JP4917117B2 - アームレストカバー - Google Patents
アームレストカバー Download PDFInfo
- Publication number
- JP4917117B2 JP4917117B2 JP2009043857A JP2009043857A JP4917117B2 JP 4917117 B2 JP4917117 B2 JP 4917117B2 JP 2009043857 A JP2009043857 A JP 2009043857A JP 2009043857 A JP2009043857 A JP 2009043857A JP 4917117 B2 JP4917117 B2 JP 4917117B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armrest
- fitting groove
- existing
- locked
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
一方、乗用自動車には種々のグレードがあり、これらの差別化を図るためにシートの形状や素材を変えたりしている。そこで、アームレストに対しても、差別化を図るために例えばその幅を大きくしてゆったりと腕を置けるようにするための工夫が成されても当然である。
従来例1は、『シートバック(122)の側面に枢支軸(124)により枢支され、該シートバック(122)からシート前方側へ向けて延出される使用時姿勢と、該シートバック(122)の側面に沿って格納される格納時姿勢との間で姿勢を変更し得るようにしたアームレスト(101)を備えてなる車両用シートのアームレスト装置であって、上記アームレスト(101)が、上記枢支軸(124)により上記シートバック(122)側に枢支された第1アームレスト体(102)と、該第1アームレスト体(102)に対して蝶番(106)により連結され且つ該蝶番(106)を介して上記第1アームレスト体(102)の側方に並設配置される第1回動位置と該第1アームレスト体(102)の上側に重層配置される第2回動位置との間で回動可能とされた第2アームレスト体(103)とを備えた分割構造とされていることを特徴とする車両用シートのアームレスト装置。』からなり、図10に表すように、シート120のシートバック122側部に回動自在に固定されたアームレスト101は通常のアームレストとは異なって固定される。
即ち、アームレスト101はシートクッション121に着座した乗員が肘掛けやすい位置のシートバック122側部へ枢支軸124によって固定される。そして、従来例1のアームレスト101は、通常のアームレストと異なり、第1アームレスト体102と第2アームレスト体103とを横方向へ並設させ、この状態で、上面を蝶番106によって連結してある。このように蝶番106を設けることで第1アームレスト体102に対して第2アームレスト体103を回動させて第1アームレスト体102の上部へ移動させることを可能としている。
従って、通常使用されているアームレストは廃棄処分されるので産業廃棄物を増加させることとなると共に、不要な費用を掛けることとなってしまうという問題点を有した。
さらに、通常使用されているアームレストを取り外す作業を終えてから新たに従来例1のアームレスト101を取り付けるので、従来例1のアームレスト101とするためには2つの工程を必要としてしまうという問題点を有した。さらにこれに伴って、専用の工具等を使用しての取り付けが必須となり、取り付け作業が簡便ではないという問題点を有した。
これにより、アームレストカバーは、既存のアームレストに固定されて既存のアームレストが外側に所望の形状を形成する。
既存のアームレストを上部嵌合溝および下部嵌合溝に嵌合させた状態で係止突部に係止キャップを嵌合係止させて一体とさせた際に、上部アームレスト体の上面が取付孔から上方へ露呈されるように形成するアームレストカバーを提供する。
そして、上部側アームレストの上部本体に穿設した取付孔に上部アームレスト体を挿入して上部アームレスト体の上面を上部本体から上面側の外部へ望ませる。
このように上部アームレスト体を上部本体に嵌合させた状態で、下部側アームレストの下部嵌合溝を既存のアームレストに嵌合させ、次いで上部側アームレストを下部側アームレストへと回動させていき、上部側アームレストと下部側アームレストとを当接させて上部嵌合溝および下部嵌合溝とに既存のアームレストを挟み込ませる。次いで上部係止突部と下部係止突部とが当接して形成した係止突部に係止キャップをはめ込み、アームレストカバーを既存のアームレストに取付固定する。
また既存のアームレストを廃棄せず、既存のアームレストの備える機能、例えばシートバックとの係止固定機能をそのまま利用可能であり、無駄を出さずに既存のアームレストと異なるアームレスト構造を提供できるという本願特有の効果を有する。
1はアームレストカバーである。アームレストカバー1は、既存のアームレストAに取り付けて、例えば既存のアームレストAをグレードアップさせることが可能である。
既存のアームレストAは、シート(図示せず)を構成するシートバック(図示せず)の側面に枢軸によって固定され、シートバック(図示せず)とほぼ直角の状態(ほぼ水平状態)からシートバック(図示せず)側部と沿う状態までの角度で回動可能に形成される。
そして、アームレストカバー1は、下部側アームレスト2および上部側アームレスト3がそれぞれの長手方向の一端で回動自在に係止される。この係止は、この実施例ではインテグラルヒンジによって形成される。
下部側アームレスト2対向側から対向側となる上面側にかけて上部アームレスト本体31を収容可能な取付孔33は、上面側を上部アームレスト本体31よりやや小さく開口した上部開口35を備えるように貫通させて設ける。このように取付孔33を貫通孔とすることで、上部アームレスト本体31を収容した状態で上部アームレスト本体31が上側に抜けることなく収容可能であり且つ上側に上部アームレスト本体31の上面36を外部へ露呈可能となる。
更に、図2(a)は上面36に表皮材を巻き付けた状態で形成した上部アームレスト本体31を表し、図2(b)は上面36に低反発ウレタン材を、上部開口35からやや突出するように形成した上部アームレスト本体31を表している。このように上部アームレスト本体31の上面36は、アームレストカバー1を既存のアームレストAに装着した際の上面意匠となるので、形や硬さやデザインなどを考慮して形成する。この上面36を異ならせた複数種の上部アームレスト本体31を用意することで、下部側アームレスト2と上部本体32とに汎用性を持たせて利用可能にできる。
下部側アームレスト2の下部嵌合溝22に既存のアームレストAを嵌合させた状態では、図3に表すように、既存のアームレストAのシートバックBとの回動軸である枢軸A3が、収納された下部嵌合溝22から下部回動軸開口孔23によってシートバックBと軸支される。また、上部アームレスト本体31は予め上部本体32に収容されており、上部アームレスト本体31に穿設した上部嵌合溝37は回動端11を軸に回動させたときに既存のアームレストAの上側に対向した位置となっている。
この図3の状態から上部側アームレスト3を、回動端11を軸に既存のアームレストAに被せるように回動させると、下部側アームレスト2と上部側アームレスト3とは、図4に表すように、当接した状態となる。そして、下部側アームレスト2と上部側アームレスト3とを当接させて、下部係止突部21と上部係止突部34とによって係止突部12を形成し、この係止突部12に係止キャップ4を被せて係止させ、下部側アームレスト2と上部側アームレスト3とが離れないように位置固定する。この状態がアームレストカバー1の取付完了状態である。
