JP4914649B2 - 配合決定装置、配合決定方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1は、昼食等の確実に摂取する栄養価と必要栄養価を用いて、食事のレシピ情報を利用者に提示する装置及びシステムを提供する。
特許文献2は、食生活と健康状態に関する問診結果を各々評価し、これらの評価結果を総合して潜在性微量栄養素欠乏症の有無を栄養指導の形で利用者に告知する装置及びシステムを提供する。
図1は、本発明の実施形態にかかる配合決定装置10を含む配合決定システムを示す図である。本配合決定システムは、配合決定装置10及び端末30を備えており、利用者が必要とするサプリメントの配合を決定する。端末30は、利用者が配合決定装置10にアクセスするために用いられる。配合決定装置10及び端末30は、ネットワーク20を介して互いに通信する。ネットワーク20は、例えばインターネットを含む。
質問格納部1110は、複数の質問を、それぞれ複数の回答候補を対応づけて格納する。
表示用目標量決定部1600は、配合決定部100が配合目標情報を決定するために用いた情報の少なくとも一部に基づき、配合目標情報とは別に利用者が補充すべき栄養素の指標を生成し、利用者に通知するためにネットワーク20に出力する。利用者が補充すべき栄養素の指標は、機能性素材を用いずかつ基準値を考慮しない場合にサプリメントに含まれるべき栄養素及びその量である。
また、質問格納部1110は、図6に示すように、質問ID毎に、質問IDに対応する身体機能を格納する。
質問格納部1110が、質問ID毎に、質問IDに対応する身体機能を格納することにより、利用者が本実施形態による配合システムを利用するのが2回目以降の場合には、質問実行部1100は、利用者が前回本実施形態による配合システムを利用した時に格納された身体機能に対応する質問IDを容易に出力することができる。
食事情報格納部104は、食事質問に対する回答をネットワーク20から取得し、摂取食事情報として格納する。
環境情報格納部106は、生活環境質問に対する回答をネットワーク20から取得し、生活環境情報として格納する。
生理情報格納部108は、生理質問に対する回答をネットワーク20から取得し、生理情報として格納する。
薬理情報格納部110は、薬理質問に対する回答をネットワーク20から取得し、薬理情報として格納する。
所要栄養素量算出部210は、基礎情報格納部102から取得した基礎情報に対応する所要栄養素量を、所要栄養素量マスタ212から取得し、これを用いて算出した所要栄養素量を要求栄養素量算出部250、配合目標情報決定部600及び摂取許容量決定部1200に出力する。所要栄養素量格納部214は、所要栄養素量算出部210が算出した所要栄養素量を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
運動必要栄養素量算出部220は、基礎情報格納部102から取得した基礎情報に対応する運動必要栄養素量を、運動必要栄養素量マスタ222から取得し、これを用いて算出した運動必要栄養素量を要求栄養素量算出部250に出力する。運動必要量栄養素格納部224は、運動必要栄養素量算出部220が算出した運動必要栄養素量を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
食事栄養素量判断部230は、食事情報格納部104から取得した摂取食事情報に対応する食事栄養素量を、食事栄養素量マスタ232から取得し、これを用いて算出した食事栄養素量を食事補完栄養素量算出部240、充足率算出部260及び摂取目標栄養素量決定部400に出力する。食事栄養素量格納部234は、食事栄養素量判断部230が算出した食事栄養素量を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
充足率算出部260は、所要栄養素量に対する食事栄養素量の比である充足率を算出する。充足率格納部262は、充足率算出部260が算出した充足率を格納する。
また要求栄養素量決定部200は、利用者が食事から取得している栄養素の量である食事栄養素量に基づき、利用者が食事から取得している栄養素のバランスを取るために補完すべき栄養素の量である食事補完栄養素量を算出し、この食事補完栄養素量と、栄養素の標準的な必要量を定める所要栄養素量と、利用者の運動習慣に応じて補足すべき栄養素の量である運動必要栄養素量に基づき、要求栄養素量を算出する。これにより、要求栄養素量決定部200は、要求栄養素量の他、所要栄養素量及び食事栄養素量を出力することができる。
食事スタイルは、内食(自炊)、中食又は外食の選択、和食、洋食又は中華の選択、及び朝食、昼食又は夕食の選択の組み合わせを含む。さらに、食事スタイルは、和食を細分化したメニュー名、例えば鮭定食等の選択を含んでもよい。
消費栄養素量判断部410は、環境情報格納部106から取得した生活環境情報に対応する消費栄養素量を、消費栄養素量マスタ412から取得し、これを用いて算出した消費栄養素量を存在栄養素量判断部420に出力する。消費栄養素量格納部414は、消費栄養素量判断部410が算出した消費栄養素量を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
また摂取目標栄養素量決定部400は、利用者の身体に存在している栄養素の量である存在栄養素量と、利用者の身体に要求される栄養素の量である要求栄養素量に基づき、摂取目標栄養素量を算出することができる。これにより、摂取目標栄養素量決定部400は、摂取目標栄養素量の他、存在栄養素量を出力することができる。
また摂取目標栄養素量決定部400は、消費栄養素量マスタ412を有することにより、利用者の生活環境に対応する消費栄養素量を的確に算出することができる。
