JP4914224B2 - 酸性αグルコシダーゼおよびそのフラグメント - Google Patents

酸性αグルコシダーゼおよびそのフラグメント Download PDF

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Description

(関連出願の参照)
本出願は、2004年2月10日に出願された米国出願番号60/543,812(参考としてその内容が援用される。)の優先権の利益を要求する。
(背景)
酸性αグルコシダーゼ(GAA)は、マルトース、並びに、グリコーゲンの外鎖を含むその他直鎖オリゴサッカライドにおけるアルファ1−4結合を加水分解するリソソーム酵素であり、これによってリソソーム内で過剰なグリコーゲンを分解する(The Metabolic and Molecular Basis of Inherited Disease,Scriver,et al.,eds.(2001),McGraw−Hill:New YorkのHirschhorn et al.,(2001),p.3389−3420(非特許文献1))。他の哺乳類リソソーム酵素と同様、GAAは細胞質ゾル内で合成されてERを通過し、このERにてN結合高マンノース型炭水化物でグリコシル化される。ゴルジ体では、リソソームタンパク質をリソソームへ標的化させるマンノース6−リン酸(M6P)が付加することによって、リソソームタンパク質上で高マンノース炭水化物が修飾される。M6P修飾タンパク質は、2つのM6Pレセプターのうちのいずれかとの相互作用を介してリソソームへ送達される。最も好ましい修飾形態は、2つのM6Pが高マンノース炭水化物に付加した状態である。
リソソームにおいてGAA活性が不十分であると、酸性マルターゼ欠損症(AMD)、II型糖原貯蔵症(GSDII)、II型糖原病、あるいはGAA欠損症とも呼ばれる疾患であるポンペ病に帰着する。GAAをコードする遺伝子における様々なミスセンス変異並びにナンセンス変異によって、この酵素活性の低下が生じる。その結果、ポンペ病を有する患者の全ての細胞のリソソームにグリコーゲンが蓄積する。グリコーゲンの蓄積は特に、心筋並びに骨格筋、肝臓、並びに他の組織のリソソームにて最も顕著である。蓄積したグリコーゲンは最終的に筋機能を損なう。ポンペ病で最も重篤なものは、心肺機能不全によって2歳になる前に死亡する。
現在、ポンペ病を治癒する、あるいはポンペ病の進行を緩和するのに利用できる認可された治療法は存在しない。目下臨床試験中の酵素置換治療では、投与した組換えGAAが筋肉並びに肝組織内の細胞に取り込まれ、これらの細胞内のリソソームへ、M6P依存的な方法で輸送されることが必要とされる。しかしながら、最近のポンペ酵素置換治療試験にて使用される2つの酵素源である遺伝子加工したCHO細胞並びに遺伝子導入ウサギ乳にて産生された組換えGAAは、極少量のM6Pしか含有しない(Van Hove et al.,(1996)Proc Natl Acad Sci USA,93(1):65−70(非特許文献2);並びに米国特許第6,537,785号(特許文献1))。よって、組換えGAAのリソソームへのM6P依存的送達は効率が悪く、大量の投与量と高頻度の注入とが必要とされる。従って、新しく、より簡便で、より良い効率の、且つより費用効果の高い、治療的GAA酵素を患者リソソームへ標的化させるための方法が、依然必要とされている。
米国特許第6,537,785号明細書 Hirschhorn ら、(2001)、The Metabolic and Molecular Basis of Inherited Disease,Scriverら編(2001),McGraw−Hill:New York、p.3389−3420 Van Hoveら、(1996)Proc Natl Acad Sci USA,93(1):65−70
(本発明の概要)
本発明は、ペプチドタグを基礎とした標的化戦略を用いることによって、ヒトGAAもしくはGAA様酵素を患者リソソームへ、M6P非依存的に標的化させることを可能とする。結果として、本発明はGAAもしくはGAA様酵素の標的細胞内への効果的な送達を提供する。
本発明は一部、GAAタンパク質のそれぞれに異なる一部分であるペプチドをコードする複数のオープンリーディングフレーム(開放解読枠)を使用し、組換えによってGAAを発現させることができるという発見に関係する。共に用いた場合、結果できるポリペプチドは協働して所望する酵素活性を提供することができる。
従って、本発明は一側面において、ヒトGAAの70−790番アミノ酸残基と少なくとも50%同一(例えば少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、あるいは100%同一。)あるいはこれらのフラグメントのアミノ酸配列を含有するポリペプチドのオープンリーディングフレームをコードする核酸配列(DNA配列等)に関係する。このオープンリーディングフレームは、ヒトGAAの880−952番アミノ酸残基と少なくとも50%同一(例えば少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、あるいは100%同一。)のアミノ酸配列を含有しない。
別の側面において本発明は、ヒトGAAの880−952番アミノ酸残基と少なくとも50%同一(例えば少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、あるいは100%同一。)あるいはこれらのフラグメントのアミノ酸配列を含有するポリペプチドのオープンリーディングフレームをコードする核酸配列(DNA配列等)に関係する。このオープンリーディングフレームは、ヒトGAAの70−790番アミノ酸残基と少なくとも50%同一(例えば少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、あるいは10
0%同一。)のアミノ酸配列を含有しない。
本発明はまた、当該核酸配列の一方あるいは両方を含有する細胞に関係する。
一実施例において本発明の核酸はまた、GAAポリペプチドに融合するペプチドタグをコードする。好ましいペプチドタグは、細胞外レセプターに対するリガンドである。一部の実施例において、ペプチドタグは、標的細胞表面にあるレセプターの細胞外ドメインに結合する標的ドメインであり、このレセプターが内在化されると、ヒト・リソソーム内へのポリペプチドの局在が起こる。一実施において、この標的ドメインは、カチオン非依存性マンノース6−リン酸レセプター結合能を有するウロキナーゼ型プラスミノーゲンレセプター部分を含有する。別の実施例において標的ドメインには、IGF−IIの1つもしくは複数のアミノ酸配列(例えば、少なくとも48−55番アミノ酸、少なくとも8−28番並びに41−61番アミノ酸;あるいは少なくとも8−87番アミノ酸)、あるいはこれらの配列改変体(例えばR68A)、あるいはカチオン非依存性マンノース−6−リン酸レセプターに結合するこれらの切断型(例えば62番目からC末切断されたもの。)が組み入れられている。一実施例においてペプチドタグは、GAAポリペプチドのN末端あるいはC末端に直接融合されている。別の具体的な実施例においてペプチドタグは、スペーサーによってGAAポリペプチドのN末端あるいはC末端に融合されている。一実施例においてペプチドタグは、10−25個のアミノ酸から成るスペーサーによって、GAAポリペプチドに融合されている。別の特定の実施例において、ペプチドタグは、グリシン残基を含むスペーサーによってGAAポリペプチドに融合されている。別の特定の実施例において、ペプチドタグは、ヘリックス構造を含むスペーサーによってGAAポリペプチドに融合されている。別の具体的な実施例においてペプチドタグは、アミノ酸配列GGGTVGDDDDK(配列番号1)と少なくとも50%同一のスペーサーによってGAAに融合されている。
本発明はまた、本発明の核酸によってコードされたポリペプチド、並びにこれらのポリペプチドを含有する製薬調製物に関係する。
本発明はまた、一部、ペプチドタグが融合することのできるGAAの特定部位に関する正しい認識に関係する。従って、別の一側面において本発明は、ヒトGAAあるいはこれの一部分の、68、69、70、71、72、779、787、789、790、791、792、793、あるいは796番アミノ酸に融合するペプチドタグを有する標的化治療物質に関係する。この標的化治療物質には、例えばヒトGAAの70−952番アミノ酸残基、あるいは70−790番アミノ酸残基等より小さな部分を含有することができる。一実施例において、ペプチドタグは70番アミノ酸、あるいは70番アミノ酸から1つあるいは2つ目の位置内にあるアミノ酸に融合する。一部の実施例において、ペプチドタグは、細胞外レセプターに対するリガンドである。例えば、一部のペプチドタグは、標的細胞表面にあるレセプターの細胞外ドメインに結合する標的ドメインであり、このレセプターが内在化されてこの治療のヒト・リソソームへの局在が可能となる。一実施例においてこの標的ドメインには、カチオン非依存性マンノース6−リン酸レセプターに結合することができるウロキナーゼ型プラスミノーゲンレセプター部分が含まれる。別の実施例において、標的ドメインには、IGF−IIの1つ以上のアミノ酸配列(例えば少なくとも48−55番アミノ酸;少なくとも8−28番および41−61番アミノ酸;もしくは少なくとも8−87番アミノ酸。)、あるいはこれらのアミノ酸配列改変体(例えばR68A)、あるいはカチオン非依存性マンノース6−リン酸レセプターに結合するこれらの切断型(例えば62番目からのC末切断型)が組み入れられている。このペプチドタグは直接、あるいはスペーサーによってGAAポリペプチドと融合される。一実施例においてペプチドタグは、10−25個のアミノ酸から成るスペーサーによってGAAポリペプチドに融合されている。別の特定の実施例において、ペプチドタグは、グリシン残基を含む
スペーサーによってGAAポリペプチドに融合されている。別の具体的な実施例においてペプチドタグは、へリックス構造を含有するスペーサーによってGAAポリペプチドに融合されている。別の具体的な実施例においてペプチドタグは、アミノ酸配列GGGTVGDDDDK(配列番号1)と少なくとも50%同一のスペーサーによってGAAポリペプチドに融合される。
(本発明の詳細)
本発明は、例えばヒト心筋細胞並びに骨格筋細胞、哺乳類細胞のリソソームへ、より効果的に標的されるGAAを作成する手段を提供する。GAAはグリコシドヒドロリアーゼのファミリー31のうちのメンバーである(図1−1から1−14)。ヒトGAAは110 kDalの前駆体として合成される(Wisselaar et al.,(1993)J.Biol.Chem.268(3):2223−31)。この酵素の成熟体は、70 kDal および76 kDalの単量体から成る複合体である(Wisselaar et al.,(1993)J.Biol.Chem.268(3):2223−31)。酵素前駆体は、7つの潜在的グリコシル化部位を持ち、このうち4つが成熟酵素でも保持される(Wisselaar et al.,(1993)J.Biol.Chem.268(3):2223−31)。後期エンドソームあるいはリソソームにて、成熟酵素を作り出すタンパク質分解性開裂切断事象が発生する(Wisselaar et al.,(1993)J.Biol.Chem.268(3):2223−31)。
70 kDalおよび76 kDalの成熟種には、C末端の160のアミノ酸が存在しない。しかし、例えばVal949Asp等、GAAの完全な失活に繋がる特定のポンペ対立遺伝子はこの領域に位置する(Becker et al.(1998)J.Hum.Genet.62:991)。この変異体の表現から、70 kDal あるいは76 kDal種の一部分ではなく、このタンパク質のC末端部分が、タンパク質の機能において重要な役割を果たしていることが示唆される。プロセッシングの過程で残りのタンパク質部分から分離するが、このタンパク質のC末端部分が、主要タンパク質種と依然会合していると最近報告されている(Moreland et al.(Nov.1,2004)J.Biol.Chem.,Manuscript 404008200)。従って、C末端残基は、タンパク質の触媒活性にも直接的な役割を果たし得る。あるいは、このC末端残基は、このタンパク質のN末端部分の正しい折り畳み構造の形成の促進に関係している可能性がある。
