JP6028213B2 - 誘導加熱コイル及び誘導加熱コイルの製造方法 - Google Patents
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Description
提供するために、コイルベースに渦巻状の突起を配し、この突起間に導電線を嵌め込んで渦巻状のコイルを形成するものが提案されている。これは図14に示すように、コイルベ
ースに、コイルベースに対し相対的に回転自在のローラーにより導電線を突起103間に押し込んでいくという加熱コイルの工法である(例えば、特許文献1参照)。
の鉛直方向に複数層に重ねて巻くことが可能となるため、従来の技術では課題であった、限られたスペースに、加熱性能を確保するために十分なターン数を巻くことが可能となるため、誘導加熱調理器における加熱コイルの加熱性能の向上を図ることができる。また、コイル導線の密度が他の部分よりも高いクロス部は、温度の上昇も他の部分より大きいが、クロス部が切り欠き部に設けられ、下方のコイルベースが設けられていないため、クロス部の冷却を効率よく行うことができ、コイル導線の冷却性能を向上させることができる。また、クロス部は、切り欠き部の中央にもってくるよりは、切り欠き部において突起部に近い側に設けたほうが、突起部において固定されている部分と近いため、固定しやすくなる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱コイルの斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱コイルを組み立てた状態の斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱コイルの切り欠き部の斜視図を示す。
することを防ぐためである。また、コイル導線14の材質は銅に限定せず、アルミなどを用いてもよい。
図5は本発明の第2の実施の形態における誘導加熱コイルの斜視図を示す。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので、異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
きるため、コストダウンを図ることができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態における誘導加熱コイルの斜視図、図7は本発明の第3の実施の形態における誘導加熱コイルを組み立てた状態の斜視図を示す。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので、異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図6のように、本実施の形態における加熱コイル11において、複数の切り欠き部17を設け、各々の切り欠き部17の下方にはコイルベース12を設けない構成としている。特に、図6、7における形態は、コイルベース12はフェライト15を挿入、保持するフェライト保持部18を備え、複数の突起部13をフェライト保持部18の上面に設けた構成としたものである。フェライト15の保持は接着剤により保持、またはコイルベース12に爪を設け保持する構造としてもよい。図のような構成にすることにより、コイル導線14の下方にコイルベース12がない領域が大きくなるため、コイル導線14の冷却を効率よく行うことができるため、加熱コイル11の冷却性能を向上させることができる。また、突起部13の間にコイル導線14を嵌めこむ構造であるため、切り欠き部17における下方にコイルベース12のない領域のコイル導線14は、隣のターンのコイル導線14との間に突起部13の厚みの分だけの隙間があり、コイル導線14は、下面および隣のターンとの間にも隙間があるため、冷却風があたる表面積が大きく、効率のよい冷却構成が実現できる。
図8は、本発明の第4の実施の形態における誘導加熱コイルの斜視図を示す。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので、異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図9は本発明の第5の実施の形態における誘導加熱コイル及び誘導加熱コイルの製造方法の断面図を示す。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので、異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図10は本発明の第6の実施の形態における誘導加熱コイル及び誘導加熱コイルの製造方法の断面図を示す。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので、異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
12 コイルベース
13 突起部
14 コイル導線
15 フェライト
16 導入穴
17 切り欠き部
18 フェライト保持部
19 クロス部
Claims (6)
- コイル導線と、前記コイル導線を保持するコイルベースと、前記コイル導線の下方に位置するフェライトと、を備え、
前記コイルベースには、複数の周を形成する同心円状の突起部が備えられ、
複数の前記突起部には、各周の一部に切り欠き部が備えられ、
前記コイル導線を前記突起部の間に嵌め込み、前記コイル導線は前記切り欠き部において、隣の前記突起部の間に遷移するとともに、
前記コイル導線を鉛直方向に複数層に重ね、前記突起部の隣り合う周間に嵌め込み挟持して巻くことにより、前記コイル導線を巻く際にできる前記コイル導線が交わるクロス部が前記切り欠き部の中央より前記突起部側に近い側に設けられている誘導加熱コイル。 - 前記切り欠き部の下方には前記コイルベースを設けない請求項1に記載の誘導加熱コイル。
- 複数の前記切り欠き部を設け、各々の前記切り欠き部の下方には前記コイルベースを設けない請求項2に記載の誘導加熱コイル。
- 前記コイルベースには前記フェライトを保持するフェライト保持部が備えられ、複数の前記突起部が前記フェライト保持部の上面に設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱コイル。
- 前記コイル導線は、断面が誘導加熱コイルの鉛直方向よりも水平方向の方が長い扁平形状とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱コイル。
- 前記コイル導線を前記突起部の間に嵌め込み、樹脂で形成された前記突起部の上面を溶融し、前記コイル導線を固定する請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルの製造方法。
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