JP4915444B2 - 誘導加熱装置用加熱コイル - Google Patents
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Description
る電流分布が不均一となることを防ぐこと、及び加熱コイル2と被加熱物1との間に働く近接効果により、加熱コイル2の表面(被加熱物1側)に電流が集中することを防ぐためである。
失を低減し、安価な誘導加熱装置を提供することを目的とするものである。
から前記電気導体間を経て前記加熱コイルの最外周の電気導体の外側にかけて設けられた電気絶縁材料とを有する誘導加熱装置用加熱コイルであって、前記加熱コイルの中心部分を含む内周部近傍に設けられた電気絶縁材料が、前記加熱コイルの外周部近傍から前記加熱コイルの最外周の電気導体の外側にかけて設けられた電気絶縁材料より大きな透磁率を有するものである。
以下、第1の参考の形態について図1〜3を用いて説明する。図1は第1の参考の形態を示す図で、11は誘導加熱される被加熱物、12は、高周波電流が流れることにより、高周波磁界を発生する渦巻き状に巻回された電気導体で第1の参考の形態の場合は銅線を用いている。この渦巻きのターン数は、図1においては簡易的に図示するため4ターン程度であるが実際には20〜50ターン程度である。加熱コイルの内径はφ50mm程度、外形は通常加熱する鍋の外形を鑑みてφ180〜200mm程度である。ターン数が20ターンの場合、電気導体の12の幅は1mm程度で厚みは3mm程度、導体間は2mm程度になる。またターン数が50ターン程度の場合、20ターンの時と同じ幅とした場合、導体間は0.3mm程度となる。電気導体12の幅を小とすると、断面積を同じにするために(損失を大としないために)その厚みを大とせざるを得ないが、厚みを大とすると、被加熱物11との磁気的距離が大となり、結果磁気結合が悪くなって、加熱コイルの損失が大きくなるため、電気導体12の幅を小とすることは困難である。13は、電気導体12の間に設けられた電気絶縁材料で、本参考の形態の場合、その透磁率は100程度の樹脂フェライトを用いている。本発明の場合、渦巻き状に巻回された電気導体12を加熱コイルと呼んでいる。
以下、第2の参考の形態について図4、5を用いて説明する。図4においては電気絶縁材料20は、電気導体12の外周部外側に設けている。電気絶縁材料は第1の参考の形態と同様の材質である。
以下、第3の参考の形態について図6を用いて説明する。本参考の形態においては電気絶縁材料21は加熱コイル下面にも一様に設けられ、第1の参考の形態あるいは第2の参考の形態にて必要であったコイル台15は不要となる。電気絶縁材料21の材質は第1の実施の形態と同様である。
以下本発明の第4の参考の形態について図7を用いて説明する。
以下第5の参考の形態について図8を用いて説明する。図8において電気絶縁材料15の厚みは部分的に異なるものとなっている。すなわち発熱の大なる電気導体12の下面においては薄く、それ以外の部分については厚くしている。以上より発熱の大なる部分において電気絶縁材料15の厚みを小としているため冷却が効率的にできるようになり、同じ冷却風においても加熱コイルの温度を低減することが可能となり、小形低コストの誘導加熱装置を可能とするものである。
以下第6の参考の形態について図9を用いて説明する。図9において30は第2の電気絶縁材料で、31は第1の電気絶縁材料であり、第1の電気絶縁材料31の透磁率または磁気飽和密度は第2の電気絶縁材料30のそれより大としている。第2の電気絶縁材料30の材質は第1の参考の形態で述べた内容と同様である。以上より、加熱コイル下面の電
気絶縁材料の厚みを薄くすることが可能となり、冷却が容易となって、必要冷却の緩和が図れるようになるものである。
以下第7の参考の形態について図10を用いて説明する。図10において電気絶縁材料15の被加熱物11に対して下面の表面面積は凹凸形状にすることによって大きくなっている。従って同じ冷却風でも第3の参考の形態と比べて必要冷却が小となり、低コスト小形の誘導加熱装置が実現できるものである。
以下第8の参考の形態について図11を用いて説明する。図11において電気導体12と電気絶縁材料13の間には空隙40が設けられている。以上の構成にすることにより、同じ冷却風でも第3の参考の形態と比べて必要冷却が小となり、低コスト小形の誘導加熱装置が実現できるものである。
以下第9の参考の形態について図12を用いて説明する。図12において41は本参考の形態の場合熱伝導のよいアルミでできた放熱板で、電気絶縁材料13と接触されている。以上の構成にすることにより、同じ冷却風でも第3の参考の形態と比べて必要冷却が小となり、低コスト小形の誘導加熱装置が実現できるものである。
以下第10の参考の形態について図13を用いて説明する。図13において電気絶縁材料13の熱は高熱伝導体50を介して放熱板41に導かれることになる。以上より放熱板41の載置自由度及び形状自由度が大となり小形低コストの誘導加熱装置を実現することが可能となるものである。
以下第11の参考の形態について図14を用いて説明する。図14において内周部の電気絶縁材料13を電気導体12平面よりも被加熱物11側に高く設けている。本構成により、加熱コイルと被加熱物11の磁気結合が大となり、加熱コイルに流れる電流が小とできることから、加熱コイルの損失を低減することが可能となりものである。