関連するタンパク質であるスクラーゼ−イソマルターゼのある特定の対立遺伝子の動きから、後者の可能性が支持されている。このファミリーには、1本のポリペプチド上に一列に並んだ2つの別個であるが相同なグリコシドヒドロリアーゼ触媒ドメインを含有する、スクラーゼ−イソマルターゼ(SI)タンパク質が含まれる。これら各々はGAAポリペプチド全体と大きさが同じであり、この2つの触媒ドメインは、GAAと36%並びに39%同一を持つ。SIは小腸刷子縁細胞にて発現し、アミノ末端膜通過ドメインによって触媒ドメインを腸管腔に向け、この分極細胞の先端膜に局在する。先端膜に達すると、トリプシンによってアミノ近位(amino−proximal)イソマルターゼドメインからスクラーゼドメインが開裂切断し、イソマルターゼドメインは依然結合した状態で膜に留まる。最近の研究によって、正しい折り畳み構造と、続くイソマルターゼドメインの輸送とに、スクラーゼドメインが必要であることが示されている。即ち、スクラーゼは、イソマルターゼドメインの折り畳みに必要な分子内シャペロンであると言われている(Jacob et al.(2002)J.Biol.Chem.277:32141)。
多数の、遺伝子加工したGAAカセットの発現分析によって、成熟ポリペプチドから開
裂分離するが、尚、哺乳類細胞が機能性タンパク質を分泌するのに必要な2つの領域の同定が可能となった。我々が現在理解するGAAの構成を図2にまとめる。前駆体ポリペプチドは、シグナル配列およびこれに隣接する推定的な膜通過ドメイン、3つのジスルフィド結合を包含する約45個のアミノ酸から成るシステインに富むドメインであってタンパク質−タンパク質あるいはタンパク質−炭水化物の相互作用に関係すると考えられている三つ葉形ドメイン(PFAM PF00088)、(Thim(1989)FEBS Lett.250:85)、成熟70/76 kDalポリペプチドによって規定されるドメイン、並びにC末端ドメインを有する。SIの三つ葉形ドメイン内の変異は、SIの先端膜選別様式に影響を及ぼす(Spodsberg(2001)J.Biol.Chem.276:23506)。例1並びに例2にて示したデータは、機能性GAAの生成には三つ葉形ドメインとC末端ドメインの双方が必要であることを示している。C末端ドメインは、タンパク質折り畳みの過程で三つ葉形ドメインと相互作用し、恐らくはこの三つ葉形ドメイン内で適切なジスルフィド結合形成を促進する可能性がある。
本発明の一実施例において、ペプチドタグをコードするDNA配列は、インフレームで、C末を除くGAAポリペプチド全体をコードするGAAカセットの3’末端ドメインに融合する。このカセットは、別のポリペプチドとしてGAAのC末端ドメインをも発現する哺乳類細胞にて共発現する。
次にこのC末端ドメインが70/76 kDal 種と協働してトランスに機能し、活性型GAAが生成される。触媒ドメインとC末端ドメインの境界は、ファミリー31ヒドロリアーゼ類の大半には存在せず、GAA内の4つの連続するプロリン残基を含有する18個未満のアミノ酸から成る短領域上に存在することから、791番残基周辺に存在する模様である。実際、成熟体に会合するC末端ドメインが792番アミノ酸残基から始まると、現在報告されている(Moreland et al.(Nov.1,2004)J.Biol.Chem.,印刷前原稿 404008200)。
安定した細胞系を作り出すために、哺乳類細胞に導入した1つのプラスミド構成体から双方のポリペプチドを発現させることによって、共発現を達成することができる。発現は、当該プラスミド上の2つのプロモーターによって、あるいはこの2つのカセットがIRESエレメントによって分離されている2シストロン性構成体の発現を誘導する1つのプロモーターによって誘導される。あるいは、別個の選択マーカーを有する別々のプラスミドを連続的に用いて、双方のタンパク質を発現する細胞系を構築することができる。
これらの融合で使用されるペプチドタグをIGF−IIから誘導して作製し、CI−MPRに標的化することができる。あるいは、筋管表面のレセプターに選択的に結合するペプチドタグを採用することができる。当該ペプチドについては記載がある(Samoylova et al.(1999)Muscle and Nerve 22:460;
US Patent No.6,329,501)。Fcレセプター、LDLレセプター、あるいはトランスフェリンレセプター等他の細胞表面レセプターもまた適切な標的であり、GAAの標的を促進させることができる。
本発明の別の実施例では、このペプチドタグをコードするカセットは、例えば791番の位置等、成熟70/76 kDalポリペプチドとC末端ドメインとの結合部で、天然GAAコード配列内に挿入される。これによって1つのキメラポリペプチドができる。このペプチドタグはこの構成においてその同種レセプターに結合できない可能性があるため、プロテアーゼ開裂切断部位をペプチドタグのすぐ下流に挿入することもできる。正しく折り畳まれた形態でタンパク質が生成された際には、C末端ドメインをプロテアーゼ処理によって切断することができる。
ヒト血清に通常みられるプロテアーゼが作用するプロテアーゼ開裂切断部位を採用することが所望される場合がある。このような方法で、タグ付きGAAをプロドラッグの形態で血流内に導入し、血清中に存在するプロテアーゼによって取り込まれるよう活性化させることが可能である。これによって酵素の分が改善される可能性もある。前記のように、このペプチドタグはGILTタグあるいは筋特異的タグでも有りうる。
本発明の別の実施例において、タグは、酵素活性が維持されるようGAAのN末端にて融合される(例3)。N末端融合の場合、異種シグナルペプチドを天然GAAのシグナルペプチドの代わりに用いることによって、酵素分泌レベルに影響を及ぼすことが可能である。
GAAシグナルペプチドはERにて切断されず、このためGAAはER内で膜結合状態となる(Tsuji et al.(1987)Biochem.Int.15(5):945−952)。一部の細胞型では、ERの膜トポロジーを保持したまま細胞膜に結合したこの酵素を確認することができる。これは恐らく、シグナルペプチドが切断されないことに起因する(Hirschhorn et al.,The Metabolic and Molecular Basis of Inherited Disease内,Valle,ed.,2001,McGraw−Hill:New York,pp.3389−3420)。配列分析から、シグナルペプチドに隣接する膜通過ドメインの存在が示唆されており、これによって恐らく、特定の状態下で酵素が膜に結合した状態のまま保持される。
シグナルペプチドを介したGAAの膜への結合は、酵素が正しくリソソームへ標的化する際の重要な寄与要因である可能性がある。これが起こるのに、2つの経路が考えられる。:一つは、膜結合が直接このタンパク質をリソソームへ向かわせる可能性である。もう一つは、膜結合によってGAAがゴルジ体内に留まる時間が長くなり、このためタンパク質に付加するマンノース6リン酸が増加する可能性である。これは最終的に、リソソームへ選別される酵素の割合が増加する効果を有することとなる。いずれの場合も、膜結合が消失すると、より多くの生成された酵素が分泌され、また、後者のモデルが正しければ、この分泌された酵素が有するマンノース6リン酸は少なくなっていることとなる。
GAAのシグナルペプチドおよび隣接するアミノ酸配列をGAA用の代替シグナルペプチドに置換することによって、GAAの膜結合の崩壊を達成することができる。GAAのGILTタグ付けに関して、キメラ遺伝子は、天然シグナルペプチドの開裂切断部位あるいは適切な下流部位にて、GAAのN末端に融合されたシグナルペプチドを包含するIGF−IIタグを含有する。当該キメラ融合体は、高レベルで分泌され、且つM6P/IGF−IIレセプターに対する高親和性リガンドを含有する組換えGAAの生成を導く
(細胞内標的ドメイン)
本発明は、このタンパク質に対する細胞性レセプターに特異的に結合するタンパク質あるいはタンパク質類似体を使用して、治療がリソソームへ標的できるようにする。細胞表面外側はトポロジー的に、エンドソーム、リソソーム、ゴルジ並びに小胞体の区画と等価である。即ち、適切なレセプター(1個あるいは複数。)との相互作用を介した分子のエンドサイトーシスによって、膜を通過することなく、任意のこれら区画への分子の輸送が可能となる。ある遺伝的欠損症が任意のこれら区画内における特定の酵素活性の欠損に帰結するのであれば、適切なレセプターに対するリガンドを治療性タンパク質にタグ付けすることによって治療性タンパク質の送達を達成することができる。
レセプター結合タンパク質を細胞膜からゴルジ体および/または小胞体へ向かわせる複
数の経路の特性が明らかにされている。即ち、例えば1つ以上のこれら細胞内輸送経路を利用するSV40、コレラ毒素、あるいは植物性毒素リシン由来の標的部分を使用するこ
とによって、治療剤を細胞内の所望する部位に標的化させることができる。いずれの場合も、この物質が細胞外側に結合することによって取り込みが開始される。例えば、SV40はMHCクラスIレセプターに結合し、コレラ毒素はGM1ガングリオシドに結合する。またリシンは、細胞表面にある末端のガラクトースによって糖脂質並びに糖タンパク質に結合する。この第一段階の後、分子は多様な経路によってERに到達する。例えばSV40は、カベオラエンドサイトーシスに入り、ゴルジを経由しない2段階工程にてERに到達し、一方コレラ毒素はカベオラエンドサイトーシスに入るがERに到達する前にゴルジを横断する。
コレラ毒素あるいはリシンに関係する標的部分を使用する場合、コレラ毒素あるいはリシンの毒性を避けることが重要である。コレラ毒素とリシンは共にヘテロメリックタンパク質であり、細胞表面結合ドメインと毒性に関係する触媒活性とが別個のポリペプチドに存在する。即ち、毒性に係わるポリペプチドを持たず、レセプター結合ポリペプチドを含有する標的部分を構成することができる。例えばリシンの場合、サブユニットBはタンパク質の内在化に係わるガラクトース結合活性を有し、治療性タンパク質に融合させることができる。さらにサブユニットAの存在が細胞内局在性を改善させる場合、正しく折り畳まれるが触媒的には不活性であるA鎖の変異体(ムテイン)を、サブユニットB−治療融合タンパク質と共に使用することができる。
ゴルジ体から外へ出たER標的化タンパク質を回収するKDELレセプターを介して、ゴルジ体へ送達されたタンパク質を小胞体(ER)へ輸送することができる。即ち、治療性タンパク質をゴルジ体へ導く標的ドメインの末端にKDEF(配列番号2)部分を含有させることによって、その後ERへ局在させることが可能となる。例えば、pH7.4あるいは約pH7.4およびpH5.5あるいは約pH5.5の双方にて、カチオン非依存性M6Pレセプターに結合する標的部分(例えば抗体、あるいはファージディスプレイ、酵母ツーハイブリッド、チップベースアッセイ、並びに溶液ベースアッセイ等のハイスループットスクリーニング等によって同定されるペプチド。)によって、治療剤をゴルジ体へ標的化させることができ、さらにKDELモチーフを加えることでERへの標的化が可能となる。
(リソソーム標的化部分)
本発明によって治療剤のリソソームへの標的化が可能となる。例えば、引き続いてリソソームを通過する細胞膜レセプターの結合を介して、標的化が生じる場合がある。あるいは、引き続いて後期エンドソームを通過する細胞質レセプターの結合を介して標的が生じる場合もあり、その後治療は後期エンドソームからリソソームへ移動することができる。好ましいリソソーム標的機構には、カチオン非依存性M6Pレセプターへの結合が関係する。
(カチオン非依存性M6Pレセプター)
カチオン非依存性M6Pレセプターは、哺乳類組織にて広く発現する、275 kDa一本鎖の経膜糖タンパク質である。これはM6Pに結合する2つの哺乳類レセプターの内の1つであり、他方はカチオン依存性M6Pレセプターと呼ばれている。カチオン依存性M6Pレセプターでは、M6Pとの結合に2価カチオンを必要とするが、カチオン非依存性M6Pレセプターは必要としない。これらのレセプターは、リソソーム酵素上の高マンノース炭水化物におけるM6P部分を認識し、これを介してリソソーム酵素類の輸送に重要な役割を果たしている。カチオン非依存性M6Pレセプターの細胞外ドメインは、レセプターの別々の部位にて様々な種類のリガンドと結合する15の相同的な領域(「リピート」)を含有する。
カチオン非依存性M6Pレセプターは、2つの、M6Pに対する結合部位を含有する。:1つはリピート1−3に位置し、他方はリピート7−9に位置する。このレセプターは、μM範囲の解離定数で1価のM6Pリガンドと結合し、2価のM6PリガンドとはnM
範囲の解離定数で結合する。恐らくこれはレセプターのオリゴマー化に起因する。このレセプターによるIGF−IIの取り込みは、このレセプターに対するリソソーム酵素のような多価M6Pリガンドの同時的結合によって増大する。
