JP4913964B2 - 実測値の推定方法及びそのプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ等のゴム複合体のエネルギー密度(歪み、音、熱、電磁など)を、有限要素法(FEM)により特定の状態について解析した解析値から、実測値の推定値を算出する実測値の推定方法、及びそれを実行するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの計算速度の著しい進歩によって、FEM解析モデルによる設計が、各種の産業分野で取り入れられている。特に、今日の技術水準をもってしても、非破壊検査などで内部構造を透視するのが難しいタイヤ等のゴム複合体については、見えない物性値等を視覚的に表示することができる技術として、FEM解析は、特に重要な技術となっている。
【0003】
例えば、タイヤ設計の場合、コンピュータを用いたFEM解析により、各部材の有限要素(メッシュ単位)ごとの歪エネルギー密度を絶対値として計算し、その大小や増減を評価対象とする場合が多い。その際、解析値である絶対値をそのままタイヤ設計に利用するのではなく、タイヤ構造の有限要素ごとの色分け表示によって、歪エネルギー密度の大小を視覚的に相対評価し、その相対評価の結果をタイヤ設計にフィードバックするという方法が取られていた。
【0004】
その理由は、解析モデル毎の前記の歪エネルギー密度の絶対値は、実測値との整合性が乏しく、増減の傾向を定性的に示すデータに留まっていたためである。例えば、FEM解析で得られた歪エネルギー密度の絶対値に基づいて、材料・部材の変更(機械的な物性、モジュラス)の影響を実測により評価すると、変更後に実測した物性値では十分な歪エネルギー密度の変化が得られず、このため材料の変更の度合いを極端にする必要があるなど、変更の程度を確実に決定できないという面があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そして、このようなFEM解析による絶対値(解析値)と実測値との不整合の問題は、タイヤ設計の場合では、例えば内圧や荷重を変化させる際の歪エネルギー密度の実測値の推定、タイヤの各部位ごとの歪エネルギー密度の実測値の推定、及び材料・部材を変更する際の歪エネルギー密度の実測値の推定などで問題となる。さらに上記の解析値と実測値との不整合の問題は、タイヤ設計の場合に限らず、ゴム複合体などのあらゆるエネルギー密度物性を解析する場合に広く生じる問題である。
【0006】
一方、FEM解析による解析値と実測値との間には一般に相関関係が存在するが、両者の相関関係を直接簡易な関数で表すのは困難であり、またその関数は解析モデル毎に相違するため、一般化するのも難しい。
【0007】
そこで、本発明の目的は、実測値が得られている状態での解析値と、別の状態での解析値とから、後者の状態での実測値を容易に推定することができる実測値の推定方法、及びそれを実行するためのプログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、変動可能な物理量を選択してその状態とエネルギー密度の実測値との関係、及びその物理量とFEM解析値との関係を求めることに着想し、両者の相関関係を調べた結果、両者がそれぞれ特定の相関関係を示すため、それらの相関関係を利用して解を導くことで、容易に解析値から実測値が推定できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
本発明の実測値の測定方法は、ゴム複合体の歪エネルギー密度を有限要素法により特定の状態Cについて解析した解析値Aから、その状態Cにおける実測値の推定値Pを算出する実測値の推定方法であって、コンピュータが、変動可能な物理量として選択された状態Cと歪エネルギー密度の実測値Mとの関係から、近似式:C=kM ×Mm (但しkM は比例定数)のべき指数mを求める手順と、コンピュータが、前記状態Cと歪エネルギー密度の解析値Aとの関係から、近似式:C=kA ×An (但しkA は比例定数)のべき指数nを求める手順と、コンピュータが、状態C0 における歪エネルギー密度の解析値A0 、状態C1 における歪エネルギー密度の解析値A1 、状態C0 における歪エネルギー密度の実測値M0 、前記べき指数n及び前記べき指数mから、下記の式(2)にて状態C1 における歪エネルギー密度の実測値の推定値P1 を算出する手順と、
P1 =M0 ×(A1 /A0 )(n/m) (2)
を含むことを特徴とする。
【0011】
上記において、コンピュータが、前記状態C1 における解析値A1 から算出された推定値P1 を、同一解析モデル内での異なる位置において同一の解析値を示す位置でのエネルギー密度の推定値とすることも可能である。
【0012】