以下第12の参考の形態について図15を用いて説明する。図15において51は、被加熱物11の温度を間接的に検知する温度センサであり、電気絶縁材料13用いてプレート14に接触させたものである。本構成により、加熱コイルの低損失化と同時に被加熱物の温度をより正確に検知することが可能となるものである。
以下第13の参考の形態について図16を用いて説明する。図16において51は、被加熱物11の温度を間接的に検知する温度センサであり、電気絶縁材料13をプレート14に接触させてしかもその内部に埋設されているものである。電気絶縁材13は磁性体のため一般的な樹脂よりも約5倍以上の熱伝導率があるため、本参考の形態のように熱集約材料としても可能であることから本発明の構成によりより一層被加熱物11の温度を正確に検知することが可能となるものである。
以下第14の参考の形態について図17、18を用いて説明する。図17において外周部の電気絶縁材料13を電気導体12平面よりも被加熱物11側に高く設けている。本構
成により、加熱コイルと被加熱物11磁気結合が大となり、さらに加熱コイルからの漏れ磁界も低減できるようになり、加熱コイルの損失低減と、不要輻射の低減が可能となるものである。
以下第15の参考の形態について図19を用いて説明する。図19において電気絶縁材料13は、電気導体12表面を除いて、加熱コイル上面全域に渡って電気導体12平面よりも被加熱物11側に高く設けている。この構成により、加熱コイルと被加熱物11との結合がさらに良くなり、漏れ磁界の低減や加熱コイル電流の低減が可能となるものである。
以下本発明の実施の形態について、図20を用いて説明する。図20において70は第1の電気絶縁材料であり、電気導体12の外周部に設けられている。71は第2の電気絶縁材料であり、電気導体12の内周部に設けられている。
以下第16の実施の形態について図21を用いて説明する。図21において80は第1の電気絶縁材料であり、電気導体12の内周部と外周部の間に設けられている。81は第2の電気絶縁材料であり、電気導体12の内周部及び外周部に設けられている。
以下第17の実施の形態について図22を用いて説明する。図22において電気導体12は本参考の形態の場合φ0.3mmの素線を35本撚り合わせたものとしている。以上の構成によって、高周波電流の表皮効果の影響による電流分布の偏りがなくなり、一層加熱コイルの損失低減が可能となるものである。
以下第18の実施の形態について図23を用いて説明する。図23において電気導体12は、間に電気絶縁体90を挟んだ2層の構成(第1層の電気導体12aと第2層の電気導体12b)になっている。さらに第1層の電気導体12aと第2層の電気導体12bは、反転部91にて被加熱物11に対して、上下の関係になっている。反転部91にて、上下に反転しない場合、電気導体12に流れる電流は鍋と加熱コイルとの近接効果により、鍋側の層に集中して流れるため、加熱コイルの損失大となるが、本構成のように巻回途中で上下反転することによりそれぞれの層に流れる電流が均一となり、鍋との近接効果の影響を回避できるものである。さらに複数の層にしていることから表皮効果の影響を避ける
ことも可能となり、加えて電気導体間に透磁率の大なる電気絶縁材料13を設けていることから、電気導体間の近接効果も低減でき、極めて損失の少ない加熱コイルを実現することが可能となる。
以下第19の参考の形態について図24を用いて説明する。図24において電気導体12の巻回ピッチは、内周部が大きくなっている。以上より磁束密度の高い部位の導体間隔を大としているので、より一層近接効果の低減を図ることが可能となり、加熱コイルの損失を低減できるものである。
以下第20の実施の形態について図25を用いて説明する。図25において電気絶縁材料13及び電気導体12は被加熱物11の面側でプレート14に接触している。本構成により、加熱コイルと被加熱物11との磁気結合は極めて密となり、加熱コイル電流を小とできるため、加熱コイル損失を低減することが可能となるものである。また従来の構成では加熱コイルの被加熱物11側面の冷却が困難となり、たとえ加熱コイル損失が小となっても必要冷却が大となるが、本構成の場合加熱コイルの被加熱物11と逆面の冷却が極めて大であることから可能となるものである。
13 電気絶縁材料
20 電気絶縁材料
21 電気絶縁材料
22 貫通穴
30 第2の電気絶縁材料
31 第1の電気絶縁材料
40 空隙
41 放熱板
50 高熱伝導体
51 温度センサ
Claims (1)
- 電気導体が渦巻き状に巻回された加熱コイルと、前記加熱コイルの中心部分から前記電気導体間を経て前記加熱コイルの最外周の電気導体の外側にかけて設けられた電気絶縁材料とを有する誘導加熱装置用加熱コイルであって、前記加熱コイルの中心部分を含む内周部近傍に設けられた電気絶縁材料が、前記加熱コイルの外周部近傍から前記加熱コイルの最外周の電気導体の外側にかけて設けられた電気絶縁材料より大きな透磁率を有する誘導加熱装置用加熱コイル。
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