そして、情報伝達活動の評価を支援するシステムとは、情報の発信者が情報伝達の場において発信した情報が、情報を受ける側として情報伝達が行われる場に参加した者、すなわち受信者にどのように理解されたかを、多面的に評価するための支援システムである。
ここでは、主として、学習指導活動を例にとって、背景技術を説明する。従来、学習指導活動の成果は、学期や単元の最後に学習者に対して行うテスト、例えば期末テストによって評価されてきた。しかし、期末テストは、学習者側に対する評価のみを実施するものであり、必ずしも学期や単元を通した学習指導活動の成果をそのまま反映したものとはいえない。期末テストによって、指導内容の理解度を高める効果もあまり期待できない。また、期末テストの結果が指導者の期待する成果を反映していなかった場合に、その原因がどこにあるかを期末テストの結果に基づいて追求することや遡ってその指導を改善することもむずかしい。
このような問題に対する解決策の一つが中間評価を行うことである。中間評価とは、学習指導の途中で、学習者がそれまでの指導内容をどの程度正しく理解したかを評価する評価活動である。指導者は、中間評価により得られた情報をもとに、学習指導の内容を変更することや、理解の足りない部分について、あるいは理解の足りない学習者に対して、補充的な指導を行うことが可能になる。また、学習者にとっても、それらの改善された指導を受けるメリットを享受することができる。しかし、中間評価の実施により指導者の業務の負担が重くなるという懸念から、現状では、中間評価が広く実施されているとはいえない。
一方、学習指導活動の成果を高めるためには、学習者側における改善のみならず、指導者側において授業の内容や方法を改善することも効果があると考えられる。この指導者側における改善の前提としては、授業に対する適切な評価が必要となる。しかし、従来、授業に対する適切な評価が実施されてきたとは言い難い。例えば、授業に対する評価を求めるアンケートを学習者側に実施することがあるが、これは指導者に対する表面的な評価や一方的な評価になりかねない。さらに、この種のアンケートの多くは学習指導活動の終了時に実施されるため、指導者はアンケートの結果を次回に活用できる反面、アンケートに回答した学習者たちは直接その恩恵を受けられるとは限らないという問題が残る。以上のように、既存の指導者が行うテストならびに学習者に行うアンケートが持つ実施・運営上の問題を解決するためには、学習指導活動の過程に実施され、かつその結果を随時反映できる中間評価のための支援ツールの開発が必要となる。
出願人は、上記した問題を解決するために、下記の特許文献1に記載するシステムを提案し、すでに特許を取得している。このシステムでは、発信者が発信する情報についてキーワードとその説明という形であらかじめ登録しておき、一方、受信者は、情報伝達の場に参加した後、伝達された情報について同じくキーワードとその説明という形で投稿することによって、双方を比較することが出来、受信者がその情報をどのように理解しているかについて、効率よく的確に評価を行うことができる。発信者は、キーワードを投稿した受信者一人ひとりに対して評価やコメントを行うので、それぞれの受信者に対しきめの細かい対応(補充的な指導やアドバイス)が可能になる上、自己の情報伝達活動に対する分析結果を閲覧出来、自己の資質についての有益な情報を得たり、情報伝達活動の質の向上を図ることが可能になる。また、受信者は、キーワードやその説明等を投稿することを前提とする情報伝達の場に参加することにより、緊張感を持って情報伝達の場に参加するとともに、投稿時に情報の内容を整理することによって、理解を深める効果が期待できるし、自己の投稿に対する発信者からのコメントを閲覧し、公開されている自身並びに他の受信者による投稿情報やそれに対するコメントを閲覧することにより、さらに情報の内容の理解を高めたり、自己の資質の向上に役立てたりすることが出来る。
特開2012−64205号公報
近年、情報伝達における手法や教具には様々な進展がみられる。例えば、従来の口頭や紙媒体による情報伝達方法に加えて、プロジェクターなどスクリーンを用いた伝達方法や、情報の発信者と受信者とがホワイトボード等を用いて議論をしながら発信者が伝達しようとする内容を受信者と共有する伝達方法もある。こうした新たな情報伝達方法においても、従来の伝達方法と同様に、発信者が受信者に伝達しようとする情報を受信者の記憶に残すことが重要であり、発信者が伝達した情報が、どのようにあるいはどの程度、受信者の記憶に残ったかを評価する仕組みが有益である。本願発明は、特に、スクリーンやホワイトボードを用いるなど、視覚的なツールを用いた情報伝達において、伝達される情報がどのようにあるいはどの程度、受信者の記憶に残ったかを評価するための支援システムを提供しようとするものである。さらに、発信者と受信者とが共同作業により、伝達したい情報のイメージを作成する場合に、伝達したい情報が明確になるような記述の作成を支援するためのシステムを提供しようとするものである。
本発明による画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システムは、情報を伝達する発信者と情報を受け取る受信者との間で行われる、画像資料を用いた情報伝達活動の評価を支援するシステムであって、発信者と受信者を含むシステムの利用者の情報を、利用者IDを付与して利用者毎に管理する利用者情報記憶手段と、情報伝達活動に用いた画像資料の画像データを固有の名称により管理する画像資料記憶手段と、発信者が重要な要素として伝達しようとするキーワードに対応する画像資料中の領域を伝達ポイントとして設定するためのレイヤーを伝達ポイント設定画像として、伝達ポイント設定画像IDを付与して、画像資料の名称、発信者の利用者ID、セットしたグリッド情報を含む伝達ポイント設定画像情報として管理する伝達ポイント設定画像情報記憶手段と、発信者が伝達ポイント設定画像上に設定した伝達ポイントの領域毎に、伝達ポイントキーワードIDを付与して、キーワードのテキスト、伝達ポイント設定画像ID、表示の順番、発信者の利用者ID、伝達ポイントの領域を示すグリッド情報を含む伝達ポイントキーワード情報として管理する伝達ポイントキーワード情報記憶手段と、伝達ポイント設定画像情報記憶手段及び伝達ポイントキーワード情報記憶出段に記憶されている情報に基づいて、伝達ポイント設定画像と画像資料とを組み合わせて表示し、受信者に記憶している箇所を指定させるための情報伝達状態評価用画面として受信者の端末装置に表示させる、情報伝達状態評価用画面表示手段と、端末装置に表示された情報伝達状態評価用画面において、受信者が記憶しているとして指定した箇所を記憶ポイントとして、記憶ポイントIDを付与して、指定した受信者の利用者ID、記憶ポイントのx軸及びy軸座標を含む記憶ポイント情報として管理する、記憶ポイント情報記憶手段と、を備えている。
上記の画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム(以下、「1番目に記載した情報伝達活動の評価支援システム」という)において、伝達ポイントキーワード情報記憶手段と記憶ポイント情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、発信者が設定した伝達ポイント毎に、情報伝達活動に参加した受信者全員に対して当該伝達ポイントを記憶ポイントとして指定した受信者の割合を算定して、伝達ポイント毎にキーワードのテキストと当該割合を表示した記憶状況表を出力する、記憶状況表出力手段をさらに備えることができる。
また、1番目に記載した画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システムにおいて、伝達ポイントキーワード情報記憶手段と記憶ポイント情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、発信者が設定した伝達ポイント毎に、情報伝達活動に参加した受信者全員に対して当該伝達ポイントを記憶ポイントとして指定した受信者の割合を算定して、伝達ポイント設定画像に、伝達ポイント毎に当該割合のグレードを色彩の濃淡や網掛けの模様の変化をはじめとして視覚的に表示させることによって、画像資料上で受信者が情報伝達活動の結果を閲覧できる結果閲覧画面出力手段をさらに備えることができる。
さらに、1番目に記載した画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システムにおいて、伝達ポイント設定画像上に設定された伝達ポイントの領域毎に、キーワードを説明するためのサブキーワードの領域を設定するために、設定されるサブキーワードの領域毎に、伝達ポイントサブキーワードIDを付与して、サブキーワードのテキスト、伝達ポイント設定画像ID、表示の順番、サブキーワードが属する伝達ポイントの伝達ポイントキーワードID、サブキーワードの領域を示すグリッド情報を含む伝達ポイントサブキーワード情報として管理する伝達ポイントサブキーワード情報記憶手段をさらに備えることができる。
また、3番目に記載した画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システムにおいて、結果閲覧画面出力手段によって出力される結果閲覧画面に、設定された伝達ポイントの領域毎に、発信者が入力した補足情報を表示させるために、入力された補足情報毎に補足情報IDを付与して、該当する伝達ポイントキーワードID、発信者の利用者ID、補足情報のテキストを含む伝達ポイント補足情報として管理する、伝達ポイント補足情報記憶手段をさらに備えることができる。