また、コンピュータが、前記状態C1 における解析値A1 から算出された推定値P1 を、構成材料の物性が一部異なる解析モデル内で同一の解析値を示す位置でのエネルギー密度の推定値とすることも可能である。
【0013】
本発明では、前記ゴム複合体が空気入りタイヤであり、前記変動可能な物理量が内圧、縦荷重、横荷重、前後荷重、又は転動回転であることが好ましい。
【0014】
一方、本発明のプログラムは、上記いずれかに記載の実測値の推定方法における処理手順をコンピュータで実行するためのプログラムである。
【0015】
[作用効果]
本発明の実測値の推定方法によると、状態Cとして変動可能な物理量を選択するため、この物理量と実測値、及び物理量と解析値の相関関係を導き出すことができる。対象がゴム複合体のエネルギー密度である場合、いずれの相関関係もC=kM ×Mm (但しkM は比例定数)などの近似式で関数化することができ、各々の変数を式(1)のf(M0 )=g(A0 )および f(M1 )=g(A1 )に代入して、M1 について解くことにより、状態C1 におけるエネルギー密度の実測値の推定値P1 を算出することができる。
【0016】
その際、上記の物理量と実測値、及び物理量と解析値の相関関係例えば上記の近似式で近似する事ができ、更に両者の近似式のべき指数を求めることができる。そして式(1)は、f(M1 )/f(M0 )=g(A1 )/g(A0 )と変形することができ、この式は更に(M1 m /M0 m )=(A1 n /A0 n )と変形可能であり、下記の式(2)を導くことができる。
P1 =M1 =M0 ×(A1 /A0 )(n/m) (2)
つまり、式(2)により、状態C1 におけるエネルギー密度の実測値M1 を近似式を利用して求めることができ、状態C1 におけるエネルギー密度の実測値の推定値P1 を容易に算出することができる。
【0017】
また、前記状態C1 における解析値A1 から算出された推定値P1 を、同一解析モデル内での異なる位置において同一の解析値を示す位置でのエネルギー密度の推定値とする場合、一旦、前述のようにして状態C1 における解析値A1 から推定値P1 を算出すると、同一の解析値に対してその推定値P1 が適用できるため、同一解析モデル内での異なる位置において実測値の推定値を得ることができる。
【0018】
前記状態C1 における解析値A1 から算出された推定値P1 を、構成材料の物性が一部異なる解析モデル内で同一の解析値を示す位置でのエネルギー密度の推定値とする場合、一旦、前述のようにして状態C1 における解析値A1 から推定値P1 を算出すると、同一の解析値に対してその推定値P1 が適用できるため、構成材料の物性が一部異なる解析モデル内で同一の解析値を有する位置でのエネルギー密度の実測値の推定値を得ることができる。
【0019】
前記ゴム複合体が空気入りタイヤであり、前記変動可能な物理量が内圧、縦荷重、横荷重、前後荷重、又は転動回転である場合、内圧等を変動させてエネルギー密度の実測値との関係を求めることにより、空気入りタイヤのFEM解析によって、例えば内圧や荷重等を変化させる際のエネルギー密度の実測値の推定、タイヤの各部位ごとのエネルギー密度の実測値の推定、及び材料・部材を変更する際のエネルギー密度の実測値の推定などが可能になる。
【0020】
一方、本発明のプログラムによると、上記の如き作用効果を有する処理手順がプログラムされているため、実測値が得られている状態での解析値と、別の状態での解析値とから、後者の状態での実測値を容易に推定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実測値の推定方法のプログラムにおけるフローチャートの一例を示すものである。
【0022】
本発明の実測値の推定方法は、ゴム複合体のエネルギー密度を有限要素法により特定の状態Cについて解析した解析値Aから、その状態Cにおける実測値の推定値Pを算出するものである。ゴム複合体としては、空気入りタイヤに限らず、長繊維等で補強されたゴムホース、複合構造を有する防振体、免振体、構造部材などが例示できる。また、エネルギー密度の種類としては、歪み、音、熱、電磁などに関するエネルギー密度が挙げられる。
【0023】
有限要素法によるゴム複合体のエネルギー密度の解析は、市販のソフトウエア等を用いて行うことができる。市販のソフトウエアとしては、例えば、MARC(株)製,MARC、HKS(株)製,ABACUSなどが良く知られている。解析にあたっては、ゴム複合体を有限個の要素に分割し、各要素ごとにモデルを設定しつつ、その構成部材の特性(弾性率、複素弾性率など)などが設定される。
【0024】
有限要素法による解析は、例えば、空気入りタイヤに関しては、特開平11−153520号公報、特開平11−321253号公報、特開平11−321257号公報、特開平12−141509号公報などに詳細が開示されている。空気入りタイヤ以外のゴム複合体についても、弾性体、粘弾性体、剛体からなる部材を適宜モデル化することで、同様の解析を行うことができる。