以上のように、消費栄養素量マスタ412が、生活環境質問に対する各回答候補毎に対応付けてエネルギー量、栄養素の種類及び量を格納することにより、消費栄養素量判断部410は、利用者が消費している栄養素の量である消費栄養素量を、生活環境情報に対応して容易に算出することができる。
配合目標情報処理部606は、生理情報処理部602が入力する生理栄養素量、薬理情報処理部604が入力する薬理栄養素量、摂取目標栄養素量算出部430が入力する摂取目標栄養素量、及び所要栄養素量算出部210が入力する所要栄養素量に基づいて、サプリメントに含まれるべきと判断される栄養素及びその量である配合目標情報を算出して、栄養素量変更部1300へ出力する。
生理質問判断部610は、生理情報格納部108から取得した生理情報に対応する生理身体機能及びその係数を、生理身体機能格納部612から取得し、これを用いて判断した生理身体機能及びその係数を生理改善機能変換部630及び1400に出力する。生理質問判断部610は、利用者が改善すべき身体機能を判断する改善機能判断部の一部である。
摂取目標率算出部620は、要求栄養素量算出部250が入力する要求栄養素量に対する、摂取目標栄養素量算出部430が入力する摂取目標栄養素量の割合を示す摂取目標率を算出して、生理改善機能変換部630に出力する。
生理栄養素情報格納部632は、生理身体機能毎に、当該生理身体機能に対応する栄養素量である生理栄養素量を格納する。生理機能素材情報格納部634は、生理身体機能毎に、当該生理身体機能に対応する栄養素量である生理機能性素材量を格納する。
以上のように、生理身体機能格納部612が、生理質問に対する各回答候補毎に対応付けて生理身体機能の種類及びその係数を格納することにより、生理質問判断部610は、生理身体機能の種類及びその係数を、生理情報に対応して容易に算出することができる。
薬理質問判断部660は、薬理情報格納部110から取得した薬理情報に対応する薬理身体機能及びその係数を、薬理身体機能格納部662から取得し、これを用いて判断した薬理身体機能及びその係数を薬理改善機能変換部670及び1400に出力する。薬理質問判断部660は、利用者が改善すべき身体機能を判断する改善機能判断部の一部である。
薬理改善機能格納部664は、薬理質問判断部660が改善すべきと判断した薬理身体機能を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
薬理栄養素情報格納部672は、薬理身体機能毎に、当該薬理身体機能に対応する栄養素量である薬理栄養素量を格納する。薬理機能性素材情報格納部674は、薬理情報に関連する機能性素材量である薬理機能性素材量を薬理身体機能に対応付けて格納する。
薬理身体機能格納部662は、図16の生理身体機能格納部612が格納する生理身体機能と共通する身体機能を薬理機能として格納する。図16及び図18によると、粘膜、免疫、抗酸化、血流改善、栄養素吸収、及びコラーゲン生成が、共通する身体機能に該当する。
以上のように、薬理身体機能格納部662が、薬理情報に対応付けて薬理身体機能の種類及びその係数を格納することにより、薬理質問判断部660は、薬理身体機能の種類及びその係数を、薬理情報に対応して容易に算出することができる。
ここで、生理栄養素情報格納部632に格納される身体機能は、生理身体機能に相当し、薬理栄養素情報格納部672に格納される身体機能は、薬理身体機能に相当する。
ここで、生理機能素材情報格納部634に格納される身体機能は、生理身体機能に相当し、薬理機能性素材情報格納部674に格納される身体機能は、薬理身体機能に相当する。
補足目標情報格納部652は、補足目標情報設定部650が判断した栄養素及びその量を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
相互作用レベルマスタ702は、複数の栄養素間の相互拮抗作用の強さを示す相互作用レベルを、所要栄養素量に対する配合目標情報の比に対応付けて格納する。
相互作用レベル判定部700は、配合目標情報と、所要栄養素量算出部210が入力する所要栄養素量に基づき、所要栄養素量に対する配合目標情報の比を算出する。相互作用レベル判定部700は、この算出結果に対応する相互作用レベルを、相互作用レベルマスタ702から取得し、これを用いて相互作用レベルを判定して配合目標量情報調整部710に出力する。
配合目標情報格納部712は、配合目標量情報調整部710が出力する配合目標情報を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
配合目標情報処理部606は、相互作用レベルマスタ702を有することにより、配合目標情報に対応する相互作用レベルを的確に算出することができる。
以上のように、相互作用レベルマスタ702が、判定基準値に対応付けて相互作用レベルを格納することにより、相互作用レベル判定部700は、複数の栄養素間の相互拮抗作用の強さを示す相互作用レベルを、配合目標情報と所要栄養素量に対応して容易に算出することができる。
摂取許容量格納部1222は、栄養素の許容上限摂取量に基づいて定められる基準値を、利用者の体格等の基礎情報、利用者が摂取する目標となる栄養素の量である摂取目標栄養素量、及び機能性素材を用いない場合に特定の栄養素が欠乏した場合に知覚される症状を改善するために必要な栄養素の量である生理総栄養素量に対応付けて格納する。
以上のように、摂取許容量決定部1200は、基礎情報、摂取目標栄養素量、生理総栄養素量に基づき、基準値を決定することができる。
また、摂取許容量決定部1200は、摂取許容量格納部1222を有することにより、基準情報、摂取目標栄養素量、及び生理総栄養素量に対応する基準値を的確に決定することができる。
削減栄養素量格納部1316は、削減栄養素量算出部1312が出力する削減栄養素量を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
機能性素材情報格納部1412は、身体機能に対応付けて栄養素の種類及び量を格納する。