さらに、3番目に記載した画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システムにおいて、端末装置に表示された情報伝達状態評価用画面において、受信者が発信者に対するコメント又は質問を入力する入力手段を設け、受信者が入力したコメント又は質問を、受信者コメント・質問IDを付与して、クラス画像ID,受信者の利用者ID、コメント又は質問のテキストを含む受信者コメント・質問情報として管理する、受信者コメント・質問情報記憶手段と、受信者コメント・質問情報記憶手段に記憶された受信者コメント・質問情報を一覧させて発信者の回答の入力を促す画面出力手段と、結果閲覧画面出力手段によって出力される結果閲覧画面において、閲覧する受信者毎に、発信者が入力した受信者コメント・質問に対する回答を表示させるために、入力された回答情報毎に受信者コメント・質問回答情報IDを付与して、コメント・質問した受信者の利用者ID,回答した発信者の利用者ID,回答のテキストを含む受信者コメント・質問回答情報として管理する、受信者コメント・質問回答情報記憶手段をさらに備えることができる。
一方、発信者が設定したキーワードに基づいて、発信者により参加者として指定された受信者が、発信者が設定した情報共有作業支援シートとしてのシート画像の各領域にメモを入力して共同作業により発信者が伝達しようとする情報のイメージを作成する情報共有作業支援機能をさらに有するために、1番目に記載した画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システムにおいて、シート画像を設定する毎にシートIDを付与して、設定した発信者の利用者ID、シートの名称、参加者として発信者が指定した受信者の利用者ID,発信者が設定したキーワードを含む情報共有作業支援シート情報を管理する情報共有作業支援シート情報記憶手段と、参加者毎に、シート画像へ最初に入力したメモを、初期メモIDを付与して、シート画像を設定した発信者の利用者ID、当該シート画像のシートID、当該メモを入力した参加者の利用者ID、参加者の参加の順番、初期メモを示す値、初期メモの文字数、初期メモの内容を含む情報共有作業支援シート初期メモ情報として管理する情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶手段と、上記情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶手段に記憶された各参加者の初期メモの内容を、シート画像上に、順に領域を割り当てて表示する、初期メモ情報表示手段と、上記初期メモ情報表示手段によって各領域に表示された初期メモを参照して各参加者が入力する追記メモを、追記メモIDを付与して、当該シート画像を設定した発信者の利用者ID、当該シート画像のシートID、追記メモを入力した参加者の利用者ID、追記メモを示す連番、参照対象のメモID、追記メモの文字数、追記メモの内容を含む情報共有作業支援シート追記メモ情報として管理する、情報共有作業支援シート追記メモ情報記憶手段と、上記情報共有作業支援シート追記メモ情報記憶手段に記憶された各追記メモの内容を、シート画像上の各追記メモ入力者の領域において参照対象の初期メモの領域に近い位置に矢印と共に表示させる、追記メモ情報表示手段と、をさらに備えることができる。
スクリーンやホワイトボードを用いるなど、視覚的なツールを用いた情報伝達において、伝達される情報がどのようにあるいはどの程度、受信者の記憶に残ったかを視覚的に示す表示を、発信者及び受信者に提供することにより、双方にとって有益な、情報伝達の達成度の評価を可能にすることができる。さらに、発信者と受信者とが共同作業により、伝達したい情報のイメージを作成する場合に、伝達したい情報が明確になるような記述の作成を支援することが可能になる。
システムの全体構成を示すブロック図である。 利用者情報記憶部31、コース情報記憶部32−1、コース参加情報記憶部32−2、の各記憶部に記憶されるデータの内容を示す図である。 クラス情報記憶部33−1、クラス参加情報記憶部33−2、の各記憶部に記憶されるデータの内容を示す図である。 キーワード構成情報記憶部34−1、設定メインキーワード情報記憶部34−2、設定サブキーワード情報記憶部34−3、の各記憶部に記憶されるデータの内容を示す図である。 画像資料記憶部35、伝達ポイント設定画像情報記憶部36−1、伝達ポイントキーワード情報記憶部36−2、伝達ポイントサブキーワード情報記憶部36−3、の各記憶部に記憶されるデータの内容を示す図である。 記憶ポイント情報記憶部37、受信者コメント・質問情報記憶部38、伝達ポイント補足情報記憶部39、受信者コメント・質問回答情報記憶部40、受信者提出状況情報記憶部41、の各記憶部に記憶されるデータの内容を示す図である。 情報共有作業支援シート情報記憶部42、情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶部43、情報共有作業支援シート追記メモ情報記憶部44、の各記憶部に記憶されるデータの内容を示す図である。 画像を用いた情報伝達活動の評価を支援する機能の概要を示す図である。 端末装置に表示される発信者用及び受信者用操作画面の例を示す図である。 伝達キーワード設定画面の例を示す図である。 実施例で用いる、伝達ポイント設定画像を設置するための画像資料の例を示す図である。 伝達ポイント設定画像の例を示す図である。 伝達ポイント設定画面の例を示す図である。 伝達ポイント設定画面で、伝達ポイント設定の例を示す図である。 記憶ポイント指定画面の例を示す図である。 記憶状況確認表の画面の例を示す図である。 補足情報入力画面の例を示す図である。 コメント・質問回答画面の例を示す図である。 結果閲覧画面の例を示す図である。 端末装置に表示される情報共有作業支援シートの例を示す図である。 情報共有作業支援シート設置画面の例を示す図である。 情報共有作業支援シート入力画面の例を示す図である。 (A)はスクリーン操作画面の例を示す図、(B)はスクリーン配置の例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。ここでは、本発明による画像を用いた情報伝達活動の評価支援システム(以下、「本システム」という)を、学習指導活動について実施した形態について説明する。従って、以下の説明で記載する「発信者」とは、授業や講義や講習を行う教師・指導者・講師などを指し、「受信者」とは、生徒・学生・受講者など授業・講義・演習等を受ける者を指す。また、「コース」とは、学習指導を行う機関において提供されている一連の学習指導の単位のテーマであり、例えば、講座、教科、科目などが該当する。「コース」は、通常複数設けられている。さらに、「コース」毎に、1つ以上のクラスが設けられているが、クラスとは、発信者が行う学習指導活動の対象となる複数の受信者で構成されたグループの単位である。
<1>全体構成
図1は、本システムの実施形態の全体構成を示す図である。本システムは、インターネットを含むネットワーク接続環境及び表示機能を備えた端末装置4(スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータを含む)がネットワークを介して接続可能なシステムサーバ2とシステムサーバ2がアクセス可能なデータベースサーバ3とで構成されている。
システムサーバ2は、ウェブサーバ等として機能し、端末装置4からのアクセス又は要求や指示を受けて、a〜mの参照番号で示す各機能、すなわち、ログイン管理機能a、コース管理機能b、クラス管理機能c、キーワード設定機能d、伝達ポイント設定画像設置機能e、伝達ポイント設定機能f、記憶ポイント指定機能g−1、コメント・質問入力機能g−2、記憶状況表確認機能h、補足情報入力機能i−1、コメント・質問回答機能i−2、結果閲覧機能j、情報共有作業支援シート設置機能k、情報共有作業支援シートエントリー機能l、情報共有作業支援シート追記入力機能m、の各機能を実行する。システムサーバ2は、これらの機能の実行に関する処理を、コンピュータプログラム及びコンピュータハードウェアの連携により、データベースサーバ3に対するデータの生成・登録・更新や検索・抽出・呼出し等の処理を行いながら実行する。
データベースサーバ3は、システムサーバ2が実行する各機能の実行・処理に必要なデータを記憶し管理するために、利用者情報記憶部31、コース関連情報記憶部32、クラス関連情報記憶部33、キーワード設定関連情報記憶部34、画像資料記憶部35、伝達ポイント設定関連情報記憶部36、記憶ポイント情報記憶部37、受信者コメント・質問情報記憶部38、伝達ポイント補足情報記憶部39、受信者コメント・質問回答記憶部40、受信者提出状況情報記憶部41、情報共有作業支援シート情報記憶部42、情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶部43、情報共有作業支援シート追記メモ情報記憶部44、を備えている。
各記憶部の詳細については、後段において説明するが、その前に、各機能と各記憶部との関係についてあらかじめその概要を説明する。
ログイン管理機能aは、ここで記載する本システムの実施の形態において特徴的な構成とは言えないが、特定のメンバーのみによって利用され運営されるシステムの信頼性を保証するためには必要な機能であり、この機能の処理を実行するために、利用者情報記憶部31が設けられている。
