JP4915205B2 - 圧縮機 - Google Patents

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本発明は、冷蔵庫、エアーコンディショナー、冷凍冷蔵装置、給湯器等のヒートポンプ装置、真空ポンプなどに用いられ、空気や酸素および冷媒等を使用する圧縮機の高効率化に関するものである。
近年、例えば、家庭用冷凍冷蔵庫等の冷凍装置に使用される圧縮機については、消費電力の低減や静音化が強く望まれている。特に、冷蔵庫等の消費電力の低減に関しては、インバーター駆動による圧縮機の低速回転化が進んできており、低速回転時の効率を高める上で、圧縮室での漏れ損失を低減することが重要である。
この漏れ損失を低減する手段としては、例えば、ピストンの外周に環状の給油溝を用いているものがある。具体的には、圧縮された冷媒ガスがピストンとシリンダー間の摺動隙間を介して漏れる量を、環状の給油溝に溜まったオイルでシールすることで低減し、漏れ損失を低減し圧縮機の効率を高めることができる(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上述した従来の圧縮機を説明する。
図10は従来の圧縮機の縦断面図、図11は図10の矢印Aにおける矢視図、図12は従来の圧縮機のピストン周りの要部断面図である。
図10から図12において、密閉容器1の内部の密閉容器内空間2には、固定子3と永久磁石(図示せず)を内蔵した回転子4からなる電動要素5と、電動要素5によって駆動される圧縮要素6と、密閉容器1の下部に貯溜したオイル7を収容する。
シャフト8には、回転子4が圧入固定される主軸部9と、主軸部9に対し偏芯して形成された偏芯部10を有する。シャフト8に形成された給油手段8aは、一端がオイル7中に開口し他端が粘性ポンプ12と連通する傾斜ポンプ11と、粘性ポンプ12の反対側で密閉容器内空間2へと開口する縦孔部13および横孔部14とから構成されている。
ブロック15は、略円筒形の圧縮室17を形成するシリンダー16と、主軸部9を軸支する主軸受18を備えている。シリンダー16には、偏芯部10との間を連結手段20によって連結されたピストン19が往復摺動自在に挿入されている。ピストン19の外周部には、環状の給油溝21が2本周設されている。
また、給油溝21は、上死点(ピストンの上端面19aが矢印Bに位置する)でシリンダー16の内周に位置し、下死点時(ピストンの上端面19aが矢印Cに位置する)では密閉容器内空間2と連通するように配設されている。
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動要素5の回転子4はシャフト8を回転させ、偏芯部10の回転運動が連結手段20を介してピストン19に伝えられることで、ピストン19は圧縮室17内を往復運動する。これにより、冷却システム(図示せず)からの冷媒ガスは圧縮室17内へ吸入されて圧縮された後、再び冷却システムへと吐き出されるといった圧縮動作を繰り返す。
圧縮機が運転されると、シャフト8の回転により傾斜ポンプ11内のオイル7は遠心力により上方へと汲み上げられ、粘性ポンプ12を介し各摺動部へ給油を施した後、縦孔部13や横孔部14から開放され、密閉容器内空間2に飛散される。このとき、特に放出路Lによってピストン19上部に飛散したオイル7で、ピストン19の給油溝21上
部に、表面張力により油溜7aが形成される。
この油溜7aのオイル7は、給油溝21全周へとまわっていき、ピストン19とシリンダー16との間のシール性を向上させ、漏れ損失を低減している。
特開2003−65236号公報
しかしながら、上記従来の構成には、まだピストン19とシリンダー16との間のシール性を向上させ、漏れ損失を低減する余地があることが分かった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、ピストン19外周のシール性を高め、効率の高い圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機は、ピストンの往復運動の過程で少なくとも一部がシリンダーの内外に位置するようにピストンの外周面に給油溝を備え、かつピストンの上端面側に位置する給油溝の空間容積が下端面側に位置する給油溝の空間容積よりも小さくなるようにしたものであり、ピストンとシリンダー間へのオイル搬送機能を維持した上で、給油溝内に溜まったオイルと冷媒ガスの漏れ流れとの混合による乱流現象により給油溝内に溜まったオイルをピストンとシリンダー間へ掻き出すオイル供給機能を適正化するものである。これにより、ピストン上端面側の空間容積をより小さくしシール性を更に高めるといった作用を有する。
本発明の圧縮機は、ピストン上端面側に位置する給油溝の空間容積を下端面側に位置する給油溝の空間容積よりも小さくすることで、ピストン外周の保油性を維持した上でピストン上端面側でのシール性を更に高め、効率の高い圧縮機を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、シリンダーを形成するブロックと、前記シリンダー内で往復運動するピストンと、前記ピストンの外周にオイルを供給する給油手段を備え、前記ピストンの外周に、環状の第一の給油溝と、前記第一の給油溝よりピストン下端面側に位置する環状の第二の給油溝をそれぞれ凹設し、さらに、前記第二の給油溝の溝幅を、前記第一の給油溝の溝幅よりも大きくすることにより、該第二の給油溝の空間容積を、前記第一の給油溝の空間容積よりも大きく形成したものであり、給油溝のオイル搬送機能を維持しつつ、ピストン上端面側でのシール性を更に高めることにより漏れ損失を低減し、圧縮機の効率を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、給油溝の空間容積の総和を、ピストンとシリンダー間のクリアランスの空間容積の0.5から2.0倍としたものであり、ピストンとシリンダー間に供給するオイルの量を過不足なく搬送することができ、請求項1に記載の発明の効果に加えて、更に圧縮機の効率を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、給油溝は矩形状の断面形状をなしたものであり、冷媒ガスの漏れ流れにより給油溝内に形成される渦の働きを促して給油溝内に保持されたオイル掻き出し、ピストンとシリンダー間のクリアランスのオイルシール性を確実なものとすることにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、更に圧縮機の効率を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、給油溝の溝幅を溝深さに対して2〜6倍としたものであり、冷媒ガスの漏れ流れにより形成される渦の働きを最大化することにより、給油溝内に保持されたオイルをほとんど滞留させずに掻き出し、ピストンとシリンダー間のクリアランスのオイルシール性を最大限に引き出すことが出来るため、請求項3に記載の発明の効果に加えて、更に圧縮機の効率を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、給油溝の溝幅を50μm以上としたものであり、一般的な切削加工にて給油溝の加工が行えることから、加工が容易であると共に溝形状のばらつきを小さく抑えることが出来るため、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、製造費用を安価に抑えることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、ピストンが35r/sec未満の回転数を含む複数の運転周波数で駆動されるものであり、冷凍能力に対するピストンとシリンダー間からの漏れ損失の割合が大きく圧縮機の効率が低下しやすい冷凍能力の小さい運転においても、安定したオイルシール効果を維持し冷媒ガスの漏れ量を低減できるため、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、冷媒ガスの漏れ損失を低減できると共に、冷却システムの消費電力量を低減することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、圧縮される冷媒はR600aであり、R134a冷媒を使用する圧縮機と同等の冷凍能力を得るためにピストンの外径が大きくなり、ピストンとシリンダー間の漏れ流路の断面積が大きく漏れが生じやすくなっても、安定したオイルシール効果により冷媒ガスの漏れ量を低減できるため、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、漏れ損失の増大に伴う圧縮機の効率低下を防止できるとともに、冷却システムの消費電力量を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における圧縮機の縦断面図である。図2は、同実施の形態におけるピストン周りの要部断面図であり、ピストンが下死点位置にある状態図である。図3は、同実施の形態におけるピストンの拡大図である。図4は、同実施の形態における給油溝近傍の要部断面図である。図5は、同実施の形態における給油溝内の冷媒ガスの流れの模式図であり、コンピュータシミュレーションの結果を模式化したものである。図6は、同実施の形態における給油溝内のオイル分布の模式図であり、コンピュータシミュレーションの結果を模式化したものである。図7は、同実施の形態における給油溝の総和容積に対する成績係数の特性図であり、確認実験の結果である。図8は、同実施の形態における給油溝の縦横比に対する成績係数の特性図であり、確認実験の結果である。図9は、同実施の形態における運転周波数に対する成績係数の特性図であり、確認実験の結果である。
図1から図3において、密閉容器101内部の密閉容器内空間102には、固定子103と永久磁石(図示せず)を内蔵した回転子104からなる電動要素105と、電動要素105によって駆動される圧縮要素106と、密閉容器101の下部に貯溜したオイル107を収容する。
電動要素105はインバーター(図示せず)によって35r/sec未満の運転周波
数と80r/sec以上の運転周波数を含む複数の運転周波数で駆動される。本圧縮機に使用される密閉容器内空間102内の冷媒は、温暖化係数の低い自然冷媒として代表的な炭化水素系冷媒であるR600aである。
シャフト108には、回転子104が圧入固定され、主軸部109と主軸部109に対して偏芯して形成された偏芯部110を有する。シャフト108に形成された給油手段108aは、一端がオイル107中に開口し他端が粘性ポンプ112と連通する傾斜ポンプ111と、粘性ポンプ112の反対側で密閉容器内空間102へと開口する縦孔部113と横孔部114とから構成されている。
シリンダー116を有するブロック115は、略円筒形の圧縮室117を有するとともに、主軸部109を軸支する主軸受118を有している。シリンダー116には、偏芯部110との間を連結手段120によって連結されたピストン119が往復摺動自在に挿入されている。
ピストン119の外周には複数の給油溝121が設けられており、図2に示す通り、下死点では密閉容器内空間102と一部が連通し、それ以外の例えば上死点近傍などでは全てがシリンダー116内に位置するように配設されている。従って、給油溝121はピストン119の往復運動の過程で少なくとも一部がシリンダー116外の密閉容器内空間102に位置するとともに、シリンダー116内に位置する状態も有する。
給油溝121は2本形成し、全長Dのピストン119に対してピストン119の上端面119a側に位置する第一給油溝121aは、上端面119aから距離Eの位置に形成し、第二給油溝121bは、第一給油溝121aから距離Fの位置に形成している。つまり、第一給油溝121aに対してピストン119の下端面119b側に別の第二給油溝121bを有し、第二給油溝121bの下端面119b側には別の給油溝がない構成としている。
ここで、ピストン119の上端面119a側の第一給油溝121aは下端面119b側の第二給油溝121bよりも空間容積が小さくなるように形成してあり、第一給油溝121aの空間容積と第二給油溝121bの空間容積の比率は、第一給油溝121aから第二給油溝121bまでの距離Fと、第二給油溝121bから下端面119bまでの距離Gの比率にほぼ一致している。
また、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和は、ピストン119とシリンダー116間のクリアランス容積と同等容積となるように形成している。
なお、溝部の空間容積とは、溝部がピストン外周の延長面に囲われたことで形成される空間の容積のことをいう。
本実施の形態では、ピストン119の全長Dを23mm、ピストン上端面119aから第一給油溝121aまでの距離Eを4mm、第一給油溝121aと第二給油溝121bとの距離Fを2mm、第二給油溝121bから下端面119bまでの距離Gを17mmとしている。また、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスは5μm、ピストン119の直径は25mmとし、クリアランスの空間容積はおよそ9mmとしている。そして、第一給油溝121aの空間容積は約1mm、第二給油溝121bの空間容積は約8mmに設定されている。
一方、各給油溝121の断面形状は矩形状をなし、給油溝121の溝深さIに対する溝幅Hは4倍とし、第一給油溝121aの溝幅Hは100μm、溝深さIは25μm、第二
給油溝121bの溝幅Hは400μm、溝深さIは100μmとして、溝幅Hは溝深さIの2〜6倍程度となる比較的深さの浅い矩形状となっている。
以上のように構成された圧縮機について、以下にその動作、作用を説明する。
電動要素105の回転子104はシャフト108を回転させ、偏芯部110の回転運動が連結手段120を介してピストン119に伝えられることで、ピストン119は圧縮室117内を往復運動する。これにより、冷却システム(図示せず)からの冷媒ガスは圧縮室117内へ吸入されて圧縮された後、再び冷却システムへと吐き出されるといった圧縮動作を繰り返す。
圧縮機が運転されると、シャフト108の回転により、傾斜ポンプ111内のオイル107は遠心力により上方へと汲み上げられ、粘性ポンプ112を介し各摺動部への給油を施した後、縦孔部113や横孔部114から、放出路M、Nで示すように密閉容器内空間102の全周方向に放出される。このとき、放出されるオイル107はピストン119上部にも飛散するので、ピストン119の給油溝121上部には、表面張力等によって油溜り107aが形成される。
ここで、少なくともピストン119が下死点位置にある状態では、第一給油溝121aと第二給油溝121bがシリンダー116外に位置するため、油溜り107aのオイル107は、毛細管現象によって第一給油溝121aと第二給油溝121bの全周に供給され、ピストン119の往復運動によりピストン119とシリンダー116の間へ運ばれる。
一方、ピストン119の往復運動により圧縮室117内で圧縮された冷媒ガスは、圧縮室117内の高い圧力と密閉容器内空間102の低い圧力との圧力差によりピストン119の上端面119a側からピストン119とシリンダー116間のクリアランスを介して下端面119b側の密閉容器内空間102へ漏れ出ようとする。
ここで、圧縮機の効率を高めるためには、圧縮室117からピストン119とシリンダー116間のクリアランスを介して密閉容器内空間102へ漏れ出る冷媒ガスの量を抑えることが重要であり、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスのオイルシール性の確保が不可欠となる。
以下、図5および図6に示すコンピュータシミュレーションの結果を用いて本実施の形態の作用効果について説明する。なお、シミュレーション条件には、冷蔵庫で運転される温度条件に近い蒸発温度−30℃、凝縮温度40℃を想定し、圧縮機の運転周波数は27r/secとした。また、冷媒はR600a、オイルは鉱油として各物性値を設定し、ピストン119の往復運動をも考慮するため、27Hz相当の圧縮工程でのピストン119の平均速度は1m/secとして設定した。
コンピュータシミュレーションの結果では、まず、圧縮室117から漏れる冷媒ガスは、図5に示すように第一給油溝121aと第二給油溝121bに流入し、第一給油溝121aと第二給油溝121b内のオイル107と混合し、第一給油溝121aと第二給油溝121b内で複数の小さな渦を形成する。そして図6に示すように、これらの小さな渦の働きにより、第一給油溝121aと第二給油溝121b内のオイル107がピストン119とシリンダー116間のクリアランス側に掻き出される。
以上のシミュレーション結果より、本実施の形態において、高いオイルシール性が発揮され、冷媒ガスの漏れ損失が低減でき、圧縮機の効率を高めることが出来ると考えられる。
また本実施の形態では圧縮室117側であるピストンの上端面119a側に設けた第一給油溝121aの空間容積が、第二給油溝121bの空間容積よりも小さくなるように構成していることにより、第一給油溝121aからオイル107が掻き出された後に冷媒ガスが流れ込むことによる再膨張損失を小さく抑えることが出来るため、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積が同等である場合と比較して、圧縮機の効率を更に高めることが出来ると考えられる。
また、第一給油溝121aに保持されるオイル107と第二給油溝121bに保持されるオイル107が、ピストン119とシリンダー116間に形成されるクリアランスに掻き出されオイルシール効果を生むことから、第一給油溝121aの空間容積と第二給油溝121bの空間容積の総和は、ピストン119とシリンダー116間に形成されるクリアランスの空間容積の総和と相関関係があると推察できる。
一方、第一給油溝121aと第二給油溝121bの断面形状が矩形、円形、三角形の場合についてシミュレーションを行った結果、いずれの形状においても第一給油溝121aと第二給油溝121bの内部に渦が発生してオイル107が掻き出されるものの、断面形状を矩形状とし、かつ、第一給油溝121aと第二給油溝121bの断面形状の溝幅Hと溝深さIとの比率をある範囲に設定する場合において第一給油溝121aと第二給油溝121b内に保持したオイル107がほとんど滞留することなく効率よく掻き出されることがわかった。
さらに、溝深さIに対する溝幅Hの比率が小さすぎる場合には、第一給油溝121aと第二給油溝121b内部の冷媒ガスとオイル107の混合流れは溝内に大きな循環流を形成するだけであり複数の小さな渦が形成されないため、第一給油溝121aと第二給油溝121bのオイル107が上手く掻き出されない傾向にある。
溝深さIに対する溝幅Hの比率が大きすぎる場合には、冷媒ガスの漏れ流れが第一給油溝121aと第二給油溝121b内部に渦を形成しないため、第一給油溝121aと第二給油溝121bの底部のオイル107が掻き出されない傾向にある。
つまり、第一給油溝121aと第二給油溝121bの断面形状の溝幅Hと溝深さIとの比率には適正範囲があり、本シミュレーションの結果からすると、溝深さIに対する溝幅Hの比率は2から6倍程度が適正範囲であると考えられる。
以下、図7から図9を用いて、上記シミュレーション結果を裏付けるために行った確認実験の結果について説明する。
図7には、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和に対する成績係数の特性図を示す。成績係数(C.O.P)とは印加入力に対する冷凍能力の比であり、一般的に効率を指し示す指標として用いられる。なお、縦軸は圧縮機の成績係数であり、横軸はピストン119に凹設した第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和である。
図示している従来例の特性(破線)は、ピストン119に凹設している第一給油溝121aの空間容積と、第二給油溝121bの空間容積を同等とした仕様の結果であり、実施の形態の特性(実線)は、第一給油溝121aの空間容積に比べて第二給油溝121bの空間容積を8倍とした仕様の結果である。なお、第一給油溝121aと第二給油溝121bの溝深さIに対する溝幅Hは、従来例および実施の形態共に4倍としている。
実験条件は、上述したシミュレーション条件と同じであり、冷蔵庫で運転される温度条件に近い蒸発温度−30℃、凝縮温度40℃、圧縮機の運転周波数は27r/secとし、冷媒はR600aとしている。
図7に示すように、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスの空間容積が約9mmであるのに対し、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和がおよそ5mm〜15mmの場合において、従来例も実施の形態も共に高い成績係数が得られることが確認できた。更に、従来例と比較すると実施の形態の場合には更に高い成績整数が得られることが確認できた。
以下に、上記実験結果について考察する。
第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和がおよそ15mmを越えると、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスの空間容積に比べ、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和が大き過ぎるため、クリアランスに供給するオイル107の量は十分確保されるものの、第一給油溝121aと第二給油溝121bからオイル107が掻き出された後に圧縮室117からピストン119とシリンダー116間に漏れ出した冷媒ガスが第一給油溝121aと第二給油溝121bに流れ込んで生じる再膨張損失が大きくなり、圧縮効率が低下するため成績係数が低下すると考えられる。
一方、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和がおよそ5mm以下になると成績係数が低下すると共に成績係数のばらつきが増大する。これは、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和が極端に小さくなったことで、オイルシールをつかさどるオイル107がピストン119とシリンダー116間に十分供給できなくなり、オイルシール性が低下するためであると推測する。
つまり、本実施の形態に示すように第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和は、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスの空間容積の0.5から2.0倍程度確保することにより最も冷媒ガスの漏れを抑えることができ圧縮機の効率を高めることが出来ると考えられる。
更に、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積を同等とした従来例と比較し、第二給油溝121bの空間容積が第一給油溝121aの空間容積の8倍である実施の形態において成績係数が更に高まるのは、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の比率、第一給油溝121aから第二給油溝121bまでの距離Fと第二給油溝121bから下端面119bまでの距離Gの比率と同程度にすることにより、第一給油溝121aから掻き出されたオイル107が、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスの空間容積のうち距離F相当を過不足なくオイルシールし、第二給油溝121bから掻き出されたオイル107が、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスの空間容積のうち距離G相当を過不足なくオイルシールするためと考えられる。
更に、圧縮室117側であるピストンの上端面119a側に設けた第一給油溝121aの空間容積が、第二給油溝121bの空間容積よりも小さくなることにより、第一給油溝121aからオイル107が掻き出された後に冷媒ガスが流れ込むことによる再膨張損失を小さく抑えることが出来るため、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積が同等である場合と比較して、圧縮機の効率を更に高めることが出来ると考えられる。
以上をまとめると、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和はピストン119とシリンダー116間のクリアランスの空間容積の0.5から2.0倍程度
が好ましく、かつ第一給油溝121aの空間容積に比べ第二給油溝121bの空間容積が大きく、また、第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の比率、第一給油溝121aから第二給油溝121bまでの距離Fと、第二給油溝121bから下端面119bまでの距離Gとの比率と同程度にすることが成績係数の向上に対して最も効果が大きい。
次に、図8を用いて第一給油溝121aと第二給油溝121bの溝深さIに対する溝幅Hの比率と特性との関係について説明する。
図8において、縦軸は圧縮機の成績係数であり、横軸は第一給油溝121aと第二給油溝121bの断面形状の溝深さIに対する溝幅Hの比率を示している。
ピストン119に凹設する第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和は、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスの空間容積約9mmとし、第一給油溝121aの空間容積を1mm、第二給油溝121bの空間容積を8mmとした。
なお、圧縮機の運転条件は冷蔵庫での使用条件を想定し、蒸発温度を−30℃、凝縮温度を40℃とし、冷媒にはR600aを用いた。
この結果、第一給油溝121aと第二給油溝121bの断面形状をなす矩形状の溝深さIに対する溝幅Hの比率は、シミュレーション結果に基づいた考察の傾向と一致しており、特に溝深さIに対する溝幅Hの比率が2〜6の範囲において最も成績係数が高まることが確認できる。
ここで、溝深さIに対する溝幅Hの比率が2以下になると、溝幅Hと比較して溝深さIが比較的大きい矩形状の断面形状となり、第一給油溝121aと第二給油溝121bの内部では大きい循環渦が支配的となり、オイルを十分掻き出すことが出来ずオイルシール性を高めることが出来ないと考えられる。
一方、溝深さIに対する溝幅Hの比率が6より大きくなると、溝幅Hに対して溝深さIが小さすぎ、第一給油溝121aと第二給油溝121bの内部に渦が形成されることなく冷媒ガスの漏れ流れが溝内に若干拡散する程度となる。その結果、第一給油溝121aと第二給油溝121bを形成した部分では、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスが擬似的に広がった影響が大きくなり、冷媒ガスの漏れ量を抑えることが出来ないと考えられる。
つまり、第一給油溝121aと第二給油溝121bの矩形状の断面形状の溝深さIに対する溝幅Hの比率が2〜6の範囲であることにより、第一給油溝121aと第二給油溝121bの内部での冷媒ガスとオイル107との混合作用が最も促進され、第一給油溝121aと第二給油溝121bからオイル107を掻き出しピストン119とシリンダー116間のクリアランスへのオイル107の供給性を高め、オイルシール性を最も向上することが出来る。
一方、第一給油溝121aと第二給油溝121bの加工コスト面からすると、溝幅Hが狭すぎる場合には、加工自体が困難となるため、一般的かつ安価な切削加工ではなくワイヤーカットなど高価な加工が必要となる。そのため、第一給油溝121aと第二給油溝121bの溝幅Hは50μm以上が好ましい。
本実施の形態では小さい方の溝である第一給油溝121aの溝幅Hを100μmとし
ているため、一般的な切削加工にて給油溝の加工が行えることから、加工が容易であると共に溝形状のばらつきを小さく抑えることができ、安価に効率の高い圧縮機を提供することが出来る。
次に、図9を用いて、圧縮機の運転周波数を変化させた場合の成績係数の特性について説明する。
図9において、縦軸は圧縮機の成績係数であり、横軸はピストン119が駆動される運転周波数を示している。図示している従来の特性(破線)は、ピストン119に給油溝121を凹設していない仕様での結果であり、実施の形態の特性(実線)は、以下に示す給油溝121の仕様での結果である。
ピストン119に凹設する第一給油溝121aと第二給油溝121bの空間容積の総和は、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスの空間容積は約9mmとし、第一給油溝121aの空間容積を1mm、第二給油溝121bの空間容積を8mmとした。また、第一給油溝121aと第二給油溝121bの溝深さIに対する溝幅Hは4倍とし、第一給油溝121aの溝幅Hは100μm、溝深さIは25μm、第二給油溝121bの溝幅Hは400μm、溝深さIは100μmとしている。
なお、圧縮機の運転条件は冷蔵庫での使用条件を想定し、蒸発温度を−30℃、凝縮温度を40℃とし、冷媒にはR600aを用いた。
本結果から明らかなように、冷蔵庫等の冷却システムにおいて消費電力量の低減効果の高い35r/sec未満の低い運転周波数においては、従来の圧縮機と比べて成績係数が大幅に改善され、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスのシール性が格段に良化し、冷媒ガスの漏れ量を低減できることがわかった。
一般に、35r/sec未満といった低速回転域では、冷凍能力が小さく、冷凍能力に対してピストン119とシリンダー116間からの漏れ損失の割合が大きくなるため、圧縮機の効率が低下する。しかしながら本実施の形態においては、安定したオイルシール効果によりピストン119とシリンダー116の漏れ量を低減できるため、低速回転域においても体積効率低下に伴う圧縮機の極端な効率低下を防止でき、冷却システムの消費電力量を大きく低減することができる。
次に、冷媒にR600aを使用した場合の特性について説明する。
冷媒にR600aを使用する場合において、R134aを使用する場合と同程度の冷凍能力を得るためには、両冷媒の物性値の違いからR600aを使用する圧縮機の気筒容積はR134aを使用する場合の約2倍程度の大きさが必要となる。通常、気筒容積を大きくするためには、ピストン119の外径やストロークを大きくする。
ここで、一般に、ピストン119の外径を大きくすると、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスの空間容積が増え、圧縮室117からの冷媒ガスの漏れ量が増大する。
しかしながら、本実施の形態における圧縮機では、ピストン119に形成した第一給油溝121aと第二給油溝121bの作用によって、ピストン119とシリンダー116間のオイルシール性が安定して向上する。このため、冷媒にR600aを使用し、ピストン119の外径が大きくなる場合には、第一給油溝121aと第二給油溝121bが無い場合と比べて、圧縮室117からの冷媒ガスの漏れ量を低減できる効果度合いが大きく、R
600aを冷媒に使用する圧縮機において特に効果が大きいと言える。
以上の効果をまとめると、本実施の形態によれば、ピストン119とシリンダー116間のシール性の向上により冷媒ガスの漏れ損失を低減することができ、特に、冷媒にR600aを使用した圧縮機の低回転域での効率向上に大きく寄与することができるといえる。
なお、本実施の形態では給油溝121として矩形状の断面形状を有する溝を2本設けたが、断面形状を略三角形とすることにより切削加工に用いる刃先の加工をより安価に行うことができる。
但しこの場合には、冷媒ガスの漏れ流れにより給油溝121内に小さな渦が形成され給油溝121内のオイルがピストン119とシリンダー116間に掻き出される作用は同様であるが、給油溝121の底に保持されたオイル107が掻き出されずに滞留する傾向にある。そのため、給油溝121の断面形状が略三角形の場合には、給油溝121の空間容積の総和は、ピストン119とシリンダー116間のクリアランスの空間容積よりも若干大きいことが望ましい。
なお、本実施の形態においては給油溝を2つ形成したものを例示したが、給油溝は複数あってもよく、その何れかが本願請求の範囲を満たしていれば同様の効果が得られることは言うまでも無い。
以上のように、本発明にかかる圧縮機は、ピストン外周の保油性を良化することでシール性を高め、効率の高い圧縮機を提供することができるので、家庭用冷蔵庫のみならず、自販機やショーケースといった他の冷凍サイクル等の用途にも適用できる。また、同様のピストン構成であるリニアコンプレッサー等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における圧縮機の縦断面図 同実施の形態におけるピストン周りの要部断面図 同実施の形態におけるピストンの拡大図 同実施の形態における給油溝近傍の要部断面図 同実施の形態における給油溝内の冷媒ガスの流れの模式図 同実施の形態における給油溝内のオイル分布の模式図 同実施の形態における給油溝の総和容積に対する成績係数の特性図 同実施の形態における給油溝の縦横比に対する成績係数の特性図 同実施の形態における運転周波数に対する成績係数の特性図 従来の圧縮機の縦断面図 図10の矢印Aにおける矢視図 従来の圧縮機のピストン周りの要部断面図
107 オイル
108a 給油手段
115 ブロック
116 シリンダー
119 ピストン
119b 下端面
121 給油溝
121a 第一給油溝
121b 第二給油溝

Claims (7)

  1. シリンダーを形成するブロックと、前記シリンダー内で往復運動するピストンと、前記ピストンの外周にオイルを供給する給油手段を備え、前記ピストンの外周に、環状の第一の給油溝と、前記第一の給油溝よりピストン下端面側に位置する環状の第二の給油溝をそれぞれ凹設し、さらに、前記第二の給油溝の溝幅を、前記第一の給油溝の溝幅よりも大きくすることにより、該第二の給油溝の空間容積を、前記第一の給油溝の空間容積よりも大きく形成した圧縮機。
  2. 給油溝の空間容積の総和を、ピストンとシリンダー間のクリアランスの空間容積の0.5から2.0倍とした請求項1に記載の圧縮機。
  3. 給油溝は矩形状の断面形状をなした請求項1に記載の圧縮機。
  4. 給油溝の溝幅を溝深さに対して2〜6倍とした請求項3に記載の圧縮機。
  5. 給油溝の溝幅が50μm以上である請求項1から4のいずれか一項に記載の圧縮機。
  6. ピストンが35r/sec未満の回転数を含む複数の運転周波数で駆動される請求項1から5のいずれか一項に記載の圧縮機。
  7. 圧縮される冷媒はR600aである請求項1から6のいずれか一項に記載の圧縮機。
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