またカチオン非依存性M6Pレセプターは、標的部位として利用することのできる少なくともつの別個のリガンドに対する結合部位を含有する。カチオン非依存性M6Pレセプターは、pH 7.0あるいは約pH 7.0にて、約14 nMの解離定数でIGF−IIと結合し、これは基本的にリピート11との相互作用が仲介する。IGF−IIをリソソームへ標的させる際の機能と一致して、pH 5.5あるいは約pH 5.5にて解離定数は約100倍増加し、酸性後期エンドソーム内でIGF−IIの解離を促進する。このレセプターは、高分子量のO−グリコシル化IGF−II形を結合することができる。
カチオン非依存性M6Pレセプターに対するさらに別の有用なリガンドは、レチノイン酸である。レチノイン酸は2.5 nMの解離定数でレセプターと結合する。レチノイン酸を用いたカチオン非依存性M6Pレセプターの光親和性標識は、IGF−IIあるいはM6Pのレセプターへの結合を妨げず、これはレチノイン酸がレセプターの別の部位で結合することを示唆する。レチノイン酸がレセプターと結合すると、レセプターの細胞内分布が変わり、細胞質ベシクル中のレセプターがより蓄積し、M6P修飾βグルクロニダーゼの取り込みも促進される。レチノイン酸は、カチオン非依存性M6Pレセプターへの結合能を妨げることなく、治療剤にこれを結合させるのに利用することのできる光活性化可能な部分を有する。
カチオン非依存性M6Pレセプターはまた、9μMの解離定数で、ウロキナーゼ型プラスミノーゲンレセプター(uPAR)と結合する。uPARは、大半の種類の細胞の表面上にあるGPTアンカー型レセプターであり、ここでuPARは接着分子として機能し、さらにプラスミノーゲンおよびTGF−βのタンパク質分解活性化にて機能する。uPARのCI−M6Pへの結合によって、CI−M6Pはリソソームへ向かい、これによってその活性が調節される。即ち、uPARの細胞外ドメインあるいは、カチオン非依存性M6Pレセプターへの結合能を持つこれの一部分を治療に融合させることによって、薬剤をリソソームへ標的させることが可能である。
IGF−II
好ましい実施様態においてリソソーム標的化タンパク質は、マンノース6リン酸非依存的にカチオン非依存性M6Pレセプター/IGF−IIレセプターと結合するタンパク質、ペプチド、あるいはその他の部分である。都合のよいことに、この実施様態は、LSDタンパク質の取り込みに関する通常の生物機構を模擬しているが、マンノース6リン酸には非依存的である。
例えば、IGF−II成熟ポリペプチドをコードするDNAをLSD遺伝子カセットの3’末端へ融合させることによって、様々な種類の細胞に取り込まれ、リソソームへ輸送することが可能な融合タンパク質が創出される。あるいは、IGF−II前駆体ポリペプチドをコードするDNAをLSD遺伝子カセットの3’末端へ融合させるともできる。;この前駆体は、哺乳類細胞内で開裂切断されてIGF−II成熟ポリペプチドを作るカルボキシル末端部分を包含するが、IGF−IIシグナルペプチドは削除されることが好ましい(あるいはLSD遺伝子カセットの5’末端へ移す。)。一旦タンパク質が単離されればさらなる修飾の必要がないため、この方法はグリコシル化が係わる手法と比較して、簡便性および費用効果等多数の利点を有する。
IGF−IIは特異的にM6Pレセプターを標的することが好ましい。特に、高い親和性でM6Pレセプターに結合するが、認識されるほどの親和力では他の2つのレセプタ
ーと結合しないタンパク質に帰着する、IGF−IIポリペプチド内の変異は有用である。また、IGF−II/GILT構成物の隔離を避けるため、IGF-IIを修飾して
血清IGF結合タンパク質との結合を最小にすることができる(Baxter(2000)Am.J.Physiol.Endocrinol Metab.278(6):967−76)。多数の研究が、IGF結合タンパク質の結合に必要な、IGF−I並びにIGF−II中のアミノ酸残基に焦点を当てている。M6P/IGF−IIレセプターに対する高親和結合性の保持並びにIGF−結合タンパク質に対する親和性の低下に関して、これらのアミノ酸残基における変異を有する構成物を試験選抜することができる。例えば、IGF−IIのPhe26をSerに置換すると、M6P/IGF−IIレセプターへの結合には影響を与えずに、IGF−IIのIGFBP−1および−6に対する親和性が低下すると報告されている(Bach et al.(1993)J.Biol.Chem.268:(13)9246−54)。Phe19をSer、並びにGlu9をLys等、他の置換も有益であることが可能である。IGF−IIと共に高度に保存されているIGF−Iの一領域内における、単独あるいは組み合わせての類似的な変異は、IGF−BP結合の著しい低下に帰結する(Magee et al.(1999)Biochemistry 38(48):15863−70)。
別のアプローチは、高い親和性でM6P/IGF−IIレセプターに結合することができる、IGF−IIの最小領域を同定することである。IGF−IIのM6P/IGF−IIレセプター結合に関係するアミノ酸残基は、その大半がIGF−IIの一表面に群集する(Terasawa et al.(1994)EMBO J.13(23):5590−7)。IGF−IIの3次構造は通常、3つのジスルフィド結合によって維持されているが、IGF−IIのM6P/IGF−IIレセプター結合面上のアミノ酸配列を組み入れたペプチドを、正確な折り畳みと結合活性とを有するよう設計することができる。当該最小結合性ペプチドは、非常に好ましい標的部位である。48−55番アミノ酸周辺領域に基づいて設計されたペプチドを、M6P/IGF−IIレセプターへの結合に関して試験することができる。あるいは、ペプチドの無作為ライブラリーを、M6P/IGF−IIレセプターへの結合能に関して、酵母ツーハイブリッド法あるいはファージディスプレイ型アッセイによって試験選抜することができる。
(血液脳関門)
リソソーム蓄積症に対する治療における一つの対処すべき問題点は、これらの疾患の多くでは神経学的な関与を有する。血流内に投与した治療性酵素は通常、血液脳関門を通過することができず、このため疾患に伴う神経学的症状を軽減することができない。しかしIGF−IIは、経細胞輸送を介して血液脳関門を通過する輸送を促進すると報告されている(Bickel et al.(2001)Adv.Drug Deliv.Rev.46(1−3):247−779)。即ち、適切に設計されたGILT構成物は血液脳関門を通過できるはずであり、リソソーム蓄積症に伴う神経学的症状の治療手段を提供する最初のものである。この構成物は例12に記載したようにGUSマイナス マウスを使用して試験することができる。血液から神経組織に到達することのできる標的化治療剤の設計、構成、並びに試験に関する詳細は、2001年10月16日に提出されたU.Sシリアル番号No.60/329,650、並びに2002年4月30日に提出されたU.Sシリアル番号No.10/136,639にて開示されている。
(IGF−IIの構造)
IGF−IIのNMR構造は、2つのグループが解明している(Terasawa et al.,(1994)EMBO J.13(23):5590−7;Torres et al.(1995)J.Mol.Biol.248(2):385−401)(例えばProtein Data Bank 登録記号 1IGLを参照する。)。IGF−II構造の全体的特徴はIGF−Iおよびインスリンに似る。IGF−IIのAドメイ
並びにBドメインは、インスリンのA鎖並びにB鎖に相当する。2次構造の特徴には、B領域の11−21番アミノ酸残基に渡るアルファへリックスが22−25番残基における逆向ターンによって26−28番残基における短いベータストランドと繋がっている点が含まれる。25−27番残基は、小さな逆平行ベータシートを形成するようであり、59−61番残基および26−28番残基もまた、分子間ベータシート形成に関与し得る。IGF−IIのAドメインでは、42−49番並びに53−59番残基に渡るアルファヘリックスは、Bドメインのヘリックスに対し垂直な逆平行構成配置される。3つあるジスルフィド架橋の内の2つ並びに保存されている疎水性残基によって形成された疎水性クラスターが、これら2次構造の特性を安定化している。N末端並びにC末端は、31−40番残基の間の領域のように、依然明確には確定されてない。
IGF−IIはIGF−II/M6Pレセプター並びにIGF−Iレセプターに、比較的高い親和性で結合し、インスリンレセプターとはより低い親和性で結合する。IGF−IIはまた、多数の血清IGFBPと相互作用する。
(IGF−II/M6Pレセプターへの結合)
IGF−IIの48−50番残基(Phe Arg Ser)をインスリンの相当する残基(Thr Ser Ile)に置換する、あるいは54−55番残基(Ala Leu)をIGF−Iの相当する残基(Arg Arg)に置換すると、IGF−II/M6Pレセプターへの結合性低下に帰着するが、IGF−I並びにインスリンレセプターへの結合は維持される(Sakano et al.(1991)J.Biol.Chem.266(31):2062−35)。
IGF−IとIGF−IIは、48−50番残基の領域に共に同一の配列および構造を持つが、IGF−IIレセプターに対する親和性は1000倍異なる。NMR構造分析によって、IGF−IIの53−58番残基の領域(IGF−Iの54−59番残基)にて、IGF−IとIGF−IIとの構造的差異が示されている。:IGF−II はIGF−Iよりもアルファヘリックスがより明確であり、IGF−Iとは異なり53番並びに54番残基周辺の主鎖に折れ曲がりは存在しない(Toret al.(1995)J.Mol.Biol.248(2):385−401)。この構造的差異はIGF−II内のAla54およびLeu55がIGF−IではArg55並びにArg56に置き換わっていることに関係する。この領域の荷電性残基の存在が直接IGF−IIレセプターへの結合を妨げる、あるいは荷電性残基によって生じる構造変化がIGF−IIレセプターへの結合変化を生みだすといういずれかの可能性がある。いずれの場合も、IGF−Iの2つのArgが非荷電性残基に置換されていることが、IGF−IIレセプターに対する高親和性をもたらした(Cacciari et al.(1987)Pediatrician 14(3):146−53)。即ち、これの部位における正に荷電したアミノ酸残基の存在が、IGF−IIへの結合性の失活に関係している。
IGF−IIは、カチオン非依存性M6Pレセプターのリピート11に結合する。実際、リピート11のみをカチオン非依存性M6Pレセプターの膜通過ドメイン並びに細胞質ドメインに融合させたミニレセプターは、IGF−IIに結合することができ(完全長レセプターの親和力の約10分の1の親和力で。)、IGF−IIの内在化とリソソームへの送達を仲介する(Gimme et al.(2000)J.Biol.Chem.275(43):33697−33703)。M6Pレセプターのドメイン11の構造は判明している(Protein Data Base の登録記号は1GP0 並びに 1GP3。; Brown et al.(2002)EMBO J.21(5):1054−1062)。推定されるIGF−II結合部位は、IGF−IIの疎水性アミノ酸と相互作用すると考えられる疎水性ポケットであり、候補となるIGF−IIのアミノ酸には、8番ロイシン、48番フェニルアラニン、54番アラニン、および55番ロイシン
が含まれる。リピート11はIGF−IIと結合することができるが、カチオン非依存性M6Pレセプターのより大きな部分(例えばリピート10−13、あるいは1−15)を含有する構成物は一般に、より大きな親和力で、またより大きくpHに依存してIGF−IIと結合する(例えばLinnell et al.(2001)J.Biol.Chem.276(26):23986−23991を参照する)。
(IGF−Iレセプターへの結合)