本システムを少人数でミニマムに運営するのであれば、ログイン管理機能aにより利用者を管理するだけで、必ずしもコース単位やクラス単位で管理する構成を備えなくても運営は可能である。しかしながら、本実施例では、本システムを特に大学等の教育機関で実施することを想定しているため、コース管理機能b及びクラス管理機能cが必要であり、これらの機能の処理を実行するために、コース関連情報記憶部32及びクラス関連情報記憶部33が設けられている。
キーワード設定機能d、伝達ポイント設定画像設置機能e、伝達ポイント設定機能f、記憶ポイント指定機能g−1、コメント・質問入力機能g−2、記憶状況表確認機能h、補足情報入力機能i−1、コメント・質問回答機能i−2、結果閲覧機能j、は、本システムにおいて、もっとも特徴的な機能であり、これらの機能を実行するために、キーワード設定関連情報記憶部34、画像資料記憶部35、伝達ポイント設定関連情報記憶部36、記憶ポイント情報記憶部37、受信者コメント・質問情報記憶部38、伝達ポイント補足情報記憶部39、受信者コメント・質問回答情報記憶部40、受信者提出状況情報記憶部41、が設けられている。
また、情報共有作業支援シート設置機能k、情報共有作業支援シートエントリー機能l、情報共有作業支援シート追記入力機能m、は、これら単体としても非常にユニークな機能であり、本システムにこれらの機能を組み込むことにより、より効果的な情報伝達活動を実施できる。これらの機能を実行するために、情報共有作業支援シート情報記憶部42、情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶部43、情報共有作業支援シート追記メモ情報記憶部44が設けられている。
なお、図2は、利用者情報記憶部31、コース関連情報記憶部32に属するコース情報記憶部32−1及びコース参加情報記憶部32−2、のそれぞれに記憶されるデータの内容を示している。図3は、クラス関連情報記憶部33に属するクラス情報記憶部33−1及びクラス参加情報記憶部33−2のそれぞれに記憶されるデータの内容を示している。図4は、キーワード設定関連情報記憶部34に属するキーワード構成情報記憶部34−1、設定メインキーワード情報記憶部34−2、設定サブキーワード情報記憶部34−3、のそれぞれに記憶されるデータの内容を示している。図5は、画像資料記憶部35に記憶されるデータの内容、伝達ポイント設定関連情報記憶部36に属する伝達ポイント設定画像情報記憶部36−1、伝達ポイントキーワード情報記憶部36−2、伝達ポイントサブキーワード情報記憶部36−3、のそれぞれに記憶されるデータの内容を示している。図6は、記憶ポイント情報記憶部37、受信者コメント・質問情報記憶部38、伝達ポイント補足情報記憶部39、受信者コメント・質問回答情報記憶部40、受信者提出状況情報記憶部41、のそれぞれに記憶されるデータの内容を示している。図7は、情報共有作業支援シート情報記憶部42、情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶部43、情報共有作業支援シート追加メモ情報記憶部44、のそれぞれに記憶されるデータの内容を示している。これらの記憶部に記憶されるデータの項目については、本システムの運用上必須のデータ項目は必ず含まれているが、それ以外の項目については、記載した項目以外も含まれる可能性もあるし、また表示しているすべての項目が必ずしも必要というわけではない。また、図2〜図7中、●は、各記憶部における主キーを示している。
次項以下、各機能についてシステムサーバ2が実行する処理と、図2〜図7に示す各記憶部に記憶されるデータの内容との関係について説明する。
<2>本システムを運用・管理するための機能
ログイン管理機能aは、特定のメンバーのみによって利用され運営されるシステムの信頼性を保証するために設けられている機能である。本システムを利用するためには、発信者、受信者を含めすべての利用者は、あらかじめシステムに新規登録する必要があり、本システムによって提供される新規登録メニューにおいて、メールアドレス、パスワード、姓名、生年月日等を入力することにより、システムサーバ2は、固有の利用者IDを付与して、図2に示すように、利用者情報記憶部31に、上記の入力事項や登録日時を記憶したレコードを生成する。システムサーバ2は、利用者のログイン時に、利用者情報記憶部31に記憶されているデータに基づいて利用資格をチェックすると同時に、ログイン後の利用者による入力・設定・指定等の処理により生成されるデータについて、利用者IDにより識別可能なデータとして記憶することが可能となる。
コース管理機能bは、学習指導を行う機関が、一連の学習指導を、例えば、講座、教科、科目などテーマ毎に提供する場合に、本システムにおいて、「コース」として登録管理するためのものである。コースに関連する情報を管理するために、データベースサーバ3には、コース関連情報記憶部32が設けられており、図2に示すコース情報記憶部32−1及びコース参加情報記憶部32−2が属している。
コースを新たに設定する場合には、本システムによって提供されるコース設定メニューにおいて、コース名称、単位区分等を入力することにより、システムサーバ2は、固有のコースIDを付与して、図2に示すように、コース情報記憶部32−1に、上記の入力事項、コースの設定を行った学習機関の管理者や指導者などの利用者ID、設定日時を含むレコードを生成する。
一方、設定されている特定のコースでクラスを開講しようとする発信者や、特定のコースの講座等を選択しようとする受信者が、コースの選択を登録する場合には、本システムによって提供されるコース選択メニューにおいて、一覧表示されている設定された各コースから、選択するコースをクリックあるいはタッチ等により選択し、利用者資格を入力(例えば、コース管理者、受信者、クラス管理者、発信者の選択肢から選択)することにより、システムサーバ2は、固有のコース参加IDを付与して、図2に示すように、コース参加情報記憶部32−2に、選択されたコースのコースID、参加者の利用者ID、利用者資格、設定日時を含むレコードを生成する。
クラス管理機能cは、「コース」毎に設けられるクラスの登録管理を行うためのものである。クラスに関連する情報を管理するために、データベースサーバ3には、クラス関連情報記憶部33が設けられており、図3に示すクラス情報記憶部33−1及びクラス参加情報記憶部33−2が属している。
発信者が特定のコースにおいてクラスを開講する場合、発信者はコース一覧画面で関連するコースを選択して、当該コースにすでに登録されているクラス一覧(図9参照)を表示させる。そして、クラス追加メニューを選択し、授業名、授業開始日時、授業終了日時、キーワード受付開始日、キーワード受付締切日、閲覧期限、等を入力すると、システムサーバ2は、固有のクラスIDを付与して、図3に示すように、クラス情報記憶部33−1に、上記の入力事項、発信者の利用者IDや設定日時を含むレコードを生成する。これにより、追加されたクラスは、クラス一覧に表示されるようになる。
また、特定のクラスで講座等を受講しようとする受信者が、当該クラスに参加を登録する場合には、クラス一覧(図9参照)で一覧表示されている各クラスから、選択するクラスをクリックあるいはタッチ等により選択して参加登録ボタンを操作することにより、システムサーバ2は、固有のクラス参加ID(単なる連番でもよい)を付与して、図3に示すように、クラス参加情報記憶部33−2に、選択されたクラスのクラスID、参加者の利用者ID、利用者資格、設定日時を含むレコードを生成する。
<3>画像を用いた情報伝達活動の評価を支援するための機能
以下に説明する、画像を用いた情報伝達活動の評価を支援するための機能は、本システムにおいて最も重要な機能であり、このために、システムサーバ2は、キーワード設定機能d、伝達ポイント設定画像設置機能e、伝達ポイント設定機能f、記憶ポイント指定機能g−1、コメント・質問入力機能g−2、記憶状況表確認機能h、補足情報入力機能i−1、コメント・質問回答機能i−2、結果閲覧機能jの処理を実行する。これらの詳細な説明に入る前に、図8及び図9を用いて、利用者(発信者及び受信者)側の視点で、本システムの概要を説明する。図8において、(T1)〜(T6)は発信者側の操作を、(R1)〜(R2)は受信者側の操作を、2点鎖線はデータの反映を、点線は発信者又は受信者による画面確認動作を表している。
発信者は、特定のクラスで受信者に対して行った情報伝達活動(授業、講義、ブレーンストーミング、等)において受信者に伝達しようとした重要な要素をキーワードとしてあらかじめ設定する(T1)。発信者は、1又は複数のキーワードを設定することができる。また、各キーワードをメインキーワードとして、各メインキーワードに対し1又は複数のサブキーワードを設定することもできる。これらのキーワードは、設定メインキーワード情報記憶部34−2及び設定サブキーワード情報記憶部34−3に保存される。
一方、発信者は、当該情報伝達活動で用いた資料の画像ファイル(例えば、黒板・ホワイトボードなどの写真、文書やイラスト作成用ソフトウェアやプレゼンテーション作成用ソフトウェアで作成した文書や画像ファイル、など)を、特定の形式(例えば、JPEG形式)で、固有のファイル名を付してデータベースサーバ3の画像資料記憶部35に保存する(T2)。
発信者は、情報伝達活動の評価を行うために、画像資料記憶部35に保存している関連する画像資料について、評価を実施するための情報を設定するフレームとして伝達ポイント設定画像を設置し、データベースサーバ3の伝達ポイント設定画像情報記憶部36−1に登録する(T3)。
発信者は、設置した伝達ポイント設定画像において、情報伝達活動における伝達ポイントとして、キーワード(さらに設定してあればサブキーワード)に該当する領域を指定し、指定した領域毎に座標や関連するテキストについて、データベースサーバ3の伝達ポイントキーワード情報記憶部36−2や伝達ポイントサブキーワード情報記憶部36−3に必要なデータを登録する(T4)。
