JP4912793B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機の前面一側に打球の打球力を調整する打球力調整ハンドルを備えた遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機の一種であるパチンコ遊技機にあって、その前面一側にハンドル取付部が設けられると共に該ハンドル取付部に打球力調整ハンドルを着脱自在に取り付けるようにしたパチンコ遊技機がある。さらに詳しく説明すると、該パチンコ遊技機は、開閉枠である前枠の裏側の後方基板および本体枠であるミドル枠とに、掛止片孔部を上下に並設したハンドル取付孔がそれぞれ穿設されており、打球力調整ハンドルの基端部には、前記掛止片孔部と同形状のハンドル片が突設されている。そして、ハンドル片と掛止片孔部とを合わせてハンドルの基端部をハンドル取付孔に挿入し、この状態で90度回転し各ハンドル片と掛止片孔部とを係合し、更に、ミドル枠の裏側から内部結合孔へネジを貫通させて打球力調整ハンドルを固定するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−233046号公報(第3−6頁、図2)
しかしながら、前記特許文献1のパチンコ遊技機にあっては、打球力調整ハンドルを固定するためのネジ止めを最終的にミドル枠の裏側からするようにしているので、例えばパチンコ遊技機の組立て時には、前枠にその前側から打球力調整ハンドルを挿通し、その後ミドル枠の裏側でネジ止めして固定しなければならない。また、パチンコホールにパチンコ遊技機が設置された状態では、打球力調整ハンドルの交換をするに、いちいちミドル枠を開きその後側からネジを取り外して打球力調整ハンドルを交換せねばならないことから、ミドル枠を開閉するという面倒な手間を要し、このため作業能率が悪いという課題があった。
また、打球力調整ハンドルはハンドル取付孔に対して90度回動させてネジ止めするようにしているので、例えばパチンコホールにあってネジが緩んでくると打球力調整ハンドル自体が自在に回動できるようになって、遊技者に悪戯され易いという課題もあった。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、開閉枠や本体枠を開放することなく前側から打球力調整ハンドルが着脱できるようにして、その取付作業や交換作業の作業能率を向上させることができ、しかも、遊技者による悪戯も防止できるようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明の遊技機は、前面の一側にハンドル取付部が設けられると共に該ハンドル取付部に打球力調整ハンドルを着脱自在に取り付けるようにした遊技機であって、前記打球力調整ハンドルの基体部の外周面にその周方向に沿って一または複数の係合凹部を凹設し、前記ハンドル取付部に挟着部材と環状枠体とを備え、前記挟着部材は前記ハンドル取付部の前面に配置され前記係合凹部に係合し得る係合突子を有し、前記環状枠体は前記係合突子を囲うようにして前記ハンドル取付部の前面に配置されると共に該ハンドル取付部の前面に沿って自在に回動しかつ内周面が一方向へ回動するのに伴い前記係合突子の外側面に摺接して該係合突子をその回動中心に向かって押動するような弧面に成形され、前記打球力調整ハンドルの基体部を前記ハンドル取付部に前側から押し込んだ状態で、前記環状枠体を一方向へ回動させその内周面で前記係合突子を押動して該係合突子を前記係合凹部に係合させることにより、前記打球力調整ハンドルが前記ハンドル取付部に固定されるようにしたことを特徴とする。
また、この際、前記挟着部材は、前記打球力調整ハンドルの基体部が挿通できる大きさであって弾性を有する環状片に前記係合突子を一体に連結して成形されることが好ましい。更に、前記挟着部材における係合突子の裏面に、前記ハンドル取付部に開設した通孔に挿通される掛止片を設けると共に該掛止片に係止凹部を設け、前記係合突子が前記打球力調整ハンドルの係合凹部に係合したとき、前記係止凹部が前記通孔の内側縁に係合するようにすることが好ましい。
本発明に係る遊技機は、打球力調整ハンドルの基体部の外周面に一または複数の係合凹部を凹設し、ハンドル取付部に挟着部材と環状枠体とを備えている。挟着部材は、ハンドル取付部の前面に配置され前記係合凹部に係合し得る係合突子を有する。また、環状枠体は、係合突子を囲うようにしてハンドル取付部の前面に配置されると共にハンドル取付部の前面に沿って自在に回動しかつ内周面が一方向へ回動するのに伴い係合突子の外側面に摺接して該係合突子をその回動中心に向かって押動するような弧面に成形される。そして、
前記打球力調整ハンドルの基体部をハンドル取付部に前側から押し込んだ状態で、環状枠体を一方向へ回動させその内周面で係合突子を押動して該係合突子を前記係合凹部に係合させることにより、打球力調整ハンドルがハンドル取付部に固定される。このように、開閉枠や本体枠を開閉することなく前側から打球力調整ハンドルの取付または取り外し作業が行えることになり、打球力調整ハンドルの取付作業や交換作業の作業能率を向上させることができるという効果がある。
また、打球力調整ハンドルはハンドル取付部に対して回動させずに取り付けられるので、無用に回動することもなく遊技者による悪戯も防止できるという効果がある。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を図面に基づき詳しく説明する。本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール機、雀球機等の遊技機に適用できるが、この内、本発明はパチンコ遊技機に適用される場合について説明する。図1は本発明に係るパチンコ遊技機の正面図である。
パチンコ遊技機Pは、縦長長方形状の機枠1の前面に本体枠(図示せず。)が開閉自在に装着され、該本体枠に遊技盤2が配設される。また、本体枠の前面に該本体枠の前面全体を覆う開閉枠としての透明板保持枠3が開閉自在に装着されている。本発明にあっては、前記機枠1と本体枠とを合わせたものを遊技機本体P1としており、前記透明板保持枠3が遊技機本体P1の前面に開閉自在に装着されることになる。透明板保持枠3に前記遊技盤2の前面の遊技部2aが視認できるような円形状の窓開口4が開設され、該窓開口4は透明な合成樹脂またはガラスから成形される透明板5により覆われている。
前記遊技盤2の前面の遊技部2aには、その中央に数字、文字、図柄といった各種の情報を変動表示する表示部6aを備えた可変表示装置6が配置される。また、その下方に遊技球が入賞することにより前記情報の変動を開始させる始動入賞口7が配置され、その下方に大型の入賞装置8が配置される。そして、前記表示部6aの停止したときの情報が特別に決められた情報(例えば、「777」)に揃ったとき遊技者にとって特別な状態、所謂大当り状態になって、入賞装置8の開閉扉8aが所定時間または所定数(通常、10個)の遊技球が入賞するまで開放して1ラウンドが終了し、その後、一定の条件の下で最高15ラウンドまで継続できるようにして一度に多くの賞球が得られるようにしている。
前記透明板保持枠3の前面下部に、払い出された賞球を貯留し打球発射部(図示せず。)へ供給する上部の球受皿9が装着され、その下方に前記上部の球受皿9から溢れる遊技球を貯留する下部の球受皿10が装着される。そして、下部の球受皿10の一側であって透明板保持枠3の前面に前記遊技盤2の前面の遊技部2aに発射される打球の打球力を調整する打球力調整ハンドル11が取り付けられる。この打球力調整ハンドル11を所望角度回動することにより、打球発射部に位置する打球が所定の打球力で打ち出され、前記遊技部に到達して遊技が行えるようになっている。
図2は、打球力調整ハンドルの取付部位の分解斜視図である。透明板保持枠3の一側前面にハンドル取付部13が設けられる。そして、該ハンドル取付部13に、打球力調整ハンドル11が着脱自在に取り付けられることになる。前記ハンドル取付部13には、打球力調整ハンドル11に係合して固定させるための挟着部材14と該挟着部材14を動作させるための環状枠体15とが前後に重なるようにして配置される。
打球力調整ハンドル11は、縦長楕円筒状の基体部50と、その前側に設けられ遊技者の手が添えられる椀状の握持部51と、前記基体部50と握持部51との間に介装され一方向へ回動させることにより遊技球である打球の打球力が調節できる操作ハンドル部52とからなる。基体部50の外周面には、その中心軸線と平行な断面半円形状の位置決め凹溝53が複数条(この場合、3条)所定の位置に設けられている。これら位置決め凹溝53は基体部50の後端面50aに達しており、しかもこれら凹溝53の間隔はいずれも異ならせてある。これは打球力調整ハンドル11を常に正位置で取り付けられるようにするためである。また、基体部50の後端部の外周面に、その周方向に沿って複数の係合凹部54(この場合、2個)が凹設されている。この係合凹部54は前記係合突子27に合わせて設けられ、これ以外に一個、三個、四個またはこれ以上複数個であっても良い。なお、基体部50内には、操作ハンドル部52の回動動作に伴い抵抗を変化させる可変抵抗器(図示せず。)が内装され、打球を発射するための打球発射装置(図示せず。)に電気的に接続される。
前記ハンドル取付部13には、図3に示すようにその中央に縦長楕円形状の取付孔16が開設されている。この取付孔16は前記打球力調整ハンドル11の基体部50の後端面50aと同じ大きさからなり、その後端面50aが合致するようになっている。すなわち、図3において取付孔16における中心点Oを通る縦方向の線が長軸aとなり、中心点Oを通る横方向の線が短軸bとなる。該取付孔16の内周縁全体に高さの少し低い環状段部17が成形され、該環状段部17の所定位置(この場合、三個所)に前記打球力調整ハンドル11の基体部50の外周面に設けられた位置決め凹溝53の後端が嵌る半円形状の位置決め突起18が設けられる。
また、取付孔16の外側に所定の間隔離しかつ該取付孔16とほぼ同心円状に位置して円形状のガイドリブ19が突設される。このガイドリブ19は直径に沿った両横側にそれぞれ切欠部20,20が設けられ、各切欠部20に対応するようにしてその内側に方形状の受止板部21が突設される。更に、各受止板部21と前記取付孔16との間にはそれぞれ通孔22が開設される。
前記取付孔16とガイドリブ19との間であって該ガイドリブ19寄りに、該ガイドリブ19と同心円状であり、両切欠部20,20の中心を通る直径L1とこれと直角をなしかつ取付孔16の中心点Oを通る直径L2とにより4等分に区画される部位の内の斜めに対向する両部位側に位置させてそれぞれほぼ90度の開き角度の間隔を保って円弧溝23,23が開設される。各円弧溝23の始端部には、溝幅が少し広がった挿入口23aが該円弧溝23に連なるようにして設けられる。透明板保持枠3の前面であってガイドリブ19の外側に、一方の切欠部20の外側やや下方に位置して止めボス24が突設される。該止めボス24の下面には、後記するネジ60が螺締されるネジ孔25が開設されている。
前記挟着部材14は、合成樹脂材により成形され、一対の係合突子27,27を有すると共に両係合突子27,27は弾性を有する環状片28,28により連結して両側に一体に設けられる。この挟着部材14は、リング状の環状片28,28が打球力調整ハンドル11の前記基体部50を挿通することができる大きさを有する。各係合突子27は、対向する面に先端の断面が山型の突部27aが設けられ、各係合突子27の外側面27bは後記する環状枠体15を一方へ回動させたときその導入口36の内周面46にその全体が摺接するように成形されている。また、環状片28を挟んだ反対側、すなわち各係合突子27の裏面に掛止片30が突設される。両掛止片30,30の対向面には、前記ハンドル取付部13に開設された両通孔22,22の内側縁に係合し得る係止凹部31,31が設けられる。更に、各係合突子27の外側面27bに、該外側面27bに対してほぼ直角をなす押し当て板32が突設される。各押し当て板32の裏面には、前記受止板部21が嵌る案内溝33が凹設されている。
そこで、ハンドル取付部13の前側から両掛止片30,30を両通孔22,22に挿入することにより、挟着部材14が配置される。このとき、両押し当て板32,32の案内溝33が、両受止板部21,21に嵌る。また、両通孔22,22は両掛止片30,30よりその移動方向に対する幅が少し広く設定されている。これにより、両通孔22,22の幅内で両係合突子27,27が前記両受止板部21,21を結んだ線に沿って左右に摺動できるようになっている。
前記環状枠体15は、前記挟着部材14と同様に合成樹脂材により成形され、前記円形状のガイドリブ19とほぼ同じ大きさを有する略円形状の基板35に導入口36が開設されると共に該導入口36に打球力調整ハンドル11の基体部50が挿通される。また、前記挟着部材14の両係合突子27,27が、導入口36内に位置して環状枠体15により囲われることになる。
前記基板35における外周縁の略半部分部位に裏側へ折れ曲る外周側壁37aが周設されると共にその内側に該外周側壁37aに対応させて内周側壁37bが同心円状に周設され、外周・内周側壁37a,37b間に前記ガイドリブ19が嵌る摺動溝38が設けられる。また、基板35の外周縁であって外周側壁37aに対向する位置には、前記ガイドリブ19の内周面に周接する片側壁39が設けられている。また、基板35の裏面であって前記内周側壁37b側の一端と前記片側壁39の一端とに、それぞれ前記各円弧溝23に嵌る差込片40が突設されている。各差込片40の外側面には、前記各円弧溝23の外周縁の裏面に摺接する張出部41が設けられ、各差込片40は前記挿入口23aから円弧溝23内に嵌るようになっている。前記外周側壁37aの一端に、前記止めボス24のネジ孔25に合致し得るネジ挿通孔42を有した作動片43が突設されている。更に、外周側壁37aの外周面に、指を掛けるための滑り止め突条44が複数設けられている。
前記基板35の導入口36は、打球力調整ハンドル11の基体部50が挿通される大きさを有し、内周面46の対向する位置に段部45,45が設けられる。そして、一方の段部45の低点45bから他方の段部45の高点45aまでの内周面46は点対称形状をなし、かつ、各内周面46は、その導入口36の中心点からの距離が低点45bから高点45aに進むに従い漸次短くなるように弧面に成形されている。よって、摺動溝38にガイドリブ19を嵌め片側壁39をガイドリブ19の内周面に接して環状枠体15を一方向に回動させたとき、それに伴い各係合突子27の外側面27b全体に摺接して該各係合突子27をその回動中心に向かって押動する。このように、各係合突子27の外側面27b全体が導入口36の内周面46に摺接することにより各係合突子27ががたつくことなく安定する。また、前記両段部45,45の高点45a間の寸法は、前記打球力調整ハンドル11すなわち取付孔16の長軸aの寸法とほぼ同じに設定される。
前記透明板保持枠3のハンドル取付部13の前面に、合成樹脂製のカバー部材56が被着される。このカバー部材56は、後面が開放されると共にほぼ中央に前記打球力調整ハンドル11の基体部50が嵌合される嵌合孔57が貫設される。該嵌合孔57は、その中心軸線と直交する断面形状が前記取付孔16と同じに設定され、その内周面には前記基体部50の外周面に設けられた複数の位置決め凹溝53が嵌る位置決め凸条58が設けられている。カバー部材56の後側下縁に、前記環状枠体15の下部を外側へ突出させるため該環状枠体15の外周縁とほぼ同じ形状の円弧状の凹欠部59が設けられている。よって、この凹欠部59から前記複数の滑り止め突条44が指で触れることになる。
本発明に係るパチンコ遊技機Pは上記構成からなり、まず、ハンドル取付部13の前面に挟着部材14を配置すると共に両側の掛止片30,30を両通孔22,22に挿通する。また、挟着部材14の前面に重ねるようにして環状枠体15を配置し、両差込片40,40を両円弧溝23,23端部の挿入口23a,23aに挿入する。次に、ハンドル取付部13の前面にカバー部材56を配置し、環状枠体15下部の外周側壁37aが凹欠部59から外側へ露出するようにしてカバー部材56を固着する。その固着手段としてはネジ止め手段が採られるが、詳しい説明は省略する。この際、カバー部材56の嵌合孔57とハンドル取付部13の取付孔16とが合致し、しかも、各位置決め凸条58と各位置決め突起18とが前側から見て位置的に合致する。また、この状態では、挟着部材14の各係合突子27が環状片28の弾性により互いに外側へ付勢されており、いずれも取付孔16の外側に位置している。
打球力調整ハンドル11を取り付けるには、図4に示すように該打球力調整ハンドル11をその基体部50が嵌合孔57に対向するようにしてハンドル取付部13の前面に配置し、同図矢印のように各位置決め凹溝53と各位置決め凸条58とが合致するようにして基体部50を嵌合孔57に押し込む。これにより、図5、図6に示すように基体部50の後端面50aが取付孔16の環状段部17の前面に当接し、各位置決め凹溝53の後端が各位置決め突起18に嵌合する。よって、打球力調整ハンドル11がその中心軸線に対し直交する面内で無用に回動することがなくなる。この際、基体部50の外周面の両係合凹部54,54と挟着部材14の両係合突子27,27とが互いに対向位置する。また、環状枠体15の内周面46の両段部45,45の各高点45aは、基体部50の外周面の短軸b側に対向位置しているため、その基体部50の外周面に接触することはない。
この状態で、環状枠体15をカバー部材56の凹欠部59から露出する作動片43を摘んで図6矢印方向へ回動させる。これにより図7、図8に示すように環状枠体15の導入口36の弧面である内周面46,46が、両係合突子27,27を互いにその回動中心に向かって移動させる。すなわち、両係合突子27,27が基体部50の外周面に接近し、その突部27a,27aが両係合凹部54,54に係合する。同時に、両係合突子27,27の裏側の係止凹部31,31が両通孔22,22の内側縁に係合する。これにより、打球力調整ハンドル11の固定構造が強固になる。更に、両段部45,45の各高点45aが、基体部50の外周面の長軸a側へ移動して該外周面に当接することになる。よって、打球力調整ハンドル11は基体部50が周囲4点によりしっかりと保持され、しかも嵌合孔57から抜けるようなことはない。
最後に、作動片43のネジ挿通孔42を介し止めボス24のネジ孔25にネジ60を螺締して打球力調整ハンドル11の取付が完了する。また、打球力調整ハンドル11内から引き出される配線は、透明板保持枠3の前側から前記ハンドル取付部13の取付孔16を介して結線作業ができる。
打球力調整ハンドル1を修理など交換のために取り外す場合は、透明板保持枠3の前側からネジ60を外し、環状枠体15を図6の矢印方向とは逆方向へ回動させる。これにより、環状枠体15が図8から図6の位置に戻り、両係合凹部54,54から両係合突子27,27が外れると共に両段部45,45の各高点45aが基体部50の外周面から離れる。因みに、前記両係合突子27,27は、その環状片28,28の付勢により自動的に取付孔16すなわち基体部50の外周面から外側へ遠ざかる。
この状態で、打球力調整ハンドル11を透明板保持枠3の前面から前方へ引き抜く。この際、前記両係合突子27,27は外側へ遠ざかっているので、突っかかるなど支障もなく打球力調整ハンドル11の引き抜き動作がスムーズに行える。
このように、本発明に係るパチンコ遊技機Pは、打球力調整ハンドル11の基体部50をハンドル取付部13に前側から押し込んだ状態で、環状枠体15を一方向へ回動させその内周面46,46で各係合突子27,27を押動して該各係合突子27を各係合凹部54に係合させることにより、打球力調整ハンドル11がハンドル取付部13に固定されるようにした。よって、透明板保持枠3や本体枠を開閉することなくその前側から打球力調整ハンドル11の取付または取り外し作業が行えることになる。
また、打球力調整ハンドル11はハンドル取付部13に対して回動させずに取り付けられるので無用に回動するようなこともなく、遊技者による悪戯も防止できる。更に、打球力調整ハンドル11内にはネジ止めのための構成を必要としないことから、特に基体部50内が広く有効に利用でき、その中に配線基板やこれから引き出される配線のコネクタといった電気部品が自由に配置できる。
前記ハンドル取付部13における一方の円弧溝23の挿入口23aの内側面に小突起26が設けられている。これは、円弧溝23に差込片40を挿入して環状枠体15を装着した状態で該環状枠体15が逆に回動して外れようとしても、小突起26が前記差込片40に当接してその動きを止め、該差込片40が挿入口23aに合致してそこから抜け出るのを阻止し、環状枠体15がハンドル取付部13から無用に外れたりがたついたりしないようにするためである。これにより、打球力調整ハンドル11の組立て作業がスムーズに行なえる。このことは、パチンコ遊技機Pがパチンコホールに設置され、打球力調整ハンドル11を故障のため交換する場合にも同じことが言える。
本発明にあっては、打球力調整ハンドルを開閉枠として透明板保持枠に取り付けた場合を説明したが、他に透明板保持枠の上下寸法が短く該透明板保持枠の下方に開閉枠としての下部前板が開閉自在に装着される場合の該下部前板に打球力調整ハンドルを取り付けた場合でも良い。または、機枠に開閉自在に装着され遊技盤が配設される開閉枠としての本体枠に打球力調整ハンドルが取り付けられる場合も本発明が適用できる。また、本発明にあっては、挟着部材を打球力調整ハンドルの基体部が挿通できる大きさであって弾性を有する環状片に一対の係合突子を一体に連結して成形するようにしたが、この環状片に一個またはそれ以上の例えば三個、四個といった複数個の係合突子を連結するようにしても良い。逆に、環状片で連結せずに単独で係合突子を一個、二個、三個、四個またはそれ以上配置するようにしても良い。
本発明に係るパチンコ遊技機の正面図。 打球力調整ハンドルの取付部位の分解斜視図。 透明板保持枠前面のハンドル取付部の正面図。 ハンドル取付部に打球力調整ハンドルを挿通する状態の平面断面図。 ハンドル取付部に打球力調整ハンドルを取付ける状態を示す平面断面図。 図5X−X線断面図。 ハンドル取付部に打球力調整ハンドルを取付けた状態を示す平面断面図。 図7のY−Y線断面図。
符号の説明
3 開閉枠(透明板保持枠)
11 打球力調整ハンドル
13 ハンドル取付部
14 挟着部材
15 環状枠体
22 通孔
27 係合突子
28 環状片
30 掛止片
31 係止凹部
46 内周面
50 基体部
54 係合凹部
P 遊技機(パチンコ遊技機)
P1 遊技機本体

Claims (3)

  1. 前面の一側にハンドル取付部が設けられると共に該ハンドル取付部に打球力調整ハンドルを着脱自在に取り付けるようにした遊技機であって、
    前記打球力調整ハンドルの基体部の外周面にその周方向に沿って一または複数の係合凹部を凹設し、前記ハンドル取付部に挟着部材と環状枠体とを備え、
    前記挟着部材は前記ハンドル取付部の前面に配置され前記係合凹部に係合し得る係合突子と前記打球力調整ハンドルの基体部が挿通できる大きさであって弾性を有する環状片とを一体に連結して形成され、
    前記環状枠体は前記係合突子を囲うようにして前記ハンドル取付部の前面に配置されると共に該ハンドル取付部の前面に沿って自在に回動しかつ内周面が一方向へ回動するのに伴い前記係合突子の外側面に摺接して該係合突子をその回動中心に向かって押動するような弧面に成形され、
    前記打球力調整ハンドルの基体部を前記ハンドル取付部に前側から押し込んだ状態で、前記環状枠体を一方向へ回動させその内周面で前記係合突子を押動して該係合突子を前記係合凹部に係合させることにより、前記打球力調整ハンドルが前記ハンドル取付部に固定されるようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前面の一側にハンドル取付部が設けられると共に該ハンドル取付部に打球力調整ハンドルを着脱自在に取り付けるようにした遊技機であって、
    前記打球力調整ハンドルの基体部の外周面にその周方向に沿って一または複数の係合凹部を凹設し、前記ハンドル取付部には通孔を開設すると共に挟着部材と環状枠体とを備え、
    前記挟着部材は前記ハンドル取付部の前面に配置され前記係合凹部に係合し得る係合突子を有し、該係合突子の裏面には前記通孔に挿通され係止凹部が設けられた掛止片を突設し、
    前記環状枠体は前記係合突子を囲うようにして前記ハンドル取付部の前面に配置されると共に該ハンドル取付部の前面に沿って自在に回動しかつ内周面が一方向へ回動するのに伴い前記係合突子の外側面に摺接して該係合突子をその回動中心に向かって押動するような弧面に成形され、
    前記打球力調整ハンドルの基体部を前記ハンドル取付部に前側から押し込んだ状態で、前記環状枠体を一方向へ回動させその内周面で前記係合突子を押動して該係合突子を前記係合凹部に係合したとき、前記係止凹部が前記通孔の内周縁に係合するようにして前記打球力調整ハンドルが前記ハンドル取付部に固定されるようにしたことを特徴とする遊技機。
  3. 前面の一側にハンドル取付部が設けられると共に該ハンドル取付部に打球力調整ハンドルを着脱自在に取り付けるようにした遊技機であって、
    前記打球力調整ハンドルの基体部はその中心軸線と直交する長軸と該中心軸線と直交する短軸とを有する筒状に形成され、該基体部の外周面にその周方向に沿って一または複数の係合凹部を凹設し、前記ハンドル取付部に挟着部材と環状枠体とを備え、
    前記挟着部材は前記ハンドル取付部の前面に配置され前記係合凹部に係合し得る係合突子を有し、前記環状枠体は前記係合突子を囲うようにして前記ハンドル取付部の前面に配置されると共に該ハンドル取付部の前面に沿って自在に回動しかつ前記打球力調整ハンドルの基体部が挿通される導入口の内周面が一方向へ回動するのに伴い前記係合突子の外側面に摺接して該係合突子をその回動中心に向かって押動するよう弧面に成形され、
    前記打球力調整ハンドルの基体部を前記ハンドル取付部に前側から押し込んだ状態で、前記環状枠体を一方向へ回動させ前記導入口の内周面で前記係合突子を押動して該係合突子を前記係合凹部に係合したとき、前記導入口の内周面に設けた段部の高点が、前記打球力調整ハンドルを取り付けた際の基体部の外周面の短軸側から前記基体部の外周面の長軸側へ移動して該外周面に当接することにより前記打球力調整ハンドルが前記ハンドル取付部に固定されるようにしたことを特徴とする遊技機。
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