IGF−IIのアミノ酸残基、Tyr27をLeuに、あるいはLeu43をValに、Ser26をPheに置換すると、IGF−IIのIGF−Iレセプターに対する親和性がそれぞれ94倍、56倍、4倍低下する(Torres et al.(1995)J.Mol.Biol.248(2):385−401)。ヒトIGF−IIの1−7番残基が欠失するとヒトIGF−Iレセプターへの親和性が30倍減少し、同時にラットIGF−IIレセプターへの親和性が12倍増加する(Hashimoto et al.(1995)J.Biol.Chem.270(30):18013−8)。IGF−IIのNMR構造は、Thr7が、9Cys−47Cysのジスルフィド架橋の近辺且つ48番Phe並びに50番Ser残基の近くに位置していることを示している。Thr7とこれらのアミノ酸残基との相互作用は、IGF−Iレセプター結合に必要な、たわみやすいN末端6残基ペプチドを安定化させることができる(Terasawa et la.(1994)EMBO J.12(23)5597−7)。同時にこの相互作用は、IGF−IIレセプターへの結合を調節することができる。IGF−IIのC末端(62−67番残基)切断もまた、IGF−Iレセプターに対するIGF−IIの親和性を5倍低下させる模様である(Roth et al.(1991)Biochem.Biophys.Res.Commun.181(2):907−14)。
(IGF−IIの欠失変異)
IGF−Iレセプター並びにカチオン非依存性M6Pレセプターに対する結合面は、IGF−IIの別個の面にある。構造データおよび変異データに基づいて、ヒトIGF−IIよりも著しく小さい機能的なカチオン非依存性M6P結合ドメインを構築することができる。例えば、アミノ末端1−7番アミノ酸および/またはカルボキシル末端62−67
番残基は削除あるいは置換することができる。さらに、29−40番アミノ酸を、これ以外の部分のポリペプチドの折り畳みあるいはカチオン非依存性M6Pレセプターへの結合性を変えることなく、削除あるいは置換することができる可能性もある。即ち、8−28番および41−61番アミノ酸を包含する標的部分を構築することができる。これらのアミノ酸の区間は恐らく、直接連結する、あるいはリンカーによって分けられた状態にすることができる。あるいは、8−28番および41−61番アミノ酸を別個のポリペプチド鎖上にて提供することができる。IGF−IIと相同性があり、IGF−IIの構造と密接に関係する3次構造を持つインスリンの相当するドメインには、たとえ別個のポリペプチド鎖に存在していても、再び正しく折り畳まれて適正な3次構造となることを可能にするのに十分な構造的情報が存在している(Wang et al.(1991)Trends Biochem.Sci.279−281)。即ち、例えば、8−28番アミノ酸あるいはこれらの保存的置換変異体を治療に融合させることができると考えられる。;この結果できる融合タンパク質を、41−61番アミノ酸あるいはこれらの保存的置換変異物と混和して患者に投与することができると考えられる。
IGF−IIタグの正確な提示および折り畳みを促進する目的で、IGF−IIタンパク質のより長い部分を使用することができる。例えば、1−67番もしくは1−87番アミノ酸残基、あるいは全前駆体を包含するIGF−IIタグを使用することができる。
(IGF結合タンパク質への結合)
IGF−II並びに関連する構成物を修飾して、IGFBP類への親和性を低下させ、
これによってタグ付きタンパク質の生物利用性を増進させることができる。
IGF−IIの26番フェニルアラニンをセリン残基に置換すると、IGFBP1〜5への結合性が5〜75倍低下する(Bach et al.(1993)J.Biol.Chem.268(13):9246−54)。IGF−IIの48−50番残基をスレオニン−セリン−イソロイシン残基に置換すると、大部分のIGFBPへの結合が100倍以上低下する(Bach et al.(1993)J.Biol.Chem.268(13):9246−54)。;しかし、これらのアミノ酸残基はカチオン非依存性マンノース6リン酸レセプターの結合にも重要である。IGF−Iレセプターへの結合を妨げるY27L置換は、IGFBP3および酸不安定性サブユニットとの三重複合体形成を干渉する(Hashimoto et al.(1997)J.Biol.Chem.272(44):27936−42)。;この三重複合体は、循環系内の大半のIGF−IIを占める(Yu et al.(1999)J.Clin.Lab Anal.13(4):166−72)。また、IGF−IIの最初の6残基を削除すると、IGFBP結合を干渉する(Luthi et al.(1992)Eur.J.Biochem.205(2):483−90)。
IGF−IのIGFBP類との相互作用に関する研究から、16番フェニルアラニンをセリンに置換しても2次構造に影響しないが、IGFBP結合性が40から300倍低下することがさらに明らかになった(Magee et al.(1999)Biochemistry 38(48):15863−70)。また9番グルタミンをリジンに変えても、IGFBP結合性は著しく低下する。さらに、9番リジン/16番セリンの二重変異体は、最も低いIGFBP結合性を呈した。IGF−IIにおけるこれらの変異体については、これまでに試験されていないが、IGF−I並びにIGF−IIのこの領域間のアミノ酸配列の保存性から、IGF−IIで同様の変異を起こした場合(12番グルタミン酸をリジン/19番フェニルアラニンをセリン)、同様の影響が認められるであろうことが示唆される。
(IGF−IIホモログ
ヒトIGF−IIのアミノ酸配列、あるいはカチオン非依存性M6Pレセプターへの結合に影響を及ぼすこれらの一部分を参照配列として使用して、本発明の方法にて成功するという合理的な期待を持つのに十分なアミノ酸類似性を候補配列が有しているか否かを判定することもできる。様々な配列は、ヒトIGF−IIと少なくとも70%の類似性あるいは60%の同一性があることが好ましく、より好ましくは少なくとも75%の類似性あるいは65%の同一性があり、少なくとも80%の類似性あるいは70%の同一性があることがさらに好ましい。
ペプチド領域候補が必要とされるパーセンテージのヒトIGF−IIとの類似性あるいは同一性を有しているか否かを判定するため、最初に、SmithとWaterman(1981)J.Mol.Biol.147:195−197に記載されているダイナミック・プログラミング・アルゴリズムを、HenikoffとHenikoff(1992)PNAS 89:10915−10919の図2に記載されているBLOSUM62置換マトリックスと組み合わせて使用し、候補アミノ酸配列とヒトIGF−IIとを整列する。本発明に関して、ギャップ挿入ペナルティの適切な値は−12であり、ギャップ伸張ペナルティに適切な値は−4である。GCGプログラム・スイート(Oxford Molecular Group,Oxford,England)等、Smith−WatermanのアルゴリズムとBLOSUM62マトリックスとを使用する配列比較を実行するコンピュータープログラムは市販されており、当分野の技術者によって広く使用されている。
候補配列と参照配列との配列比較を実行すると、パーセント類似性スコアを計算することもできる。互いの類似性に従って、各配列の個々のアミノ酸を順に比較する。整列した2つのアミノ酸に対応するBLOSUM62マトリックスにおける値がゼロあるいはマイナス値である場合、ペアワイズ類似性スコアはゼロである。;そうでない場合、ペアワイズ類似性スコアは1.0である。この生の類似性スコアは、整列したアミノ酸のペアワイズ類似性スコアの総和である。次にこの生のスコアを、候補配列あるいは参照配列のより小さい方のアミノ酸数で割って標準化する。この標準化した生のスコアが類似性パーセントである。あるいは、同一性パーセントを計算するために、各配列の整列したアミノ酸を再び続けて比較する。アミノ酸が同一ではない場合、ペアワイズ同一性スコアはゼロである。;そうでない場合、ペアワイズ同一性スコアは1.0である。生の同一性スコアは、整列した同一アミノ酸の総和である。この生のスコアを、候補配列あるいは参照配列のより小さい方のアミノ酸数で割って標準化する。この標準化した生のスコアが同一性パーセントである。類似性パーセント並びに同一性パーセントを計算する目的のためには、挿入並びに欠失は考慮しない。従って、初回配列比較ではギャップペナルティを使用するが、この計算では使用しない。
(IGF−IIの構造類似体)
判明しているヒトIGF−II並びにカチオン非依存性M6Pレセプターの構造によって、U.S.Patent No.6,226,603並びにNo.6,273,598にて議論されているもの等、コンピューター支援の設計原理を用いて、IGF−II類似体並びに他のカチオン非依存性M6Pレセプター結合タンパク質の設計が可能である。例えば、Technologies Inc.のBiosymから市販されているINSIGHTII、DISCOVER,あるいはDELPHI、もしくはMolecular Simulations,Inc.から市販されているQUANTAあるいはCHARMM等、一般的なモデル作製コンピュータープログラムを備えたコンピューターで、IGF−IIの原子座標が得られる。これらあるいはその他のプログラムソフトウエアによって、分子構造解析並びに、構造並びに分子内相互作用に対する分子交換の影響を予測するシミュレーションが可能となる。例えば、このソフトウエアを使用して、分子内水素結合あるいはイオン結合をさらに形成する能力を有する修飾類似体の同定を行うことができ、標的レセプターに対する類似体の親和性が改善される。
またこのソフトウエアによって、IGF−IIのカチオン非依存性M6Pレセプター結合面の少なくとも一部分に表れるものに似た構造的化学的特性を有するペプチド並びに有機分子の設計が可能となる。このレセプター結合面に寄与するものは主に、共にレセプター結合面を規定するアミノ酸群の側鎖内に存在する、化学的に相互作用する部分の空間配置であるため、本発明の好ましい一様態は、IGF−IIのカチオン非依存性M6Pレセプター結合面を構成するアミノ酸側鎖にある化学部分の空間関係を模擬する空間関係において化学的に相互作用する部分を持つ骨格を有する合成有機分子の設計並びに作製に関係する。好ましい化学部分には、IGF−IIのカチオン非依存性M6Pレセプター結合面を構成するアミノ酸のアミノ酸側鎖によって限定される化学部分が含まれるが、これらに限定されない。よって、IGF−II類似体のレセプター結合面はアミノ酸残基から構成される必要はなく、そこに位置する化学部分から構成される必要があることが理解される。
例えば、関連する化学の同定に基づいて、一般的なコンピュータープログラムを使用する技術者は、適切なキャリアーとなる骨格上に位置するレセプター相互作用性化学部分を有する小分子を設計することができる。有用なコンピュータープログラムは、例えば、Dixon(1992)Tibtech 10:357−363;Tschinke et al.(1993)J.Med.Chem.36:3863−3870;並びにEisen et al.(1994)Proteins:Structure,Funct
ion,and Genetics 19:199−221に記載されており、参考のため、これらの公開文献をこの明細に添付する。
「CAVEAT」と名付けられた、ある一コンピュータープログラムは、例えば、化学部分の望の空間的配向を有する構造に関して、Cambridge Structural Database等のデータベースを検索する(「Molecular Recognition:Chemical and Biological Problems」(Robert,S.M.編)内Bartlett et al.pp 182−196(1989))。このCAVEATというプログラムは、テンダミスタット3次元構造における選択したアミノ酸側鎖の配向に基づいて、74アミノ酸残基のαアミラーゼインヒビターであるテンダミスタット類似体を設計するために使用されている(上記Bartlett et al.(1989))。
あるいは、IGF−IIのカチオン非依存性M6Pレセプター結合活性を模擬する一連の類似体の同定に基づき、技術者が定量的構造活性相関(QASR)を導き、さらなるモルフォゲン類似体の新規設計を支援する、様々なコンピュータープログラムを使用する場合もある。他の有用なコンピュータープログラムは、例えばConnolly−Martin(1991)Methods in Enzymology 203:587−613;Dixon(1992)上記;並びにWaszkowycz et al.(1994)J.Med.Chenm.37:3994−4002にて記載されている。
(融合接合部)
GAAがペプチドタグあるいは標的ドメインを有する融合タンパク質として発現される場合、このペプチドタグをGAAポリペプチドに直接融合させる、あるいはリンカーによってGAAポリペプチドから離れた状態にすることができる。アミノ酸リンカーには、天然タンパク質でその位置に現れるもの以外のアミノ酸配列が組み入れらており、一般に柔軟性を持つよう、あるいは2つのタンパク質部分の間にαヘリックス等の構造が挿入されるよう設計される。リンカーは、アミノ酸配列Gly−Ala−ProあるいはGly−Gly−Gly−Gly−Gly−Pro(配列番号3)等、比較的短いものであることができ、もしくは、例えば10−25アミノ酸の長さ等、より長いものであることができる。例えば、アミノ酸配列(GGGGS(配列番号4))から成る3〜4個の同一部分から成る柔軟な繰返しリンカー、並びにアミノ酸配列(EAAAK(配列番号5))から成る2〜5個の同一部分から成るαヘリックス繰返しリンカーが記載されている(Arai
et al.(2004)Proteins:Structure,Function
and Bioinformatics 57:829−838)。IGF−II融合タンパク質に関して、GGGTVGDDDDK(配列番号1)という他のリンカーの使用も報告されている(DiFalco et al.(1997)Biochem.J.326:407−413)。ヒト血清タンパク質のαヘリックス部位が組み入れられたリンカーを使用して、リンカー領域の免疫抗原性を最小にすることができる。
融合接合部位は、正しい折り畳みおよび融合相手双方の活性を促し、且つGAAポリペプチドからペプチドタグの未熟な離を防ぐよう、注意して選択されるべきである。図3は、図2にて説明するGAAタンパク質の構成モデルに基づいて、GILTタグ付きGAAを作製するための4つの典型的な方策を説明する。
1.アミノ末端にタグを融合する。
2.三つ葉型領域と成熟体部分との間にタグを挿入する。
3.成熟領域とC末端ドメインとの間にタグを挿入する。
4.切断したGAAのC末端にタグを融合し、C末端ドメインを共発現させる。
例えば、標的ドメインは、直接あるいはスペーサーによって、GAAの70番アミノ酸に融合させることができる。これはタンパク質の発現、GAA部分の触媒活性、および例4
に記載した標的部分による正しい標的が可能な部位である。あるいは、成熟ポリペプチドからGAAのC末端ドメインが分離する開裂部位、あるいはその近辺に、標的ドメインを融合させることができる。これによって、内部に標的ドメインを持つGAAタンパク質の合成が可能となり、これは、随意で標的ドメインから、開裂部位の位置に応じて成熟ポリペプチドあるいはC末端ドメイン開裂分離することができる。あるいは、発現構成物のオープンリーディングフレーム内にC末端配列を組み入れることなく、791番部位の近辺にて成熟ポリペプチドを融合タンパク質として合成することができる。
GILTタグの折り畳みを促すため、融合接合部位に隣接するGAAアミノ酸残基を修飾することができる。例えば、GAAのシステイン残基がGILTタグの正しい折り畳みを妨げる可能性があるため、GAAの末端952番システインを欠失させる、あるいはセリンと置換させてC末端GILTタグに適合させることができる。また、GILTタグは、末尾Cys952の直ぐ手前に融合させることもできる。末尾Cys952をセリンに変異させると共に、末尾から2番目となるCys938をプロリンに換えることができる。
あるいは、タグをGAAポリペプチドに、化学的に結合させることができる。
(標的部分の親和性)
標的部分は、マイクロ未満の解離定数で標的レセプターと結合することが好ましい。一般に、解離定数がより低ければ(例えば10−7 M未満、あるいは10−8 M未満、10−9 M未満。)、より好ましい。解離定数は、Linnell et al.(2001)J.Biol.Chem.276(26):23986−23991に記載されているような、表面プラスモン共鳴によって測定することが好ましい。標的レセプターの細胞外ドメイン(例えばカチオン非依存性M6Pレセプターのリピート1−15。)の可溶形態を作り、アビジン−ビオチン相互作用を介してチップに固定する。チップ上を、標的部分を通過させて反応速度定数および平衡定数を検出し、チップ表面に会合する質量の変化を測定することによって算出する。
(配列類似性の計算)
触媒ドメインあるいはシャペロンドメイン、細胞内標的ドメインとして作用する可能性のある、開示したアミノ酸配列の異型体を作る目的で、例えばIGF−II等、この明細にて開示される天然に存在するαグコシダーゼあるいは細胞内標的ドメインのうち任意の1つ以上を参照配列として使用して、候補配列が本発明の方法において合理的な成功の可能性を持つのに十分なアミノ酸類似性を有するか否かを判定することができる。例えば、触媒ドメインの異型アミノ酸配列は、開示した、天然に存在する酸性アルファグルコシダーゼ触媒ドメインに対し50%以上の類似性もしくは30%以上の同一性を有し、好ましくは55%以上の類似性もしくは35%以上の同一性、より好ましくは60%以上の類似性もしくは40%以上の同一性、より好ましくは65%以上の類似性もしくは45%以上の同一性、より好ましくは70%以上の類似性もしくは50%以上の同一性、より好ましくは75%以上の類似性もしくは55%以上の同一性、より好ましくは80%以上の類似性もしくは60%以上の同一性、より好ましくは85%以上の類似性もしくは65%以上の同一性、より好ましくは90%以上の類似性もしくは70%以上の同一性、より好ましくは95%以上の類似性もしくは75%以上の同一性、さらに最も好ましいのは80%の同一性、85%の同一性、90%の同一性、あるいは95%の同一性を有する。シャペロンドメインの異型アミノ酸配列は、開示した、天然に存在する酸性アルファグルコシダーゼのシャペロンドメインに対し40%以上の類似性もしくは20%以上の同一性を有し、好ましくは45%以上の類似性もしくは25%以上の同一性、より好ましくは50%以上の類似性もしくは30%以上の同一性、より好ましくは55%以上の類似性もしくは35%以上の同一性、より好ましくは60%以上の類似性もしくは40%以上の同一性、より好ましくは65%以上の類似性もしくは45%以上の同一性、より好ましくは70%以
上の類似性もしくは50%以上の同一性、より好ましくは75%以上の類似性もしくは55%以上の同一性、より好ましくは80%以上の類似性もしくは60%以上の同一性、より好ましくは85%以上の類似性もしくは65%以上の同一性、より好ましくは90%以上の類似性もしくは70%以上の同一性、より好ましくは95%以上の類似性もしくは75%以上の同一性、さらに最も好ましいのは80%の同一性、85%の同一性、90%の同一性、あるいは95%の同一性を有する。標的ドメインの異型アミノ酸配列は、開示した、天然に存在する標的ドメインに対し70%以上の類似性もしくは60%以上の同一性を有し、より好ましくは75%以上の類似性もしくは65%以上の同一性、より好ましくは80%以上の類似性もしくは70%以上の同一性、より好ましくは85%以上の類似性もしくは75%以上の同一性、より好ましくは90%以上の類似性もしくは80%以上の同一性、より好ましくは95%以上の類似性もしくは85%以上の同一性、さらに最も好ましいのは90%の同一性、あるいは95%の同一性を有する。
候補ペプチド領域が、参照ポリペプチドあるいはペプチドオリゴマーに対して必要とする割合の類似性あるいは同一性を有しているか否かを判定するため、Smith and
Waterman(1981),J.Mol.Biol.147:195−197にて記載されているダイナミック・プログラミング・アルゴリズムを用いて、Henikoff and Henikoff(1992),「Amino acid substitution matrices from protein blocks」PNAS(1992 Nov),89:10915−10919の図2に記載されているBLOSUM62置換マトリックスを併用し、候補アミノ酸配列と参照アミノ酸配列とを最初に整列する。本発明に関して、ギャップ挿入ペナルティの適切な値は−12であり、ギャップ伸張ペナルティの適切な値は−4である。GCGプログラムスイート(Oxford Molecular Group,Oxford,England)等、Smith−WatermanのアルゴリズムとBLOAUM62マトリックスとを使用して配列比較を実行するコンピュータープログラムは市販されており、当分野の技術者によって広く使用されている。
候補配列と参照配列との配列比較を実行すると、パーセント表示の類似性スコアが算出される場合がある。各配列の個々のアミノ酸は、類似性に従って連続的に互いに比較される。この整列した2つのアミノ酸に対応する、BLOSUM62マトリックス内の値がゼロあるいはマイナス値であれば、ペアワイズ類似性スコアはゼロである。;そうでなければペアワイズ類似性スコアは1.0である。生の類似性スコアは、比較したアミノ酸のペアワイズ類似性スコアの総和である。次にこの生のスコアを、候補配列あるいは参照配列のより小さい方のアミノ酸数で割って標準化する。この標準化した生のスコアは、パーセントで表した類似性である。あるいは、同一性パーセントを計算するため、各アミノ酸配列の整列したアミノ酸を再び連続的に比較する。アミノ酸が同一でなければ、ペアワイズ同一性スコアはゼロであり、そうでなければ、ペアワイズ同一性スコアは1.01である。この生の同一性スコアは、同一である比較したアミノ酸の総和である。次にこの生のスコアを、候補配列あるいは参照配列のより小さい方のアミノ酸数で割って標準化する。標準化した生のスコアは、パーセンテージで表す同一である。類似性パーセント並びに同一性パーセントを計算する目的のためには、挿入並びに欠失は考慮しない。従って初回の配列比較ではギャップペナルティを用いるが、この計算では用いない。
(投与)
本発明に従って作製した標的化治療剤は、任意の経路で哺乳類宿主に投与することができる。即ち、適切な場合、投与は経口あるいは非経口であることができ、これには静脈経由投与経路並びに腹腔内投与経路が含まれる。さらに、投与は治療から成るボーラスの定期注入によるものであることができ、もしくは、外部にある貯蔵物(例えば静脈注入用バッグ)から静脈経由投与あるいは腹腔内投与によって、より連続的に行うことができる。一部の特定の実施様態において、本発明の治療は製薬等級であることができる。即ち
、一部の実施様態は、ヒトに投与するのに必要とされる精製および品質管理の準に合致する。また獣医学への利用は、この明細で使用される意図された意味の範囲内に収まる。
獣医学およびヒトの双方のために、医療に使用するための本発明の治療から成る組成物は、典型的には、これらのための薬学的に許容される担体および随意で他の成分(1個または複数)と合わせて、当該治療を包含する。この担体は、組成物の他の成分に適合し、これの受容者にとって有害なものではないという点で、「許容される」ものであることができる。これに関して、薬学的に許容される担体とは、薬学的投与に適合する任意且つ全ての溶媒、並びに分散媒質、コーティング剤、抗細菌剤並びに抗真菌剤、等張剤並びに吸収遅延剤等を包含することが意図される。薬学的活性物質のための当該溶媒並びに薬剤の使用については、当分野でである。一般的な溶媒あるいは薬剤がこの活性化合物に適合しない場合を除き、この組成物におけるこれらの使用が企図される。また、補助的活性物質(本発明に従って同定されるもの、および/または当分野でもの。)をこ
の組成物に組み入れることができる。便利のため、この組成物を単位投与量形にて提供することができ、組成物は薬学・微生物学の分野でよく周知されている任意の方法によって調製することができる。一般に、一部の組成物は、治療を液体担体あるいは微細に分割された固体担体あるいはその両方と合わせ、次に必要に応じてこの製品を所望する組成物に成形することによって調製される。
本発明の製薬組成物は、意図する投与経路に適合するよう調剤される。投与経路の例には、例えば静脈内投与、皮膚内投与、吸入、経皮(局所)投与、経粘膜投与、並びに直腸投与等、経口あるいは非経口投与が含まれる。非経口投与、皮膚内投与、あるいは皮下投与のために使用される溶液あるいは懸濁液には、以下の成分を含めることができる。:注入用水、生理食塩水、固定油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、あるいは他の合成溶媒等の滅菌稀釈剤;ベンジルアルコールあるいはメチルパラベン等の抗細菌剤;アスコルビン酸あるいは重硫酸ナトリウム等の抗酸化剤;エチレンジアミンテトラ酢酸等のキレート剤;酢酸、クエン酸、あるいはリン酸等の緩衝、並びに塩化ナトリウムあるいはデキストロース等の浸透圧調整のための薬剤。pHは、塩酸あるいは水酸化ナトリウム等、酸あるいは塩基で調整することができる。
