JP4913373B2 - ミシンの針駆動機構 - Google Patents

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Description

本発明はミシンの針駆動機構に関し、特に、針振り機能を有するミシンの針駆動機構に関する。
一般に、ミシンによる縫製の開始位置及び終了位置においては、糸を解けにくくするために返し縫い部を形成する、いわゆるバックタック縫いやコンデンス縫いが行われている。
このうちバックタック縫いは、縫製の開始時及び終了時に、針板上を搬送される被縫製物の送り方向に沿って重複して縫い目を施すものである。このため、針を支持する針棒が送り方向に沿って揺動可能とされた針駆動機構を有するミシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。上記特許文献1に示されるミシンでは、ミシン外部に配設された針振り量の調整用のパルスモータを駆動することにより、針棒に連結された針棒揺動軸を送り方向に沿って揺動せしめてバックタック縫いを施す構成となっている。
特開2001−25591号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す従来のミシンの針駆動機構においては、ミシンフレームの外部にパルスモータを取り付けた後、いわゆる原点合わせ作業すなわち針棒揺動軸の針振り位置とパルスモータの回転位置(特に、初期位置)との調整を行わなければならない等、搭載後における調整作業に手間がかかるという問題があった。
特に、ミシンのフレームは、鋳造により一体成型されることが多く、組み付け後の調整作業を行うためには、作業用の穴等を設ける必要があり、また、狭いフレーム内での作業は非常に困難なものであった。
このため、針振り機構部のメンテナンスや部品交換を容易に行うことができるとともに、該針振り機構部をミシンに搭載した後における調整作業を容易に行うことができるミシンの開発が望まれていた。
本発明は、作業性を向上することができるミシンの針駆動機構を提供することをその目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、上軸の回転動作を針棒の上下動作に変換し、被縫製物に対して針落ちを行う針上下動機構と、前記針棒を送り方向に沿って揺動させる針振り機構と、を備えるミシンの針駆動機構において、前記針振り機構は、前記針棒の移動方向を規制する針棒支持枠と、前記針棒支持枠を先端部で固定支持するとともに、前記針棒支持枠に揺動力を伝達する針棒揺動軸と、前記針振り機構を駆動する駆動源としてのパルスモータと、前記パルスモータからの駆動力を、前記上軸とは無関係に、偏心カムとクランクロッドとを介して前記針棒揺動軸に伝達する伝達機構と、前記クランクロッドと前記針棒揺動軸とを連結する針棒揺動軸抱きと、前記パルスモータと前記伝達機構とを保持する保持枠体とを備えており、前記パルスモータ及び前記伝達機構は、前記保持枠体を介してミシンフレームの外面に対して一体的に着脱可能となるとともに、前記パルスモータの駆動により前記針棒揺動軸に所定の回転角度範囲で回動力が付与され、前記針棒の下端部に位置する縫い針が縫製方向に沿って移動されることで、針落ち位置が変更されることを特徴とするミシンの針駆動機構である。
請求項1に記載の発明では、針振り機構の駆動源と、該駆動源から針振り機構の針揺動軸に動力を伝達する伝達機構とが、保持枠体によりミシンフレームに対して一体的に取り付け或いは取り外し可能なユニット部として形成される。