発信者が伝達ポイント設定画像に関連してデータベースサーバ3に登録したデータに基づいて、システムサーバ2は、記憶ポイント指定画面S1を生成出力する。受信者は、記憶ポイント指定画面S1を端末装置4に表示させて、画面上で講義中に記憶に残ったポイントを指定すると(R1)、そのデータはデータベースサーバ3の記憶ポイント情報記憶部37に記憶される。発信者は、設定したキーワード毎に受信者が記憶していた割合等を表示する記憶状況確認表S2をシステムサーバ2によって出力することができ、自己の情報伝達活動の結果を確認することが出来る(T5)。
発信者は、出力された記憶状況確認表S2等を確認しながら、伝達ポイントについての補足情報を入力し(T6)、そのデータは伝達ポイント補足情報記憶部39に記憶される。システムサーバ2は、すでに生成している記憶ポイント指定画面S1と、記憶ポイント情報記憶部37に当該クラス画面に関連して記憶されている当該画面に関するデータと、伝達ポイント補足情報記憶部39に当該クラス画面に関連して記憶されているデータと、に基づいて、情報の伝達状態や補足情報を表示した結果閲覧画面S3を生成出力し、受信者はこの画面を閲覧することができる(R2)。なお、図8には表示していないが、受信者は、記憶ポイント指定画面S1を端末装置4に表示させて、画面上で講義中に記憶に残ったポイントを指定するとともに、発信者に対してコメントや質問を入力することが出来、発信者がこれらのコメントや質問に回答し、結果閲画面S3に表示させることが出来る。
図9は、発信者及び受信者の端末装置4に表示されるクラスに関連する操作画面の例を示しており、図9の上部に表示されているクラス選択画面のクラス一覧から操作の対象となるクラスを選択すると、発信者であれば、左下側に表示されている発信者用操作画面に移行し、受信者であれば、右下側に表示されている受信者用操作画面に移行することができる。発信者用操作画面では、伝達キーワード設定(T1)、伝達ポイント設定画像設置(T3)、伝達ポイント設定(T4)、受信者の記憶状況確認(T5)、補足情報入力(T6)をそれぞれ指定することにより、表示されている機能を実行することができる。受信者用操作画面では、記憶ポイント指定(R1),結果閲覧(R2)をそれぞれ指定することにより、表示されている機能を実行することができる。
次に、図1に示した、キーワード設定機能d、伝達ポイント設定画像設置機能e、伝達ポイント設定機能f、記憶ポイント指定機能g−1、コメント・質問入力機能g−2、記憶状況表確認機能h、補足情報入力機能i−1、コメント・質問回答機能i−2、結果閲覧機能j、の各機能について、システムサーバ2及びデータベースサーバ3でどのような処理が実行されるかについて説明する。
3−1 キーワード設定機能d
キーワード設定機能dは、発信者が受信者に対して行った情報伝達活動において伝達しようとした重要な要素をあらかじめキーワードとして登録して、その後の処理に利用するための機能である。発信者は、キーワードを設定する場合に、発信者の端末装置4に表示されている、図9に示したクラス一覧から当該クラスを選択し(これによりクラスIDは特定される)、発信者用操作画面において、クラスメニューから伝達キーワード設定(T1)を選択する。これを受信したシステムサーバ2は、図10に示す伝達キーワード設定の画面を、発信者の端末装置4に表示させる。この画面において、発信者は最初にキーワード構成選択のメニューで、「1 メインキーワードのみ」又は「2 メイン+サブキーワード」を選択することになる。図10(a)は、1を選択した場合、図10(b)は、2を選択した場合の表示を示している。1を選択した場合、発信者は1つの画像を用いた情報伝達活動において、1または複数のキーワードを設定することが出来る。2を選択した場合には、発信者は1つの画像を用いた情報伝達活動において、1又は複数のメインキーワードと、メインキーワード毎に1又は複数のサブキーワードを設定することが出来る。以下、キーワードが設定される手順を説明する。
まず、発信者は端末装置4に表示される、図10の「1.キーワード構成選択」メニューのプルダウンメニューで示される「1 メインキーワードのみ」又は「2 メイン+サブキーワード」を選択すると、これを受信したシステムサーバ2は、図4に示すように、データベースサーバ3のキーワード設定関連情報記憶部34に属するキーワード構成情報記憶部34−1に、発信者の選択に従って、発信者の利用者ID及びクラスIDに関連付けてキーワード構成(1:メインのみ、又は、2:メイン・サブあり)を記憶するレコードを生成する。
次に、システムサーバ2は、選択されたキーワード構成に従って、1が選択された場合には、図10(a)に示すように、「2.キーワード入力」メニューに、メインキーワード入力欄及び登録ボタンと、追加ボタンとを、2が選択された場合には、図10(b)に示すように「2.キーワード入力」メニューに、メインキーワード入力欄及び登録ボタンと、サブキーワード入力欄及び登録ボタンと、サブキーワードの追加ボタン及びメインキーワードの追加ボタンとを、それぞれ発信者の端末装置4に表示させる。
図10(a)に示すキーワード入力メニューにおいて、発信者がメインキーワード入力欄にキーワードのテキストを入力し、登録ボタンを操作すると、これを受信したシステムサーバ2は、図4に示すように、データベースサーバ3のキーワード設定関連情報記憶部34に属する設定メインキーワード情報記憶部34−2に、発信者の利用者IDとクラスIDとメインキーワード連番(登録順に自動的に付与される連番、ここでは最初の登録なので1)に関連付けて、入力されたメインキーワードのテキストを記憶するレコードを生成する。さらに次のキーワードを入力する場合、発信者が追加ボタンを操作すると、同様のメインキーワード入力欄と登録ボタンとが、すでに入力済みの欄の下段に表示され、その下段に追加ボタンが表示されるようになっている。2番目のメインキーワードの入力を完了して登録ボタンを操作すると、1番目の入力と同様に、設定メインキーワード情報記憶部34−2に、発信者の利用者IDとクラスIDとメインキーワード連番(ここでは2)に関連付けて、入力されたメインキーワードのテキストを記憶するレコードが生成される。このようにして、発信者は設定するすべてのキーワードの登録を順に行っていく。
図10(b)に示すキーワード入力メニューにおいて、発信者がメインキーワード入力欄にキーワードのテキストを入力し、登録ボタンを操作すると、これを受信したシステムサーバ2は、図10(a)の例で説明したと同様に、データベースサーバ3のキーワード設定関連情報記憶部34に属する設定メインキーワード情報記憶部34−2に、発信者の利用者IDとクラスIDとメインキーワード連番(登録順に自動的に付与される連番、ここでは最初の登録なので1)に関連付けて、入力されたメインキーワードのテキストを記憶するレコードを生成する。
次に、発信者は、直前に入力したメインキーワードに関連するサブキーワードを、メインキーワード入力欄の下段に表示されているサブキーワード入力欄を利用して設定する。発信者がサブキーワード入力欄にサブキーワードのテキストを入力し、登録ボタンを操作すると、これを受信したシステムサーバ2は、図4に示すように、データベースサーバ3のキーワード設定関連情報記憶部34に属する設定サブキーワード情報記憶部34−3に、発信者の利用者IDとクラスIDと直前に入力したメインキーワードのメインキーワード連番(ここでは1)と、サブキーワード連番(登録順に自動的に付与される連番、ここでは最初の登録なので1)に関連付けて、入力されたサブキーワードのテキストを記憶するレコードを生成する。発信者は、続けて、メインキーワードに属するサブキーワードを最後まで一件ずつ登録すると、システムサーバ2は、設定サブキーワード情報記憶部34−3に同様にレコードを生成していくが、サブキーワード連番の数字は登録毎に1ずつ増加する。表示されているサブキーワード欄が不足する場合、発信者は、サブキーワード追加のボタンを操作することにより、サブキーワード入力欄及び登録欄を下段に続けて表示させることが出来、さらにサブキーワードの入力が可能となる。また、1つのメインキーワードに属する全てのサブキーワードの入力及び登録を完了した場合に、次のメインキーワードを入力したい場合には、メインキーワード追加ボタンを操作することにより、下段にメインキーワード入力欄と登録ボタン及びサブキーワード入力欄と登録ボタンをセットで下段に表示させることが出来る。
なお、キーワード設定関連情報記憶部34に属するキーワード構成情報記憶部34−1、設定メインキーワード情報記憶部34−2、設定サブキーワード情報記憶部34−3、の各記憶部で生成されるレコードは主キーを付与しての管理ではなく、複数キーによる特定でレコードを管理しているが、これらのレコードは、次に説明する伝達ポイント設定機能fでのみ利用され、他の処理では利用されないレコードなので、主キーを付与して管理する必要は特にない。
3−2 伝達ポイント設定画像設置機能e
伝達ポイント設定画像設置機能eは、発信者が受信者に対して行った情報伝達活動(授業、講義、ブレーンストーミング、等)の際に用いた画像資料のファイル名を指定して、情報伝達に対する評価を実施するためのフレームを画像上に設定するための機能である。
