JP4914805B2 - 電磁波シールドフィルムの製造装置、電磁波シールドフィルムの製造方法及びパターン生成方法 - Google Patents

電磁波シールドフィルムの製造装置、電磁波シールドフィルムの製造方法及びパターン生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマディスプレイ等の表示装置に設置され、該表示装置から発生する電磁波をシールドする電磁波シールドパターンが形成された電磁波シールドフィルムの製造装置、電磁波シールドフィルムの製造方法及びモアレの発生を抑止することができるパターン生成方法に関する。
近年、各種の電気設備や電子応用設備の利用の増加に伴い、電磁波障害(Electro−Magnetic Interference:EMI)が急増している。EMIは、電子、電気機器の誤動作、障害の原因になるほか、これらの装置のオペレーターにも健康障害を与えることが指摘されている。このため、電子・電気機器では、電磁波放出の強さを規格又は規制内に抑えることが要求されている。
上記EMIの対策には電磁波をシールドする必要があるが、それには金属の電磁波を貫通させない性質を利用すればよい。
優れた透光性と高い電磁波遮断性を備えたプラズマディスプレイパネル(PDP)用電磁波シールドフィルムとしては、金属メッシュをフィルム上に形成したものを使用する方法が一般に用いられる。しかし、このようなフィルムをPDPに使用した場合には、PDPの画素パターンとの干渉によりモアレが発生する場合がある。
例えば、従来より使用されている繊維メッシュは導電性確保のために線幅を太くしており、モアレが発生しやすい状態にある(例えば特許文献1参照)。モアレ低減のためにはメッシュパターンを細線化することが有効であり、例えば特許文献2には、銅箔エッチングメッシュで10μm程度の細線が得られることが示されている。
また上記以外に、金属メッシュが形成されたフィルムとして、特許文献3〜5には、金属微粒子を触媒としてこれを印刷して、印刷された金属微粒子上に導電性金属を沈積させる無電解メッキ法が開示されている。また、特許文献6及び7には、銀塩拡散転写法によるメッシュ状パターン形成方法が提案されている。
一方、ハロゲン化銀を現像して得られる導電性金属銀で導電性メッシュを形成する方法、あるいはハロゲン化銀を現像して得られるメッシュ状の現像銀に金属銅をめっきして導電性メッシュを形成する方法も提案されている(例えば特許文献8参照)。
モアレを抑止するパターンを求める方法としては、例えば特許文献9が知られている。この特許文献9は、デジタル複写機に利用されるものであるが、原稿画像の周波数ベクトルとAMスクリーンの周波数ベクトルとの和及び差(モアレ周波数)を求め、求まったモアレ周波数が110線未満の場合に、モアレが発生しているものとして警告を行い、ユーザからの変更要求に基づいてAMスクリーンをグリーンノイズハーフトーンに切り替えるというものである。
特開平5−327274号公報 特開2003−46293号公報 特開平11−170420号公報 特開2004−68119号公報 特開2004−68120号公報 国際公開第04/7810号パンフレット 特開2004−172041号公報 特開2004−221564号公報 特開2007−129558号公報
上述のように、デジタル複写機に対応したモアレ発生の検知については特許文献9に記載があるが、電磁波シールドフィルムを構成する電磁波シールドパターン、特に、前記表示装置の画素配列パターンとの干渉で生じるモアレ発生を抑止するパターンを選定して電磁波シールドフィルムを製造する手法について考慮されていないのが現状である。
また、電磁波シールドパターンを選定する場合、電磁波シールドフィルムの特性、例えば、表面抵抗率や透明性も考慮しなければならず、単にモアレが発生しないパターンを選定すればよいという簡単なものではない。
本発明は、かかる事情に鑑みなされたものであり、モアレの発生を抑止でき、しかも、電磁波シールドフィルムの特性、特に、表面抵抗率の増大や透明性の劣化をも回避することができる電磁波シールドパターンを自動的に選定し、設置される表示装置に適合した電磁波シールドフィルムを製造することができる電磁波シールドフィルムの製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、モアレの発生を抑止することができるパターン生成方法を提供することにある。
第1の本発明に係る電磁波シールドフィルムの製造装置は、表示装置に設置され、前記表示装置から発生する電磁波をシールドする電磁波シールドパターンが形成された電磁波シールドフィルムの製造装置において、前記表示装置の画素配列パターンとの干渉に伴うモアレを抑止する電磁波シールドパターンデータを選定するパターン選定処理部を有し、前記パターン選定処理部は、前記画素配列パターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと前記電磁波シールドパターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求める比較部と、前記比較部にて得られた前記相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別する判別部と、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていないと判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを変形して前記比較部に入力し、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていると判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを、選定された電磁波シールドパターンデータとして記憶部に記憶するパターンデータ処理部とを有し、前記選定された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造することを特徴とする。
そして、第1の本発明において、前記パターン選定処理部は、さらに、前記表示装置の画素配列パターンデータを入力する第1入力部と、前記電磁波シールドパターンデータを入力する第2入力部と、前記電磁波シールドパターンデータの回転角度、ピッチ、パターン幅のいずれか1つ以上を変化させるパターン変形部と、入力された前記画素配列パターンデータの第1二次元フーリエスペクトルを演算する第1演算部と、入力された前記電磁波シールドパターンデータ又は前記パターン変形部からの前記電磁波シールドパターンデータの第2二次元フーリエスペクトルを演算する第2演算部とを有し、前記比較部は、得られた前記第1二次元フーリエスペクトルと前記第2二次元フーリエスペクトルとを比較して、前記第1二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと前記第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求め、前記判別部は、前記比較部にて得られた前記相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別し、前記パターンデータ処理部は、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていないと判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを前記パターン変形部に入力し、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていると判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを、選定された電磁波シールドパターンデータとして記憶部に記憶するようにしてもよい。