機能性素材上限量決定部1430は、基礎情報格納部102が入力する基礎情報に基づき、機能性素材上限量を決定し、機能性素材含有量変更部1440に出力する。機能性素材上限量格納部1432は、機能性素材上限量決定部1430が決定した機能性素材上限量を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
機能性素材含有量格納部1422は、機能性素材含有量算出部1420が算出した機能性素材含有量を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
機能性素材量補充部1400は、機能性素材上限量決定部1430を有することにより、機能性素材含有量が機能性素材上限量を超える場合、機能性素材含有量を機能性素材上限量と同じ量に調整することができる。
以上のように、機能性素材情報格納部1412が、身体機能に対応付けて栄養素の種類及び量を格納することにより、機能性素材量変換部1410は、身体機能を栄養素の種類及び量に対応して容易に算出することができる。
最終含有量算出部1510は、栄養素含有量算出部1310が入力する栄養素含有量と、機能性素材含有量変更部1440が入力する機能性素材含有量を合算してサプリメントに含まれるべきと判断される栄養素、機能性素材及びそれらの量である最終含有情報を算出し、サプリメント量算出部1520に出力する。
サプリメントマスタ1522は、原料サプリメント毎に、原料サプリメントに含まれる栄養素又は機能性素材、及びサプリメント単位量に含まれる栄養素又は機能性素材の量を格納する。原料サプリメントは、サプリメントの原料であって、複数の異なる成分の原料サプリメントを配合することにより、所望の成分のサプリメントが得られる。サプリメントマスタ1522は、原料サプリメント毎に単一の栄養素又は機能性材料を格納してもよく、原料サプリメント毎に、予め配合されている複数種の栄養素又は機能性材料を格納してもよい。またサプリメントマスタ1522は、原料サプリメント毎に、原料サプリメント単位量当たりの代金を格納する。
サプリメント量格納部1524は、サプリメント量算出部1520が算出した原料サプリメントの配合量を、利用者ID毎及び質問回数毎に格納する。
商品代金算出部1530は、サプリメント量算出部1520が入力する原料サプリメントの配合量に含まれる原料サプリメント単位量当たりの代金を、サプリメントマスタ1522から取得し、これを用いてサプリメントの商品代金を算出し、ネットワーク20へ出力する。
以上のように、サプリメント配合部1500は、サプリメントに含まれるべきと判断される栄養素及びその量である配合目標情報と、サプリメントに含まれるべきと判断される機能性素材及びその量である機能性素材含有量に基づき、サプリメントに含まれるべきと判断される栄養素、機能性素材及びそれらの量である最終含有量を算出することができる。
サプリメント配合部1500は、サプリメント量格納部1524を有することにより、最終含有量に対応する原料サプリメントの配合量、及び原料サプリメントの配合量に対応する商品代金を的確に算出することができる。
表示用目標量算出部1610は、摂取目標栄養素量算出部430が入力する摂取栄養素目標量と、生理総栄養素量算出部640が入力する生理総栄養素量と、薬理総栄養素量算出部680が入力する薬理総栄養素量を合算して表示用目標量を算出して、ネットワーク20へ出力する。
以上のように、表示用目標量決定部1600は、利用者が摂取する目標となる栄養素の量である摂取目標栄養素量と、特定の栄養素が欠乏した場合に知覚される症状を改善するために、機能性素材を用いない場合に必要となる栄養素の量である生理総栄養素量と、栄養素が欠乏したときの症状ではないが特定の栄養素を大量に摂取することで改善される症状を改善するために、機能性素材を用いない場合に必要となる栄養素の量である薬理総栄養素量に基づき、サプリメントに含まれるべき栄養素及びその量を、利用者が補充すべき栄養素の指標として、利用者に通知することができる。
配合決定部100は、質問実行部1100が出力した質問に対する利用者による回答を、利用者情報としてネットワーク20を介して取得し、配合目標情報を決定する(S200)。
栄養素量変更部1300は、配合決定部100が出力する配合目標情報が示す栄養素の量が、摂取許容量決定部1200が出力する当該栄養素の基準値を超える場合に、栄養素の量を削減して基準値と同じ量に変更する(S350)。
サプリメント配合部1500は、栄養素量変更部1300が出力する変更後の栄養素及びその量と、機能性素材量補充部1400が出力する機能性素材及びその量を合算してサプリメントの配合量を決定する(S500)。そして、サプリメント配合部1500は、サプリメントの配合量に対応して商品代金を算出し、ネットワーク20へ出力する(S550)。
以上のように、配合決定装置10は、サプリメントに含まれるべき栄養素の量が当該栄養素の基準値を超える場合に、栄養素の量を基準値に基づいて変更し、その変更量に基づいて、サプリメントに補充すべき機能性素材及びその量を決定する。したがって、配合決定装置10は、栄養素の量が基準値を超えることがなく、かつ栄養素の量が基準値を超える場合と同等の効能を有するサプリメントを配合することができる。
さらに配合決定装置10は、複数の質問及び当該質問に対する複数の回答候補を利用者に対して出力し、利用者による回答に基づき、サプリメントに含まれるべき栄養素の量を決定することができる。
まず要求栄養素量決定部200は、基礎情報に対応する所要栄養素量及び運動必要栄養素量、ならびに摂取食事情報に対応する食事補完栄養素量を合算して、要求栄養素量を決定する(S205)。
摂取目標栄養素量決定部400は、摂取食事情報に対応する食事栄養素量から、生活環境情報に対応する消費栄養素量を減算して存在栄養素量を算出し、要求栄養素量と存在栄養素量を合算することにより、摂取目標栄養素量を決定する(S210)。
相互作用レベル判定部700は、配合目標情報と所要栄養素量に対応して、相互作用レベルを判定する(S255)。
そして配合目標量情報調整部710は、相互作用レベルに基づき、配合目標情報における複数の栄養素間の相互拮抗作用を調整することにより、配合目標情報を調整する(S260)。
加えて配合決定部100は、配合目標情報における複数の栄養素間の相互拮抗作用を調整することにより、配合目標情報における複数の栄養素のバランスを取ることができる。
生理改善機能変換部630の生理総栄養素量算出部640は、生理情報格納部108から取得した全ての生理身体機能及びその係数に基づいて、当該身体機能を改善するために必要な総栄養素量を算出する(S222)。
生理機能素材量算出部638は、ステップS224で選定した身体機能に対応する全ての栄養素について、摂取目標率算出部620から摂取目標率を取得する(S226)。
生理機能素材量算出部638は、ステップS224で選定した身体機能に対応する全ての栄養素について、摂取目標率が90%以上か否か判断する(S228)。
ステップS230に続いて、又はステップS228において摂取目標率が90%未満の場合、生理機能素材量算出部638は、生理機能素材量算出部638は、生理情報格納部108から取得した全ての生理身体機能のうち、機能性素材量に変換可能な生理身体機能を全て選択したか判断する(S232)。全て選択していない場合には、生理機能素材量算出部638は、ステップS224に戻って処理を継続する。
次に、生理改善機能変換部630の生理栄養素量算出部636は、生理機能素材量算出部638が機能性素材量を算出した身体機能及びその係数に基づいて、生理機能素材量算出部638が算出した機能性素材量を各身体機能毎に仮栄養素量に換算する。そして生理栄養素量算出部636は、この換算された仮栄養素量を合算する(S236)。
生理栄養素量算出部636は、ステップS222において算出された総栄養素量から、ステップS236において算出された仮栄養素量の合算値を減算して、栄養素量を算出する(S238)。
なお、薬理改善機能変換部670も、ステップS226とステップS228を除いて、生理改善機能変換部630と同一の処理を行う。薬理改善機能変換部670の薬理機能性素材量算出部678は、ステップS226において、要求栄養素量算出部250が入力する要求栄養素量と、存在栄養素量判断部420が入力する摂取目標栄養素量に基づき、当該身体機能に対応する全ての栄養素について、機能充足率を算出する。機能充足率は、(存在栄養素量/(要求栄養素量+所要栄養素量の1/3))である。続いて薬理機能性素材量算出部678は、ステップS228において、機能充足率と100%を対比する。
以上のように、生理改善機能変換部630及び薬理改善機能変換部670は、利用者が改善すべき身体機能を改善するために必要な栄養素量に加えて、利用者が改善すべき身体機能を改善するために必要な機能性素材量を算出することができる。
機能性素材量変換部1410は、削減栄養素量算出部1312から削減栄養素量を取得する(S405)。
機能性素材量変換部1410は、算出した相互の比率に基づいて、削減栄養素量を生理身体機能及び薬理身体機能に按分し(S420)、按分された各削減栄養素量に基づいて、各身体機能毎の係数を新たに算出する(S425)。
そして機能性素材量変換部1410は、削減栄養素毎、及び身体機能毎に算出された全ての機能性素材量を合算する(S435)。
さらに機能性素材量補充部1400は、このように栄養素から変換された機能性素材に加えて、特定の栄養素が欠乏した場合に知覚される症状、及び栄養素が欠乏したときの症状ではないが特定の栄養素を大量に摂取することで改善される症状を改善する機能性素材を加えることにより、サプリメントに含まれるべきと判断される機能性素材及びその量である機能性素材含有量を算出することができる。
以上の本実施形態において、配合決定部100は、存在栄養素量が、要求栄養素量に基づいて定められる第2の基準値を超える栄養素に対しては、当該栄養素の代わりに機能性素材を予め選択してその量を定めることで、配合目標情報を決定する。第2の基準値は、例えば、要求栄養素量に所要栄養素量の1/3を加算した量に対する、存在栄養素量の割合である機能充足率の基準値である。また、存在栄養素量は、環境情報に基づき算出される量である。
Claims (39)
- 利用者に提供すべきサプリメントの配合を決定する配合決定装置であって、
複数の質問のそれぞれを、質問に対する複数の回答候補に対応付けて格納する質問格納部と、
前記質問及び前記質問に対する前記複数の回答候補を利用者に対して出力し、前記複数の回答候補から前記利用者の回答を選択させて利用者情報として取得する質問実行部と、
前記サプリメントに含まれるべき栄養素及びその量を示す配合目標情報を決定する配合決定部と、
を備え、
前記配合決定部は、
前記複数の質問に含まれる食事スタイルの各回答候補となる、内食および外食を含む選択、和食および洋食を含む選択、並びに、朝食、昼食、および夜食を含む選択の各組み合わせに対応付けて、利用者が食事から取得している栄養素の種類及びその量を格納する食事栄養素量テーブルと、
食事スタイルについての利用者の回答を示す摂取食事情報に対応する、前記利用者が食事から取得している栄養素の種類及びその量を判断する食事栄養素量判断部と、
前記利用者の生活環境を示す生活環境情報に基づいて、前記利用者が消費している栄養素及びその量を判断する消費栄養素量判断部と、
前記食事栄養素量判断部の判断結果、及び前記消費栄養素量判断部の判断結果に基づいて前記利用者の身体に存在している栄養素及びその量を判断する存在栄養素量判断部と、
を有し、
前記利用者の身体に要求される栄養素の種類及びその量を、前記利用者情報に基づいて決定して、前記利用者の身体に要求される栄養素の種類及びその量と、前記利用者の身体に存在している栄養素の種類及びその量に基づいて、前記配合目標情報を決定する
ことを特徴とする配合決定装置。 - 当該配合決定装置は、利用者が当該配合決定装置にアクセスするために用いられる端末とネットワークを介して通信するものであり、
前記質問実行部は、前記質問及び前記質問に対する前記複数の回答候補を前記端末により利用者に対して出力させ、前記利用者の回答を前記端末から取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の配合決定装置。 - 栄養素の許容上限摂取量に基づいて定められる基準値を複数の栄養素毎に格納する摂取許容量格納部と、
前記配合目標情報が示す栄養素の量が、当該栄養素の前記基準値を超える場合に、前記栄養素の量を前記基準値に基づいて変更する栄養素量変更部と、
前記栄養素量変更部による変更量に基づいて、前記サプリメントに補充すべき機能性素材及びその量を決定する機能性素材量補充部と、
を備える請求項1または2に記載の配合決定装置。 - 前記配合目標情報とは別に、前記機能性素材を用いずかつ前記基準値を考慮しない場合に前記サプリメントに含まれるべき前記栄養素及びその量を算出し、前記利用者に指標として通知する表示用目標量決定部を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の配合決定装置。
- 前記配合決定部は、前記利用者の身体に存在している栄養素の量である存在栄養素量が、前記利用者の身体に要求される栄養素の量である要求栄養素量に基づいて定められる第2の基準値を超える栄養素に対しては、当該栄養素の代わりに機能性素材を予め選択してその量を定めることで、前記配合目標情報を決定することを特徴とする請求項3または4に記載の配合決定装置。
- 前記配合決定部は、
人間の身体機能に対応付けて、前記身体機能に表れた症状を改善するために必要な栄養素の種類及びその量を格納する栄養素情報格納部と、
人間の身体機能に対応付けて、前記身体機能に表れた症状を改善するために必要な機能性素材の種類及びその量を格納する機能性素材情報格納部と、
前記利用者情報に基づいて、前記利用者が改善すべき身体機能を判断する改善機能判断部を有し、
前記改善機能判断部の判断結果及び前記栄養素情報格納部が格納する情報に基づいて前記配合目標情報を決定し、
前記機能性素材量補充部は、更に、前記基準値を超えた栄養素が前記サプリメントに含まれるべきと判断される基となった前記身体機能、及び前記機能性素材情報格納部が格納する情報に基づいて、前記機能性素材の種類を決定することを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の配合決定装置。 - 前記質問格納部は、前記利用者が知覚可能な当該利用者の症状を問う複数の質問を、それぞれ複数の回答候補に対応づけて格納し、
前記配合決定部は、前記複数の回答候補のそれぞれと前記身体機能を対応づけて格納する身体機能格納部を更に有し、
前記改善機能判断部は、選択された前記回答候補を前記利用者情報として取得し、当該回答候補を、前記身体機能格納部に基づいて前記身体機能に変換することで、前記利用者が改善すべき身体機能を判断することを特徴とする請求項6に記載の配合決定装置。 - 前記質問格納部は、特定の栄養素が欠乏した場合に知覚される症状を問う生理質問と、栄養素が欠乏したときの症状ではないが特定の栄養素を大量に摂取することで改善される症状を問う薬理質問を、前記質問として格納すると共に、さらに、サプリメントを摂取する目的を問う目的質問を、複数の回答候補に対応づけて格納し、
前記身体機能格納部は、前記生理質問、前記薬理質問、及び前記目的質問のそれぞれに対する前記複数の回答候補を、共通する複数の前記身体機能に対応づけて格納し、
前記改善機能判断部は、前記生理質問、前記薬理質問、及び前記目的質問のそれぞれに対して選択された前記回答候補を、前記共通する複数の身体機能に変換することを特徴とする請求項7に記載の配合決定装置。 - 前記身体機能格納部は、前記生理質問に対する各回答候補に対応付けて、生理身体機能の種類及びその係数を格納する生理身体機能格納部を含み、
前記配合決定部は、前記生理身体機能のうち機能性素材に変換できない前記生理身体機能に対応する生理栄養素量を前記栄養素情報格納部から取得し、当該生理栄養素量に当該生理身体機能の係数を乗じて生理栄養素量を算出する生理栄養素量算出部を有し、
前記配合決定部は、前記生理栄養素量に基づいて前記配合目標情報を算出する
請求項8に記載の配合決定装置。 - 前記配合決定部は、前記生理身体機能のうち機能性素材に変換可能な前記生理身体機能に対応する生理機能性素材量を前記機能性素材情報格納部から取得し、当該生理機能性素材量に当該生理身体機能の係数を乗じて生理機能性素材量を算出する生理機能性素材量算出部を有し、
前記機能性素材量補充部は、前記生理機能性素材量に更に基づいて、前記サプリメントに補充すべき機能性素材およびその量を決定する
請求項9に記載の配合決定装置。 - 前記身体機能格納部は、前記薬理質問に対する各回答候補に対応付けて、薬理身体機能の種類及びその係数を格納する薬理身体機能格納部を含み、
前記配合決定部は、前記薬理身体機能のうち機能性素材に変換できない前記薬理身体機能に対応する薬理栄養素量を前記栄養素情報格納部から取得し、当該薬理栄養素量に当該薬理身体機能の係数を乗じて薬理栄養素量を算出する薬理栄養素量算出部を有し、
前記配合決定部は、前記薬理栄養素量に基づいて前記配合目標情報を算出する
請求項8から10のいずれかに記載の配合決定装置。 - 前記配合決定部は、前記薬理身体機能のうち機能性素材に変換可能な前記薬理身体機能に対応する薬理機能性素材量を前記機能性素材情報格納部から取得し、当該薬理機能性素材量に当該薬理身体機能の係数を乗じて薬理機能性素材量を算出する薬理機能性素材量算出部を有し、
前記機能性素材量補充部は、前記薬理機能性素材量に更に基づいて、前記サプリメントに補充すべき機能性素材およびその量を決定する
請求項11に記載の配合決定装置。 - 前記改善機能判断部は、