その前提として、発信者は、当該画像資料を、特定の形式(例えば、JPEG形式)で、固有のファイル名を付してデータベースサーバ3の画像資料記憶部35に保存する。なお、画像資料は、ファイル名を指定して呼び出すことが出来ればよいので、画像資料記憶部35は、データベースサーバ3で画像資料を保存する領域を意味しているだけで、特定のフォルダ等でまとめて保存する必要は必ずしもない。図5に示すように、画像資料記憶部35には、固有のファイル名に関連して画像データを保存するだけなので、図9に示すクラスメニューから保存する必要はない。
発信者は、伝達ポイント設定画像を設置する場合に、発信者の端末装置4に表示されている、図9に示したクラス一覧から当該クラスを選択し(これによりクラスIDは特定される)、発信者用操作画面において、クラスメニューから伝達ポイント設定画像設置(T3)を選択する。これを受信したシステムサーバ2から送信される伝達ポイント設定画像設置画面において、発信者が画像資料記憶部35に保存されている画像資料から、伝達ポイント設定画像設置の対象となる画像資料のファイル名を選択すると、これを受信したシステムサーバ2は、固有の伝達ポイント設定画像ID(本実施例では、クラス単位で実施される情報伝達活動を対象としているので、以下「クラス画像ID」という)を付与して、図5に示すように、伝達ポイント設定画像情報記憶部36−1に、画像資料のファイル名、クラスID,選択された画像資料に対して表示させるためにセットされるx軸方向のグリッド数及びy軸方向のグリッド数、設定日時を含むレコードを生成し、このレコードで管理されるレイヤーを設定する。すなわち、伝達ポイント設定画像とは、画像資料に対して、情報伝達の評価を行うために必要な領域指定やテキストの表示を行うために、画像資料に重ねて表示することの出来るレイヤーとしてのグリッドをセットした画像データであり、視覚的には、画像資料に重ねて表示される作業用のフレームということも出来る。以下、画像資料の例として、図11に示す画像を用いて、伝達ポイント設定機能f、記憶ポイント指定機能g−1、コメント・質問入力機能g−2、記憶状況表確認機能h、補足情報入力機能i−1、コメント・質問入力機能i−2、結果閲覧機能jの各機能について説明する。伝達ポイント設定画像を設置することにより、伝達ポイント設定機能fの操作画面では、図11に示す画像に対して、図12に示すようなグリッドを重ねた画面が表示され、このグリッドを利用して領域指定を行うことが出来るようになる。
3−3 伝達ポイント設定機能f
伝達ポイント設定機能fは、伝達ポイント設定画像設置機能eで設置された伝達ポイント設定画像上に、キーワード設定機能dで設定しておいたキーワード(及びサブキーワード)にそれぞれ対応する領域を設定するための機能である。発信者が設定するキーワード及びサブキーワードに対応する画像上の領域を以下「伝達ポイント」という。
発信者は、伝達ポイント設定画像上に伝達ポイントの設定を行う場合、発信者の端末装置4に表示されている、図9に示したクラス一覧から当該クラスを選択し(これによりクラスIDは特定される)、クラスメニューから伝達ポイント設定(T4)を選択すると、これを受信したシステムサーバ4は、キーワード構成情報記憶部34−1、設定メインキーワード情報記憶部34−2及び設定サブキーワード情報記憶部34−3、伝達ポイント設定画像情報記憶部36−1にアクセスし、クラスIDをキーに必要な情報を取得して、図13に示す伝達ポイント設定画面を、発信者の端末装置4に表示させる。図13に示すように、伝達ポイント設定画面では、当該クラスIDに関連して登録されているキーワードのキーワード表示欄と、当該クラスIDに関連して登録されている伝達ポイント設定画像が画像データと組み合されて表示されるイメージ表示欄とが、設けられている。
図13は、キーワード構成として「メイン・サブあり」が設定されている例を示している。キーワード表示欄には、1番目に登録されたメインキーワード「最終ラインの決め方」と、当該1番目のメインキーワードのサブキーワードとして登録されている「あまり1の計算」、「あまり2の計算」、「あまり3の計算」が表示されている。また、イメージの表示欄には、発信者が当該クラスの情報伝達活動で用いた画像に、伝達ポイント設定画像によりグリッドを重ねた画面が表示されている。
次に、伝達ポイント設定画面を用いた伝達ポイント設定の手順について説明する。発信者は、キーワード表示欄に表示されているキーワードの順番に従って、イメージ欄に表示されている画像の該当部分の領域を指定する。例えば、図13のキーワード表示欄に表示されている1番目の「最終ラインの決め方」を選択し、イメージ表示欄に表示されている画像上の該当する領域(ここでは、最終ライン計算の文字が表示されている囲み部分)を、囲み部分の上部左側頂点を出発地点として、右側下部頂点に向かって、ポインティングデバイスでドローウィングすることにより、領域の指定を行う。また、キーワードに該当するライン選択を行う場合には、出発ポイントからラインの終点までポインティングデバイスを移動し、そのまま操作を継続しながら出発ポイントまでポインティングデバイスを折り返すことにより、ラインの指定を行う。
図14は、最初のメインキーワード「最終ラインの決め方」に該当する領域の指定を完了した状態を示している。キーワード表示欄では選択済みのキーワードが網掛け表示され、イメージ表示欄では、当該キーワードに対して領域指定した箇所が網掛け表示されている。このように、最初のキーワードに対して領域指定が完了することによって、システムサーバ2は、図5に示すように、伝達ポイントキーワード情報記憶部36−2に、固有の伝達ポイントキーワードIDを付与して、キーワードのテキスト、クラス画像ID,表示の順番(設定メインキーワード情報記憶部34−2に記憶されるメインキーワード連番と同じ)、発信者の利用者ID,指定されたキーワードに該当する領域のx方向の座標の開始位置、x方向のグリッド数、y方向の座標の開始位置、y方向のグリッド数、設定日時を含むレコードを生成する。
図13及び図14に示した例では、1番目のメインキーワード「最終ラインの決め方」に対してサブキーワードが設定されているので、メインキーワードの領域指定が完了すると、次にサブキーワードの画像上における領域指定を設定順にメインキーワードと同様の手順で行っていく。サブキーワードに対する領域指定が行われる毎に、システムサーバ2は、固有の伝達ポイントサブキーワードIDを付与して、図5に示すように、伝達ポイントサブキーワード情報記憶部36−3に、サブキーワードのテキスト、クラス画像ID、表示の順番(設定サブキーワード情報記憶部34−3で記憶されるサブキーワード連番と同じ)、サブキーワードが属するメインキーワードの伝達ポイントキーワードID、指定されたサブキーワードに該当する領域のx方向の座標の開始位置、x方向のグリッド数、y方向の座標の開始位置、y方向のグリッド数、設定日時を含むレコードを生成する。
以上に述べたようにして、設定されていたすべてのキーワード(メインキーワード及びサブキーワード)に対して順番に伝達ポイントの設定を行う。伝達ポイント設定画面では、メインキーワードとサブキーワードの表示を区別するために、例えば、メインキーワードについては濃色、サブキーワードについては同系色の淡色、で表示するとよい。
なお、上記に記載した実施の形態では、最初にキーワードの設定を行って保存し、この情報を利用しながら伝達ポイントの設定を行っている。一方、他の実施の形態としては、図13に表示されているキーワード表示欄を、キーワード入力欄とし、あらかじめキーワードの設定保存をすることなく、メモなどに記載したキーワード構成を見ながらキーワードの入力と、画像上の領域指定とを行っていくことにより、伝達ポイントキーワード情報記憶部36−2及び伝達ポイントサブキーワード情報記憶部36−3にレコードを生成していく構成のシステムとすることも可能である。
3−4 記憶ポイント指定機能g−1
記憶ポイント指定機能g−1は、発信者が情報伝達活動に用いた画像資料について、受信者が受講後に、記憶に残っている箇所(以下、「記憶ポイント」という)を指定して提出するための機能である。受信者は、記憶ポイントの指定を行う場合、図9で示されているクラス選択画面から当該クラスを選択し(これによりクラスIDは特定される)、受信者用操作画面において、記憶ポイント指定(R1)のメニューを選択すると、システムサーバ2は、伝達ポイント設定画像情報記憶部36−1にアクセスして、当該クラスIDで特定されるクラス画像ID及び画像のファイル名を読み出し、設定されているレイヤー及び画像ファイルのデータを組み合わせて、記憶ポイント指定画面S1を、受信者の端末装置4に表示させる。この記憶ポイント指定画面S1の例を図15に示す。
記憶ポイント指定画面S1では、イメージを表示するためのデータとしては画像にレイヤーが組み合わされているが、ここではグリッドは表示されず、記憶ポイント指定画面S1に表示されるイメージは、発信者が情報伝達活動で用いた画像そのものであり、下部に、提出ボタン及び下書き保存ボタンと、コメント・質問入力用のウィンドーとが表示されている。
受信者は、端末装置4に表示された記憶ポイント指定画面S1上で、講義中に記憶に残った領域をタッチあるいはポインティングデバイスによるクリック等により指定する。指定したポイントは、例えば、クリックしたポイントを中心とした円形の網掛けで表示される。図15の例では、イメージ左側上部の最終ライン計算の部分と、イメージ右側上部の情報伝達で見られる5つの類型の部分を、受信者が記憶ポイントとして指定したことを示している。受信者が画面上で記憶ポイントを指定して、提出ボタンを操作すると、システムサーバ2は、指定ポイント毎に、固有の記憶ポイントIDを付与して、図6に示すように、記憶ポイント情報記憶部37に、受信者の利用者ID、指定された記憶ポイントのx軸座標とy軸座標、作成日時を含むレコードを生成する。