この場合、前記所定の空間周波数は8cm-1であることが好ましい。これにより、モアレ周波数が高周波となり、人間の視覚特性から、人間の目では視認されなくなる。
また、第1の本発明において、製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲が登録された情報テーブルと、前記記憶部に記憶された複数の前記電磁波シールドパターンデータのうち、前記情報テーブルに登録された前記製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲を満足する1以上の電磁波シールドパターンデータを選択する第1パターン選択部とを有し、前記第1パターン選択部にて選択された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造するようにしてもよい。この場合、使用者による操作指示を入力する操作部と、前記パターン選択部にて選択された1以上の電磁波シールドパターンデータのうち、前記操作部からの操作入力に対応した電磁波シールドパターンデータを選択する第2パターン選択部とを有し、前記第2パターン選択部にて選択された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造するようにしてもよい。
次に、第2の本発明に係る電磁波シールドフィルムの製造方法は、表示装置に設置され、前記表示装置から発生する電磁波をシールドする電磁波シールドパターンが形成された電磁波シールドフィルムの製造方法において、前記表示装置の画素配列パターンとの干渉に伴うモアレを抑止する電磁波シールドパターンデータを選定するパターン選定処理ステップと、前記選定された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造する製造ステップとを有し、前記パターン選定処理ステップは、前記画素配列パターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと前記電磁波シールドパターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求める比較ステップと、前記比較部にて得られた前記相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別する判別ステップと、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていないと判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを変形して前記比較ステップに入力し、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていると判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを、選定された電磁波シールドパターンデータとして記憶部に記憶するパターンデータ処理ステップとを有することを特徴とする。
そして、第2の本発明において、前記パターン選定処理ステップは、さらに、前記表示装置の画素配列パターンデータを入力する第1入力ステップと、前記電磁波シールドパターンデータを入力する第2入力ステップと、前記電磁波シールドパターンデータの回転角度、ピッチ、パターン幅のいずれか1つ以上を変化させるパターン変形ステップと、入力された前記画素配列パターンデータの第1二次元フーリエスペクトルを演算する第1演算ステップと、入力された前記電磁波シールドパターンデータ又は前記パターン変形部からの前記電磁波シールドパターンデータの第2二次元フーリエスペクトルを演算する第2演算ステップとを有し、前記比較ステップは、得られた前記第1二次元フーリエスペクトルと前記第2二次元フーリエスペクトルとを比較して、前記第1二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと前記第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求め、前記判別ステップは、前記比較部にて得られた前記相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別し、前記パターンデータ処理ステップは、前記判別ステップにて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていないと判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを前記パターン変形ステップに入力し、前記判別ステップにて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていると判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを、選定された電磁波シールドパターンデータとして記憶部に記憶するようにしてもよい。
そして、第2の本発明において、前記所定の空間周波数は8cm-1であることが好ましい。
また、第2の本発明において、製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲が登録された情報テーブルを使用し、前記記憶部に記憶された複数の前記電磁波シールドパターンデータのうち、前記情報テーブルに登録された前記製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲を満足する1以上の電磁波シールドパターンデータを選択するパターン選択ステップを有し、前記パターン選択ステップにて選択された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造するようにしてもよい。
この場合、使用者による操作指示を入力する操作部を使用し、前記パターン選択ステップにて選択された1以上の電磁波シールドパターンデータのうち、前記操作部からの操作入力に対応した電磁波シールドパターンデータを選択する第2パターン選択ステップを有し、前記第2パターン選択ステップにて選択された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造するようにしてもよい。
