JP4916698B2 - 電解コンデンサ用アルミニウム材とその製造方法、電解コンデンサ用電極材の製造方法、電解コンデンサ用陽極材及びアルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ用アルミニウム材とその製造方法、電解コンデンサ用電極材の製造方法、電解コンデンサ用陽極材及びアルミニウム電解コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP4916698B2
JP4916698B2 JP2005304781A JP2005304781A JP4916698B2 JP 4916698 B2 JP4916698 B2 JP 4916698B2 JP 2005304781 A JP2005304781 A JP 2005304781A JP 2005304781 A JP2005304781 A JP 2005304781A JP 4916698 B2 JP4916698 B2 JP 4916698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
less
aluminum
electrolytic capacitors
aluminum material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005304781A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006144122A (ja
Inventor
智明 山ノ井
勝起 吉田
忠雄 藤平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko KK
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2005304781A priority Critical patent/JP4916698B2/ja
Publication of JP2006144122A publication Critical patent/JP2006144122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4916698B2 publication Critical patent/JP4916698B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Description

この発明は、静電容量の高い電解コンデンサ用電極材として用いられる電解コンデンサ用アルミニウム材とその製造方法、電解コンデンサ用電極材の製造方法、電解コンデンサ用陽極材及びアルミニウム電解コンデンサに関する。
なお、この明細書において「アルミニウム」の語はその合金を含む意味で用い、アルミニウム材とは箔と板およびこれらを用いた成形体が含まれる。
電解コンデンサ用電極材、特に陽極に用いられるものについては、一般に、電解エッチングにより表面積を拡大することが実施されている。この目的に使用されるアルミニウム材には、アルミニウム純度が99.98%以上の高純度アルミニウム材が使用されている。これは、許容量以上の不純物が存在すると、アルミニウムの溶解量が増加し、微細なエッチピットが形成され難くなることによる。また、この不純物がアルミニウム中で金属間化合物を形成し、かつその金属間化合物単体若しくはアルミニウムマトリックスとの界面の化学溶解性が高い場合は、このエッチピットの形状制御に及ぼす影響が非常に大きくなる。
このような課題に対し、例えば、Fe若しくはSiの析出量を規制するという手法(特許文献1)や、Fe,Si,Cuの析出量を規制する手法(特許文献2)、Fe含有金属間化合物のサイズとFe含有量を規制するという手法が開示されている(特許文献3)。
特公平3−61333号公報 特開平8−209275公報 特開2004−149835号公報
しかしながら近年のコストダウンの要求から、安価なアルミニウム塊を利用しようとすると、必然的にアルミニウム中の不可避不純物、特に、Fe,Si,Cuの含有量が多くなり、上記従来の方法では、目標とする静電容量を得ることが難しくなってくるという問題があった。
本発明の目的は、高静電容量で安価な電解コンデンサ用アルミニウム材とその製造方法、電解コンデンサ用電極材の製造方法及びアルミニウム電解コンデンサを提供することにある。
上記目的は、以下の手段によって達成される。
(1)アルミニウムの純度が99.9質量%以上であって、Si;0.006質量%以上0.018質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.018質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.008質量%以下なる組成を有し、熱フェノール溶解法によって抽出されるAl−Fe系の金属間化合物のうち、X線回折パターンにおけるAl 6 Feのピーク強度とAl 3 Feのピーク強度との比率であるAl6Fe /Al3Fe(ただし、Al 6 Feのピーク強度はICDDカードNo.47−1433に記載されるd=0.4879nmを、Al 3 Feのピーク強度はICDDカードNo.29−0042に記載されるd=0.2095nmをそれぞれ用いることにより求めるものとする)が0.5以下に規制されていることを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム材。
(2)アルミニウムの純度が99.9質量%以上であって、Si;0.006質量%以上0.012質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.012質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.006質量%以下なる組成を有し、X線回折パターンにおけるAl 6 Feのピーク強度とAl 3 Feのピーク強度との比率であるAl6Fe /Al3Fe(ただし、Al 6 Feのピーク強度はICDDカードNo.47−1433に記載されるd=0.4879nmを、Al 3 Feのピーク強度はICDDカードNo.29−0042に記載されるd=0.2095nmをそれぞれ用いることにより求めるものとする)が0.7以下に規制されていることを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム材。
(3)熱フェノール溶解法によって測定されるFeの金属間化合物中のFe量がアルミニウム材中のFe含有量の10%を越え50%以下の範囲であることを特徴とする前項1または2に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材。
(4)再結晶化率が60%以上であり、かつ再結晶粒の平均結晶粒径が0.03mm以上0.8mm以下であり、更に当該再結晶粒のうち表面から測定した立方体方位粒の面積占有率が20%未満であることを特徴とする前項1ないし3のいずれか1項に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材。
(5)引張強度が72MPa以上92MPa以下であることを特徴とする、前項1ないし4のいずれか1項に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材。
(6)低圧用陽極材である前項1ないし5のいずれか1項に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材。
(7)アルミニウムの純度が99.9質量%以上であって、Si;0.006質量%以上0.018質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.018質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.008質量%以下なる組成を有するアルミニウム鋳塊を用い、前記アルミニウム鋳塊に実施される面削の前または後に520℃以上630℃以下の温度で1時間以上50時間以下の時間にて均質化処理を施し、熱間圧延中、または熱間圧延後に420℃以上520℃以下の温度で5分以上20時間以下保持し、その後冷間圧延及び最終焼鈍を実施することを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
(8)アルミニウムの純度が99.9質量%以上であって、Si;0.006質量%以上0.012質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.012質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.006質量%以下なる組成を有するアルミニウム鋳塊を用い、前記アルミニウム鋳塊に実施される面削の前または後に520℃以上630℃以下の温度で1時間以上50時間以下の時間にて均質化処理を施し、熱間圧延中、または熱間圧延後に420℃以上520℃以下の温度で1分以上20時間以下保持し、その後冷間圧延及び最終焼鈍を実施することを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
(9)冷間圧延を施した後250℃以上330℃以下の温度で1時間以上10時間以下の時間にて最終焼鈍を施すことを特徴とする前項7または8に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
(10)最終焼鈍に先立って、150℃以上220℃以下の温度で1時間以上24時間以下の加熱処理を施すことを特徴とする前項9に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
(11)冷間圧延を施した後370℃以上470℃以下の温度で1時間以上10時間以下の時間にて最終焼鈍を施すことを特徴とする前項7または8に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
(12)冷間圧延を施した後430℃以上550℃以下の温度で1時間以上10時間以下の時間にて最終焼鈍を施した厚さ80μm以上150μm以下の箔または板材に、5%以上30%以下の圧下率にて付加的圧延を施すことを特徴とする前項7または8に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
(13)前項1ないし6のいずれか1項に記載のアルミニウム材にエッチングを実施する工程を含むことを特徴とする電解コンデンサ用電極材の製造方法。
(14)エッチングの少なくとも一部が交流エッチングである前項13に記載の電解コンデンサ用電極材の製造方法。
(15)前項13または14に記載の製造方法によって製造された電解コンデンサ用陽極材。
(16)電極材として、前項13または14に記載の製造方法によって製造されたアルミニウム電極材が用いられていることを特徴とするアルミニウム電解コンデンサ。
前項(1)に記載の発明によれば、Fe量の多い安価なアルミニウム材を用いるものでありながら、Al6Fe /Al3Feの比率を0.5以下に規制することにより、エッチングによる拡面率が大きく高い静電容量を有する電解コンデンサ用アルミニウム材となしうる。
前項(2)に記載の発明によれば、Fe量の多い安価なアルミニウム材を用いるものでありながら、Al6Fe /Al3Feの比率を0.7以下に規制することにより、エッチングによる拡面率が大きく高い静電容量を有する電解コンデンサ用アルミニウム材となしうる。
前項(3)に記載の発明によれば、Feの金属間化合物中のFe量がアルミニウム材中のFe含有量の10%を越え50%以下の範囲に規制されているから、粗大なエッチピットの発生が抑制され、さらに優れた静電容量を実現できる。
前項(4)に記載の発明によれば、再結晶化率、平均結晶粒径、立方体方位粒の面積占有率が所定の範囲に規定されているから、さらに優れた静電容量を実現できる。
前項(5)に記載の発明によれば、引張強度が72MPa以上92MPa以下であるから、エッチング時の破断を抑制することができ、取り扱いも容易な電解コンデンサ用アルミニウム材となしうる。
前項(6)に記載の発明によれば、静電容量に優れた安価な低圧用陽極材となしうる。
前項(7)に記載の発明によれば、エッチングによる拡面率が大きく高い静電容量を有する電解コンデンサ用アルミニウム材を製造することができる。
前項(8)に記載の発明によれば、エッチングによる拡面率が大きく高い静電容量を有する電解コンデンサ用アルミニウム材を製造することができる。
前項(9)に記載の発明によれば、均一で微細なエッチピットを発生させることができ、高い静電容量を有する電解コンデンサ用アルミニウム材を確実に製造することができる。
前項(10)に記載の発明によれば、粗大なエッチピットの形成を抑制でき、高い静電容量を有する電解コンデンサ用アルミニウム材を確実に製造することができる。
前項(11)に記載の発明によれば、均一で微細なエッチピットを発生させることができ、高い静電容量を有する電解コンデンサ用アルミニウム材を確実に製造することができる。
前項(12)に記載の発明によれば、エッチング時の破断を抑制することができ、取り扱いも容易で静電容量にも優れた電解コンデンサ用アルミニウム材を製造することができる。
前項(13)に記載の発明によれば、拡面率が大きく静電容量の高い安価な電解コンデンサ用電極材を提供することができる。
前項(14)に記載の発明によれば、前記エッチングの少なくとも一部が交流エッチングであるから、海綿状のエッチピットの形成による静電容量の高い電極材を提供することができる。
前項(15)に記載の発明によれば、静電容量に優れた安価な電解コンデンサ用陽極材となしうる。
前項(16)に記載の発明によれば、拡面率が大きく安価な電極材を有して静電容量の高いアルミニウム電解コンデンサとなし得る。
次に、本発明の構成とその理由について述べる。
本発明では、電解コンデンサ用低圧材において、Feの含有率が多い安価なアルミニウム材の適用を可能にするために、Al−Fe系の析出物の量、サイズとその状態を制御することで、エッチング特性の良好な材料を開発した。
Al−Fe系の金属間化合物とエッチング特性の改善については、前述の特公平3−61333号公報がFeとSiの析出量について、特開平8−209275公報が、Fe,Si,Cuの析出量について、特開2004−149835号公報が金属間化合物の形状、大きさ、量についての技術を開示している。これらは、いずれもエッチング時のピット制御については、有効な方法であるが、Fe、Si量が多くなるに従って、エッチピットの制御が次第に難しくなる。本発明はこの点について金属間化合物の相をコントロールすることで課題を解決している。
まず、Fe量について、0.006質量%未満では、使用する原料塊によるコストアップが避けられず、本発明の効果は期待できない。また、0.018質量%を超えて含有すると、溶解減量が著しく増加し、静電容量低下や静電容量バラツキの原因となる。
次にSi量について、0.006質量%未満では、使用する原料塊によるコストアップが避けられず、本発明の効果は期待できない。また、0.018質量%を超えて含有すると、Feとの共存作用によって溶解減量が著しく増加し、静電容量低下や静電容量バラツキの原因となる。
また、Cu量について、0.0005質量%未満では、使用する原料塊によるコストアップが避けられず、本発明の効果は期待できない。また、0.008質量%以上では、溶解減量が著しく増加し、静電容量低下や静電容量バラツキの原因となる。
また、他の不純物元素は各々200ppm以下の範囲とするのが望ましい。
上記組成範囲のアルミニウム材料について、エッチング特性を損なわない材料について、鋭意検討の結果、発明者は、Al−Fe系の金属間化合物のうち、Al6FeとAl3Feの比率を制御することが、非常に有効であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
具体的には、熱フェノール溶解法によって抽出される金属間化合物のうち、X線回折パターンにおけるAl6Feのピーク強度とAl3Feのピーク強度との比、Al6Fe/Al3Feを制御するというものである。Al−Fe系の合金における金属間化合物の相同定の例として、例えばAl−0.6%Fe、Al−0.8%Feのアルミニウム鋳塊における下記(1)の文献や、Al−0.02〜0.15%Feの陰極箔における(2)の公開特許公報等を挙げることができる。このような方法によれば、Al6FeとAl3Feの強度を定量化することが可能となる。我々は、Fe量が0.018質量%以下なる組成の範囲においては、電解コンデンサ用箔のエッチング特性にかかるAl6Fe/Al3Fe比が大きく関係することを見い出した。なお、この定量には、Al6FeはICDDカードNo.47−1433に記載されるd=0.4879nmを、Al3FeはICDDカードNo.29−0042に記載されるd=0.2095nmを用いることにより求めている。
(1)小菅、高田:軽金属29(1979),p64
(2)特開2002−124438号公報
このAl6Fe/Al3Fe比は、Si;0.006質量%以上0.018質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.018質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.008質量%以下なる組成範囲では、0.5以下である必要がある。その理由は、0.5を越えると拡面率に大きく寄与する微細なエッチングピットの脱落が起こりやすくなることによる。更に好適なAl6Fe/Al3Fe比は、0.4以下、最適範囲は、0.3以下である。
Si含有量の上限が0.012質量%以下、Fe含有量の上限が0.012質量%以下、Cu含有量の上限が0.006質量%以下の範囲では、材料の持つ溶解性そのものが低くなるため、Al6Fe/Al3Fe比は0.7まで許容される。0.7を越えるとやはり微細なエッチングピットの脱落が起こりやすくなるため、静電容量の低下やバラツキを生じる。更に好適なAl6Fe/Al3Fe比は、0.5以下、最適範囲は、0.3以下である。
次に、Fe系の金属間化合物の総含有量についてであるが、Fe系の金属間化合物のFe量がアルミニウム材中のFe含有量の10%未満では、溶解減量が少なくなり、また、50%を超えると粗大なエッチピットの発生比率が高くなり、静電容量が低下する傾向がある。Fe系金属間化合物の総含有量の更に望ましい範囲は、10%以上40%以下、最適範囲は、10%以上30%以下である。
本発明は、最終焼鈍処理を実施し、あるいは最終焼鈍処理後、30%までの加工歪を与えた半硬質材としてエッチングに供するが、最後に焼鈍された時の再結晶化率がエッチング特性に影響を及ぼす。すなわち未再結晶率が多くなると、エッチングパターンが不均一となり、結果的に静電容量の低下をもたらす。その際の再結晶化率は60%以上必要であり、かつ再結晶粒の平均結晶粒径が0.03mm以上、0.8mm以下であることが有効である。表面から測定した立方体方位粒の面積占有率については、本発明の場合、非立方体方位粒と立方体方位粒の混在を避けることが更なる静電容量の改善には有利となる。立方体方位粒の面積占有率は20%未満が望ましい。更に望ましい再結晶化率は80%以上、再結晶粒の平均結晶粒径は0.05mm以上0.6mm以下、最適範囲は0.05mm以上0.3mm以下である。また、更に望ましい立方体方位粒の面積占有率は15%未満、最適範囲は10%未満である。
次に、上記アルミニウム材の製造方法について説明する。電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法は、特に限定はされないが、一般にはアルミニウム鋳塊に、面削、熱間圧延、冷間圧延、最終焼鈍の各工程を順次実施して製造される。この実施形態では、望ましい製造方法として、アルミニウムの純度が99.9質量%以上であって、Si;0.006質量%以上0.018質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.018質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.008質量%以下なる組成を有するアルミニウム鋳塊(以下A組成という)を用い、前記アルミニウム鋳塊に実施される面削の前または後に520℃以上630℃以下の温度で1時間以上50時間以下の時間にて均質化処理を施し、熱間圧延中、または熱間圧延後に420℃以上520℃以下の温度で5分以上20時間以下保持し、その後冷間圧延及び最終焼鈍を実施する方法が挙げられる。
また、アルミニウムの純度が99.9質量%以上であって、Si;0.006質量%以上0.012質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.012質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.006質量%以下なる組成を有するアルミニウム鋳塊(以下B組成という)を用い、前記アルミニウム鋳塊に実施される面削の前または後に520℃以上630℃以下の温度で1時間以上50時間以下の時間にて均質化処理を施し、熱間圧延中、または熱間圧延後に420℃以上520℃以下の温度で1分以上20時間以下保持し、その後冷間圧延及び最終焼鈍を実施する方法も挙げられる。
前記均質化処理はアルミニウム中の粗大な金属間化合物の再固溶と、Al6FeのAl3Feへの状態変化を目的として行われるが、520℃未満あるいは1時間未満では、その目的を達成できないおそれがあり、630℃を超えあるいは50時間を超えると、熱間圧延時に粗大再結晶粒が生成し、熱間圧延時の再結晶粒が大きくなるため、組織の均一性が阻害される。
均質化処理の更に望ましい加熱範囲は、520℃以上590℃以下の温度で3時間以上30時間以下であり、最適範囲は、530℃以上560℃以下の温度で4時間以上20時間以下である。
前記熱間圧延中または熱間圧延後の加熱処理の例としては、熱間圧延中に保持する工程によっても、熱間圧延コイルをバッチ焼鈍する方法によっても、また、連続コイル焼鈍処理によってもよい。熱間圧延中または熱間圧延後の熱処理は、Al3Feの優先的生成を目的とするものであるが、加熱温度が420℃未満、1分未満(B組成の場合)あるいは5分未満(A組成の場合)では、その目的を達成できないおそれがあり、520℃を超え、あるいは20時間を超えると、熱間圧延上がりでの再結晶粒径が大きくなり、最終焼鈍時の再結晶組織が不均一となる。熱間圧延中または熱間圧延後の熱処理条件の更に望ましい範囲は、440℃以上480℃以下の温度で5分以上15時間以下であり、特に加熱時間については10分以上10時間以下が最適である。
また、上記熱間圧延中または熱間圧延後の熱処理に引き続き冷間圧延が施され、その後250℃以上330℃以下の温度で1時間以上10時間以下または370℃以上550℃以下(より望ましくは370℃以上470℃以下)の温度で1時間以上10時間以下での最終焼鈍がエッチング特性の改善の目的で行われる。250℃未満では、十分に再結晶が進まず、未再結晶領域と再結晶領域が混在するため、エッチピットの不均一が発生し、静電容量が低下する。また、330℃を越え370℃未満の温度域では、Feを含む金属間化合物の総量が多くなりすぎ、微細なエッチピットが形成されがたくなる。更に、550℃を越える温度域では、材料の強度低下が著しくなり、コイルエッチング時の破断を抑止するために、エッチング倍率を下げざるを得なくなり、結果的に静電容量の低下を招く。この最終焼鈍の更に望ましい範囲については、290℃以上330℃以下、あるいは、380℃以上430℃以下を挙げることができる。また時間については、1時間以上7時間以下、最適範囲については、1時間以上5時間以下である。
更に、250℃以上330℃以下の温度で最終焼鈍を施す場合、これに先だって、150℃から220℃までの温度域の通過時間を長くするか、または保持することで、加工歪をあらかじめ開放させ、Feを含む金属間化合物の析出を制御して粗大なエッチピットの形成を抑止させることができる。このとき、必要な150℃以上220℃以下の温度域の通過時間または保持時間は、1時間以上24時間以下であるが、更に望ましくは、180℃以上220℃以下で2時間以上22時間以下、最適範囲については、200℃以上220℃以下で10時間以上20時間以下である。
また、430℃以上550℃以下の温度で最終焼鈍し、更に5%以上30%以下の圧下率にて付加的圧延を施す場合の最終焼鈍の更に望ましい範囲は、430℃以上490℃以下、時間については、1時間以上7時間以下、最適範囲については、440℃以上480℃以下1時間以上5時間以下である。圧下率の更に望ましい範囲は10%以上25%以下、最適範囲は12%以上22%以下である。
こうして製造されたアルミニウム材の引張強度は、72MPa以上92MPa以下であることが望ましい。72MPa未満では、コイルエッチング時の破断のおそれがあり、エッチング倍率を下げざるを得なくなり、結果的に静電容量の低下を招く。92MPaを超えると、コイルエッチング時の取り扱いが不便となる。
上記により製造したアルミニウム材には、拡面積率向上のためエッチング処理を実施し、電解コンデンサ用電極材とする。エッチング処理条件は特に限定されないが、好ましくは少なくとも一部に交流エッチング法を採用するのが良い。交流エッチング法によって、拡面率の大きい海綿状エッチング組織が生成され、高静電容量が実現される。
エッチング処理後、望ましくは化成処理を行って陽極材とするのが良く、特に、低圧用ないし中圧用の電解コンデンサ電極材として使用されるのが良いが、陰極材として用いることを妨げるものではない。また、この電極材を用いた電解コンデンサは大きな静電容量を実現できる。
[実施例1(試料No1〜11)]
表1に示す丸数字1〜8の各種組成のアルミニウム鋳塊(厚さ400mm)を半連続鋳造法にて作製した。
Figure 0004916698
表1に示したアルミニウム鋳塊の中から表2に示すように選択した厚さ400mmのアルミニウム鋳塊に対し、表2に示す条件にて均質化処理を実施した後、面削を施し、開始温度550℃にて熱間圧延を実施した。
その後、熱間圧延板を窒素雰囲気にて表2に示す条件で加熱保持し、引き続き冷間圧延を施し、厚さ0.100mmの箔を得た。その箔に300℃×1時間にて最終焼鈍を実施した。
なお、試料No9については均質化処理を実施しなかった。また、試料No10については、熱間圧延板の加熱保持は実施しなかった。
こうして得られた電解コンデンサ用アルミニウム材について、下記の条件で金属間化合物を抽出・解析し、Al6Fe /Al3Feの比率を測定し、金属間化合物中のFe量のアルミニウム材中のFe含有量に対する比率(表2では金属間化合物中のFe比と記している)を算出した。次いで、下記の条件でエッチング及び化成処理を行って静電容量を測定した。
それらの結果を表2に示す。静電容量については、試料No10の静電容量を100とした相対比較で示す。
<金属間化合物抽出方法ならびに解析方法>
加熱脱水したフェノールに試料を挿入し加熱する。試料が完全に分解した後、140℃程度まで冷却させ、ベンジルアルコールを加える。0.1μmのPTFEメンブランフィルターを用いて吸引ろ過を行い、ベンジルアルコールおよびアセトンで洗浄を行い解析用試料とする。
PTFEメンブランフィルター上に回収された残渣を掻き取ってX線回折法によって解析するとともに、王水(35質量%塩酸:60質量%硝酸=3:1)と純水を1:1の割合で混合した昆酸(塩酸+硝酸)溶液にて溶解しICP発光分光分析装置にて金属間化合物中のFe量を定量する。
<エッチング評価方法>
エッチング液として塩酸1.8mol/L+H2SO4 0.02mol/L の水溶液を用い、温度 55℃、正弦波交流30Hz、電流密度AC0.3A/cm2(片面)、時間300secの条件にてエッチング処理を行った。
更に、アジピン酸アンモニウム水溶液(150g/L、85℃)中にて、電流密度50mA/cm2で20V×10minの定電圧化成処理で化成処理し、500℃×2min大気雰囲気下にて加熱処理を実施し、その後、同じ条件で2min間の再化成を施して誘電体酸化皮膜を形成した。
Figure 0004916698
表2に示す結果から理解されるように、本発明実施品は、Al6Fe /Al3Feの比率が0.5以下または0.7以下、金属間化合物中のFe量の全Fe量に対する比率が10%を超え50%以下であり、Al6Fe /Al3Feの比率が0.7を超える比較品に比べて静電容量に優れていることがわかる。
[実施例2(試料No21〜28)]
表1に示したアルミニウム鋳塊の中から表3に示すように選択した厚さ400mmのアルミニウム鋳塊に対し、表3に示す条件にて均質化処理を実施した後、面削を施し、開始温度550℃にて熱間圧延を実施した。
その後、熱間圧延中に熱間圧延板を窒素雰囲気にて表2に示す条件で加熱保持し、引き続き熱間圧延し、厚さ10mmの熱間圧延板を得た。その後、引き続き冷間圧延を施し、厚さ0.100mmの箔を得、その箔に290℃×1時間ないしは10時間にて最終焼鈍を実施した。
なお、試料No23については、290℃×10時間の最終焼鈍を実施するに先だって、210℃×18時間の加熱処理を施した。また、試料No25、27については、熱間圧延板の加熱保持は実施しなかった。
こうして得られた電解コンデンサ用アルミニウム材について、前記実施例1と同一の方法で、金属間化合物を抽出・解析し、Al6Fe /Al3Feの比率を測定した。また、以下の方法で、再結晶化率を調べるとともに立方体方位占有率も調べた。
次いで、実施例1と同一の条件でエッチング及び化成処理を行って静電容量を測定した。それらの結果を表3に示す。静電容量については、表2の試料No10の静電容量を100とした相対比較で示す。
<再結晶化率の測定方法>
アルミニウム材の表面をエメリー紙にて研磨し、荒バフ研磨、仕上げ研磨を施した後、水洗、乾燥を実施した。次に、研磨されたアルミニウム材を+極としてその表面を陽極酸化処理した。陽極酸化処理は、バーカー氏液(3±1%ホウフッ化水素酸)を用い、浴温:28±1℃、印加電圧:30V、印加時間:45秒で行った。陽極酸化処理されたサンプルを偏光顕微鏡にて観察し、明瞭な再結晶粒の観察視野中における百分率を求めた。観察視野の面積は、特定しないが10mm2以上が望ましい。
Figure 0004916698
表3に示す結果から理解されるように、本発明実施品はAl6Fe /Al3Feの比率が0.5以下、再結晶化率が60%以上、立方体方位占有率が20%以下であり、Al6Fe /Al3Feの比率が0.7を超え、再結晶化率が60%以下、あるいは立方体方位占有率が20%を超える比較品に比べて静電容量に優れていることがわかる。
[実施例3(試料No31〜38)]
表1に示したアルミニウム鋳塊の中から表4に示すように選択した厚さ400mmのアルミニウム鋳塊に対し、面削を施した後、表4に示す条件にて均質化処理を実施し、引き続き、開始温度490℃にて熱間圧延を実施した。引き続き冷間圧延を施し、厚さ0.125mmの箔を得た。
その箔を表4に示す加熱条件にて最終焼鈍し、試料No34〜37については、表4に示す圧下率で付加的圧延を実施した。
こうして得られた電解コンデンサ用アルミニウム材について、実施例1に示した条件で金属間化合物を抽出・解析し、Al6Fe /Al3Feの比率を測定するとともに、強度を測定した。次いで、実施例1と同じ条件でエッチング及び化成処理を行って静電容量を測定した。
それらの結果を表4に示す。静電容量については、表2の試料No10の静電容量を100とした相対比較で示す。
Figure 0004916698
表4に示す結果から理解されるように、Al6Fe /Al3Feの比率が0.5以下である本発明実施品は、静電容量に優れていることがわかる。また、試料No34〜37と試料No38との対比から、最終焼鈍を高温度で行った場合、付加的圧延を実施しなければ、アルミニウム材の強度を確保できないことがわかる。

Claims (16)

  1. アルミニウムの純度が99.9質量%以上であって、Si;0.006質量%以上0.018質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.018質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.008質量%以下なる組成を有し、熱フェノール溶解法によって抽出されるAl−Fe系の金属間化合物のうち、X線回折パターンにおけるAl 6 Feのピーク強度とAl 3 Feのピーク強度との比率であるAl6Fe /Al3Fe(ただし、Al 6 Feのピーク強度はICDDカードNo.47−1433に記載されるd=0.4879nmを、Al 3 Feのピーク強度はICDDカードNo.29−0042に記載されるd=0.2095nmをそれぞれ用いることにより求めるものとする)が0.5以下に規制されていることを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム材。
  2. アルミニウムの純度が99.9質量%以上であって、Si;0.006質量%以上0.012質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.012質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.006質量%以下なる組成を有し、X線回折パターンにおけるAl 6 Feのピーク強度とAl 3 Feのピーク強度との比率であるAl6Fe /Al3Fe(ただし、Al 6 Feのピーク強度はICDDカードNo.47−1433に記載されるd=0.4879nmを、Al 3 Feのピーク強度はICDDカードNo.29−0042に記載されるd=0.2095nmをそれぞれ用いることにより求めるものとする)が0.7以下に規制されていることを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム材。
  3. 熱フェノール溶解法によって測定されるFeの金属間化合物中のFe量がアルミニウム材中のFe含有量の10%を越え50%以下の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材。
  4. 再結晶化率が60%以上であり、かつ再結晶粒の平均結晶粒径が0.03mm以上0.8mm以下であり、更に当該再結晶粒のうち表面から測定した立方体方位粒の面積占有率が20%未満であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材。
  5. 引張強度が72MPa以上92MPa以下であることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材。
  6. 低圧用陽極材である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材。
  7. アルミニウムの純度が99.9質量%以上であって、Si;0.006質量%以上0.018質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.018質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.008質量%以下なる組成を有するアルミニウム鋳塊を用い、
    前記アルミニウム鋳塊に実施される面削の前または後に520℃以上630℃以下の温度で1時間以上50時間以下の時間にて均質化処理を施し、熱間圧延中、または熱間圧延後に420℃以上520℃以下の温度で5分以上20時間以下保持し、その後冷間圧延及び最終焼鈍を実施することを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
  8. アルミニウムの純度が99.9質量%以上であって、Si;0.006質量%以上0.012質量%以下、Fe;0.006質量%以上0.012質量%以下、Cu;0.0005質量%以上0.006質量%以下なる組成を有するアルミニウム鋳塊を用い、
    前記アルミニウム鋳塊に実施される面削の前または後に520℃以上630℃以下の温度で1時間以上50時間以下の時間にて均質化処理を施し、熱間圧延中、または熱間圧延後に420℃以上520℃以下の温度で1分以上20時間以下保持し、その後冷間圧延及び最終焼鈍を実施することを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
  9. 冷間圧延を施した後250℃以上330℃以下の温度で1時間以上10時間以下の時間にて最終焼鈍を施すことを特徴とする請求項7または8に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
  10. 最終焼鈍に先立って、150℃以上220℃以下の温度で1時間以上24時間以下の加熱処理を施すことを特徴とする請求項9に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
  11. 冷間圧延を施した後370℃以上470℃以下の温度で1時間以上10時間以下の時間にて最終焼鈍を施すことを特徴とする請求項7または8に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
  12. 冷間圧延を施した後430℃以上550℃以下の温度で1時間以上10時間以下の時間にて最終焼鈍を施した厚さ80μm以上150μm以下の箔または板材に、5%以上30%以下の圧下率にて付加的圧延を施すことを特徴とする請求項7または8に記載の電解コンデンサ用アルミニウム材の製造方法。
  13. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のアルミニウム材にエッチングを実施する工程を含むことを特徴とする電解コンデンサ用電極材の製造方法。
  14. エッチングの少なくとも一部が交流エッチングである請求項13に記載の電解コンデンサ用電極材の製造方法。
  15. 請求項13または14に記載の製造方法によって製造された電解コンデンサ用陽極材。
  16. 電極材として、請求項13または14に記載の製造方法によって製造されたアルミニウム電極材が用いられていることを特徴とするアルミニウム電解コンデンサ。
JP2005304781A 2004-10-19 2005-10-19 電解コンデンサ用アルミニウム材とその製造方法、電解コンデンサ用電極材の製造方法、電解コンデンサ用陽極材及びアルミニウム電解コンデンサ Active JP4916698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005304781A JP4916698B2 (ja) 2004-10-19 2005-10-19 電解コンデンサ用アルミニウム材とその製造方法、電解コンデンサ用電極材の製造方法、電解コンデンサ用陽極材及びアルミニウム電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004303747 2004-10-19
JP2004303747 2004-10-19
JP2005304781A JP4916698B2 (ja) 2004-10-19 2005-10-19 電解コンデンサ用アルミニウム材とその製造方法、電解コンデンサ用電極材の製造方法、電解コンデンサ用陽極材及びアルミニウム電解コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006144122A JP2006144122A (ja) 2006-06-08
JP4916698B2 true JP4916698B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=36624155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005304781A Active JP4916698B2 (ja) 2004-10-19 2005-10-19 電解コンデンサ用アルミニウム材とその製造方法、電解コンデンサ用電極材の製造方法、電解コンデンサ用陽極材及びアルミニウム電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4916698B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5271366B2 (ja) * 2011-01-13 2013-08-21 東京エレクトロン株式会社 電極製造装置、電極製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
US9202634B2 (en) * 2012-02-10 2015-12-01 Toyo Aluminium Kabushiki Kaisha Method for manufacturing electrode material for aluminum electrolytic capacitor

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3454485B2 (ja) * 1995-02-20 2003-10-06 日本製箔株式会社 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔
JP4753327B2 (ja) * 2000-10-17 2011-08-24 住友軽金属工業株式会社 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金硬質箔

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006144122A (ja) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108699641B (zh) Al-Mg-Si系合金材料、Al-Mg-Si系合金板和Al-Mg-Si系合金板的制造方法
JP2006241573A (ja) 銅チタン合金板材及びその製造方法
JP2017179457A (ja) Al−Mg―Si系合金材
JP2017179442A (ja) Al−Mg―Si系合金材
JP2009062595A (ja) アルミニウム箔材
JP4916698B2 (ja) 電解コンデンサ用アルミニウム材とその製造方法、電解コンデンサ用電極材の製造方法、電解コンデンサ用陽極材及びアルミニウム電解コンデンサ
JP2970852B2 (ja) 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔の製造方法
JP4060493B2 (ja) 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔の製造方法
JP4964437B2 (ja) 電解コンデンサ用アルミニウム合金材及びその製造方法、電解コンデンサ用陽極材、電解コンデンサ用電極材の製造方法並びにアルミニウム電解コンデンサ
JP2945298B2 (ja) 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法
JP2017179456A (ja) Al−Mg―Si系合金材
JP2004250753A (ja) 電解銅箔製造用カソード電極に用いるチタン合金及びその製造方法
JP3765986B2 (ja) 深絞り加工用アルミニウム合金板およびその製造方法
JP2002322529A (ja) 印刷版用アルミニウム合金板及びその製造方法
JP2006351704A (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム材
JP2756861B2 (ja) 電解コンデンサ陽極用アルミニウム箔の製造方法
JPH11199992A (ja) 電解コンデンサ陰極用アルミニウム軟質箔の製造方法
JP5053539B2 (ja) 電解コンデンサ用アルミニウム合金材及びその製造方法、電解コンデンサ用電極材の製造方法、電解コンデンサ用陽極材並びにアルミニウム電解コンデンサ
JP2004076059A (ja) 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその製造方法
JP2002129269A (ja) アルミニウム合金板およびその製造方法
JP3959106B2 (ja) 電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔
JP3203666B2 (ja) 電解コンデンサ陽極用アルミニウム合金箔の製造方法
JP4539911B2 (ja) 電極コンデンサ陽極用アルミニウム箔およびその製造方法
JP6802161B2 (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム材の製造方法、アルミニウム電解コンデンサ用電極材の製造方法、およびアルミニウム電解コンデンサの製造方法
JP2010100917A (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4916698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250