また、受信者が、記憶ポイント指定画面S1において、記憶ポイントのすべての指定を完了して提出ボタンを操作することにより、システムサーバ2は、図6に示すように、受信者の提出状況情報記憶部41に、固有の提出状況管理IDを付与して、レコードを生成させる。受信者の提出状況情報記憶部41で生成されるレコードのフィールドとして、当該伝達ポイント設定画像に関連するクラスID、受信者の利用者ID,作成日時が設けられているほか、記憶に残った箇所なし宣言のフラグ、下書き保存状態のフラグ、確定日時、発信者評価済み日時のフィールドが設けられている。記憶に残った箇所なし宣言のフラグのフィールドでは、受信者が記憶ポイント指定画面S1において、記憶ポイントを何も指定せずに提出ボタンを操作した場合に、フラグが立てられる。また、受信者が途中まで記憶ポイントを指定して作業を中断した場合には、下書き保存ボタン(図15参照)を操作することにより、下書き保存状態のフラグのフィールドにフラグが立てられ、再度作業を開始して入力を完了し提出ボタンを操作した場合に、確定日時のフィールドに日時が記憶される。これにより、特にメニューとしては本実施例で説明しないが、発信者は当該クラスに参加登録した受信者の提出状況を管理することができる。
3−5 コメント・質問入力機能g−2
受信者は、記憶ポイント指定画面S1において表示されるコメント・質問入力用のウィンドー(図15参照)に、発信者に対するコメントや質問を入力することができる。受信者がコメントや質問を入力して提出ボタンを操作すると、これを受信したシステムサーバ2は、図6に示すように、受信者コメント・質問情報記憶部38に、固有の受信者コメント・質問IDを付与して、クラス画像ID,受信者の利用者ID,入力されたコメント・質問のテキスト、作成日時を含むレコードを生成する。
3−6 記憶状況表確認機能h
記憶状況表確認機能hは、発信者が、伝達ポイント設定画像において設定したキーワード又はサブキーワードに該当する領域毎に受信者が記憶していた割合等を表示する記憶状況確認表S2を出力する機能である(図8参照)。記憶状況確認表S2の例を図16に示す。
発信者が、図9に示す発信者用操作画面において、受信者の記憶状況確認メニュー(T5)を選択すると、システムサーバ2は、伝達ポイントキーワード情報記憶部36−2(図5参照)に記憶されている伝達ポイントキーワードIDとx方向の座標の開始位置とx方向のグリッド数とy方向の座標の開始位置とy方向のグリッド数、伝達ポイントサブキーワード情報記憶部36−3(図5参照)に記憶されている伝達ポイントサブキーワードIDとx方向の座標の開始位置とx方向のグリッド数とy方向の座標の開始位置とy方向のグリッド数と、記憶ポイント情報記憶部37に記憶されている記憶ポイントのx軸座標と記憶ポイントのy軸座標と、から、伝達ポイントキーワード又は伝達ポイントサブキーワードが設定された領域内において、受信者が当該領域内をプロットした件数をメインキーワード及びサブキーワード毎に計算し、クラス参加情報記憶部33−2に記憶されるデータから求めたクラス参加者の数により、発信者が設定した伝達ポイント毎に、当該クラスに登録した受信者全員に対して何名が記憶ポイントとして指定したかを、パーセントで示す記憶状況確認表S2を出力する。図16は、図10(a)のキーワード構成として「1 メインキーワードのみ」を選択した場合の例を示しており、伝達ポイント毎にキーワードのテキストが表示され、それぞれについての記憶割合が%として表示されている。なお、図10(b)のキーワード構成として「2 メイン+サブキーワード」を選択した場合は、記憶状況確認表において、メインキーワード毎にサブキーワードも下部に展開されて表示され、それぞれについての記憶割合が表示される。
3−7 補足情報入力機能i−1
補足情報入力機能i−1は、発信者が、出力された記憶状況確認表S2や、受信者からの質問やコメント全体に対するフィードバックとして、結果閲覧画面S3(図8参照)において伝達ポイント毎に表示され受信者が参照することのできる補足説明等の補足情報を入力するための機能である。
発信者が、図9に示す発信者用操作画面において、補足情報入力(T6)のメニューを選択すると、システムサーバ2は、記憶状況表確認機能によって計算された受信者の記憶状況に従って、発信者が設定していた伝達ポイント(各キーワードの領域)を、色彩の濃淡(例えば、記憶状況の割合が高くなるにつれて濃く表示する)や網掛けの模様の変化(例えば、記憶状況の割合が高くなるにつれて、網掛け模様の密度を高くする)をはじめとする視覚的な表示で示した伝達ポイント設定画像を発信者の端末装置4に表示し、発信者は伝達ポイント毎に補足情報入力ウィンドーを表示させて、補足情報を入力することができる。
図17は、補足情報入力用の画面の例を示している。設定された伝達ポイント毎に開くことの出来るウィンドウに、発信者が補足情報を入力して保存ボタンを操作することにより、システムサーバ2は、図6に示すように、固有の補足情報IDを付与して、伝達ポイント補足情報記憶部39に、当該伝達ポイントキーワードID、発信者の利用者ID、補足説明のテキスト、作成日時を含むレコードを生成する。
なお、図17には表示していないが、発信者は補足情報入力のために、コメント・質問一覧ボタンを操作すると、システムサーバ2は、受信者コメント・質問情報記憶部38にアクセスして、記憶されているコメント・質問のテキストを読み出し、発信者が補足情報入力の参考として見ることが出来るように、これらのテキストの一覧画面を補足情報入力画面と並べて表示させることができる。
3−8 コメント・質問回答機能i−2
コメント・質問回答機能i−2は、受信者が記憶ポイント指定画面S1(図15参照)において、コメントや質問を入力した場合に、発信者がこのコメントや質問に対して受信者毎に回答できる機能である。発信者が図9に示す発信者用操作画面において、コメント・質問回答メニューを選択すると、システムサーバ2は、受信者コメント・質問情報記憶部38(図6)にアクセスして、受信者毎にコメント又は質問が入力された否かをコメント又は質問の内容と共に表示して発信者の回答を促すコメント・質問回答用画面を、発信者の端末装置4に表示させる。
図18は、このコメント・質問回答用画面の例を示す。このコメント・質問回答用画面では、最初にコメント・質問一覧が表示され、受信者毎にコメント又は質問の入力の有無と、それに対して発信者が回答を入力したか否かが入力済又は未入力で示されている。そして、「未入力」の項目を選択すると(図では網掛けで表示されている)、下段に、当該項目についてのコメント又は質問の内容が表示され、回答入力欄で発信者が受信者に対する回答を入力し、回答の内容を受信者のみに公開するのか、あるいはクラスに参加した全員に公開するのかを選択できるようになっている。発信者がコメント・質問回答画面において、回答の入力と公開についての選択を完了し登録ボタンを操作すると、これを受信したシステムサーバ2は、図6に示すように、固有の回答情報IDを付与して、受信者コメント・質問回答情報記憶部40に、受信者の利用者ID、発信者の利用者ID、回答のテキスト、公開の有無、作成日時を含むレコードを生成する。
3−9結果閲覧機能j
結果閲覧機能jは、発信者が設定した伝達ポイントの受信者による記憶状況や補足情報を表示した伝達ポイント設定画像を、受信者が閲覧するための機能である。受信者が、図9に示す受信者用操作画面において、結果閲覧メニュー(R2)を選択すると、システムサーバ2は、記憶状況表確認機能hによって計算された受信者の記憶状況に従って、発信者が設定していたキーワードの領域を、色彩の濃淡(例えば、記憶状況の割合が高くなるにつれて濃く表示する)や網掛けの模様の変化(例えば、記憶状況の割合が高くなるにつれて、網掛け模様の密度を高くする)をはじめとする視覚的な表示で示した伝達ポイント設定画像を含む結果閲覧画面S3を受信者の端末装置4に表示し、伝達ポイント補足情報記憶部39から該当する伝達ポイントのキーワードに該当する補足情報を呼び出して、該当伝達ポイントに同時に表示させることができる。また、システムサーバ2は、当該受信者の利用者IDに従って、受信者コメント・質問回答情報記憶部40にアクセスし、当該受信者の利用者IDに該当するレコードがあれば、受信者の入力したコメント・質問に対する発信者からの回答のテキストを読み出して表示する。さらに、クラス参加者全員が公開の対象となっている発信者の回答を、システムサーバ2は受信者コメント・質問回答記憶部40にアクセスしてデータを読み出すことにより表示させることができる。結果閲覧画面S3の例を、図19に示す。
<4>画像を用いた情報共有作業支援機能
以下に説明する、画像を用いた情報共有作業を支援するための機能は、本システムに組み込むことにより、より効果的な情報伝達活動を実施できることを目的とするものであり、情報共有作業支援シート設置機能k、情報共有作業支援シートエントリー機能l、情報共有作業支援シート追記入力機能mの処理を実行するが、これらの詳細な説明に入る前に、図20を用いて、利用者(発信者及び受信者)側の視点で、情報共有作業支援機能の概要を説明する。
ここでの情報共有作業とは、発信者と受信者とが共同作業により発信者が伝達しようとする情報のイメージを作成する作業をいい、通常、このような作業は、例えば複数のメンバーがホワイトボード又は模造紙にそれぞれ順番に簡潔な記述(以下「メモ」という)を書き込んでいくことによって行われる。本システムでは、ホワイトボードや模造紙に代わるシート(以下、「情報共有作業支援シート」という)を発信者が設定し、受信者の端末装置4(端末装置4は、受信者による共有であってもよい)に表示させて、各受信者が情報共有作業支援シートにメモを入力していくことによって、情報伝達のためのイメージを作成していく。