次に、第3の本発明に係るパターン生成方法は、第1のパターンとの干渉に伴うモアレを抑止する第2のパターンを選定するパターン選定処理ステップと、前記選定された前記第2のパターンデータに基づいてパターンを生成するステップとを有し、前記パターン選定処理ステップは、前記第1のパターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと前記第2のパターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求める比較ステップと、前記比較部にて得られた前記相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別する判別ステップと、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていないと判別された場合に、前記第2のパターンデータを変形して前記比較ステップに入力し、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていると判別された場合に、前記第2のパターンデータを、選定された第2のパターンデータとして記憶部に記憶するパターン処理ステップとを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係る電磁波シールドフィルムの製造装置、製造方法によれば、モアレの発生を抑止でき、しかも、電磁波シールドフィルムの特性、特に、表面抵抗率の増大や透明性の劣化をも回避することができる電磁波シールドパターンを自動的に選定し、設置される表示装置に適合した電磁波シールドフィルムを製造することができる。
また、本発明に係るパターン生成方法によれば、モアレの発生を抑止することができる。
以下、本発明に係る電磁波シールドフィルムの製造装置、電磁波シールドフィルムの製造方法及びパターン生成方法の実施の形態例を図1〜図17を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る電磁波シールドフィルムの製造装置(以下、単に製造装置10と記す)は、プラズマディスプレイ等の表示装置に設置され、該表示装置から発生する電磁波をシールドする電磁波シールドパターンが形成された電磁波シールドフィルムを製造するのに好適なものである。
電磁波シールドフィルム12は、図1及び図2に示すように、透明支持体14と、該透明支持体14上に形成されたメッシュ状の導電性金属薄膜、すなわち、電磁波シールドパターン16とを有する。なお、電磁波シールドフィルム12を構成するメッシュ状の導電性金属薄膜の電磁波シールドパターン16と、後述する製造装置10にてデータ処理される電磁波シールドパターンとを区別するために、製造装置10にてデータ処理される電磁波シールドパターンを電磁波シールドパターンデータと記す。
本実施の形態に係る製造装置10は、図3に示すように、表示装置の画素配列パターンとの干渉に伴うモアレを抑止する電磁波シールドパターンデータを選定するパターン選定処理装置20と、選定された電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルム12を製造する製造ライン21とを有する。
先ず、パターン選定処理装置20は、図3に示すように、キーボードやマウス(座標入力装置)等の入力装置22と、第1入力部24と、第2入力部26と、パターン変形部28と、第1演算部30と、第2演算部32と、比較部34と、判別部36と、パターンデータ処理部38と、第1パターン選択部40と、第2パターン選択部42と、モニタ44とを有する。なお、これら各部は、図示しないコンピュータによって制御される。
第1入力部24は、第1メモリ46を有し、製造された表示装置や製造過程にある表示装置の画素配列パターンデータが登録された第1データベース48から、例えば入力装置22への操作入力に基づいて、今回対象となる表示装置の画素配列パターンデータを読み出して第1メモリ46に記憶する。
第2入力部26は、第2メモリ50を有し、予め設計された複数の電磁波シールドパターンデータが登録された第2データベース52から、例えば入力装置22への操作入力に基づいて、1つの電磁波シールドパターンデータを読み出して第2メモリ50に記憶する。
パターン変形部28は、回転角変更部54、ピッチ変更部56、パターン幅変更部58を有する。回転角変更部54は、第2メモリ50に記憶された電磁波シールドパターンデータを角度θ=1°(図2参照)だけ一方向(例えば時計方向)に回転させて新たな電磁波シールドパターンデータとし、第2メモリ50に記憶する。すなわち、変更前の電磁波シールドパターンデータを変更後の電磁波シールドパターンデータに書き換える(上書きする)。ピッチ変更部56は、図2に示すように、第2メモリ50に記憶された電磁波シールドパターンデータのピッチP(図2参照)を0.1μmだけ狭くあるいは広げて新たな電磁波シールドパターンデータとし、第2メモリ50に上書きする。パターン幅変更部58は、入力された電磁波シールドパターンデータのパターン幅W(図2参照)を0.1μmだけ狭くあるいは広げて新たな電磁波シールドパターンデータとし、第2メモリ50に上書きする。
パターン変形の手順としては、回転角変更部54だけでのパターン変形、ピッチ変更部56だけでのパターン変形、パターン幅変更部58だけでのパターン変形、回転角変更部54及びピッチ変更部56を組み合わせてのパターン変形、回転角変更部54及びパターン幅変更部58を組み合わせてのパターン変形、ピッチ変更部56及びパターン幅変更部58を組み合わせてのパターン変形、回転角変更部54、ピッチ変更部56及びパターン幅変更部58を組み合わせてのパターン変形がある。
第1演算部30は、第3メモリ60を有し、第1入力部24によって第1メモリ46に読み出された画素配列パターンデータをフーリエ変換し、画素配列パターンの二次元フーリエスペクトル(第1二次元フーリエスペクトル)を求める。このデータは第3メモリに記憶される。
例えば画素配列パターンとして、図4に示すように、垂直線が列方向に多数配列され、且つ、水平線が行方向に多数配列された格子状のパターンを想定した場合の二次元フーリエスペクトルは図5に示すような強度特性となる。なお、図4中の数字は線幅と線間距離の比を示している。また、図5において、黒い部分は強度が高く、スペクトルピークを示している。
第2演算部32は、第4メモリ62を有し、第2メモリ50に記憶されている電磁波シールドパターンデータのデータをフーリエ変換し、電磁波シールドパターンデータの二次元フーリエスペクトル(第2二次元フーリエスペクトル)を求める。このデータは第4メモリ62に記憶される。
例えば電磁波シールドパターンとして、図6に示すように、線幅:線間距離=2:43のメッシュパターンを想定した場合の二次元フーリエスペクトルは、図7に示すような強度特性になる。なお、図7において、黒い部分は強度が高く、スペクトルピークを示している。
比較部34は、第3メモリ60に記憶された第1二次元フーリエスペクトルと、第4メモリ62に記憶された第2二次元フーリエスペクトルとを比較して、第1二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求める。第1二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと第2二次元フーリエスペクトルピークは各々複数存在する。複数同士の比較であるため、その相対距離の値も複数求められる。例えば、第1二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークが100個、第2二次元フーリエスペクトルピークが100個あった場合は、求められる相対距離の個数は100×100=10000個である。求められる相対距離の個数が多く、計算処理に時間がかかる場合は、予め第1二次元フーリエスペクトルピーク及び第2二次元フーリエスペクトルピークにおいて、それぞれピーク強度が強いもののみを選定しておいてもよい。その場合は、選定されたピーク同士の相対距離のみを求めることになる。