前記生理質問に対する回答に基づいて改善すべき身体機能を判断する生理質問判断部と、
前記薬理質問及び前記目的質問に対する回答に基づいて改善すべき身体機能を判断する薬理目的質問判断部と
を含み、
前記配合決定部は、
さらに、前記生理質問判断部の判断結果に基づいて前記サプリメントに含まれるべきと判断される栄養素及びその量である、補足目標情報を判断する補足目標情報設定部と、
前記補足目標情報設定部の判断結果を格納する補足目標情報格納部と、
前記薬理目的質問判断部の判断結果に基づいて前記補足目標情報を修正することで、前記配合目標情報を決定する配合目標情報決定部を含むことを特徴とする請求項8から12のいずれかに記載の配合決定装置。 - 利用者に提供すべきサプリメントの配合を決定する配合決定方法であって、
コンピュータにより、複数の質問のそれぞれを、質問に対する複数の回答候補に対応付けて格納する質問格納部から前記質問及び前記複数の回答候補を読み出して利用者に対して出力し、前記複数の回答候補から前記利用者の回答を選択させて利用者情報として取得する質問実行段階と、
前記コンピュータにより、前記サプリメントに含まれるべき栄養素及びその量を示す配合目標情報を決定する配合決定段階と、
を備え、
前記配合決定段階は、
前記コンピュータにより、前記複数の質問に含まれる食事スタイルの各回答候補となる、内食および外食を含む選択、和食および洋食を含む選択、並びに、朝食、昼食、および夜食を含む選択の各組み合わせに対応付けて、利用者が食事から取得している栄養素の種類及びその量を格納する食事栄養素量テーブルを読み出して、食事スタイルについての利用者の回答を示す摂取食事情報に対応する、前記利用者が食事から取得している栄養素の種類及びその量を判断する食事栄養素量判断段階と、
前記コンピュータにより、前記利用者の生活環境を示す生活環境情報に基づいて、前記利用者が消費している栄養素及びその量を判断する消費栄養素量判断段階と、
前記コンピュータにより、前記食事栄養素量判断段階の判断結果、及び前記消費栄養素量判断段階の判断結果に基づいて前記利用者の身体に存在している栄養素及びその量を判断する存在栄養素量判断段階と、
を有し、
前記コンピュータにより、前記利用者の身体に要求される栄養素の種類及びその量を、前記利用者情報に基づいて決定して、前記利用者の身体に要求される栄養素の種類及びその量と、前記利用者の身体に存在している栄養素の種類及びその量に基づいて、前記配合目標情報を決定する
配合決定方法。 - 前記質問実行段階は、前記コンピュータにより、前記質問及び前記質問に対する前記複数の回答候補を、ネットワークを介して前記コンピュータと通信する端末により利用者に対して出力させ、前記利用者の回答を前記端末から取得することを特徴とする請求項14に記載の配合決定方法。
- 前記コンピュータにより、栄養素の許容上限摂取量に基づいて定められる基準値を複数の栄養素毎に格納する摂取許容量格納部を読み出して、前記配合目標情報が示す栄養素の量が、当該栄養素の前記基準値を超える場合に、前記栄養素の量を前記基準値に基づいて変更する栄養素量変更段階と、
前記コンピュータにより、前記栄養素量変更段階による変更量に基づいて、前記サプリメントに補充すべき機能性素材及びその量を決定する機能性素材量補充段階と、
を備える請求項14または15に記載の配合決定方法。 - 前記コンピュータにより、前記配合目標情報とは別に、前記機能性素材を用いずかつ前記基準値を考慮しない場合に前記サプリメントに含まれるべき前記栄養素及びその量を算出し、前記利用者に指標として通知する表示用目標量決定段階を更に備えることを特徴とする請求項16に記載の配合決定方法。
- 前記配合決定段階は、前記コンピュータにより、前記利用者の身体に存在している栄養素の量である存在栄養素量が、前記利用者の身体に要求される栄養素の量である要求栄養素量に基づいて定められる第2の基準値を超える栄養素に対しては、当該栄養素の代わりに機能性素材を予め選択してその量を定めることで、前記配合目標情報を決定することを特徴とする請求項16または17に記載の配合決定方法。
- 前記コンピュータは、
人間の身体機能に対応付けて、前記身体機能に表れた症状を改善するために必要な栄養素の種類及びその量を格納する栄養素情報格納部と、
人間の身体機能に対応付けて、前記身体機能に表れた症状を改善するために必要な機能性素材の種類及びその量を格納する機能性素材情報格納部と
を有するものであり、
前記配合決定段階は、
前記コンピュータにより、前記利用者情報に基づいて、前記利用者が改善すべき身体機能を判断する改善機能判断段階を有し、
前記コンピュータにより、前記改善機能判断段階の判断結果及び前記栄養素情報格納部が格納する情報に基づいて前記配合目標情報を決定し、
前記機能性素材量補充段階は、前記コンピュータにより、更に、前記基準値を超えた栄養素が前記サプリメントに含まれるべきと判断される基となった前記身体機能、及び前記機能性素材情報格納部が格納する情報に基づいて、前記機能性素材の種類を決定することを特徴とする請求項16から18のいずれかに記載の配合決定方法。 - 前記質問格納部は、前記利用者が知覚可能な当該利用者の症状を問う複数の質問を、それぞれ複数の回答候補に対応づけて格納するものであり、
前記改善機能判断段階は、前記コンピュータにより、選択された前記回答候補を前記利用者情報として取得し、当該回答候補を、前記複数の回答候補のそれぞれと前記身体機能を対応づけて格納する身体機能格納部に基づいて前記身体機能に変換することで、前記利用者が改善すべき身体機能を判断することを特徴とする請求項19に記載の配合決定方法。 - 前記質問格納部は、特定の栄養素が欠乏した場合に知覚される症状を問う生理質問と、栄養素が欠乏したときの症状ではないが特定の栄養素を大量に摂取することで改善される症状を問う薬理質問を、前記質問として格納すると共に、さらに、サプリメントを摂取する目的を問う目的質問を、複数の回答候補に対応づけて格納し、