図20は、4名の受信者が作業に参加する場合の端末装置4に表示される情報共有作業支援シート5の例を示している。情報共有作業支援シート5は、中心に発信者が設定したキーワード(発信者が提示した共同作業に係るテーマや課題や討議の目的等を簡潔に記述したテキスト)が表示され、参加者1〜4がそれぞれ入力する領域に区分されている。
発信者は、情報共有作業支援シート5を本システムに設置(登録)し、作業に参加する受信者を参加者として設定する。
参加者は各自端末装置4からログインして、情報共有作業支援シート5にエントリーすると、自動的に情報共有作業支援シート5上の領域及び配色が確定し、それぞれが一回目のメモを入力すると、各領域に各配色によりメモが表示される。図20では、参加者1の領域にメモM1が、参加者2の領域にメモM2が、参加者3の領域にメモM3が、参加者4の領域にメモM4が表示されている。また、メモの入力が一巡した参加者は、いずれかの領域に表示されているメモに対して追記メモ(補完、コメント、疑問等の記述)を行いたい場合、関連する領域のメモを指定した上で追記メモを入力することができる。その追記メモは、自己の領域内において対象とするメモの領域に近い位置に矢印と共に表示される。図20では、参加者1の領域において、参加者2のメモM2に対する参加者1の追記メモM1aが表示され、参加者2の領域において、参加者1の追記メモM1aに対する参加者2の追記メモM2aが表示され、参加者4の領域では、参加者4の自己のメモM4に対する追記メモM4aが表示されている。各参加者は、特定の回数まで、複数回追記メモの入力が可能となっている。
このようにして完成した情報共有作業支援シートは、キャプチャーしたり撮影したりして本システムの講義資料画像記憶部35(図1参照)に保存することにより、前段で説明した伝達ポイント設定画像を設定する画像ファイルとして利用することが可能である。
次に、図1に示した情報共有作業支援シート設置機能k、情報共有作業支援シートエントリー機能l、情報共有作業支援シート追記入力機能m、の各機能について、システムサーバ2及びデータベースサーバ3でどのような処理が実行されるかについて説明する。
4−1 情報共有作業支援シート設置機能k
情報共有作業支援シート設置機能kは、発信者が特定のテーマについて受信者に情報共有作業によるシートとしてのイメージを作成させるために、情報共有作業に参加する複数の受信者を指定し、端末装置4にシートとして表示させる画像データを、本システムに設定(登録)するための機能である。発信者は、情報共有作業支援シートを設置する場合に、図9に示したクラス一覧から該当のクラスを選択し(これにより、参加者が当該クラスに登録している者に特定される)、発信者用操作画面において、情報共有作業支援シート設置(T7)を選択すると、これを受信したシステムサーバ2は、発信者の端末装置4に、情報共有作業支援シート設置画面を表示させる。図21に、情報共有作業支援シート設置画面の例を示す。
発信者は、図21に示す情報共有作業支援シート設置画面上の、シート名入力欄に、任意のシート名を入力し、設定キーワードの入力欄に、シートの中央に表示するためのキーワードを入力する。また、参加者名の欄をポインティングデバイスによるクリック等で操作すると、システムサーバ2は、クラス参加情報記憶部33−2にアクセスし、該当するクラスに登録されている受信者一覧を表示させる。受信者一覧から、発信者が参加者として指定する受信者を選択すると、当該受信者名が入力欄に表示される。発信者はこのように、シートへの参加者を、1組目から4組目まで(最低2組目まで)順次入力する。これらの入力情報を受信したシステムサーバ2は、固有のシートIDを付与して、図7に示すように、情報共有作業支援シート情報記憶部42に、発信者の利用者ID、シートの名称、参加者1〜4のそれぞれの利用者ID、発信者のキーワードを含むレコードを生成し、このレコードで管理されるシートの画像データ(以下、「シート画像」という)を設定する。シート画像は、シートIDで管理され、図20に示すような情報共有作業支援シートの画像を端末装置4等に表示するためのデータであり、発信者によって入力されたキーワードを中央に表示させ、各参加者が入力するメモを順次表示させるためのセルが設定されている。
なお、本実施の形態では、1つの情報共有作業支援シートで、2名から4名の参加者が共有作業を行えるようになっているが、図21に示す情報共有作業支援シート設置画面で、発信者による参加者の指定(入力)欄が、1組目〜4組目のように「組」で表現されているのは、共通するシート画像を利用して、複数のグループがそれぞれ情報共有作業を行うことを想定しているからである。例えば、それぞれの組の欄で5名まで参加者を指定可能であれば、5グループまで、共通のシート画像を利用して作業が可能であるということである。
4−2 情報共有作業支援シートエントリー機能l
情報共有作業支援シートエントリー機能lは、受信者が参加者として、情報共有作業支援シートにエントリーし入力する1番目のメモのデータを管理し表示するための機能である。
受信者は、情報共有作業支援シートにエントリーする場合、図9で示されているクラス選択画面から当該クラスを選択し、受信者用操作画面において、情報共有作業支援シートエントリー(R3)を選択すると、システムサーバ2は、当該受信者の利用者IDが、データベースサーバ3の情報共有作業支援シート情報記憶部42における参加者1〜4のいずれかに登録されている利用者IDであるか否かを判断し、該当の利用者IDが登録されている場合はエントリーを許可し、情報共有作業支援シート入力画面を、参加者の端末装置4に表示させる。図22は、情報共有作業支援シート入力画面の例を示しており、シート名の表示欄、シート現状表示の欄、追記対象メモの入力欄、入力(追記)メモの入力欄、掲載ボタンが設けられている。
登録されている参加者のうち、最初にエントリーが許可された受信者に対して表示されるのは、シート名と発信者キーワードのみが表示されたシート現状表示である。参加者が、情報共有作業支援シート入力画面に表示されている入力(追記)メモ欄から最初のメモ(初期メモ)を入力し、掲載ボタンを操作すると、システムサーバ2は、固有の初期メモIDを付与して、情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶部43に、発信者の利用者ID、シートID、参加者の利用者ID、参加者の当該シートへのエントリーの順番を示す数字、初期メモであることを示す値として1、初期メモの文字数、初期メモの内容(テキスト)を含むレコードを生成する。
また、システムサーバ2は、上記したレコードに記憶されるデータに基づき、エントリーする参加者毎に、表示するシートにおける参加者のメモの表示領域及び配色を決定し、入力されたメモをPUSH型でシート現状表示の欄に表示させる。
4−3 情報共有作業支援シート追記入力機能m
情報共有作業支援シート追記入力機能mは、図22に示す情報共有作業支援シート入力画面で表示されているシート現状表示において、すでに表示されているメモに対して、参加者がさらに入力した追記メモのデータを管理し表示するための機能である。
図22に示す情報共有作業支援シート入力画面において、表示されているシート現状表示中、参加者は追記の対象にするメモをポインティングデバイス等で選択すると、そのメモの内容は、情報共有作業支援シート入力画面中の追記対象メモ欄に表示され、参加者が、入力(追記)メモ欄から追記メモを入力し、掲載ボタンを操作すると、システムサーバ2は、固有の追記メモIDを付与して、情報共有作業支援シート追記メモ情報記憶部44に、発信者の利用者ID、シートID、参加者の利用者ID、何回目の追記メモであるかを示す2又はその連番の数字、追記の対象としたメモID(初期メモID又は追記メモID)、追記メモの文字数、追記メモの内容(テキスト)を含むレコードを生成する。
また、システムサーバ2は、上記したレコードに記憶されるデータに基づき、追記メモが入力される毎にシート現状表示を更新し、追記メモを入力した参加者の領域内で、追記の対象としたメモに近い位置に入力された追記メモを、追記の対象としたメモに向かう矢印と共に、当該参加者に割り当てられた配色により表示させる。なお、追記メモの配置について、システムサーバ2は、追記対象のメモの縦位置と横位置から追記メモの配置位置を決定するが、隣接するメモとは縦横に特定の文字数(例えば3文字)に該当するスペースを配置し、入力された文字数からメモの表示の大きさいを自動設定(例えば、全角14ポイントで1行につき10文字までで、文字数がこれを超えた場合は改行させる)を行う。
4−4 画像を用いた情報共有作業支援機能におけるスクリーンの利用
情報共有作業により、参加者が端末装置4に表示されたシート現状表示を確認しながら、メモの入力作業を行ってシートのイメージを作成していく過程において、作業途中で発信者が特定のメモについて解説やコメントを行ったり、発信者と参加者あるいは参加者同士で討議を行ったりする場合があり、スクリーンを用いると作業を効果的に行うことが出来る。図23(A)は、発信者の端末装置4に表示されるスクリーン操作画面の例を示し、図23(B)は、スクリーン配置図の例を示している。
図23に示した例では、発信者は、本システムを利用する場合に、無線LANで接続された3台のプロジェクターとそれぞれを投影するスクリーン3面を利用する。図17(B)に示すように、受信者の正面にAスクリーンとBスクリーンが、受信者の右手にCスクリーンが配置されている。図23(A)に示すスクリーン操作画面において、発信者はシート現状表示上の特定のメモの領域をポインティングデバイス等で指定することにより、Bスクリーンに当該メモを拡大して表示することができる。また、Cスクリーンには、情報共有作業における参照資料や発信者が指定する任意の情報(フォルダー若しくはURL)を表示させることができる