一例として、例えば図5に示す画素配列パターンの二次元フーリエスペクトル(第1二次元フーリエスペクトル)と図7に示す電磁波シールドパターンの二次元フーリエスペクトル(第2二次元フーリエスペクトル)とを重ね合わせた強度特性を図8に示す。この図8において、スペクトルピークの強度が強く、且つ、モアレとして認識される相対距離が8.0cm-1以下となるスペクトルピーク対を拡大図に抽出している。この図8中の拡大図において、第1二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークP1の位置は45.6cm-1であり、第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークP2の位置は47.0cm-1である。従って、各スペクトルピークの相対距離は、|47.0−45.6|=1.4cm-1となる。
判別部36は、比較部34にて得られた相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別する。ここで、空間周波数と人間の視覚特性に基づくコントラスト感度をグラフ化すると図9のようになる。図9から空間周波数がfaより高いとコントラスト感度が落ち、空間周波数がfaより低いとコントラストは高くなっている。このことから、人間の目は空間周波数が高周波になるほどコントラストを知覚しにくくなり、モアレを視認されなくなることがわかる。
そこで、所定の空間周波数として、モアレを視認することができない臨界の空間周波数を候補として挙げ、この臨界の空間周波数として例えば8cm-1を設定した。従って、判別部36では、比較部34にて得られた相対距離が8cm-1を超えているかどうかを判別する。この8cm-1の数値は、表示装置の画素配列パターンのパターン形状によって変わるため、製造段階で、モアレが発生する臨界の空間周波数を調べ、例えば第1データベース48に、対応する画素配列パターンのデータと共に登録しておいてもよい。この場合、第1入力部24は、第1データベース48から画素配列パターンデータを読み出す際に、対応する臨界の空間周波数の数値も読み出すようにし、この読み出した臨界の空間周波数の値を判別部36に供給するようにしてもよい。判別部36では、比較部34にて得られた相対距離が、供給された臨界の空間周波数を超えているかどうかを判別することになる。
パターンデータ処理部38は、判別部36にて相対距離が所定の空間周波数(臨界の空間周波数)を超えていないと判別された場合に、第2メモリ50に記憶されている電磁波シールドパターンデータをパターン変形部28に入力する。これにより、パターン変形部28でのデータ処理、第2演算部32でのデータ処理、比較部34でのデータ処理、判別部36でのデータ処理が繰り返されることになる。
また、パターンデータ処理部38は、判別部36にて相対距離が所定の空間周波数(臨界の空間周波数)を超えていると判別された場合に、第2メモリ50に記憶されている電磁波シールドパターンデータを記録媒体64(光ディスク、ハードディスク等)に記憶する。従って、記録媒体64には、複数の電磁波シールドパターンデータが記憶される場合もある。
第1パターン選択部40は、製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲が登録された情報テーブル66を有し、記録媒体64に記憶された複数の電磁波シールドパターンデータのうち、情報テーブル66に登録された製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲を満足する1以上の電磁波シールドパターンデータを選択して記録媒体64の特定の記憶領域に記憶する。ここで、製造可能なピッチの範囲とは、製造ライン21でメッシュパターンとして形成できる最短のピッチから最長のピッチの範囲である。また、製造可能なパターン幅の範囲とは、製造ライン21でメッシュパターンとして形成でき、電磁波シールドフィルムとして良好に使用できる表面抵抗率を満足し、且つ、透明性を満足する範囲を示す。
第2パターン選択部42は、第1パターン選択部40にて選択された1以上の電磁波シールドパターンデータのうち、入力装置22からの操作入力に対応した1つの電磁波シールドパターンデータを選択して記録媒体64の特定の記憶領域に記憶する。具体的には、第2パターン選択部42は、記録媒体64に記憶された1以上の電磁波シールドパターンデータをモニタ44に逐次表示あるいはサムネイル方式で表示する表示制御部68を有し、使用者は、モニタ44に表示される電磁波シールドパターンを見ながら1つの電磁波シールドパターンを選択し、その表示座標あるいは識別番号を入力装置22を使って操作入力する。第2パターン選択部42は、記録媒体64に記憶された1以上の電磁波シールドパターンデータのうち、操作入力された表示座標あるいは識別番号に対応する1つの電磁波シールドパターンデータを読み出して記録媒体64の特定の記憶領域に記憶する。
ここで、製造装置10の処理動作について図10のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、ステップS1において、第1入力部24は、使用者による入力装置22への操作入力に基づいて、第1データベース48から今回対象となる表示装置の画素配列パターンデータを読み出して第1メモリ46に記憶する。
その後、ステップS2において、第2入力部26は、使用者による入力装置22への操作入力に基づいて、第2データベース52から1つの電磁波シールドパターンデータを読み出して第2メモリ50に記憶する。
その後、ステップS3において、第1演算部30は、第1メモリ46に記憶されている画素配列パターンデータをフーリエ変換し、画素配列パターンの二次元フーリエスペクトル(第1二次元フーリエスペクトル)を求め、第3メモリ60に記憶する。
その後、ステップS4において、第2演算部32は、第2メモリ50に記憶されている電磁波シールドパターンデータをフーリエ変換し、電磁波シールドパターンデータの二次元フーリエスペクトル(第2二次元フーリエスペクトル)を求め、第4メモリ62に記憶する。
その後、ステップS5において、比較部34は、第3メモリ60に記憶された第1二次元フーリエスペクトルと、第4メモリ62に記憶された第2二次元フーリエスペクトルとを比較して、第1二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークP1iと第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークP2jの相対距離(図8参照)を求める。ここでi、jは0以上の整数で、第1、第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークをナンバリングしている。
その後、ステップS6において、判別部36は、比較部34にて得られた相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別する。具体的には、比較部34にて得られた相対距離が8cm-1を超えているかどうかを判別する。求められる相対距離の個数が多すぎる場合は、第1、第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークのうち、ピーク強度の弱いものに関しては予め判別の対象からはずしてもよい。ピーク強度の弱い第1、第2二次元フーリエススペクトルの組み合わせで発生するモアレはそもそもその強度が弱いからである。