前記身体機能格納部は、前記生理質問、前記薬理質問、及び前記目的質問のそれぞれに対する前記複数の回答候補を、共通する複数の前記身体機能に対応づけて格納するものであり、
前記改善機能判断段階は、前記コンピュータにより、前記生理質問、前記薬理質問、及び前記目的質問のそれぞれに対して選択された前記回答候補を、前記共通する複数の身体機能に変換することを特徴とする請求項20に記載の配合決定方法。 - 前記身体機能格納部は、前記生理質問に対する各回答候補に対応付けて、生理身体機能の種類及びその係数を格納する生理身体機能格納部を含むものであり、
前記配合決定段階は、前記コンピュータにより、前記生理身体機能のうち機能性素材に変換できない前記生理身体機能に対応する生理栄養素量を前記栄養素情報格納部から取得し、当該生理栄養素量に当該生理身体機能の係数を乗じて生理栄養素量を算出する生理栄養素量算出段階を有し、
前記配合決定段階は、前記コンピュータにより、前記生理栄養素量に基づいて前記配合目標情報を算出する
請求項21に記載の配合決定方法。 - 前記配合決定段階は、前記コンピュータにより、前記生理身体機能のうち機能性素材に変換可能な前記生理身体機能に対応する生理機能性素材量を前記機能性素材情報格納部から取得し、当該生理機能性素材量に当該生理身体機能の係数を乗じて生理機能性素材量を算出する生理機能性素材量算出段階を有し、
前記機能性素材量補充段階は、前記コンピュータにより、前記生理機能性素材量に更に基づいて、前記サプリメントに補充すべき機能性素材およびその量を決定する
請求項22に記載の配合決定方法。 - 前記身体機能格納部は、前記薬理質問に対する各回答候補に対応付けて、薬理身体機能の種類及びその係数を格納する薬理身体機能格納部を含むものであり、
前記配合決定段階は、前記薬理身体機能のうち機能性素材に変換できない前記薬理身体機能に対応する薬理栄養素量を前記栄養素情報格納部から取得し、当該薬理栄養素量に当該薬理身体機能の係数を乗じて薬理栄養素量を算出する薬理栄養素量算出段階を有し、
前記配合決定段階は、前記薬理栄養素量に基づいて前記配合目標情報を算出する
請求項21から23のいずれかに記載の配合決定方法。 - 前記配合決定段階は、前記薬理身体機能のうち機能性素材に変換可能な前記薬理身体機能に対応する薬理機能性素材量を前記機能性素材情報格納部から取得し、当該薬理機能性素材量に当該薬理身体機能の係数を乗じて薬理機能性素材量を算出する薬理機能性素材量算出段階を有し、
前記機能性素材量補充段階は、前記薬理機能性素材量に更に基づいて、前記サプリメントに補充すべき機能性素材およびその量を決定する
請求項24に記載の配合決定方法。 - 前記改善機能判断段階は、
前記コンピュータにより、前記生理質問に対する回答に基づいて改善すべき身体機能を判断する生理質問判断段階と、
前記コンピュータにより、前記薬理質問及び前記目的質問に対する回答に基づいて改善すべき身体機能を判断する薬理目的質問判断段階と
を含み、
前記配合決定段階は、
さらに、前記コンピュータにより、前記生理質問判断段階の判断結果に基づいて前記サプリメントに含まれるべきと判断される栄養素及びその量である、補足目標情報を判断する補足目標情報設定段階と、
前記コンピュータにより、前記薬理目的質問判断段階の判断結果に基づいて前記補足目標情報を修正することで、前記配合目標情報を決定する配合目標情報決定段階を含むことを特徴とする請求項21から25のいずれかに記載の配合決定方法。 - 利用者に提供すべきサプリメントの配合を決定する配合決定装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
複数の質問のそれぞれを、質問に対する複数の回答候補に対応付けて格納する質問格納部から前記質問及び前記質問に対する前記複数の回答候補を利用者に対して出力し、前記複数の回答候補から前記利用者の回答を選択させて利用者情報として取得する質問実行部と、
前記サプリメントに含まれるべき栄養素及びその量を示す配合目標情報を決定する配合決定部と、
して機能させ、
前記配合決定部は、
前記複数の質問に含まれる食事スタイルの各回答候補となる、内食および外食を含む選択、和食および洋食を含む選択、並びに、朝食、昼食、および夜食を含む選択の各組み合わせに対応付けて、利用者が食事から取得している栄養素の種類及びその量を格納する食事栄養素量テーブルと、
食事スタイルについての利用者の回答を示す摂取食事情報に対応する、前記利用者が食事から取得している栄養素の種類及びその量を判断する食事栄養素量判断部と、
前記利用者の生活環境を示す生活環境情報に基づいて、前記利用者が消費している栄養素及びその量を判断する消費栄養素量判断部と、
前記食事栄養素量判断部の判断結果、及び前記消費栄養素量判断部の判断結果に基づいて前記利用者の身体に存在している栄養素及びその量を判断する存在栄養素量判断部と、
を有し、
前記利用者の身体に要求される栄養素の種類及びその量を、前記利用者情報に基づいて決定して、前記利用者の身体に要求される栄養素の種類及びその量と、前記利用者の身体に存在している栄養素の種類及びその量に基づいて、前記配合目標情報を決定する
ことを特徴とするプログラム。 - 前記コンピュータは、利用者が当該配合決定装置にアクセスするために用いられる端末とネットワークを介して通信するものであり、
前記質問実行部は、前記質問及び前記質問に対する前記複数の回答候補を前記端末により利用者に対して出力させ、前記利用者の回答を前記端末から取得する
ことを特徴とする請求項27に記載のプログラム。 - 当該プログラムは、前記コンピュータを、
栄養素の許容上限摂取量に基づいて定められる基準値を複数の栄養素毎に格納する摂取許容量格納部と、
前記配合目標情報が示す栄養素の量が、当該栄養素の前記基準値を超える場合に、前記栄養素の量を前記基準値に基づいて変更する栄養素量変更部と、