【0025】
図2には、重荷重用空気入りタイヤのベルト端付近の歪エネルギー密度を、一般的な有限要素法により解析した結果の一例を示す。タイヤ内周側から外周側へと、インナーライナー1、カーカス2、一番ベルト11、二番ベルト12、三番ベルト13、四番ベルト14、トレッドベースゴム4、トレッドキャップゴム5が、適宜ゴム層を介して積層された複合構造がモデル化されていることが分かる。図2において、着色が濃い部分ほど、歪エネルギー密度が高いことを示しており、各々の着色の濃さは歪エネルギー密度の解析値に対応している。そして、ベルト負担を評価する際には、二番ベルト12(又はベルト端パッド3)と三番ベルト13とに介在するゴム層(トッピングゴムに相当する)12aの歪エネルギー密度が評価されることが多いが、ベルト端付近で歪エネルギー密度が高くなっていることが分かる。本発明では、例えばこのような要素についての歪エネルギー密度の解析値を、実測値の推定の対象とすることができる。
【0026】
本発明では、まず、状態Cとして変動可能な物理量を選択する。変動可能な物理量としては、空気入りタイヤの場合、内圧、縦荷重、横荷重、前後荷重又は転動回転などが好適なものとして挙げられるが、内圧充填による初期ベルト端歪み変形検討のためには特に内圧を選択するのが好ましい。空気入りタイヤ以外のゴム複合体の場合、曲げ力、剪断力、引っ張り力、圧縮力などの外力などが選択できる。
【0027】
本発明では、変動可能な物理量として選択した状態Cと歪エネルギー密度の実測値Mとの相関関係を近似式:C=f(M)として求める。近似式:C=f(M)は、後述の式(1)のM1 の解が求まる限り、変数を含んでいてもよい。例えば、近似式:C=kM ×Mm (但しkM は比例定数)として求めることができるが、比例定数kM まで求める必要はない。なお、求める近似式は、ある程度の誤差を含んでいるため、m又は近似式自体についてもある程度の誤差又は式の変化が許容できる。
【0028】
図3は、相対内圧C(%)と歪エネルギー密度の実測値Mとの関係を示すと共に、相対内圧C(%)と歪エネルギー密度の実測値M2 との関係を示すグラフである。具体的には、二番ベルト12と三番ベルト13とに介在するゴム層12aのうち、対象位置Xについての歪エネルギー密度を測定した結果である。このグラフから、相対内圧C(%)と実測値Mとの関係を近似式:C=kM ×Mm で求めることができることが分かる。また、近似式のべき指数mを求めることができ、グラフの例ではm=2となる。この手順は、図1のステップ#1に対応している。
【0029】
本発明では、前記手順に次いで、又は前記手順に先立って、前記状態Cと歪エネルギー密度の解析値Aとの相関関係を近似式:C=g(A)として求める。近似式:C=g(A)は、後述の式(1)のM1 の解が求まる限り、変数を含んでいてもよい。例えば、近似式:C=kA ×An (但しkA は比例定数)として求めることができるが、比例定数kA まで求める必要はない。なお、求める近似式は、ある程度の誤差を含んでいるため、n又は近似式自体についてもある程度の誤差又は式の変化が許容できる。
【0030】
図4は、相対内圧C(%)と歪エネルギー密度のFEMによる解析値Aとの関係を示すと共に、相対内圧C(%)と歪エネルギー密度の解析値A0.6 との関係を示すグラフである。具体的には、二番ベルト12と三番ベルト13とに介在するゴム層12aのうち、対象位置Xについての歪エネルギー密度をFEM解析した結果である。このグラフから、相対内圧C(%)と解析値Aとの関係を近似式:C=kA ×An で求めることができることが分かる。また、近似式のべき指数nを求めることができ、グラフの例ではn=0.6となる。この手順は、図1のステップ#2に対応している。
【0031】
本発明では、状態C0 における歪エネルギー密度の解析値A0 、状態C1 における歪エネルギー密度の解析値A1 、状態C0 における歪エネルギー密度の実測値M0 を、下記の式(1)に代入してM1 について解くことにより、状態C1 における歪エネルギー密度の実測値の推定値P1 を算出する。
【0032】
f(M0 )=g(A0 )および f(M1 )=g(A1 ) (1)
具体的には、上記近似式を適用する場合、前述のように、式(1)は、f(M1 )/f(M0 )=g(A1 )/g(A0 )と変形することができ、この式は更に(M1 m /M0 m )=(A1 n /A0 n )と変形可能であり、下記の式(2)を導くことができる。
P1 =M1 =M0 ×(A1 /A0 )(n/m) (2)
つまり、式(2)により、状態C1 における歪エネルギー密度の実測値M1 を近似式を利用して求めることができ、状態C1 における歪エネルギー密度の実測値の推定値P1 を容易に算出することができる。この手順は、図1のステップ#3〜#4に対応している。