また、該ユニット部品としての駆動源と伝達機構とは、ミシンに対して一体的に着脱可能となって搭載される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンの針駆動機構において、前記クランクロッドと前記針棒揺動軸抱きとを連結するねじを備え、前記保持枠体は、締結部材によりミシンフレーム外部に着脱自在に固定可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、当該針振り駆動機構の駆動源及びその伝達機構からなるユニット部は、ねじを締結する或いは弛めるという簡易な操作のみでミシン外部に着脱可能に搭載される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のミシンの針駆動機構において、前記保持枠体は、メイン枠体と補助枠体とを備えており、前記保持枠体には、前記パルスモータと原点センサとが固定装備されるとともに、前記伝達機構は、前記パルスモータの出力軸を介して前記保持枠体に搭載されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、針振り機構の部品交換或いはメンテナンス時において、該針振り機構の駆動源及びその駆動力の伝達機構からなるユニット部のみをミシンフレームから取り外すことが可能となる。これにより、メンテナンスや部品交換時の作業性を向上させることができる上に、該針振り機構以外の部品を取外たり分解する必要がなくなるため、作業時間を大幅に短縮することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる他、特に、針振り機構の駆動源とその伝達機構とからなるユニット部は、ミシンに搭載された後、締結部材で締結するという簡易な操作のみでミシンに固定することができる。また、該ユニット部は、上記締結部材を弛めるという簡易な操作のみでミシンから取り外し可能となる。これにより、針振り機構の部品交換或いはメンテナンス時において、他の部品を取り外す必要が無く、作業性を大幅に向上させることができる。従って、作業時間を大幅に短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づき詳しく説明する。本実施形態たるミシンの針駆動機構(以下、針駆動機構という)は、一対の針棒を備えて互いに平行となる2本の縫い目を形成する、いわゆる2本針機構を備えた玉縁縫いミシンに搭載されている。なお、本実施形態では後述する針板45に垂直な方向をZ軸方向、針板45と平行であって被縫製物が搬送される方向をX軸方向、針板45と平行であって、X軸方向とZ軸方向の両方に直交する方向をY軸方向として説明するものとする。
<第一の実施形態>
(実施の形態の全体構成)
まず、図1及び図2に基づき第一の実施形態たるミシンの針駆動機構10が搭載される玉縁縫いミシン100の全体構成について説明する。
玉縁縫いミシン100は、図示しない身頃生地に対して玉縁布を縫着するミシンであって、その外形の大部分を構成するミシンフレーム40と、身頃生地及び玉縁布からなる布地の送りを行う布送り機構である図示しない大押さえ送り機構と、二本の針棒25,25を上下に駆動する針上下動機構20及び、針棒25に保持された縫い針26を布送り方向に揺動させる針振り機構30からなる針駆動機構10と、を備えている。
なお、玉縁縫いミシン100は上記構成以外は周知のものであり、本実施の形態では詳述しないが縫製の作業台となる図示しないテーブル、身頃生地の上側で玉縁布を上方から押さえるバインダー、各針棒25の布送り方向下流側で動メスを昇降させて各布地に切れ目を形成するメス機構、該メス機構による直線状の切れ目の両端となる位置に略V字状の切れ目を形成するコーナーメス機構等を備えている。
(ミシンフレーム)
図1は本実施形態たるミシンの針駆動機構10の要部構成を示す斜視図である。
ミシンフレーム40は、図示しないミシン脚卓上に載置されており、一端側の上面に針板45が設けられたベッド部41と、該ベッド部41の他端部側から立設された縦胴部42と、縦胴部42の上端からベッド部41と同じ方向に延出されたアーム部43とを備えており、全体的には略コ字状に形成されている。
アーム部43内には後述する針上下動機構20と針振り機構30との主要構成が格納されている。また、アーム部43の先端側下端部からは2本の縫い針25,25が垂下支持されている。また、テーブル上には、該ベッド部41の針板45上に載置される被縫製物を搬送する図示しない大押さえ送り機構が備えられている。なお、針板45はその上面がX−Y平面に平行であって、水平な状態で使用される。
(大押さえ送り機構)
大押さえ送り機構は、図示しないバインダーにセットされた玉縁布の幅方向両端部のそれぞれを上方から押さえる大押さえと、これらの大押さえを支持する支持体と、支持体を介して大押さえを上下に移動させる図示しないエアシリンダと、大押さえにより押さえた玉縁布及び身頃生地を支持体を介して布送り方向に移動させる押さえモータとを備えている。
各大押さえは、それぞれ長方形状の平板であり、それぞれが長手方向をX軸方向に沿わせた状態で支持体に支持されている。また、各大押さえはその平板面がX−Y平面に平行となるように支持されている。そして、エアシリンダの駆動により上下の二位置に切り替え可能であり、上位置の時にはテーブルの上面から離間し、下位置でテーブルの上面高さとなる。また、二つの大押さえは、その間に、少なくともバインダーの立板部を通すことができるように離間した状態で支持されている。
支持体は、テーブル上においてX軸方向に沿って移動可能に支持されている。また、支持体は、図示しないボールネジ機構を介して押さえモータに駆動されるようになっている。
(針駆動機構)
次に、本実施形態たるミシンの針駆動機構10について説明する。
針駆動機構10は、針棒25を上下方向に往復駆動する針上下動機構20と、針の先端をX軸方向すなわち送り方向に沿って揺動させる針振り機構30とを備えている。
針上下動機構20は、図示しないミシンモータにより回転される上軸51から駆動力を得て駆動される。該上軸51の先端には回転錘21が固定されており、回転錘21の回転中心から偏心した部位にはクランクロッド23の上端部が回動自在に連結されている。また、クランクロッド23の下端部には針棒抱き24が回動自在に連結されている。針棒抱き24にはY軸方向に並んで2本の針棒25,25が保持されている。これら針棒25,25の下端部には縫い針26,26がそれぞれ交換可能に固定支持されている。また、針棒25は、針棒抱き24の上下において後述する針振り機構30の針棒支持枠27に配設された図示しないメタル軸受けに滑動可能に挿通されることにより、上下方向にのみ移動可能となってその移動方向が規制されている。
そして、針上下動機構20は、上軸51及び回転錘21がミシンモータにより回転駆動されると、上述した回転錘21やクランクロッド23を介することにより、上軸51の回転駆動力を上下動駆動力に変換して針棒25に伝達し、縫い針26を上下方向に往復駆動させることが可能となっている。
さらに、本実施形態における針棒25は、後述する針振り機構30により、その往復移動方向を略垂直方向から斜め方向に傾斜させて縫製動作を行うことが可能となっている。
次に、本実施形態における針振り機構30について詳しく説明する。
針振り機構30は、ミシンモータとは別に針振り用の駆動源としてエアシリンダ35を備えている。また、針振り機構30は、前述した2本の針棒25,25の移動方向を規制する支持枠体である針棒支持枠27と、該針棒支持枠27を先端部において固定支持するとともに該支持部において針棒支持枠27に揺動力を伝達する針棒揺動軸31と、エアシリンダ35により付与される駆動力を針棒揺動軸31に伝達する伝達機構と、これら駆動源であるエアシリンダ35と伝達機構とを一体的に保持する保持枠体としての連結体36と、を備えている。
針棒揺動軸31は、アーム部43の内側において上軸51の下方側位置に該上軸51とほぼ並行に配置されている。すなわち針棒揺動軸31は、アーム部43の内側においてY軸方向に沿って配置されるとともに回動自在に支持されている。針棒揺動軸31の先端部には前述した針棒25の往復移動方向を規制する針棒支持枠27が固定装備されている。
また、布送り方向に沿って逆方向にあるいは正方向と逆方向に短いストロークで縫いを行い、その上から重ねるように縫製を行うことで、縫い始めと縫い終わりの縫い糸が解けることを防止するいわゆるバックタック縫いを行うために、針棒揺動軸31は、回動駆動源であるエアシリンダ35から駆動力が付与されるものである。従って、通常縫製時には、針棒揺動軸31は、各針棒抱き24がZ軸方向に平行となる状態で保持されている。
針棒支持枠27は、図2に示すように、針棒揺動軸31により軸支されるとともに全体が略U字状に形成された支持枠体であって、その上方側及び下方側には2本の針棒25,25を摺動可能に案内するメタル軸受けがそれぞれ形成されている。そして、針棒支持枠27は、この上下に形成されたメタル軸受けのそれぞれに針棒25が滑動可能に挿通されることにより、前述した針上下動機構20のクランクロッド23によって駆動される該針棒25を針棒支持枠27の向きに応じて上下動させることが可能となっている。各針棒25,25は、いずれも針棒揺動軸31と直交する方向に沿って互いに平行となって針棒支持枠27に支持されている。針棒支持枠27は、各針棒25,25がおおむねZ軸方向に沿うように配置されているため、針棒揺動軸31から所定の角度範囲で回動力が付与されると各針棒25の下端部に位置する縫い針26,26はX軸方向すなわち縫製方向に沿って平行に移動されるようになっている。
連結体36は、ミシンフレーム40の外面に当該連結体36を固定するための本体部36eと、本体部36eを挟んで一端側に延設された伝達機構支持用のアーム部36a、36bと、本体部36eを挟んで他端側に延設され、エアシリンダ35を揺動可能に支持するシリンダ支持軸35aが挿通されたアーム部36c、36dとを有している。
エアシリンダ35は、密閉された容器の内部に、図示しないプランジャポンプやコンプレッサ等の給排気動力源により流入/流出される気体の圧縮力或は吸引力により、該エアシリンダ35の内部形状に沿って直線的に往復動作可能なピストン及び該ピストンに連結されたロッド35bにより往復直線動作を行う直動型のアクチュエータであって、本実施形態ではX軸方向に沿って往復直線動作可能となっている(図2、図3参照)。
伝達機構は、図3においてY軸方向に沿って連結体36を介してフレーム40に支持された丸棒状の連結ピン34を備えている。連結ピン34の長手方向中央部は大径部34bおよび偏心部(偏心カム)34aとなっており、長手方向両端には小径部34cが形成されている(図3参照)。かかる連結ピン34は、その大径部34bに周着された連結ピン抱き37によって締結保持されており、該連結ピン抱き37には連結ピン34を中心に揺動するアーム部37aを有し、当該アーム部37aは、エアシリンダ35の外部に延出されたロッド35bの先端部と回動自在に連結されている。この連結ピン34は、その両端において後述する連結体36に形成された二本のアーム36a、36bにより回動自在に支持されている。また、偏心部34aには、クランクロッド33の一端が回動自在に連結されており、クランクロッド33の他端部には、前述した針棒揺動軸31を支持する針棒揺動軸抱き32に設けられた針棒揺動軸31を中心に揺動するアーム部32aの一部が回動自在に連結されている。また、伝達機構は、連結ピン抱き37の締結ねじを緩めながら上述した連結ピン34の偏心部34aの軸周り方向における回転角度を調節して縫い針26のX軸方向すなわち搬送方向における原点位置が調節可能となっている。また、クランクロッド33と針棒揺動軸抱き32の連結部は、段ねじ38により回動自在に連結されている。
そして、本実施形態ではこれらの伝達機構と上述したエアシリンダ35とが、連結体36により一体的に保持されている。すなわち上述した伝達機構とエアシリンダ35とは、連結体36を介していわゆるユニット化されて一体的に形成されており、玉縁縫いミシン100のアーム部43の側面位置に設けられた開口部44に伝達機構及びアーム部36a36bを挿入した状態で、締結部材であるねじ39により着脱可能に搭載されている(図1参照)。
次に、本実施形態に係るミシンの針駆動機構10の作用について、図面を参照して詳しく説明する。なお、縫製動作開始時において、針振り機構30は針棒25が略垂直すなわちZ軸方向に沿って往復動作される状態にあるものとする。
また、「バックタック縫い」とは、縫製動作の開始時及び終了時において、搬送方向つまりX軸方向に沿って針先を往復移動させることにより縫い目の端部に重ねて縫い目を形成し、縫製動作の開始位置及び終了位置において糸が解け難くするためものであり、例えば一度後退してから搬送方向に縫い目を形成したり(V字型)、前進、後退、再前進(N字型)して縫い目を施すことにより行われるものである。
まず、本実施形態たる玉縁縫いミシン100の縫製動作について説明する。
針上下動機構20は、ミシンモータの駆動に伴い上軸51および回転錘21が回転駆動され、回転錘21の回転に伴い該回転錘21の回転中心から偏心した部位に連結されたクランクロッド23の上端部は円軌道を描いて回転される。クランクロッド23の下端部は、針棒支持枠27により移動方向が上下方向(Z軸方向)に規制されている針棒25,25を支持する針棒抱き24と回動自在に連結されていることにより、上下方向の往復直線動作を行うものである。すなわち上軸51の回転動作はクランクロッド23を介して針棒25の上下動作に変換され、針板45上を搬送される被縫製物に対して針落ちを行う。
次に、針振り機構30の動作について説明する。
図示しないプランジャポンプ等により針振り機構30の駆動源であるシリンダ35の内部に圧縮空気等が流出入されると、エアシリンダ35は、シリンダ支持軸35aにより揺動可能に支持されているため、シリンダ35内のピストンおよび該ピストンに連結されたロッド35bが略X軸方向に沿って往復移動される。ロッド35bの移動に伴い、アーム部37aを介して該ロッド35bと連結された連結ピン抱き37および連結ピン34が軸周り方向に回動される。連結ピン34の回動動作に伴い、偏心部34aと回動自在に連結されたクランクロッド33の一端がZ−X平面内で円軌道を描き、クランクロッド33の他端部はほぼX軸方向に沿って往復移動される。これにより、クランクロッド33の他端部とアーム部32aを介して連結された針棒揺動軸抱き32および針棒揺動軸31が軸周り方向に回動される。針棒揺動軸31が回動されると、該針棒揺動軸31を軸中心として針棒支持枠27が揺動され、さらに、針棒支持枠27の上下のメタル軸受けに挿通された針棒25が揺動される。このようにして、エアシリンダ35の往復直線動作が針棒揺動軸31の回動動作に変換され、さらには針棒25の揺動動作に変換されることにより、針振り動作が行われるものである。
また、回転錘21の回転駆動力はクランクロッド23を介して針棒25に伝達されるため、針振り機構30による針棒25の揺動すなわち傾斜に関わらず、針棒25には往復駆動力が伝達されるものである。
なお、かかる針振り機構30において、連結ピン34に偏心部34aを設け、これによりクランクロッド33、針棒揺動軸抱き32を介して針棒揺動軸31を揺動させる構成としたのは、エアシリンダ35のロッド35bの移動量および針棒25の下端に支持された縫い針26の移動量と比較して針棒揺動軸31の駆動に必要な揺動量が極めて小さいために採られたものであり、かかる構成により、エアシリンダ35のロッド35bの移動量(例えば、10mm)をクランクロッド33の微小移動量(例えば、1mm)に変換することができ、縫い針26の先端におけるバックタック縫いに必要な所望の移動量(例えば4mm)に変換される。また、大きな移動量を小さな移動量に変換するため、比較的駆動力が小さいエアシリンダを使った場合であっても、針棒揺動軸31には大きな駆動力を伝達することができる。
本実施形態では縫製動作の開始時において、針振り機構30のエアシリンダ35を突出させ、しかる後、後退するように駆動することにより、針棒25,25及び縫い針26,26が微小ストロークで移動され、N字型の重複した縫い目が形成される。すなわちバックタック縫いが施されるものである。
次に、玉縁縫いミシン100に対して、連結体36によりユニット化されたエアシリンダ35及び伝達機構が搭載される動作について説明する。
本実施形態における連結体36は、ミシンフレーム40の開口部44に伝達機構及びアーム部36a,36bを挿入しながら締結部材であるねじ39によりミシンフレーム40のアーム部43の側面位置に取り付けられる。この場合、当該ねじ止め箇所の他、伝達機構のクランクロッド33の一端側と針棒揺動軸31との連結部のみに段ねじ38のねじ止めを行うことにより、針振り機構30の駆動源であるエアシリンダ35及び該駆動源から針棒揺動軸31に針振り用の駆動力を伝達する伝達機構とが共に一時に搭載される。また、連結ピン34の偏心部34aを予め回転調節しておくことで、搭載後における針棒25の原点位置(針棒25がZ軸に平行となる状態)調整作業は必要としない。なお、ミシンフレーム40には段ねじ38の回転装着用の小孔が予め形成されている。
さらに、該ユニット部を取り外す場合においても、上述同様、連結体36をミシンフレーム40に固定するねじ39と、針振り用の駆動力伝達部すなわち針棒揺動軸抱き32の一端部とクランクロッド33とを連結するねじ38とを弛めることにより、針振り機構30の駆動源であるエアシリンダ35及び該駆動源から針棒揺動軸31に針振り用の駆動力を伝達する伝達機構とが共に一時に取り外される。
(第一の実施形態の効果)
以上のように、本実施形態に係るミシンの針駆動機構10によれば、針振り機構30の部品交換或いはメンテナンス時において、該針振り機構30の駆動源であるエアシリンダ35及びその駆動力の伝達機構からなるユニット部のみをミシンフレーム40から取り外すことが可能となる。これにより、メンテナンスや部品交換時の作業性を向上させることができる上に、該針振り機構30を構成するユニット部以外の部品を取り外したり分解したりする必要がなくなるため、作業時間を大幅に短縮することができる。また、ユニット単位で着脱可能となるため、ユニット装着前に、伝達機構に対し、針棒25の原点とエアシリンダ35の動作開始点又は終了点とを一致させる調整を行うことができ、ミシン搭載後における調整作業を大幅に簡略化することができる。
また、針振り機構30の駆動源としてのエアシリンダ35は、その動作の開始位置と停止位置とが予め一定に決まっていることから、伝達機構が針棒揺動軸31に付与する動作の適正化を図るための調整を玉縁縫いミシン100への取り付け前に行うことが可能となる。したがって、取り付け後において位相調整が必要であった従来の回転式の駆動源に比べて、予め調整を済ませた状態でミシンへのユニットの取り付けを行うことができ、搭載後の調整が大幅に簡略化できることに加えてメンテナンスや交換の作業を格段に容易とすることが可能となる。
また、ユニット部は、ねじ38、39で締結するという簡易な操作のみで玉縁縫いミシン100に固定することができ、また、該ねじ38、39を弛めるという簡易な操作のみでミシン100から取り外すことが可能となる。これにより、針振り機構30の部品交換或いはメンテナンス時において、他の部品を取り外す必要が無く作業性を大幅に向上させることができる。したがって作業時間を大幅に短縮することができる。
なお、連結体36は、本実施形態の形状に限定されるものではなく、針振り機構30の駆動源と、この駆動源の動作を受けて針棒揺動軸31に回動動作を付与することができる伝達機構とを一体的に保持することが可能なものであればいかなるものであっても適用可能である。
また、針振り機構30の駆動源はエアシリンダ35に限定されるものではなく、針棒揺動軸31に回動動作を付与することが可能であればいかなる駆動源でも適用可能であり、例えば、ソレノイド等の直線的な駆動力を供給することができる直動型のアクチュエータとしてもよい。
<第二の実施形態>
次に、本発明にかかるミシンの針駆動機構の第二の実施形態について説明する。なお、本実施形態において、上述した第一の実施形態と同様の構成については同様の符号を用いることとし、重複する記載については図示及び説明を省略するものとする。
図4〜図6に示すように、本実施形態におけるミシンの針駆動機構は、前述した針上下動機構20と、回転駆動源であるパルスモータ135を備えた針振り機構130とからなり、針振り用の駆動源としてパルスモータ135を備えている点において第一の実施形態と異なっている。なお、当該針駆動機構において、針上下動機構20、針棒揺動軸31、針棒揺動軸抱き32、クランクロッド33、及びこれらの連結構造については第一の実施形態と同様である。従って、本実施形態では、駆動源であるパルスモータ135からクランクロッド33までの連結構造及び、及びミシンフレーム40に対するこれらの取り付け構造について説明する。
針振り機構130は、その駆動源であるパルスモータ135と、パルスモータ135の回動動作を制御する際の基準位置を検出する原点センサ138と、パルスモータ135によって付与される駆動力を針棒揺動軸31に伝達する伝達機構と、パルスモータ135、原点センサ138及び伝達機構を一体的に保持する保持枠体としての連結体136とを備えている。
パルスモータ135は、その出力軸135aがほぼY軸方向に沿って配置されており、該出力軸135aに連結された後述する伝達機構の偏心カム134a、クランクロッド33及び針棒揺動軸抱き32を介して針棒揺動軸31に回動力を付与する回転型の駆動源である。このパルスモータ135は、図示しない制御部と電気的に接続されており、該制御部からの出力信号に応じて所定の回転角度、タイミングで動作することが可能となっている。かかるパルスモータ135は、連結体136に対してねじ139cで締結されて保持されている(図4〜図6参照)。
伝達機構は、パルスモータ135の出力軸135aに対してねじで締結固定された偏心カム134aを備えている。この偏心カム134aの偏心部の外周にはベアリング140を介してクランクロッド33の一端が回動自在に連結されている(図4参照)。
さらに、偏心カム134a、ベアリング140及びクランクロッド33の一端をそれぞれ貫通した出力軸135aの先端には、鍔付きベアリング141が装着されている。そして、鍔付きベアリング141が補助枠体136bの略中央部に嵌合されることで、出力軸135aは、連結体136の補助枠体136bに回動自在に支持されている(図4参照)。
原点センサ138は、板状の被検出体である遮蔽板138aと、当該遮蔽板138aを介してパルスモータ135の回動動作の基準となる初期位置すなわち原点を検出するフォトセンサ138bとを備えている。
そして、パルスモータ135の駆動に応じてフォトセンサ138bのスリットの間に遮蔽版138aが進入し、光源を遮ることで出力軸135aが所定の角度(例えば原点)であることを検出することができるようになっている。
かかる遮蔽板138aは、補助枠体136bを貫通した出力軸135aの先端にねじで締結され装備されている。一方、フォトセンサ138aは、ねじ139dにより台座を介して連結体136に固定されている(図4、図5参照)。
連結体136は、メイン枠体136aと、補助枠体136bとを備えており、両者はねじ139bにより着脱自在に締結されている。そして、上述したように、当該連結体136にはパルスモータ135及び原点センサ138が固定装備されており、さらに伝達機構(クランクロッド33を含む)もまたパルスモータ135の出力軸135aを介して当該連結体136に搭載されている。
つまり、この連結体136は、パルスモータ135、原点センサ138、伝達機構及びクランクロッド33を一体的に保持するユニット部を形成し、ミシンフレーム40に対してこれら各部材を一体的に着脱可能とする保持枠体となっている(図5、図6参照)。
かかるユニット部は、ねじ139aによりミシンフレーム40のアーム部43側面に着脱可能となっており、当該着脱の際には、補助枠体136bに形成された凹部136cを通じてX軸方向とほぼ平行に六角レンチ等を挿入し、ねじ139aを回転操作することで着脱可能となっている。
従って、針駆動機構は、パルスモータ135、原点センサ138、伝達機構、クランクロッド33を含めて一体(ユニット)とし、これらユニットごとにミシンフレーム40に対して搭載或いは交換することができるようになっている。
そして、かかるユニット部をミシンフレーム40に搭載し、クランクロッド33の他端と針棒揺動軸抱き32とを回動自在に連結することで、パルスモータ135の回転駆動力が偏心カム134aによってほぼX軸方向に沿うクランクロッド33の往復移動力に変換され、さらに針棒揺動軸31に回動動作力として伝達されるものである。
次に、第二の実施形態の作用について説明する。
第二の実施形態では、上述した第一の実施形態の場合と同様に、クランクロッド33を針棒揺動軸抱き32に連結する操作と、二つのねじ139a,139aの回転操作とにより、針振り用の駆動源と伝達機構とが一体となったユニット部がミシンフレーム40に対して共に一時に搭載又は取り外される。
そして、予め設定された縫い針26の先端の移動量(針振り量)に対応した回転量の駆動信号が制御部から送られ、それに従ってパルスモータ135が駆動することで、所望のバックタック縫いが行われる。
(第二の実施形態の効果)
以上のように、第二の実施形態たるミシンの針棒駆動機構110によれば、第一の実施形態と同様に、針振り用の駆動源と当該針振り用の駆動力の伝達機構とを、ミシンフレーム40に対してユニット部として一体的に搭載又は取り外することが可能となる。また、その際、ねじ139a,139aの回転操作により容易に着脱作業を行うことが可能となる。これにより、針振り機構130の部品交換或いはメンテナンス時において、針振り用の駆動源であるパルスモータ135及びその駆動力の伝達機構を搭載するユニット部のみをミシンフレーム40から取り外すことができる。従って、メンテナンスや部品交換時における作業性を大幅に向上することができる。また、特に、針振り用の駆動源としてパルスモータ135を採用したことにより、微小寸法の針振り動作や、所望するタイミングでの針振り動作が可能となり、正確な針振り動作を実現することができる。
第一の実施形態に係るミシンの針駆動機構10の要部構成を示す斜視図である。 第一の実施形態におけるユニット部の周囲の構成を示す斜視図である。 第一の実施形態におけるユニット部の構成を示す拡大斜視図である。である。 第二の実施形態における針振り機構を示す分解斜視図である。 第二の実施形態における針振り用の駆動源(ユニット部)を示す斜視図である。 第二の実施形態におけるミシンの針駆動機構の要部構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 針駆動機構
20 針上下動機構
21 回転錘
23、33 クランクロッド
24 針棒抱き
25 針棒
26 縫い針
27 針棒支持枠
30,130 針振り機構
31 針棒揺動軸
32 針棒揺動軸抱き
34 連結ピン
34a、134a 偏心カム
35 エアシリンダ
35a シリンダ支持軸
35b ロッド
36 連結体(ユニット)
40 ミシンフレーム
41 ベッド部
42 縦胴部
43 アーム部
45 針板
51 上軸
100,200 ミシン
135 パルスモータ
135a 出力軸
136 連結体(保持枠体)
138 原点センサ
138a 遮蔽版
138b フォトセンサ
139a ねじ

Claims (3)

  1. 上軸の回転動作を針棒の上下動作に変換し、被縫製物に対して針落ちを行う針上下動機構と、
    前記針棒を送り方向に沿って揺動させる針振り機構と、を備えるミシンの針駆動機構において、
    前記針振り機構は、
    前記針棒の移動方向を規制する針棒支持枠と、
    前記針棒支持枠を先端部で固定支持するとともに、前記針棒支持枠に揺動力を伝達する針棒揺動軸と、
    前記針振り機構を駆動する駆動源としてのパルスモータと、
    前記パルスモータからの駆動力を、前記上軸とは無関係に、偏心カムとクランクロッドとを介して前記針棒揺動軸に伝達する伝達機構と、
    前記クランクロッドと前記針棒揺動軸とを連結する針棒揺動軸抱きと、
    前記パルスモータと前記伝達機構とを保持する保持枠体とを備えており、
    前記パルスモータ及び前記伝達機構は、前記保持枠体を介してミシンフレームの外面に対して一体的に着脱可能となるとともに、
    前記パルスモータの駆動により前記針棒揺動軸に所定の回転角度範囲で回動力が付与され、前記針棒の下端部に位置する縫い針が縫製方向に沿って移動されることで、針落ち位置が変更されることを特徴とするミシンの針駆動機構。
  2. 前記クランクロッドと前記針棒揺動軸抱きとを連結するねじを備え、
    前記保持枠体は、締結部材によりミシンフレーム外部に着脱自在に固定可能であることを特徴とする請求項1に記載のミシンの針駆動機構。
  3. 前記保持枠体は、メイン枠体と補助枠体とを備えており、
    前記保持枠体には、前記パルスモータと原点センサとが固定装備されるとともに、前記伝達機構は、前記パルスモータの出力軸を介して前記保持枠体に搭載されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のミシンの針駆動機構。
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