JP2019121272A - 画像を用いた情報伝達活動の評価支援システム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本システムの実施形態の全体構成を示す図である。本システムは、インターネットを含むネットワーク接続環境及び表示機能を備えた端末装置4(スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータを含む)がネットワークを介して接続可能なシステムサーバ2とシステムサーバ2がアクセス可能なデータベースサーバ3とで構成されている。
ログイン管理機能aは、特定のメンバーのみによって利用され運営されるシステムの信頼性を保証するために設けられている機能である。本システムを利用するためには、発信者、受信者を含めすべての利用者は、あらかじめシステムに新規登録する必要があり、本システムによって提供される新規登録メニューにおいて、メールアドレス、パスワード、姓名、生年月日等を入力することにより、システムサーバ2は、固有の利用者IDを付与して、図2に示すように、利用者情報記憶部31に、上記の入力事項や登録日時を記憶したレコードを生成する。システムサーバ2は、利用者のログイン時に、利用者情報記憶部31に記憶されているデータに基づいて利用資格をチェックすると同時に、ログイン後の利用者による入力・設定・指定等の処理により生成されるデータについて、利用者IDにより識別可能なデータとして記憶することが可能となる。
以下に説明する、画像を用いた情報伝達活動の評価を支援するための機能は、本システムにおいて最も重要な機能であり、このために、システムサーバ2は、キーワード設定機能d、伝達ポイント設定画像設置機能e、伝達ポイント設定機能f、記憶ポイント指定機能g−1、コメント・質問入力機能g−2、記憶状況表確認機能h、補足情報入力機能i−1、コメント・質問回答機能i−2、結果閲覧機能jの処理を実行する。これらの詳細な説明に入る前に、図8及び図9を用いて、利用者(発信者及び受信者)側の視点で、本システムの概要を説明する。図8において、(T1)〜(T6)は発信者側の操作を、(R1)〜(R2)は受信者側の操作を、2点鎖線はデータの反映を、点線は発信者又は受信者による画面確認動作を表している。
キーワード設定機能dは、発信者が受信者に対して行った情報伝達活動において伝達しようとした重要な要素をあらかじめキーワードとして登録して、その後の処理に利用するための機能である。発信者は、キーワードを設定する場合に、発信者の端末装置4に表示されている、図9に示したクラス一覧から当該クラスを選択し(これによりクラスIDは特定される)、発信者用操作画面において、クラスメニューから伝達キーワード設定(T1)を選択する。これを受信したシステムサーバ2は、図10に示す伝達キーワード設定の画面を、発信者の端末装置4に表示させる。この画面において、発信者は最初にキーワード構成選択のメニューで、「1 メインキーワードのみ」又は「2 メイン+サブキーワード」を選択することになる。図10(a)は、1を選択した場合、図10(b)は、2を選択した場合の表示を示している。1を選択した場合、発信者は1つの画像を用いた情報伝達活動において、1または複数のキーワードを設定することが出来る。2を選択した場合には、発信者は1つの画像を用いた情報伝達活動において、1又は複数のメインキーワードと、メインキーワード毎に1又は複数のサブキーワードを設定することが出来る。以下、キーワードが設定される手順を説明する。
伝達ポイント設定画像設置機能eは、発信者が受信者に対して行った情報伝達活動(授業、講義、ブレーンストーミング、等)の際に用いた画像資料のファイル名を指定して、情報伝達に対する評価を実施するためのフレームを画像上に設定するための機能である。
伝達ポイント設定機能fは、伝達ポイント設定画像設置機能eで設置された伝達ポイント設定画像上に、キーワード設定機能dで設定しておいたキーワード(及びサブキーワード)にそれぞれ対応する領域を設定するための機能である。発信者が設定するキーワード及びサブキーワードに対応する画像上の領域を以下「伝達ポイント」という。
記憶ポイント指定機能g−1は、発信者が情報伝達活動に用いた画像資料について、受信者が受講後に、記憶に残っている箇所(以下、「記憶ポイント」という)を指定して提出するための機能である。受信者は、記憶ポイントの指定を行う場合、図9で示されているクラス選択画面から当該クラスを選択し(これによりクラスIDは特定される)、受信者用操作画面において、記憶ポイント指定(R1)のメニューを選択すると、システムサーバ2は、伝達ポイント設定画像情報記憶部36−1にアクセスして、当該クラスIDで特定されるクラス画像ID及び画像のファイル名を読み出し、設定されているレイヤー及び画像ファイルのデータを組み合わせて、記憶ポイント指定画面S1を、受信者の端末装置4に表示させる。この記憶ポイント指定画面S1の例を図15に示す。