相対距離が所定の空間周波数(臨界の空間周波数)を超えていないと判別された場合は、次のステップS7に進み、パターンデータ処理部38での第1の処理に入る。すなわち、第2メモリ50に記憶されている電磁波シールドパターンデータをパターン変形部28に入力する。パターン変形部28は、上述したように、入力された電磁波シールドパターンデータの回転角度、ピッチ、パターン幅のいずれか1つ以上を変化させて新たな電磁波シールドパターンデータとし、第2メモリ50に上書きする。
その後、ステップS4以降の処理に戻り、第2メモリ50に記憶されている新たな電磁波シールドパターンデータの二次元フーリエスペクトル(第2二次元フーリエスペクトル)を求め、さらに、第1二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークP1と第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークP2の相対距離を求め、得られた相対距離が所定の空間周波数(臨界の空間周波数)を超えるかどうかを判別する。
そして、ステップS6において、相対距離が所定の空間周波数を超えていると判別された場合は、ステップS8に進み、パターンデータ処理部38での第2の処理に入る。すなわち、第2メモリ50に記憶されている電磁波シールドパターンデータを記録媒体64(光ディスク、ハードディスク等)に記憶する。
その後、ステップ9において、処理終了を示す要求があるか否かが判別される。この判別は、予め設定されたパターン変形部28での処理手順が全て終了したかどうか、あるいは選定処理の終了要求があるかどうかで行われる。
処理終了の要求がなければ、ステップS7以降の処理に進み、パターン変形部28での処理、第2演算部32での処理、比較部34での処理、判別部36での処理が繰り返される。この繰り返し処理は、処理終了の要求があるまで行われ、ステップS8を処理するたびに、相対距離が8cm-1を超える様々な電磁波シールドパターンを有するデータが記録媒体64に記憶されていく。
その後、ステップS10において、第1パターン選択部40は、記録媒体64に記憶された複数の電磁波シールドパターンデータのうち、情報テーブル66に登録された製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲を満足する1以上の電磁波シールドパターンデータを選択して記録媒体64に記憶する。
その後、ステップS11において、第2パターン選択部42は、第1パターン選択部40にて選択された1以上の電磁波シールドパターンデータのうち、入力装置22からの操作入力に対応した1つの電磁波シールドパターンデータを選択して記録媒体64の特定の記憶領域に記憶する。
このステップS11での処理が終了した段階で、1つの電磁波シールドパターンデータが選定されることになる。
そして、製造ライン21においては、選定された電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルム12を製造する。
ここで、人間の視覚特性を勘案した上で、モアレの発生の強度が、パターン変形によってどのように変化するかを図4、図6、図11〜図13を参照しながら説明する。モアレ発生の強度は、目視による官能評価で点数をつけることも可能だが、第1、第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークのピーク対のピーク強度同士の掛け算とピーク間の相対距離とに関係している。ピーク強度の掛け算値が大きいほどモアレ発生の程度が強い。ピーク間の相対距離は人間の視感度が強い領域にあるほどモアレ発生の程度が強い。
画素配列パターンは、上述したように(図4参照)、垂直線が列方向に多数配列され、且つ、水平線が行方向に多数配列された格子状のパターンを有し、図4中の数字は線幅と線間距離の比を示している。
初期の電磁波シールドパターンは、図6に示すように、線幅:線間距離=2:43のメッシュパターンを有する。
そして、回転角変更部54において初期の電磁波シールドパターンを回転角度θを1°ずつ変化させながらモアレの発生の強度を求めると、図11に示すように、回転角度θを時計方向に増加させるにつれてコントラスト感度が徐々に低下し、回転角度θaからθbにかけてはモアレの発生の強度が0の部分(相対距離>8cm-1である部分)が存在し、回転角度θbよりもさらに時計方向に回転させていくと、モアレの発生の強度が徐々に増加するという特性を有する。従って、電磁波シールドパターンとして選定する場合、初期の電磁波シールドパターンから回転角度θa〜θbだけ時計方向に回転させた複数の電磁波シールドパターンデータが記録媒体64に記憶されることになる。
同様に、パターン幅変更部58において初期の電磁波シールドパターンのパターン幅を0.1μmずつ変化させながらモアレの発生の強度を求める。パターンのピッチと回転角度を固定した場合、図12に示すように、あるパターン幅Pfを境にモアレの発生の強度が徐々に増加するという特性を有する。従って、電磁波シールドパターンとして選定する場合、初期の電磁波シールドパターンデータのほか、該初期の電磁波シールドパターンデータからパターン幅をPfまで広げた電磁波シールドパターンデータまでの複数の電磁波シールドパターンデータが記録媒体64に記憶されることになる。
同様に、ピッチ変更部56において初期の電磁波シールドパターンのピッチを0.1μmずつ変化させながらモアレの発生の強度を求める。パターンのパターン幅と回転角度を固定した場合、図13に示すように、ピッチを広げるにつれてモアレの発生の強度が徐々に低下し、ピッチWaからWbにかけてはモアレの発生の強度が0の部分(相対距離>8cm-1である部分)が存在し、ピッチWbよりもさらにパターン幅を広げていくと、モアレの発生の強度が徐々に増加するという特性を有する。従って、電磁波シールドパターンデータとして選定する場合、初期の電磁波シールドパターンデータに対してピッチをWa〜Wbだけ広げた複数の電磁波シールドパターンデータが記録媒体64に記憶されることになる。
このように、相対距離が8cm-1を超える様々な電磁波シールドパターンデータが記録媒体64に記憶されていくことから、先ず、第1パターン選択部40にて製造可能なパターンが選択され、続いて、第2パターン選択部42にて使用者による最終的な判断に基づいて1つの電磁波シールドパターンデータが選択されることになる。
もちろん、選定処理を開始してから、最初に相対距離が8cm-1を超える電磁波シールドパターンデータが出現した段階で、選定処理を終了し、この選定された電磁波シールドパターンデータを採用するようにしてもよい。
次に、上述にようにして選定された電磁波シールドパターンに基づいて電磁波シールドフィルムを製造する製造ライン21での製造方法について図14〜図17を参照しながら説明する。
先ず、1つの製造方法としては、透明支持体14上に電磁波シールドパターン16を形成する方法としては、透明支持体14上に設けられた銀塩感光層を露光し、現像、定着することによって形成された金属銀部と、該金属銀部に担持された金属層にて電磁波シールドパターン16を構成するようにしてもよい。
具体的には、図14Aに示すように、ハロゲン化銀70(例えば臭化銀粒子、塩臭化銀粒子や沃臭化銀粒子)をゼラチン72に混ぜてなる銀塩感光層74を透明支持体14上に塗布する。なお、図14A〜図14Cでは、ハロゲン化銀70を「粒々」として表記してあるが、あくまでも本発明の理解を助けるために誇張して示したものであって、大きさや濃度等を示したものではない。