経口あるいは非経口投与のための有用な溶液は、薬学分野にてよく周知されている任意の方法によって調製することができ、例えば、RemingtonのPharmaceutical Sciences,(Gennnaro,A.,ed.),Mack Pub.,1990にて記載されている。また経口投与のための組成物は、バッカル投与のためのグリコール酸塩、直腸投与のためのメトキシサリチル酸、あるいは経膣投与のためのcutric酸を包含することができる。経口調製物は、ガラスあるいはプラスチックでできたアンプル、使い捨て注射器、あるいは複数回投与用バイアルに封入することができる。また直腸投与のための座薬は、ココアバター、その他のグリセリド、あるいは常温で固体且つ体温で液体となる他の組成物等の非刺激性の医薬品添加物と共にこの薬剤を混合することによって調製することができる。また組成物は、例えば、ポリエチレングリコール等のポリアキレングリコール、植物由来の油、硬化ナフタン等を包含することができる。直接投与のための組成物は、グリセロール並びに高粘度の他の組成物を包含することができる。これら治療のための、潜在的に有用な経口投与用担体には、エチレン−酢酸ビニル共重合体粒子、浸透圧ポンプ、埋め込み型輸滴システム、並びにリポソームが含まれる。吸入投与のための組成物は、医薬品添加物として例えば乳糖を含有することができ、あるいは、例えばポリオキシエチレン−9−ラウリルエーテル、グリココール酸塩並びにデオキシコール酸塩等を含む水性溶液、もしくは点鼻液の形態で投与するための油性溶液、もしくは鼻内に投与するジェルとして存在ことができる。また直腸送達のためには停留浣腸を用いることができる。
経口投与に適する本発明の組成物は、カプセル、ゼラチンカプセル、小袋、錠剤、トローチ、あるいはロゼンジ等、各々が前決定された量の薬剤を含有する個別単位物の形態;粉末あるいは顆粒の形態;水性液体あるいは非水性液体の溶液あるいは懸濁液の形態;水中油型乳液あるいは油中水型乳液の形態、であることができる。またこの治療は、ボーラス、舐剤、あるいはペーストの形態で投与することができる。錠剤は、随意で1つ以上の補助成分と共に、圧縮あるいは成形することによって作ることができる。圧縮錠剤は、適切な機械にて、粉末あるいは顆粒等、自由に流動する形態にある薬剤を圧縮することによって調製することができ、随意で結合剤、潤滑剤、不活性稀釈剤、界面活性剤あるいは分散剤と混合され得る。成形錠剤は、適切な機械にて、粉末にした薬剤と不活性液体稀釈剤で湿潤させた適切な担体との混合物を成形することによって作製することができる。
経口組成物は一般に、不活性稀釈剤あるいは食用の担体を包含する。経口的な治療投与という目的のため、活性化合物を医薬品添加物に取り入れることができる。マウスウオッシュとして使用するための体担体を使用して調製される経口組成物は、体担体中にこの化合物を包含し、経口的に投与されて迅速に摂取され、吐き出されるかあるいは飲み込まれる。薬学的に適合する結合剤および/または添加物を、組成物の一部として包含さ
せることができる。錠剤、丸薬、カプセル、トローチ等は、任意の以下の成分、あるいは同様の性質の化合物を含有することができる。:ミクロクリスタリンセルロース、トラガカントゴム、もしくはゼラチン等の結合剤、澱粉あるいは乳糖等の医薬品添加物、アルギン酸もしくはプリモゲル(Primogel)、トウモロコシ澱粉等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウムあるいはステロート(Sterotes)等の潤滑剤、二酸化ケイ素コロイド等の滑剤、ショ糖あるいはサッカリン等の甘味料、もしくは、ペパーミントあるいはサリチル酸メチル、オレンジ香料等の香味剤。
注入使用に適する製薬組成物は、滅菌水溶液(水に可溶性の場合。)もしくは分散液、並びに滅菌注入液あるいは分散液を即座に調製するための滅菌粉末を包含することができる。静脈経由投与については、適切な担体として、生理食塩水、菌水、クレモホールELTM(BASF、Parsippany、NJ)、あるいはリン酸緩衝生理食塩水液(PBS)が含まれる。全ての場合において、組成物は滅菌することができ、さらに容易に注射可能な状態となる程度に流動的であることができる。組成物は製造状態および保管状態下で安定であることができ、細菌並びに真菌等の微生物の汚染作用から組成物を保護することができる。担体は、例えば水、エタノール、多価アルコール(例えばグリセロール、プロピレングリコール、並びに液体ポリエチレングリコール等。)、並びにこれらから成る適切な混合物を含有する溶媒あるいは分散溶媒であることができる。例えば、レシチン等のコーティングを使用することによって、分散の場合必要とされる粒子サイズを維持することによって、並びに界面活性剤を使用することによって、適切な流動性を維持することができる。微生物の作用に対する予防は、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、アスコルビン酸、チメロサール等、様々な抗細菌剤並びに抗真菌剤によって達成することができる。多くの場合、例えば糖類、マンニトール並びにソルビトール等の多価アルコール、塩化ナトリウム等の等張剤を、組成に加えることが好ましいこととなる。注入可能な組成物の長時間に渡る吸収は、例えばモノステアリン酸アルミニウム並びにゼラチン等、吸収を遅らせる薬剤を組成に加えることによって達成することができる。
滅菌注入用溶液は、必要に応じて、先に列挙した1成分あるいは成分の組み合わせと共に、必要量の活性化合物を適切な溶媒に混合し、続いて濾過滅菌することによって調製することができる。一般に、分散剤は、この活性化合物を、基本となる分散溶媒と先に列挙したものの中から必要とされる他の成分とを含有する滅菌担体に混合することによって調製される。滅菌注入用溶液調製に使用するための滅菌粉末の場合、調製方法には、真空乾燥並びに、前もって濾過滅菌した任意の所望する別の成分から成る溶液から、この成分が加わった活性成分の粉末を作り出す凍結乾燥が含まれる。
関節内投与に適する組成物は、例えば水性ミクロクリスタリン懸濁液から成る形態等、ミクロクリスタリンの形態であることができる治療から成る滅菌水性調製物の形態であることができる。また、関節内投与並びに眼投与の双方に関して、リポソーム組成物あるいは生分解性ポリマー系を本治療に使用することができる。
眼処置を含め、局所投与に適切な組成物には、リニメント剤、ローション剤、ゲル剤、塗布剤、クリームあるいは軟膏、ペースト等の水中油型あるいは油中水型乳剤、点滴剤等の溶液あるいは懸濁液等の液体もしくは半液体調製物が含まれる。皮膚表面への局所投与のための組成物は、この治療を、ローション剤、クリーム、軟膏、あるいは石鹸等、皮膚医学的に許容される担体に分散することによって調製することができる。一部の実施様態では、フィルムあるいは層を皮膚上に形成して塗布を局所的なものとし、除去されるのを妨げることができる担体が有用である。組織表面への接着が所望される場合、この組成物は、フィブリノーゲン−トロンビン組成物あるいは他の生物性接着物に分散させた治療を包含することができる。続いてこの治療を、所望する組織表面に塗布、噴霧、あるいは別の方法で投与することができる。内部組織表面への局所投与に関しては、液体組織接着物あるいは、組織表面への吸着を促進することが判明している他の物質にこの薬剤を分散させることができる。例えば、ヒドロキシプロピルセルロースあるいはフィブリノーゲン/トロンビン溶液を使用して好結果を得ることができる。あるいは、ペクチン含有組成物等の組織コーティング溶液を使用することができる。
喘息用等の吸入治療に関しては、スプレー缶、ネブライザーまたはアトマイザーに分配させた粉末(自己推進組成物あるいはスプレー組成物)の吸入を使用することができる。当該組成物は、粉末吸入装置あるいは自己推進粉末分組成物から肺に投与するための、微細に粉砕した粉末から成る形態であることができる。自己推進溶液並びにスプレー組成物の場合、所望するスプレー特性(例えば、所望する粒子サイズを有するスプレーを作る能力。)を有するバルブを選択する、あるいは活性成分を、調節された粒子サイズの懸濁粉末として組み入れる、のいずれかによって効果を達成することができる。吸入による投与に関して、この治療は、例えば二酸化炭素等の気体等の適切な推進剤を含有する加圧容器あるいはディスペンサー、もしくはネブライザーから出る、エアロゾルスプレーの形態で送達することもできる。点鼻投与も用いることができる。
また、経粘膜的あるいは経皮的手段による全身投与が可能である。経粘膜投与あるいは経皮投与に関して、浸透させようとする障壁に適する浸透剤が組成物中にて使用される。当該浸透剤は一般に、当分野の技術者にであり、これには、例えば、経粘膜投与のためには、界面活性剤、胆汁酸塩、並びにフィルシド酸(filsidic acid)誘導体が含まれる。経粘膜投与は、鼻スプレーあるいは座薬の使用を介して達成することができる。経皮投与に関しては、治療は、典型的には、当分野で一般に公知な軟膏(ointment)、膏薬(salve)、ゲル剤、あるいはクリーム剤中に調剤される。
一実施例においてこの治療は、インプラント並びにマイクロカプセル化送達系を含む徐放性組成物等、身体からの急速な除去に対する保護作用を呈することなる担体と共に調製される。エチレン酢酸ビニル、ポリ無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、並びにポリ乳酸等、生分解性生物適合高分子を使用することができる。当該組成物を調製するための方法は、当分野の技術者には明白であろう。また原材料はAlza Corporation並びにNova Parmaceuticals,Inc.から市販されており、入手することができる。またリポソーム懸濁液を薬学的に許容される担体として使用することができる。これらは、例えば、U.S.Pat.No.4,522,811にて記載されているように、当分野の技術者に方法に従って調製することができる。またミクロソーム並びに微小粒子も使用することができる。
経口構成物あるいは非経口構成物は、投与を容易にし、且つ投与量を一定するための単位投与量の形態に調剤することができる。単位投与量の形態とは、治療を受ける患者のためのまとまった投与量として適切な物理的に別々の単位物を指し、各単位物は、必要とされる製薬担体を併用して所望する治療効果が生じるよう計算されて前決定された量の活性化合物を含有する。本発明の単位投与量形の内訳は、活性化合物独自の特性並びに達成されることとなる特定の治療効果、および個々を治療するための当該活性化合物を混合する技術における本質的な限界によって定められ、且つ直接これらに応じて変わる。
一般に、本発明に従って同定される治療は、例えば所望する効果を誘導するのに十分な時間、標的組織適切濃度の薬剤を提供する量等、治療的有効量にて、ヒトあるいは他の哺乳類への非経口投与あるいは経口投与のために組成することができる。さらに本発明の治療は、単独で、あるいは、特定の疾患あるいは対象とする適応症に対して有益となる効果を有することが判明している他の分子と組み合わせて投与することができる。例示のみであるが、有用な補助因子には、防腐剤、抗生剤、抗ウイルス剤並びに抗真菌剤、および鎮痛剤並びに麻酔剤等、症状を緩和する補助因子が含まれる。
治療性組成物にて送達されることとなる、本発明に従って同定される治療剤の有効濃度は、投与される薬剤の所望される最終投与量、並びに投与の経路等、多数の要因によって異なることとなる。また投与されるべき好ましい投与量は、治療される疾患あるいは適応症の種類並びに範囲、具体的な患者の全身の健康状態、送達される治療の相対的な生物学的効力、治療の組成、組成物中の医薬品添加物の有無並びにその種類、並びに投与経路等の変動要因によって異なる可能性もある。一部の実施例において本発明の治療は、先に記載した非ヒト霊長類並びにげっ歯類を用いた哺乳類での研究から推断される典型的な単位投与物を用いて各人へ与えることができる。上記のように、単位投与物とは、例えば患者へ投与することができ、且つ扱いおよび包装が容易な1回分投与物を指し、当該治療、あるいは当該治療と固体もしくは液体の製薬稀釈剤あるいは担体との混合物のいずれかから成る、物理的および生物的に安定した単位投与物であり続ける。
一部の実施様態では、生物体を遺伝子加工して本発明に従って同定される治療を作製する。これらの生物体は回収のためこの治療を放出することができる、あるいは患者に直接導入することができる。別の系統の実施様態では、本発明に従って同定される治療の担体として使うために、細胞を利用することができる。
また本発明の治療には、「プロドラッグ」誘導体が含まれる。プロドラッグという語は、薬理学的に不活性な(あるいは一部不活性な)、活性成分を放出あるいは活性化するために生物体内部にて自発的あるいは酵素的な生体内変化を必要とする親化合物の誘導体を指す。プロドラッグは、代謝状態下で開裂分離することが可能な官能基を持つ、本発明の治療の変形体あるいは誘導体である。プロドラッグは生理学的状態下で加溶媒分解を受ける、あるいは酵素分解を受けると、生体内で薬学的に活性である本発明の治療となる。本発明のプロドラッグは、生体内で活性薬剤成分を放出するあるいは活性化するために必要な生体内変換の段階数に応じて、シングル、並びにダブル、トリプル等と呼ばれることが可能であり、これは前駆型形中に存在する機能性部分の数を示す。プロドラッグ形はしばしば、哺乳類生物体における溶解性、組織適合性、あるいは徐放性という利点を提供する(Bundgard,Design of Prodrugs,pp.7−9,21−24、Elsevier,Amsterdam 1985並びにSilverman,The Organic Chemistry of Drug Design and Drug Action,pp.352−401,Academic
Press,San Diego,Calif.,1992を参照する。)。さらに、本発明のプロドラッグ誘導体を他の特性と組み合わせて生物利用性を増大させることがで
きる。
(実施例1:GAAのトランス発現)
以下のプライマーを使用して、ヒトGAA791−952番残基(C末端ドメイン)に融合させたヒトIGF−IIシグナル配列を含有する遺伝子カセットを作製した。
GAA41 並びにGAA27を使用し、PCRによってGAAのC末端ドメインを増幅した。増幅したフラグメントは、5’末端にAsc I部位を含有する。次に、3’末端にAsc I部位を有するIGF−IIシグナル配列(1−25番残基)をコードするSS N−タグを、Asc I部位にてGAA C末端ドメインに融合させ、pCEP4内でこのカセットをクローン化してpCEP−SS−GAA−791−952プラスミドを作製した。このSS N−タグ核酸配列を以下に示す。
SS N−タグのDNA配列(配列番号8):
以下のさらに別のプラスミドを同様に作製した。:GAAのC末端817−952番残基を欠くpCEP−GAAΔ817−952、並びにpCEP−GAAΔ817−952と類似するがC末端GILTΔ1−7タグを追加したpCEP−GAAΔ817−952−GILTΔ1−7。816番アミノ酸残基の後に停止コドンを導入することによってGAAΔ817−952を作製した。クローニングの工程を簡便にするため、この停止コドンの後に3’末端XbaI制限部位を配置した。また5’末端はEcoRI制限部位を含有する。GAAΔ817−952のDNA配列およびアミノ酸配列を以下に示す。
GAAΔ817−952のDNA配列(配列番号9)。


GAAΔ817−952のアミノ酸配列(配列番号10)。
GAA C末端領域が、トランスに発現させた時に機能するか否かを判定するため、pCEP−SS−GAA−791−952を単独で、並びにpCEP−GAAΔ817−952プラスミドあるいはpCEP−GAAΔ817−952−GILTΔ1−7プラスミドのいずれか一方と組み合わせて、HEK293細胞に遺伝子導入した。またコントロールとして、pCEP−GAAΔ817−952並びにpCEP−GAAΔ817−952−GILTΔ1−7を単独でHEK293細胞に遺伝子導入した。実験には遺伝子導入の標準法を用いた。1プラスミドの遺伝子導入については、1μgのプラスミドDNAを使用した。遺伝子共導入については、各々0.5μgのプラスミドDNAを使用した。全DNAから成る1μgを、96μLの血清を含まないHEK293増殖培地および4μLのFuGene6(Roche)に、製造者が指示ように混合した。1.5 g/Lの重炭酸ナトリウム、10%加熱不活性化FBS、および4 mM L−グルタミンを添加したDulbecco’s Modified Eagles Media 1 mL中にて、12ウェルプレート中で増殖するHEK293細胞から成る複製ウェル各々に、この混合物50μLを加えた。細胞は5%CO下37℃で2〜3日間、培養した。
増殖培地を回収し、GAA活性を判定するため記載されているように分析した(Reuser,A.J.,et al.(1978)Am.J.Hum.Genet.30:132−143)。プラスミド1個を移入したHEK293細胞から回収した培地では、GAA活性は検出されなかった。反対に、pCEP−SS−GAA−791−952と、pCEP−GAAΔ817−952あるいはpCEP−GAAΔ817−952−GILTΔ1−7のいずれか一方とを共導入したHEK293細胞から回収した培地には、GAA活性が存在した(表1)。
従って、pCEP−GAAΔ817−952並びにpCEP−GAAΔ817−952−GILTΔ1−7という2つのC末端欠失構成物のみが、C末端ドメインプラスミドであるpCEP−SS−GAA−791−952と共発現した際に機能性タンパク質を発現する。この実験から、GAAのC末端領域はトランスに共発現させると、成熟N末端領域と協働することが示された。
表1 GAA C末端ドメインおよびN末端ドメインの一過性遺伝子共導入。
(実施例2 効果的なGAAトランス発現に必要な領域)
実施例1で記載した一過性遺伝子共導入実験では、GAAの792−817番アミノ酸残基を含む領域が、トランス発現構成物の双方の半分に存在する。重複するこれらの領域が効果的なトランス発現に必要であるか否かを判定するために、1対の構成物、pCEP−GAAΔ791−952−GILTΔ1−7とpCEP−SS−GAA−791−952を、重複部分を持たないように設計し、791番部位にGILTタグを融合させた。表2に示したように一過性共導入実験から、効果的なGAAのトランス発現には、C末端ドメイン内の792−817番アミノ酸の存在が必要であることが例証された。
表2、効果的なGAAのトランス発現には、792−817番アミノ酸が必要である。
(実施例3 内部GILTタグを有するGAAタンパク質の構築)
初めに、PCRを用いて、完全ヒトGAA配列の2370番ヌクレオチドの後にヌクレオチド配列GGCGCGCCG(配列番号11)を挿入した。この挿入によってAla791の前にAscI制限部位が形成される。GILTタグは、以下のDNAオリゴマーを用いてPCR増幅した。
増幅したGILTタグは各末端にAscI制限部位を含有する。このGILTタグはAs
cIで切断されて、上記のようにGAAのAla791の前にあるAscI部位に挿入される。DNA塩基配列決定法によって、GILT挿入のインフレーム方向性を確認した。Ala791の前の内部GILTタグを含有するこのGAAカセットを、pCEP−GAA−IRGILT−4と名付けたプラスミドにて、pCEP4ベクター内で発現させた。pCEP−GAA−IRGILT−4はGAAコーディング配列内部にPCRによって生じたT1712C変異を有することが認められた。この構成物は、機能性GAAタンパク質を産生した。
(実施例4 N末端GILTタグを有するGAA欠失構成物)
N末端GAA発現に適する1組5つのタグ(N−タグ)を、表3に示したプライマーを用いるPCR増幅によって作製した。このGILT N−タグは、天然IGF−IIシグナル配列とGILT完全エピトープ(抗原決定基)とを含有する。SS N−タグは、IGF−IIシグナル配列のみを含有する。
例えば、GILTΔ1−7N−タグは、IGF−IIシグナル配列とGILTエピトープである8−67番残基を含有する。これは3回のPCR反応によって作製した。:(1)IGF1並びにIGF4プライマーを使用する、ヒトIGF−II DNAテンプレート(鋳型)からのPCR増幅。;(2)IGF2並びにIGF7プライマーを使用する、ヒトIGF−II DNAテンプレートからのPCR増幅。;(3)IGF1並びにIGF7プライマーを使用する、最初の2つのPCR反応産物からのPCR増幅。
GILTΔ2−7N−タグは、IGF−IIシグナル配列と、8−67番残基の前にGILTエピトープである1番残基とを含有する。これは3回のPCR反応によって作製した。:(1)IGF1並びにIGF5プライマーを使用する、ヒトIGF−II DNAテンプレートからのPCR増幅。;(2)IGF3並びにIGF7プライマーを使用する、ヒトIGF−II DNAテンプレートからのPCR増幅。;(3)IGF1並びにIGF7プライマーを使用する、最初の2つのPCR反応産物からのPCR増幅。
SSGAA−GILT N−タグは、GILT完全エピトープの手前に1−69番残基内GAAシグナル配列を含有する。これは3回のPCR反応によって作製した。:(1)GAA13並びにGI1プライマーを使用する、ヒトGAA DNAテンプレートからのPCR増幅。;(2)GI2並びにIGF7プライマーを使用する、ヒトIGF−II テンプレートからのPCR増幅。;(3)GAA13並びにIGF7プライマーを使用する、最初の2つのPCR反応産物からのPCR増幅。
各N−タグは、5’EcoRI制限部位と3’AscIおよびXbaI部位を含有する。AscI部位を利用して、以下に記載するGAA N末端欠失構成物に各タグを融合させた。
表3 N末端タグ構成物



ヒトGAA N末端のDNA配列部位を削除し、PCR技術を用いてAscI制限部位に置換した。欠失部位を限定するために使用した5’DNAオリゴを以下に列挙する(表4)。5’オリゴをGAAコーディング配列内の様々な3’オリゴと対合させ、次に結果できるDNAフラグメントを、完全C末端GAAコーディング配列に融合させた。N末端AscI部位を先に列挙した5つのN末端タグ(N−タグ)の内の1つに融合させて発現カセットを完成させた(表4)。
表4 GAA N末端欠失構成物
GAAコーディング配列に相補的な配列は大文字。EcoRI並びにAscI制限部位は小文字。
表4に列挙した発現カセットは、共通するAscI部位でN末端GAA欠失体に融合させたN末端タグ(N−タグ)を含有する。これらのカセットをpCEP4発現ベクターの多重クローニング部位内でクローン化し、FuGene6遺伝子移入試薬(Roche)を用いてHEK293内に移入した。遺伝子移入後2〜3日目に一過性発現の培地を回収し、標準酵素アッセイ法(Reuser,A.J.,et al.(1978)Am.J.Hum.Genet.30:132−143)を用いて、分泌されたGAA活性について分析した。
表5 N−タグGAA構成物の相対的一過性発現量



これらの結果が示すように、1−80番残基を含むGAAのN末端部分は一過性発現に必要ないが、三つ葉形ドメインを乱すあるいは削除する欠失は機能性タンパク質を作らない。
さらに、表6に示したように、異種のシグナルペプチドを、この場合IGF−IIシグナルペプチドであるが、適切に配置することによってGAAの分泌を向上させることができる。GAAの56番あるいは70番残基のいずれかにIGF−IIシグナルペプチドを配置することによって、天然GAAと比較してGAAの分泌が3倍増加したが、29番部位へIGF−IIシグナルペプチドを配置した場合には増加しなかった。これはGAAシグナルペプチドに隣接する、推定される膜通過領域が停留することに起因する可能性がある。
表6 GAAシグナル配列の位置を変えると、GAA分泌に影響を及ぼす。
しかし、天然GAAシグナルペプチドおよび膜通過領域を、異種のシグナルペプチドに置換すると、このタンパク質に伴うマンノース6リン酸依存性細胞内取り込み量が低下する。(図4)。取り込み実験はU.S.Patent Application No.20040005309並びにNo.20040006008にて記載されており、この内容を参考のためこの明細に添付する。図4で説明するように、pCEP−SS−GAAΔ1−69のポンペ繊維芽細胞内への取り込み量は、野生型pCEP−GAAの3分の1であった。
反対に、図5にて説明するように、pCEP−SS−GAAΔ1−69の取り込みと、GILTタグを有する構成物、pCEP−SS−GILTΔ2−7−GAAΔ1−69とを比較することによって、GILTタグが、IGF−IIにより競合され得る特異的な取り込みを促進することが明白となった。即ち、ペプチドタグを70番の位置に配置することによって融合タンパク質の効果的な発現とGAA活性とが可能になるだけでなく、正しく折り畳まれて利用可能なペプチドタグが得られ、これによってレセプターが仲介する標
的細胞内への取り込みが可能となる。
(実施例5 GILT1−87タグ並びにその変形体を有する構成物)
N末端GILTタグが正しく折り畳まれる可能性を増大させるため、IGF−IIの1−87番残基に渡る、より長い種類のGILTタグを作製した。この追加されるIGF−II配列でもレセプターに結合でき、タグの心部に関してより天然に近い折り畳み環境が得られるはずである。このGILT−1−87タグをGAAの56番並びに70番の部位に融合させ、それぞれGILT1−87−GAA56−952並びにGILT1−87−GAA70−952とした。GILT1−87−GAA56−952のDNA配列およびアミノ酸配列を以下に示す。
GILT1−87−GAA56−952のDNA配列(配列番号30):