受信者は、記憶ポイント指定画面S1において表示されるコメント・質問入力用のウィンドー(図15参照)に、発信者に対するコメントや質問を入力することができる。受信者がコメントや質問を入力して提出ボタンを操作すると、これを受信したシステムサーバ2は、図6に示すように、受信者コメント・質問情報記憶部38に、固有の受信者コメント・質問IDを付与して、クラス画像ID,受信者の利用者ID,入力されたコメント・質問のテキスト、作成日時を含むレコードを生成する。
記憶状況表確認機能hは、発信者が、伝達ポイント設定画像において設定したキーワード又はサブキーワードに該当する領域毎に受信者が記憶していた割合等を表示する記憶状況確認表S2を出力する機能である(図8参照)。記憶状況確認表S2の例を図16に示す。
補足情報入力機能i−1は、発信者が、出力された記憶状況確認表S2や、受信者からの質問やコメント全体に対するフィードバックとして、結果閲覧画面S3(図8参照)において伝達ポイント毎に表示され受信者が参照することのできる補足説明等の補足情報を入力するための機能である。
3−8 コメント・質問回答機能i−2
コメント・質問回答機能i−2は、受信者が記憶ポイント指定画面S1(図15参照)において、コメントや質問を入力した場合に、発信者がこのコメントや質問に対して受信者毎に回答できる機能である。発信者が図9に示す発信者用操作画面において、コメント・質問回答メニューを選択すると、システムサーバ2は、受信者コメント・質問情報記憶部38(図6)にアクセスして、受信者毎にコメント又は質問が入力された否かをコメント又は質問の内容と共に表示して発信者の回答を促すコメント・質問回答用画面を、発信者の端末装置4に表示させる。
結果閲覧機能jは、発信者が設定した伝達ポイントの受信者による記憶状況や補足情報を表示した伝達ポイント設定画像を、受信者が閲覧するための機能である。受信者が、図9に示す受信者用操作画面において、結果閲覧メニュー(R2)を選択すると、システムサーバ2は、記憶状況表確認機能hによって計算された受信者の記憶状況に従って、発信者が設定していたキーワードの領域を、色彩の濃淡(例えば、記憶状況の割合が高くなるにつれて濃く表示する)や網掛けの模様の変化(例えば、記憶状況の割合が高くなるにつれて、網掛け模様の密度を高くする)をはじめとする視覚的な表示で示した伝達ポイント設定画像を含む結果閲覧画面S3を受信者の端末装置4に表示し、伝達ポイント補足情報記憶部39から該当する伝達ポイントのキーワードに該当する補足情報を呼び出して、該当伝達ポイントに同時に表示させることができる。また、システムサーバ2は、当該受信者の利用者IDに従って、受信者コメント・質問回答情報記憶部40にアクセスし、当該受信者の利用者IDに該当するレコードがあれば、受信者の入力したコメント・質問に対する発信者からの回答のテキストを読み出して表示する。さらに、クラス参加者全員が公開の対象となっている発信者の回答を、システムサーバ2は受信者コメント・質問回答記憶部40にアクセスしてデータを読み出すことにより表示させることができる。結果閲覧画面S3の例を、図19に示す。
以下に説明する、画像を用いた情報共有作業を支援するための機能は、本システムに組み込むことにより、より効果的な情報伝達活動を実施できることを目的とするものであり、情報共有作業支援シート設置機能k、情報共有作業支援シートエントリー機能l、情報共有作業支援シート追記入力機能mの処理を実行するが、これらの詳細な説明に入る前に、図20を用いて、利用者(発信者及び受信者)側の視点で、情報共有作業支援機能の概要を説明する。
情報共有作業支援シート設置機能kは、発信者が特定のテーマについて受信者に情報共有作業によるシートとしてのイメージを作成させるために、情報共有作業に参加する複数の受信者を指定し、端末装置4にシートとして表示させる画像データを、本システムに設定(登録)するための機能である。発信者は、情報共有作業支援シートを設置する場合に、図9に示したクラス一覧から該当のクラスを選択し(これにより、参加者が当該クラスに登録している者に特定される)、発信者用操作画面において、情報共有作業支援シート設置(T7)を選択すると、これを受信したシステムサーバ2は、発信者の端末装置4に、情報共有作業支援シート設置画面を表示させる。図21に、情報共有作業支援シート設置画面の例を示す。
情報共有作業支援シートエントリー機能lは、受信者が参加者として、情報共有作業支援シートにエントリーし入力する1番目のメモのデータを管理し表示するための機能である。