その後、図14Bに示すように、銀塩感光層74に対して選定された電磁波シールドパターンの形成に必要な露光を行う。ハロゲン化銀70は、光エネルギーを受けると感光して「潜像」と称される肉眼では観察できない微小な銀核を生成する。
その後、潜像を肉眼で観察できる可視化された画像に増幅するために、図14Cに示すように、現像処理を行う。具体的には、潜像が形成された銀塩感光層74を現像液(アルカリ性溶液と酸性溶液のどちらもあるが通常はアルカリ性溶液が多い)にて現像処理する。この現像処理とは、ハロゲン化銀70ないし現像液から供給された銀イオンが現像液中の現像主薬と呼ばれる還元剤により潜像銀核を触媒核として金属銀に還元されて、その結果として潜像銀核が増幅されて可視化された銀画像(現像銀76)を形成する。
現像処理を終えたあとに銀塩感光層74中には光に感光できるハロゲン化銀70が残存するのでこれを除去するために図14Dに示すように定着処理液(酸性溶液とアルカリ性溶液のどちらもあるが通常は酸性溶液が多い)により定着を行う。
この定着処理を行うことによって、露光された部位には金属銀部78が形成され、露光されていない部位にはゼラチン72のみが残存し、光透過部となる。すなわち、透明支持体14上に金属銀部78による電磁波シールドパターン16が形成されることになる。
ハロゲン化銀70として臭化銀を用い、チオ硫酸塩で定着処理した場合の定着処理の反応式は以下のようである。
AgBr(固体)+2個のS23イオン → Ag(S232
(易水溶性錯体)
すなわち、2個のチオ硫酸イオンS23とゼラチン72中の銀イオン(AgBrからの銀イオン)が、チオ硫酸銀錯体を生成する。チオ硫酸銀錯体は水溶性が高いのでゼラチン72中から溶出されることになる。その結果、現像銀76が金属銀部78として定着されて残ることになる。
従って、現像工程は、潜像に対し還元剤を反応させて現像銀76を析出させる工程であり、定着工程は、現像銀76にならなかったハロゲン化銀70を水に溶出させる工程である。詳細は、T.H.James, The Theory of the Photographic Process, 4th ed., Macmillian Publishing Co.,Inc, NY,Chapter15, pp.438−442. 1977を参照されたい。
なお、現像処理は多くの場合アルカリ性溶液で行われることから、現像処理工程から定着処理工程に入る際に、現像処理にて付着したアルカリ溶液が定着処理溶液(多くの場合は酸性溶液である)に持ち込まれるため、定着処理液の活性が変わるといった問題がある。また、現像処理槽を出た後、膜に残留した現像液により意図しない現像反応が更に進行する懸念もある。そこで、現像処理後で、定着処理工程に入る前に、酢酸(酢)溶液等の停止液で銀塩感光層74を中和もしくは酸性化することが好ましい。
なお、図14Eに示すように、例えばめっき処理(無電解めっきや電気めっきを単独ないし組み合わせる)を行って、金属銀部78の表面のみに金属層80を担持させることによって、透明支持体14上に金属銀部78と、該金属銀部78に担持された金属層80にて電磁波シールドパターン16を形成するようにしてもよい。
ここで、上述した銀塩感光層74を用いた方法(銀塩写真技術)と、フォトレジストを用いた方法(レジスト技術)との違いを説明する。
レジスト技術では、露光処理により光重合開始剤が光を吸収して反応が始まりフォトレジスト膜(樹脂)自体が重合反応して現像液に対する溶解性の増大又は減少させ、現像処理により露光部分又は未露光部分の樹脂を除去する。なおレジスト技術で現像液とよばれる液は還元剤を含まず、未反応の樹脂成分を溶解する例えばアルカリ性溶液である。一方、上述の銀塩写真技術の露光処理では上記に記載したように、光を受けた部位のハロゲン化銀70内において発生した光電子と銀イオンからいわゆる「潜像」と呼ばれる微小な銀核が形成され、その潜像銀核が現像処理(この場合の現像液は必ず現像主薬と呼ばれる還元剤を含む)により増幅されて可視化された銀画像になる。このように、レジスト技術と銀塩写真技術とでは、露光処理から現像処理での反応が全く異なる。
レジスト技術の現像処理では露光部分又は未露光部分の重合反応しなかった樹脂部分が除去される。一方、銀塩写真技術の現像処理では、潜像を触媒核にして現像液に含まれる現像主薬と呼ばれる還元剤により還元反応がおこり、目に見える大きさまで現像銀76が成長するものであって、未露光部分のゼラチン72の除去は行われない。このように、レジスト技術と銀塩写真技術とでは、現像処理での反応も全く異なる。
なお、未露光部分のゼラチン72に含まれるハロゲン化銀70は、その後の定着処理によって溶出されるものであって、ゼラチン72自体の除去は行われない(図14D参照)。
このように、銀塩写真技術では反応(感光)主体がハロゲン化銀であるのに対し、レジスト技術では光重合開始剤である。また、現像処理では、銀塩写真技術ではバインダ(ゼラチン72)は残存するが(図14D参照)、レジスト技術ではバインダがなくなる。このような点で、銀塩写真技術とフォトレジスト技術は大きく相違する。
そして、銀塩感光層74に対する露光にて使用されるマスクは、選定された電磁波シールドパターンデータに対応したマスクパターンを有するようにしてもよい。
あるいは、銀塩感光層74に対するデジタル書込み露光によって、銀塩感光層74に、選定された電磁波シールドパターンデータに対応した電磁波シールドパターン16を露光するようにしてもよい。
その他の製造方法としては、図15Aに示すように、例えば透明支持体14上に形成された銅箔82上のフォトレジスト膜84を露光、現像処理して、選定された電磁波シールドパターンデータに対応したレジストパターン86を形成し、図15Bに示すように、レジストパターン86から露出する銅箔82をエッチングすることによって、電磁波シールドパターン16を形成するようにしてもよい。この場合、フォトレジスト膜84に対する露光にて使用されるマスクは、選定された電磁波シールドパターンデータに対応したマスクパターンを有するようにしてもよい。
あるいは、フォトレジスト膜84に対するデジタル書込み露光によって、フォトレジスト膜84に、選定された電磁波シールドパターンデータに対応した電磁波シールドパターン16を露光するようにしてもよい。
また、図16Aに示すように、透明支持体14上に金属微粒子を含むペースト88を印刷し、図16Bに示すように、ペースト88に金属めっき90を行うことによって、選定された電磁波シールドパターンデータに対応した電磁波シールドパターン16を形成するようにしてもよい。
あるいは、図17に示すように、透明支持体14に、選定された電磁波シールドパターンデータに対応した電磁波シールドパターン16をスクリーン印刷版又はグラビア印刷版によって印刷形成するようにしてもよい。
このように、本実施の形態に係る電磁波シールドフィルム12の製造装置10及び製造方法においては、モアレの発生を抑止でき、しかも、電磁波シールドフィルム12の特性、特に、表面抵抗率の増大や透明性の劣化をも回避することができる電磁波シールドパターン16を自動的に選定し、設置される表示装置に適合した電磁波シールドフィルムを製造することができる。
