JP4916820B2 - 車両の操舵制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、前輪をドライバのハンドル操作とは独立して操舵自在な舵角補正機構と、操舵トルクを軽減するパワーステアリング機構とを備えた車両の操舵制御装置に関する。
近年、車両においては、前輪をドライバによるハンドル操作とは独立して操舵自在な舵角補正機構を有する様々な操舵制御装置が開発され、実用化されている。また、車両では、従来よりパワーステアリング機構も搭載されている。
例えば、特開平7−47969号公報では、ドライバが操舵するハンドル系と並列的に自動操舵機構が設けられており、パワーステアリング機構を利用して自動操舵を行う車両が開示されている。この車両では、パワーステアリング機構を、ドライバからの操舵力に応じて作動する操舵アシスト用作動状態と、自動操舵機構の設定操舵力に応じて作動する自動操舵用作動状態とが切り替えられるように構成されている。
特開平7−47969号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示される技術では、操舵アシスト用作動状態と自動操舵用作動状態とを切り替えにより行うようになっているため、これらが同時に行われるような操舵制御、すなわち、ドライバによる操舵を舵角補正機構により補正しようとする制御の場合には対応できず、パワーステアリング機構による操舵力のアシストが適切に行えないという問題がある。例えば、パワーステアリング機構によるアシストトルクは一定であるため、舵角補正機構がドライバによる操舵に加えて作動したときに、作動反力が増加して操舵感が変わり、ドライバに違和感を与える虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、たとえ、舵角補正機構がドライバによる操舵に加えて作動したときであっても、パワーステアリング機構が適切に操舵反力のアシストを行って、安定した操舵感を保ち、ドライバに対して違和感を与えることのない車両の操舵制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、前輪をドライバのハンドル操作とは独立して操舵自在な舵角補正機構に対する舵角補正量を演算する補助操舵制御手段と、操舵トルクを軽減するパワーステアリング機構に対するアシスト制御量を演算するパワーステアリング制御手段とを備えた車両の操舵制御装置において、上記パワーステアリング制御手段は、上記パワーステアリング機構の電動モータを、上記アシスト制御量に対応した、少なくとも車速に応じて可変設定する電流値で駆動させるものであって、上記パワーステアリング制御手段は、上記補助操舵制御手段の上記舵角補正量を上記車速の補正量に換算し、上記アシスト制御量を補正することを特徴としている。
本発明による車両の操舵制御装置によれば、たとえ、舵角補正機構がドライバによる操舵に加えて作動したときであっても、パワーステアリング機構が適切に操舵反力のアシストを行って、安定した操舵感を保ち、ドライバに対して違和感を与えることがないという優れた効果を奏する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図6は本発明の実施の第1形態を示し、図1は車両の前輪操舵装置の概略構成を示す説明図、図2は補助操舵制御プログラムのフローチャート、図3はパワーステアリング制御プログラムのフローチャート、図4は車速感応ステアリングギヤ比の特性図、図5は制御ゲインの特性図、図6は車速と操舵トルクにより決定されるアシスト電流のマップの説明図である。
図1において、符号1は車両の前輪操舵装置を示し、この前輪操舵装置1は、ステアリングホイール(ハンドル)2から、ステアリングシャフト3が延出されており、ステアリングシャフト3の前端は、ユニバーサルジョイント4a、4a及びジョイント軸4bから成るジョイント部4を介してステアリングギヤボックス5から突出されたピニオン軸6と連結されている。
ステアリングギヤボックス5からは、左前輪7flに向けてタイロッド8flが延出される一方、右前輪7frに向けてタイロッド8frが延出されている。
タイロッド8fl、8frのタイロッドエンドは、ナックルアーム9fl、9frを介して、それぞれの側の車輪7fl、7frを回転自在に支持するアクスルハウジング10fl、10frと連結されている。
ステアリングシャフト3の中途部には、ステアリングギヤ比を可変する前輪舵角補正機構11が介装されており、ステアリングシャフト3は前輪舵角補正機構11から上方に延出されたシャフト部分がアッパシャフト3U、前輪舵角補正機構11から下方に延出されたシャフト部分がロアシャフト3Lとして構成されている。
前輪舵角補正機構11の構造について以下説明する。アッパシャフト3Uの下端と、ロアシャフト3Lの上端には、それぞれ同一回転軸芯上に一対のサンギヤ12U、12Lが固設されており、この一対のサンギヤ12U、12Lは、複数(例えば、3つ)配設したピニオン軸13に固設されたプラネタリギヤ14U、14Lと、それぞれ噛合されている。
一対のサンギヤ12U、12Lは共に、ピニオン軸13を回転自在に軸支するキャリア15の内部に格納されており、キャリア15の上端外周には、補助操舵用電動モータ16の出力軸16aに固設されたドライブギヤ17と噛合するドリブンギヤ18が設けられている。
補助操舵用電動モータ16は、補助操舵用モータ駆動部20により駆動され、補助操舵用モータ駆動部20は、補助操舵制御手段としての補助操舵制御部21より入力されるモータ回転角に応じた信号に基づいて、補助操舵用電動モータ16を回転させるように構成されている。
一方、前輪操舵装置1には、周知のラックアシスト型等の電動パワーステアリング機構19が設けられている。この電動パワーステアリング機構のパワーステアリング用電動モータ(図示せず)は、パワーステアリン用モータ駆動部25により駆動され、パワーステアリン用モータ駆動部25は、パワーステアリング制御手段としてのパワーステアリング制御部26からの信号に基づいて、パワーステアリング用電動モータを駆動させる。
車両には、車速Vを検出する車速センサ31、ドライバによる操舵角(ハンドル角)θHdを検出するハンドル角センサ32、及び、操舵トルクTHを検出する操舵トルクセンサ33が設けられている。そして、車速V、ハンドル角θHdの信号は、補助操舵制御部21に入力され、車速V、操舵トルクTHの信号は、パワーステアリング制御部26に入力される。
また、補助操舵制御部21で演算される前輪舵角補正量δHc(詳細は後述する)は、パワーステアリング制御部26に入力される。
補助操舵制御部21は、後述の補助操舵制御プログラムに従って、車速V、ハンドル角θHdに基づいて第1の前輪舵角補正量δHc1を演算し、ハンドル角θHdの微分値をローパスフィルタ処理した値に車速Vに応じた制御ゲインを乗算して第2の前輪舵角補正量δHc2を演算する。そして、これらを加算して得られる前輪舵角補正量δHcに応じたモータ回転角θMを演算し、補助操舵用モータ駆動部20に出力して、補助操舵用電動モータ16を駆動する。
また、パワーステアリング制御部26は、後述のパワーステアリング制御プログラムに従って、前輪舵角補正量δHcによる補正を考慮し、予め設定しておいた車速と操舵トルクにより決定されるアシスト電流のマップ(例えば、図6)を参照してアシスト電流Ipを求め、パワーステアリン用モータ駆動部25に出力して、パワーステアリング用電動モータを駆動させる。
次に、補助操舵制御部21で実行される補助操舵制御プログラムを、図2のフローチャートに従って説明する。
まず、ステップ(以下、「S」と略称)101で、車速V、ドライバによる操舵角θHdを読み込む。
次いで、S102に進み、例えば、以下の(1)式により、第1の前輪舵角補正量δHc1を演算する。
δHc1=((θHd/ndc1)−(θHd/nd))・nc …(1)
ここで、ndはドライバ側ステアリングギヤ比(補助操舵用電動モータ16を停止させたとき、ドライバのハンドル操作に対して影響するステアリングギヤ比;一対のサンギヤ12U、12L、一対のプラネタリギヤ14U、14L、及び、ステアリングギヤボックス5によって決定されるステアリングギヤ比)である。また、ncは前輪舵角補正機構11側ステアリングギヤ比(ドライバがハンドル操作をしていない状態で補助操舵用電動モータ16が回転したときに影響するステアリングギヤ比;ドライブギヤ17、ドリブンギヤ18(キャリア)により決定されるステアリングギヤ比)である。更に、ndc1は予め設定しておいたマップや演算式により得られる車速感応ステアリングギヤ比である。この車速感応ステアリングギヤ比ndc1は、例えば、図4に示すように設定され、車速Vが低いときには、ドライバ側ステアリングギヤ比ndに対してクィックな特性に、車速Vが高いときには、ドライバ側ステアリングギヤ比ndに対してスローな特性に決定される。
次いで、S103に進み、例えば、以下の(2)式により、第2の前輪舵角補正量δHc2を演算する。
δHc2=Gcd・(1/(1+Tcd・S))・(dθHd/dt)/nd …(2)
ここで、Gcdは制御ゲイン、Tcdはローパスフィルタの時定数、Sはラプラス演算子、(dθHd/dt)は前輪操舵角の微分値である。
従って、上述の(2)式は、前輪舵角の微分値(dθHd/dt)に対し、(1/(1+Tcd・S))を乗算することでローパスフィルタ処理を行うことを示しており、ローパスフィルタの時定数Tcdは、例えば、入力される前輪操舵角に対するヨーレート応答の共振周波数である1〜2Hzが設定される。
また、制御ゲインGcdは、操舵の周波数に対して急激なピークを持つ特性は、車速Vの増加と共に顕著になるので、図5に示すように、マップ等を参照して車速Vが増加するほど大きな値に設定されるようになっている。
次に、S104に進み、第1の前輪舵角補正量δHc1と第2の前輪舵角補正量δHc2とを加算して、前輪舵角補正量δHcを演算し、パワーステアリング制御部26に出力する。すなわち、
δHc=δHc1+δHc2 …(3)
そして、S105に進み、以下の(4)式によりモータ回転角θHを演算し、補助操舵用モータ駆動部20に対し出力してプログラムを抜ける。
θM=δHc・nc …(4)
すなわち、本実施の第1形態による補助操舵制御では、前輪舵角の微分値(dθHd/dt)に対し、ローパスフィルタ処理することで、操舵の周波数に対して穏やかにゲインが上昇しながらも、明確なピークを持たない特性(本実施の形態による特性)とすることで、素早い操舵に対する応答性の向上と安定性(車両のスピン防止)を実現し、車両のヨー応答を改善しつつ、操舵に対するヨー運動の共振による不安定な車両挙動を確実に抑制することができるようになっている。
また、前輪舵角の微分値(dθHd/dt)に対し、ローパスフィルタ処理することで、操舵角のデジタル値を微分した場合に問題となる虞のあるノイズ成分を除去することができるという効果も得られる。
次に、パワーステアリング制御部26で実行されるパワーステアリング制御プログラムを、図3のフローチャートに従って説明する。
まず、S201で、車速V、操舵トルクTH、前輪舵角補正量δHcを読み込む。
次いで、S202に進み、前輪舵角補正量の微分値(dδHc/dt)、前輪舵角補正量の2階微分値(dδHc/dt)を演算する。
次に、S203に進み、アシスト電流Ipを補正するアシスト増加指示値Pを、例えば、以下の(5)式により演算する。
P=K1・δHc+K2・(dδHc/dt)+K3・(dδHc/dt
…(5)
ここで、K1、K2、K3はそれぞれ予め設定しておいたゲインである。
そして、この式で、「K1・δHc」の項は、操舵反力そのものを打ち消そうとするアシスト力の項であり、「K2・(dδHc/dt)」の項は、ステアリングダンパを打ち消すように作用するアシスト力の項であり、「K3・(dδHc/dt)」の項は、ステアリング転舵時の慣性を打ち消すように作用するアシスト力の項となっており、これらの項を備えたことにより、滑らかにアシスト力を補正できるようになっている。尚、これらの項を全て備えることなく、車両によっては、何れか1つの項、或いは、何れか2つの項でアシスト増加指示値Pを演算するようにしても良い。
次に、S204に進み、車速Vと操舵トルクTHに基づき、予め設定しておいた車速と操舵トルクにより決定されるアシスト電流のマップ(例えば、図6)を参照してアシスト電流Ipを求める。尚、この図6は、左右どちらか一方のアシスト電流Ipを示すマップとなっており、他方のアシスト電流Ipの特性は、符号を逆にして同様に設定されている。
次いで、S205に進み、S204で求めたアシスト電流Ipを、S203で演算したアシスト増加指示値Pで補正処理を行う。この補正処理は、例えば、以下の(6)式により行われる。
Ip=Ip+P …(6)
そして、S206に進み、S205で補正処理した、アシスト電流Ipをパワーステアリン用モータ駆動部25に出力して、プログラムを抜ける。
このように、本実施の第1形態によれば、補助操舵制御部21の前輪舵角補正量δHcをパワーステアリング用電動モータの電流値(アシスト電流Ip)の補正量(アシスト増加指示値P)に換算し、アシスト電流Ipを補正するようになっている。このため、たとえ、前輪舵角補正機構11がドライバによる操舵に加えて作動したときであっても、電動パワーステアリング機構19が適切に操舵反力のアシストを行って、安定した操舵感を保ち、ドライバに対して違和感を与えることがない。
尚、本実施の第1形態では、アシスト電流Ipの補正量であるアシスト増加指示値Pは、アシスト電流Ipに加算することで補正するようにしているが、アシスト増加指示値Pの演算・換算の仕方によっては、アシスト電流Ipに乗算することで補正するようにしても良い。
また、本実施の第1形態では、アシスト増加指示値Pを補助操舵制御部21からの前輪舵角補正量δHcを用いて演算するようにしているが、制御量ではなく実際の計測値(センサ値)を基に演算するようにしても良い。
次に、図7は本発明の実施の第2形態による、パワーステアリング制御プログラムのフローチャートである。尚、本実施の第2形態は、パワーステアリング制御部26におけるアシスト電流Ipの補正の仕方が上述の第1形態と異なり、他の構成、作用は前記第1形態と同様であるので説明は省略する。
すなわち、パワーステアリング制御部26で実行される、本第2形態によるパワーステアリング制御プログラムは、図7のフローチャートに示すように、まず、S301で、車速V、操舵トルクTH、前輪舵角補正量δHcを読み込む。
次いで、S302に進み、前輪舵角補正量の微分値(dδHc/dt)、前輪舵角補正量の2階微分値(dδHc/dt)を演算する。
次に、S303に進み、車速Vを補正する車速補正値Vsを、例えば、以下の(7)式により演算する。
Vs=Kv1・δHc+Kv2・(dδHc/dt)+Kv3・(dδHc/dt
…(7)
ここで、Kv1、Kv2、Kv3はそれぞれ予め設定しておいたゲインである。
そして、この式で、「Kv1・δHc」の項は、操舵反力そのものを打ち消そうとするアシスト力の項であり、「Kv2・(dδHc/dt)」の項は、ステアリングダンパを打ち消すように作用するアシスト力の項であり、「Kv3・(dδHc/dt)」の項は、ステアリング転舵時の慣性を打ち消すように作用するアシスト力の項となっており、これらの項を備えたことにより、滑らかにアシスト力を補正できるようになっている。尚、これらの項を全て備えることなく、車両によっては、何れか1つの項、或いは、何れか2つの項で車速補正値Vsを演算するようにしても良い。
次いで、S304に進み、以下の(8)式により、車速Vを補正する。
V=V−Vs …(8)
次いで、S305に進み、車速Vと操舵トルクTHに基づき、予め設定しておいた車速と操舵トルクにより決定されるアシスト電流のマップ(例えば、図6)を参照してアシスト電流Ipを求める。尚、この図6は、左右どちらか一方のアシスト電流Ipを示すマップとなっており、他方のアシスト電流Ipの特性は、符号を逆にして同様に設定されている。
そして、S306に進み、S305で設定した、アシスト電流Ipをパワーステアリン用モータ駆動部25に出力して、プログラムを抜ける。
このように、本実施の第2形態によれば、補助操舵制御部21の前輪舵角補正量δHcを車速Vの補正量(車速補正値Vs)に換算し、車速Vを補正することで、アシスト制御量を補正できるようになっている。このため、たとえ、前輪舵角補正機構11がドライバによる操舵に加えて作動したときであっても、電動パワーステアリング機構19が適切に操舵反力のアシストを行って、安定した操舵感を保ち、ドライバに対して違和感を与えることがない。
また、車速Vを補正する制御であるため、基本的な車速と操舵トルクにより決定されるアシスト電流のマップを変更する必要が無く、従来の様々なパワーステアリング機構に直ぐに適用でき、汎用性が広いものとなっている。
尚、本実施の第2形態では、車速補正値Vsを、車速Vから減算することで車速補正するようになっているが、車速補正値Vsの演算・換算の仕方によっては、車速Vに乗算することで車速Vを補正するようにしても良い。
また、本実施の第2形態では、車速補正値Vsを補助操舵制御部21からの前輪舵角補正量δHcを用いて演算するようにしているが、制御量ではなく実際の計測値(センサ値)を基に演算するようにしても良い。
更に、本実施の第1、第2形態における補助操舵制御は、上述のものに限るものではなく、他の補助操舵制御であっても良い。
本発明の実施の第1形態による、車両の前輪操舵装置の概略構成を示す説明図 同上、補助操舵制御プログラムのフローチャート 同上、パワーステアリング制御プログラムのフローチャート 同上、車速感応ステアリングギヤ比の特性図 同上、制御ゲインの特性図 同上、車速と操舵トルクにより決定されるアシスト電流のマップの説明図 本発明の実施の第2形態による、パワーステアリング制御プログラムのフローチャート
符号の説明
1 前輪操舵装置
2 ステアリングホイール(ハンドル)
5 ステアリングギヤボックス
7fl,7fr 前輪
11 前輪舵角補正機構
16 補助操舵用電動モータ
19 電動パワーステアリング機構
20 補助操舵用モータ駆動部
21 補助操舵制御部(補助操舵制御手段)
25 パワーステアリン用モータ駆動部
26 パワーステアリング制御部(パワーステアリング制御手段)
31 車速センサ
32 ハンドル角センサ
33 操舵トルクセンサ

Claims (2)

  1. 前輪をドライバのハンドル操作とは独立して操舵自在な舵角補正機構に対する舵角補正量を演算する補助操舵制御手段と、操舵トルクを軽減するパワーステアリング機構に対するアシスト制御量を演算するパワーステアリング制御手段とを備えた車両の操舵制御装置において、
    上記パワーステアリング制御手段は、上記パワーステアリング機構の電動モータを、上記アシスト制御量に対応した、少なくとも車速に応じて可変設定する電流値で駆動させるものであって、
    上記パワーステアリング制御手段は、上記補助操舵制御手段の上記舵角補正量を上記車速の補正量に換算し、上記アシスト制御量を補正することを特徴とする車両の操舵制御装置。
  2. 上記車速の補正量は、ハンドル角とハンドル角の微分値とハンドル角の2階微分値の少なくとも一つに基づき設定することを特徴とする請求項1記載の車両の操舵制御装置。
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