情報共有作業支援シート追記入力機能mは、図22に示す情報共有作業支援シート入力画面で表示されているシート現状表示において、すでに表示されているメモに対して、参加者がさらに入力した追記メモのデータを管理し表示するための機能である。
情報共有作業により、参加者が端末装置4に表示されたシート現状表示を確認しながら、メモの入力作業を行ってシートのイメージを作成していく過程において、作業途中で発信者が特定のメモについて解説やコメントを行ったり、発信者と参加者あるいは参加者同士で討議を行ったりする場合があり、スクリーンを用いると作業を効果的に行うことが出来る。図23(A)は、発信者の端末装置4に表示されるスクリーン操作画面の例を示し、図23(B)は、スクリーン配置図の例を示している。
3 データベースサーバ
4 端末装置
5 情報共有作業支援シート
31 利用者情報記憶部
32 コース関連情報記憶部
32−1 コース情報記憶部
32−2 コース参加情報記憶部
33 クラス関連情報記憶部
33−1 クラス情報記憶部
33−2 クラス参加情報記憶部
34 キーワード設定関連情報記憶部
34−1 キーワード構成情報記憶部
34−2 設定メインキーワード情報記億部
34−3 設定サブキーワード情報記憶部
35 画像資料記憶部
36 伝達ポイント設定関連情報記憶部
36−1 伝達ポイント設定画像情報記憶部
36−2 伝達ポイントキーワード情報記憶部
36−3 伝達ポイントサブキーワード情報記憶部
37 記憶ポイント情報記憶部
38 受信者コメント・質問情報記憶部
39 伝達ポイント補足情報記憶部
40 受信者コメント・質問回答情報記憶部
41 受信者提出状況情報記憶部
42 情報共有作業支援シート情報記憶部
43 情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶部
44 情報共有作業支援シーツ追記メモ情報記憶部
Claims (7)
- 情報を伝達する発信者と情報を受け取る受信者との間で行われる、画像資料を用いた情報伝達活動の評価を支援するシステムであって、
発信者と受信者を含むシステムの利用者の情報を、利用者IDを付与して利用者毎に管理する利用者情報記憶手段と、
情報伝達活動に用いた画像資料の画像データを固有の名称により管理する画像資料記憶手段と、
発信者が重要な要素として伝達しようとするキーワードに対応する画像資料中の領域を伝達ポイントとして設定するためのレイヤーを伝達ポイント設定画像として、伝達ポイント設定画像IDを付与して、画像資料の名称、発信者の利用者ID、セットしたグリッド情報を含む伝達ポイント設定画像情報として管理する伝達ポイント設定画像情報記憶手段と、
発信者が伝達ポイント設定画像上に設定した伝達ポイントの領域毎に、伝達ポイントキーワードIDを付与して、キーワードのテキスト、伝達ポイント設定画像ID、表示の順番、発信者の利用者ID、伝達ポイントの領域を示すグリッド情報を含む伝達ポイントキーワード情報として管理する伝達ポイントキーワード情報記憶手段と、
伝達ポイント設定画像情報記憶手段及び伝達ポイントキーワード情報記憶出段に記憶されている情報に基づいて、伝達ポイント設定画像と画像資料とを組み合わせて表示し、受信者に記憶している箇所を指定させるための情報伝達状態評価用画面として受信者の端末装置に表示させる、情報伝達状態評価用画面表示手段と、
端末装置に表示された情報伝達状態評価用画面において、受信者が記憶しているとして指定した箇所を記憶ポイントとして、記憶ポイントIDを付与して、指定した受信者の利用者ID、記憶ポイントのx軸及びy軸座標を含む記憶ポイント情報として管理する、記憶ポイント情報記憶手段と、
を備えた、画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。 - 伝達ポイントキーワード情報記憶手段と記憶ポイント情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、発信者が設定した伝達ポイント毎に、情報伝達活動に参加した受信者全員に対して当該伝達ポイントを記憶ポイントとして指定した受信者の割合を算定して、伝達ポイント毎にキーワードのテキストと当該割合を表示した記憶状況表を出力する、記憶状況表出力手段をさらに備えた、
請求項1に記載の画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。 - 伝達ポイントキーワード情報記憶手段と記憶ポイント情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、発信者が設定した伝達ポイント毎に、情報伝達活動に参加した受信者全員に対して当該伝達ポイントを記憶ポイントとして指定した受信者の割合を算定して、伝達ポイント設定画像に、伝達ポイント毎に当該割合のグレードを色彩の濃淡や網掛けの模様の変化をはじめとして視覚的に表示させることによって、画像資料上で受信者が情報伝達活動の結果を閲覧できる結果閲覧画面出力手段をさらに備えた、
請求項1に記載の、画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。 - 伝達ポイント設定画像上に設定された伝達ポイントの領域毎に、キーワードを説明するためのサブキーワードの領域を設定するために、設定されるサブキーワードの領域毎に、伝達ポイントサブキーワードIDを付与して、サブキーワードのテキスト、伝達ポイント設定画像ID、表示の順番、サブキーワードが属する伝達ポイントの伝達ポイントキーワードID、サブキーワードの領域を示すグリッド情報を含む伝達ポイントサブキーワード情報として管理する伝達ポイントサブキーワード情報記憶手段をさらに備えた、
請求項1に記載の画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。 - 結果閲覧画面出力手段によって出力される結果閲覧画面において、設定された伝達ポイントの領域毎に、発信者が入力した補足情報を表示させるために、入力された補足情報毎に補足情報IDを付与して、該当する伝達ポイントキーワードID、発信者の利用者ID、補足情報のテキストを含む伝達ポイント補足情報として管理する、伝達ポイント補足情報記憶手段をさらに備えた、
請求項3に記載の画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。 - 端末装置に表示された情報伝達状態評価用画面において、受信者が発信者に対するコメント又は質問を入力する入力手段を設け、受信者が入力したコメント又は質問を、受信者コメント・質問IDを付与して、クラス画像ID,受信者の利用者ID、コメント又は質問のテキストを含む受信者コメント・質問情報として管理する、受信者コメント・質問情報記憶手段と、受信者コメント・質問情報記憶手段に記憶された受信者コメント・質問情報を一覧させて発信者の回答の入力を促す画面出力手段と、結果閲覧画面出力手段によって出力される結果閲覧画面において、閲覧する受信者毎に、発信者が入力した受信者コメント・質問に対する回答を表示させるために、入力された回答情報毎に受信者コメント・質問回答情報IDを付与して、コメント・質問した受信者の利用者ID,回答した発信者の利用者ID,回答のテキストを含む受信者コメント・質問回答情報として管理する、受信者コメント・質問回答情報記憶手段をさらに備えた、
請求項3に記載の画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。 - 発信者が設定したキーワードに基づいて、発信者により参加者として指定された受信者が、発信者が設定した情報共有作業支援シートとしてのシート画像の各領域にメモを入力して共同作業により発信者が伝達しようとする情報のイメージを作成する情報共有作業支援機能をさらに有するために、
シート画像を設定する毎にシートIDを付与して、設定した発信者の利用者ID、シートの名称、参加者として発信者が指定した受信者の利用者ID,発信者が設定したキーワードを含む情報共有作業支援シート情報を管理する情報共有作業支援シート情報記憶手段と、
参加者毎に、シート画像へ最初に入力したメモを、初期メモIDを付与して、シート画像を設定した発信者の利用者ID、当該シート画像のシートID、当該メモを入力した参加者の利用者ID、参加者の参加の順番、初期メモを示す値、初期メモの文字数、初期メモの内容を含む情報共有作業支援シート初期メモ情報として管理する情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶手段と、
上記情報共有作業支援シート初期メモ情報記憶手段に記憶された各参加者の初期メモの内容を、シート画像上に、順に領域を割り当てて表示する、初期メモ情報表示手段と、
上記初期メモ情報表示手段によって各領域に表示された初期メモを参照して各参加者が入力する追記メモを、追記メモIDを付与して、当該シート画像を設定した発信者の利用者ID、当該シート画像のシートID、追記メモを入力した参加者の利用者ID、追記メモを示す連番、参照対象のメモID、追記メモの文字数、追記メモの内容を含む情報共有作業支援シート追記メモ情報として管理する、情報共有作業支援シート追記メモ情報記憶手段と、
上記情報共有作業支援シート追記メモ情報記憶手段に記憶された各追記メモの内容を、シート画像上の各追記メモ入力者の領域において参照対象の初期メモの領域に近い位置に矢印と共に表示させる、追記メモ情報表示手段と、
をさらに備えた、請求項1に記載の、画像資料を用いた情報伝達活動の評価支援システム。
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