なお、本発明に係る電磁波シールドフィルムの製造装置、電磁波シールドフィルムの製造方法及びパターン生成方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る製造装置及び製造方法にて製造される電磁波シールドフィルムの一例を一部省略して示す断面図である。 本実施の形態に係る製造装置及び製造方法にて製造される電磁波シールドフィルムの一例を一部省略して示す平面図である。 本実施の形態に係る製造装置の構成、特に、パターン選定処理部の構成を示すブロック図である。 電磁波シールドフィルムが設置される表示装置の画素配列パターンの一例を一部省略して示す平面図である。 図4に示す画素配列パターンの二次元フーリエスペクトルの強度特性を示す図である。 電磁波シールドパターンの一例を一部省略して示す平面図である。 電磁波シールドパターンの二次元フーリエスペクトルの強度特性を示す図である。 画素配列パターンと電磁波シールドパターンの各二次元フーリエスペクトルの比較を示す説明図である。 空間周波数に対するコントラスト感度の変化を示す特性図である。 本実施の形態に係る製造装置の構成、特に、パターン選定処理部の処理動作を示すフローチャートである。 電磁波シールドパターンの回転角度に対するモアレの発生の強度の変化を示す特性図である。 電磁波シールドパターンのピッチに対するモアレの発生の強度の変化を示す特性図である。 電磁波シールドパターンのパターン幅に対するモアレの発生の強度の変化を示す特性図である。 図14A〜図14Eは電磁波シールドフィルムの製造方法の一例を示す工程図である。 図15A及び図15Bは電磁波シールドフィルムの製造方法の他の例を示す工程図である。 図16A及び図16Bは電磁波シールドフィルムの製造方法のさらに他の例を示す工程図である。 電磁波シールドフィルムの製造方法のさらに他の例を示す工程図である。
符号の説明
10…製造装置 12…電磁波シールドフィルム
14…透明支持体 16…電磁波シールドパターン
20…パターン選定処理部 22…入力装置
24…第1入力部 26…第2入力部
28…パターン変形部 30…第1演算部
32…第2演算部 34…比較部
36…判別部 38…パターンデータ処理部
40…第1パターン選択部 42…第2パターン選択部
44…モニタ

Claims (11)

  1. 表示装置に設置され、前記表示装置から発生する電磁波をシールドする電磁波シールドパターンが形成された電磁波シールドフィルムの製造装置において、
    前記表示装置の画素配列パターンとの干渉に伴うモアレを抑止する電磁波シールドパターンデータを選定するパターン選定処理部を有し、
    前記パターン選定処理部は、
    前記画素配列パターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと前記電磁波シールドパターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求める比較部と、
    前記比較部にて得られた前記相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別する判別部と、
    前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていないと判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを変形して前記比較部に入力し、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていると判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを、選定された電磁波シールドパターンデータとして記憶部に記憶するパターンデータ処理部とを有し、
    前記選定された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造することを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造装置。
  2. 請求項1記載の電磁波シールドフィルムの製造装置において、
    前記パターン選定処理部は、さらに、
    前記表示装置の画素配列パターンデータを入力する第1入力部と、
    前記電磁波シールドパターンデータを入力する第2入力部と、
    前記電磁波シールドパターンデータの回転角度、ピッチ、パターン幅のいずれか1つ以上を変化させるパターン変形部と、
    入力された前記画素配列パターンデータの第1二次元フーリエスペクトルを演算する第1演算部と、
    入力された前記電磁波シールドパターンデータ又は前記パターン変形部からの前記電磁波シールドパターンデータの第2二次元フーリエスペクトルを演算する第2演算部とを有し、
    前記比較部は、得られた前記第1二次元フーリエスペクトルと前記第2二次元フーリエスペクトルとを比較して、前記第1二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと前記第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求め、
    前記判別部は、前記比較部にて得られた前記相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別し、
    前記パターンデータ処理部は、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていないと判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを前記パターン変形部に入力し、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていると判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを、選定された電磁波シールドパターンデータとして記憶部に記憶することを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造装置。
  3. 請求項1又は2記載の電磁波シールドフィルムの製造装置において、
    前記所定の空間周波数は8cm-1であることを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルムの製造装置において、
    製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲が登録された情報テーブルと、
    前記記憶部に記憶された複数の前記電磁波シールドパターンデータのうち、前記情報テーブルに登録された前記製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲を満足する1以上の電磁波シールドパターンデータを選択する第1パターン選択部とを有し、
    前記第1パターン選択部にて選択された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造することを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造装置。
  5. 請求項4記載の電磁波シールドフィルムの製造装置において、
    使用者による操作指示を入力する操作部と、
    前記パターン選択部にて選択された1以上の電磁波シールドパターンデータのうち、前記操作部からの操作入力に対応した電磁波シールドパターンデータを選択する第2パターン選択部とを有し、