GILI1−87−GAA56−952のアミノ酸配列(配列番号31):
GILI1−87−GAA70−952のDNA配列(配列番号32):
GILI1−87−GAA70−952のアミノ酸配列(配列番号33):
5’Asp718部位を、pCEP4のAsp718部位にクローン化し、3’Xba部位はクレノウで平滑末端化してpCEP4のHindIII部位にクローン化し、それぞれpCEP −GILT1−87−GAA56−952並びにpCEP −GILT1
−87−GAA70−952とした。またこの構成物はGly−Ala−Proリンカー配列を含有する(AscI部位)。これらの構成物はGAA酵素活性を持つタンパク質を発現する。
さらに、R68A変形体をGILT1−87タグに導入して、GILTタグ内部の潜在的タンパク質分解部位を削除した(GILT1−87−R68A)。GILT1−87−R68A のDNA配列(配列番号34)並びにアミノ酸配列(配列番号35)を以下に示す(下線は変異した配列。)。
GILT1−87−R68A のDNA配列(配列番号34)
GILT1−87−R68A のアミノ酸配列(配列番号35)
このタグをGAAの56番並びに70番部位に融合させると、pCEP −GILT1−87−R68A −GAA56−952並びにpCEP −GILT1−87−R68A
−GAA70−952となる。これらの構成物は、GAA酵素活性を持つタンパク質を発現した。
さらに、GILT1−87タグ内の3つのSer/Thr残基を置換する点変異を導入し、グリコシル化部位を削除した(ΔGS)(GILT1−87−ΔGS)。GILT1−87−ΔGSのDNA配列(配列番号36)並びにアミノ酸配列(配列番号37)を以下に示す(下線は変異した配列。)。
GILT1−87−ΔGSのDNA配列(配列番号36)。
GILT1−87−ΔGSのアミノ酸配列(配列番号37)。
この修飾したGILTタグをGAAの70番部位に融合させて、pCEP −GILT1−87−ΔGS −GAA70−952を得た。この構成物は、GAA酵素活性を持つタンパク質を発現した。
さらに、R68AとΔGSの両方の修飾を取り込んだGILTタグを作製した(GILT1−87− R68A−ΔGS)。GILT1−87− R68A−ΔGSのDNA配列(配列番号38)並びにアミノ酸配列(配列番号39)を以下に示す(下線は変異した配列。)。
GILT1−87− R68A−ΔGSのDNA配列(配列番号38)。
GILT1−87− R68A−ΔGSのアミノ酸配列(配列番号39)。
この修飾したGILT1−87− R68A−ΔGSを用いて、構成物pCEP −GILT1−87−R68AΔGS −GAA56−952並びにpCEP −GILT1−87−R68AΔGS −GAA70−952を作製した。双方の構成物は、GAA酵素活性を持つタンパク質を発現した。
GILTタグをGAAの56番部位に融合させた上記タンパク質に関して、ウエスタンブロットを実施した。図6に図示するように、前駆体タンパク質は完全長を有し、IFG−IIタグを含有する。ΔGS変異によって、僅かだが迅速な移動性を持つタンパク質が生じ、これは炭水化物部分を持たないものと一致する。
(実施例6 より長い改変GILTタグを有するさらに別の構成物)
IGF−IIタグのための天然の折り畳まれる環境を提供するために、8−156番アミノ酸を包含するIGF−IIの前駆体を、GAAの791番部位に融合させる内在タグとして使用した。さらに、IGF−IIタグ内部の87番部位下流の開裂分離を促進するため、IGF−II配列内に変異E67AおよびD69Sを起こしてP2/P1タンパク質分解酵素プロセッシング部位を導入した。結果できる構成物pCEP−GAA−791IGF2−P2/P1は、GAA酵素活性を有するタンパク質を産生する。pCEP−GAA−791IGF2−P2/P1のDNA配列並びにアミノ酸配列を以下に示す。
pCEP−GAA−791IGF2−P2/P1のDNA配列(配列番号40)


pCEP−GAA−791IGF2−P2/P1のアミノ酸配列(配列番号41):
N末端(例えば70番部位。)に融合させたGILTタグの提示および/または折り畳
みをさらに改善するため、N末端GILTΔ2−7タグとGAAの70番融合部位との間に、Gly− Gly− Gly− Gly− Gly−Pro(配列番号3)という配列のスペーサーを挿入して、pCEP− GILTΔ2−7− spcr1−GAA70−952を作製した。この構成物はGAA酵素活性を有するタンパク質を発現した。
(実施例7 AscI制限部位を挿入したGAA構成物)
標準分子技法に従って、783−791番アミノ酸残基から成るGAA領域内に、Gly−Ala−Pro(AscI制限部位)から成る挿入を含有する構成物を作製した。表7に示すように、AscI制限部位を挿入することによって一過的なGAA酵素発現レベルが上昇する。恐らくこの挿入によって、酵素は高親和性形態に変化すると考えられる。通常、前駆体GAAは、783−791番の境界領域にて開裂分離した後に高親和性GAA形態に成熟する(Moreland et al.,2004)。分離後、N末端領域とC末端領域は会合した状態のままであると報告されている(Moreland et al.,2004)。
表7 AscI制限部位を挿入すると一過性発現が上昇する。
この3つのアミノ酸残基を挿入することで前駆体GAAの開裂分離が促進されるか否かを判定するため、野生型GAAとGAA−791Ascタンパク質を比較するウエスタンブロットを、抗GAAポリクローナル抗体を用いて行った。図7で示すように、GAA−791Ascは、野生型GAAと同程度の移動性を有して移動した。これはこの3つの残基を挿入してもタンパク質分解を促進しないことを示唆している。
酵素活性が増すことに対する別の説明は、ドメイン界内へアミノ酸残基を挿入することによって、2つのドメインの開裂分離することなく高親和性形態への構造変換が起きたというものである。これは、アフィニティクロマトグラフィーを用いて試験することができ、Moreland et al.,2004にて記載されているように、Superdex 200カラムにてGAA−791Ascの結合親和力を野生型GAAと比較する。
さらに、791Asc部位の挿入と、69番部位におけるN末端GILTタグとを組み合わせるために、構成物pCEP−GILTΔ2−7−GAA70−952−791Ascを作製した。
(実施例8 遺伝子加工したタンパク質分解部位を有する内部GILTタグ)
活性型内部GILTタグを作製するため、タグの下流部にてX因子制限プロテアーゼ部
位で遺伝子加工したGAAの779−796番領域内にタグを配置するよう実験を企画した。発現したタンパク質をXa因子で処理することによって、GAAのC末端部分が放出され、露出した活性GILTタグを現す可能性が潜在的にある。
従って、下流にX因子プロテアーゼ部位を有するGILTタグを、GAA内の787番、779番、並びに796番部位に配置した。結果生じるこれら3つのタンパク質は全て、GAA酵素活性を持っていた。図8に示すように、ウエスタン分析にて、3つのタンパク質は全て、抗IGF−II抗体によってプローブされるGILTタグを含有していた。3つのタンパク質調製物は全て、完全な長さの前駆体が存在する場合と同じ移動(Mr
120,000〜140,000)のバンドを有していた。また3つのタンパク質調製物は全て、より早く移動する中間バンド(Mr 85,000〜100,000)を有し、このバンドはGILTタグを保持していた。Xa因子でこれらのタンパク質を処理すると、完全長バンドはほぼ全てなくなり、中間バンドは僅かに低分子方向へ転換する。このXa処理中間バンドはGILTタグを保持している。
GAA配列内にGILTXaタグが存在することによって、X因子部位の下流部位でタンパク質酵素分解が促進されるという可能性がある。816番部位は、成熟の際のGAAプロセッシング部位であると報告されている。
予測されるGAA C末端プロセッシングモデルを、図8に示す。
(実施例9 ヒト/マウスGAAハイブリッド)
GILTタグの折り畳みを改善するため、ヒトGAAの791番、796番、816番、881番、並びに920番部位のアミノ酸に融合点を有する、ヒトGAA N末端とマウスGAA C末端とから構成されるキメラタンパク質を構築した。融合点にて、Gly−Ala−Pro配列を含有するAscI制限部位を導入した。
詳細を述べると、ヒト/マウスGAAキメラタンパク質は、ヒトGAAのC末端部分を対応するマウスGAAのC末端配列に置換して作製した。共通するリンカー配列ggcgcgccg(配列番号11)にてヒト部分とマウス部分とを融合させることによって、DNAカセットを構築した。このカセットは独自のAscI部位を含有し、Gly−Ala−Pro(GAP)配列をコードする。GAAハイブリッドのマウス部分は、以下に列挙するプライマーを使用して、PCRによって作製した。これらのプライマーはN末端ヒトGAA配列へ融合するための5’AscI部位と、pCEPベクターのNotI部位内でクローニングするための3’NotI部位を含有する。
表8 ヒト/マウスGAAハイブリッド
マウスGAAヌクレオチド配列(配列番号52):
マウスGAAアミノ酸配列(配列番号53):
このキメラGAAカセットをHEK293細胞に、実施例1に記載したように導入した。2つの安定した遺伝子導入系からGAAの発現レベルを判定した。表8に示すように、881番部位での融合物が、最も高い酵素発現レベルを示した。881番部位融合ハイブリッドのウエスタン分析は、発現した前駆体タンパク質の大きさが、野生型GAAと類似することを示している。
表9 ヒト/マウスGAAハイブリッドの発現
このハイブリッドのC末端におけるマウスGAA配列の存在が、GILTタグの存在に適合するか否かを判定するために、さらに実験を行った。よって、上記に列挙した完全な長さの、5つのヒト/マウスGAAハイブリッドの各C末端にGILTΔ1−7タグを融合し、各々の発現レベルを測定した。また、マウスGAAハイブリッドのC末端881番部位とGILTのN末端とを、29番あるいは56番、70番、81番部位にて組み合わせる構成物を作製した。発現レベルを上記のように判定した。
図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図1−1から1−14は、グリコシドヒドロリアーゼ・ファミリー31から選択した物の、アミノ酸配列の配列比較を示す。 図2はGAAタンパク質の説明図。 図3は、ペプチドタグGAAを創出するための典型的方策を示す。 図4は、野生型GAA並びにSS−GAAΔ1−69を用いた典型的な取り込み実験を示す。 図5は、SS−GAAΔ1−69およびSS−GLTΔ2−7−GAAΔ1−69を用いた典型的な取り込み実験を示す。 図6は、1−87−IGF IIタグGAAタンパク質の典型的なウエスタンブロット分析を示す。:左側は抗GAA抗体でプローブしたもの。;右側は抗IGF−II抗体でプローブしたもの。レーン1:pCEP−GILT1−87−GAA56−952;レーン2:pCEP−GILT1−87−R68A−GAA56−952−1;レーン3:pCEP−GILT1−87−R68A−ΔGS−GAA56−952−1;レーン4:pCEP−GILTΔ2−7−spcr1−GAA70−952−1;レーン5:pCEP−GAA;レーン6:pCEP−GILT−GAA29−952。 図7は、野生型GAAとGAA−791Ascのタンパク質分解を比較する、典型的なウエスタンブロット分析を示す。 図8は、野生型GAAと、下流のX因子プロテアーゼ部位、GAA787GILTXa、GAA779GILTXa、並びにGAA796 GILTXaにて遺伝子加工したGILTタグを有するGAA構成物とを比較する、典型的なウエスタンブロット分析を示す。また、GAA C末端プロセッシングモデルを示す。

Claims (3)

  1. 標的化治療剤融合タンパク質であって、ヒト酸性αグルコシダーゼ(GAA)のアミノ酸残基70〜952、残基1〜69の欠失(Δ1〜69)およびペプチドタグを含み、該ペプチドタグは、ヒトGAAのアミノ酸残基70に直接的または間接的に連結されており、成熟ヒトIGF−IIの残基1と残基8〜67を含み、残基2〜7を欠失している、標的化治療剤融合タンパク質。
  2. 前記ヒトGAAのアミノ酸残基70〜95と前記ペプチドタグとの間にスペーサーをさらに含む、請求項に記載の標的化治療剤融合タンパク質。
  3. 前記スペーサーが、Gly−Ala−Proリンカーである、請求項に記載の標的化治療剤融合タンパク質。
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