2 システムサーバ
3 データベースサーバ
4 端末装置
5 情報共有作業支援シート
31 利用者情報記憶部
32 コース関連情報記憶部
32−1 コース情報記憶部
32−2 コース参加情報記憶部
33 クラス関連情報記憶部
33−1 クラス情報記憶部
33−2 クラス参加情報記憶部
34 キーワード設定関連情報記憶部
34−1 キーワード構成情報記憶部
34−2 設定メインキーワード情報記億部
34−3 設定サブキーワード情報記憶部
35 画像資料記憶部
36 伝達ポイント設定関連情報記憶部
36−1 伝達ポイント設定画像情報記憶部
36−2 伝達ポイントキーワード情報記憶部
36−3 伝達ポイントサブキーワード情報記憶部
37 記憶ポイント情報記憶部
38 受信者コメント・質問情報記憶部
39 伝達ポイント補足情報記憶部
40 受信者コメント・質問回答情報記憶部
41 受信者提出状況情報記憶部
42 情報共有作業支援シート情報記憶部
43 情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶部
44 情報共有作業支援シーツ追記メモ情報記憶部

Claims (7)

  1. 情報を伝達する発信者と情報を受け取る受信者との間で行われる、画像資料を用いた情報伝達活動の評価を支援するシステムであって、
    発信者と受信者を含むシステムの利用者の情報を、利用者IDを付与して利用者毎に管理する利用者情報記憶手段と、
    情報伝達活動に用いた画像資料の画像データを固有の名称により管理する画像資料記憶手段と、
    発信者が重要な要素として伝達しようとするキーワードに対応する画像資料中の領域を伝達ポイントとして設定するためのレイヤーを伝達ポイント設定画像として、伝達ポイント設定画像IDを付与して、画像資料の名称、発信者の利用者ID、セットしたグリッド情報を含む伝達ポイント設定画像情報として管理する伝達ポイント設定画像情報記憶手段と、
    発信者が伝達ポイント設定画像上に設定した伝達ポイントの領域毎に、伝達ポイントキーワードIDを付与して、キーワードのテキスト、伝達ポイント設定画像ID、表示の順番、発信者の利用者ID、伝達ポイントの領域を示すグリッド情報を含む伝達ポイントキーワード情報として管理する伝達ポイントキーワード情報記憶手段と、
    伝達ポイント設定画像情報記憶手段及び伝達ポイントキーワード情報記憶出段に記憶されている情報に基づいて、伝達ポイント設定画像と画像資料とを組み合わせて表示し、受信者に記憶している箇所を指定させるための情報伝達状態評価用画面として受信者の端末装置に表示させる、情報伝達状態評価用画面表示手段と、
    端末装置に表示された情報伝達状態評価用画面において、受信者が記憶しているとして指定した箇所を記憶ポイントとして、記憶ポイントIDを付与して、指定した受信者の利用者ID、記憶ポイントのx軸及びy軸座標を含む記憶ポイント情報として管理する、記憶ポイント情報記憶手段と、
    を備えた、画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。
  2. 伝達ポイントキーワード情報記憶手段と記憶ポイント情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、発信者が設定した伝達ポイント毎に、情報伝達活動に参加した受信者全員に対して当該伝達ポイントを記憶ポイントとして指定した受信者の割合を算定して、伝達ポイント毎にキーワードのテキストと当該割合を表示した記憶状況表を出力する、記憶状況表出力手段をさらに備えた、
    請求項1に記載の画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。
  3. 伝達ポイントキーワード情報記憶手段と記憶ポイント情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、発信者が設定した伝達ポイント毎に、情報伝達活動に参加した受信者全員に対して当該伝達ポイントを記憶ポイントとして指定した受信者の割合を算定して、伝達ポイント設定画像に、伝達ポイント毎に当該割合のグレードを色彩の濃淡や網掛けの模様の変化をはじめとして視覚的に表示させることによって、画像資料上で受信者が情報伝達活動の結果を閲覧できる結果閲覧画面出力手段をさらに備えた、
    請求項1に記載の、画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。
  4. 伝達ポイント設定画像上に設定された伝達ポイントの領域毎に、キーワードを説明するためのサブキーワードの領域を設定するために、設定されるサブキーワードの領域毎に、伝達ポイントサブキーワードIDを付与して、サブキーワードのテキスト、伝達ポイント設定画像ID、表示の順番、サブキーワードが属する伝達ポイントの伝達ポイントキーワードID、サブキーワードの領域を示すグリッド情報を含む伝達ポイントサブキーワード情報として管理する伝達ポイントサブキーワード情報記憶手段をさらに備えた、
    請求項1に記載の画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。
  5. 結果閲覧画面出力手段によって出力される結果閲覧画面において、設定された伝達ポイントの領域毎に、発信者が入力した補足情報を表示させるために、入力された補足情報毎に補足情報IDを付与して、該当する伝達ポイントキーワードID、発信者の利用者ID、補足情報のテキストを含む伝達ポイント補足情報として管理する、伝達ポイント補足情報記憶手段をさらに備えた、
    請求項3に記載の画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。
  6. 端末装置に表示された情報伝達状態評価用画面において、受信者が発信者に対するコメント又は質問を入力する入力手段を設け、受信者が入力したコメント又は質問を、受信者コメント・質問IDを付与して、クラス画像ID,受信者の利用者ID、コメント又は質問のテキストを含む受信者コメント・質問情報として管理する、受信者コメント・質問情報記憶手段と、受信者コメント・質問情報記憶手段に記憶された受信者コメント・質問情報を一覧させて発信者の回答の入力を促す画面出力手段と、結果閲覧画面出力手段によって出力される結果閲覧画面において、閲覧する受信者毎に、発信者が入力した受信者コメント・質問に対する回答を表示させるために、入力された回答情報毎に受信者コメント・質問回答情報IDを付与して、コメント・質問した受信者の利用者ID,回答した発信者の利用者ID,回答のテキストを含む受信者コメント・質問回答情報として管理する、受信者コメント・質問回答情報記憶手段をさらに備えた、
    請求項3に記載の画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。
  7. 発信者が設定したキーワードに基づいて、発信者により参加者として指定された受信者が、発信者が設定した情報共有作業支援シートとしてのシート画像の各領域にメモを入力して共同作業により発信者が伝達しようとする情報のイメージを作成する情報共有作業支援機能をさらに有するために、
    シート画像を設定する毎にシートIDを付与して、設定した発信者の利用者ID、シートの名称、参加者として発信者が指定した受信者の利用者ID,発信者が設定したキーワードを含む情報共有作業支援シート情報を管理する情報共有作業支援シート情報記憶手段と、
    参加者毎に、シート画像へ最初に入力したメモを、初期メモIDを付与して、シート画像を設定した発信者の利用者ID、当該シート画像のシートID、当該メモを入力した参加者の利用者ID、参加者の参加の順番、初期メモを示す値、初期メモの文字数、初期メモの内容を含む情報共有作業支援シート初期メモ情報として管理する情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶手段と、
    上記情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶手段に記憶された各参加者の初期メモの内容を、シート画像上に、順に領域を割り当てて表示する、初期メモ情報表示手段と、
    上記初期メモ情報表示手段によって各領域に表示された初期メモを参照して各参加者が入力する追記メモを、追記メモIDを付与して、当該シート画像を設定した発信者の利用者ID、当該シート画像のシートID、追記メモを入力した参加者の利用者ID、追記メモを示す連番、参照対象のメモID、追記メモの文字数、追記メモの内容を含む情報共有作業支援シート追記メモ情報として管理する、情報共有作業支援シート追記メモ情報記憶手段と、
    上記情報共有作業支援シート追記メモ情報記憶手段に記憶された各追記メモの内容を、シート画像上の各追記メモ入力者の領域において参照対象の初期メモの領域に近い位置に矢印と共に表示させる、追記メモ情報表示手段と、
    をさらに備えた、請求項1に記載の、画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。
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