    前記第2パターン選択部にて選択された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造することを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造装置。
  6. 表示装置に設置され、前記表示装置から発生する電磁波をシールドする電磁波シールドパターンが形成された電磁波シールドフィルムの製造方法において、
    前記表示装置の画素配列パターンとの干渉に伴うモアレを抑止する電磁波シールドパターンデータを選定するパターン選定処理ステップと、
    前記選定された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造する製造ステップとを有し、
    前記パターン選定処理ステップは、
    前記画素配列パターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと前記電磁波シールドパターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求める比較ステップと、
    前記比較部にて得られた前記相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別する判別ステップと、
    前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていないと判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを変形して前記比較ステップに入力し、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていると判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを、選定された電磁波シールドパターンデータとして記憶部に記憶するパターンデータ処理ステップとを有することを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造方法。
  7. 請求項6記載の電磁波シールドフィルムの製造方法において、
    前記パターン選定処理ステップは、さらに、
    前記表示装置の画素配列パターンデータを入力する第1入力ステップと、
    前記電磁波シールドパターンデータを入力する第2入力ステップと、
    前記電磁波シールドパターンデータの回転角度、ピッチ、パターン幅のいずれか1つ以上を変化させるパターン変形ステップと、
    入力された前記画素配列パターンデータの第1二次元フーリエスペクトルを演算する第1演算ステップと、
    入力された前記電磁波シールドパターンデータ又は前記パターン変形部からの前記電磁波シールドパターンデータの第2二次元フーリエスペクトルを演算する第2演算ステップとを有し、
    前記比較ステップは、得られた前記第1二次元フーリエスペクトルと前記第2二次元フーリエスペクトルとを比較して、前記第1二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと前記第2二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求め、
    前記判別ステップは、前記比較部にて得られた前記相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別し、
    前記データ処理ステップは、前記判別ステップにて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていないと判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを前記パターン変形ステップに入力し、前記判別ステップにて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていると判別された場合に、前記電磁波シールドパターンデータを、選定された電磁波シールドパターンデータとして記憶部に記憶することを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造方法。
  8. 請求項6又は7記載の電磁波シールドフィルムの製造方法において、
    前記所定の空間周波数は8cm-1であることを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルムの製造方法において、
    製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲が登録された情報テーブルを使用し、
    前記記憶部に記憶された複数の前記電磁波シールドパターンデータのうち、前記情報テーブルに登録された前記製造可能なピッチの範囲及びパターン幅の範囲を満足する1以上の電磁波シールドパターンデータを選択するパターン選択ステップを有し、
    前記パターン選択ステップにて選択された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造することを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造方法。
  10. 請求項9記載の電磁波シールドフィルムの製造方法において、
    使用者による操作指示を入力する操作部を使用し、
    前記パターン選択ステップにて選択された1以上の電磁波シールドパターンデータのうち、前記操作部からの操作入力に対応した電磁波シールドパターンデータを選択する第2パターン選択ステップを有し、
    前記第2パターン選択ステップにて選択された前記電磁波シールドパターンデータに基づいて電磁波シールドフィルムを製造することを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造方法。
  11. パターンの生成方法において、
    第1のパターンとの干渉に伴うモアレを抑止する第2のパターンを選定するパターン選定処理ステップと、
    前記選定された前記第2のパターンデータに基づいてパターンを生成するステップとを有し、
    前記パターン選定処理ステップは、
    前記第1のパターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークと前記第2のパターンデータの二次元フーリエスペクトルのスペクトルピークの相対距離を求める比較ステップと、
    前記比較部にて得られた前記相対距離が所定の空間周波数を超えるかどうかを判別する判別ステップと、
    前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていないと判別された場合に、前記第2のパターンデータを変形して前記比較ステップに入力し、前記判別部にて前記相対距離が前記所定の空間周波数を超えていると判別された場合に、前記第2のパターンデータを、選定された第2のパターンデータとして記憶部に記憶するパターン処理ステップとを有することを特徴とするパターンの生成方法。
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