前記栄養素量変更部による変更量に基づいて、前記サプリメントに補充すべき機能性素材及びその量を決定する機能性素材量補充部と、
して更に機能させる請求項27または28に記載のプログラム。 - 当該プログラムは、前記コンピュータを、前記配合目標情報とは別に、前記機能性素材を用いずかつ前記基準値を考慮しない場合に前記サプリメントに含まれるべき前記栄養素及びその量を算出し、前記利用者に指標として通知する表示用目標量決定部として更に機能させることを特徴とする請求項29に記載のプログラム。
- 前記配合決定部は、前記利用者の身体に存在している栄養素の量である存在栄養素量が、前記利用者の身体に要求される栄養素の量である要求栄養素量に基づいて定められる第2の基準値を超える栄養素に対しては、当該栄養素の代わりに機能性素材を予め選択してその量を定めることで、前記配合目標情報を決定することを特徴とする請求項29または30に記載のプログラム。
- 前記配合決定部は、
人間の身体機能に対応付けて、前記身体機能に表れた症状を改善するために必要な栄養素の種類及びその量を格納する栄養素情報格納部と、
人間の身体機能に対応付けて、前記身体機能に表れた症状を改善するために必要な機能性素材の種類及びその量を格納する機能性素材情報格納部と、
前記利用者情報に基づいて、前記利用者が改善すべき身体機能を判断する改善機能判断部を有し、
前記改善機能判断部の判断結果及び前記栄養素情報格納部が格納する情報に基づいて前記配合目標情報を決定し、
前記機能性素材量補充部は、更に、前記基準値を超えた栄養素が前記サプリメントに含まれるべきと判断される基となった前記身体機能、及び前記機能性素材情報格納部が格納する情報に基づいて、前記機能性素材の種類を決定することを特徴とする請求項29から31のいずれかに記載のプログラム。 - 前記質問格納部は、前記利用者が知覚可能な当該利用者の症状を問う複数の質問を、それぞれ複数の回答候補に対応づけて格納し、
前記配合決定部は、前記複数の回答候補のそれぞれと前記身体機能を対応づけて格納する身体機能格納部を更に有し、
前記改善機能判断部は、選択された前記回答候補を前記利用者情報として取得し、当該回答候補を、前記身体機能格納部に基づいて前記身体機能に変換することで、前記利用者が改善すべき身体機能を判断することを特徴とする請求項32に記載のプログラム。 - 前記質問格納部は、特定の栄養素が欠乏した場合に知覚される症状を問う生理質問と、栄養素が欠乏したときの症状ではないが特定の栄養素を大量に摂取することで改善される症状を問う薬理質問を、前記質問として格納すると共に、さらに、サプリメントを摂取する目的を問う目的質問を、複数の回答候補に対応づけて格納し、
前記身体機能格納部は、前記生理質問、前記薬理質問、及び前記目的質問のそれぞれに対する前記複数の回答候補を、共通する複数の前記身体機能に対応づけて格納し、
前記改善機能判断部は、前記生理質問、前記薬理質問、及び前記目的質問のそれぞれに対して選択された前記回答候補を、前記共通する複数の身体機能に変換することを特徴とする請求項33に記載のプログラム。 - 前記身体機能格納部は、前記生理質問に対する各回答候補に対応付けて、生理身体機能の種類及びその係数を格納する生理身体機能格納部を含み、
前記配合決定部は、前記生理身体機能のうち機能性素材に変換できない前記生理身体機能に対応する生理栄養素量を前記栄養素情報格納部から取得し、当該生理栄養素量に当該生理身体機能の係数を乗じて生理栄養素量を算出する生理栄養素量算出部を有し、
前記配合決定部は、前記生理栄養素量に基づいて前記配合目標情報を算出する
請求項34に記載のプログラム。 - 前記配合決定部は、前記生理身体機能のうち機能性素材に変換可能な前記生理身体機能に対応する生理機能性素材量を前記機能性素材情報格納部から取得し、当該生理機能性素材量に当該生理身体機能の係数を乗じて生理機能性素材量を算出する生理機能性素材量算出部を有し、
前記機能性素材量補充部は、前記生理機能性素材量に更に基づいて、前記サプリメントに補充すべき機能性素材およびその量を決定する
請求項35に記載のプログラム。 - 前記身体機能格納部は、前記薬理質問に対する各回答候補に対応付けて、薬理身体機能の種類及びその係数を格納する薬理身体機能格納部を含み、
前記配合決定部は、前記薬理身体機能のうち機能性素材に変換できない前記薬理身体機能に対応する薬理栄養素量を前記栄養素情報格納部から取得し、当該薬理栄養素量に当該薬理身体機能の係数を乗じて薬理栄養素量を算出する薬理栄養素量算出部を有し、
前記配合決定部は、前記薬理栄養素量に基づいて前記配合目標情報を算出する
請求項34から36のいずれかに記載のプログラム。 - 前記配合決定部は、前記薬理身体機能のうち機能性素材に変換可能な前記薬理身体機能に対応する薬理機能性素材量を前記機能性素材情報格納部から取得し、当該薬理機能性素材量に当該薬理身体機能の係数を乗じて薬理機能性素材量を算出する薬理機能性素材量算出部を有し、
前記機能性素材量補充部は、前記薬理機能性素材量に更に基づいて、前記サプリメントに補充すべき機能性素材およびその量を決定する
請求項37に記載のプログラム。 - 前記改善機能判断部は、
前記生理質問に対する回答に基づいて改善すべき身体機能を判断する生理質問判断部と、
前記薬理質問及び前記目的質問に対する回答に基づいて改善すべき身体機能を判断する薬理目的質問判断部と
を含み、
前記配合決定部は、
さらに、前記生理質問判断部の判断結果に基づいて前記サプリメントに含まれるべきと判断される栄養素及びその量である、補足目標情報を判断する補足目標情報設定部と、
前記補足目標情報設定部の判断結果を格納する補足目標情報格納部と、
前記薬理目的質問判断部の判断結果に基づいて前記補足目標情報を修正することで、前記配合目標情報を決定する配合目標情報決定部を含むことを特徴とする請求項34から38のいずれかに記載のプログラム。
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