【0033】
例えば、図3及び図4において、状態C0 を相対内圧22%とし、状態C1 を相対内圧44%とすると、実測値M0 は41%であり、FEMによる解析値A0 は10%、解析値A1 は30%となる。これを式(2)に代入して、推定値P1 を算出すると57%となり、図3の実測値である63%に近い値を示す。
【0034】
本発明では、引き続いて、状態C1 における歪エネルギー密度の解析値A1 以外の解析値An について、対応する推定値Pn を算出することができる。その場合、図1のステップ#5〜#6のように、他の解析値An について推定値Pn を算出するか否かを判断した後、解析値A1 に解析値An を入力してステップ#4〜#5を繰り返せば良い。その際、解析値A0 と実測値M0 は、そのまま計算に使用される。
【0035】
全ての解析値Aに対して推定値Pが算出されると、図1のステップ#7のように、解析値A1 〜An に対応する推定値P1 〜Pn が出力(表示を含む)される。出力の形式は、表形式でもよいが、グラフ形式や絶対値でもよい。
【0036】
このようにして、幾つかの解析値Aに対して推定値Pが算出されると、前記状態C1 における解析値A1 から算出された推定値P1 を、同一解析モデル内での異なる位置において同一の解析値を示す位置での歪エネルギー密度の推定値とすることができる。従って、同一解析モデル内での別の位置について、以上で述べた処理手順を再び行うことなく、歪エネルギー密度の実測値の推定値を算出することができる。
【0037】
また、前記状態C1 における解析値A1 から算出された推定値P1 を、構成材料の物性が一部異なる解析モデル内で同一の解析値を示す位置での歪エネルギー密度の推定値とすることができ、構成材料の物性が一部異なる解析モデル内でも、以上で述べた処理手順を再び行うことなく、歪エネルギー密度の実測値の推定値を算出することができる。
【0038】
一方、本発明のプログラムは、以上のような実測値の推定方法における処理手順をコンピュータで実行するためのプログラムである。この発明において、プログラムの言語やOSの種類、記録される媒体、処理手順を実行するハードウエアなどは、全く限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実測値の推定方法のプログラムの一例を示すフローチャート
【図2】重荷重用空気入りタイヤのベルト端付近の歪エネルギー密度を、一般的な有限要素法により解析した結果の一例を示す解析図
【図3】相対内圧C(%)と歪エネルギー密度の実測値Mとの関係を示すと共に、相対内圧C(%)と歪エネルギー密度の実測値M2 との関係を示すグラフ
【図4】相対内圧C(%)と歪エネルギー密度のFEMによる解析値Aとの関係を示すと共に、相対内圧C(%)と歪エネルギー密度の解析値A0.6 との関係を示すグラフ
【符号の説明】
11〜14 ベルト
12a 二番ベルトと三番ベルトとに介在するゴム層
X 実測又は解析の対象位置
Claims (5)
- ゴム複合体のエネルギー密度を有限要素法により特定の状態Cについて解析した解析値Aから、その状態Cにおける実測値の推定値Pを算出する実測値の推定方法であって、
コンピュータが、変動可能な物理量として選択された状態Cとエネルギー密度の実測値Mとの関係から、近似式:C=kM ×Mm (但しkM は比例定数)のべき指数mを求める手順と、
コンピュータが、前記状態Cとエネルギー密度の解析値Aとの関係から、近似式:C=kA ×An (但しkA は比例定数)のべき指数nを求める手順と、
コンピュータが、状態C0 におけるエネルギー密度の解析値A0 、状態C1 におけるエネルギー密度の解析値A1 、状態C0 におけるエネルギー密度の実測値M0 、前記べき指数n及び前記べき指数mから、下記の式(2)にて状態C1 におけるエネルギー密度の実測値の推定値P1 を算出する手順と、
P1 =M0 ×(A1 /A0 )(n/m) (2)
を含む実測値の推定方法。 - コンピュータが、前記状態C1 における解析値A1 から算出された推定値P1を、同一解析モデル内での異なる位置において同一の解析値を示す位置でのエネルギー密度の推定値とする請求項1記載の実測値の推定方法。
- コンピュータが、前記状態C1 における解析値A1 から算出された推定値P1を、構成材料の物性が一部異なる解析モデル内で同一の解析値を示す位置でのエネルギー密度の推定値とする請求項1記載の実測値の推定方法。
- 前記ゴム複合体が空気入りタイヤであり、前記変動可能な物理量が内圧、縦荷重、横荷重、前後荷重、又は転動回転である請求項1〜3いずれかに記載の実測値の推定方法。
- 請求項1〜4いずれかに記載の実測値の推定方法における処理手順をコンピュータで実行するためのプログラム。
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