A1 回動側先端A1
A2 回動基端側端部
A3 枢軸
B シートバック
1 アームレストカバー
11 回動端
12 係止突部
13 回動開口孔
2 下部側アームレスト
21 下部係止突部
22 下部嵌合溝
23 下部回動軸開口孔
3 上部側アームレスト
31 上部アームレスト本体
32 上部本体
33 取付孔
34 上部係止突部
35 上部開口
36 上面
37 上部嵌合溝
38 上部回動軸開口孔
4 係止キャップ
41 係止孔
Claims (2)
- 既存のアームレストの下部側に係止可能な形状に穿設する下部嵌合溝を備える下部側アームレストと、既存のアームレストの上部側に係止可能な形状に穿設する上部嵌合溝を備える上部側アームレストとが長手方向一端で回動自在に係止され、下部アームレストの長手方向他端には下部係止突部を突設させ、上部側アームレストの長手方向他端には上部側アームレストと下部アームレストを閉状態とさせた際に下部係止突部と当接することで係止突部を形成する上部係止突部を突設させてなるアームレスト本体を備え、アームレスト本体に設ける係止突部と嵌合係止可能な係止凹部を備える係止キャップを備え、
既存のアームレストを上部嵌合溝および下部嵌合溝に嵌合させた状態で係止突部に係止キャップを嵌合係止させて一体とさせることを特徴とするアームレストカバー。 - 前記上部側アームレストは、既存のアームレストの上部側に係止可能な形状に穿設する上部嵌合溝を備える上部アームレスト体と、上部アームレスト体を下部側アームレスト側から嵌合可能であり上部アームレスト体の上部嵌合溝とは反対面となる上面を外部へ露呈させる取付孔を穿設してなる上部本体とからなり、
既存のアームレストを上部嵌合溝および下部嵌合溝に嵌合させた状態で係止突部に係止キャップを嵌合係止させて一体とさせた際に、上部アームレスト体の上面が取付孔から上方へ露呈される請求項1に記載のアームレストカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009043857A JP4917117B2 (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | アームレストカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009043857A JP4917117B2 (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | アームレストカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010194155A JP2010194155A (ja) | 2010-09-09 |
JP4917117B2 true JP4917117B2 (ja) | 2012-04-18 |
Family
ID=42819513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009043857A Expired - Fee Related JP4917117B2 (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | アームレストカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4917117B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6893695B2 (ja) * | 2018-07-03 | 2021-06-23 | サンショウ株式会社 | アームレストカバーユニット |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0386835A (ja) * | 1989-08-30 | 1991-04-11 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | 劇症肝炎治療剤 |
JP2543876Y2 (ja) * | 1989-09-29 | 1997-08-13 | スズキ株式会社 | 車輌積載用トレーラ |
JP2003144267A (ja) * | 2001-11-15 | 2003-05-20 | Toyo Seat Co Ltd | 車両用シートのアームレスト装置 |
-
2009
- 2009-02-26 JP JP2009043857A patent/JP4917117B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010194155A (ja) | 2010-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017039468A (ja) | 車両用シート及び車両 | |
US20120223564A1 (en) | Armrest Mounting Assembly and Misalignment Indicator | |
US20110061195A1 (en) | Hinge mechanism for display device | |
US20180023608A1 (en) | Fastener for fastening a resin component | |
JP5296507B2 (ja) | アームレスト | |
JP4917117B2 (ja) | アームレストカバー | |
JP4885782B2 (ja) | 二重ロックレバー構造 | |
JP3854597B2 (ja) | センターコンソール及びレール部材の取付方法 | |
JP6430216B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6088963B2 (ja) | 前倒式ヘッドレスト | |
JPH10295490A (ja) | アームレスト装置 | |
JP6382581B2 (ja) | 電動格納ユニットのギヤ構造 | |
JP4917118B2 (ja) | アームレストカバー | |
JP6763281B2 (ja) | 乗物用シートのトレイ装置 | |
KR20020090668A (ko) | 자동차의 헤드레스트 | |
JP7356405B2 (ja) | テーブルユニット | |
JP2009166594A (ja) | 車両内装用のカップホルダ | |
JP2006280747A (ja) | アームレスト | |
JP3916718B2 (ja) | 車両用サンバイザの軸受構造 | |
KR200237335Y1 (ko) | 차량용 시트의 각도조정장치 | |
JPH1118875A (ja) | 車両用アームレスト | |
JP2007302190A (ja) | シートヒンジフック | |
JP5133014B2 (ja) | 椅子の肘掛け装置 | |
JP2005059648A (ja) | 車両用シート構造 | |
KR100546933B1 (ko) | 자동차의 암레스트 슬라이드구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120117 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |