JP4914889B2 - 皮膚化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、紫外線による皮膚の黒化を抑制する美白効果に優れた、安全性の高い皮膚化粧料に関する。
皮膚に紫外線が曝露されると、皮膚が種々の影響を受ける。即ち、紫外線曝露により皮膚内で発生する活性酸素、過酸化脂質等は、炎症を引き起こし、皮膚組織に大きなダメージを与える。そのダメージは、皮膚の潤いやつや、きめ等を失わせ、更にその影響が真皮にまで及ぶとシワ等が形成され、光加齢の原因となる。また、紫外線により発生する活性酸素やその影響により皮膚の細胞から放出される種々の因子は、メラノサイトにおけるチロシナーゼ活性を亢進させる。皮膚の色調に関与するメラニンは、メラノサイトでチロシンがチロシナーゼによって酸化されることにより産生される。そのため、紫外線によりチロシナーゼが活性化されると、メラニンが過剰に産生されて表皮細胞に受け渡される結果、皮膚の色調が変化し、黒化すると考えられている。
従って、美白効果を示すためには、メラニン生成を抑制することが肝要である。従来、皮膚の黒化やしみ、そばかすを防ぎ、本来の白い肌を保つために、コウジ酸、アルブチン、ハイドロキノンモノベンジルエーテル、過酸化水素等を配合した美白化粧料が提案されている。また、紫外線による炎症を抑制するために、ビタミンC等を配合した化粧料が提案されている。
アルブチン、コウジ酸、ハイドロキノンモノベンジルエーテル等を配合した化粧料は、若干色黒の肌を淡色化する効果はあるが、望むレベルには達していない。また、紫外線による炎症抑制効果はなく、皮膚の安全性上に問題がある場合がある。ビタミンC等を配合した化粧料では美白効果及び抗炎症効果を有するが、効果の程度及び安定性の面で改善すべき余地があった。この様に、炎症抑制効果、美白効果に優れ、且つ皮膚安全性が高く、十分な保存安定性を有する美白化粧料を得ることは困難を極めている。
一方、ビフェノール構造を有するマグノロールやホオノキオールなどがチロシナーゼ活性を阻害することが知られている(特許文献1)。しかし、これらビフェノール化合物は、部分構造として不飽和結合を持つことから、安全性、安定性に問題点があった。既に、本発明者らは、下記一般式(2)で示されるビフェノール化合物がメラニン生成抑制効果を有することを見出している(特許文献2、非特許文献1)。しかし該ビフェノール化合物は、溶解性に乏しくまた結晶性が高いために、医薬品・医薬部外品・化粧品に配合するのに際し、製剤的な使用範囲に制限があった。また、該ビフェノール化合物は、高い極性を持つことから、皮膚内部への浸透性が悪いなどの問題もあった。
式中、Rは、水素原子又は炭素数1から8の直鎖もしくは分岐鎖状の飽和炭化水素基である。
特開平4−82814号公報 特許第2719300号明細書 横田朋宏、佐々木稔著、「マグノリグナンのチロシナーゼ成熟阻害作用とその美白効果」、フレグランスジャーナル、第34巻第2号、80〜83頁、2006年
斯かる状況下、本発明の目的は、安全性、安定性に優れ、各種製剤への適用範囲が広く、メラニン生成抑制効果の高いメラニン生成抑制剤を開発し、紫外線による皮膚の黒化を抑制する美白効果に優れた安全性の高い皮膚化粧料を提供することにある。
本発明者らは、このような状況に鑑み、従来技術の難点を改良せんとして鋭意研究を重ねた結果、特定のビフェノール化合物をアシル化したアシル化ビフェノール化合物が優れたメラニン生成抑制効果と安全性を有し、メラニン生成抑制剤として非常に優れた特性を備えていること、また該アシル化ビフェノール化合物が油状物質であり、各種製剤への配合特性が著しく改善することを見い出した。一般的にビフェノール化合物をアシル化した場合、アシル基の炭素鎖が長いものは油状物質となることが知られているが、本願アシル化ビフェノール化合物のように、短い炭素鎖で油状物質となる例は、極めて稀である。
上記の様に、本発明者らは、特定構造を有するアシル化ビフェノール化合物がメラニン生成抑制剤として優れた性質を有することを見い出し、優れた美白効果を有する安定性及び安全性の高い皮膚化粧料を提供するに至った。即ち本願第1の発明は、下記一般式(1):
式中、
、Rは、水素原子又は炭素原子数2〜10のアシル基であり、好ましくは水素原子又は炭素原子数2〜8のアシル基であるが、但し、R、Rが同時に水素原子であることはなく、また、
、Rは、水素原子又は炭素原子数1〜8の直鎖もしくは分岐鎖状の飽和炭化水素基であり、好ましくは水素原子又は炭素原子数1〜5の直鎖もしくは分岐鎖状の飽和炭化水素基であり、より好ましくはプロピル基である、
で表されるアシル化ビフェノール化合物を有効成分とするメラニン生成抑制剤にある。
また、本願第2の発明は、上記メラニン生成抑制剤を配合することを特徴とする皮膚化粧料にある。本発明に係る上記目的は、上記特定構造を有するアシル化ビフェノール化合物を有効成分とするメラニン生成抑制剤、並びに該アシル化ビフェノール化合物を有効成分として配合した皮膚化粧料により達成される。
本発明に係る特定構造のアシル化ビフェノール化合物を有効成分とするメラニン生成抑制剤は、本来の目的であるメラニン色素の生成抑制効果に優れるだけでなく、皮膚刺激が無い等、安全性にも優れている。また、該アシル化ビフェノール化合物は油状物質であり、安定性に優れ、各種の製剤への適用が容易であると同時に、経皮吸収性にも優れている。そのため該アシル化ビフェノール化合物を配合した皮膚化粧料は、優れた美白効果を発揮し、安全性にも優れ、幅広い剤型で提供されることが可能である。
製造例1のモノアセチル体のH−NMRチャートである。 製造例1のジアセチル体のH−NMRチャートである。 製造例2のジプロピオニル体のH−NMRチャートである。 製造例3のモノオクタノイル体のH−NMRチャートである。 製造例1〜3で得た各アシル体、比較例1で用いたプロピルビフェノール、及び代表的な溶媒のIOB値から作成した有機概念図であり、○はプロピルビフェノール、△はモノアセチル体、□はジアセチル体、×はジプロピオニル体、*はモノオクタノイル体、そして●は表2に挙げた代表的な溶媒のIO値をそれぞれ示す。 製造例1のモノアセチル体のメラニン生成抑制曲線である。 製造例1のジアセチル体のメラニン生成抑制曲線である。
以下、本発明の実施形態について詳述する。本発明に用いられる一般式(1)で表されるアシル化ビフェノール化合物は、公知の化学合成手段を用いて容易に合成することが可能である。例えば試薬として入手可能な4−プロピルフェノールを、J.C.Pewらの方法(Journal of Organic Chemistry、第28巻、1048頁、1963年)により二量体化した後、ピリジン存在下、無水脂肪酸もしくは酸クロライドと反応させることにより製造することができる。また、その精製方法としてはカラムクロマトグラフィー法や蒸留法を用いることができる。
本発明のアシル化ビフェノール化合物を有効成分とするメラニン生成抑制剤を皮膚化粧料に配合することができる。配合量は、皮膚化粧料の総量を基準として、アシル化ビフェノール化合物0.001〜10.0質量%(以下、単に%と記する)が好ましく、0.01〜5.0%がより好ましい。この下限未満の配合量では、本発明の目的とする効果が十分でなく、一方、上限を超えてもその増加分に見合った効果の向上がなく好ましくない。特に本発明に用いられるアシル化ビフェノール化合物は、エタノールや多価アルコール等の水溶性有機溶媒への溶解度が高くなるため、本発明の皮膚化粧料は、化粧水等の水性化粧料であってもよい。水性化粧料の場合の配合量は、化粧料の総量を基準にして、アシル化ビフェノール化合物0.01〜8.0%が好ましく、0.1〜5.0%が更に好ましい。また、水溶性有機溶媒は、化粧料の総量を基準にして、1〜40%が好ましく、5〜20%が更に好ましい。尚、ここで水溶性有機溶媒とは、水と相溶性を有する溶媒であり、具体的に低級アルコールや多価アルコールが挙げられる。水溶性有機溶媒として好ましくは、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノールから選択される低級アルコールの1種以上、及び/又はエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコールから選択される多価アルコールの1種以上、さらに好ましくはIOB値が1〜7の範囲、好ましくは2〜5の範囲の有機溶媒である(IOB値については後述)。
本発明の皮膚化粧料にはアシル化ビフェノール化合物を有効成分とするメラニン生成抑制剤に加えて、従来公知の各種メラニン生成抑制剤、美白剤、抗酸化剤等を配合することが可能である。また、本願アシル化ビフェノール化合物に係るアシル化前のビフェノール化合物を併用しても、本願発明の効果を損なわない範囲であれば、何ら問題はない。
本発明の皮膚化粧料は、一般に皮膚に塗布する形の化粧料の他、入浴剤として用いてもよい。剤型としては、一般に用いられる、水溶液、W/O型又はO/W型エマルション、適当な賦形剤等を用いて顆粒剤その他の粉末、錠剤等とすることが考えられ、具体的にはクリーム、乳液、化粧水、パック、ジェル、スティック、シート、パップ等が挙げられる。この皮膚化粧料は、例えば、乳液等の場合、油相及び水相をそれぞれ加熱溶解し、乳化分散して冷却する通常の方法により製造することができる。
尚、本発明の皮膚化粧料は、化粧品業界で慣用の化粧料基材を適宜配合し、上記のような所望の剤型とすることができる。化粧料基材の配合量は、化粧料の総重量を基準にして、90〜99.999%が好ましく、95〜99.99%がより好ましい。そのような化粧料基材としては、水、上記で述べた水溶性有機溶媒の他、油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、シリコーン油、タール系色素、酸化鉄等の着色顔料、パラベン等の防腐剤、脂肪酸セッケン、セチル硫酸ナトリウム等の陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤、テトラアルキルアンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、ベタイン型、スルホベタイン型、スルホアミノ酸型、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム等の両イオン性界面活性剤、レシチン、リゾフォスファチジルコリン等の天然系界面活性剤、ゼラチン、カゼイン、デンプン、アラビアガム、カラヤガム、グアガム、ローカストビーンガム、トラガカントガム、クインスシード、ペクチン、カラギーナン、アルギン酸ソーダ等の天然高分子、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース等の半合成高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル及びポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンオキシド系ポリマー等の合成高分子、キサンテンガム等の増粘剤、酸化チタン等の顔料、ジブチルヒドロキシトルエン等の抗酸化剤等が挙げられ、これらを、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜配合することができる。
以下、実施例、製造例及び比較例に基づいて本発明を詳細に説明する。尚、本発明はこれらに限定されるものではない。
製造例1
化粧品原料として使用されている2,2'−ジヒドロキシ−5,5'−ジ−n−プロピル−ビフェニル(以下、「プロピルビフェノール」と略称する。)5.0gに無水テトラヒドロフランを加え氷冷下で撹拌した。さらにピリジン1.0ml、塩化アセチル6.0gを順次加え、4時間後、定法に従い後処理を行い、粗生成物を5.2g得た。
得られた生成物を関東化学社製シリカゲル60N(100−210μm)を用いたシリカゲルクロマトグラフィー[移動相:酢酸エチル/n−ヘキサン(1:5)]により分画し、モノアセチル体3.0gとジアセチル体1.9gを、それぞれ淡黄色の油状物として得た。
得られたプロピルビフェノールのモノアセチル体およびジアセチル体は、H−NMR(400MHz、CDCl)により確認した(図1、図2)。得られたNMRのシグナルを以下に示す。
(モノアセチル体)
[δ(ppm);0.94(m,6H)、1.63(m,4H)、1.99(s,3H)、2.51(t,J=7.5Hz,2H)、2.59(t,J=7.5Hz,2H)、5.29(s,1H)、6.85(d,J=8.1Hz,1H)、6.93(s,1H)、7.02(s,1H)、7.05(d,7.7Hz,1H)、7.19(m,2H)]
(ジアセチル体)
[δ(ppm);0.94(t,J=7.5Hz,6H)、1.65(q,J=7.5Hz,4H)、1.99(s,6H)、2.59(t,J=7.2Hz,4H)、7.03(d,J=8.3Hz,2H)、7.10(s,2H)、7.17(d,J=8.3Hz,2H)]
製造例2
製造例1に従い、同様にプロピルビフェノール2.2gに無水テトラヒドロフランを加え氷冷下で撹拌した。さらにピリジン0.5ml、プロピオン酸クロライド約3.5mlを順次加え、4時間後、定法に従い後処理を行い、粗生成物を2.2g得た。
得られた粗生成物を、関東化学社製シリカゲル60N(100−210μm)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー[移動相:酢酸エチル/n−ヘキサン(1:4)]により分画し、ジプロピオニル体1.47gを無色の油状物質として得た。
得られたプロピルビフェノールのジプロピオニル体は、H−NMR(400MHz, CDCl)により確認した(図3)。得られたNMRのシグナルを以下に示す。
(ジプロピオニル体)
[δ(ppm);0.93(t,J=7.2Hz,6H)、0.98(t,J=7.6Hz,6H)、1.64(q,J=7.2Hz,4H)、2.28(q,J=7.2Hz,4H)、2.59(t,J=7.2Hz,4H)、7.02(d,J=8.4Hz,2H)、7.08(s,2H)、7.16(dd,J=2.0,8.0Hz,2H)]
製造例3
製造例1に従い、同様にプロピルビフェノール1.0gに無水テトラヒドロフランを加え氷冷下で撹拌した。さらにピリジン0.5ml、オクタン酸クロライド約2.5mlを順次加え、4時間後、定法に従い後処理を行い、粗生成物を1.5g得た。
得られた粗生成物を、関東化学社製シリカゲル60N(100−210μm)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー[移動相:酢酸エチル/n−ヘキサン(1:10)]により分画し、モノオクタノイル体1.25gを淡黄色の油状物質として得た。
得られたプロピルビフェノールのモノオクタノイル体は、H−NMR(400MHz,CDCl)により確認した(図4)。得られたNMRのシグナルを以下に示す。
(モノオクタノイル体)
[δ(ppm);0.85−0.97(m,9H)、1.14−1.26(m,8H)、1.41(q,J=7.2Hz,2H)、1.58−1.69(m,4H)、2.27(t,J=7.2Hz,2H)、2.49−2.63(m,4H)、6.87−6.91(m,2H)、7.02−7.07(m,2H)、7.23−7.25(m,2H)]
実施例1(溶解度試験法)
製造例1〜3で得た各アシル体の水および有機溶媒への溶解度を調査する為、以下の試験を実施した。各サンプルをそれぞれ0.1g秤量し、水または有機溶媒を1ml正確に加えた。試験管ミキサー(VORTEX)により撹拌した後、室温下に静置し、状態を目視で観察した。完全に溶解したものを○、半分程度溶解したものを△、ほとんど溶解しなかったものを×で評価した。尚、比較例1として、各製造例の出発物質である、プロピルビフェノールを併せて評価した。結果を表1に示す。
上記の結果、比較例1と比べて、製造例1〜3で得られたアシル体は、それぞれ高極性溶媒のメタノール、低極性溶媒のヘキサンに対してそれぞれ溶解性の向上が観察された。
IOB(inorganic-organic balance)値は、有機化合物の親水性を表す数値であり、数値が大きいほど、親水性が高くなる。計算方法としては、「有機概念図−基礎と応用」(甲田善生著 (1984)三共出版)などに記載された有機性・無機性表に基づき、有機性値(OV)、無機性値(IV)を計算し、IOB値=無機性値/有機性値として算出することができる。製造例1〜3で得た各アシル体と、比較例1で用いたプロピルビフェノール、及び代表的な溶媒のOV、IV及びIOB値を表2に示す。
有機概念図上で、一般に原点から化合物のIO値を通る同比率線を引くとき、この線上で、しかもその化合物に近い所にあるか、又は同一線上になくても、この比率線と方向が近接した比率線上にあって、近い位置を占めている溶剤がこの化合物を最も良く溶かす溶媒であることが知られている。表2に示した製造例1〜3で得た各アシル体、比較例1で用いたプロピルビフェノール、及び代表的な溶媒のIO値から、有機概念図を作成した(図5)。
比較例1のプロピルビフェノールは、メタノール、n−ヘキサンに対する溶解性が低いものであった。本願化合物のアシル体は、IOB値が比較例1よりも低く、概念図上は有機溶媒への溶解性が高まり、メタノールへの溶解性が低下するものと思われたが、溶解度試験結果に示されるようにn−ヘキサンへの溶解性が高まるばかりか、メタノールに対しても優れた溶解性が得られた。
製造例1で得たプロピルビフェノールのモノアセチル体及びジアセチル体を試料として、下記のメラニン生成抑制試験を行った。
実施例2、3、比較例2、3(メラニン生成抑制試験)
B16メラノーマ細胞を10vol%牛胎児血清含有MEM培地で104個/well
にて12穴プレートに播き、24時間前培養した。前培養後、培地を、テオフィリンを2mmol/L添加した上記培地に試料化合物を所定濃度添加した培地と交換し、72時間培養を行った。細胞を10vol%トリクロロ酢酸、続いてエタノール/ジエチルエーテル(1:1 vol/vol)で処理した。さらに10vol%ジメチルスルホキシドを含有する1mol/L水酸化ナトリウム水溶液に溶解し、OD475を測定し、その値をメラニン量の指標とした。その後、溶解液をCoomasie Plus Protein Assay Reagent Kit(PIERCE社製)を用いて総タンパク質量を定量し、タンパク質量当たりのメラニン量を計算した。試料化合物を添加しない場合をコントロールとして、コントロールに対するメラニン生成抑制率(%)を求めた。試験結果を表3に示す。
表3から明らかなように、本発明に係るアシル化ビフェノール化合物は、濃度依存的に顕著なメラニン生成抑制効果を示した。
また、メラニン生成抑制試験の結果から、本発明に係る製造例1のプロピルビフェノールのモノアセチル体及びジアセチル体のメラニン生成抑制曲線を作成した(図6、図7)。この抑制曲線から、メラニン生成を50%抑制すると推測される濃度値、IC50値を求めた。製造例1のモノアセチル体のIC50値は7.0(μg/ml)、ジアセチル体のIC50値は6.5(μg/ml)であった。
さらに、上記のメラニン生成抑制試験を、各製造例の出発物質である、プロピルビフェノール(比較例2)及びアルブチン(比較例3)を試料として行い、同様の方法でIC50値を求めた。IC50値はそれぞれ、4.0(μg/ml)、20(μg/ml)であった。
実施例4、比較例4(紫外線色素沈着抑制試験)
本発明のアシル化ビフェノール化合物の紫外線色素沈着抑制効果を、有色モルモットを用いた下記の紫外線色素沈着抑制試験により評価した。試験動物は、試験開始時6週齢のA−1系モルモット1群8匹を用いた。
1.紫外線照射及び色素沈着評価方法
背部皮膚を除毛し、4cm(2×2cm)の試験部位を設定し、UVB領域紫外線を照射した。1回の照射量は最少紅斑量の約1.5倍とし、試験第1、第4及び第7日目に照射を行った。色素沈着は、皮膚明度(L値)と皮膚明度低下(ΔL値)を指標として評価した。皮膚明度は色彩色差計CR−300(ミノルタ社製)を用いて測定した。
2.試料と実験方法
プロピレングリコール/エタノール/水(20:63:17)を基剤として、製造例1で得たプロピルビフェノールのモノアセチル体を0.5%配合した試料(実施例4)を調製した。この試料0.1mlを、初回紫外線照射後から1日1回、2週間連続塗布した。対照として基剤のみの試料(比較例4)を同様に塗布した。紫外線照射前と照射2週間後に皮膚明度を測定し、試料の塗布によるモルモットの紫外線色素沈着への効果を評価した。
評価結果を表4に示す。本試験系では、L値が大きいほど、またΔL値の絶対値が小さいほど、紫外線色素沈着を抑制したことを示す。本試験の結果から、本発明に係るメラニン生成抑制剤である製造例1のプロピルビフェノールのモノアセチル体が、紫外線による色素沈着を抑制する効果を有することが明らかとなった。
(美白実用試験方法)
夏期の太陽光に3時間(1日1.5時間で2日間)曝された被試験者20名の前腕屈側部皮膚を対象として、左前腕屈側部皮膚には太陽光に曝された日より試料を、右前腕屈側部皮膚には太陽光に曝された日よりベースを朝夕1回ずつ13週連続塗布した。尚、評価はベース塗布部より試料塗布部において美白効果が確認された被験者の人数で示した。
実施例5、比較例5(スキンローション)
表5の原料組成において、(B)成分として表6に記載の有効成分を配合して、スキンローションを調製し、前記美白実用試験を実施した。
・調製法
B成分をC成分中に、均一に溶解した後、A成分とC成分を均一に混合攪拌、分散し次いで容器に充填した。
・特性
美白実用試験を実施した結果を表6に記載した。表6に示す如く、本発明の皮膚化粧料である実施例5は明らかに良好な結果を示した。尚、皮膚刺激反応又は皮膚感作反応を示した被験者は生じなかった。
実施例6、比較例6(スキンクリーム)
表7の原料組成において、(B)成分として表8に記載の有効成分を配合して、スキンクリームを調製し、前記美白実用試験を実施した。
・調製法
A成分とB成分を混合したものとを、それぞれ均一に加熱溶解して温度を80℃にする。次いで、これにC成分を注入乳化した後、攪拌しながら30℃まで冷却した。
・特性
美白実用試験を実施した結果を表8記載した。表8に示す如く、本発明の皮膚化粧料である実施例5は明らかに良好な結果を示した。尚、皮膚刺激反応又は皮膚感作反応を示した被験者は生じなかった。
実施例7、比較例7(スキンローション)
表5の原料組成において、(B)成分として表9に記載の有効成分を配合して、実施例4と同様にスキンローションを調製し、前記美白実用試験を実施した。
・特性
美白実用試験を実施した結果を表9に記載した。表9に示す如く、本発明の皮膚化粧料である実施例7は明らかに良好な結果を示した。尚、皮膚刺激反応又は皮膚感作反応を示した被験者は生じなかった。
実施例8、比較例8(スキンクリーム)
表7の原料組成において、(B)成分として表10に記載の有効成分を配合して、実施例6と同様にスキンクリームを調製し、前記美白実用試験を実施した。
・特性
美白実用試験を実施した結果を表10に記載した。表10に示す如く、本発明の皮膚化粧料である実施例8は明らかに良好な結果を示した。尚、皮膚刺激反応又は皮膚感作反応を示した被験者は生じなかった。
実施例9、比較例9(スキンクリーム)
表7の原料組成において、(B)成分として表11に記載の有効成分を配合して、実施例6と同様にスキンクリームを調製し、前記美白実用試験を実施した。
・特性
美白実用試験を実施した結果を表11に記載した。表11に示す如く、本発明の皮膚化粧料である実施例9は明らかに良好な結果を示した。尚、皮膚刺激反応又は皮膚感作反応を示した被験者は生じなかった。
以上記載の如く、本発明のメラニン生成抑制剤は、メラニン色素の産生抑制効果に優れ、皮膚刺激が無く、油状物質であり安定性、経皮吸収性にも優れている。本発明により、優れた美白効果を有する、安全性の高い、各種剤型の皮膚化粧料を提供することが可能である。

Claims (6)

  1. 下記一般式(1):
    式中、
    、R は、水素原子又は炭素原子数2〜10のアシル基であるが、但し、R 、R が同時に水素原子であることはなく;また、
    、R は、水素原子又は炭素原子数1〜8の直鎖もしくは分岐鎖状の飽和炭化水素基である、
    で表されるアシル化ビフェノール化合物を有効成分とするメラニン生成抑制剤を0.01〜8質量%と、
    エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノールから選択される低級アルコールの1種以上、及び/又はエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、イソプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールから選択される多価アルコールの1種以上である水溶性有機溶媒を1〜40質量%と、
    を含有することを特徴とする水性化粧料。
  2. 一般式(1)中、
    、R が、水素原子又は炭素原子数2〜8のアシル基であるが、但し、R 、R が、同時に水素原子であることはなく;また、
    、R は、水素原子又は炭素原子数1〜5の直鎖もしくは分岐鎖状の飽和炭化水素基である、
    アシル化ビフェノール化合物を有効成分とする、請求項1に記載の水性化粧料。
  3. 一般式(1)中、
    、R が、水素原子又は炭素原子数2〜8のアシル基であるが、但し、R 、R が、同時に水素原子であることはなく;また、
    、R は、プロピル基である、
    アシル化ビフェノール化合物を有効成分とする、請求項1に記載の水性化粧料。
  4. ラニン生成抑制剤を0.1〜5質量%と
    溶性有機溶媒を5〜20質量%と、
    を含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の水性化粧料。
  5. 水溶性有機溶媒のIOB値が1〜7である、請求項1〜3のいずれかに記載の水性化粧料。
  6. 水溶性有機溶媒のIOB値が2〜5である、請求項1〜3のいずれかに記載の水性化粧料。
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